同調回路のQの測定(その13)
今日の午後から連休来客のため、また2,3日間が空きそうですので、まだまだ途中なのですがQ測定の方の状況をアップいたします。
以前書きましたように、問題が多々あるため全面的に修正を入れています。修正部分は下の図の通りです。
@発振回路を秋月電子のMAX038精密波形キット(AKI-038)に置き換えました。
A発振出力の分圧抵抗をソリッド抵抗に置き換えました。
B整流回路を高速オペアンプによる理想ダイオードに置き換え中です。
それでは、それぞれご説明いたします。
@発振回路を秋月電子のMAX038精密波形キット(AKI-038)に置き換えました。
参考にさせて頂いているサイトでお使いのと同じものです。全部自前回路でやりたいところでしたが、結局バンザイしました。理由は以下の2点です。
・AM帯のコイルのQを測るにしてももっと幅広い範囲で取るべきと考え直した。
(以前の回路では850KHz〜1250KHz程度でした。)
・友人から短波帯への対応の要望があった。
AM帯〜短波帯ということになりますと、色々検討して、やっぱりMAX038が適切かな、と考えました。
少々お値段は張りますが、苦労して中途半端なものを作るよりは良いですし。。。。
ただし、±5Vの両電源を必要としますので、電源も直さないといけないです。
A発振出力の分圧抵抗をソリッド抵抗に置き換えました。
少し前に書いたとおり、寄生L成分の影響を減らすために変更しました。ソリッド抵抗は今はあまり売ってない物みたいで、ネットでかなり探した末に秋葉原のラジオ会館内のお店から輸入品というのを取り寄せました。(下写真) 1Ωの取り揃えがなかったため(2Ωもなし)、しかたなく3Ωを3個使って並列接続で1Ωにしています。
B整流回路を高速オペアンプによる理想ダイオードに置き換え中です。
AKI-038と一緒に高速オペアンプLM7171を購入しましたので、これで理想ダイオード回路を実験中です。これまで負電源を嫌ってオペアンプも単電源のもので苦労して組んでいたのですが、今回発振回路のおかげで両電源になりましたので、そのあたりもすっきりしました。
まだ確認の途中ですが、波形を見る限りでは今度の物は一応理想ダイオード的に動いているようです。 (以前実験した回路でうまくいかなかったのは、オペアンプの速度のためか、あるいは単電源で無理に組んだ回路が正しくなかったためかもしれません。)
現状セットは以下の写真の通りです。
基板は右がAKI-038、左の小基板が理想ダイオード回路です。回路図と測定結果は正しい動作が確認できてからアップしたいと思います。
なお、シャーシ加工も少しずつ進めていますので、それについても近いうちに掲載いたします。
それでは今回は以上です。
にほんブログ村 ←記事が面白かったらクリックしてやってください。
コメント