100円温度計の解析 (断念)
このところ100円ショップで液晶表示の電卓や時計を見るにたびに、「なんとかこいつらを液晶表示パネルにできないかなあ」と思っておりました。しかし、どうせ液晶は専用LSI直結で手が出せないだろう、ということであきらめていました。
そんなおり、100円デジタル温度計のセンサ入力に細工して電圧計にしておられる方のBLOGを拝見して、その手があったか、と感心し早速試してみることにしました。
それがうまくいくなら、理屈ではどんな物理量でも電圧に変換さえすれば液晶表示させることができます。まずやってみたいターゲットはF-V変換を使った周波数メータです。
早速中を開けてみました。温度センサのサーミスタ(2本足のリード部品)が見えます。
まずはサーミスタの制御をみようと思い、電池とポータブルオシロを繋ぎました。
しかし、サーミスタに電圧が印加されている様子が全然見えません。ずっとグランドレベルのまま。。。。変だな、と思いオシロのトリガを見直して。。。と、ようやくトリガがかかりました。
しばらくその状態で観測してみて、どういうことかわかりました。トリガがかかるのが20〜30秒置き、かつトリガがかかるのと温度表示の更新が同期しています。
つまり、この温度計は電力節約のため、20〜30秒に1回しかサーミスタをセンスしないのです。。。
温度計ならその位の更新間隔でも良いと思いますが、メータとして使ってやろうという当方には合わないようです。残念ながらここで断念といたしました。。。
以上です。
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