同調回路のQの測定(その15:デジタル部作成)
ケースに続いてデジタル部の作成を行っています。今回作ったのは下図の点線部分です。
内容は@DAコンバータの交換、A操作スイッチの取り付け、BUSBポートの作成、の3点です。
以下それぞれの作成状況をご説明いたします。
デジタル部の最新回路図は以下の通りです。
@DAコンバータの交換
これまで8ビットのものを取り付けていましたが、元々8ビットで分解能が十分か少し心配しておりました。
発振回路を交換して周波数幅を広くとるようにしましたので、もう8ビット=256ステップでは不足だろうと考えまして、12ビットの物に交換しました。
交換用に持ってきたのがMCP4922という分解能12ビットのDACです。例によって秋月電子殿から取り寄せました。インタフェースが2線シリアルになりますので、回路と制御方法も変わりますが、まあ仕方ないです。
A操作スイッチの取り付け
空いている入力ポートにファミコン形式の6つのスイッチ(上下左右AB)を取り付けました。まとまって空いているポートがもうないので、PORTAから2ビット、PORTEから3ビット、PORTCから1ビットという構成になってしまいました。
BUSBポートの作成
USBポートは(またしても)秋月電子殿のシリアル―USB変換モジュールを使っています。このモジュールのTXD/RXDをPICのRX/TXに接続し、またRTS−CTS/DTR−DSRと直結することでRSクロスケーブル相当の接続としています。
モジュールの出力はUSBのコネクタになっていますので、適切なUSBケーブルを用意すればPCにそのまま繋ぐことができます。
PCではHyperterm等の通信ソフトでデータを受けることができます。
これ以下はできあがった基板と動作確認の様子です。
DAコンバータのテスト出力波形(テストプログラムで鋸波生成)。
パネル部品と接続して動作確認中(左)。スイッチ及びUSBポートのPC側での確認(右)。スイッチの状態変化をUSBポート経由でPCに送信し、PCではHypertermでそのデータを受けて表示しています。
各機能の確認ができましたので、とりあえずデジタル部だけケースに入れてみました。
デジタル部はどうやらこれでなんとかなりそうです。次は負電源回路用の部品の到着を待って肝心のアナログ部の仕上げに入ろうと思います。
それでは今回は以上です。
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