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2010/10/17

コイル変形によるゲルマラジオ同調方式(その2)

 前回に引き続き、今度はコイルの長さを変えることで周波数を可変する同調方式を実験してみました。

 

 実験用に100円ショップで買ってきたのが下の提灯です。蛇腹状になっており、長さを簡単に変えることができます。直径15cm、長さ方向はたたむと1cm以下、伸ばして20cmほどです。

Dscn1248

 

 これにΦ0.6mm、長さ10mのエナメル線を巻いてコイルにしてみました。提灯の蛇腹1段に付き2回巻いてあります。11段ありますので全部で22回巻きということになります。インダクタンスを測ってみたのが下の写真です。

Dscn1251  Dscn1250

 
 最大(たたんだ状態)で約150uH、最小(伸ばした状態)で約50uHとでました。変動幅が3倍ですのでAM周波数帯を全部カバーするには足りないです。(計算では9倍必要)

 

しかし可変コイルとしては使えるとみてとりあえずゲルマラジオにしてみました。回路図は下の通りです。1000KHz台のローカル局をターゲットとして、共振周波数の式f=1/(2π√(LC))から計算して固定コンデンサCの値を200pFとしています。

Variavlecoilradio2
 

 物の写真は下の通りです。

Dscn1253

 ジャバラ操作により、1000KHz台のローカル局および900KHz台のもう一つ別の局が受信できました。

 

  実用性は全くないですがcoldsweats01、一応想定通りコイル長変化による周波数調整が確認できましたし、ゲルマラジオの一変形としてはとしてはちょっと面白いかな、と自分では思っています。

 

ということで今回は以上です。

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コメント

かしすそーだ様 はじめまして。
前向きなコメントありがとうございます。実際今の物はやってみると同調を保つのが中々やっかいで、本当にアコーディオンみたいに常に動かして調整している感じです(^^;
長いネジで安定させるのは良さそうですね。ちょうど良い物が有ったら試してみたいと思います。

コイルの変形による同調は、見た目が面白くていいですね(^^)
インテリア的な使い方で実用化するには、アクリル製の長いネジなどで、同調を維持できると良いのかなと思いました。

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