2次元パネルによる3Dディスプレイの原理は人間の左右の目に視差分の異なる画像を見せることです。
そのために液晶シャッターや偏光フィルターをつけたメガネを装着するタイプの物が有ります。
しかし、メガネはうっとおしい。そういえば人間の目にはまぶたという天然のシャッターがあるじゃないか、そう考えた結果がこの発明です。
両こめかみにつけた発振器らしきもので、左右のまぶたを別々に開閉させています。
左右それぞれを赤外線(?)リモコンで操作するようですね。
表示パネル側は見えませんが、その開閉に同期させて左右の画面を表示しているはずです。
まぶたの開閉を制御する方法はよくわかりませんが、ちょっと昔流行ったアブトロニクスというダイエット装置(腹巻みたいなもので、筋肉に電気刺激を与えて自分で収縮させるもの)と同じ原理ではないでしょうか?
とにかくまばたきの様子がはんぱではありません。みていて心配になるくらい。
実用化のためには健康に問題ないことを証明する必要が有りますが、難しそうですね。
何らかの実験データで証明できても心理的に納得を得るのがまた難しそう。
この発明のもう一つの特徴は、この装置を装着していないと3D画面がどう見えるのかわからないこと、です。そのため、この動画も発明者が高速瞬きをしながら解説してるだけのものになり、3Dディスプレイのデモとしては最も地味なものとなっています。
「実にリアル、クオリティは本当にアメージング。」という感想を信じるのみです。
今思ったのですが、ディスプレイと無関係にウインクマシンとかいってジョークグッズにすれば売れるのではないでしょうか。私は不器用でウインクするとどうしても反対の目も半閉じになるのですが、これ使うと飲み会で受けそうな気がします。
真面目に考えている発明者には大変失礼な話ですが。
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