同調回路のQの測定 その9
バーニヤダイヤルの到着が明日になるようですので、デジタル部の続きを作成しました。
今回作りこんだ部分は下図の周波数制御用のDAコンバータ部分です。
事前の発振回路の測定で、4.5〜8.5Vの電圧を与えれば900KHz〜1.3MHz位の範囲で周波数を振れることを確認しましたので、その範囲をPICから制御できることを目標としています。
回路図は下の通りです。
DAコンバータは部品箱にあった8ビットDACのMB40778というICを使っています。しかしこれでちょっと苦労しました。最大値設定での出力ほぼVCCとあるのでてっきり0〜VCCかと思ったら、実際はVCC−1〜VCCという範囲でした。5V電源の場合は4V〜5Vです。データシートを見たらビデオ処理に向いているとか書いてあるので、0.7V位の幅を想定した石のようです。
仕方がないので、外部にオペアンプを付けてオフセット調整&4倍ゲインとして目標範囲に持っていけるようにしました。
出来上がったものが下の写真です。左が基板、右がPICのテストパターン出力によるのこぎり波形です。
こういうところはアナログ系ほど繊細ではないので、簡易オシロでも十分確認ができます。簡易オシロはこういう部分のデバッグに留めたほうが良いみたいですね。
ここまで比較的順調でしたので、ついでにADコンバータの動作も確認しようと思い、出力を1/2にしたものをPICのADC入力に入れて、自分で設定した値を自分で測定・表示させてみました。
ADC用のバッファ等がまだまだこれからですが、ADコンバータは動いていることが確認できました。
次はエアーバリコンとバーニヤダイヤルを使ってアナログ系の確認を再開したいと思います。
本日は以上です。
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