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2010/04/30

100円ごますり器のゲルマラジオ化 (バリコン自作その2)

 先日100円茶筒でバリコン自作のラジオを作りました。そのための茶筒を100円ショップで買った際に、これもひょっとしたらバリコン自作に使えるかもな、と思った物がありました。それが下の「ごますり器」です。

Goma1  ← なかなかユニークな形状です。これの回転部分(ごまをすり潰すところ)をバリコンにしてしまおう、という計画ですwink

 

 

 回転部分をばらしたところ。ごますり部分は中心のネジをはずすだけで簡単に2つに分離します。なお、本来はこのねじの締め方ですりごまの粗さを調整するのだそうです。

Goma2  ← 分離した上下のパーツに電極を張ればコンデンサになるはず。 (茶筒のときよりも面積が小さいのは心配ですが。。。。)

 

Goma3  ← 凹み部分をホットボンドで埋めて、アルミ箔を半月形に切って両面テープで貼り付けました。

 見え難いですが、下側のパーツには透明なテープをドーナツ型に切って貼り付け、上下のアルミ箔を絶縁しています。

 

Goma4_2  Goma5

 ↑ (左)長めに剥いたビニール線をアルミ箔の裏側に付けます。(※実際はアルミ箔を貼り付ける際に、両面テープとアルミ箔の間に剥いた電線を這わせています。)

↑(右)元通りパーツを取り付け、ねじ止めすればバリコンの完成です。ねじを締めつけると上下電極の密着度が増して容量もアップします。

 

 しかし容量計で測定したところ、一番締めた状態で6pF〜40pFと出ました。 (トリマコンデンサですかーcoldsweats02 心配した通り小面積なので容量も小さいです。

 といってもこれ以上は上げようもないので、「選局」はあきらめ「調整用」と割り切ってラジオ化は進めます。

手持ちのコイルで一番大きかった770uH(通常は300uH台)を使うことにしました。

このコイルは、以前購入した秋月電子の「ゲルマラジオキット」 に使われていたものです。

計算ではこれで1000KHz近辺に同調するはず。。。。

(そういえば、そのキットはバリコンがトリマコンデンサでした。多分低価格化のためバリコンを避けたのでしょう。そして小容量を補うためにLの方を大きくしていたようです。)

Goma0  ← 配線し、コイルとダイオードを中に入れて完成したものがこれ。

 

ごますり部分を回して受信周波数を調整します。

 

 聞いてみたところ、1029KHzのローカル(だけcoldsweats01)がばっちり入りました。ごますりバリコンは一応機能しているようで、一番感度良く入る所に調整するには十分使えています。

しかし一局固定ならそもそも調整する必要がないかも。。。。。

 

やはり最初に思った通りもっと電極面積が必要ですね。今回は「ごますり器」という意外性が面白くて作りましたが、次はもう少し真面目に面積がとれるものを探してみたいと思います。

 

いちおう回路図です。

Sesami(クリックで大きな図が開きます。)

本日は以上。

 

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