ゲルマラジオ用ハニカムコイルの作成(3)
前回の記事でご指摘を頂いてから、WEBにあるDiamondWeaveCoilの写真を確認しておりました。そこでわかったのがピンを飛ばして巻いていることです。
こうすると線同士の交点が減ってその部分の寄生容量が減りますし、線の直線部分が増えるので必要な線長が短くなり抵抗分も小さくなります。
なぜ最初に見てわからなかったか。。。。そういえばスパイダーコイルの巻き方も一つ飛ばしになっていました。なんでそこから類推できなかったか。。。実にお恥ずかしい限りです。
とりあえず、飛ばしの入った巻き方を練習して見ました。下の写真が練習中の状態です。今回使った器具の円板は、100円ショップの調理用落とし蓋です。
どういう偶然か、ちょうど15個の穴が等間隔に開いていますので、そこにピンを立てて使っています。
ボタン付け糸で巻きあがった物をボンドで固めて器具から外したのが下の写真です。
ようやくWEBでみるような形になってきたので、次はΦ0.3mmエナメル線を巻いてみました。
← 巻き終わって、固定して器具から外したところです。コイルの直径15cm、33回巻きでリアクタンスは380uHです。
← ゲルマラジオにしたところ。ちょうどよいケースがないのでとりあえず100円お盆にのっています。この状態で周波数範囲を測定したところ490KHz〜1650KHzでした。範囲はまあまあと思います。放送もローカル2局が良く聞えます。
こういうコイルを巻いていると中々面白いです。前回のものよりはそれらしくなってきたと思いますが、他に巻き方で見落としていることがないかどうか。。。別のタイプのものも作りつつ確認していきたいと思います。
本日は以上です。
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早速のコメントありがとうございます。
実は今回放射型の方も並べようとしてて、ちょっと失敗してしまいまして(^^;
次は放射型も出せると思いますので、是非またコメントをお願いします。
迷惑だなんてとんでもないです。
また大変参考になるページのご紹介もありがとうございます。
こういう比較も自分でもやってみたくなります。
投稿 見習職人 | 2010/05/18 20:52
美しいコイルですね、これくらい直径が大きくなると、以前私が指摘した問題の影響も少なくなると思います。これをリッツ線で作ったらさぞかし性能の良いコイルになるのではと思います。
ただ、理論的にはピンを放射状に配置して、コイルを巻く。つまり直径方向には線を交差させない方がもっと性能が上がると思います。
ここのWebの測定結果が参考になります。
http://mpl.jp/ivent/tokyo_pedi_2p.html
以上、うるさくてすみません。一生懸命やっていらっしゃる方を見るとだまって
いられない性分なもので、、
やっぱ迷惑かな・・・
投稿 ラジオペンチ | 2010/05/18 20:37