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2010/06/15

同調回路のQの測定 その7

 またタイトルから外れますが、ハヤブサの大気圏突入は大変感動的でした。まだ見ていない人がおられたらYoutubeに映像が有りますので是非見てください。

和歌山大学撮影:http://www.youtube.com/watch?v=C680DeICaQE&feature=related
NHKニュース: http://www.youtube.com/watch?v=yqaJXUsjEsY&feature=related
NASA撮影:http://www.youtube.com/watch?v=X-dZicOmu4k&feature=related

 

 さて本題です。今回はコイルのQを測定してみました。以前コメントでご紹介いただいて参考にさせて頂いているサイト殿に様々なコイルのQの実測値がありますので、そちらと比較確認ができます。
 
 
 といってもすぐ測定できたわけではなく、いくつか問題がありましてcoldsweats01。。。まずその対応を行ってました。

 問題のひとつはオシロです。簡易オシロを使っているのですが、どうもバリコン電圧Vvcを見ようとするとおかしな値になります。

 オシロのスペックを見たら負荷容量が30pFとありまして、これでは無理もないな、ということで測定用に下の回路図のようにFETのバッファを付けました。(他にも電圧測定レンジや周波数も制限が多く、やっぱり簡易でないオシロが欲しいです。)
Qmeter5_2 (クリックで大きな図面が開きます。)  

 また、コメントでのご注意がありましてようやく気づきましたが、例えば500位の高いQのコイルをもってくるとバリコンの電圧Vvcは負荷抵抗への発振入力Voscの10倍になります。

 確かにオペアンプでは対応できないので実回路もこのままFET回路で調整して進めようと思います。(ゲインが必要と勘違いしてオペアンプを使いましたが、こういう電圧レベルならそもそも不要でした。)

 
 あとは、基板単体では作業性がとても良くないので、下の写真のようにトレーに取り付けました。

Dscn0524

   この環境で、いつもの並四コイルに加えて、たまたま部品箱で見つけたQの値付きのコイル(下の写真)を測定してみました。

Dscn0522

 周波数1MHzで測定した結果は下の表のとおりです。

Q_result1

 なんとか比較値に対して近い値になってきたみたいです。

 が、まだ値が比較値より低めに出ています。原因は以下のあたりかと考えています。

 
 @ポリバリコンのつまみでは共振点合わせがとても困難。
   頑張って合わせましたがもしかしたら少しずれているかもしれません。
   (Q測定器を自作されているサイト殿でバーニヤダイヤルを使っている訳がやっとわかりました。)
 Aポリバリコンの特性に足をひっぱられてる?
 Bまだ何か回路問題がある?

 
 まずは@に対応して、他に問題がなさそうならバッファと整流回路を作りなおそうと思います。

 
本日は以上です。

 

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コメント

ほんっとにNHKは。あれだけ綺麗な映像が撮れるなら、なんとしても生で流して欲しかったです。
民法もハヤブサについてはそこそこで相撲界賭博の方がずっと扱いが大きいようで、情けなくて仕方がありません。
 
さて、Qの測定の方はこの後周囲影響についても気を付けて進めようと思います。
色々とご指摘いただけなければ最初の間違った測定のまま進歩がなかったと思います。
本当にありがとうございます。

なお、簡易オシロは1:1で60pF、1:10で30pFとなっていました。
一応はオシロなんだから普通はそうは思いませんよね。
本体性能だけでなく、こういうところでも低価格の影響がでるようです。
やっぱりちゃんとしたオシロが欲しいです。。。

はやぶさの帰還映像、すごいですよね。なんで人類史上こんな重要な映像をNHKが実況しないのか、受信料を払っているのに・・。
それは置いといて、

オシロの入力に1/10のプローブを使っていればインピーダンスは10MΩ、入力容量は5pFくらいのはずなので、1MHz程度なら問題にならないと思ってました。
すぐに問題点に気付いてFETバッファを作っちゃうし、トレーに回路を乗せて測定部の配線長を最短にしようとしているようなので、もう私がコメントしなくても大丈夫ですね。
並四コイルのQもそれなりに測定できてるようなので、ここから先は周囲の影響(例えば机とか、)の方が大きいかもですよ。

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