「大人の科学」の8ビットマイコン (6) 見えないライントレーサ その5
「大人の科学」の8ビットマイコンJapaninoを使ったライントレーサの続きです。今回はセンサ周りを直しました。
前回書きました通り、センサ出力がどうも安定していないみたいでしたので、センサ系の電圧を見たところ、原因が電源電圧変動にあるらしいとわかりました。
「大人の科学」のセットにあった単四電池3本の電源のままで、モータまで動かしているので、弱いかなとは思っていました。そのためソフトで一旦モータを止めてからADコンバータを動かしているのですが、どうもそれだけでは十分ではなかったようです。
本来は電源を強化・安定化するべきと思いますが、今回は確認の意味もありまして電源を分離してみました。今回修正したセンサ部及びモータ部を含んだ全体回路図は以下の通りです。
センサ系の電源に3.3Vのボタン電池(CR2032)を付けています。その修正に対応して、Japanino のADコンバータのリファレンス電圧(VREF)端子にも3.3Vを接続しました。
なお、LEDは案外指向性が強くて、1個だけだと2つのCDSには対応が難しい(照射範囲が狭いのでよほど位置合わせを厳密にしないと2つのCDSがほぼ同じ所を見てしまう)ことがわかりましたのでセンサごとに一個としました。
ソフトではリファレンス電圧をVREF端子参照とするため、Setup関数に一行だけanalogReference(EXTERNAL)命令を追加しています。他に多少ソースを整理しましたので、新しいスケッチをご参考にアップロードいたします。
これで動作確認したところ、センサ系は前よりかなり安定したように思います。
ただし、足回りを直していないので、残念ながら動き方は前からそんなに変わっていません。電源と足回りもいずれ改善したいと思います。
本日は以上です。
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