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2010/04/24

ミュー同調ゲルマラジオの実験(2)

 前回の実験の後に、「そういえばスティックのりのケース、あれは糊の出入れ機構がそのまんまミュー同調に使えるんじゃないかな?」という考えが浮かび、早速試してみることにしました。

U2_1  早速100円ショップで買ってきたのがこれです。2本セットで100円でした。

 

 

 まず、分解してみます。

U2_2  キャップ、本体、糊+台座とに分かれます。 ここで、糊はいらないので取っ払って、台座だけ確保します。また台座に取り付けるフェライトバーも用意します。フェライトバーは元々1本の物を長さ2cm程度x3に割っています。

U2_3  左から、フェライトバー、キャップと台座、本体、です。

 

 次に台座にフェライトバーを取り付け、本体にコイルを巻きます。

U2_4  左がフェライトバー、本体の中に軸が通っているため、3つのバーでそれを囲むようにして台座に固定します。固定はホットボンドで行いました。

右がコイルを巻いた本体。内部でフェライトバーが動く範囲を確認し、最も出し入れ幅が大きくなるような位置に巻いています。巻き数は60回です。(※どうせ後でコンデンサによって周波数を合わせるからということで、巻き数は適当です。こういうのが良くないのかもしれないですthink。)

 

下がバー+台座を本体に格納したところ。

U2_5_2  本体の下部を回すと、糊の代りにフェライトバーが上下します。これで本体に巻いたコイルにバーが抜差しされ、周波数調整できるようになります。

 

U2_6  ← メータでインダクタンスを測っているところです。

最小50uH、最大130uHと出ました。(1)での経験からみて、もう少し幅が出ないと周波数範囲が広くとれないと思われます。。。。

寄生容量を考えないと、300pFコンデンサで800〜1300KHzです。ローカルが3局位カバーできるはずなので、これで行ってみることにしました。

U2_1  ← 今回の回路図はこのとおり。

(図のクリックで大きな回路図が開きます。)

 

できあがった姿は下の写真の通りです。

U2_7  ← スティックのり型μ同調ゲルマラジオ。

スティックのリのように、下部を回すことで選局します。

 

聞いてみて:

 性能は(1)と同じくらいでした。ローカル2局受信、感度まあまあ、分離良くない、ですthink

 しかし、選局の操作性は格段に良くなりましたwink

 後はコイルの巻き方や巻き数を今みたいに適当ではなく、もっと理論に基づいたやりかたにすれば良くなるのではないかと思います。

 (1)のときも書きましたが、μ同調のゲルマラジオはバリコンがなくて良い分、素朴というか、手作り感が大きな感じがして、結構気に入っています。そのうちまた作ってみたいと思います。 

以上です。

 

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