「再生」と「短波」
今回は再生方式の短波受信機です。2009年の秋ごろに作りました。3.5MHzのアマチュア無線受信をターゲットにしています。
(※回路はCQ出版社のHam radio 2008年11月号、2008年12月号のオートダイン製作記事を参考にしています。)
フロントパネルとバックパネル。バリコンは同調用に微調整用をつけて2つ。
周波数可変型のプリアンプも付けたので、その調整用に後ろにもう一つバリコンがあります。
BNCコネクタは周波数カウンタ取り付け用です。
中はこんな感じです。大きな基板が再生検波部とアンプ、右の小基板がプリアンプです。
再生方式の特徴は、回路が簡単(部品が少ない)割に高感度、でも音質が良くない、ということのようです。出来上がった受信機を聞いてみるとまさにその通りです。
3.5MHzアマチュアバンドでは、ここ埼玉から、関西、北海道までの局の会話が聞こえました。コンテストをやっている日などはバシバシ入ってきます。この規模の回路にしてはかなりの感度だと思います。
あとは3.9MHz近辺のラジオNIKKEIは非常によく入ります。
しかし再生方式の調整は中々難しく、特にSSBを感度良く、かつ音質良く聞くのは至難とわかりました。微妙に再生度合いを調整して感度を保ちつつ、さらに周波数も微妙にずらしてSSBを再生するのですが、これは中々できません。そのため綺麗に再生できるポイントを見つけた時は非常に嬉しいものがあります。私にとってはこの微妙さが再生方式の魅力とも言えます。
さて、今月で退職しますので、今は引き継ぎで色々と多忙ですが、来月からは時間ができるはずです。時間ができたらもっと詳しいブロック図や色々いじくってみた情報などもアップしていきたいと思います。
今回は以上
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