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2014/08/30

3端子ラジオICで長波実験

気がついたら8月も終わりですね。今月一度も更新していなくて、適当なはんだ付けもしたい、今日は一日オフだし、ということで午前中に以前から試そうと思っていた簡単な実験をしていました。

物はaitendoの3端子IC MK484です。

http://www.aitendo.com/product/3562

Aitendoの参考回路を見ると、普通のAM以外にCの追加による179−191KHzの長波モードがあります。これをアレンジして使ってみます。

Dscf5034 ものはこの通り。バーアンテナはAitendoから買ってあったものです。http://www.aitendo.com/product/4714

まずバーアンテナのインダクタンスですが、Aitendoのページには300-800μH(実測値)とあります。ずいぶん大雑把だな、と思い、LCメータで測ってみました。

Dscf5038 ほぼ670uHと出ました。

これからF=1/(2π√(LC))で周波数を計算して回路図化したものが以下です。

Lw

上が特に細工無しのAMモード、下が300pFを追加して周波数をシフトしたLWモードです。

検索してて見つけた「電気のおもちゃ箱」様のページによると中波無線標識局が千葉や神奈川に300KHz近辺であるということなので、LWモードはそこを狙っています。

 

早速配線してみました。

Dscf5042 動けばいいや、ということで全て空中配線です。

結果: 

  AMモード → 非常に良く聞こえます。アンテナ無しで数局が十分な音量で聞えました。

  LWモード → 残念ながら。。。何も聞えないならまだしも、全域でAFN(810KHz)

            がかすかに聞えている状態です。

            多分LW用アンテナ(とAMカットフィルタも?)が必要かと思うの

            ですが、波長から考えると大型のループアンテナでも巻かない

            とだめなのでしょうか?

 

まだ本業多忙でそこまでの時間と気力はないため、今回は久しぶりに何か作れたことでよしといたします。

 

それではまたです。

2014/02/24

ロシアの長波放送終了?

ご存知の方にとっては、何をいまごろ、かもしれませんが、昨日になって知りました。

1月でロシアの長波放送が停止になっていたのですね。。。。。

 

先週からM6955ラジオをいじっていて、短波の日本語放送は結構聞けたので、LWも聞いてやろうと思ってネットで見たロシアのLW周波数で待ち受けていたのですが何も聞こえなくて、やっぱりまともなアンテナが要るな、と思って長波用ループアンテナを作ろうとしていたところでした。

 

昨日になって、「月間短波の記事」で ロシア国内向長波放送を1月9日以降廃止というのを発見したところです。一ヶ月ちょっと前のことですね。もう少し早く気づけば停波前に聞けたかな、と思うと実に残念です。

長波で国内で受信できそうなのは電波標識と電波時計(40KHz、60KHz)くらいでしょうか?

でもやっぱり人の声や音楽が聞きたいですね。

ヨーロッパやモンゴルはまだ長波放送があるようですが、日本で聞けるのかな?

    

次どうしようか考え中ですが、一案としてAM用ループアンテナでも作って各地のAM放送でも聞いてみようかと思っています。

 

それではまたです。

2014/02/16

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その11

結構な大雪でしたね。昨日は振替出勤日だったので会社に行きましたが、道が全面的に雪と水たまりになっていてかなり大変でした。

 

今日はお休みなので、昼前からソフトの続きを作ってみました。一応当初目標の動作ができましたので動画をアップしています。

操作はロータリーエンコーダ左右回転で普通にチューニング、早く回すと3倍速になります。

ロータリーエンコーダを押したまま回すとバンド切り替えになり、放すとその時表示しているバンドを選択です。

 

バンド切り替えメニューの中に”SCAN”があり、それを選ぶとそれまで聞いていたバンドの状態をスキャンし、グラフ表示します。

スキャン中にロータリーエンコーダを押すとキャンセルです。

バンドの状態ですが、前回書いたようにRSSIレジスタ(0x1b)値はなぜかFMでは有効ですが、AMではやっぱり受信状態と一致しません。

M6955のデータシートを見たところ、RSSI以外にCNR(キャリア・ノイズ比)レジスタ0x16、0x17があり、それを試したところ、AMでは受信状態に一致し、FMの方はそうでもないことがわかりました。

 

そこで、チューニングモードでは、RSSI,CNRを両方バーグラフ表示し、SCANモードではFMはRSSI , AMではCNRの値を表示するようにしました。

 

ここまでのソフトをご参考にアップします。

「m6955_type2.c」をダウンロード  :メインです。

「m6955ctl2.c」をダウンロード M6955制御です。(2014/3/1 ヘッダ指定誤りを修正しました。)

「graphics2.c」をダウンロード :グラフィックルーチンです。

「PIC24F_I2C_2.c」をダウンロード :I2C制御ルーチンです。

「spilcd.c」をダウンロード :SPI LCD制御ルーチンです。

「font8x8.h」をダウンロード :フォントデータです。

「m6955_2.h」をダウンロード :M6955用定義です。

「spilcd.h」をダウンロード :SPI-LCD用定義です。

全プロジェクトの圧縮ファイルです。(2014/3/1追加)

「M6955_2.zip」をダウンロード

なお、回路図を一部修正しましたので最新回路をアップします。

Encoder_lcd4

修正内容は以下の通りです。

@ 3.3V生成をレギュレータにしました。ダイオード降下方式だと電圧範囲は

  まあ良かったのですが、LCDのコントラストが安定しないとわかったためです。

A LCDのRST端子を接続しました。データシートには接続なしで良いように

  書いてありますが、私の環境だと表示しない場合が時々有り、接続して

  制御するようにしてそれが解消しました。

B M6955のボリューム下側の抵抗値を変えました。適用な値にしていたの

  ですが、ボリュームを絞った状態で大きな音が聞こえたためです。

 

AMとFMは良く聞こえています。

短波とLWを今夜試してみたいと思います。

 

それではまたです。

2014/02/10

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その10

なんとかM6955のRSSIレジスタ(0x1b)の読み取りができるようになりました。

まずは動いているAM/FMモードにRSSI表示をさせてみました。

Dscf2865 Dscf2866

左が81.3MHzのJ-WAVE受信中、右はわざと外したところです。上のバーグラフがRSSI値を示しています。

しかしまだ問題が2点。

 @FMは大丈夫そうですが、AMの方は安定していません。受信していないところでも
  大きな数値が出たり、受信していても数値が妙に変動します。

 A頻繁にRSSIレジスタ(0x1b)を読みに行くと受信感度が低下します。特にAMの方。
   これは単にM6955のI2Cアクセス動作が悪影響を及ぼすのかと思いましたが、
   他のレジスタ(0x00)を頻繁に読んだ場合にはそういう低下が見えませんので、
   なにかRSSIレジスタアクセス固有の問題があるのかもしれません。

 

ここでFMの方で周波数を振ってグラフ表示をさせてみました。

Dscf2870 横軸が周波数、縦軸がRSSI値です。スキャンをゆっくりしにして音を聞きながら見たところでは、放送受信時にグラフが立つのであっているのだと思います。

 

ここでもうひとつの問題。(多分そうかなと予想はしていましたが)

B周波数を設定してからRSSIの値が安定するまでちょっとタイムラグがあるようです。そこで周波数ごとに設定からRSSIを読むまでにウェイトを入れて調整しました。

その結果、上の画面の表示に20秒くらいかかっています。

 

改善策がないかm6955のマニュアルを見直してみます。ソースはまたツギハギだらけになっているので、改善後に整えてからアップしたいと思います。

 

明日はお休みですがちょっと用事が入っているため、続きは次の週末になりそうです。

 

それではまたです。

2014/02/09

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その9

都知事選の結果はだいたい予想通りでした。実は4位の人にもっと票とって欲しかったのですが。それでもかなりの健闘ですね。今後に期待してます。

 

さて、やっと動画にできるようになりました。(まだAM/FMの2モードですが。)

基本動作のロータリーエンコーダで選局。押下でバンド切り替えです。

LEDは押下で赤、左右回転で青・緑を切り替えています。

ちょっとひねったところでは、ロータリーエンコーダをゆっくり回すとそのバンドの基本ステップ(AMなら9KHz、FMは0.1MHz)で、早めに回すとその3倍のステップで周波数が変わるようにしています。

 

エンコーダはタイマー割り込みで制御していますので、回転速度についてはエンコーダ信号の立ち上がり間隔での割り込み回数を計測しています。

やってみると「早め」って結構定義が難しいですね。とりあえず閾値を少しずつ変えてこんなものかな、というところに設定していますが、まだ調整がいりそうです。

他に、文字表示にスケール機能を持たせて大きく表示できるようにしました。

これで周波数表示を2倍にして表示しています。

一応動くのでソースをアップします。

「m6955_type1.c」をダウンロード  :メインです。

「graphics2.c」をダウンロード :強化したグラフィックルーチンです。

「m6955ctl.c」をダウンロード :M6955の制御ルーチンです。

「PIC24F_I2C.c」をダウンロード :I2C制御ルーチンです。

「spilcd.c」をダウンロード :SPI LCDの制御ルーチンです。

「font8x8.h」をダウンロード :フォントデータです。

「m6955.h」をダウンロード :M6955定義ファイルです。

「spilcd.h」をダウンロード :SPI LCDの定義ファイルです。

 

次はスペアナ的バンド状態表示にトライしようと思います。

 

それではまたです。

 

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その8

金曜日から出張に出ていたところ雪に見舞われまして、いろいろあって今日の午後からやっと少し作業できるようになりました。

 

まずは、箱に入れることにしました。むき出しのままだとデバッグ効率が悪いし、操作性の確認は箱に入れた状態でないとわからないだろうと考えまして。

Dscf2856  Dscf2857

どうもボリュームとロータリースイッチの位置が良くないです。これは、基板にロータリースイッチを固定にしたため、内部で基板を置ける場所によって位置が制限されてしまうためです。

 

取り付けが簡単になると思って基板固定にしたのが失敗でした。

使えないことはないので、このまま進めます。

左下のスピーカー穴は、最初放射状に小穴を開けようとしていたのですが、どうも綺麗にならなかったので、しょうがないから中華製ラジオキットのパーツを切って貼り付けました。

 

中華製ラジオパーツはAitendoの福袋に入っていたのですが、作っていないものです。

 

このあとようやくソフト改良に入ります。

 

それではまたです。

2014/02/04

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その7

平日ではありますが、昨日今日と1時間くらいずつ、ついソフトの方をやってしまいました。

 

日曜にだいたいのコーディングまではできてたのですが、バグがあって動かないのがどうも気になってしまいまして。

 

さきほどなんとかAMバンドに設定して、ロータリーエンコーダで周波数を振って聞こえるようになりました。

Dscf2851  Dscf2854

954KHzのTBSを聞いているところです。今はまだAMで単純にエンコーダを左右に回して周波数を変えられるだけです。FMも固定周波数で聞いてみましたがどうやら動きます。音も感度も結構良いようです。

 

しかし文字が思ったよりも小さいですね。8x8フォントでは厳しいかもしれません。

 

ソフトはあちこち直して綺麗ではないので整理してからアップしたいと思います。

M6955に関する情報として、今回苦労したのは主に以下の2点でした。

 

@M6955はレジスタ1、2でバンドと周波数を設定した後にレジスタ0のビット6(TUNE)を

 1→0にする必要があります。これをやらないと電源オンの一回目だけは周波数設定できますが、それ以降は変化しません。

  

A今回の回路のようにROUT-LOUT間に1つのスピーカをつなぐ場合は、レジスタ6の

 ビット1を1とする。これしないと音がかすかになります。

  

どうやら基本的な機能が揃ってきたと思いますので、次はユーザインタフェースの作り込みをやりたいと思います。

 

それではまたです。

2014/02/02

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その6

全モジュールの配線まで行いました。

Dscf2845

回路図は以下の通りです。

Encoder_lcd4_2

M6955の接続はどうしようかなあ、と考えた末、PICKIT3用のコネクタと兼ねてしまいました。

こうすると、書き込みの時に差し替えになって少し面倒ですが、その代わりコネクタがひとつ減り、PICの空きピンが増えて将来の拡張に回せます。

 

音量用のボリュームについても少し悩みました。レジスタ制御でできるようだし、それもロータリースイッチ操作にしてしまうとユーザインタフェースの一元化ができてかっこいいかなあ、と思ったためです。

 

しかし実際の操作を考えてみると、うるさいからボリュームを絞るような場合は即応性が必要で、そこでロータリースイッチを押してモードを変えてから回す、というのはいかにも不便そうなので結局普通にボリュームを付けることにしました。

 

電源を入れてみましたが、ソフトがまだなので当然何の音も出ません。

次はFMかAMで何か聞こえるところまで持っていきたいと思います。

 

それではまたです。

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その5

金、土と飲み会がありましたため、週末作業もちょっと入れませんでした(^^;

今日の午後からまた少し動かしています。

LCD表示の方が案外簡単に動いてくれたので一度アップします。

Dscf2842  Dscf2843

以前作ったAitendoの128x64 SPI OLED用のルーチンを使って、縦方向の解像度と初期化コマンドを修正しました。

初期化コマンドはLCDに添付されていたデータシートに書いてあった通りにしただけで表示できるようになりました。

今のところのソースは以下の通りです。

「spilcd_test.c」をダウンロード  メインです。

「spilcd.c」をダウンロード  LCDの制御ルーチンです。

「graphics.c」をダウンロード グラフィックルーチンです。

「font8x8.h」をダウンロード フォントデータです。

「spilcd.h」をダウンロード LCD制御用のヘッダファイルです。

 

これで、各グラフィックルーチンが使えます。画面表示はラジオを動かしながら作りこみますので、次はいよいよDSPラジオモジュールM6955を接続したいと思います。

 

それではまたです。

2014/01/28

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その4

次はLCDを動かそうと思ってその分の回路だけ引いてみました。

Encoder_lcd2_2 

(2014/02/02 LCDコネクタ周りを修正しました)

回路図の右の方に秋月のLDC超小型グラフィックLCDモジュールAQM1248A(変換基板に搭載)を追加してます。

 

前回使ったキャラクタタイプがI2CだったのでなんとなくこれもI2Cだろう、と思っていたのですが、いま頃になってこのLCDがI2CではなくてSPIだと気づきました。

 

DSPラジオモジュールとM6955と同じI2Cバスにぶらさげて、同じサブルーチンで動かすつもりだったのですが、少なくともサブルーチンは分けないとダメですね。ピンを共用するかどうかはちと考えます。

 

しかし、SPIということなら、去年FRISKに入れたOLEDもそうだったのを思い出して、SPI用のピン配置をそのときの回路と一緒にしました。これでその時使ったサブルーチンがそのまま使えるはずです。

 

早く動くのが見たいところですが、さすがに平日の深夜に半田付けまではできないので、今日はここまでです。

 

それではまたです。

2014/01/27

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その3

平日ですが、ちょっと時間が取れたのでロータリーエンコーダのテストをしてみました。

Dscf2837 動画じゃないので全然わかりませんが、回転方向、回転速度、スイッチ状態によって以下のようにLEDの色を変えるようにしてみました。

 ・右回し/速めに回し   : 青点滅

 ・右回し/遅めに回し   : 紫点滅

 ・左回し/速めに回し   : 緑点滅

 ・左回し/遅めに回し   : 黄色点滅

 ・スイッチオン        :回転を無視して赤点灯

動画は少なくともLCD表示と連動してからにしたいと思います。

ソースは以下の通りです。

「encoder_test.c」をダウンロード

最初ms単位のインターバルタイマ割り込みでエンコーダ状態スキャンしていたのですが、それだと取りこぼすことがわかり、現在は100us周期です。意外と速いものですね。チャタリングは3回同じ値が続いたかどうかの判定で回避しています。(多分出来ていると思います。)

  

今のソフトはロータリーエンコーダの動作確認用にはとりあえず良いと思いますが、ラジオのインタフェースとしては実際に操作してみないと何とも言えません。まだ先が長いですが、いずれラジオとして完成してから調整していきたいと思います。

 

それではまたです。

2014/01/26

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ その2

まずCPUとロータリーエンコーダの接続から始めました。

Dscf2834_2 Dscf2836

CPUは以前OLED用に使ったPIC24FJ64GA002にしました。

基板はAitendoのFRISKサイズのものを使い、CPUを乗せたらちょうどエンコーダ分のスペースができたので、一緒に乗せてしまいました。これで、エンコーダを軸ねじで基板ごとケースに固定する予定です。

回路図は以下の通りです。

Encoder_test_v2

エンコーダのLEDは赤と青・緑でVfが違ったので、抵抗値を変えてIfを合わせています。

ロータリーエンコーダのSW端子はオンで電源側に繋がる仕様なので通常大きめの抵抗でプルダウン、SWが押されるとハイレベルになるようにしました。

 

ラジオモジュールとLCDの電源が3.1〜4.5Vです。電池2本だと減ってくると3Vを切ってLCDが薄くなるので、3本で4.5Vとしました。LCDは2.4〜3.6V、M6955は2〜4.5Vでした。ロータリーエンコーダのLEDのVfが3V以上あり、3.3Vでは不足しますので、4.5Vとしました。

しかし今度はCPUが2〜3.6Vなので落としてやる必要があります。3.3V降圧レギュレータの手持ちがなかったので、部品箱にあったシリコンダイオードを使ってVfで電圧を落とすようにしました。

 

あとはソフトです。とりあえずエンコーダRGB-LEDをチカチカさせているだけの状態です。エンコーダ入力のハンドリングができたら一度アップしようと思います。

 

それではまたです。

Aitendo M6955 + 秋月LCD+ロータリーエンコーダ

M6959が結構良く聞こえましたので、そのシリーズで次はLWも聞いてやろうと思い、LW対応のM6955に目をつけました。

Dscf2832 これはI2C制御で前回のM6959とはインタフェースが異なります。

前回と逆にVRの電圧値を読み取って対応する周波数をI2Cで設定しようかな、と最初思いましたが、ちょっと思うところがあって、ロータリーエンコーダ方式にします。

 

Dscf2833 別途秋月電子で買ってきた部品です。LED付きロータリーエンコーダグラフィックタイプの小型I2CーLCDおよびピッチ変換基板です。

 

ロータリーエンコーダはチューニング用ですが、回転速度を見て周波数ステップ幅を変えることでおおざっばな調整からファインチューニングまで1個で対応、ついでに速度に合わせてLED発光色も変えると面白いかな、という考えでこれにしました。

 

グラフィックタイプLCD使用は、M6955がRSSI(受信強度)レジスタを持っていますので、その読み取り値を使ってスペアナ的なバンド状態表示ができたら良いな、という考えによります。

CPUは前回PIC12Fではメモリサイズで苦労しましたし、グラフィック表示も考えていますので、過剰性能かもしれませんがメモリの大きいPIC24Fにしようかと思います。

 

業務多忙のため平日はできず週末進行となりますので、2月末頃完成が目標です。

 

それではまたです。

2014/01/19

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その9

一応(ほぼ?)完成しましたので、メイキングと動作を動画にしました。

ちょっと音が小さくてピンボケです。。。。

回路は変えていませんが、LCDの接続が間違っていたので修正したものをアップします。

M6959_lcd2_v2_2

(過去記事の回路図は赤字修正済みです。)

プログラムは以下の通りです。

「PIC12F_FMAIN_V2_1.c」をダウンロード  (2014/01/19 PM9 CONFIG BUG FIX)

「PIC12F_I2C_V2.c」をダウンロード

プログラムサイズと有効桁数の両方でかなり苦労しています。

周波数演算でINT型では演算途中でオーバフローするのが明らかなので始めは普通にLONG型を使おうとして一気にサイズオーバになりました。LONG用のライブラリをリンクするためですね。

仕方がないので基本INT型にして演算途中で桁あふれする所で100で割った数値とその余りに分割して別々に演算するようにしましたが、それでも不足して。。。その後はとにかく各所を切り詰めてなんとかコンパイル・リンクできるようになりました。現在のコードでROM使用率98.4%です。良く入ったものです(^^;

 

ご注意ですが、全くの現物合わせで作っていますので、モジュールの個体差に合わせて調整の必要があるはずです。ソース内のbandfreqmin[]、bandfreqmax[]の数値を各バンドごとに調整するように作ってありますので、ご参考にされる場合はそこをご調整ください。

 

今のソースでは私の使っているモジュールに合わせてFMとAMは調整してみましたが、SWは未調整です。いま聞いてみたSWで表示と実際の周波数をいくつかサンプルしてみました。

左が正しい周波数、右が表示です。

   ・ラジオ日経  3.925 -> 3.87MHz
   ・朝鮮の声   9.65  -> 9.60MHz
   ・台湾国際放送  11.605 -> 11.59MHz

数10KHz低めに出ています。係数の丸め込み誤差の影響かなと思いますが、素子の特性かもしれません。現物合わせなんでなんともいえないですね。

各バンドのbandfreqmax[]を少し大きめに調整すると合いそうですが、目安としては結構使えていますのでとりあえずここまでとしてしまいました。

各バンドで2点のサンプルがあればもっと適切に調整できますが放送局任せだと中々都合よくいきませんね、そのうちよい調整方法を思いついたらなんとかしようかと思います。

  

とりあえず今回はここまで。

それではまたです。

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その8

ふと思いついて前回のAM,FMグラフを正規化してみることにしました。

 

正規化は、 それぞれの周波数範囲(FMAX〜FMIN)を0〜1、電圧変動範囲(VMAX〜VMIN)も0〜1に変換することで行います。つまりFMでしたら70〜93MHzを0〜1に、電圧範囲はVRを値を最小にした状態でのADC値(測定値では327)、最大(1023)を0〜1にします。

 

正規化し、AM,FMのデータ散布図を合成した結果が以下の通りです。

Photo

表の黄色が正規化された数値です。散布図も予想以上に綺麗に並んでくれました。

これでAM,FMともに同じ一次式で周波数計算ができそうです。

データから求めたところでは、その式は以下の通りです。

 ● 正規化周波数 f  = 1.182 *  正規化ADC値 - 0.074

   ※係数はたまたま私が使っているモジュールの値なので

     物によって多少違うと思います。

これから表示周波数を以下で計算できます。

 ● 実際の周波数 F = f * (fmax-fMin)  + fmin

確認できていませんがSWも同じ式で計算できること期待しています。

実はSWに関しては簡単なMHz帯正弦波発信回路を組んでみまして、それで電圧と周波数の関係を取ろうとしているのですがうまくいっていません。。。。受信周波数でTUNED信号がオンするはず、と思ってやってみたところオンしませんでした。

 

発振回路の出力はオシロで見ていますし、市販の短波ラジオで試すと発振周波数でラジオの受信LEDが光るので、狙った周波数はでているはずなのですが。。。このDSPモジュールは変調されていないと認めてくれないのでしょうか?

 

そちらはもうちょっと手間がかかりそうなので、まずは上の計算式をプログラムに入れようと思います。といいながら、実はそっちのほうも今PIC12F683メモリサイズの制限で難航中です(^^; 各バンドの周波数テーブルと上の計算式を入れようとしたtらぎりぎりで足りなくなりまして。

中々スムーズにはいかないですね。また進展したらアップします。

 

それではまたです。

2014/01/18

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その7

AMとFMで周波数のわかる商用放送局を受信してそのときのADC読み取り値との相関を取ってみました。

 

結果は以下の通りです。

Photo_2

FMの方は途中のコブがちょっと気になりますが、どちらもほぼリニアといっても良いと思います。これなら簡単な一次式で計算ができそうです。

ただし、係数はバンドによって変えないといけないと思われます。

 

この後SWの各バンドでも同様に確認をしますが、AMやFMほどには周波数サンプルにできる局がなさそうだし、私は発信可能な無線機を持っていないので(2級アマ無線の免許はあるのですが開局したこともないペーパです)ちょっと細工をしたいと思います。

 

それではまたです。

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その6

前回のハード改修に続きましてソフトの動作です。今の表示は以下のような感じです。

バンド切り替えとTUNEDを表示するようにしました。周波数についてはすみませんがまだADC値のそのまま表示です。

Dscf2811 Dscf2812 Dscf2813

左からFM、AM、SW例です。AMの*がTUNEDを示しています。

しかしLCDの下の方はホコリが付きやすいのですね。掃除してから撮影すればよかった。

現状のソースをご参考に公開します。

「PIC12F_FMAIN_1.c」をダウンロード  (2014/01/19 PM9 CONFIG BUG FIX)

「PIC12F_I2C.c」をダウンロード

あとは周波数表示で完成の予定ですが、どうもいじってみていて周波数と電圧が単純比例でないような感じがしていて、ちょっと手間がかかるかもしれません。

補足ですが、8ピンPICを使っていてIO数が少ないため、PICKIT用のプログラムピン2本をVR電圧観測のアナログ入力と共用しています。このため、PICKITを使ったプログラムする際にはVRを中央位にしておく(つまりVREF-P/Nに対して25KΩの抵抗が入った形にする)必要が有りますのでご注意ください。

また進展したらアップします。

それではまたです。

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その5

昨夜出張から戻りましたので、少し改良しました。

まずハードの方で、電池が減ってくるとADCの読み取り値が変動してしまう現象が有り、それに対処しました。この現象はお恥ずかしい話で、PIC内蔵ADCのリファレンス電圧をVCCにしていたのが原因で、電池駆動なんだから変動してあたりまえでした。

対応として、M6959モジュールのVREF−PをPICのVREFに入れるようにしました。しかしVREFはTUNE電圧観測用にAN1として使っていたので、そちらをAN2にシフト。さらにAN2のピンをTUNED信号の観測用にGP2としてに使っていたので。。。もう入力の空きがなかったのでTUNED信号は抵抗を介してSDAに使っているGP4に入れてしまいました。

修正した回路図は以下の通りです。

M6959_lcd2_v2

(2014/01/19PM6 :回路図間違いを修正しました。)

上のIOシフト以外に、LED−KをGNDに繋いでいます。最初はここを繋がないでLED−AをPICに繋いでいたのですが、なぜかそれだとVRによるTUNEが効かなくなり、ここを繋ぐとそれが解消することが分かったのでこうしています。理由はわかっていません。

 

GP4については、通常は出力モードにしてSDAとして使っていますが、TUNED信号状態を読むときに入力とします。

SDAはI2CプロトコルのACKタイミングでも入力としてM6959が応答を返しますので、そこでTUNED信号とかちあってしまいますが、元々ACK応答を見ていないので、まあいいや、ということにしてしまいました。

なお、もうひとつあいている入力専用ピンGP2をTUNED観測に使おうかとも思ったのですが、ここはリセットと兼ねていて、リセット使用をオフにしてもPICKITとかち合うためプログラム時用の切り替えスイッチをつける方法しか思い浮かばずに断念しました。

長くなりますのでこの改修に対応したソフトは記事を分けます。

それではまたです。

2014/01/13

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その4

TUNEとBANDの数値表示まで動作しました。

Dscf2808  

8桁表示なのでわかりにくいですが、上のBAがBAND電圧のADC値、下のFRがTUNE電圧のADC値を示しています。現在は調整用のためPICの10ビットADC出力値をそのまま表示しています。

このコーディング中にちょっとトラブルがありました。数値を見ていると、BAは安定しているのですが、FRの方は妙にふらつきが見られました。

まずはADCの操作誤りを疑って見直してもわからず、ノイズかもしれないとADCを複数回動かして平均をとっても改善せず、そこでやっとオシロを取り出して波形を見たところ、以下のようになっていました。

Dscf2807 12us位の周期でTUNE電圧が0.4V位下がります。

PICマイコンのADC入力操作の間違いでドライブしてしまうのかな?と思ってPICを外してみたのですが、それでも出てます。VREF電圧を見たらそちらはは安定しているので、なぜだかわからないけどM6959が自分でTUNE電圧に何か出しているようです。

普通にVRを繋いで使っている分には全く問題ない現象ですが、今回のようにスヌープして電圧を測定しようとする場合には困ります。これは平均とっても解消できるレベルではないし。

悩んだ末、 TUNE電圧に関してはADCサンプル結果で同じ電圧値が3回以上続いた場合に値を採用するようにソースを直しました。(正確には量子化誤差とノイズがあるはずなので下位2ビットを無視して同じ値かどうかを見ています。)

たまたまこの低下をサンプルしてしまった場合はやり直します。ADC周期からみて、偶然この低下タイミングが連続することもないはずです。

この回収後に数値表示を見ている限りでは安定した数値が得られるようになっています。

しばらく見ていた限りでは数値変動は±1ですので、ほぼ量子化誤差だけで、ノイズ影響も心配なさそうです。

今回のソースは以下の通りです。M6959の表示用としてはまだ途中ですが、PICとI2C−LCDによる単なる電圧表示用ソフトとしては使いまわせそうですので、参考に公開いたします。

「PIC12F_ADC_TEST_1.c」をダウンロード (2014/01/19 PM9 CONFIG BUG FIX)

「PIC12F_I2C.c」をダウンロード

TUNE電圧が数値化して見れるようになりましたので、商用放送を使って受信周波数とTUNE電圧数値の関係から周波数表示の演算係数を出すことができるはずです。

なお、BANDに関しては分圧抵抗から計算されるBAND電圧値と実際のバンド選択の対応が確認できましたので、その計算式を使って表示に持っていくことができそうです。

(これはFM,AMの他はSWをラジオ日経の3.925MHz、6.055MHzで試しました。)

このあとはもう少し特性を確認の上で、最終的なバンド&周波数表示付きM6959ラジオをして仕上げたいと思います。

それではまたです。

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD その3

LCDテスト表示ができました。

Dscf2806

ちょっとソフトバグで手間取ってしまいました。I2Cの制御は以前別のDSPラジオIC用に作ったものを流用したのですが、そのSTOP制御が間違ってまして。。。

 

そのときは顕在化しなかったのですが、今回のこのLCDは許してくれないらしく、最初の書込みはうまくいくのですが、その終結が認識されないため、その後の書き込みが妙な具合にずれていく、という現象となり、解析にかなり苦労しました。

 

とりあえず、最初の写真のように、テキストと数字の表示ルーチンができましたので、

そのテスト用ソースをアップします。

「PIC12F_I2C_TEST_1.C」をダウンロード (2014/01/19 PM9 CONFIG BUG FIX)

「PIC12F_I2C.c」をダウンロード

 

この次はADCを動かして、BAND電圧とTUNE電圧の確認をやります。

 

それではまたです。

2014/01/11

Aitendo M6959 + 秋月I2C LCD

コメントで頂いたPUP様からの情報でM6959ではLWバンドは選べないとわかりました。

 

また、ブログ記事を拝見していて、このモジュールはチューニング用ボリュームの位置と周波数の関係が安定している、ということもわかりました。

 

と、いうことはボリュームの電圧を測定して演算すればある程度の周波数表示ができるはず、と考えて次はそれにトライしてみます。

 

表示は手持ちの秋月電子超小型8x2行LCDでやってみます。これは小型だしI2C制御なので配線も簡単にできます。

Dscf2776  Dscf2777

これとPIC12F683を使う構想で半田付けを始めました。

とりあえずPICKIT3でプログラムできるところまで作りました。

Dscf2779  Dscf2780

Dscf2783  

回路図はこのあとM6959と組み合わせて動作できるようになってからアップします。

 

それではまたです。

2014/01/05

AitendoのDSPモジュールM6959

昨日買ったAitendo福袋の中身を早速一つ動かしてみました。

やってみたのはDSPラジオモジュール(18バンド)[M6959]です。

Dscf2767 Dscf2768

これはFM/MW/SWで合計18バンドという優れモノです。

操作は選局、音量ともにVR操作によります。回路的にはVref-PとVerf-NをVRで分圧して入れていますので、AD変換して電圧値を見ているのですね。

接続図を見るとバンド切り替えは直列10KΩ抵抗x16のタップ切り替えになっていますが、これだって同じように電圧を見ているのでしょう。16個も抵抗持たせるのめんどくさいので、これもVRにしてしまいました。ということでお試し回路図は以下の通りですl。

M6959 

かなり簡単な回路だし、今回はお試し用で適当配線なのですぐできました。

配線結果は以下の通りです。

Dscf2770 

半固定はたまたま有った50KΩ2個を選局とボリュームに使いました。

VRは100KΩで、バンド切り替えに使っています。

聞いてみたところ、電源オンでFM放送があっさりと聞えました。バンド切り替えはどうかなあ、と思ってバンド切り替え用VRを回していくと、AM放送もあっさり聞えました。音も中々良いです。ほんとにDSPラジオはいやになるくらい簡単に動きますね。

とりあえず動くことと、バンド切り替えが電圧制御だけで簡単にできることが確認できましたので、バンド切り替え方法をもう少し改善して、ケースにいれてやろうかと思います。

あとはSWの確認と、できればLWについても。。。。このモジュールの説明にはないですが、乗っているDSP6959の説明にはLWの記載が有ります。チップのデータシートを見ても8ページにLW(150KHz〜285MHz)の記述がありますので、多分LWにも対応しているのだと思います。

データシート中国語なんでさっぱりなんですが(^^;回路図を見ると、今はGNDに落としているBAND-FMピンを使うことでLWも選べそうに見えます。ネットで調べるとその帯域使っているのはロシアの放送位らしいので選択しても聞えるかどうか分かりませんが、一度実験はしてみたいです。

それではまたです。

2013/08/24

100円警報器をラジオにしてみる その2

前回に引き続きまして、100円警報器のラジオ化をやってみました。

まずは、ばらした警報器。

Dscf2289 これだけでシャーシと電池ボックスと発音体があるわけです。ラジオ以外にもいろいろ作れそうな気がしますね。

Dscf2290 もともとあった基板から電源スイッチと、ついでに目に付いたリードスイッチを取り外します。リードスイッチは磁石に反応するスイッチです。今回は使いませんが、別に使えそうなのでとっておきます。電源スイッチは配線後にシャーシにホットボンドで取り付けます。

今回の回路図と基板の写真です。

Lmf501t  Dscf2291

回路はシンプルでそれなりに感度が出る3端子ラジオIC LMF501T(実際は互換品)を使いました。配線も基本的なものです。

Dscf2294 ラジオICの電源は1.5Vですが、この警報器は1.5V電池x3個で4.5Vになっています。電池を1個だけにして、隙間を丸めたアルミホイルで埋めています。

Dscf2296 バリコンは、普通のだと大きくて入らないので、たまたま買ってあったAitendoのミニバリコン(444CA)を使っています。しかし、これは容量が126pFしかないので選曲範囲が狭まってしまいます。できれば同じサイズで容量が大きい444HFの方が良いと思います。

以下バリコンをつけて完成したところ。

Dscf2297 Dscf2298

Dscf2300 Dscf2301

音は。。。。ちゃんと聞こえますよ。耳元に持ってくれば、ですが(^^;

しかし、普通のセラミックイヤホンに比べて弱いか、というとそうでもなさそうです。

というのは、イヤホンのように耳に当ててしまえば、試しに同じ回路につないでみたセラミックイヤホンと同じ位の音量で結構良く聞こえるためです。

つまり、当然ですが、これはスピーカではなく、セラミックイヤホン相当ということになりますね。

 

バリコンによる選択度は。。。かなり良くないですね。しかしこれはバリコン容量が小さいためとわかっていますので、大きいのに変えれば改善すると思います。(これも普通のバリコンに変えたら格段によくなるのが確認済みです。)

 

一応聞こえることが確認できましたので、100円警報器のシャーシと圧電スピーカを使ってラジオを作る、という実験結果としてはまあ良いかなと思います。

 

この警報器は程よい大きさで、改造もしやすく結構気に入っています。他にもこれで圧電スピーカを利用して何かできないか、考えてみたいと思います。

 

それではまたです。

2013/08/22

100円警報器をラジオにしてみる

まだ暑い日が続きますね。夏休み期間のためか、このところ当ブログの訪問履歴を見ると、「100円ショップ工作」のページが一番多いようです。

 

ということで、またちょっと100 円ショップを物色していまして、今回はこれでいこうかというのが下の防犯警報器です。

Dscf2281  なぜこれでラジオか、という理由は下の通りです。

1.発音に圧電スピーカを使っているらしい。そういえば最近のセラミックイヤホンも圧電。

  多分発音部がそのままイヤホン代わりになるのでは?

2.大きさと手にとった形が昔のラジオキットでみたような感じ。

Dscf2282_2 ← 妙に懐かしい感じがします。

まずは開けてみました。

Dscf2283 確かに圧電素子ですね。これはイヤホン替わりになるのか?

試しに適当に作ったゲルマラジオ回路につないでみました。

Dscf2288 音は小さいですが、確かに聞こえます。

なんとかなりそうですが、音量はゲルマラジオだとつらいですね。

増幅回路を入れる方向で次行ってみます。

それではまたです。

2013/08/04

100円アンプ2段でラジオを作ってみた。

部屋を片付けていたところ、以前いじっていた100円アンプが出てきました。それも2個。

そういえば使えるかなと思ってまとめ買いしていたのを思い出しました。

以前これにゲルマラジオを繋いだ時に、鳴ることは鳴ったけど、音が小さくて、1〜2局しか入らなかったな、ということを思い出し、せっかく2個あるから直列にすれば大音量になるんじゃないかな?

 

ということで、早速試してみました。回路図は以下の通りです。

Radios2a

接続時に、インピーダンスを高くするため初段アンプの入力VRのGND側をカットする必要が有りますが、他は特に何も考えずに2段繋いだだけです。

 

それで最初シンプルなゲルマラジオで思惑通り大音量になったのですが、

今いる所はAFN(昔のFEN)とTBSラジオがやたらと強力で、他の弱い局にかぶさってくるため、直列共振回路のフィルタを付けていみました。

直列だからBandPassFilterになって、聞きたい(弱い)局だけ選択的に通すようになるはず。

 

音量とフィルタの効果は動画をご覧ください。

さすがに2段あると強力です。

分離は完全ではないですね。とはいえフィルタなしではそもそも動画後半の日本語の弱い局(NHK第2)が聞えませんでしたので、効果は出ているようです。

他には文化放送はまあまあの感度で、NHK第1がかろうじて聞えました。

ニッポン放送はどうもだめみたい。

こんないい加減な作りですが、5局聞えたのでまあまあかな、と思います。

 

それではまたです。

2013/07/29

倍電流・倍電圧ゲルマラジオの実験

今年は仕事の都合で夏休みを分割で貰っています。今日はその休みのうちの一日ですので、ちょっとまた工作してみました。

このところDSPラジオが多くて、繋いで制御すれば高性能、というのは良いのですが、工夫のしどころがないですね。そこでちょっと思い立って、ゲルマラジオのアレンジ実験をやってみました。

見聞きしてはいたけど、自分で試したことがない並列接続の倍電流タイプと、もしかしたら倍電圧になるかなあ?という直列接続です。回路図は以下の通りです。

Radios

物はこんな感じ。実験で色々試したかったので、昔懐かしい端子板を使っています。

コイルは以前Qメータで評価して好成績だったPA-63Aを使っています。

Dscf2105 これは倍電流の実験中。中々綺麗な配線でお恥ずかしい次第です。一応コイル同士が結合しないように離して直角にしています。

で、肝心の感度ですが。。。。耳で聞いたところでは、4つとも違いが感じられませんでした

(^^;

今いる場所は結構ラジオの入りが良くて、基本の回路でも普通に聞えます。倍電流、倍電圧に変えてみても同じように普通に聞えてて耳では違いが分かりません。

人間の感覚は対数的ということなので、仮に音量2倍になっていてもそんなに違いが感じられないということかもしれないですね。そう思ってオシロで出力レベルを見ようとしたのですが、グランドを繋いだだけで何も聞えなくなってしまいましたので、数値でも判別できていません。安物オシロで絶縁が良くないのでしょうか。

しかし数値だけ上がってても、聞いて違いがないなら意味ないし。。。。

あるいは、今回の実験は大元が同じアンテナ(コンデンサ介した電灯線アンテナを使っています。)だから、倍電流回路にしても、結局そのアンテナが受信するエネルギーで決まってしまう、ということでしょうか?

ということはアンテナから別々にすれば?と思いましたが、そこまでするなら基本回路でアンテナを強化した方がよさそうですね。

それではまたです。

2013/04/29

AITENDO のDSPモジュールRDA5807-M その4

一応RDA5807-Mで普通のFM放送が受信できるようになりましたので、回路とソースをアップします。

Rda5807 回路図はこの通り。PIC12F683でI2C制御しています。

DSPラジオICの確認ようなので、スイッチや表示形無しで決め打ちパターンで動かしています。

ソフトは以下のファイルです。MPLABのプロジェクトに登録すればコンパイル・書き込みできます。

「PIC12FRADIOMAIN.c」をダウンロード :メインです。

「PIC12F_M5807DRV.c」をダウンロード :M5807制御用のルーチンです。

「PIC12F_I2C.c」をダウンロード :I2Cルーチンです。

「PIC12FRADIO.h」をダウンロード :ヘッダです。

現状の物は、FM76−91MHzモードにして、シーク機能を使って放送を10秒ごとに切り替えるだけです。試したところ数局が簡単に受信できて、感度も結構良いようです。

なお、50−65MHzに設定できるようにもしています。データシートによると、内部レジスタ0x07のビット9を0にするとこのバンドが使えると書いてありましたので、その設定を入れています。

しかし、その設定を使ってはまだ何も受信できていません。最初シーク機能でひっかからなかったので、周波数を51MHz〜53MHzで25KHz刻みで振るようにして、しばらく聞いているところですが、今のところ全く何も聞えません。

そもそも50MHzのアマチュア無線バンドが聞えるはずと思って試しているのですが。。。。設定が良くないのか、それとも誰も近くでは話していないのか、どちらとも分かりません。まあ、もうしばらく試してみます。

それではまたです。

2013/04/28

AITENDO のDSPモジュールRDA5807-M その3

今日からRDA5807-Mの設定ソフトを作成中です。インタフェースはI2Cなので、以前作ったBK-1088用のソースを流用して試しているのですが、RDA5807に乗っている石は結構くせがあるようで難航しています。

くせというのは、今のところわかったのが以下のような点です。

@I2CプロトコルにデバイスID(0010000b)はあるが、内部レジスタインデックスはない。

  このため、目的のレジスタにアクセスするためには、先頭からそのレジスタまでの

  全てのレジスタにアクセスしないといけない。

A先頭のレジスタ番号はライト時には0x02、リード時には0x0Aである。

  それより前のレジスタにアクセスするには、一度最後のレジスタまでアクセスして、

  折り返す必要がある。

BAitendoのページに有る参考コードによると、チップIDをリードしてそのIDに有った

  設定を行う必要があるらしい。コードによるとIDは0x5801〜0x5804の4通りが

  あるらしい。なお、今試しているモジュールのIDを読みだしたところ、0x58040x5802でしたので、今回はこれに決め打ちでソフトを作ります。

Dscf1972 文章だけではさびしいので確認中の様子を写真に撮りました。

とにかく、なんとかレジスタ読み書きができるようになりましたので、これから設定に入ります。

それではまたです。

2013/04/21

AITENDO のDSPモジュールRDA5807-M その2

今日やっとDSPモジュールとPICマイコンを配線してみました。

Dscf1968

基板は前回のフリスク用だと幅がちょっと狭くてOLEDモジュールの座りが良くないので千石電商のTNF34-49というのに変えました。

スイッチ3個は、青1個で周波数、ボリューム、他のモードを切り替えて、赤2個でアップ、ダウンする予定です。

 Dscf1971 とりあえず手元有ったスピーカと電池ボックスを繋いで、ロッドアンテナを並べてみました。もちろんソフトがないのでまだうんともすんとも言いません。

OLEDの配線もこれからです。ソフトを組んでラジオとして動くようにできてから繋いで動かそうと思います。

それではまたです。

2013/04/16

AITENDO のDSPモジュールRDA5807-M

ちょっとLEDの思いつきで寄り道していましたが、やっとやる気が出てきたのでDSPモジュールでのFM50MHz受信の方を進めることにしました。

物は先々週買ってありました。

Dscf1963 これがRDA5807-M。390円です。

ラベルには76MHz〜108MHzとなっていますけど、乗っているDSPラジオIC「RDA5807HS」のデータシートは50MHz〜となってるのですよね。ちょっと心配だけどここはデータシートを信じて進めることにします。

これ以外に買ってあるのが、以下のOLEDディスプレイFRISK用基板です。折角だから表示も欲しいと思って買ってきました。

Dscf1964 Dscf1965

このOLEDディスプレイはI2C,SPIインタフェースモードが有るので、ラジオモジュールと共通の線で制御できるはずです。つまり配線がとても楽。

とりあえず、基板にラジオモジュール、OLED、PICマイコンを置いてみたところ。

Dscf1966_3一応乗ることは乗りますね。ピッチが合わないので細工は要りそうですが、予想される配線が少ないのでなんとかなるでしょう。操作スイッチは小さいのを置けば良いし。

しかし、電池とスピーカーがなあ。FRISKケースに入れるために無理に小さい電池使ってもすぐなくなるし。小さいスピーカもあるけど音が貧弱だし。

とりあえずケースは置いておいて、暇を見つつ基板から動かしてみます。動いたら、電池、スピーカ、良いケースを見つくろうということで。

それではまたです。

2013/03/25

AITENDOのDSPラジオIC KT0911 その2

ためしにいじってみようかと考えていたDSPラジオICAitendoのKT0911ですが、ちょっとめんどくさいことに気付きました。

32.768KHzリファレンスクロックのRCLKピンですが、外部入力なんですね。参考回路ではLCDドライバの3610とやらから貰うように書いてあります。

このドライバを使わない場合は、Xtalではなくて発振回路を外に持たないといけないようです。

発振回路を組んでも良いのですが折角シンプルに作りたかったのになんか納得がいきません。

EEPROM代わりに付けるつもりだったPICから供給を、とも考えましたが、精度を持たそうとするとPICの方に外部Xtalがいるようになるし。

とやる気をなくしていたところ、Aitendoの別のモジュールに気付きました。

ラジオモジュール[RDA5807-M]というものです。

このモジュールの概要説明には周波数範囲:76-108MHzとありますが、使われているDSPラジオICのRDA5807HSのデータシートを見ると、なんと50〜108MHzと書いてあります。

元々FM 50MHzを聞いてみようと思ってKT0911に注目していたのですが、このモジュールでもよさそう。こちらならマイコンで直接制御できるし。ということで乗換え方向です。

それではまたです。

2013/03/12

AITENDOのDSPラジオIC KT0911

AITENDOのサイトを見ていてまた変なラジオICに気づきました。

モノはDSPラジオICのKT0911です。以下はその特徴の説明文です。

●ワンチップデジタルAM/FMレシーバー、ワールドワイドバンド対応、高集積度、少ない周辺部品で作成可、使いやすいシリアルEEPROM制御インターフェース、●32-110MHz(FM)、500-1710KHz(AM)、高感度:1.6uVEMF(FM)、16uVEMF(AM)、高忠実度:SNR(FM/AM):60dB/55dB、THD:0.3%、低消費電力:2.2-3.6V(動作電源)、22mA(消費電流)、●外部LCD表示ディスプレイへの直結に対応、●ダイヤルモードとキーボードの2モード、●パッケージ:SSOP-16L(0.635mmピッチ)

何が変か、というと、

@まずFM周波数。「32MHz〜」ですと?誤植じゃないのかな、と思ってデータシートの方を見ると確かにそうなっています。FMの範囲が3領域の選択式になっていて、その一つが32〜64MHzになっています。世界のどこかにはこういう低い周波数のFM放送があるのでしょうか?

A次にインタフェース。「EEPROM制御」? データシートによるとこれは電源オン時に内部設定をEEPROMから読んでくるということですね。つまりそのインタフェースでは動作中には設定が変えられないということかな。

B最後に「ダイヤルモードとキーボードの2モード」? データシートを見ました。ダイヤルモードはVR(可変抵抗)で選局できる模様。キーボードはキーモードの誤植みたいです。2つのキーで周波数をUP/DOWNするKEY MODEというのがあります。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特に@の周波数が気に入りました。これなら50MHzのアマチュア無線バンドが聞けるはずです。今までいじったDSPチップではできなかったバンドなので、ちょっとやってみたいです。

 Aはどうしようか?素直にシリアルEEPROMを持ってきてマイコンから設定値を書くようにしても良いのですが、そのまますぎて面白くないです。EEPROMとマイコン二つ持ちになって冗長だし。EEPROMライタを作るのも面倒だし。そこで8pinPICマイコンだけにして、EEPROMをエミュレートすると良いかな、と考えているところ。

 後は周波数設定と表示をどうしたものか?普通のDSPラジオICならマイコンから周波数を指定して、その周波数をマイコンが表示すれば良いのですが、このICは変なのでそれができないですね。

まあ設定はダイヤルモードでいいかな。表示はLCDドライバ3610とやらとセグメントLCDでできるらしいですが、物が増えていやなのでパス。

ということで目標:

  ・8ピンPicマイコン(PIC12F)をEEPROMに化かして初期値を50MHzに設定させる。

  ・KEYMODEにしてスイッチで50MHz近辺を振ってみて誰かの交信を聞く。

しかし物がないので、手配して実行するかどうかもうちょっと考えてから。

それではまたです。

2013/01/20

AitendoのシンプルFM Radio IC EN803 その5

LEDライトに組み込むところです。

Dscf1578 LEDライトはばらすとこうなります。

先に、本体のお尻の方にアンテナを通すために2mmの穴を開けています。

Dscf1586_2 デテクタスイッチは、一旦外して、コードをスイッチ穴に通しています。

Dscf1587_3 デテクタスイッチを外ではんだ付けし、スイッチ本体を穴に押し込みます。その後電池、基板、電源スイッチ、の順で中に入れます。(書洩らしましたが、小型のスライドスイッチを電池と基板の間に入れました。)

最後にスピーカを両面テープで固定して完成です。

できあがりはまた動画でどうぞ。

それではまたです。

AitendoのシンプルFM Radio IC EN803 その4

前回までで結構まともに聞えることがわかりましたので、気を良くして、できるだけ小さいケースにいれてみることにしました。

Dscf1575 そこで100円ショップで買ってきたのがこれです。

LEDライトをラジオにする必然性は全くありませんが、元々電池が入っているのと、サイズや形状が気に入ったのでこれにしました。

回路図はその1のままです。基板を小さくするためたまたま持っていた秋月の1mmピッチ基板を使いました。

Dscf1583 Dscf1584 ピッチが微妙に違うので、カッターの刃先でICの足をすこしづつ広げて付けています。

Dscf1585_2 バラック状態で確認中。スピーカが小さいので音は前回よりちょっと小さいですが、十分聞えます。

スイッチは秋月のデテクタスイッチを使っています。これがLEDライトのスイッチ穴にぴったりでした。
 

この先は記事をわけます。

 
 
 

それではまたです。

AitendoのシンプルFM Radio IC EN803 その3

実際の音が分かるように動画にしました。

こんな簡単な回路で適当に作った割には感度が良く、音質もまあまあで少々驚きました。

昔からFMラジオは結構苦労して作っても中々ここまでの性能はでませんでした。

それが90円のICでここまでできるのですから、ほんとに技術革新とは恐るべきものです。

丸基板との組み合わせで、結構小さくもできているし、良いケースを探して入れてやろうかと思います。 

それではまたです。

AitendoのシンプルFM Radio IC EN803 その2

ということで配線に入りました。EN803は、0.95mmピッチのSOPですので、ピッチ変換基板が必要です。

そのために使ったのが下の基板です。やっぱりAitendo。

Dscf1566 この基板、形状も大きさも気に入って買ってきたのですが、ピッチ0.8mmの8ピンなので、EN803には合いません。

しかし、他に良いものもないので、無理にのっけました。

Dscf1568  Dscf1569

ピンが足りない分は抵抗の足でつないでいます。

それではまたです。

AitendoのシンプルFM Radio IC EN803

またAitendoのラジオICの話です。

外付け部品が殆どいらないというFMラジオIC EN803というのを買ってきたので、どんなものか動かしてみました。

物はこれです。10pinSOP。2個で180円ですから1個100円もしません。

Dscf1560  

これをただ参考図の通りにつないで動かすのも面白くないので、これをどこまで小型・シンプルにできるかトライしています。

参考図には結構部品があるように見えますが、参考図の下にある説明から以下がわかります。

 @左の水晶回路optionalの部分はなくても良い。

 Aリセットスイッチの回路もなくても良い。

 B右のOption1、Oprion2は簡単(コンデンサ1個)なoption2でよい。

これでかなり簡単になります。

あとは右側にある操作スイッチですが、CH(選局)±、Vol(音量)±で4つも配線したくないです。

そこで以下のように考えました。

 CVolはスイッチなしで固定とする。(※多分電源オンで中間くらいになるだろう)

 DCH(選局)は片方向だけとする。CH-なら抵抗もいらないから、これ一個だけとする。

   (※多分選局が下限まで行ったら勝手に上の方に戻ってくれるだろう。)

ということで回路は以下のようになりました。かなりシンプルです。

 ※CDの「多分」のところは先にバラック状態で試して当たっていましたので大丈夫です。

Fmradio

長くなりそうなので記事を分けます。

それではまたです。

2013/01/13

AitendoのDSPラジオIC(その8)

短波も受信できるようになりました。原因はお恥ずかしいことにかなり単純なソフトバグで、短波の設定時のREGISTER5のバンド選択ビットの値が誤っていました。

前回アップした記事のソースを差し替えてあります。周波数調整時の表示にもバグがあったのを一緒に直しました。

下の写真は、ラジオNIKKEIの第一の方3.925MHzの受信中です。

Dscf1557

写真だけでは音はわかりませんが、ちゃんと聞こえていますよ。

なお、ラジオの奥の方にあるのは短波用ループアンテナのプリアンプ部です。さすがに短波はこういうものがないと辛いです。

それではまたです。

2013/01/07

AitendoのDSPラジオIC(その7)

2013/01/13 短波が受信できないバグFIXでmain.c , bk1088sub.cを差し替えました。

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ある程度動きましたので動画にしてみました。

AM/FMバンドの切り替え、あらかじめ登録した局の選局、ボリューム調整ができます。

動画にはありませんが、左から3,4番目のボタンで周波数の上下調整(長押しで高速調整)ができます。  

回路は前回の回路図の通りです。参考にソースをアップします。

===========================

「RADIOLCD2.zip」をダウンロード :これが以下のの全ファイル

を含むMPLABプロジェクトを圧縮したものです。これを展開すれば

そのままコンパイル、PICへの書き込みができます。

===========================

「main_v02.c」をダウンロード :メイン部です。

「bk1088sub_v02.c」をダウンロード :ラジオIC BK1088の操作部です。

「lcdsub.c」をダウンロード :ラジオ用LCDの表示制御部です。

「keys.c」をダウンロード :スイッチ入力の制御部です。

                メインのタイマー割り込みから呼ばれます。

「const.c」をダウンロード :定数定義です。主にBK1088のレジスタ設定値です。

「prototypes.h」をダウンロード :各関数のプロトタイプ宣言をまとめたファイルです。

「define.h」をダウンロード :スイッチ状態定義です。

なおSWもソフトとしては入っているのですが、すみませんがどうもうまく受信できていません。

とりあえず動くのはAM/FMのみです。SWの方が受信できるようになったらまたアップします。

(2013/1/13)SWの受信不良原因がソフトのバグと判明し、ソフトを差し替えました。

上のソースはAM/SW/FMすべて受信できます。 

それではまたです。

2013/01/06

AitendoのDSPラジオIC(その6)

回路を基板に移しました。

Dscf1544  こんな感じです。

秋月電子のユニバーサル基板の細いのが手元にあったので、それを使っています。

回路図は下の通りです。前回までの回路にスイッチを追加しました。

PORTCが空いていたので、そこにスイッチを7個付けています。

Radiolcd3

裏側はこんな感じ。

Dscf1545 ラジオICは小さいんですけど、LCD表示と操作スイッチのためにかなりの配線量になってしまいました。

ついでに、AM用のコイルも、もう少し良いものに変えました。そのためか、電波状態のためか、ニッポン放送とラジオ日本もきこえるようになりましたが、かなり弱いです。

やっぱり上の方の周波数特性が良くないのでしょうか? 

これで短波も試しているのですが、短波用ループアンテナをつないでも、判別できない何かがかすかに聞こえるだけです。ラジオNIKKEI位は聞こえても良さそうなものですが、周波数を合わせても聞こえません。

周波数設定がうまくいっていないのか?そういえば短波の時ってAMコイルはこのままでもよいのでしょうか?そのあたりデータシートを見直します。

それではまたです。

2013/01/05

AitendoのDSPラジオIC(その5)

FMも動きました。写真はJ-WAVE(FM81.3MHz)を受信中。音は結構良いです。

Dscf1536

ソフトは以下の通りです。あいかわらずやっつけです。

「bk1088_amfmtest.txt」をダウンロード AM、FMで切り替えるレジスタは以下の2つだけでしたので割と簡単にFMも動きました。

Register 05h. System Configuration2 (bit 8,7 : Band selection)
Register 07h. Test1 (bit 13 : AM/FM mode selection)

なお、なぜかFM→AMと切り替えると最初の1回目だけうまくいかないので、
上記2レジスタの設定を2回やっています。とりあえずそれで動いていますが、こういう治し方はどうもすっきりはしません。

他にやっぱりAMで周波数の高い方の周波数が入りません。
コイルが良くないでしょうか?もしかしてソフトバグで計算ミスってる?

とはいえ一応AM,FMは動いたので次は短波ですね。実は短波がどんなものかが一番気になっていました。やっぱり短波まで動いてマルチバンドと言えますし。

今のバラックではまともなアンテナもつけられないので、続きは基板に移してからトライしようと思います。

それではまたです。

AitendoのDSPラジオIC(その4)

BK1088の動作、AMだけですがようやく音が出るようになりました。

内部レジスタが読み書きできるようになったので、各レジスタの初期設定を入れてみたのですが、「ボツッ」という音がするだけで、その後うんともすんとも言わないので困っていたのですが、

BK1088で検索して見つけたsorriman様のブログ記事にノウハウとサンプルソースまで公開くださってまして、ソースにあった初期値を最初に設定することで動くようになりました。誠にありがとうございました。

とりあえずAMでの動作です。回路は下のように以前アップした回路にAM用のバーアンテナ(正しくは手元にあった88番豆コイル)をつなぎました。

Radiolcd3

ソフトはまだやっつけのままですが、下の通りです。

「BK1088_AMtest.txt」をダウンロード (拡張子を.cにすればそのままPICマイコン用のMPLABで使えます。)

とりあえずAMの7局を周波数指定で巡回するようにしています。

受信状況は下の動画をご覧ください。(受信場所は練馬区です)

ニッポン放送(1242KHz)とラジオ日本(1422KHz)が入らないです。場所の問題なのかもしれませんが、周波数の高い方の2局というのが何かひっかかります。

それはそれとして、FMと短波の対応と、そろそろバラックをやめて基板化したいと思います。

それではまたです。

2013/01/04

Aitendoの福袋

年末からAitendoさんの話題ばかりですが、今回もそうです。

12月28日発売の福袋をネットで買ってあったのが今日届きました。

下の写真で左が梱包箱、右がその福袋、正しくは福箱です。

Dscf1514 Dscf1515

注文時に3種類から選べる中で「ラジオ少年」というのを選択してありました。

価格は2013円(!)です。下が箱をあけたところと、中に入っていた目録です。

Dscf1516 Dscf1519

DSPモジュール2種類他、各種ラジオ6、7台を作れるだけの部品が入っています。

ざっと価格の2、3倍の価値があります。

あと、ラジオと関係ないですが、下の物。最初はただのLEDライトかと思いましたが、開くとライト付きルーペでした。結構使えそうです。

Dscf1520 Dscf1521

そして、目録にないおまけが一点。

Dscf1518

今工作中のラジオ用LCDでした。まさにサプライズ。動いたのでもう一つ買おうかと思っていたところなので大変ありがたいです。

昔から福袋の類は開けてがっかりが多かったのですが、今回のは大変満足しました。

さすがAitendo様様です。

それではまたです。

2013/01/03

AitendoのDSPラジオIC(その3)

オシロが使えるようになったのでBK1088リードテストのデバッグしてみました。

うまくいかなかった原因は一見してI2CのACK、NACKタイミングのクロックパルスが短かったためとわかりました。やっぱりオシロは便利です。

下の写真はwaitを入れて改善したあとのI2C波形とLCD表示です。

I2c  Disp

LCDの方には、DEVICEIDの下二桁0x80(10進数で128)が表示されています。

ついでにLCD制御信号の波形も見てみました。

Lcdon Lcdoff

左はLCDがオンになっているタイミング、右がオフタイミングです。

COMとSEGの差分を見るとうまいことONで最大電圧、オフで0Vになっていることがわかると思います。

なお、今回のソフト(BK1088のDeviceIDをLCDに表示)のソースは以下の通りです。

「BK1088_READ.txt」をダウンロード

長くなってきたのでソースを記事に貼るのはやめました。

拡張子”.TXT”ですが、”.C”にすればそのままMPLABで使えます。

この中の

void Bk1088_Write(unsigned int ad,unsigned int dt)
unsigned int Bk1088_Read(unsigned int ad)

の2関数を呼べば対応したBK1088レジスタの読み書きができます。

次はこれを使っていよいよBK1088を動かしたいと思います。

それではまたです。

2013/01/02

AitendoのDSPラジオIC(その2)

昨夜からBK1088制御ソフトを作成中です。

とりあえず、BK1088のデータシートとこちらのページを参考にしてI2CでデバイスIDを読んでLCDに表示するソフトを作ってみたのですが、うまくいっていないようで、0000表示となっています。

問題がハードなのかソフトなのかはI2Cの波形を見ればすぐわかるのですが、いま帰省中で手元にオシロがないのでそうもいきません。戻ってからということにしました。

動かないソフトをアップしても意味がないので、ソースアップも動いてからにします。

なお、ネットで検索したところBK1088のレジスタ設定値がこの中国語ページにあるらしいです。ここにあるFM用設定らしいところを抜粋してデータシートと照らし合わせました。

code UINT16 HW_Reg[]=
{
0x8000,//0   デバイスID
0x1080,     チップID
0x0281,     Power Configration ※bit0 = Power ON
0x0000,     Channel   
0x60C0,     Systen Configuration1
0x37DA,//5   System Configuration2 ※バンドとチャンネル間隔
0x086E,     Systen Configuration3
0x0901,     Test1 ※AM/FMの切り替えはここらしい
0x9C90,     Test2 ※AFC関係?
0x17A0,     Status1 ※AFC/SNRリード
0x402B,//10  Status2 ※Seek状態、RSSIリード
0x0040,     Read Channel ※現在のチャネル 
0x0000,     RDS1
0x0000,     RDS2
0x0000,     RDS3
0x0000,//15  RDS4
0x7B11,     Boot Confirutation1 ※リザーブ機能?
0x0800,     Boot Confirutation2 ※リザーブ機能?
0x4000,     Boot Confirutation3 ※リザーブ機能?
0x4144,     Boot Confirutation4 ※リザーブ機能(リセット値と違う)
0x829A,//20  Boot Confirutation5 ※ミュート設定らしい
0x7812,     Boot Confirutation6 ※リザーブ機能(リセット値と違う)
0x43BB,     Boot Confirutation7 ※リザーブ機能(リセット値と違う)
0x0B41,     Boot Confirutation8 ※リザーブ機能(リセット値と違う)
0x143C,     Boot Confirutation9 ※リザーブ機能(リセット値と違う)
0x000E,//25  Boot Confirutation10 ※リザーブ機能(リセット値と違う)
0x0000,     Boot Confirutation11 ※リザーブ機能?
0x48D4,     Analog Configuration1 ※リザーブ機能?
0x0000,     Analog Configuration2 ※Clock Divider
0x0200,     Analog Configuration3 ※Clock Divider control
0x80AA,//30  ※以下(0x1E〜0x28)はテスト用レジスタで設定不要らしい
0x0000,
0x0EF7,
0x0600,
0x0000,
0x7000,//35
0x0880,
0x8D83,
0x8000,
0x0000,
0x4400//40
};

どうやらこれだけ設定すれば良いみたいです。これならI2Cさえちゃんと動けばそう大変でもないかな。

あとは変な順番がなければ良いのですが。

それではまたです。

2013/01/01

AitendoのDSPラジオIC

2013年は良い年でありますように。本年もよろしくお願いいたします。

さて、みぞれ混じりの天候の中初詣と挨拶回りが終わりましたので、予定通りハンダ付けに入りました。ものはAitendoのDSPラジオIC基板です。

ICはBK1088というのですか。説明を見ると

●帶域:520-1710KHz(MW)、64-108MHz(FM)、153-279KHz(LW)、2.3-21.85KHz(SW)とありまして、AM,FMだけじゃなくて短波、長波まで対応しているのですね。動かすのが楽しみです。

接続は、前回のラジオLCDテスト回路に追加して以下の通りです。

Radiolcd2_2

とりあえず、FMモノラルで動かしてみようと思いましたので、簡単なものです。

ハンダ付けしたものは以下のとおり。

Dscf1491 バラックにもほどがある状態ですが、動作確認できたらLCDと合わせて綺麗な基板と箱入にする予定ですので今はご勘弁を。

しかしBK1088ってICは、Aitendoのページにあるデータシート見たらレジスタ多いし、初期化ステップなんか書いてないし。サンプルコードもないのかな?いまからソフトに入りますが、結構厄介そうですね。

それではまたです。

2012/12/31

Aitendoのラジオ用LCD(その3)

やっぱり年越しそばまで特にすることもないので、ソフトをタイマー割り込み方に変えました。

ちょっと見てたら簡単に変えられそうだったし。

下が今なおしたソフトです。タイマー1割り込みで、lcdstateの状態でセグメントと位相を判断してLCD制御を行います。

メインからはSet_Num()で表示周波数を、Set_Band()でバンドを設定すれば後は勝手に表示します。

やっつけっぽいコードですが、スピードがいるわけでもないのでこのまま使おうかと思います。

#include "P24FJ64GA004.h"

//config
_CONFIG2(0xF9FC);
_CONFIG1(0x3F7F);

unsigned int coldata[3];
unsigned int lcdstate;

//main loop
int main(void)
{

   unsigned int i,j;

   lcdstate =0;

   //Setup clock
   OSCCON = 0x11C0;  // FRCPLL
   CLKDIV =  0x0030;  // 1MIPS SETTING

   //IO PORT SETTING
AD1PCFG = 0xffff; // Analog input disable
TRISA = 0x000f; // All output (Will be changed)
TRISB = 0x0000; // All output
TRISC = 0x0000; // All output

// INITIALIZE
coldata[0] = 0;coldata[1] = 0;coldata[2] = 0;
Set_Num(1234);    // 4桁で周波数を指定
Set_Band(1);  // バンド指定 0=AM / 1=SW / 2=FM

    // タイマ1の設定 
    PR1 = 300;   
    T1CON = 0b1000000000110000;
    IEC0bits.T1IE = 1; // タイマ1割り込み許可

   //メインループ 周波数・バンド変化

   while(1){
for (i=0;i<=2;i++) {
  for (j=0;j<9999;j++) {
   Set_Num(j);
   Set_Band(i);
   Wait_Time(10);
  }
}
   }
}

// NUMERIC SET 4桁の数字を一気にバッファにセットする

void Set_Num(unsigned int num){
coldata[0] &= 0x0000;coldata[1] &= 0x0001;coldata[2] = 0xe000;
Set_1digit(3,num/1000);
Set_1digit(2,(num%1000)/100);
Set_1digit(1,(num%100)/10);
Set_1digit(0,num%10);

}

// BAND SET SW/AM/FM MHz/KHz/少数点 インジケータをセットする

void Set_Band(unsigned int band){
if (band ==0) { coldata[2] &= 0x1ffe;
     coldata[0] &= 0x0924;
     coldata[0] |= 0x2001;     // AM KHz 小数点以下なし
     coldata[1] &= 0x1ffe;    
}               
if (band ==1) { coldata[2] &= 0x1ffe;
     coldata[0] &= 0x0924;;
     coldata[0] |= 0x8010;     // SW MHz 小数点以下2桁
     coldata[1] |= 0x0001;    
}             
if (band ==2) { coldata[2] &= 0x1ffe;
     coldata[0] &= 0x0924;
     coldata[0] |= 0x0408;     // FM MHz 小数点以下1桁
     coldata[1] |= 0x0001;    
}               
}

// NUMERIC SET 1桁の数字をセットするルーチン

void Set_1digit(unsigned int col,unsigned int num){
unsigned int wk1,wk2,wk3;
wk1 = 0;wk2=0;wk3=0;
switch (num) {           // 0-9す数字に合わせてセグメントデータを設定
  case 0: wk3 =0x07;wk2=0x05;wk1=2;break;
  case 1: wk3 =0x01;wk2=0x01;wk1=0;break;
  case 2: wk3 =0x03;wk2=0x06;wk1=2;break;
  case 3: wk3 =0x03;wk2=0x03;wk1=2;break;
  case 4: wk3 =0x05;wk2=0x03;wk1=0;break;
  case 5: wk3 =0x06;wk2=0x03;wk1=2;break;
  case 6: wk3 =0x06;wk2=0x07;wk1=2;break;
  case 7: wk3 =0x03;wk2=0x01;wk1=0;break;
  case 8: wk3 =0x07;wk2=0x07;wk1=2;break;
  case 9: wk3 =0x07;wk2=0x03;wk1=2;break;
  deafult: break;
}
coldata[0]=coldata[0] | (wk1 << (col*3+1));
coldata[1]=coldata[1] | (wk2 << (col*3+1));
coldata[2]=coldata[2] | (wk3 << (col*3+1));
}

// SEGMENT CONTROL ここでLCDを制御

void __attribute__((interrupt, auto_psv))
   _T1Interrupt(void)
{
unsigned int wk;

wk = coldata[lcdstate/2];

if ((lcdstate%2)==0) {
  PORTB = wk ^ 0xffff;      // オンするセグメントを0Vにする
  PORTA = 0xffff;
  switch (lcdstate/2) {        // Col選択 選択したColだけ1をドライブ(3V)
   case 0 :        // それ以外はフロート(1.5V)
     TRISA = 0xfffe;break;
   case 1 :
     TRISA = 0xfffd;break;
   case 2 :
     TRISA = 0xfeff;break;
   default :break;
  }
}else{
  PORTB = wk;         // オンするセグメントを3Vにする
  PORTA = 0x0000;        // 選択したColを0Vに。それ以外は1.5Vのまま
}
lcdstate++;
if (lcdstate>5) {
  lcdstate =0;
}
   IFS0bits.T1IF = 0;// 割り込みフラグクリア
}

// WAIT LOOP 適当なウェイトルーチン

void Wait_Time(unsigned int t) {
int t0,t1;
for (t0=0;t0<t;t0++) {
  for (t1=0;t1<100;t1++) {
  }
}
}

 ただいま雪国に帰省中です。外は荒れてて出かける気にもならないし、新年もちょっと年始の挨拶回りしたらとくにやることもないです。テレビは面白くないし。ネット環境も遅くていまいち。

 酒飲んで寝てるだけでは体にも心にもよくないので、この正月はDSPラジオ基板の方に手を出そうかと思います。

それではまたです。

Aitendoのラジオ用LCD(その2)

その2です。前回の回路で、とにかく表示だけテストするソフトを組んでみました。

Dscf1481  動作はこんな感じです。

仕様として以下を考慮しています。

 ・周波数4桁表示

 ・AM/SW/FMアイコンの表示

 ・AM時はKHzアイコン、SW/FM時はMHzアイコンの表示

 ・AM時は小数点なし、SW時は小数点2桁、FM時は小数点1桁表示

ソースは以下の通りです。

#include "P24FJ64GA004.h"

void Set_Lcd(unsigned int) ;

//config
_CONFIG2(0xF9FC);
_CONFIG1(0x3F7F);

unsigned int coldata[3];

//main loop
int main(void)
{

   unsigned int i,t;

   //Setup clock
   OSCCON = 0x11C0;  // FRCPLL
   CLKDIV =  0x0030;  // 1MIPS SETTING

   //IO PORT SETTING
AD1PCFG = 0xffff; // Analog input disable
TRISA = 0x000f; // All output (Will be changed)
TRISB = 0x0000; // All output
TRISC = 0x0000; // All output

// INITIALIZE
coldata[0] = 0;coldata[1] = 0;coldata[2] = 0;
Set_Num(1234);    // 4桁で周波数を指定
Set_Band(1);  // バンド指定 0=AM / 1=SW / 2=FM

   //Test Loop テストなのでとりあえず適当なループ。後でタイマー割り込みにする。
   while(1){
for (i=0;i<=2;i++) {
  Set_Lcd(i);
}
   }
}

// NUMERIC SET 4桁の数字を一気にバッファにセットする

void Set_Num(unsigned int num){
coldata[0] &= 0xf9db;coldata[1] &= 0x0001;coldata[2] = 0xe000;
Set_1digit(3,num/1000);
Set_1digit(2,(num%1000)/100);
Set_1digit(1,(num%100)/10);
Set_1digit(0,num%10);

}

// BAND SET SW/AM/FM MHz/KHz/少数点 インジケータをセットする

void Set_Band(unsigned int band){
if (band ==0) { coldata[2] &= 0x1ffe;
     coldata[0] &= 0x0924;
     coldata[0] |= 0x2001;     // AM KHz 小数点以下なし
     coldata[1] &= 0x1ffe;    
}               
if (band ==1) { coldata[2] &= 0x1ffe;
     coldata[0] &= 0xfff6;
     coldata[0] |= 0x8010;     // SW MHz 小数点以下2桁
     coldata[1] |= 0x0001;    
}             
if (band ==2) { coldata[2] &= 0x1ffe;
     coldata[0] &= 0x0924;
     coldata[0] |= 0x0408;     // FM MHz 小数点以下1桁
     coldata[1] |= 0x0001;    
}               
}

// NUMERIC SET 1桁の数字をセットするルーチン

void Set_1digit(unsigned int col,unsigned int num){
unsigned int wk1,wk2,wk3;
wk1 = 0;wk2=0;wk3=0;
switch (num) {           // 0-9す数字に合わせてセグメントデータを設定
  case 0: wk3 =0x07;wk2=0x05;wk1=2;break;
  case 1: wk3 =0x01;wk2=0x01;wk1=0;break;
  case 2: wk3 =0x03;wk2=0x06;wk1=2;break;
  case 3: wk3 =0x03;wk2=0x03;wk1=2;break;
  case 4: wk3 =0x05;wk2=0x03;wk1=0;break;
  case 5: wk3 =0x06;wk2=0x03;wk1=2;break;
  case 6: wk3 =0x06;wk2=0x07;wk1=2;break;
  case 7: wk3 =0x03;wk2=0x01;wk1=0;break;
  case 8: wk3 =0x07;wk2=0x07;wk1=2;break;
  case 9: wk3 =0x07;wk2=0x03;wk1=2;break;
  deafult: break;
}
coldata[0]=coldata[0] | (wk1 << (col*3+1));
coldata[1]=coldata[1] | (wk2 << (col*3+1));
coldata[2]=coldata[2] | (wk3 << (col*3+1));
}

// SEGMENT CONTROL ここでLCDを制御

void Set_Lcd(unsigned int seg) {

int i;
unsigned int wk;

wk = coldata[seg];
PORTB = wk ^ 0xffff;      // オンするセグメントを0Vにする
PORTA = 0xffff;
switch (seg) {        // Col選択 選択したColだけ1をドライブ(3V)
  case 0 :        // それ以外はフロート(1.5V)
     TRISA = 0xfffe;break;
  case 1 :
     TRISA = 0xfffd;break;
  case 2 :
     TRISA = 0xfeff;break;
  default :break;
}
Wait_time(100);        // 適当なウェイト 後でタイマー割り込みにする

PORTB = wk;         // オンするセグメントを3Vにする
PORTA = 0x0000;        // 選択したColを0Vに。それ以外は1.5Vのまま

Wait_time(100);        // 適当なウェイト 後でタイマー割り込みにする
}

// WAIT LOOP 適当なウェイトルーチン

void Wait_time(unsigned int t) {
int t0,t1;
for (t0=0;t0<t;t0++) {
  for (t1=0;t1<100;t1++) {
  }
}
}

今回はテストなので本当に表示するだけです。タイマー割り込み型にしないと他になにもできないですね。

実は下にあるAitendoのDSPラジオIC基板を別に買ってあるので、年明けにそれと組み合わせてデジタル表示のマルチバンドDSPラジオにしようと思っています。

Dscf1472

今年もあと2時間ちょっとなので、このへんで。

それではまたです。

Aitdndoのラジオ用LCD

2012年も終わりですね。今年は後半業務多忙で、29日ぎりぎりまで仕事になりましたが、なんとか課題もほぼクリアでき、年越しできるようになりました。

今日は暇が出来たので、今年のハンダ付け納めとして久しぶりに工作してました。

ものは少し前に買ってあったAidtendoのラジオ用LCDです。

Dscf1470 面白そうだなと思って購入していましたが、

さてデータシートにピン定義はありますが、どう動かしたものか。かなり迷いました。

そういえば今まで使ったLCDはIOとしてデータを読み書きするものばかりで、直接制御というのは今回初めてでした。TN液晶は確か電圧を印加する、ただの直流だと劣化するから交流っぽく制御する、と何かで読んだことはありましたが、具体的なところがちょっと。。。

ネットで調べたところ、こちらのページに大変詳しい解説がありようやく分かりました。

ものすごく簡単に言うとCol端子を0、1.5V、3Vの3レベルで振って、Seg端子を1,0制御するのです。

このページの解説はAVR用ですが、やることはPICでも同じだな、と思いまして、以前使ったマルツのPIC24Fボードを取り出して配線しました。

回路図はこんな感じ。PA0,1,8でCOL0-2を制御します。(1,0,Hizの組み合わせで、0V,1.5V、3Vを作ります。分圧抵抗はHiZ=Input設定のときに1.5Vとするためです。)

Seg端子はPB0-15で制御するようにしました。Seg16,17は空いています。これは、

LCDのピン定義から、ここにアサインされているセルは表示しなくてもいいかな、と考えたためrです。その代わり、Seg18は使っています。これはここにアサインされているSWアイコンを表示したかったからです。

Radiolcd

長くなりそうなので、この次の記事でソフトを解説します。

それではまたです。

2012/08/12

100円ショップアイテムだけでラジオを作ってみた(その2)

先日記事と動画をアップした「100円ショップアイテムだけでラジオを作ってみた」が、思ったより見ていただけています。

動画の方に「できなかった」というコメントがありまして、気になるのでフォローとして改善点を考えました。

1.周波数が合っていないのかも?

  コイルもコンデンサも手作りなので、特にコイルの巻き方によってはAM放送の周波数に合わないのかも知れません。

  そこで、コイル作成時にタップを入れておいて後から巻き数を変えられるようにします。

Dscf1243 Dscf1248 

上の写真は20回め、30回目、40回目でタップを付けています。タップは見たとおり線をちょっとひねって皮膜を剥いています。皮膜は爪で簡単に剥けます。

なお、動画では言っていないですが、ペットボトルに巻いたコイルは、巻き終わったらペットボトルを切ってしまうと簡単に外せます。

Dscf1247_2

続きを読む "100円ショップアイテムだけでラジオを作ってみた(その2)" »

2012/07/21

100円ショップアイテムだけでラジオを作ってみた

2012.8.12 改善についてはこちらを

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以前ゲルマラジオにつないでみた100円ボリュームアンプでちょっと思いついたことがあって、実験してみました。思いついたこと、というのは、「あれ検波用ダイオードなしでも鳴ったんじゃないかな?」です。

あの100円アンプではないですが、鉱石ラジオとアンプICでいたずらしていた時に、鉱石なんかなしで普通に聞こえる、ということがよくありまして、アンプICはものによっては結構整流特性があるのだろうなあ、と考えていました。

以前改造した100円アンプ+ゲルマラジオの回路をジャンク箱から取り出してダイオードなしにしてみたら、案の定普通に聞こえました。

とすると、「これでようやく100円ショップの品だけでラジオが作れるな。」となります。 

実は、少し前から100円ショップアイテムだけで、しかもはんだ付けなしでラジオを作れないものかと考えてまして。検波器だけがどうしようもなかったのです。ゲルマダイオード単体で売ってるはずはないし。鉄製の何かを錆びさせるのも再現性がなさそうだし、で。

しかし検波機能付きアンプがあるなら検波器は不要。コイルは針金でいいし、バリコンは2枚の金属板だからどうにでもなるし、あとはスピーカーだけ。それももちろん売ってるし。

ということで、早速100円ローソンで部品を買ってきて作ってみました。

電池を除けば315円です。夏休みの工作にいかがでしょうか?

それではまたです。

2012/07/16

AITENDOのDSPモジュール その4

その1「100円スピーカに入れた

その2「FRISKケースに入れた

その3「FRISKケースでAM/FM」

その4「AM/SW/FM全対応

========================================================

AITENDOのDSPラジオモジュールにまだこだわっています。

これまでは小さな箱に入れる方向でやってましたが、このモジュール中々の性能と分かりましたので、今回は少し真面目に作りました。

Dscn1207できあがりはこんな感じです。

ちょっと今回用に秋月で買ったのは以下の部品です。

・ケース:帯電防止ABS樹脂ケース(蝶番式・大) 112−TM−ABS
     (帯電でなくても良かったのですが、サイズがちょうどよかったので。
      少し高めですが、アクリルより加工しやすいです。)

・ロータリスイッチ:ロータリースイッチ(0〜F:正論理)2個入M−ABS

     (バンド切り替え用です。)

他のバーニヤダイヤル、スイッチ、LED、スピーカ等は手元に有ったものです。

選局がシビアなのでバーニアダイヤルにしてますが、普通のダイヤルでも良いと思います。

Dscn1210 Dscn1209_2

中はこんな感じです。配線が多いように見えますが、LEDとかバンド切り替えスイッチの配線がほとんどで、ラジオ本来の機能はモジュールでほぼ完結しています。

回路はAITENDOさんの図ほぼそのままですので、同じように作れば同じように動くはずです。

 一点だけ違うのは、AITENDOさんの参考図ではSS49D01とかいう多ピンのバンド切り替えスイッチを使っているようですが、それをロータリースイッチに置き換えたところです。

 IO1-IO6をそのまま4ビットのロータリスイッチ2個(1個はIO1-IO4につないでAM/SWのバンド切り替え用、もう一個は2ビットだけ使い、IO5-IO6に繋いでFMバンド切り替え用としています。)

 で、動かしてみたところ、AM、SW、FM、TV民放があっさり聞えました。感度良好。音質はまあまあといったところです。

 なお、動画ではFMは1m位の線をアンテナとして繋いだだけ、SWはアクティブループアンテナを使っています。

 今回の工作時間2時間(大部分はケース加工)です。それで、結構な感度のマルチバンド受信機が簡単にできてしまう。。。。。DSPおそるべしです。

それではまたです。

2012/07/11

AITENDOのDSPモジュール その3

その1「100円スピーカに入れた

その2「FRISKケースに入れた

その3「FRISKケースでAM/FM」

その4「AM/SW/FM全対応

========================================================

AITENDOのDSPモジュールですが、ようやくAM/FMが両方聞こえるようになりました。

FMが聞こえなかった理由は、バンド設定のIOコンフィグにありました。

ここはあまり見ないで、最小構成の絵のままにしていたのですが、それがいけなかったようで、設定ピンのIO5,6になにもしないでオープンのままだと87−108MHzで、バンドが狭くなっていたようです。GNDに繋ぐと70−109MHzとなります。

IO5,6をGNDにつないだらあっさり聞こえるようになりました。

またFRISKに入れたので見てやってください。

以下製造過程の写真です。

Dscn1135 Dscn1137

Dscn1139 Dscn1141

なお、電池は2450というボタン電池で一番大きいのにしました。

それで一応スタンドアローンでも動作するのですが、5分くらいがいいとこです。結構パワー食うモジュールですね。

そのため動画撮影時は外部電源つないでやっています。線が映らないように撮ったつもりでしたが、一部見えちゃってるので指摘される前に先に言っときました(^^;

しかしこのモジュールって、短波帯も対応してるんですよね。設定ピンで4.75MHz〜22.45MHzの範囲をカバー。

 FMだって56MHz〜223MHzって、144MHzのアマチュア無線とか航空無線、民法のTV音声とか、みんなカバーしてるじゃないですか。

 これはFRISKで遊んでいるより、真面目にマルチバンド受信機作ったほうがよさそうですね。

それではまたです。

2012/07/07

AITENDO のDSPラジオモジュールその2

その1「100円スピーカに入れた

その2「FRISKケースに入れた

その3「FRISKケースでAM/FM」

その4「AM/SW/FM全対応

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以前100円スピーカにいれた、AitendoのDSPモジュールですが、実はDSP-443、DSP‐444の2タイプがあります。前回のはDSP-443で普通のポリバリコンに基板がついた感じのものでしたが、今回はそれより小型のDSP-443で遊んでみました。

Dscn1108 この写真はダイヤルを付けたところ。このダイヤルは以前分解した100円アンプのボリューム用のものです。ネジもぴったりでした。

最近仕事中のリフレッシュをFRISKに頼ることが多く、空きケースがなんとなく溜まっているので、それに入れてみることにしました。

Dscn1114 Dscn1115

高さぎりぎりです。水晶が底板にあたるので、上左のように底板をカットしています。

上右のようにシールをはれば外からはわかりませんw。

Dscn1119 Dscn1121

問題は電源です。上左のように単三では全く問題ないですが、FRISKに入るようなボタン電池では全然持ちません。上右のようにとにかく入るだけの電池を並列に繋いで動かしました。
(実際はこの写真の4個では全然たりず、入るだけ無理やり入れています。)

なんとか動いている間に動画にしました。

それではまたです。

2012/06/19

AitendoのDSPラジオモジュール

その1「100円スピーカに入れた

その2「FRISKケースに入れた

その3「FRISKケースでAM/FM」

その4「AM/SW/FM全対応

========================================================

またちょっとAVR-LCDとは別の話です。

実はAitendoでDSPラジオモジュール[DSP-RADIO-M]

というのを見つけてLCDと一緒に購入してありました。

Dscn0987 Dscn0988

物は↑です。ポリバリコンと一体になっています。

Dscn0989一緒に買ったミニAMバーアンテナと2016(3V)ボタン電池ボックスです。まずはこれでAitendoの配線図通り組んでみました。

Dscn0983スピーカはこの100円スピーカを使うことにしました。iPhoneを意識したデザインのようで、100円iPhoneカバー等のiPhone関係のグッズと一緒に並んでいました。

以前使ったMiniMiniスピーカを探したのですが、見つかりませんでした。移り変わり早いですね。

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2012/01/10

改造100円アンプでゲルマラジオを鳴らしてみた

 ミニソーラーカーは部品買いに行かないといけないので、かわりにしばらくぶりの100円ショップネタです。

 今回の物は下の「ボリュームアンプ」です。これでゲルマラジオを鳴らせるか、を試してみました。

Dscn0663  これは結構改造ターゲットにされているようで、「ボリュームアンプ 100円 改造」あたりで検索すると色々とでてきます。回路図もあるようです。

 いきなり結論ですが、下の動画のように簡単な改造で鳴りました。

 改造は、動画内にもあるように入力インピーダンスの調整だけです。入力を10KΩVRで受けていてゲルマラジオにはインピーダンスが低いので、VRのGNDを浮かせました。

 結果はまあまあと思います。最初はミニミニスピーカと組み合わせてみて、見かけはなんか良いかなあと思いましたが、音質はいまひとつ。

 あとから大型の100円スピーカと組み合わせたらかなり良くなりました。

 スピーカとアンプで200円なので、AMP-ICとスピーカ他をパーツで買って組むより安いのですよね。やっぱり100円ショップはあなどれません。

2011/12/25

再生ラジオ

 早い物で今年もあと数日になってしまいましたね。今年は地震もあり良くないことが多い年でしたが、その分来年は良い年になると信じます。

さて、今日はちょっと片付けをやっていたのですが、だいぶ前に作った再生式の短波ラジオが出てきたので、ついそっちいじってました。

物はこれです。

Dscn0603  Dscn0604

回路は、確か2年くらい前のCQ Ham&Radioに掲載されていたものですが、今は以下の本にまとめられているようです。

はい。すみません。説明手抜き&アフィリエイトCMですcoldsweats01

再生式の動作がどんな感じか、また動画撮りました。

前いじったときは調子が良ければ3.5Mや7Mのアマチュア無線の電信や電話も聞えたのですが、今日はちょっと無理のようでした。 

こういう微妙なアナログ的調整が昔から結構好きです。

ということでまた。

2010/12/12

ガレナ鉱石(方鉛鉱)の実験

 ちょっと先月から色々と多忙だったためブログの更新も間があいてしまいました。どうもすみません。

 

久々の更新は鉱石検波器についてです。eBayでハンダ台座付きの方鉛鉱を入手して実験してみました。

 

先月発注していたのですが、到着までに一カ月位かかり、忘れたころに届きました。送料も妙に安かったし、もしかして船便だったのでしょうか?

 
物は以下の通りです。1cm弱くらいの方鉛鉱の下部が低温ハンダの台座に乗っています。

Dscn1287  Dscn1288

今回の物は英国からの取り寄せです。他に見たところでは米国でも売っているところが
あるようです。

日本では手作りの物の写真は見ますが、売っているのは見たことが有りませんね。

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2010/11/12

アメリカの短波ラジオキット(その3)

 今回はこのラジオを少し解析してみました。

 まず、LCメータを使ってコイルとバリコンの値を見たところです

Dscn1283
結果は以下のようになりました。

  
 コイルのL(6〜8MHz用)   : 11.3uH
 コイルのL(12〜18MHz用) :  2.1uH
 バリコン             : 〜240pF
 
 コイルの値は周波数から考えるとそんなものかな、という感じだと思います。バリコンも普通にこちらで使っているものとあまり変わりがないようです。 

 

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2010/11/08

アメリカ製の短波ラジオキット(その2)

 実際に組み立ててみました。急がずにちょっとずつというつもりでしたが、やっぱり中々そうもいかないですね。ゆっくりやったつもりですが所要時間30分ほどで完成してしまいました。
   

 以下組立の過程をお見せします。最初はスプリングを立てます。右下がスプリング単体、左が指定18本のスプリングを立てたところです。
Dscn1271  Dscn1270

 スプリングは上下が細くなっていまして、太いところまでを穴に押し込むと固定されます。
 

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2010/11/07

アメリカ製の短波ラジオキット(その1)

 最近eBayを初めまして、試しにアメリカ製の短波ラジオキットを購入してみました。

  
 パッケージは下の写真です。Elenco社という科学教材を売っている所の製品です。この会社は変なものを色々扱っているようです。

Dscn1266

 ハンダづけ不要の2石(高1石低1石)短波ラジオで、6-8MHz,12-18MHzの2バンドが受信可能ということです。

 

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2010/11/05

専用IC Si4702によるFMラジオ(その4) 

 ちょっと取り込んでいたため更新がだいぶ遅れていてすみませんでした。しかも、その4としましたが、QFNに関しての進捗はありません。。。。。重ねて申し訳ありません。

 

 先週末秋葉原に行きましたので変換基板やシール基板関係も見てきたのですが、どうもこれは、というのが見つかりませんでした。

 

 シール基板の0.5mmピッチで、下のSOPトランジスタ用というので少し悩んだのですが、

http://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=8581

 ピン数が3ピン単位で、Si4702の一列5ピンには足りないし。。。。

 

 あとは下のエクステンション基板というもの。

http://www.sunhayato.co.jp/products/details.php?u=302&id=07009

 これを切って4方向に並べることも考えたのですが、これだとピッチが変わらないので結局0.5mmピッチのままでジャンパ配線することになります。

 それならICを裏返してじかにジャンパ貼った方がましということで没にしました。

 

 やっぱり基板をエッチングしようと思います。しかしこれ単体のためにちっちゃい基板を起こすのは無駄が多いので、そのうち他の回路基板をエッチングする時に、そのすみっこにこれ用のパターンを置くつもりです。申し訳ないですが、このICはそれまで寝ていて貰うことにしました。

 

 しまりのない話ですが、今回は以上です。

2010/10/24

専用IC Si4702によるFMラジオ(その3)

 QFNパッケージの取り付け方を色々調べてみました。その中で見つけたのが、(QFN限定ではないですが)自作でリフローをやってしまおうというアプローチです。”手作り リフロー”で検索すると色々出てきます。
 

  その中で、オーブントースターの改造でリフローをやっておられる方がおられて驚きました。その発想は全くありませんでした。

 温度制御まできちんとやっておられまして脱帽です。とりあえずこてでパッケージ温めてみようとか考えていた自分が恥ずかしいです。 

  

 なお、調べてみたらクリームはんだもマルツ電波で売っていることがわかりました。

    

  他に、世の中にはQFN変換基板というのも存在することがわかりました。でもこれも写真とPDFファイルの図を見る限りでは、GNDPADはリフローしないとだめみたいに見えます。そもそも問題のGNDPADのパターンがどこにも繋がってないような? 値段の記載もないしこれはちょっと個人向けではないと思われます。

 

 と色々見てみましたが、自力でリフローするかどうか以前に、なんらかの基板を自分で用意する必要がありますね。

 あのチップ一個だけのために基板をエッチングするのは正直億劫だし、0.5mmのピッチ変換基板か、ピッチ変換シート基板の組み合わせでなんとかならないかな、と考えなおしているところです。

 

 次の週末にまたちょっと上京予定で、秋葉原にもいきますので、そこで変換基板系で使えそうなものでも見つくろってこようと思っています。

ということで今回は以上です。

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2010/10/21

専用IC Si4702によるFMラジオ(その2)

 QFNパッケージのGNDPADのはんだ付け方法をまだ検討中です。

 

 その後下図のような2案を考えてみました。

Qfn2

 案2は案1の改良版で、基板に穴を空ける必要は有りますが、ジャンパ線は引き出さなくてもよいです。

 案3は昔eジスpenという物をネットで見たのを思い出して書いてみました。eジスpenとは基板にパターンをペン書きするとそのパターンがそのまま導通して基板パターンのようになる、というものです。なお、ここにeジスpenの説明があります

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2010/10/18

専用IC Si4702によるFMラジオ

 先月AitendoからLCDを購入した際に、ついでに1Chip FMラジオICのSi4702というのも一緒に購入してありました。

 昨日ちょっと部品箱を整理していてそれについても思い出しましたところで、せっかく買ったのだからできるなら動かしてみようと思います。
 

 物と添付データシートの写真は下の通りです。

Dscn1256  Dscn1257

   このICはシリアルI/Fで受信周波数等を制御するようになっています。その制御を手持ちの8ピンPICマイコン(PIC12F683)でやることにして、とりあえず回路図を引いてみました。

Si4702radio

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2010/10/17

コイル変形によるゲルマラジオ同調方式(その2)

 前回に引き続き、今度はコイルの長さを変えることで周波数を可変する同調方式を実験してみました。

 

 実験用に100円ショップで買ってきたのが下の提灯です。蛇腹状になっており、長さを簡単に変えることができます。直径15cm、長さ方向はたたむと1cm以下、伸ばして20cmほどです。

Dscn1248

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2010/10/16

コイル変形によるゲルマラジオの同調方式(簡易実験)

 前回のコイル実験をしていて、ふと、コイルを変形させることでインダクタンスを変え、同調周波数を調整する(コンデンサは固定)ような同調方式ができないかな、と思いつきました。

 

 今まであまりそういう物は書籍やネットでも見たことがないので、もしかしたら珍しい方式になるかもしれないな、とちょっとだけ思っています。

 
 ネットで調べたところでは、円筒状の空芯コイルのインダクタンスは以下の式で求められるということです。

L(インダクタンス)=k×μ 0×π×a^ 2×n^ 2/b
   k (長岡係数とよばれる係数)
   μ 0 (真空の透磁率)
   a (コイルの半径)
   b (コイルの長さ)
   n (コイルの巻き数)
 
 つまりコイル半径の2乗に比例し、コイル長に反比例します。

 

 コイルの半径は計算式内で面積として反映されていますので、つまり、コイル面積に比例、コイル長に反比例といってよいかと思います。

 

 まずは簡単にできる面積変動の方を試すことにして以前作ったあまりできのよくないコイルを犠牲にして実験してみました。

 左の方が通常の状態。右が変形によって潰した状態です。

Dscn1236  Dscn1235

  通常の状態で475uH、変形によって面積を小さくした状態で324uHで、1.5倍程度の差が有ります。

 

 変形によるインダクタンス変動はある程度確認できました。しかしあまり変動幅が大きくないですね。。。。。

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2010/10/14

巻き方によるコイルQの違い測定

 バーアンテナのコイルの巻き方でどのくらいQが変わるものか、実験してみました。

 

 実験したコイルは下の写真の二つです。

Dscn1219

 どちらもΦ6mmx40mmのフェライトに同じΦ0.8mm(28芯)リッツ線を巻いて作ったものです。

 

 左の物は普通に線の間を空けずに巻いてあります。右の物は同じ材料ですが、線の間を数mm程度空けるようにして巻いてあります。

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2010/10/11

ゲルマラジオ用帯域低減フィルタの作成 (その2)

 前回の帯域低減フィルタを使いやすいようにケースに入れました。

 できたものが下の写真左です。100円ショップでみつけた印鑑ケース(下写真右)がちょうど良い大きさでしたので使っています。

Dscn1172  Dscn1171

 

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2010/10/09

ゲルマラジオ用帯域低減フィルタの作成

 先日のバリコン自作レトロ風鉱石ラジオですが、例によって近くに中継アンテナのあるローカル局が非常に強く、他の弱い局にどうしてもかぶさってきます。我が家のあたりでは毎回そうです。どんな適当なラジオつくってもとりあえずその局が聞こえるのは良いのですが、他が聞こえないのは困りものです。。。。

 

 この際なので、いらないときにその局をカットする小型の汎用帯域低減フィルタを作ってみることにしました。

 

 簡単ですが回路図は下の通りです。

Filter_2

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2010/10/05

ゲルマラジオ用バリコンの自作 その3

 先日の自作バリコンを使ってゲルマラジオを作ってみました。
 

 最初は下の写真のように100円のプラスチックトレイに実装してみたのですが、どうもいまいちかな、という感じがしまして。。。

Dscn1138
 せっかくコイルとバリコンを自作したのでもうちょっとレトロっぽくしたいなと考えて、作り直したのが下の物です。

Dscn1159

  

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2010/10/03

ゲルマラジオ用バリコンの自作 その2

 ※前回の記事はこちらです。 

 先日の自作バリコンの改良をしてみました。

 下の写真のようにホームセンターの金属プレートを買い増しして6枚x2の構成にしました。また保持用にL型金具も購入しました。

Dscn1130

 前回と同じように3mmx20mmのネジに金属プレートを取り付けています。羽根の間は3mmナットで間隔を空けています。

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2010/09/30

ゲルマラジオ用バリコンの自作

 「ぼくらの鉱石ラジオ」に触発されまして、またゲルマラジオの方に立ち返りました。まずは一度ちゃんとした(容量がポリバリコン並の)エアバリコンを作ってみようと考えています。

 

 理屈としては金属板を平行に並べた物を作ればよいと思います。しかし、エアバリコンの羽を金属板から一枚一枚切り出すだけの根気はなく、入手できる金属片でやってみようと思い、また100円ショップを物色してきました。

 

 探そうとしたのは数センチ位の薄い金属片の何かで、できれば軸を通すための穴があいているもの、です。しかし、そういう都合の良い物は中々ないですねcoldsweats01

 
 結局100円ショップではなく、ホームセンターで買ってきたのが下の物です。
Dscn1123 よくある工作用の金属プレートで、サイズは110x20mm(厚さ1mm?)、4枚セットで100円でした。

3mm穴が開いていますので、ついでに3mmネジも買ってきました。

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2010/09/24

書籍「ぼくらの鉱石ラジオ」について

 ここのところちょっと色物の作成が続きました。ちょっと落ち着いて久しぶりに鉱石ラジオの話題です。 

筑摩書房の「ぼくらの鉱石ラジオ」(著者小林健二氏、定価¥3,300)ご紹介します。

Dscn1119_2

 以前から存在は知っており、気になっていた本です。しかし中々本屋で見かけることがなく、中を見ずにいきなりネットで購入するにはちょっと高いかな、と思っていました。

 

 そんなおり、たまたま入った市営図書館であっさり発見しまして、早速借りてきたものです。もっと早く見に行けばよかった。

 

 中身は想像以上の充実ぶりです。作り方、歴史、原理、各国の様々な鉱石ラジオ、様々な鉱石、等々が高密度で盛り込まれています。

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2010/09/21

100円スピーカのオーディオアンプ化&カラー表示(その4)

 2013/4/2 CONFIG情報を追加しました。

 9/21 PM 23:45 価格情報を追加しました。

====================================

 一通りできましたので回路図とアセンブラソースを公開いたします。

 まずは回路図です。

100e_amp_lcd2
 
 前回の物とほとんど同じですが、モード切替え用のCDSセンサとLCD周りが修正になっています。

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2010/09/18

100円スピーカのオーディオアンプ化&カラー表示(その3)

 PICのADコンバータを動かして、音の大きさに表示を連動させてみました。

まずは動作を動画でお見せします。

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100円スピーカのオーディオアンプ化&カラー表示(その2)

 基板の作成と、カラ―LCDのテスト表示を行いました。

 
 下が作成した回路基板の写真です。秋月電子の28ピンSOPピッチ変換基板をベースにしており、左が表側(PICマイコン搭載)、右が裏側(オーディオアンプ搭載)です。
Dscn1066  Dscn1065

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2010/09/16

100円スピーカのオーディオアンプ化&カラー表示(その1)

 カラーLCDで再度トライを開始しました。

 
 新たにもってきたカラーLCDは以下の物です。またまたAitendoのLCDモジュール(128×128)[NOKIA3300-LCD]というものです。 

Dscn1061  Dscn1062

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2010/09/15

100円スピーカのオーディオアンプ化&見える化(その3)

 PICマイコンのADコンバータを動かして、実際に音声波形をLCDに表示させてみました。

 100円スピーカ内に組み込んだところが下の写真です。

 ※回路図はこちらです。

Dscn1057  Dscn1056

 基板と電池は問題なく収まりましたが、2種類のケーブル(LCD用途PICプログラム用)でちょっと苦労しました。普通のすだれケーブルを切って使ったのですが、こういう用途にはもっと細いものをもってきたほうがよさそうです。

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2010/09/14

100円スピーカのオーディオアンプ化&見える化(その2)

 LCDをテスト動作させてみました。

 

 左下の写真がPICとLCDを配線した基板、その右がテストパターンを表示したLCDです。小さいLCDですが表示は結構見やすいと思います。

Dscn1046  Dscn1049

 今回テスト表示に使ったプログラムのソースをご参考に開示いたします。

「AD-12864-SPI_test.asm.asm」をダウンロード

(※個人利用のご参考用に留めてください。何か問題が生じても対応は致しかねます。)

 

 LCDへの書き込みルーチンはスピード重視でべたに書いたためコードの効率は良くないです。シリアルI/Fですので少しでも早いほうがよいかと思ってこうしていますが、ちゃんとビットごとのループにした方が良かったかもしれません。
  
 この次はPICのADコンバータを動かして、入力信号と表示を連動させてみようと思います。

 

簡単ですが今回は以上です。

 

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2010/09/13

100円スピーカのオーディオアンプ化&見える化

 あの楽器ミニが一段落しましたので、またラジオ関係の物を作ろうと思います。

ゲルマラジオ等に繋ぐ簡単なオーディオアンプがあるとちょっと良いかな、と以前から考えておりましたので、この機会に作ってみることにしました。

 ただし、単なるアンプ機能だけでは面白くないので、LCDとマイコンを付けて何かが見えるようにしてみます。

「何か」はマイコンソフト次第で色々できそうです。一案が音声波形です。

 カーステレオ等のオーディオ機器で周波数ごとの強弱を棒グラフで表示するものはよく見かけますが、波形が見えるものは見た覚えがありませんので、できたらちょっと面白いかな、と考えています。(面白くなかったらすみませんcoldsweats01。)

 それ以外では何かキャラクタを表示して、音の大きさに合わせてくちパクでもさせようかと思います。

 今回のベースにしたのが、左下の写真の100円ミニスピーカ、LCDは右下の写真の物です。
Dscn1038  Dscn1045

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2010/08/16

同調回路のQの測定(その21:測定してみました)

 ちょっと間があきましたが、コイル(共振回路)のQの測定をいくつかのコイルでやってみました。

 以前測定したコイルに加えて、リッツ線を入手しましたので、それでハニカムコイルを巻いてみたものを加えました。

 
 今回測定したコイルは下の写真のものです。左が市販のコイル、右が手作り品です。
Dscn0890  Dscn0891

 

 

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2010/07/29

同調回路のQの測定(その20:ケースに入れました)

 前回に続いて、ケースへの格納をおこないました。

 
 下の写真の状態からスタートです。バラックでデバッグしているうちにかなり混沌状態になっております。
Dscn0771

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2010/07/28

同調回路のQの測定(その19:ようやく全体動作)

 今回は、整流部の動作確認と調整をいたしました。これでようやく全機能が動いたことになります。

 
 今回動かしたアナログ部の最新回路図は以下の通りです。

Qmeter8_2

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2010/07/27

同調回路のQの測定(その18:アナログ部とデジタル部の接続)

 夕方からアナログ部とデジタル部の接続とソフト動作確認を行いました。

 
 
 まずは発振部の制御と周波数カウント部の動作を行っています。よろしければ下の動画をご覧ください。

 最近ムービーメーカの使い方が少しわかってきたので、つい必要がなくても動画に走ってしまいますcoldsweats01

 正直今回のはロボットみたいな面白みがないですし、撮影時のガサゴソ音が耳ざわりだったので音声カットして代りに適当なBGMを入れてみました。

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2010/07/26

同調回路のQの測定(その17:アナログ部改修の続き)

 前回の記事でQが少し低めに出ている件、だいたいの原因がつかめたと思います。

 

 各部の電圧を確認した結果、Voscを50:1で分圧した後のr1(1Ω)抵抗両端電圧Vr1が共振時に3〜5mV低下しているのがわかりました。(一緒に確認しましたがVosc自体は変化していませんでした。)

 下のグラフは1000KHzに共振させた状態でその前後に周波数を振ってVvcとr1両端電圧を同時に測定したものです。

Vr1_degradation_2 共振によってVvcが上がってくるとr1電圧が低下しているのがわかります。

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同調回路のQの測定(その16:アナログ部改修)

 7/26 AM9 補足: この記事でのQが低めに出る問題ですが、今朝確認したところ、共振回路に信号を与えている1Ω抵抗の両端の電圧が、共振時に低下していることが分かりました。その分の補正を入れるとほぼ期待される値になるようです。確認と対応ができましたら別記事としてアップいたします。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ようやく負電源用の部品が届きましたので、アナログ部の方の改修を再開いたしました。

 下の写真が待っていた部品、DC-DCコンバータモジュールです。

Dscn0754 電解コンデンサを外付けし、+9Vを供給するだけで±5Vの電源を出力してくれます。

 

 負電源の生成方式として、電源トランスから組み込む方法と、負電圧コンバータを使う方法も考えたのですが、前者は箱に入らないし、後者は出力電流が足りないし。。。ということで結局贅沢してDC-DCコンバータを使うことにしました。いつもの秋月電子やマルツ電波では取り揃えがなく、DigiKeyで海外購入しましたので、日数がかかっておりました。

 

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2010/07/21

同調回路のQの測定(その15:デジタル部作成)

 ケースに続いてデジタル部の作成を行っています。今回作ったのは下図の点線部分です。

Qmeter6_3

 内容は@DAコンバータの交換、A操作スイッチの取り付け、BUSBポートの作成、の3点です。

以下それぞれの作成状況をご説明いたします。
 

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2010/07/19

同調回路のQの測定(その14:ケース加工)

 ただいま負電源生成用の部品待ちです。その間にケース加工とデジタル部の作成を行っております。今回はケース加工の方の状況を掲載いたします。 (負電源はとりあえず乾電池で作って実験していました。)

 

  ケースは、タカチ工業の傾斜型アルミケースTS−2(下写真)という物を使うことにしました。サイズは横200mm、奥行き150mm、高さ前部35mm、後部70mmです。

Dscn0703

 以下加工の様子を順番にお見せします。

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2010/07/17

同調回路のQの測定(その13)

 今日の午後から連休来客のため、また2,3日間が空きそうですので、まだまだ途中なのですがQ測定の方の状況をアップいたします。
  

 以前書きましたように、問題が多々あるため全面的に修正を入れています。修正部分は下の図の通りです。

Qmeter5

@発振回路を秋月電子のMAX038精密波形キット(AKI-038)に置き換えました。
A発振出力の分圧抵抗をソリッド抵抗に置き換えました。
B整流回路を高速オペアンプによる理想ダイオードに置き換え中です。

 

それでは、それぞれご説明いたします。

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2010/07/07

同調回路のQの測定(その12)

 購入したオシロを使ってQの測定セットを全体的に見直しているところです。どうも問題点が3つあることがわかりました。

 (これまでの簡易オシロでは、電圧最小レンジが0.1V/divなうえに、電圧レンジを変えるごとになぜか値が変わったり、AC設定なのに何らかのオフセットがついて表示されるので最小レンジが実質使えなかったり、等々でこれまでは中々問題点も把握できなかったのですが。。。とちょっと言い訳してみましたcoldsweats01

問題点:
 @.共振回路に与えられる電圧がおかしい?
 A.並四コイルは本物?
 B.整流回路がまだ不安

以下、ご説明いたします。

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2010/07/05

同調回路のQの測定(その11・・・横道ですが)

 用事が片付いたので久しぶりにQ測定の方をやろうと思い、夕方から2週間ぶりに測定用のセットを取り出してオシロを繋いでみたところです。

 

 まずは回路がおかしくなっていないか、発振回路出力(VOSC)と共振回路のバリコンでの電圧(VVC)の波形をみようとしていて、ふと見ると電源が入ってないのにVVCに何か波形が出ているのに気付きました。(下写真)

Wave2 ← 電源オフでのVVC波形

 ノイズにしては綺麗だし。。。バリコンを回すと振幅が変化するし、何かに共振してるみたい。。。でも何もしなくても振幅が変動しているみたいだな。。。。で、タイムレンジを変えてみてやっとわかりました。(下写真)

Wave1  そうです。AM放送電波でしたcoldsweats01

 考えてみたらラジオの共振回路と一緒ですから受信してあたりまえですね。

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2010/06/21

同調回路のQの測定 その10

 6/25 補足: この記事の回路ではダイオードのVfオフセットが問題になるとのご指摘が有りました。対応ができ次第、別の新規記事にて掲載いたします。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バーニヤダイヤルとエアバリコンが届きましたので、アナログ系の追加作成を行いました。

 
 下が入手エアバリコンとバーニヤダイヤルです。昔憧れた組み合わせなので、今見ても感慨深いものがあります。
Dscn0559  

 今回は主に整流部の回路を作りました。回路図は以下の通りです。

Qmeter5
 先日作ったFETバッファを手直しした物にダイオード整流回路と5Vオペアンプによるバッファを付けています。ついでにオペアンプの余りで周波数測定用のバッファも取り付けました。

 また、Qが大きい場合に9V電源では振れ幅が十分とれないようなので12Vに変えました。

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2010/06/18

同調回路のQの測定 その9

 バーニヤダイヤルの到着が明日になるようですので、デジタル部の続きを作成しました。
 
 今回作りこんだ部分は下図の周波数制御用のDAコンバータ部分です。

Qmeter3_0  
 事前の発振回路の測定で、4.5〜8.5Vの電圧を与えれば900KHz〜1.3MHz位の範囲で周波数を振れることを確認しましたので、その範囲をPICから制御できることを目標としています。

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2010/06/17

同調回路のQの測定 その8

 Qの測定回路の方はただいま部品待ちです。結局エアーバリコンとバーニヤダイヤルをネット注文してしまいました。

 ポリバリコンにサブを付けようかとも考えたのですが、どうもいまいちになりそうですし。
それにバーニヤダイヤルは見栄えがしますから。それらが届いたら再開しようと思います。

 
 部品待ちの間にデジタル系のファームを進めることにして、今回はLCD表示の続きをやってみました。
 
 今回作った機能は以下の通りです。

 @8x8のフォントデータによるテキスト表示(大文字アルファベット、数字、記号のみ対応)
 A共振特性をグラフ表示するため最小限のグラフィック機能(垂直線表示のみ))

 
 できたものが下の写真です。左がフォントデータテスト表示、右がグラフィック機能テストパターンとテキストの混載表示です。

Lcd1  Lcd2

こういう表示物は結果が一見して分かりますので確認も楽ですwink

 

今回はハードをいじっていませんので簡単ですが、以上です。

 

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2010/06/15

同調回路のQの測定 その7

 またタイトルから外れますが、ハヤブサの大気圏突入は大変感動的でした。まだ見ていない人がおられたらYoutubeに映像が有りますので是非見てください。

和歌山大学撮影:http://www.youtube.com/watch?v=C680DeICaQE&feature=related
NHKニュース: http://www.youtube.com/watch?v=yqaJXUsjEsY&feature=related
NASA撮影:http://www.youtube.com/watch?v=X-dZicOmu4k&feature=related

 

 さて本題です。今回はコイルのQを測定してみました。以前コメントでご紹介いただいて参考にさせて頂いているサイト殿に様々なコイルのQの実測値がありますので、そちらと比較確認ができます。
 
 
 といってもすぐ測定できたわけではなく、いくつか問題がありましてcoldsweats01。。。まずその対応を行ってました。

 問題のひとつはオシロです。簡易オシロを使っているのですが、どうもバリコン電圧Vvcを見ようとするとおかしな値になります。

 オシロのスペックを見たら負荷容量が30pFとありまして、これでは無理もないな、ということで測定用に下の回路図のようにFETのバッファを付けました。(他にも電圧測定レンジや周波数も制限が多く、やっぱり簡易でないオシロが欲しいです。)
Qmeter5_2 (クリックで大きな図面が開きます。)  

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2010/06/13

同調回路のQの測定 その6

 タイトルとは関係ないですが、小惑星イトカワを探査した探査機ハヤブサが今から地球に帰還します。この記事をアップしたらネット中継の視聴に入ります。
 しかし相当なイベントだと思うのですが、テレビ等で案外触れられてないのが不思議です。こういう日本の素晴らしい技術成果はもっとアピールされて良いと思うのですが。。。。
  

 さて、本題Qの測定の方ですが、発振回路のバッファを改善し、電圧測定部分を作ってみました。
 
 今回作ったのは下図の点線内の部分です。

Qmeter4_2

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2010/06/11

同調回路のQの測定 その5

 発振回路の改善用に手配した部品の到着は明日になるようです。そのため、今日は昨日の構成の見直しと、表示系の作成を行いました。

 

 見直した構成図は以下の通りです。以下2点が変更になっています。

   @発振出力のレベルも測定できるようにした。

   ALCDとDACのデータラインを共用にした。
     (良く考えたら分ける理由がなく、IOポートの無駄でしかないので直しました。)

Qmeter2  

 左上の薄緑の領域が今回作った表示系の部分です。

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2010/06/10

同調回路のQの測定 その4

 前回記事へのコメントによるご指摘で、発信回路のバッファ出力インピーダンスに問題がある、ということがわかりました。その改善を早くやりたいところですが、残念ながらただいま部品待ちです。

 Uターン前は秋葉原に気軽に行けたものですが、今は地方ですのでちょっとした部品でもネット購入になってしまいます。。。30年前は我が街にもパーツショップが有ったのですが、閉店して久しいようです。

 
 部品が届くまでの間、ちょっと気が早いですが、正しいQ測定ができるようになった後のQメータ作成についての検討に入りました。

 
 まず、装置の仕様として以下を目標とします。

  ・中波帯用の共振回路のQとコイルのQが両方測定できること。
  ・測定結果は数値表示できること。共振曲線はグラフ表示できること。
  ・測定データをPCに対して外部出力できること。
  ・測定用のバリコンを内蔵し、測定対象のコイルを接続するだけで測定ができること。
  ・測定用のバリコンは、内蔵のものと外部外付けバリコン(共振回路の測定対象)が選択できること。
  ・できるだけ小型、ポータブルであること。
  
 以下はできればやってみたい仕様です。
 
  ※短波帯のコイルも測定できること。
  ※周波数カウンタ機能を持ち、発振周波数の校正を単独でできること。
 
 この目標仕様から考えた装置構成は下図の通りです。

Qmeter

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2010/06/09

同調回路のQの測定 その3

6/10 補足: 

  コメントでのご指摘によりこの記事の測定結果は誤っていることがわかりました。原因は発振器バッファの出力インピーダンスが大きいためです。今後改善して新規記事として掲載予定です。申し訳ありませんでした。

 共振回路のQ値算出の元になる周波数特性(共振曲線というらしいです)の出し方について、その後WEBで調べつつ、再検討してみました。

 考え方としては、直列共振回路のインピーダンスの逆数、または回路を流れる電流値を使用するということです。前回のやりかたでは直列共振回路に直列に繋いだ抵抗の両端の電圧を測定しています。固定抵抗の両端を見ていますので、電流に比例した値を測定していることになり、比率であるQ=f0/(f2-f1)を求めるには特に問題ないかな、と考えています。

 ただし、昨日の回路では直列抵抗が100Ωであり、直列共振回路の共振時にはその100Ωがそのまま発振回路バッファの負荷になります。これは負荷としては重いだろうということで、抵抗値を大きなものに変更しました。

 変更後の回路図は以下の通りです。

Q3_2 (図のクリックで大きな図面が開きます。)

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2010/06/08

同調回路のQの測定 その2

6/10 補足: 

  コメントでのご指摘によりこの記事の測定結果は誤っていることがわかりました。原因は発振器バッファの出力インピーダンスが大きいためです。今後改善して新規記事として掲載予定です。申し訳ありませんでした。 

 前回に引き続きまして、発振回路の基板組みと、簡単なコイルのQ(共振回路の先鋭度の方)測定をやってみました。

 

 基板組みした回路は以下の通りです。前回の回路に電源と測定用の周辺回路(バリコン等)を付けただけで、発振回路としては前回ブレッドボード確認したものと同じです。

Q2_2 (画像クリックで大きな図が開きます。)

 

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2010/06/07

同調回路のQの測定 その1

 ようやくまた回路をいじれるようになりました。退院したらやりたいと思っていたのがコイルQの測定です。早速とりかかることにいたしました。

 

 といっても、Qについては正直これまで良く分かっておりませんでしたので、まずはWEBで勉強させていただきました。特に「こちらの方のページ」はQについても丁寧な解説が有り、ご自身でもコイルのQ測定器を作られており、非常に参考になりました。

 

 Qについては、@共振回路としての値と、Aコイル自身についての値がある、ということがわかりました。それぞれの理論や計算式はおいといて(上記のような詳しい方におまかせしてcoldsweats01)、とにかく測定方法をまとめてみたのが下の図です。

Q1

@は感覚的に分かりやすいのですが、Aについてはちょっと理解度に自信がないです。もしかしたら何か誤りが有るかも。。。

ゆくゆくは@、Aを両方測定でき、特に@については周波数特性のグラフも視覚的に表示できるような測定器を作ってみたいな、などど考えております。

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2010/05/19

ゲルマラジオ用ハニカムコイルの作成 (4)

 5月21日補足: コイルの効率についての誤った説明を訂正(とりあえず取消し線)しました。

  昨日に引き続きまして、今回は放射型(中心に対してピンを放射状に展開して巻きつけ)の巻き方をやってみました。

 コメントによるご指摘で、線の中心方向への動きがないので効率が良くなる、と教えていただいている物です。

 (なぜ中心方向への動きが良くないか?これは円周方向なら良いが、中心方向の線はコイルのL成分に寄与せず、余計な直流抵抗と寄生容量の元にしかならないため、と考えております。間違ってたらごめんなさい。その場合はここは即訂正しますcoldsweats01。)

 

 最初に昨日の失敗例をお見せします。左下のようにプラスチックコップにピンを立てて巻き具にしてみました。

  これでやると、ペッタンこの腕輪のようなもの(右下)ができまして。。。線同士も接触しまくりなので、こりゃだめだ、ということでやりなおしてました。

Hc4_1  Hc4_2

 この失敗を元に、中心のハブを小さく、ピンを長く、と作りなおした巻き具が下のものです。

Hc4_3  ホームセンタでみつけた直径3cmくらいのパイプ継ぎ具らしいもの(¥87)をハブに使っています。

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2010/05/18

ゲルマラジオ用ハニカムコイルの作成(3)

  前回の記事でご指摘を頂いてから、WEBにあるDiamondWeaveCoilの写真を確認しておりました。そこでわかったのがピンを飛ばして巻いていることです。

 こうすると線同士の交点が減ってその部分の寄生容量が減りますし、線の直線部分が増えるので必要な線長が短くなり抵抗分も小さくなります。

 なぜ最初に見てわからなかったか。。。。そういえばスパイダーコイルの巻き方も一つ飛ばしになっていました。なんでそこから類推できなかったか。。。実にお恥ずかしい限りです。

 

 とりあえず、飛ばしの入った巻き方を練習して見ました。下の写真が練習中の状態です。今回使った器具の円板は、100円ショップの調理用落とし蓋です。

 どういう偶然か、ちょうど15個の穴が等間隔に開いていますので、そこにピンを立てて使っています。

Hc3_2_2 ← これに、ボタン付けの糸をまいて練習中です。

 

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2010/05/14

ゲルマラジオ用ハニカムコイルの作成 (2)

 ここ数日、私がおります新潟は寒くて寒くて、おかげで中々風邪も治りません。今朝医者に行ったら点滴打たれてしまいました。

 しかし、どうもずっと動かないでいると落ち着かなくて、ごそごそと昨日のコイル用のケース加工をしてしまいました。

 組み上がりが下の写真です。

Hc2_1  Hc2_2

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2010/05/13

ゲルマラジオ用ハニカムコイルの作成 (1)

 5月14日補足: 

   この記事で作っているコイルの巻き方では、線の直径方向交点分の面積での
   容量が問題となる等のご指摘を頂きました。

        (詳しくはこちらの最初のコメントをご覧ください。)
   記事内にある
DiamondWeaveCoilの一種と勝手に考えましたが、不完全な別物という
   ことになりますのでご注意ください。 申し訳ありませんでした。

 

  ハニカムコイルといっても種類も色々あるみたいですが、中でも海外のCrystalRadioのページでみかけるDiamondWeaveCoil(例えばこちらのページ見ると綺麗なコイルが一杯です。)を一度作ってみたいと思っておりました。

 

 そこで、これでこうすれば巻けるんじゃないかな、という物を先週買ってありまして、今日は夕方からそれをいじってました。

Hc1 ← それがこれです。プラスチック円板にジュラコンスペーサのピンを9本生やしました。 穴位置を2系統にして直径5cmと9cmのコイルが巻けるようにしています。

本当はもっと大きくしてピンも増やした方が綺麗なものができそうですが、最初なので小規模にしてしまいましたcoldsweats01

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2010/05/11

PICマイコンによるBFOの実験 (3) どうもいまいちです。。 

 今回はPICマイコンのクロックモードを変更して、なんとかPICマイコンの出力をBFOとし使用するための目標の456.5KHzにしました。

Pic_bfo_0 ← 調整できたところの周波数カウンタの表示です。できてますよね?波形を見てもそのくらいの周波数の「ほぼ」正弦波が見えるのですが。。。しかしBFOとして使ってみると、正直言っていまいちですbearing。 

 7MHz帯で聞いてみたところ、CW(モールス信号)は良く聞こえるようになりましたが、SSB(SingleSideBand)音声はいっまひとつ明瞭になりません。。。。。

 

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2010/05/07

PICマイコンによるBFOの実験 (途上)

 PICマイコンで実験してみたかったことの一つに、発振器として使う、というのが有ります。

 PICマイコンはクロック数十MHzで動いていますし、PWM(Pulse Width Modulation)に使えるカウンタ回路を持っている物が多いです。これなら数百KHz〜数MHzの発振は十分できるだろうし、それなら中波帯、あわよくば短波帯の何かに使えるだろう、という思惑ですcatface

 

 ということで、まずはPWMを動作させて発振波形を取り出してみました。何かターゲットが無いと面白くないので、短波ラジオ(スーパヘテロダイン)用の外付けBFO(Beat Frequency Ocillator)になるかどうか試すことにしました。BFOでしたら殆ど発振器そのままで使えるからです。

Pic_bfo  ← 実験に用いた回路はこの通りです。

(画像クリックで大きな図が開きます。)

 

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2010/05/05

100円ショップスピーカ(ミニミニ)のラジオ化 (2)

  釣りから戻りましたので、作りかけの100円ショップ、ミニミニスピーカのラジオを完成させました。

 組立過程を記載した前回の記事はこちらをご覧ください。

 出来栄えと動作については下をご覧ください。

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2010/05/03

100円ショップスピーカ(ミニミニ)のラジオ化 (1)

 100円ショップで、先日のミニスピーカより更に小さくなったミニミニスピーカというのを買ってきました。今回はこれのスピーカラジオ化に挑戦中です。

物は下の通りです。ジャックが突き出していて、そのままスピーカのない音源に繋いで使うものらしいです。

Mini2_1  Mini2_2

大きさは 縦32mm x 横32mm x高さ15mmで、容積は前回のミニスピーカの半分以下になっています。

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2010/05/02

無電源トランジスタラジオ(アイディアのみ)

 昨日のゲルマラジオと帯域制限フィルタの記事をアップした後に、「せっかくの強力な局の電波を制限するだけでなく、利用できないものかな?」という気になりまして。。。。

 しばらく考えたところで、無電源トランジスタラジオに応用できないかな、というアイディアが浮かびました。

 

 WEBを見ていると、受信した電波の検波後の直流分を取り出し、その電力でトランジスタ(動作電圧の低いゲルマニウムトランジスタ)を動作させる、という無電源ラジオを作られている方が何人かいらっしゃいます。

 今回のアイディアは、その変形で、「同調回路を2つ持たせて、一方は検波部だけつけて強力な局に合わせて電力を取り出し、もう一方はトランジスタを付けて、取り出した電力を使って他の弱い局を増幅して聞く。」 というものです。

一応回路だけ書いてみました。

Multi_radio (クリックで大きな図が開きます。)

あまり細部を検討してませんので、おかしな所があるかもしれません。

今回は単にアイディアの説明用ですので、ご容赦くださいcoldsweats02

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2010/05/01

スパイダーコイルと帯域制限フィルタによるゲルマラジオ

 ここのところ、どうも自作コイルorバリコンで周波数範囲や選択度が中途半端なラジオを作ってきましたので、一度きちんとしたコイルを巻いた物を作ってやろう、と考えました。

 

今回見つけてきたのが下の「100円鍋敷き」です。これをスパイダーコイルに使います。

Bef1  Bef2

これならコイル直径も10数cmになるし、なにより突起の数が奇数というのがありがたいです。(※スパイダーコイルにするには奇数というのが条件です。)

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2010/04/30

100円ごますり器のゲルマラジオ化 (バリコン自作その2)

 先日100円茶筒でバリコン自作のラジオを作りました。そのための茶筒を100円ショップで買った際に、これもひょっとしたらバリコン自作に使えるかもな、と思った物がありました。それが下の「ごますり器」です。

Goma1  ← なかなかユニークな形状です。これの回転部分(ごまをすり潰すところ)をバリコンにしてしまおう、という計画ですwink

 

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2010/04/29

ディップメータの自作 (3)

 本記事内のディップメータ回路はこの書籍123ページからの内容を元にしています。

 先日作成したディップメータ、以下2点改修しました。

   @配線やりなおしにより発振周波数が低い(〜20MHz)のを向上。

   A音声入力を追加。

以下が改修後の写真です。

Gdm3_1  ついでにダイアル読み取り用のワイヤも追加しました。

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2010/04/28

100円茶筒のゲルマラジオ化 (バリコンの自作)

 ミュー同調の次はバリコンを自作したラジオを作ってみようと思い立ちまして、100円ショップで使えそうなものを物色してきました。

 

 見つけたものの一つが小型の茶筒です。直径62mm x 高さ85mm、片手で持てるサイズですし、プラスチックなので回路にも支障がありません。

 今回はこれの蓋の部分をバリコンにしてみました。出来たものの動作を動画で撮ったので先にお見せします。

蓋のすり合わせ部分がバリコンになっているのが分かると思います。

 

 

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2010/04/27

低価格の周波数カウンタ

 

   といっても実際はテスターの話です。秋葉原の秋月電子通商さんでポケット・デジタルマルチメータ、P-10P-16いうのを販売してます。

 これが低価格のポケットテスタとしては珍しく、周波数カウンタを持っています。測定周波数と価格は以下の通りです。

  P-10 : 測定周波数 10Hz~10MHz (価格¥1,000)

  P-16 : 測定周波数 6000Hz~60MHz (価格¥2,100)

 

この価格ですと周波数カウンタとしてのみ使っても良いかな、という気がします。

Fc1  ← これがそのテスタ、P-16の方です。

 

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2010/04/26

大型ゲルマラジオから電力の取出し (断念)

 ゲルマラジオ出力の直流分を電源として取出し、それでゲルマニウムトランジスタによる増幅回路を動かしているという例をいくつかのホームページで見かけます。前回の大型ゲルマラジオでそれが可能かどうか予備実験を行ってみました。

 

 まず、セラミックイヤホンを繋いだ状態で感度が一番強い局にバリコンを調整し、そのときの電圧を測ってみます。

Big3_1  結果、0.821V。まずまずの値です。

 

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2010/04/25

大型ゲルマラジオでスピーカを駆動

 今回ご紹介するのは、一年くらい前に作った大型(80x160cm)のゲルマラジオです。ループアンテナで、とにかく大きくすれば感度が上がるだろうということで作ってみたものです。

 今年の頭に引っ越しした際にたたんでしまってあったのですが、今日荷物整理を行ったついでに久しぶりに引っ張り出してみました。

B_germa1  ← これがそのゲルマラジオ、わかりにくいですが、開き戸を囲むような形の四角いのがループアンテナです。左下にバリコンと検波回路を入れたBOXとスピーカがあります。

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2010/04/24

ミュー同調ゲルマラジオの実験(2)

 前回の実験の後に、「そういえばスティックのりのケース、あれは糊の出入れ機構がそのまんまミュー同調に使えるんじゃないかな?」という考えが浮かび、早速試してみることにしました。

U2_1  早速100円ショップで買ってきたのがこれです。2本セットで100円でした。

 

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2010/04/23

ミュー同調ゲルマラジオの実験 (1)

 最近100円ショップに行くと、つい何か電子工作に使えるものがないか、という目で商品をみてしまいます。今回目に止まったのが、下のアロマオイルというもの。。。のケースです。

 並四コイルを思わせる形状と大きさ、しかもスライド機構付き、ということで、これにコイルを巻いて、ミュー同調方式(※コイルへの磁気コアの抜差しで同調周波数を調整する方式)のラジオを作ってやることにしました。

U_1  U_2

左がそのアロマオイル、ケース外形はΦ35mm x 長さ70mmほどです。

右が開けたところ、本体(アロマオイルの小瓶)は使いません。

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2010/04/22

FMゲルマラジオの実験(3) ケースに入れました

 FMゲルマラジオ、先日のブレッドボードでの実験で動作が確認できましたので、基板に組んでケースに入れることにしました。

Fmgerma3_2  ← これがケースにいれた姿。ケースは100円ショップの缶ペンケースですcoldsweats01

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2010/04/19

ディップメータの自作 (2)

 本記事内のディップメータ回路はこの書籍123ページからの内容を元にしています。

 

 先日作ったディップメータですが、実際に使ってみようとしたところ、VR調整がシビアで有効な位置に中々設定できない、メータ位置を中央に持ってきたいが、VR調整で中央にもっていくと感度が低下する、といったメータ周りの問題点があることがわかりました。

 さらに、メータとは別ですが、周波数によっては周波数カウンタやポータブルオシロを繋ぐと発振が停止する、という問題も出てきました。

 

そこで、今回は、その問題を解決する改修を加えました。

下は改修後のディップメータの動作です。テスト用に作った7MHzの同調回路に反応して電流ドロップするところが見れます。

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2010/04/18

FMゲルマラジオの実験(2)

 なんとしても動かしてみたいFMゲルマラジオ、その実験のため今日はまず確認用のワイヤレスマイクを作りました。

Fm_germa2_1  ← 作成したFMワイヤレスマイク。これは、電波新聞社の”電子工作マガジンNo.5”60ページ、1石FMワイヤレスマイクの回路を参考にさせて頂きました。2SC1815を一つだけ使った実にシンプルな回路です。

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2010/04/17

FMゲルマラジオの実験

 ゲルマラジオについて色々な方のホームページを見ていて、CRLという方のHP「ゲルマラジオの試作工房」で、FMゲルマラジオの試作、というページを拝見しました。
(※リンクフリーとありましたので、出典元としてリンクを張らせていただきます。)

え、そんなことできるんだ、と思い早速実験させていただきました。

 

まず、HPに有る回路図の通りにブレッドボードで組んでみました。(コイルだけ68uHがなくて手持ちで一番近い47uHにしています。)

Fm_germa1

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2010/04/14

100円ショップスピーカ(ミニ)をラジオに(2)

昨日に引き続いて、100円ショップミニスピーカのラジオ化を行いました。今回は、実際に回路を組んで中に入れる所まで完成いたしました。

今回の回路図は下の通りです。 (図をクリックすると大きな図が開きます。)

100e_2_cir

回路はLMF501とTA7368Pのデータシート回路を参考にして、抵抗の値だけ実機確認で調整しています。

 

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2010/04/13

100円ショップスピーカ(ミニ)をラジオに(1)

 100円ショップで、またラジオを組み込みたくなるミニスピーカを見つけました。以前ラジオにしたスピーカは既に無く、今回見つけたのはずっと小型でお洒落なものです。100円ショップの商品展開力にはいつも感心します。

 100e2_1  ← 今回見つけたのはこれです。サイズは縦横4cm角位。

 

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2010/04/12

ディップメータの自作(1)

 本記事内のディップメータ回路はこの書籍123ページからの内容を元にしています。

 

 先日の100円メータを使ったグリッドディップメータを作成しました。コイルとコンデンサによる同調回路の近くに当てて操作するだけでその回路の同調周波数が分かるという便利な道具です。特にコイルを自作する場合には相当便利だろうと思って作ることにしたものです。

 回路は、CQ出版社の本を参考にし、メータ部分だけ改造しています。

Gdm2 ケースへの組み込み中の写真です。ケースには100円ショップのペンケースを使いました。

 

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2010/04/08

100円電池チェッカを電流メータに (2)

 予定通り100円電池チェッカーの電流計を実測しました。

 

環境は、10V定電圧電源、1KΩボリューム、テスタ(電流測定モード)、測定する電流計、を直列に繋いだものです。(下写真)

B_checker4_2  これで、ボリュームで電流を調整しつつ、電流計の針の位置と、その時のテスタの数値を確認すれば良いわけです。

 

結果は簡単に出ました。電流計のメータ中間で10mA、最大で70mAです。

 

これで、以後は70mAの電流計が近所で100円で手に入ることになります。(^^)

早速活用に入りたいと思います。

 

以上

 

 

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2010/04/07

100円電池チェッカを電流メータに (1)

 ラジオ用にコイルを色々巻いているのですが、バリコンと組み合わせた周波数範囲が中々分かりません。実際に放送を聞いてみて、その放送周波数からあたりをつけている状態です。つまりラジオにしてみるまで分からないわけで、これではたまらないのでこの際GDM(ゲートディップメータ)というものを作ろうかと思っています。これがあればコイルとバリコンのセットで共振周波数を測ることができるそうです。

 

で、回路図を見ながら手持ち部品を見たところ、殆どの部品はありますが、唯一電流メータだけないのが分かりました。しかしWEBで見たところ値段が結構高い(数百円〜1000円以上)ようだし、これだけを送料付けて購入するのもためらわれます。

 

 そこで、100円ショップで見かける電池チェッカ、あれをばらしてメータを取り出すことを考えました。

B_checker1  ←ターゲットはこれです。

 

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チップ部品でゲルマラジオを

 趣味の世界ではない商品としての電子回路では微細なチップ部品が主流です。また、昔はなかったインダクタ(コイル)なんかもチップ部品として使われています。

今回は、普通に入手可能なチップ部品を使って、ゲルマラジオを作れるかどうか実験してみました。また、どうせ小さく作るので、イヤホンとの一体化を目標としました。

 Chip_parts1 最終的にこのように形だけはできましたが、どうも今回はあまりうまくいってないです。

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2010/04/02

100円ショップスピーカのラジオ化

 本記事内のラジオ回路はこの書籍の内容を参考にしています。

 

 少し前に作った100円ショップのスピーカに組み込んだAMラジオの話です。 

 

子供時分はタッパーウェアがシャーシで、程よい形・大きさのタッパーを求めてスーパをうろついた覚えがあります。

 

 その感覚からすると今の100円ショップは宝の山です。タッパーもそうですが、木細工、プラスチック、紙細工のしゃれたケースがなんでも100円ですから。今回のスピーカは見た瞬間にラジオにするしかないな、と感じて即買いしました。

100en1  これがラジオ化した後のスピーカです。(残念ながら元の写真は撮ってませんでした。)本来は縦置きで使うもののようですが、その底面を操作パネルにして無理やりべた置きにしてしまいました。

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2010/03/29

1FETレフレックス (短波&再生)

 昨日作ったコイルを使って、短波、中波の2バンドのレフレックスラジオを作ってみようと思い立ちました。(そういえばレフレックスという言葉にも初めに目にしたころは何か憧れに近い印象を持っていましたっけ。)目標は2バンド外部アンテナなしでもある程度聞えること、です。

 

 そこで取り出したのがブレッドボードです。ブレッドボードは以前は接触が心配な気がして敬遠していたのですが、使ってみると中々快適です。ちょっとした回路でもユニバーサル基板にはんだ付けする手間の数分の一でできますし、特に今回のようにふと思いついて回路をカットアンドトライする場合には実に効率が良いです。

 (ただし、やっぱりたまに接触不良はあるようで、動作しなくてジャンパ線や部品をつんつんしてなおすことがあります。もう少し改良の余地がありそうです。)

 

 で、今回もカットアンドトライでできたのが以下の回路。

1fet_reflex (図をクリックすると大きな図が開きます。)

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短波帯用ループアンテナ + ゲルマラジオ?

 ちょっと思い立ってゲルマラジオで短波を受けようと実験中です。回路は下のように中波のもののコイルを切り替えられるようにしてみました。回路図ではコイルが2つあるように見えますが、実際は一本のコイルで、短波用にタップを出したものです。

Two_band_germa (図をクリックすると大きな図が開きます。)

 やっぱり中波と違ってアンテナが相当しっかりしていないと感度がでないようです。電灯線アンテナ程度では、短波に切り替えると微かに聞えたり聞えなかったりです。特に日中は全然聞えません。

 そこで持ち出したのが短波用アクティブアンテナです。CQ出版社殿から「受信用ループアンテナの実験」という基板付き書籍で販売されています。

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2010/03/16

鉱石検波 + 低周波増幅

 ふと思い立って先日の鉱石ラジオのグレードアップを試みてみました。グレードアップというのは、検波は鉱石に任せて、その検波出力はトランジスタで増幅してみよう、というものです。

 

 先日の鉱石ラジオは放送は確かに受信できましたが、鉱石に針をあてる場所によって音の大きさが微妙で、良く聞こえる所を探るのに中々苦労しました。今回思い立ったのは、「低周波増幅すればほのかに聞こえる点でも十分聞き取れる=針を当てるのが簡単になる」ということです。 

 回路図は下のようにしてみました。

Mine_1fet_radio (図をクリックすると大きな図が開きます。)

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2010/03/04

鉱石ラジオ(黄鉄鉱)

検波に使える鉱石(黄鉄鉱)を入手したので、早速鉱石ラジオを作ってみました。ダイオードを使わない本当の鉱石ラジオを作るのは今回が初めてです。

 

鉱石(検波器)はこんな感じ。検波器というにはおおげさですが、ワニグチクリップと安全ピンの組合せで一応鉱石にあたれるようにしました。

Mine 今回入手した黄鉄鉱は1〜3cm位が10個ほど、キラキラして中々綺麗です。結晶面のはっきりしたものは、実は金属ではないかと思わせるほどの光沢とつやがあります。

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2010/03/02

複同調方式ゲルマラジオ

 2月後半に会社を辞めて田舎に戻りました。最後の業務と引き継ぎ、その後の引っ越しに予想以上に手間取りまして、更新している暇もなかったのですが、ようやく少し落ち着きました。これからは時間的には余裕ができそうです。

 

ということでブログ再開の第一号としてゲルマラジオについて。これは外部アンテナ無しで聞こえることを目指して作ってみました。

Radio1

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2010/01/03

「再生」と「短波」

今回は再生方式の短波受信機です。2009年の秋ごろに作りました。3.5MHzのアマチュア無線受信をターゲットにしています。

 (※回路はCQ出版社のHam radio 2008年11月号、2008年12月号のオートダイン製作記事を参考にしています。)

フロントパネルとバックパネル。バリコンは同調用に微調整用をつけて2つ。
周波数可変型のプリアンプも付けたので、その調整用に後ろにもう一つバリコンがあります。

BNCコネクタは周波数カウンタ取り付け用です。

Swradio1  

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2009/12/08

「超再生」と「超短波」

 以前書きましたように、ラジオにのめりこんでからの一時期「ラジオの製作」、「初歩のラジオ」と購読し、読みふけっていました。

 それらの記事の中でも特に惹かれたキーワードが「超再生」、「超短波」でした。そのころの感覚では「超電磁**」並みの超技術に感じられ、「超再生検波方式の超短波受信機」なんて記事があったら必殺技コンボをくらったような気がしたものです。

 しかし、その頃も作ったはずなのですが、超再生ラジオはなぜかうまくできた記憶がありません。半田付けが未熟だったのでしょうか?

 

 ということで、今年の夏位に20数年ぶりに作ってみたのが下の超再生ラジオです。

昔は手の届かなかったバーニアダイヤルも奮発してます。

Vhf_radio1_2

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2009/12/07

2006年のゲルマラジオ

3年くらい前から、ふっと「またゲルマラジオとか作ってみようか」と思うようになりました。

なぜかはわかりません。業務の方はプロセッサ利用、あとはアルゴリズムの開発、で計算通り動いて当然の世界でしたので、作るたびになんか違うアナログの世界が懐かしくなったのかもしれません。

特にゲルマラジオは最もシンプルでありながら、そして回路図は一緒なのに、感度、選択度が作るたびに全然違います。そのため、「小さく作ろう」とか「アンテナ線不要に」とか「コイル巨大化してスピーカをなんとか」といったチャレンジができて奥が深いものです。

写真は2006年に思い立って作った最初のゲルマラジオです。昔を思い出して小型のプラケースに組んでみました。

 

Gredio_2

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2009/12/06

学研の「学習」と「科学」の休刊

”学研の「学習」と「科学」が休刊”という記事をみました。ショックなニュースです。

私が技術者になろうと思ったきっかけが「学研の科学」付録のゲルマラジオでした。

朧な記憶では、それは台座が紙で、プラスチックの芯に巻くエナメル線のコイルと固定コンデンサ、ダイオード、イヤホンという組み合わせで、見かけはちょっと冴えないもの(コスト制約の中でハンダ付けもなしで子供にも作れるように工夫されたスタッフには申し訳ありません。)だったと思います。作成中は特に大きな思い入れはなかったと覚えています。
 

そこですんなり動いていたら私の人生はちょっと違ったかもしれません。でも実際はなーんにも聞こえまず、そこからが子供なりの苦労の始まりでした。「なぜ聞こえないのか?」、科学の記事を隅々まで読んで、アンテナに着目して、「長さがいるみたいだな」で、物置にあった針金を引き出してきて、家の塀に這わせて。。。。でも駄目で。「高さもいるのかも」で、針金を物干し竿につけて竿を真上に立てて。。。。やっぱり駄目で。波長なんてわかりませんでしたし。そのころは中継所も少なくて私の家のあたりでは電波も弱かったのでしょう。

 

最終的には5つ上の兄が持っていた「子供の科学」「模型とラジオ」の記事を参考にしてコイルを巻きなおして、市内唯一のパーツショップでバリコンを買って、アンテナも電灯線アンテナにして。。。。でも全然聞こえず。。。。

 

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2009/11/15

開始にあたって

はじめまして。

40代の技術系のサラリーマンです。首都圏のメーカに勤務しておりますが、

事情がありまして近いうちに退職し、田舎にUターン予定です。

今より時間ができますので、ブログを始めようと思い立ちました。

ブログ内容としては、趣味のことや退職前後の状況、日々の想いなどを日記として淡々と書いていきたいと考えています。

よろしくお願いいたします。

 

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