掲示板移行のお知らせ

 投稿者:メトロ劇場運営  投稿日:2022年 7月23日(土)19時43分52秒
  この掲示板サービスの終了に伴い、メトロ・シネマノート掲示板を別サービスに移行いたします。みなさまご協力をお願いいたします。

新掲示板
https://fukuimetro.bbs.fc2.com/

なお、過去のログにつきましては
https://file.blog.fc2.com/fukuimetro/old_bbs/oldbbs.html
に可能な限り保存しております。

今後ともメトロ劇場をよろしくお願いいたします。

https://fukuimetro.bbs.fc2.com/

 

「パリ13区」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 7月 8日(金)19時46分20秒
  県立病院の診察の帰り寄ってみた。

仏映画は基本 魂の彷徨(ほうこう)ってのがテーマだと解釈
してるのだけど 形としてはポエムでノベルぢゃ無いから物語の
筋を真面目に追うとすると頭が混乱するキライが有る。
今回も 途中まで かなり混乱した。
そもそも私の20代の頃の1970年代の仏映画の感覚で云うと
アルジェリア系とか中国系とかが主人公の仏映画なんて考へも
付かなかった。表題のパリの13区って そんな地区なんだろうか?
フランスとアルジェとの歴史的経緯・昨今の中国の経済進出 そんな
背景の映画だと まづ感じた。
祖父母が台湾出身と云う女の横顔が かって好きだった氾(はん)文雀と
似て その強気な顔立ちに魅せられた。やはり同じ東アジアでも
大陸系の人は面持ちも立ち姿も違うと感じる。
アルジェリア系の教師の男は真面目な顔に似合わづ精力絶倫で
「ラスト タンゴ イン パリ」のマーロン・ブラントを想起させた。
男の副業の不動産屋の面接に来て働き出す女は まさにパリジェンヌの
イデタチで公園に佇むレインコートがドンピシャ似合う。
場所はブローニューの森か・・最後が王道の舞台装置だったので
観に来た甲斐を感じた。
3人の登場人物の中では此の女の感性が一番 自分的にはピッタリ来た。

映画が始まって40分 過ぎたあたりか 中国女の部屋だったかに
ぼやけた映像の絵が掲げられてた。絵が ぼやけてたぢゃ無く
映像が其処だけ ぼやけて居た。〇神教と云う字が読み取れ絵柄も
道教の宗教画みたいだった。おそらく だけど 公共の場でイスラム
だったかヒンズーだったかの女性の被り物さへ厳禁する国なので
それで正確には見せないやうにしたと受け取り感じ取った。

かって女優の岸 恵子は無名の仏の映画監督と結婚し 別れた後も
長くパリに住んだが その時の理由が人種差別が無く自由だ って
事だった。「それってホント!?」思わづ声を挙げてしまった。
 

「教育と愛国」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 6月30日(木)16時48分0秒
  手作り感 満載で県の教職員会館で見てるが如き感じだった。
冒頭 題字の「愛」の字が朱で印字されてて何か意味は有るんだろうなと
思うが 元来 愛と云う言葉が日本で出来たのはキリスト教が本格的に
入って来た明治期以降で それまでは仁愛と云う言葉しか無かったと聞いてる。
だから教育と愛国とは なんぞや?より その前提の愛国の愛とは なんぞや?
の定義の方が先だと思いつつ観て居た。

20代の前半だったか 家永三郎の検定不合格の日本史の教科書を買って
読んだ事が有るのだけど 実際 何で此れが不合格に成ったのか当時も今も
判らない。御かみ の意向に染まぬぞょ の文脈が感じられたので さう成った
としか云いやうも無いモノを感ずる。
今回は あれから かなりの年月が経ち家永裁判の時より争点・論点が明白に
為ってるやうな気がした。
国語と歴史の扱いは国の教育指針の根幹だろから常にイデオロギーの的に
為るんだろうけど常に正解は無いだと思う。
二つの意見や学説を併記がベストな選択だと感じる。
どちらを選ぶかは選んだ人の責任と自由と云う事で よよいが よい。
 

蛍光ペン

 投稿者:a  投稿日:2022年 6月20日(月)12時31分49秒
  待合室に掲示してある新聞記事に蛍光ペンで強調線を引きまくってるの、
あれバカみたいなのでやめたほうがいいと思います。
 

「英雄の生涯」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 6月16日(木)23時15分5秒
編集済
  ペルシア語とコーランが飛び交った映画。
なかなか そんな世界を垣間見る事は日常 無いので貴重な時間が持てて良かった。

冒頭 主人公がバスに乗り遅れるシーンからストリィが始まり 次いで
古代遺跡の発掘現場へと面白い流れだった。
只 話が複雑 過ぎて最後まで付いて行けなかった。
ベルリン&カンヌ&オスカー&ゴールデン・グローブと主だった賞に
関わった作品なので欧米人の評価は高いのだろうと思う。
その理由は昨今のソーシャル・ネットワークの中で苦しむ市井の人を
描いたってな処なんだろうと感じた。グローバリズムが人々の暮らしを
結果的に破壊してしまう現実 其処を描いたのが評価の理由だと思う。
最先端の欧米では描き切れづ一歩も二歩も遅れてるゆゑ鮮やかに描けた
そんな気がした。

英雄か詐欺師か ってなテーマだけど 英雄と詐欺師は実際 紙一重だし
白黒 付けられる事柄ぢゃ無いのだと思う。
悪人の心の中にも少なからづ善意は在るし・善人の中にも悪意は存在ス。
なので ぶった切りで甲乙は云へないのが実情だろ。

あちらの男性が髭を蓄えるのは宗教的なプライドだと聞いた事が在る。
彼らは相当にプライドを重要視するので主人公の男性の行動は ああ成った。
そんな気もする。
 

『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』

 投稿者:若泉  投稿日:2022年 6月12日(日)17時49分48秒
  岩波ホールで上映されている『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』をリクエストします。
岩波ホールは、今年7月29日で閉館とのこと。岩波ホール関係者を招いてトークショーなどもできるのではないかと、勝手に思っています。
ご検討ください。

https://www.sunny-film.com/brucechatwin

 

[C'mon C'mon]雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 6月 4日(土)19時21分32秒
  朝一で春江の散髪屋まで行ってたので本日 2作目上映作をチョイスしてみた。

108分だったかのホームドラマみたいだったし(それなら3作目も)の
腹づもりだったんだが想定外にヘビーなテーマだったので疲れて次作を諦め
そのまま帰った。メトロのHPでの紹介記事の中に(スピリッツ賞)なるモノが
踊ってたので観る前に少し訝し気に感じてたのだが観終えて理解した。
所謂 霊的主義的な意味合いの賞の候補作だと。
その意味で霊的な本も書いて出してる女優のシャーリー・マクレーンなんか
本作の認知症の祖母役にピッタリだと思ったのだけど今年 お歳も88では
流石に出演は出来ないんだろうな・・と往時の女優が 好きな私は
少し寂しく感じた。

映画は 最初~最後まで白黒で通してるので何かメッセージは在るんだろうな
とは思うのだけど 此の世は仮想の現実で実態は死後の世界に在り の
主張だと思ふ。只 街頭でローラー・スケートに興じてるティーン・
エージャーも居て何だか時代は1980年 前のやうにも感ずる。
最後に流れた女性ヴォーカルもブレンダ・リー タッチで1960年代の
音楽性だったし 作り手側が未だ子供の頃の時代背景だったので憧憬で
モノトーンにしてたやうな気もしたのだが実際は如何に?

他の背景音楽も かなり ぶっ飛んでた。
9歳の男児が自室でヘンデルのやうなコラールを大音響で聴いてるし
後で3度ばかり流れてた「月の光」(ドビッシー)は 霊的な動画の
背景音としての定番だし 単なる感情促進音楽では無く
それらを映像化する為に作られた映像(映画)のやうにも思へた。

母親がベットで男児に読み聞かせ してたんは(オズ・・)云うから
(オズの魔法使い)の物語だったかと思うけど そんな処が模範的な母親を
目指す母親らしいと感じた。母親が実兄と相当な確執が有ったけど
理由は よく判り 解り ます。男としては(兄貴は辛いな~)と
同情してましたが。
私の好きな「心の旅路」(1942年 作品)も せんじ詰めれば魂の彷徨
ってなのがテーマでしたけど その親族版のやうに受け取りました。
 

「ゴヤの名画と優しい泥棒」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 5月21日(土)19時39分39秒
  此の映画も題名を原題に即しDUKEで ええのでは?と思った。
そちらの方が制作意図が推し量れる。

想定以上に英国映画らしい洒落てエスプリも利かせ楽屋落ちも有り
まるでロンドンの寄せ芸の舞台を観てるが如きだった。
背景の音楽はジャズで始まったが原題から想定してデューク・エリントンの
楽団かな?と感じた。ウエスト・ミンスターのミサ曲みたいな荘厳な合唱も
流れ 流石 王室を頂く国らしい閉め方かと感じ入った。
私的には途中のモーツアルトと思われるピアノのフィーチャーとか
ロンドン・ポップス楽団と思われるメランコリーな楽曲の方に魅せられたんだが。

最後の方の楽屋落ち 007の1作目のシーンだけどアレは確かボンドが
ドクターの秘密基地に乗り込む場面かと思われ まぁ懐かしく思った。
観たんは かなり後に為って3度目のリバイバル上映の時だったかと思うけど。

全体としては 1940年代のフランク・キャプラの「スミス 都へ行く」
みたいな ほろ苦い社会派コメディに位置するのだとは感ずる。
スミスが老齢に成ったら どんな騒動を英国で起こすか?みたいな処で
楽しませて貰った。

劇中にも少し登場した1914年の世界大戦。
主人公は1961年 時点で60歳なら別に従軍の経験も無いだろうに
苦々しい事として主人公の口から語られてたので 叔父か父親か戦争で
失ってるので それで反骨精神が芽生えたのかと推察ス。

かなり 話題がアッチ・コッチに飛んだが それだけエスプリ散りばめた
宝石箱 だった。
 

「モンテッソーリ 子供の家」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 5月20日(金)15時21分11秒
  前回より又 日数が空いたが 久しぶりに来てみた。
毎回 思ふが メトロに来るやうに為って身構え無い鑑賞ってのを学んだ。
所謂 無手勝流って奴で此れまでに経験した経験値で映画を推し量れば
良いと思ってるから 別段 観たい映画だから来るとか来ないとか
そげんな思いは自分には余り無い。今回も亦 たまたま時間が出来たので
朝一で来てみた。

さて 突っ込みが少し長く為ったが
冒頭から30分くらいは初めて保育園の参観に来た男親みたいに
どっちらけ状態だった。が 次第に園の教育方針が飲み込め応援したく
為った。最初から今の方針ぢゃ無かったみたい。色々試行錯誤を繰り返し
最終 今の方針に落ち着いてる みたいだった。
話 聞けば 当たり前の教育なんだけど なかなか現実社会は
当たり前を当たり前に許しては呉れないので園の勇気には感心した。
昔 乍らの幼児に手を出させ定規か何かで叩く!ってな叱り方は
修道院の幼児教育の悪習だと感じるが 其処から脱却して只々幼児に
社会を渡ってゆく力を付けさせる方法と云う一点だけに絞って事に
当たってるスタッフは極めて効率的な教育だと思う。
目先の効率を排除する事に依ってのみ長いスパンの効率が得られる
ってな 正しい効率への追及が科学的で流石に仏人だなと思ふ。
忙がば回れ!と云う格言を思い出したが それには園の経済的な体力も
必要で 事は簡単でも無いのだろうが・・。

観ながら 60年以上前の自分の保育園の情景を想起して居た。
上から目線でしか物 云わなかった保母さんの顔なんぞ思い出せないが
此方の目線で話 掛けて呉れた保母さんの顔は今でも覚へてる。
 

山歌

 投稿者:オッサン  投稿日:2022年 5月18日(水)09時22分39秒
  山歌が観たいです。上映して欲しいです。  

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 4月 8日(金)15時32分1秒
  一か月前 本作 知った時(久しぶりのハリウッド西部劇!)と期待に胸
踊らして居たのだが実際は英国を主とした合作らしい。
しかも ご丁寧にも他の国も かっての英国の植民地化の歴史を持つ。
どう見ても英国側が見る米国モンタナ州の地域史のやうな色合いだった。
なので 久しぶりの西部劇に監督賞!だと思ってたら 母国の英国が
西部開拓史 以降を描いて呉れたので それで功労賞の意味合いだと
オスカー受賞を感じた。

私自身 此れは旧約聖書のカイン&アベルの兄弟の軋轢を描いた物語
だと受け取った。古事記 的に云うのなら大国主神&兄弟神との
職業の違いから来るイザコザみたいに根が深い。
弟の嫁は髪がブロンドでショートで1925年当時メキメキ売り出して居た
女優のジーン・ハロウのやうなイメージなのか・・?と感じた。
街を往来するT型フォードらしいクルマもアル・カポネ時代の それと
違って車体が華奢で10年の時代の差を感じる。
弟の嫁は上品に(May I ?)何て云い乍らクラシック・ピアノ嗜み
兄の方はバンジョーなので米国東部と西部との文化の引き合いのやうに思う。

観終へ 帰りしな「工事の騒音で楽しめなくて御免なさい}と
受付嬢に謝られたが 当方 それだとは云われるまで気が付かなった。
工事の音は何処からとなく聞こえてけど フレッド・ジンネマン監督の
傑作「ハイヌーン」の散髪屋の場面と同じで 映画の中で大工音が
してる としか鑑賞中は思っては無かった。
それだけ中身が濃い映画・・だったのかと思う。
 

ストレイ

 投稿者: ak  投稿日:2022年 4月 4日(月)11時53分36秒
  福井ではどこも上映してくれないようなので、ぜひ上映してもらいたいです。
対等に扱われる犬たちのドキュメンタリー。

https://transformer.co.jp/m/stray/
 

ひまわり

 投稿者: なんちゃん  投稿日:2022年 3月22日(火)20時30分27秒
  『ひまわり』上映してください!!( ;∀;)  

「グンダ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 3月11日(金)16時25分45秒
  登場は豚のみと思ってたら鶏とか牛も出て来て百花繚乱だった。
が 主体は あくまでグンダ云う母豚。
10匹 余りの子豚の成長と別れ。
その別れは或る日 唐突に農夫が運転するキャタビラー音と共に現れ
子豚達は輸送トラックに押し込められ(♪ ドンナ・ドンナ の世界)。

元来 キリスト教では家畜は神より与えられし人間の占有物との見方なんだけど
さうした世界で住み乍らも 家畜の目線で寿ぐ姿勢は何やら東洋思想を
感じた。昔 見たNHKの「自然のアルバム」は野鳥の世界だったが
此方は家畜で やはり野に在る生物と家畜として飼い慣らされた生き物
とは何かが違うと思う。人と接する事が多い分 ひとつ 々の動作に
人間的なモノを感ずる。本作の目的は そんな処に在るのだろうと考へる。
こんな尺の長い映像と付き合ったクリエーター達の凄さ より
こんな映画に出資した資金援助者の方に より凄さを感じる。

中国の古典なんぞ読んでると家畜に成った人の話も登場するけど
そんな話も参考にしたかのやうなキャメラの目線だった
 

「TOVE トーベ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 3月 4日(金)20時46分36秒
  「ムーミン」の戯作者が元は売れない女流画家なのは知ってたが
彼女が有力者の令嬢とレズ関係に在ったのは知らなかった。
でもアートの世界・業界って同性愛者の割合は高い方だろから
格別の違和感は無かった。彼女が社会主義者で彫刻家の父を持ち
其処から派生して絵を志すんは よく解る。
それなり有名な父とは同じ土俵で勝負も出来ないだろうし
全然 違った分野で生きるってのも実際 難しいだろ。
で 妥結点の絵画ってな流れに為ったのかと推察ス。
でも なかなか才能が芽吹いて来ない。たまたま出会った町の有力者の
娘が芝居の舞台監督で 彼女から仕事の方向付けを受け 渋々試しに
従ったら 発行部数が世界一の新聞の4コマ漫画に週6日執筆の
7年契約と云う破格の待遇を受け(超&超の)有名人に成る。
アートで食べてゆくには確固たるメンタルが必要と教えて呉れる
良か教材だと感じた。
只 彼女と結婚 近くまで行った同居の男性(僕 もう無理です)
云うて彼女の元を去った。普通の感覚で普通の男だが 普通では
彼女を抑え込むのは至難の業だと思う。

画面の背景画として 主人公の服の色と部屋のカーテンの色が
二か所 同じだった。彼女の芸術性を簡略にに紹介するが場面だった。

背景の音楽は 最初の文化サロンのダンスパーティのシーンで
ベートーベンのピアノソナタ(の 熱情だったか)がバージョン変へで
使われてて 後半にはグレンミラーの「イン ザ ムード」で
質の高いアート性を感じた。

かうした所謂 ゆるキャラの戯作者って 過酷な人生を経験し
本人も相当に複雑な心理を持ってると観る前には思ってたし
観終へた後も 然り・然り で在った。

主人公の相手役の女優 スウェーデン人?
声が往年のグレタ・ガルボと似てたんで少し驚いた。
 

「ブラック ボックス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月26日(土)19時42分37秒
  練りに練った緻密なドラマだった。
同じ旅客機事故を扱っても米映画だと もう少し大味に成ったかと思う。
昔 観たコスタ・ガヴラス監督の「Z」のやうな感触だった。

なかなか機械屋が航空機業界の闇を暴くなんて題材 無いんぢゃ
無いのかと思う。その点が極めて新鮮だった。
結局 犯人は電波ジャックした乗客の中と云うのが真相だったのだけど
其の伏線で後で気が付いたのだが 主人公が公園でケイタイで
話してる時に空中に飛んで居たドローンから発せられてた電波で
ケイタイが混線すると云う場面が在り凝った作りだと感じた。

最後は主人公が殺されFINかと思ったら彼の奥さんが大円団の
仕返し。こんなオシャレなオチは流石にフランス映画だと思った。
全体にフレンチ顔の役者を揃へプロデューサーのヤル気を感じた。
まるでパズルのピースを埋めてゆくかのやうな密度の濃い社会派。
日本でも御巣鷹山に落ちた123便のブラックボックスが改ざん
されてるとネットで今でも話題には為ってるけど此方は解明されて
ヨカッタ。権力者が(真相は墓場まで持ってゆきマス)云わづに
潔い。
 

Ribbon

 投稿者: もさこ  投稿日:2022年 2月23日(水)20時01分57秒
  のん監督作品『Ribbon』上映希望します。

https://www.ribbon-movie.com/

 

上映希望映画

 投稿者: magaokun  投稿日:2022年 2月19日(土)21時38分11秒
  これからの公開となりますが、いつかは『ぼけますから、よろしくお願いします』を上映希望します。
少子高齢化社会において高齢介護は決して自身から遠いものでは無く、誰しもが直面しうる出来事だと思います。
その時が来た時への気構えとして、あらゆる人に観てほしいなと思っております。
ご検討いただけますと幸いです。

https://bokemasu.com/
 

「モロッコ、彼女たちの朝」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月19日(土)20時10分46秒
  透き通るやうな名作だ。
派手さは無いが わざと派手さを消した印象で此処迄 徹底して
地味さを通すのは やはり自分の能力に自信を置く証拠なんだろう。
自信が揺らいでるクリエータは ともすれば派手さに逃げてしまうと
思われるので。

冒頭 曰く有り気な身重の若い娘が登場し カスバのやうな下町で
仕事を探し回ってる。招き入れたんは監督サンの かっての母で
本編に登場する幼女が かっての監督サンの姿と成るらしい。
やっぱ子供の頃の原風景をモチーフにした映画って基本線が
シッカリしとるんで話が ぶれづ安心して観てられる。
幼女の視点で周りの大人達を描くと云へば 実在のインガソル一家を
描いた米国テレビドラマの(大草原の小さな家)を想い出すけど
監督サン 一度 目を通して何某 感ずるモノでも有ったのか?と
想像したのだが如何に。結局 娘は居候してた他人の家を出たが
其の出方が色々暗示するモノが有って「観客の方で娘の其の後
決めて下さい」のメッセージのやうに感じ取った。
それら含め斬新な映画作りだと思う。戦前の邦画の傾向映画の
やうな保守的な描写 入れ乍らもポイント的に革新的なモノ
入れるかのやうな 一歩 後退・二歩 前進のやうな物語だった。
男性も登場は したが所謂 役としては端役で それだけでも
かなりの冒険でスタッフ側の やる気の満々ぶりを感ずる。

物語の後半 町の祭礼のやうな場面で「神 共にアーメン」の
会話が為されたが かっての盟主国 フランスの影響だろうか?
私的には北アフリカだからエジプト発祥のコプト正教会の
波及か・・と感じたのだが。
それと もう一つ付け加えるとファチマと云う地名が登場した。
ファチマ云うとポルトガルの聖母出現の聖地。其処から引用した
地名なら様々複雑な歴史が有ると 名画「カサブランカ」でも
さうだったけど大国の思惑が絡んだ国の歴史だと改めて感ずる。
そして
それらを全て脇に どかした上での幼女を含め3人の女の物語。
その一点集中の透明度に拍手!!。
 

「パーフェクト・ケァ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月12日(土)16時46分24秒
  よく在る陳腐なタイトルだが観終へて改めて思うと中々意味深な題名だ。
映画自体も かなり捻った作りで玄人好み。

主演女優賞を得てるのだけど彼女 最初オスカー女優のダイアン・
キートンのやうな雰囲気を感じつつも後には「華麗なる賭け」の
フェイ・ダナウェイのやうな裏の顔を持った役が上手いなと感じた。
此処迄 堂々と演じられては賞を得ても当然かと思う。
アイカタもレズの仕事仲間で見事な女性映画だった。
最後は上手い返しが在って近い内 続編が作られる予感がした。
映画と云うよりテレビドラマ化でシリーズ物に為りさうな良質さを
痛感ス。敵方のロシアン・マフィア束ねるボスも凄み満点で
僕なんぞは助演男優賞を与へたいぐらい。ギャングで小柄と云う
意味で往年のギャングスター ジェーム・キャグニーを想い出す。

冒頭 69歳3か月の施設の住人が急死するとこから物語は
始まったのだけど自分も69歳と1か月なので他人事では無いな
と怖い思いもしたが 展開は詐欺的な介護ビジネスの方に劇は進み
捻った展開だと感心した。

最初の画面に(黒い熊 33)と表示されたが どう云う意味の
社名なんだろうか? 僕は てっきりグリズリーでカナダの会社
かと思ってしまったが映画そのもは米国映画らしい。

 

「ラストナイト・イン・ソーホー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月 4日(金)17時42分59秒
  色々感ずる処が多かった映画だった。

最初は好きなタイム・ループ物だと早合点して観始めたのだが
終わってしまへば「モルグ街の殺人」のやうな怪奇スリラー。
幽霊屋敷が多く在るロンドンらしく霊的なモノを感じる場面も
多かったが 1980年代だったか米国テレビのシリーズ物の
「トワイライト・ゾーン」のやうな色合いだった。
主人公の娘が1960年代好きってのは昔からオールド・タイム的な
モノが好きな私的にも好感度が高いんだけど警察が疑ったやうに
かなり病的なモノも感じる。最後は自分の分身の娘が歌手で成功を
収め(めでたし&めでたし)でシェークスピアの名台詞「終わり良ければ
全て良し」を思い出した。

娘の出身は何処なんだろうか?田舎と云う事だがウエールズか?
それともアイリッシュ?(I love it)なんて言い回し
2度も使って今の米国人なら死語ぢゃ無いのか・・と思うんだが
どう何だろうか アチラの言葉は解らんけん何も断定は出来ないが
如何にも生真面目な英国娘ってな印象の言い回しだった。

登場した実在の英国歌手は私が気が付いた中では3人。
まづ ペトゥラ・クラーク。ソーホー地区~下町~「♪恋のダウンタウン」
と劇中に合わせて連想遊びしてたら娘のオーデションだったかの
場面で「♪恋の・・」のが流れ出してた。原題は「♪ダウンタウン」
だったかペトゥラの一番 売れた歌。
次のダンスの場面で流れた曲は そのままの「♪ダンス天国」。
3人目は曲は流れなかったかも知れないけど当時の30cmLP盤の
ジャケットが ダスティ・スプリング・フィールド だった。
若くして50代くらいで亡くなってしまった女性歌手だが 所謂
王室 御用達 云うのか 英国王室のイベントでは必ず呼ばれてた
品の良い歌い方された美人歌手だった。

結局 話の大筋はハリウッドの名作「サンセット・ブルーバード」の
グロリア・スワンソンが演じた役みたいな特殊な役柄を下宿先の
老婦人が演じて幕は下りてたけど 英国心霊協会推奨の映画みたいに
異様な怪奇さは最後まで抜けなかった。其れがゴースト好きな英国人
らしいと思ふ。
 

「コレクティブ 国家の嘘」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月29日(土)17時34分38秒
  疲れる映画だった。
疲れるんは最初から覚悟してたが覚悟以上で(旧)東側の人達は大変な
所に住んでると改めて感じた。

只 本編を配給した側が何を言いたいのかがイマイチ掴めなかった。
(資本主義社会が勝る)と言いたいのか・・とかだが前半部までは
(CIAが何処まで配給作業に加担したのか)とか そっちの闇の
方を深く感じた。本編の医療の問題は常に何処の国でも当面してる
問題で 何を殊更にルーマニアの問題を取り上げ世界に発信するの?
と少し訝し気に思う。そちらの政治の闇の方を強く感じた。

個人的にはモデルさん だろか 満身創痍の身体を周囲に晒し 凛!と
して立つ若い女性の生き方に凄さと尊敬を感じた。
日本の原爆乙女のやうな前向き志向と 仏のシャンソン歌手 エディット・
ピアフのやうな神々しさを感ずる。此の女性 前々から男としてメンタル部
では生きてるな と思う。

最後の場面で走ってる車中の会話が映し出されてたが車内のバックミラー
には普通に十字架が掛かってて驚いた。ロシア正教の影響でイコンかと
思ってたのだがロザリオとは ねぇ・・。此れも西側の影響だろか?
 

麻希のいる世界

 投稿者: ミヤオッサン  投稿日:2022年 1月29日(土)11時17分59秒
  公式HPでは近日発表になっておりますが、いつ頃上映予定でしょうか。早く観たいです。  

「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月21日(金)15時55分37秒
  館内のストーブの真ん前に座った所為か途中で10分くらい寝てしもうた。
目が覚めたら場面が変わってて話に付いてゆくのに手間取った。
寝かす程に良い映画だと良い方に取って帰宅した。

冒頭 仏映画なのにニューヨークの摩天楼の俯瞰が現れ米映画かと
思ったぐらいだったが途中から場面が欧州に展開し安堵した。
話は13万の絵画が510億に成ってゆく過程の物語で当地の美術館では
タイアップ出来ない映画だと感じた。間に美術商だの仲買人だの権威ある
評論家だのがバッコし 絵そのものはアートでも其れを取り巻く
取り巻きの連中は決してアート的でも無いと感ずる。一枚の絵が
本当にダヴィンチの絵か どうか未来永劫 判らないと思う。
売れない絵描きが残した絵画なら或る程度まで判断が付くけど
弟子だの工房まで持ってたと為ると弟子が手を加えてた可能性が
大いに有るからで 其れはタイムマシンでも乗って行かないと
調べるのは困難だと思う。が 絵画を買うって一種 夢を買う
みたいな処も在って 大きな夢を見させて呉れる美術品なら
13万→510億もアルアルの話のやうな気もした。

購入者を誰だかリークしたんが購入者の親戚筋の一人。
王宮から追放された20数人の一人だったらしく 血生臭い
顛末は此の絵画の更なる伝説を生み更に値段が上がってゆく予兆を
感じた。美術界の裏側・実相って そんな構図で成り立ってると感ズ。
 

「サンダーバード55」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月18日(火)04時54分10秒
  解り易いタイトルで ええと思う。お子様 相手だから題名は簡単明瞭がベスト。

1作目 云うか元ネタのテレビ版はオンタイムで見てた世代で
当時は中一か。3月の末に伝説の朝ドラ「おはなはん」が始まり
明治期の女学生に恋をし・「サンダー・・」の登場人物の濃艶な
ベネロープの美貌に目が眩んだ ませた男の子だった。
今回 アテレコの声が変わってたが今回の方が艶ぽっく色気が
有った。前回の黒柳徹子は才気の方が先走ってしまうんで
今回の方が より大人の鑑賞にも耐へ得る人形劇ってな感想。
秘密基地に在るロケットの登場場面で両側のヤシの樹が倒れる
場面が在るけど アレなんか米国のテレビドラマ「グリーン
ホーネット」のクルマが現れる仕掛けに似てるな と思った。
ブルース・リーが未だグリーンボーイ時代のテレビ映画だけど
本編の元のスタッフも見てて参考にしたやうな気がした。

冒頭の男性の野太い声の「ワン!ツー!・・・」のアクセントだが
まさに英国流の英語で 後年 米国の「セサミ・ストリート」の
スタッフが仮に作ったとしたら かなりブロオクンな発音に
為るんだろうなと追体験してた。
小1あたしで「チロリン村とクルミの木」を見てて 中一で
「サンダー・・」見てた世代として やはり国力・国の財力の差は
痛感ス。あっち・コッチで洒落たジョークが散りばめられてるんも
ジョーク好きな英国人らしい。イアン・フレミング原作の「007」の
シリーズと似た文化を感ずる。
 

「チャサンオボ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月14日(金)16時03分49秒
  「実話かな?」と思い乍ら観て居たが帰宅してチラシで確認したら
案の定 実話がベースに為ってるらしい。韓国では かなり有名な
歴史上の人物だと推察した。

2時間ジャストの映画だったが本来なら前編&後編に分けての大作
ってな質感が有った。監督さんは元々が さう云う気持ちだった
んだろうなと感じた。泣く泣く尺を切ったってな印象が残った。
モノトーンでヒューマンな時代物だったのでクロサワの「赤ひげ」を
想起したのだが制作意図に其れが入ってたやうにも思へた。

そもそも(科挙)なんて元は中国の制度だし19世紀に入っても
未だに言葉として広く使われてる自体が陸続きの韓半島らしい。
日本だと間に海が在ったから とうの昔に消えてる言葉だ。
朱子学の影響も当時の日本より半端ぢゃ無かったろう。

只 字幕的に二か所 違和感を感じた。
冒頭 天主教(カトリック)と云って置き乍らイエスと云う表記。
今の韓国のキリスト教界は概ねプロテスタントなのでイエスは解るが
カトリックなら通常はイエズスなので時代考証的にも おかしい。
それと 琉球の地名が出た処で画面の右記に(今の沖縄)と字幕が
登場した部分。確かに さうだろうけど わざわざ載せる意味が
意義が有るのか・・?と思う。何か政治的な忖度めいた事情でも
在ったのかと勘ぐってしまう。野暮な字幕だと思った次第。

宗教的な話すると W主人公の若い男の方が漁師と云うのも
たまたま なんだろうか? 持ち上げられ無いくらいの大魚に
恵まれる場面も含め福音書の聖ペトロを連想させる。韓国の
キリスト教的な考へで云うと年長の主人公がイエスで 彼が
招聘した年少がペトロと云う形なのかと思う。それも含んで
韓国では有名な二人・・と思うのだけど実際は如何に。


 

「妖怪百物語」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 4日(火)18時43分34秒
  二か月くらい前 一度 動画で観てるので話の展開は判って居た。
鍵は改めて何処まで自分が入ってゆけるか・・? だった。

藤巻 潤 は民放TVの「ザ・ガードマン」の印象が濃い。
後年 アート・ネイチャーのCMに起用され あまり映画俳優として記憶は薄い。
アイカタの高田 美和 は 云わずと知れた歌う映画スタア高田浩吉さんの実娘。
おっとりして品が有るんだが有り過ぎて野心的な処が希薄で損をした
ってな印象が残る。座興に登場した噺家の先代の正蔵さん 確か明治の
寄席に上がった最後の人で晩年に為って噺の下手さ加減が味として出る
やうに為った感じ。「怪談 累ヶ淵」みたいな人情噺が お得意だった。
そんな過去を思い出しながら物語を追って居た。
最後の方の首だけの凄惨な顔の女の妖怪は実際「おおくび」って云って
当時の妖怪百選の浮世絵か何かに描かれてましたね。

今も含め当時の人々の死生観って遥か昔 源信が書いた「往生要集」の
世界観そのまま。あの死生観が日本人の肌には合うんだろうな・・と思います。
ってな意味合いでは本編の数年前だったかの「地獄」(新東宝)とポリシィは
似てるやうな気がしました。実際 大映の社長と新東宝の5代目社長は盟友だった
ってな話だし。
 

「ほんとうのピノッキオ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 3日(月)19時56分29秒
  久しぶりに映画館でイタリア語が聞けて感動した。
1970年前後には仏映画と同じくらい伊映画も上映されてたのに
チネッタ撮影所が縮小されるに従って日本でも公開作が少なく為って行った。

児童文学のファンタジーにも色々在ってアンデルセン派とグリム派。
さしづめ此方はグリム派に入るのか 北イタリアの遠野物語のやうだった。
後半 ピノッキオが大魚の中に飲み込まれるってな場面が在り思わづ
旧約のヨナ書の逸話を思い出したのだけど帰宅後 ネットで調べてみたら
案の定 この場面は聖書からの引用で在る事が判った。チラシの説明に拠ると
原書は188年0代らしくて ラフカディオ・ハーンが来日する20年前で
ハーンが日本の言い伝へを集めて「日本の面影」を出版したやうに
原作者も国内の伝奇の一遍をリメイクしたやうな気がした。
何処まで行っても赤茶けた貧土のイメージで 後半部では海辺のシーンも
描かれ フェリーニの「道」の導入部分を連想させた。
副旋律も「道」の最後の洗濯物を乾かす女のハミング曲と酷似してて
まさにニーロ・ロータ タッチで 久しぶりに観た伊感覚の映画だった。

面白かったんが劇の中程だったか 猿の裁判長に拠る法廷場面で「悪い事
しなかったから有罪!」との箇所で異国の中東のカミの価値基準に対し
地元の土着のカミが異議を唱えたと私は受け取った。日本で云うと出雲のカミが
伊勢のカミに反旗 翻したやうな感じか。全体として生身の小人も登場し
異常に長身のフランケンのやうな男も現れ マリオネットの木製の喋る
人形達も見世物小屋の住人で もうフリーク・ショウの態で北イタリアの
大衆文化の一端を感じた。明治期後半に来日したカーンが江戸期の地方を
愛した如く原作者も19世紀以前の風土を愛してたやうな気が した。
 

「大魔神 怒る」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 2日(日)16時28分22秒
  昨日 愛知の妹に「明日 大魔神2を観る」とメール出したら
「女優は高田美和・・か」とレスが帰って来た。
オイラも さうかと思ってたんだが あに反して藤村志保だった。
美和嬢は1作目のみだったやうだ。でも私的には大河の「三姉妹」とか
映画の「雪女」以降ゾッコン!だったので嬉しい誤算と為った。
今風に しかも少し長じた形で似せるのならセクシー女優の澤村レイコに
近く その凛とした処が妙にソソル女優だ。
対しアイカタの本郷功次郎は大作「釈迦」で主人公を演じた人。
確か「牡丹灯籠」でも生真面目な旗本三男坊を演じて真面目人間役が
多かったってな印象。でも先年 亡くなったか。
ま 物語としては小国同士の水争いに端を走ってるんだけど攻め入る
隣国が5千もの兵で地境を超えたと云う設定には暫く笑止。
(水争いで小国が5千もの兵を集められる!?)と突っ込みを入れたかった。
でも 主な観客が「お子さん」と為れば それでストリィ的に落ち着く
のかな・・と思い直した。チラシの広告では「湖水を真っ二つ!」と
出てたんで セシル・B・デビルの「十戒」のパロディで有るんは
一目瞭然で今回も売れる筈と云う永田社長の進軍ラッパの意気込みを感じた。
「十戒」は一神教的な話だけど此方は民間信仰がバックに在り埴輪を
だいだらぼっち風に動かして魅せた ってな形か。それも派手好きだが
泥臭さが抜け切れなかった永田さんの置きミアゲのやうにも感じた。
経済の成長神話が未だ続いてた時代背景も有って脇に至るまで俳優陣 皆
ええ顔してた。当時の世相と空気が・・な つ か し~~~。
 

「廓文章 吉田屋」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 1日(土)14時36分12秒
  元旦に歌舞伎が しかも関西歌舞伎が観れてヨカッタ。
料金 2200円だったが仁左衛門さんの30分ものインタビュー映像も
付記されてて正直5千円でも損した気分にも為らなかったかと思う。
関西芸能の復権は鬼籍に入られてる落語の桂 米朝さんも常々
云われられてた事なので(ブルータス お前もか!)と感じられづには
居られ無かった。舞台の吉田屋は遊郭なので夕霧と云う太夫も居る
のだけど さう云へば夕霧楼って云う楼閣は戦後に売春防止法が
施行される前まで普通に聞かれた店名で 福井の有楽町に在った
大門の中にも(そんな楼が在ったのか知らん?)と追想し乍ら観てた。
楼の玄関脇には門松・座敷の床の間の軸は 日の出と鶴で 一目
お正月の設定と判り 実にタイムリーなシネマ歌舞伎と感じた。
仁左衛門さんは私なんぞシャシンの剣劇スターの印象が濃く今回
本職の方が観れたんは収穫だった。米朝さんの大作「地獄百景・・」
でも冒頭に派手な歌舞・音曲が入り 同様な造り観て同じ
関西人気質を感じた。に してもアイカタ務めた玉三郎さん 本当に
お綺麗!!。主人公が腑抜けに為るんも解ります。太夫って今で云う
映画のトップ女優ですょね。ギョウカイから足抜けさせやうと思ったら
そりゃ・・千両箱 積まないと無理ですね。
 

(無題)

 投稿者: fukui  投稿日:2021年12月30日(木)15時27分39秒
  プールサイドマンが見たいです!  

バーフバリと999

 投稿者: みこ  投稿日:2021年12月12日(日)01時42分13秒
  私もバーフバリ完全版上映希望します。
スクリーンで是非観たいです!

そして、銀河鉄道999新版もお願いできませんか?
主要都市しか上映無いのでしょうか、、、
数年前メトロさんでリバイバル上映あったことを
昨年知って、地団駄踏んでいたんですー(涙)
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年12月 2日(木)09時57分24秒
  戸田 博 監督作品の最新の作品2本『WEST PLANET』とドキュメンタリー作品『理由なき旅』及び 2013年度作品『京都、夏』2016年度作品『薩摩に生きる』の上映会

# 今回の上映会の2日間は女優の『若原瞳さん』をメトロ劇場にお招きして舞台挨拶を行います。

本年12月3日(金曜) ~ 4日(土曜)に福井市メトロ劇場にて上映会を行います。上映作品と詳細は以下の通りです。

*『WEST PLANET』:トレジャーコースト国際映画祭入選 / ブルックリンSF映画祭入選
*『理由なき旅』:ベティア国際映画祭入選(インド) / ガリー国際映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞受賞(インド)
*『京都、夏』:モスクワ国際映画祭入選(ロシア) / ケーララ国際映画祭・監督賞受賞(インド) / モナコ国際映画祭・監督賞・脚本賞・主演男優賞ほか多数受賞(モナコ)・沖縄国際映画祭・ほか多数入選と受賞
*『薩摩に生きる』:ブッダ国際映画祭・監督賞受賞(インド)

《二本立て上映》
12月3日(金)
18:30  舞台挨拶
18:40 『WEST PLANET』上映時間1時間12分(モノクロ・ノンダイアローグ):http://www.skeletonfilms.com/works/2619.html
20:00 舞台挨拶(若原瞳)
20:10 『京都、夏』上映時間1時間28分(カラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html

《二本立て上映》
12月4日(土)
18:30分  舞台挨拶
18:40分 『理由なき旅』上映時間1時間20分(カラー):http://www.skeletonfilms.com/works/2630.html
20:00 舞台挨拶(若原瞳)
20:10分『薩摩に生きる』上映時間1時間45分(カラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html


《予告編》
『WEST PLANET』  https://www.youtube.com/watch?v=tVYoS_-Hl1o

『理由なき旅』  https://www.youtube.com/watch?v=3g_mcRNUus0&t=60s

『薩摩に生きる』  https://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=26s

『京都、夏』  https://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=104s


入場料:前売り券 1000円  当日券 1200円

この上映会についてのお問い合わせ:070-2618-6919
 

ピーターバラカントークショーに参加して

 投稿者: 先生  投稿日:2021年12月 1日(水)14時59分15秒
  11月26日と27日のミュージックフィルムフェスティバル、ピーターバラカントークショーに両日参加しました。
かねがね観たかった2本に加え、あのバラカンさんのトークショーとなれば不参加と言う選択肢はありません。
バラカンさんのトークショーは期待していた通り。あの独特な語り口をしっかりと堪能しました。「福井の空はロ
ンドンに似ている」という言葉は印象的でしたね。2本の映画について感想を少し。
「ランブル」ではいかに先住民=ネイティブアメリカンが虐げられて来たかを改めて教えられました。ジミヘンド
リックスをはじめ南部の黒人になぜ黒人の混血が多いのか、その理由がようやく理解できました。先住民の女性は
アメリカに残し、男性はアフリカに送られていたとは!
「ビリー」では彼女の壮絶な人生がそれを取材した女性ジャーナリストの人生とうまく絡めて描かれていました。
才能あふれる彼女に群がるダニのような男たちと彼らに振り回され健康を蝕まれていく姿は痛々しい限りですが、
その男たちもまた虐げられ差別されていたことを考えるとやるせなくなります。自暴自棄でマゾヒストのようにも
描かれたビリーについて、バラカンさんが日常的な差別を受け続けることによってそうなってしまったとおっしゃ
っていたことに納得しました。

https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=019911

 

インドの映画祭で受賞

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年11月27日(土)20時39分2秒
  来月(12月)4日に上映予定の『理由なき旅』がインドで開催の『ガリー国際映画祭』で「最優秀ドキュメンタリー賞』を受賞しましたのでお知らせします。  

上映会の舞台挨拶

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年11月22日(月)22時08分36秒
  今回の上映会の2日間は女優の『若原瞳さん』をメトロ劇場にお招きして舞台挨拶を行います。

facebook:https://www.facebook.com/hiroshi.toda.10

本年12月3日(金曜) ~ 4日(土曜)に福井市メトロ劇場にて上映会を行います。上映作品は以下の通りです。

『WEST PLANET』(トレジャーコースト国際映画祭・ブルックリンSF映画祭入選)
『理由なき旅』(ベティア国際映画祭入選・インド)(ガリー国際映画祭入選・インド)
『薩摩に生きる』(ブッダ国際映画祭にて監督賞受賞・インド)
『京都、夏』(モスクワ国際映画祭・ケーララ国際映画祭・モナコ国際映画祭・沖縄国際映画祭・ほか多数入選と受賞)
 

バーフバリ2部作

 投稿者: Wil  投稿日:2021年11月21日(日)21時15分48秒
  バーフバリ2部作完全版を福井でも上映してください。県外へ行く理由を説明するのに「映画を見る」とは言えず、見たい映画がなく家でサブスクばかり見てますが、映画館でバーフバリを見たいです。完全版です。テルグインド映画を上映してほしいです。お願いします。  

「ザ・モール」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年11月19日(金)14時57分24秒
  冒頭 (旧)東ドイツに在った諜報機関の密談から始まり 東ドイツ訛りの英語で
しかも各自の顔も東ドイツ顔。もう それだけで胡散臭いモノを感じた。
次に登場した2011年のコペンハーゲン。その5年前に好きな音楽グループ
プロコムハルムが伝説の野外でのコンサートを同国の公園で行い今 動画にも
上がってるので(随分と街の描き方が違うな・・)。と思った。
以降は一瀉千里の実録スパイ物なんだが そもそも僕は映像技術としての
ドキュメントは有っても映画ポリシィに関して わざわざドキュメンタリーと
記す意味が有るのか?と常々感じてる。上手く言い表せ無いけど撮る側に
してみればドキュメンタリも非ドキュメンタリも手法の違いの問題で有って
別に映画の中身の質の違いでは無いのだと・・思うのだが。
何かドキュメンタリーって言葉が金科玉条のウリに使われてるみたいで
いつも反発を覚へる。=言葉の使われ方に対し。

話は横道に逸れたが 最終場面を観て「この主人公 此れから大丈夫?」。
と先行き不安に感じた。素人が10年も国家間の諜報の一線に居て仕事は終わったんで
又 日常に戻って。と云われても容易では無い。いづれ又 諜報なり闇社会
なりの現場に身を置くやうに為るだろうな・・と思う。生粋の素人だから
相手方も油断した ってな処は有ったろう。やっぱ玄人は玄人・素人は素人の
匂いってのは潜在的に断ち切れ無いからだが 次回は もう玄人なので
玄人ゆゑのミスで ばれて 市中でバーナーで焼かれる宿命か と思う。

主人公が敵国を騙すのに選んだアイカタの男は実際の職業が役者。
その金持ちでも無い売れない役者が希代の大金持ちに扮して世界を股に掛ける闇金の帝王
の如くに 振舞う。
「人生は偉大な舞台。登場人物は皆 演技者」(シェークスピア)。
四か月ぶりの来館と為ったが 又 ちょく・ちょく来たいと思ふ。
 

14歳の栞

 投稿者: あんどう  投稿日:2021年11月18日(木)09時59分12秒
  以前、ロビーで見たとき 上映予定に入ってたように覚えてたのですが  是非是非 上映お願いします 『14歳の栞』たぶんソフト化されない作品だと思います  

『ダヴィンチは誰に微笑む』の上映を期待します。

 投稿者: Double Rainbow  投稿日:2021年11月13日(土)11時24分51秒
 
『ダヴィンチは誰に微笑む』
https://gaga.ne.jp/last-davinci/

『ダヴィンチは誰に微笑む』の劇場情報(2021年11月13日閲覧)によると、
北陸では富山「J-MAXシアターとやま」だけが上映決定をしているようです。
福井メトロ劇場で『ダヴィンチは誰に微笑む』が上映されることを期待します。

ダヴィンチは誰に微笑む 劇場情報
https://gaga.ne.jp/last-davinci/theater/index.php
 

「カラミティ」と「ロング・ウェイ・ノース」

 投稿者: みこ  投稿日:2021年10月31日(日)16時01分45秒
  レミ・シャイエ監督の新作と前作、スクリーンで未見なのです。
アニメーションの美しさもさることながら音楽もとても良いので、ぜひメトロさんの音響で鑑賞したいです!
上映のご検討をよろしくお願いいたします。 (現時点では北陸では富山のみ上映予定です。)
 

ブレッドウィナー

 投稿者: みこ  投稿日:2021年10月31日(日)15時53分11秒
  少し遠方から観に行ったので、昨日だけ午後上映で感謝です。
上映後の解説によりタリバンの認識が改まりました。

数年前見逃していた作品なので、今の再上映非常にありがたいです。
期待通り素晴らしいアニメーションであり、素晴らしい音響装置ゆえの響きでエンディングソングが降ってきて、最高の余韻に浸れました。
はるばる足を運んだ甲斐がありました。ありがとうございました!
 

ベティア国際映画祭に入選

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年10月29日(金)21時36分22秒
  12月のメトロ劇場での上映会で4日に上映されるドキュメンタリー作品『理由なき旅 』がインド・ビハール州の都市ベティアで開催される『ベティア国際映画祭(Bettiah International Film Festival )』に入選しましたのでお知らせします。

戸田博監督作品上映会事務局
 

上映希望

 投稿者: IH  投稿日:2021年10月28日(木)15時53分54秒
  「明け方の若者たち」
私は映画が好きで今年、映画制作のワークショップに参加したのですが、その時に出会った俳優さんが出演しています。なんとしても見たい作品です。ぜひ、上映よろしくお願い致します!

http://akegata-movie.com/

 

上映希望作品

 投稿者: kota  投稿日:2021年10月14日(木)22時57分31秒
  予告を観て興味を持ちました。

全国はもとより本県で意図せず拉致された方々もいらっしゃいます。でも当時、希望を持って行かれたかたがたもいらっしゃるのは事実だと思います。

福井に住んでいるからこそ感じる何かがあるような気がしてなりません。ご検討よろしくお願いします。

https://youtu.be/K9LlhU3Il4w/

 

上映希望

 投稿者:  投稿日:2021年10月12日(火)15時35分48秒
  ジョゼと虎と魚たち 韓国版

上映、お願いします!!
 

12月の上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年10月 9日(土)19時41分0秒
  12月は福井市のメトロ劇場で上映会

戸田 博 監督作品の最新の作品2本『WEST PLANET』とドキュメンタリー作品『理由なき旅』及び 2013年度作品『京都、夏』2016年度作品『薩摩に生きる』の上映会

本年12月3日(金曜) ~ 4日(土曜)に福井市メトロ劇場にて上映会を行います。上映作品と詳細は以下の通りです。

*『WEST PLANET』:トレジャーコースト国際映画祭・ブルックリンSF映画祭入選
*『理由なき旅』:現在、世界映画祭に提出中
*『薩摩に生きる』:ブッダ国際映画祭・監督賞受賞(インド)
*『京都、夏』:モスクワ国際映画祭入選(ロシア) / ケーララ国際映画祭・監督賞受賞(インド) / モナコ国際映画祭・監督賞・脚本賞・主演男優賞ほか多数受賞(モナコ)・沖縄国際映画祭・ほか多数入選と受賞

《二本立て》
12月3日(金)
18:30  舞台挨拶
18:40 『WEST PLANET』:http://www.skeletonfilms.com/works/2619.html
20:10 『京都、夏』:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html

《二本立て》
12月4日(土)
18:30分  舞台挨拶
18:40分 『理由なき旅』:http://www.skeletonfilms.com/works/2630.html
20:10分『薩摩に生きる』:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html


《予告編》
『WEST PLANET』  https://www.youtube.com/watch?v=tVYoS_-Hl1o

『理由なき旅』  https://www.youtube.com/watch?v=3g_mcRNUus0&t=60s

『薩摩に生きる』  https://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=26s

『京都、夏』  https://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=104s


入場料:前売り券 1000円  当日券 1200円

この上映会についてのお問い合わせ:070-2618-6919
 

上映希望

 投稿者: IH  投稿日:2021年10月 8日(金)05時41分43秒
  「息をするように(枝優花監督)」と「エッシャー通りの赤いポスト(園子温監督)」の上映を希望します。特に、20代のわたしにとって、若手の枝優花監督と枝さんの作品は勇気を与えてくれる存在です。ぜひ、よろしくお願い致します!

https://sp.universal-music.co.jp/ikiwosuruyouni-movie/

 

どうかお願いします!

 投稿者: NT  投稿日:2021年 9月18日(土)19時23分3秒
  吉本ばななファンのために、「ムーンライト・シャドウ」を福井でも上映してください!よろしくお願いします!
 

上映希望

 投稿者: 先生  投稿日:2021年 9月16日(木)14時45分21秒
  「サマーオブソウル」の上映をお願いします。
「ウッドストック」をはじめ、数々の音楽映画は全部メトロ劇場で観させていただきました。
何とぞよろしくお願いします。

https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=019911

 

上映希望

 投稿者: まい  投稿日:2021年 9月 1日(水)19時14分5秒
  『君は永遠にそいつらより若い』を上映して欲しいです!
よろしくお願いします。

https://www.kimiwaka.com/

 

「グランパ・ウォーズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 7月 9日(金)14時12分39秒
  何年か前 春江のアミの近くのカラオケ喫茶「グランパ」で高橋 茉莉子の
「♪グランパ」を歌って居た時 歌いながら(グランパって何?)と
訝し気に感じたが 此の映画 見て おぼろげ乍ら意味が解った。
グランパって どうもグランド・パパの意味らしくて祖父と云う事に為るらしい。

そんな事 思い乍ら観てたのだけど 未だリーマン・ショックが始まる前
白人の中産階級が それなりの暮らしが出来て居た頃のやうな舞台設定で
作者は そっちに夢を託したいのか・・と思った。
所謂「ホーム・アローン」のやうな映画で登場した少年も そんな感じ。
観始める前は1920年代の「ちびっこ・ギャング」のやうな子供の
悪ふざけ だけの映画かと推察してたのだけど シッカリ祖父目線でも
描かれて居て私的にも話に付いてゆけた部分も有った。

当然でせうが 向こうの人って12歳でも相手が大人でも自己主張しますょね。
さう云う教育・文化なんだからですけど 和を持って尊しの中で生活しとる
身からすると かなり観てて疲れました。
向こうの人は その疲れを心地よいモノとして楽しんでる。
やっぱ 文化だと思いました。

最初の部分で祖父が掛けたレコード 歌ってたんは誰でせう?
音質からして1940年代 後半のやうな曲に感じましたが 祖父が掛けるのには
古過ぎなので 子供の頃 親が掛けて居たのを懐かしみ・・で掛けてる印象。
古色の30年代でも無く・斬新な50年代でも無い中間の歌声が耳に心地ヨカッタ。
 

リクエスト

 投稿者: 無名の和菓子  投稿日:2021年 7月 6日(火)19時45分29秒
  「ドライブ・マイ・カー」
原作:村上春樹
公開日:8月20日
主演:西島秀俊
物語)舞台俳優であり、演出家の家福悠介。彼は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう――。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーみさきだった。喪失感を抱えたまま生きる家福は、みさきと過ごすなか、それまで目を背けていたあることに気づかされていく…
(公式サイトより抜粋)

ずっと楽しみにしていた作品でしたが、地域が限定されており、福井での公開は無いようです。
カンヌ映画祭の出品作品でもあります。
ぜひ、公開予定に組んでくださいますよう、、お願い申し上げます。
福井での公開が実現しますように。。

https://dmc.bitters.co.jp/

 

「ファンタスティック・プラネット」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 7月 1日(木)17時05分27秒
  気分よく書き込んでたらミスタッチで全文 消えてしまった・・。
「もう此れで止めやう」。とも思ったが思い直して再度の書き込み。
ま 寺社巡りの朱印状 集めみたいに止められ無い。

本編は 1973年の仏とチェコの合作アニメ。
前年 カンヌで(旧)ソ連が伝説のSF映画「惑星ソラリス」で審査員
特別賞を得てるので それに かなり感化されたイメージ。
冒頭はムンクの「叫び」のやうな入りで 途中から日本の民放のTVアニメ
「妖怪人間ベム」のやうな異様な色合いで スィフトの「ガリバー旅行記」の
二幕目のやうな巨人部落も登場し 相当コアな映画だった。
知的な度合いが高い巨人部落の議員会館は何やら古代ローマの共和制時代の
議会場を想起させ 当時ローマ軍から常に制圧を受けてたガリア地方
今の仏国だが その意趣返しのやうな設定に感じた。

巨人達が云う「瞑想」って 制作当時 インドで始まりつつ在った
アシュラム思想・運動の影響なんだろうか。欧州人のオリエンタル趣味を
感じたのだが。
黒魔術・ユング・ダリ・・そんなの思い出す画調だったが チェコが入ったんで
良い意味で泥臭く為り面白い映画に仕上がった感。
 

「パーム スプリングス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 6月19日(土)16時04分50秒
  タイトル名はテキサスの或る地名らしい。
舞台はテキサスの田舎の結婚式場から始まるのだけど田舎の割には国際色が
有って それは制作国に香港が加わったからだと感じた。
ループして毎朝 同じ風景が繰り返されると云へば10数年前かにDVDで
見た米国のTVドラマ(シリーズ)が思い出されたけど そちらはサスペンス調で
超能力モノ。此方はラブコメ物。かなり色合いが違ってた。

主人公達の顔は どう見ても1970年代の それで バックの音楽も
1960年代の前半のテイスト。冒頭の甘い旋律はロッサノ・ブラッツィの
甘いロマンス物の挿入曲みたいなメロディだったし 後半の「♪ラヴァーズ
コンチェルト」は サラ・ヴォーンのオハコで復古主義みたいなポリシィが
感じられた。って云うか会社自体が さう云う志向性かと感じた。

本編のタイム・ループは此の惚れ合った男女の置かれてる精神世界のヒナガタ
のやうに受け取ったが 場所がテキサス? 私には荒涼たる砂漠が有って
ごつごつの岩場も有って ネバダ州のやうに感じたのだが・・。
最後の「人は一人では生きてゆけない」の科白は一人暮らしの未婚者に
取って かなり堪へた。シンプルな言葉ほど心には響く。
難易度は相当にハイだが久しぶりにワンカラで「♪ラバーズ・・」を
歌いに行きたく為った。


いつもオシャレな映画の上映 感謝して居ります。
 

リクエスト

 投稿者: 金八はっちゃん  投稿日:2021年 6月 9日(水)22時10分9秒
  「驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!」
公開日:6月11日(金)
配給: ユナイテッド・シネマ
ナレーション:さかなクン、水瀬いのり
監督: 田所勇樹

NHKの自然ドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!」の映画化第3弾。新種や不思議な生態が発見され続けている人類最後のフロンティア「海」をテーマに、番組取材班がこれまで撮影してきた200本もの映像素材から厳選した約60種の海の生きものたちを紹介。強烈なパンチで貝を砕くモンハナシャコや、驚きの飛行術で敵から逃げるトビウオ、猛ダッシュしてヒナに走り方を教えるジェンツーペンギン、貝の割り方を辛抱強く教えるラッコの子育てなど、数々の驚きを通して海の尊さを描く。番組内の次回予告アニメ「マヌールのゆうべ」に出演する人気声優の水瀬いのりがナレーターを務め、さかなクンがナレーターに加え出演もしている。


「僕が君の耳になる」
公開日:6月25日(金)
配給: テンダープロ
出演: 織部典成、梶本瑞希、濱田英里、善知鳥いお、ミセス・ヒロコ、新宮明日香、清水絵夢、松井健太、三浦大輝、中西悠綺、三浦剛、忍足亜希子、阿部祐二、新藤栄作、川崎麻世、岡田結実、木村祐一、森口瑤子
監督: 川崎龍太

ボーカル&手話パフォーマンスグループ「HAND SIGN」の同名楽曲を映画化し、実話をもとに描いた青春ラブストーリー。路上で弾き語りをしている大学生・純平は、耳が聞こえないろう者の美咲と知り合う。美咲との交流を通して初めて障がい者の世界を知った純平は、同じ時間を過ごすうちに彼女に惹かれていくが……。演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」の織部典成が純平、ろう者のダンサーとして活躍する新人女優・梶本瑞希が美咲を演じる。ニューヨークで映像やアートの制作に携わってきた榎本次郎が長編初メガホンをとった。

上映候補に入りますように
アンケートに入れて欲しいと願っております。
 

「海辺の彼女たち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 6月 4日(金)15時00分11秒
  激しい雨の中 久しぶりの来館だったがベトナムと日本との合作。
やっぱ映画もグローバル経済の範疇かと・・見終へ感じた。

主演女優はスレンダーで美乳。昭和30年代のセクシー女優 前田通子の
映画で海女に扮した作品が有って両者 体形が似てたので そんな事を
想い出した。本篇は水産工場で働く実習生 まるで「女工哀史」か
「野麦峠」の世界で有った。要するにベトナムを出て来なければ
(こんなこつにも成らなかった・・)。のだけど それだと弟の学費も
家の家計も儘 成らづ 明治期も今の令和期も家族 思いの娘の悩みは
同じだと感ずる。水産工場での重労働にしても此れ日本の娘達が
やりたがら無いから代わりにベトナム娘が やってる訳で此れって
娘同士の経済格差の問題だと まぁ未婚の私としては感じた。
野麦峠の貧農の娘達が工場に売られてゆく・・のと似た構図のやうに感じた。


腰痛と医者 通いで間が空いたが 又 来館 来たいと思う。
 

「キング オブ シーヴズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 4月23日(金)16時45分7秒
  予想以上に男臭い映画だった。女優陣は脇の脇みたいな扱いだった。
何か戦前の暗黒街映画を観てるが如き重厚さを感じた。
リーダーの男はリノ・ヴァンチュラのやうな渋みが有ってイタリア系のやうな
印象を持ったんだが実話の方では実際どうだったんだろか・・。

結局 お決まりの仲間内の分け前の割合で足の引っ張り合いと為り
其処から綻びが出て全員が御用に為ったんだが若い男だけは未だに逃げ
おおせてるらしいのだけど私的には闇の世界に消されてしまってる
ってな感想だ。

音楽は1970年代前半の米国の黒人ヒーロー映画のやうなスタイリッシュさで
捜査の女刑事が二人ともアフリカンだったのが記憶に残った。
映画の後半部で使われてたパワフルな歌声は女声だったが私は英国出身の
ペトゥラ・クラークだと推察したのだが どうだろうか?
チームの年齢 考えるとドンピシャの(歌の お姉さん)歌手に成るのだけど。
 

「GOGO94歳の小学生」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 4月10日(土)13時53分8秒
  最初 タイトルのGOGOは映画会社が勝手に付けた宣伝文句かと思ってたら
意外にも主人公の実名らしい。さう云へば有名な打楽器のタムタムも
同じ言葉の羅列でアフリカ人って重ね言葉が好きなのかも知れぬ。

冒頭(彼女は特別な人)ってな断り書きが入ったけど確かに然り&然りで
相当 負けん気が強い性分と感じた。校舎を建ててる現場責任者の壮年を
叱り飛ばす程の負けん気。助産婦と云う技能が有るから未だエエものの
無かったら村の鼻つまみ者でしか無いと感じる。
私が高2の頃に死んだ母方の祖母も丁度そんな感じで顔の輪郭や喋り方
果てや人生哲学まで似通ってたので80前で死んだ祖母を想い出してた。
最後にレーザー治療だと思われるんだが白内障の治療が成功して目が
見へるやうに為り学業に復帰が出来てヨカッタと思う。
最初に駄目元で直訴して入学を認められたんだが その校長が素晴らしく
教育者かく有りなん!の人物で 担当教諭の若い女性とはコントラストが
妙だった。黒人女教諭は 普通に「ジーザス!」なんて叫ぶので幼少は
ミッションで教育 受けたやうな気がした。
何処までが演出か判らないくらいのスムーズな流れで巧い映画だと思う。

観終へてロビーに出たら階段までスズナリの人・人・人。
次の上映映画に原作者の舞台挨拶が有るので大勢の大群と為ったらしい。
自分的には祖母の面影の有る94歳のケニア人の舞台挨拶が聞きたかったのだが。
 

「ガンズ・アキンボ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 4月 8日(木)19時19分55秒
  アキンボ云うのは二丁拳銃の意味らしい。スラングなんだろうか?
「二丁拳銃は邪道」。と言い放った映画「シェーン」のアラン・ラッドを
想い出した。

冒頭 クルマのトランザムの疾走で始まり派手にマシンガンが火を噴き
まるで「マッド・マックス」のノリだった。途中で映画「ランボー」の
ポスターまで登場して来て監督は過去の名画群への思い入れが強い方だと
推察した。此の手の映画が成功するか・しないかは ひとへに主人公に
絡む脇の女優の力次第だと思ってるのだが今回はソツが無いやうに思へた。
只 意外だったんは その一人がアジア系だった事。スレンダーで切れ長の目
だったのでチャイナ系だと思うのだがエキゾチックで欧州人のオリエンタル
趣味を感じた。

物語は ネトゲーの仮想世界が目が覚めたら現実に成ってたってなストリィで
さうしたストリィは今が旬のストリィのやうに思へる。
私はネトゲーぢゃ無いがパソコン・オタクなので何となく主人公の気持ち
ってのが解る。清楚系・イケイケ系と二人の美女に囲まれ自分は二丁で
バンバンぶっ放す。これぞ男の夢!(遊びや せんとや 生まれけり)。
そんな戯れ歌のやうな色合いで結構 楽しめた。
 

「Away」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月29日(月)20時19分33秒
  主人公が宝島の地図を手に入れた褐色の肌の少年ってな設定なので
ハックルベリーフィンの冒険活劇を思い出したのだけど此方の少年は
オリエンタルなナイーブさを秘めてるやうだった。

冒頭から10分後 地平線が見える海辺の場面に為り ほおばった果実が
エデンの園の禁断の果実のやうに感じられキリスト教的 臨死体験の
描写のやうに受け取ったのが後半部で母胎回帰のやうな描写も有って
かなり人間の根源を現わさうとしてる感じ。
黒煙を吐きながら落ちてゆくプロペラ機は大型で私には戦時中のB29に
見へた。真っ黒な人達が落ちてゆくのも原爆死した人々のコラージュと
感じ取ったんだが どうなんだろうか?

無言劇でストリィも有って無いが如きで サブミナル背景音 付きの
シュールレアリスム映像を見せ付けられてる印象で その中で各自
物語を紡いで作って下さい。ってなクリエーター側の意思 云うか
強いメッセージを感じた。そんな処が審査員達の琴線を刺激し
色々賞を頂いたんだろうと思う。

私なりに物語を紡ぐと 或る昼下がり初老の男が まどろみ白日夢を見た。
夢の中での主人公は少年時代の自分で 少年を見守る形で常に背後霊のやうに
後ろで見つめる今の自分。現実社会では少年は虚像で幽鬼のやうな黒い塊が
自分なのだが夢の世界では それが逆転して居る。
そんな物語性を感じたのだが・・。

 

「どん底作家の人生に幸あれ!」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月26日(金)18時08分23秒
  邦題は おちゃらけたタイトルだが内容は かなり大真面目。
原題は「デビッドの私的な生活」か。

大好きな「クリスマス・キャロル」を書いた作家の自伝的小説が
ベースに為ってるって話だったので かなり期待して観始めた。
物語のプロットの展開は「ネバー・エンディング・ストリィ」のやうな
童話の頁を開いてゆくかのやうな手法で品が良かった。
が 内容は相当に辛辣で件の本の下地に為ったやうな展開で
売れない物書きの頭の中をドラマ仕立てに映像化して見せてるやうな
趣向だった。

登場人物達だけど ドーラの髪型は「レイア姫(スター・ウォーズ)」の
髪型みたいで真似たのかも?。「ミスター・ディック」は「バック・トュー・
フィーチャー」の科学者のやうなキャラに見へた。その辺 英国人の
遊び心だと思う。「ユライア」は完全に「・・キャロル」に登場する
守銭奴のヒナガタですね。
最後は皆が嬉々としてハッピー・エンドでコッチまで嬉しく成った。
やっぱハッピーで終わって呉れないと明日への活力源は生まれ無い。
前作の「スターリンの葬送狂騒曲」でも感じた事だがキツイ・ジョーク
入れ乍ら観てる客をリラックスして呉れる技量は大したもんだと思う。

後半のスクールの音楽授業でバンドネオンに拠る「ロンドンデリーの歌」
の触りが演奏されて居た。相当 古い古謡だが米国でもアレンジされて
よく映画でも使われてるので耳に心地 良かった。
 

「声優夫婦の甘くない生活」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月25日(木)20時57分8秒
  観る側に取っても甘くない映画だった。
単純な夫婦愛の物語ぢゃ無く夫婦の仕事が見付からないとか夫のDV紛いの行動で
妻が家を出て一時 知り合いの住居に身を隠すとか甘くない話だった。
最後は元の鞘に収まった感だが綱渡りの熟婚生活には違いは無い。

ウリの一つにも成ってた名画のオマージュだが 最初に出た「スパルタクス」は
ロシア人って古代ローマの史劇が お好きのやうに感じた
名前が出たカーク・ダグラスは「チャンピオン」だったかボクサー役が
印象 濃い。
「波止場」はブランドの出世作だが あれから男性スタアのイメージが
変わったかと思う。所謂 美男スター全盛は終焉を迎えたやうな気がする。

本編の妻は何だか夏川静江に岸田 今日子の知性を足して2で割った
やうな雰囲気。でも男が虎の尾を踏むと即座に豹変して・・ホンマ女って
怖い生き物だと改めて感じた。
彼女は「百万本のバラ」が愛唱歌って云う設定。シャンソンの名歌だが
その所為かエンド・クレジットも妙にフレンチぽかった。

 

「43年後のアイ・ラブ・ユー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月22日(月)19時16分24秒
  不倫って云う形を除けばビューティフルな映画だった。
欧米 三か国の共同制作らしいが仏の影響を一番 感じた。
何だか仏のアニメを実写化したやうな印象。

主人公の高齢の男は友人との やり取りでスペイン系だと判ったが
女の名前がリリアン・ブッシュで即座にサイレントの名花リリアン・
ギッシュの「もじり」だと気が付いた。
チラシでは盛んにガーシュインの曲ばかりをウリに使ってたのだが
私的には老人施設で脳トレ代わりに使われてた「いとしのクレメンタイン」
の方に注意が行った。ジョン・フォードの西部劇の中の挿入歌だけど
歌詞が(彼女が溺れて死んで幽霊に為って・・)で本編の物語と符合し
しかも原曲はスペインのバラードで増々意味深。
彼女が若かりし頃に主演した舞台の「王女メデア」は映画化も されてて
主演はマリア・カラス。その辺も加味された設定かと良い意味で楽屋落ちを
感じた。

登場した二人の男優は色々な演技賞を頂いてる由。
でも相手役の女優には何も与えられて無い風情。
アルツの老婦人役って相当に演技が難しい筈と思うのだが此の点が不満感あり。
所謂 タイム・トラベル物としてもリメイク出来さうなストリィで
ファンタジックな映画でした。
 

「マンク」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月19日(金)19時42分25秒
  新作かと思ったら1940年代の古典らしい。
冒頭から20分のモダンジャズの背景音楽が煩かった。

マンク。ってのは名作「市民ケーン」のライターの名前だと判ったのが
映画の後半に入ってからで それまでは蚊帳の外のやうな感触だった。
名作でゴーストライターに成り掛けた?と云へば思い出すのは戦後の
赤狩り時代のジンネマン監督の「ハイヌーン」で此の時のライターが
(ジョニーは戦場に行った)の脚本を書き上げたんは本編の回想シーンの
時代と ほぼ一致するので二人の脚本家を見比べ乍ら本編を観て居た。

新聞王のハースト家と云うと私なんぞは1970年代の ご令嬢が起こした
(ハースト事件)の方がオンタイムに為るのだけど 此方も色々話には
聞いてたので興味は深かった。
ギンギンのブロンド女優は当初 一世風靡したジーン・ハロウかと勝手に
思い込んでたのだけど どうも違う?みたい。
回想の場面でクララ・ボウの絵看板は写るは・(世界の恋人)メアリー
ピックフォードの名前は出るわで そっち系のスタアが好きな私は
嬉しさ込み上げた。

かうした映画に噛んでるオーソン・ウェルズって映画界の風雲児と
云うより株屋の風雲児が映画界に殴り込んでる!・・そんなイメージ。
 

アニメ特集を希望します.

 投稿者: みこ  投稿日:2021年 3月18日(木)23時32分10秒
  続々とすばらしい海外アニメが上映されてますが,
「ミッシング・リンク」の前作「kubo」,
「ウルフウォーカー」の前作「ソング・オブ・ザ・シー」,
「カラミティ」の前作「ロング・ウェイ・ノース」などなど,
各制作会社の過去作品に改めて興味がわくお客さんも多いと思います.
上記作品は本当にすばらしいので,他の作品も含めて
アニメ過去作品の連続上映などあれば,とっても嬉しいのですが.
「カラミティ」の一般上映の時期に,絡めて実施などいかがでしょうか.
万が一実現したら,隣県から毎週通いたいです.
(アンコール上映というのが難しいものなのでしたら,ごめんなさい.
この意見は無かったことにして下さいね.)
 

「バルタザールどこへ行く」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月13日(土)14時47分7秒
  不思議なタイトルだ。
日常の中の非日常を追い求める仏映画らしいと云へば「らしい」んだけど。

毎回の如く上映時間とタイトルだけ見て来てるのだがマリーだのフィリップだの
仏人特有の人名が飛び交い仏映画だとは解ったんだけど最後の葬儀の野辺の
送りの香の使い方が東方教会らしくて何故に仏でロシア正教的?と訝し気に
感じた。帰ってチラシ見て確認したら制作国が仏と北欧だったので
ロシアの影響を受けた形に為ったのかと感じた。

数字を読み当てるロバの話は以前どっかで聞いた事は有り でも唐突に此の
映画で出て来るとは意外だった。羊の群れの中に居る一頭のロバの遠景は
何だか羊を牧する司祭のやうにも感じられ妙に旧教的な色合いを感じた。
ベットで男が死んでゆく間際に司祭が読んだのは旧約の詩編みたいで
香油だのラテン語の文言は当時の死者への追悼ですね。
日本で云うと枕経みたいなモノでせうが。

物語的に何を云いたいのか解らなかったけど元来 仏映画ってポエムなんで
小説だと思って聞くと駄目なんだろうな・・と思いましたね。
 

上映希望

 投稿者: でこんぼさん  投稿日:2021年 2月28日(日)20時45分13秒
  先週から他都道府県で公開されている「ポルノグラファー~プレイバック~」をリクエストします。
同性愛ですが美しいラブストーリーです。
ドラマ(フジ系・FOD)からの映画化です。
北陸3県ではまだ上映決まってません。
県外へはまだまだ行き辛いですし、短期間でもいいので上映されたら有難いです。
 

「シカゴ7裁判」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 2月20日(土)15時20分36秒
  貰ったチラシの写真を構図的に俯瞰すると往年の「市民ケーン」のやうな
硬派な映画のイメージで やっぱイメージ通りだった。

政治裁判。ってな事だけど私はアメリカの銃社会の問題だと感じた。
原住民と闘った遺伝子が忘れられないのか多くの米国人が銃を手放さづ
国内の銃器産業・兵器産業は花盛り。国内で消費が出来なければ海外で
内戦に便乗して売り付け そんな構図に義憤を感ずる若者達を売国奴
扱いで力で抑へる。ってな意味合いからなら政治裁判なのかも知れない。
が 中央官庁では裁判沙汰にする気は無かったらしいので実際は地方行政の
裁判なんだろうな・・。と感じた。
大統領のジョンソン~ニクソンで戦線が拡大したベトナム戦争だけど
実際それで食べていってた兵器会社で働く国内の人達も居た訳で「ぢゃ彼らの
暮らし どうするんの?」の問題も有り 上に立つ人らは悩ましいんだろな。
と思う。

背景音楽は所謂「クラシック」と云われるオールド・タイムの♪が
使われて居て エンディングのハイボイスの男性ヴォーカルは何だか
1970年代のビージーズのメイン・ヴォーカリストを連想させた。
裏声って云うかファルセットで歌う歌唱法が。
映画は新作だと思うのだが心なしか70年代の目線で描かれてる感じ。
それが此の映画の狙いなのかとも思う。
 

「ヒトラーに盗られた うさぎ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 2月12日(金)18時48分14秒
  かうした徹頭徹尾の家族劇ってのは一人暮らしの未婚者からすれば
かなり観るんはハードルが高くキツイんだがシオニズムの立場で
描かれては無さうだったので観る気に為った。皮肉では無く
かっての日本の兄貴分的なドイツだから作れた映画だと感じた。
かうした素材を真正面から描ける今のドイツは経済面で欧州の覇者にも
成れる実力が有るんだろうとも思へた。

映画は少女の目線で語られてゆくので米国TVドラマの「大草原の小さな家」
とか邦画の方なら「ガラスのウサギ」等 想い出したのだが
ワイマール後期のベルリンの情景描写が興味が そそられた。
仏時代だったか奥さん同士でピアノの連弾に興じてたけど あの曲は
チャップリンの「独裁者」の中の有名な床屋のシーンにも登場した曲ですね。
ああ云うリズミカルなマーチは やはりドイツ人好みなのかと感じましたが。

映画「サウンド オブ ミュージック」のトラップ一家は最後スイスから
逃げましたが 此方は更に仏~英国へと逃亡を繰り返し何だかサスペンスの
やうにも感じました。久しぶりに「逃亡者」(デビッド・ジャンセン主演の
米国TV)見たく為りました。
 

「相撲道」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 2月 6日(土)14時42分14秒
  登場人物達の多くがマスク無しだったので何年か前の映画かと思ってたら
此れが前年の制作だった。流石に相撲取りだと感じた。

冒頭に云ってた「力士は力の士と書くんだ。」は戦前に力士の大量脱退騒動を
起こしたリーダの天竜が後年よく口にしてた言葉で彼の思想が今でも
角界に受け継がれてるのに まづ驚いた。
現力士の竜電は 昔の力士の龍虎&大昔の雷電を掛け合わせたやうな四股名に
感じられ それだけで期待のホープだと思った。
引退した豪栄道はガチンコ力士として有名で まさに力の士って云った
風情がピッタリの人。
親方の部屋の壁に飾って有った写真は確か佐田の山で 突っ張りで
柏戸&大鵬にケレン味 無く立ち向かってた行って最後は横綱に成った人。
相撲部屋も夫々に伝統が有って流れも色々だなと感じた。

テレビ桟敷ならぬ映画桟敷で力士の迫力を感じた。
 

ウルフウォーカーを是非劇場で!

 投稿者: みこ  投稿日:2021年 1月30日(土)14時51分4秒
  こんにちは. 石川県在住の みこ と申します.
こちらで今上映中のウルフウォーカー,内容もアニメーションも素晴らしいです!!
私は2回目を観に行こうと思っています.
メトロさんでは来月上映予定とのこと.
福井の皆さんにも是非スクリーンでご覧頂きたいです.
 

「ホモ・サピエンスの涙」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月28日(木)20時21分9秒
  10分ばかし仕事を早く切り上げ来たが小品ながらも良作だった。
スウェーデンの大使館が後援するくらいだからスウェーデン的に
ベルイマンの流れを汲む色合いか?と思ってたけど確かに「然り&然り」
で有った。

不思議な映画で初めて「処女の泉」(ベルイマン)を観た時のやうな印象。
映画の最後半部で男が殺された娘を抱き抱え慟哭してて まさに処女の泉の
ラストシーンと瓜二つで そんな処が本国が肩入れしてる理由の一つに
為ってるやうな気がした。
構図的には「第7の封印」(ベルイマン)の有名な死神との対話の
場面に似て極めて舞台劇の色彩が濃かった。

使われた音楽は最初 物乞いがウクレレみたいな楽器で路上で歌ってたんが
ナポリ民謡で 言い古されてるけど北方の人って凍らない海・地中海には
憧れが有るんだなぁ~と感じて 次のカフェみたいな処で流れてた
「ALL OF ME」は間違い無くビリー・ホリディの声で 彼女の本曲は
私の人生の応援歌の一つなので妙に嬉しく為った。

前半部の主人公の男は田舎の教会の司祭のやうな仕事を されてたやうだが
「信仰を失ってしまった!」と叫びながら町医者に駆け込む様子は
福祉国家の鑑と かって云われたスウェーデンの現状を知る手掛かりに
為りさうな逸話かと感じた。
とは云うものの此の映画の時代設定は いつ頃なんだろうか?
後半 1950年代の米国のオールディーズがラヂオから流れるし
最後の場面に登場したクルマは1970年過ぎの型のやうだし
時代がハッキリとは しない・・。それが此の映画のコンセプトなのかも。
 

「ストックホルム・ケース」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月23日(土)16時01分13秒
  予告編が良さげだったので かなり期待して来たが期待以上で満喫した。
米国映画だと2時間は超える素材が90分で まとめたのにも満足した。
やはり映画は90分前後が望ましいと改めて思った。

主人公は 見た目 当時 鳴らしたポルノスターのハリー・リームスの
やうな顔立ちで イデタチも「イージーライダー」のデニス・ホッパーの
コシュチュームで何故スエーデン男が米国にカブレタのか!?と訝し気
だったのだが 後で米国に何年か住んで居た事が判り納得しのだけど
彼の口から「アラモ」の話まで飛び出し本人はデイビー・クロケット
にでも成った気で居るのかと笑ってしまった。
他にも当時の米国活劇の「ブリット」「ゲッタ・ウエィ」も口に上り
よっぽど米国への憧れが強い男だな。と思ってたら 監督さん
そのものが さうした趣味を御持ちのやうで チラシの解説 見て
氷解した。

事件そのもは当時 テレビの海外ニュースか何かで聞いた覚えも有るのだけど
ま 何処の国でも いつの時代でも 警察は法の体制の番人で別に国民の
平安を守る番人でも無いので埒された3人は あぁした心情に向かうのだろうな
と感じる。個人的に困ってる人を助けられるんは あくまで個人で 公人や
組織や集団では無いって云う事。

埒された二人の女は流石に北欧人らしく陰影の有る彫りの深い御顔。
ガルボやバーグーマン程では無いにしろ南欧系とは別の美しさを感じた。
 

「華岡青洲の妻」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月22日(金)14時11分54秒
  正月明けからの白魔との格闘で駅前まで出て来る体力も無く やうやう
雪かきも一区切り付いたので来館してみた。

本作はオリジナルに為るんだろうか スタッフ・キャスト共 一流処が名を
連ねてるけど あくまで原作者の有吉 佐和子の世界だと思いつつ最後まで
観て居た。彼女の細密で深い奥行きに魅せられた。
初公開時 文部省 推薦作に為ったんだろうか? 私的には最初 見たんが
NHKの名作劇場だったので そんなイメージなんだけど。
まぁ 欧米の人が観たら どんな印象を持つのだろうか?。とも思う。
向こうは個人主義の社会だから此処まで抜き差し成らぬ嫁姑の問題には
為らないのでは・・とは思うが 東洋的 云うか 東南アジア的 云うか
日本的な題材だと思う。
最後に死ぬ事に為る華岡家の次女(渡辺 美佐子)が此の物語の狂言回しの
役で 有吉さんの代弁者のやうな役処と感じたが 渡辺さんは1970年頃
NHKのテレビの21時台の連続ドラマの「乱れ髪」で与謝野 晶子の生涯を
凛として演じてたのが思い出された。
他 私が子供の頃に慣れ親しんだ所謂 脇の名優も何人も居られ
懐かしかった。やはり自分の小学・中学の頃の名画って自分のセピアの
アルバム広げてるやうな気持ちに為りますね。
 

「越前竹人形」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月 3日(日)14時42分52秒
  郷土風俗史的にも興味 深かった。
昭和の初めの芦原の色街には未だ音曲師が居て大正期の「♪籠の鳥」を
ヴァイオリン片手に流して居たのか・・とか・既に三國線の汽車が開通
してたのか・・とかで東古市~永平寺線が開通したんは明治の末の筈だから
有りの話かと色々時代考証しながら眺めて居た。

男は竹細工の職人で21の独り者。思い切って死んだ親父の馴染みの芸者を
足抜けさせ嫁にしたのはエエが希代の武骨者ゆへ嫁の扱いが解らづ仕事に
逃げるのみで寂しく為った嫁は・・。の話なのですが最後はハッピーエンドで
とりあへづ終わって未婚の武骨の私メも胸を撫で下ろした。
正直 男の武骨さには見ても居られづ我が心 見透かされてるやうで
恥づかしくて下ばかり見て居た。おそらく私も おくめも無く ああした
行動するなと自分の姿見 見せ付けられてるやうで気恥づかしかった。

監督は11年後だったか「襤褸の旗」って云う確か田中正造を描いた野太い
映画を作って私も市内でオンタイムで観ましたけど従弟が監督の
西村 昭五郎とは最近まで知りませんでした。「福宝会館」で1970年代
彼の日活ポルノ作品 気に入って よく観てましたが西村の血筋が
さうなのか彼の映画も野太い画面作りでした。



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「青空娘」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月 1日(金)13時41分12秒
  ロングのワンピのブラウスの上からも判る美乳が男の股間を悩殺!
なのでR15指定です。
まぁ此れは半分冗談ですが出演女優達は今のAV出てもトップ取れる艶が
有りますね。当時の映画関係者って今より女をみる目は確かだったんだと
追想しつつ観てました。

話の内容は愛人の娘がヒロインなので主人公からすれば相当に厳しい
運命に居る訳だけど やっぱ右肩上がりに向かう時代なのか皆が
前向き&明朗で 今は大金 積んでも作れ無い映画だと思う。
各女優さん達の話すると
三宅邦子は ネット動画で彼女の娘役時代の映画 観た事 有りますが
良家の令嬢役で 本編の掃除婦役してても品が有りますね。
沢村貞子は自伝 読んだ事も有るけど苦労 背負い込むタイプですね。
ミヤコ蝶々も自叙伝に拠ると幼少からの訳ありの方で叩き上げの芸人。
共演の南都とは何と実の夫婦で夫婦万歳で一世を風靡してたやうです。
ヒロインの腹違いの姉を演じた穂高のり子は写真でしか知らなかった
んですが中々のアプレな役で ぐれた岸 恵子みたいで興味 深かった。

映画は「青い山脈」の社会人版のやうな色合いでシネラマが登場する前の
時代か 邦画がカラー化された初期の画面が手作り感 満載!でした。

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「好色一代男」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月30日(水)14時32分49秒
  春色 梅ごよみ的なロードムービーなので どっかから どう話してエエものか
言葉に詰まるくらいの盛りだくさんの映画だった。
只 一番に感じたんは最後の主人公の科白「夕霧ょ 二人で外国に行って
幸せに暮らさうょ」。だった。製作が昭和36年で映画人口が一番 多かった年か
高度経済成長政策 真っ盛りで誰もが外国で幸せに暮らすのを夢も見
手が届くと思われてた時代。時代劇とは云へ本作も時代の影響をモロに
受けてるんだなぁ~と思った。今と真逆なグローバル経済が素直に信じ
られてた時代で 映画の空気感が懐かしかった。

女優としては 舞台女優が本職の筈の水谷 良重を見には来たんだけど
チラシの説明では大映女優陣の一人との扱いで 私の方はNHKの舞台中継で
新派の彼女の熱演 観てた世代なので彼女を映画女優陣として扱うには
抵抗が有った。
遊郭のドンチャン騒ぎで たくさんの綺麗処 出てたが皆 大部屋女優
なんだろう。単体と大部屋の力の差とは何だろう?と美形ばかりの
女優さん達を見つめながら思った。

落語の艶笑物にも出て来さうな男のファンタジーだが 本作の10年後に
登場した日活のロマンポルノでも盛んに作られた廓物でも有り
ソッチ系のセクシー女優達の名が頭を過った。

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「雁の寺」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月27日(日)14時32分1秒
  パート・カラーと云う響きが懐かしかった。
日活でポルノ路線が始まる前 ピンク映画界で白黒→カラー化される少し前
パートカラーと云う撮り方が有って よく福宝劇場で観てたのを
懐かしく想い起こされた。

自分も寺絡みの仕事してる身なので此の種の映画は身に詰まされる。
特に未だアドケナイ少年僧の苦悩が身に染みて解り 思わづ住持の愛妾が
助け船 出してしまう心情も理解が出来た。木村 功が扮して居たのか
彼は さうした屈折した男を演じるには巧い役者だと思う。
それに三島 雅夫は穏やかな笑みを浮かべつつ相手を後ろからバッサリ!的な
役柄が多くて今回も適役だと感じた。
劇中 中学校の軍事教練の場面が有って退役軍人らしき教官が居たので
てっきり昭和10年代前半かと思って居たら此れが昭和8年ってな設定
らしく そんなに早く暗雲 漂ってた時代かと複雑な気持ちに為った。

後半の通夜の席で読まれた経は観世音普門菩薩25の最初の部分で禅宗でも
普通に読まれる経典ですね。
此の映画はDVDの方で2度ばかし見てました。後で気が付きましたが。

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「刺青」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月26日(土)16時39分20秒
  今週は正月興行に入るからだろが涎が出て来る良作ばかりで どれにすべきか
迷ったけど 普通に本日の1作目を選んでみた。

映画は比較男女心理学的にも興味 深かった。
所謂 男子脳・女子脳の違いで大店の娘さんが大人しめの手代に惹かれる
気持ちも飽きてしまう心情も よく解る。
エンディングは当時として有り有りの大円団で最初に既に予想が付いた。
大映好み云うか社長の永田さんの嗜好のやうな気もした。
元々 監督が増村で・原作が谷崎で・シナリオが新藤で・キャメラが宮川で・
脇に山本 学・佐藤 慶 と理論派が入ればエエ映画に為るんは必定で
安心して楽しめた。
手代の母親役で毛利 菊枝が居て懐かしかった。大作「釈迦」で貧者の一灯を
演じた北林 谷栄と同じく既に鬼籍か・・。

主演を張った彼女は偉大な女優だと思う。
どう偉大かと云うと津島 恵子みたいに会社と事を構える事も無く粛々と
目の前の仕事に励んで居たと云う点で。性格的にも現場で可愛がられる人
だったんだと思う。気遣いが出来る人だったんだと推察した。
性格が男!云うんも当然で男社会の映画界でセンター取るくらいだから
男で居ないと当然 取れない。男の観客側からしても気持ちが男で居て
呉れた方が楽 云うか心情が解り易い。洋画&邦画 と問わずトップ女優って
気持ちは皆 男子!だと私は思ってる。

映画の描写は女郎蜘蛛と云われる背中の刺青のアップから始まってたが
私なんぞは「色暦大奥秘話」(日活 小川節子)や「海女の慕情」
(新東宝 前田通子)らの背中を思い出し見比べ眺めて居た。
当時の永田さんも新東宝の社長の大蔵さんと同じ女優への見方だった
もかも知れない。

色々書いたがハリウッドの西部劇 同様 時代劇が作られ無く為った。
それなりの やむを得ない背景も有るんだろが時代劇を作れ無く為った
映画界は当節の時代からも相手に されなく為る。と思うのだけど。

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「ようこそ映画音響の世界へ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月21日(月)20時20分52秒
  仕事上りに そそくさ来たが帰りは雨に為り少し怖い思いもした。
お楽しみ得るには何某リスクは付き物なので毎度 微妙な思いだ。

映画は いつ頃の作品なんだろうか?
出演者の俳優の顔付きなんぞから推定して それなりの過去の作品だと
思ったのだが制作サイドで物を云ってたバーブラ・ストライサンドが
懐かしかった。彼女が1970年代 私は熱烈なファンで東京のファン
クラブにも入ってて毎月ビバリーヒルズの彼女の大邸宅宛てにファン
レターを送ってたので(さも有りなん!)と呟きながら観て居た。
当時から彼女は制作の方に関心 持って居て「近い将来 歌手業 辞めて
プロデュースに乗り出す!」と当時から公言してたので「さも有りなん!」と
思いながら彼女の話を聞いて居た。

本作全体としては
最初に登場した西部劇の写真は風貌からして伝説のジェシー・ジェイムズ絡みの映画かと
思い ベルイマンの「第七の封印」とゴダールの「勝手にしやがれ」が
出て来たのが少し意外だった。
ハリウッド映画の音響の歴史を90分で まとめるんだから かなり無理だと
感じたが日々の暮らしに追われる者としてはコンパクトに まとめて
呉れて有難たかった。

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「キーパー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月18日(金)18時08分6秒
  かっての日本の同盟軍の兵士を人並みに扱ってる映画には感謝したい。
やはりドーバー海峡一つ有るか どうかで変わるもんだとの印象を濃くした。
陸続きの欧州各国では作れ無かったやうに思えた。

主人公は鉄十字勲章の授与者なので当時の日本で云うと金鵄勲章ってな処か。
砂漠の狐と云われたロンメル将軍が かって二度 授与されてるので
ヒットラーも彼には直接 手が出せなかったってな逸話が有るけど
鉄十字イコール独逸軍の象徴でも有るのでバッシング受けても仕方が
無い部分も有るのかと感じた。さうした中で彼を支援した二人の監督は
真の英雄かと思う。いくら本人が頑張っても良い支援者に恵まれ無いと
中々結果が付いて来ないってのは洋の東西 問わづの現実だから。

音楽的には 丁度 始まって1時間半 経った処の砂浜の場面で
若い女性ボーカルの「♪ブルー ムーン」が遠慮がちに流れヨカッタ。
確かビリーホリディも吹き込んで居たから相当 昔の唄の筈だが
現代的な唄い方で映画とマッチしてた。
もう一つ話を加えると 以降の場面 女王陛下が観衆の前に現れた場面で
観客の大合唱に為った国歌か(準)国歌のやうな曲は讃美歌にも
転用されたらしく私もプロテスタント信者時代 夜の祈祷会の〆で
よく歌ったので懐かしさを覚えた。ネットで調べてみたら讃美歌集の
39番に為って居た。

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「ムヒカ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月12日(土)15時06分7秒
  前作 観た時 次回作も有りだったので今回も一連の流れで観た。
前作以上に中身が濃く彼の人柄に又 魅了された。

彼の愛読書が「ゲバラ日記」とか「ドン・キホーテ」なんは最初から
予想が出来たがソクラテスに続き7転8起の達磨思想が語られるとは
思いもしなかった。長い刑務所暮らしで読書の必要性を更に感じた
結果の読書家なんだろなと思った。単にイケイケ派の革命家では
無く深遠な思想に裏打ちされた哲学者のやうな思索の人で存外
東洋人 受けもするんだろうなと思う。

ウルグアイは明治以降 日本人の南米移民で最初の人達が渡った
国だと聞く。ブラジルより日本人の感性に合ってるやうな気がした。

世界一 貧しい国の大統領は世界一 豊かな器を持った大統領で有った。
経済の拡大性を信奉する者に取っては真逆で異常にも感じるが
それこそが実は異常だったと気付かされる。

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「私は金 正男を殺していない」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月28日(土)14時48分46秒
  題名からして大変 解り易い。良作の予感が したが快哉!だった。

色々な政治的な動きが有った事件のやうで主人公の若い二人は
翻弄されて居たけど最後の結末も北朝鮮側の折り込み済み だった
やうな気が した。国力 乏しい小国が大国相手に伍するには
此れくらい やらないと金王朝も持たないだろし 色々事前に
シュミレーションも秘密裡に やってるだろうから落ち着くべく
処に落ち着いたってな印象で 一人は解放し・残りの方を
放さなかったんは二人一緒だと結束が固く為り やっかいなので
二人を離すべく虚に出たんだと感じた。それも当初からの軍事作戦だった
と思う。なので片方の解放は素直には喜べ無い気持ちだった。
夫々の母国が解放に動いたが片方が成功で・片方が不首尾
だったんは金王朝側の都合が有って さう為っただけで別に大使館の
努力の差?では無さうだ。
解放された女性は女優ださうだ。此の事件を題材にしたオファーでも
来たら二つ返事で応じて欲しい・・と思う。
それくらいの覚悟 持って助かった命 大事に有効に使って貰いたいと思う。

地元のメディアが義憤に駆られて撮った映画かと思ってたら実際
米国の映画に為って居た。彼女達の弁護士がハンク(ヘンリー・フォンダ)や
クープ(ゲーリー・クーパー)のやうな米国の良心の写し絵のやうに
感じた。

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「真夏の夜のジャズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月27日(金)15時20分44秒
  観るまでは判らなかったが此の映画 一度 観た事が有る。
リバイバルで お目当ての映画の併映だったか 冒頭の水面に浮かぶ
キャスティングの紹介で記憶が蘇った。

3番目に登壇したシンガーのアニタ・オディは仲間内から色々悪く
云われてると聞いた事は有るけど カラオケのDAMで彼女の持ち歌
歌ってた頃は切れ味が鋭く小味だが巧い歌手だと思ってた。
グーグルで彼女の画像を くぐると真っ先に此の時のスナップが
登場するので本編の方 見れてヨカッタ。

後半に登壇したダイナ・ワシントン。神曲の「オール・オブ・ミー」
だけどカラオケでは相当 前からフランク・シナトラで入って居て
私も かなり歌った曲だけどシナトラの都会的な洒落た歌唱ぢゃ無く
ラジカルに野性味っぽく歌ってたのが印象的。ジャズ云うより
リズム&ブルースのやうに聞こえた。

最後 サッチモが旧約の創世記の逸話から歌の歌詞を振って行き
マヘリア・ジャクソンが(主の祈り)そのままの歌詞を歌って
エンディングが元はドイツの古謡に為るのかクリスマス曲の定番の一つ
「もみの木」バージョンで〆て まるで数年後に活躍する事に為る
ブラザーズ・フォーの世界そっくり だったので驚いた。

私は音楽は大時代的なスローでメローなバラードが好きなんで
今夜はユーチューブで大大大 好きなジョー・スタッフォードの
「ニューヨークの秋」を聴いて・・寝ます。

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「もったいないキッチン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月22日(日)21時25分50秒
  観始めの頃は何だか戦前の日独防共時代のドイツの同盟国へのプロパガンダみたいに
主人公のドイツ語のメッセージを感じたが 結局 新しいコミューンを作ってゆくのが
主人公夫婦の最終目標だと気が付いた。
只 釜ヶ崎でボランティアしてる自称アーテストのイケメンも含め
あまり お金には不自由して無いやうな人達も見受けられ(もったいない)
の粘土遊びのやうな感触も一部 有った。

後半 モーツアルトの楽曲を流す事で鰹の燻製の旨味を増す場面では
サブミナルのテープはモーツアルトが一番 効果 有ると30年も前に
既に国内のオカルト雑誌でも云われてる事なので今更の話で有った。
実際 酪農場でも乳牛の乳の出が良く為るらしいし。

本作は(もったいない)をモチーフにした国際カップルの旅行記だと思う。
仲睦まじい男女の動くアルバムを見せ付けられてる印象。

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「スパイの妻」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月14日(土)14時40分58秒
  観る前は実在した東洋のマタハリのやうな男装の麗人でも登場するのかと
思ってたら 戦後の映画「安城家の舞踏会」の逆バージョンのやうな
舞台設定だったので少し意外だった。

主人公夫婦の お互いの葛藤は男子脳・女子脳の差で未来永劫 一致は
しないと思う。でも別れられ無いから夫婦なんだろうな。と感じた。
物語の中頃 731部隊を連想させる場面に為って どうストリィが
動くかと思ってたら最後は陸軍記念日の東京大空襲の夜のシーンまで
引っ張って行き 毎度の事だが落胆した。
どうして その前の夫がプレジャーで国内を離れる場面で「FIN}に
しなかったのか悔やまれる。(映画には説明文は要らない!)。
いつも邦画の作品 観てて思う処だ。
 時代考証的には かなり念入りで相当 資金を使った感。
 出納係は かなり胃が痛い思いしたかと推察した。
 只 劇中の「忘年会」の題字が今風で 他の横看板も一つ左書きだったので
 戦前オタクの私的には「しっかり やれょ」の感想で 登場人物達の喋りも
 どう聞いても戦後のイントネーションで その点が不満だった。
 ま 監督さんは現代人にも通じるか形にしたかったんだろうとは思うが・・。
共演した女優さんは(女優魂)の有る方だと感じた。
演技の幅が広いとか云う前に気持ちからして他の女優さんには無いモノを
持ってらっしゃる。画面越しだが さう感じた。
このまま行けば国民栄誉賞を持つ国民女優に成れると感ず
=只 さうは云っても巨乳でも無いし・目の覚める超美人でも無いので
 自分的には あんまり魅力は感じ無いのだが。

後半 戦前の映画「河内山 宗俊」のワンシーンが入ってたので戦病死された
山中監督への本監督の挽歌だと感じたが 原 節子 絡みの映画を
出すのなら日独合作の彼女の主演映画「新しき土」の方が西洋の(通の)
方には受けたかとも思うが 公開が1938年の作なので時期的に
合わづ諦めたやうな気も した。

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真夏の夜のジャズ

 投稿者: 小橋健太ろう  投稿日:2020年11月13日(金)16時42分49秒
  20歳のころ、ジャズは正直まだよくわからなかった。でも、この映画で、真摯に音楽に取り組むジャズミュージシャンを見て感動した。
この1950年後半は、黒人への人種差別が当然だった時代。
天才がジャズ界に集まっていた。
まだ有名になる前のエリック・ドルフィーの姿がわずかな時間に見れるが、それだけでも素晴らしい。
4Kになった美しい画面で、40年ぶりに『真夏の夜のジャズ』を見れる喜び。
嬉しい。
 

「オフィシャル・シークレット」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月 7日(土)19時36分35秒
  ラインナップ的に かうした大作の幕間のやうな位置付けの映画って
大相撲の前頭の熱闘みたいな秀作が多いってな私流の見方で予想通り
秀作で有った。

1970年代に「大統領の陰謀」って映画が有ったが本編の冒頭の入りも
感じが似てて監督さんは かなり参考にしたやうな印象だった。
主人公の女性は幼少 台湾のミッションで過ごし・長じて広島で英語教師を
務め 彼女の精神的土壌に相当に影響を与えたと感じた。
政府寄りの新聞社に勤めて2年。思う処や期するモノも有ったんだろうと
思う。が 若さ故と云ってしまえは それまでの話なんだけど結婚相手の
同居人に身の危険を させてしまうのは どうかな?と思う。
パートナーに対する愛情が欠けて居たと云われても返事に窮するのだと思う。

国家犯罪が主なテーマだけど かうした犯罪は未来永劫 無く為らないと思う。
王道楽土と云いつつ裏では・・。なんて かって日本にも有ったし
真珠湾に日本軍を引き込んで正義なる戦争を始めた かっての米国も有ったしで
国体護持と国民の福利は共存し無いんだろうな・・と感じた。
それらを踏まえて云うなら米国は世界一 悪い国で 本編の主人公のやうな
人をバンバン世に送り出す世界一 良い国でも有って その落差が米国の
底力の源泉で 亦 米国人の魅力なんだろう。
 

「道」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月31日(土)13時53分38秒
  44年ほど前「福井映画サークル」の(今月の自主上映作)に本作が選ばれ
事務所の会場で椅子並べ・スクリーン張り なんぞも してたので
当時を思い起こし懐かしかった。

映画は今 観ると敗戦国の悲哀を感ずる。英米仏に負けて国全体が打ちのめ
されてる匂いが全編 漂ってる。そんな中で救いは お膝元のカトリック信仰で
憩いは旅回りの一座って云う事なんだろうけど 当時の日本も似たり よったりで
全国津々浦々芝居が大人気を博して居たらしく映画の世相が同じ敗戦国の日本の
世相と重なり合った。
20代の頃に観た時と違い 今 観ると「かう云う男女間も有るんだな」と
かなり肯定的に捉えてしまう。善悪ぢゃ無く みんな違ってて みんなイイ。
みたいな感想に為るか。別に暴力を肯定する訳ぢゃ無いけどアダム&イヴ以来
男女の形態は色々だろから敢えて善悪は言えないってな読後感だった。
日本初公開の頃の(キネ旬)の批評 読んでても 又 その後の批評 見ても
決まってカトリック信仰との絡みが出て来るけど 当時の向こうの人達に
取ってのカトリックは一種 空気みたいな存在だろうから取り立てて
どう・かう論議するのはナンセンスな話題なんだろうなと思う。

自主上映後の数年後に年長の知り合いの順化小学校の教諭に丁度NHKで放映してたので
強く見るやう勧めたら 後で彼女も感涙してた。
此れ 或る程度の年代の日本人が泣くのは背景に敗戦の痛手の遺伝子が有るから
だと思ってる。まるで邦画の「君の名は」(1953年)のやうな背景感。
 

「ブックスマート」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月23日(金)18時00分25秒
  1本目を観るつもりが激しい雨で諦め次の2本目が本作。
数日前から雨なら本作と予定して居た。(所謂)学園ドラマ。

主人公 二人のピチピチ感を見てたら1960年代のエルビスの青春映画
「ラスベガス万歳」のアン・マーグレットを想起した。本作に登場した
金持ち娘は少しアンのキャラに似て居た。エンディングは聴き慣れた
1950年代の名曲「アンチェインド・メロディ」だったので「おや?」
と思ったが直ぐ其れを打ち消すオチが付いて其の辺がアメリカ的だと思った。
欧州映画ならオチ無しで そのままで終わるのだと思う。
同じ学園ドラマの伊の「明日では遅すぎる」で扱った性と違い此方は
ゲイもレズも日常の事として扱い流石 1950年代の学園と今では
大きく違うのだと改めて感じた。

若いキャンキャンギャルからパワー貰おうとしたが 貰う処か逆に自分が
潰されてしまった。
 

「8 1/2」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月18日(日)16時17分9秒
  C.C。事 クラウディア・カルディナーデだけ観に来たつもりが
「映画は祭りだ!」と云う監督の術中に嵌った感。監督で映画は観ない主義の
私がシッカリ監督で映画を観てしまった。所謂 楽屋ネタの映画なんだが
映画関係者が見ると泣いて喜ぶ章が満載で評論家が激賞してたのも
頷けた。20代の頃 リバイバルで観た時は(何が何やらサッパリ)の
体だったが 今 改めて再見し やうやう監督のメッセージが解かり
掛けて来た感じ。

背景音楽が 最初の掴みで「禿山の一夜」(ムソグルスキー)で
次の庭園の会話で花の蜜の話題に為ると「花のワルツ」(チャイコフスキー)。
甘い場面では本作の7年前の映画「愛情物語」のテーマにも使われたショパンの夜想曲2番ってな
アンバイで監督のクラシック好きが感じられた。
主演のマストロヤンニが43歳の役 演じてるが若くてビックリした。
ハリウッド・スターで云うとトロイ・ドナヒューの世代に為るのだろうか
甘い横顔がドナヒューに似て居た。
生前のマストロヤンニの女遍歴は有名だったので役と重ね合わせしつつ
苦笑しながら見てたが 役柄なのか・素なのか ホント女の落とし方は
お見事の一言だった。
此の映画はスペース・オペラだと思う。オペラを映像化したモノ。
そんな印象だった。

本編が始まる前 デジタル・マスター版にするまでの経緯の説明文が流れ
その中で「チネチッタ」と思しき伊語を目にし懐かしさを覚えた。
カルロ・ポンティが辣腕を振るった伝説の大撮影所。以前 かなり縮小されたと
聞いたが 今は どう為ったんだろうか?
 

「カサノバ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月17日(土)20時45分20秒
  本編に入る前の冒頭 社名のロゴだろが「ワイルド バンチ」と出たので
サム・ペキンパー監督の顔を思い出したが 本作もメンタルでは かなりの
ワイルドな映画だった。

1703年と表示が出たので今から約3百年前の王侯貴族の物語で
盛んにチェンバロの演奏が登場し まだまだピアノの原型さへも
無かった頃の音楽的には古典派の時代なんだろ。
最初から最後までチェンバロの音色だったので同種の手法だった
実相寺 照雄の「無常」の場面も想起してたのだが 最後に盲目の楽団が
民族音楽的なノリの良い楽曲を演奏してて何だか儲けたやうな気分に為った。
現地の(古謡)なんだろうがアンデス音楽を聴いてるやうな泥臭さが心に染みた。

主人公は歳も70前後だろうか 未だ20代と思しき娼婦に溺れてゆく。
自分も主人公とは近い年齢なので心情は解るのだけど・・。
テムズ川に身を投げやうとした主人公を粋な科白で押しとどめた彼の友人。
良い友人を持ってるな。と少し羨ましく思った。
 

「忠直卿行状記」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月 3日(土)15時43分39秒
  やさ男の役者に忠直は無理だと最初 思いながら観に来たが
此れが中々 終わってしまへば一枚の立派なシャシンに為ってる。
感心しながら森 監督の力量に脱帽しない訳には為らなかった。

此れ 色々な視点から論じられる映画だと思う。
普通に云へば 前半はサラリーマン残酷物語で有り・後半は大船調の母モノの
色合いなんだけど 巧く日本人の琴線に原作を載せてるな と思う。
昭和の文豪の菊池サンは文学界だけぢゃ無く あらゆる業界に顔が利く方
だったやうで 彼の描いた忠直が実際の忠直だと独り歩きしてしまわれた
ってな印象で 其れは文豪の筆の力 云うよりか世間への顔の広さが要因と
感じてる。
映画では忠直の側用人が実は幕閣から密命を帯びた間者ってな設定で
「歴史的にはアルアルだな」と思ったけど半面 事は そんな単純な事柄でも
無いだろ・・とも反芻し 事実は藪の中で終わるやうな気がした。

場面・場面で色々スポット的に感じたモノも多かった。
最初の槍の模範試合のシーン 今以上の長槍で戦国の真柄 十郎左衛門の特大の
槍を想起し 又 中村 錦之助「宮本武蔵」の中の槍の宝蔵院との場面も想い出された。
私が子供の頃の映画だと思われるので母親の羊水の中に居るかのやうな安堵感・
幸福感が身体を心地よく包んで呉れた。

に しても共演・助演 問わづ女優サン達 一様に品が有るな~~。
当時の時代性なんだろうか?
 

ペドロ・コスタ上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2020年10月 2日(金)21時36分32秒
  いつも良い作品の上映に感謝します。
ペドロ・コスタの「ヴィタリナ」の上映を希望します。
今年、コロナウイルスの感染拡大は、世界中で人との関係を考えるきっかけとなったと思いますが、この映画も人間と人間の関係を考えさせる作品のようです。
ぜひご検討ください。

https://www.cinematrix.jp/vitalina/

 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月 1日(木)22時32分3秒
  年末年始に大きなイベントやられるやうで感謝です。
此れで旧年と同様 楽しみの多い正月休みと為れさうです。

それで ですが 次いで方々リクエストさせて貰います。
往年の名女優の祭典と云う事で何人か名前を列記させて貰います。
あまり慌てませんが一考 願います。

〇 田中 絹代。
〇 高峰 三枝子。
〇 桑野 通子。
〇 李 香蘭。
〇 入江 たか子。
〇 高峰 秀子。

今の映画人口比の最晩年の世代に為ってしまいますが銀幕で名花を
観たいので一考 願います。
 

上映希望作品

 投稿者: タナカアキ  投稿日:2020年10月 1日(木)19時40分35秒
  「友達やめた。」(http://studioaya-movie.com/tomoyame/
予告編を見てもらうと、刺さる人が多いんじゃないかと思う。
友だちというものの定義で悩む私は、この映画にはその解のひとつがあるのではないかと期待している。大体そもそも、映画監督の日常をのぞけることなんてそうないので、そこもとても興味がある。
ぜひ。
 

「濡れ髪 牡丹」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月25日(金)14時15分3秒
  「小桜葉子なら知ってるけど共演の小桜純子って どんな女優?」。
そんな疑問符を抱きながら座席に座ったが 此れが立てばシャクヤク・
座れば牡丹って奴で女優で云うと桜町弘子か花園ひろみ のやうな
丸顔で品の良い愛嬌が有る お顔。当時は そんな小鳩のやうな顔が好まれた
時代だったな・・と少し感慨深げに為った。
ネットで調べたら本編の制作年度を中心に大映専属で活躍されてた
女優サンだったらしく五社協定の絡みか他の映画会社には出て居られ
無かった様子。

さて 本編だけど
全体としては 小林 旭の「渡り鳥(シリーズ)」みたいな
かなりシュールなノリで最後の料理教室?の場面は無国籍 為らぬ
無時空な世界を感じた。
雷蔵は本来こんなコミカルな演技が素に近かったと感じますね。
京マチ子は元はOSKなので殺陣も円を描くやうに踊ってる。
殺陣師も そんな指導されたやうに感じました。
流し目 含めオトコが喜ぶ所作はダンサー時代に培ったモノと
思ってますが。

昭和36年の作品。
当時の映画界を取り巻くイケイケの時代を彷彿させるやうに
画面からも映画人の娯楽の殿堂の誇りと自信を感じました。
それが懐かしかった。
 

「ポルトガル、夏の終わり」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月21日(月)20時34分4秒
  冒頭「フランキー」と題字が出たので一瞬 昔の米国テレビドラマの
「ローハイド」のテーマ曲を歌ってたフランキー・レインを思い出し
主人公は男性かと思ったが やっぱチラシの写真の通り女性だった。
フランキーって男女 問わづ使われる名前なのかも知れない。

観光庁の後援が有るくらいの映画なので ご当地映画と云うか景色の美しさに
魅了された。海辺の近くの山間に有るプール付きの別荘から物語は始まり
砂浜の海・山間の緑の木々と・プールの水の青さとコントラストが魅力的。
背景音楽も 最初のカフェの場面ではヨハン・シュトラウスの輪舞曲で
海辺の場面では確かサンサーンスの「動物の謝肉祭」の中の「水族館」か
後の方の室内ピアノの連弾のシーンはショパンのノクターンだったかと思う。
主な登場人物達が かなりの年配だったので さうした色合いに為った
のだろうけど エンディングの場面同様に心象風景が そのまんま
映像化されてる・てた。 ってな印象だった。
只 惜しむらくはポルトガルの歌謡ファドを もっと流して欲しかった。

物語は家族も絡めて。ってな流れでは有ったけど 人物が皆 それなりの年齢
なので血で血を争うやうな場面は登場せづ読後感は清涼でヨカッタ。
若ければ行ってみたい観光地 ポルトガルのシントラでした。
 

「大菩薩峠」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月19日(土)18時17分16秒
  見終えへ館内 出てブックオフで中里介山の原作本 探してたら
表紙に市川雷蔵の写真が使われた4冊シリーズが見付かり ちくま書房が
出版した当時は既に大菩薩峠イコール市川雷蔵の時代に為ってのか・・と
御大・片岡 知恵蔵ファンとしては少し寂しく感じた。
本作は良く出来た映画だけど僕に取っては机 竜之介は知恵蔵ですね。

でも それを踏まえて云ってもホントいい映画でした。
映画が終わっても他の客も含め暫し座席から立ち上がれ無かった。
このまま1時間くらい座って居たい気持ちでした。
元々観に来た動機ってのが銀幕で大映のロゴを見たいって云う 只それだけ
なんですが それ以上の お釣りが たんと来ました。
雷蔵の相手役 演じた玉緒サンは何だか三原葉子みたいに凄みを
感じました。まるで「怪談 かさねが淵」のやうな凄惨なシーンも有って
中川信夫の世界に近い・新東宝に影響を受けてるかのやうにも特に後半
感じましたね。

歴史的に見ても「鞍馬天狗」の少し前の時代設定から物語が始まってて
会津の容保公の京都守護職赴任の前の(後の)新選組の話から
京都に移ってからの壬生の屯所の話まで駆け足ながらも大きな時代の
うねりの中で翻弄されてる人々が印象深かった。

山本 富士子は そりゃ お綺麗なんだけど悪い意味で お顔に傷めいた
モノが皆無の人なので床の間の置物には為っても市中 連れて歩きたいと
思うやうな人ぢゃ無いですね。むしろ名前は知りませんが育ての母親
みたいな役柄を演じた女優さんの方が魅惑的・魅力的に映りました。
知恵蔵の方の映画でも玉緒さんの役も演じた長谷川 裕見子のやうな
細面の 花街の お師匠さんのやうな雰囲気が実にヨカッタ。
 

上映希望作品

 投稿者: タナカアキ  投稿日:2020年 9月18日(金)16時42分41秒
  「今日もどこかで馬は生まれる」(https://creempan.jp/uma-umareru/index.html
福井には競馬場も場外馬券場もないので、興味を持つ人は少ないかもしれないです。
華やかな大きなお金が動く競馬。その主役であるにもかかわらず、競走馬の多くは引退後、行方知れずとなります。それはつまり、行き場がなく始末されているということ。
解決できない問題だからこそ、そういう問題があるのだということを公にする必要があると思うのです。

「佐々木、イン、マイマイン」(https://sasaki-in-my-mind.com/
予告編にとても興味をそそられます!

「卵と彩子」(https://www.aoi-pro.com/jp/news/20200917/17902/
福井映画祭で私が最高得点をつけた「春」の監督、大森歩さんが剛力彩芽さん主演で作るショートフィルム。
予告編、めちゃいい!
剛力さんはよく叩かれてますが、予告編ではすごく存在感や雰囲気のあるいい役者さんでした。
次の福井映画祭で見られたらうれしいです。
 

「お名前はアドルフ?」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月15日(火)20時30分39秒
  冒頭「Der」の表記が出たのでドイツ語圏の話なのは判ったし 舞台劇~の
映画化なのも推察が付いたのだけど 題名(邦題)からしてキートンばりの
シュールなシーンが続くかと思いきや 存外アルアルの家庭劇で一人暮らしの
未婚者としては欠伸を堪えるのに往生した。
只 背景音楽が カンツォーネ(風)~レイ・チャールズのやうなブルース
そして ヘレン・メリルのやうな甘いジャズ~シンフォニーの「田園」と
てんてこ盛りで シリアスな話を巧くオブラートに包んで提供してる印象。
改めてドイツって欧州の各国と陸続きの文化を背負ってると感じる。
エンディングはドゥー・アップ・サウンドで〆てたけど中高年の
登場人物達への挽歌のやうに聞こへオシャレに感じた。
個人的には全然 話には入り込めなかったけど音楽の使い方が上手で
その点 満喫した。
 

「アングスト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月 4日(金)20時31分0秒
  ドイツが舞台のドイツ映画かと思ってたらオーストリアが舞台のオーストリアの
映画らしい。オーストリアも確かドイツ語圏なので間違えるのも頷くんだけど
カフェで たむろしてた若い女は顔付きがゲルマン顔で映画で見慣れた米国女
とは かなり違った雰囲気を醸し出して居た。

主人公の男は自分探しに嵌ってしまい迷子に成ってる体で目の前の現実にだけ
集中して動けばエエのに・・。と思いながら見てたが 女優も殺したと言った
場面ではシャロン・テートを殺したチャールズ・マンソンを思い出した。
多くの人は妄想だの過去の苦い体験だの抱えながらも目の前の現実と
向き合い暮らしを営んでゆくのだけど 彼らは自らの妄想の世界から
抜け出そうとは しない。しない理由は其の方が楽だからで 人って油断すると
楽な方へ楽な方へと逃げてしまう。主人公 見ながら さう思う。

男は赤ん坊が そのまんま成人して大人に成ったイメージだが此の娑婆は落とし前
だけは付けないとダメなのは決まり事なので本人は どんな落とし前を
考えて居たのか?とも思ったが そんな事 思うやうな人は最初から
こんな事は しないだろうな・・。と思い直した。私が若し裁判官なら禁固2百年とか
3百年とか昔のテキサス法みたいな判断 下すけど実際は死刑で幕を閉じた
のだろうか? 
 

「今宵、212号室で」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 8月28日(金)13時55分19秒
  ビリー・ワイルダー タッチのロマンチック・コメディかと思ってたら
存外ブラックな映画で困惑しながら観終えた。

4人の60歳前後の訳あり男女が登場するのだが自分的には60前で
ピアノ教師と云う未婚の女性の感性が唯一 共感を覚えた。
年齢に関係なく未婚は未婚・既婚は既婚なので異性に対する感性は
やはり根源的に違うのだと改めて思う。

背景音楽的には冒頭シャンソンの名品「♪ミラボー橋」が流れ
懐かしかった。50代の頃 ワンカラの方で金子 由香里バージョンの
同曲を譜面 見ながら歌ってたので当時を思い出し懐かしかった。
途中 それとは別の聴き慣れた旋律が流れ家に帰って調べたら
1970年代のNHKの「みんなの歌」の中の「♪白い道」だった。
原曲はビバルディのバイオリン協奏曲で当時 好きだった歌だった。
物語的には ちんぷんかんぷん だったが音楽的にストライク!だった
ので来てヨカッタ。
 

リクエスト

 投稿者: 金八はっちゃん  投稿日:2020年 8月18日(火)10時37分49秒
  「13月の女の子」
出演: 小宮有紗(穴森一穂)、秋本帆華(唐木田巫女)、萩原みのり(浮間莉音)、茜屋日海夏(辰巳涼子)、田野優花(青砥景
)、北村優衣(一之江瑞希)、大森莉緒(和光望)、酒井萌衣(八坂百子)、磯原杏華(中神早苗)、長谷川かすみ(乃木真琴)、石川瑠華(奥沢ほのか)、愛菜(四ツ木まどか)、杉本愛莉鈴(蓮沼鈴)、小瀬田麻由(上町瑠衣)、今野杏南(三ノ輪由梨)、津田寛治(井上努)〈友情出演〉、中島由貴(穴森七海)〈特別出演〉
監督・編集: 戸田彬弘
配給: チーズfilm
公式サイト: https://www.13gatsu-girls.com/

テレビアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」など声優としても活躍する小宮有紗が映画初主演を果たした青春ドラマ。2017年と2019年に公演された同名舞台を原案に、「名前」の戸田彬弘監督がメガホンをとる。引っ込み思案でクラスになじめない女子高生・穴森一穂は、生まれつき心臓病を抱える唐木田巫女と仲良くなるが、巫女は入院中に亡くなってしまう。悲しみに暮れる一穂のもとに、1通の手紙が届く。巫女について話があるというその手紙に従い、1人で夜の校舎を訪れる一穂。そこで彼女を待ち受けていたのは、巫女の死と同時に現れた謎の転校生・浮間莉音だった。名古屋発のアイドルグループ「TEAM SHACHI」の秋本帆華が巫女、「ハローグッバイ」の萩原みのりが莉音を演じる。そのほか、声優ユニット「i☆Ris」の茜屋日海夏や元「AKB48」の田野優花、元「SKE48」の酒井萌衣、映画「猿楽町で会いましょう」の石川瑠香など若手女優が多数出演

「メグ・ライオン」
出演: 長谷摩美、浅野杏奈、田中美和子、桜りん、shiffon、ネリ、桃山美緒、一宮すばる、小林さとし、日出郎、渡辺裕太、ジョナサン・シガー、岩井志麻子、真夏竜
監督: 河崎実
配給: TOCANA
公式サイト: https://tocana.jp/2020/06/post_158242_entry.html

日本橋三越の2019年福袋企画として誕生した特撮ラブコメディ。日本橋三越本店の2019年新春福袋として税抜き450万円で販売された「SFコメディ映画に主演できる」という企画に出資した一般女性の長谷摩美が主演し、「いかレスラー」「三大怪獣グルメ」などで知られるコメディ映画の鬼才・河崎実監督がメガホンをとった。会社でお局様と後輩の両方から疎まれている、50代の冴えないOL・獅戸めぐ。そんな彼女の前にある日、空から全裸のイケメン男・ジョナサンが現れ、「あなたはキングライオン星の王女であり、銀河連邦100億個の星の王家の娘だ」と告げる。そして、ジョナサンの口づけによって美女に変身しためぐだったが、そんな彼女の秘密の力を手に入れようと企むウルトラタイガー星人が、めぐに魔の手を伸ばしてくる。めぐの本来の姿であるメグライオン星の王女を、アイドルグループ「マジカル・パンチライン」の浅野杏奈が演じるほか、TOKYO MX「5時に夢中!」で知られるジョナサン・シガーや岩井志麻子ら、個性的なキャストが素人の主演の脇を固める。
 

「その手に触れるまで」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 7月25日(土)14時36分56秒
  かなり重いテーマだった。
でも描き方が鮮やかで軽妙でテンポ良く進んでたので結構 楽しめた。
此れだけのテーマを軽めに上手に描いた欧州映画ってルネ・クレマンの
「禁じられた遊び」以来では?と感じたので昨年のカンヌの賞の
総ナメにも頷いた。

主人公の13歳の少年 ややこしい子だった。
賢く・真面目な子なんだが思い詰める傾向が病的なまでに強く
周囲の大人達は手を焼く。同年代の異性とも手が合わない。
かう云う少年は長じても目の前のオンナより天空の神を選ぶと思うので
ムスリムの戦士しか生きる選択肢が無いやうに感じた。
フランスは公衆の中でのブルカの着用さへ認めない国なので禁止されてる
側の心情が よく解って一つ勉強に為った。映画の舞台はベルギーだけど
私には今のフランスの置き換へだと映った。仏とベルギーの合作ってのは
さう云う意味合いだと思うのだが。

チラシにはリュミエール賞なるモノも受賞したと記されて有った。
明治期 神戸から陸揚げされた映画の機材は彼の社のモノだった由。
日本も かうした鮮やかな映画を作って彼の賞を得て欲しいと感じた。
 

映画上映のお願い

 投稿者: 田下啓子(タオリケイコ)  投稿日:2020年 7月24日(金)14時33分6秒
  突然メールを差し上げます無礼をお許しください。
ドキュメンタリ映画「どこかに美しい村はないか」~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~
の上映をお願いいたします。
この映画は、現在のコロナ状況のなかで、観客に一風の清風を与えると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

初めまして田下啓子(タオリケイコ)と申します。73歳です。
映画のプロデューサーをしています。
この度,岩手県遠野を舞台にしたドキュメンタリー映画「どこかに美しい村はないか」
~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~が完成し、上映をしてださる映画館を探しています。

映画はAIデジタル世界を迎えるにあたり、岩手県遠野を舞台に
もしかしたら消えてゆくであろうアナログな、日本の原風景や人々を、
ガラス絵とリンクさせて、磨き上げた映像と音楽とで作りました。

私の人生最後の作品として次の時代を生きる人々へのギフトとして
作りました。

監督兼キャメラマンは能勢広氏であり、もう一人のキャメラマンは
映画業界最年長(77歳)の篠田雪夫氏です。
キネマ旬報の4月下旬号で文化映画として紹介されました。


上映については、
●この映画を多く人々に見ていただくことを優先します。
また、現在の映画館の危機状況を考慮し、
●ご相談の上、貴館の営業を応援できる条件を設定したいと思います。

取り合えず映画公式サイト、および予告編をご覧いただき
ご検討いただけますと幸いです。


https://dokokani.info/

予告編
https://dokokani.info/?page_id=40


尚問い合わせ先は、090-5433-6940 田下までお願いいたします。


http://https://dokokani.info/

 

「ビッグ リトル ファーム」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 7月 4日(土)14時15分58秒
  改めてタイトル見れば ビッグでリトルなファームなんで何となく意図する
モノは解る。只 志向がアメリカ的に過ぎ東洋人の島国の人間には正直
付いては行けなかった。有機農業の大規模経営を始めるに当たって何処で
資金 調達したの?と突っ込み入れたく為る話だった。

文部省 特別選定らしいので昔で云う文部省特選の推奨作品だろが
米国本国でも其の種の推奨 受けてるかと感じた。早い話が
セサミ・ストリートのスタッフが新しい世界を描いて見せた。
そんな印象だった。農業する視点では無くシートン動物記の作者の
やうな目線が意外性を感じたが7年がかりで土地改良ってのは
流石 アメリカ的だと思う。

米映画に登場する女優サンって都会に住む女を演ずる事が多いけど
此方は普通の地方の女を演じてて 都会の女と地方の女とでは顔つきから
して違うな・・と思う。あまり構えない人との接し方する素朴な顔に
好感を感じた。
映画はドキュメントと為って居て其れで数々の賞 得てるのだけど
僕は本来ドキュメントなんて存在しないと思ってる。
ウリのキャッチ・コピーとしては存在するんだろうけど実際
キャメラを何処に据えるかで観客の現場の印象が変わってしまうし
だからドキュメンタリーも通常のフィクション・ドラマの範疇だと
感じてる。

@来る時は激しい雨だったが 帰りは一時的に雨が止んで居た。
 映画の神様も空の神様と暫し休戦協定 結んで呉れたらしい。
 家で濡れた衣類 乾かしながら さう思った。
 

「世界で いちばん貧しい大統領」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 6月29日(月)13時43分55秒
  非常に解り易い題名で中身も単純明快。まるで昭和30年代の中学生向けの教育映画を
観るやうで有った。

主人公は好々爺だが秘めた闘志は今尚 健在なりの体でラテン文化の影響を
受けてる国民の中ではカリスマを持ち得るのだろうと感じた。
再三 劇中でバックに流れてた男性の歌声は てっきりフリオ(イグレシアス)
だろと思ってたが最後の場面で地元の歌手のやうだと判って少し驚いたが
もう少しマイルドな音感を持てれば彼も世界に羽ばたけると思った。

感動巨編ぢゃ無いけどチェ(ゲバラ)以降のウルグアイの人達の気持ちの変遷が
少しは理解が出てて まるで社会学の勉強で有った。
スペイン語はNHKの方で4年間 学んだけど本国と違い南米は国に拠って
言い回しに所々特色が有り味も有って親しみを感じます。
 

「ラスト ディール」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 6月20日(土)14時49分36秒
  仏映画かと思って出掛けたら会話が仏語では無いしゴツゴツした感じ。
背景音楽でグレゴリー聖歌が流れ出して来たので舞台は北部イタリアかと
勝手に思ってたが帰宅してチラシ見たらフィンランドのやうだ。
でも ねぇ 音楽が往年のニーノ・ロータ的だったし 主人公の老人と
孫との絡みが「鉄道員」(ピエトロ・ジェルミ)を彷彿とさせ
北欧的なイタリア映画ってな読後感だった。

主人公の画商は親族とは疎遠のやうで一人暮らし。
でも画商仲間には恵まれて居て最後の大博打!に打って出る。
其れが どんでん返し に次ぐ どんでん返しでサスペンスとしても
楽しめた。ロシアの著名な画家の絵がキーワードで大国ロシアの
影響を受けて来た北欧の歴史に思いを馳せた。

久しぶりに観た「又 観たい映画」。
大作ぢゃ無いけど熟成の度数が かなり高かった。
 

「彼らは生きていた」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 6月12日(金)19時07分47秒
  原題は どう云う意味なんだろうか? かなり意味深だと感じたが。

冒頭20分以上は続いたと思われる歴史的な解説。何だかNHKの「歴史ヒストリア」を
思い出したが元々はBBCの特集番組のやうにも感じた。
エンド・クレジットで流れた愉快な曲調のマーチは1918年当時の英国陸軍の
愛唱歌的な行進曲だと推察したが コミカルな曲調にするんは英国人のユーモア好きで
デビッド・リーンだったかの「戦場に かける橋」の英国人捕虜の分隊行進の場面を
少し想起した。エンドで「祖父に捧ぐ」と字幕で出たので作者の先祖返りの映画だと
解ったが此の色合いでインドとのズール戦争あたしも映画化して貰いたいと東洋人として
思った。既に娯楽作品としては1950年代だったか作られてるかと思うけど
もっとインド側に踏み込んだ作品を観たいと思う。
第一次大戦の欧州戦線と云へば「西部戦線 異常なし」と赤狩りでハリウッドを追われた
監督の復帰作の「ジョニーは戦場に行った」しか知らないけど かう云う切り口も
有るのだと改めて思った。

前日 仕事帰りに開発に寄り(冷感マスク)為る物を買ったので其の効果か
館内では窒息せづに済んでラッキー!だった。

今更 頑張ってるメトロに追い打ちを掛けるやうな「頑張れ!」も使いたく無いので
以下の文を。

     May the Force be with Metro Theater.
 

応援したいです。

 投稿者: こしあん好き  投稿日:2020年 4月26日(日)14時13分28秒
  福井に住んでいる頃はよくお邪魔させていただきました。
皆様投稿されていらっしゃるように、是非前売りチケットの販売をしていただけませんでしょうか。
遠方なので郵送可能だと大変助かります。
(勿論郵送代はこちらが負担いたします)
私は生憎訪問できませんが、映画好きでメトロさんによく出向く実家の母にチケットをプレゼントしたいのです。
ミニシアターエイドも魅力的ですが、ストリーミング再生だと大変味気ないです。
前売りチケットの内容は、みきお様がおっしゃるように一枚分は劇場にキックバックする形でも賛成です。
是非実現していただけないでしょうか。
ツイッターフォローしますので、実現の暁には、是非お知らせくださいませ。
 

応援します

 投稿者: kz  投稿日:2020年 4月25日(土)18時10分31秒
  NHKの番組を見ました三重県人です。映画は大好きで、伊勢市にある似た感じの映画館によく行っています。コロナが落ち着いたら、福井旅行の際には、是非寄らせていただきたいと思っています。  

再開を待っています

 投稿者: 若泉  投稿日:2020年 4月24日(金)22時47分30秒
  マリッジ・ストーリー、良かったです。
再開を待っています。
 

応援することがあれば

 投稿者: 勝木俊典  投稿日:2020年 4月14日(火)21時06分46秒
  NHK・BS見ました。大学進学以来福井を離れ兵庫県に住んでいますが、高校・大学生の時はよく行きました。二足わらじで大変な上、現下のコロナウイルス感染拡大で大変でしょうが、福井から名画を見る場所がなくならないよう奮闘願います。過日、ミニシアター応援のTシャツ購入+少額の寄付を行いました。何か応援できることがありましたら、ホームページで知らせて下さい  

前売りに関し。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 4月10日(金)12時45分4秒
  10枚を10枚とか11枚とかでは無く9枚チケットを10枚分として購入する。
つまり1枚分は店へキックバックして募金とする。そんな試案も試案として考へて
置いて下さい。客側としては痛いですがメトロの灯 消へると もっと痛いので。
 

前売りチケットの案に賛成です

 投稿者: DOGS  投稿日:2020年 4月 8日(水)21時08分49秒
  映画好きさんの提案を私も支持します。
石川県在住の私も、これまで福井メトロ劇場でたくさんの映画を楽しませていただきました。
今後の上映予定の中にも、劇場で鑑賞したい作品がいくつもあります。
劇場へ足を運ぶことが困難な自分でも、なにか支援できる方法がないものかと考えておりました。
ご検討のほどお願い申し上げます。
 

前売りチケット

 投稿者: 映画好き  投稿日:2020年 4月 7日(火)09時43分18秒
  こんにちわ。
新型コロナで大変なこととお察し申し上げます。
私も映画を見に行きたいのですが、現状では
行きづらいのが事実です。

コロナ収束まで先が見えない中、劇場を支援する意味で
「前売りチケット」を発売していただけませんか?
とりあえず購入し、収束したら使用するということで。

全体の資金の流入出量は変わりませんが、わずかでも
短期のキャッシュフローが改善すると思います。
よろしければ、ご検討ください。
よろしくお願いいたします。
 

「男と女」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 3月27日(金)15時51分13秒
  観終へ美術館で水彩画を観てたが 前作が薄い油絵とするなら続編の本編は
濃い水彩画。そんな印象だった。
1960年代 初公開の前作は当時 観るんが抵抗 有って少し遅れの
70年代だったかの再上映で観た覚へが有るが あんまりヨクは解らん
かったってな記憶が有る。2作目の本編 観て1作目の作意が少しだけ
解り掛けて来て改めて年齢と共に映画の見方・感じ方が変わるのだと思った。

俳優のジャンは70年代当時 仏映画で鬼刑事だの鬼検事だの為ると決まって
登場して来たんで私に取っては馴染みの俳優だが 女優のアヌークの方は
以降 日本で公開された映画は無かった記憶が有るんで此の映画はジャンが
主役かと思ってたら最後のエンドロールで最初に名前が出たんがアヌークの
方なんで本編は あくまで女性映画って事なのだろう。

かうした過去と現在の映像を織り交ぜながら映画を繋いでゆく手法はアラン・レネの
「夜と霧」「24時間の情事」を想起させるけど 目の間で繰り広げられる事象は
過去~未来に至る一つの点に過ぎないってな 特に都会に住む仏人特有の考へ方に
裏打ちされたモノってな印象を感じるのだけど 40年程前 前作 見終へ
(此の二人 遠い将来どう云う関係に為るのだろう・・)と思いながら
映画館を後にした自分に取って一つの結論が出たやうな気がする。
なので 懐かしくて身近な映画だった。
 

「ニッポニア ニッポン・・」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 3月13日(金)15時20分55秒
  観る前は1980年代の岡本喜八監督の「ジャズ大名」へのオマージュかと
思ってたのだが観始めれば観始める程 60年代のクレージーキャッツの世界だと気が付いた。
「イージーライダー」だの「真夜中のカーボーイ」だの「ボニー&クライド」だの
それ以前の「地獄の天使」こそ居酒屋の場面で登場しなかったけど所謂ニューシネマ
時代の映画の題名が肴に上りイーグル・ハンドルを模した大型バイクの二人のツーリングは
ピーター・フォンダとデニス・ホッパーの描写への郷愁を感じた。
フクシマへの出向組の主人公も さうだけど本編のライター・監督 共に その種の
時代への憧れが有るのだろうと思う。自分も70年代が青年時代だったので
等身大で映画が楽しめた。

出演者の一人 寺田 農 は以前 こんな感じのアバンギャルな映画に出てたと
思うし 宝田 明は云わづと知れた放射能で目覚めた怪獣「ゴジラ」第一作に
出演してる人物。話を聞いて彼らが出演を頼んで来たのかも知れないけど
私は最初から企画の段階からスタッフ側に彼らを使う考へが有ったやうな気がした。
観ながら思ったんはNHKのEテレの児童番組のノリだって云う事。
野村萬斎やKONISIKIも出演してる子供番組だけどアニメや人形劇なんかも入ってて
相当 ごった煮の風情。本編のスタッフの中にも番組で働いてる・若しくは経験あり
の人が居るのでは?と感じた。

主人公の娘を演じた小顔で長身で知的でショートカットの人。
惚れ惚れするくらいタイプだったので意外な儲けモノだった。
元はモデルだっとのだろか。同じモデル上がりのローレン・バコールを思い出したのだけど。
 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 3月 2日(月)07時35分23秒
  おはようさんデス。
いくつか8月に掛けてリクエストさせて下さい。

〇「原爆の子」(監督 新藤兼人。1952年 作)。
〇「「ひろしま」(監督 関川 秀雄。1953年 作)。
〇「長崎の鐘」(監督 大場 秀夫。1950年 作)。
〇「この子を残して」(監督 木下 恵介。1983年 作」。

制作年 前後しましたが宜しく。
 

「冬時間のパリ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月28日(金)15時22分30秒
  観終へ美術館でコラージュの個展 観てたが 本編の方も負けづ劣らづ作意が
度し難い作品だった。

ジャケのパケだけ見てると実にファッショナブルなんだけど内容は かなりの
ドロドロで 夫の元の妻?との夫の不倫かと思いきや此れが夫婦で付き合い有る夫の
友人の妻が相手の不倫だったと最後にオチが付いて来て海辺のコテージの林から
眺める海のシーンでFinで 如何にも仏映画らしい終わり方だと思った。
二人の 妻 有る男が登場し かたや出版社の やり手の編集者として辣腕ふるい
かたや売れない貧乏作家として稼ぎの良い妻に食わして貰ってる構図。
一皮 剥けば同じに見へるんだが 前者は相手の話をシッカリ聞いて間髪 入れづ
的確・明瞭に反論して捻じ伏せる。に対し 後者は話を聞かづ持論を展開するだけ。
所謂 出世する・しないの見本のやうな二人のキャラだが 前者も元は貧乏作家仲間
みたいで 時々寄り合って文化サロンめいた物を開いて居て それが
冬時間のパリ。って意味なのだろうか?

後者の男の妻は自分の意に染まぬ事なら愛する夫に対してもハッキリ「ノン!」って
云ってたが それは あくまでパリの文化でフランスの文化でも無いだろう。
先だっても仏の地方を舞台とした映画 観てたけど さう思う。
ゲイシャ&フジヤマが日本文化なんて云われても地方に住む者には関係 無いと同様
「ノン」「ノン」連発するパリ女=仏女でも無いんだろうな・・。と思って
メトロを後にした。
 

「街の灯」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月23日(日)21時54分48秒
  私の分身に為る映画。

此れまで観た回数は映画館で20回 近く&ビデオ・DVD・動画で10数回か。
なので40回 近く観てる勘定に為るのだが ラストの衝撃の場面では
やはり感情が激するのを今回も感じた。
T型フォードでチャールストンで背景音楽が当時 欧州で大流行したコンチネンタルの
タンゴの一品で戦前好きな私としては もう それだけで泣けて来る。
街の若い娘達が皆 クララ・ボウに見へてしまうくらいモガのスタイルが決まってて
又 泣いてしまう。

共演のブロンドの女優さんはチャーリーが見染めた新人だと思うのだけど
此の映画に出た後 鳴かづ飛ばづで確か胸を病んで未婚のまま30代で病死してる筈
なので尚更 ラストが泣けて来る。本編の役柄同様 あんまり人を押しのけてまで
仕事を取るやうな野心は無かったらしい。 まさに一世一代の役!ってな処だろうか。
チャーリー事 チャップリンの映画は1914年のマーク・セネット撮影所時代
以前の短編物から1960年代だったか「伯爵夫人」まで。つまり全生涯・全作品
映画館で観てるけど此の映画が一番 解り易く よく仕上がった映画だと思う。
サイレント・ムービーの一つの お手本に為る作り方だと感じる。
この後の1937年に為るか「モダン タイムズ」あたしだと話の展開に少し無理が
有って少しイライラするけど此方は安心して観て居られる。

此の映画は今 観ると 残酷な映画だと思う。
1970年代 今は無いだろうが東和って云う配給会社が有って其の流れで本編を
観てた時 此れも亦 今は鬼籍に入られた映画評論家の荻 昌弘さんが映画雑誌で
「若い人は どう思うか知れないけど 或る程度の年齢に為った男性からすると
 極めて残酷なラストの場面」。と云われてたのだけど 今 自分も高齢者と
云われる年齢に為ってみて つくづく残酷な場面だと思う。
単なる(お涙 頂戴)ぢゃ無く 現実社会の非情さを感じて涙するのだ。
1914年だったかの短編「移民」同様 此の映画も 居たたまれなく為るくらい
シリアスな映画なのだ。
 

「読まれなかった小説」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月15日(土)15時25分33秒
  いつもは乗って来た単車はエレベータの反対側の壁際に停めるんだけど次の上映作が
客が大挙して押し寄せる映画だろうと踏んでマルセン前の歩道の駐輪スペースに停め
少し歩いて来たが帰る時の人波を見て正解!だったと思った。

読まれなかった小説。
私も20年くらい前 或る出版社の新人発掘公募に書いた中編を投稿し 最終選考の
手前で落ちた経験が有るので 主人公の書いた小説 持って アッチ・コッチと
走り回る心情が痛い程 解るんだけど 大学まで出して貰って親の批判ってのは
頂け無かった。まぁ 近いから親のアラも目立つし気には為るんだろうけど
其処は目を つむって自己の就活に邁進と行って欲しかった。
結局「大学は出たけれど・・」(小津監督作・邦画)の主人公と似たジレンマに
陥りはしたけど 兵役に就いて落ち着いた生活に為ったやうで少し安心した。


3時間ドラマで所々長尺の会話の長回しが有って正直 眠たくも為ったが
かう云うユッタリした作りは国民性 云うより地勢学上の地域性だと感じた。
慌ててパンしなくては為らぬ程の軍事上の緊張感も無ければ都会の喧騒も無い地域だから
長回しのキャメラでも充分 描写が可能って事なんだろう。
後半は何やら哲学的でヨク解らなかったがトルコの地方に住む住人の生活感が少しだけ
かいま見れて貴重な時間だった。

 

「わたしは 光を にぎってる」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月11日(火)21時46分43秒
  監督はモスクワ映画祭で2度も受賞し 今回も招待作に選ばれてるらしい。
思ふに今のモスクワの映画人が好みさうな色合いの映画を作る監督サンのやうだ。
でも本編のラストの「(それから)1年後」の場面は不要に感じた。
仏映画なら間違い無く切ってると思われるのに付け足ししたんは日本の映画文化の
悪しき因習のやうに感じた。付け足したんで物語の焦点が ぼやけた。
折角の立原道造の映像に北原白秋の語りを被せたやうな詩的な映画が台無しに
為ったと すごく残念に思った。それと 題名も含め精神のバックボーンはヨハネ福音書の
第一章の精神世界だと受け取ったんだけど ロシア正教会の影響下にも有る
モスクワっ子にも意外と理解し易いメンタルぢゃないかと思った。

エンディングの歌声同様 主人公の娘も透明感 有る子で駆け引きもしない性格なんで
見てても気持ちがヨカッタ。両親に死に別れ親の知り合い宅に暫し同居の形で
背伸びせづ粛々と生きてゆく姿に好感を感じた。

エンド・ロールで お懐かしの樫山文枝の名を発見。
テレビの「おはなはん」をオンタイムで見てた世代なんで懐かしかった。
まるで文部省推薦のやうな本編に出られた樫山さん。樫山さんらしいと思ふ。
 

パラサイト

 投稿者: えぼし  投稿日:2020年 2月10日(月)17時00分52秒
  おめでとうございます、いくんじゃないかと思っていました。福井はメトロだけっていうのがびっくりしました。上映ありがとうございます!  

希望

 投稿者: iii  投稿日:2020年 2月 9日(日)19時31分33秒
  「音楽」監督 岩井澤健治。
アニメですが。お願いします。
 

「シュヴァルの理想宮」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月 8日(土)16時17分2秒
  当時の社会風俗や世相史的に所々「おや!」と思った。
例へば 1920年代の若い女性のファッションがトーキー時代にヴァレンティノと
共演してたグロリア・スワンソンの絵姿にソックリとか・1912年のローザンヌ地方への
独逸軍の侵攻が日本の学校の教科書にも載ってた著名な体験小説「最後の授業」の
場面を彷彿とさせた。とかで 北仏の田舎でも時代の変遷が感じ取れた。

実は 家を出る時 グーグルで(日本海と太平洋を2千本の桜で繋いだ男)の
実話に目を通して居て 彼の男も本編の主人公も周囲からは煙たがられてた男なのが
妙に納得してしまった。一念 岩をも通す。ってなタイプは確かに協調性の欠如で
何かと周りと摩擦を起こし易いのだと感ずる。
でも 腰が張った巨乳で良妻賢母型の女を妻に迎え入れ 娘や息子からは信頼され
結果オーライで 困ったちゃんの割には幸せな一生では無かったかと思う。

チラシが貰えなかったから よく知らぬが 宮殿の遺物・遺構ってオスマン・トルコが
大昔に当時のガリア地方に侵攻した時に築いた宮殿では?と感じた。
スペインだったかアルファンブラのやうな長い歴史の変遷を感じた。
 

「カメジロー 不屈の生涯」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月27日(月)22時08分20秒
  MCを担当された山根さん エエ仕事してますねぇ~~。
来た甲斐が有りました。

でも 主人公の評価は難しいです。
功罪 半ばする。とまでは云わないけど かなり私的には不可解さを所々感じました。
何故 日本復帰ぢゃ無く琉球独立を選ばなかったのか?とか
そもそも琉球を侵害した薩摩藩の末裔の鹿児島の旧制高校に学び それが学びの原点って
云われるんだけど薩摩批判が何も無かったんが沖縄の自主と どう擦り合わせされる
のか? とか イデオロギー的に不可解さが目立った。
第一 1945年以降 米軍基地で食べてる沖縄人も それなり既に居て彼らの生活を
具体的に何か考えて居たのか? とか 沖縄の地場産業育成を実際どうするのか?
とか 沖縄人の心情的な代弁者なのは解るけど其れ以上の領域には不向きな政治家の
やうに私は感じた。それと真逆なんは当時の岸サンとか栄ちゃんと呼ばれたがってた
佐藤栄作サンで 内地・外地の問題ぢゃ無く政治家としての基本の立ち位置そのものが
違うんで国会での質疑応答も話が噛み合わないのだと感じた。
明治期の伝説の政治家達と比べて政治手腕は 田中正造より上・星 亨 より下だと
思う。押し通る。云われた星みたいな清濁 合わせ飲む側面が少し有れば今の沖縄の
就職難や生活難も少しは良く為ってるのに・・と 内地に居ても思うのだが。

只 さうは云っても人柄的には大変 魅力が有って一言居士の元NHkアナの山根基世サンを
してMCを引き受けさせてしまうんだから人として素晴らしい方だったんだと感ずる。
実は山根サンはNHKラヂオの看板番組「ラヂオ深夜便」のアンカーを長らく担当されてて
私も視聴者として番組宛てに「お便り」を かなり出してて 番組放送中にも
「みきおサン お元気ですか?」とか 何度も呼びかけて貰って 手書きのクリスマス
カードまで頂き 今では其れが私の「守り刀」の一つにも為ってるんですが
それで山根サンの仕事ぶりを こっそり見に来たってな経緯が有って そいで冒頭の
「山根サン 最近エエ仕事してますょね」。に為るのです。
=なので 私的には山根サンを描いた映画だと思ってます。
 

「最初の晩餐」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月25日(土)16時46分20秒
  前日 仕事の絡みで納骨の4体を お世話して居たので 冒頭から通夜・精進 落とし
・セレモニーに納骨と云う描写に正直ウンザリしながら観て居た。
通夜の席の若い坊さんは檀家寺の若住職みたいで(しょうしんげ)が下手で初めての通夜の席
みたいに緊張してたので笑ってしまった。家名が「東(あづま)」で宗旨が東本願寺なら
監督の洒落かと思ったのだが。

私は未婚で一人暮らしなので かう云う家族愛がテーマの映画は蹴っ飛ばしたく為る。
劇中の次男さん的に(家族とはセックスの成れの果て・・)と思ってるからだが
成れの果てでも いや成れの果てだからこそ何某かの意義付けが したいんだろな。
と思う。でも意義付けしやうと頑張っても所詮は最後まで存在理由不明なんが
家族って云う(やっかいモノ)なんだろうな。

劇中 川に掛かる橋の場面が三度も出て来た。思わづ1960年代の名作「橋のない川」の
ワンシーンを思い出したのだが橋は人生の節目=そんな意味合いなんだろう。
母親役の斉藤由貴はテレビ デビューした頃からのタイプで そんだけ
美乳でエロくて良妻賢母なら男なら大喜びで頑張られるな と思う。

劇中 母親が未だ幼い娘に教えてた(おまじない)は真言密教の梵語ですね。
素顔の由貴ちゃんが好みさうなシロモノ。
 
 

「真実」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月19日(日)21時06分10秒
  仕事帰りに頑張って観に来たが色々な意味で面白かったし・40数年前の私の予感が
当たって居て嬉しかった。

予感って云うのは 初めて彼女の主演映画「シェルブール・・」をテレビで見た時
(この女優 将来 大化けして仏映画の重鎮に為るな)。と感じ 以降も動向を
注視してたんだけど 今回 本編 観て その通り為ってたんで満足したって訳で
(告白的女優論のやうな自伝映画 作るだろうな)。とも思ってて 実際
作ったので 自分の目利きに満足もした。

劇中「サラ」「サラ」っと女優名が何回も本人から飛び出し かの伝説の女優
サラ・ベルナールと張り合ってるのか?と思いきや違うみたいで 私はサラ・
マイルズかと思い直したけど 帰宅して調べたらマイルズは英国女優で存命だから
此方も違うみたい。この件は単なる造作なんだろうか?
映画はセミ・ドキュメントのタッチで ドラマでもドキュメントでも無い半々の
手法は「シェルブール・・」のシネ・ミュージカルと云う半々スタイルに呼応する
感じで 大女優も老いると原点回帰なのかと思わない訳も無かった。

40数年前に見た時 或いはマルチェロ・マストロヤンニと恋仲に為った時に
見せた 男勝りで勝気な性格は そのままで雀・百までを地で行く人だと思う。
私が予見した通り 彼女はフランスのベティ・ディビスに成ってました。
 

「シネマ歌舞伎」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月16日(木)20時27分2秒
  同じ市内の順化1丁目に かって建ってた芝居小屋の「昇平座」でカツドウなる
モノが市内で初めて上映されたんが1905年。それから115年後の今 主が変わって歌舞伎が
上映されて居る・・。どんな思ひで昇平座の客達は銀幕を眺めて居たんだろかと
そんな思いに捉われながら最後まで観て居た。
改めて思へば企画自体 斬新で目新しいけど さう思うと 先祖返り云うか映画の黎明期に
立ち返ってる感じで 歌舞伎であれ・シネマであれ 何か壁に ぶつかったら原点回帰
なのかと思う。

シネマ歌舞伎 鑑賞は2作目。
今回は 娘道成寺 大川 渡る場面&鷺娘。
前者は人形浄瑠璃の歌舞伎版のやうで 後者は藤間流の日舞を観てるやうな趣。
ゲイは芸に通づ。って云う言葉が有るけど 性差を突き抜けないと至芸には
達しない・・。そんな思いが した。
演者の実年齢は何歳か知らないけど 名手と呼ばれる人は年齢と共に芸自体
若く為ってゆくと 先々代あたしの舞台をユーチューブなんかで見てると思う。

この企画は素晴らしい。
小学校でも英語教育も始まったんだしクルマの両輪志向でシネマ歌舞伎鑑賞も
全校必修の課外授業と すべきと感じた。
 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月11日(土)15時09分35秒
  かなり無理臭いですがリクエストさせて下さい。

「M 村西とおる狂熱の日々」(完全版)。
=2019年制作・109分・R15+
 配給 東映ビデオ。
 

「残された者」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月11日(土)14時54分35秒
  カナダのTVドラマの劇場版かと思ってたらアイスランドの映画らしい。
まぁ 地球の北側極地周辺国には違いは無いが。

この男 かなり やばい と思った。
操縦してたセスナが雪原に墜落し・救援へりも吹雪で墜落し 生き残ったヘリの女にも
自ら云ってたやうに二日以内に次の救援隊が来るんは必定。どうして遠距離の基地を
瀕死の重傷の女を雪ゾりに乗せて向かったのか・・。???の世界。。
確かに足跡 残してる白熊の襲撃を未然に避ける意なのだろが
武器も無い男が重症患者 連れて雪原に出ても それこそ熊の餌食。

俺が思ったんは可愛い若い女を見てヒーローに成りたかったんだと。
男としてのメンツだと。早い話 ええ恰好したかったんだと。さう感じた。
チラシでは雪原の道行きを勇気ある行動と評してたが 俺は その場に留まり
救助を待つのが勇気ある行動だと思った。では映画には為らないんで男を
女連れで墜落現場から引き放したんだろが 女にすれば相当のリスク負う事に
為るから 俺は やばい男だと思う。
男は盛んに意識を失い掛けの女に「(アンタは)独りぢゃ無い」。と語り掛け
てたけど それってホントは自分の事だ。ひょんな事で理想のラブドール見付け
手放したく無いから現場から持ち去った・・。さう俺には見えたけど。
プロデュースが「ハンニバル」作った人だから 主人公のメンタル部では
さう感じたのだが・・ちょっと やばい見方だろか。
 

「細雪」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 5日(日)15時02分31秒
  昭和34年の作だから私が小学校に上がった年。
当時の空気を思い起こしつつ観てたけど子供の玩具フラフープと女性が未だ和服 着てた
人がチラホラ居たのが懐かしかった。
舞台は芦屋。大映の女優陣が入れ込み状態で それだけで絵に為る。
社長の永田サンが新進の山本 富士子を大成させやうと必死なんが画面 超しに伝わる。

物語はアプレな娘「こいさん」の気移りな行動で周囲が大変な目に為るんだけど
最後は落ち着くべき所に落ち着いたってな感じか。そんな夫婦が高度経済成長社会の核に
為ったのかと思わない事も無かった。
山本 富士子の役の2度目の見合いが駄目に為った理由ってのが妹の「こいさん」の
私生活の放縦って事で 別に同居する訳でも無し女の妹の私生活の事で仲人が
断って来るってのは やはり時代だな~と感じた。お互い付き合い続行の つもり
なのに男の親族が横槍を入れるなんて・・今なら考えられぬ事だ。

只 只 山本 富士子の匂うばかりの若き美貌の色香に唖然としてたが
花に例えると薄いピンクの薔薇。京サンは熟した牡丹。
この頃が日本の映画館で一番 客が入った時期。
そんな時代の熱気 云うか 映画人の自信が感じ取れた。
正月の長休みの最後の日にエエもんを見させて貰った。(感謝)。

 

「シネマ歌舞伎」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 4日(土)17時22分36秒
  特別料金なのは忘れてたが別に高いとも思わなかった。
実際 歌舞伎観劇しやうとすれば2千円や3千円では済まない。
演目のエエとこ取りでも激安だと感じてた。

二部構成で 最初が「らくだ」。聞いた事も無い演目だな。と思ってたら
此れ落語で有名な「らくだ」だった。名人 6代目 円生で昔よく聞いたんを
思い出し話の展開が予測が出来て演者の芸に集中して楽しめた。
後半が「連獅子」。ユーチューブの方で昔の連獅子 観た事は有るが大画面で
迫力満点で つくづく歌舞伎役者は体力が要るな。と思った。
連獅子の前に太郎冠者みたいな人が登場し狂言を寸劇で見せて居た。
時宗のアイテム 鐘と法華宗の看板 ウチワ太鼓の共演が面白く
まるで東海道の弥次喜多道中のノリだった。

録画は2008年のモノ。
年に2回は作って見せて貰いたいもんだと思った。
 

「羅生門」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 3日(金)14時17分57秒
  毎度 観る度 思うんは冒頭の激しい雨の場面。
此の雨がフィルム劣化に拠る雨降り状態と勘違いしてしまう。
昭和20年代映画は一様に回し過ぎで雨降りフィルムってのが昔の定番で
そのイメージが残ってるからだが 東京のセンタの方で修正版 作ったらしい。
その説明文 眺めながら昔の雨降りフィルムが恋しく為った。
劣化したフィルムを修正して出すんが年配者に親切なんだろうか・・?と
少し意地悪に思った。

作られた年度は昭和25年。云わづもがなの朝鮮動乱。
先の大戦が終わり5年後。半島では又 戦争。そんな中での荒廃した都の羅生門が
舞台なので やはり それらと絡めて観てしまう。
源氏の義経も任じられた京の警護職の検非違使と云う言葉が再三 出て来るのんで
時代が鎌倉の前 平安ってのは判るが時代を超越した何かを伝えたいので
「藪の中」。なんて云う(あやかし)を使ったんだろうと思う。
京サンは此処でも又 地面に居りて白拍子を舞ってる。そんな印象。
義経の妻も確か元は白拍子だと聞いてるので 白拍子って男を魅せるな。と思う。
神がかり的に清楚な顔で舞いつつ菩薩に為ったり般若に為ったり 京サンの役
見ながら そんな事が頭を過った。

ラストの老人が赤ん坊 抱いて羅生門を去ってゆく場面は今 見ても意味深。
おそらく焦土と化した日本の都市の復興を老人が赤ん坊に託す。そんな印象。
幾度と無く観てる映画だが見終えた体感時間は今回は少し長めの15分。
百年後にも語られるで有ろう映画だ。との証拠。
 

「鍵」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 2日(木)14時46分24秒
  ストリィ的に印象が濃い「痴人の愛」と混同してしまってるので時々展開が
?マークの時も有ったが 特にエンディングの下女の老婆以外 全員毒殺って云う
展開に暫し絶句してしまった。原作が さう為ってるのかも知れないけど 観客に
下駄を預ける描き方は感心しなかった。
でも それ以外 昭和30年代テイスト満載で生活の小道具・大道具が懐かしかった。

改めて京サンの濃いメイク眺めて居たら踊り子・ダンサーが舞台に立つメイクだと
気が付いた。京サン自身 過去の自分に矜持が有るのか・それとも現場や会社の
指令なのかは知らねども 濃かった当時と比べても やはり濃いと思う。
歌舞伎のクマドリみたいなメイクで最大限に演者を引き立たせる手法。
この人は やはり映画人ぢゃ無く舞台人だと感じた。

母娘丼を美味しく頂いた若いインターンは男の理想形。
冒頭の口上案内は死んで幽霊と為って事の顛末を紹介する役と見終えて気が付いた。
=前半部に多用されてたストップ・モーションは それらと関係が有るの・・?
 それとも単なる映像の経年劣化? 時代的に そんな手法が流行って居たのだろうか・・。
 

「雨月物語」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 1日(水)16時05分8秒
  本年の口切は元旦一発目の「雨月」とラインアップを見た最初から決めて居た。
私が生まれた年の名作だし・10日後は私の誕生日。観るんは天の啓示。

そんな思いだが 初めて観たんは中二か中一か 夏の日曜の朝だった。
お袋に云われ近所の野村の散髪屋へ頭を刈りに行き座って壁のブラウン管 見上げたら
「雨月」が掛かってた。NHKの名作劇場で 近くに居た別の店員が「ま~た
やって やがるぅ~」。と苦笑 混じりに呟いてたんで夏の時期 定番のやうに
流してる旧作だと判った。今 思ふと 米国の学生水泳大会で優勝したフジヤマの
トビウオや・シャープ兄弟を空手チョップで薙ぎ倒して居た力道山みたいな
復興日本の象徴としてNHKが放映してたんだと判るけど プロデュースした永田サンも
そんな気持ちだったんだろうと 私は戦後生まれだけど思ふ。

敗戦後 直に作られた「そよかぜ」は「♪リンゴの歌」が劇中で歌われ現代劇だった
けど 8年も経つと国際的にも評価される時代劇が作れるんだな・・と思ふ。
初見の時はオムニバスって云う手法と文芸調の怪奇さで驚いたけど
今 小説として観ると 明治期の人が江戸を舞台にした(今 古典と云われる)
落語の噺を書いたやうに 江戸の戯作者が その前の時代を懐かしんで描いてる。
そんなイメージだ。琵琶が登場し「耳なし芳一」を想起し・原典は仏教説話の
「今昔物語」あたりからの抜粋かと思われるけど 書かれた当時は懐メロの一種
だったんだろう。

今 観ると 京マチ子の映画 云うより 戦前からの国民女優 田中 絹代に
関西の踊り子サンを ぶっつけた企画ってな印象。永田ラッパが高らかに鳴り響き
ブッキングのミスマッチがメガトン級の成功を導き出したんだと思ふ。
此れが東京で踊ってたジプシーローズだったら同じ東京の色で面白みに欠けた
のかな?と感ずる。関西の踊り子サンを使ったんが成功の鍵のやうに見へる。
私自身 京さんは あんまり好きでは無い。バタ臭くて引いてしまう。
でも 西洋人からすると丁度 西洋と東洋のバランスが取れてる勘定に為るかと思ふ。
此れが同じバタ臭さが有っても日本&日本した轟 夕起子タイプだと逆に西洋人が
引いてしまってたと思われる。京サンだから溝口の色合いが理解して貰へた。
そんな印象。国民女優に一介のダンサーを ぶっつけた企画を押し通した
永田 雅一 の映画だと最近の私は思ふのだ。


見終へ 西武の「オードリィ展」に寄り道した。
今年 下半期でエエから ヘップバーンとかバーグーマンとか伝説の女優の映画祭
企画して欲しい・・。と メールを出すか どうか思案橋。

 

「ロング・ウェイ・ノース」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月29日(日)21時23分15秒
  本年の見納めを どうするか?と思い当たった時 本編を選んだ。
仏のアニメとは我ながらオシャレだと思う。大向こうを唸らせる鮮烈さには欠けるかも
知れないが ♪蛍の光 が似合う時期には適切かと思う。

いつもの事ながら何の予備知識も持たづ座ったらロシアが舞台なのにフレンチが
聞こへて来て正直 耳障りだった。ロシア語版って作らなかったの?と画面に
向かって文句が云いたかったのだが かなり後に為って気にも為らなく為った。
物語の発端の都市はペテルブルグでロシア正教の支配下に有る革命前なのは
街の呼び名で判ったが どうも僕にはヒロインが帝政最後の王女アナスタシアの
やうに見へて仕方が無かった。欧州の人ってロシアの貴族の娘を見る場合
伝説のアナスタシアと重ねて見てしまうのでは?と私見だけど思う。
悲劇の王女を何らかの形で復元したい・・ってな思いが此のヒロインを生んだ
やうな気が しつつ最後まで見て居た。ヒロインが慕う祖父は街の創設者の
大帝(ピョートル 一世)に ほぼ間違い無いと思うけど。

解り易いシンプルなアニメの作画には好感を感じたが お金の問題が さう云う作画に
したんは最初から解って居た。問題なのは それを何処まで逆手に取れるか?
ってなとこ。本編のスタッフは素直に現実を受け入れ 素直に作った。
それが観客賞を引き寄せたのだと感じた。
 

「ぼんち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月27日(金)15時10分56秒
  此れ書き込むまでに1時間ばかし時間が掛かった。
管理人ハンが最近メンテし易いやうに中を いぢったやうなんで その影響だろか。
ま とりあへづ書き込めるみたいで安堵した。

さて 本編。
2時間モノだが まるで30分のパイロット版のやうにスムースに読み終えた。
こんたけ時が経つのを早く感じるんは久しぶりで何年かぶりか。
少なくとも此処3年のメトロの上映作品の中で1・2を争う満足度が高い作品だった。
今の自分に一番 肌が合ってる映画のやうに感じた。
1960年の作品。昭和35年だから日本の映画観客が最高潮の時期か。
出演陣も超の上の特超が付く程の豪華さで 今なら とても・とても作れぬ
オール・スター・キャスト! 撮影技術や上映技術は進化しても此の辺が退化してる
昨今の映画界を少し恨めしく思った。

此の映画 10代の頃にNHKの名作劇場か何かで観た覚へも有る。
が 当時は登場する大人達の心情が よく判らづ「詰まらん映画」の範疇だった。
今 改めて強風の中 バイクで走って来て観て思うのは「よく判る映画」だって事。
年齢的に高齢者と呼ばれる身に為って全ての人物の心情が よく判る。
主人公やヒロインだけぢゃ無く下働きの下女に至るまで身に摘まされるのだ。
時代設定は私の死んだ祖父母の世代に為るのだけどね。

映画の冒頭 赤錆が目立つ東京タワーが写ったんで昭和30年代かと思ったら
直ぐにパンして戦前の大阪・船場へと舞台が移って行った。
船場と云ったら亡き浪花 千栄子の世界なんだが当時は他に仕事が入ってたのか
出演されて無いのが少し寂しかった。
京マチ子の映画として上映されてたけど 僕には どう見ても雷蔵の映画だった。
存外 雷蔵の素顔に近い役所だと思う。昔 岡田 茉莉子が養成学校に通ってた頃
撮影所で見掛けた雷蔵の虜に為ったのは有名な話だけど 二枚目俳優の娘を瞬時に
引き付ける程のオーラは確かに有ったんだろうと感じる。
本編の女優陣で一番 色っぽかったんは若尾 文子。
最後に登場したコーちゃんはシッカリ芝居してて驚いたのだが よく考えれば
彼女 ヅカの出だから芝居が出来て当然か。
全体に女優陣は巨乳でポッチャリで肉感的で監督の好みなのか?と 有らぬ事を
考へた。(今夜は巨乳の海に溺れてる夢が見れ・・さう)。
 

リクエスト

 投稿者: 金八はっちゃん  投稿日:2019年12月18日(水)12時21分19秒
  「霊幻道士X 最強妖怪キョンシー現る」 2019年/中国
配給:アットエンタテインメント
日本でもキョンシーブームを巻き起こした映画「霊幻道士」の正統続編となるシリーズ第10作。キョンシーや妖怪退治を生業とするハオ道士と、弟子のチュウサムとモンチョイ。ある日、西山で棺が掘り起こされたと聞いたハオ道士は、不吉な予感を胸にモンチョイと現場へ向かう。棺の中で眠っていたのは、山猿の姿をした伝説の妖怪「山魈」だった。フー隊長はこの妖怪キョンシーを万博に出品して出世をもくろむが、途中でお札がはがれて封印が解かれてしまう。一方、チュウサムはモンチョイの婚約にあたって結納金を工面するため、古くから財宝を守ってきた妖怪「黄妖」のもとを訪れる。黄妖が妖怪であると知りつつも、その美しさに惹かれていくチュウサムだったが……。長年にわたって同シリーズに出演してきたチン・シュウホウがハオ道士役を務める。「のむコレ3」(2019年11月15日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。

「ロバマン」2019年/日本 配給:TOCANA
「いかレスラー」「コアラ課長」の奇才・河崎実監督が人気ラジオパーソナリティの吉田照美主演で描いた異色の特撮ヒーロー映画。ロバ星人から超能力を授かった老人が正義のヒーロー「ロバマン」となって活躍する姿を描く。定年を過ぎた68歳の吉村は、妻からは疎まれ、娘にも敬遠される孤独な毎日を送っている。世間を騒がす事件や事故についてラジオに投稿したり、ネットで叩いたりすることを生きがいにしているが、現実では行列の割り込みや騒ぐ客に直面しても注意すらできない。ある日、散歩の途中でUFOに遭遇した彼は、ロバそっくりな宇宙人に仲間と勘違いされてしまい……。吉田とラジオ番組でも共演している「欅坂46」の小池美波のほか、みうらじゅん、伊東四朗ら個性豊かなキャストがそろう。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。


「隠れビッチ”やってました。」 2019年/日本
配給:キノフィルムズ
あらいぴろよの同名コミックエッセイを、「旅猫リポート」「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の三木康一郎監督が映画化。見た目は清楚だが思わせぶりな言動で男を翻弄する「隠れビッチ」な女性の恋模様を描いた。異性からモテ続けることで承認欲求を満たしてきた女性ひろみは、相手の気持ちだけをもてあそびながら体の関係は断るというゲームのようなやり口で恋愛を楽しんでいた。そんな彼女の様子に、ルームメイトであるバイセクシャルの晃と恋愛に失敗してばかりの親友・彩は驚きを隠せずにいた。見た目は清楚だが計算し尽くした言動で男を落とすハンターぶりから、彩は彼女を「隠れビッチ」と名付ける。そんなある日、職場に気になる男性が現れたことで初めて自分の本音と向き合うことになったひろみは、晃からの叱咤を受け、「自分に必要なもの」を探し始めるが……。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の佐久間由衣が映画初主演を務め、村上虹郎、大後寿々花、森山未來ら実力派が共演。


「殺さない彼と死なない彼女」2019年/日本
配給:KADOKAWA、ポニーキャニオン
SNS漫画家・世紀末によるTwitter発の人気コミックを、「帝一の國」の間宮祥太朗&「ママレード・ボーイ」の桜井日奈子のダブル主演で実写映画化。何にも興味が持てず退屈な日々を送る男子高校生・小坂れいは、教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野ななに遭遇する。ネガティブでリストカット常習犯だが虫の命は大切に扱う彼女に興味を抱く小坂。それまで周囲から変人扱いされていた鹿野だったが、小坂と本音で話すうちに、2人で一緒に過ごすことが当たり前になっていく。「逆光の頃」の小林啓一が監督・脚本を手がける。

福井での公開を実現して欲しいです?


 

「今さら言えない小さな秘密」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月14日(土)15時53分42秒
  チラシの写真ではピエトロ・ジェルミの「鉄道員」のやうな世界かな?と思ったが
それも冒頭だけで実際は結婚してる子持ち夫婦のロマンチック・コメディ。
南仏の田舎みたいで日本で云うなら瀬戸内の離れ小島みたいなとこか。
高峰秀子が先生役の「二十四の瞳」のやうな村が広がってた

最初 随分と自転車に こだわるな。と訝し気に感じてたが ツールド・フランスを
思い出し仏人と自転車との結び付きの強さに合点した。
主人公夫婦のやうな人は私が住んでる町内にも実は居て その分 等身大で映画を
楽しめた。仏映画って云うとパリだのシャンゼリデだのブローニュだの
アパルトマンだのカンヌだのニースだのと言葉が浮かぶが それらと一切
関係が無い普通の仏人の普通の暮らしが垣間見れて得点力は高かった。

原作がイラストレーターに依って書かれ 漫画家が作業に加わったさうな。
その味わいが巧く融合されてると感心した。
 

「ガーンジー島の読書会の秘密」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月11日(水)21時02分37秒
  前作は観て無いが本編だけでも結構 楽しめた。
1940年代の英国の農民も含めたファッションが興味深く社会風俗的にも
楽しめた。最後には結ばれる男女だが男は長身で女は(超)美形。
サスペンスって事も有ってヒッチコックの映画「裏窓」の長身&美女コンビ
ジェームス・スチュァート&グレース・ケリーを想起させた。

只 映画としては主人公ぢゃ無くエリザベスと云う異国で横死した方に目線が
行った。まるでコルベ神父のやうな死に方を選んだ彼女だったが心根的には
蟻の街のマリアのやうな心根だったかと思った。マリヤ事 北原怜子は列聖の前
尊者の称号をバチカンから賜ったが国教会は どう云う扱いをするのか
その後の展開に興味を持った。

舞台は第二次大戦のドイツに占領された英国領の読書会だが
第一次大戦で日本が占領したドイツ領のチンタオの独軍捕虜が収容先の
日本で広めたのが確か合唱の「第九」だったと聞く。
何度もテレビで取り上げられミニのドラマにも為ったけど本格的に映画化
されないか・・と思った。
 

「ブルーアワーに ぶっ飛ばす」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月 8日(日)21時07分2秒
  実は此の映画 間違えた映画だった。
間違えた。云うんは 明日は新聞 休みの今日の新聞の映画案内 眺めてて
観に行くつもりで居た別な映画の上映開始が17時台だったんで来てみたら
此れが此の映画=つまり本編だった。
館の外の映画案内表 改めて見て気が付いた。新聞の「今日の案内」ぢゃ無く
「明日の案内」眺めてた・・と。観たい映画の時間割 今日と明日で違ってたのだ!
ま ホモ映画以外は「とりあへづ何でも挑戦!」のスタンスなんで臆する事も
無く「ブルー・・」を観始めた。

のだけど 最初の三分の二は全然 付いて行けなかった。
ジャニス・ジョプリンが田舎から都会に出て来て一人で はしゃいでるかのやうな
30女が主人公で何か薬でも やってるのか?と思ったくらい。
それが茨木の実家に帰省し 実家の雰囲気で彼女が(彼女の連れも)在日だと
気付いた。以降は その目線で見れたので それなりに楽しめた。
チラシの説明では「秘密の友だち」と書かれて有ったが それって在日同胞の
友だちだと受け取ったのだが如何に?
実際 日本の放送業界には在日が多いと聞くし あのテンションの高さは
子供の時分からニンニクでも食ってないと出せない高さだと感じるのだけど。
=と書くと「差別」に為るのかも知れないのだが。

主人公は在日の三世だと判断するのだけど 日本に居ては差別され朝鮮に戻っても
今や居場所も無く気持ち的には無国籍状態の苛立ちが感じ取れる。
そんな主人公を友だちは一歩も二歩も引いた覚めた目で見てる。
主人公より少しだけ日本に同化してるやうに感じた。
日本の女子の青春映画の形を取りつつ 実は在日女子の青春がモチーフに
為ってると感じた。
さう云う意で観る気が無かったのに瓢箪から駒的に新しい発見して得した気分だった。
 

「ピータールー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月29日(金)20時31分13秒
  政治的メッセージが濃い作品と踏んだんで家を出る時 頭が痛く為ったら無理せづ
途中退席すると思いつつ観始めたけど実際 退出もせづ一瀉千里で読み終えた。
読み終えた。ってな感で何か英文学の歴史物を映像で見てる。そんな印象。
硬派な映画が お好きなベネチアで賞を頂いたのも頷けた。

ワーテルローを扱った映画は数 多けれど その後と為るとリリアン・ハーベィの
名唱で有名な「会議は踊る」に為ってしまうので 往時の英国庶民の暮らしが
垣間見えて(言葉は悪いけど)楽しめた。
殺戮の場面の踏まれた赤ん坊は「戦艦ポチョムキン」の神話化された石段の
乳母車を想起させ巧い作りだな。と思った。
血の集会が有ってもロシアや仏みたいに王政打倒に向かわないのは国民性だと
思う。最後は自制するんがプライド高い英国紳士・淑女だと感じる。
そんな点が英国王室と日本の皇室の結びつきの強さの背景と感じた。
同調する相互の国民性って意味で。

集会の前に「♪ホサナ ホサナ ダビデの子」で有名な待降節の讃美歌が
演奏され ラストの場面は墓地で埋葬の「塵は塵に 土は土に」の牧師の
アーメンで終わったので王室を頂点とする英国国教会の強い影響力を感じた。
さうした「国体」には英国民は逆らえないので英国で暴力革命が成功しない
のかと思う。
 

「ハワーズ エンド」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月28日(木)14時39分52秒
  何気に観始めたが皮肉ぢゃ無く良質なサブミナル・テープ聴いてるやうに
気持ちの良い眠りに誘われるやうだった。
何処を切っても英国文化 そんな映画だった。

レトロなクルマと馬車が往来で行き来するので前世紀初頭が舞台と直ぐ
判ったし 人物達の喋りがキングズ・イングリッシュぽかったんで英国が
舞台とも承知した。書かれて有るチラシに依ると中産階級の二つの家族が
テーマに為ってるらしかったけど当時の中産階級って今の日本の年収
2千万以上クラスの暮らしぶりで当時の大英帝国の威光と威勢を感じた。
二つの男女のカップルが居て 聡明な姉は金持ち男と再婚ってな方向に向かい
芸術肌の妹は星を見るのが好きと云う妻が居る男の 子を身ごもる。
最後はアガサ・クリスティのやうなドンデン返しが有るんだが
それが英国らしいブラック・ユーモァかと受け取った。

配役で知ってたんは ヴァネッサ・レッドグレーブ だけ。
「キャメロット」「裸足のイサドラ」と此の人はホント 前時代的な伝説の役が
似合ってる。女で優れた者と書いて女優と呼ばせるが自分に無い物は
出せない。此の人には さう云うキャラ・資質が元々備わってると感じる。
 

「エイス・グレード」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月23日(土)18時44分2秒
  もう少しで書き終えるとこでミスタッチしたのか全文 消えてしもうた。
何だか追い掛けて居た女に逃げられたみたいで憤懣やるかた無し。
改めてペン握るのって正直 面倒くさい。

ロり好きなので観始めたのだが本編では もう主人公は二十歳の趣。
メイクの力の凄さを改めて感じたのだが 私的には此れは娘を持つ父親の映画
だと受け取った。どんな仔細か知らねども娘一人・父一人の生活で父親は
娘が近い将来 泣く事にも為る障害物を前 持って どかして上げやうとの
親心なんだが 娘には其れが「アタシを信じて居ない証拠」と写り 何かに付け
父親に反発・反抗してる図。そんな娘が愛おしく感じてる父親なんだが
娘は「きもい」と感じるだけ。何処も同じ家庭の夕暮れ・・(と未婚の一人暮らしは思ふ)。

チラシの説明では「全米で社会現象を起こした映画」らしく 思わづ
1955年に似た現象を起こした名作「ピクニック」のキム・ノバックや
ロザリンド・ラッセルの顔を思い出したのだがピクニック並みの騒動に実際
為ってるのか疑わしく感じた。
伝説化された古典の旧作は新作百本に勝るのだけど。
 

「帰れない二人」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月14日(木)23時21分59秒
  邦題が甘甘だと思ったのでケチ付けやうと観始めたが結果 邦題通りの映画だった。
只 日本的な閉塞感では無く大陸的な大らかさの意味でだが。

冒頭 戦前の上海に居たやうな怪しげな女の魅力に魅せられた。
後半 刑期を終え出所してメイクを少し落としたが それでも魅力的で
国際的な女優賞を二つも得てるのを後で知り納得した。
体形的にも顔的にも中国美人なんで欧米の映画界では引っ張りだこに為るな。
と感じた。
映画的には中国の社会風俗が興味が そそられた。
路線バスの中で平気で煙草 喫うオジサンが多数 居て 何だか昭和30年代の
福井市内のボンネットバスの中の景色が思い出された。
前半部の舞台は炭鉱の町だったんで李香蘭が少女時代に住んでた撫順かと
思ってたら「大同」って云う町らしかった。前半部のノリは日本の焼け跡・闇市
時代の新宿の安藤組(安藤 昇)のノリだったが後半部は落ち着いた話の展開に
為って来て等身大で見れた。

ヒロインを演じた女優は初めて見る人だったが 凛!としたとこが好きだった
范 文雀 と似てたんで見惚れて居た。
 

「トール キン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月 9日(土)18時50分26秒
  共演の女優は何処となうインドの血が入ってる顔立ちで英国なら それも有るかと
思った。東インド会社的な昔の歴史との絡みで。

物語は英国の著名なファンタジー作家の若かりし頃の話を彼の知人が読み聞かせ
してるやうなスタイルで 時代も第一次の大戦前後だし当時の風俗が目新しく
その点は面白かった。ラッパ型の蓄音機とかチャールストンの流行り立ちの頃の
高級社交場とか百年前の景色は逆に新鮮に写る。米映画「ジョニーは戦場に行った」
の主人公が置かれたやうな社会状況の中 文系の学生が尉官として戦場に赴くんは
かっての日本の明治神宮外苑の「学徒出陣 壮行会」の文系学生と似た思いかと
感じた。

前半の少年時代の回想でチャンバラしてる場面が出てたけど 本人はアーサー王の
円卓騎士にでも為った気で居るのか・・?と思った。
フランコ・ネロだったが演じた映画「キャメロット」の戦闘シーンを想い出したのだが。
 

リクエスト

 投稿者: ミニ  投稿日:2019年11月 3日(日)13時49分31秒
  花と雨、上映お願いします。  

「あなたの名前を呼べたなら」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月25日(金)18時09分4秒
  文中「心の旅路」って云うフレーズが出たので思わず好きなグリア・ガースンの
同名映画を想い出したのだが本編のエンディングのトーンも そんな色合いだった。

邦題が気に入らぬ。原題は「Sir」なので「旦那様」みたいな色合いか。
それでは客が呼べないと日本の配給元が色を付けたんだろうが どうなのかなぁ・・。
ウリの問題なので どう・かうは云いたくは無いのだけど カンヌで基金賞まで得た
新進監督の意欲作だろから此処は冒険して原題通りの邦題を付けて欲しかった。

物語は洋風なイケメン金持ち男子&庶民的な顔立ち女子の恋愛モノで 女子のバツイチってのが
女子の心のトゲみたいに為ってる感じで 邦画の上原 謙&田中 絹代 の「愛染かつら」
みたいな設定だった。従来 インド映画って云うとエノケンの「孫悟空」のやうな
ミュージカル仕立ての飛んだり・跳ねたりのイメージなんだけど 本作はジックリとした
フツーのドラマで何やら成熟して来たインド映画ってな印象だった。

全体として 1940年代前半のハリウッド映画みたいに健全な映画で
僕は かうした前近代的 云うか大時代的な男女の絡みって好きだな。
お互いを傷つけ合うやうな映画は観てて疲れます。
 

ジャズ!

 投稿者: 小橋健太ろう  投稿日:2019年10月23日(水)18時32分25秒
  福井に居ながらにして、「ビル・エバンス」「ブルーノート・レコード」のジャズ映画2本も鑑賞できました。
メトロ劇場のおかげです。
ジャズを好きになったのは、浪人生の頃に見た「真夏の夜のジャズ」がきっかけです。
スクリーンの中で動いているミュージシャン、大音量で聴くペットやベースの音にわくわくします。
機会があれば「真夏の夜のジャズ」をお願いします。
 

「APOLLO Ⅱ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月17日(木)20時01分4秒
  何気に観始めたが 中々どうして。
大して期待も して無かったけど最後はパワーが貰えた。
やっぱ かうした誰も傷つけ無い映画って必要だと思う。
最近は月面着陸が嘘八白ってな話も聞くが仮に さうだとしてアノ時に全世界が
一体に為れたんは確実にホントなんで さうした社会現象の方を大事にしたいと思う。

当時は私は高一の初夏。たまたま通り掛かった地元の町立のプールのプールサイドの
拡声器からラヂオ中継のアポロの偉業が刻一刻と大音響で流れて来てたんが
昨日の如く思い出される。時代が変わる!世界が変わる!に連られアタシの人生も
変わる!そんな思いが した。実際 あれから何も全て変わっては無いのだが
変わると信じた自分が居たんは確か。そんな自分を思い出しパワーが貰えた。

当時の8年前にケネディは人類を月に送る!と公に ぶち挙げたが後年 暗殺され
代わった大のケネディ嫌いのニクソンが彼の公約を成し遂げた。
歴史の皮肉だな・・と思う。

 

私もNHK観ました

 投稿者: nhkみまし太  投稿日:2019年10月17日(木)02時29分16秒
  番組からの情報しか分からないので、不適切なものばかりかもしれませんけど、東京と福井の両立について思いついた案を書きます。
気を悪くされたら、お詫びします。

* 福井の負担や福井で使う時間をもう少し減らせないか。

* システムエンジニアの技量を活かして、東京でもう少し福井のことをやれないか。

* 福井に置いたパソコンを東京から操作。
映画館運営用の様々なシステムをパソコンに載せて。
既存の適当なソフトがあればそれを。
なければ自作で。

* 福井の社員さんやアルバイトさんとパソコンで、画面で話し合ったり、システムを一緒に操作したり。
社員さん、アルバイトさんの何人かにはそういうことができるようになってもらって。当然教育をして。

* 「監視」カメラではなく、「ご様子拝見」カメラ(実体は監視カメラですけど (^ ^;))をメトロ劇場の適当なところに何台か設置し、その映像をリアルタイムでも録画でも、東京(その他どこ)でもパソコンで見られるように。
映画を観終わったお客さんたちの表情やお喋りを知ることができるように。
勿論、そのカメラのことはお客さんにわかるようにしておいて。

* さらに進めて、「お話、お聞かせください」カメラを同様に設置する。
お客さんが館主さんになんか言いたいことがある時は、お客さんがこのカメラのスイッチを入れて、カメラに対して話すことができるように。
館主さんは後で何らかの形でご返事する。
お客さんのみんながパソコンを操作できるわけではないはず、BBSに書き込めるわけではないはず。
そういうお客さんの生の声も聞けるように。

* お父様がラジオでされていたように、上映予定の映画について、そのよさ、見所、裏話、などなどをホームページで紹介する。
今は各映画のデータをホームページに載せているだけでは。
館主さんだけでは負担が大きすぎるので、社員さんやアルバイトさんもできるように教育して。

* さらには、旧作映画の場合はそれを観たことのある方たちも自由に書き込めるようにして。
書き込むのは、メトロ劇場のお客さんに限らず、日本中の、世界中の、誰でも。
ただし日本語で。
書きたい人は大勢いるはず。
今はBBSにお客さんが観た感想を書いている。これを拡大発展させたイメージ。

* 要は、全体として、お客さんと一緒に、対話しながら、映画館、映画上映をやっていく、というイメージ。

どうぞご自愛を。
それでは。
 

希望

 投稿者: iii  投稿日:2019年10月15日(火)22時17分43秒
  宮本君から君へ…みたいです、映画館で見たいです。
今現在、見れるとこは近くて滋賀か京都。
是非お願いします。
 

NHK観ました!

 投稿者: くまごろう  投稿日:2019年10月14日(月)18時47分12秒
  はじめまして、北海道札幌のくまごろうと申します。
NHKいま観終わりました。感動しました。
なにもできませんが、どうか後悔のないように、頑張りすぎず、でも頑張ってください。
いつか伺いたいと思いました。
ありがとうございました。

 

「存在のない子供たち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月 9日(水)21時11分32秒
  タイトルも さうだけど登場人物が皆 一様に等身大で生きてるので話の筋が解り易く
好感を感じた。2時間モノが1時間のテレビドラマのやうに見えたので良作なのだろう。

主人公の12歳と思われる少年は両親を「自分を産んだ罪」で最後に訴えるのだけど
私も未婚なので気持ちは痛い程 解る。が 訴えられた両親の法廷で困惑するばかり・・。
ってのも頷いてしまう自分が居て カルマの縁切りは簡単では無いなと改めて思う。

今 インドは経済が好調なので色々な国から出稼ぎに来てるやうだ。
本編でもエチオピアとかレバノンとか雑多な国籍の人が登場して居た。
特に遊園地で掃除婦してる褐色の肌の女子など一人で赤ん坊 育て尚且 本国の
両親に仕送りしてる暮らしで 何だか戦前の日本女性を見るが如き思いで有ったのだが
その赤ん坊が中々の芸達者で思わづ昔の邦画の「警察日記」の名子役 二木てるみ を
想い出した。撮り方は手持ちキャメラをブンブン回してる印象で仏のゴダール監督の
「勝手にしやがれ」の手法なんだろうけど 何だか本邦の歌謡の「ガード下の靴磨き」の
世界のやうにも感じた。少年は頭が良いし度胸も有るので長ずればラッキー・
ルチアーノのやうな暗黒街の大物に成りさうな気配。続編 作るとしたら そっちの
方に映画が向かう感じ。本編は家族の問題でも親子の問題でも無く単に お金の問題。

オスカー&ゴールデン・グローブと二つの外国語映画賞にノミネートさせた米国。
かうしたケレン味なく日々の生活費の問題を扱う映画は作れないのだろ。
それがダブル・ノミネートに至った背景だと感じた。
 

「さらば愛しきアウトロー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月 3日(木)15時35分56秒
  チラシの写真を見ると主演のロバートも随分と老けたな・・と しみじみ思う。
1970年代当時 ファンクラブにも入ってたバーブラ・ストライサンドの相手役として
貴公子然とした立ち居振る舞いの映画「追憶」のイメージが強く イケメンも
老人に為るのか・・と つくづく思う。
が さうしたセンチメンタルな気分も最初だけで映画の出来が素晴らしく
グイグイ愛しきアウトローの世界に引っ張られて行った。秀作だと思う。

映画としては主演は銀行強盗では無く主犯を追う刑事に置いてる気が した。
ビリーザ・キッドを追い掛けたパット・ギャレットみたいに。
サンダス・キッドを追い掛けたピンカートンみたいに。
ロバートが未だ鳴かず飛ばずの時代に主演した「明日に向かって撃て!」の
サンダスキッド役は彼の出世作と為ったが その映画の冒頭部では
無声映画の名作「大列車強盗」の一部が使われて居た。
本編では刹那的に2か所 カラミティ・ジェーンかベル・スターを模した
と思われる白黒映画のワンシーンが挿入されて かなり意識してるやうに
感じた。映画の男女の絡みの景色は「追憶」の景色と似てる気がする。

兎に角 1970年代に熱烈に好きだった女優の恋のアイカタを務めた
男優の引退作なので色々感慨 云うか 思うとこが多い映画だった。
 

「家族にサルーテ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月27日(金)19時10分51秒
  スペイン語では乾杯!はサルーって云うのでサルーテが乾杯の意味なのは
直ぐ判ったけど それほど単純な乾杯の映画でも無かった。
強いて云うならグランド・ホテル・スタイルで私が好きな木下恵介監督の
「破れ太鼓」に近いドタバタ劇だった。

色々な悩みや問題を抱えてる夫婦が登場し その中で心 傷める小さい子も居て
その辺がイタリア人好みかな?と思った。イタリアは今でもカトリック強国で
避妊も避ける傾向が強く 依って大家族に発展する 又 憧れる面も有ろうかと
思う。さう云う国の気質に合致しメガトン級のヒットと為ったのだと感じた。
バックに流れる音楽もニーノ・ロータっぽく 物語手法も起承転結 有って
此方も根は保守的な国民性に合ってる気が した。




 

「おいしい家族」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月26日(木)16時45分37秒
  かなりの抱腹絶倒を期待してたんだが悪い意味で予想が外れた。

冒頭の東京の場面だけで1970年前後の映画を思い描いてると感じて
以降の島に帰った家の仏間の壁に1977年のカレンダのペナントの
やうな物が さりげ無く飾られ居るのを見て 監督は70年代の
斬新な映画を目指してるなと確信した。
が それが私には陳腐で詰まらなさを感じた。
正直 久しぶりに見た「詰まらん映画」だった。

実家の家の仏間で大乗仏教の法華経が法事で読まれ 実家の弟の嫁が上座仏教の
権化のスリランカの人で 家の隣がプロテスタント系の教会堂なら
父親が女装趣味が高じてコスモ(ポリタン)に為るのか・・?と納得した。

入館する前 30分ばかし時間が有ったんで近くの喫茶に初めて入ったら
中はメッサ昭和館だった。映画の東京の場面の喫茶も どう見ても昭和風で
客も店員も主人公夫婦も昭和の色だった。
監督は昭和の映画を作りたかったんだと思う。只 それが成功したとは思えない。
本編に助成金を与える書類にハンコ押した文化庁の某役人・・始末書だと思ふ。
 

シネマ哲学カフェやります

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 9月21日(土)00時01分37秒
  【シネマ哲学カフェやります!】
作品:存在のない子供たち
日にち:9月28日(土)
上映時間:12:50~(2時間5分)
哲学カフェ会場:福井パレスホテル2階 レストラン・クレドール
哲学カフェ参加費:クレドールのオーダー(ワンドリンクをお願いします)
哲学カフェ時間:15:20~17:20(予定)

参加希望の方は、レストランへの連絡のため、9/25夕方までに若泉へ連絡ください
tel.090-7083-8921
メール:waka3●rk9.so-net.ne.jp
※●→@にしてください

よろしくお願いいたします。

http://sonzai-movie.jp/

 

「ゴールデン・リバー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月13日(金)19時00分29秒
  採掘権を巡るドンバチかと思いきや相当に重たい映画だった。
フレンチのやうな西部劇で実際 仏国でも監督賞 得て居るのださうだ。
ベネチアでも監督賞。だから悪い映画でも無いのだが何かが足り無い。
それが作品賞に届かなった理由かな?と感じた。

舞台は1851年 云うから西部開拓史の初期なんだろうけど有名な
ブッチ&サンダスが活躍する かなり前だろか。破天荒な生き方を する
兄弟の話。最後は故郷の母の元に帰りジョン・フォードの世界を
彷彿と させた。新感覚の西部劇!とでも言いたげの作りだったのだけど
私的に かなりの消化不良さを感じた。
見終え ハワード・フォークス監督の「赤い河」を再見したく為った。
 

「COLD WAR」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月 7日(土)16時41分41秒
  私の世代だと「冷たい戦争」ってのは大戦後の東西冷戦時の事だと
スグ解るけど今の若い人らは もっと違った意味合いに題名を
捉えるんだろうな・・と見終えて思った。
かく云いながらも私が生まれる前の時代から物語は始まるのだけど。

冒頭 モンゴリアン系の顔立ちの大写しが有ったのでソ満国境の話かと
思ったら農夫の家に宗教画のイコンが掲げられてたので直ぐにポーランドの
話だと判った。モスクワの総大司教座から発せられたで有ろうイコンが
共産主義時代に近隣の田舎村の壁に置かれて有るってのが印象的だった。

主人公は農家の歌好き少女から最後はパリの歌姫に伸し上がるのだけど
当然 後押し して呉れる音楽関係の男は居る訳で その男女の絡みが
伏線として描かれて ロシアの赤軍の男性コーラスの女版のやうな女性合唱
が始まり・黎明期のロックの名曲だの・ラヂオからビリー(ホリディ)が
流れたりで・音楽の変遷ぶりが面白かった。彼女自身は声がハスキーなので
同じ声質のアニタ・オディを想い出した。
最後に「両親に捧ぐ」と表記が出たので 作者の両親へのレクイエムかと思う。

アニタにせよ ビリーにせよ 以前は私もワンカラの方で歌った。
アニタの持ち歌は2曲だったか ビリーは数曲 DAMの方に載ってた。
ので久しぶりにジャズを歌ってみたく為った。
映画は賞まで辿り着くまでは簡単では無いけどノミネートなら比較的
簡単だった思う。玄人好みの映画だから審査員の受けは良いのだと感ずる。

 

「パリ、嘘つきな恋」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 8月30日(金)14時35分58秒
  ゲイル&クローデット共演の「或る夜の出来事」のやうな世界なんだが
仏映画らしい流線形で割りとゴツゴツ感も無かった。
仏人が目指す人生観が如実に出てて心地よかった。

主人公の男は社会的地位も有り・女にも不自由せづ・友達が医者と云う
何処から見ても勝ち組だが そんな社会的位置を保持するのに日々キュウキュウで
何だか哀れにも見へた。 かなりエスプリが利いたドラマだった。
館内に灯が出てから 男の其の後が知りたく為った。
主役を演じたんが往年の米国のボブ・ホープのやうな立ち位置に有る方
なので続編が将来 作られる可能性 濃厚と感じた。
 

上映希望です!

 投稿者:  投稿日:2019年 7月22日(月)11時21分43秒
  ニューヨーク公共図書館 エクスリブリスを上映してほしいです。全国の上映館の中で、福井県内は上映予定がないようです。東京や大阪で満席、立ち見が出るほどの人気だと聞いてます。ぜひ見に空きたいのでご検討おねがいします!!  

イメージの本

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 7月15日(月)22時08分48秒
  処刑を含むISの広報映像について、ゴダールが映像製作者としての応答を映像と言葉で行っている。そのこと自体がとても重要だ。ISによる「本歌取り」に対して、ハリウッドからの回答はあったのだろうか。ないのではないか。
「言葉は言語たり得ていない」とテキストで示されたけれども、映像はどうなのか、という問いを突き付ける。
その問いには、「映像が言語なら、言葉とどう違うのか」という問いも隠されているように思う。
言葉と映像とは同じではない。
イメージの本とは、「言葉の本」とはちがう。それは「本にならない本」ではないか。数学はまったくわからないが、二乗するとマイナスになる虚数のようなもので、「ある」と仮定して議論していくことが必要なのではないかと思った。
そうでなければ、ISの処刑映像について、残酷性について、表現の自由について、議論できないではないか。
 

岬の兄妹

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 7月 1日(月)22時12分41秒
  観終わって何も言えなかった。
現実にあるにも関わらず表に出てこないことを映画にしていると思った。
賛否、好き嫌いが分かれる映画だと思う。
その上で上映をしてくれたことに感謝します。
 

「マイ・ブック・ショップ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 6月22日(土)16時32分38秒
  予想通りの英国風の佳作。

港湾の景色やフェリーも見えたので自分的にはアイルランドのダブリンかと
思ってたが どうも純粋に英国内の話らしい。
ヒロインは真面目で隠れ巨乳の中年女性。しかも本好きなので好感度 高く
等身大の映画として楽しめた。
冒頭 ジョー・スタッフフォードが品 良く唄う「ニューヨークの秋」の
やうな世界が広がり 途中からジョニー・ソマーズの青春歌謡に似た
音楽性が背景に流れ 1950年代後半より かなり前の時代を感じた。

私的にも通ってた保育所の保母サンとか小一や小二の頃の担任の女教諭の
顔が懐かしく浮かびアーカイブな映画だった。
米国映画なら社会派の映画に為るのだろうが 英国映画だけ在って
最後まで文化映画のスタンスを崩さづ日本人の感性にもシックリした
名画だった。かう云う口コミだけでも良さが判る名品には客が入って
貰いたいと思ふ 。=「通」の為の「通」な映画。

 

「盆唄」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 6月15日(土)15時40分13秒
  丁度 1か月ぶりの入館。

文化庁の補助金が下りるだけ有ってナカナカ重厚な作品で見終えるのも疲れた。
所謂 フクシマ物なんだけど それだけで終わらづハワイの日系移民の話にまで
引っ張って行ったのには驚いたが 少し欲張り過ぎと感じた。
それを割愛すれば1時間40分で丁度 見頃と思うのだけど 昨今は何が何でも
2時間越えが至上命令のやうな映画界では正直 高齢者は疲れる。
映画の落日の要因の一つに それが挙げられる?と日頃 思ふのだが・・。

さて 本編。
登場人物は皆 飾り気が無く好感を感ずる。さうした映像が撮れたんも
制作スタッフの努力の賜物で それで成功してる映画だと思う。
女性の実家の本家が元々は富山で其処は嫁ぎ先の曹洞宗と違い真宗で
聞き慣れた経や聖教が本家の長の口から こぼれ 流石 福井同様
富山も真宗王国だな・・と感じた。
その場面の前のアニメは「日本 昔話」(テレビ番組)のやうな味が有り
まるでNHKの「歴史ヒストリア」のやうな雰囲気が有った。

総じて原発被害の話では無く 地方再生の話で 其処が国の機関が推す
理由かな?と思うけど かうした前向き志向の映画には文化庁もドンドン
補助金 出してもエエかと思ふ。
ハワイ移民の苦労話で登場した当時 流行った曲が流れた場面では
戦前の大陸歌謡の「夕日は落ちて」「急げ幌馬車」「国境の街」等の歌詞を
思い出して居た。
 

ハーツ・ビート・ラウド

 投稿者: 髙野  投稿日:2019年 6月 9日(日)13時48分14秒
  リクエストします。  

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月16日(木)09時40分22秒
  女優 京マチ子さんが亡くなりました。
で 哀悼の為 メモリアル上映を願います。
希望作品は「羅生門」(1950年)・「雨月物語」(1953年)。
 

「ブラック・クランズマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月11日(土)15時25分56秒
  帰宅して改めてチラシ見たら ゴールデン・グローブにカンヌにオスカーと
候補なり受賞の文句が並んでた。正直 こんたけ並んで面白く無い訳も無いと
再度 納得した。政治的メッセージを娯楽に包む米国映画らしい秀作と後世
名を残すだろな・・と思う。

冒頭 名画ファンなら誰でも知ってる「風とともに去りぬ」の雄大な傷病兵の中を
彷徨う女の場面が現れ 1970年代に一時 流行った黒人活劇映画のポスターが
貼られ 音楽はゴスペルやらクイシー・ジョーンズ・タッチだの適材適所に使われ
上手い映画だなぁ~が印象として残った。本来 国として隠して置きたい国内の
人種差別問題。それを娯楽作品に仕上げ海外にまで輸出し一儲け企むってのは
良い意味でも悪い意味でも米国の国力・思考の多様性から来る懐の深さ だと
改めて感じた。

周辺地域を侵略しつつも その文化や習慣を認め取り込む事に依って巨大化した
古代ローマ帝国と比べても それほど遜色ない米国映画の一強もマダマダ続き・・・さう。
 

「シンプルフェイバー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月10日(金)22時52分35秒
  面白ろ過ぎて帰りにケイタイを座席に置き忘れた。
こんなこつは初めての経験で よっぽど面白かったんだろと改めて思う。
フッショナブルで粋で少しコミカルで背景音楽が斬新で 昔 観た
オードリィ主演の「シャレード」を想い出したが アイカタの男がケーリー・
グラントのやうな熟年ぢゃ無く若かったんで その辺が物語のテンポが
早く為った一因かと感じた。

音楽が斬新と云ったけど冒頭の2曲は耳に馴染んだ名曲。おそらく50年代の
オールディズだったかと思う。中頃の曲は60年代のカンツォーネだと踏んだ
のだけど シカと答えられ無いのが歌好きな身として口惜しい。
さうした背景音楽が流れる中 現代のマイアミを闊歩するオシャレな長身女が
登場するんだから実に粋な映画。戦前の邦画なら帝劇に出掛けるモガのやうな
雰囲気。が 主人公は真逆のダサイ女で彼女が殺人事件の謎解きを してゆく
展開で 80年代だったかテレビ・シリーズの「ジェシカおばさんの事件簿」
のやうなトーン・色合い だった。


転んでもタダは起きない女の したたかさ学ぶには良き教材。

 

リクエスト。 

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月 5日(日)20時16分11秒
  来年の無声映画上映作に洋画の1本を加えて下さい。
出来れば ルドルフ・ヴァレンティノ&グロリア・スワンソン 共演の
恋愛モノ。
 

「番場の忠太郎」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月 5日(日)20時09分48秒
  私など物語は新国劇のメージだけど 監督の稲垣サンは若かりし頃
かう云う場所で腕を磨いて居たのかと少しシンミリした。
知恵蔵プロダクションはスター俳優が独立したハシリの黎明期。
さそかし御大(おんたい)も血気盛んで やる気 満々だった
のだろう。画面から そんな熱気が感じられた。

山田 五十鈴が若干14歳の時の映画ださうだ。
時代劇で主人公の妹役を演じた原 節子の二作目が
確か15歳の時。随分と早いやうにも感ずるが今の
AKBの研究生なんぞは もっと若いので芸能界は
今も昔も それが普通なのかと思う。

舞台の名品なので おそらく何度もリメイクされてる作品
なんだろうけどエンディングの結末は真逆の2種類 有るの
ださうだが 原作者の思いは別として私的には此方が好き。
大甘なストリィと為ってしまうんだけど 現実には有り得ない
ファンタジーだからこそ木戸銭 払う値打ちも有ると云うもの。
厳しいエンディング観て 明日~の厳しい現実社会には立ち
向かえない。向かえる為の映画と云う糧なのだ。

今は昔。当時の市内の何処ぞの映画館でも上映された本編なのだろ。
昔は今。当時の観客と同じ空気を身に感じられ至福の時だった。
 

「一寸法師」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月 5日(日)19時12分18秒
  幼児に慣れ親しんだ御話だが法師と云うからには元々は修行僧ってな
意味合いなのか。原書が書かれたんは室町前期だっかと思うのだけど。

昭和10年のアニメだから鬼籍に入ってる私の両親の時代の映画。
観た・観ないは兎も角 何処かで看板ぐらいは目にしたのか・・。
ってな思いで16分 観て居たが 字幕の「妾」と云う字が「わたし」
と云う読み方・意味合いで つくづく日本語も時代と共に変わる
のだと思い知らされた。冒頭部で「(小僧!)ちょこざいな」。
ってな言い回しが出て来たけど 此れ 昭和30年代のラジオ少年
時代劇「赤胴 鈴之助」の冒頭の入りの部分でも使われてた台詞で
死語に為った科白が懐かしく感じた。

昭和10年。正面 切っての戦争は未だ だけど そろそろ雲行きが
怪しく為り掛けの時代。酒呑童子のやうな怪物退治の御話は何やら
大陸進出の精神的 後押しのやうにも見へた。 
 

リクエスト

 投稿者: サボテン  投稿日:2019年 4月29日(月)22時12分4秒
   homie-kei- チカーノになった日本人    上映してもらえたら嬉しいです!!  

リクエスト

 投稿者: タイムス  投稿日:2019年 4月20日(土)16時23分22秒
  「モードの反逆児」を御願いします。
孤高のデザイナー、本当に将来を期待されていたマックイーン、個人的にも大好きでした。せめて映画を観て在りし日の彼を偲びたいです。ぜひ上映のほどよろしくお願いいたします。
 

「止められるか、俺たちを」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 4月19日(金)17時57分11秒
  懐かしい・・映画だった。内容が云うより時代性が。
舞台は1969年~始まるから実質 70年代の物語だ。
後半に為るが福井映画サークル事務所の留守番なんぞ やってた時代なので
当時を想い起こしながら観てた。実際 当時のサークル事務所の雰囲気と
若松事務所の雰囲気が あまりにも似て居て見惚れてたのが実情。

主演の女子は煙草の持ち方とかポツリ・ポツリと喋る喋り方が石川 生まれの
ジャズ歌手 浅川マキに酷似してたので当時のトンデル女子の典型かと思った。
若松映画そのものは当時(抜けない映画)だったので嫌いだった。
性を武器にして権力者に挑みかかる。ってな構図がイマイマシク嫌悪感
満載で今でも嫌い。

映画とは離れるけど 監督は7年前 タクシーに後ろからハネラレ鬼籍に
入られたやう。亡く為り方が何だか 面白うて・・哀し。
監督の映画思想に共通してる感じに見へてしまう。

http:// 

 

「ヴィヴィアン・ウエストウッド」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 4月12日(金)17時11分37秒
  去年 観た「メットガラ」も さうだったけど本編の大円団のフアッション
ショウも使われた背景音楽はラヴェルの「ボレロ」だった。
衣装デザインに関わる人は女性は押しなべて かうしたシンプルな曲調の
中の激しい浮沈めいたクラシックが御好き?なのかと感じた。
色々ゴテゴテした衣装が多いプロ・デザイナーの感性は存外 中身は
単純明快かもと思う。

映画の前半部は何だか編み物教室に迷い込んだ一個の男性のやうな感覚で
さっぱり中身に入って行けなかったけど 後半以降 手練手管の会計士が
現れ帳簿上の実話を披露して呉れたので面白かった。
前半の5がアートの話・後半の4が実業界の裏話・最後の1が政治的な
メッセージと割り振られてた様子。

彼女が成功を射止めたんは現実から逃げなかったのが要因。
いくら才能が有っても現実と向き合わないと開花しないと・・
帰途に眺めたハザクラ見て自省して思った。

http:// 

 

「洗骨」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 4月11日(木)21時07分15秒
  洗心。と云う言葉が有るけど読後感は そんな感じか。
沖縄のアミニズム一辺倒の話かと思ってたら存外さうでも無く
普通の家族愛の物語だった。

山羊にサトウキビに紺碧の海にで(ひめゆり学徒隊)を思い出し
洞穴の場面で熾烈な火炎放射器をを連想したけど物語の結末は早くに
予想が付いてしまって まるで日本空襲の時の防空壕での出産の実話を
見るが如きで生死一如ってなモチーフなんだろうな。と感じた。
主人公の娘の実家は女系社会 云うか 南国沖縄そのものが
女系社会のやうに感じ取った。こんな可愛い娘が職場に居たら
大概の男は手を出して食べてしまうだろけど 娘は(優しく
されたから身体を提供した)みたいな云い方を して居た。
が 男の目線で云うと(食べたい気が起きたから優しくしただけ)
なんだけど・・な。普段 優しい男でも異性に優しさ出すには
相応の理由が有る。

洗骨。と云う衝撃的な話を出すのなら沖縄のシャーマン(ユタ)も
登場させて欲しかった。その方が物語も膨らんで更に楽しめたかと
思う。


http:// 

 

リクエスト

 投稿者: ミコト  投稿日:2019年 4月 7日(日)18時50分15秒
  「岬の兄妹」上映希望です。
よろしくお願いします。
 

凱旋上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2019年 3月28日(木)10時31分6秒
  2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)の3日間、2018年度作品「黄金の大地」の「凱旋上映会」を行います。

#作品「黄金の大地」は2018年度モンテカルロで開催された”モナコ国際映画祭”において、「最優秀監督賞」・「最優秀脚本賞」・「最優秀撮影賞」・「最優秀編集賞」・「最優秀キャスト賞」の5冠を獲得しました。

#同時上映は2008年度作品「夏の宴」
2008年 リヨン映画祭(フランス)審査員賞
2009年 ベアボーン国際映画祭(アメリカ / オクラホマ)ベスト・シニアー賞 / ツアー国際映画祭(ポーランド)最優秀脚本賞・ティブロン国際映画祭(アメリカ / カリフォルニア) /  トレント映画祭(イタリア / トレント) / ウルグアイ国際映画祭(ウルグアイ / モンテビデオ) / マーベッラ国際映画祭(スペイン / マドリード)ほか入選多数


上映会の詳細は以下の通り。

メトロ劇場:2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)全日共通

18:20  舞台挨拶
18:30 「黄金の大地」上映開始
20:30 「夏の宴」  上映開始
21:50        終映

入場料金:前売り券1,000円  当日券劇場通常料金


『黄金の大地』 上映時間1時間45分 モノクロ 16:9

出演:林 与一・長谷川 かずき・弓澤 公望・山田 昭二・若原 瞳・池脇 晋輔・国木田 かっぱ
監督 / 脚本 / 編集:戸田 博  撮影:ギヨーム・トーブロン  音楽:戸田 美香  制作:花澤 理人・戸田 美香

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/2467.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=VmjcwoceiAc&t=1s

《ストーリー》
自家製のサプリメント(白寿液)を製造している中島義男(林)は薬草採取のため夜ごと山奥に出掛けている。
中島には思いを寄せる女性(若原)がいるが、打ち明ける事も出来ずにずっと独り身の生活を送っていた。
中島はある日、薬草採取に出掛けた山奥で金属探知器を駆使しながら砂金を探す不思議な老人(山田)と出会う。
その老人も独り身で、探り出した砂金を売って生活費を賄うために津々浦々を渡り歩いていると語る。中島はその老人の発する言葉に共鳴し、互いに人生を語り合う仲になる。
長澤佳子(長谷川)は内職によって生活費を賄いながら薬物中毒の夫である公夫(弓澤)を抱えて苦悩の日々を送っている。 佳子は公夫に心の回復を図ろうと努力するが、自暴自棄の公夫には伝わらず亀裂が深まる。
ある日、偶然手に入れたチケットで和太鼓のコンサートに出掛けた中島と山田、そして長澤夫妻。 熱気に包まれた会場内で夫々の思いは交差し、人生の新たな転換点を迎えることになる。



『夏の宴』 上映時間:1時間12分 カラー・ビスタサイズ

出演:岡山 進一・山田 昭二・山本 弥生・堀内 茂昭・山田 こずえ
監督・脚本・撮影・編集:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花澤 理人

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/79.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E

《ストーリー》
定年を迎えた二人の老人は、世間の雑踏から逃れようと車を駆って小旅行に出かける。人里離れた山中に入り、のびのびと自由を満喫する二人であったが、やがて人恋しくなる。やがて、そのへんぴな山中で蕎麦屋を見つける…。そして、二人の老人の不思議な体験はここから始まる。
#福井弁丸出しで進行するコミカル・ファンタジー


*なお、凱旋上映会は4月6日(土曜)~7日(日曜)の2日間で東京の「シネマハウス大塚」でもプログラムを変えて行います。
 https://www.hiroshitodafilm.com

*上映会のお問い合わせ:070-2618-6916
 

「ヘレディタリー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月25日(月)21時46分48秒
  ジュリー・コリンズが清楚に歌う「青春の光と影」(1968年)が
エンド・クレジットで流れ嬉し懐かし だった。
カレッジ・ソングの名品で大学に行けなかった私の応援歌の一曲。
「全ての お伽噺が現実に為ってゆく・・」。の歌詞は泣かせる。

サンダス映画祭で「ホラーの常識を覆した傑作」と評価を受けたらしい
けど 僕は逆に常識通りの手法の映画だと感じた。ウィジャ盤 含め
何でも登場したホラーの小道具&大道具。監督が目指したかったんは
1970年前後のレジェンドなオカルト・ムービーだろから
専門家からは当然の如く万雷の拍手を浴びたのかと・・推察した。
キリスト教学的にはグノーシスの影響が物語の筋としては感じられ
ラストの魔術的継承の儀式はブードゥー教の祭礼のやうに見へた。

冒頭 ジオラマの部屋の大写し~本編の実際の部屋へと移行したのは
オシャレで少し気味が悪い描写だったけど 全ての お伽噺が
現実に為ってゆく。と云う物語のプロローグだったのかと思う。


http:// 

 

「ヴィクトリア女王」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月22日(金)21時04分53秒
  観終えて複雑な気持ち云うか錯綜した心理に為った。
若い頃ならヒューマンなドラマに感涙して帰途に着いた
んだろうが 色々経験すると世の中 複雑怪奇なんが
段々解って来るから さう簡単に涙は流せ無い。
チャンドラ・ボースが若し生きて居て観たら どう思うのか?
が頭を離れ無かった。

前半部の途中で女王の私的に取った行動はズール戦争の
余波だと気が付いた。インドの民衆を敵に回し得た代償が
憎まれるだけではインド皇帝を兼ねる立場上 宜しく無い。
なので宣撫の意味で 花を持たせる意味で 一人の現地男性を
選び女王の総意としたのでは?と感じた。
舞台は王室で政界では無いから其の辺 あからさまな描写は
無かったけど 後半に為って匂わせる女王の科白も有って
得心した。女王その人は日本の貞明皇太后(大正天皇 后)の
やうな頑固で意地っぱりで好き嫌いがハッキリした方だけど
女王が王宮で倒れた場面では皇太后が戦後に皇居内で倒れた話と
重なり 日英の王室の因縁めいたモノを感じた。

主演はオスカー女優らしいが品の良い風格が有る。
英国人を父に持ち主に舞台で活躍した同じオスカー女優の
エセル・バリモアの貫禄を想起させた。

http:// 

 

リクエスト

 投稿者: カナエ  投稿日:2019年 3月22日(金)11時56分0秒
  二人の桃源郷を上映してほしいです。
まだ福井県では上映されていないそうです。

http://kry.co.jp/movie/tougenkyou/

 

「サスペリア」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月19日(火)23時16分36秒
  カウンタでチラシを取り損ね改めて見たらオンタイムで観た
当時のチラシと同じだったんで驚いた。リバイバル上映を鑑み原版は
残して有るのだろうけど一瞬で41年前 某映画館で観入ってた
自分の姿が思い起こされた。

冒頭の豪雨の中のタクシー乗車の場面は思い出したのだが 他は
忘却の彼方だった。全体としてポップアートの世界で 血なんか
完全に絵具でリアリティと対極に有る・其れを目指す作品だと思う。
ドイツのバレエ学校が舞台のホラーなんだけど それ程 オカルト
的でも無くゲルマン民話の焼き直しのやうな印象だった。
名作「第三の男」のラストのポプラ並木を歩く場面が有名なアリダ・
ヴァリの名が出演者の中で目を引いた。

見終へ 館内の下に下りるエレベータに乗ったら東京仕込みのタイトな
妙齢の女性と同衾と為ってしもうた・・。
平日の深夜。裏日本の地方都市の単館で東京女と同じエレベータに為った
のは 此方の方がホラーだった。

http:// 

 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月 9日(土)17時55分43秒
  ジョン・フォードの作品群を お願いします。

http:// 

 

「太陽の塔」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月 9日(土)17時43分33秒
  1970年当時 高2だった私。
お金が無くて観に行かれ無かった大阪・博が かいま見れてヨカッタ。

でも 作品としては失敗。130分で29人のインタビュー。
見てる方は疲れる。これ見よがしに「オカモト 凄いょ!」の連発映像。
通常なら10人~15人でしょ? 木戸銭 払う映像の向こう側に鎮座
まします客の都合を考へない無理筋の映画だと受け取った。
只 さうした中で 若い女性舞踊家のオカモト論には説得力が有って
解り易かった。やっぱ毛穴まで芸術してる人の話には人を引き付ける
玄妙さが有る。神々しく(裸足のイサドラ)にさへ見へた。
一方 冒頭 含めフラッシュ・バックのやうに登場した異様なイデタチの
古代シャーマンのやうな若い女性。思わづ 岩下志麻が演じた映画の
「卑弥呼」の呪術的シーンを想起したが 監督 此の映画 観て何か
感ずるモノでも有ったのかねぇ・・。さう思わせる縄文巫女の使い方
だったのだが。

今でも塔は壊されづ残ってるのださうだ。自衛隊の工兵の爆破専門でも
来れば何とか為りさうな気も するのだが このまま残ると為ると
(将門の首塚)と同じ運命を辿るのだろうか。

http:// 

 

ヨーゼフ・ボイスは挑発する

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 3月 3日(日)22時52分20秒
  ヨーゼフ・ボイスは若い人は知らないだろうと思います。
CMにも出ていました。
僕も詳しくは知りません。
しかし、芸術と社会を考える上で観て損はないように思います。
ぜひ、上映ご検討ください。

https://www.uplink.co.jp/beuys/?fbclid=IwAR16LjBPczUpqVOzmbch-cyP9wDJy-k9bdN5Ccb8S9g--u-702EXjVZBMwk

 

「わたしは、マリア・カラス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月 1日(金)15時31分10秒
  彼女の評伝は何冊か読んでるけど やはり映像に勝るモノは
無いと感ずる。1970年の白黒のインタビューがメインの
映像だったけど其処から派生して色々な記録フィルムで上手に
一代記を繋いで居た。

私が彼女の名を初めて聞いたんは映画に主演した頃で 水泳の五輪候補の
エスター・ウイリアムズが銀幕の女王と為ったみたいに上手く
行くかいな?と「王女メディア」の記事を冷ややかに眺めてたけど
声楽家が女優に成ったのでは無く元々が此の人は女優だな。と
本編 観て思った。
以前 声楽家の佐藤しのぶサンもラヂオで云ってたけど 彼女と
同等レベルの技術を持つ声楽家は他に何人も居るのだけど 彼女には
(華)が有って観衆を魅了し 特に後ろの立ち姿が綺麗だと云う。
生前のコーちゃん事 越路吹雪も歌の技量以上にコンサートの立ち姿が
見事でファンを魅了してたけど 一流の人は歌う前から眩いオーラを
放ってるのだろう。

本編は無理に彼女を悲劇の主人公に せづ 淡々と在りの儘の彼女を
描いて居て好感が持てた。ドキュメントの お手本だと思う。

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「ホイットニー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月25日(月)21時11分35秒
  10年程前 自伝を読んだ時には解らなかった部分が本作で
少し解り掛けて来た。でも 最後の子供の頃の性的虐待で
全てを推し量ろうとする意図には賛同が出来なかった。
彼女に暗い影を投げかけた哀しい経験だろけど幼児虐待
受けた者が皆が皆 あぁした人生の結末を迎へるとも
思わないので。

2時間ジャストの作品で色々な歌手名が頭を過った。
彼女のパトカー先導の葬儀の道行では同様な式に為った
エラ(フッィツ ジェラルド)の道行の場面を思い起こし
ブレイクする前の女性コーラスのフィルムでは(ビー
マイ ベービー)を歌う3人トリオのロネッツを想起した。

彼女が第二の家庭と位置付けたバプテストの教会は
私も其の宗旨で若い時に洗礼を受けて居るので親近感を抱いた。
エルビス(プレスリー)でも さうだけど実力ある有名歌手って
彼方では子供の頃に聖歌隊で歌の基本を身に着けた人が多いと感ずる。
西洋のクラシックが宮廷音楽から始まってるやうにポップスは教会の
聖歌隊から始まるやうに感じ取った。
母親がアレサ・フランクリンのバックコーラス担当したプロ歌手。
彼女の音楽性はアレサから派生したリズム&ブルースが基本だと
感じた。

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モナコ国際映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2019年 2月20日(水)22時55分38秒
  作品「黄金の大地」のモナコ国際映画祭での受賞の記録です。

YouTube:http://www.youtube.com/watch?v=_d9XBe78TjU
 

上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2019年 2月20日(水)22時16分47秒
  2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)の3日間、2018年度作品「黄金の大地」の「凱旋上映会」を行います。

#作品「黄金の大地」は2018年度モンテカルロで開催された”モナコ国際映画祭”において、「最優秀監督賞」・「最優秀脚本賞」・「最優秀撮影賞」・「最優秀編集賞」・「最優秀キャスト賞」の5冠を獲得しました。

#同時上映は2008年度作品「夏の宴」
2008年 リヨン映画祭(フランス)審査員賞
2009年 ベアボーン国際映画祭(アメリカ / オクラホマ)ベスト・シニアー賞 / ツアー国際映画祭(ポーランド)最優秀脚本賞・ティブロン国際映画祭(アメリカ / カリフォルニア) /  トレント映画祭(イタリア / トレント) / ウルグアイ国際映画祭(ウルグアイ / モンテビデオ) / マーベッラ国際映画祭(スペイン / マドリード)ほか入選多数


上映会の詳細は以下の通り。

メトロ劇場:2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)全日共通

18:20  舞台挨拶
18:30 「黄金の大地」上映開始
20:30 「夏の宴」  上映開始
21:50        終映

入場料金:前売り券1,000円  当日券劇場通常料金


『黄金の大地』 上映時間1時間45分 モノクロ 16:9

出演:林 与一・長谷川 かずき・弓澤 公望・山田 昭二・若原 瞳・池脇 晋輔・国木田 かっぱ
監督 / 脚本 / 編集:戸田 博  撮影:ギヨーム・トーブロン  音楽:戸田 美香  制作:花澤 理人・戸田 美香

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/2467.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=VmjcwoceiAc&t=1s

《ストーリー》
自家製のサプリメント(白寿液)を製造している中島義男(林)は薬草採取のため夜ごと山奥に出掛けている。
中島には思いを寄せる女性(若原)がいるが、打ち明ける事も出来ずにずっと独り身の生活を送っていた。
中島はある日、薬草採取に出掛けた山奥で金属探知器を駆使しながら砂金を探す不思議な老人(山田)と出会う。
その老人も独り身で、探り出した砂金を売って生活費を賄うために津々浦々を渡り歩いていると語る。中島はその老人の発する言葉に共鳴し、互いに人生を語り合う仲になる。
長澤佳子(長谷川)は内職によって生活費を賄いながら薬物中毒の夫である公夫(弓澤)を抱えて苦悩の日々を送っている。 佳子は公夫に心の回復を図ろうと努力するが、自暴自棄の公夫には伝わらず亀裂が深まる。
ある日、偶然手に入れたチケットで和太鼓のコンサートに出掛けた中島と山田、そして長澤夫妻。 熱気に包まれた会場内で夫々の思いは交差し、人生の新たな転換点を迎えることになる。



『夏の宴』 上映時間:1時間12分 カラー・ビスタサイズ

出演:岡山 進一・山田 昭二・山本 弥生・堀内 茂昭・山田 こずえ
監督・脚本・撮影・編集:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花澤 理人

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/79.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E

《ストーリー》
定年を迎えた二人の老人は、世間の雑踏から逃れようと車を駆って小旅行に出かける。人里離れた山中に入り、のびのびと自由を満喫する二人であったが、やがて人恋しくなる。やがて、そのへんぴな山中で蕎麦屋を見つける…。そして、二人の老人の不思議な体験はここから始まる。
#福井弁丸出しで進行するコミカル・ファンタジー


*なお、凱旋上映会は4月6日(土曜)~7日(日曜)の2日間で東京の「シネマハウス大塚」でもプログラムを変えて行います。
 https://www.hiroshitodafilm.com

*上映会のお問い合わせ:070-2618-6916
 

「ピアソラ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月 9日(土)19時14分15秒
  彼の不協和音は今 持って嫌い。
でも彼の音楽に掛ける情熱・音楽業界に対するスタンスには
同調 出来るモノを感じた。

祖父母の代からの家族の親愛の濃密度は羨ましい限りで
あれだけ身内同士 信頼し合ってると外界に出ても怖いモノ
知らづだろうけど マフィアの家族に対する極端な情愛
みたいにも感じられ 少々気味悪くも有った。

私はワンカラでタンゴ調の歌を好んで歌うのだけど 例へば
「紫のタンゴ」(1947年・歌唱 榎本 美佐江)の冒頭の
部分などアコーディオンが使われて居て かなりピアソラに
近い音楽性を感じる。作曲家の飯田さんは何処かでピアソラの
曲を聞いて誘発されたのかな?と観ながら思ったんだが如何に。

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(ライ麦畑で出会ったら)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月 5日(火)20時19分2秒
  冒頭15分くらい流行りのユーチューバのパイロット動画のやうな
チャライ作りだったんで先行き不安に感じたが以降は普通に映画
してたんで安心した。

1969年 当時の米国の高校の演劇部の男女が伝説の作家に
会いに行くと云うストリィ。前年 日本で発売されたハコスカ・
箱型のスカイラインのやうなクルマでの珍道中だけど そばかす
少女の方が積極的に男子の尻を蹴っ飛ばしてる感じ。
ベトナムへの米国軍の50万人の態勢の話題とか 超有名なバラエティ
番組のエド・サリバン・ショウとか ニューシネマ運動の先駆的映画
イージーライダーの話とか 当時の世相テンテコ盛りで懐かしかった。

私的な話に為るけど 1969年は私が高校に入学した年。
1年先輩の女子組に演劇部のマネージャしてた娘が居て
頼まれ頼まれの三顧の礼で芝居の照明係を暫く やって居た。
その娘も本編同様 そばかす娘で男を尻に敷くタイプ。
そばかす顔の演劇部の娘って さうだろうな~~と独り言
呟きながらスクリーンを見詰めて居た。

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上映希望。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月 1日(金)13時22分56秒
  (機器が回復し危機を脱しヨカッタです)。

フランク・キャプラの一連の作品を。
時期を見て一考 願います。

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(チューリップ・フィーバー)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月29日(火)20時52分12秒
  桃山時代の南蛮絵図で御馴染みのカピタンの衣装が登場する
コシュチューム劇だけど最後の終わり方に不満が残り凡作の印象。
と云うのも
私と たぶん年齢が近いと思われる資産家の大旦那が単身インドへ
渡った場面でエンドとして欲しかった。
実際は その続きとして若い下層階級の夫婦の それからが描かれ
それで終焉と為ってたので製作サイドは若い男女の将来性にメインの
スポットを当てたかったんだろうけど 私的には紳士的で誠実に
生きてる大旦那の方に主眼を置いて欲しかった。

大旦那の後添へに入った若妻は若い男と不倫し それを知った下女から
強請られる定めに為るのだけど 二人して悪だくみを図る展開に話は進み
まるでギリシア神話の蛇女メドゥーサのやうな怖さ。
対し全ての財産を処分し 新天地インドへ一人 旅立った大旦那の心境
痛い程 解る。=なので此処でエンドマーク入れて欲しかった。

ベストセラー小説の映画化らしいけど老人より若いカップルを主に
描いた方が興行面では固いと踏んだ製作意図が感じられ それが陳腐で
凡作に感じた。

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上映希望

 投稿者: にこ  投稿日:2019年 1月26日(土)19時04分2秒
  「おとなの恋は、まわり道」を
上映して頂きたいです
 

「運命は踊る」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月22日(火)20時45分51秒
  ぺレス・プラードだのビリー・ヴォーンだの背景音楽だけ聴いてると
何だか第一次中東戦争の直後みたいな時代設定に感じるけど
映像的には現在?みたいで時代的にはヨク解らんかった。

仮に 今が舞台の話だとして
イスラエルの第2世代と第3世代の家族の人生模様に見へた。
父親が家で飼ってる犬を日常的に虐待してるらしく 犬好きな
私に取って それだけで父親には感情移入が出来なかったけど
それを除けば良い夫・親なのだろう。
戦地に居る息子のグループは誤って3人のイスラエルの若者を
殺してしまうのだが軍ぐるみで隠蔽してしまう。
さう云うシーンを堂々対外的に載せられるってのに今のイスラエルの
国力・軍事力を感じた。自信が無ければ かう云う場面は検閲に
掛かってしまう。為らないのは管理する国に自信が有るからで
対面するアラブでは かう云うポリシーの映画は作れても
かう云う場面は作りたくとも作れ無いと思う。
当分 アラブ各国はイスラエルには勝てないな・・と感じた一遍。

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上映希望作品

 投稿者: 福井の映画狂  投稿日:2019年 1月19日(土)07時42分39秒
  上映希望作品・・・ねことじっちゃん(岩合光昭初監督作品・2/22全国公開・北陸では上映予定なし) 「エロ事師たち」より人類学入門(今村昌平監督・故小沢昭一氏の唯一主演作品)  二十四の瞳(木下恵介監督・高峰秀子主演のもの・いまの学校教育?に欠けている根本がテーマか?)  

(晩春)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月18日(金)18時27分22秒
  見終へ 大宮の博物館のアーカイブズ室で昔の県民ニュース
見てたら 懐かしい 北 知事の顔が写った。
本編は その前 官選知事の小幡サンの時代の映画。
進駐軍統治の時代なので道路標識も英語表記の併用で
置かれてる社会状況が偲ばれる。

父娘の葛藤の話だけど お互いが別れの時が来るのを
予感してるので大人の関係を保ってる。
親だの子だのの感情論が先立つと親子関係なんてスグ
壊れてしまうので双方が上手に立ち回ってロンドを
仲良く踊ってるかのやうな場面が続く。
最後の花嫁姿は私が子供の頃に普通に見てた姿そのままで
昨今の江戸の花魁みたいな高級娼婦然とした姿では当然 無く
安心して見て居られた。

女優の桂木洋子さんはバンツマの(破れ太鼓)を観て以来の隠れ
ファンなんだけど 年表 見たら 同じ年に作られて居て
この頃あたしから人気が急上昇だったのかと感ずる。
甘くて品が有って。そんなのが当時の求められる女優像
だったのかも知れぬ。

敗戦後の焼け跡・闇市の殺伐とした時代だからこそ かうした
誰も傷つけ無い映画が必要だったんだと思ふ。

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「パッドマン」

 投稿者: ピノコ  投稿日:2019年 1月16日(水)21時40分48秒
  上映希望します。  

(早春)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月12日(土)16時48分20秒
  4年前だったかレンタルで見た時は詰まらない映画で
途中で切ってしまったが 今回 映画館で観たら面白かった。
やっぱ 純粋に映画館用に作られたモノは映画館で観ないと
良さは解らないと感ずる。

哀愁を帯びたイケメンの池部 良 が 妻(淡島千景)・恋人
(岸 恵子)の間を行ったり来たりの映画で 持てる男は辛いょ。
の内容だけど 妻が下がロングのタイト(スカート)で恋人が
ロングのフレァー(スカート)では最初は夢あるフレァーの勝ちでも
最終は現実感あるタイトの勝ちかと 変なとこで納得してしまった。
最後は小津らしい終わり方だったけど 途中までは戦前の傾向映画
(何が彼女を さうさせたか)のやうな作りで結末が怖かった。

女優 岸 恵子は不思議な女性だ。
美形だけど美女だとは感じない。おそらく知的で男顔だから
なんだろうけど 例えば(君の名は)でも戯作と仕掛けの勝利で
映画化が彼女の演技で成功したとも思へ無いし (おとうと)でも
姉役の岸は何だか垢抜けし過ぎて洋行帰りって感じで純粋に日本人の
姉ってな雰囲気でも無く物語としては素敵でも少し違和感を感じる。
ヨコハマ生まれってのも影響してるのかも知れないけど 元々が
コスモポリタンな人なのか・・・ と思う。
渡仏した岸さん見てると 戦前 シベリアに渡った女優の岡田嘉子を
想起する。



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(マイ・プレシャス・リスト)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月 8日(火)20時43分55秒
  ラブコメ(ディ)かと思いきや父娘のシリアスな場面も有って
私的にはソッチの方に目が行った。
主人公は19歳なのだが演じてる方は30前かな?とも感じた。
顔が日本の芸能人のベッキーみたいで東洋人の血がクォータでも
入って居さうな顔立ちに見へた。

飛び級でハーバードに入れたくらいの才媛だが その才媛さが
足枷と為って私生活では躓く。大人か子供かってな問題だけど
一人っきりのイヴの晩に神に自分の言葉で祈りが捧げられれば
充分に大人だと判断したい。
最後に父親と一緒に男のとこに殴り込み!に行ったのには溜飲の
下がる思い。糞真面目・堅物 何が悪い!?ってな父子鷹。
最後まで百歳に為っても今のままで自己を貫き通して貰いたいと
思った。

主人公はキャサリン・ヘップバーン押しのけてスペンサー・
トレシーの相手(役)したいと云ってたけど 両人が出た1967年の
オスカー作品の(招かざる客)は当時でも かなり真面目な映画。
真面目な彼女らしい比喩だと思ふ。

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(お茶漬けの味)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月 6日(日)18時57分23秒
  二度 DVDで借りて見てるので今回が三度目。
間が一年以上 開いたので かなり新鮮に感じた。

佐分利 信 と 小暮との熟年夫婦の話がメインだけど
未婚で見合いも経験ない身なので 鶴田&津島の若い男女の
恋のサヤアテの方に目が行った。
特に津島恵子 扮する節子が歌舞伎座でも見合いをスッポカシ
パチ屋で銀玉 打ってる図は 四日後に66歳に為る私でも
おそらく同じ事 やるだろな。と思ふ。
要するに人生の大きな転換期が怖いのだ。逃げて玉と格闘して
居たい・・そんな心境。
女優 津島恵子は後年 会社と正面から喧嘩し 干されてしまった
経験が有るけど 虫も殺さぬ お嬢さん顔でも筋は通す気性で
何だか役柄と合ってる気も した。

娼婦役が多かった小暮は 悪役だった上田 吉次郎 同様
隠れて私財を投じて社会福祉を してた人で 役柄と私生活とは
違う典型例。

自分が生まれる前年度の映画。
今更 結婚したいとも家族が欲しいとも思わないけど この時代に
行けるタイムマシンだけは欲しいと思ふ。
登場人物は皆 他界された方ばかりと思ふけど 何だか会った事が無い
遠い縁者のやうに感ずるのだ。

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(ザ・ゴースト・ストリィー)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月 1日(火)20時40分56秒
  よく解らなかった映画だった。
一口で云うなら(あやかし)。初めて溝口の(雨月物語)を
観た時のやうな印象。和の小説なら(日本霊異記)に近い世界感。

モルグ(死体安置所)で主人公が医師らしき人から死亡!を宣告
され 部屋から耳障りな金属音が聞こへ幽霊に為ったまでは解る。
臨死体験者の多くがトンネルを上に抜ける感覚と同時に耳触りな
嫌な音を聞いてる云うしね。でも それ以降の時系列がヨク飲み込め
無かった。チラシでは(何十年も彷徨し続ける幽霊)。と出てた
けど 実際 同じ場所と思われる土地で開拓民へのインディアンの
襲来と云う西部開拓史の初期の場面が展開したりと 云十年ぢゃ無く
百云十年も前の時代を彷徨ってる話に進んでゆく。
人は生き変わり・死に変わり しつつ六道輪廻の世界を巡る歩く。
とした仏教説話的には 最初 開拓史時代に殺された男が巡って
現代に現れ死んで物語が始まってゆく・・なら話のツジツマが合うし
エンディングのオチも腑に落ちるのだが 北欧の怪奇伝説のやうな
玄妙で幽玄なストリィだった。

本編の映画とは全然 話が違ふのだけど
主人公がベットの白いシーツをケープ代わりに使ふのを見て
戦時中の移動劇団(櫻隊)の 仲みどりサンを想起した。
被爆され・収容され・でもベッドのシーツを服 代わりにして東京 行きの
汽車に単身 飛び乗った。その辺の経緯は1988年の(桜隊 散る)
でも描かれてたかと思うけど 素肌にシーツ一枚まとってでも生き
延びやうとする必死さには・・両人とも心 打たれるモノを感じた。

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(東京物語)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月31日(月)15時49分51秒
  動画やDVD含めると何十回と観てる映画だけど見る度に
新しい感動が生じるんは やっぱ日本人の琴線に触れる
からなんだろう。

20年 近く前に為るだろか NHKの午前のラヂオ番組で女優の
香川さんがゲスト出演されて(私の映画人生)ってなテーマで
インタビューに応じられてた事が有って 番組から何か応援
メッセージを送って下さい。との呼び掛けだったたので 駄文を
書いて送ったら最後のトリで読まれてしまい 聞かれた香川さんが
大泣きされてしまった事が有った。
確か(あの時代 女優・女優とされてた大女優の方も居られました
けど 等身大の生き方を選ばれた香川さんの知性は戦後 随一です)。
みたいな文面だったかと思うけど 生番組で泣かしてしまって以降
この映画は原さんでは無く香川さんの映画だと思うやうに為った。
つまり 紀子を見つめる京子の目線で物語を追うやうに為った。

主人公の紀子は歳の頃は40前か。反して義理の妹に為る京子は
新米教師だから25前か。両人とも戦中派なんだけど紀子は空襲の
バケツリレーなんか町内で率先して やった世代。対し京子は軍需工場へ
動員された世代で 戦後の民主主義教育も少しは受けた世代。
つまり8年前に終わった戦争に関し微妙な温度差は有るのだろうと
思う。京子は映画(青い山脈)に出て来る女学生が そのまんま
女教師に成った。ってな印象だし 紀子は戦時歌謡の(愛国の花)
そのままの生き方だ。同じ戦争世代でも前期と後期とでは社会の
見方も違うんだな。と改めて感じる。

映画の後半部の熱海の旅館のシーンで3人トリオの(流し)が
登場して歌を2曲 歌った。最初が近江敏郎の(湯の町エレジー)。
次が灰田勝彦の(煌めく星座)。前者は当時オンタイムの歌だが
後者は戦前の歌で歌詞の内容が軍の怒りに触れ禁止に為った歌。
二つ並べたのは上手い演出だと感じた。

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(東京暮色)雑感

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月28日(金)15時43分45秒
  何年か前にDVDの方で二度ばかし見てるんで途中から
話の筋が読めてしまったのだけど流石に名画だけ有って
最後まで楽しめた。二度・三度と見れば見る程に楽しみが
増すってのは名画の名画たる所以だと思ふ。

当時の映画会社に在って 原 節子を隠し玉に使って
有馬稲子を売り出さう!ってな思惑が有ったか どうか
知る由も無いけど 私的には さう感じた。
なので 死ぬまで原サンは有馬サンとの私的な付き合いを
続けるやうに為ったのかと思うのだが 原サンの戦前の作品
(新しき土)のスティール見てても有馬サンと目元の
メジカラが似てるやうに感じてる。(新しき・・)は独逸との
国策的合作だけど さう云う国際映画に出易い・呼ばれ易い
雰囲気が両女優には有るやうに思う。なので二人は最後まで
仲が良かったんだと感ずるのだけど。
本編の物語は 最後 有馬が電車にハネラレ死ぬ。って設定
だけど 僕はコレは有馬は飛び込んだんだと思う。
自伝的小説の(二十歳の原点)の作者のやうに青春の悩みが
嵩じて電車に飛び込んだんだと思う。
有馬と其の恋人との関係は まるで監督と原との私的な関係を
彷彿とさせた。気持ち悪いくらいゲイの匂いがする芸術家タイプの
学生は何だか小津の素顔を連想させ それを追い掛け回す有馬は
まるで実際の勝気な原サンみたい。そんな役を演じた有馬だから
原は終生 妹分のやうに私生活上も可愛がったんだと思う。

映画の後半部の麻雀屋で噺家の声色 使って場を盛り上げて居た
客が居ったけど アレは当時 名人 云われた五代目の 志ん生
の声色だったか・・? 長回しだったけど感心した。

背景の感情促進音楽は 冒頭がシャンソン。
大筋がコンチネンタル(タンゴ)みたいで共に戦前風。
スナックの場面では いつの間にやらマンボに変わってて
効率性を感じた。


昭和28年の生まれの私に取って32年作の本編は見る物・聞く物
全てが懐かしい・・・。監督特有の畳に座っての目線は子供が大人を
見上げる時の目線でも有るんで 当時の外界・空気が走馬灯のやうに
思い出され 兎に角 懐かしく此の懐かしさの海に溺れて居たい
心境だった。









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「ボーダーライン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月22日(土)19時40分24秒
  前作が有って本編は続編らしい。
前作は観て無いんで何だけど若し観てたら相当に
面白かっただろうと感じた。

メインの舞台は米国とメヒコの国境でスペイン語が飛び交ってたけど
会話の中に(No pasa nada)と云う西語ではヨク聞かれるフレーズが
出て来て西語を少し学んでる身として少しホッコリした。

拉致されたメヒコの16歳の少女は喧嘩ぱっやく如何にもメキシコ女
ってな風情で 彼方の女性は皆が皆スグ喧嘩腰に為るのだろうか?
国境の壁も登場し現在の両国の緊張感が如実に解り政治的な
メッセージ性が高いヴァイオレンス映画だと感じた。

1960年の西部劇(アラモ)ではテキサス軍とメキシコ軍の戦いを
描いて居たけど ジム・ボーイやデビー・クロケット等 史実に登場
するアメリカ人と本編の米国人と見比べ見て居た。
地続きの国々では昔から色々騒乱は有るのらしいけど 1836年の
アラモ砦の攻防と現在と見比べ お互いの人種の思いの落差は
似てるやうに感じた。

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(バッド ジーニアス)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月21日(金)21時49分45秒
  単純に面白かった。
改めてチラシの文面 見たら 世界中の賞を総なめ。
本国でも興行収益トップで 銭の取れる映画。
理由は出演の若手の演技力がシッカリしてたからなんだろ。
キャスティングの勝利だと感じた。

スーザン役の女優の雰囲気が好みなんで四六時中 彼女の顔ばかり
追い掛けて居たけど リン役も悪くも無く世界を股に掛けて
仕事が出来る大陸育ちのスケールの大きさを感じた。
1980年代だったろうか メイ・リン 云う裏ポルノ女優が米国に
居て 向こうでも固定のファンが居たやうだけど それ以来の期待値が
高い女優のやうに感ずる。

天才少年バンクのスマホから流れるクラシックは毎回 天才 云われた
モーツアルトの楽曲。これって観てる観客へのサービスだと受け取った。

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黄金の大地 Youtube

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2018年12月14日(金)23時46分28秒
  「黄金の大地」の『モナコ国際映画祭』で5冠受賞の様子など、Youtube にアップしました。

Youtube 映画祭の動画:https://www.youtube.com/watch?v=_d9XBe78TjU&t=402s

『黄金の大地』予告編:https://www.youtube.com/watch?v=VmjcwoceiAc&t=51s
 

(菊とギロチン)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月14日(金)19時18分18秒
  所謂 キネ旬 好み。(旧)映画芸術なら見開き10頁特集号。
何だか閉館した福宝会館で日活の文芸ポルノを観てるが如き
思いに囚われた。

時代は大正末期。デカダンな世相も関東震災だのシベリアの
負け戦だので殺伐とし始めた頃。まるで後年の満州浪人のやうな
得体の知れぬ男子がバッコし捲ってる中 女相撲に身を投じた女子の
物語で 一番 魅せられたんは 韓 英恵 演じる在日の女子。
初めてテレビで見た時の舞台女優の 李 麗仙 のやうな衝撃を
覚へた。面構へもエエので末永くコリアン女優として活躍するのでは?
と感じた。
時代考証もシッカリで ロケ地 探しにも相当な時間を費やした感あり。
クランク・イン前の下準備バッチリで撮影に臨んだ感じで撮影中には
かなり気持ち的な余裕が有ったのでは?と感じた。
日本映画賞。ってな賞が今も有るのか無いのか知らないけど 若し
さう云う賞が有るのなら 今年は本編に作品賞を上げたい。
助演女優は 韓サン。これからの活躍が楽しみな女優サンだ。



 

(斬、)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月13日(木)14時11分2秒
  タイトル通りの内容なんだけど 1950年代の東映時代劇の
黄金期をオンタイムで知る者としては 此れが時代劇と云われても
正直 引いてしまう。主演者の喋りが現代と変わらづ なら
時代劇もどき と云うべきだろう。

その(もどき)としての及第点は上げたいのだけど物語的には
不親切。最後 何でスカウトが主人公を殺さないとイケナイ
のか全然 理由が解らなかった。
文脈的には 京都守護職に任じられた会津の松平容保の一行に
従う芹沢 鴨が団長の浪士隊のメンバー加入のスカウトマンが
主人公の剣に惚れ込んだ ってな経緯が有るやうなんだけど
別に内定撤回を申したからと云うて殺害しなければ為らぬ理由が
見当たらぬ。若しかしたら その公武合体派の会津を襲撃する
裏メンバー募集だったんだろうか・・? と為るとスカウトマンは
長州人。でも使う剣法は江戸仕込みの北辰一刀流。
色々と謎の多い幕切れだったんだが 時代劇は単純明快が良しと
する我に取っては不満が残る展開だった。

監督は 制作~監督~編集まで手掛け どっかで出演もしてる?
感じで まるで往年のチャーリー(チャップリン)みたいな
完全主義者なんだろうけど 主演の二人 特に女優の方が問題。
戦前の売れない頃のダイコン云われた飯田蝶子 並み。
とてもぢゃ無いがワンタイム築いた田中絹代の域には達せられぬ。
草笛光子 見習って もっと自分の芸域 広げないと。
何だか闇の圧力に負けて渋々共演者に据えた?って疑いさへ抱く。
現代劇にはイイ味 出してるので少し期待してたのだけど
時代劇の初歩の作法さへ取得して無い感じ。
画調も幕末 云うより 明治初期の国会開設請願の武闘派の
雰囲気。とてもぢゃ無いが江戸期の雰囲気・空気は無かった。
其れを出す為の主演者の演技力の不足&軍資金の不足。そんな感じだった。

制作スタッフの意気は解るんだけど 此れが時代劇と云われても
ねぇ~~。様式美の中で格闘してた先人達に失礼だと思うんだが。
=見終へ アラカンの(鞍馬天狗)が観たく為った。
 

「黄金の大地」が受賞

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2018年12月 8日(土)18時44分11秒
  今月(12月)3日からモナコで開催された「モナコ国際映画祭」で『黄金の大地』は《監督賞》《脚本賞》《撮影賞》《編集賞》《ベスト・アンサンブル・キャスト賞》の5つの賞を受賞しました。

『黄金の大地』は来年2月に博多市、3月に福井市メトロ劇場で公開予定です。

黄金の大地: http://www.skeletonfilms.com/works/2341.html
 

新作「黄金の大地」の上映

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2018年11月28日(水)00時33分23秒
  『黄金の大地』(GOLDEN LAND):http://www.skeletonfilms.com/works/2341.html

本年度の新作「黄金の大地」が来月(12月)初旬にモナコで開催される「モナコ国際映画祭」にノミネートされました。

この作品は福井市をはじめ甲賀市・津市・京都市・大阪市・鹿児島市・福岡市などの各地でロケーション。
制作期間は3ヶ月で出演者総数400名。
林与一をはじめ、長谷川一夫の孫娘の長谷川かずきや新人の弓澤公望、そして朝ドラに出演の国木田かっぱ、メトロ劇場勤務の山田昭二等が出演しています。
更に福岡に拠点をおいて海外でも活躍中の和太鼓集団『魂音』のチームの方々も特別出演。

この作品は来年(2019)3月下旬にメトロ劇場で公開を予定しています。
正式な上映期日は来月にお知らせいたします。

*今月(11月)末より出演者・スタッフなど総数15名がモナコ国際映画祭に参加予定。

*上映会においてはこの映画祭の様子などもドキュメント映像で公開します。

作品の詳細は以下の通り。

上映時間:105分  モノクロ  ステレオ  スーパー・ハイビジョン(16 : 9)  英語字幕付き

出演:林 与一・長谷川 かずき・弓澤 公望・山田 昭二・若原 瞳・池脇 晋輔・国木田 かっぱ・他多数

監督・原作・脚本・編集・音響デザイン:戸田 博
撮影:ギヨーム・トーブロン & 戸田 博
音楽:戸田 美香
照明:ライティング・オフィス・シャドー
制作:花澤 理人・戸田 美香


物語:

自家製のサプリメント(白寿液)を製造している中島義男は薬草採 取のため夜ごと山奥に出掛けている。
中島には思いを寄せる女性がいるが、打ち明ける事も出来ずに ずっと独り身の生活を送っていた。
中島はある日、薬草採取に出掛けた山奥で金属探知器を駆使しな がら砂金を探す不思議な老人と出会う。
その老人も独り身で、探り出した砂金を売って生活費を賄うため に津々浦々を渡り歩いていると語る。中島はその老人の発する言 葉に共鳴し、互いに人生を語り合う仲になる。
長澤佳子は内職によって生活費を賄いながら薬物中毒の夫であ る公夫を抱えて苦悩の日々を送っている。 佳子は公夫に心の回復を図ろうと努力するが、自暴自棄の公夫に は伝わらず亀裂が深まる。
ある日、偶然手に入れたチケットで和太鼓のコンサートに出掛けた 中島と山田、そして長澤夫妻はそのコンサート会場で遭遇する。 そして、熱気に包まれたコンサート会場内で夫々の思いは交差し、 人生の新たな転換点を迎えることになる。
 

上映希望

 投稿者: フランス専門  投稿日:2018年11月22日(木)13時06分41秒
  「バルバラ セーヌの黒いバラ」
ぜひとも上映を。
お願いいたします。
 

「告白小説、その結末)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月18日(日)19時18分31秒
  チラシの背景の色彩が鮮血のやうな真紅。
確か前作のチラシも真紅だったやうな・・。
テート事件に巻き込まれた監督の新作発表は毎回
血で表現との配給元の決まり事でも有るのだろうか?

さて
本編は映画って云うよりテレビドラマみたいだった。
テレビドラマを そのまま映画サイズに持って来た。
ってな印象で 監督は さう云う造りを前々から
目指して居るやうに感じてる。
二人の女優が がっぷり四つに組んでる作画だけど
若し今から半世紀前に日本で作られたとしたならば
新玉 三千代&加賀まりこ の共演と成るやうな気が
した。加賀は小悪魔的だし 新玉は何か隠し事が多い
イメージだからなんだけど ホント仏映画って日常の
中に潜む非日常的な幻影・幻想が好きなんだなぁ~と
つくづく思ふ。映画以前の幻灯機のやうなスライド映写機
のやうな明治初期の舗道を照らしたアーク灯のやうな
ほの暗い はんなり感が仏人の好みだと毎回 思ふのだが
物語はミイラ取りがミイラに成り掛けた心理サスペンス。
欲を掻くと墓穴を掘りますょ。ってな少し教訓めいた話。
 

「輝ける人生」雑感・

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月16日(金)20時37分17秒
  秀作で在った。
エゲレスらしい等身大の描き方で好感を持てる。
話の筋書きも解り易かった。

ダンス教室の面々がローマの舞台に立つシーンで
最後のトリでグレンミラーの「イン ザ ムード」が
ダンス音楽として使われ観客がワンテンポ遅れる感じで
総立ちで大拍手の場面。確か映画「グレンミラー物語」でも
同じ曲で同じ場面が有ったかと思う。

本編でも名前が出て来た女優のオードリィ。
映画「ローマの休日」で米国人の記者と出会う場所が
確かトレビの泉の前だったか。本編でも其の場所で
愛を語る場面が盛り込まれて居た。

一同がイタリアに到着して はしゃいで居た時に
流れてた背景音楽がミーナが歌った「月影のナポリ」。
日本でも森山サンだったか日本語バージョンで歌って
ヒットしたけど 1960年 当時 世界的ヒット。
ルンバのやうなカンツォーネだった。

以上 3点 ツボを心得た演出で観て居て安心感が有った。
本編は姉と妹との仲直りみたいなサブのテーマも有ったけど
姉妹の仲が悪いんで有名だった女優の オリヴィア・デ・
ハビランドは妹のジョーンと仲直りしたので・・あろうか。
共に東京で生まれエゲレスで育ち米国で成功した名花。
本編の姉妹 見て 二人の姉妹女優を想い出した。
 

上映希望

 投稿者: 明日降る  投稿日:2018年11月12日(月)22時50分17秒
  「ノベンバー」 ライナル・サルネ監督
が見たいです。

 よろしくお願いします。
 

「ウインド・リバー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月 7日(水)19時15分26秒
  以前「007シリーズ」でスノーモービルを使った
追っ掛けシーンが有ったが 本編の雪原を走る
モービルを見て それを思い出した。
1985年のロジャー・ムーアがボンド役を
やった時の版だったか・・。

チラシにはカンヌで(ある視点部門)監督賞を得たと
書かれて有ったけど 此の(ある視点)の賞の意味が
当初 解らなかった。単に祭りを盛り上げる為のゲタの
意味合いかと思ったのだけど見終えて納得した。
監督の視点が最後まで ぶれて無いと云う意味での受賞
と為ったのだと。全編に流れる硬派な作画には監督の
意地みたいなモノを感じ拍手を送りたかった。

クライム・サスペンスなんだけど舞台をワイオミングの
雪中の森林に求めたのが目新しかった。
子供の頃に見た米国テレビドラマの「ワイオミングの兄弟」
の風景を思い出し懐かしかった。
登場人物が皆一様に等身大の生き方を して居て話の筋に
入って行き易かった。特に主人公の白人ハンターと先住民の
人との交流が自然体で心地ヨカッタ。
主人公の妻は先住民の血を引く感じで 思わづソッチ系の
女が好きだった俳優のマーロン・ブラントを想起してしまった。

全体 通じ 1970年代後半~80年代前半の雰囲気で
監督が目指すのは其の頃の作画なのかな?と感じたのだが
所謂 おつりが来る映画で観客賞でも上げたかった。
 

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月 2日(金)19時39分48秒
  内容は題名通り。が 予想以上に面白かった。
面白すぎて医者へ行く予定の時間が過ぎてしまい
最後まで付き合わされ医院で2時間の診察待ちと為ってしまった
くらいだった。
オンタイムで此のニュースをNHKで見聞きした世代だが
こんな興味深い話が隠されてるとは知らなんだ。

チラシでは時代を変えた男女間のバトルみたいな説明だったが
私は闘った男女の夫々の家庭同士の闘いのやうに見へた。
男の方は お茶目な お祭り男。羽目を外す夫を憎み切れない妻。
女の方は 性的に(バイの人)で 夫は紳士的だが
金銭で繋がってる。予想通り前者は添い遂げ・後者は別れた。

映像的には キング夫人がアリーナに登場する場面。
古代エジプトの奴隷を従えるシーンはリズが主演した
「クレオパトラ」の古代ローマの王城の入場シーンを連想させ
記録フィルムだろがゴージャスな演出だった。

音楽的には バロックの「G線上のアリア」をチェンバロの
軽快な変奏曲に変へオシャレ感を出した点が上手だった。
昨今は そんな住み分けが有るのか無いのか知らぬが
所謂(ニューヨーク派)的な都会的な映画だった。

本編は 旬の女がクタビレタ50男を打ちのめした。
ってだけの話で それをマスコミが性差の話題に すり変えた。
あくまで年齢差の結末だったかと思う。


?
 

「ブレス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月29日(月)21時54分10秒
  貰ったチラシには協賛企業として紳士服の「英国屋」の名が見えたが
制作も英国なんだろうか?

冒頭の「ひいさま」の男子連の注目の的的 描き方が
「風とともに去りぬ」(1939年)の冒頭と似て居て
最初の背景音楽もビング(クロスビー)が歌う「真実の愛」ぽっく
品の良い作画に感じた。

夫婦愛だが 夫はダニーケイ・妻はアメリア イヤハート のやうな
雰囲気で 何だか古き良き時代のアメリカ人のやうにも思へた。

夫婦のスペイン旅行の荒涼たる山間地はアンダルシア地方で
在ろうか。画家のダリの生まれた土地なので一度は訪れたい場所と
思ってたから観光気分で眺めて居た。

家族愛がテーマ と為ってるらしい。
が 一人暮らしの未婚者に取っては最後のシーンの尊厳死を
扱った映画だと受け取った。
 

「突然 炎のごとく」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月23日(火)23時00分43秒
  不毛な男女間を描く仏映画らしく饒舌で退屈な映画だった。
でも 其れが疲れた心身には心地良く木戸銭は戻った感じ。
存外 仏人の映画に対する思考って そんな処に有るのでは?と
感じたのだが。

物語のヒロインは完全なアスぺの障害者。
それを巡って二人の男子が入れ替わり立ち代わり物語を繋いで
ゆく展開で 最後の結末も或る程度 予見された事。
初公開時には世界規模で女性からヒロインに共感が集まった
らしいのだが 劇中の科白の「此の世では幸せに成れない」
タイプのヒロインに共鳴して 何なの其れ?。ってな感想だ。
本編の男女間の事だけで無く 改めて此の世の男女間の心の
落差は大きいのだと気付かされた。

冒頭の忙しい場面の展開は まるでバスター・キートンの
サイレント・ムービーのプロットの繋みたいで観て居て
目が回った。

第一次大戦の塹壕戦は当時の記録フィルムみたいだったけど
レマルクの「西部戦線 異常なし」を彷彿と させた。

ヒロインを演じた女優 ジャンヌ・モローの目元は彼女の後に来た
B.B(べべ)と似て居る。フランスの男は ああした目元に魅せられる
のだろうと思った。
 

リクエスト

 投稿者: 達磨蛙  投稿日:2018年10月17日(水)21時02分9秒
  愛と法、見たいです!

http://aitohou-movie.com/#

 

「子どもが教えてくれたこと」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月14日(日)21時01分55秒
  かなり重い内容だった。
障害を負った少年の「病気だから幸せに成れない事は無い」。は
おそらく周囲の大人達の言葉を忖度したのだろうが 自己の生を
全うしやうとする一途さと健気さには色々考えられさせられた。

背中にボンベが入ったリュックを背負った美形の少女は簡易な
舞台で芝居を して居たが前後の脈略から「メリー ポピンズ」
だろうか? 1964年の此のディズニーの映画は当時 日本の
少女漫画月刊誌にも紹介され ジュリー・アンドリュースの映画
初主演の作品なので印象が深く 紹介された雑誌「りぼん」を思い
出して居た。
 

上映希望

 投稿者: にこ  投稿日:2018年10月14日(日)11時07分1秒
  ブレイク・ライブリー主演
「かごの中の瞳」の上映をお願いしたいです。
 

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月 3日(水)16時39分3秒
  前期高齢の身でイマドキの女子高生モノには少し抵抗が有った。

でも 観始めると一瀉千里で最後まで楽しめた。
理由は至極 簡単で「文部科学省 選定作品」だからでせう。
伊達に選定作品には為って無い。明治・大正期の国語の国定教科書のやうな
安定感が有って 老若男女が立場を超えて受け入れられるから文部省 推奨に
為るのだと改めて思った。
おそらく50年後の女子高生が観ても共感を呼ぶで有ろうと感じた。

舞台は漁村で離れ小島か?と思ってたら「TOKAI BUS」のロゴが入った乗り合いバスが
登場し エンドクレジットで「撮影応援 下田の皆さん」と出たのでロケは伊豆の下田で
行われたやうだ。

主人公の障害は おそらくは何らかの理由で一人遊びを強要され外界との距離感が
掴めない結果 焦れて頑張り過ぎて上手く喋れ無いのだと思う。
ので 担任が云った「一緒に頑張ろうね」。は 愛情は感じても逆効果だと思う。
云うのなら「充分 頑張ったんだから これからは頑張ら無いやうに注意して
頑張ろうね」。が本来の励まし方かと思う。
女教師の言葉は酷だった代わり 画調が全体に淡い木漏れ日が入る色彩で
それが少女を温かく包み込み 映画のポリシーを感じさせた。

主人公を支援する女高生役の人は隠れ巨乳で役者根性も有りさう。
近い将来 テレビの人気者に為る公算も有ると私は踏んだのだが・・。
少し気に為る女優サンで有った。
デビューした頃の内田有紀と雰囲気が似て居る。

http://

 

「夜明け前」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月 2日(火)21時39分25秒
  呉清源を描いた「極みの棋譜」は上海で賞を得たけど本編の呉を描いた作品は
どうなのだろう?。そんな思いを抱きながら画面を見つめて居た。

印象を云うと テレビの「NHK特集」でも見てるが如きで 医学生相手に
学会が用意したプロパガンダ映像みたいで 木戸銭 払う作品としては
かなり疑問符が付いた。
只 ネットでも落ちて無い映像や情報が得られたって云う点では貴重な時間だった。

明治期の巣鴨醫院の処では 後年 スガモ・プリズンが出来 大川周明が
東条英機の頭を法廷でポカリやる有名なシーンを想起させ 頭の良い大川が
醫院の存在を思い出し仮病を使ったのかな?と あらぬ事を思った。
 

「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月28日(金)23時10分52秒
  最後まで気持ちが乗らなかった・・。のは鑑賞前から解ってた事なのだが
ラスト曲の名品「シボネー」だけは気分が乗った。
カラオケにも入ってる曲だし 私も何度か挑戦した曲だからなんだが
帰宅して此の曲の逸話を調べてみたら「コロンブスが新大陸・今の米国を
発見した当時 キューバに居たインディオの種族の一つがシボネーで・・」と有り
カーネギーホールでのフィナーレ曲に選んだ理由が解ってグーグルで
くぐった甲斐も有ったと思った。

紅一点のボーカリストは場の雰囲気を盛り上げるんが上手く ビッグバンド時代のエラ
(フッィツジェラルド)のやうなグループの中の立ち位置を感じた。
メイン・ヴォーカルの男は「キューバのナット・キング・コール」と云われてる
らしかたったが確かにマイルドで艶が有って白人っぽい歌い方はナットに似てるのだが
音楽性はハリー・ベラフォンテに近いモノを感じた。

彼ら3人のニューヨーク見物で店の硝子越しにフィギァーを眺めて談笑してた
場面が印象的。壁面の一番 上に「リオブラボー」の頃と思われるジョン・ウェイン
のパネルが飾って在って その下に小さな人形 マリリン・モンローとか。
サッチモも居たらしく(最大のトランペット奏者だ!)と論じてたのが興味深かった。
 

「DALIDA」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月18日(火)23時20分39秒
  彼女の代表曲の「あまい囁き」は当時 私もレコード買って家でヨク聞いて居たので
自死してしまった昔の恋人との逢瀬のやうな気持ちで来館したのだけど。

エンド・クレジットに流れた「歌いつづけて」はカラオケのDAMにも入って居て
私も加藤 登紀子バージョンで3年前には よく歌ってたので注意して歌詞を
見てたけど 岩谷時子サンだったかの訳詞と原曲の歌詞では所々違ってたので
興味 深かかった。
彼女自身 戦前のシャンソン~ツイストまで歌うんだから音楽には普遍性を
求めるアーティストなんだろ。米国歌手で云うとリンダ・ロンシュタットのやうな
感性か。私も昔からバラード調のスタンダードばかりワンカラでは歌うので
彼女の音楽性には肌が合って心地よかった。

只 最初の夫と大学生は別として 付き合う男と云う男がロクでも無い男が多く
まるでビリー・ホリディの男遍歴を見るが如きだった。
それが彼女の命を縮めた。そんな自死の印象。

彼女の赤ん坊の時のエピソードでバイオリニストの父親が枕元で あやすやうに
「タイースの瞑想曲」を弾いてたけど 此れも一種バラード曲。
彼女のバラードに依る音楽パフォーマンスの原点は其処から始まるのか・・。
と 最後は納得して22時のメトロを後にした。
 

「フロリダ・プロジェクト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月15日(土)18時01分12秒
  劇中 劇の半分くらいの場面で「七つの水仙」の道路標識が映し出されてた。
七つの水仙・大通りの意味合いなんだろうけど ブラザーズ・フォーが昔 歌った
「七つの水仙」とは劇のコンセプトが違うので「何故?映すの?」。と少し
訝しげに感じた。最後まで此の部分が腑に落ちなかった。

観始める前までは 樋口一葉の「たけくらべ」に戦前の米国テレビドラマ
「ちびっこギャング」を掛け合わせた世界かと思ってたけど 全然 違った。
あくまで大人の目線に依る子供の群像劇だった。
ファミレスで働く黒髪の女やモーテルの支配人は極々普通だったけど
生の生理パットを硝子越しに支配人に投げ付ける女の方は完全に いかれてる。
「やくちゅう」なんだろうけど 今の米国の貧困層の精神世界だと感じた。
まるで敗戦後の日本の「肉体の門」の世界だった。
さうした中で愚直に生きる支配人と健気に働く黒髪女には拍手を送りたかった。
 

「フジコ・ヘミングの時間」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月 6日(木)14時24分25秒
  オバサマ童女。
少女時代のエリザベス・テーラーは当時さう云われてたけど 彼女の人柄は
そんな感じか。60代の後半まで世間から正当に評価されて無かったかと
思うけど 60代でも評価されハッピー・エンドの人生かと感じた。

冒頭「カンパネラ」の触りが流れたのは予想通りで 3曲目の「夜想曲」は
映画「愛情物語」でキャバレロのピアノで有名で 劇中のキム・ノバックの
華麗な顔立ちを思い出してた。
センテンス~センテンスの流れを無声映画の幕間のやうな画面で繋いで居た
ので 戦前の「綴り方教室」の少女時代の高峰秀子を想起したのだけど
本人の戦前回帰の願望が上手く表現されてると感心した。

彼女自身は日本人ぢゃ無く日系人だと思う。
彼女の しわくちゃの手に引っ張られ たくさんの音楽ホールに連れてゆかれ
ミキオの時間も至福の時だった。
 

「タクシー運転手」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2018年 9月 2日(日)20時26分17秒
  軽妙な感じの冒頭、前半と次第に変化していくところがそのまま、当時の韓国国内の状況を表していてとても貴重な証言のようにも感じた。
クライマックスがやはり、とても印象に残る。
とてもいい映画だった。
 

「四月の永い夢」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 8月 2日(木)22時29分27秒
  夕涼みがてらオットリ刀で観始めたのだが まさか かう云うイマドキの映画で
名画「カサブランカ」に出逢うとは思わなんだ。
弾き語ってたドリー・ウィルソンの「As Time Goes By」は 私の50代の
ワンカラのオハコだったので小声でハミングしてたくらいだった。
主人公の27歳の女も彼女の中学の時の教え子も此の映画を観に来てた
んだから二人とも自立心志向が旺盛な人なのだろう。名花のバーグーマンは当時
自立する女の旗手で在った。

1953年の小津監督の「東京物語」では 原 節子が戦死した婚約者を
忘れられづ婚約者の両親に操を尽くすみたいな描き方だったけど
本編は3年前に死んだ元彼の実家との心の交流が最後に描かれ日本人の琴線に
触れる作りで さう云う処がモスクワでも評価されたのかな?と感じた。
50年や百年くらいの時の流れで日本女性の精神性は変わらないと思うので
ロシア人のジャポニカ趣味に火が点いた・・・? そんな受賞の印象。

 

上映希望

 投稿者: 優佳  投稿日:2018年 8月 2日(木)00時30分6秒
  『ヒトラーを欺いた黄色い星』を上映して欲しいです。よろしくお願いいたします。

http://hittler-kiiroihoshi.com/

 

上映希望

 投稿者:  投稿日:2018年 7月30日(月)18時35分20秒
  「性別が、ない」の上映希望です!!

この世は、誰もが 必ずしも完全な「男」か「女」で生まれてくるわけではない。
しかも セクシュアリティは「男」と「女」だけじゃない。無数のグラデーションが存在する。

欲望・悲しみ・憤り。
激しく求め、それゆえ、時に 激しく傷つく―。

この映画は、セクシュアル・マイノリティの漫画家とそのアシスタントである美青年との心の交流を縦糸に、主人公・新井祥と周りのLGBTの人たちとの交友を横糸として紡がれる愛の物語である。

https://seibetsu-movie.com

 

「さよなら、僕のマンハッタン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 7月24日(火)21時46分0秒
  かなりワクワク感を持って観始めたのだけど 正直よく解らない映画だった。
登場人物の誰彼 関係なく感情移入が出来づ 終わってしまった映画だった。

音楽的には結婚式会場でバックで演奏して居た生バンドの「ビー マイ ベービー」と
「青い影」の2曲が新鮮でヨカッタのだけど 向こうでも懐メロバンドって活躍する
場が有るのが新鮮な驚きだった。
チラシには「(名画)卒業を思い出す」。みたいな寸言も載せられては居たけど
「卒業」とはテーマが異質で 本編は あくまでホームドラマだと受け取った。
親子に拠るW不倫の話で一歩 間違うと下品な映画にも為り兼ね無いのだけど
主人公に英国俳優を据えたので さう為らない点がミソかと思った。
 

「ラブレス」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2018年 7月22日(日)21時47分0秒
  良かった。
タイトルがストレート過ぎると思うけれども、フェイクニュースというものがある今、印象に残るにはちょうどよいのかも知れない。この監督は「父、帰る」の時も感じたが、映像の「意味」を考えることを要請しているように思う。移動しない走り=ルームランナーなど。ぜひご覧を
 

「ワンダー ストラック」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 7月12日(木)21時29分32秒
  冒頭「アマゾン・スタジオ」だの「文部省選定」だのと表示されたので
かなりの期待感を持って観始めたのだけど最後まで消化不良だった。
理由の一つがアマゾンの映画に対する「矜持」の無さだと感ずるのだが。

映画全体としては ルネ・クレマンの「禁じられた遊び」のやうな子供目線の
作品で 古書店が登場するあたし往年の「ネバーエンディング・ストリィ」を
思い出したのだけど 音楽だけでも1930年代の・ジャズ歌「私の青空」を
蓄音機で流したり・「2001年 宇宙の旅」のアレンジを最後に使ったりと
正直 売る為にはナリフリ構わぬ姿勢が感じられ 流石にアマゾン 映画より
金儲けに ご執心か?の印象を持った。
子供向け映画を大人も鑑賞に堪える作品に仕上げやうとスケベ心 抱いたのが
消化不良 起こした原因だと思う。
童心に帰る大人達も居るんだから無理に仕上げたのが「難」だと感じた。

1920年代後半の聾唖の少女は銀幕のリリアンと云う売れっ子女優に
魅せられて居たやうだけど 最初 私はフランス映画のリリアン・ギッシュを
模した者かと思ってたが プロマイド写真からして違うみたいで活発な役が多かった
リリアン・ハーヴェィの駆け出しの頃の写真か とも思ったんだが どうも判然と
しなかった。=博学の人が居たら教えて欲しい。実際に居た女優の写真を使ったのか
単に架空の写真を使ったのか。服装は当時の銀座を闊歩して居た「モガ」の恰好
ですが。


 

「ビガイルド」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 7月 6日(金)16時08分32秒
  チラシには「スリラー」と書かれては有るけどサスペンスだと思う。
サスペンス調のエロチックな文芸作品。一括りで云うと そんな感じか。

時代が1864年 云うから 日本で云うと慶応元年の幕末。
北軍の逃亡兵を匿った南軍側の女学校の面々。日本で当時 云うのなら
勝敗の違いは有れ 討幕派の薩長の兵士を匿った水戸女学館の面々ってな舞台設定か。
胸のブラウスのボタンがハチキレさうな巨乳が二人も居て 他に少女も数人。
ロリ好み~熟女好みまで何でも在りのロコロ調の白亜の校舎に迷い込んだ若い伍長。
何も事件が起こらない筈も無く 最後は毒殺と云う和歌山のドンファン真っ青な
大円団へと物語は向かって行った。
冒頭 進軍歌のやうなマーチ風が少女のハミングで森の中から聞こえて来て
映画の始まりだけで無く 其の終わり方も暗示して呉れた。
1時間半の上映の中で これだけコンパクトに物語を まとめて呉れれば
名作の部類に入るのでは?と感じた。

女教師役は「奇跡の人」の 生真面目なアン・バンクラフト。
補助教師と思われる役なら「黒水仙」の清楚なデボラ・カー。
意味 有り気な目線で男を誘惑する二十歳前の生徒役なら「芸者 小夏」の頃の
岡田 茉莉子。そんなイメージを想起した。
50年に1回と云われる全国規模の大雨の中 来るだけの値打ちが有る文芸作。
私好みなのも幸いした。
 

「BPM」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 6月16日(土)20時08分21秒
  かなりコァな映画。最後まで見終えるには相当な覚悟が要ると感じた。

冒頭 大学の自主ゼミみたいな処で同性愛者の議論が伯仲してたんだが
サブ進行係の女が「議論を楽しんで」。と切り出した。
日本だと とてもぢゃ無いが「議論を楽しむ」なんて云う発想は出て来ない。
実際 エイズ絡みの議論だから参加者の生き死に関する事柄。
それを「楽しめ」。なんて日本ぢゃ参加者達から袋叩きに遭うのは必定。
が さう為らないのがフランス人。議論文化の成熟度の差を痛感した。

最後の方で 薬剤会社の豪華パーティの席にグループがナダレ込みエイズで
死んだ仲間の遺灰をテーブルに ぶちまける行為には暫し唖然とした。
「此処まで やるか!?」ってな印象。日本だと遺骨や遺灰には「カミ宿る」
的な思想が有るので 中々其処までは踏み出せ無いのだけど アチラの方は
その種のモノは抜け殻的な物と見る傾向が強いので大して違和感も無い
のだろう。エイズで死ぬ事に関する洋の東西は無くとも 其の遺骸に対する思いの
タケには東西の差は歴然 有るのだと感じた。

ラファエロだったかの有名な絵に三色旗を掲げ民衆を鼓舞する半裸の女神の絵が
有ったけど 彼らは 其の昔 バスティーユを襲った民衆の化身ですねぇ。
自由とか自主にはフランス人は敏感なのだと思いました。
 

リクエスト

 投稿者: イライザ  投稿日:2018年 6月15日(金)11時31分13秒
  ウェス?アンダーソンの「犬ヶ島」上映してほしいです。  

上映希望

 投稿者: 篤憲  投稿日:2018年 6月 8日(金)06時46分56秒
  東京の下北沢で上映している
「ユートピア」が
映画サイトの予告を見て面白そうだったので
上映していただけないでしょうか
 

「アバウト・レイ 16歳の決断」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 6月 7日(木)21時26分36秒
  主人公の祖母役を やった スーザン・サランドランは何処かで聞いた名かと
思ったので 帰ってグーグルで くぐったら1970年代から脇で活躍してる
女優で 当時の洋画雑誌なんかにも青春スターとして何度も紹介されてたのを
思い出した。当時から枠にハマラナイ少しラジカルな役柄が多かったので
今回のレズ役ってのも頷けた。映画は16歳の子と其の母親の話なんだけど
そんな・こんなで其れを見つめる祖母の目線で物語を観てた。
物語の核は今 流行りのトランスジェンダーの話題だが自分的には親子三代に
渡る「ブルックリン横丁」的な話かと受け取った。

女優のジュディ・フォスターは自ら同性愛者だとカミングアウトしたけど
生前 同性愛の噂が絶えなかった クレオパトラを演じたクローデット・
コルベールは果たして実際の処 どうだったのだろうか・・? と
想起しながら映画を観てた。
 

「しあわせの絵の具」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 6月 2日(土)17時40分48秒
  この1年間「メトロ」で観た何十本の映画の中で最高傑作!!だった。
チラシでは世界中で観客賞を取ってるらしかったが さもありなん。
難しい話は抜きにして観客に解り易い作りで最後まで裏切る事は無かった。

最初 ザンパノ&ジェルソミーナの「道」(フェリニーニ監督作)の夫婦を想起
しながらハラハラと観てたけど 本編の夫は大道芸人のザンパノ程 アクドクも
無く根は善良なので途中から妻を人間扱いし始めたのを見て安堵した。
夫は身寄りも無く孤児院で相当に酷なメに遭ってるので極端な人間不信が逆に作用し
商売が上手い。妻も近所から石を投げられて育った経緯が有るので或る意味
似た者同士か。妻の描いた絵を激賞した副大統領のニクソンは底辺の出なので
何か感ずるモノが有ったのだろう。彼が注目した気持ちもヨク解る。
絵は 一種「ちぎり絵」みたいで懐かしき欧州調。日本で云う「いわさき ちひろ」の」
やうな郷愁を誘うのだろう。良い意味で素人受けする絵画だった。
映画の遠景は 完全に絵画の構図。
チャールストンやT型フォードやらも登場したのでソッチ系が好きな私的にも
嬉しかった。
 

リクエスト

 投稿者: はる  投稿日:2018年 6月 2日(土)14時51分52秒
   深田晃司 監督作品『海を駆ける』を福井でも観たいです。

  http://umikake.jp/introduction.html

 

「HAPPY END」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月28日(月)21時19分40秒
  改めて題名の意図を考へてるんだけど よく解らない映画だった。
最後の終わり方は仏映画らしいし 冒頭のスマホの録画動画の長回しも
制作側の苦労が偲ばれたんだけど 詩人感覚で生きてる仏人の映画感覚には
到底 就いてゆけない我が身を感じた。

主演のジャン・ルイ・・が「名優」とチラシに書かれて有ったんだけど
1970年代当時から新進の演技派と呼ばれてたのをオンタイムで
知ってる身としては「何を今更」の感じ。
世代が上の「望郷」~「ヘッド ライト」~「シシリアン」と変遷して行った
ジャン・ギャバンの立ち姿を想起しながら こっちのジャンを見つめて居た。
13歳の姪っ子の役をした女優は醸し出す雰囲気が「歩く児童ポルノ」のやうな
オーラを放ち 近い将来 大化けして来る予感を感じた。

物語的には 意固地で疑ぐり深い車椅子の老人が最後の最後に姪っ子と心の
触れ合いが出来てハッピーエンドの お話だったのかも知れない。
 

「ルイの9番目の人生」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月20日(日)20時42分3秒
  映画が始まって30分で犯人が誰だか見当が付いてしまった。
後は どれだけ技術で引っ張って呉れるか?だったのだが
そこそこ楽しめた。

少年の母親のイデタチは異様で1940年代ファッションに日常的に
身を包んでる。まるでモデル上がりのローレン・バコールのやうな身のコナシ。
何を着やうが自由とは云へ半世紀以上も前の立ち居振る舞いと為れば
それだけで尋常では無い。私見に依れば異常なまでのクラシカルな装いする
女性って清楚系ビッチが隠れてるやうに感ずる。主人公の美人母も
其れで在った。

いつの時代でも少年は母の味方だから 事の真相は周囲には直ぐには
伝わら無かったけど 本作は幼児教育に携わってる人に観て欲しいと思った。
良か教材に為ると思ふ。

親子3人でピクニックするシーンで急に画質の色合いが変わった。
初期シネラマ時代の淡いシットリ感に似た画質に変わったやうに見へた。
わざわざ古いフィルムで撮影して其れをデジタル処理したかのやうな趣だった。
ノスタルジック感を出す時に昨今 使われる手法なのだろうか?
 

「はじめての おもてなし」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月14日(月)19時30分20秒
  バブル期の日本のホームドラマを見てるが如き。
昨今のドイツはEUで一人勝ちの感なので そんな趣を感じた。
内容も最後の終わり方も予想通りで如何にも堅実好みのゲルマン風。
国内で最高の興行収益を上げた!と聞いても別に驚きも無かった。

上手い映画だな。と感心した。古典的な手法を古典的なまま上手に使い
切った感じ。異人種の難民に対する幾つかの一群を そのままパズルに
組み込み現在のドイツを上手に発信してた。
映画の かなり後半部 ゲーテの詩の一節が読まれたが その前の勇壮な
シンフォニーは流れとしてワグナーかと思ったのだが どうだったのか?
独逸好みの詩や曲は揶揄・自嘲したブラック・ユーモアと受け取ったのだけど。

受け入れた家族の家屋は白い家。
白人娘が黒人の恋人を家に連れて来た「招かざる客」の家も白色だった。
医師の父親役を観ながら スペンサー・トレシーを想起した。
 

「5パーセントの奇跡」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月11日(金)21時31分46秒
  冒頭の「幸せの道と云うより道そのもが幸せなのだ」は 極めてオリエンタルで
主人公の生まれ故郷スリランカの上座仏教の経典「法句経」あたしの影響を
感じた。だけで無く 主人公の行動規範全体に「法句経」のエッセンスが感じ
取られ ドイツ語圏の映画としては珍しい色合いを感じた。

主人公の姉役のエスニックでエキゾチックな横顔を眺めてたら インド・ベンガル
生まれの女優 ヴィヴィアン・リーの「哀愁」を思い出したのだが
インドやスリランカの女子の顔って何やら哀愁を醸し出す顔立ちのやうだ。

真面目で頑張る主人公の元には 母・姉・同僚・上司と応援者が集まる。
試験官の補助にまで助けやうと云う気持ちが働くんは やっぱ 本人の
お人柄なんでせう。



 

「Big sick」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月 3日(木)21時03分0秒
  エンディングで主人公 本人の写真が紹介されてたけど可愛かった。
その可愛さはティーンエージャー向けのモデル誌の表紙を飾る事が出来る程の
可愛さでバツイチでも男ならゾッコン!に為るで有ろうと思った。

映画の前半は かったるい感じだったが後半はテンポ良く進み2時間が
アッと云う間。まるで少女コミックの恋愛物のノリで有った。
パキスタン人の男は かなりのイケメンで しかも少々毒気 有る喋り方を して
往年のコメディアンのダニー・ケイを彷彿と させた。

全体として 地方のボードビリアンのショウの延長としての恋愛物のやうな
軽妙・洒脱な映画で気持ちがポカポカで帰る事が出来た。
 

「ザ・シークレットマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月28日(土)19時45分27秒
  コードネームの「ディープ・スロート」と云えば事件発生時のメガトン級の
ポルノ映画「ディープ・スロート」を思い出すが 主演した女優は2002年に
事故死し・本編の主人公のディープ・スロートは翌年 自分が それだった と
公表した。時代の寵児だった女優リンダが50代の若さで死んだ記事を見て
彼は真実を語り出したのか・・と思った。
「そんな馬鹿な・・」。と打ち消したい気も有るが 存外 人の気持ちが固まる時って
そんな些細な・他愛も無いキッカケに起因する場合が多いと感ずる。
復 リークした情報源の張本人に俗語のスラッグを使うあたし 当時の世相・女性観が
感じられ隔世の感も感じた。

事件を扱った映画と云えば 4年後に公開された「大統領の陰謀」を想起する
のだけど 此方は二人の新聞記者がメイン。記者の上司役のマーチン・パルサムが
当時は渋くて唸った記憶が有る。
本編は知らない役者ばかしで 半世紀前なら主人公がジェームス・シュチュアート。
上司がハンク(ヘンリー・フォンダ)でキャスティングされただろうと推察される。

映画は主人公が少し正義の硬骨漢 過ぎる。「そんな立派の人?」。と突っ込み
入れたく為る。第一 私は毛並みの良いケネディは嫌いで・それに反発を感じる
底辺社会からの叩き上げのニクソンに親しみを感じる身なので 主人公の正義感
ぶりには正直 嫌悪感さへ感じる。大統領なら誰でも やってた・やってる事。
只 彼の場合 自らの荒削りな人柄と侵入した5人の素人臭い仕事ぶりの為
窮地に追い込まれたってな印象。やった事に対しては「落とし前」を付けなくては
為らぬのが法律だから仕方も無い話なんだけど 部下を従わせる技術に欠けてた
だけで極悪人にされてしまう政治の世界はホント怖いと感じた。。
と云う意に於いてニクソンは被害者だと感じた
 

「ベロニカとの記憶」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月21日(土)16時04分2秒
  「舞踏会の手帳」の別バージョンだと思って席に座ったが 此れは此れで
1本の映画だった。最初のナレーションの言い回しがバーナード・ショーの
やうな皮肉っぽさ だったので流石に英国人と納得してしまった。
最後のドンデン返しも米国映画では作り難いと感じた。英米人の間での
微妙に感性の違いを感じた一遍だった。
 

希望のかなた

 投稿者: 若泉  投稿日:2018年 4月15日(日)08時12分39秒
  アキ・カウリスマキの映画は久しぶりだった。
「希望のかなた」は、アメリカ・イギリス・フランスによる空爆が行われたというタイミングが皮肉に思えた。
攻撃の陰で語られることの少ない「難民」や「国」について考えさせ大変よかった。
日本語の歌が劇中で流れるのは監督の趣味だと思うけれども、同じように日本語の歌が使われた「ラヴィ・ド・ボエーム」を思い出し、しんみりとした。
 

「希望の かなた」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月14日(土)21時44分45秒
  フィンランドも親日国とは聞いてたけど此処までとは知らなんだ。
映画の後半 普通のレストランから寿司店に変えるのだが其の変え方が
半端では無かった。「竹田の子守歌」まで現地語で流す凝りやうは
やはり本質的に「日本 好き」が無いと無理だと感じた。
トルコなんかも さうだけど 歴史的に大国ロシアと対峙した国々は
バルチック艦隊を破った日本には必然的に親しみを感じるのだろう。

映画の方はヨカッタ。
ヒーロー・ヒロインは出て来ないけど全員が主役。そんな映画だった。
日本の小説で云うと 山本 周五郎 の世界。市井の人々を温かく見つめた映画。

冒頭 主人公が石炭貨物船の積み荷から ひよっこり顔を出すシーンでは
何故か「手錠のままの脱獄」でのトニー・カーチスとシドニィ・ポワチェの
ラストの見つめ合う場面を想起した。

 

「新世紀 パリ・オペラ座」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月12日(木)20時37分15秒
  予想してた以上に相当コアな映画だった。
全編 楽しむには かなりの量 オペラに関する素養が無いと駄目だな。
と感じた。

仏が盟主国に為るアルジェリアの子達と思われる一群との合奏は
日本も東北の津波で被害に遭った中学生達がベルリンのオケと合奏した事も
有るので 其れとオーバーラップに為ったのだけど 最後はラ・マンチャの男の死に際の
一節を持って来たのが良かった。


館内の廊下に映画「007(シリーズ)」のポスターが何枚か貼り出されてたけど
ボンド・ガールを経験した女優の 浜 美枝さんは映画会社から貰ったギャランティで
ミラノ・スカラ座~パリ・オペラ座まで特等席で観劇三昧の日々を過ごされた
らしく「徹子の部屋」で話されて居たけど 舞台の袖から観劇 出来る機会は
滅多に無く その分「儲けたな・・」。ってな思いだった。
 

「ドレス ヴァン ノッテン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月29日(木)21時03分42秒
  ファッション ショウの楽屋が見れて新鮮だった。

ジェーン・パーキンやマリリン・モンローの名が登場して懐かしかった。
二人は女優だったけど一時期モデルも してたので彼女達の名も出たのだろう。
マリリンが主演したラブコメディの映画の挿入歌も流れたが歌ってたのは男声。
その辺が主人公の性癖だし美意識なんだろう。
大円団 パリ・オペラ座・ステージ上でのショウではラヴェルの「ボレロ」
が使われてた。ラヴェルは仏の人。流石にツボは離さないと思った。
 

リクエスト

 投稿者: もさこ  投稿日:2018年 3月27日(火)12時41分10秒
  『泳ぎすぎた夜』観たいです。

http://oyogisugitayoru.com/

 

「デトロイト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月23日(金)20時30分35秒
  予想してた以上に骨太な映画だった。
1939年の「風とともに去りぬ」は日独との戦争が避けられぬってな状況下で堂々と
作られた。さうした国力 云うか 懐の広い文化 云うか それが今でも米国の良さ
だと感じつつ観て居た。

昨今の人類史では 太古の昔 アフリカのケニアから30人ばかりの家族が外に出て
全世界に散らばり今日に至ってるってのが遺伝子の研究から解明されてるのださうだ。
つまり 人類の祖先は黒人から始まり 後に白人・黄色人が生まれたのださうだ。
私が高校で学んだ思考で云うと逆だったんだが 以降 暗黒大陸と云われたアフリカの
遺跡の発掘なんぞも頻繁に行われ調査もされ新たに判った結果なんだろうと推察される。
思ふに 差別ってのは事実誤認から始まるやうに感ずる。
白人の祖先が実は黒人だったのが判れば「ブラック パンサー」は出現しても
「KKK」は生まれやうも無かったかと思ふ。
いつの時代でも歴史の教科書って 勝った者が負けた者をイイやうに扱う物では
有るのだけど。

映画的には ’60年代のサウンドが流れ「シュープリームス」も生で見れたので
お得感が高かった。真ん中の娘は後年「ビリー ホリディ物語」で主演し
今もベガスでソロで歌ってるやうで 若かりし頃の舞台を垣間見へて嬉しかった。
最後の登場人物達の「その後」の説明手法では コスタ・ガボラス(監督)の「Z」の
手法を想起させた。確かフランスとギリシアの合作だったか。



 

上映作品リクエスト

 投稿者: リクエスター  投稿日:2018年 3月19日(月)19時10分34秒
  今、巷で話題になっている作品を福井でも観たいです。


第68回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門正式出品
第42回香港国際映画祭・インディーパワー部門招待上映
2017年PFFアワードグランプリ受賞作品



清原惟監督作品
『わたしたちの家』


■出演
河西和香 安野由記子 大沢まりを 藤原芽生 菊沢将憲 古屋利雄 吉田明花音
北村海歩 平川玲奈 大石貴也 小田篤 律子 伏見陵 タカラマハヤ

■脚本:清原惟 加藤法子
■プロデューサー:池本凌太郎 佐野大
■撮影:千田瞭太
■照明:諸橋和希
■美術:加藤瑶子
■衣装:青木悠里
■サウンドデザイン:伊藤泰信、三好悠介
■編集:Kambaraliev Janybek
■助監督:廣田耕平 山本英 川上知来
■音楽:杉本佳一
■配給|HEADZ
■宣伝|佐々木瑠郁

2017年/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/DCP
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了作品

http://www.faderbyheadz.com/ourhouse.html
 

「Ryuichi Sakamoto:CODA」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月18日(日)15時04分57秒
  「此処で映画は終わるな」。と思ったらジャスト・ピッタリ物語は終わった。
良いも悪いも自分の肌に合った映画だった。

主人公の坂本に付いてはYMO時代から好きには為れづ反感を覚えてた。
オンバ日傘の坊ちゃんが親の庇護と財力に任せ好き勝手してる・・ってな
イメージだったからだ。その印象は映画を見終えても変わらぬが エンドマークが
予言 出来たってには やっぱ感性・感受性・音楽のスタンスが似通ってる
のかな?と思う。 家を出て来た時 最近 よく口ずさんでる新倉美子さんの
「YUO BELONG TO ME」に包み混まれるやうにして来たのだけど 彼も復
世界に羽ばたこうとした日本人の一人なんだろうな。と感じた。

色々なジャンルを歌う森山良子などは確か出自が牧師の娘だったか。
彼は意識的に血脈に関して話を避けて居た様子だったけど 父親が貿易商とか
母親が国際学科の教師とか何か縁が有るのだろう。さうした縦の線も見せて
欲しかった。

チラシには「日本が誇る世界的音楽家」と記されて居た。
まぁ それは間違いは無いのだけど 彼が住む東京はTOKYOで日本では無い。
日本の一部でも無く一種「租界地」のやうな場所。地方に長らく住んでると特に
さう感じる。だから東京を代表する世界的な。に言い方を変えて欲しい。


 

「ゴーギャン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月12日(月)22時06分0秒
  徹底して胸糞の悪く為る映画だった。
チラシでは「タヒチでの愛」みたいな表記を して居たけど 実際は妻子を捨て
単身 南洋の島に渡った初老のロクデナシが現地で少女買春をして現地妻にしたものの
現地の男に妻を寝取られたと云うシマラナイ話。百年以上も前の事だから話だけで
済んだけど これが現在なら女性蔑視のロリ狂いの爺と存在自体 抹殺せょと
運動が起こる処。「ゴーギャンの絵は好きぃ~!」。とハートマークの女子が
居るとして その辺 どう思ってるのか?訊いてみたい衝動に駆られた。

2度のオスカー主演を得たマーロン・ブラントは一時期 ポリネシア系の二十歳
くらいの娘を連れて歩き芸能記者にも紹介して居たらしいけど 向こうの白人男子は
南洋の少女にはオリエンタル趣味を満足させて呉れる物が有るらしく
私を含め日本男子がブロンド美女に滅法 弱いのと似た感じなのだろう。

誰もが知ってる有名画家を扱った映画なので例の如くチラシには著名人の寄稿が
載せられて居たのだが 其の中で自分と肌が合った寄稿文は 片岡 鶴太郎の
「画家は職業ではない。生き方 なのだ。」には 頷く点が多かった。
=確かに美術の先生は職業でも 実際 絵を描く人って職業とは言へ無いねぇ・・。

絵の評価は難しい と思ふ。
帰宅してネットで調べたらゴーギャンの絵は245億円で売り買いされた事が
有るらしい。1890年代当時の絵だが当時の一般的な評価額は二束三文
だったのは疑う余地も無い。クルマや家電のやうに万人が納得 出来る販売価格が
設定し辛いのだろう。ゴーギャンは元は腕の良い「株屋」だったらしいが
絵の業界も仕出戦のやうな一種 博打なんだろうな。
 

「被ばく牛と生きる」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月11日(日)07時59分28秒
  かなり前のNHKの「みんなの歌」で森山良子が「ドンナ ドンナ」を歌ってて居て
その歌詞に出て来る子牛のイメージと だぶらせて観て居た。
本編はラヂオの「日曜名作座」でも長年 知的で可憐な落ち着いた声優ぶりを披露してひる
竹下景子がナビを務めてて居たので余り構える事も無く等身大で鑑賞が出来たのが
本作のスタッフの腕の見せ所かと感じた。

原発の問題は難しい・・。
反対するにせよ・賛成側に回るにせよ 痛し痒しで一筋縄では行かぬ。
世の中の構造が複雑に成り過ぎてるのが功罪半ばする原因と思うのだが。
 

上映予定

 投稿者: こばやし  投稿日:2018年 3月10日(土)11時08分42秒
  「あなたの旅立ち、綴ります」公式サイトにてメトロ劇場で上映予定とあり楽しみにしています。詳しい予定の公開をお願いします。  

キセキの葉書

 投稿者: ざんくろう  投稿日:2018年 3月 8日(木)17時25分33秒
  いい映画でした。
映画全体で、何処かがとびきり良いと言うことはありませんが
元ストーリーの力が強く、映画に引き込まれた90分でした。
良い映画を上映してくれて、ありがとうございます。

次は岩合光昭か、映画音楽か、どちらか迷っています。
 

「キセキの葉書」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月 6日(火)16時01分17秒
  二度も書いてる途中で文が消えてしまった。
此方の込み打ち損ないなのだが 本編同様 気分が乗らない。
映画自体は悪く無いのだけど 主人公役の女優サンの胸の大きさと同じでイマイチ・・
足りない。まるで やらづ・ぶったくりのAV買った時のやうな心情だ。

映画は上手く出来てた。女性目線の女性の映画だから普通の女性なら全員が全員 泣く
だろう。例へば エンディング曲に使われてた本田 路津子の「耳を すませて ごらん」
は主人公の等身大の応援歌だろし その前に使われてた「花の街」は実母の世代の
応援歌に為るのだろう。曲同士の制作年度の差は丁度25年で娘が母親に為る年数とも
符号する。映画自体は素人集団が立ち上げたにせよ シッカリ脇を玄人が固めてる感
有り有りで国際的な賞を獲ったんも頷けた。

只 物語として男の出番が少なく主人公の大分の実父なんかでも もっと増やしても・・。
と思ったし 主人公の妻の人生の伴侶は完全に娘 ないし息子に移ってた。
夫は完全に給料運搬人・マスヲさんで在り その事に付いて触れられて無かった点が
大いに不満に感じた。おそらく夫は不倫してるか・キャバクラの常連に為ってるか
どっちかだと思われたが。

「このままでいいんや、このまま幸せになるんや」は浄土真宗の法話の席で
よく布教使が使うフレーズ。なので主人公の女優が神々しく九条武子に見へた。

 

「ゴッホ・最後の手紙」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月 4日(日)21時45分5秒
  副題が「最後の手紙」だから弟に宛てた最後の書簡をモチーフにした
創作劇なんだろうが手法が斬新で魅せられた。正直 云って其の手法
見たさに来館したってな処。

ゴッホ その人に付いては昔から嫌いな画家だ。
目にケンが有るし 絵そのものもコテコテした感じで墨絵のやうな
水彩画のやうな絵を好む身として到底 好きには為れない。

本編はゴッホの謎の死をサスペンス物として仕上げて居たけど 映画人が
絵画的手法で作った云うより絵描きの集団が映画的手法を使って自分達の
「父」で有るゴッホの一面に切り込んで行った・・。そんな趣を感じた。
世界的に著名な画家 百人がゴッホの絵を動かす方法で作り上げたらしいけど
近代絵画の父と云われるゴッホと さぞかし一体感を覚えながらの作業だった
のだろうと推察する。昔 日本の有名な版画家の日常を描いたドキュメント映画
「わだはゴッホになる」ってな映画が有って 国際的な賞も受けた邦画なんだけど
その中でベートーベンの「合唱」を口づさみながら一心不乱にノミで版木を
掘ってた場面が有って 当時の西ドイツの映画祭で審査委員達から大拍手が
湧き上がった話を想い出した。「わだ」云うのは 其の版画家が生まれ育った
東北・青森では「私」と云う意味で彼も又 ゴッホと一体に為りたかったのだろう。
彼の名は棟方志功だったか。

本編の手法はホントに斬新で旧態依然とした手法しか知らぬで有ろう今の北朝鮮の
映画人達が若し観たら腰を抜かす程 驚愕して自らの無知を恥じるだろうと思った。

名子役でも有った映画女優 高峰秀子が書いた自叙伝「私の渡世日記」の
中に かう云う下りが有る。
時は昭和17年の事だったか 或る日 映画会社の御歴々に内々で数人が呼ばれ
会社の試写室で極秘でアメリカ映画の上映会が行われたらしい。
漏れ訊く処に依れば日本軍が或る街に攻め入った時 其処の映画館にフィルムが
残されて居り秘密裏に輸送されて東京の映画会社に運ばれたらしい。
そして当時の軍部の文化部が映画人達に観た感想を求めて来たのださうだ。
その当時の最新作「風とともに去りぬ」とかディズニーの「ファンタジア」とかで
深夜の上映会が終わって皆がビルを出たら外は明け方だったらしく
その中の一人が思わづ「あんな国と戦争したらマズイな・・」。と呟いたさうな。
その数人の中にデコちゃんも居た訳なんだけど 本編の斬新な場面を見てたら
その話を想起した。

映画は其の国の文化のバロメータだけど同時に国力の象徴でも有る。
本編のエンドクレジットの中に「NHK エンタープライズ」の名が見へ
日本人として誇らしく感じた。


 

「悪と仮面のルール」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 2月26日(月)23時10分36秒
  かなり重厚な映画だったが正直よく内容は飲み込め無かった。

まるで舞台劇のやうで しかも画調が昭和の40年代 外国映画で云うと
フイルム・ノワールのヒットマンのやうな趣を感じた。
主人公の役者の声質が鬼籍に入ってる細川俊之ソックリで驚いた。
若しかして わざと二枚目俳優だった細川サンに意識的に似せてるのかもと
思ったけど 実際 どうなんだろうか? 若いし・イケメンだし・オリエンタルな
雰囲気も充分 有るしで 早々にハリウッドに渡れば早川雪舟サン並みに
成功するかも知れぬと感じたけど。

自分的に感情移入が出来たんは主人公が雇った探偵の初老に近い男性。
年齢的に歳が近いってな理由も有るんだけど 子供の頃の主人公を実は知ってて
それを口に出さないってな処が大人としての思慮深い配慮のやうに感じられ
「自分でも ああするな」。と感じた。
二人の男女は共に児童虐待を受けてたので一種「戦友」に近い感情でお互いが
心的に結び付いてたのだろうと思うのだが もう一押しが足りづ友達夫婦には
成れなかったと思われた。残念だけど概して世の中そんなもんだな~~。と思ふ。
人生 涙の別れの方が数的に遥かに多いからね。泣いてる暇なんぞ此の世に
有りは・・しない。
 

> 上映作品のリクエスト

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2018年 2月25日(日)22時20分41秒
  『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
は上映決定しております。(4/14~5/4)
随時上映作品は更新いたしますので下記ページにてご確認ください。
http://fukuimetro.jp/blog-entry-205.html
ご来場お待ちしております!

http://fukuimetro.jp/blog-entry-205.html

 

上映作品のリクエスト

 投稿者: 映画中毒のニャース  投稿日:2018年 2月24日(土)11時14分11秒
  ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
の上映をお願い致します。

2017年の夏、アメリカでたった5スクリーンから始まった公開だったが、口コミが広がり2600スクリーンまで拡大し大ヒット。多数の賞も受賞。
パキスタン出身の男性コメディアンとアメリカ人女性のカップルが、結婚に向けて文化の違いによる数々の壁を乗り越えていくさまを、実話を元に描いたコメディドラマです。
日本では2018年2月23日公開です。

原題 The Big Sick
制作年 2017年
制作国 アメリカ
上映時間 120分



 

「ヒエロニムス・ボス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 2月23日(金)04時51分50秒
  彼はダリの絡みで名前だけは知って居たが詳細は解らづ 本編を観て少しは解った
気に為った。それ程までに美術講義の番組として有意義で90分番組が3時間番組の
やうな濃度の濃さを感じ Eテレの「日曜美術館」の海外版のやうな趣が有った。

冒頭の三連の大仕掛けの絵には狩野派の屏風絵を思い出し・擬人化された手法には
「鳥獣戯画」を想起させ・幽玄や夢幻の世界観には白魔術のタロット(カード)の
絵柄と似た嗜好を感じた。祖父の代から三代 続く絵描きの家系らしいが
「あやかし」のやうなジプシーの血が入ってるやうな気がした。
漫画家・美術史家・画家・美術館の係員 等に混じって40前の女性シンガーが
絵を観た感想を話してたけど  彼女の感覚が自分に取って一番 近い感想・感性
だと思った。理論づけや・後づけぢゃ無くストレートに自分の毛穴感覚で感想を
述べてる点 好感を感じ身近に感じた。
自分もワンカラの個室に入れば長年ジャズだのシャンソンだの歌ってるので
彼女の自らの音楽との対比は興味深かった。

仕事の除雪と持病の神経痛でヨレヨレで館に来たが 来るだけの値打ちの有る
映画で エンド・クレジットの最後に「プラド美術館」の名が見へ懐かしかった。
之 スペイン語会話学習のテキストでは定番の場所だから。
 

「追想」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 2月18日(日)15時39分47秒
  題名の「追想」から連想されるのは二度目のオスカー主演を得たバーグーマンの映画で
本編も「さうだろ」。と思って銀幕の前に座ったら外れたので少し気落ちした。
此れは此れで「好品」では有ったんだけど。

映画は1975年の作だから一度は観た事が有る筈なんだが どうも初公開時の時が
思い出せない。概して欧州映画は地味だからなんだろうが帰宅して見たチラシの
ロベール・アンリコだのロミー・シュナイダーだのの名が懐かしく瞬間20代だった
自分に戻ってた。
冒頭の場面とエンド・クレジットの絵柄が同じで 後半もメリハリが利いた作りだった
ので観てても安心感が広がった。バックの音楽もフランシス・レイ タッチの心地よい
電子ピアノの静かな掛け合いだったのでまるで「ゆりかご」気分だった。
主演の男優は「地下鉄ジジ」にも出てたらしい・・。この映画は仏版「自転車泥棒」の
やうな映画でジジと云うルンペン少女と(歌って踊れる名優との)絡みが
面白くリバイバルで観た時には買った映画音楽全集のレコードの中に此の映画の
挿入歌「ジジ」が入ってたので よく聴いてたのを想起する。
出演してた名優は確か モーリス・シュバイエ?だったか。歌の「ジジ」は彼が
歌ってたのだけど。

本編の物語的には 主人公の医者(外科医)は1944年の仏と云う設定上
政治的に難しい立場だったと推察される。結局は愛する家族を惨殺され好戦的な
パルチザンに変身してしまうんだけど其の過程で盛んにフラッシュ・バックが
使われ主人公の気持ちの起伏が よく解った。
対する12人のドイツの将兵も人間的に描かれ好感を感じた。
思わづ米国テレビドラマの「コンバット!」に登場するドイツ軍の将兵を
思い出した。
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2018年 2月18日(日)13時27分1秒
  監督過去作はDVD化しておらず、こちらも今のところ限られた映画館でしか上映しないので「立ち去った女」を上映して頂けると本当に有難いです。必ず観に行きます。ご検討よろしくお願いいたします。  

リクエスト

 投稿者: marine  投稿日:2018年 2月16日(金)07時47分17秒
  想田和弘監督『港町』を上映してください。

http://minatomachi-film.com

 

リクエストのお願い

 投稿者: にこ  投稿日:2018年 2月13日(火)23時15分12秒
  「彼女が目覚めるその日まで」を上映していだだきたいです。よろしくお願いします  

「婚約者の友人」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 1月20日(土)08時53分55秒
  仕事アガリに観に来たが予想通りフランス映画らしいフランス映画。
上品で「たおやか」で詩情的でアンニュイで 貰った小さなチラシの裏面に
書かれて在った著名人の寄稿文を借りるなら「どの場面も なつかしい優雅さを
湛えてる」(女流作家)とか「生きる希望が湧く名作だった」(夏木マリ)。とかに
近い読後感に為るか。

のっけから まるでサイレント映画のフロント頁のやうな冒頭で以降もモノクロ画面が
続き 時代設定も1919年の欧州ドイツ語圏なので当時の社会風俗に引き込まれ
魅せられた。途中 思い出したやうにカラーの場面が三か所だったか現れ
アウシュビッツの今と過去をシットリ描いた仏映画の名作「夜と霧」の趣向を
想起した。 物語りの前半部までは仏から来た青年はフランツとは同性愛だと
推察してたのだけど 実際はアーティスト特有の繊細な神経ゆゑと解り
流石 名バイオリニストってのは さう云う行動も取るのかと無抵抗で得心
してしまった。

極めて大時代的な雰囲気を醸し出す映画で 画面だけ見てると何だか1940代の
メロドラマのやう。でも使ってる撮影機材は今時だから画質も音声もクリァーで
時代の違いが判ると云う趣向性を感じた。
二人の男は敵と味方に分かれ塹壕戦で撃ち合う形と為ったのだけど 第一次の
大戦の欧州の戦線は後半は膠着状態の塹壕戦で それを描いた レマルクの小説
「西部戦線 異常なし」を想起した。
当時の日本の皇太子・後の昭和天皇も お読みに為り映画化もされた作品で
確かドイツ将校役で当時 有名なドイツの役者も出てたと記憶して居る。

かうした登場人物の心象風景を描いたら右に出る者が居ないのがフランス映画で
邦画も かうした方向性で行って貰いたいと思う。
実相寺(監督)の「無常」のやうな映画が好きなんだけど 米映画の猿真似のやうな
映画が多過ぎると感じるのは私だけだろうか?
 

「ありがとう トニ・エルドマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 1月 3日(水)20時33分3秒
  2時間40分の長尺物だったけど後半 物語の展開が早く為った感じで
終わって見れば2時間物と大差 無く「いい映画」の範疇に入るのだろうと
思った。観てる時間が短く感じられるんは「いい映画」の必須だから。

ストリィは 都会で肩パット入れた服装で颯爽と仕事しとる娘に会いに行く
父親と其の娘の掛け合いなんだけど 両人とも かなりの意地っ張りだから
あらゆる場所で衝突してしまう・・ってな展開。
さう云う中に在って印象に残ったシーンは或るホームパーティの場で
父親の伴奏で娘が歌を披露する場面。イケイケの仕事娘が少し厭世的な歌詞を
ホイットニー・ヒューストンのやうな歌唱で歌い挙げ部屋を出てゆく場面。
ナチュラルな娘の素顔を皆に披露する事が出来た父親の歓喜の顔が印象的。
部屋は東方教会・ギリシア正教会の復活祭の通俗的な集まりみたいだったけど
その中でゴスペルのやうな歌詞を上品に歌い挙げた彼女に万雷の拍手が
湧き上がったんが印象的だった。

一連の場面を観ながら川端康成の小説「山の音」を映画化した時の 父・山村 聰
義理の娘・原 節子のシーンを思い出してた。
昭和29年の成瀬(巳喜男)監督の作品なんだけど 会社重役の父の会社へ弁当か何か
長男の嫁の原 節子が持って行く場面が有ったかと記憶して居て
それで二人の相対場面が想い出されたのだけど その時の山村 聰の娘に対する目線と
本作の父親役の目線とが似通ってて驚いた。

その本作の父親には怪優のジャック・ニコルソンが演じてるらしかったが
体形が まるで晩年のチャールス・ロートンで若い頃の颯爽体形 知ってる身として
寂しさを感じたのだけど 戦前期のドイツ映画は確か怪奇映画の宝庫だったので
彼が おふざけで「ノートルダムの せむし男」に似せた変顔してたんも
黄金期のドイツ映画に対する玄人筋の郷愁ってな処で関係者から映画が高い評価を
受けた一助と為ったのかも知れぬと感じた。

本作はヒットした文芸小説の映像化ってな趣旨らしい。
でも娘の職場の人間関係が少し ややこしくて解り難い点が有った。
昔風に単純明快が良いと感じた。
エキゾチック美女・マール オベロン と 貴公子然のローレンス
オリビエが出演してた「嵐が丘」の逢瀬の場が懐かしく思い出された。



 

「ボブという名の猫」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年12月31日(日)15時44分21秒
  日本でも有名だった機知に富んだロンドン生まれのコメディアンのボブホープには
ボードビリアン的な要素が強かったけど 本作に登場する猫も相当ボードビリアン的な
芝居猫だった。おそらく王立演劇学校あたりに所属して居るホンマモンのアクター猫
だと感ずる程の演技力だった。

映画は 迷い猫を拾ったストリート・ミュージシャンの更生劇なんだけど
冒頭は英国人気質らしい言葉遊びのタイトル表示で「007」の導入部を想起させた。
彼に関わる女性は3人。一人目は麻薬の更生に携わる公的施設で働く理知的な女性。
二人目が職業不詳ながらNGOの「グリーンピース」のやうな思考を持ったナチュラルな人。
三人目が公的施設から落ちこぼれた中毒者を救う民間施設で働く褐色肌の女性。
この3人が「ジャンキー」と呼ばれるヘロイン中毒者の彼を救ってゆく介護者と為ってゆく。
3人は今の英国女性の三つのグループの夫々の代表者のやうな存在で在った。
主として生活経済面での色分けとして。

キャメラは時々猫の視点で回され・台所の下の壁の隙間から出入りする鼠なんかでも
鼠の目線で周囲が映し出されてて 思わづ1970年代の鼠と少年の交流を描いた
映画「ベン」のワンシーンを連想させた。

オンタイムで昔 観た自伝的映画「わが心のふるさと」は ボブ・デュランが憧れた
吟遊詩人 ウディ・ガスリーの物語だったけど 本作のミュージシャンは誰に憧れて
その道に入ったのだろうか・・?



 

「シンクロナイズド モンスター」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年12月31日(日)02時56分7秒
  主演の女優は今が旬らしい。
でも自分的には初めて見る顔で1970年代の日本男子の股間を熱くした
ポルノスター クリスティナ・リンドバーグと顔立ちが似てたので懐かしを覚へた。
と同時に舞台が田舎ってな事も有り出演者が時代的に古メの雰囲気で
映画全体に70年代~80年代のムードが漂ってた。

物語は何だかネットゲームから無理に引っ張って来たかのやうなストリィ。
観客に何を伝えたいのかがチンプンカンプンの呈で今風の若者でしか
付いてゆけない部分を多く感じてた。
のだけどラスト場面に為って やうやう物語の筋が読めて来た。
要するに 小学校の児童の同級生同士の他愛も無い喧嘩。
それが長じて大掛かりなファンタな喧嘩へと移行したモノ。
さう云う映画だった。

ファンタな喧嘩の代行場所が韓国のソウルだったり・主人公のが日常
使ってるパソの表の柄が有名な日本画で彩られてたりで かなりオリエンタル趣味を
感じたのだけど この製作者も兼ねてる云う主演女優は かなりナウイ・
今風に敏感な人なんだろと感じた。
日本の女子に・中年に入り掛けの女子に憧れを抱かせるタイプの人だと思う。
つぶらな瞳でスタイル良いし・ダメぶりも真面目ぶりも適当ってのが
受け入れられる要因なんだろうと思う。
実際 私なんぞも見てて恋人に欲しいと思う程・・だった。

この女優サンみたいに お顔が可愛い・可愛い人は存外 気性が男・男だったり
する場合が多いし 若くしてオスカー女優でプロデュースにも乗り出す人って
映画界にシンクロした怪物(モンスター)なのかも知れない。
タイトルのネーミングは映画の事ぢゃ無く 主演の人の素顔かも。

 

上映希望

 投稿者: ひろみ  投稿日:2017年12月30日(土)15時42分52秒
  シーモアさんと、大人のための人生入門

上映希望です

https://vimeo.com/ondemand/uplinkcloud057

 

リクエスト

 投稿者: 優佳  投稿日:2017年12月24日(日)08時58分35秒
  『花筐/HANAGATAMI』を上映して欲しいです。宜しくお願いします。  

「少女ファニーと運命の旅」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年12月21日(木)21時58分47秒
  1965年 公開の「サウンド オブ ミュージック」では オーストリアから
スイスへの逃避行だったけど 本作は それより4年程度後のフランスから
スイスへの年端も行かぬ子等のみの逃避行。時代的に云うても本作の子供等の
方が逃げ方が難しかったかと思う。

17歳の娘と眼鏡の少年の二人は如何にもユダヤ人的な顔立ちだったので
(この二人は捕まるな)。と思ってたら全員 国境を越えられたので快哉!を
心の内で最後に叫んで居た。

観ながら 満蒙開拓団に居てロシアの南下と同時に住んでた所を追われ
命からがら内地に帰って来た当時の少年少女達の大変さを想起したのだけど
1920年代だったかに活躍した伝説の歌姫 ファニー プライズに1960年代の
映画で扮したバーブラ・ストライサンドはブルックリン生まれの鷲鼻のユダヤ系だった。
「ファニー」と云う女性名は元々がユダヤ女性を指す名前かと思った。

どんな名優も子役には敵わない。と云う。
本作に出てた子役達が今後どんな映画に出て・どんな役柄を演じるのか?
シャーリー・テンプル並みの後世に名を残す名子役に成れるのか?
興味津々で席を立った。
 

「ハイドリヒを撃て!」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年12月10日(日)19時12分39秒
  連合国側 絶対善の映画には僻々してるので「見たくない映画」で有ったのだけど
時間が有ったので観に来てみた。案の定 ラスト30分間の激しい銃撃戦には僻々した。

実際に有った歴史的事実に基づく戦争映画ださうだが 同じ題材で「暁の7人」と
云う映画が1975年に作られてるらしい。当時は 私は一番よく洋画を観てた
時期なのでオンタイムで見てる筈だと思うんだが どうも記憶が無い。
米映画には あまり登場する機会が少ない東部戦線が舞台だから記憶には
残らなかったのかも知れない。

独逸軍の一中隊が登場する最後の場面を除けば 映画は全体として地味で密室劇に
近かった。それも其の筈で主人公の二人はゲリラの狙撃犯で決行までは屋根裏に
身を潜めて居ないと為らぬ身。まるで アンネ・フランクのやうな生活を強いられて
居た。軍事的に見れば敵の大将の首の一つや二つ挙げた処で戦況には何ら影響
しない処か 敵の激しい怒りを買い無辜の人民が殺戮されるだけの結果に終わるんは
素人でも想像が付くのだけど 事は軍事作戦ぢゃ無く・迷ってる同盟軍を戦争に
参加するやう促す政治的な意味合いなので ああした形に為ったんだと感じた。
俗に云う「損して元を取れ」云う奴で わざと日本軍に真珠湾を攻撃させて置いて
「真珠湾を忘れるな!!」のキャッチコピーの下 自国内を対日戦争で固めた
かっての米国の手法と同じだと思った。
ナチに翻弄されるチェコの人々ぢゃ無く・西側の政治力学に翻弄される現地の人々が
痛々しく思へた。

かなり重苦しい画調なんだが 当時の人々も少しは息抜きは してたらしく
蓄音機から流れる名盤「スターダスト」の歌声に合わせ男女が部屋で踊るシーンも
一瞬 有って それなりに生活を楽しんでたのも偲ばれた。
時代設定が1940年代の前半なので背景の街の様子なんぞ どうするのかと
思いきや どうも当時の街頭写真なんぞ引っ張り出し・それを機械的に動かし
動画として・其処に人物を嵌め込むやうな作り方を してたかと思う。
かなり大時代的な手法で驚いたのだけど 見てる側が何だか自分がタイムスリップ
してしまったかのやうな錯覚にも捉われ巧い使い方だと感心した。

主人公二人の内 一人はボヘミア系らしかったが イタリア移民の子として
米国の司法と闘った二人の男の事を思い出した。
サッコとヴァンゼッティ。1971年の映画「死刑台のメロディ」の主人公に
為った人物だ。差別に因る冤罪事件で1920年代に死刑に為った人達だけど
いつの時代でも国家と相対する男は気高く美しい・・。
 

「愛を綴る女」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年12月 2日(土)18時31分22秒
  家に帰ってグーグルで くぐったら 劇中 何度も背景音楽として
使われてた チャイコフスキーの「四季」は正確には「組曲・四季」で
使用されたんは その中の「6月・舟唄」って云う小品だった。
アップされてた動画の中には単に「舟唄・チャイコフスキー」と云う
タイトル画も有ったので ピアノの心得の有る人達の間では一種
定番曲の一つなのかも知れない。主人公の女の心情を的確に表した
上手いクラシックの使い方だと思った。第一「舟唄」ってのは俗謡的には
男女の愛憎劇みたいな意味合いも有るしで。

のっけから話は余談に為ってしまったけど 映画は仏映画らしい詩的な描写が
多く それで居て散文に過ぎづ・シッカリ韻も踏んで居て 良く出来た
欧州映画だと感じた。
夫と為るスペイン人の中年男はフランコ将軍の元から逃げて来た経緯も有り
愛人に為りかけの若い仏の大尉は仏領インドシナからの傷病兵 云うので
1950年代の早い時期の物語だと思った。

主人公の女は前々から心を病んだ状態。通常なら座敷牢に入れられて不思議でも
無い程なんだが 村では資産家の娘なもので さうは為らない。
母親は行く末 心配してスペイン人の雇われ農夫を婿に迎えるんだが
性根の腐った娘には親心も届く訳も無く・・ってな前半部のストリィ。
まぁ 仮に俺が夫なら戸板に打ち付け大川に流すんだけど 怪談「累が淵」の
やうな手荒な事は しない夫。何処まで行っても「忍」の一字の夫だ。
聖書。つまり福音書の「受胎告知」に登場する天使は確か名がガブリエル
だったかと思うのだけど 洋画に登場するガブリエルには悪女とか悪妻が多い。
西洋の白魔術・黒魔術との関係みたいな物で コインの裏と表との関係
なのかも知れぬ。

主役を張った女優は「オスカー女優」らしい。
少し注意深く顔立ち見れば目元など若かりし頃のC.C(クラウディア・カルディナーデ)
や岡田 茉莉子 に似て居て 映画界と云う男社会の中では男顔でないと
伍して征くのは難しい・・のかと思った。

ラスト。夫婦 二人 海辺を見ながら微笑み合う のだが 若し次の場面を
繋ぐのなら 隠し持った鈍器で夫は妻を殴り殺すと したい。
そのシーンから始まる「愛を綴る女・第二章」を期待しつつ客席を後にした。
 

「VVITCH」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月25日(土)19時56分36秒
  色々な意味で「意味深」な映画だった。
中世末のイングランドの話かと思ってたら実はニューイングランドの西部開拓時代の
設定で 完全な肩透かし。でも終わるまで一度もトイレに立つ事も無く引き込まれ
低予算で此処まで引っ張られれば「良い映画」だと感じた。

ダーク・エンジェルの冒険活劇に為るのかと観てても最後の最後までダークは
ダークでも単なるホラー・サスペンスで まるで「騙し絵」のやうな上手い
作りだった。監督が著名な映画のリメイクに抜擢されたと云うが「さも 有りなん」
の印象だった。主演の少女役の女優もデボラ・カーの少女時代のやうな感じで
可憐の中にも華と凛とした趣が有り 此方もメジャー作への抜擢が決まってる由
小品ながら将来 映画史的に語り継がれる作品と為る予感も する。

チラシにも書かれて有った通り「ホントは怖いグリム童話」のコンセプトと
同じ方向性で 30代の頃に観た「トワイライト ゾーン」を想起した。
日常の中に潜む怪奇性で云うなら 日本で云うと江戸時代の「百物語」の挿絵の
ろくろ首の世界に為るのだろうか。
ロウソクの灯りだけで夕の祈りを捧げる家族は まるで古代ローマのカタコンベ
に似た空間に居て 当時の開拓民の宗教観が偲ばれ興味深かった。

原罪だの祈りだの 旧約聖書の「ヨブ記」だの新約の「黙示録」だのが家族で
日常的に飛び交い バックボーンにカトリック信仰を持った経験が無いと
この映画の深さ・面白さが半分しか伝わらないだろな と思った。
「ローズマリーの赤ちゃん」でも「エクソシスト」でも根底 流れてるのは
神VS悪魔の構図。言い古された事だけど多神教の中に住む日本人には中々
一神教の世界は理解し難いのでは?と感じた。

映画は文化。洋画は異文化との出逢いの場。改めて さう思ふ。
 

「50年後のボクたちは」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月23日(木)02時08分24秒
  リチャード・クレーダーマンのデビュー曲「渚のアデリーヌ」が何度も
効果的に使われて居た。この曲はFBCラヂオの番組間の間奏曲として
長らく使われてて耳に馴染んでるので懐かしかった。
特に主人公の二人が4WDで農道の一本道を疾走する場面を鳥瞰図的に
俯瞰撮影してる時に多重音で使われ実に効果的で有った。

物語的には ジョージ・ロイ・ヒル監督の「サンダスとブッチ」の珍道中の
やうな感じで 途中 女が入るのも 又 抜けるのも同じ。
音楽も前者が大バッハのジャズ・バージョン化で 後者は復古調のクレーダーマン
だから趣向も よく似てる。チラシにも有る下が満面の水で岩山に主人公達が
は 前者の二人が断崖から飛び降りる場面の背景と よく似てる。
たまたま かも知れないけど 作者は映画「明日に向かって撃て!」を観て
誘発されたんぢゃ無いのかと想像してしまった。
若し マイクとチックって云う14歳の二人の少年が そのまま成長して
タイムマシンか何かで米国の開拓時代の中西部に転送されたら サンダス・ブッチに
為って列車強盗~ボリビアで軍隊にハチの巣の呈だろが 本編は高速の
クルマ事故程度で済み命には別条 何んとも無かった。
本の原作者も主人公達に優しいのだと思う。

映画自体 面白かった。
技巧に溺れ引きづられてしまいがちの中に在って上手く技巧を使いこなして居る。
チラシに有る通り監督は「名匠」なんだろうと思う。
所謂「職人芸」と云う奴で続けて老人の映画も難なく作れるだろなと感じた。
観ながらホント50年後のボク達を描いた作品も続編として世に出して
欲しいと思った。それも其れで面白い作品に仕上がると感じた。
 

「きっと、いい日が待っている」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月17日(金)19時09分26秒
  15分 遅れで入館したが未だ始まって無かった。
受付で「機械のトラブル」の説明を(二度も)受けたが 時間通り始まらないのは
かっての「福宝」系列の館で何度も経験済なんで何んとも思わなかった。
時間通り始まらないんも地方の映画館の良さと皮肉では無く思ってる。

さて 本編だけど。
1960年代のコペンハーゲンの児童施設での虐待の話。
相当 酷な場面の連続だけど淡々と進むので よりリアリティが増す。
主人公の幼い兄弟の弟だったかは宇宙飛行士に成るのが夢で 理解 有る女先生から
新作のLPレコードを部屋で聴かせて貰うのだが(それが予想通りの)「2001年
宇宙の旅」の冒頭の部分だった。確か作曲者はクラシックのシュトラウスだったか
交響詩なので迫力が有り 別の場面でも何度か効果的に使われてた。
施設の所長(校長)の叙勲の夜に事件は起きるんだけど宇宙服を着て鉄塔から
月に向かって飛び降りる少年の姿が当時の「月面着陸」の映像と重なり合って
上手い演出だった。

全体として泥臭く地味で 其処に好感を感じた。
日本だとスグ大粒の涙顔をクライマックスに持って来がちだけど 文化の違い
なんだろうか 泣かない・泣けない顔を持って来てた。
名作「禁じられた遊び」では幼女が施設に入る前に駅で人混みの雑踏に消える
のだけど 本作は 施設に入った後の話で 復 時代も10数年の差も有って
少し時代が落ち着き始めてる感は した。

「日本アカデミー賞」って出来て かなり経つと思う。
毎年 大々的にライブでテレビでも流してるやうだけど デンマーク・アカデミー賞
みたいに叙勲も受けた児童施設の校長の闇の世界を描いた作品に果たして6部門もの
賞を与えられるのだろうか・・?と見終えて思った。
評価の質の問題では無い。映画人としての矜持の問題として。

映画は素晴らしく日本でも教職員組合の推薦くらい有っても不思議ぢゃ無い出来。
荒む子供と女先生の心の交流を描いたシーンでは サリバン先生とヘレンとの
「奇跡の人」を想起させた。

 

リクエスト。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月16日(木)01時40分6秒
  久しぶりにリクエストして置きます。

「サムソンとデリラ」(1949年 米国)。
1990年代にもリメイクされてるやうですが 此方を所望。
私が小学・中学時代 毎年のやうにNHKのテレビで放映されてて
思い出が深い。旧約聖書に題材を取った史劇でスペクタル映画の
レジェンドの一つですが当時から男女の葛藤を描いた映画だと
思ってます。来年で良いから考えて置いて下さい。

http://www.youtyube/com/watch?v=IEPWu24Gilc

 

「PATERSON」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月12日(日)20時50分23秒
  普通の日常を普通に描いた偉大な映画。
(一言で言い現わすと さう為る)。

主役の男が何処にでも居るやうなノッペリとした顔立ちで職業が路線バスの運転手。
楽しみが詩作と場末の呑み屋でビールを一杯 引っ掛けるだけと云う面白みに欠ける
日常が延々続くだけで 米国映画お約束のド派手なシーンも無ければ急転直下の
プロットの展開も無く オー・ヘンリーの名作「賢者の贈り物」に登場する若夫婦
のやうな お互いが労わり合うだけの会話が1週間 続くだけの映画なのだ。

其れが目に優しく・耳に心地 良く 読後感スッキリの秀作に為ってる。

印象に残った断片的な場面を少し話すると。
公園のシーンで見知らぬ東南アジア系の背広男から声を掛けられるのだが
掛けて来た眼鏡の男は盛んに「恐縮ですが」のフレーズを使ってたので
直ぐ日本人だと判った。かう云う持って回った枕詞 入れないと何も話を
切り出され無いってのは日本人特有で 自分も同じ言い方しただろうと
面映ゆい思いが した。

「金津 創作の森」あたし行けば こんな夫婦も居るだろとは思ったが
実際 近所に こんな夫婦が居たら かなり薄気味悪く感じると思う。
夫は詩作の手帳を肌身 離さづ持ち歩き・妻は高価なギター片手に芸能界
デビューを夢 見てて 二人には将来の生活設計の「せ」の字も出て来ない。
別に悪いと云う訳でも無いけど 遅かれ早かれ破綻する夫婦のやうにも思える。
だから こそ
人に感動を与えるドラマにも為り得るのだと 見終えて感じたのだが。

最後に 劇中 二人が地元の映画館で白黒映画 観てる場面が有って 映画は伝説の
コメディアン コステロのフランケンのパロディ物だったんだけど
フランケンシュタイン博士が造り出した人造人間はキャラが立ち過ぎてるので
昔からパロディ化され易い。観ながら 40年前に為るか日本のコミック漫画
「怪物くん」に登場しててたフランケンを思い出して懐かしかった。
 

「ELLE エル」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月30日(月)21時01分37秒
  見終えて 女性映画を撮らせたら天下一品と云われた成瀬 巳喜男 監督の
「女が階段を上がる時」を思い出して居た。
(故)淀川長治サンが怖い女性の映画の素材としてラジオの映画番組で昔 紹介
されてた邦画なんだが 本編も相当に怖い女性が登場した。

映画は 中年女が自宅でレイプされる場面から始まるんだが 予告編で
そんな単純な お話で無いのは先刻承知の介だから一種 謎解きのやうな
面白さが有った。主人公の中年女はラス・メイヤーの「先天性 色情魔」の
やうな異常性を持つゲーム会社の社長なんだが 実父との葛藤で心に痛手を
負って居る。母親が死に・続いて収監されてた父も自死し 親からの呪縛が
解けた主人公は友人と仲良く画面の向こうに去って行く場面で FIN。
自分も親が死んだ時には寂しさより開放感が強かったので主人公の心情は
何んとなう解る。のだが 友達と笑いこける程には至らなかった。
よっぽど主人公は両親を恨んでたんだと推察ス。
まぁ あの両親なら子から恨まれて仕方も無いとは思ったが。

母親が急な脳梗塞で倒れ 担ぎ込まれた病室で意識不明の重体。
様子を見に来た主人公だが病室のテレビからはベートーベンの「田園」だったか
流れてた。その たおやかな旋律と画面が乱れ 母の様態も急変し・・死亡。
中々芸が細かいと感心した。

主人公は10歳の時 周囲から「灰かぶり少女」と からかわれてた らしい。
「灰かぶり・・」と云えば「シンデレラ」の別名。そんな名が付くのは
褒め殺し って奴なんだろうか? 主人公の「性」が屈折してしまった訳は
それだと感じた。
 

「ローサは密告された」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月25日(水)20時12分38秒
  かなり重い映画で在る。
のは解ってたが後半部で残った子達が健気に働くので その分 気持ちが救われる。

マニラの下層社会で生きる家族の物語なんだけど両親が麻薬の密売で捕まり
残った3人の子達が両親を放免 出来る銭を作ろうと働く。
印象に残ったんは未だ学生の娘。普段は綺麗な学生服 着て学友と御喋りに
夢中だけの生活が一変し 疎遠に為ってる叔母に銭を借りに行くシーン。
その顔には女学生のアドケナサは消へ すっかり大人びてる。
同世代で有ろう働いてる従兄弟から なけなしの蓄へ貰い お礼を云う場面
では 娘では無く家父長 代理みたいな風格さへ感じられた。
かって フイリッピーナに入れ揚げると女の大家族までタカリに来ると
聞いたものだが 娘が家族の為に労す ってのは彼の国では美徳で又 当然と
受け入れられる国民性なのかと思った。

でも 主役の母親役を やった女優がカンヌで最高賞ってのが意外だった。
確かに スーザン・ヘイワードの「私は死にたくない」と同レベルの白熱の
熱演だったんだけどカンヌの女優賞ってのが ねぇ。マーロン・ブラントが
主演の「サヨナラ」でオスカー助演を得たジャズ歌手のナンシー梅木さん
以上の意外性だった。
映画自体は素晴らしいモノだったのだけどカンヌのレッドカーペットに
載せられた ってのに何かキナ臭い政治性を感じた。
フィリッピンの麻薬撲滅運動の過激さにサオサスのが目的の賞でなければ・・。
と思うのだが。

 

「夜明けの祈り」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月14日(土)19時02分28秒
  親日国のポーランドだけど反面 歴史的に反ロシア感情が根強いので「そんな国の
新作物なんて楽しめ無いな・・」。と思いつつ銀幕の前に座った。

全編に渡る重苦しい感じは最後の場面を除き銀幕からは消えなかった。
それも その筈 カトリックの尼さんが修道院長 含めロシア兵にレイプされ
7人が妊娠~出産 云うのだから・・。そんな現状に乗り込んで行ったんが
フランス赤十字の女医とユダヤ人の男性医師。最後は孤児院まで併設しメデタシ&メデタシ
なんだが 其処に至る経緯で若い尼さんは狂い死にで飛び降り自死とか・院長は治療を
拒否して梅毒の合併症で死んでゆくとか悲惨な光景が登場して来る。
実際に有った話らしいが 日本でも満蒙開拓団の婦女子が侵攻して来たロシア兵に乱暴・
妊娠に至り帰りの船の船上から身を投げて死んだとか悲痛な話が残ってる。
映画の中で或る尼さんだったかも言ってたけど 戦争は終わっても戦禍は残るんだと思う。

女医が連れて来たユダヤ人を見て 尼さん達は拒絶反応を示した。のが興味深かった。
1960年代に入り公会議で「イエスが十字架に掛けられた事に関し 当時のユダヤ人が
皆が皆 悪い訳では無い」。と云う法王の声明が出たけど それまでは教会の公式立場は
「皆が皆 悪い」。だったから 当時の感覚では悪魔でも見るやうな目つき だったのかと
興味深かった。(話には聞いてたけど映像で見ると説得力が有る)。
かう云うシーンで思い出すんは シドニー・ポワチエ主演の名画「野のユリ」の
食卓の場面で 風来坊の黒人青年が布教に来てる尼さん達に「此処アメリカでは
食前の祈りでもアーメンとは言わづ エーメンと言うのさ」。と したり顔で
教え 厳粛なる祈りの時間がゴスペルに為ってゆくのだが 本編 観ながら
そのシーンと二重写しに為った。
つまり「野のユリ」の黒人青年が本編ではユダヤの男性・・。そんな作りかと。
本編でも最後の方で有名なマタイ伝の一節が読まれてたけど 映画「野のユリ」の
野のユリの意味も福音書の一節の意味だし 本編の「夜明けの祈り」の意味も
そんな処に有るのでは?と思いましたね。

背景の音楽は当時の尼さんの修道院らしく女声のグレゴリー聖歌ばかりなんだけど
最後に少しだけショパン・タッチのノクターンのやうなピアノ曲が流れ
生まれがポーランドで没したのがフランスだったショパンの曲を使ったのかな?
と一瞬 思いましたが 如何?

まぁ 21歳でプロテスタントで洗礼を受け・34歳でカトリックに改宗し・
生活費 稼ぐ為 母親の菩提寺で働いてる身に取って 本編の尼さん達の苦悩が
痛い程 伝わり 他人事の映画では無かったですねぇ~~。
宗教と現実の住み分け。永遠のテーマですね。
 

リクエスト

 投稿者: ぴーちゃん  投稿日:2017年10月13日(金)23時21分53秒
  『南瓜とマヨネーズ』
観たいです!是非お願いします!
 

「素敵な遺産相続」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月 9日(月)19時58分16秒
  1970年代後半 大猿と共演したジェシカ・ラングは下品な言葉を使うと
当時 一発屋かと思ってた。でも再見したら違ってた。その間 相当 精進・努力
したのかと感慨深いモノが有った。
シャーリーは10年程前に為るか 彼女が書いた霊的な本を買って読んだので
改めて彼女の飾り気の人柄・等身大の生き方を知って 極めて意味深な
ブッキングだと思いながら銀幕の前に座ったのだ。

5万ドルの筈が保険会社の手違いで5百万ドルに化けて大金を手にした二人。
何処へ行くかと思いきやスペイン人が好きなカナリア諸島へ。
ラジオ・スペイン語を学んで5年の私に取っても憧れの地で ホテルの受付嬢から
ボーイまで当然の如く流暢なスペイン語で羨ましく 且又 眩しかった。
ギャング団のボスが嫁ハンに頭が上がらぬ冴えない男で 詐欺師も含め
登場人物が皆 善人として描かれてて ボブ・ホープが「ルーシー ショウ」に
出演してるやうな感じで 今の米国大統領が目指す・好む社会文化性と相通じる
部分を感じて シャーリーがミュージカルの「メイム(おばさん)」を演じてる。
そんな気がして来た。
若し ルーシー(ルシル・ボール)が演じたら爆笑&爆笑だったろうけど
シャーリーが演じたから かなりシリアスと為ったんだろうと思った。
良くも悪くもアメリカ人好みの楽天的な肩の凝らない洒脱な映画。
 

「家族の肖像」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月 4日(水)20時16分21秒
  初公開当時 国内の映画評論家は全員 この映画を褒めて居た。

どんな名画でも一人や二人はサオサス人が出て来るもんなんだが 本作は皆が皆
だったんで「なら 今更 改めて観る必要も無い・・か」。と当時は観なかった。
今回 デジタル・マスターの修復版なので初公開当時より鮮明だろと思い
見る気に為った。お目当ては シルヴァとドミニクの二人の欧州女優。

結論から云うとラストの10分を除き退屈な映画だった。
離れた座席から観客のイビキも聞こえたが実際 私も半分 寝て居た。
帰ってからネットで調べて見たら「監督は当時 体調が悪く歩き回られる体力も
無かったんで室内劇と為った」。と書かれて在ったが まるで米国映画の
「12人の怒れる男達」のやうな閉塞感が有って 観て居て爽快な映画では
無かった。又 舞台劇を映像化して見せてる手法にも板張りの舞台を観る事の
無い身に取って しんどい ばかりで 玄人受けは しても私も含め
素人受けは しない映画だと感じた。
「なんでも有りが映画」って云う視点に立てば かう云う映画も在って 然るべき
とは思うのだが ベルイマン映画とは違った意味で相当に「難しい映画」だと気づいた。

1970年代の映画だけど感情促進音楽も随所に散りばめられ まるで1940年代
前半の映画みたいで 時間の流れも大時代的。私が好きなグリア・ガースン主演の
「心の旅路」の持つ時代性と雰囲気的に似てたので驚いた。
ドミニク・サンダ 演ずる老教授の おそらく若い頃と思われる母親のフラッシュ
バックの現れも在って 監督は耽美的 回帰主義 だと受け取ったのだが・・。
 

「ムーンライト」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月28日(木)22時18分30秒
  「♪秋の夜長の~・・」。最近 好きな大橋節夫の和製ハワイアンを心で口づさみつつ
夜さり来たけど やっぱ秋も深まり夜は寒いですね。

本編は オスカー・ゴールデン グローブ 両賞受賞の作品だけ有って
詰まらない映画では無かった。その点は評価したいんだけど「感動」だの
「愛」だのと為ると かなり疑問符。
一般の米国人が映画に於けるアートを どう捉えるか?って意味では
良い教材とは思うけど 私的には よく解らない映画だった。
映画劇として あまりメリハリが無く単に物語が流れてゆくだけ。
ってな印象だった。其処が此の映画のメッセージなんだろうけど正直
眠たく為りました。

冒頭のハンディ型と思われるキャメラを ぶんぶん振り回す撮り方は
ゴダールのやうで有り 海と夕日?との対比はルルーシュのやうでも有りで
スタッフは欧州人?と観ながら突っ込みを入れたく為った。
ゲイを扱ったシーンも有ったので「ベニスに死す」を思い出したのだけど
事は さう云う単純なモノで無く「自分 探し」の映画なんだろうと感じた。
オール黒人の かなり挑戦的な映画造りだけど 音楽はドビッシー・タッチの
クラシック有り・オールディーズ調 有りと豊富で映画に厚みが出来た感じ。
話の筋より制作スタッフの力量に魅せられた。

仏教には「輪廻」と云う言葉が有るが 主人公や母親 見てて さう思った。

 

「海辺のリア」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月25日(月)14時57分57秒
  仕事の中休みが長かったんで思い切って来てみた。
元来 現代日本映画は好きでは無いんだけど時間が空けば来るのがモットーで
あんまり映画の選り好みは しない方。

本編は 一口に云えば 仲代達也の生前葬。
実際 バックに葬送行進曲も重々しく掛かってたし ジェームス・スチュアートや
サー・ローレンス・オリビエにも成れ無かった男のローマ時代の野外劇。
そんな映画だった。認知症の問題にも触れては居るけど それは結果として
さう云う描き方に為っただけで主体は一役者の晩年をザックリ描いて魅せた。
そんな作品だった。

観ながら 昔 観た「午後の遺言状」の杉村春子・音羽信子の演技を
思い出してたのだが 本作は仲代の遺作に為るのか・・と云う思いがした。
でも かう云う大円団の遺作と云える映画に出れる事自体 最晩年まで主役を
張ってると云う証で 常に戦前から脇役だった飯田蝶子サンなどは死ぬまで
脇役だった訳で その点 恵まれた役者なんだなと感じた。

認知症の問題は・・。観てて周囲が認知症だと思った。
「認知症って あぁ云う病気なんだな」と周囲がシッカリ認知して居れば
激するトラブルだの怒りだの お互いが生じない筈。
生じるのは壊れてゆく当人を周囲が認知したく無いと云う一点が原因。
さう云う意に於いて認知症って大所高所の目線で云うと周囲が認知症で
その写し鏡が当人の認知症。文学的表現だけど そんな気がした。
 

「おとなの恋の測り方」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月23日(土)20時40分13秒
  前々から この映画は観たいと思ってた。
ラインアップも変わり本日が初日。世の中は秋の彼岸。
「だから絶対 観てやるぞ!」。そんな気持ちで前々から楽しみにしてた。

楽しみにしてた以上に中身は更に楽しいモノだった。
点数 付けると 130点は固い。百点満点で。
冒頭 ヒロインが長い外套 着て画面に現れるんだが その立ち姿が既に素敵だった。
髪はブロンドなので「シェルブールの雨傘」のヒロインを想起させた。
トレンチ・コートのやうな男女が着れるコートは やはり欧州女の専売特許で
米国女が仮にマンハッタンで着用しても似合わないと感じた。

映画の中程のダンス教室の短いシーンで「愛情物語」の有名なピアノ曲が流れ
キム・ノバックの ふくよかな横顔とヒロインの横顔が少し だぶって見えた。
他 流れるやうな甘い旋律の歌が全編に流れ まるでシネ・ミュージカル仕立て。
時間もユックリ・たおやかに流れゆき ケイタイが無かったら1940年代の
映画のやうだった。
「君の心に障害が有る」。さう云ったんはヒロインの確か父が自らの妻に対して
だったけど 本編の数少ない固いメッセージだった。

舞台は港町マルセイユ。さしづめ日本なら神戸・三ノ宮を歩いてる男女のカップル。
オシャレでオシャレでオシャレで素敵な映画だった。
 

「セールスマン」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月 9日(土)16時27分7秒
  仏との合作とは云へ舞台はイランだし・出演者もオール イラン人。
それで居て数々の賞を獲ってるんはアーサーミラーの著名な芝居を映画に上げた
のも一因なんだろう。最初から賞狙いの作品だと感じ取った。

主人公は高校の国文の教師らしく 別に素人芝居の役者でも有り 妻もヒロイン役だ。
その妻が或る日 何者かに依ってレイプされると云う設定で夫が犯人探しで躍起に
為るのだが・・。ってな物語。役者達が実生活で胸の前で十字 切ってたからキリスト教徒
なんだろうけど それが意外な気がした。

映画の中での芝居の舞台 見詰めながら色々と胸に去来した。
アーサーミラーの妻は短期間とは云へマリリンモンローだったがマリリンも小柄だが
演じてる妻も小柄で何か映画上の思惑を感じた。
映画の中に頻繁に劇団の裏側が見え隠れしてたけど 戦時中の移動劇団「櫻隊」の
舞台裏の逸話が思い出された。特に官憲に拠る芝居の台詞の削除命令の話など
国や時代が違っても舞台人が味わう悲哀は何処も同じかと思った。
 

「20センチュリー・ウーマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 9月 8日(金)21時23分4秒
  翌日は月一の連休。かう云う時は子供時分の大人達なら夕刻に映画館だったのを
思い出し珍しく夕方入館してみた。

映画はメリハリの少ないフラットな作品だった。
主人公は1924年 生まれで1999年に死んだと云うシングル・マザー。
その1979年の或る時期の物語。家族の群像劇で最後は21世紀に入って過去の日記を
めくり直すってなエンディングで 思わづ1970年代だったかの「想い出の夏」の
ラストの手法を想起した。

前半部の早い時期にビング・クロスビー バージョンと思われる映画「カサブランカ」の
挿入歌「As Time Goes By」が流れ 後半の最後部で主人公がボギー(ハンフリー・
ボガード)の名を息子相手に出してるのだが 本編のコンセプトは そのままズバリの
「時の過ぎるままに」と云う事なのだろ。
主人公は設定では全米で初めての女性・設計技師だと云うんだが葬式ではルイ(サッチモ)
の歌が流れたと云うし ボギーが好きなら映画のアイカタのイングリッド・バーグー
マンのやうな知的の中にも粗野の部分が有る女性を目指して来てたのかと思った。

カラオケのDAMでは重厚なフランク・シナトラの「As Time Goes By」しか無くて
ビングのやうな軽妙な歌唱ぢゃ無いんだけど 30年近くワンカラで歌ってる此の曲
久しぶりに復 歌いたく為りました。
 

上映希望

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 9月 3日(日)00時58分28秒
  トトとふたりの姉の上映を希望します。
北陸で全然やっていただけないようなので、是非、メトロさんで。
 

「メットガラ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月26日(土)20時39分16秒
  午前・点滴。午後は整形外科と医者の連荘の後に座席に座った。
絵に描いたやうな美形・美人ばかりで暫し至福の時に浸れた。

映画の後半は米国のファッション界が中国本土に殴り込み みたいな形で
中国側の其の筋の責任者と米国側の民間人の間の やり取りが熾烈で激しかったのが
印象に残ったが 途中で1941年の映画「上海特急」が西洋人が思う中国文化の
ステレオタイプの一つとして紹介されて居て上手い説明だなと感心させられた。
昔 映画評論家の(故)淀川長治サンだったか 或る映画雑誌で「この映画は
西洋人のオリエンタル趣味」みたいに書かれて在ったんで改めて見方に感心した。

宮殿のやうな展示会場は まさにオスカー授賞式の会場みたいで様々なタイプの売れっ子
モデルさんが集まって来てたが その中の褐色肌の子がインタビュ受けてた場面で
ナット・キング・コールの「スター ダスト」のヴァース(曲の導入部の語りの部分)が
映画の背景音として流れて来て臨在感が増した。
実を云えば この曲は私の40代の頃のカラオケのオハコで ワンカラで歌って最後は
この曲で帰ったので最初の2~3小節が流れた段階でナットの「スターダスト」だと
気が付いた。褐色のモデルに白人っぽい歌い方をした黒人歌手の名唱を被せてゆく手法に
唸ってしまった。モデルの子が彼の娘の歌手 ナタリー・コールに一瞬 見えましたね。

映画のナビ的な役割を受け持った「ヴォーグ(誌)」の女編集長もサングラスと肩パットで
颯爽と闊歩し恰好 良かった。若かりし頃は名うての売れっ子モデルだったろうと
偲ばれたが モデルもデザイナーも一様に好きな仕事で目がキラキラしてたのが記憶に
残った。ドキュメンタリだが下手なドラマよりドラマチックで見終えても暫く立てなかった。




 

Re:「この世界の片隅に」雑感。

 投稿者: とおる  投稿日:2017年 8月15日(火)16時23分54秒
  2つ下の「みきお。」さんへ

「この世界の片隅に」の片渕監督の時代考証は生半可なものではありませんよ。
本当に本当によく隅々まで調べていらっしゃります。

海軍病院のグレンミラーは「ムーンライト・セレナーデ」だったかどうかまでは分かりませんが、
きちんとそういう話を元にしてあのシーンは作られています。
下のアドレスの記事にそのインタビューが出てますので、ご一読を。

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1482909002
 

上映希望

 投稿者:  投稿日:2017年 8月14日(月)20時14分44秒
  ブレンダンとケルズの秘密 の上映を希望します。
どうにかお願いします。
 

「この世界の片隅に」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月12日(土)16時24分39秒
  キネ旬で高い評価を受け若い人が手弁当で応援してる映画らしぃ・・。
僕は昔から さう云う映画は何だか影の仕掛人 云うか 単に「売り」が上手いだけ
ってな思いから避けて来た経緯が有るのだけど 今回は素直に席に座ってみた。

冒頭「いわさき ちひろ」のやうな色調の画面にクリスマスに使われる讃美歌を被せ
リトルボーイに「神の御子は今宵しもベツレヘムに生まれたもう」の歌詞を
ぶっつける作者の意図が極めてブラック・ユーモアみたいに聞こえた。

映画は広島から呉に嫁入りした女の視点で順々と描かれてゆくのだけど
義父の病室でグレンミラーのレコードが掛かる場面には違和感を覚えた。
確かに医者がコッソリと その種のレコードを自分の部屋で聞いてた なんて
話は今も残ってるけど おおっぴら なんて聞いた事も無いし当時の状況からしても
考えられない。作者の意図する処は解るけど かう云う時代考証の間違いは
見た人に誤解を招くやうに感じた。他の考証が念入りだったので特に残念に
思った。
主人公の名が「北条すず」。僕は此れを首相の東条サンと童話作家の金子みすずサンから
取った名と思い「撃ちてし止まん」の世相に染まった金子みすずのキャラが主人公
だと解釈したのだけど。
10時50分からの上映なのに「ぴか!」の場面は12時40分で これだけでも
作者が描きたかったんは「ぴか」が有ろうが無かろうが順々と営まれる人間の
暮らし そのものだと思う。其処が上映館が増えてゆく・否 増やしてゆく要因
だと感じた。

世は去り 世は来たる。されど 天の下で行われる人の営みは永遠に変わらぬ。
それを いとおしい思いで見つめる映画。

 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 8月12日(土)14時35分49秒
  本年度(2017)の「戸田博監督作品上映会」の開催場所と期日が以下の通り決定しました。

SKELETON FILMS:http://www.skeletonfilms.com

*上映会のお問い合わせ:
090-6067-0172 【福井市上映実行委員会】
080-4493-3546【大阪市谷町劇場 及び 岡山県(倉敷市・矢掛町)上映実行委員会】

8月20日(日曜日)
*岡山県矢掛町:やかげ文化センター
「京都、夏 」 14:00~15:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「桜島早春 」 15:45~17:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
(モントリオール世界映画祭【カナダ】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:作曲賞・人間讃歌特別賞)


8月21日(月曜日)
*岡山県倉敷市:倉敷市芸文館 アイシアター
「京都、夏 」 14:00~15:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「桜島早春 」 15:45~17:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
(モントリオール世界映画祭【カナダ】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:作曲賞・人間讃歌特別賞)


9月2日~4日(土曜・日曜・月曜)
*福井県福井市:メトロ劇場
9月2日(土曜日)上映作品:
「春 雪」 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=yM3vsUwe-NM
(マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭【ドイツ】入選/リヨン映画祭【フランス】観客賞/パピエミュール国際映画祭【フランス】入選:グランプリ・他多数)

「夏の宴」 20:05~21:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E
(リヨン映画祭【フランス】観客賞/ツアー映画祭【ポーランド】入選:脚本賞/アリゾナ映画祭【USA】入選/トレント映画祭【イタリア】入選・他多数)

9月3日(日曜日)上映作品:
「夏の叫び」 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=rx_RjvpBz1M
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/デリー国際映画祭【インド】入選/ウルグアイ国際映画祭【ウルグアイ】入選)

「十二月の空」 20:05~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=ggWuAn05GBY
(リヨン映画祭【フランス】グランプリ/ニューヨーク国際インディペンデント【USA】映画祭:監督賞/カンボジア映画祭【カンボジア】:グランプリ/サンパウロ国際映画祭【ブラジル】入選・他多数)

9月4日(月曜日)上映作品:
「京都、夏」 18:30~20:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「七度猫」 20:10~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=axcmRgHJ0so
(ムンバイ国際映画祭【インド】入選/ケララ国際映画祭【インド】入選)



9月9日~10日(土曜・日曜)
*大阪府大阪市:谷町劇場(劇団大阪アトリエ)

9月9日(土曜日)上映作品:
「京都、夏 」11:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「七月の別れ」 13:25~15:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

「桜島早春 」15:20~17:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
(モントリオール世界映画祭【カナダ】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:作曲賞・人間讃歌特別賞)

「京都、早春」 17:15~18:55 http://www.youtube.com/watch?v=WObsC59NYVg
(ムンバイ国際映画祭【インド】入選/京都国際映画祭入選)

「薩摩に生きる」 19:10~21:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
(ブッダ国際映画祭入選【インド】:長編映画監督賞)

9月10日(日曜日)上映作品:
「京都、夏」 10:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「七月の別れ」 12:25~14:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

「薩摩に生きる」 14:20~16:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
(ブッダ国際映画祭入選【インド】:長編映画監督賞)

「七月の別れ」 16:35~18:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 8月 8日(火)11時46分34秒
  海辺の生と死
観たいです。
宜しくお願いします
 

「パーソナル ショッパー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月 1日(火)20時29分19秒
  パーソナル ショッパー って私的な買物をする雇われ家政婦の事らしぃ。
初めて聞く職業だったけど。

映画は 実に不思議だった。
冒頭 30前の女が単身 夕暮れの山中の誰も居ない洋館へ入ってゆく。
本人は霊媒師で依頼されて屋敷にゴーストが居ないか確認してるのださうだ。
以降 映画は そのパーソナルショッパーなる仕事をして居る彼女の日常へと
戻るんだが スマホに見知らぬ人からのメールが入るやうに為って話は怖い展開へ。
端的に云って 映画の入りも途中も最後も米国のテレビ・シリーズ「Xファイル」の
やうな展開で 何やらシリーズ化されさうな終わり方だった。

この映画 フランス映画には為ってるけど登場人物は概ね英語で喋ってたし
英仏の合作と受け取ったんだがねぇ。吹き替え版の英語バージョンの作品だったみたぃ。
仏蘭西人は「英語 何するものぞ!」と自国語に矜持を持つ国民性と聞いてたんで
かうした英語バージョンの作りに映画以上の斬新さを覚へた。
仏蘭西映画界の対外戦略の一環なのかと思った。

横糸にファッション界の闇・縦糸に霊界通信の話と少し欲張り過ぎで消化不良の感あり。
見終えて ポリス・カーロフの怪奇映画を見たく為った。
 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月 1日(火)07時40分17秒
  仏映画の名花 ジャンヌ・モローさんが89歳で亡く為りました。
作品的には「死刑台のエレベータ」が好きなんですが カンヌで女優賞を獲った
「雨のしのび逢い」(1960年)をリクエストして置きます。
どっか適当な処に差し込んで置いて下さい。(合掌)。
 

「未来よ こんにちわ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月27日(木)21時18分41秒
  映画も終わって饒舌に為ったら悪い映画。反対に沈黙の空気が流れたら良い映画。
これは拙い私の経験値なんだけど 今回も かなり長い沈黙が流れた。
やうやく沈黙が解けたんが帰ってパソコンの前に座った時で 今回も当たりの映画だった。

主人公は保守的な生活が好みと受け取ったんで流れて来る音楽は古いシャンソンかと
思いきや ウディ・ガスリーの古いウエスタンとかで上手くかわされた感じ。
でも 最後にクリスマス・ツリーの横のホームパーティで「アンティング・メロディ」が
讃美歌風に流れて来て玄妙なる思いがしたので欧州風なエンディングで良かった。

主人公は哲学の教師で見た感じ50代後半かな。
居候の実母は入院~施設~突然死。25年 連れ添った夫には女が出来て離婚。
娘は結婚し子が生まれ自分はオバアチャン。数年で暮らしは激変したけど粛々と
現実を受け入れ淡々と生きてゆく。その映画の中に流れてる空気は「東京物語」とか
「晩春」とか小津作品に流れてた空気と何処か似通ってる気がした。
原 節子の主人公も凛として前を見て居た。本編の主人公も さう。
凛として現実を素直に受け入れる。その気高さと聡明さに感心させられる。

主人公の女優の演技は渋く元々は舞台俳優のやうな気がした。
室内のシーンでもカット割り無しの目線だけで芝居する長めの場面が在って
舞台を見てる感じがした。
主人公の元モデルだったと云う役所の母親役の女優は老いたりとは云へ綺麗で
1970年代 モデルから女優に転身したミレーヌ・ダルクを思い出した。
髪も金髪。髪型も同じ。今 彼女 どうして居るのやら・・。
フランス映画社 気付で二度ファンレター 日本語で出したんだけど。
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2017年 7月25日(火)12時56分17秒
  『静かなる情熱』をお願いいたします。

http://dickinson-film.jp

 

「娘よ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月24日(月)19時34分42秒
  題名からしても戦前の傾向映画のやうな政治的メッセージの強い作品かとウンザリ顔で
座席に座ったが 前半に一部 見受けられたにせよ 全体として詩情 豊かな映像と
音楽が流れ まるでパキスタン観光庁のPR映画のやうに気持ちが誘われた。
実際 作者は「母国と母に捧ぐ」と言ってるのだが その趣旨が ひしひしと伝わって
来る映画だった。

観ながらも 現れる景色の一つ一つに遠い過去に出会ったかのやうな郷愁を覚へた。
言葉も風景も文化も負ってる歴史も違うのに・・だ。
かなり前 NHKの番組で「日本の稲作の原点は何処か?」的な探究番組が在って
その結論として今のパキスタン付近が日本への稲作の伝播の始まり的な仮説が出てたけど
「それが理由か?」と妙に得心しながら映画を観てしまった。

映画初出演と云う娘役の子は向こうではパキスタンの「ご当地アイドル」なんだろ。
福岡時代の橋本 環奈のやうに可愛く芸が達者だった。
母親役の女優は母親役を やり始めたばかりの鰐淵晴子さんに見へた。

おそらく作者は英米あたり留学の経験が有るのだと思う。
視点が海外からのUターン組の視点に見へたから。
端的に言ってパキスタン航空に乗って彼の地を見て回った気分に為りました。

 

片渕須直監督 舞台挨拶付鑑賞券 発売中

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 7月24日(月)19時29分46秒
  ホームページでもお知らせしておりますが、7/22(土)よりメトロ劇場内にて「片渕須直監督 舞台挨拶付鑑賞券」の販売中です。


【開催概要】
 福井メトロ劇場では、毎年"終戦の日"前後、『平和と環境 for Peace』をテーマに作品をお送りしております。今回は昨年11月に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞、内外の賞を多数獲得、国内観客数200 万人を突破し、なお現在も全国各地でロングラン上映が続いている『この世界の片隅に』を中心にお送りいたします。
 またこの機会に福井に来たことのない片渕監督を呼ぼうと、SNSなどで監督へのメッセージを募集したところ、福井・全国各地のファンの熱い想いが届き舞台挨拶が決定いたしました!皆様お誘い合わせの上、是非お越し下さい!

■日程:2017年8月16日(水)
■場所:福井メトロ劇場
■時間:
 ①13:20~14:53 『マイマイ新子と千年の魔法』
  15:00~15:20  第一回 片渕監督 舞台挨拶
 ②15:40~17:49 『この世界の片隅に』
  17:50~18:50  第二回 片渕監督 舞台挨拶&サイン会
■登壇者:片渕須直監督

【チケット販売】
■料金(税込):通常料金
■販売スケジュール
 [劇場窓口販売]:7/22(土) 劇場OPEN時~
 [メール予約] :7/22(土) 11:00~ ※「メール予約について」参照

【注意事項】
※特別興行につき、各種割引券・各種招待券などはご利用いただけません。
※お電話でのご予約は承っておりません。
※チケットご購入枚数は最大お一人さま4枚までとなります。
※転売・転用目的の購入は固くお断りいたします。
※全席自由席となります。
※各回上映の20分前より、窓口販売→メール予約の方の順にご入場いただきます。
※ご購入後の払い戻しは承っておりません。
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※場内での撮影(カメラ付携帯電話を含む)および録音は固くお断りしております。
※当日マスコミ取材が入る場合がございます。予めご了承ください。

【メール予約について】
下記メールをfukui-metro@live.jp宛にお送りください。

宛先:fukui-metro@live.jp
件名:片渕監督舞台挨拶予約
内容:
◆氏名
◆お住まい(都道府県・市町村まで)
◆電話番号
◆希望会
 ①13:20~『マイマイ新子と千年の魔法』 第一回 片渕監督 舞台挨拶
 ②15:40~『この世界の片隅に』 第二回 片渕監督 舞台挨拶&サイン会
◆備考

※先着順に25名様受け付けます。折り返しメール差し上げます。
※座席数に限りがありますので必ず来場される方のみ予約お願いいたします。
※メール予約内容を元に当日券をご購入いただきます。

http://fukuimetro.jp/

 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 7月17日(月)10時00分54秒
  世界は今日から君のもの
観たいです。
宜しくお願いします
 

私も

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 7月15日(土)17時47分0秒
  きらめく拍手の音、観たいです。
先日、ラジオ番組「タマフル」で手話の特集が放送されており、
その中でも、「聾者を知るために、今見てほしい映画」と紹介されておりました。
近年、障害を題材にしたドキュメンタリー映画を観るようにしているのですが、
質が高くて、面白いものが多い気がします。
本作もいい評判を耳にしますので、ぜひ鑑賞したいです。

8月のイベントは、私も楽しみにしております。
あと、ちょうど一カ月。待ち遠しい。ふふ。
 

きらめく拍手の音をリクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2017年 7月13日(木)08時20分33秒
  最近、劇場に足が運べていませんが、色々な企画に感心しております。
8月の平和の企画も楽しみです。
リクエストですが、「きらめく拍手の音」をご検討いただければありがたいです。
よろしくお願いします。

http://kirameku-hakusyu.com/
 

「午後8時の訪問者」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月 8日(土)22時32分32秒
  昔「雨の訪問者」って云うチャールズ・ブロンソンが出てたサスペンス物が在ったけど
それに匹敵する秀作だった。

冒頭 診療所で働く女医が若い見習い男の仕事ぶりを叱咤し居る。
「どSで いけすかない女だな~~」。なんて思ってたら話はアラヌ方向へ。
自らの出世にしか関心が無かった筈の女医に医者としてのサガが目覚め埠頭の変死事件に
首を突っ込んで行くので在る。
当初は名前すら判らなかったアフリカ系の変死女は実は街娼でバックに組織の暗躍が在り
その組織の手下に恫喝までされる女医では在ったが最後まで心が折れなかったんは
医者としての倫理観のやうで ラストは変死者の姉が唐突に現れて話は終わる。

その終わり方 否 終わらせ方が如何にも仏蘭西風って云うか尻切れトンボで
私も含め一般の日本人には付いてゆけないエンディングなのだけど さうした日常の中に
潜む非日常の一コマを持ってエンディングとするのは例へばフィルム・ノワールの
作品の中にも散見されて ジャン・ピエール・メルビルの「サムライ」のラストの
目撃者を口封じで殺しに来た筈の殺し屋(アラン・ドロン)が隠し持ってたデボルバーの
弾倉に玉が入って無かった・・終わり方にも共通する物を感じた。
古代ローマの「ガリア戦記」なんぞ読んでても戦争で土地が蹂躙されてた数多くの歴史を
持つ今の仏蘭西の住人の心象風景として「荒涼とした心の砂漠」が有るのでは?と
感じた。

何やら比較文化学のやうな小難しい話に為っちゃぃましたけど 米国のサスペンス物の
やうな ドンパチもカーチェスも大円団も無く でも一気呵成で読み終えた物語。
昼寝に来た私メを寝させ無かった程 秀作デシタ。
 

「ニュートン・ナイト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月 7日(金)20時35分14秒
  仕事から ほぼ直行で座席に座った。ので いつもと少し感じ方が違った。
より見方が現実的 云うか・・。

昔 観た「ソルジャー・ブルー」と似た感じかと思ってたけど実際かなり違ってた。
前半部は第一次大戦の塹壕戦のやうな白兵戦が続き単なる戦争映画の呈だったけど
後半部は長じた孫の法廷場面がフラッシュ・バックのやうに挿入され 一寸した
時空間移動のSF映画のやうにも見へ新鮮な手法だった。

地方の話なのでK K K も現れ エンディングは古いブルースが流れたかと思うけど
途中 黒人の一群が勇躍 行進するシーンでは自らがリパブリック讃歌の替え歌で
自らを鼓舞してたのが印象として残る。なんだ・かんだ言っても盟主国の大英帝国への
憧れみたぃな帰依心は有るのだと感じた。
主人公は2度 墓地での司式も執り行い まるで大衆伝道家のやうな風情。
成り行きで黒人達を率いる事には為ったけど心底はチェ(ゲバラ)のやうな革命家
ぢゃ無く ビリー・グラハムのやうな大衆伝道者だと感じた。

かなり微妙で激しい題材を粛々・地味に描いて魅せたのが好感を感じた。
作品賞でオスカーにノミネートなら妥当な線だと思ふ。
 

「幸せなひとりぼっち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月30日(金)15時33分33秒
  舞台はスエーデンのやうだが それを感じさせ無いリアリティが有った。
老いる事の残酷さ・それに贖う無力な人々。北欧だけぢゃ無い何処の国でも直面する問題だ。

主人公は頑固一徹の所謂「一言居士」。何か一言 云わないと気が済まぬ性分の持ち主。
未だ教師の妻が居る頃は良かったが 死なれてみてケァする者が近くに居なく為ると
段々と近所から孤立してゆく。そんな時 現れたんがペルシア語を話す中近東のミドル夫婦。
毛色が変わった夫婦だから自らの世間への色眼鏡も溶解してゆく・・ってなストリィ。

劇中 レストランでの会食中 掛かる曲がドビッシーの「月の光」。
ホームダンスのバック曲として流れるんがボサノバ調の「いそしぎ」のテーマ曲。
何処を切ってもドロドロの お話なんだが それゆゑ格調 高い作品に仕上がってる。
老いの問題に限らづ「現実」は いつも綺麗事では済まないドロドロ状態だけど
それを更なるドロドロにするか・泥の中に咲く蓮の花に するかは本人次第。
「(気持ちは解るけど) 前を見て」。と進言するペルシア女は主人公の一灯だった
のだろう。デケィンズだったか小説の「クリスマス キャロル」の主人公を思い出した。
 

「スモーク」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月22日(木)15時35分14秒
  初見だが満腹した。久しぶりに観た映画らしい映画。
そして懐かしかった。

冒頭 オープニング・クレジットで翻訳・戸田 奈津子の名が見へ 字幕の草分け的な
清水さんから戸田さんへ移行した当時の映画が思い出され 亦 最後のエンド・クレジット
では ドゥアップ・サウンドのプラターズの名曲「煙が目にしみる」がビーアップの
アレンジで流され「通」「粋」を感じた。

映画自体は白黒映画の「ブルックリン横丁」のモチーフだと思ったけど 主人公が新聞に
寄稿する作家ってな設定なんで O・ヘンリーの短編小説・日本なら山本周五郎の世界
と受け取った。
と同時に変に若者や時代に媚びて無い映画人としてのキップの良さに感激した。
映画はオムニバス。で 第三話だったかに登場したルビーって女が往年の悩殺女優
ジーン・ハーローに雰囲気が似てたんで驚いた。
全体として 映画の現場をヨク知った人達が練りに練って作り上げた大人の映画。
かう云う映画を増やして欲しい・・と思う。
 

「たかが世界の終わり」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月17日(土)19時19分51秒
  疲れる映画で他の観客からイビキも聞こえたやうな気もした。

冒頭「サンセット大通り」のG・スワンソンのやうな厚化粧の女が家族相手に一方的に
まくし立て(このままなら帰ろうか・・)。と思ったくらいだったが 劇の三分の一
くらいから画調が落ち着いて来て 何とのう最後まで観てしまったってのが実際。
物語は暫く出て居た次男が家に帰って来る。それで家族に波風が立つってなストリィで
仏映画らしくポエムを繋ぐやうに作られて居たのが印象的。
エンディング・クレジットにも出たが教会の衰退が家族の崩壊を招いてしまった
ってな意味合いの映画なんだろう。と すれば これも広い意味で宗教映画と
云えなくも無いと感じた。

かうしたゴダールの子が作ったかのやうな映画って還暦過ぎの身では疲れる。
観ながら ジョン・フォードのモーリン・オハラの艶姿が懐かしく慕われた。
 

リクエスト

 投稿者: やみーや  投稿日:2017年 6月15日(木)00時24分12秒
  「彼らが本気で編むときは、」
をぜひメトロさんで観れたら嬉しいです。

http://kareamu.com/

 

受賞の報告

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 6月14日(水)23時00分36秒
  作品「薩摩に生きる」がインドで開催された「ブッダ国際映画祭」に於いて「監督賞」を受賞しました。

ブッダ国際映画祭サイト:http://buddha.meditativeyoga.in/

「薩摩に生きる」:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html
 

「ターシャ・テューダー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月 9日(金)17時20分25秒
  家に帰って気が付いた。
「若しかしてテューダーって あのテューダー?英国王朝の」。
改めてパソ開いて調べて見たら王朝の発生場所はウエールズと書かれて在り
彼女も自ら父祖の地はウエールズと言ってるから おそらく彼女は王家の血筋の娘
なんだろうと思う。で 全てが氷解した。集う子や孫のイデタチが実に(やんごと無き)
其の筋の人々のやうに感じたからだ。
オントシ91歳の彼女が呟く一言・々が現代版「箴言」のやうで此方の胸にもズッシリ
響いては来てたけど下々の我には所詮 高値の花のアダ花のやうに思へて来た。

只 映像としては素敵だった。
しょっぱな マザーグースの絵本のやうな挿絵に描かれる一匹のウサギが絵本を飛び出し
現実の野原に向かう。アニメから実写への移行がスムースで安心して彼女の世界に
入って行けた。
 

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2017年 6月 6日(火)01時42分6秒
  キム・ギドク監督の「STOP」の上映をお願いします。  

「はじまりへの旅」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月 3日(土)20時23分5秒
  疲れる映画だった。
何処を切っても狩猟民族の感性の匂いがプンプンで県立美術館の「岩永勝彦の世界」を
観ての帰りに寄った身として特にアッチの世界の人との指向性のギャップに困惑しつつ
見終えた。
日本人の感性なら例へばスペンサー・トレシーのやうな慈父の眼差しに ほだされ
改心した主人公が子を妻の実家に預け 自分は社会復帰に向かってメデタシ・
メデタシなんけど 流石に幌馬車 為らぬスクールバスに子を乗せ妻の実家にカチコミに
行くだけ有って不退転の怪気炎。さう云う処に快哉を叫ぶってのは やっぱ狩猟系だな
と思います。少なくとも岩永の精神世界とは かなり異質ですね。

最初 父親は中世の「カタリ派」の生活形態を手探りながら目指してるのか?
とも思ってたんですが コロラドの街に入ってスーパーで我が子 使って泥棒するし
よく解らない父親で日本なら直ぐ「措置入院」ですね。
父親が岸壁なんぞ登らせ子供達を鍛へてゆく場面では 昔 観た デューク(J・ウェイン)
の「12人のカーボーイ」の少年を鍛へるシーンを思い出し アチラの人の好みなのか
とも感じましたが。

映画の後半 コロラドの中天に夜 三日月の月が上がってました。
「コロラドの月」。有名なスタンダード曲ですが 去年ゾッコンでワンカラで時々歌ってました。
劇中のコロラドの月を見つめながら 復「コロラドの月」を歌いに行きたく為りましたね。


 

「ヨーヨー・マ と」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月 2日(金)20時46分51秒
  何も期待せづ行ったのがヨカッタ。
内容は昔の「イワナミ映画」のドキュメントのやうな感じで 女子十二房のやうな音楽性を
合わせ持つ民族楽器の奏者の面々の交流を描いてたが 初めバースタインだのジョン・
ウイリアムズだのと云った映画音楽界で著名な方が話を振って呉れてたんで映画に入り
易かった。個人的にスペイン語を学んでるのでスペインのバグパイプ奏者の故郷の聖母
マリアの路上の祭礼が興味深かった。彼女のパフォーマーも何やらフラメンコのやう
でした。夫々自分の生まれた国の政情を抱えて各地で演奏してる訳ですけど
世界を股に掛け好きな活動してるってのは やっぱ素敵ですね。
生き切ってる!って感じで自省しながら羨望の眼差し でした。

最後の方で幼女が弾いてたピアノ曲はショパンの「夜想曲」だと思いましたが
聞き慣れた曲にも関わらづ曲名が思い出せません。
知ってる人が居たなら教えて下さい。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 6月 2日(金)08時18分0秒
  作品「薩摩に生きる」が本年、インドの首都ニューデリーで開催される「ブッダ国際映画祭」に入選しました。



映画祭サイト:http://buddha.meditativeyoga.in/
 

上映作品の変更

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 5月27日(土)12時37分21秒
  *上映会のお問い合わせ:
080-4493-3546(鹿児島県・大阪市上映実行委員会)
090-6067-0172(福井市上映実行委員会)

スケルトン・フイルムズ ホームページ:http://www.skeletonfilms.com



6月26日(月曜日)鹿児島県南さつま市:ふれあい加世田いにしえホール
上映作品:
桜島早春 14:20~16:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww&t=3s
(モントリオール世界映画祭入選/モナコ国際映画祭/作曲賞・人間讃歌特別賞)

薩摩に生きる 16:20~18:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
(最新作)

七月の別れ 18:40~20:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)



9月2日~4日(土曜・日曜・月曜) 福井県福井市:メトロ劇場
9月2日(土曜日)上映作品:
春 雪 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=yM3vsUwe-NM
(マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭入選/リヨン映画祭観客賞/パピエミュール国際映画祭グランプリ・他多数)

夏の宴 20:05~21:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E
(リヨン映画祭観客賞/ツアー映画祭脚本賞/アリゾナ映画祭入選/トレント映画祭入選・他多数)

9月3日(日曜日)上映作品:
夏の叫び 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=rx_RjvpBz1M
(モスクワ国際映画祭入選/デリー国際映画祭入選/ウルグアイ国際映画祭入選)

十二月の空 20:05~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=ggWuAn05GBY
(リヨン映画祭グランプリ/ニューヨーク国際インディペンデント映画祭監督賞/カンボジア映画祭グランプリ/サンパウロ国際映画祭入選・他多数)

9月4日(月曜日)上映作品:
京都、夏 18:30~20:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭入選/モナコ国際映画祭・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞/ケララ国際映画祭・監督賞・ネットパック賞・他多数)

七度猫 20:10~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=axcmRgHJ0so
(ムンバイ国際映画祭/ケララ国際映画祭)



9月9日~10日(土曜・日曜) 大阪府大阪市:谷町劇場(劇団大阪アトリエ)
9月9日(土曜日)上映作品:
京都、夏 11:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=3s
(モスクワ国際映画祭入選/モナコ国際映画祭・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞/ケララ映画祭・監督賞・ネットパック賞・他多数)

七月の別れ 13:25~15:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

桜島早春 15:20~17:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww&t=5s
(モントリオール世界映画祭入選/モナコ国際映画祭/作曲賞・人間讃歌特別賞)

京都、早春 17:15~18:55 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=WObsC59NYVg
(ムンバイ国際映画祭入選/京都国際映画祭入選)

薩摩に生きる 19:10~21:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=13s
(最新作)

9月10日(日曜日)上映作品:
京都、夏 10:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=3s
(モスクワ国際映画祭入選/モナコ国際映画祭・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞/ケララ映画祭・監督賞・ネットパック賞・他多数)

七月の別れ 12:25~14:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

薩摩に生きる 14:20~16:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=13s
(最新作)

七月の別れ 16:35~18:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)
 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 5月25日(木)19時03分6秒
  本年度の上映会のお知らせ
本年度(2017)の「戸田博監督作品上映会」の開催場所と期日が以下の通り決定しました。
*上映会のお問い合わせ:
080-4493-3546(鹿児島県・大阪市上映実行委員会)
090-6067-0172(福井市上映実行委員会)

6月26日(月曜日)鹿児島県南さつま市:ふれあい加世田いにしえホール
上映作品:
桜島早春   14:20~16:00
薩摩に生きる 16:20~18:20
七月の別れ  18:40~20:20

9月2日~4日(土曜・日曜・月曜) 福井県福井市:メトロ劇場
9月2日(土曜日)
上映作品:
夏の宴  18:30~19:45
七度猫  20:00~21:20

9月3日(日曜日)
上映作品:
夏の叫び  18:30~19:50
十二月の空 20:05~21:30

9月4日(月曜日)
上映作品:
京都、夏  18:30~20:00
七月の別れ 20:15~21:45


9月9日~10日(土曜・日曜) 大阪府大阪市:谷町劇場(劇団大阪アトリエ)
9月9日(土曜日)
上映作品:
京都、夏   11:30~13:10
七月の別れ  13:25~15:05
桜島早春   15:20~17:00
京都、早春  17:15~18:55
薩摩に生きる 19:10~21:10

9月10日(日曜日)
上映作品:
京都、夏   10:30~13:10
七月の別れ  12:25~14:05
薩摩に生きる 14:20~16:20
七月の別れ  16:35~18:15
 

「ラビング」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 5月20日(土)16時59分34秒
  夫婦役の二人が二人ともオスカーのノミネートだから面白く無い訳は無い。
夫はドイツ系・妻は北アフリカ系みたいだけど褐色の肌を除けばオリビア・デ・
ハビランド風の良き妻だから男が正式に婚姻届け出したく為るのも頷ける。
それを淡々と描いて魅せるのはスタッフも力が有る証拠。
後年 兄同様に暗殺される運命に有るケネディ司法長官の力添えに涙し
雪のバージニアの景色に見惚れた一篇だった。
 

ゆず

 投稿者: 堕ちる  投稿日:2017年 5月20日(土)13時31分11秒
  短編映画なのですが、
ゆうばり国際映画祭2017スペシャルメンション受賞作品の「堕ちる」が見たくてしょうがないです。
 

「あなたが選ぶ上映映画」Web投票始めました!

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 5月13日(土)19時37分51秒
  皆さま、ご意見・ご感想ありがとうございます。

場内でご投票いただいていた「あなたが選ぶ上映映画」をWebでも募集いたします。
皆さまの参加お待ちしております!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfSJvkOEvZ_r-sfQGSsGGzcE6w8Lvktc-M1XRiFJ279Z22vDg/viewform

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfSJvkOEvZ_r-sfQGSsGGzcE6w8Lvktc-M1XRiFJ279Z22vDg/viewform

 

「若者の すべて」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 5月12日(金)16時18分31秒
  今朝 二番目の入場者と為ったやうで 自分的には一番だと思ってたんで意外でした。

さて 本編ですがDVDでは二度ばかし観た事は有り アランドロンの出世作と聞いてます。
劇中 ミラノの路上で若者達が じゃれ合う場面でミーナの「月影のナポリ」が流れてて
子供の頃 聞いた曲なので懐かしかった。
物語は伊映画 お決まりの北部の貧困層が工業都市の南部に移住して苦労するってな設定で
若者をテーマにした映画って云うより 家族の絆を主題にした映画と捉えましたね。
ロッコの兄は どうしやうも無い屑なんですが そんな屑を家族中で守ろうと云う動きが
伊の北部の気質みたぃで 日本の東北人の気質と似たとこを感じましたね。
久しぶりに観た白黒映画なんで画調は落ち着いてて その点は見易かったんですが流石に3時間の長尺は
齢64の身では正直 堪えました。拳闘場面では カーク・ダグラス主演の「チャンピオン」と対比しつつ
見てましたが。

「リクエストも どうぞ」。ってな事なんで いくつか載せて置きます。

○「舞踏会の手帳」(確か デビビエ監督の仏映画だったか)。
○「心の旅路」(グリア・ガースン出演のメロドラマ)。
○「裸足のイサドラ」(伝説の舞姫 イサドラ・ダンカンの半生記。バネッサ・レッドグレープが主演)。
● 昔 昔 やって居た お盆の「幽霊映画 特集」って 又 やって欲しい。
  実際 幽霊役を使って館内を走り回らせるってな熱気が今は欲しいですね。
  噺家サン呼んで落語の「へっつい幽霊」でも やらせてのコラボ企画も企画としては面白いのでは?

最後に 久しぶりの来館で不安も有ったんですが受付の女性が品が良く客を立てて下さってたんで「また来たい」。
と思いましたょ。一番の収穫 デシタ。
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 5月12日(金)10時34分40秒
  夜空はいつでも最高密度の青色だ
を見たいです。
宜しくお願い致します。
 

いつの間にか

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 5月 2日(火)00時51分37秒
  「マイマイ新子」と「アリーテ姫」の上映が決定している!
無理を前提でリクエストしましたが、すごい、夢みたい。
あとは、監督ご本人の舞台挨拶がれば、でしょうか。
本当に、すごいス。
メトロさん、一生ついていきます。
盛り上げに一役買えることがあったら、なんでもいたしますです。
まずは感謝。
 

(無題)

 投稿者: 087  投稿日:2017年 4月27日(木)18時44分10秒
  「スウィート17モンスター」希望します。  

(無題)

 投稿者: サクライ  投稿日:2017年 4月20日(木)11時43分24秒
  「天使にショパンの歌声を」の上映をお願いします。
tenshi-chopin.jp/
 

受賞おめでとうございます!

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 4月18日(火)13時06分2秒
  戸田監督、山田さん
「八月の記憶 / Memory of Augus」受賞おめでとうございます!
ホームページにも後程あげさせていただきます
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 4月16日(日)17時15分39秒
  メトロ劇場で勤務されている山田昭二さん主演の「八月の記憶」が本年6月にアメリカのオハイオ州で開催される『国際ホラー・ホテル映画祭」で外国ホラー映画賞3位を受賞しました。
なお、サイト上ではまだアップされていません。

国際ホラー・ホテル映画祭サイト:http://www.horrorhotel.net/media.html

『八月の記憶』:http://www.skeletonfilms.com/works/2045.html
 

(無題)

 投稿者: カトゥー  投稿日:2017年 3月29日(水)17時06分6秒
  ドラゴン×マッハ!
やっていただけないでしょうか!
 

0円キッチン

 投稿者: もも  投稿日:2017年 3月22日(水)13時11分45秒
  「0円キッチン」を希望いたします  

人生フルーツ

 投稿者: くり  投稿日:2017年 3月22日(水)13時02分12秒
  ワタクシも「人生フルーツ」が観たいです!  

(無題)

 投稿者: しゃがーる  投稿日:2017年 3月21日(火)23時51分11秒
  わたくしも愚行録リクエストします。  

(無題)

 投稿者: ゆず  投稿日:2017年 3月21日(火)11時46分11秒
  哭声/コクソン

お願いします
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 3月19日(日)23時10分59秒
  愚行録がみたいです。
よろしくお願いします。
 

人生フルーツ

 投稿者: フルーツ  投稿日:2017年 3月18日(土)13時37分29秒
  ぜひ福井で人生フルーツが観たいです!!  

(無題)

 投稿者: ササモト  投稿日:2017年 3月13日(月)03時16分44秒
  ザ・スライドショーがやってくる!

よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: ササモト  投稿日:2017年 3月13日(月)03時15分20秒
  映画 立川談志

よろしくお願いします。
 

ケン・ローチ新作

 投稿者: 若泉  投稿日:2017年 3月10日(金)23時20分4秒
  ケン・ローチ「私はダニエルブレイク」上映決定ありがとうございます。
「ニーゼと光のアトリエ」なども楽しみです。
 

(無題)

 投稿者: 73  投稿日:2017年 2月28日(火)02時13分4秒
  ブラッド・ピット主演最新作、全てが明かされた先にある、「涙」の物語。
『マリアンヌ』
メトロ劇場での上映を希望します。
 

リクエスト

 投稿者: やみーや  投稿日:2017年 2月21日(火)22時31分44秒
  先に書かれていた方もいらっしゃいますが、
私も「人生フルーツ」をぜひメトロさんで観たいです。
ご検討くださるようお願い致します。
 

先日メトロに行ったら

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 2月21日(火)22時29分18秒
  壁にあったリクエストの対象映画に、「この世界の片隅に」が。
何回も観ましたが、メトロさんでやっていただけるのでしたら、
もう一度観たい。
でも、わがままを言わせていただければ、「マイマイ新子」と「アリーテ姫」も
この際上映していただいて、片渕監督祭りをしていただきたい~。

あと、関係ないですけど、「エリザのために」もお願いします。
 

たかが世界の終わり

 投稿者: 73  投稿日:2017年 2月20日(月)14時20分27秒
  たかが世界の終わり
メトロ劇場での上映、よろしくお願いいたします。
 

smoke

 投稿者: katsu  投稿日:2017年 2月13日(月)11時07分56秒
  よろしくお願いします  

(無題)

 投稿者: 山田  投稿日:2017年 2月12日(日)00時42分42秒
  「幸せなひとりぼっち」アカデミー外国語映画賞にノミネートされましたね。
私も観たいです。
 

(無題)

 投稿者: あお  投稿日:2017年 2月10日(金)21時30分31秒
  幸せなひとりぼっちの上映を希望します。是非よろしくお願いします。  

こんにちは

 投稿者: マチ  投稿日:2017年 2月 1日(水)16時20分30秒
  リクエストさせていただきます。
ユーリー・ノルシュテイン監督の短編アニメ集を全国各地で上映しているので福井メトロさんでもやっていただけると嬉しいです。
 

この世界の片隅に

 投稿者: 蒼玉  投稿日:2017年 1月30日(月)18時35分45秒
  「この世界の片隅に」
是非とも福井メトロの劇場で観たい映画です。
検討よろしくお願いします

http://konosekai.jp

 

リクエスト

 投稿者: りん  投稿日:2017年 1月28日(土)17時36分0秒
  スェーデンの映画の 幸せなひとりぼっちの上映を希望します。よろしくお願いします。  

(再)上映時間訂正のお知らせ(2/4~2/10)

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 1月25日(水)16時26分50秒
  度々申し訳ありません。
下記が正となります。
よろしくお願いいたします。

訂正: ※1/25 17:00再訂正
2/4~2/10
11:00~ 92歳のパリジェンヌ(1h46)
13:00~ 弁護人(2h07)
15:20~ 92歳のパリジェンヌ(1h46)
17:30~ ティファニー(1h27)
19:20~ 弁護人(2h07)
 

上映時間訂正のお知らせ(2/4~2/10)

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 1月25日(水)13時11分42秒
  お知らせしていた2/4~2/10の上映時間が誤っておりました。
皆様にはご迷惑お掛けし申し訳ありませんでした。

2/4~2/10
11:00~ 92歳のパリジェンヌ(1h46)
13:00~ 弁護人(2h07)
15:20~ ティファニー(1h27)
17:00~ 弁護人(2h07)
19:20~ 弁護人(2h07)
 

私も

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 1月18日(水)00時52分14秒
  「わたしは、ダニエル・ブレイク」希望します。
 

「わたしは、ダニエル・ブレイク」

 投稿者: 若泉  投稿日:2017年 1月15日(日)20時34分29秒
  僕も上映希望します。
よろしくご検討ください。
 

リクエストお願いします

 投稿者: marine  投稿日:2017年 1月12日(木)08時50分21秒
  ケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』、メトロさんで観たいです!よろしくお願いします。

http://www.danielblake.jp

 

HPとか

 投稿者: さっちん  投稿日:2017年 1月 7日(土)00時58分35秒
  いつも、ありがとうございます。
HPの更新が止まっているようですが、私の接続に問題があるのかな。
ご存知でしたら、ぜひお教えください。
あと、「弁護人」の上映時間が1H32Sになってますが、間違いでは…。
余計なお世話ですが。
すみません。
 

リクエスト

 投稿者: にこ  投稿日:2016年12月31日(土)17時14分36秒
  リクエストで「君に読む物語」が観たいです  

リクエスト

 投稿者: sagoh  投稿日:2016年12月 4日(日)20時43分9秒
  スモーク、或る終焉、母の残像
テアトルで観たけど永い言い訳もメトロで演って欲しかったです。

あと、館主の訃報は最近知りました。そういえば最近見ないな、と思ってたのですが・・・。
 福井のような土地柄で私の好きな映画をたくさん観させたくれたこと、映画ファンとして感謝しきれません。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申しあげます。
 できれば、故人を偲ぶ上映会等のなんらかのイベントを行って頂けたらとも思っています。

 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2016年11月20日(日)22時17分26秒
  「6才のボクが――」のリチャード・リンクレーター監督の最新作
「エブリバディ・ウォンツ・サム」もお願いします。
直接は関係ないようですが、「6才のボクが――」の後日譚的な内容のようです。
観たい。
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2016年11月20日(日)01時06分58秒
  湯を沸かすほどの熱い熱
みたいです。宜しくお願いします。
 

11/22(火) 湾生回家 舞台挨拶

 投稿者: メトロ劇場です  投稿日:2016年11月15日(火)01時37分0秒
  皆さま、貴重なご意見・リクエストありがとうございます。
アンケート作品として検討させて頂きます。

さて、11月22日(火)からの湾生回家公開に伴いまして、
家倉多恵子さん(敦賀市在住の湾生)をお招きし、舞台挨拶を行います。
ご都合がよろしければぜひご参加くださいませ。

日時:11月22日(火)11:00~
 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2016年11月15日(火)01時25分58秒
  「PK」の上映を是非。
157分と長尺の作品ですが、一週間でもかけていただきたい!!
 

無理なお願い?

 投稿者: 名無しの権兵衛  投稿日:2016年11月14日(月)17時10分24秒
  「人生フルーツ」観たいです。  

(無題)

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年11月 7日(月)08時30分10秒
  ダメ元でリクエストです。
遠藤ミチロウ監督の「SHIDAMYOJIN」
よろしくお願いします。

https://youtu.be/cdLByKR5fbk

今年八月から全国公開しております。
 

リクエスト

 投稿者: mini  投稿日:2016年11月 6日(日)20時39分20秒
  湯を沸かすほどの熱い愛、上映希望します。  

ある戦争

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年11月 2日(水)23時57分46秒
  今こそ観たい
「ある戦争」の上映をぜひともご検討ください。

http://www.transformer.co.jp/m/arusensou/
 

リクエスト!

 投稿者: azz  投稿日:2016年10月28日(金)10時13分26秒
  “Drive”のニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作、“ネオン・デーモン”の上映希望します。  

(無題)

 投稿者: きったん  投稿日:2016年10月26日(水)00時18分35秒
  新しいHPシンプルでいいですね。
ちなみに、個人的な話で恐縮なのですが、新着の映画の情報や翌月の上映時間等、
毎月20日頃にUPしていただけますと、大変ありがたいです。
あと、公開決定の映画も、観たい映画が入っていて、とても嬉しいです。
いつも、ありがとうございます。
 

ホームページリニューアルについて

 投稿者: メトロ劇場です  投稿日:2016年10月22日(土)01時09分15秒
  現在、福井メトロ劇場ホームページのリニューアルを行っております。

一部情報ページにつきましては更新が遅くなり、
皆様にはご不便をおかけし誠に申し訳ございません。

上映スケジュール、最新映画情報につきましは
トップページにある「最新情報はこちら」のリンクよりご覧頂けます。
また、リニューアル内容等につきまして、ご意見・ご要望等ありましたら、
本BBS、またはメールにてご連絡頂ければ幸いです。

今後ともよろしくご愛顧のほどお願いいたします

http://www2.interbroad.or.jp/metro/

 

上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年10月14日(金)11時22分5秒
  2016 戸田 博 監督作品上映会のご案内

主催:戸田博監督作品上映会実行委員会
お問い合わせ:090-6067-0172

*上映作品は以下の3作品(以下の作品は順次、大阪・博多・鹿児島でも上映されます)
①七月の別れ(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
②薩摩に生きる(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
③桜島早春(2015年度作品 モントリオール世界映画祭公式上映・モナコ国際映画祭特別賞及びオリジナル音楽賞受賞)

11月19日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「七月の別れ」

11月20日(日)
18:20 #監督挨拶
18:30 『七月の別れ』
18:30 #監督挨拶
20:25 「桜島早春」

11月21日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「薩摩に生きる」

「七月の別れ」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/2025.html
上映時間:87分
出演:林 与一・山田 昭二・若原 瞳・長谷川 かずき(長谷川一夫の孫娘)・他多数

【ショート・シノプシス】
京都市内で中古車販売店の経営者をしている池田 勇(林 与一)は老境に入っても日々ギャンブルに明け暮れていた。
次第に闇金融からの借金も膨れ上がり、経営と生活は困窮し破綻寸前に追い込まれる。
そして、池田はかつての友人の田口 旭(山田 昭二)に救いを求めるべく郷里の鹿児島に向かう。
しかし、35年振りに郷里に戻る池田には新たな試練が待っていた。

「桜島早春」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
上映時間:88分
出演:林 与一・若原 瞳・西 健吉・西 克彦・他多数

【ショート・シノプシス】
有村隆は定年後は仕事先の京都から地元の鹿児島に戻り、日々鬱々とした生活を送っていた。
しかし、隆は妻の京子の励ましによって「絵画」に目覚め、老後の希望としてその目標を達成すべく絵筆を取る。


「薩摩に生きる」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html
上映時間:105分
出演:林 与一・若原 瞳・山田 昭二・他多数

【ショート・シノプシス】
自宅の小さな工房で錫器を作る夫婦の物語。
夫の次郎は父親の亡くなった年齢に近づき、自分の人生を振り返る苦悩が始まる。
妻の宣子はそんな夫を支えながら、改めて共に生きる決意をする。
そして、次郎は新たな人生の目標を目指してある行動に出る。


前売り券 1作品:1,000円
当日料金:メトロ劇場通常料金

SKELETON  FILMS:http://www.skeletonfilms.com
 

天国の映画館

 投稿者: 西野悦子  投稿日:2016年 9月30日(金)21時43分13秒
  転居したためご無沙汰しており、申し訳ございません。天国の映画館で、映画を沢山たくさん笑顔でご覧になりますように。  

(無題)

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 9月28日(水)09時29分37秒
  急な話で驚きました。
上映会などお世話になりました。
今はただご冥福を祈るのみです。
今後も福井の良識ある映画の砦を支援していきます。
ありがとうございました。
 

(無題)

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 9月25日(日)15時45分41秒
  根岸様には大変お世話になりました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

戸田 博
 

(無題)

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月25日(日)12時59分36秒
  ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。  

訃報

 投稿者: メトロ劇場です  投稿日:2016年 9月25日(日)12時32分31秒
  メトロ劇場をご愛顧頂いている皆様へ

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

残念なお知らせをしなくてはなりません。
メトロ劇場館主 根岸義明が9月24日急逝しました。

生前、映画を通し皆さまと語り合うことを
何よりの楽しみにしていました。
ありがとうございました。

下記にて式を執り行いますのでお別れをして頂ければ幸いです。


=== 記 ===

通夜 9月26日(月) 18:00~
葬儀 9月27日(火) 10:00~

於 さくらホール(福井市順化1-24-15)
喪主 根岸 輝尚
 

リクエスト

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月15日(木)12時13分25秒
  こちらからこのような形で リクエストするのは
無効であろうことは重々承知の上ですが、
映画興行のシステムがわからない素人ゆえご容赦ください。

遠藤ミチロウ監督の
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】
劇場公開は いまのところ近県では新潟だけです。
福井県での公開を期待しています。
パンクバンド【 ザ・スターリン】の根強いファンは福井県にもたくさんおられ
この作品の公開を心待ちにしております。
メトロ会館が子の作品にぴったりの劇場だと思っています?
是非 上映していただきたい。
よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月13日(火)09時05分17秒
  http://apia-net.com/michiro/

遠藤ミチロウ監督の
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】の予告編です。
ご覧になっていただけたら幸いです。
上映いただけますよう、よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月12日(月)20時07分33秒
  http://www.nihontogenpatsu.com/

このような作品も上映されたようですが
遠藤ミチロウ監督の
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】は
震災から五年後の福島県を舞台にした作品です。
何卒ご検討いただけますよう、よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月12日(月)17時27分37秒
  上映作品をこちらからリクエストさせていただきます。

遠藤ミチロウ( ex.ザ・スターリン)監督作品
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】
の上映をご検討ください。
よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2016年 9月 7日(水)22時29分39秒
  私も
・だれかの木琴
・永い言い訳
リクエストさせて頂きます。
宜しくお願い致します。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2016年 9月 4日(日)11時52分32秒
  【誰かの木琴】

【ある天文学者の恋文】

【お父さんと伊藤さん】

【永い言い訳】

【ダゲレオタイプの女】

 以上の作品の上映を希望しますので、
 宜しくご検討ください。
 

上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 9月 2日(金)16時20分17秒
  2016 戸田 博 監督作品上映会のご案内(詳細)

主催:戸田博監督作品上映会実行委員会
お問い合わせ:090-6067-0172

上映作品は以下の3作品
①七月の別れ(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
②薩摩に生きる(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
③桜島早春(2015年度作品 モントリオール世界映画祭公式上映/モナコ国際映画祭特別
             賞及びオリジナル音楽賞受賞)

11月19日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「七月の別れ」

11月20日(日)
18:20 #監督挨拶
18:30 『七月の別れ』
18:30 #監督挨拶
20:25 「桜島早春」

11月21日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「薩摩に生きる」

「七月の別れ」予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
上映時間:87分
出演:林 与一・山田 昭二・若原 瞳・長谷川 かずき・他多数

【ショート・シノプシス】
京都市内で中古車販売店の経営者をしている池田 勇(林 与一)は老境に入っても日々ギャンブルに明け暮れていた。
次第に闇金融からの借金も膨れ上がり、経営と生活は困窮し破綻寸前に追い込まれる。
そして、池田はかつての友人の田口 旭(山田 昭二)に救いを求めるべく郷里の鹿児島に向かう。
しかし、35年振りに郷里に戻る池田には新たな試練が待っていた。

「桜島早春」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
上映時間:88分
出演:林 与一・若原 瞳・西 健吉・西 克彦・他多数

【ショート・シノプシス】
有村隆は定年後は仕事先の京都から地元の鹿児島に戻り、日々鬱々とした生活を送っていた。
しかし、隆は妻の京子の励ましによって「絵画」に目覚め、老後の希望としてその目標を達成すべく絵筆を取る。


「薩摩に生きる」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html
上映時間:105分
出演:林 与一・若原 瞳・山田 昭二・他多数

【ショート・シノプシス】
自宅の小さな工房で錫器を作る夫婦の物語。
夫の次郎は父親の亡くなった年齢に近づき、自分の人生を振り返る苦悩が始まる。
妻の宣子はそんな夫を支えながら、改めて共に生きる決意をする。
そして、次郎は新たな人生の目標を目指してある行動に出る。


前売り券 1作品:1,000円
当日料金:メトロ劇場通常料金

SKELETON  FILMS:http://www.skeletonfilms.com
 

リクエスト

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2016年 8月27日(土)17時27分40秒
  片渕須直監督作品「この世界の片隅に」をリクエストします。
素晴らしいアニメーションに違いありません。

http://www.konosekai.jp

 

サミュエル・フラー 連続上映

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 8月27日(土)12時41分42秒
  先日、PFFでもやったサミュエル・フラー監督の作品の特集上映ですが、

福井でも出来ないでしょうか。DVDも廃盤になっていますから、観る機会も限られています。

是非ご考慮ください。

http://www.fuller2016.com/
 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2016年 8月22日(月)01時33分38秒
  第88回アカデミー外国語映画賞ノミネート作品の、「THE WAVE」をよろしくお願いします。
10月にDVD出るんですけど、これは劇場で観たほうが絶対面白いはず。
 

(無題)

 投稿者: DEN  投稿日:2016年 8月20日(土)14時40分41秒
  「ライオット・クラブ」をリクエストさせていただきます。よろしくお願いいたします。

http://www.riot-club.net/
 

(無題)

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2016年 8月17日(水)20時20分23秒
  「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」
をリクエストします。よろしくお願いします。

http://thebeatles-eightdaysaweek.jp/sp/index.html

 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 8月12日(金)11時11分19秒
  2016 戸田 博 監督作品上映会のご案内   http://www.skeletonfilms.com

11月19日(土)20日(日)21日(月)

最新作の「七月の別れ」をはじめ「桜島早春』と「薩摩に生きる」の3作品の上映を行います。

上映会の詳細は後日、このページをお借りして発表します。

作品の予告編は以下の通り。

2016年度作品「七月の別れ」:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII

2016年度作品「薩摩に生きる」:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI

2015年度作品「桜島早春」:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
 

リクエスト

 投稿者: N  投稿日:2016年 8月 8日(月)13時38分13秒
  BTTF
検討よろしくお願いします
 

リクエスト

 投稿者: ただの  投稿日:2016年 8月 5日(金)21時21分22秒
  トム・ヒドルストン主演のハイライズ、お願いします  

リクエスト

 投稿者: izaka  投稿日:2016年 7月29日(金)16時31分56秒
  こんにちは^^
オーバー・フェンス
http://overfence-movie.jp/

お願いします。

http://www.janis-movie.com/

 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2016年 7月28日(木)23時06分38秒
  いつもお世話になっています。
『セトウツミ』リクエストさせていただきます。よろしくお願いします。
 

カルテル・ランド

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 7月25日(月)15時50分20秒
  以前上映された「ボーダーライン」とテーマが重なる。
これが現実なのだから、未来は暗い。
しかし、登場する人物が多面的に描かれていて、人生というものをも考えさせる。
必見だ!
 

(無題)

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 7月11日(月)23時55分4秒
  ジョン・ヒルコート監督「トリプル9:裏切りのコード」をお願いします。

http://999-movie.jp/
 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2016年 7月10日(日)15時35分37秒
  いつもお世話になってます。
『シング・ストリート 未来へのうた』リクエストさせていただきます。是非お願いします。
 

(無題)

 投稿者: かかお  投稿日:2016年 7月 9日(土)17時38分44秒
  森山中教習所見たいです。お願いします。  

ジャニス リトル・ガール・ブルー

 投稿者: izaka  投稿日:2016年 7月 7日(木)22時09分18秒
  はじめて投稿させていただきます。

『ジャニス リトル・ガール・ブルー』
リクエストさせていただきます。

http://www.janis-movie.com/

 

リクエスト

 投稿者: カトゥー  投稿日:2016年 7月 2日(土)14時09分9秒
  「葛城事件」私も劇場でみたいです。
よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: ちいこ  投稿日:2016年 6月22日(水)08時17分57秒
  「葛城事件」の上映、よろしくお願いします。  

リクエスト

 投稿者: gent  投稿日:2016年 6月20日(月)17時59分58秒
  「帰ってきたヒトラー」
リクエストさせていただきます

http://gaga.ne.jp/hitlerisback/

 

FAKE

 投稿者: 月刊DiO  投稿日:2016年 6月19日(日)19時06分39秒
  森達也監督の新作『FAKE』をお願いします。

http://www.fakemovie.jp

 

GOD HELP THE GIRL

 投稿者: りんご  投稿日:2016年 6月 9日(木)20時54分55秒
  GOD HELP THE GIRL
ミュージカル映画好きなので
お願いします。

http://godhelpthegirl.club/index.php

 

エイミー

 投稿者: marine  投稿日:2016年 6月 7日(火)20時18分23秒
  いつもありがとうございます。
『エイミー』リクエストします。

http://amy-movie.jp

 

リクエスト

 投稿者: 寒北京派  投稿日:2016年 6月 4日(土)23時28分53秒
  『裸足の季節』
これはシネコンには来ないでしょう
よろしくお願いします
 

ボーダーライン

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 5月30日(月)01時22分8秒
  面白かった。
映画の後の主人公の行く末が今につながる。
しかし、この映画に本当の「主人公」は出てきていないのではないか?
 

(無題)

 投稿者: ひかり  投稿日:2016年 5月22日(日)13時34分44秒
  ネバークライウルフをスクリーンで見たいです。お願いします。  

映画

 投稿者: ふくい  投稿日:2016年 5月21日(土)20時37分57秒
  ジェンダーマリアージュが見たいです!  

(無題)

 投稿者: げん  投稿日:2016年 5月13日(金)18時45分56秒
  「無伴奏」お願いします。  

(無題)

 投稿者: 沙耶  投稿日:2016年 5月 9日(月)21時56分22秒
  「マクベス」
是非とも上映していただきたく思います。
どうか、よろしくお願い致します!

http://macbeth-movie.jp/

 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 5月 3日(火)08時31分56秒
  「コップ・カー」をお願いします。

http://cop-car.com/

 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2016年 4月29日(金)14時12分6秒
  『太陽』

『ふきげんな過去』

 以上の作品の上映を希望します。
 ご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2016年 4月29日(金)10時32分47秒
  『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』リクエストします。よろしくお願いします。

http://www.uplink.co.jp/banksydoesny/

 

シアーシャローナン

 投稿者: ルナ  投稿日:2016年 4月16日(土)21時59分6秒
  ジョンクローリー監督の最新作、「ブルックリン」ぜひ観られたらと思います!ご検討よろしくお願い致します。  

リクエストお願いします

 投稿者: marine  投稿日:2016年 4月 5日(火)12時59分54秒
  『わたしの自由について  SEALDs2015~』の上映を希望いたします。よろしくお願いします!

http://www.about-my-liberty.com

 

ピロスマニ

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 4月 4日(月)11時43分8秒
  グルジアの画家、ピロスマニの映画は知ってはいたが、観たことがなかった。
画家本人のことも知らなかった。
ピロスマニの孤独も含め、映画は絵画のように美しかった。
上映に感謝する。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2016年 3月28日(月)20時14分35秒
  「星ガ丘ワンダーランド」

「ディストラクション・ベイビーズ」

「葛城事件」

 以上の作品の上映を希望しますので、ご検討ください。
 よろしくお願いいたします!
 

リクエスト

 投稿者: ワトニー・スコット  投稿日:2016年 3月27日(日)01時09分53秒
  『ディストラクション・ベイビーズ』
ご検討ください
 

ガルム・ウォーズ

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2016年 3月26日(土)12時27分24秒
  押井守監督最新作「ガルム・ウォーズ」を福井でみたいです。メトロ劇場さん、どうかよろしくお願いします。  

(無題)

 投稿者: 福井  投稿日:2016年 3月21日(月)20時15分41秒
  ジェンダーマリアージュの上映を希望します!  

リクエスト

 投稿者: どらねこ  投稿日:2016年 3月20日(日)09時50分50秒
  最高の人生のつくり方
愛しき人生のつくり方 http://itoshikijinsei.com/
 

リクエストします

 投稿者: こうめ  投稿日:2016年 3月19日(土)00時04分47秒
  ビューティー・インサイド
どうか御検討願います
 

リクエスト

 投稿者: もさこ  投稿日:2016年 3月13日(日)21時23分39秒
  岩井俊二監督作品『リップヴァンウィンクルの花嫁』ぜひメトロ劇場で観たいです( ´?` )  

上映希望

 投稿者: あたま  投稿日:2016年 2月21日(日)19時53分32秒
  木村文乃さんが出ている「十字架」を上映希望します。  

リクエストします。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 2月21日(日)08時21分12秒
  メトロ劇場で以前公開された「ポチの告白」の高橋玄監督の新作「陽光桜」が福井ではまだ上映先も決まっていません。ここはメトロ劇場にやってほしいものです。

そして「96時間」の監督ピエール・モレルの新作「ザ・ガンマン」とアカデミー賞候補作品「キャロル」「ボーダーライン」、異色のホラー「イット・フォローズ」も。

「ボーダーライン」http://border-line.jp/

「陽光桜」http://www.movie-yoko.com/

「ザ・ガンマン」http://thegunman-movie.com/

「キャロル」http://carol-movie.com/

「イット・フォローズ」http://it-follows.jp/
 

リクエスト

 投稿者: ジョック・リヴェット  投稿日:2016年 2月 1日(月)13時18分45秒
  『ロブスター』
『ボーダーライン』
『イット・フォローズ』
『グッドナイト・マミー』
『アメリカン・バーガー』
『死の恋人ニーナ』
 

オリヴェイラ監督

 投稿者: marine  投稿日:2016年 1月24日(日)12時19分33秒
  「アブラハム渓谷」の上映もお願いいたします!  

最新作情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 1月 6日(水)00時46分54秒
  昨年11月に鹿児島市内で撮影を開始した最新作「薩摩に生きる」(上映時間110分)が完成しました。
この作品の主演は林与一・若原瞳ですが、メトロ劇場に勤務している山田昭二さんも共演しています。
詳細は以下をご覧下さい。

2016年度作品「薩摩に生きる」:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html

主演:林 与一・若原 瞳 共演:山田 昭二・西 克彦・弓澤 公望

脚本・編集・監督:戸田 博  撮影:ギヨーム・トーブロン  音楽:戸田 美香  制作:花澤 理人・戸田 美香・クロード吉澤

カラー・HD(DCP)・16 : 9・ドルビーステレオ・110分・英語字幕付

~ショート・シノプシス~
自宅の小さな工房で錫器を作る夫婦の物語。
夫の次郎は父親の亡くなった年齢に近づき、自分の人生を振り返る苦悩が始まる。
妻の宣子はそんな夫を支えながら、改めて共に生きる決意をする。
そして、次郎は新たな人生の目標を目指してある行動に出る。

Title : "Live in SATSUMA"

Yoichi HAYASHI・Hitomi WAKAHARA・Shyoji YAMADA

Scenario・Editing・Director : Hiroshi TODA  Cinematography : Guillaume TAUVERON  Music : Mica TODA

Color・HD(DCP)・16 : 9・Dolby Stereo・110 min・English Subtitles

- Short Synopsis -
This is the story about an old couple, who make a living by making tin products at home.
The husband, Jiro, as he is getting close to the age of his father’s death, begins to worry about the meaning of life. The wife, Nobuko, staying close to Jiro, decides to spend the rest of her time with him.
And now Jiro takes certain action, hoping to realize his ultimate goal...
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2015年12月23日(水)13時06分2秒
  「モンスターズ 新種襲来」 http://monsters2-movie.com/

「陽光桜」 http://www.movie-yoko.com/

「殺されたミンジュ」http://www.u-picc.com/one-on-one/
 

リクエスト

 投稿者: にふか  投稿日:2015年12月13日(日)09時44分14秒
  私も「独裁者と小さな孫」上映希望します。  

最新作情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年12月10日(木)21時15分12秒
  最新作「薩摩に生きる」(主演:林与一・若原瞳 助演:山田昭二)の予告編をYouTubeにアップしました。

YouTube:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
 

映画祭アワード情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年12月10日(木)21時08分44秒
  2015年度作品「桜島早春」(主演:林与一・若原瞳)は今月上旬にモナコのモンテカルロで開催された第13回モナコ国際映画祭で最優秀音楽賞と特別賞を受賞しました。

モナコ国際映画祭:http://www.monacofilmfest.com/

桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

リクエスト

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2015年12月 4日(金)22時54分53秒
  シルヴァン・ショメ監督「ぼくを探しに」を上映希望します!よろしくお願いします。  

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年11月22日(日)09時35分46秒
  『写真家ソール・ライター  急がない人生で見つけた13のこと』もお願いします。

http://saulleiter-movie.com

 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年11月22日(日)09時26分23秒
  『独裁者と小さな孫』をリクエストします。よろしくお願いします。

http://dokusaisha.jp

 

リクエスト

 投稿者: 夢見  投稿日:2015年11月21日(土)16時46分30秒
  「ロパートキナ 孤高の白鳥」
ロシアのバレエダンサー、ロパートキナさんのドキュメンタリー作品です。

http://lopatkina-movie.jp/

 

リクエスト

 投稿者: ポニー牧場の倅  投稿日:2015年11月 9日(月)21時45分1秒
  『サウルの息子』上映お願いします  

リクエスト

 投稿者: ウォーレン・オーッ  投稿日:2015年11月 1日(日)16時43分16秒
  『イット・フォローズ』の上映をお願いします  

(無題)

 投稿者: ななえ  投稿日:2015年11月 1日(日)10時31分32秒
  1996年 ヴェラ・ヒティロヴァ監督の
「ひなぎく」
を、是非上映していただきたいです。
 

リクエスト

 投稿者: サリー  投稿日:2015年10月25日(日)10時21分24秒
  『ハッピーアワー』の上映をお願いします  

モナコ国際映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年10月22日(木)00時56分2秒
  最新作の「桜島早春」は本年12月にモナコで開催される”第13回モナコ国際映画祭”にノミネートされました。
「桜島早春」は「京都、夏」に続いてモナコ国際映画祭2年連続のノミネートになります。
昨年度(2014)はこのモナコ国際映画祭において「京都、夏」は【最優秀監督賞:戸田 博】【最優秀脚本賞:戸田 博】【最優秀主演男優賞:林 与一】【最優秀助演女優賞:若原 瞳】【インディペンデント・スピリッツ賞:戸田 博】の5部門のアワードを受賞しています。

モナコ国際映画祭:http://www.angelfilmawards.com/

「桜島早春」:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年10月19日(月)12時35分42秒
  1)ヴィヴィアン・マイヤーを探して
http://vivianmaier-movie.com/

2)草原の実験
http://sogennojikken.com/

3)シーヴァス
http://sivas.jp/

1は観ましたが良かったです。
ご検討ください。
 

(無題)

 投稿者: にこ  投稿日:2015年10月17日(土)12時59分36秒
  アデライン、100年目の恋福井では上映されないと思っていたので地元で上映予定されて嬉しいです。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2015年10月12日(月)00時22分18秒
  『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』http://www.movie-yoko.com/

以前メトロ劇場で上映した「ポチの告白」の高橋玄監督の新作です。よろしくお願い申し上げます。
 

リクエストです

 投稿者: time  投稿日:2015年10月 8日(木)20時15分55秒
  ぜひぜひ「僕たちの家に帰ろう」をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: 若旦那  投稿日:2015年10月 5日(月)22時11分10秒
  『裁かれるは善人のみ』をお願いします  

リクエストお願いします!

 投稿者: さき  投稿日:2015年10月 1日(木)21時30分35秒
  god help the girl
がどうしても見たいです。
映画情報を確認したら、北陸では富山でしか上映されないと知り
落胆し、メトロでの上映を熱く希望したくリクエストしました!
是非お願いします!!!!!
 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2015年 9月23日(水)10時56分57秒
  シネマ歌舞伎の上映お願いします。  

リクエスト

 投稿者: 27番橘真一  投稿日:2015年 9月12日(土)09時05分24秒
  黒衣の刺客をお願いします  

リクエスト

 投稿者: さがわ  投稿日:2015年 9月11日(金)08時51分0秒
  ドリアン助川原作、河瀨直美監督『あん』
よろしくお願いします。
北陸では、なぜだか、まだ公開予定がありません。
 

リスボンに誘われて

 投稿者: 坂上泰臣  投稿日:2015年 9月 6日(日)09時26分37秒
  小説名
リスボンへの夜行列車
 

雪の轍

 投稿者: ミアキス  投稿日:2015年 8月29日(土)09時21分22秒
  上映決定ということでありがとうございます♪
10月を楽しみに待ちます!
 

ホドロホスキー

 投稿者: HIROMI  投稿日:2015年 8月23日(日)00時28分19秒
  ホドロホスキーの映画は福井ではなかなかお目にかかれないので、是非とも!

リアリティのダンス」が美し過ぎるのでイチオシ。
 

モントリオール世界映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 8月22日(土)11時18分48秒
  「桜島早春」モントリオール世界映画祭での上映期日が決定!

モントリオール世界映画祭:http://www.ffm-montreal.org/en/575-en_early-spring.html

桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

リクエスト

 投稿者: ブローカー  投稿日:2015年 8月14日(金)12時25分20秒
  『岸辺の旅』
まさかの北陸地方上映なし
もともとシネコンにかかるようなタイプではないので、ここは是非メトロさんお願いします
 

リクエストです

 投稿者: いちご  投稿日:2015年 7月11日(土)19時52分12秒
  「博士と彼女のセオリー」の上映を希望します。よろしくお願い致します!  

今さらながら

 投稿者: でかぽん  投稿日:2015年 7月 8日(水)01時15分25秒
  で恐縮なのですが、テリー・ギリアム監督の「ゼロの未来」を是非。
これは、とくに改めてリクエストしなくても、公開されるでしょ、と
構えていたので、ここへきて焦っています。
完全に出遅れたかもしれませんが、ここはメトロ様、なにとぞお願いいたします。
 

「パプーシャ 黒い瞳」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 7月 5日(日)01時02分0秒
  映画の中で時間が過去に繰り返し行き来するので、全体にぼんやりした印象が残る。
いくつか要点を自分なりに出して整理する。

・翻訳と流通(流通するには翻訳が必要?)
・翻訳することで外部の世界に接続するが、文字を持たないことは内部にとどまり続ける
・ジプシーは旅をする(定住しない)ことと彼らが文字を持たないことの関係
・歴史を持たないジプシーと旅の関係(定住することと歴史の発生)
・旅は現在性(常に今であること) など

劇中、ジプシーはインドがルーツと(外部の人によって)語られるが、移動せざるを得ない状況は現在も増え続ける難民も考えさせる。土佐弘之も書いているが国民国家の形成と民族浄化、ノン・ルフールマン原則(迫害の恐れのある地域に難民を追放、強制送還してはならないという原則)とイタリアの難民政策が飽和状態になっていることなど…。
しかし、ジプシーはそれらの網では掬えない存在として在り続けてきたのではないか。制度ではなくせない問題をはらんでいると思う。
 

眠り姫

 投稿者: 佐藤  投稿日:2015年 7月 3日(金)21時32分20秒
  「眠り姫」を上映してください。
2007年の公開の作品ですが、大都市ではここ数年の間でもアンコール上映が行われているようです。
公式ホームページの日記は今年も更新されています。
探す限りDVD化もされてないようですし、是非お願いします。

http://www.nemurihime.info/index2.html

 

COBAIN

 投稿者: 安野  投稿日:2015年 7月 2日(木)14時47分25秒
  カート・コバーンのドキュメンタリー映画「COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック」をぜひ上映してください!
明日まで金沢にて上映していますが、行けそうにありません。
よろしくお願い致します。
 

モントリオール世界映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 7月 1日(水)11時15分51秒
  本年3月に鹿児島県で撮影した「桜島早春」が今年8月下旬から9月上旬までカナダのケベックで開催される「モントリオール世界映画祭」の「フォーカス・オン・ワールドシネマ部門」において正式にセレクションされました。

モントリオール世界映画祭:http://www.ffm-montreal.org/
桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2015年 6月30日(火)20時38分35秒
   [きみはいい子] 呉 美保 監督

 [岸辺の旅] 黒沢 清 監督

 [Dear DEER /ディアーディアー] 菊地 健雄 監督

 [恋人たち] 橋口 亮輔 監督

 以上の映画の上映を希望します。
 ぜひご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします!
 

カンヌリクエスト

 投稿者: ミアキス  投稿日:2015年 6月28日(日)13時22分55秒
  昨年のパルム・ドール『雪の轍』の予定はないんでしょうか?
希望します~!!
 

訂正します

 投稿者: 門前の小僧  投稿日:2015年 6月18日(木)09時40分40秒
  作品名「ら」の監督は、水野ではなく水井です。訂正してお詫びします。  

リクエスト

 投稿者: 門前の小僧  投稿日:2015年 6月11日(木)23時46分21秒
  水野真希監督で、作品名「ら」
全国順次公開中とのことですが、現時点で上映は4館のみ。ぜひ、福井での上映をご検討ください。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2015年 6月11日(木)20時03分6秒
  [明烏] 福田雄一 監督

[ラブ&ピース] 園子温 監督

の上映を希望します。よろしくお願いいたします!
 

間違えました

 投稿者: リィー  投稿日:2015年 6月10日(水)15時34分40秒
  群青色の、通り道です。  

リクエスト

 投稿者: リィー  投稿日:2015年 6月10日(水)15時32分3秒
  桐山漣主演の「群青にの、通り道」をぜひ上映して下さい。  

リクエスト

 投稿者: サム  投稿日:2015年 6月 4日(木)15時03分45秒
  『イマジン』
『ナイトクローラー』
 

上映希望!

 投稿者: erineko  投稿日:2015年 6月 3日(水)08時27分45秒
  『国際市場で逢いましょう』の上映をお願いします??  

リクエストします

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2015年 5月31日(日)14時49分23秒
  「ブラックハット 」http://blackhat-movie.jp/

「誘拐の掟」http://yukai-movie.com/

「国際市場で会いましょう」 http://kokusaiichiba.jp/

 

リクエスト

 投稿者: オールドマンサックス  投稿日:2015年 5月30日(土)07時54分52秒
  『ピクニック』
『ローリング』
『オン・ザ・ハイウェイ』
『きみはいい子』
『フレンチアルプスで起きたこと』
是非ご検討ください
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年 5月26日(火)01時00分23秒
  ジャン・ユンカーマン監督の『沖縄  うりずんの雨』もお願いします。

http://okinawa-urizun.com/

 

リクエスト

 投稿者: 飛ママ  投稿日:2015年 5月22日(金)15時32分2秒
  「トラッシュ」
「ピラミッド5000年の嘘」
「アリスのままで」
「奇跡の人マリーとマルグレット」

是非上映してください。
メトロさんの上映予定を楽しみにしています。
 

映画祭情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 5月21日(木)00時38分20秒
  2013年度作品「京都、夏」は今年8月にフィリピンの首都マニラで開催される”フィリピン・インディペンデント映画祭”での上映が決定しました。

フィリピン・インディペンデント映画祭:http://www.cinemalaya.org/

京都、夏:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年 5月14日(木)15時16分9秒
  三上智恵監督の「戦場ぬ止み」が観たいです。福井で上映してくれるとしたら、メトロさんしか考えられません。

http://ikusaba.com/trailer/

 

リクエストです

 投稿者: げんじ  投稿日:2015年 5月13日(水)14時51分16秒
  小さな世界はワンダーランド

公式サイトを見ると上映館が少ないです。福井はTOHOシネマズないし。。
ナレーションは斉藤工さんです。

 

リクエストです

 投稿者: ユニ  投稿日:2015年 5月10日(日)14時46分27秒
  ユン・ジェギュン監督の「国際市場で逢いましょう」が観たいです。
よろしくお願いします!
 

モントリオール世界映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 5月 7日(木)11時05分44秒
  本年3月に鹿児島県で撮影した「桜島早春」が今年8月下旬から9月上旬までカナダのケベックで開催される「モントリオール世界映画祭」の「ワールド・オン・シネマ」にセレクションされました。

桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html

 

上映希望

 投稿者: でかぽん  投稿日:2015年 4月26日(日)23時39分39秒
  「皆殺しのバラッド」
「カフェ・ド・フロール」
「インヒアレント・ヴァイス」
「ギリシアに消えた嘘」

をリクエストします。
よろしくお願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: ロウイェ~  投稿日:2015年 4月26日(日)01時05分16秒
  『ブラック・ハット』
これは観たい、でも福井ではやらない、何故か
メトロさんに期待します
 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2015年 4月25日(土)22時54分21秒
  「アルプス 天空の交響曲」をお願いします。  

ジェームス・ワン特集

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2015年 4月22日(水)02時26分43秒
  「ワイルド・スピード SKY MISSION」が大ヒット中ですが、ぜひジェームス・ワン監督特集を

お願いしたいです。

福井では彼の映画はあまり上映されてないので、今こそ福井で未公開のワン監督の作品を。

「狼の処刑宣告」と「死霊館」の二本立てなんかどうでしょう。特に「狼の処刑宣告」はTUTAYA

にもおいていないでのいいのではないでしょうか。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 4月13日(月)09時42分53秒
  「ゆきゆきて神軍」も観たいです。  

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2015年 4月13日(月)00時52分10秒
  エドワード・ヤン監督の『恐怖分子』をお願いします。  

投票箱の上に

 投稿者: きったん  投稿日:2015年 4月12日(日)23時19分8秒
  メトロさんのリクエスト投票箱の上に、「やさしい女」のポスター(のコピー)が。
ぜひにリクエストをさせていただきます。
関係ないですけど、ギョーム・ブラック監督の「やさしい人」も、「やさしい」つながりで
ぜひぜひお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: アイヴァンブロック  投稿日:2015年 4月12日(日)10時42分23秒
  「ギリシャに消えた嘘」
上映希望です
おねがいします
 

博士と彼女のセオリー

 投稿者: あーちゃん  投稿日:2015年 4月11日(土)12時35分58秒
  とても感動する映画らしいので、福井で上映期待していましたが、・・・。
今のところないので、メトロさんに期待してます。
 

リクエスト

 投稿者: レンフィールド  投稿日:2015年 4月 3日(金)11時52分42秒
  「神々のたそがれ」
とてもすごい映画らしいので是非メトロ劇場さんで観たいです
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 4月 3日(金)08時00分46秒
  「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」ご検討ください。

戦後70年ということで、「鬼が来た!」はぜひ今年、観るべきと思います。こちらもご検討ください。

http://www.imageforum.co.jp/narco/

 

リクエスト

 投稿者: ジャージーデビル  投稿日:2015年 3月28日(土)12時35分25秒
  「ラブバトル」
「やさしい女」
「恐怖分子」
の上映をやってほしいです
とくに「恐怖分子」をおねがいします
 

映画 リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2015年 3月26日(木)20時59分47秒
  「フォックスキャッチャー」 http://www.foxcatcher-movie.jp/

「ガガーリン 世界を変えた108分」http://gagarin.jp/

「唐山大震災」http://tozan-movie.com/

「妻への旅路」http://cominghome.gaga.ne.jp/

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ  成人指定版」

「ドライヴ・ハード」http://www.drive-hard.net/contents.html#the

「ニンジャ・アベンジャーズ」http://redband.jp/ninjaavengers/
 

上映切望

 投稿者: ヨン様  投稿日:2015年 3月26日(木)15時41分55秒
  「妻への家路」が観たいです。福井県内では上映してません。映画館で観たいので、来年でも再来年でもかまいませんので是非上映して下さい。  

リクエスト

 投稿者: カレン  投稿日:2015年 3月20日(金)13時50分17秒
  石井岳龍監督の『ソレダケ / that’s it』が見たい。
映画館でブッチャーズの音を聴きたいです。
やってくれるのなら、何度でも行きます。
切実に、お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: マッサン  投稿日:2015年 3月11日(水)10時54分35秒
  君が生きた証
多分福井で上映ないので是非メトロさんで見たいです
 

(無題)

 投稿者: タク  投稿日:2015年 3月11日(水)09時14分6秒
  少し前の映画ですが、チョコレートドーナツが観たいです。映画館で観ることができなかったので映画館で観てみたい。  

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2015年 3月 6日(金)15時20分6秒
  [正しく生きる]

[白河夜船]

の上映を希望します。是非ご検討いただけますよう、よろしくお願い致します!
 

リクエスト

 投稿者: ちいこ  投稿日:2015年 3月 1日(日)17時10分13秒
  「サムライフ」、今のところ福井での上映予定がなくがっかりしています。ぜひ上映してください。よろしくお願いします!  

ジャージー・ボーイズぐらいやってよ

 投稿者: 左合 直  投稿日:2015年 2月22日(日)20時23分50秒
  賞やキネ旬が全てではないけど、アルゴやジャージーボーイズとかが観れない県庁所在地ってのは、やっぱり格差を感じてしまう。話題の映画は観てナンボです。新午前10時(以前は鯖江でやってくれた)もキネ旬特別上映も福井は対象外だし、特に最近ひどいのでは?。映画ファンのささやかな自衛策として、金沢(チャイナタウン)や名古屋(6才のボクが大人になるまで)にも遠征したりする都度、名画館を自称してるメトロなんだから1週間ぐらい何とかして欲しいナーって思います(感謝はしてますが)。

 

リクエスト

 投稿者: 佐藤  投稿日:2015年 2月18日(水)17時04分39秒
  上映希望作品です

「標的の村」

宜しくお願いします。
 

「ファーナス 訣別の朝」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 1月13日(火)00時34分46秒
  見ごたえのある映画だった。
アメリカのさびれた地方で生きる人たちの現在がスリリングなストーリーの上で切り取られていた。
地方、鉄鋼業、イラク戦争、麻薬、ギャンブル、銃器、暴力、金そして兄弟。これらがこの映画を構成しているが、主人公の弟はイラクに4回派遣され、首の切断された子どもや、脚だけの死体などを運んだりした。「俺は国に命を捧げたのに、国は何もしてくれなかった!」という思いが、定職にも突かせず食事の代わりに酒を飲むというような生活へと彼を引き込んでいく。主人公の弟は主人公を誘導するような非常に重要な役割をしている。
観ながら思い出したのは、同じく兄弟が主人公の「インディアン・ランナー」だ。こちらも弟はベトナム帰りで、どこか抑制の効かない振る舞いをしてしまうという点が似ている。舞台になっていたのもどこかの地方のそれほど大きくはない町だ。
そこで、兄弟と戦争がテーマであることと、地方都市が舞台であることを切り口にアメリカの映画を考えることが出来るのではないかと思った。そうすると、アメリカが抱える社会的な問題ではなく、アメリカ自体が抱えている「病理」のようなものが見えるのではないか。内田樹などもそのような分析をエイリアンなどでしたものを読んだが、この映画自体が「アメリカの内面の風景」と考えてみると、監督の意図とは別に何かがつかめるかも知れない。弟が悩み、兄がそれを受け止めて何らかのアクションを起こす。
僕がその「風景」の中で引っかかったのは、「山」に住み麻薬や金を仕切るデグロートだ。「山」はインディアン居留区のような名前で登場するが、警察も手が出せないエリアである。つまり実像もそこへのたどり着く経路も「想像されたもの」とも言える。そこでは、デグロートに従う取り巻きがおり、まさに「山賊」の首領がデグロートだ。これは2008年が背景の映画としてリアルなのか?
非情で金しか興味がないような男と主人公が重なりあう場面は、この映画が単なるヒーローものではないことを示している(ネタバレするのでこれ以上は書かない)。
僕がこの映画で考えたのは、アメリカは何が敵なのか分からないのではないかということだ。
色々と考えさせられる映画だ。
余談だが主人公が付き合っていた女性に別れを告げられる場面は泣けた。
 

アンケートの候補にありますか?

 投稿者: キキ  投稿日:2015年 1月12日(月)20時27分57秒
  「大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院」
みてみたいのですが、いかがでしょう?
 

『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』の上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 1月12日(月)16時04分31秒
  サハラ砂漠の遊牧民、トゥアレグ族のバンド「トゥーマスト」。支配と反乱の歴史を塗り替えるために闘う彼らを追ったドキュメンタリー映画『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』
ウラン開発など日本も関係しているとのこと。ぜひご検討を

http://www.uplink.co.jp/toumast/

 

リクエスト

 投稿者: ほーみ  投稿日:2015年 1月 9日(金)18時53分58秒
  加瀬亮さん主演

「自由が丘で」が観たいです!
 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 1月 6日(火)23時32分12秒
  「2015 戸田 博 監督作品上映会」を以下のように開催致します。


上映作品は「京都、早春」及びドキュメンタリー作品「共に生きる。」の二本立です。
詳細は以下の通り。

なお、2013年度作品「京都、夏」で受賞のモナコ国際映画祭(モナコ)とケーララ国際映画祭(インド)の記録映像も併せて上映します。

*作品「京都、早春」(上映時間90分)(パート・カラー)(16:9 )(ステレオ)
 2014 京都国際映画祭公式上映・2014 ムンバイ国際映画祭入選(インド)
 サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1450.html

ショート・シノプシス:
楠田健一は半年前に愛妻を亡くし、一人で喫茶店を営んでいたが、その妻の面影から離れられず、納骨も出来ずに日々を送っていた。
しかし、ある出来事をきっかけに健一は納骨する決意をし、生まれ故郷の墓に向かう。
そして健一は、その故郷の地で幼なじみの美しい女性と出会い人生は流転する。

出演:林 与一
   新井 晴み
   山田 昭二
   他多数

脚本・編集・監督:戸田 博
撮影:ギヨーム・トーブロン・戸田 博
音楽:戸田 美香
制作:花沢 理人・戸田 美香



*ドキュメンタリー作品『共に生きる。」(上映時間72分)(カラー)(16:9 )(ステレオ)
 2015 現在、山形国際ドキュメンタリー映画際ほかに出品中
 サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1504.html

ショート・シノプシス:
滋賀県豊郷町 社会福祉法人あすなろ福祉会理事長 浅居茂(78歳)。
50年前より自ら立ち上げた工場で障害?者(知的・精神)雇用に取り組み、彼らが安心して働ける場所を提供し続けている。
浅居は一般企業で得た豊富なアイデアで、障害者に対する日本の福祉制度?をも変えて行く姿勢を今も貫き通す。

出演:浅居 茂 ほか(社)あすなろ福祉会の皆さん

脚本・撮影・編集・監督:戸田 博
音楽:戸田 美香
制作:「共に生きる。」制作委員会

上映場所:メトロ劇場
上映期日:3月14日(土曜)15日(日曜)16日(火曜)
時間は各日共通
舞 台 挨 拶    :18:20
上映開始時間:18:30 「京都、早春」
      :20:15 「共に生きる。」
終 映   :21:30
入場料金  :前売り 1000円(前売り券はメトロ劇場ほか各プレイ・ガイド)  当日 1300円

お問い合わせ:090-6067-0172
 

上映決定!!

 投稿者: きったん  投稿日:2014年12月26日(金)22時43分3秒
  いつも、楽しい映画をありがとうございます。
「フランク」の上映決定したのですね。
半ば諦めていたので、よけいに嬉しいです。
楽しみに公開を待たせていただきます。
 

映画祭情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年12月24日(水)10時42分5秒
  作品「京都、夏」監督賞・ネットパック賞:Summer, Kyoto Best Director Award & NETPAC Award (New Asian Film)

第19回 ケーララ国際映画祭でのスクリーニングや受賞の模様などの動画をアップしました。

ケーララ国際映画祭YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=HCjAw4RRW7w
 

ケーララ国際映画祭でもW受賞

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年12月22日(月)18時37分38秒
  2つの映画祭の報告を以下に記します。(戸田 博)

モナコから日本、そしてインドと気温の変化(14度…モナコ ~ 日本…4度 ~ 32度…インド)に戸惑いながらも無事に映画祭への参加が果たせました。


モナコ国際映画祭では特にフランス人がフランス国内での上映拡大を考えて、既にトゥルーズ(フランス)での上映が決定しました。
来年の中旬にはローザンヌ(スイス)での上映もあります。

「ケーララ国際映画祭」はインドでも最大級の映画祭で、大変に大きな規模で参加者も10万人
を越えて、「京都、夏」は「監督賞」と「ネット・パック賞」のダブル受賞。

*林 与一さんや若原 瞳さんの演技にも審査員の注目が集まりました。

日本では「東京国際映画祭」やカンヌ、ベルリン、ベネチアなどの事を大きく取り上げていますが、この「ケーララ国際映画祭」はその規模においては全く同格の大きな映画祭です。
実際に審査員はカンヌ、ベルリン、ベネチア、ドバイ、ドーハ、ローマなど