あの楽器(カラー版) その8
PICマイコン周りを拡大したのが下の写真です。
メインとなるPICマイコンが0.5mmピッチのQFPですので、はんだ付けも大変です。
数ピンごとにまとめてはんだを流しておいて、後から吸い取り線で余分なはんだを吸収するというやり方でなんとか取り付けました。
チップ抵抗、コンデンサ等の残り部品を取り付けた後、パターンに入りきらなかった配線をジャンパ線で接続し、さらにメイン基板とサウンド基板を接続します。
最後に2枚目のLCDへの配線を基板の裏側経由で行います。一応これで配線は終了です。
ここで電源を入れる前のショートチェックをしたところ、3.3VがGNDとショートしてました。。。。パターン設計のミスか?。。。とかなり焦ったのですが、拡大鏡で良く見たらPICマイコンのVDDとVSSが隣り合ったピン間で髭のような微妙なブリッジを発見。その部分のはんだ付けをやりおしたら解消しました。やれやれ。
なお、確認用には下の100円ショップ拡大鏡を使っています。倍率15倍で、100円にしては相当使えます。
その後、電源を入れ、電圧および発熱などの異常がないことを確認してからPIC用のデバッガ(PICKIT3)を接続し、各部の確認に入りました。
各部の確認には以下のようなソフトを使いました。現段階は接続の確認ですので、ソフトは全IOを出力にして、ピンをHLに振るだけです。
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; * PIC18F67J60 CONNECTION TEST *
; * By Minarai-Syokunin *
; * Ver. 0.1 Aug.31,2010 *
; ************************************************
;
INCLUDE P18F67J60.INC
ORG 0x0000
;
MOVLW B'01000000' ; CLOCK 41.667MHz mode
MOVWF OSCTUNE
;
MOVLW 0x0f
MOVWF ADCON1 ; ALL analog input disabled
;
MOVLW 0x00 ; All port output
MOVWF TRISA
MOVWF TRISB
MOVWF TRISC
MOVWF TRISD
MOVWF TRISE
MOVWF TRISF
;
MOVLW 0x00
;
LOOP:
MOVWF PORTA
MOVWF PORTB
MOVWF PORTC
MOVWF PORTD
MOVWF PORTE
MOVWF PORTF
;
ADDLW 0x01
GOTO LOOP
END
これで各所の波形をオシロで確認してます。やはりPIC周りでショートがさらに2か所あり、はんだ付けをやりなおしました。 心配していたパターン切れは幸いなかったようです。
これでPICKIT3によるプログラムもできるようになり、どうやらLCD、センサ系の配線も大丈夫そうです。次はLCDとセンサ群を接続した後にソフト作成に入る予定です。
ということで今回は以上です。
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