小型有機ELパネル(OLED)の動作テスト
Aitendo社から小型有機ELパネル、OLED[UG-2864GSWBG01]というのを購入しましたので、動作させてみました。
※以前記事に書いた100円OLEDではありません。あれとは別に購入したものです。
今回動かしたのは下の写真の物です。128×64モノクロ、0.96"ということです。
フレキコネクタのピッチが0.5mm、22pinですのでユニバーサル基板ではちょっと無理。変換基板もちょうどよいのがありませんでしたので、PICを使った制御回路を感光基板で作ることにしました。
回路図は下の通りです。
制御はPIC18F24J10を使いました。以前「あの楽器」キャラクタ液晶版で使った時の余りがあったからです。
PICとOLEDのインタフェースは8ビットデータバスとCS,WR,RD,RESET,DATA/CODEから成っています。
今回は基板を作りやすくするため、とにかく交差せずに配線できるようにしました。このためPICのポート割り当てはめちゃくちゃになっています。
この回路に基づいて作成した基板が下の写真です。
OLEDの基板への接続が一番の問題でした。手ハンダ直付けはできそうにないのでコネクタを使おうと思ったのですが、形状データを見たところでは22pin0.5mmピッチのフレキとはいえ横幅と厚さが標準サイズではないです。
横幅はピン外の縁が広めで、厚さはコネクタが0.3mmの所、このOLEDは0.15mmしかありません。
そこで、以下のようにしてごまかしました。
・横幅は24ピン用のコネクタを持ってきて合わせる。(データシートを見たところ、たまたまでしょうが、ほぼぴったりです。)コネクタはAitendoからOLEDと一緒に購入しました。
・厚さはテープを張って増やす。
横幅はぴったりでしたが、厚さはセロハンテープでカットアンドトライして、結局テープ3枚重ねでなんとか安定しました。
テストプログラムで表示したのが以下の写真です。
テストプログラムのソースをご参考に公開します。(※個人利用での参考用に留めてください。)
実は、このあと下の写真のように折り返して小型の表示モジュールにしようと考えていました。
ところが、フレキケーブルと本体の接合部が弱くて、無理に折り返すと断線してしまいます。。。。。。。。。。ここでOLEDを1個壊してしまいました。
このフレキはまっすぐのままの使用限定のようです。。。。他にお使いの方はご注意ください。
さらに実は、うまくうごいたら「あの楽器」のミニミニ版を作ろうと考えておりまして。。。そのための折り返しだったのですが。。。。それもここで断念してしまいました。
それでも一応OLEDの動作は確認できました。あとはせっかく作った基板ですので何か別の用途を考えようと思います。
ということでしまらない話ですが今回は以上です。
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