掲示板移行のお知らせ

 投稿者:メトロ劇場運営  投稿日:2022年 7月23日(土)19時43分52秒
  この掲示板サービスの終了に伴い、メトロ・シネマノート掲示板を別サービスに移行いたします。みなさまご協力をお願いいたします。

新掲示板
https://fukuimetro.bbs.fc2.com/

なお、過去のログにつきましては
https://file.blog.fc2.com/fukuimetro/old_bbs/oldbbs.html
に可能な限り保存しております。

今後ともメトロ劇場をよろしくお願いいたします。

https://fukuimetro.bbs.fc2.com/

 

「パリ13区」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 7月 8日(金)19時46分20秒
  県立病院の診察の帰り寄ってみた。

仏映画は基本 魂の彷徨(ほうこう)ってのがテーマだと解釈
してるのだけど 形としてはポエムでノベルぢゃ無いから物語の
筋を真面目に追うとすると頭が混乱するキライが有る。
今回も 途中まで かなり混乱した。
そもそも私の20代の頃の1970年代の仏映画の感覚で云うと
アルジェリア系とか中国系とかが主人公の仏映画なんて考へも
付かなかった。表題のパリの13区って そんな地区なんだろうか?
フランスとアルジェとの歴史的経緯・昨今の中国の経済進出 そんな
背景の映画だと まづ感じた。
祖父母が台湾出身と云う女の横顔が かって好きだった氾(はん)文雀と
似て その強気な顔立ちに魅せられた。やはり同じ東アジアでも
大陸系の人は面持ちも立ち姿も違うと感じる。
アルジェリア系の教師の男は真面目な顔に似合わづ精力絶倫で
「ラスト タンゴ イン パリ」のマーロン・ブラントを想起させた。
男の副業の不動産屋の面接に来て働き出す女は まさにパリジェンヌの
イデタチで公園に佇むレインコートがドンピシャ似合う。
場所はブローニューの森か・・最後が王道の舞台装置だったので
観に来た甲斐を感じた。
3人の登場人物の中では此の女の感性が一番 自分的にはピッタリ来た。

映画が始まって40分 過ぎたあたりか 中国女の部屋だったかに
ぼやけた映像の絵が掲げられてた。絵が ぼやけてたぢゃ無く
映像が其処だけ ぼやけて居た。〇神教と云う字が読み取れ絵柄も
道教の宗教画みたいだった。おそらく だけど 公共の場でイスラム
だったかヒンズーだったかの女性の被り物さへ厳禁する国なので
それで正確には見せないやうにしたと受け取り感じ取った。

かって女優の岸 恵子は無名の仏の映画監督と結婚し 別れた後も
長くパリに住んだが その時の理由が人種差別が無く自由だ って
事だった。「それってホント!?」思わづ声を挙げてしまった。
 

「教育と愛国」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 6月30日(木)16時48分0秒
  手作り感 満載で県の教職員会館で見てるが如き感じだった。
冒頭 題字の「愛」の字が朱で印字されてて何か意味は有るんだろうなと
思うが 元来 愛と云う言葉が日本で出来たのはキリスト教が本格的に
入って来た明治期以降で それまでは仁愛と云う言葉しか無かったと聞いてる。
だから教育と愛国とは なんぞや?より その前提の愛国の愛とは なんぞや?
の定義の方が先だと思いつつ観て居た。

20代の前半だったか 家永三郎の検定不合格の日本史の教科書を買って
読んだ事が有るのだけど 実際 何で此れが不合格に成ったのか当時も今も
判らない。御かみ の意向に染まぬぞょ の文脈が感じられたので さう成った
としか云いやうも無いモノを感ずる。
今回は あれから かなりの年月が経ち家永裁判の時より争点・論点が明白に
為ってるやうな気がした。
国語と歴史の扱いは国の教育指針の根幹だろから常にイデオロギーの的に
為るんだろうけど常に正解は無いだと思う。
二つの意見や学説を併記がベストな選択だと感じる。
どちらを選ぶかは選んだ人の責任と自由と云う事で よよいが よい。
 

蛍光ペン

 投稿者:a  投稿日:2022年 6月20日(月)12時31分49秒
  待合室に掲示してある新聞記事に蛍光ペンで強調線を引きまくってるの、
あれバカみたいなのでやめたほうがいいと思います。
 

「英雄の生涯」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 6月16日(木)23時15分5秒
編集済
  ペルシア語とコーランが飛び交った映画。
なかなか そんな世界を垣間見る事は日常 無いので貴重な時間が持てて良かった。

冒頭 主人公がバスに乗り遅れるシーンからストリィが始まり 次いで
古代遺跡の発掘現場へと面白い流れだった。
只 話が複雑 過ぎて最後まで付いて行けなかった。
ベルリン&カンヌ&オスカー&ゴールデン・グローブと主だった賞に
関わった作品なので欧米人の評価は高いのだろうと思う。
その理由は昨今のソーシャル・ネットワークの中で苦しむ市井の人を
描いたってな処なんだろうと感じた。グローバリズムが人々の暮らしを
結果的に破壊してしまう現実 其処を描いたのが評価の理由だと思う。
最先端の欧米では描き切れづ一歩も二歩も遅れてるゆゑ鮮やかに描けた
そんな気がした。

英雄か詐欺師か ってなテーマだけど 英雄と詐欺師は実際 紙一重だし
白黒 付けられる事柄ぢゃ無いのだと思う。
悪人の心の中にも少なからづ善意は在るし・善人の中にも悪意は存在ス。
なので ぶった切りで甲乙は云へないのが実情だろ。

あちらの男性が髭を蓄えるのは宗教的なプライドだと聞いた事が在る。
彼らは相当にプライドを重要視するので主人公の男性の行動は ああ成った。
そんな気もする。
 

『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』

 投稿者:若泉  投稿日:2022年 6月12日(日)17時49分48秒
  岩波ホールで上映されている『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』をリクエストします。
岩波ホールは、今年7月29日で閉館とのこと。岩波ホール関係者を招いてトークショーなどもできるのではないかと、勝手に思っています。
ご検討ください。

https://www.sunny-film.com/brucechatwin

 

[C'mon C'mon]雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 6月 4日(土)19時21分32秒
  朝一で春江の散髪屋まで行ってたので本日 2作目上映作をチョイスしてみた。

108分だったかのホームドラマみたいだったし(それなら3作目も)の
腹づもりだったんだが想定外にヘビーなテーマだったので疲れて次作を諦め
そのまま帰った。メトロのHPでの紹介記事の中に(スピリッツ賞)なるモノが
踊ってたので観る前に少し訝し気に感じてたのだが観終えて理解した。
所謂 霊的主義的な意味合いの賞の候補作だと。
その意味で霊的な本も書いて出してる女優のシャーリー・マクレーンなんか
本作の認知症の祖母役にピッタリだと思ったのだけど今年 お歳も88では
流石に出演は出来ないんだろうな・・と往時の女優が 好きな私は
少し寂しく感じた。

映画は 最初~最後まで白黒で通してるので何かメッセージは在るんだろうな
とは思うのだけど 此の世は仮想の現実で実態は死後の世界に在り の
主張だと思ふ。只 街頭でローラー・スケートに興じてるティーン・
エージャーも居て何だか時代は1980年 前のやうにも感ずる。
最後に流れた女性ヴォーカルもブレンダ・リー タッチで1960年代の
音楽性だったし 作り手側が未だ子供の頃の時代背景だったので憧憬で
モノトーンにしてたやうな気もしたのだが実際は如何に?

他の背景音楽も かなり ぶっ飛んでた。
9歳の男児が自室でヘンデルのやうなコラールを大音響で聴いてるし
後で3度ばかり流れてた「月の光」(ドビッシー)は 霊的な動画の
背景音としての定番だし 単なる感情促進音楽では無く
それらを映像化する為に作られた映像(映画)のやうにも思へた。

母親がベットで男児に読み聞かせ してたんは(オズ・・)云うから
(オズの魔法使い)の物語だったかと思うけど そんな処が模範的な母親を
目指す母親らしいと感じた。母親が実兄と相当な確執が有ったけど
理由は よく判り 解り ます。男としては(兄貴は辛いな~)と
同情してましたが。
私の好きな「心の旅路」(1942年 作品)も せんじ詰めれば魂の彷徨
ってなのがテーマでしたけど その親族版のやうに受け取りました。
 

「ゴヤの名画と優しい泥棒」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 5月21日(土)19時39分39秒
  此の映画も題名を原題に即しDUKEで ええのでは?と思った。
そちらの方が制作意図が推し量れる。

想定以上に英国映画らしい洒落てエスプリも利かせ楽屋落ちも有り
まるでロンドンの寄せ芸の舞台を観てるが如きだった。
背景の音楽はジャズで始まったが原題から想定してデューク・エリントンの
楽団かな?と感じた。ウエスト・ミンスターのミサ曲みたいな荘厳な合唱も
流れ 流石 王室を頂く国らしい閉め方かと感じ入った。
私的には途中のモーツアルトと思われるピアノのフィーチャーとか
ロンドン・ポップス楽団と思われるメランコリーな楽曲の方に魅せられたんだが。

最後の方の楽屋落ち 007の1作目のシーンだけどアレは確かボンドが
ドクターの秘密基地に乗り込む場面かと思われ まぁ懐かしく思った。
観たんは かなり後に為って3度目のリバイバル上映の時だったかと思うけど。

全体としては 1940年代のフランク・キャプラの「スミス 都へ行く」
みたいな ほろ苦い社会派コメディに位置するのだとは感ずる。
スミスが老齢に成ったら どんな騒動を英国で起こすか?みたいな処で
楽しませて貰った。

劇中にも少し登場した1914年の世界大戦。
主人公は1961年 時点で60歳なら別に従軍の経験も無いだろうに
苦々しい事として主人公の口から語られてたので 叔父か父親か戦争で
失ってるので それで反骨精神が芽生えたのかと推察ス。

かなり 話題がアッチ・コッチに飛んだが それだけエスプリ散りばめた
宝石箱 だった。
 

「モンテッソーリ 子供の家」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2022年 5月20日(金)15時21分11秒
  前回より又 日数が空いたが 久しぶりに来てみた。
毎回 思ふが メトロに来るやうに為って身構え無い鑑賞ってのを学んだ。
所謂 無手勝流って奴で此れまでに経験した経験値で映画を推し量れば
良いと思ってるから 別段 観たい映画だから来るとか来ないとか
そげんな思いは自分には余り無い。今回も亦 たまたま時間が出来たので
朝一で来てみた。

さて 突っ込みが少し長く為ったが
冒頭から30分くらいは初めて保育園の参観に来た男親みたいに
どっちらけ状態だった。が 次第に園の教育方針が飲み込め応援したく
為った。最初から今の方針ぢゃ無かったみたい。色々試行錯誤を繰り返し
最終 今の方針に落ち着いてる みたいだった。
話 聞けば 当たり前の教育なんだけど なかなか現実社会は
当たり前を当たり前に許しては呉れないので園の勇気には感心した。
昔 乍らの幼児に手を出させ定規か何かで叩く!ってな叱り方は
修道院の幼児教育の悪習だと感じるが 其処から脱却して只々幼児に
社会を渡ってゆく力を付けさせる方法と云う一点だけに絞って事に
当たってるスタッフは極めて効率的な教育だと思う。
目先の効率を排除する事に依ってのみ長いスパンの効率が得られる
ってな 正しい効率への追及が科学的で流石に仏人だなと思ふ。
忙がば回れ!と云う格言を思い出したが それには園の経済的な体力も
必要で 事は簡単でも無いのだろうが・・。

観ながら 60年以上前の自分の保育園の情景を想起して居た。
上から目線でしか物 云わなかった保母さんの顔なんぞ思い出せないが
此方の目線で話 掛けて呉れた保母さんの顔は今でも覚へてる。
 

山歌

 投稿者:オッサン  投稿日:2022年 5月18日(水)09時22分39秒
  山歌が観たいです。上映して欲しいです。  

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 4月 8日(金)15時32分1秒
  一か月前 本作 知った時(久しぶりのハリウッド西部劇!)と期待に胸
踊らして居たのだが実際は英国を主とした合作らしい。
しかも ご丁寧にも他の国も かっての英国の植民地化の歴史を持つ。
どう見ても英国側が見る米国モンタナ州の地域史のやうな色合いだった。
なので 久しぶりの西部劇に監督賞!だと思ってたら 母国の英国が
西部開拓史 以降を描いて呉れたので それで功労賞の意味合いだと
オスカー受賞を感じた。

私自身 此れは旧約聖書のカイン&アベルの兄弟の軋轢を描いた物語
だと受け取った。古事記 的に云うのなら大国主神&兄弟神との
職業の違いから来るイザコザみたいに根が深い。
弟の嫁は髪がブロンドでショートで1925年当時メキメキ売り出して居た
女優のジーン・ハロウのやうなイメージなのか・・?と感じた。
街を往来するT型フォードらしいクルマもアル・カポネ時代の それと
違って車体が華奢で10年の時代の差を感じる。
弟の嫁は上品に(May I ?)何て云い乍らクラシック・ピアノ嗜み
兄の方はバンジョーなので米国東部と西部との文化の引き合いのやうに思う。

観終へ 帰りしな「工事の騒音で楽しめなくて御免なさい}と
受付嬢に謝られたが 当方 それだとは云われるまで気が付かなった。
工事の音は何処からとなく聞こえてけど フレッド・ジンネマン監督の
傑作「ハイヌーン」の散髪屋の場面と同じで 映画の中で大工音が
してる としか鑑賞中は思っては無かった。
それだけ中身が濃い映画・・だったのかと思う。
 

ストレイ

 投稿者: ak  投稿日:2022年 4月 4日(月)11時53分36秒
  福井ではどこも上映してくれないようなので、ぜひ上映してもらいたいです。
対等に扱われる犬たちのドキュメンタリー。

https://transformer.co.jp/m/stray/
 

ひまわり

 投稿者: なんちゃん  投稿日:2022年 3月22日(火)20時30分27秒
  『ひまわり』上映してください!!( ;∀;)  

「グンダ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 3月11日(金)16時25分45秒
  登場は豚のみと思ってたら鶏とか牛も出て来て百花繚乱だった。
が 主体は あくまでグンダ云う母豚。
10匹 余りの子豚の成長と別れ。
その別れは或る日 唐突に農夫が運転するキャタビラー音と共に現れ
子豚達は輸送トラックに押し込められ(♪ ドンナ・ドンナ の世界)。

元来 キリスト教では家畜は神より与えられし人間の占有物との見方なんだけど
さうした世界で住み乍らも 家畜の目線で寿ぐ姿勢は何やら東洋思想を
感じた。昔 見たNHKの「自然のアルバム」は野鳥の世界だったが
此方は家畜で やはり野に在る生物と家畜として飼い慣らされた生き物
とは何かが違うと思う。人と接する事が多い分 ひとつ 々の動作に
人間的なモノを感ずる。本作の目的は そんな処に在るのだろうと考へる。
こんな尺の長い映像と付き合ったクリエーター達の凄さ より
こんな映画に出資した資金援助者の方に より凄さを感じる。

中国の古典なんぞ読んでると家畜に成った人の話も登場するけど
そんな話も参考にしたかのやうなキャメラの目線だった
 

「TOVE トーベ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 3月 4日(金)20時46分36秒
  「ムーミン」の戯作者が元は売れない女流画家なのは知ってたが
彼女が有力者の令嬢とレズ関係に在ったのは知らなかった。
でもアートの世界・業界って同性愛者の割合は高い方だろから
格別の違和感は無かった。彼女が社会主義者で彫刻家の父を持ち
其処から派生して絵を志すんは よく解る。
それなり有名な父とは同じ土俵で勝負も出来ないだろうし
全然 違った分野で生きるってのも実際 難しいだろ。
で 妥結点の絵画ってな流れに為ったのかと推察ス。
でも なかなか才能が芽吹いて来ない。たまたま出会った町の有力者の
娘が芝居の舞台監督で 彼女から仕事の方向付けを受け 渋々試しに
従ったら 発行部数が世界一の新聞の4コマ漫画に週6日執筆の
7年契約と云う破格の待遇を受け(超&超の)有名人に成る。
アートで食べてゆくには確固たるメンタルが必要と教えて呉れる
良か教材だと感じた。
只 彼女と結婚 近くまで行った同居の男性(僕 もう無理です)
云うて彼女の元を去った。普通の感覚で普通の男だが 普通では
彼女を抑え込むのは至難の業だと思う。

画面の背景画として 主人公の服の色と部屋のカーテンの色が
二か所 同じだった。彼女の芸術性を簡略にに紹介するが場面だった。

背景の音楽は 最初の文化サロンのダンスパーティのシーンで
ベートーベンのピアノソナタ(の 熱情だったか)がバージョン変へで
使われてて 後半にはグレンミラーの「イン ザ ムード」で
質の高いアート性を感じた。

かうした所謂 ゆるキャラの戯作者って 過酷な人生を経験し
本人も相当に複雑な心理を持ってると観る前には思ってたし
観終へた後も 然り・然り で在った。

主人公の相手役の女優 スウェーデン人?
声が往年のグレタ・ガルボと似てたんで少し驚いた。
 

「ブラック ボックス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月26日(土)19時42分37秒
  練りに練った緻密なドラマだった。
同じ旅客機事故を扱っても米映画だと もう少し大味に成ったかと思う。
昔 観たコスタ・ガヴラス監督の「Z」のやうな感触だった。

なかなか機械屋が航空機業界の闇を暴くなんて題材 無いんぢゃ
無いのかと思う。その点が極めて新鮮だった。
結局 犯人は電波ジャックした乗客の中と云うのが真相だったのだけど
其の伏線で後で気が付いたのだが 主人公が公園でケイタイで
話してる時に空中に飛んで居たドローンから発せられてた電波で
ケイタイが混線すると云う場面が在り凝った作りだと感じた。

最後は主人公が殺されFINかと思ったら彼の奥さんが大円団の
仕返し。こんなオシャレなオチは流石にフランス映画だと思った。
全体にフレンチ顔の役者を揃へプロデューサーのヤル気を感じた。
まるでパズルのピースを埋めてゆくかのやうな密度の濃い社会派。
日本でも御巣鷹山に落ちた123便のブラックボックスが改ざん
されてるとネットで今でも話題には為ってるけど此方は解明されて
ヨカッタ。権力者が(真相は墓場まで持ってゆきマス)云わづに
潔い。
 

Ribbon

 投稿者: もさこ  投稿日:2022年 2月23日(水)20時01分57秒
  のん監督作品『Ribbon』上映希望します。

https://www.ribbon-movie.com/

 

上映希望映画

 投稿者: magaokun  投稿日:2022年 2月19日(土)21時38分11秒
  これからの公開となりますが、いつかは『ぼけますから、よろしくお願いします』を上映希望します。
少子高齢化社会において高齢介護は決して自身から遠いものでは無く、誰しもが直面しうる出来事だと思います。
その時が来た時への気構えとして、あらゆる人に観てほしいなと思っております。
ご検討いただけますと幸いです。

https://bokemasu.com/
 

「モロッコ、彼女たちの朝」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月19日(土)20時10分46秒
  透き通るやうな名作だ。
派手さは無いが わざと派手さを消した印象で此処迄 徹底して
地味さを通すのは やはり自分の能力に自信を置く証拠なんだろう。
自信が揺らいでるクリエータは ともすれば派手さに逃げてしまうと
思われるので。

冒頭 曰く有り気な身重の若い娘が登場し カスバのやうな下町で
仕事を探し回ってる。招き入れたんは監督サンの かっての母で
本編に登場する幼女が かっての監督サンの姿と成るらしい。
やっぱ子供の頃の原風景をモチーフにした映画って基本線が
シッカリしとるんで話が ぶれづ安心して観てられる。
幼女の視点で周りの大人達を描くと云へば 実在のインガソル一家を
描いた米国テレビドラマの(大草原の小さな家)を想い出すけど
監督サン 一度 目を通して何某 感ずるモノでも有ったのか?と
想像したのだが如何に。結局 娘は居候してた他人の家を出たが
其の出方が色々暗示するモノが有って「観客の方で娘の其の後
決めて下さい」のメッセージのやうに感じ取った。
それら含め斬新な映画作りだと思う。戦前の邦画の傾向映画の
やうな保守的な描写 入れ乍らもポイント的に革新的なモノ
入れるかのやうな 一歩 後退・二歩 前進のやうな物語だった。
男性も登場は したが所謂 役としては端役で それだけでも
かなりの冒険でスタッフ側の やる気の満々ぶりを感ずる。

物語の後半 町の祭礼のやうな場面で「神 共にアーメン」の
会話が為されたが かっての盟主国 フランスの影響だろうか?
私的には北アフリカだからエジプト発祥のコプト正教会の
波及か・・と感じたのだが。
それと もう一つ付け加えるとファチマと云う地名が登場した。
ファチマ云うとポルトガルの聖母出現の聖地。其処から引用した
地名なら様々複雑な歴史が有ると 名画「カサブランカ」でも
さうだったけど大国の思惑が絡んだ国の歴史だと改めて感ずる。
そして
それらを全て脇に どかした上での幼女を含め3人の女の物語。
その一点集中の透明度に拍手!!。
 

「パーフェクト・ケァ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月12日(土)16時46分24秒
  よく在る陳腐なタイトルだが観終へて改めて思うと中々意味深な題名だ。
映画自体も かなり捻った作りで玄人好み。

主演女優賞を得てるのだけど彼女 最初オスカー女優のダイアン・
キートンのやうな雰囲気を感じつつも後には「華麗なる賭け」の
フェイ・ダナウェイのやうな裏の顔を持った役が上手いなと感じた。
此処迄 堂々と演じられては賞を得ても当然かと思う。
アイカタもレズの仕事仲間で見事な女性映画だった。
最後は上手い返しが在って近い内 続編が作られる予感がした。
映画と云うよりテレビドラマ化でシリーズ物に為りさうな良質さを
痛感ス。敵方のロシアン・マフィア束ねるボスも凄み満点で
僕なんぞは助演男優賞を与へたいぐらい。ギャングで小柄と云う
意味で往年のギャングスター ジェーム・キャグニーを想い出す。

冒頭 69歳3か月の施設の住人が急死するとこから物語は
始まったのだけど自分も69歳と1か月なので他人事では無いな
と怖い思いもしたが 展開は詐欺的な介護ビジネスの方に劇は進み
捻った展開だと感心した。

最初の画面に(黒い熊 33)と表示されたが どう云う意味の
社名なんだろうか? 僕は てっきりグリズリーでカナダの会社
かと思ってしまったが映画そのもは米国映画らしい。

 

「ラストナイト・イン・ソーホー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 2月 4日(金)17時42分59秒
  色々感ずる処が多かった映画だった。

最初は好きなタイム・ループ物だと早合点して観始めたのだが
終わってしまへば「モルグ街の殺人」のやうな怪奇スリラー。
幽霊屋敷が多く在るロンドンらしく霊的なモノを感じる場面も
多かったが 1980年代だったか米国テレビのシリーズ物の
「トワイライト・ゾーン」のやうな色合いだった。
主人公の娘が1960年代好きってのは昔からオールド・タイム的な
モノが好きな私的にも好感度が高いんだけど警察が疑ったやうに
かなり病的なモノも感じる。最後は自分の分身の娘が歌手で成功を
収め(めでたし&めでたし)でシェークスピアの名台詞「終わり良ければ
全て良し」を思い出した。

娘の出身は何処なんだろうか?田舎と云う事だがウエールズか?
それともアイリッシュ?(I love it)なんて言い回し
2度も使って今の米国人なら死語ぢゃ無いのか・・と思うんだが
どう何だろうか アチラの言葉は解らんけん何も断定は出来ないが
如何にも生真面目な英国娘ってな印象の言い回しだった。

登場した実在の英国歌手は私が気が付いた中では3人。
まづ ペトゥラ・クラーク。ソーホー地区~下町~「♪恋のダウンタウン」
と劇中に合わせて連想遊びしてたら娘のオーデションだったかの
場面で「♪恋の・・」のが流れ出してた。原題は「♪ダウンタウン」
だったかペトゥラの一番 売れた歌。
次のダンスの場面で流れた曲は そのままの「♪ダンス天国」。
3人目は曲は流れなかったかも知れないけど当時の30cmLP盤の
ジャケットが ダスティ・スプリング・フィールド だった。
若くして50代くらいで亡くなってしまった女性歌手だが 所謂
王室 御用達 云うのか 英国王室のイベントでは必ず呼ばれてた
品の良い歌い方された美人歌手だった。

結局 話の大筋はハリウッドの名作「サンセット・ブルーバード」の
グロリア・スワンソンが演じた役みたいな特殊な役柄を下宿先の
老婦人が演じて幕は下りてたけど 英国心霊協会推奨の映画みたいに
異様な怪奇さは最後まで抜けなかった。其れがゴースト好きな英国人
らしいと思ふ。
 

「コレクティブ 国家の嘘」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月29日(土)17時34分38秒
  疲れる映画だった。
疲れるんは最初から覚悟してたが覚悟以上で(旧)東側の人達は大変な
所に住んでると改めて感じた。

只 本編を配給した側が何を言いたいのかがイマイチ掴めなかった。
(資本主義社会が勝る)と言いたいのか・・とかだが前半部までは
(CIAが何処まで配給作業に加担したのか)とか そっちの闇の
方を深く感じた。本編の医療の問題は常に何処の国でも当面してる
問題で 何を殊更にルーマニアの問題を取り上げ世界に発信するの?
と少し訝し気に思う。そちらの政治の闇の方を強く感じた。

個人的にはモデルさん だろか 満身創痍の身体を周囲に晒し 凛!と
して立つ若い女性の生き方に凄さと尊敬を感じた。
日本の原爆乙女のやうな前向き志向と 仏のシャンソン歌手 エディット・
ピアフのやうな神々しさを感ずる。此の女性 前々から男としてメンタル部
では生きてるな と思う。

最後の場面で走ってる車中の会話が映し出されてたが車内のバックミラー
には普通に十字架が掛かってて驚いた。ロシア正教の影響でイコンかと
思ってたのだがロザリオとは ねぇ・・。此れも西側の影響だろか?
 

麻希のいる世界

 投稿者: ミヤオッサン  投稿日:2022年 1月29日(土)11時17分59秒
  公式HPでは近日発表になっておりますが、いつ頃上映予定でしょうか。早く観たいです。  

「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月21日(金)15時55分37秒
  館内のストーブの真ん前に座った所為か途中で10分くらい寝てしもうた。
目が覚めたら場面が変わってて話に付いてゆくのに手間取った。
寝かす程に良い映画だと良い方に取って帰宅した。

冒頭 仏映画なのにニューヨークの摩天楼の俯瞰が現れ米映画かと
思ったぐらいだったが途中から場面が欧州に展開し安堵した。
話は13万の絵画が510億に成ってゆく過程の物語で当地の美術館では
タイアップ出来ない映画だと感じた。間に美術商だの仲買人だの権威ある
評論家だのがバッコし 絵そのものはアートでも其れを取り巻く
取り巻きの連中は決してアート的でも無いと感ずる。一枚の絵が
本当にダヴィンチの絵か どうか未来永劫 判らないと思う。
売れない絵描きが残した絵画なら或る程度まで判断が付くけど
弟子だの工房まで持ってたと為ると弟子が手を加えてた可能性が
大いに有るからで 其れはタイムマシンでも乗って行かないと
調べるのは困難だと思う。が 絵画を買うって一種 夢を買う
みたいな処も在って 大きな夢を見させて呉れる美術品なら
13万→510億もアルアルの話のやうな気もした。

購入者を誰だかリークしたんが購入者の親戚筋の一人。
王宮から追放された20数人の一人だったらしく 血生臭い
顛末は此の絵画の更なる伝説を生み更に値段が上がってゆく予兆を
感じた。美術界の裏側・実相って そんな構図で成り立ってると感ズ。
 

「サンダーバード55」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月18日(火)04時54分10秒
  解り易いタイトルで ええと思う。お子様 相手だから題名は簡単明瞭がベスト。

1作目 云うか元ネタのテレビ版はオンタイムで見てた世代で
当時は中一か。3月の末に伝説の朝ドラ「おはなはん」が始まり
明治期の女学生に恋をし・「サンダー・・」の登場人物の濃艶な
ベネロープの美貌に目が眩んだ ませた男の子だった。
今回 アテレコの声が変わってたが今回の方が艶ぽっく色気が
有った。前回の黒柳徹子は才気の方が先走ってしまうんで
今回の方が より大人の鑑賞にも耐へ得る人形劇ってな感想。
秘密基地に在るロケットの登場場面で両側のヤシの樹が倒れる
場面が在るけど アレなんか米国のテレビドラマ「グリーン
ホーネット」のクルマが現れる仕掛けに似てるな と思った。
ブルース・リーが未だグリーンボーイ時代のテレビ映画だけど
本編の元のスタッフも見てて参考にしたやうな気がした。

冒頭の男性の野太い声の「ワン!ツー!・・・」のアクセントだが
まさに英国流の英語で 後年 米国の「セサミ・ストリート」の
スタッフが仮に作ったとしたら かなりブロオクンな発音に
為るんだろうなと追体験してた。
小1あたしで「チロリン村とクルミの木」を見てて 中一で
「サンダー・・」見てた世代として やはり国力・国の財力の差は
痛感ス。あっち・コッチで洒落たジョークが散りばめられてるんも
ジョーク好きな英国人らしい。イアン・フレミング原作の「007」の
シリーズと似た文化を感ずる。
 

「チャサンオボ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月14日(金)16時03分49秒
  「実話かな?」と思い乍ら観て居たが帰宅してチラシで確認したら
案の定 実話がベースに為ってるらしい。韓国では かなり有名な
歴史上の人物だと推察した。

2時間ジャストの映画だったが本来なら前編&後編に分けての大作
ってな質感が有った。監督さんは元々が さう云う気持ちだった
んだろうなと感じた。泣く泣く尺を切ったってな印象が残った。
モノトーンでヒューマンな時代物だったのでクロサワの「赤ひげ」を
想起したのだが制作意図に其れが入ってたやうにも思へた。

そもそも(科挙)なんて元は中国の制度だし19世紀に入っても
未だに言葉として広く使われてる自体が陸続きの韓半島らしい。
日本だと間に海が在ったから とうの昔に消えてる言葉だ。
朱子学の影響も当時の日本より半端ぢゃ無かったろう。

只 字幕的に二か所 違和感を感じた。
冒頭 天主教(カトリック)と云って置き乍らイエスと云う表記。
今の韓国のキリスト教界は概ねプロテスタントなのでイエスは解るが
カトリックなら通常はイエズスなので時代考証的にも おかしい。
それと 琉球の地名が出た処で画面の右記に(今の沖縄)と字幕が
登場した部分。確かに さうだろうけど わざわざ載せる意味が
意義が有るのか・・?と思う。何か政治的な忖度めいた事情でも
在ったのかと勘ぐってしまう。野暮な字幕だと思った次第。

宗教的な話すると W主人公の若い男の方が漁師と云うのも
たまたま なんだろうか? 持ち上げられ無いくらいの大魚に
恵まれる場面も含め福音書の聖ペトロを連想させる。韓国の
キリスト教的な考へで云うと年長の主人公がイエスで 彼が
招聘した年少がペトロと云う形なのかと思う。それも含んで
韓国では有名な二人・・と思うのだけど実際は如何に。


 

「妖怪百物語」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 4日(火)18時43分34秒
  二か月くらい前 一度 動画で観てるので話の展開は判って居た。
鍵は改めて何処まで自分が入ってゆけるか・・? だった。

藤巻 潤 は民放TVの「ザ・ガードマン」の印象が濃い。
後年 アート・ネイチャーのCMに起用され あまり映画俳優として記憶は薄い。
アイカタの高田 美和 は 云わずと知れた歌う映画スタア高田浩吉さんの実娘。
おっとりして品が有るんだが有り過ぎて野心的な処が希薄で損をした
ってな印象が残る。座興に登場した噺家の先代の正蔵さん 確か明治の
寄席に上がった最後の人で晩年に為って噺の下手さ加減が味として出る
やうに為った感じ。「怪談 累ヶ淵」みたいな人情噺が お得意だった。
そんな過去を思い出しながら物語を追って居た。
最後の方の首だけの凄惨な顔の女の妖怪は実際「おおくび」って云って
当時の妖怪百選の浮世絵か何かに描かれてましたね。

今も含め当時の人々の死生観って遥か昔 源信が書いた「往生要集」の
世界観そのまま。あの死生観が日本人の肌には合うんだろうな・・と思います。
ってな意味合いでは本編の数年前だったかの「地獄」(新東宝)とポリシィは
似てるやうな気がしました。実際 大映の社長と新東宝の5代目社長は盟友だった
ってな話だし。
 

「ほんとうのピノッキオ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 3日(月)19時56分29秒
  久しぶりに映画館でイタリア語が聞けて感動した。
1970年前後には仏映画と同じくらい伊映画も上映されてたのに
チネッタ撮影所が縮小されるに従って日本でも公開作が少なく為って行った。

児童文学のファンタジーにも色々在ってアンデルセン派とグリム派。
さしづめ此方はグリム派に入るのか 北イタリアの遠野物語のやうだった。
後半 ピノッキオが大魚の中に飲み込まれるってな場面が在り思わづ
旧約のヨナ書の逸話を思い出したのだけど帰宅後 ネットで調べてみたら
案の定 この場面は聖書からの引用で在る事が判った。チラシの説明に拠ると
原書は188年0代らしくて ラフカディオ・ハーンが来日する20年前で
ハーンが日本の言い伝へを集めて「日本の面影」を出版したやうに
原作者も国内の伝奇の一遍をリメイクしたやうな気がした。
何処まで行っても赤茶けた貧土のイメージで 後半部では海辺のシーンも
描かれ フェリーニの「道」の導入部分を連想させた。
副旋律も「道」の最後の洗濯物を乾かす女のハミング曲と酷似してて
まさにニーロ・ロータ タッチで 久しぶりに観た伊感覚の映画だった。

面白かったんが劇の中程だったか 猿の裁判長に拠る法廷場面で「悪い事
しなかったから有罪!」との箇所で異国の中東のカミの価値基準に対し
地元の土着のカミが異議を唱えたと私は受け取った。日本で云うと出雲のカミが
伊勢のカミに反旗 翻したやうな感じか。全体として生身の小人も登場し
異常に長身のフランケンのやうな男も現れ マリオネットの木製の喋る
人形達も見世物小屋の住人で もうフリーク・ショウの態で北イタリアの
大衆文化の一端を感じた。明治期後半に来日したカーンが江戸期の地方を
愛した如く原作者も19世紀以前の風土を愛してたやうな気が した。
 

「大魔神 怒る」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 2日(日)16時28分22秒
  昨日 愛知の妹に「明日 大魔神2を観る」とメール出したら
「女優は高田美和・・か」とレスが帰って来た。
オイラも さうかと思ってたんだが あに反して藤村志保だった。
美和嬢は1作目のみだったやうだ。でも私的には大河の「三姉妹」とか
映画の「雪女」以降ゾッコン!だったので嬉しい誤算と為った。
今風に しかも少し長じた形で似せるのならセクシー女優の澤村レイコに
近く その凛とした処が妙にソソル女優だ。
対しアイカタの本郷功次郎は大作「釈迦」で主人公を演じた人。
確か「牡丹灯籠」でも生真面目な旗本三男坊を演じて真面目人間役が
多かったってな印象。でも先年 亡くなったか。
ま 物語としては小国同士の水争いに端を走ってるんだけど攻め入る
隣国が5千もの兵で地境を超えたと云う設定には暫く笑止。
(水争いで小国が5千もの兵を集められる!?)と突っ込みを入れたかった。
でも 主な観客が「お子さん」と為れば それでストリィ的に落ち着く
のかな・・と思い直した。チラシの広告では「湖水を真っ二つ!」と
出てたんで セシル・B・デビルの「十戒」のパロディで有るんは
一目瞭然で今回も売れる筈と云う永田社長の進軍ラッパの意気込みを感じた。
「十戒」は一神教的な話だけど此方は民間信仰がバックに在り埴輪を
だいだらぼっち風に動かして魅せた ってな形か。それも派手好きだが
泥臭さが抜け切れなかった永田さんの置きミアゲのやうにも感じた。
経済の成長神話が未だ続いてた時代背景も有って脇に至るまで俳優陣 皆
ええ顔してた。当時の世相と空気が・・な つ か し~~~。
 

「廓文章 吉田屋」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2022年 1月 1日(土)14時36分12秒
  元旦に歌舞伎が しかも関西歌舞伎が観れてヨカッタ。
料金 2200円だったが仁左衛門さんの30分ものインタビュー映像も
付記されてて正直5千円でも損した気分にも為らなかったかと思う。
関西芸能の復権は鬼籍に入られてる落語の桂 米朝さんも常々
云われられてた事なので(ブルータス お前もか!)と感じられづには
居られ無かった。舞台の吉田屋は遊郭なので夕霧と云う太夫も居る
のだけど さう云へば夕霧楼って云う楼閣は戦後に売春防止法が
施行される前まで普通に聞かれた店名で 福井の有楽町に在った
大門の中にも(そんな楼が在ったのか知らん?)と追想し乍ら観てた。
楼の玄関脇には門松・座敷の床の間の軸は 日の出と鶴で 一目
お正月の設定と判り 実にタイムリーなシネマ歌舞伎と感じた。
仁左衛門さんは私なんぞシャシンの剣劇スターの印象が濃く今回
本職の方が観れたんは収穫だった。米朝さんの大作「地獄百景・・」
でも冒頭に派手な歌舞・音曲が入り 同様な造り観て同じ
関西人気質を感じた。に してもアイカタ務めた玉三郎さん 本当に
お綺麗!!。主人公が腑抜けに為るんも解ります。太夫って今で云う
映画のトップ女優ですょね。ギョウカイから足抜けさせやうと思ったら
そりゃ・・千両箱 積まないと無理ですね。
 

(無題)

 投稿者: fukui  投稿日:2021年12月30日(木)15時27分39秒
  プールサイドマンが見たいです!  

バーフバリと999

 投稿者: みこ  投稿日:2021年12月12日(日)01時42分13秒
  私もバーフバリ完全版上映希望します。
スクリーンで是非観たいです!

そして、銀河鉄道999新版もお願いできませんか?
主要都市しか上映無いのでしょうか、、、
数年前メトロさんでリバイバル上映あったことを
昨年知って、地団駄踏んでいたんですー(涙)
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年12月 2日(木)09時57分24秒
  戸田 博 監督作品の最新の作品2本『WEST PLANET』とドキュメンタリー作品『理由なき旅』及び 2013年度作品『京都、夏』2016年度作品『薩摩に生きる』の上映会

# 今回の上映会の2日間は女優の『若原瞳さん』をメトロ劇場にお招きして舞台挨拶を行います。

本年12月3日(金曜) ~ 4日(土曜)に福井市メトロ劇場にて上映会を行います。上映作品と詳細は以下の通りです。

*『WEST PLANET』:トレジャーコースト国際映画祭入選 / ブルックリンSF映画祭入選
*『理由なき旅』:ベティア国際映画祭入選(インド) / ガリー国際映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞受賞(インド)
*『京都、夏』:モスクワ国際映画祭入選(ロシア) / ケーララ国際映画祭・監督賞受賞(インド) / モナコ国際映画祭・監督賞・脚本賞・主演男優賞ほか多数受賞(モナコ)・沖縄国際映画祭・ほか多数入選と受賞
*『薩摩に生きる』:ブッダ国際映画祭・監督賞受賞(インド)

《二本立て上映》
12月3日(金)
18:30  舞台挨拶
18:40 『WEST PLANET』上映時間1時間12分(モノクロ・ノンダイアローグ):http://www.skeletonfilms.com/works/2619.html
20:00 舞台挨拶(若原瞳)
20:10 『京都、夏』上映時間1時間28分(カラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html

《二本立て上映》
12月4日(土)
18:30分  舞台挨拶
18:40分 『理由なき旅』上映時間1時間20分(カラー):http://www.skeletonfilms.com/works/2630.html
20:00 舞台挨拶(若原瞳)
20:10分『薩摩に生きる』上映時間1時間45分(カラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html


《予告編》
『WEST PLANET』  https://www.youtube.com/watch?v=tVYoS_-Hl1o

『理由なき旅』  https://www.youtube.com/watch?v=3g_mcRNUus0&t=60s

『薩摩に生きる』  https://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=26s

『京都、夏』  https://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=104s


入場料:前売り券 1000円  当日券 1200円

この上映会についてのお問い合わせ:070-2618-6919
 

ピーターバラカントークショーに参加して

 投稿者: 先生  投稿日:2021年12月 1日(水)14時59分15秒
  11月26日と27日のミュージックフィルムフェスティバル、ピーターバラカントークショーに両日参加しました。
かねがね観たかった2本に加え、あのバラカンさんのトークショーとなれば不参加と言う選択肢はありません。
バラカンさんのトークショーは期待していた通り。あの独特な語り口をしっかりと堪能しました。「福井の空はロ
ンドンに似ている」という言葉は印象的でしたね。2本の映画について感想を少し。
「ランブル」ではいかに先住民=ネイティブアメリカンが虐げられて来たかを改めて教えられました。ジミヘンド
リックスをはじめ南部の黒人になぜ黒人の混血が多いのか、その理由がようやく理解できました。先住民の女性は
アメリカに残し、男性はアフリカに送られていたとは!
「ビリー」では彼女の壮絶な人生がそれを取材した女性ジャーナリストの人生とうまく絡めて描かれていました。
才能あふれる彼女に群がるダニのような男たちと彼らに振り回され健康を蝕まれていく姿は痛々しい限りですが、
その男たちもまた虐げられ差別されていたことを考えるとやるせなくなります。自暴自棄でマゾヒストのようにも
描かれたビリーについて、バラカンさんが日常的な差別を受け続けることによってそうなってしまったとおっしゃ
っていたことに納得しました。

https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=019911

 

インドの映画祭で受賞

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年11月27日(土)20時39分2秒
  来月(12月)4日に上映予定の『理由なき旅』がインドで開催の『ガリー国際映画祭』で「最優秀ドキュメンタリー賞』を受賞しましたのでお知らせします。  

上映会の舞台挨拶

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年11月22日(月)22時08分36秒
  今回の上映会の2日間は女優の『若原瞳さん』をメトロ劇場にお招きして舞台挨拶を行います。

facebook:https://www.facebook.com/hiroshi.toda.10

本年12月3日(金曜) ~ 4日(土曜)に福井市メトロ劇場にて上映会を行います。上映作品は以下の通りです。

『WEST PLANET』(トレジャーコースト国際映画祭・ブルックリンSF映画祭入選)
『理由なき旅』(ベティア国際映画祭入選・インド)(ガリー国際映画祭入選・インド)
『薩摩に生きる』(ブッダ国際映画祭にて監督賞受賞・インド)
『京都、夏』(モスクワ国際映画祭・ケーララ国際映画祭・モナコ国際映画祭・沖縄国際映画祭・ほか多数入選と受賞)
 

バーフバリ2部作

 投稿者: Wil  投稿日:2021年11月21日(日)21時15分48秒
  バーフバリ2部作完全版を福井でも上映してください。県外へ行く理由を説明するのに「映画を見る」とは言えず、見たい映画がなく家でサブスクばかり見てますが、映画館でバーフバリを見たいです。完全版です。テルグインド映画を上映してほしいです。お願いします。  

「ザ・モール」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年11月19日(金)14時57分24秒
  冒頭 (旧)東ドイツに在った諜報機関の密談から始まり 東ドイツ訛りの英語で
しかも各自の顔も東ドイツ顔。もう それだけで胡散臭いモノを感じた。
次に登場した2011年のコペンハーゲン。その5年前に好きな音楽グループ
プロコムハルムが伝説の野外でのコンサートを同国の公園で行い今 動画にも
上がってるので(随分と街の描き方が違うな・・)。と思った。
以降は一瀉千里の実録スパイ物なんだが そもそも僕は映像技術としての
ドキュメントは有っても映画ポリシィに関して わざわざドキュメンタリーと
記す意味が有るのか?と常々感じてる。上手く言い表せ無いけど撮る側に
してみればドキュメンタリも非ドキュメンタリも手法の違いの問題で有って
別に映画の中身の質の違いでは無いのだと・・思うのだが。
何かドキュメンタリーって言葉が金科玉条のウリに使われてるみたいで
いつも反発を覚へる。=言葉の使われ方に対し。

話は横道に逸れたが 最終場面を観て「この主人公 此れから大丈夫?」。
と先行き不安に感じた。素人が10年も国家間の諜報の一線に居て仕事は終わったんで
又 日常に戻って。と云われても容易では無い。いづれ又 諜報なり闇社会
なりの現場に身を置くやうに為るだろうな・・と思う。生粋の素人だから
相手方も油断した ってな処は有ったろう。やっぱ玄人は玄人・素人は素人の
匂いってのは潜在的に断ち切れ無いからだが 次回は もう玄人なので
玄人ゆゑのミスで ばれて 市中でバーナーで焼かれる宿命か と思う。

主人公が敵国を騙すのに選んだアイカタの男は実際の職業が役者。
その金持ちでも無い売れない役者が希代の大金持ちに扮して世界を股に掛ける闇金の帝王
の如くに 振舞う。
「人生は偉大な舞台。登場人物は皆 演技者」(シェークスピア)。
四か月ぶりの来館と為ったが 又 ちょく・ちょく来たいと思ふ。
 

14歳の栞

 投稿者: あんどう  投稿日:2021年11月18日(木)09時59分12秒
  以前、ロビーで見たとき 上映予定に入ってたように覚えてたのですが  是非是非 上映お願いします 『14歳の栞』たぶんソフト化されない作品だと思います  

『ダヴィンチは誰に微笑む』の上映を期待します。

 投稿者: Double Rainbow  投稿日:2021年11月13日(土)11時24分51秒
 
『ダヴィンチは誰に微笑む』
https://gaga.ne.jp/last-davinci/

『ダヴィンチは誰に微笑む』の劇場情報(2021年11月13日閲覧)によると、
北陸では富山「J-MAXシアターとやま」だけが上映決定をしているようです。
福井メトロ劇場で『ダヴィンチは誰に微笑む』が上映されることを期待します。

ダヴィンチは誰に微笑む 劇場情報
https://gaga.ne.jp/last-davinci/theater/index.php
 

「カラミティ」と「ロング・ウェイ・ノース」

 投稿者: みこ  投稿日:2021年10月31日(日)16時01分45秒
  レミ・シャイエ監督の新作と前作、スクリーンで未見なのです。
アニメーションの美しさもさることながら音楽もとても良いので、ぜひメトロさんの音響で鑑賞したいです!
上映のご検討をよろしくお願いいたします。 (現時点では北陸では富山のみ上映予定です。)
 

ブレッドウィナー

 投稿者: みこ  投稿日:2021年10月31日(日)15時53分11秒
  少し遠方から観に行ったので、昨日だけ午後上映で感謝です。
上映後の解説によりタリバンの認識が改まりました。

数年前見逃していた作品なので、今の再上映非常にありがたいです。
期待通り素晴らしいアニメーションであり、素晴らしい音響装置ゆえの響きでエンディングソングが降ってきて、最高の余韻に浸れました。
はるばる足を運んだ甲斐がありました。ありがとうございました!
 

ベティア国際映画祭に入選

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年10月29日(金)21時36分22秒
  12月のメトロ劇場での上映会で4日に上映されるドキュメンタリー作品『理由なき旅 』がインド・ビハール州の都市ベティアで開催される『ベティア国際映画祭(Bettiah International Film Festival )』に入選しましたのでお知らせします。

戸田博監督作品上映会事務局
 

上映希望

 投稿者: IH  投稿日:2021年10月28日(木)15時53分54秒
  「明け方の若者たち」
私は映画が好きで今年、映画制作のワークショップに参加したのですが、その時に出会った俳優さんが出演しています。なんとしても見たい作品です。ぜひ、上映よろしくお願い致します!

http://akegata-movie.com/

 

上映希望作品

 投稿者: kota  投稿日:2021年10月14日(木)22時57分31秒
  予告を観て興味を持ちました。

全国はもとより本県で意図せず拉致された方々もいらっしゃいます。でも当時、希望を持って行かれたかたがたもいらっしゃるのは事実だと思います。

福井に住んでいるからこそ感じる何かがあるような気がしてなりません。ご検討よろしくお願いします。

https://youtu.be/K9LlhU3Il4w/

 

上映希望

 投稿者:  投稿日:2021年10月12日(火)15時35分48秒
  ジョゼと虎と魚たち 韓国版

上映、お願いします!!
 

12月の上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2021年10月 9日(土)19時41分0秒
  12月は福井市のメトロ劇場で上映会

戸田 博 監督作品の最新の作品2本『WEST PLANET』とドキュメンタリー作品『理由なき旅』及び 2013年度作品『京都、夏』2016年度作品『薩摩に生きる』の上映会

本年12月3日(金曜) ~ 4日(土曜)に福井市メトロ劇場にて上映会を行います。上映作品と詳細は以下の通りです。

*『WEST PLANET』:トレジャーコースト国際映画祭・ブルックリンSF映画祭入選
*『理由なき旅』:現在、世界映画祭に提出中
*『薩摩に生きる』:ブッダ国際映画祭・監督賞受賞(インド)
*『京都、夏』:モスクワ国際映画祭入選(ロシア) / ケーララ国際映画祭・監督賞受賞(インド) / モナコ国際映画祭・監督賞・脚本賞・主演男優賞ほか多数受賞(モナコ)・沖縄国際映画祭・ほか多数入選と受賞

《二本立て》
12月3日(金)
18:30  舞台挨拶
18:40 『WEST PLANET』:http://www.skeletonfilms.com/works/2619.html
20:10 『京都、夏』:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html

《二本立て》
12月4日(土)
18:30分  舞台挨拶
18:40分 『理由なき旅』:http://www.skeletonfilms.com/works/2630.html
20:10分『薩摩に生きる』:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html


《予告編》
『WEST PLANET』  https://www.youtube.com/watch?v=tVYoS_-Hl1o

『理由なき旅』  https://www.youtube.com/watch?v=3g_mcRNUus0&t=60s

『薩摩に生きる』  https://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=26s

『京都、夏』  https://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=104s


入場料:前売り券 1000円  当日券 1200円

この上映会についてのお問い合わせ:070-2618-6919
 

上映希望

 投稿者: IH  投稿日:2021年10月 8日(金)05時41分43秒
  「息をするように(枝優花監督)」と「エッシャー通りの赤いポスト(園子温監督)」の上映を希望します。特に、20代のわたしにとって、若手の枝優花監督と枝さんの作品は勇気を与えてくれる存在です。ぜひ、よろしくお願い致します!

https://sp.universal-music.co.jp/ikiwosuruyouni-movie/

 

どうかお願いします!

 投稿者: NT  投稿日:2021年 9月18日(土)19時23分3秒
  吉本ばななファンのために、「ムーンライト・シャドウ」を福井でも上映してください!よろしくお願いします!
 

上映希望

 投稿者: 先生  投稿日:2021年 9月16日(木)14時45分21秒
  「サマーオブソウル」の上映をお願いします。
「ウッドストック」をはじめ、数々の音楽映画は全部メトロ劇場で観させていただきました。
何とぞよろしくお願いします。

https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=019911

 

上映希望

 投稿者: まい  投稿日:2021年 9月 1日(水)19時14分5秒
  『君は永遠にそいつらより若い』を上映して欲しいです!
よろしくお願いします。

https://www.kimiwaka.com/

 

「グランパ・ウォーズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 7月 9日(金)14時12分39秒
  何年か前 春江のアミの近くのカラオケ喫茶「グランパ」で高橋 茉莉子の
「♪グランパ」を歌って居た時 歌いながら(グランパって何?)と
訝し気に感じたが 此の映画 見て おぼろげ乍ら意味が解った。
グランパって どうもグランド・パパの意味らしくて祖父と云う事に為るらしい。

そんな事 思い乍ら観てたのだけど 未だリーマン・ショックが始まる前
白人の中産階級が それなりの暮らしが出来て居た頃のやうな舞台設定で
作者は そっちに夢を託したいのか・・と思った。
所謂「ホーム・アローン」のやうな映画で登場した少年も そんな感じ。
観始める前は1920年代の「ちびっこ・ギャング」のやうな子供の
悪ふざけ だけの映画かと推察してたのだけど シッカリ祖父目線でも
描かれて居て私的にも話に付いてゆけた部分も有った。

当然でせうが 向こうの人って12歳でも相手が大人でも自己主張しますょね。
さう云う教育・文化なんだからですけど 和を持って尊しの中で生活しとる
身からすると かなり観てて疲れました。
向こうの人は その疲れを心地よいモノとして楽しんでる。
やっぱ 文化だと思いました。

最初の部分で祖父が掛けたレコード 歌ってたんは誰でせう?
音質からして1940年代 後半のやうな曲に感じましたが 祖父が掛けるのには
古過ぎなので 子供の頃 親が掛けて居たのを懐かしみ・・で掛けてる印象。
古色の30年代でも無く・斬新な50年代でも無い中間の歌声が耳に心地ヨカッタ。
 

リクエスト

 投稿者: 無名の和菓子  投稿日:2021年 7月 6日(火)19時45分29秒
  「ドライブ・マイ・カー」
原作:村上春樹
公開日:8月20日
主演:西島秀俊
物語)舞台俳優であり、演出家の家福悠介。彼は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう――。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーみさきだった。喪失感を抱えたまま生きる家福は、みさきと過ごすなか、それまで目を背けていたあることに気づかされていく…
(公式サイトより抜粋)

ずっと楽しみにしていた作品でしたが、地域が限定されており、福井での公開は無いようです。
カンヌ映画祭の出品作品でもあります。
ぜひ、公開予定に組んでくださいますよう、、お願い申し上げます。
福井での公開が実現しますように。。

https://dmc.bitters.co.jp/

 

「ファンタスティック・プラネット」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 7月 1日(木)17時05分27秒
  気分よく書き込んでたらミスタッチで全文 消えてしまった・・。
「もう此れで止めやう」。とも思ったが思い直して再度の書き込み。
ま 寺社巡りの朱印状 集めみたいに止められ無い。

本編は 1973年の仏とチェコの合作アニメ。
前年 カンヌで(旧)ソ連が伝説のSF映画「惑星ソラリス」で審査員
特別賞を得てるので それに かなり感化されたイメージ。
冒頭はムンクの「叫び」のやうな入りで 途中から日本の民放のTVアニメ
「妖怪人間ベム」のやうな異様な色合いで スィフトの「ガリバー旅行記」の
二幕目のやうな巨人部落も登場し 相当コアな映画だった。
知的な度合いが高い巨人部落の議員会館は何やら古代ローマの共和制時代の
議会場を想起させ 当時ローマ軍から常に制圧を受けてたガリア地方
今の仏国だが その意趣返しのやうな設定に感じた。

巨人達が云う「瞑想」って 制作当時 インドで始まりつつ在った
アシュラム思想・運動の影響なんだろうか。欧州人のオリエンタル趣味を
感じたのだが。
黒魔術・ユング・ダリ・・そんなの思い出す画調だったが チェコが入ったんで
良い意味で泥臭く為り面白い映画に仕上がった感。
 

「パーム スプリングス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 6月19日(土)16時04分50秒
  タイトル名はテキサスの或る地名らしい。
舞台はテキサスの田舎の結婚式場から始まるのだけど田舎の割には国際色が
有って それは制作国に香港が加わったからだと感じた。
ループして毎朝 同じ風景が繰り返されると云へば10数年前かにDVDで
見た米国のTVドラマ(シリーズ)が思い出されたけど そちらはサスペンス調で
超能力モノ。此方はラブコメ物。かなり色合いが違ってた。

主人公達の顔は どう見ても1970年代の それで バックの音楽も
1960年代の前半のテイスト。冒頭の甘い旋律はロッサノ・ブラッツィの
甘いロマンス物の挿入曲みたいなメロディだったし 後半の「♪ラヴァーズ
コンチェルト」は サラ・ヴォーンのオハコで復古主義みたいなポリシィが
感じられた。って云うか会社自体が さう云う志向性かと感じた。

本編のタイム・ループは此の惚れ合った男女の置かれてる精神世界のヒナガタ
のやうに受け取ったが 場所がテキサス? 私には荒涼たる砂漠が有って
ごつごつの岩場も有って ネバダ州のやうに感じたのだが・・。
最後の「人は一人では生きてゆけない」の科白は一人暮らしの未婚者に
取って かなり堪へた。シンプルな言葉ほど心には響く。
難易度は相当にハイだが久しぶりにワンカラで「♪ラバーズ・・」を
歌いに行きたく為った。


いつもオシャレな映画の上映 感謝して居ります。
 

リクエスト

 投稿者: 金八はっちゃん  投稿日:2021年 6月 9日(水)22時10分9秒
  「驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!」
公開日:6月11日(金)
配給: ユナイテッド・シネマ
ナレーション:さかなクン、水瀬いのり
監督: 田所勇樹

NHKの自然ドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!」の映画化第3弾。新種や不思議な生態が発見され続けている人類最後のフロンティア「海」をテーマに、番組取材班がこれまで撮影してきた200本もの映像素材から厳選した約60種の海の生きものたちを紹介。強烈なパンチで貝を砕くモンハナシャコや、驚きの飛行術で敵から逃げるトビウオ、猛ダッシュしてヒナに走り方を教えるジェンツーペンギン、貝の割り方を辛抱強く教えるラッコの子育てなど、数々の驚きを通して海の尊さを描く。番組内の次回予告アニメ「マヌールのゆうべ」に出演する人気声優の水瀬いのりがナレーターを務め、さかなクンがナレーターに加え出演もしている。


「僕が君の耳になる」
公開日:6月25日(金)
配給: テンダープロ
出演: 織部典成、梶本瑞希、濱田英里、善知鳥いお、ミセス・ヒロコ、新宮明日香、清水絵夢、松井健太、三浦大輝、中西悠綺、三浦剛、忍足亜希子、阿部祐二、新藤栄作、川崎麻世、岡田結実、木村祐一、森口瑤子
監督: 川崎龍太

ボーカル&手話パフォーマンスグループ「HAND SIGN」の同名楽曲を映画化し、実話をもとに描いた青春ラブストーリー。路上で弾き語りをしている大学生・純平は、耳が聞こえないろう者の美咲と知り合う。美咲との交流を通して初めて障がい者の世界を知った純平は、同じ時間を過ごすうちに彼女に惹かれていくが……。演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」の織部典成が純平、ろう者のダンサーとして活躍する新人女優・梶本瑞希が美咲を演じる。ニューヨークで映像やアートの制作に携わってきた榎本次郎が長編初メガホンをとった。

上映候補に入りますように
アンケートに入れて欲しいと願っております。
 

「海辺の彼女たち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 6月 4日(金)15時00分11秒
  激しい雨の中 久しぶりの来館だったがベトナムと日本との合作。
やっぱ映画もグローバル経済の範疇かと・・見終へ感じた。

主演女優はスレンダーで美乳。昭和30年代のセクシー女優 前田通子の
映画で海女に扮した作品が有って両者 体形が似てたので そんな事を
想い出した。本篇は水産工場で働く実習生 まるで「女工哀史」か
「野麦峠」の世界で有った。要するにベトナムを出て来なければ
(こんなこつにも成らなかった・・)。のだけど それだと弟の学費も
家の家計も儘 成らづ 明治期も今の令和期も家族 思いの娘の悩みは
同じだと感ずる。水産工場での重労働にしても此れ日本の娘達が
やりたがら無いから代わりにベトナム娘が やってる訳で此れって
娘同士の経済格差の問題だと まぁ未婚の私としては感じた。
野麦峠の貧農の娘達が工場に売られてゆく・・のと似た構図のやうに感じた。


腰痛と医者 通いで間が空いたが 又 来館 来たいと思う。
 

「キング オブ シーヴズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 4月23日(金)16時45分7秒
  予想以上に男臭い映画だった。女優陣は脇の脇みたいな扱いだった。
何か戦前の暗黒街映画を観てるが如き重厚さを感じた。
リーダーの男はリノ・ヴァンチュラのやうな渋みが有ってイタリア系のやうな
印象を持ったんだが実話の方では実際どうだったんだろか・・。

結局 お決まりの仲間内の分け前の割合で足の引っ張り合いと為り
其処から綻びが出て全員が御用に為ったんだが若い男だけは未だに逃げ
おおせてるらしいのだけど私的には闇の世界に消されてしまってる
ってな感想だ。

音楽は1970年代前半の米国の黒人ヒーロー映画のやうなスタイリッシュさで
捜査の女刑事が二人ともアフリカンだったのが記憶に残った。
映画の後半部で使われてたパワフルな歌声は女声だったが私は英国出身の
ペトゥラ・クラークだと推察したのだが どうだろうか?
チームの年齢 考えるとドンピシャの(歌の お姉さん)歌手に成るのだけど。
 

「GOGO94歳の小学生」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 4月10日(土)13時53分8秒
  最初 タイトルのGOGOは映画会社が勝手に付けた宣伝文句かと思ってたら
意外にも主人公の実名らしい。さう云へば有名な打楽器のタムタムも
同じ言葉の羅列でアフリカ人って重ね言葉が好きなのかも知れぬ。

冒頭(彼女は特別な人)ってな断り書きが入ったけど確かに然り&然りで
相当 負けん気が強い性分と感じた。校舎を建ててる現場責任者の壮年を
叱り飛ばす程の負けん気。助産婦と云う技能が有るから未だエエものの
無かったら村の鼻つまみ者でしか無いと感じる。
私が高2の頃に死んだ母方の祖母も丁度そんな感じで顔の輪郭や喋り方
果てや人生哲学まで似通ってたので80前で死んだ祖母を想い出してた。
最後にレーザー治療だと思われるんだが白内障の治療が成功して目が
見へるやうに為り学業に復帰が出来てヨカッタと思う。
最初に駄目元で直訴して入学を認められたんだが その校長が素晴らしく
教育者かく有りなん!の人物で 担当教諭の若い女性とはコントラストが
妙だった。黒人女教諭は 普通に「ジーザス!」なんて叫ぶので幼少は
ミッションで教育 受けたやうな気がした。
何処までが演出か判らないくらいのスムーズな流れで巧い映画だと思う。

観終へてロビーに出たら階段までスズナリの人・人・人。
次の上映映画に原作者の舞台挨拶が有るので大勢の大群と為ったらしい。
自分的には祖母の面影の有る94歳のケニア人の舞台挨拶が聞きたかったのだが。
 

「ガンズ・アキンボ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 4月 8日(木)19時19分55秒
  アキンボ云うのは二丁拳銃の意味らしい。スラングなんだろうか?
「二丁拳銃は邪道」。と言い放った映画「シェーン」のアラン・ラッドを
想い出した。

冒頭 クルマのトランザムの疾走で始まり派手にマシンガンが火を噴き
まるで「マッド・マックス」のノリだった。途中で映画「ランボー」の
ポスターまで登場して来て監督は過去の名画群への思い入れが強い方だと
推察した。此の手の映画が成功するか・しないかは ひとへに主人公に
絡む脇の女優の力次第だと思ってるのだが今回はソツが無いやうに思へた。
只 意外だったんは その一人がアジア系だった事。スレンダーで切れ長の目
だったのでチャイナ系だと思うのだがエキゾチックで欧州人のオリエンタル
趣味を感じた。

物語は ネトゲーの仮想世界が目が覚めたら現実に成ってたってなストリィで
さうしたストリィは今が旬のストリィのやうに思へる。
私はネトゲーぢゃ無いがパソコン・オタクなので何となく主人公の気持ち
ってのが解る。清楚系・イケイケ系と二人の美女に囲まれ自分は二丁で
バンバンぶっ放す。これぞ男の夢!(遊びや せんとや 生まれけり)。
そんな戯れ歌のやうな色合いで結構 楽しめた。
 

「Away」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月29日(月)20時19分33秒
  主人公が宝島の地図を手に入れた褐色の肌の少年ってな設定なので
ハックルベリーフィンの冒険活劇を思い出したのだけど此方の少年は
オリエンタルなナイーブさを秘めてるやうだった。

冒頭から10分後 地平線が見える海辺の場面に為り ほおばった果実が
エデンの園の禁断の果実のやうに感じられキリスト教的 臨死体験の
描写のやうに受け取ったのが後半部で母胎回帰のやうな描写も有って
かなり人間の根源を現わさうとしてる感じ。
黒煙を吐きながら落ちてゆくプロペラ機は大型で私には戦時中のB29に
見へた。真っ黒な人達が落ちてゆくのも原爆死した人々のコラージュと
感じ取ったんだが どうなんだろうか?

無言劇でストリィも有って無いが如きで サブミナル背景音 付きの
シュールレアリスム映像を見せ付けられてる印象で その中で各自
物語を紡いで作って下さい。ってなクリエーター側の意思 云うか
強いメッセージを感じた。そんな処が審査員達の琴線を刺激し
色々賞を頂いたんだろうと思う。

私なりに物語を紡ぐと 或る昼下がり初老の男が まどろみ白日夢を見た。
夢の中での主人公は少年時代の自分で 少年を見守る形で常に背後霊のやうに
後ろで見つめる今の自分。現実社会では少年は虚像で幽鬼のやうな黒い塊が
自分なのだが夢の世界では それが逆転して居る。
そんな物語性を感じたのだが・・。

 

「どん底作家の人生に幸あれ!」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月26日(金)18時08分23秒
  邦題は おちゃらけたタイトルだが内容は かなり大真面目。
原題は「デビッドの私的な生活」か。

大好きな「クリスマス・キャロル」を書いた作家の自伝的小説が
ベースに為ってるって話だったので かなり期待して観始めた。
物語のプロットの展開は「ネバー・エンディング・ストリィ」のやうな
童話の頁を開いてゆくかのやうな手法で品が良かった。
が 内容は相当に辛辣で件の本の下地に為ったやうな展開で
売れない物書きの頭の中をドラマ仕立てに映像化して見せてるやうな
趣向だった。

登場人物達だけど ドーラの髪型は「レイア姫(スター・ウォーズ)」の
髪型みたいで真似たのかも?。「ミスター・ディック」は「バック・トュー・
フィーチャー」の科学者のやうなキャラに見へた。その辺 英国人の
遊び心だと思う。「ユライア」は完全に「・・キャロル」に登場する
守銭奴のヒナガタですね。
最後は皆が嬉々としてハッピー・エンドでコッチまで嬉しく成った。
やっぱハッピーで終わって呉れないと明日への活力源は生まれ無い。
前作の「スターリンの葬送狂騒曲」でも感じた事だがキツイ・ジョーク
入れ乍ら観てる客をリラックスして呉れる技量は大したもんだと思う。

後半のスクールの音楽授業でバンドネオンに拠る「ロンドンデリーの歌」
の触りが演奏されて居た。相当 古い古謡だが米国でもアレンジされて
よく映画でも使われてるので耳に心地 良かった。
 

「声優夫婦の甘くない生活」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月25日(木)20時57分8秒
  観る側に取っても甘くない映画だった。
単純な夫婦愛の物語ぢゃ無く夫婦の仕事が見付からないとか夫のDV紛いの行動で
妻が家を出て一時 知り合いの住居に身を隠すとか甘くない話だった。
最後は元の鞘に収まった感だが綱渡りの熟婚生活には違いは無い。

ウリの一つにも成ってた名画のオマージュだが 最初に出た「スパルタクス」は
ロシア人って古代ローマの史劇が お好きのやうに感じた
名前が出たカーク・ダグラスは「チャンピオン」だったかボクサー役が
印象 濃い。
「波止場」はブランドの出世作だが あれから男性スタアのイメージが
変わったかと思う。所謂 美男スター全盛は終焉を迎えたやうな気がする。

本編の妻は何だか夏川静江に岸田 今日子の知性を足して2で割った
やうな雰囲気。でも男が虎の尾を踏むと即座に豹変して・・ホンマ女って
怖い生き物だと改めて感じた。
彼女は「百万本のバラ」が愛唱歌って云う設定。シャンソンの名歌だが
その所為かエンド・クレジットも妙にフレンチぽかった。

 

「43年後のアイ・ラブ・ユー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月22日(月)19時16分24秒
  不倫って云う形を除けばビューティフルな映画だった。
欧米 三か国の共同制作らしいが仏の影響を一番 感じた。
何だか仏のアニメを実写化したやうな印象。

主人公の高齢の男は友人との やり取りでスペイン系だと判ったが
女の名前がリリアン・ブッシュで即座にサイレントの名花リリアン・
ギッシュの「もじり」だと気が付いた。
チラシでは盛んにガーシュインの曲ばかりをウリに使ってたのだが
私的には老人施設で脳トレ代わりに使われてた「いとしのクレメンタイン」
の方に注意が行った。ジョン・フォードの西部劇の中の挿入歌だけど
歌詞が(彼女が溺れて死んで幽霊に為って・・)で本編の物語と符合し
しかも原曲はスペインのバラードで増々意味深。
彼女が若かりし頃に主演した舞台の「王女メデア」は映画化も されてて
主演はマリア・カラス。その辺も加味された設定かと良い意味で楽屋落ちを
感じた。

登場した二人の男優は色々な演技賞を頂いてる由。
でも相手役の女優には何も与えられて無い風情。
アルツの老婦人役って相当に演技が難しい筈と思うのだが此の点が不満感あり。
所謂 タイム・トラベル物としてもリメイク出来さうなストリィで
ファンタジックな映画でした。
 

「マンク」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月19日(金)19時42分25秒
  新作かと思ったら1940年代の古典らしい。
冒頭から20分のモダンジャズの背景音楽が煩かった。

マンク。ってのは名作「市民ケーン」のライターの名前だと判ったのが
映画の後半に入ってからで それまでは蚊帳の外のやうな感触だった。
名作でゴーストライターに成り掛けた?と云へば思い出すのは戦後の
赤狩り時代のジンネマン監督の「ハイヌーン」で此の時のライターが
(ジョニーは戦場に行った)の脚本を書き上げたんは本編の回想シーンの
時代と ほぼ一致するので二人の脚本家を見比べ乍ら本編を観て居た。

新聞王のハースト家と云うと私なんぞは1970年代の ご令嬢が起こした
(ハースト事件)の方がオンタイムに為るのだけど 此方も色々話には
聞いてたので興味は深かった。
ギンギンのブロンド女優は当初 一世風靡したジーン・ハロウかと勝手に
思い込んでたのだけど どうも違う?みたい。
回想の場面でクララ・ボウの絵看板は写るは・(世界の恋人)メアリー
ピックフォードの名前は出るわで そっち系のスタアが好きな私は
嬉しさ込み上げた。

かうした映画に噛んでるオーソン・ウェルズって映画界の風雲児と
云うより株屋の風雲児が映画界に殴り込んでる!・・そんなイメージ。
 

アニメ特集を希望します.

 投稿者: みこ  投稿日:2021年 3月18日(木)23時32分10秒
  続々とすばらしい海外アニメが上映されてますが,
「ミッシング・リンク」の前作「kubo」,
「ウルフウォーカー」の前作「ソング・オブ・ザ・シー」,
「カラミティ」の前作「ロング・ウェイ・ノース」などなど,
各制作会社の過去作品に改めて興味がわくお客さんも多いと思います.
上記作品は本当にすばらしいので,他の作品も含めて
アニメ過去作品の連続上映などあれば,とっても嬉しいのですが.
「カラミティ」の一般上映の時期に,絡めて実施などいかがでしょうか.
万が一実現したら,隣県から毎週通いたいです.
(アンコール上映というのが難しいものなのでしたら,ごめんなさい.
この意見は無かったことにして下さいね.)
 

「バルタザールどこへ行く」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 3月13日(土)14時47分7秒
  不思議なタイトルだ。
日常の中の非日常を追い求める仏映画らしいと云へば「らしい」んだけど。

毎回の如く上映時間とタイトルだけ見て来てるのだがマリーだのフィリップだの
仏人特有の人名が飛び交い仏映画だとは解ったんだけど最後の葬儀の野辺の
送りの香の使い方が東方教会らしくて何故に仏でロシア正教的?と訝し気に
感じた。帰ってチラシ見て確認したら制作国が仏と北欧だったので
ロシアの影響を受けた形に為ったのかと感じた。

数字を読み当てるロバの話は以前どっかで聞いた事は有り でも唐突に此の
映画で出て来るとは意外だった。羊の群れの中に居る一頭のロバの遠景は
何だか羊を牧する司祭のやうにも感じられ妙に旧教的な色合いを感じた。
ベットで男が死んでゆく間際に司祭が読んだのは旧約の詩編みたいで
香油だのラテン語の文言は当時の死者への追悼ですね。
日本で云うと枕経みたいなモノでせうが。

物語的に何を云いたいのか解らなかったけど元来 仏映画ってポエムなんで
小説だと思って聞くと駄目なんだろうな・・と思いましたね。
 

上映希望

 投稿者: でこんぼさん  投稿日:2021年 2月28日(日)20時45分13秒
  先週から他都道府県で公開されている「ポルノグラファー~プレイバック~」をリクエストします。
同性愛ですが美しいラブストーリーです。
ドラマ(フジ系・FOD)からの映画化です。
北陸3県ではまだ上映決まってません。
県外へはまだまだ行き辛いですし、短期間でもいいので上映されたら有難いです。
 

「シカゴ7裁判」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 2月20日(土)15時20分36秒
  貰ったチラシの写真を構図的に俯瞰すると往年の「市民ケーン」のやうな
硬派な映画のイメージで やっぱイメージ通りだった。

政治裁判。ってな事だけど私はアメリカの銃社会の問題だと感じた。
原住民と闘った遺伝子が忘れられないのか多くの米国人が銃を手放さづ
国内の銃器産業・兵器産業は花盛り。国内で消費が出来なければ海外で
内戦に便乗して売り付け そんな構図に義憤を感ずる若者達を売国奴
扱いで力で抑へる。ってな意味合いからなら政治裁判なのかも知れない。
が 中央官庁では裁判沙汰にする気は無かったらしいので実際は地方行政の
裁判なんだろうな・・。と感じた。
大統領のジョンソン~ニクソンで戦線が拡大したベトナム戦争だけど
実際それで食べていってた兵器会社で働く国内の人達も居た訳で「ぢゃ彼らの
暮らし どうするんの?」の問題も有り 上に立つ人らは悩ましいんだろな。
と思う。

背景音楽は所謂「クラシック」と云われるオールド・タイムの♪が
使われて居て エンディングのハイボイスの男性ヴォーカルは何だか
1970年代のビージーズのメイン・ヴォーカリストを連想させた。
裏声って云うかファルセットで歌う歌唱法が。
映画は新作だと思うのだが心なしか70年代の目線で描かれてる感じ。
それが此の映画の狙いなのかとも思う。
 

「ヒトラーに盗られた うさぎ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 2月12日(金)18時48分14秒
  かうした徹頭徹尾の家族劇ってのは一人暮らしの未婚者からすれば
かなり観るんはハードルが高くキツイんだがシオニズムの立場で
描かれては無さうだったので観る気に為った。皮肉では無く
かっての日本の兄貴分的なドイツだから作れた映画だと感じた。
かうした素材を真正面から描ける今のドイツは経済面で欧州の覇者にも
成れる実力が有るんだろうとも思へた。

映画は少女の目線で語られてゆくので米国TVドラマの「大草原の小さな家」
とか邦画の方なら「ガラスのウサギ」等 想い出したのだが
ワイマール後期のベルリンの情景描写が興味が そそられた。
仏時代だったか奥さん同士でピアノの連弾に興じてたけど あの曲は
チャップリンの「独裁者」の中の有名な床屋のシーンにも登場した曲ですね。
ああ云うリズミカルなマーチは やはりドイツ人好みなのかと感じましたが。

映画「サウンド オブ ミュージック」のトラップ一家は最後スイスから
逃げましたが 此方は更に仏~英国へと逃亡を繰り返し何だかサスペンスの
やうにも感じました。久しぶりに「逃亡者」(デビッド・ジャンセン主演の
米国TV)見たく為りました。
 

「相撲道」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 2月 6日(土)14時42分14秒
  登場人物達の多くがマスク無しだったので何年か前の映画かと思ってたら
此れが前年の制作だった。流石に相撲取りだと感じた。

冒頭に云ってた「力士は力の士と書くんだ。」は戦前に力士の大量脱退騒動を
起こしたリーダの天竜が後年よく口にしてた言葉で彼の思想が今でも
角界に受け継がれてるのに まづ驚いた。
現力士の竜電は 昔の力士の龍虎&大昔の雷電を掛け合わせたやうな四股名に
感じられ それだけで期待のホープだと思った。
引退した豪栄道はガチンコ力士として有名で まさに力の士って云った
風情がピッタリの人。
親方の部屋の壁に飾って有った写真は確か佐田の山で 突っ張りで
柏戸&大鵬にケレン味 無く立ち向かってた行って最後は横綱に成った人。
相撲部屋も夫々に伝統が有って流れも色々だなと感じた。

テレビ桟敷ならぬ映画桟敷で力士の迫力を感じた。
 

ウルフウォーカーを是非劇場で!

 投稿者: みこ  投稿日:2021年 1月30日(土)14時51分4秒
  こんにちは. 石川県在住の みこ と申します.
こちらで今上映中のウルフウォーカー,内容もアニメーションも素晴らしいです!!
私は2回目を観に行こうと思っています.
メトロさんでは来月上映予定とのこと.
福井の皆さんにも是非スクリーンでご覧頂きたいです.
 

「ホモ・サピエンスの涙」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月28日(木)20時21分9秒
  10分ばかし仕事を早く切り上げ来たが小品ながらも良作だった。
スウェーデンの大使館が後援するくらいだからスウェーデン的に
ベルイマンの流れを汲む色合いか?と思ってたけど確かに「然り&然り」
で有った。

不思議な映画で初めて「処女の泉」(ベルイマン)を観た時のやうな印象。
映画の最後半部で男が殺された娘を抱き抱え慟哭してて まさに処女の泉の
ラストシーンと瓜二つで そんな処が本国が肩入れしてる理由の一つに
為ってるやうな気がした。
構図的には「第7の封印」(ベルイマン)の有名な死神との対話の
場面に似て極めて舞台劇の色彩が濃かった。

使われた音楽は最初 物乞いがウクレレみたいな楽器で路上で歌ってたんが
ナポリ民謡で 言い古されてるけど北方の人って凍らない海・地中海には
憧れが有るんだなぁ~と感じて 次のカフェみたいな処で流れてた
「ALL OF ME」は間違い無くビリー・ホリディの声で 彼女の本曲は
私の人生の応援歌の一つなので妙に嬉しく為った。

前半部の主人公の男は田舎の教会の司祭のやうな仕事を されてたやうだが
「信仰を失ってしまった!」と叫びながら町医者に駆け込む様子は
福祉国家の鑑と かって云われたスウェーデンの現状を知る手掛かりに
為りさうな逸話かと感じた。
とは云うものの此の映画の時代設定は いつ頃なんだろうか?
後半 1950年代の米国のオールディーズがラヂオから流れるし
最後の場面に登場したクルマは1970年過ぎの型のやうだし
時代がハッキリとは しない・・。それが此の映画のコンセプトなのかも。
 

「ストックホルム・ケース」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月23日(土)16時01分13秒
  予告編が良さげだったので かなり期待して来たが期待以上で満喫した。
米国映画だと2時間は超える素材が90分で まとめたのにも満足した。
やはり映画は90分前後が望ましいと改めて思った。

主人公は 見た目 当時 鳴らしたポルノスターのハリー・リームスの
やうな顔立ちで イデタチも「イージーライダー」のデニス・ホッパーの
コシュチュームで何故スエーデン男が米国にカブレタのか!?と訝し気
だったのだが 後で米国に何年か住んで居た事が判り納得しのだけど
彼の口から「アラモ」の話まで飛び出し本人はデイビー・クロケット
にでも成った気で居るのかと笑ってしまった。
他にも当時の米国活劇の「ブリット」「ゲッタ・ウエィ」も口に上り
よっぽど米国への憧れが強い男だな。と思ってたら 監督さん
そのものが さうした趣味を御持ちのやうで チラシの解説 見て
氷解した。

事件そのもは当時 テレビの海外ニュースか何かで聞いた覚えも有るのだけど
ま 何処の国でも いつの時代でも 警察は法の体制の番人で別に国民の
平安を守る番人でも無いので埒された3人は あぁした心情に向かうのだろうな
と感じる。個人的に困ってる人を助けられるんは あくまで個人で 公人や
組織や集団では無いって云う事。

埒された二人の女は流石に北欧人らしく陰影の有る彫りの深い御顔。
ガルボやバーグーマン程では無いにしろ南欧系とは別の美しさを感じた。
 

「華岡青洲の妻」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月22日(金)14時11分54秒
  正月明けからの白魔との格闘で駅前まで出て来る体力も無く やうやう
雪かきも一区切り付いたので来館してみた。

本作はオリジナルに為るんだろうか スタッフ・キャスト共 一流処が名を
連ねてるけど あくまで原作者の有吉 佐和子の世界だと思いつつ最後まで
観て居た。彼女の細密で深い奥行きに魅せられた。
初公開時 文部省 推薦作に為ったんだろうか? 私的には最初 見たんが
NHKの名作劇場だったので そんなイメージなんだけど。
まぁ 欧米の人が観たら どんな印象を持つのだろうか?。とも思う。
向こうは個人主義の社会だから此処まで抜き差し成らぬ嫁姑の問題には
為らないのでは・・とは思うが 東洋的 云うか 東南アジア的 云うか
日本的な題材だと思う。
最後に死ぬ事に為る華岡家の次女(渡辺 美佐子)が此の物語の狂言回しの
役で 有吉さんの代弁者のやうな役処と感じたが 渡辺さんは1970年頃
NHKのテレビの21時台の連続ドラマの「乱れ髪」で与謝野 晶子の生涯を
凛として演じてたのが思い出された。
他 私が子供の頃に慣れ親しんだ所謂 脇の名優も何人も居られ
懐かしかった。やはり自分の小学・中学の頃の名画って自分のセピアの
アルバム広げてるやうな気持ちに為りますね。
 

「越前竹人形」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月 3日(日)14時42分52秒
  郷土風俗史的にも興味 深かった。
昭和の初めの芦原の色街には未だ音曲師が居て大正期の「♪籠の鳥」を
ヴァイオリン片手に流して居たのか・・とか・既に三國線の汽車が開通
してたのか・・とかで東古市~永平寺線が開通したんは明治の末の筈だから
有りの話かと色々時代考証しながら眺めて居た。

男は竹細工の職人で21の独り者。思い切って死んだ親父の馴染みの芸者を
足抜けさせ嫁にしたのはエエが希代の武骨者ゆへ嫁の扱いが解らづ仕事に
逃げるのみで寂しく為った嫁は・・。の話なのですが最後はハッピーエンドで
とりあへづ終わって未婚の武骨の私メも胸を撫で下ろした。
正直 男の武骨さには見ても居られづ我が心 見透かされてるやうで
恥づかしくて下ばかり見て居た。おそらく私も おくめも無く ああした
行動するなと自分の姿見 見せ付けられてるやうで気恥づかしかった。

監督は11年後だったか「襤褸の旗」って云う確か田中正造を描いた野太い
映画を作って私も市内でオンタイムで観ましたけど従弟が監督の
西村 昭五郎とは最近まで知りませんでした。「福宝会館」で1970年代
彼の日活ポルノ作品 気に入って よく観てましたが西村の血筋が
さうなのか彼の映画も野太い画面作りでした。



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「青空娘」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2021年 1月 1日(金)13時41分12秒
  ロングのワンピのブラウスの上からも判る美乳が男の股間を悩殺!
なのでR15指定です。
まぁ此れは半分冗談ですが出演女優達は今のAV出てもトップ取れる艶が
有りますね。当時の映画関係者って今より女をみる目は確かだったんだと
追想しつつ観てました。

話の内容は愛人の娘がヒロインなので主人公からすれば相当に厳しい
運命に居る訳だけど やっぱ右肩上がりに向かう時代なのか皆が
前向き&明朗で 今は大金 積んでも作れ無い映画だと思う。
各女優さん達の話すると
三宅邦子は ネット動画で彼女の娘役時代の映画 観た事 有りますが
良家の令嬢役で 本編の掃除婦役してても品が有りますね。
沢村貞子は自伝 読んだ事も有るけど苦労 背負い込むタイプですね。
ミヤコ蝶々も自叙伝に拠ると幼少からの訳ありの方で叩き上げの芸人。
共演の南都とは何と実の夫婦で夫婦万歳で一世を風靡してたやうです。
ヒロインの腹違いの姉を演じた穂高のり子は写真でしか知らなかった
んですが中々のアプレな役で ぐれた岸 恵子みたいで興味 深かった。

映画は「青い山脈」の社会人版のやうな色合いでシネラマが登場する前の
時代か 邦画がカラー化された初期の画面が手作り感 満載!でした。

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「好色一代男」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月30日(水)14時32分49秒
  春色 梅ごよみ的なロードムービーなので どっかから どう話してエエものか
言葉に詰まるくらいの盛りだくさんの映画だった。
只 一番に感じたんは最後の主人公の科白「夕霧ょ 二人で外国に行って
幸せに暮らさうょ」。だった。製作が昭和36年で映画人口が一番 多かった年か
高度経済成長政策 真っ盛りで誰もが外国で幸せに暮らすのを夢も見
手が届くと思われてた時代。時代劇とは云へ本作も時代の影響をモロに
受けてるんだなぁ~と思った。今と真逆なグローバル経済が素直に信じ
られてた時代で 映画の空気感が懐かしかった。

女優としては 舞台女優が本職の筈の水谷 良重を見には来たんだけど
チラシの説明では大映女優陣の一人との扱いで 私の方はNHKの舞台中継で
新派の彼女の熱演 観てた世代なので彼女を映画女優陣として扱うには
抵抗が有った。
遊郭のドンチャン騒ぎで たくさんの綺麗処 出てたが皆 大部屋女優
なんだろう。単体と大部屋の力の差とは何だろう?と美形ばかりの
女優さん達を見つめながら思った。

落語の艶笑物にも出て来さうな男のファンタジーだが 本作の10年後に
登場した日活のロマンポルノでも盛んに作られた廓物でも有り
ソッチ系のセクシー女優達の名が頭を過った。

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「雁の寺」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月27日(日)14時32分1秒
  パート・カラーと云う響きが懐かしかった。
日活でポルノ路線が始まる前 ピンク映画界で白黒→カラー化される少し前
パートカラーと云う撮り方が有って よく福宝劇場で観てたのを
懐かしく想い起こされた。

自分も寺絡みの仕事してる身なので此の種の映画は身に詰まされる。
特に未だアドケナイ少年僧の苦悩が身に染みて解り 思わづ住持の愛妾が
助け船 出してしまう心情も理解が出来た。木村 功が扮して居たのか
彼は さうした屈折した男を演じるには巧い役者だと思う。
それに三島 雅夫は穏やかな笑みを浮かべつつ相手を後ろからバッサリ!的な
役柄が多くて今回も適役だと感じた。
劇中 中学校の軍事教練の場面が有って退役軍人らしき教官が居たので
てっきり昭和10年代前半かと思って居たら此れが昭和8年ってな設定
らしく そんなに早く暗雲 漂ってた時代かと複雑な気持ちに為った。

後半の通夜の席で読まれた経は観世音普門菩薩25の最初の部分で禅宗でも
普通に読まれる経典ですね。
此の映画はDVDの方で2度ばかし見てました。後で気が付きましたが。

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「刺青」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月26日(土)16時39分20秒
  今週は正月興行に入るからだろが涎が出て来る良作ばかりで どれにすべきか
迷ったけど 普通に本日の1作目を選んでみた。

映画は比較男女心理学的にも興味 深かった。
所謂 男子脳・女子脳の違いで大店の娘さんが大人しめの手代に惹かれる
気持ちも飽きてしまう心情も よく解る。
エンディングは当時として有り有りの大円団で最初に既に予想が付いた。
大映好み云うか社長の永田さんの嗜好のやうな気もした。
元々 監督が増村で・原作が谷崎で・シナリオが新藤で・キャメラが宮川で・
脇に山本 学・佐藤 慶 と理論派が入ればエエ映画に為るんは必定で
安心して楽しめた。
手代の母親役で毛利 菊枝が居て懐かしかった。大作「釈迦」で貧者の一灯を
演じた北林 谷栄と同じく既に鬼籍か・・。

主演を張った彼女は偉大な女優だと思う。
どう偉大かと云うと津島 恵子みたいに会社と事を構える事も無く粛々と
目の前の仕事に励んで居たと云う点で。性格的にも現場で可愛がられる人
だったんだと思う。気遣いが出来る人だったんだと推察した。
性格が男!云うんも当然で男社会の映画界でセンター取るくらいだから
男で居ないと当然 取れない。男の観客側からしても気持ちが男で居て
呉れた方が楽 云うか心情が解り易い。洋画&邦画 と問わずトップ女優って
気持ちは皆 男子!だと私は思ってる。

映画の描写は女郎蜘蛛と云われる背中の刺青のアップから始まってたが
私なんぞは「色暦大奥秘話」(日活 小川節子)や「海女の慕情」
(新東宝 前田通子)らの背中を思い出し見比べ眺めて居た。
当時の永田さんも新東宝の社長の大蔵さんと同じ女優への見方だった
もかも知れない。

色々書いたがハリウッドの西部劇 同様 時代劇が作られ無く為った。
それなりの やむを得ない背景も有るんだろが時代劇を作れ無く為った
映画界は当節の時代からも相手に されなく為る。と思うのだけど。

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「ようこそ映画音響の世界へ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月21日(月)20時20分52秒
  仕事上りに そそくさ来たが帰りは雨に為り少し怖い思いもした。
お楽しみ得るには何某リスクは付き物なので毎度 微妙な思いだ。

映画は いつ頃の作品なんだろうか?
出演者の俳優の顔付きなんぞから推定して それなりの過去の作品だと
思ったのだが制作サイドで物を云ってたバーブラ・ストライサンドが
懐かしかった。彼女が1970年代 私は熱烈なファンで東京のファン
クラブにも入ってて毎月ビバリーヒルズの彼女の大邸宅宛てにファン
レターを送ってたので(さも有りなん!)と呟きながら観て居た。
当時から彼女は制作の方に関心 持って居て「近い将来 歌手業 辞めて
プロデュースに乗り出す!」と当時から公言してたので「さも有りなん!」と
思いながら彼女の話を聞いて居た。

本作全体としては
最初に登場した西部劇の写真は風貌からして伝説のジェシー・ジェイムズ絡みの映画かと
思い ベルイマンの「第七の封印」とゴダールの「勝手にしやがれ」が
出て来たのが少し意外だった。
ハリウッド映画の音響の歴史を90分で まとめるんだから かなり無理だと
感じたが日々の暮らしに追われる者としてはコンパクトに まとめて
呉れて有難たかった。

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「キーパー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月18日(金)18時08分6秒
  かっての日本の同盟軍の兵士を人並みに扱ってる映画には感謝したい。
やはりドーバー海峡一つ有るか どうかで変わるもんだとの印象を濃くした。
陸続きの欧州各国では作れ無かったやうに思えた。

主人公は鉄十字勲章の授与者なので当時の日本で云うと金鵄勲章ってな処か。
砂漠の狐と云われたロンメル将軍が かって二度 授与されてるので
ヒットラーも彼には直接 手が出せなかったってな逸話が有るけど
鉄十字イコール独逸軍の象徴でも有るのでバッシング受けても仕方が
無い部分も有るのかと感じた。さうした中で彼を支援した二人の監督は
真の英雄かと思う。いくら本人が頑張っても良い支援者に恵まれ無いと
中々結果が付いて来ないってのは洋の東西 問わづの現実だから。

音楽的には 丁度 始まって1時間半 経った処の砂浜の場面で
若い女性ボーカルの「♪ブルー ムーン」が遠慮がちに流れヨカッタ。
確かビリーホリディも吹き込んで居たから相当 昔の唄の筈だが
現代的な唄い方で映画とマッチしてた。
もう一つ話を加えると 以降の場面 女王陛下が観衆の前に現れた場面で
観客の大合唱に為った国歌か(準)国歌のやうな曲は讃美歌にも
転用されたらしく私もプロテスタント信者時代 夜の祈祷会の〆で
よく歌ったので懐かしさを覚えた。ネットで調べてみたら讃美歌集の
39番に為って居た。

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「ムヒカ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年12月12日(土)15時06分7秒
  前作 観た時 次回作も有りだったので今回も一連の流れで観た。
前作以上に中身が濃く彼の人柄に又 魅了された。

彼の愛読書が「ゲバラ日記」とか「ドン・キホーテ」なんは最初から
予想が出来たがソクラテスに続き7転8起の達磨思想が語られるとは
思いもしなかった。長い刑務所暮らしで読書の必要性を更に感じた
結果の読書家なんだろなと思った。単にイケイケ派の革命家では
無く深遠な思想に裏打ちされた哲学者のやうな思索の人で存外
東洋人 受けもするんだろうなと思う。

ウルグアイは明治以降 日本人の南米移民で最初の人達が渡った
国だと聞く。ブラジルより日本人の感性に合ってるやうな気がした。

世界一 貧しい国の大統領は世界一 豊かな器を持った大統領で有った。
経済の拡大性を信奉する者に取っては真逆で異常にも感じるが
それこそが実は異常だったと気付かされる。

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「私は金 正男を殺していない」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月28日(土)14時48分46秒
  題名からして大変 解り易い。良作の予感が したが快哉!だった。

色々な政治的な動きが有った事件のやうで主人公の若い二人は
翻弄されて居たけど最後の結末も北朝鮮側の折り込み済み だった
やうな気が した。国力 乏しい小国が大国相手に伍するには
此れくらい やらないと金王朝も持たないだろし 色々事前に
シュミレーションも秘密裡に やってるだろうから落ち着くべく
処に落ち着いたってな印象で 一人は解放し・残りの方を
放さなかったんは二人一緒だと結束が固く為り やっかいなので
二人を離すべく虚に出たんだと感じた。それも当初からの軍事作戦だった
と思う。なので片方の解放は素直には喜べ無い気持ちだった。
夫々の母国が解放に動いたが片方が成功で・片方が不首尾
だったんは金王朝側の都合が有って さう為っただけで別に大使館の
努力の差?では無さうだ。
解放された女性は女優ださうだ。此の事件を題材にしたオファーでも
来たら二つ返事で応じて欲しい・・と思う。
それくらいの覚悟 持って助かった命 大事に有効に使って貰いたいと思う。

地元のメディアが義憤に駆られて撮った映画かと思ってたら実際
米国の映画に為って居た。彼女達の弁護士がハンク(ヘンリー・フォンダ)や
クープ(ゲーリー・クーパー)のやうな米国の良心の写し絵のやうに
感じた。

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「真夏の夜のジャズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月27日(金)15時20分44秒
  観るまでは判らなかったが此の映画 一度 観た事が有る。
リバイバルで お目当ての映画の併映だったか 冒頭の水面に浮かぶ
キャスティングの紹介で記憶が蘇った。

3番目に登壇したシンガーのアニタ・オディは仲間内から色々悪く
云われてると聞いた事は有るけど カラオケのDAMで彼女の持ち歌
歌ってた頃は切れ味が鋭く小味だが巧い歌手だと思ってた。
グーグルで彼女の画像を くぐると真っ先に此の時のスナップが
登場するので本編の方 見れてヨカッタ。

後半に登壇したダイナ・ワシントン。神曲の「オール・オブ・ミー」
だけどカラオケでは相当 前からフランク・シナトラで入って居て
私も かなり歌った曲だけどシナトラの都会的な洒落た歌唱ぢゃ無く
ラジカルに野性味っぽく歌ってたのが印象的。ジャズ云うより
リズム&ブルースのやうに聞こえた。

最後 サッチモが旧約の創世記の逸話から歌の歌詞を振って行き
マヘリア・ジャクソンが(主の祈り)そのままの歌詞を歌って
エンディングが元はドイツの古謡に為るのかクリスマス曲の定番の一つ
「もみの木」バージョンで〆て まるで数年後に活躍する事に為る
ブラザーズ・フォーの世界そっくり だったので驚いた。

私は音楽は大時代的なスローでメローなバラードが好きなんで
今夜はユーチューブで大大大 好きなジョー・スタッフォードの
「ニューヨークの秋」を聴いて・・寝ます。

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「もったいないキッチン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月22日(日)21時25分50秒
  観始めの頃は何だか戦前の日独防共時代のドイツの同盟国へのプロパガンダみたいに
主人公のドイツ語のメッセージを感じたが 結局 新しいコミューンを作ってゆくのが
主人公夫婦の最終目標だと気が付いた。
只 釜ヶ崎でボランティアしてる自称アーテストのイケメンも含め
あまり お金には不自由して無いやうな人達も見受けられ(もったいない)
の粘土遊びのやうな感触も一部 有った。

後半 モーツアルトの楽曲を流す事で鰹の燻製の旨味を増す場面では
サブミナルのテープはモーツアルトが一番 効果 有ると30年も前に
既に国内のオカルト雑誌でも云われてる事なので今更の話で有った。
実際 酪農場でも乳牛の乳の出が良く為るらしいし。

本作は(もったいない)をモチーフにした国際カップルの旅行記だと思う。
仲睦まじい男女の動くアルバムを見せ付けられてる印象。

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「スパイの妻」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月14日(土)14時40分58秒
  観る前は実在した東洋のマタハリのやうな男装の麗人でも登場するのかと
思ってたら 戦後の映画「安城家の舞踏会」の逆バージョンのやうな
舞台設定だったので少し意外だった。

主人公夫婦の お互いの葛藤は男子脳・女子脳の差で未来永劫 一致は
しないと思う。でも別れられ無いから夫婦なんだろうな。と感じた。
物語の中頃 731部隊を連想させる場面に為って どうストリィが
動くかと思ってたら最後は陸軍記念日の東京大空襲の夜のシーンまで
引っ張って行き 毎度の事だが落胆した。
どうして その前の夫がプレジャーで国内を離れる場面で「FIN}に
しなかったのか悔やまれる。(映画には説明文は要らない!)。
いつも邦画の作品 観てて思う処だ。
 時代考証的には かなり念入りで相当 資金を使った感。
 出納係は かなり胃が痛い思いしたかと推察した。
 只 劇中の「忘年会」の題字が今風で 他の横看板も一つ左書きだったので
 戦前オタクの私的には「しっかり やれょ」の感想で 登場人物達の喋りも
 どう聞いても戦後のイントネーションで その点が不満だった。
 ま 監督さんは現代人にも通じるか形にしたかったんだろうとは思うが・・。
共演した女優さんは(女優魂)の有る方だと感じた。
演技の幅が広いとか云う前に気持ちからして他の女優さんには無いモノを
持ってらっしゃる。画面越しだが さう感じた。
このまま行けば国民栄誉賞を持つ国民女優に成れると感ず
=只 さうは云っても巨乳でも無いし・目の覚める超美人でも無いので
 自分的には あんまり魅力は感じ無いのだが。

後半 戦前の映画「河内山 宗俊」のワンシーンが入ってたので戦病死された
山中監督への本監督の挽歌だと感じたが 原 節子 絡みの映画を
出すのなら日独合作の彼女の主演映画「新しき土」の方が西洋の(通の)
方には受けたかとも思うが 公開が1938年の作なので時期的に
合わづ諦めたやうな気も した。

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真夏の夜のジャズ

 投稿者: 小橋健太ろう  投稿日:2020年11月13日(金)16時42分49秒
  20歳のころ、ジャズは正直まだよくわからなかった。でも、この映画で、真摯に音楽に取り組むジャズミュージシャンを見て感動した。
この1950年後半は、黒人への人種差別が当然だった時代。
天才がジャズ界に集まっていた。
まだ有名になる前のエリック・ドルフィーの姿がわずかな時間に見れるが、それだけでも素晴らしい。
4Kになった美しい画面で、40年ぶりに『真夏の夜のジャズ』を見れる喜び。
嬉しい。
 

「オフィシャル・シークレット」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年11月 7日(土)19時36分35秒
  ラインナップ的に かうした大作の幕間のやうな位置付けの映画って
大相撲の前頭の熱闘みたいな秀作が多いってな私流の見方で予想通り
秀作で有った。

1970年代に「大統領の陰謀」って映画が有ったが本編の冒頭の入りも
感じが似てて監督さんは かなり参考にしたやうな印象だった。
主人公の女性は幼少 台湾のミッションで過ごし・長じて広島で英語教師を
務め 彼女の精神的土壌に相当に影響を与えたと感じた。
政府寄りの新聞社に勤めて2年。思う処や期するモノも有ったんだろうと
思う。が 若さ故と云ってしまえは それまでの話なんだけど結婚相手の
同居人に身の危険を させてしまうのは どうかな?と思う。
パートナーに対する愛情が欠けて居たと云われても返事に窮するのだと思う。

国家犯罪が主なテーマだけど かうした犯罪は未来永劫 無く為らないと思う。
王道楽土と云いつつ裏では・・。なんて かって日本にも有ったし
真珠湾に日本軍を引き込んで正義なる戦争を始めた かっての米国も有ったしで
国体護持と国民の福利は共存し無いんだろうな・・と感じた。
それらを踏まえて云うなら米国は世界一 悪い国で 本編の主人公のやうな
人をバンバン世に送り出す世界一 良い国でも有って その落差が米国の
底力の源泉で 亦 米国人の魅力なんだろう。
 

「道」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月31日(土)13時53分38秒
  44年ほど前「福井映画サークル」の(今月の自主上映作)に本作が選ばれ
事務所の会場で椅子並べ・スクリーン張り なんぞも してたので
当時を思い起こし懐かしかった。

映画は今 観ると敗戦国の悲哀を感ずる。英米仏に負けて国全体が打ちのめ
されてる匂いが全編 漂ってる。そんな中で救いは お膝元のカトリック信仰で
憩いは旅回りの一座って云う事なんだろうけど 当時の日本も似たり よったりで
全国津々浦々芝居が大人気を博して居たらしく映画の世相が同じ敗戦国の日本の
世相と重なり合った。
20代の頃に観た時と違い 今 観ると「かう云う男女間も有るんだな」と
かなり肯定的に捉えてしまう。善悪ぢゃ無く みんな違ってて みんなイイ。
みたいな感想に為るか。別に暴力を肯定する訳ぢゃ無いけどアダム&イヴ以来
男女の形態は色々だろから敢えて善悪は言えないってな読後感だった。
日本初公開の頃の(キネ旬)の批評 読んでても 又 その後の批評 見ても
決まってカトリック信仰との絡みが出て来るけど 当時の向こうの人達に
取ってのカトリックは一種 空気みたいな存在だろうから取り立てて
どう・かう論議するのはナンセンスな話題なんだろうなと思う。

自主上映後の数年後に年長の知り合いの順化小学校の教諭に丁度NHKで放映してたので
強く見るやう勧めたら 後で彼女も感涙してた。
此れ 或る程度の年代の日本人が泣くのは背景に敗戦の痛手の遺伝子が有るから
だと思ってる。まるで邦画の「君の名は」(1953年)のやうな背景感。
 

「ブックスマート」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月23日(金)18時00分25秒
  1本目を観るつもりが激しい雨で諦め次の2本目が本作。
数日前から雨なら本作と予定して居た。(所謂)学園ドラマ。

主人公 二人のピチピチ感を見てたら1960年代のエルビスの青春映画
「ラスベガス万歳」のアン・マーグレットを想起した。本作に登場した
金持ち娘は少しアンのキャラに似て居た。エンディングは聴き慣れた
1950年代の名曲「アンチェインド・メロディ」だったので「おや?」
と思ったが直ぐ其れを打ち消すオチが付いて其の辺がアメリカ的だと思った。
欧州映画ならオチ無しで そのままで終わるのだと思う。
同じ学園ドラマの伊の「明日では遅すぎる」で扱った性と違い此方は
ゲイもレズも日常の事として扱い流石 1950年代の学園と今では
大きく違うのだと改めて感じた。

若いキャンキャンギャルからパワー貰おうとしたが 貰う処か逆に自分が
潰されてしまった。
 

「8 1/2」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月18日(日)16時17分9秒
  C.C。事 クラウディア・カルディナーデだけ観に来たつもりが
「映画は祭りだ!」と云う監督の術中に嵌った感。監督で映画は観ない主義の
私がシッカリ監督で映画を観てしまった。所謂 楽屋ネタの映画なんだが
映画関係者が見ると泣いて喜ぶ章が満載で評論家が激賞してたのも
頷けた。20代の頃 リバイバルで観た時は(何が何やらサッパリ)の
体だったが 今 改めて再見し やうやう監督のメッセージが解かり
掛けて来た感じ。

背景音楽が 最初の掴みで「禿山の一夜」(ムソグルスキー)で
次の庭園の会話で花の蜜の話題に為ると「花のワルツ」(チャイコフスキー)。
甘い場面では本作の7年前の映画「愛情物語」のテーマにも使われたショパンの夜想曲2番ってな
アンバイで監督のクラシック好きが感じられた。
主演のマストロヤンニが43歳の役 演じてるが若くてビックリした。
ハリウッド・スターで云うとトロイ・ドナヒューの世代に為るのだろうか
甘い横顔がドナヒューに似て居た。
生前のマストロヤンニの女遍歴は有名だったので役と重ね合わせしつつ
苦笑しながら見てたが 役柄なのか・素なのか ホント女の落とし方は
お見事の一言だった。
此の映画はスペース・オペラだと思う。オペラを映像化したモノ。
そんな印象だった。

本編が始まる前 デジタル・マスター版にするまでの経緯の説明文が流れ
その中で「チネチッタ」と思しき伊語を目にし懐かしさを覚えた。
カルロ・ポンティが辣腕を振るった伝説の大撮影所。以前 かなり縮小されたと
聞いたが 今は どう為ったんだろうか?
 

「カサノバ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月17日(土)20時45分20秒
  本編に入る前の冒頭 社名のロゴだろが「ワイルド バンチ」と出たので
サム・ペキンパー監督の顔を思い出したが 本作もメンタルでは かなりの
ワイルドな映画だった。

1703年と表示が出たので今から約3百年前の王侯貴族の物語で
盛んにチェンバロの演奏が登場し まだまだピアノの原型さへも
無かった頃の音楽的には古典派の時代なんだろ。
最初から最後までチェンバロの音色だったので同種の手法だった
実相寺 照雄の「無常」の場面も想起してたのだが 最後に盲目の楽団が
民族音楽的なノリの良い楽曲を演奏してて何だか儲けたやうな気分に為った。
現地の(古謡)なんだろうがアンデス音楽を聴いてるやうな泥臭さが心に染みた。

主人公は歳も70前後だろうか 未だ20代と思しき娼婦に溺れてゆく。
自分も主人公とは近い年齢なので心情は解るのだけど・・。
テムズ川に身を投げやうとした主人公を粋な科白で押しとどめた彼の友人。
良い友人を持ってるな。と少し羨ましく思った。
 

「忠直卿行状記」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月 3日(土)15時43分39秒
  やさ男の役者に忠直は無理だと最初 思いながら観に来たが
此れが中々 終わってしまへば一枚の立派なシャシンに為ってる。
感心しながら森 監督の力量に脱帽しない訳には為らなかった。

此れ 色々な視点から論じられる映画だと思う。
普通に云へば 前半はサラリーマン残酷物語で有り・後半は大船調の母モノの
色合いなんだけど 巧く日本人の琴線に原作を載せてるな と思う。
昭和の文豪の菊池サンは文学界だけぢゃ無く あらゆる業界に顔が利く方
だったやうで 彼の描いた忠直が実際の忠直だと独り歩きしてしまわれた
ってな印象で 其れは文豪の筆の力 云うよりか世間への顔の広さが要因と
感じてる。
映画では忠直の側用人が実は幕閣から密命を帯びた間者ってな設定で
「歴史的にはアルアルだな」と思ったけど半面 事は そんな単純な事柄でも
無いだろ・・とも反芻し 事実は藪の中で終わるやうな気がした。

場面・場面で色々スポット的に感じたモノも多かった。
最初の槍の模範試合のシーン 今以上の長槍で戦国の真柄 十郎左衛門の特大の
槍を想起し 又 中村 錦之助「宮本武蔵」の中の槍の宝蔵院との場面も想い出された。
私が子供の頃の映画だと思われるので母親の羊水の中に居るかのやうな安堵感・
幸福感が身体を心地よく包んで呉れた。

に しても共演・助演 問わづ女優サン達 一様に品が有るな~~。
当時の時代性なんだろうか?
 

ペドロ・コスタ上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2020年10月 2日(金)21時36分32秒
  いつも良い作品の上映に感謝します。
ペドロ・コスタの「ヴィタリナ」の上映を希望します。
今年、コロナウイルスの感染拡大は、世界中で人との関係を考えるきっかけとなったと思いますが、この映画も人間と人間の関係を考えさせる作品のようです。
ぜひご検討ください。

https://www.cinematrix.jp/vitalina/

 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年10月 1日(木)22時32分3秒
  年末年始に大きなイベントやられるやうで感謝です。
此れで旧年と同様 楽しみの多い正月休みと為れさうです。

それで ですが 次いで方々リクエストさせて貰います。
往年の名女優の祭典と云う事で何人か名前を列記させて貰います。
あまり慌てませんが一考 願います。

〇 田中 絹代。
〇 高峰 三枝子。
〇 桑野 通子。
〇 李 香蘭。
〇 入江 たか子。
〇 高峰 秀子。

今の映画人口比の最晩年の世代に為ってしまいますが銀幕で名花を
観たいので一考 願います。
 

上映希望作品

 投稿者: タナカアキ  投稿日:2020年10月 1日(木)19時40分35秒
  「友達やめた。」(http://studioaya-movie.com/tomoyame/
予告編を見てもらうと、刺さる人が多いんじゃないかと思う。
友だちというものの定義で悩む私は、この映画にはその解のひとつがあるのではないかと期待している。大体そもそも、映画監督の日常をのぞけることなんてそうないので、そこもとても興味がある。
ぜひ。
 

「濡れ髪 牡丹」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月25日(金)14時15分3秒
  「小桜葉子なら知ってるけど共演の小桜純子って どんな女優?」。
そんな疑問符を抱きながら座席に座ったが 此れが立てばシャクヤク・
座れば牡丹って奴で女優で云うと桜町弘子か花園ひろみ のやうな
丸顔で品の良い愛嬌が有る お顔。当時は そんな小鳩のやうな顔が好まれた
時代だったな・・と少し感慨深げに為った。
ネットで調べたら本編の制作年度を中心に大映専属で活躍されてた
女優サンだったらしく五社協定の絡みか他の映画会社には出て居られ
無かった様子。

さて 本編だけど
全体としては 小林 旭の「渡り鳥(シリーズ)」みたいな
かなりシュールなノリで最後の料理教室?の場面は無国籍 為らぬ
無時空な世界を感じた。
雷蔵は本来こんなコミカルな演技が素に近かったと感じますね。
京マチ子は元はOSKなので殺陣も円を描くやうに踊ってる。
殺陣師も そんな指導されたやうに感じました。
流し目 含めオトコが喜ぶ所作はダンサー時代に培ったモノと
思ってますが。

昭和36年の作品。
当時の映画界を取り巻くイケイケの時代を彷彿させるやうに
画面からも映画人の娯楽の殿堂の誇りと自信を感じました。
それが懐かしかった。
 

「ポルトガル、夏の終わり」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月21日(月)20時34分4秒
  冒頭「フランキー」と題字が出たので一瞬 昔の米国テレビドラマの
「ローハイド」のテーマ曲を歌ってたフランキー・レインを思い出し
主人公は男性かと思ったが やっぱチラシの写真の通り女性だった。
フランキーって男女 問わづ使われる名前なのかも知れない。

観光庁の後援が有るくらいの映画なので ご当地映画と云うか景色の美しさに
魅了された。海辺の近くの山間に有るプール付きの別荘から物語は始まり
砂浜の海・山間の緑の木々と・プールの水の青さとコントラストが魅力的。
背景音楽も 最初のカフェの場面ではヨハン・シュトラウスの輪舞曲で
海辺の場面では確かサンサーンスの「動物の謝肉祭」の中の「水族館」か
後の方の室内ピアノの連弾のシーンはショパンのノクターンだったかと思う。
主な登場人物達が かなりの年配だったので さうした色合いに為った
のだろうけど エンディングの場面同様に心象風景が そのまんま
映像化されてる・てた。 ってな印象だった。
只 惜しむらくはポルトガルの歌謡ファドを もっと流して欲しかった。

物語は家族も絡めて。ってな流れでは有ったけど 人物が皆 それなりの年齢
なので血で血を争うやうな場面は登場せづ読後感は清涼でヨカッタ。
若ければ行ってみたい観光地 ポルトガルのシントラでした。
 

「大菩薩峠」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月19日(土)18時17分16秒
  見終えへ館内 出てブックオフで中里介山の原作本 探してたら
表紙に市川雷蔵の写真が使われた4冊シリーズが見付かり ちくま書房が
出版した当時は既に大菩薩峠イコール市川雷蔵の時代に為ってのか・・と
御大・片岡 知恵蔵ファンとしては少し寂しく感じた。
本作は良く出来た映画だけど僕に取っては机 竜之介は知恵蔵ですね。

でも それを踏まえて云ってもホントいい映画でした。
映画が終わっても他の客も含め暫し座席から立ち上がれ無かった。
このまま1時間くらい座って居たい気持ちでした。
元々観に来た動機ってのが銀幕で大映のロゴを見たいって云う 只それだけ
なんですが それ以上の お釣りが たんと来ました。
雷蔵の相手役 演じた玉緒サンは何だか三原葉子みたいに凄みを
感じました。まるで「怪談 かさねが淵」のやうな凄惨なシーンも有って
中川信夫の世界に近い・新東宝に影響を受けてるかのやうにも特に後半
感じましたね。

歴史的に見ても「鞍馬天狗」の少し前の時代設定から物語が始まってて
会津の容保公の京都守護職赴任の前の(後の)新選組の話から
京都に移ってからの壬生の屯所の話まで駆け足ながらも大きな時代の
うねりの中で翻弄されてる人々が印象深かった。

山本 富士子は そりゃ お綺麗なんだけど悪い意味で お顔に傷めいた
モノが皆無の人なので床の間の置物には為っても市中 連れて歩きたいと
思うやうな人ぢゃ無いですね。むしろ名前は知りませんが育ての母親
みたいな役柄を演じた女優さんの方が魅惑的・魅力的に映りました。
知恵蔵の方の映画でも玉緒さんの役も演じた長谷川 裕見子のやうな
細面の 花街の お師匠さんのやうな雰囲気が実にヨカッタ。
 

上映希望作品

 投稿者: タナカアキ  投稿日:2020年 9月18日(金)16時42分41秒
  「今日もどこかで馬は生まれる」(https://creempan.jp/uma-umareru/index.html
福井には競馬場も場外馬券場もないので、興味を持つ人は少ないかもしれないです。
華やかな大きなお金が動く競馬。その主役であるにもかかわらず、競走馬の多くは引退後、行方知れずとなります。それはつまり、行き場がなく始末されているということ。
解決できない問題だからこそ、そういう問題があるのだということを公にする必要があると思うのです。

「佐々木、イン、マイマイン」(https://sasaki-in-my-mind.com/
予告編にとても興味をそそられます!

「卵と彩子」(https://www.aoi-pro.com/jp/news/20200917/17902/
福井映画祭で私が最高得点をつけた「春」の監督、大森歩さんが剛力彩芽さん主演で作るショートフィルム。
予告編、めちゃいい!
剛力さんはよく叩かれてますが、予告編ではすごく存在感や雰囲気のあるいい役者さんでした。
次の福井映画祭で見られたらうれしいです。
 

「お名前はアドルフ?」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月15日(火)20時30分39秒
  冒頭「Der」の表記が出たのでドイツ語圏の話なのは判ったし 舞台劇~の
映画化なのも推察が付いたのだけど 題名(邦題)からしてキートンばりの
シュールなシーンが続くかと思いきや 存外アルアルの家庭劇で一人暮らしの
未婚者としては欠伸を堪えるのに往生した。
只 背景音楽が カンツォーネ(風)~レイ・チャールズのやうなブルース
そして ヘレン・メリルのやうな甘いジャズ~シンフォニーの「田園」と
てんてこ盛りで シリアスな話を巧くオブラートに包んで提供してる印象。
改めてドイツって欧州の各国と陸続きの文化を背負ってると感じる。
エンディングはドゥー・アップ・サウンドで〆てたけど中高年の
登場人物達への挽歌のやうに聞こへオシャレに感じた。
個人的には全然 話には入り込めなかったけど音楽の使い方が上手で
その点 満喫した。
 

「アングスト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 9月 4日(金)20時31分0秒
  ドイツが舞台のドイツ映画かと思ってたらオーストリアが舞台のオーストリアの
映画らしい。オーストリアも確かドイツ語圏なので間違えるのも頷くんだけど
カフェで たむろしてた若い女は顔付きがゲルマン顔で映画で見慣れた米国女
とは かなり違った雰囲気を醸し出して居た。

主人公の男は自分探しに嵌ってしまい迷子に成ってる体で目の前の現実にだけ
集中して動けばエエのに・・。と思いながら見てたが 女優も殺したと言った
場面ではシャロン・テートを殺したチャールズ・マンソンを思い出した。
多くの人は妄想だの過去の苦い体験だの抱えながらも目の前の現実と
向き合い暮らしを営んでゆくのだけど 彼らは自らの妄想の世界から
抜け出そうとは しない。しない理由は其の方が楽だからで 人って油断すると
楽な方へ楽な方へと逃げてしまう。主人公 見ながら さう思う。

男は赤ん坊が そのまんま成人して大人に成ったイメージだが此の娑婆は落とし前
だけは付けないとダメなのは決まり事なので本人は どんな落とし前を
考えて居たのか?とも思ったが そんな事 思うやうな人は最初から
こんな事は しないだろうな・・。と思い直した。私が若し裁判官なら禁固2百年とか
3百年とか昔のテキサス法みたいな判断 下すけど実際は死刑で幕を閉じた
のだろうか? 
 

「今宵、212号室で」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 8月28日(金)13時55分19秒
  ビリー・ワイルダー タッチのロマンチック・コメディかと思ってたら
存外ブラックな映画で困惑しながら観終えた。

4人の60歳前後の訳あり男女が登場するのだが自分的には60前で
ピアノ教師と云う未婚の女性の感性が唯一 共感を覚えた。
年齢に関係なく未婚は未婚・既婚は既婚なので異性に対する感性は
やはり根源的に違うのだと改めて思う。

背景音楽的には冒頭シャンソンの名品「♪ミラボー橋」が流れ
懐かしかった。50代の頃 ワンカラの方で金子 由香里バージョンの
同曲を譜面 見ながら歌ってたので当時を思い出し懐かしかった。
途中 それとは別の聴き慣れた旋律が流れ家に帰って調べたら
1970年代のNHKの「みんなの歌」の中の「♪白い道」だった。
原曲はビバルディのバイオリン協奏曲で当時 好きだった歌だった。
物語的には ちんぷんかんぷん だったが音楽的にストライク!だった
ので来てヨカッタ。
 

リクエスト

 投稿者: 金八はっちゃん  投稿日:2020年 8月18日(火)10時37分49秒
  「13月の女の子」
出演: 小宮有紗(穴森一穂)、秋本帆華(唐木田巫女)、萩原みのり(浮間莉音)、茜屋日海夏(辰巳涼子)、田野優花(青砥景
)、北村優衣(一之江瑞希)、大森莉緒(和光望)、酒井萌衣(八坂百子)、磯原杏華(中神早苗)、長谷川かすみ(乃木真琴)、石川瑠華(奥沢ほのか)、愛菜(四ツ木まどか)、杉本愛莉鈴(蓮沼鈴)、小瀬田麻由(上町瑠衣)、今野杏南(三ノ輪由梨)、津田寛治(井上努)〈友情出演〉、中島由貴(穴森七海)〈特別出演〉
監督・編集: 戸田彬弘
配給: チーズfilm
公式サイト: https://www.13gatsu-girls.com/

テレビアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」など声優としても活躍する小宮有紗が映画初主演を果たした青春ドラマ。2017年と2019年に公演された同名舞台を原案に、「名前」の戸田彬弘監督がメガホンをとる。引っ込み思案でクラスになじめない女子高生・穴森一穂は、生まれつき心臓病を抱える唐木田巫女と仲良くなるが、巫女は入院中に亡くなってしまう。悲しみに暮れる一穂のもとに、1通の手紙が届く。巫女について話があるというその手紙に従い、1人で夜の校舎を訪れる一穂。そこで彼女を待ち受けていたのは、巫女の死と同時に現れた謎の転校生・浮間莉音だった。名古屋発のアイドルグループ「TEAM SHACHI」の秋本帆華が巫女、「ハローグッバイ」の萩原みのりが莉音を演じる。そのほか、声優ユニット「i☆Ris」の茜屋日海夏や元「AKB48」の田野優花、元「SKE48」の酒井萌衣、映画「猿楽町で会いましょう」の石川瑠香など若手女優が多数出演

「メグ・ライオン」
出演: 長谷摩美、浅野杏奈、田中美和子、桜りん、shiffon、ネリ、桃山美緒、一宮すばる、小林さとし、日出郎、渡辺裕太、ジョナサン・シガー、岩井志麻子、真夏竜
監督: 河崎実
配給: TOCANA
公式サイト: https://tocana.jp/2020/06/post_158242_entry.html

日本橋三越の2019年福袋企画として誕生した特撮ラブコメディ。日本橋三越本店の2019年新春福袋として税抜き450万円で販売された「SFコメディ映画に主演できる」という企画に出資した一般女性の長谷摩美が主演し、「いかレスラー」「三大怪獣グルメ」などで知られるコメディ映画の鬼才・河崎実監督がメガホンをとった。会社でお局様と後輩の両方から疎まれている、50代の冴えないOL・獅戸めぐ。そんな彼女の前にある日、空から全裸のイケメン男・ジョナサンが現れ、「あなたはキングライオン星の王女であり、銀河連邦100億個の星の王家の娘だ」と告げる。そして、ジョナサンの口づけによって美女に変身しためぐだったが、そんな彼女の秘密の力を手に入れようと企むウルトラタイガー星人が、めぐに魔の手を伸ばしてくる。めぐの本来の姿であるメグライオン星の王女を、アイドルグループ「マジカル・パンチライン」の浅野杏奈が演じるほか、TOKYO MX「5時に夢中!」で知られるジョナサン・シガーや岩井志麻子ら、個性的なキャストが素人の主演の脇を固める。
 

「その手に触れるまで」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 7月25日(土)14時36分56秒
  かなり重いテーマだった。
でも描き方が鮮やかで軽妙でテンポ良く進んでたので結構 楽しめた。
此れだけのテーマを軽めに上手に描いた欧州映画ってルネ・クレマンの
「禁じられた遊び」以来では?と感じたので昨年のカンヌの賞の
総ナメにも頷いた。

主人公の13歳の少年 ややこしい子だった。
賢く・真面目な子なんだが思い詰める傾向が病的なまでに強く
周囲の大人達は手を焼く。同年代の異性とも手が合わない。
かう云う少年は長じても目の前のオンナより天空の神を選ぶと思うので
ムスリムの戦士しか生きる選択肢が無いやうに感じた。
フランスは公衆の中でのブルカの着用さへ認めない国なので禁止されてる
側の心情が よく解って一つ勉強に為った。映画の舞台はベルギーだけど
私には今のフランスの置き換へだと映った。仏とベルギーの合作ってのは
さう云う意味合いだと思うのだが。

チラシにはリュミエール賞なるモノも受賞したと記されて有った。
明治期 神戸から陸揚げされた映画の機材は彼の社のモノだった由。
日本も かうした鮮やかな映画を作って彼の賞を得て欲しいと感じた。
 

映画上映のお願い

 投稿者: 田下啓子(タオリケイコ)  投稿日:2020年 7月24日(金)14時33分6秒
  突然メールを差し上げます無礼をお許しください。
ドキュメンタリ映画「どこかに美しい村はないか」~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~
の上映をお願いいたします。
この映画は、現在のコロナ状況のなかで、観客に一風の清風を与えると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

初めまして田下啓子(タオリケイコ)と申します。73歳です。
映画のプロデューサーをしています。
この度,岩手県遠野を舞台にしたドキュメンタリー映画「どこかに美しい村はないか」
~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~が完成し、上映をしてださる映画館を探しています。

映画はAIデジタル世界を迎えるにあたり、岩手県遠野を舞台に
もしかしたら消えてゆくであろうアナログな、日本の原風景や人々を、
ガラス絵とリンクさせて、磨き上げた映像と音楽とで作りました。

私の人生最後の作品として次の時代を生きる人々へのギフトとして
作りました。

監督兼キャメラマンは能勢広氏であり、もう一人のキャメラマンは
映画業界最年長(77歳)の篠田雪夫氏です。
キネマ旬報の4月下旬号で文化映画として紹介されました。


上映については、
●この映画を多く人々に見ていただくことを優先します。
また、現在の映画館の危機状況を考慮し、
●ご相談の上、貴館の営業を応援できる条件を設定したいと思います。

取り合えず映画公式サイト、および予告編をご覧いただき
ご検討いただけますと幸いです。


https://dokokani.info/

予告編
https://dokokani.info/?page_id=40


尚問い合わせ先は、090-5433-6940 田下までお願いいたします。


http://https://dokokani.info/

 

「ビッグ リトル ファーム」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 7月 4日(土)14時15分58秒
  改めてタイトル見れば ビッグでリトルなファームなんで何となく意図する
モノは解る。只 志向がアメリカ的に過ぎ東洋人の島国の人間には正直
付いては行けなかった。有機農業の大規模経営を始めるに当たって何処で
資金 調達したの?と突っ込み入れたく為る話だった。

文部省 特別選定らしいので昔で云う文部省特選の推奨作品だろが
米国本国でも其の種の推奨 受けてるかと感じた。早い話が
セサミ・ストリートのスタッフが新しい世界を描いて見せた。
そんな印象だった。農業する視点では無くシートン動物記の作者の
やうな目線が意外性を感じたが7年がかりで土地改良ってのは
流石 アメリカ的だと思う。

米映画に登場する女優サンって都会に住む女を演ずる事が多いけど
此方は普通の地方の女を演じてて 都会の女と地方の女とでは顔つきから
して違うな・・と思う。あまり構えない人との接し方する素朴な顔に
好感を感じた。
映画はドキュメントと為って居て其れで数々の賞 得てるのだけど
僕は本来ドキュメントなんて存在しないと思ってる。
ウリのキャッチ・コピーとしては存在するんだろうけど実際
キャメラを何処に据えるかで観客の現場の印象が変わってしまうし
だからドキュメンタリーも通常のフィクション・ドラマの範疇だと
感じてる。

@来る時は激しい雨だったが 帰りは一時的に雨が止んで居た。
 映画の神様も空の神様と暫し休戦協定 結んで呉れたらしい。
 家で濡れた衣類 乾かしながら さう思った。
 

「世界で いちばん貧しい大統領」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 6月29日(月)13時43分55秒
  非常に解り易い題名で中身も単純明快。まるで昭和30年代の中学生向けの教育映画を
観るやうで有った。

主人公は好々爺だが秘めた闘志は今尚 健在なりの体でラテン文化の影響を
受けてる国民の中ではカリスマを持ち得るのだろうと感じた。
再三 劇中でバックに流れてた男性の歌声は てっきりフリオ(イグレシアス)
だろと思ってたが最後の場面で地元の歌手のやうだと判って少し驚いたが
もう少しマイルドな音感を持てれば彼も世界に羽ばたけると思った。

感動巨編ぢゃ無いけどチェ(ゲバラ)以降のウルグアイの人達の気持ちの変遷が
少しは理解が出てて まるで社会学の勉強で有った。
スペイン語はNHKの方で4年間 学んだけど本国と違い南米は国に拠って
言い回しに所々特色が有り味も有って親しみを感じます。
 

「ラスト ディール」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 6月20日(土)14時49分36秒
  仏映画かと思って出掛けたら会話が仏語では無いしゴツゴツした感じ。
背景音楽でグレゴリー聖歌が流れ出して来たので舞台は北部イタリアかと
勝手に思ってたが帰宅してチラシ見たらフィンランドのやうだ。
でも ねぇ 音楽が往年のニーノ・ロータ的だったし 主人公の老人と
孫との絡みが「鉄道員」(ピエトロ・ジェルミ)を彷彿とさせ
北欧的なイタリア映画ってな読後感だった。

主人公の画商は親族とは疎遠のやうで一人暮らし。
でも画商仲間には恵まれて居て最後の大博打!に打って出る。
其れが どんでん返し に次ぐ どんでん返しでサスペンスとしても
楽しめた。ロシアの著名な画家の絵がキーワードで大国ロシアの
影響を受けて来た北欧の歴史に思いを馳せた。

久しぶりに観た「又 観たい映画」。
大作ぢゃ無いけど熟成の度数が かなり高かった。
 

「彼らは生きていた」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 6月12日(金)19時07分47秒
  原題は どう云う意味なんだろうか? かなり意味深だと感じたが。

冒頭20分以上は続いたと思われる歴史的な解説。何だかNHKの「歴史ヒストリア」を
思い出したが元々はBBCの特集番組のやうにも感じた。
エンド・クレジットで流れた愉快な曲調のマーチは1918年当時の英国陸軍の
愛唱歌的な行進曲だと推察したが コミカルな曲調にするんは英国人のユーモア好きで
デビッド・リーンだったかの「戦場に かける橋」の英国人捕虜の分隊行進の場面を
少し想起した。エンドで「祖父に捧ぐ」と字幕で出たので作者の先祖返りの映画だと
解ったが此の色合いでインドとのズール戦争あたしも映画化して貰いたいと東洋人として
思った。既に娯楽作品としては1950年代だったか作られてるかと思うけど
もっとインド側に踏み込んだ作品を観たいと思う。
第一次大戦の欧州戦線と云へば「西部戦線 異常なし」と赤狩りでハリウッドを追われた
監督の復帰作の「ジョニーは戦場に行った」しか知らないけど かう云う切り口も
有るのだと改めて思った。

前日 仕事帰りに開発に寄り(冷感マスク)為る物を買ったので其の効果か
館内では窒息せづに済んでラッキー!だった。

今更 頑張ってるメトロに追い打ちを掛けるやうな「頑張れ!」も使いたく無いので
以下の文を。

     May the Force be with Metro Theater.
 

応援したいです。

 投稿者: こしあん好き  投稿日:2020年 4月26日(日)14時13分28秒
  福井に住んでいる頃はよくお邪魔させていただきました。
皆様投稿されていらっしゃるように、是非前売りチケットの販売をしていただけませんでしょうか。
遠方なので郵送可能だと大変助かります。
(勿論郵送代はこちらが負担いたします)
私は生憎訪問できませんが、映画好きでメトロさんによく出向く実家の母にチケットをプレゼントしたいのです。
ミニシアターエイドも魅力的ですが、ストリーミング再生だと大変味気ないです。
前売りチケットの内容は、みきお様がおっしゃるように一枚分は劇場にキックバックする形でも賛成です。
是非実現していただけないでしょうか。
ツイッターフォローしますので、実現の暁には、是非お知らせくださいませ。
 

応援します

 投稿者: kz  投稿日:2020年 4月25日(土)18時10分31秒
  NHKの番組を見ました三重県人です。映画は大好きで、伊勢市にある似た感じの映画館によく行っています。コロナが落ち着いたら、福井旅行の際には、是非寄らせていただきたいと思っています。  

再開を待っています

 投稿者: 若泉  投稿日:2020年 4月24日(金)22時47分30秒
  マリッジ・ストーリー、良かったです。
再開を待っています。
 

応援することがあれば

 投稿者: 勝木俊典  投稿日:2020年 4月14日(火)21時06分46秒
  NHK・BS見ました。大学進学以来福井を離れ兵庫県に住んでいますが、高校・大学生の時はよく行きました。二足わらじで大変な上、現下のコロナウイルス感染拡大で大変でしょうが、福井から名画を見る場所がなくならないよう奮闘願います。過日、ミニシアター応援のTシャツ購入+少額の寄付を行いました。何か応援できることがありましたら、ホームページで知らせて下さい  

前売りに関し。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 4月10日(金)12時45分4秒
  10枚を10枚とか11枚とかでは無く9枚チケットを10枚分として購入する。
つまり1枚分は店へキックバックして募金とする。そんな試案も試案として考へて
置いて下さい。客側としては痛いですがメトロの灯 消へると もっと痛いので。
 

前売りチケットの案に賛成です

 投稿者: DOGS  投稿日:2020年 4月 8日(水)21時08分49秒
  映画好きさんの提案を私も支持します。
石川県在住の私も、これまで福井メトロ劇場でたくさんの映画を楽しませていただきました。
今後の上映予定の中にも、劇場で鑑賞したい作品がいくつもあります。
劇場へ足を運ぶことが困難な自分でも、なにか支援できる方法がないものかと考えておりました。
ご検討のほどお願い申し上げます。
 

前売りチケット

 投稿者: 映画好き  投稿日:2020年 4月 7日(火)09時43分18秒
  こんにちわ。
新型コロナで大変なこととお察し申し上げます。
私も映画を見に行きたいのですが、現状では
行きづらいのが事実です。

コロナ収束まで先が見えない中、劇場を支援する意味で
「前売りチケット」を発売していただけませんか?
とりあえず購入し、収束したら使用するということで。

全体の資金の流入出量は変わりませんが、わずかでも
短期のキャッシュフローが改善すると思います。
よろしければ、ご検討ください。
よろしくお願いいたします。
 

「男と女」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 3月27日(金)15時51分13秒
  観終へ美術館で水彩画を観てたが 前作が薄い油絵とするなら続編の本編は
濃い水彩画。そんな印象だった。
1960年代 初公開の前作は当時 観るんが抵抗 有って少し遅れの
70年代だったかの再上映で観た覚へが有るが あんまりヨクは解らん
かったってな記憶が有る。2作目の本編 観て1作目の作意が少しだけ
解り掛けて来て改めて年齢と共に映画の見方・感じ方が変わるのだと思った。

俳優のジャンは70年代当時 仏映画で鬼刑事だの鬼検事だの為ると決まって
登場して来たんで私に取っては馴染みの俳優だが 女優のアヌークの方は
以降 日本で公開された映画は無かった記憶が有るんで此の映画はジャンが
主役かと思ってたら最後のエンドロールで最初に名前が出たんがアヌークの
方なんで本編は あくまで女性映画って事なのだろう。

かうした過去と現在の映像を織り交ぜながら映画を繋いでゆく手法はアラン・レネの
「夜と霧」「24時間の情事」を想起させるけど 目の間で繰り広げられる事象は
過去~未来に至る一つの点に過ぎないってな 特に都会に住む仏人特有の考へ方に
裏打ちされたモノってな印象を感じるのだけど 40年程前 前作 見終へ
(此の二人 遠い将来どう云う関係に為るのだろう・・)と思いながら
映画館を後にした自分に取って一つの結論が出たやうな気がする。
なので 懐かしくて身近な映画だった。
 

「ニッポニア ニッポン・・」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 3月13日(金)15時20分55秒
  観る前は1980年代の岡本喜八監督の「ジャズ大名」へのオマージュかと
思ってたのだが観始めれば観始める程 60年代のクレージーキャッツの世界だと気が付いた。
「イージーライダー」だの「真夜中のカーボーイ」だの「ボニー&クライド」だの
それ以前の「地獄の天使」こそ居酒屋の場面で登場しなかったけど所謂ニューシネマ
時代の映画の題名が肴に上りイーグル・ハンドルを模した大型バイクの二人のツーリングは
ピーター・フォンダとデニス・ホッパーの描写への郷愁を感じた。
フクシマへの出向組の主人公も さうだけど本編のライター・監督 共に その種の
時代への憧れが有るのだろうと思う。自分も70年代が青年時代だったので
等身大で映画が楽しめた。

出演者の一人 寺田 農 は以前 こんな感じのアバンギャルな映画に出てたと
思うし 宝田 明は云わづと知れた放射能で目覚めた怪獣「ゴジラ」第一作に
出演してる人物。話を聞いて彼らが出演を頼んで来たのかも知れないけど
私は最初から企画の段階からスタッフ側に彼らを使う考へが有ったやうな気がした。
観ながら思ったんはNHKのEテレの児童番組のノリだって云う事。
野村萬斎やKONISIKIも出演してる子供番組だけどアニメや人形劇なんかも入ってて
相当 ごった煮の風情。本編のスタッフの中にも番組で働いてる・若しくは経験あり
の人が居るのでは?と感じた。

主人公の娘を演じた小顔で長身で知的でショートカットの人。
惚れ惚れするくらいタイプだったので意外な儲けモノだった。
元はモデルだっとのだろか。同じモデル上がりのローレン・バコールを思い出したのだけど。
 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 3月 2日(月)07時35分23秒
  おはようさんデス。
いくつか8月に掛けてリクエストさせて下さい。

〇「原爆の子」(監督 新藤兼人。1952年 作)。
〇「「ひろしま」(監督 関川 秀雄。1953年 作)。
〇「長崎の鐘」(監督 大場 秀夫。1950年 作)。
〇「この子を残して」(監督 木下 恵介。1983年 作」。

制作年 前後しましたが宜しく。
 

「冬時間のパリ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月28日(金)15時22分30秒
  観終へ美術館でコラージュの個展 観てたが 本編の方も負けづ劣らづ作意が
度し難い作品だった。

ジャケのパケだけ見てると実にファッショナブルなんだけど内容は かなりの
ドロドロで 夫の元の妻?との夫の不倫かと思いきや此れが夫婦で付き合い有る夫の
友人の妻が相手の不倫だったと最後にオチが付いて来て海辺のコテージの林から
眺める海のシーンでFinで 如何にも仏映画らしい終わり方だと思った。
二人の 妻 有る男が登場し かたや出版社の やり手の編集者として辣腕ふるい
かたや売れない貧乏作家として稼ぎの良い妻に食わして貰ってる構図。
一皮 剥けば同じに見へるんだが 前者は相手の話をシッカリ聞いて間髪 入れづ
的確・明瞭に反論して捻じ伏せる。に対し 後者は話を聞かづ持論を展開するだけ。
所謂 出世する・しないの見本のやうな二人のキャラだが 前者も元は貧乏作家仲間
みたいで 時々寄り合って文化サロンめいた物を開いて居て それが
冬時間のパリ。って意味なのだろうか?

後者の男の妻は自分の意に染まぬ事なら愛する夫に対してもハッキリ「ノン!」って
云ってたが それは あくまでパリの文化でフランスの文化でも無いだろう。
先だっても仏の地方を舞台とした映画 観てたけど さう思う。
ゲイシャ&フジヤマが日本文化なんて云われても地方に住む者には関係 無いと同様
「ノン」「ノン」連発するパリ女=仏女でも無いんだろうな・・。と思って
メトロを後にした。
 

「街の灯」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月23日(日)21時54分48秒
  私の分身に為る映画。

此れまで観た回数は映画館で20回 近く&ビデオ・DVD・動画で10数回か。
なので40回 近く観てる勘定に為るのだが ラストの衝撃の場面では
やはり感情が激するのを今回も感じた。
T型フォードでチャールストンで背景音楽が当時 欧州で大流行したコンチネンタルの
タンゴの一品で戦前好きな私としては もう それだけで泣けて来る。
街の若い娘達が皆 クララ・ボウに見へてしまうくらいモガのスタイルが決まってて
又 泣いてしまう。

共演のブロンドの女優さんはチャーリーが見染めた新人だと思うのだけど
此の映画に出た後 鳴かづ飛ばづで確か胸を病んで未婚のまま30代で病死してる筈
なので尚更 ラストが泣けて来る。本編の役柄同様 あんまり人を押しのけてまで
仕事を取るやうな野心は無かったらしい。 まさに一世一代の役!ってな処だろうか。
チャーリー事 チャップリンの映画は1914年のマーク・セネット撮影所時代
以前の短編物から1960年代だったか「伯爵夫人」まで。つまり全生涯・全作品
映画館で観てるけど此の映画が一番 解り易く よく仕上がった映画だと思う。
サイレント・ムービーの一つの お手本に為る作り方だと感じる。
この後の1937年に為るか「モダン タイムズ」あたしだと話の展開に少し無理が
有って少しイライラするけど此方は安心して観て居られる。

此の映画は今 観ると 残酷な映画だと思う。
1970年代 今は無いだろうが東和って云う配給会社が有って其の流れで本編を
観てた時 此れも亦 今は鬼籍に入られた映画評論家の荻 昌弘さんが映画雑誌で
「若い人は どう思うか知れないけど 或る程度の年齢に為った男性からすると
 極めて残酷なラストの場面」。と云われてたのだけど 今 自分も高齢者と
云われる年齢に為ってみて つくづく残酷な場面だと思う。
単なる(お涙 頂戴)ぢゃ無く 現実社会の非情さを感じて涙するのだ。
1914年だったかの短編「移民」同様 此の映画も 居たたまれなく為るくらい
シリアスな映画なのだ。
 

「読まれなかった小説」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月15日(土)15時25分33秒
  いつもは乗って来た単車はエレベータの反対側の壁際に停めるんだけど次の上映作が
客が大挙して押し寄せる映画だろうと踏んでマルセン前の歩道の駐輪スペースに停め
少し歩いて来たが帰る時の人波を見て正解!だったと思った。

読まれなかった小説。
私も20年くらい前 或る出版社の新人発掘公募に書いた中編を投稿し 最終選考の
手前で落ちた経験が有るので 主人公の書いた小説 持って アッチ・コッチと
走り回る心情が痛い程 解るんだけど 大学まで出して貰って親の批判ってのは
頂け無かった。まぁ 近いから親のアラも目立つし気には為るんだろうけど
其処は目を つむって自己の就活に邁進と行って欲しかった。
結局「大学は出たけれど・・」(小津監督作・邦画)の主人公と似たジレンマに
陥りはしたけど 兵役に就いて落ち着いた生活に為ったやうで少し安心した。


3時間ドラマで所々長尺の会話の長回しが有って正直 眠たくも為ったが
かう云うユッタリした作りは国民性 云うより地勢学上の地域性だと感じた。
慌ててパンしなくては為らぬ程の軍事上の緊張感も無ければ都会の喧騒も無い地域だから
長回しのキャメラでも充分 描写が可能って事なんだろう。
後半は何やら哲学的でヨク解らなかったがトルコの地方に住む住人の生活感が少しだけ
かいま見れて貴重な時間だった。

 

「わたしは 光を にぎってる」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月11日(火)21時46分43秒
  監督はモスクワ映画祭で2度も受賞し 今回も招待作に選ばれてるらしい。
思ふに今のモスクワの映画人が好みさうな色合いの映画を作る監督サンのやうだ。
でも本編のラストの「(それから)1年後」の場面は不要に感じた。
仏映画なら間違い無く切ってると思われるのに付け足ししたんは日本の映画文化の
悪しき因習のやうに感じた。付け足したんで物語の焦点が ぼやけた。
折角の立原道造の映像に北原白秋の語りを被せたやうな詩的な映画が台無しに
為ったと すごく残念に思った。それと 題名も含め精神のバックボーンはヨハネ福音書の
第一章の精神世界だと受け取ったんだけど ロシア正教会の影響下にも有る
モスクワっ子にも意外と理解し易いメンタルぢゃないかと思った。

エンディングの歌声同様 主人公の娘も透明感 有る子で駆け引きもしない性格なんで
見てても気持ちがヨカッタ。両親に死に別れ親の知り合い宅に暫し同居の形で
背伸びせづ粛々と生きてゆく姿に好感を感じた。

エンド・ロールで お懐かしの樫山文枝の名を発見。
テレビの「おはなはん」をオンタイムで見てた世代なんで懐かしかった。
まるで文部省推薦のやうな本編に出られた樫山さん。樫山さんらしいと思ふ。
 

パラサイト

 投稿者: えぼし  投稿日:2020年 2月10日(月)17時00分52秒
  おめでとうございます、いくんじゃないかと思っていました。福井はメトロだけっていうのがびっくりしました。上映ありがとうございます!  

希望

 投稿者: iii  投稿日:2020年 2月 9日(日)19時31分33秒
  「音楽」監督 岩井澤健治。
アニメですが。お願いします。
 

「シュヴァルの理想宮」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 2月 8日(土)16時17分2秒
  当時の社会風俗や世相史的に所々「おや!」と思った。
例へば 1920年代の若い女性のファッションがトーキー時代にヴァレンティノと
共演してたグロリア・スワンソンの絵姿にソックリとか・1912年のローザンヌ地方への
独逸軍の侵攻が日本の学校の教科書にも載ってた著名な体験小説「最後の授業」の
場面を彷彿とさせた。とかで 北仏の田舎でも時代の変遷が感じ取れた。

実は 家を出る時 グーグルで(日本海と太平洋を2千本の桜で繋いだ男)の
実話に目を通して居て 彼の男も本編の主人公も周囲からは煙たがられてた男なのが
妙に納得してしまった。一念 岩をも通す。ってなタイプは確かに協調性の欠如で
何かと周りと摩擦を起こし易いのだと感ずる。
でも 腰が張った巨乳で良妻賢母型の女を妻に迎え入れ 娘や息子からは信頼され
結果オーライで 困ったちゃんの割には幸せな一生では無かったかと思う。

チラシが貰えなかったから よく知らぬが 宮殿の遺物・遺構ってオスマン・トルコが
大昔に当時のガリア地方に侵攻した時に築いた宮殿では?と感じた。
スペインだったかアルファンブラのやうな長い歴史の変遷を感じた。
 

「カメジロー 不屈の生涯」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月27日(月)22時08分20秒
  MCを担当された山根さん エエ仕事してますねぇ~~。
来た甲斐が有りました。

でも 主人公の評価は難しいです。
功罪 半ばする。とまでは云わないけど かなり私的には不可解さを所々感じました。
何故 日本復帰ぢゃ無く琉球独立を選ばなかったのか?とか
そもそも琉球を侵害した薩摩藩の末裔の鹿児島の旧制高校に学び それが学びの原点って
云われるんだけど薩摩批判が何も無かったんが沖縄の自主と どう擦り合わせされる
のか? とか イデオロギー的に不可解さが目立った。
第一 1945年以降 米軍基地で食べてる沖縄人も それなり既に居て彼らの生活を
具体的に何か考えて居たのか? とか 沖縄の地場産業育成を実際どうするのか?
とか 沖縄人の心情的な代弁者なのは解るけど其れ以上の領域には不向きな政治家の
やうに私は感じた。それと真逆なんは当時の岸サンとか栄ちゃんと呼ばれたがってた
佐藤栄作サンで 内地・外地の問題ぢゃ無く政治家としての基本の立ち位置そのものが
違うんで国会での質疑応答も話が噛み合わないのだと感じた。
明治期の伝説の政治家達と比べて政治手腕は 田中正造より上・星 亨 より下だと
思う。押し通る。云われた星みたいな清濁 合わせ飲む側面が少し有れば今の沖縄の
就職難や生活難も少しは良く為ってるのに・・と 内地に居ても思うのだが。

只 さうは云っても人柄的には大変 魅力が有って一言居士の元NHkアナの山根基世サンを
してMCを引き受けさせてしまうんだから人として素晴らしい方だったんだと感ずる。
実は山根サンはNHKラヂオの看板番組「ラヂオ深夜便」のアンカーを長らく担当されてて
私も視聴者として番組宛てに「お便り」を かなり出してて 番組放送中にも
「みきおサン お元気ですか?」とか 何度も呼びかけて貰って 手書きのクリスマス
カードまで頂き 今では其れが私の「守り刀」の一つにも為ってるんですが
それで山根サンの仕事ぶりを こっそり見に来たってな経緯が有って そいで冒頭の
「山根サン 最近エエ仕事してますょね」。に為るのです。
=なので 私的には山根サンを描いた映画だと思ってます。
 

「最初の晩餐」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月25日(土)16時46分20秒
  前日 仕事の絡みで納骨の4体を お世話して居たので 冒頭から通夜・精進 落とし
・セレモニーに納骨と云う描写に正直ウンザリしながら観て居た。
通夜の席の若い坊さんは檀家寺の若住職みたいで(しょうしんげ)が下手で初めての通夜の席
みたいに緊張してたので笑ってしまった。家名が「東(あづま)」で宗旨が東本願寺なら
監督の洒落かと思ったのだが。

私は未婚で一人暮らしなので かう云う家族愛がテーマの映画は蹴っ飛ばしたく為る。
劇中の次男さん的に(家族とはセックスの成れの果て・・)と思ってるからだが
成れの果てでも いや成れの果てだからこそ何某かの意義付けが したいんだろな。
と思う。でも意義付けしやうと頑張っても所詮は最後まで存在理由不明なんが
家族って云う(やっかいモノ)なんだろうな。

劇中 川に掛かる橋の場面が三度も出て来た。思わづ1960年代の名作「橋のない川」の
ワンシーンを思い出したのだが橋は人生の節目=そんな意味合いなんだろう。
母親役の斉藤由貴はテレビ デビューした頃からのタイプで そんだけ
美乳でエロくて良妻賢母なら男なら大喜びで頑張られるな と思う。

劇中 母親が未だ幼い娘に教えてた(おまじない)は真言密教の梵語ですね。
素顔の由貴ちゃんが好みさうなシロモノ。
 
 

「真実」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月19日(日)21時06分10秒
  仕事帰りに頑張って観に来たが色々な意味で面白かったし・40数年前の私の予感が
当たって居て嬉しかった。

予感って云うのは 初めて彼女の主演映画「シェルブール・・」をテレビで見た時
(この女優 将来 大化けして仏映画の重鎮に為るな)。と感じ 以降も動向を
注視してたんだけど 今回 本編 観て その通り為ってたんで満足したって訳で
(告白的女優論のやうな自伝映画 作るだろうな)。とも思ってて 実際
作ったので 自分の目利きに満足もした。

劇中「サラ」「サラ」っと女優名が何回も本人から飛び出し かの伝説の女優
サラ・ベルナールと張り合ってるのか?と思いきや違うみたいで 私はサラ・
マイルズかと思い直したけど 帰宅して調べたらマイルズは英国女優で存命だから
此方も違うみたい。この件は単なる造作なんだろうか?
映画はセミ・ドキュメントのタッチで ドラマでもドキュメントでも無い半々の
手法は「シェルブール・・」のシネ・ミュージカルと云う半々スタイルに呼応する
感じで 大女優も老いると原点回帰なのかと思わない訳も無かった。

40数年前に見た時 或いはマルチェロ・マストロヤンニと恋仲に為った時に
見せた 男勝りで勝気な性格は そのままで雀・百までを地で行く人だと思う。
私が予見した通り 彼女はフランスのベティ・ディビスに成ってました。
 

「シネマ歌舞伎」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月16日(木)20時27分2秒
  同じ市内の順化1丁目に かって建ってた芝居小屋の「昇平座」でカツドウなる
モノが市内で初めて上映されたんが1905年。それから115年後の今 主が変わって歌舞伎が
上映されて居る・・。どんな思ひで昇平座の客達は銀幕を眺めて居たんだろかと
そんな思いに捉われながら最後まで観て居た。
改めて思へば企画自体 斬新で目新しいけど さう思うと 先祖返り云うか映画の黎明期に
立ち返ってる感じで 歌舞伎であれ・シネマであれ 何か壁に ぶつかったら原点回帰
なのかと思う。

シネマ歌舞伎 鑑賞は2作目。
今回は 娘道成寺 大川 渡る場面&鷺娘。
前者は人形浄瑠璃の歌舞伎版のやうで 後者は藤間流の日舞を観てるやうな趣。
ゲイは芸に通づ。って云う言葉が有るけど 性差を突き抜けないと至芸には
達しない・・。そんな思いが した。
演者の実年齢は何歳か知らないけど 名手と呼ばれる人は年齢と共に芸自体
若く為ってゆくと 先々代あたしの舞台をユーチューブなんかで見てると思う。

この企画は素晴らしい。
小学校でも英語教育も始まったんだしクルマの両輪志向でシネマ歌舞伎鑑賞も
全校必修の課外授業と すべきと感じた。
 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月11日(土)15時09分35秒
  かなり無理臭いですがリクエストさせて下さい。

「M 村西とおる狂熱の日々」(完全版)。
=2019年制作・109分・R15+
 配給 東映ビデオ。
 

「残された者」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月11日(土)14時54分35秒
  カナダのTVドラマの劇場版かと思ってたらアイスランドの映画らしい。
まぁ 地球の北側極地周辺国には違いは無いが。

この男 かなり やばい と思った。
操縦してたセスナが雪原に墜落し・救援へりも吹雪で墜落し 生き残ったヘリの女にも
自ら云ってたやうに二日以内に次の救援隊が来るんは必定。どうして遠距離の基地を
瀕死の重傷の女を雪ゾりに乗せて向かったのか・・。???の世界。。
確かに足跡 残してる白熊の襲撃を未然に避ける意なのだろが
武器も無い男が重症患者 連れて雪原に出ても それこそ熊の餌食。

俺が思ったんは可愛い若い女を見てヒーローに成りたかったんだと。
男としてのメンツだと。早い話 ええ恰好したかったんだと。さう感じた。
チラシでは雪原の道行きを勇気ある行動と評してたが 俺は その場に留まり
救助を待つのが勇気ある行動だと思った。では映画には為らないんで男を
女連れで墜落現場から引き放したんだろが 女にすれば相当のリスク負う事に
為るから 俺は やばい男だと思う。
男は盛んに意識を失い掛けの女に「(アンタは)独りぢゃ無い」。と語り掛け
てたけど それってホントは自分の事だ。ひょんな事で理想のラブドール見付け
手放したく無いから現場から持ち去った・・。さう俺には見えたけど。
プロデュースが「ハンニバル」作った人だから 主人公のメンタル部では
さう感じたのだが・・ちょっと やばい見方だろか。
 

「細雪」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 5日(日)15時02分31秒
  昭和34年の作だから私が小学校に上がった年。
当時の空気を思い起こしつつ観てたけど子供の玩具フラフープと女性が未だ和服 着てた
人がチラホラ居たのが懐かしかった。
舞台は芦屋。大映の女優陣が入れ込み状態で それだけで絵に為る。
社長の永田サンが新進の山本 富士子を大成させやうと必死なんが画面 超しに伝わる。

物語はアプレな娘「こいさん」の気移りな行動で周囲が大変な目に為るんだけど
最後は落ち着くべき所に落ち着いたってな感じか。そんな夫婦が高度経済成長社会の核に
為ったのかと思わない事も無かった。
山本 富士子の役の2度目の見合いが駄目に為った理由ってのが妹の「こいさん」の
私生活の放縦って事で 別に同居する訳でも無し女の妹の私生活の事で仲人が
断って来るってのは やはり時代だな~と感じた。お互い付き合い続行の つもり
なのに男の親族が横槍を入れるなんて・・今なら考えられぬ事だ。

只 只 山本 富士子の匂うばかりの若き美貌の色香に唖然としてたが
花に例えると薄いピンクの薔薇。京サンは熟した牡丹。
この頃が日本の映画館で一番 客が入った時期。
そんな時代の熱気 云うか 映画人の自信が感じ取れた。
正月の長休みの最後の日にエエもんを見させて貰った。(感謝)。

 

「シネマ歌舞伎」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 4日(土)17時22分36秒
  特別料金なのは忘れてたが別に高いとも思わなかった。
実際 歌舞伎観劇しやうとすれば2千円や3千円では済まない。
演目のエエとこ取りでも激安だと感じてた。

二部構成で 最初が「らくだ」。聞いた事も無い演目だな。と思ってたら
此れ落語で有名な「らくだ」だった。名人 6代目 円生で昔よく聞いたんを
思い出し話の展開が予測が出来て演者の芸に集中して楽しめた。
後半が「連獅子」。ユーチューブの方で昔の連獅子 観た事は有るが大画面で
迫力満点で つくづく歌舞伎役者は体力が要るな。と思った。
連獅子の前に太郎冠者みたいな人が登場し狂言を寸劇で見せて居た。
時宗のアイテム 鐘と法華宗の看板 ウチワ太鼓の共演が面白く
まるで東海道の弥次喜多道中のノリだった。

録画は2008年のモノ。
年に2回は作って見せて貰いたいもんだと思った。
 

「羅生門」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 3日(金)14時17分57秒
  毎度 観る度 思うんは冒頭の激しい雨の場面。
此の雨がフィルム劣化に拠る雨降り状態と勘違いしてしまう。
昭和20年代映画は一様に回し過ぎで雨降りフィルムってのが昔の定番で
そのイメージが残ってるからだが 東京のセンタの方で修正版 作ったらしい。
その説明文 眺めながら昔の雨降りフィルムが恋しく為った。
劣化したフィルムを修正して出すんが年配者に親切なんだろうか・・?と
少し意地悪に思った。

作られた年度は昭和25年。云わづもがなの朝鮮動乱。
先の大戦が終わり5年後。半島では又 戦争。そんな中での荒廃した都の羅生門が
舞台なので やはり それらと絡めて観てしまう。
源氏の義経も任じられた京の警護職の検非違使と云う言葉が再三 出て来るのんで
時代が鎌倉の前 平安ってのは判るが時代を超越した何かを伝えたいので
「藪の中」。なんて云う(あやかし)を使ったんだろうと思う。
京サンは此処でも又 地面に居りて白拍子を舞ってる。そんな印象。
義経の妻も確か元は白拍子だと聞いてるので 白拍子って男を魅せるな。と思う。
神がかり的に清楚な顔で舞いつつ菩薩に為ったり般若に為ったり 京サンの役
見ながら そんな事が頭を過った。

ラストの老人が赤ん坊 抱いて羅生門を去ってゆく場面は今 見ても意味深。
おそらく焦土と化した日本の都市の復興を老人が赤ん坊に託す。そんな印象。
幾度と無く観てる映画だが見終えた体感時間は今回は少し長めの15分。
百年後にも語られるで有ろう映画だ。との証拠。
 

「鍵」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 2日(木)14時46分24秒
  ストリィ的に印象が濃い「痴人の愛」と混同してしまってるので時々展開が
?マークの時も有ったが 特にエンディングの下女の老婆以外 全員毒殺って云う
展開に暫し絶句してしまった。原作が さう為ってるのかも知れないけど 観客に
下駄を預ける描き方は感心しなかった。
でも それ以外 昭和30年代テイスト満載で生活の小道具・大道具が懐かしかった。

改めて京サンの濃いメイク眺めて居たら踊り子・ダンサーが舞台に立つメイクだと
気が付いた。京サン自身 過去の自分に矜持が有るのか・それとも現場や会社の
指令なのかは知らねども 濃かった当時と比べても やはり濃いと思う。
歌舞伎のクマドリみたいなメイクで最大限に演者を引き立たせる手法。
この人は やはり映画人ぢゃ無く舞台人だと感じた。

母娘丼を美味しく頂いた若いインターンは男の理想形。
冒頭の口上案内は死んで幽霊と為って事の顛末を紹介する役と見終えて気が付いた。
=前半部に多用されてたストップ・モーションは それらと関係が有るの・・?
 それとも単なる映像の経年劣化? 時代的に そんな手法が流行って居たのだろうか・・。
 

「雨月物語」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2020年 1月 1日(水)16時05分8秒
  本年の口切は元旦一発目の「雨月」とラインアップを見た最初から決めて居た。
私が生まれた年の名作だし・10日後は私の誕生日。観るんは天の啓示。

そんな思いだが 初めて観たんは中二か中一か 夏の日曜の朝だった。
お袋に云われ近所の野村の散髪屋へ頭を刈りに行き座って壁のブラウン管 見上げたら
「雨月」が掛かってた。NHKの名作劇場で 近くに居た別の店員が「ま~た
やって やがるぅ~」。と苦笑 混じりに呟いてたんで夏の時期 定番のやうに
流してる旧作だと判った。今 思ふと 米国の学生水泳大会で優勝したフジヤマの
トビウオや・シャープ兄弟を空手チョップで薙ぎ倒して居た力道山みたいな
復興日本の象徴としてNHKが放映してたんだと判るけど プロデュースした永田サンも
そんな気持ちだったんだろうと 私は戦後生まれだけど思ふ。

敗戦後 直に作られた「そよかぜ」は「♪リンゴの歌」が劇中で歌われ現代劇だった
けど 8年も経つと国際的にも評価される時代劇が作れるんだな・・と思ふ。
初見の時はオムニバスって云う手法と文芸調の怪奇さで驚いたけど
今 小説として観ると 明治期の人が江戸を舞台にした(今 古典と云われる)
落語の噺を書いたやうに 江戸の戯作者が その前の時代を懐かしんで描いてる。
そんなイメージだ。琵琶が登場し「耳なし芳一」を想起し・原典は仏教説話の
「今昔物語」あたりからの抜粋かと思われるけど 書かれた当時は懐メロの一種
だったんだろう。

今 観ると 京マチ子の映画 云うより 戦前からの国民女優 田中 絹代に
関西の踊り子サンを ぶっつけた企画ってな印象。永田ラッパが高らかに鳴り響き
ブッキングのミスマッチがメガトン級の成功を導き出したんだと思ふ。
此れが東京で踊ってたジプシーローズだったら同じ東京の色で面白みに欠けた
のかな?と感ずる。関西の踊り子サンを使ったんが成功の鍵のやうに見へる。
私自身 京さんは あんまり好きでは無い。バタ臭くて引いてしまう。
でも 西洋人からすると丁度 西洋と東洋のバランスが取れてる勘定に為るかと思ふ。
此れが同じバタ臭さが有っても日本&日本した轟 夕起子タイプだと逆に西洋人が
引いてしまってたと思われる。京サンだから溝口の色合いが理解して貰へた。
そんな印象。国民女優に一介のダンサーを ぶっつけた企画を押し通した
永田 雅一 の映画だと最近の私は思ふのだ。


見終へ 西武の「オードリィ展」に寄り道した。
今年 下半期でエエから ヘップバーンとかバーグーマンとか伝説の女優の映画祭
企画して欲しい・・。と メールを出すか どうか思案橋。

 

「ロング・ウェイ・ノース」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月29日(日)21時23分15秒
  本年の見納めを どうするか?と思い当たった時 本編を選んだ。
仏のアニメとは我ながらオシャレだと思う。大向こうを唸らせる鮮烈さには欠けるかも
知れないが ♪蛍の光 が似合う時期には適切かと思う。

いつもの事ながら何の予備知識も持たづ座ったらロシアが舞台なのにフレンチが
聞こへて来て正直 耳障りだった。ロシア語版って作らなかったの?と画面に
向かって文句が云いたかったのだが かなり後に為って気にも為らなく為った。
物語の発端の都市はペテルブルグでロシア正教の支配下に有る革命前なのは
街の呼び名で判ったが どうも僕にはヒロインが帝政最後の王女アナスタシアの
やうに見へて仕方が無かった。欧州の人ってロシアの貴族の娘を見る場合
伝説のアナスタシアと重ねて見てしまうのでは?と私見だけど思う。
悲劇の王女を何らかの形で復元したい・・ってな思いが此のヒロインを生んだ
やうな気が しつつ最後まで見て居た。ヒロインが慕う祖父は街の創設者の
大帝(ピョートル 一世)に ほぼ間違い無いと思うけど。

解り易いシンプルなアニメの作画には好感を感じたが お金の問題が さう云う作画に
したんは最初から解って居た。問題なのは それを何処まで逆手に取れるか?
ってなとこ。本編のスタッフは素直に現実を受け入れ 素直に作った。
それが観客賞を引き寄せたのだと感じた。
 

「ぼんち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月27日(金)15時10分56秒
  此れ書き込むまでに1時間ばかし時間が掛かった。
管理人ハンが最近メンテし易いやうに中を いぢったやうなんで その影響だろか。
ま とりあへづ書き込めるみたいで安堵した。

さて 本編。
2時間モノだが まるで30分のパイロット版のやうにスムースに読み終えた。
こんたけ時が経つのを早く感じるんは久しぶりで何年かぶりか。
少なくとも此処3年のメトロの上映作品の中で1・2を争う満足度が高い作品だった。
今の自分に一番 肌が合ってる映画のやうに感じた。
1960年の作品。昭和35年だから日本の映画観客が最高潮の時期か。
出演陣も超の上の特超が付く程の豪華さで 今なら とても・とても作れぬ
オール・スター・キャスト! 撮影技術や上映技術は進化しても此の辺が退化してる
昨今の映画界を少し恨めしく思った。

此の映画 10代の頃にNHKの名作劇場か何かで観た覚へも有る。
が 当時は登場する大人達の心情が よく判らづ「詰まらん映画」の範疇だった。
今 改めて強風の中 バイクで走って来て観て思うのは「よく判る映画」だって事。
年齢的に高齢者と呼ばれる身に為って全ての人物の心情が よく判る。
主人公やヒロインだけぢゃ無く下働きの下女に至るまで身に摘まされるのだ。
時代設定は私の死んだ祖父母の世代に為るのだけどね。

映画の冒頭 赤錆が目立つ東京タワーが写ったんで昭和30年代かと思ったら
直ぐにパンして戦前の大阪・船場へと舞台が移って行った。
船場と云ったら亡き浪花 千栄子の世界なんだが当時は他に仕事が入ってたのか
出演されて無いのが少し寂しかった。
京マチ子の映画として上映されてたけど 僕には どう見ても雷蔵の映画だった。
存外 雷蔵の素顔に近い役所だと思う。昔 岡田 茉莉子が養成学校に通ってた頃
撮影所で見掛けた雷蔵の虜に為ったのは有名な話だけど 二枚目俳優の娘を瞬時に
引き付ける程のオーラは確かに有ったんだろうと感じる。
本編の女優陣で一番 色っぽかったんは若尾 文子。
最後に登場したコーちゃんはシッカリ芝居してて驚いたのだが よく考えれば
彼女 ヅカの出だから芝居が出来て当然か。
全体に女優陣は巨乳でポッチャリで肉感的で監督の好みなのか?と 有らぬ事を
考へた。(今夜は巨乳の海に溺れてる夢が見れ・・さう)。
 

リクエスト

 投稿者: 金八はっちゃん  投稿日:2019年12月18日(水)12時21分19秒
  「霊幻道士X 最強妖怪キョンシー現る」 2019年/中国
配給:アットエンタテインメント
日本でもキョンシーブームを巻き起こした映画「霊幻道士」の正統続編となるシリーズ第10作。キョンシーや妖怪退治を生業とするハオ道士と、弟子のチュウサムとモンチョイ。ある日、西山で棺が掘り起こされたと聞いたハオ道士は、不吉な予感を胸にモンチョイと現場へ向かう。棺の中で眠っていたのは、山猿の姿をした伝説の妖怪「山魈」だった。フー隊長はこの妖怪キョンシーを万博に出品して出世をもくろむが、途中でお札がはがれて封印が解かれてしまう。一方、チュウサムはモンチョイの婚約にあたって結納金を工面するため、古くから財宝を守ってきた妖怪「黄妖」のもとを訪れる。黄妖が妖怪であると知りつつも、その美しさに惹かれていくチュウサムだったが……。長年にわたって同シリーズに出演してきたチン・シュウホウがハオ道士役を務める。「のむコレ3」(2019年11月15日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。

「ロバマン」2019年/日本 配給:TOCANA
「いかレスラー」「コアラ課長」の奇才・河崎実監督が人気ラジオパーソナリティの吉田照美主演で描いた異色の特撮ヒーロー映画。ロバ星人から超能力を授かった老人が正義のヒーロー「ロバマン」となって活躍する姿を描く。定年を過ぎた68歳の吉村は、妻からは疎まれ、娘にも敬遠される孤独な毎日を送っている。世間を騒がす事件や事故についてラジオに投稿したり、ネットで叩いたりすることを生きがいにしているが、現実では行列の割り込みや騒ぐ客に直面しても注意すらできない。ある日、散歩の途中でUFOに遭遇した彼は、ロバそっくりな宇宙人に仲間と勘違いされてしまい……。吉田とラジオ番組でも共演している「欅坂46」の小池美波のほか、みうらじゅん、伊東四朗ら個性豊かなキャストがそろう。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。


「隠れビッチ”やってました。」 2019年/日本
配給:キノフィルムズ
あらいぴろよの同名コミックエッセイを、「旅猫リポート」「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の三木康一郎監督が映画化。見た目は清楚だが思わせぶりな言動で男を翻弄する「隠れビッチ」な女性の恋模様を描いた。異性からモテ続けることで承認欲求を満たしてきた女性ひろみは、相手の気持ちだけをもてあそびながら体の関係は断るというゲームのようなやり口で恋愛を楽しんでいた。そんな彼女の様子に、ルームメイトであるバイセクシャルの晃と恋愛に失敗してばかりの親友・彩は驚きを隠せずにいた。見た目は清楚だが計算し尽くした言動で男を落とすハンターぶりから、彩は彼女を「隠れビッチ」と名付ける。そんなある日、職場に気になる男性が現れたことで初めて自分の本音と向き合うことになったひろみは、晃からの叱咤を受け、「自分に必要なもの」を探し始めるが……。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の佐久間由衣が映画初主演を務め、村上虹郎、大後寿々花、森山未來ら実力派が共演。


「殺さない彼と死なない彼女」2019年/日本
配給:KADOKAWA、ポニーキャニオン
SNS漫画家・世紀末によるTwitter発の人気コミックを、「帝一の國」の間宮祥太朗&「ママレード・ボーイ」の桜井日奈子のダブル主演で実写映画化。何にも興味が持てず退屈な日々を送る男子高校生・小坂れいは、教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野ななに遭遇する。ネガティブでリストカット常習犯だが虫の命は大切に扱う彼女に興味を抱く小坂。それまで周囲から変人扱いされていた鹿野だったが、小坂と本音で話すうちに、2人で一緒に過ごすことが当たり前になっていく。「逆光の頃」の小林啓一が監督・脚本を手がける。

福井での公開を実現して欲しいです?


 

「今さら言えない小さな秘密」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月14日(土)15時53分42秒
  チラシの写真ではピエトロ・ジェルミの「鉄道員」のやうな世界かな?と思ったが
それも冒頭だけで実際は結婚してる子持ち夫婦のロマンチック・コメディ。
南仏の田舎みたいで日本で云うなら瀬戸内の離れ小島みたいなとこか。
高峰秀子が先生役の「二十四の瞳」のやうな村が広がってた

最初 随分と自転車に こだわるな。と訝し気に感じてたが ツールド・フランスを
思い出し仏人と自転車との結び付きの強さに合点した。
主人公夫婦のやうな人は私が住んでる町内にも実は居て その分 等身大で映画を
楽しめた。仏映画って云うとパリだのシャンゼリデだのブローニュだの
アパルトマンだのカンヌだのニースだのと言葉が浮かぶが それらと一切
関係が無い普通の仏人の普通の暮らしが垣間見れて得点力は高かった。

原作がイラストレーターに依って書かれ 漫画家が作業に加わったさうな。
その味わいが巧く融合されてると感心した。
 

「ガーンジー島の読書会の秘密」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月11日(水)21時02分37秒
  前作は観て無いが本編だけでも結構 楽しめた。
1940年代の英国の農民も含めたファッションが興味深く社会風俗的にも
楽しめた。最後には結ばれる男女だが男は長身で女は(超)美形。
サスペンスって事も有ってヒッチコックの映画「裏窓」の長身&美女コンビ
ジェームス・スチュァート&グレース・ケリーを想起させた。

只 映画としては主人公ぢゃ無くエリザベスと云う異国で横死した方に目線が
行った。まるでコルベ神父のやうな死に方を選んだ彼女だったが心根的には
蟻の街のマリアのやうな心根だったかと思った。マリヤ事 北原怜子は列聖の前
尊者の称号をバチカンから賜ったが国教会は どう云う扱いをするのか
その後の展開に興味を持った。

舞台は第二次大戦のドイツに占領された英国領の読書会だが
第一次大戦で日本が占領したドイツ領のチンタオの独軍捕虜が収容先の
日本で広めたのが確か合唱の「第九」だったと聞く。
何度もテレビで取り上げられミニのドラマにも為ったけど本格的に映画化
されないか・・と思った。
 

「ブルーアワーに ぶっ飛ばす」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年12月 8日(日)21時07分2秒
  実は此の映画 間違えた映画だった。
間違えた。云うんは 明日は新聞 休みの今日の新聞の映画案内 眺めてて
観に行くつもりで居た別な映画の上映開始が17時台だったんで来てみたら
此れが此の映画=つまり本編だった。
館の外の映画案内表 改めて見て気が付いた。新聞の「今日の案内」ぢゃ無く
「明日の案内」眺めてた・・と。観たい映画の時間割 今日と明日で違ってたのだ!
ま ホモ映画以外は「とりあへづ何でも挑戦!」のスタンスなんで臆する事も
無く「ブルー・・」を観始めた。

のだけど 最初の三分の二は全然 付いて行けなかった。
ジャニス・ジョプリンが田舎から都会に出て来て一人で はしゃいでるかのやうな
30女が主人公で何か薬でも やってるのか?と思ったくらい。
それが茨木の実家に帰省し 実家の雰囲気で彼女が(彼女の連れも)在日だと
気付いた。以降は その目線で見れたので それなりに楽しめた。
チラシの説明では「秘密の友だち」と書かれて有ったが それって在日同胞の
友だちだと受け取ったのだが如何に?
実際 日本の放送業界には在日が多いと聞くし あのテンションの高さは
子供の時分からニンニクでも食ってないと出せない高さだと感じるのだけど。
=と書くと「差別」に為るのかも知れないのだが。

主人公は在日の三世だと判断するのだけど 日本に居ては差別され朝鮮に戻っても
今や居場所も無く気持ち的には無国籍状態の苛立ちが感じ取れる。
そんな主人公を友だちは一歩も二歩も引いた覚めた目で見てる。
主人公より少しだけ日本に同化してるやうに感じた。
日本の女子の青春映画の形を取りつつ 実は在日女子の青春がモチーフに
為ってると感じた。
さう云う意で観る気が無かったのに瓢箪から駒的に新しい発見して得した気分だった。
 

「ピータールー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月29日(金)20時31分13秒
  政治的メッセージが濃い作品と踏んだんで家を出る時 頭が痛く為ったら無理せづ
途中退席すると思いつつ観始めたけど実際 退出もせづ一瀉千里で読み終えた。
読み終えた。ってな感で何か英文学の歴史物を映像で見てる。そんな印象。
硬派な映画が お好きなベネチアで賞を頂いたのも頷けた。

ワーテルローを扱った映画は数 多けれど その後と為るとリリアン・ハーベィの
名唱で有名な「会議は踊る」に為ってしまうので 往時の英国庶民の暮らしが
垣間見えて(言葉は悪いけど)楽しめた。
殺戮の場面の踏まれた赤ん坊は「戦艦ポチョムキン」の神話化された石段の
乳母車を想起させ巧い作りだな。と思った。
血の集会が有ってもロシアや仏みたいに王政打倒に向かわないのは国民性だと
思う。最後は自制するんがプライド高い英国紳士・淑女だと感じる。
そんな点が英国王室と日本の皇室の結びつきの強さの背景と感じた。
同調する相互の国民性って意味で。

集会の前に「♪ホサナ ホサナ ダビデの子」で有名な待降節の讃美歌が
演奏され ラストの場面は墓地で埋葬の「塵は塵に 土は土に」の牧師の
アーメンで終わったので王室を頂点とする英国国教会の強い影響力を感じた。
さうした「国体」には英国民は逆らえないので英国で暴力革命が成功しない
のかと思う。
 

「ハワーズ エンド」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月28日(木)14時39分52秒
  何気に観始めたが皮肉ぢゃ無く良質なサブミナル・テープ聴いてるやうに
気持ちの良い眠りに誘われるやうだった。
何処を切っても英国文化 そんな映画だった。

レトロなクルマと馬車が往来で行き来するので前世紀初頭が舞台と直ぐ
判ったし 人物達の喋りがキングズ・イングリッシュぽかったんで英国が
舞台とも承知した。書かれて有るチラシに依ると中産階級の二つの家族が
テーマに為ってるらしかったけど当時の中産階級って今の日本の年収
2千万以上クラスの暮らしぶりで当時の大英帝国の威光と威勢を感じた。
二つの男女のカップルが居て 聡明な姉は金持ち男と再婚ってな方向に向かい
芸術肌の妹は星を見るのが好きと云う妻が居る男の 子を身ごもる。
最後はアガサ・クリスティのやうなドンデン返しが有るんだが
それが英国らしいブラック・ユーモァかと受け取った。

配役で知ってたんは ヴァネッサ・レッドグレーブ だけ。
「キャメロット」「裸足のイサドラ」と此の人はホント 前時代的な伝説の役が
似合ってる。女で優れた者と書いて女優と呼ばせるが自分に無い物は
出せない。此の人には さう云うキャラ・資質が元々備わってると感じる。
 

「エイス・グレード」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月23日(土)18時44分2秒
  もう少しで書き終えるとこでミスタッチしたのか全文 消えてしもうた。
何だか追い掛けて居た女に逃げられたみたいで憤懣やるかた無し。
改めてペン握るのって正直 面倒くさい。

ロり好きなので観始めたのだが本編では もう主人公は二十歳の趣。
メイクの力の凄さを改めて感じたのだが 私的には此れは娘を持つ父親の映画
だと受け取った。どんな仔細か知らねども娘一人・父一人の生活で父親は
娘が近い将来 泣く事にも為る障害物を前 持って どかして上げやうとの
親心なんだが 娘には其れが「アタシを信じて居ない証拠」と写り 何かに付け
父親に反発・反抗してる図。そんな娘が愛おしく感じてる父親なんだが
娘は「きもい」と感じるだけ。何処も同じ家庭の夕暮れ・・(と未婚の一人暮らしは思ふ)。

チラシの説明では「全米で社会現象を起こした映画」らしく 思わづ
1955年に似た現象を起こした名作「ピクニック」のキム・ノバックや
ロザリンド・ラッセルの顔を思い出したのだがピクニック並みの騒動に実際
為ってるのか疑わしく感じた。
伝説化された古典の旧作は新作百本に勝るのだけど。
 

「帰れない二人」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月14日(木)23時21分59秒
  邦題が甘甘だと思ったのでケチ付けやうと観始めたが結果 邦題通りの映画だった。
只 日本的な閉塞感では無く大陸的な大らかさの意味でだが。

冒頭 戦前の上海に居たやうな怪しげな女の魅力に魅せられた。
後半 刑期を終え出所してメイクを少し落としたが それでも魅力的で
国際的な女優賞を二つも得てるのを後で知り納得した。
体形的にも顔的にも中国美人なんで欧米の映画界では引っ張りだこに為るな。
と感じた。
映画的には中国の社会風俗が興味が そそられた。
路線バスの中で平気で煙草 喫うオジサンが多数 居て 何だか昭和30年代の
福井市内のボンネットバスの中の景色が思い出された。
前半部の舞台は炭鉱の町だったんで李香蘭が少女時代に住んでた撫順かと
思ってたら「大同」って云う町らしかった。前半部のノリは日本の焼け跡・闇市
時代の新宿の安藤組(安藤 昇)のノリだったが後半部は落ち着いた話の展開に
為って来て等身大で見れた。

ヒロインを演じた女優は初めて見る人だったが 凛!としたとこが好きだった
范 文雀 と似てたんで見惚れて居た。
 

「トール キン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年11月 9日(土)18時50分26秒
  共演の女優は何処となうインドの血が入ってる顔立ちで英国なら それも有るかと
思った。東インド会社的な昔の歴史との絡みで。

物語は英国の著名なファンタジー作家の若かりし頃の話を彼の知人が読み聞かせ
してるやうなスタイルで 時代も第一次の大戦前後だし当時の風俗が目新しく
その点は面白かった。ラッパ型の蓄音機とかチャールストンの流行り立ちの頃の
高級社交場とか百年前の景色は逆に新鮮に写る。米映画「ジョニーは戦場に行った」
の主人公が置かれたやうな社会状況の中 文系の学生が尉官として戦場に赴くんは
かっての日本の明治神宮外苑の「学徒出陣 壮行会」の文系学生と似た思いかと
感じた。

前半の少年時代の回想でチャンバラしてる場面が出てたけど 本人はアーサー王の
円卓騎士にでも為った気で居るのか・・?と思った。
フランコ・ネロだったが演じた映画「キャメロット」の戦闘シーンを想い出したのだが。
 

リクエスト

 投稿者: ミニ  投稿日:2019年11月 3日(日)13時49分31秒
  花と雨、上映お願いします。  

「あなたの名前を呼べたなら」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月25日(金)18時09分4秒
  文中「心の旅路」って云うフレーズが出たので思わず好きなグリア・ガースンの
同名映画を想い出したのだが本編のエンディングのトーンも そんな色合いだった。

邦題が気に入らぬ。原題は「Sir」なので「旦那様」みたいな色合いか。
それでは客が呼べないと日本の配給元が色を付けたんだろうが どうなのかなぁ・・。
ウリの問題なので どう・かうは云いたくは無いのだけど カンヌで基金賞まで得た
新進監督の意欲作だろから此処は冒険して原題通りの邦題を付けて欲しかった。

物語は洋風なイケメン金持ち男子&庶民的な顔立ち女子の恋愛モノで 女子のバツイチってのが
女子の心のトゲみたいに為ってる感じで 邦画の上原 謙&田中 絹代 の「愛染かつら」
みたいな設定だった。従来 インド映画って云うとエノケンの「孫悟空」のやうな
ミュージカル仕立ての飛んだり・跳ねたりのイメージなんだけど 本作はジックリとした
フツーのドラマで何やら成熟して来たインド映画ってな印象だった。

全体として 1940年代前半のハリウッド映画みたいに健全な映画で
僕は かうした前近代的 云うか大時代的な男女の絡みって好きだな。
お互いを傷つけ合うやうな映画は観てて疲れます。
 

ジャズ!

 投稿者: 小橋健太ろう  投稿日:2019年10月23日(水)18時32分25秒
  福井に居ながらにして、「ビル・エバンス」「ブルーノート・レコード」のジャズ映画2本も鑑賞できました。
メトロ劇場のおかげです。
ジャズを好きになったのは、浪人生の頃に見た「真夏の夜のジャズ」がきっかけです。
スクリーンの中で動いているミュージシャン、大音量で聴くペットやベースの音にわくわくします。
機会があれば「真夏の夜のジャズ」をお願いします。
 

「APOLLO Ⅱ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月17日(木)20時01分4秒
  何気に観始めたが 中々どうして。
大して期待も して無かったけど最後はパワーが貰えた。
やっぱ かうした誰も傷つけ無い映画って必要だと思う。
最近は月面着陸が嘘八白ってな話も聞くが仮に さうだとしてアノ時に全世界が
一体に為れたんは確実にホントなんで さうした社会現象の方を大事にしたいと思う。

当時は私は高一の初夏。たまたま通り掛かった地元の町立のプールのプールサイドの
拡声器からラヂオ中継のアポロの偉業が刻一刻と大音響で流れて来てたんが
昨日の如く思い出される。時代が変わる!世界が変わる!に連られアタシの人生も
変わる!そんな思いが した。実際 あれから何も全て変わっては無いのだが
変わると信じた自分が居たんは確か。そんな自分を思い出しパワーが貰えた。

当時の8年前にケネディは人類を月に送る!と公に ぶち挙げたが後年 暗殺され
代わった大のケネディ嫌いのニクソンが彼の公約を成し遂げた。
歴史の皮肉だな・・と思う。

 

私もNHK観ました

 投稿者: nhkみまし太  投稿日:2019年10月17日(木)02時29分16秒
  番組からの情報しか分からないので、不適切なものばかりかもしれませんけど、東京と福井の両立について思いついた案を書きます。
気を悪くされたら、お詫びします。

* 福井の負担や福井で使う時間をもう少し減らせないか。

* システムエンジニアの技量を活かして、東京でもう少し福井のことをやれないか。

* 福井に置いたパソコンを東京から操作。
映画館運営用の様々なシステムをパソコンに載せて。
既存の適当なソフトがあればそれを。
なければ自作で。

* 福井の社員さんやアルバイトさんとパソコンで、画面で話し合ったり、システムを一緒に操作したり。
社員さん、アルバイトさんの何人かにはそういうことができるようになってもらって。当然教育をして。

* 「監視」カメラではなく、「ご様子拝見」カメラ(実体は監視カメラですけど (^ ^;))をメトロ劇場の適当なところに何台か設置し、その映像をリアルタイムでも録画でも、東京(その他どこ)でもパソコンで見られるように。
映画を観終わったお客さんたちの表情やお喋りを知ることができるように。
勿論、そのカメラのことはお客さんにわかるようにしておいて。

* さらに進めて、「お話、お聞かせください」カメラを同様に設置する。
お客さんが館主さんになんか言いたいことがある時は、お客さんがこのカメラのスイッチを入れて、カメラに対して話すことができるように。
館主さんは後で何らかの形でご返事する。
お客さんのみんながパソコンを操作できるわけではないはず、BBSに書き込めるわけではないはず。
そういうお客さんの生の声も聞けるように。

* お父様がラジオでされていたように、上映予定の映画について、そのよさ、見所、裏話、などなどをホームページで紹介する。
今は各映画のデータをホームページに載せているだけでは。
館主さんだけでは負担が大きすぎるので、社員さんやアルバイトさんもできるように教育して。

* さらには、旧作映画の場合はそれを観たことのある方たちも自由に書き込めるようにして。
書き込むのは、メトロ劇場のお客さんに限らず、日本中の、世界中の、誰でも。
ただし日本語で。
書きたい人は大勢いるはず。
今はBBSにお客さんが観た感想を書いている。これを拡大発展させたイメージ。

* 要は、全体として、お客さんと一緒に、対話しながら、映画館、映画上映をやっていく、というイメージ。

どうぞご自愛を。
それでは。
 

希望

 投稿者: iii  投稿日:2019年10月15日(火)22時17分43秒
  宮本君から君へ…みたいです、映画館で見たいです。
今現在、見れるとこは近くて滋賀か京都。
是非お願いします。
 

NHK観ました!

 投稿者: くまごろう  投稿日:2019年10月14日(月)18時47分12秒
  はじめまして、北海道札幌のくまごろうと申します。
NHKいま観終わりました。感動しました。
なにもできませんが、どうか後悔のないように、頑張りすぎず、でも頑張ってください。
いつか伺いたいと思いました。
ありがとうございました。

 

「存在のない子供たち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月 9日(水)21時11分32秒
  タイトルも さうだけど登場人物が皆 一様に等身大で生きてるので話の筋が解り易く
好感を感じた。2時間モノが1時間のテレビドラマのやうに見えたので良作なのだろう。

主人公の12歳と思われる少年は両親を「自分を産んだ罪」で最後に訴えるのだけど
私も未婚なので気持ちは痛い程 解る。が 訴えられた両親の法廷で困惑するばかり・・。
ってのも頷いてしまう自分が居て カルマの縁切りは簡単では無いなと改めて思う。

今 インドは経済が好調なので色々な国から出稼ぎに来てるやうだ。
本編でもエチオピアとかレバノンとか雑多な国籍の人が登場して居た。
特に遊園地で掃除婦してる褐色の肌の女子など一人で赤ん坊 育て尚且 本国の
両親に仕送りしてる暮らしで 何だか戦前の日本女性を見るが如き思いで有ったのだが
その赤ん坊が中々の芸達者で思わづ昔の邦画の「警察日記」の名子役 二木てるみ を
想い出した。撮り方は手持ちキャメラをブンブン回してる印象で仏のゴダール監督の
「勝手にしやがれ」の手法なんだろうけど 何だか本邦の歌謡の「ガード下の靴磨き」の
世界のやうにも感じた。少年は頭が良いし度胸も有るので長ずればラッキー・
ルチアーノのやうな暗黒街の大物に成りさうな気配。続編 作るとしたら そっちの
方に映画が向かう感じ。本編は家族の問題でも親子の問題でも無く単に お金の問題。

オスカー&ゴールデン・グローブと二つの外国語映画賞にノミネートさせた米国。
かうしたケレン味なく日々の生活費の問題を扱う映画は作れないのだろ。
それがダブル・ノミネートに至った背景だと感じた。
 

「さらば愛しきアウトロー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年10月 3日(木)15時35分56秒
  チラシの写真を見ると主演のロバートも随分と老けたな・・と しみじみ思う。
1970年代当時 ファンクラブにも入ってたバーブラ・ストライサンドの相手役として
貴公子然とした立ち居振る舞いの映画「追憶」のイメージが強く イケメンも
老人に為るのか・・と つくづく思う。
が さうしたセンチメンタルな気分も最初だけで映画の出来が素晴らしく
グイグイ愛しきアウトローの世界に引っ張られて行った。秀作だと思う。

映画としては主演は銀行強盗では無く主犯を追う刑事に置いてる気が した。
ビリーザ・キッドを追い掛けたパット・ギャレットみたいに。
サンダス・キッドを追い掛けたピンカートンみたいに。
ロバートが未だ鳴かず飛ばずの時代に主演した「明日に向かって撃て!」の
サンダスキッド役は彼の出世作と為ったが その映画の冒頭部では
無声映画の名作「大列車強盗」の一部が使われて居た。
本編では刹那的に2か所 カラミティ・ジェーンかベル・スターを模した
と思われる白黒映画のワンシーンが挿入されて かなり意識してるやうに
感じた。映画の男女の絡みの景色は「追憶」の景色と似てる気がする。

兎に角 1970年代に熱烈に好きだった女優の恋のアイカタを務めた
男優の引退作なので色々感慨 云うか 思うとこが多い映画だった。
 

「家族にサルーテ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月27日(金)19時10分51秒
  スペイン語では乾杯!はサルーって云うのでサルーテが乾杯の意味なのは
直ぐ判ったけど それほど単純な乾杯の映画でも無かった。
強いて云うならグランド・ホテル・スタイルで私が好きな木下恵介監督の
「破れ太鼓」に近いドタバタ劇だった。

色々な悩みや問題を抱えてる夫婦が登場し その中で心 傷める小さい子も居て
その辺がイタリア人好みかな?と思った。イタリアは今でもカトリック強国で
避妊も避ける傾向が強く 依って大家族に発展する 又 憧れる面も有ろうかと
思う。さう云う国の気質に合致しメガトン級のヒットと為ったのだと感じた。
バックに流れる音楽もニーノ・ロータっぽく 物語手法も起承転結 有って
此方も根は保守的な国民性に合ってる気が した。




 

「おいしい家族」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月26日(木)16時45分37秒
  かなりの抱腹絶倒を期待してたんだが悪い意味で予想が外れた。

冒頭の東京の場面だけで1970年前後の映画を思い描いてると感じて
以降の島に帰った家の仏間の壁に1977年のカレンダのペナントの
やうな物が さりげ無く飾られ居るのを見て 監督は70年代の
斬新な映画を目指してるなと確信した。
が それが私には陳腐で詰まらなさを感じた。
正直 久しぶりに見た「詰まらん映画」だった。

実家の家の仏間で大乗仏教の法華経が法事で読まれ 実家の弟の嫁が上座仏教の
権化のスリランカの人で 家の隣がプロテスタント系の教会堂なら
父親が女装趣味が高じてコスモ(ポリタン)に為るのか・・?と納得した。

入館する前 30分ばかし時間が有ったんで近くの喫茶に初めて入ったら
中はメッサ昭和館だった。映画の東京の場面の喫茶も どう見ても昭和風で
客も店員も主人公夫婦も昭和の色だった。
監督は昭和の映画を作りたかったんだと思う。只 それが成功したとは思えない。
本編に助成金を与える書類にハンコ押した文化庁の某役人・・始末書だと思ふ。
 

シネマ哲学カフェやります

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 9月21日(土)00時01分37秒
  【シネマ哲学カフェやります!】
作品:存在のない子供たち
日にち:9月28日(土)
上映時間:12:50~(2時間5分)
哲学カフェ会場:福井パレスホテル2階 レストラン・クレドール
哲学カフェ参加費:クレドールのオーダー(ワンドリンクをお願いします)
哲学カフェ時間:15:20~17:20(予定)

参加希望の方は、レストランへの連絡のため、9/25夕方までに若泉へ連絡ください
tel.090-7083-8921
メール:waka3●rk9.so-net.ne.jp
※●→@にしてください

よろしくお願いいたします。

http://sonzai-movie.jp/

 

「ゴールデン・リバー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月13日(金)19時00分29秒
  採掘権を巡るドンバチかと思いきや相当に重たい映画だった。
フレンチのやうな西部劇で実際 仏国でも監督賞 得て居るのださうだ。
ベネチアでも監督賞。だから悪い映画でも無いのだが何かが足り無い。
それが作品賞に届かなった理由かな?と感じた。

舞台は1851年 云うから西部開拓史の初期なんだろうけど有名な
ブッチ&サンダスが活躍する かなり前だろか。破天荒な生き方を する
兄弟の話。最後は故郷の母の元に帰りジョン・フォードの世界を
彷彿と させた。新感覚の西部劇!とでも言いたげの作りだったのだけど
私的に かなりの消化不良さを感じた。
見終え ハワード・フォークス監督の「赤い河」を再見したく為った。
 

「COLD WAR」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 9月 7日(土)16時41分41秒
  私の世代だと「冷たい戦争」ってのは大戦後の東西冷戦時の事だと
スグ解るけど今の若い人らは もっと違った意味合いに題名を
捉えるんだろうな・・と見終えて思った。
かく云いながらも私が生まれる前の時代から物語は始まるのだけど。

冒頭 モンゴリアン系の顔立ちの大写しが有ったのでソ満国境の話かと
思ったら農夫の家に宗教画のイコンが掲げられてたので直ぐにポーランドの
話だと判った。モスクワの総大司教座から発せられたで有ろうイコンが
共産主義時代に近隣の田舎村の壁に置かれて有るってのが印象的だった。

主人公は農家の歌好き少女から最後はパリの歌姫に伸し上がるのだけど
当然 後押し して呉れる音楽関係の男は居る訳で その男女の絡みが
伏線として描かれて ロシアの赤軍の男性コーラスの女版のやうな女性合唱
が始まり・黎明期のロックの名曲だの・ラヂオからビリー(ホリディ)が
流れたりで・音楽の変遷ぶりが面白かった。彼女自身は声がハスキーなので
同じ声質のアニタ・オディを想い出した。
最後に「両親に捧ぐ」と表記が出たので 作者の両親へのレクイエムかと思う。

アニタにせよ ビリーにせよ 以前は私もワンカラの方で歌った。
アニタの持ち歌は2曲だったか ビリーは数曲 DAMの方に載ってた。
ので久しぶりにジャズを歌ってみたく為った。
映画は賞まで辿り着くまでは簡単では無いけどノミネートなら比較的
簡単だった思う。玄人好みの映画だから審査員の受けは良いのだと感ずる。

 

「パリ、嘘つきな恋」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 8月30日(金)14時35分58秒
  ゲイル&クローデット共演の「或る夜の出来事」のやうな世界なんだが
仏映画らしい流線形で割りとゴツゴツ感も無かった。
仏人が目指す人生観が如実に出てて心地よかった。

主人公の男は社会的地位も有り・女にも不自由せづ・友達が医者と云う
何処から見ても勝ち組だが そんな社会的位置を保持するのに日々キュウキュウで
何だか哀れにも見へた。 かなりエスプリが利いたドラマだった。
館内に灯が出てから 男の其の後が知りたく為った。
主役を演じたんが往年の米国のボブ・ホープのやうな立ち位置に有る方
なので続編が将来 作られる可能性 濃厚と感じた。
 

上映希望です!

 投稿者:  投稿日:2019年 7月22日(月)11時21分43秒
  ニューヨーク公共図書館 エクスリブリスを上映してほしいです。全国の上映館の中で、福井県内は上映予定がないようです。東京や大阪で満席、立ち見が出るほどの人気だと聞いてます。ぜひ見に空きたいのでご検討おねがいします!!  

イメージの本

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 7月15日(月)22時08分48秒
  処刑を含むISの広報映像について、ゴダールが映像製作者としての応答を映像と言葉で行っている。そのこと自体がとても重要だ。ISによる「本歌取り」に対して、ハリウッドからの回答はあったのだろうか。ないのではないか。
「言葉は言語たり得ていない」とテキストで示されたけれども、映像はどうなのか、という問いを突き付ける。
その問いには、「映像が言語なら、言葉とどう違うのか」という問いも隠されているように思う。
言葉と映像とは同じではない。
イメージの本とは、「言葉の本」とはちがう。それは「本にならない本」ではないか。数学はまったくわからないが、二乗するとマイナスになる虚数のようなもので、「ある」と仮定して議論していくことが必要なのではないかと思った。
そうでなければ、ISの処刑映像について、残酷性について、表現の自由について、議論できないではないか。
 

岬の兄妹

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 7月 1日(月)22時12分41秒
  観終わって何も言えなかった。
現実にあるにも関わらず表に出てこないことを映画にしていると思った。
賛否、好き嫌いが分かれる映画だと思う。
その上で上映をしてくれたことに感謝します。
 

「マイ・ブック・ショップ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 6月22日(土)16時32分38秒
  予想通りの英国風の佳作。

港湾の景色やフェリーも見えたので自分的にはアイルランドのダブリンかと
思ってたが どうも純粋に英国内の話らしい。
ヒロインは真面目で隠れ巨乳の中年女性。しかも本好きなので好感度 高く
等身大の映画として楽しめた。
冒頭 ジョー・スタッフフォードが品 良く唄う「ニューヨークの秋」の
やうな世界が広がり 途中からジョニー・ソマーズの青春歌謡に似た
音楽性が背景に流れ 1950年代後半より かなり前の時代を感じた。

私的にも通ってた保育所の保母サンとか小一や小二の頃の担任の女教諭の
顔が懐かしく浮かびアーカイブな映画だった。
米国映画なら社会派の映画に為るのだろうが 英国映画だけ在って
最後まで文化映画のスタンスを崩さづ日本人の感性にもシックリした
名画だった。かう云う口コミだけでも良さが判る名品には客が入って
貰いたいと思ふ 。=「通」の為の「通」な映画。

 

「盆唄」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 6月15日(土)15時40分13秒
  丁度 1か月ぶりの入館。

文化庁の補助金が下りるだけ有ってナカナカ重厚な作品で見終えるのも疲れた。
所謂 フクシマ物なんだけど それだけで終わらづハワイの日系移民の話にまで
引っ張って行ったのには驚いたが 少し欲張り過ぎと感じた。
それを割愛すれば1時間40分で丁度 見頃と思うのだけど 昨今は何が何でも
2時間越えが至上命令のやうな映画界では正直 高齢者は疲れる。
映画の落日の要因の一つに それが挙げられる?と日頃 思ふのだが・・。

さて 本編。
登場人物は皆 飾り気が無く好感を感ずる。さうした映像が撮れたんも
制作スタッフの努力の賜物で それで成功してる映画だと思う。
女性の実家の本家が元々は富山で其処は嫁ぎ先の曹洞宗と違い真宗で
聞き慣れた経や聖教が本家の長の口から こぼれ 流石 福井同様
富山も真宗王国だな・・と感じた。
その場面の前のアニメは「日本 昔話」(テレビ番組)のやうな味が有り
まるでNHKの「歴史ヒストリア」のやうな雰囲気が有った。

総じて原発被害の話では無く 地方再生の話で 其処が国の機関が推す
理由かな?と思うけど かうした前向き志向の映画には文化庁もドンドン
補助金 出してもエエかと思ふ。
ハワイ移民の苦労話で登場した当時 流行った曲が流れた場面では
戦前の大陸歌謡の「夕日は落ちて」「急げ幌馬車」「国境の街」等の歌詞を
思い出して居た。
 

ハーツ・ビート・ラウド

 投稿者: 髙野  投稿日:2019年 6月 9日(日)13時48分14秒
  リクエストします。  

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月16日(木)09時40分22秒
  女優 京マチ子さんが亡くなりました。
で 哀悼の為 メモリアル上映を願います。
希望作品は「羅生門」(1950年)・「雨月物語」(1953年)。
 

「ブラック・クランズマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月11日(土)15時25分56秒
  帰宅して改めてチラシ見たら ゴールデン・グローブにカンヌにオスカーと
候補なり受賞の文句が並んでた。正直 こんたけ並んで面白く無い訳も無いと
再度 納得した。政治的メッセージを娯楽に包む米国映画らしい秀作と後世
名を残すだろな・・と思う。

冒頭 名画ファンなら誰でも知ってる「風とともに去りぬ」の雄大な傷病兵の中を
彷徨う女の場面が現れ 1970年代に一時 流行った黒人活劇映画のポスターが
貼られ 音楽はゴスペルやらクイシー・ジョーンズ・タッチだの適材適所に使われ
上手い映画だなぁ~が印象として残った。本来 国として隠して置きたい国内の
人種差別問題。それを娯楽作品に仕上げ海外にまで輸出し一儲け企むってのは
良い意味でも悪い意味でも米国の国力・思考の多様性から来る懐の深さ だと
改めて感じた。

周辺地域を侵略しつつも その文化や習慣を認め取り込む事に依って巨大化した
古代ローマ帝国と比べても それほど遜色ない米国映画の一強もマダマダ続き・・・さう。
 

「シンプルフェイバー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月10日(金)22時52分35秒
  面白ろ過ぎて帰りにケイタイを座席に置き忘れた。
こんなこつは初めての経験で よっぽど面白かったんだろと改めて思う。
フッショナブルで粋で少しコミカルで背景音楽が斬新で 昔 観た
オードリィ主演の「シャレード」を想い出したが アイカタの男がケーリー・
グラントのやうな熟年ぢゃ無く若かったんで その辺が物語のテンポが
早く為った一因かと感じた。

音楽が斬新と云ったけど冒頭の2曲は耳に馴染んだ名曲。おそらく50年代の
オールディズだったかと思う。中頃の曲は60年代のカンツォーネだと踏んだ
のだけど シカと答えられ無いのが歌好きな身として口惜しい。
さうした背景音楽が流れる中 現代のマイアミを闊歩するオシャレな長身女が
登場するんだから実に粋な映画。戦前の邦画なら帝劇に出掛けるモガのやうな
雰囲気。が 主人公は真逆のダサイ女で彼女が殺人事件の謎解きを してゆく
展開で 80年代だったかテレビ・シリーズの「ジェシカおばさんの事件簿」
のやうなトーン・色合い だった。


転んでもタダは起きない女の したたかさ学ぶには良き教材。

 

リクエスト。 

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月 5日(日)20時16分11秒
  来年の無声映画上映作に洋画の1本を加えて下さい。
出来れば ルドルフ・ヴァレンティノ&グロリア・スワンソン 共演の
恋愛モノ。
 

「番場の忠太郎」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月 5日(日)20時09分48秒
  私など物語は新国劇のメージだけど 監督の稲垣サンは若かりし頃
かう云う場所で腕を磨いて居たのかと少しシンミリした。
知恵蔵プロダクションはスター俳優が独立したハシリの黎明期。
さそかし御大(おんたい)も血気盛んで やる気 満々だった
のだろう。画面から そんな熱気が感じられた。

山田 五十鈴が若干14歳の時の映画ださうだ。
時代劇で主人公の妹役を演じた原 節子の二作目が
確か15歳の時。随分と早いやうにも感ずるが今の
AKBの研究生なんぞは もっと若いので芸能界は
今も昔も それが普通なのかと思う。

舞台の名品なので おそらく何度もリメイクされてる作品
なんだろうけどエンディングの結末は真逆の2種類 有るの
ださうだが 原作者の思いは別として私的には此方が好き。
大甘なストリィと為ってしまうんだけど 現実には有り得ない
ファンタジーだからこそ木戸銭 払う値打ちも有ると云うもの。
厳しいエンディング観て 明日~の厳しい現実社会には立ち
向かえない。向かえる為の映画と云う糧なのだ。

今は昔。当時の市内の何処ぞの映画館でも上映された本編なのだろ。
昔は今。当時の観客と同じ空気を身に感じられ至福の時だった。
 

「一寸法師」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 5月 5日(日)19時12分18秒
  幼児に慣れ親しんだ御話だが法師と云うからには元々は修行僧ってな
意味合いなのか。原書が書かれたんは室町前期だっかと思うのだけど。

昭和10年のアニメだから鬼籍に入ってる私の両親の時代の映画。
観た・観ないは兎も角 何処かで看板ぐらいは目にしたのか・・。
ってな思いで16分 観て居たが 字幕の「妾」と云う字が「わたし」
と云う読み方・意味合いで つくづく日本語も時代と共に変わる
のだと思い知らされた。冒頭部で「(小僧!)ちょこざいな」。
ってな言い回しが出て来たけど 此れ 昭和30年代のラジオ少年
時代劇「赤胴 鈴之助」の冒頭の入りの部分でも使われてた台詞で
死語に為った科白が懐かしく感じた。

昭和10年。正面 切っての戦争は未だ だけど そろそろ雲行きが
怪しく為り掛けの時代。酒呑童子のやうな怪物退治の御話は何やら
大陸進出の精神的 後押しのやうにも見へた。 
 

リクエスト

 投稿者: サボテン  投稿日:2019年 4月29日(月)22時12分4秒
   homie-kei- チカーノになった日本人    上映してもらえたら嬉しいです!!  

リクエスト

 投稿者: タイムス  投稿日:2019年 4月20日(土)16時23分22秒
  「モードの反逆児」を御願いします。
孤高のデザイナー、本当に将来を期待されていたマックイーン、個人的にも大好きでした。せめて映画を観て在りし日の彼を偲びたいです。ぜひ上映のほどよろしくお願いいたします。
 

「止められるか、俺たちを」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 4月19日(金)17時57分11秒
  懐かしい・・映画だった。内容が云うより時代性が。
舞台は1969年~始まるから実質 70年代の物語だ。
後半に為るが福井映画サークル事務所の留守番なんぞ やってた時代なので
当時を想い起こしながら観てた。実際 当時のサークル事務所の雰囲気と
若松事務所の雰囲気が あまりにも似て居て見惚れてたのが実情。

主演の女子は煙草の持ち方とかポツリ・ポツリと喋る喋り方が石川 生まれの
ジャズ歌手 浅川マキに酷似してたので当時のトンデル女子の典型かと思った。
若松映画そのものは当時(抜けない映画)だったので嫌いだった。
性を武器にして権力者に挑みかかる。ってな構図がイマイマシク嫌悪感
満載で今でも嫌い。

映画とは離れるけど 監督は7年前 タクシーに後ろからハネラレ鬼籍に
入られたやう。亡く為り方が何だか 面白うて・・哀し。
監督の映画思想に共通してる感じに見へてしまう。

http:// 

 

「ヴィヴィアン・ウエストウッド」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 4月12日(金)17時11分37秒
  去年 観た「メットガラ」も さうだったけど本編の大円団のフアッション
ショウも使われた背景音楽はラヴェルの「ボレロ」だった。
衣装デザインに関わる人は女性は押しなべて かうしたシンプルな曲調の
中の激しい浮沈めいたクラシックが御好き?なのかと感じた。
色々ゴテゴテした衣装が多いプロ・デザイナーの感性は存外 中身は
単純明快かもと思う。

映画の前半部は何だか編み物教室に迷い込んだ一個の男性のやうな感覚で
さっぱり中身に入って行けなかったけど 後半以降 手練手管の会計士が
現れ帳簿上の実話を披露して呉れたので面白かった。
前半の5がアートの話・後半の4が実業界の裏話・最後の1が政治的な
メッセージと割り振られてた様子。

彼女が成功を射止めたんは現実から逃げなかったのが要因。
いくら才能が有っても現実と向き合わないと開花しないと・・
帰途に眺めたハザクラ見て自省して思った。

http:// 

 

「洗骨」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 4月11日(木)21時07分15秒
  洗心。と云う言葉が有るけど読後感は そんな感じか。
沖縄のアミニズム一辺倒の話かと思ってたら存外さうでも無く
普通の家族愛の物語だった。

山羊にサトウキビに紺碧の海にで(ひめゆり学徒隊)を思い出し
洞穴の場面で熾烈な火炎放射器をを連想したけど物語の結末は早くに
予想が付いてしまって まるで日本空襲の時の防空壕での出産の実話を
見るが如きで生死一如ってなモチーフなんだろうな。と感じた。
主人公の娘の実家は女系社会 云うか 南国沖縄そのものが
女系社会のやうに感じ取った。こんな可愛い娘が職場に居たら
大概の男は手を出して食べてしまうだろけど 娘は(優しく
されたから身体を提供した)みたいな云い方を して居た。
が 男の目線で云うと(食べたい気が起きたから優しくしただけ)
なんだけど・・な。普段 優しい男でも異性に優しさ出すには
相応の理由が有る。

洗骨。と云う衝撃的な話を出すのなら沖縄のシャーマン(ユタ)も
登場させて欲しかった。その方が物語も膨らんで更に楽しめたかと
思う。


http:// 

 

リクエスト

 投稿者: ミコト  投稿日:2019年 4月 7日(日)18時50分15秒
  「岬の兄妹」上映希望です。
よろしくお願いします。
 

凱旋上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2019年 3月28日(木)10時31分6秒
  2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)の3日間、2018年度作品「黄金の大地」の「凱旋上映会」を行います。

#作品「黄金の大地」は2018年度モンテカルロで開催された”モナコ国際映画祭”において、「最優秀監督賞」・「最優秀脚本賞」・「最優秀撮影賞」・「最優秀編集賞」・「最優秀キャスト賞」の5冠を獲得しました。

#同時上映は2008年度作品「夏の宴」
2008年 リヨン映画祭(フランス)審査員賞
2009年 ベアボーン国際映画祭(アメリカ / オクラホマ)ベスト・シニアー賞 / ツアー国際映画祭(ポーランド)最優秀脚本賞・ティブロン国際映画祭(アメリカ / カリフォルニア) /  トレント映画祭(イタリア / トレント) / ウルグアイ国際映画祭(ウルグアイ / モンテビデオ) / マーベッラ国際映画祭(スペイン / マドリード)ほか入選多数


上映会の詳細は以下の通り。

メトロ劇場:2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)全日共通

18:20  舞台挨拶
18:30 「黄金の大地」上映開始
20:30 「夏の宴」  上映開始
21:50        終映

入場料金:前売り券1,000円  当日券劇場通常料金


『黄金の大地』 上映時間1時間45分 モノクロ 16:9

出演:林 与一・長谷川 かずき・弓澤 公望・山田 昭二・若原 瞳・池脇 晋輔・国木田 かっぱ
監督 / 脚本 / 編集:戸田 博  撮影:ギヨーム・トーブロン  音楽:戸田 美香  制作:花澤 理人・戸田 美香

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/2467.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=VmjcwoceiAc&t=1s

《ストーリー》
自家製のサプリメント(白寿液)を製造している中島義男(林)は薬草採取のため夜ごと山奥に出掛けている。
中島には思いを寄せる女性(若原)がいるが、打ち明ける事も出来ずにずっと独り身の生活を送っていた。
中島はある日、薬草採取に出掛けた山奥で金属探知器を駆使しながら砂金を探す不思議な老人(山田)と出会う。
その老人も独り身で、探り出した砂金を売って生活費を賄うために津々浦々を渡り歩いていると語る。中島はその老人の発する言葉に共鳴し、互いに人生を語り合う仲になる。
長澤佳子(長谷川)は内職によって生活費を賄いながら薬物中毒の夫である公夫(弓澤)を抱えて苦悩の日々を送っている。 佳子は公夫に心の回復を図ろうと努力するが、自暴自棄の公夫には伝わらず亀裂が深まる。
ある日、偶然手に入れたチケットで和太鼓のコンサートに出掛けた中島と山田、そして長澤夫妻。 熱気に包まれた会場内で夫々の思いは交差し、人生の新たな転換点を迎えることになる。



『夏の宴』 上映時間:1時間12分 カラー・ビスタサイズ

出演:岡山 進一・山田 昭二・山本 弥生・堀内 茂昭・山田 こずえ
監督・脚本・撮影・編集:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花澤 理人

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/79.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E

《ストーリー》
定年を迎えた二人の老人は、世間の雑踏から逃れようと車を駆って小旅行に出かける。人里離れた山中に入り、のびのびと自由を満喫する二人であったが、やがて人恋しくなる。やがて、そのへんぴな山中で蕎麦屋を見つける…。そして、二人の老人の不思議な体験はここから始まる。
#福井弁丸出しで進行するコミカル・ファンタジー


*なお、凱旋上映会は4月6日(土曜)~7日(日曜)の2日間で東京の「シネマハウス大塚」でもプログラムを変えて行います。
 https://www.hiroshitodafilm.com

*上映会のお問い合わせ:070-2618-6916
 

「ヘレディタリー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月25日(月)21時46分48秒
  ジュリー・コリンズが清楚に歌う「青春の光と影」(1968年)が
エンド・クレジットで流れ嬉し懐かし だった。
カレッジ・ソングの名品で大学に行けなかった私の応援歌の一曲。
「全ての お伽噺が現実に為ってゆく・・」。の歌詞は泣かせる。

サンダス映画祭で「ホラーの常識を覆した傑作」と評価を受けたらしい
けど 僕は逆に常識通りの手法の映画だと感じた。ウィジャ盤 含め
何でも登場したホラーの小道具&大道具。監督が目指したかったんは
1970年前後のレジェンドなオカルト・ムービーだろから
専門家からは当然の如く万雷の拍手を浴びたのかと・・推察した。
キリスト教学的にはグノーシスの影響が物語の筋としては感じられ
ラストの魔術的継承の儀式はブードゥー教の祭礼のやうに見へた。

冒頭 ジオラマの部屋の大写し~本編の実際の部屋へと移行したのは
オシャレで少し気味が悪い描写だったけど 全ての お伽噺が
現実に為ってゆく。と云う物語のプロローグだったのかと思う。


http:// 

 

「ヴィクトリア女王」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月22日(金)21時04分53秒
  観終えて複雑な気持ち云うか錯綜した心理に為った。
若い頃ならヒューマンなドラマに感涙して帰途に着いた
んだろうが 色々経験すると世の中 複雑怪奇なんが
段々解って来るから さう簡単に涙は流せ無い。
チャンドラ・ボースが若し生きて居て観たら どう思うのか?
が頭を離れ無かった。

前半部の途中で女王の私的に取った行動はズール戦争の
余波だと気が付いた。インドの民衆を敵に回し得た代償が
憎まれるだけではインド皇帝を兼ねる立場上 宜しく無い。
なので宣撫の意味で 花を持たせる意味で 一人の現地男性を
選び女王の総意としたのでは?と感じた。
舞台は王室で政界では無いから其の辺 あからさまな描写は
無かったけど 後半に為って匂わせる女王の科白も有って
得心した。女王その人は日本の貞明皇太后(大正天皇 后)の
やうな頑固で意地っぱりで好き嫌いがハッキリした方だけど
女王が王宮で倒れた場面では皇太后が戦後に皇居内で倒れた話と
重なり 日英の王室の因縁めいたモノを感じた。

主演はオスカー女優らしいが品の良い風格が有る。
英国人を父に持ち主に舞台で活躍した同じオスカー女優の
エセル・バリモアの貫禄を想起させた。

http:// 

 

リクエスト

 投稿者: カナエ  投稿日:2019年 3月22日(金)11時56分0秒
  二人の桃源郷を上映してほしいです。
まだ福井県では上映されていないそうです。

http://kry.co.jp/movie/tougenkyou/

 

「サスペリア」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月19日(火)23時16分36秒
  カウンタでチラシを取り損ね改めて見たらオンタイムで観た
当時のチラシと同じだったんで驚いた。リバイバル上映を鑑み原版は
残して有るのだろうけど一瞬で41年前 某映画館で観入ってた
自分の姿が思い起こされた。

冒頭の豪雨の中のタクシー乗車の場面は思い出したのだが 他は
忘却の彼方だった。全体としてポップアートの世界で 血なんか
完全に絵具でリアリティと対極に有る・其れを目指す作品だと思う。
ドイツのバレエ学校が舞台のホラーなんだけど それ程 オカルト
的でも無くゲルマン民話の焼き直しのやうな印象だった。
名作「第三の男」のラストのポプラ並木を歩く場面が有名なアリダ・
ヴァリの名が出演者の中で目を引いた。

見終へ 館内の下に下りるエレベータに乗ったら東京仕込みのタイトな
妙齢の女性と同衾と為ってしもうた・・。
平日の深夜。裏日本の地方都市の単館で東京女と同じエレベータに為った
のは 此方の方がホラーだった。

http:// 

 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月 9日(土)17時55分43秒
  ジョン・フォードの作品群を お願いします。

http:// 

 

「太陽の塔」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月 9日(土)17時43分33秒
  1970年当時 高2だった私。
お金が無くて観に行かれ無かった大阪・博が かいま見れてヨカッタ。

でも 作品としては失敗。130分で29人のインタビュー。
見てる方は疲れる。これ見よがしに「オカモト 凄いょ!」の連発映像。
通常なら10人~15人でしょ? 木戸銭 払う映像の向こう側に鎮座
まします客の都合を考へない無理筋の映画だと受け取った。
只 さうした中で 若い女性舞踊家のオカモト論には説得力が有って
解り易かった。やっぱ毛穴まで芸術してる人の話には人を引き付ける
玄妙さが有る。神々しく(裸足のイサドラ)にさへ見へた。
一方 冒頭 含めフラッシュ・バックのやうに登場した異様なイデタチの
古代シャーマンのやうな若い女性。思わづ 岩下志麻が演じた映画の
「卑弥呼」の呪術的シーンを想起したが 監督 此の映画 観て何か
感ずるモノでも有ったのかねぇ・・。さう思わせる縄文巫女の使い方
だったのだが。

今でも塔は壊されづ残ってるのださうだ。自衛隊の工兵の爆破専門でも
来れば何とか為りさうな気も するのだが このまま残ると為ると
(将門の首塚)と同じ運命を辿るのだろうか。

http:// 

 

ヨーゼフ・ボイスは挑発する

 投稿者: 若泉  投稿日:2019年 3月 3日(日)22時52分20秒
  ヨーゼフ・ボイスは若い人は知らないだろうと思います。
CMにも出ていました。
僕も詳しくは知りません。
しかし、芸術と社会を考える上で観て損はないように思います。
ぜひ、上映ご検討ください。

https://www.uplink.co.jp/beuys/?fbclid=IwAR16LjBPczUpqVOzmbch-cyP9wDJy-k9bdN5Ccb8S9g--u-702EXjVZBMwk

 

「わたしは、マリア・カラス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 3月 1日(金)15時31分10秒
  彼女の評伝は何冊か読んでるけど やはり映像に勝るモノは
無いと感ずる。1970年の白黒のインタビューがメインの
映像だったけど其処から派生して色々な記録フィルムで上手に
一代記を繋いで居た。

私が彼女の名を初めて聞いたんは映画に主演した頃で 水泳の五輪候補の
エスター・ウイリアムズが銀幕の女王と為ったみたいに上手く
行くかいな?と「王女メディア」の記事を冷ややかに眺めてたけど
声楽家が女優に成ったのでは無く元々が此の人は女優だな。と
本編 観て思った。
以前 声楽家の佐藤しのぶサンもラヂオで云ってたけど 彼女と
同等レベルの技術を持つ声楽家は他に何人も居るのだけど 彼女には
(華)が有って観衆を魅了し 特に後ろの立ち姿が綺麗だと云う。
生前のコーちゃん事 越路吹雪も歌の技量以上にコンサートの立ち姿が
見事でファンを魅了してたけど 一流の人は歌う前から眩いオーラを
放ってるのだろう。

本編は無理に彼女を悲劇の主人公に せづ 淡々と在りの儘の彼女を
描いて居て好感が持てた。ドキュメントの お手本だと思う。

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「ホイットニー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月25日(月)21時11分35秒
  10年程前 自伝を読んだ時には解らなかった部分が本作で
少し解り掛けて来た。でも 最後の子供の頃の性的虐待で
全てを推し量ろうとする意図には賛同が出来なかった。
彼女に暗い影を投げかけた哀しい経験だろけど幼児虐待
受けた者が皆が皆 あぁした人生の結末を迎へるとも
思わないので。

2時間ジャストの作品で色々な歌手名が頭を過った。
彼女のパトカー先導の葬儀の道行では同様な式に為った
エラ(フッィツ ジェラルド)の道行の場面を思い起こし
ブレイクする前の女性コーラスのフィルムでは(ビー
マイ ベービー)を歌う3人トリオのロネッツを想起した。

彼女が第二の家庭と位置付けたバプテストの教会は
私も其の宗旨で若い時に洗礼を受けて居るので親近感を抱いた。
エルビス(プレスリー)でも さうだけど実力ある有名歌手って
彼方では子供の頃に聖歌隊で歌の基本を身に着けた人が多いと感ずる。
西洋のクラシックが宮廷音楽から始まってるやうにポップスは教会の
聖歌隊から始まるやうに感じ取った。
母親がアレサ・フランクリンのバックコーラス担当したプロ歌手。
彼女の音楽性はアレサから派生したリズム&ブルースが基本だと
感じた。

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モナコ国際映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2019年 2月20日(水)22時55分38秒
  作品「黄金の大地」のモナコ国際映画祭での受賞の記録です。

YouTube:http://www.youtube.com/watch?v=_d9XBe78TjU
 

上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2019年 2月20日(水)22時16分47秒
  2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)の3日間、2018年度作品「黄金の大地」の「凱旋上映会」を行います。

#作品「黄金の大地」は2018年度モンテカルロで開催された”モナコ国際映画祭”において、「最優秀監督賞」・「最優秀脚本賞」・「最優秀撮影賞」・「最優秀編集賞」・「最優秀キャスト賞」の5冠を獲得しました。

#同時上映は2008年度作品「夏の宴」
2008年 リヨン映画祭(フランス)審査員賞
2009年 ベアボーン国際映画祭(アメリカ / オクラホマ)ベスト・シニアー賞 / ツアー国際映画祭(ポーランド)最優秀脚本賞・ティブロン国際映画祭(アメリカ / カリフォルニア) /  トレント映画祭(イタリア / トレント) / ウルグアイ国際映画祭(ウルグアイ / モンテビデオ) / マーベッラ国際映画祭(スペイン / マドリード)ほか入選多数


上映会の詳細は以下の通り。

メトロ劇場:2019年3月30日(土曜)~3月31日(日曜)~4月1日(月曜)全日共通

18:20  舞台挨拶
18:30 「黄金の大地」上映開始
20:30 「夏の宴」  上映開始
21:50        終映

入場料金:前売り券1,000円  当日券劇場通常料金


『黄金の大地』 上映時間1時間45分 モノクロ 16:9

出演:林 与一・長谷川 かずき・弓澤 公望・山田 昭二・若原 瞳・池脇 晋輔・国木田 かっぱ
監督 / 脚本 / 編集:戸田 博  撮影:ギヨーム・トーブロン  音楽:戸田 美香  制作:花澤 理人・戸田 美香

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/2467.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=VmjcwoceiAc&t=1s

《ストーリー》
自家製のサプリメント(白寿液)を製造している中島義男(林)は薬草採取のため夜ごと山奥に出掛けている。
中島には思いを寄せる女性(若原)がいるが、打ち明ける事も出来ずにずっと独り身の生活を送っていた。
中島はある日、薬草採取に出掛けた山奥で金属探知器を駆使しながら砂金を探す不思議な老人(山田)と出会う。
その老人も独り身で、探り出した砂金を売って生活費を賄うために津々浦々を渡り歩いていると語る。中島はその老人の発する言葉に共鳴し、互いに人生を語り合う仲になる。
長澤佳子(長谷川)は内職によって生活費を賄いながら薬物中毒の夫である公夫(弓澤)を抱えて苦悩の日々を送っている。 佳子は公夫に心の回復を図ろうと努力するが、自暴自棄の公夫には伝わらず亀裂が深まる。
ある日、偶然手に入れたチケットで和太鼓のコンサートに出掛けた中島と山田、そして長澤夫妻。 熱気に包まれた会場内で夫々の思いは交差し、人生の新たな転換点を迎えることになる。



『夏の宴』 上映時間:1時間12分 カラー・ビスタサイズ

出演:岡山 進一・山田 昭二・山本 弥生・堀内 茂昭・山田 こずえ
監督・脚本・撮影・編集:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花澤 理人

作品サイト http://www.skeletonfilms.com/works/79.html
予告編   http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E

《ストーリー》
定年を迎えた二人の老人は、世間の雑踏から逃れようと車を駆って小旅行に出かける。人里離れた山中に入り、のびのびと自由を満喫する二人であったが、やがて人恋しくなる。やがて、そのへんぴな山中で蕎麦屋を見つける…。そして、二人の老人の不思議な体験はここから始まる。
#福井弁丸出しで進行するコミカル・ファンタジー


*なお、凱旋上映会は4月6日(土曜)~7日(日曜)の2日間で東京の「シネマハウス大塚」でもプログラムを変えて行います。
 https://www.hiroshitodafilm.com

*上映会のお問い合わせ:070-2618-6916
 

「ピアソラ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月 9日(土)19時14分15秒
  彼の不協和音は今 持って嫌い。
でも彼の音楽に掛ける情熱・音楽業界に対するスタンスには
同調 出来るモノを感じた。

祖父母の代からの家族の親愛の濃密度は羨ましい限りで
あれだけ身内同士 信頼し合ってると外界に出ても怖いモノ
知らづだろうけど マフィアの家族に対する極端な情愛
みたいにも感じられ 少々気味悪くも有った。

私はワンカラでタンゴ調の歌を好んで歌うのだけど 例へば
「紫のタンゴ」(1947年・歌唱 榎本 美佐江)の冒頭の
部分などアコーディオンが使われて居て かなりピアソラに
近い音楽性を感じる。作曲家の飯田さんは何処かでピアソラの
曲を聞いて誘発されたのかな?と観ながら思ったんだが如何に。

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(ライ麦畑で出会ったら)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月 5日(火)20時19分2秒
  冒頭15分くらい流行りのユーチューバのパイロット動画のやうな
チャライ作りだったんで先行き不安に感じたが以降は普通に映画
してたんで安心した。

1969年 当時の米国の高校の演劇部の男女が伝説の作家に
会いに行くと云うストリィ。前年 日本で発売されたハコスカ・
箱型のスカイラインのやうなクルマでの珍道中だけど そばかす
少女の方が積極的に男子の尻を蹴っ飛ばしてる感じ。
ベトナムへの米国軍の50万人の態勢の話題とか 超有名なバラエティ
番組のエド・サリバン・ショウとか ニューシネマ運動の先駆的映画
イージーライダーの話とか 当時の世相テンテコ盛りで懐かしかった。

私的な話に為るけど 1969年は私が高校に入学した年。
1年先輩の女子組に演劇部のマネージャしてた娘が居て
頼まれ頼まれの三顧の礼で芝居の照明係を暫く やって居た。
その娘も本編同様 そばかす娘で男を尻に敷くタイプ。
そばかす顔の演劇部の娘って さうだろうな~~と独り言
呟きながらスクリーンを見詰めて居た。

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上映希望。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 2月 1日(金)13時22分56秒
  (機器が回復し危機を脱しヨカッタです)。

フランク・キャプラの一連の作品を。
時期を見て一考 願います。

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(チューリップ・フィーバー)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月29日(火)20時52分12秒
  桃山時代の南蛮絵図で御馴染みのカピタンの衣装が登場する
コシュチューム劇だけど最後の終わり方に不満が残り凡作の印象。
と云うのも
私と たぶん年齢が近いと思われる資産家の大旦那が単身インドへ
渡った場面でエンドとして欲しかった。
実際は その続きとして若い下層階級の夫婦の それからが描かれ
それで終焉と為ってたので製作サイドは若い男女の将来性にメインの
スポットを当てたかったんだろうけど 私的には紳士的で誠実に
生きてる大旦那の方に主眼を置いて欲しかった。

大旦那の後添へに入った若妻は若い男と不倫し それを知った下女から
強請られる定めに為るのだけど 二人して悪だくみを図る展開に話は進み
まるでギリシア神話の蛇女メドゥーサのやうな怖さ。
対し全ての財産を処分し 新天地インドへ一人 旅立った大旦那の心境
痛い程 解る。=なので此処でエンドマーク入れて欲しかった。

ベストセラー小説の映画化らしいけど老人より若いカップルを主に
描いた方が興行面では固いと踏んだ製作意図が感じられ それが陳腐で
凡作に感じた。

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上映希望

 投稿者: にこ  投稿日:2019年 1月26日(土)19時04分2秒
  「おとなの恋は、まわり道」を
上映して頂きたいです
 

「運命は踊る」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月22日(火)20時45分51秒
  ぺレス・プラードだのビリー・ヴォーンだの背景音楽だけ聴いてると
何だか第一次中東戦争の直後みたいな時代設定に感じるけど
映像的には現在?みたいで時代的にはヨク解らんかった。

仮に 今が舞台の話だとして
イスラエルの第2世代と第3世代の家族の人生模様に見へた。
父親が家で飼ってる犬を日常的に虐待してるらしく 犬好きな
私に取って それだけで父親には感情移入が出来なかったけど
それを除けば良い夫・親なのだろう。
戦地に居る息子のグループは誤って3人のイスラエルの若者を
殺してしまうのだが軍ぐるみで隠蔽してしまう。
さう云うシーンを堂々対外的に載せられるってのに今のイスラエルの
国力・軍事力を感じた。自信が無ければ かう云う場面は検閲に
掛かってしまう。為らないのは管理する国に自信が有るからで
対面するアラブでは かう云うポリシーの映画は作れても
かう云う場面は作りたくとも作れ無いと思う。
当分 アラブ各国はイスラエルには勝てないな・・と感じた一遍。

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上映希望作品

 投稿者: 福井の映画狂  投稿日:2019年 1月19日(土)07時42分39秒
  上映希望作品・・・ねことじっちゃん(岩合光昭初監督作品・2/22全国公開・北陸では上映予定なし) 「エロ事師たち」より人類学入門(今村昌平監督・故小沢昭一氏の唯一主演作品)  二十四の瞳(木下恵介監督・高峰秀子主演のもの・いまの学校教育?に欠けている根本がテーマか?)  

(晩春)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月18日(金)18時27分22秒
  見終へ 大宮の博物館のアーカイブズ室で昔の県民ニュース
見てたら 懐かしい 北 知事の顔が写った。
本編は その前 官選知事の小幡サンの時代の映画。
進駐軍統治の時代なので道路標識も英語表記の併用で
置かれてる社会状況が偲ばれる。

父娘の葛藤の話だけど お互いが別れの時が来るのを
予感してるので大人の関係を保ってる。
親だの子だのの感情論が先立つと親子関係なんてスグ
壊れてしまうので双方が上手に立ち回ってロンドを
仲良く踊ってるかのやうな場面が続く。
最後の花嫁姿は私が子供の頃に普通に見てた姿そのままで
昨今の江戸の花魁みたいな高級娼婦然とした姿では当然 無く
安心して見て居られた。

女優の桂木洋子さんはバンツマの(破れ太鼓)を観て以来の隠れ
ファンなんだけど 年表 見たら 同じ年に作られて居て
この頃あたしから人気が急上昇だったのかと感ずる。
甘くて品が有って。そんなのが当時の求められる女優像
だったのかも知れぬ。

敗戦後の焼け跡・闇市の殺伐とした時代だからこそ かうした
誰も傷つけ無い映画が必要だったんだと思ふ。

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「パッドマン」

 投稿者: ピノコ  投稿日:2019年 1月16日(水)21時40分48秒
  上映希望します。  

(早春)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月12日(土)16時48分20秒
  4年前だったかレンタルで見た時は詰まらない映画で
途中で切ってしまったが 今回 映画館で観たら面白かった。
やっぱ 純粋に映画館用に作られたモノは映画館で観ないと
良さは解らないと感ずる。

哀愁を帯びたイケメンの池部 良 が 妻(淡島千景)・恋人
(岸 恵子)の間を行ったり来たりの映画で 持てる男は辛いょ。
の内容だけど 妻が下がロングのタイト(スカート)で恋人が
ロングのフレァー(スカート)では最初は夢あるフレァーの勝ちでも
最終は現実感あるタイトの勝ちかと 変なとこで納得してしまった。
最後は小津らしい終わり方だったけど 途中までは戦前の傾向映画
(何が彼女を さうさせたか)のやうな作りで結末が怖かった。

女優 岸 恵子は不思議な女性だ。
美形だけど美女だとは感じない。おそらく知的で男顔だから
なんだろうけど 例えば(君の名は)でも戯作と仕掛けの勝利で
映画化が彼女の演技で成功したとも思へ無いし (おとうと)でも
姉役の岸は何だか垢抜けし過ぎて洋行帰りって感じで純粋に日本人の
姉ってな雰囲気でも無く物語としては素敵でも少し違和感を感じる。
ヨコハマ生まれってのも影響してるのかも知れないけど 元々が
コスモポリタンな人なのか・・・ と思う。
渡仏した岸さん見てると 戦前 シベリアに渡った女優の岡田嘉子を
想起する。



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(マイ・プレシャス・リスト)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月 8日(火)20時43分55秒
  ラブコメ(ディ)かと思いきや父娘のシリアスな場面も有って
私的にはソッチの方に目が行った。
主人公は19歳なのだが演じてる方は30前かな?とも感じた。
顔が日本の芸能人のベッキーみたいで東洋人の血がクォータでも
入って居さうな顔立ちに見へた。

飛び級でハーバードに入れたくらいの才媛だが その才媛さが
足枷と為って私生活では躓く。大人か子供かってな問題だけど
一人っきりのイヴの晩に神に自分の言葉で祈りが捧げられれば
充分に大人だと判断したい。
最後に父親と一緒に男のとこに殴り込み!に行ったのには溜飲の
下がる思い。糞真面目・堅物 何が悪い!?ってな父子鷹。
最後まで百歳に為っても今のままで自己を貫き通して貰いたいと
思った。

主人公はキャサリン・ヘップバーン押しのけてスペンサー・
トレシーの相手(役)したいと云ってたけど 両人が出た1967年の
オスカー作品の(招かざる客)は当時でも かなり真面目な映画。
真面目な彼女らしい比喩だと思ふ。

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(お茶漬けの味)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月 6日(日)18時57分23秒
  二度 DVDで借りて見てるので今回が三度目。
間が一年以上 開いたので かなり新鮮に感じた。

佐分利 信 と 小暮との熟年夫婦の話がメインだけど
未婚で見合いも経験ない身なので 鶴田&津島の若い男女の
恋のサヤアテの方に目が行った。
特に津島恵子 扮する節子が歌舞伎座でも見合いをスッポカシ
パチ屋で銀玉 打ってる図は 四日後に66歳に為る私でも
おそらく同じ事 やるだろな。と思ふ。
要するに人生の大きな転換期が怖いのだ。逃げて玉と格闘して
居たい・・そんな心境。
女優 津島恵子は後年 会社と正面から喧嘩し 干されてしまった
経験が有るけど 虫も殺さぬ お嬢さん顔でも筋は通す気性で
何だか役柄と合ってる気も した。

娼婦役が多かった小暮は 悪役だった上田 吉次郎 同様
隠れて私財を投じて社会福祉を してた人で 役柄と私生活とは
違う典型例。

自分が生まれる前年度の映画。
今更 結婚したいとも家族が欲しいとも思わないけど この時代に
行けるタイムマシンだけは欲しいと思ふ。
登場人物は皆 他界された方ばかりと思ふけど 何だか会った事が無い
遠い縁者のやうに感ずるのだ。

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(ザ・ゴースト・ストリィー)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2019年 1月 1日(火)20時40分56秒
  よく解らなかった映画だった。
一口で云うなら(あやかし)。初めて溝口の(雨月物語)を
観た時のやうな印象。和の小説なら(日本霊異記)に近い世界感。

モルグ(死体安置所)で主人公が医師らしき人から死亡!を宣告
され 部屋から耳障りな金属音が聞こへ幽霊に為ったまでは解る。
臨死体験者の多くがトンネルを上に抜ける感覚と同時に耳触りな
嫌な音を聞いてる云うしね。でも それ以降の時系列がヨク飲み込め
無かった。チラシでは(何十年も彷徨し続ける幽霊)。と出てた
けど 実際 同じ場所と思われる土地で開拓民へのインディアンの
襲来と云う西部開拓史の初期の場面が展開したりと 云十年ぢゃ無く
百云十年も前の時代を彷徨ってる話に進んでゆく。
人は生き変わり・死に変わり しつつ六道輪廻の世界を巡る歩く。
とした仏教説話的には 最初 開拓史時代に殺された男が巡って
現代に現れ死んで物語が始まってゆく・・なら話のツジツマが合うし
エンディングのオチも腑に落ちるのだが 北欧の怪奇伝説のやうな
玄妙で幽玄なストリィだった。

本編の映画とは全然 話が違ふのだけど
主人公がベットの白いシーツをケープ代わりに使ふのを見て
戦時中の移動劇団(櫻隊)の 仲みどりサンを想起した。
被爆され・収容され・でもベッドのシーツを服 代わりにして東京 行きの
汽車に単身 飛び乗った。その辺の経緯は1988年の(桜隊 散る)
でも描かれてたかと思うけど 素肌にシーツ一枚まとってでも生き
延びやうとする必死さには・・両人とも心 打たれるモノを感じた。

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(東京物語)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月31日(月)15時49分51秒
  動画やDVD含めると何十回と観てる映画だけど見る度に
新しい感動が生じるんは やっぱ日本人の琴線に触れる
からなんだろう。

20年 近く前に為るだろか NHKの午前のラヂオ番組で女優の
香川さんがゲスト出演されて(私の映画人生)ってなテーマで
インタビューに応じられてた事が有って 番組から何か応援
メッセージを送って下さい。との呼び掛けだったたので 駄文を
書いて送ったら最後のトリで読まれてしまい 聞かれた香川さんが
大泣きされてしまった事が有った。
確か(あの時代 女優・女優とされてた大女優の方も居られました
けど 等身大の生き方を選ばれた香川さんの知性は戦後 随一です)。
みたいな文面だったかと思うけど 生番組で泣かしてしまって以降
この映画は原さんでは無く香川さんの映画だと思うやうに為った。
つまり 紀子を見つめる京子の目線で物語を追うやうに為った。

主人公の紀子は歳の頃は40前か。反して義理の妹に為る京子は
新米教師だから25前か。両人とも戦中派なんだけど紀子は空襲の
バケツリレーなんか町内で率先して やった世代。対し京子は軍需工場へ
動員された世代で 戦後の民主主義教育も少しは受けた世代。
つまり8年前に終わった戦争に関し微妙な温度差は有るのだろうと
思う。京子は映画(青い山脈)に出て来る女学生が そのまんま
女教師に成った。ってな印象だし 紀子は戦時歌謡の(愛国の花)
そのままの生き方だ。同じ戦争世代でも前期と後期とでは社会の
見方も違うんだな。と改めて感じる。

映画の後半部の熱海の旅館のシーンで3人トリオの(流し)が
登場して歌を2曲 歌った。最初が近江敏郎の(湯の町エレジー)。
次が灰田勝彦の(煌めく星座)。前者は当時オンタイムの歌だが
後者は戦前の歌で歌詞の内容が軍の怒りに触れ禁止に為った歌。
二つ並べたのは上手い演出だと感じた。

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(東京暮色)雑感

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月28日(金)15時43分45秒
  何年か前にDVDの方で二度ばかし見てるんで途中から
話の筋が読めてしまったのだけど流石に名画だけ有って
最後まで楽しめた。二度・三度と見れば見る程に楽しみが
増すってのは名画の名画たる所以だと思ふ。

当時の映画会社に在って 原 節子を隠し玉に使って
有馬稲子を売り出さう!ってな思惑が有ったか どうか
知る由も無いけど 私的には さう感じた。
なので 死ぬまで原サンは有馬サンとの私的な付き合いを
続けるやうに為ったのかと思うのだが 原サンの戦前の作品
(新しき土)のスティール見てても有馬サンと目元の
メジカラが似てるやうに感じてる。(新しき・・)は独逸との
国策的合作だけど さう云う国際映画に出易い・呼ばれ易い
雰囲気が両女優には有るやうに思う。なので二人は最後まで
仲が良かったんだと感ずるのだけど。
本編の物語は 最後 有馬が電車にハネラレ死ぬ。って設定
だけど 僕はコレは有馬は飛び込んだんだと思う。
自伝的小説の(二十歳の原点)の作者のやうに青春の悩みが
嵩じて電車に飛び込んだんだと思う。
有馬と其の恋人との関係は まるで監督と原との私的な関係を
彷彿とさせた。気持ち悪いくらいゲイの匂いがする芸術家タイプの
学生は何だか小津の素顔を連想させ それを追い掛け回す有馬は
まるで実際の勝気な原サンみたい。そんな役を演じた有馬だから
原は終生 妹分のやうに私生活上も可愛がったんだと思う。

映画の後半部の麻雀屋で噺家の声色 使って場を盛り上げて居た
客が居ったけど アレは当時 名人 云われた五代目の 志ん生
の声色だったか・・? 長回しだったけど感心した。

背景の感情促進音楽は 冒頭がシャンソン。
大筋がコンチネンタル(タンゴ)みたいで共に戦前風。
スナックの場面では いつの間にやらマンボに変わってて
効率性を感じた。


昭和28年の生まれの私に取って32年作の本編は見る物・聞く物
全てが懐かしい・・・。監督特有の畳に座っての目線は子供が大人を
見上げる時の目線でも有るんで 当時の外界・空気が走馬灯のやうに
思い出され 兎に角 懐かしく此の懐かしさの海に溺れて居たい
心境だった。









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「ボーダーライン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月22日(土)19時40分24秒
  前作が有って本編は続編らしい。
前作は観て無いんで何だけど若し観てたら相当に
面白かっただろうと感じた。

メインの舞台は米国とメヒコの国境でスペイン語が飛び交ってたけど
会話の中に(No pasa nada)と云う西語ではヨク聞かれるフレーズが
出て来て西語を少し学んでる身として少しホッコリした。

拉致されたメヒコの16歳の少女は喧嘩ぱっやく如何にもメキシコ女
ってな風情で 彼方の女性は皆が皆スグ喧嘩腰に為るのだろうか?
国境の壁も登場し現在の両国の緊張感が如実に解り政治的な
メッセージ性が高いヴァイオレンス映画だと感じた。

1960年の西部劇(アラモ)ではテキサス軍とメキシコ軍の戦いを
描いて居たけど ジム・ボーイやデビー・クロケット等 史実に登場
するアメリカ人と本編の米国人と見比べ見て居た。
地続きの国々では昔から色々騒乱は有るのらしいけど 1836年の
アラモ砦の攻防と現在と見比べ お互いの人種の思いの落差は
似てるやうに感じた。

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(バッド ジーニアス)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月21日(金)21時49分45秒
  単純に面白かった。
改めてチラシの文面 見たら 世界中の賞を総なめ。
本国でも興行収益トップで 銭の取れる映画。
理由は出演の若手の演技力がシッカリしてたからなんだろ。
キャスティングの勝利だと感じた。

スーザン役の女優の雰囲気が好みなんで四六時中 彼女の顔ばかり
追い掛けて居たけど リン役も悪くも無く世界を股に掛けて
仕事が出来る大陸育ちのスケールの大きさを感じた。
1980年代だったろうか メイ・リン 云う裏ポルノ女優が米国に
居て 向こうでも固定のファンが居たやうだけど それ以来の期待値が
高い女優のやうに感ずる。

天才少年バンクのスマホから流れるクラシックは毎回 天才 云われた
モーツアルトの楽曲。これって観てる観客へのサービスだと受け取った。

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黄金の大地 Youtube

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2018年12月14日(金)23時46分28秒
  「黄金の大地」の『モナコ国際映画祭』で5冠受賞の様子など、Youtube にアップしました。

Youtube 映画祭の動画:https://www.youtube.com/watch?v=_d9XBe78TjU&t=402s

『黄金の大地』予告編:https://www.youtube.com/watch?v=VmjcwoceiAc&t=51s
 

(菊とギロチン)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月14日(金)19時18分18秒
  所謂 キネ旬 好み。(旧)映画芸術なら見開き10頁特集号。
何だか閉館した福宝会館で日活の文芸ポルノを観てるが如き
思いに囚われた。

時代は大正末期。デカダンな世相も関東震災だのシベリアの
負け戦だので殺伐とし始めた頃。まるで後年の満州浪人のやうな
得体の知れぬ男子がバッコし捲ってる中 女相撲に身を投じた女子の
物語で 一番 魅せられたんは 韓 英恵 演じる在日の女子。
初めてテレビで見た時の舞台女優の 李 麗仙 のやうな衝撃を
覚へた。面構へもエエので末永くコリアン女優として活躍するのでは?
と感じた。
時代考証もシッカリで ロケ地 探しにも相当な時間を費やした感あり。
クランク・イン前の下準備バッチリで撮影に臨んだ感じで撮影中には
かなり気持ち的な余裕が有ったのでは?と感じた。
日本映画賞。ってな賞が今も有るのか無いのか知らないけど 若し
さう云う賞が有るのなら 今年は本編に作品賞を上げたい。
助演女優は 韓サン。これからの活躍が楽しみな女優サンだ。



 

(斬、)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年12月13日(木)14時11分2秒
  タイトル通りの内容なんだけど 1950年代の東映時代劇の
黄金期をオンタイムで知る者としては 此れが時代劇と云われても
正直 引いてしまう。主演者の喋りが現代と変わらづ なら
時代劇もどき と云うべきだろう。

その(もどき)としての及第点は上げたいのだけど物語的には
不親切。最後 何でスカウトが主人公を殺さないとイケナイ
のか全然 理由が解らなかった。
文脈的には 京都守護職に任じられた会津の松平容保の一行に
従う芹沢 鴨が団長の浪士隊のメンバー加入のスカウトマンが
主人公の剣に惚れ込んだ ってな経緯が有るやうなんだけど
別に内定撤回を申したからと云うて殺害しなければ為らぬ理由が
見当たらぬ。若しかしたら その公武合体派の会津を襲撃する
裏メンバー募集だったんだろうか・・? と為るとスカウトマンは
長州人。でも使う剣法は江戸仕込みの北辰一刀流。
色々と謎の多い幕切れだったんだが 時代劇は単純明快が良しと
する我に取っては不満が残る展開だった。

監督は 制作~監督~編集まで手掛け どっかで出演もしてる?
感じで まるで往年のチャーリー(チャップリン)みたいな
完全主義者なんだろうけど 主演の二人 特に女優の方が問題。
戦前の売れない頃のダイコン云われた飯田蝶子 並み。
とてもぢゃ無いがワンタイム築いた田中絹代の域には達せられぬ。
草笛光子 見習って もっと自分の芸域 広げないと。
何だか闇の圧力に負けて渋々共演者に据えた?って疑いさへ抱く。
現代劇にはイイ味 出してるので少し期待してたのだけど
時代劇の初歩の作法さへ取得して無い感じ。
画調も幕末 云うより 明治初期の国会開設請願の武闘派の
雰囲気。とてもぢゃ無いが江戸期の雰囲気・空気は無かった。
其れを出す為の主演者の演技力の不足&軍資金の不足。そんな感じだった。

制作スタッフの意気は解るんだけど 此れが時代劇と云われても
ねぇ~~。様式美の中で格闘してた先人達に失礼だと思うんだが。
=見終へ アラカンの(鞍馬天狗)が観たく為った。
 

「黄金の大地」が受賞

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2018年12月 8日(土)18時44分11秒
  今月(12月)3日からモナコで開催された「モナコ国際映画祭」で『黄金の大地』は《監督賞》《脚本賞》《撮影賞》《編集賞》《ベスト・アンサンブル・キャスト賞》の5つの賞を受賞しました。

『黄金の大地』は来年2月に博多市、3月に福井市メトロ劇場で公開予定です。

黄金の大地: http://www.skeletonfilms.com/works/2341.html
 

新作「黄金の大地」の上映

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2018年11月28日(水)00時33分23秒
  『黄金の大地』(GOLDEN LAND):http://www.skeletonfilms.com/works/2341.html

本年度の新作「黄金の大地」が来月(12月)初旬にモナコで開催される「モナコ国際映画祭」にノミネートされました。

この作品は福井市をはじめ甲賀市・津市・京都市・大阪市・鹿児島市・福岡市などの各地でロケーション。
制作期間は3ヶ月で出演者総数400名。
林与一をはじめ、長谷川一夫の孫娘の長谷川かずきや新人の弓澤公望、そして朝ドラに出演の国木田かっぱ、メトロ劇場勤務の山田昭二等が出演しています。
更に福岡に拠点をおいて海外でも活躍中の和太鼓集団『魂音』のチームの方々も特別出演。

この作品は来年(2019)3月下旬にメトロ劇場で公開を予定しています。
正式な上映期日は来月にお知らせいたします。

*今月(11月)末より出演者・スタッフなど総数15名がモナコ国際映画祭に参加予定。

*上映会においてはこの映画祭の様子などもドキュメント映像で公開します。

作品の詳細は以下の通り。

上映時間:105分  モノクロ  ステレオ  スーパー・ハイビジョン(16 : 9)  英語字幕付き

出演:林 与一・長谷川 かずき・弓澤 公望・山田 昭二・若原 瞳・池脇 晋輔・国木田 かっぱ・他多数

監督・原作・脚本・編集・音響デザイン:戸田 博
撮影:ギヨーム・トーブロン & 戸田 博
音楽:戸田 美香
照明:ライティング・オフィス・シャドー
制作:花澤 理人・戸田 美香


物語:

自家製のサプリメント(白寿液)を製造している中島義男は薬草採 取のため夜ごと山奥に出掛けている。
中島には思いを寄せる女性がいるが、打ち明ける事も出来ずに ずっと独り身の生活を送っていた。
中島はある日、薬草採取に出掛けた山奥で金属探知器を駆使しな がら砂金を探す不思議な老人と出会う。
その老人も独り身で、探り出した砂金を売って生活費を賄うため に津々浦々を渡り歩いていると語る。中島はその老人の発する言 葉に共鳴し、互いに人生を語り合う仲になる。
長澤佳子は内職によって生活費を賄いながら薬物中毒の夫であ る公夫を抱えて苦悩の日々を送っている。 佳子は公夫に心の回復を図ろうと努力するが、自暴自棄の公夫に は伝わらず亀裂が深まる。
ある日、偶然手に入れたチケットで和太鼓のコンサートに出掛けた 中島と山田、そして長澤夫妻はそのコンサート会場で遭遇する。 そして、熱気に包まれたコンサート会場内で夫々の思いは交差し、 人生の新たな転換点を迎えることになる。
 

上映希望

 投稿者: フランス専門  投稿日:2018年11月22日(木)13時06分41秒
  「バルバラ セーヌの黒いバラ」
ぜひとも上映を。
お願いいたします。
 

「告白小説、その結末)雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月18日(日)19時18分31秒
  チラシの背景の色彩が鮮血のやうな真紅。
確か前作のチラシも真紅だったやうな・・。
テート事件に巻き込まれた監督の新作発表は毎回
血で表現との配給元の決まり事でも有るのだろうか?

さて
本編は映画って云うよりテレビドラマみたいだった。
テレビドラマを そのまま映画サイズに持って来た。
ってな印象で 監督は さう云う造りを前々から
目指して居るやうに感じてる。
二人の女優が がっぷり四つに組んでる作画だけど
若し今から半世紀前に日本で作られたとしたならば
新玉 三千代&加賀まりこ の共演と成るやうな気が
した。加賀は小悪魔的だし 新玉は何か隠し事が多い
イメージだからなんだけど ホント仏映画って日常の
中に潜む非日常的な幻影・幻想が好きなんだなぁ~と
つくづく思ふ。映画以前の幻灯機のやうなスライド映写機
のやうな明治初期の舗道を照らしたアーク灯のやうな
ほの暗い はんなり感が仏人の好みだと毎回 思ふのだが
物語はミイラ取りがミイラに成り掛けた心理サスペンス。
欲を掻くと墓穴を掘りますょ。ってな少し教訓めいた話。
 

「輝ける人生」雑感・

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月16日(金)20時37分17秒
  秀作で在った。
エゲレスらしい等身大の描き方で好感を持てる。
話の筋書きも解り易かった。

ダンス教室の面々がローマの舞台に立つシーンで
最後のトリでグレンミラーの「イン ザ ムード」が
ダンス音楽として使われ観客がワンテンポ遅れる感じで
総立ちで大拍手の場面。確か映画「グレンミラー物語」でも
同じ曲で同じ場面が有ったかと思う。

本編でも名前が出て来た女優のオードリィ。
映画「ローマの休日」で米国人の記者と出会う場所が
確かトレビの泉の前だったか。本編でも其の場所で
愛を語る場面が盛り込まれて居た。

一同がイタリアに到着して はしゃいで居た時に
流れてた背景音楽がミーナが歌った「月影のナポリ」。
日本でも森山サンだったか日本語バージョンで歌って
ヒットしたけど 1960年 当時 世界的ヒット。
ルンバのやうなカンツォーネだった。

以上 3点 ツボを心得た演出で観て居て安心感が有った。
本編は姉と妹との仲直りみたいなサブのテーマも有ったけど
姉妹の仲が悪いんで有名だった女優の オリヴィア・デ・
ハビランドは妹のジョーンと仲直りしたので・・あろうか。
共に東京で生まれエゲレスで育ち米国で成功した名花。
本編の姉妹 見て 二人の姉妹女優を想い出した。
 

上映希望

 投稿者: 明日降る  投稿日:2018年11月12日(月)22時50分17秒
  「ノベンバー」 ライナル・サルネ監督
が見たいです。

 よろしくお願いします。
 

「ウインド・リバー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月 7日(水)19時15分26秒
  以前「007シリーズ」でスノーモービルを使った
追っ掛けシーンが有ったが 本編の雪原を走る
モービルを見て それを思い出した。
1985年のロジャー・ムーアがボンド役を
やった時の版だったか・・。

チラシにはカンヌで(ある視点部門)監督賞を得たと
書かれて有ったけど 此の(ある視点)の賞の意味が
当初 解らなかった。単に祭りを盛り上げる為のゲタの
意味合いかと思ったのだけど見終えて納得した。
監督の視点が最後まで ぶれて無いと云う意味での受賞
と為ったのだと。全編に流れる硬派な作画には監督の
意地みたいなモノを感じ拍手を送りたかった。

クライム・サスペンスなんだけど舞台をワイオミングの
雪中の森林に求めたのが目新しかった。
子供の頃に見た米国テレビドラマの「ワイオミングの兄弟」
の風景を思い出し懐かしかった。
登場人物が皆一様に等身大の生き方を して居て話の筋に
入って行き易かった。特に主人公の白人ハンターと先住民の
人との交流が自然体で心地ヨカッタ。
主人公の妻は先住民の血を引く感じで 思わづソッチ系の
女が好きだった俳優のマーロン・ブラントを想起してしまった。

全体 通じ 1970年代後半~80年代前半の雰囲気で
監督が目指すのは其の頃の作画なのかな?と感じたのだが
所謂 おつりが来る映画で観客賞でも上げたかった。
 

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年11月 2日(金)19時39分48秒
  内容は題名通り。が 予想以上に面白かった。
面白すぎて医者へ行く予定の時間が過ぎてしまい
最後まで付き合わされ医院で2時間の診察待ちと為ってしまった
くらいだった。
オンタイムで此のニュースをNHKで見聞きした世代だが
こんな興味深い話が隠されてるとは知らなんだ。

チラシでは時代を変えた男女間のバトルみたいな説明だったが
私は闘った男女の夫々の家庭同士の闘いのやうに見へた。
男の方は お茶目な お祭り男。羽目を外す夫を憎み切れない妻。
女の方は 性的に(バイの人)で 夫は紳士的だが
金銭で繋がってる。予想通り前者は添い遂げ・後者は別れた。

映像的には キング夫人がアリーナに登場する場面。
古代エジプトの奴隷を従えるシーンはリズが主演した
「クレオパトラ」の古代ローマの王城の入場シーンを連想させ
記録フィルムだろがゴージャスな演出だった。

音楽的には バロックの「G線上のアリア」をチェンバロの
軽快な変奏曲に変へオシャレ感を出した点が上手だった。
昨今は そんな住み分けが有るのか無いのか知らぬが
所謂(ニューヨーク派)的な都会的な映画だった。

本編は 旬の女がクタビレタ50男を打ちのめした。
ってだけの話で それをマスコミが性差の話題に すり変えた。
あくまで年齢差の結末だったかと思う。


?
 

「ブレス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月29日(月)21時54分10秒
  貰ったチラシには協賛企業として紳士服の「英国屋」の名が見えたが
制作も英国なんだろうか?

冒頭の「ひいさま」の男子連の注目の的的 描き方が
「風とともに去りぬ」(1939年)の冒頭と似て居て
最初の背景音楽もビング(クロスビー)が歌う「真実の愛」ぽっく
品の良い作画に感じた。

夫婦愛だが 夫はダニーケイ・妻はアメリア イヤハート のやうな
雰囲気で 何だか古き良き時代のアメリカ人のやうにも思へた。

夫婦のスペイン旅行の荒涼たる山間地はアンダルシア地方で
在ろうか。画家のダリの生まれた土地なので一度は訪れたい場所と
思ってたから観光気分で眺めて居た。

家族愛がテーマ と為ってるらしい。
が 一人暮らしの未婚者に取っては最後のシーンの尊厳死を
扱った映画だと受け取った。
 

「突然 炎のごとく」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月23日(火)23時00分43秒
  不毛な男女間を描く仏映画らしく饒舌で退屈な映画だった。
でも 其れが疲れた心身には心地良く木戸銭は戻った感じ。
存外 仏人の映画に対する思考って そんな処に有るのでは?と
感じたのだが。

物語のヒロインは完全なアスぺの障害者。
それを巡って二人の男子が入れ替わり立ち代わり物語を繋いで
ゆく展開で 最後の結末も或る程度 予見された事。
初公開時には世界規模で女性からヒロインに共感が集まった
らしいのだが 劇中の科白の「此の世では幸せに成れない」
タイプのヒロインに共鳴して 何なの其れ?。ってな感想だ。
本編の男女間の事だけで無く 改めて此の世の男女間の心の
落差は大きいのだと気付かされた。

冒頭の忙しい場面の展開は まるでバスター・キートンの
サイレント・ムービーのプロットの繋みたいで観て居て
目が回った。

第一次大戦の塹壕戦は当時の記録フィルムみたいだったけど
レマルクの「西部戦線 異常なし」を彷彿と させた。

ヒロインを演じた女優 ジャンヌ・モローの目元は彼女の後に来た
B.B(べべ)と似て居る。フランスの男は ああした目元に魅せられる
のだろうと思った。
 

リクエスト

 投稿者: 達磨蛙  投稿日:2018年10月17日(水)21時02分9秒
  愛と法、見たいです!

http://aitohou-movie.com/#

 

「子どもが教えてくれたこと」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月14日(日)21時01分55秒
  かなり重い内容だった。
障害を負った少年の「病気だから幸せに成れない事は無い」。は
おそらく周囲の大人達の言葉を忖度したのだろうが 自己の生を
全うしやうとする一途さと健気さには色々考えられさせられた。

背中にボンベが入ったリュックを背負った美形の少女は簡易な
舞台で芝居を して居たが前後の脈略から「メリー ポピンズ」
だろうか? 1964年の此のディズニーの映画は当時 日本の
少女漫画月刊誌にも紹介され ジュリー・アンドリュースの映画
初主演の作品なので印象が深く 紹介された雑誌「りぼん」を思い
出して居た。
 

上映希望

 投稿者: にこ  投稿日:2018年10月14日(日)11時07分1秒
  ブレイク・ライブリー主演
「かごの中の瞳」の上映をお願いしたいです。
 

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月 3日(水)16時39分3秒
  前期高齢の身でイマドキの女子高生モノには少し抵抗が有った。

でも 観始めると一瀉千里で最後まで楽しめた。
理由は至極 簡単で「文部科学省 選定作品」だからでせう。
伊達に選定作品には為って無い。明治・大正期の国語の国定教科書のやうな
安定感が有って 老若男女が立場を超えて受け入れられるから文部省 推奨に
為るのだと改めて思った。
おそらく50年後の女子高生が観ても共感を呼ぶで有ろうと感じた。

舞台は漁村で離れ小島か?と思ってたら「TOKAI BUS」のロゴが入った乗り合いバスが
登場し エンドクレジットで「撮影応援 下田の皆さん」と出たのでロケは伊豆の下田で
行われたやうだ。

主人公の障害は おそらくは何らかの理由で一人遊びを強要され外界との距離感が
掴めない結果 焦れて頑張り過ぎて上手く喋れ無いのだと思う。
ので 担任が云った「一緒に頑張ろうね」。は 愛情は感じても逆効果だと思う。
云うのなら「充分 頑張ったんだから これからは頑張ら無いやうに注意して
頑張ろうね」。が本来の励まし方かと思う。
女教師の言葉は酷だった代わり 画調が全体に淡い木漏れ日が入る色彩で
それが少女を温かく包み込み 映画のポリシーを感じさせた。

主人公を支援する女高生役の人は隠れ巨乳で役者根性も有りさう。
近い将来 テレビの人気者に為る公算も有ると私は踏んだのだが・・。
少し気に為る女優サンで有った。
デビューした頃の内田有紀と雰囲気が似て居る。

http://

 

「夜明け前」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年10月 2日(火)21時39分25秒
  呉清源を描いた「極みの棋譜」は上海で賞を得たけど本編の呉を描いた作品は
どうなのだろう?。そんな思いを抱きながら画面を見つめて居た。

印象を云うと テレビの「NHK特集」でも見てるが如きで 医学生相手に
学会が用意したプロパガンダ映像みたいで 木戸銭 払う作品としては
かなり疑問符が付いた。
只 ネットでも落ちて無い映像や情報が得られたって云う点では貴重な時間だった。

明治期の巣鴨醫院の処では 後年 スガモ・プリズンが出来 大川周明が
東条英機の頭を法廷でポカリやる有名なシーンを想起させ 頭の良い大川が
醫院の存在を思い出し仮病を使ったのかな?と あらぬ事を思った。
 

「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月28日(金)23時10分52秒
  最後まで気持ちが乗らなかった・・。のは鑑賞前から解ってた事なのだが
ラスト曲の名品「シボネー」だけは気分が乗った。
カラオケにも入ってる曲だし 私も何度か挑戦した曲だからなんだが
帰宅して此の曲の逸話を調べてみたら「コロンブスが新大陸・今の米国を
発見した当時 キューバに居たインディオの種族の一つがシボネーで・・」と有り
カーネギーホールでのフィナーレ曲に選んだ理由が解ってグーグルで
くぐった甲斐も有ったと思った。

紅一点のボーカリストは場の雰囲気を盛り上げるんが上手く ビッグバンド時代のエラ
(フッィツジェラルド)のやうなグループの中の立ち位置を感じた。
メイン・ヴォーカルの男は「キューバのナット・キング・コール」と云われてる
らしかたったが確かにマイルドで艶が有って白人っぽい歌い方はナットに似てるのだが
音楽性はハリー・ベラフォンテに近いモノを感じた。

彼ら3人のニューヨーク見物で店の硝子越しにフィギァーを眺めて談笑してた
場面が印象的。壁面の一番 上に「リオブラボー」の頃と思われるジョン・ウェイン
のパネルが飾って在って その下に小さな人形 マリリン・モンローとか。
サッチモも居たらしく(最大のトランペット奏者だ!)と論じてたのが興味深かった。
 

「DALIDA」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月18日(火)23時20分39秒
  彼女の代表曲の「あまい囁き」は当時 私もレコード買って家でヨク聞いて居たので
自死してしまった昔の恋人との逢瀬のやうな気持ちで来館したのだけど。

エンド・クレジットに流れた「歌いつづけて」はカラオケのDAMにも入って居て
私も加藤 登紀子バージョンで3年前には よく歌ってたので注意して歌詞を
見てたけど 岩谷時子サンだったかの訳詞と原曲の歌詞では所々違ってたので
興味 深かかった。
彼女自身 戦前のシャンソン~ツイストまで歌うんだから音楽には普遍性を
求めるアーティストなんだろ。米国歌手で云うとリンダ・ロンシュタットのやうな
感性か。私も昔からバラード調のスタンダードばかりワンカラでは歌うので
彼女の音楽性には肌が合って心地よかった。

只 最初の夫と大学生は別として 付き合う男と云う男がロクでも無い男が多く
まるでビリー・ホリディの男遍歴を見るが如きだった。
それが彼女の命を縮めた。そんな自死の印象。

彼女の赤ん坊の時のエピソードでバイオリニストの父親が枕元で あやすやうに
「タイースの瞑想曲」を弾いてたけど 此れも一種バラード曲。
彼女のバラードに依る音楽パフォーマンスの原点は其処から始まるのか・・。
と 最後は納得して22時のメトロを後にした。
 

「フロリダ・プロジェクト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月15日(土)18時01分12秒
  劇中 劇の半分くらいの場面で「七つの水仙」の道路標識が映し出されてた。
七つの水仙・大通りの意味合いなんだろうけど ブラザーズ・フォーが昔 歌った
「七つの水仙」とは劇のコンセプトが違うので「何故?映すの?」。と少し
訝しげに感じた。最後まで此の部分が腑に落ちなかった。

観始める前までは 樋口一葉の「たけくらべ」に戦前の米国テレビドラマ
「ちびっこギャング」を掛け合わせた世界かと思ってたけど 全然 違った。
あくまで大人の目線に依る子供の群像劇だった。
ファミレスで働く黒髪の女やモーテルの支配人は極々普通だったけど
生の生理パットを硝子越しに支配人に投げ付ける女の方は完全に いかれてる。
「やくちゅう」なんだろうけど 今の米国の貧困層の精神世界だと感じた。
まるで敗戦後の日本の「肉体の門」の世界だった。
さうした中で愚直に生きる支配人と健気に働く黒髪女には拍手を送りたかった。
 

「フジコ・ヘミングの時間」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 9月 6日(木)14時24分25秒
  オバサマ童女。
少女時代のエリザベス・テーラーは当時さう云われてたけど 彼女の人柄は
そんな感じか。60代の後半まで世間から正当に評価されて無かったかと
思うけど 60代でも評価されハッピー・エンドの人生かと感じた。

冒頭「カンパネラ」の触りが流れたのは予想通りで 3曲目の「夜想曲」は
映画「愛情物語」でキャバレロのピアノで有名で 劇中のキム・ノバックの
華麗な顔立ちを思い出してた。
センテンス~センテンスの流れを無声映画の幕間のやうな画面で繋いで居た
ので 戦前の「綴り方教室」の少女時代の高峰秀子を想起したのだけど
本人の戦前回帰の願望が上手く表現されてると感心した。

彼女自身は日本人ぢゃ無く日系人だと思う。
彼女の しわくちゃの手に引っ張られ たくさんの音楽ホールに連れてゆかれ
ミキオの時間も至福の時だった。
 

「タクシー運転手」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2018年 9月 2日(日)20時26分17秒
  軽妙な感じの冒頭、前半と次第に変化していくところがそのまま、当時の韓国国内の状況を表していてとても貴重な証言のようにも感じた。
クライマックスがやはり、とても印象に残る。
とてもいい映画だった。
 

「四月の永い夢」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 8月 2日(木)22時29分27秒
  夕涼みがてらオットリ刀で観始めたのだが まさか かう云うイマドキの映画で
名画「カサブランカ」に出逢うとは思わなんだ。
弾き語ってたドリー・ウィルソンの「As Time Goes By」は 私の50代の
ワンカラのオハコだったので小声でハミングしてたくらいだった。
主人公の27歳の女も彼女の中学の時の教え子も此の映画を観に来てた
んだから二人とも自立心志向が旺盛な人なのだろう。名花のバーグーマンは当時
自立する女の旗手で在った。

1953年の小津監督の「東京物語」では 原 節子が戦死した婚約者を
忘れられづ婚約者の両親に操を尽くすみたいな描き方だったけど
本編は3年前に死んだ元彼の実家との心の交流が最後に描かれ日本人の琴線に
触れる作りで さう云う処がモスクワでも評価されたのかな?と感じた。
50年や百年くらいの時の流れで日本女性の精神性は変わらないと思うので
ロシア人のジャポニカ趣味に火が点いた・・・? そんな受賞の印象。

 

上映希望

 投稿者: 優佳  投稿日:2018年 8月 2日(木)00時30分6秒
  『ヒトラーを欺いた黄色い星』を上映して欲しいです。よろしくお願いいたします。

http://hittler-kiiroihoshi.com/

 

上映希望

 投稿者:  投稿日:2018年 7月30日(月)18時35分20秒
  「性別が、ない」の上映希望です!!

この世は、誰もが 必ずしも完全な「男」か「女」で生まれてくるわけではない。
しかも セクシュアリティは「男」と「女」だけじゃない。無数のグラデーションが存在する。

欲望・悲しみ・憤り。
激しく求め、それゆえ、時に 激しく傷つく―。

この映画は、セクシュアル・マイノリティの漫画家とそのアシスタントである美青年との心の交流を縦糸に、主人公・新井祥と周りのLGBTの人たちとの交友を横糸として紡がれる愛の物語である。

https://seibetsu-movie.com

 

「さよなら、僕のマンハッタン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 7月24日(火)21時46分0秒
  かなりワクワク感を持って観始めたのだけど 正直よく解らない映画だった。
登場人物の誰彼 関係なく感情移入が出来づ 終わってしまった映画だった。

音楽的には結婚式会場でバックで演奏して居た生バンドの「ビー マイ ベービー」と
「青い影」の2曲が新鮮でヨカッタのだけど 向こうでも懐メロバンドって活躍する
場が有るのが新鮮な驚きだった。
チラシには「(名画)卒業を思い出す」。みたいな寸言も載せられては居たけど
「卒業」とはテーマが異質で 本編は あくまでホームドラマだと受け取った。
親子に拠るW不倫の話で一歩 間違うと下品な映画にも為り兼ね無いのだけど
主人公に英国俳優を据えたので さう為らない点がミソかと思った。
 

「ラブレス」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2018年 7月22日(日)21時47分0秒
  良かった。
タイトルがストレート過ぎると思うけれども、フェイクニュースというものがある今、印象に残るにはちょうどよいのかも知れない。この監督は「父、帰る」の時も感じたが、映像の「意味」を考えることを要請しているように思う。移動しない走り=ルームランナーなど。ぜひご覧を
 

「ワンダー ストラック」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 7月12日(木)21時29分32秒
  冒頭「アマゾン・スタジオ」だの「文部省選定」だのと表示されたので
かなりの期待感を持って観始めたのだけど最後まで消化不良だった。
理由の一つがアマゾンの映画に対する「矜持」の無さだと感ずるのだが。

映画全体としては ルネ・クレマンの「禁じられた遊び」のやうな子供目線の
作品で 古書店が登場するあたし往年の「ネバーエンディング・ストリィ」を
思い出したのだけど 音楽だけでも1930年代の・ジャズ歌「私の青空」を
蓄音機で流したり・「2001年 宇宙の旅」のアレンジを最後に使ったりと
正直 売る為にはナリフリ構わぬ姿勢が感じられ 流石にアマゾン 映画より
金儲けに ご執心か?の印象を持った。
子供向け映画を大人も鑑賞に堪える作品に仕上げやうとスケベ心 抱いたのが
消化不良 起こした原因だと思う。
童心に帰る大人達も居るんだから無理に仕上げたのが「難」だと感じた。

1920年代後半の聾唖の少女は銀幕のリリアンと云う売れっ子女優に
魅せられて居たやうだけど 最初 私はフランス映画のリリアン・ギッシュを
模した者かと思ってたが プロマイド写真からして違うみたいで活発な役が多かった
リリアン・ハーヴェィの駆け出しの頃の写真か とも思ったんだが どうも判然と
しなかった。=博学の人が居たら教えて欲しい。実際に居た女優の写真を使ったのか
単に架空の写真を使ったのか。服装は当時の銀座を闊歩して居た「モガ」の恰好
ですが。


 

「ビガイルド」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 7月 6日(金)16時08分32秒
  チラシには「スリラー」と書かれては有るけどサスペンスだと思う。
サスペンス調のエロチックな文芸作品。一括りで云うと そんな感じか。

時代が1864年 云うから 日本で云うと慶応元年の幕末。
北軍の逃亡兵を匿った南軍側の女学校の面々。日本で当時 云うのなら
勝敗の違いは有れ 討幕派の薩長の兵士を匿った水戸女学館の面々ってな舞台設定か。
胸のブラウスのボタンがハチキレさうな巨乳が二人も居て 他に少女も数人。
ロリ好み~熟女好みまで何でも在りのロコロ調の白亜の校舎に迷い込んだ若い伍長。
何も事件が起こらない筈も無く 最後は毒殺と云う和歌山のドンファン真っ青な
大円団へと物語は向かって行った。
冒頭 進軍歌のやうなマーチ風が少女のハミングで森の中から聞こえて来て
映画の始まりだけで無く 其の終わり方も暗示して呉れた。
1時間半の上映の中で これだけコンパクトに物語を まとめて呉れれば
名作の部類に入るのでは?と感じた。

女教師役は「奇跡の人」の 生真面目なアン・バンクラフト。
補助教師と思われる役なら「黒水仙」の清楚なデボラ・カー。
意味 有り気な目線で男を誘惑する二十歳前の生徒役なら「芸者 小夏」の頃の
岡田 茉莉子。そんなイメージを想起した。
50年に1回と云われる全国規模の大雨の中 来るだけの値打ちが有る文芸作。
私好みなのも幸いした。
 

「BPM」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 6月16日(土)20時08分21秒
  かなりコァな映画。最後まで見終えるには相当な覚悟が要ると感じた。

冒頭 大学の自主ゼミみたいな処で同性愛者の議論が伯仲してたんだが
サブ進行係の女が「議論を楽しんで」。と切り出した。
日本だと とてもぢゃ無いが「議論を楽しむ」なんて云う発想は出て来ない。
実際 エイズ絡みの議論だから参加者の生き死に関する事柄。
それを「楽しめ」。なんて日本ぢゃ参加者達から袋叩きに遭うのは必定。
が さう為らないのがフランス人。議論文化の成熟度の差を痛感した。

最後の方で 薬剤会社の豪華パーティの席にグループがナダレ込みエイズで
死んだ仲間の遺灰をテーブルに ぶちまける行為には暫し唖然とした。
「此処まで やるか!?」ってな印象。日本だと遺骨や遺灰には「カミ宿る」
的な思想が有るので 中々其処までは踏み出せ無いのだけど アチラの方は
その種のモノは抜け殻的な物と見る傾向が強いので大して違和感も無い
のだろう。エイズで死ぬ事に関する洋の東西は無くとも 其の遺骸に対する思いの
タケには東西の差は歴然 有るのだと感じた。

ラファエロだったかの有名な絵に三色旗を掲げ民衆を鼓舞する半裸の女神の絵が
有ったけど 彼らは 其の昔 バスティーユを襲った民衆の化身ですねぇ。
自由とか自主にはフランス人は敏感なのだと思いました。
 

リクエスト

 投稿者: イライザ  投稿日:2018年 6月15日(金)11時31分13秒
  ウェス?アンダーソンの「犬ヶ島」上映してほしいです。  

上映希望

 投稿者: 篤憲  投稿日:2018年 6月 8日(金)06時46分56秒
  東京の下北沢で上映している
「ユートピア」が
映画サイトの予告を見て面白そうだったので
上映していただけないでしょうか
 

「アバウト・レイ 16歳の決断」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 6月 7日(木)21時26分36秒
  主人公の祖母役を やった スーザン・サランドランは何処かで聞いた名かと
思ったので 帰ってグーグルで くぐったら1970年代から脇で活躍してる
女優で 当時の洋画雑誌なんかにも青春スターとして何度も紹介されてたのを
思い出した。当時から枠にハマラナイ少しラジカルな役柄が多かったので
今回のレズ役ってのも頷けた。映画は16歳の子と其の母親の話なんだけど
そんな・こんなで其れを見つめる祖母の目線で物語を観てた。
物語の核は今 流行りのトランスジェンダーの話題だが自分的には親子三代に
渡る「ブルックリン横丁」的な話かと受け取った。

女優のジュディ・フォスターは自ら同性愛者だとカミングアウトしたけど
生前 同性愛の噂が絶えなかった クレオパトラを演じたクローデット・
コルベールは果たして実際の処 どうだったのだろうか・・? と
想起しながら映画を観てた。
 

「しあわせの絵の具」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 6月 2日(土)17時40分48秒
  この1年間「メトロ」で観た何十本の映画の中で最高傑作!!だった。
チラシでは世界中で観客賞を取ってるらしかったが さもありなん。
難しい話は抜きにして観客に解り易い作りで最後まで裏切る事は無かった。

最初 ザンパノ&ジェルソミーナの「道」(フェリニーニ監督作)の夫婦を想起
しながらハラハラと観てたけど 本編の夫は大道芸人のザンパノ程 アクドクも
無く根は善良なので途中から妻を人間扱いし始めたのを見て安堵した。
夫は身寄りも無く孤児院で相当に酷なメに遭ってるので極端な人間不信が逆に作用し
商売が上手い。妻も近所から石を投げられて育った経緯が有るので或る意味
似た者同士か。妻の描いた絵を激賞した副大統領のニクソンは底辺の出なので
何か感ずるモノが有ったのだろう。彼が注目した気持ちもヨク解る。
絵は 一種「ちぎり絵」みたいで懐かしき欧州調。日本で云う「いわさき ちひろ」の」
やうな郷愁を誘うのだろう。良い意味で素人受けする絵画だった。
映画の遠景は 完全に絵画の構図。
チャールストンやT型フォードやらも登場したのでソッチ系が好きな私的にも
嬉しかった。
 

リクエスト

 投稿者: はる  投稿日:2018年 6月 2日(土)14時51分52秒
   深田晃司 監督作品『海を駆ける』を福井でも観たいです。

  http://umikake.jp/introduction.html

 

「HAPPY END」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月28日(月)21時19分40秒
  改めて題名の意図を考へてるんだけど よく解らない映画だった。
最後の終わり方は仏映画らしいし 冒頭のスマホの録画動画の長回しも
制作側の苦労が偲ばれたんだけど 詩人感覚で生きてる仏人の映画感覚には
到底 就いてゆけない我が身を感じた。

主演のジャン・ルイ・・が「名優」とチラシに書かれて有ったんだけど
1970年代当時から新進の演技派と呼ばれてたのをオンタイムで
知ってる身としては「何を今更」の感じ。
世代が上の「望郷」~「ヘッド ライト」~「シシリアン」と変遷して行った
ジャン・ギャバンの立ち姿を想起しながら こっちのジャンを見つめて居た。
13歳の姪っ子の役をした女優は醸し出す雰囲気が「歩く児童ポルノ」のやうな
オーラを放ち 近い将来 大化けして来る予感を感じた。

物語的には 意固地で疑ぐり深い車椅子の老人が最後の最後に姪っ子と心の
触れ合いが出来てハッピーエンドの お話だったのかも知れない。
 

「ルイの9番目の人生」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月20日(日)20時42分3秒
  映画が始まって30分で犯人が誰だか見当が付いてしまった。
後は どれだけ技術で引っ張って呉れるか?だったのだが
そこそこ楽しめた。

少年の母親のイデタチは異様で1940年代ファッションに日常的に
身を包んでる。まるでモデル上がりのローレン・バコールのやうな身のコナシ。
何を着やうが自由とは云へ半世紀以上も前の立ち居振る舞いと為れば
それだけで尋常では無い。私見に依れば異常なまでのクラシカルな装いする
女性って清楚系ビッチが隠れてるやうに感ずる。主人公の美人母も
其れで在った。

いつの時代でも少年は母の味方だから 事の真相は周囲には直ぐには
伝わら無かったけど 本作は幼児教育に携わってる人に観て欲しいと思った。
良か教材に為ると思ふ。

親子3人でピクニックするシーンで急に画質の色合いが変わった。
初期シネラマ時代の淡いシットリ感に似た画質に変わったやうに見へた。
わざわざ古いフィルムで撮影して其れをデジタル処理したかのやうな趣だった。
ノスタルジック感を出す時に昨今 使われる手法なのだろうか?
 

「はじめての おもてなし」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月14日(月)19時30分20秒
  バブル期の日本のホームドラマを見てるが如き。
昨今のドイツはEUで一人勝ちの感なので そんな趣を感じた。
内容も最後の終わり方も予想通りで如何にも堅実好みのゲルマン風。
国内で最高の興行収益を上げた!と聞いても別に驚きも無かった。

上手い映画だな。と感心した。古典的な手法を古典的なまま上手に使い
切った感じ。異人種の難民に対する幾つかの一群を そのままパズルに
組み込み現在のドイツを上手に発信してた。
映画の かなり後半部 ゲーテの詩の一節が読まれたが その前の勇壮な
シンフォニーは流れとしてワグナーかと思ったのだが どうだったのか?
独逸好みの詩や曲は揶揄・自嘲したブラック・ユーモアと受け取ったのだけど。

受け入れた家族の家屋は白い家。
白人娘が黒人の恋人を家に連れて来た「招かざる客」の家も白色だった。
医師の父親役を観ながら スペンサー・トレシーを想起した。
 

「5パーセントの奇跡」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月11日(金)21時31分46秒
  冒頭の「幸せの道と云うより道そのもが幸せなのだ」は 極めてオリエンタルで
主人公の生まれ故郷スリランカの上座仏教の経典「法句経」あたしの影響を
感じた。だけで無く 主人公の行動規範全体に「法句経」のエッセンスが感じ
取られ ドイツ語圏の映画としては珍しい色合いを感じた。

主人公の姉役のエスニックでエキゾチックな横顔を眺めてたら インド・ベンガル
生まれの女優 ヴィヴィアン・リーの「哀愁」を思い出したのだが
インドやスリランカの女子の顔って何やら哀愁を醸し出す顔立ちのやうだ。

真面目で頑張る主人公の元には 母・姉・同僚・上司と応援者が集まる。
試験官の補助にまで助けやうと云う気持ちが働くんは やっぱ 本人の
お人柄なんでせう。



 

「Big sick」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 5月 3日(木)21時03分0秒
  エンディングで主人公 本人の写真が紹介されてたけど可愛かった。
その可愛さはティーンエージャー向けのモデル誌の表紙を飾る事が出来る程の
可愛さでバツイチでも男ならゾッコン!に為るで有ろうと思った。

映画の前半は かったるい感じだったが後半はテンポ良く進み2時間が
アッと云う間。まるで少女コミックの恋愛物のノリで有った。
パキスタン人の男は かなりのイケメンで しかも少々毒気 有る喋り方を して
往年のコメディアンのダニー・ケイを彷彿と させた。

全体として 地方のボードビリアンのショウの延長としての恋愛物のやうな
軽妙・洒脱な映画で気持ちがポカポカで帰る事が出来た。
 

「ザ・シークレットマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月28日(土)19時45分27秒
  コードネームの「ディープ・スロート」と云えば事件発生時のメガトン級の
ポルノ映画「ディープ・スロート」を思い出すが 主演した女優は2002年に
事故死し・本編の主人公のディープ・スロートは翌年 自分が それだった と
公表した。時代の寵児だった女優リンダが50代の若さで死んだ記事を見て
彼は真実を語り出したのか・・と思った。
「そんな馬鹿な・・」。と打ち消したい気も有るが 存外 人の気持ちが固まる時って
そんな些細な・他愛も無いキッカケに起因する場合が多いと感ずる。
復 リークした情報源の張本人に俗語のスラッグを使うあたし 当時の世相・女性観が
感じられ隔世の感も感じた。

事件を扱った映画と云えば 4年後に公開された「大統領の陰謀」を想起する
のだけど 此方は二人の新聞記者がメイン。記者の上司役のマーチン・パルサムが
当時は渋くて唸った記憶が有る。
本編は知らない役者ばかしで 半世紀前なら主人公がジェームス・シュチュアート。
上司がハンク(ヘンリー・フォンダ)でキャスティングされただろうと推察される。

映画は主人公が少し正義の硬骨漢 過ぎる。「そんな立派の人?」。と突っ込み
入れたく為る。第一 私は毛並みの良いケネディは嫌いで・それに反発を感じる
底辺社会からの叩き上げのニクソンに親しみを感じる身なので 主人公の正義感
ぶりには正直 嫌悪感さへ感じる。大統領なら誰でも やってた・やってる事。
只 彼の場合 自らの荒削りな人柄と侵入した5人の素人臭い仕事ぶりの為
窮地に追い込まれたってな印象。やった事に対しては「落とし前」を付けなくては
為らぬのが法律だから仕方も無い話なんだけど 部下を従わせる技術に欠けてた
だけで極悪人にされてしまう政治の世界はホント怖いと感じた。。
と云う意に於いてニクソンは被害者だと感じた
 

「ベロニカとの記憶」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月21日(土)16時04分2秒
  「舞踏会の手帳」の別バージョンだと思って席に座ったが 此れは此れで
1本の映画だった。最初のナレーションの言い回しがバーナード・ショーの
やうな皮肉っぽさ だったので流石に英国人と納得してしまった。
最後のドンデン返しも米国映画では作り難いと感じた。英米人の間での
微妙に感性の違いを感じた一遍だった。
 

希望のかなた

 投稿者: 若泉  投稿日:2018年 4月15日(日)08時12分39秒
  アキ・カウリスマキの映画は久しぶりだった。
「希望のかなた」は、アメリカ・イギリス・フランスによる空爆が行われたというタイミングが皮肉に思えた。
攻撃の陰で語られることの少ない「難民」や「国」について考えさせ大変よかった。
日本語の歌が劇中で流れるのは監督の趣味だと思うけれども、同じように日本語の歌が使われた「ラヴィ・ド・ボエーム」を思い出し、しんみりとした。
 

「希望の かなた」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月14日(土)21時44分45秒
  フィンランドも親日国とは聞いてたけど此処までとは知らなんだ。
映画の後半 普通のレストランから寿司店に変えるのだが其の変え方が
半端では無かった。「竹田の子守歌」まで現地語で流す凝りやうは
やはり本質的に「日本 好き」が無いと無理だと感じた。
トルコなんかも さうだけど 歴史的に大国ロシアと対峙した国々は
バルチック艦隊を破った日本には必然的に親しみを感じるのだろう。

映画の方はヨカッタ。
ヒーロー・ヒロインは出て来ないけど全員が主役。そんな映画だった。
日本の小説で云うと 山本 周五郎 の世界。市井の人々を温かく見つめた映画。

冒頭 主人公が石炭貨物船の積み荷から ひよっこり顔を出すシーンでは
何故か「手錠のままの脱獄」でのトニー・カーチスとシドニィ・ポワチェの
ラストの見つめ合う場面を想起した。

 

「新世紀 パリ・オペラ座」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 4月12日(木)20時37分15秒
  予想してた以上に相当コアな映画だった。
全編 楽しむには かなりの量 オペラに関する素養が無いと駄目だな。
と感じた。

仏が盟主国に為るアルジェリアの子達と思われる一群との合奏は
日本も東北の津波で被害に遭った中学生達がベルリンのオケと合奏した事も
有るので 其れとオーバーラップに為ったのだけど 最後はラ・マンチャの男の死に際の
一節を持って来たのが良かった。


館内の廊下に映画「007(シリーズ)」のポスターが何枚か貼り出されてたけど
ボンド・ガールを経験した女優の 浜 美枝さんは映画会社から貰ったギャランティで
ミラノ・スカラ座~パリ・オペラ座まで特等席で観劇三昧の日々を過ごされた
らしく「徹子の部屋」で話されて居たけど 舞台の袖から観劇 出来る機会は
滅多に無く その分「儲けたな・・」。ってな思いだった。
 

「ドレス ヴァン ノッテン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月29日(木)21時03分42秒
  ファッション ショウの楽屋が見れて新鮮だった。

ジェーン・パーキンやマリリン・モンローの名が登場して懐かしかった。
二人は女優だったけど一時期モデルも してたので彼女達の名も出たのだろう。
マリリンが主演したラブコメディの映画の挿入歌も流れたが歌ってたのは男声。
その辺が主人公の性癖だし美意識なんだろう。
大円団 パリ・オペラ座・ステージ上でのショウではラヴェルの「ボレロ」
が使われてた。ラヴェルは仏の人。流石にツボは離さないと思った。
 

リクエスト

 投稿者: もさこ  投稿日:2018年 3月27日(火)12時41分10秒
  『泳ぎすぎた夜』観たいです。

http://oyogisugitayoru.com/

 

「デトロイト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月23日(金)20時30分35秒
  予想してた以上に骨太な映画だった。
1939年の「風とともに去りぬ」は日独との戦争が避けられぬってな状況下で堂々と
作られた。さうした国力 云うか 懐の広い文化 云うか それが今でも米国の良さ
だと感じつつ観て居た。

昨今の人類史では 太古の昔 アフリカのケニアから30人ばかりの家族が外に出て
全世界に散らばり今日に至ってるってのが遺伝子の研究から解明されてるのださうだ。
つまり 人類の祖先は黒人から始まり 後に白人・黄色人が生まれたのださうだ。
私が高校で学んだ思考で云うと逆だったんだが 以降 暗黒大陸と云われたアフリカの
遺跡の発掘なんぞも頻繁に行われ調査もされ新たに判った結果なんだろうと推察される。
思ふに 差別ってのは事実誤認から始まるやうに感ずる。
白人の祖先が実は黒人だったのが判れば「ブラック パンサー」は出現しても
「KKK」は生まれやうも無かったかと思ふ。
いつの時代でも歴史の教科書って 勝った者が負けた者をイイやうに扱う物では
有るのだけど。

映画的には ’60年代のサウンドが流れ「シュープリームス」も生で見れたので
お得感が高かった。真ん中の娘は後年「ビリー ホリディ物語」で主演し
今もベガスでソロで歌ってるやうで 若かりし頃の舞台を垣間見へて嬉しかった。
最後の登場人物達の「その後」の説明手法では コスタ・ガボラス(監督)の「Z」の
手法を想起させた。確かフランスとギリシアの合作だったか。



 

上映作品リクエスト

 投稿者: リクエスター  投稿日:2018年 3月19日(月)19時10分34秒
  今、巷で話題になっている作品を福井でも観たいです。


第68回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門正式出品
第42回香港国際映画祭・インディーパワー部門招待上映
2017年PFFアワードグランプリ受賞作品



清原惟監督作品
『わたしたちの家』


■出演
河西和香 安野由記子 大沢まりを 藤原芽生 菊沢将憲 古屋利雄 吉田明花音
北村海歩 平川玲奈 大石貴也 小田篤 律子 伏見陵 タカラマハヤ

■脚本:清原惟 加藤法子
■プロデューサー:池本凌太郎 佐野大
■撮影:千田瞭太
■照明:諸橋和希
■美術:加藤瑶子
■衣装:青木悠里
■サウンドデザイン:伊藤泰信、三好悠介
■編集:Kambaraliev Janybek
■助監督:廣田耕平 山本英 川上知来
■音楽:杉本佳一
■配給|HEADZ
■宣伝|佐々木瑠郁

2017年/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/DCP
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了作品

http://www.faderbyheadz.com/ourhouse.html
 

「Ryuichi Sakamoto:CODA」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月18日(日)15時04分57秒
  「此処で映画は終わるな」。と思ったらジャスト・ピッタリ物語は終わった。
良いも悪いも自分の肌に合った映画だった。

主人公の坂本に付いてはYMO時代から好きには為れづ反感を覚えてた。
オンバ日傘の坊ちゃんが親の庇護と財力に任せ好き勝手してる・・ってな
イメージだったからだ。その印象は映画を見終えても変わらぬが エンドマークが
予言 出来たってには やっぱ感性・感受性・音楽のスタンスが似通ってる
のかな?と思う。 家を出て来た時 最近 よく口ずさんでる新倉美子さんの
「YUO BELONG TO ME」に包み混まれるやうにして来たのだけど 彼も復
世界に羽ばたこうとした日本人の一人なんだろうな。と感じた。

色々なジャンルを歌う森山良子などは確か出自が牧師の娘だったか。
彼は意識的に血脈に関して話を避けて居た様子だったけど 父親が貿易商とか
母親が国際学科の教師とか何か縁が有るのだろう。さうした縦の線も見せて
欲しかった。

チラシには「日本が誇る世界的音楽家」と記されて居た。
まぁ それは間違いは無いのだけど 彼が住む東京はTOKYOで日本では無い。
日本の一部でも無く一種「租界地」のやうな場所。地方に長らく住んでると特に
さう感じる。だから東京を代表する世界的な。に言い方を変えて欲しい。


 

「ゴーギャン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月12日(月)22時06分0秒
  徹底して胸糞の悪く為る映画だった。
チラシでは「タヒチでの愛」みたいな表記を して居たけど 実際は妻子を捨て
単身 南洋の島に渡った初老のロクデナシが現地で少女買春をして現地妻にしたものの
現地の男に妻を寝取られたと云うシマラナイ話。百年以上も前の事だから話だけで
済んだけど これが現在なら女性蔑視のロリ狂いの爺と存在自体 抹殺せょと
運動が起こる処。「ゴーギャンの絵は好きぃ~!」。とハートマークの女子が
居るとして その辺 どう思ってるのか?訊いてみたい衝動に駆られた。

2度のオスカー主演を得たマーロン・ブラントは一時期 ポリネシア系の二十歳
くらいの娘を連れて歩き芸能記者にも紹介して居たらしいけど 向こうの白人男子は
南洋の少女にはオリエンタル趣味を満足させて呉れる物が有るらしく
私を含め日本男子がブロンド美女に滅法 弱いのと似た感じなのだろう。

誰もが知ってる有名画家を扱った映画なので例の如くチラシには著名人の寄稿が
載せられて居たのだが 其の中で自分と肌が合った寄稿文は 片岡 鶴太郎の
「画家は職業ではない。生き方 なのだ。」には 頷く点が多かった。
=確かに美術の先生は職業でも 実際 絵を描く人って職業とは言へ無いねぇ・・。

絵の評価は難しい と思ふ。
帰宅してネットで調べたらゴーギャンの絵は245億円で売り買いされた事が
有るらしい。1890年代当時の絵だが当時の一般的な評価額は二束三文
だったのは疑う余地も無い。クルマや家電のやうに万人が納得 出来る販売価格が
設定し辛いのだろう。ゴーギャンは元は腕の良い「株屋」だったらしいが
絵の業界も仕出戦のやうな一種 博打なんだろうな。
 

「被ばく牛と生きる」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月11日(日)07時59分28秒
  かなり前のNHKの「みんなの歌」で森山良子が「ドンナ ドンナ」を歌ってて居て
その歌詞に出て来る子牛のイメージと だぶらせて観て居た。
本編はラヂオの「日曜名作座」でも長年 知的で可憐な落ち着いた声優ぶりを披露してひる
竹下景子がナビを務めてて居たので余り構える事も無く等身大で鑑賞が出来たのが
本作のスタッフの腕の見せ所かと感じた。

原発の問題は難しい・・。
反対するにせよ・賛成側に回るにせよ 痛し痒しで一筋縄では行かぬ。
世の中の構造が複雑に成り過ぎてるのが功罪半ばする原因と思うのだが。
 

上映予定

 投稿者: こばやし  投稿日:2018年 3月10日(土)11時08分42秒
  「あなたの旅立ち、綴ります」公式サイトにてメトロ劇場で上映予定とあり楽しみにしています。詳しい予定の公開をお願いします。  

キセキの葉書

 投稿者: ざんくろう  投稿日:2018年 3月 8日(木)17時25分33秒
  いい映画でした。
映画全体で、何処かがとびきり良いと言うことはありませんが
元ストーリーの力が強く、映画に引き込まれた90分でした。
良い映画を上映してくれて、ありがとうございます。

次は岩合光昭か、映画音楽か、どちらか迷っています。
 

「キセキの葉書」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月 6日(火)16時01分17秒
  二度も書いてる途中で文が消えてしまった。
此方の込み打ち損ないなのだが 本編同様 気分が乗らない。
映画自体は悪く無いのだけど 主人公役の女優サンの胸の大きさと同じでイマイチ・・
足りない。まるで やらづ・ぶったくりのAV買った時のやうな心情だ。

映画は上手く出来てた。女性目線の女性の映画だから普通の女性なら全員が全員 泣く
だろう。例へば エンディング曲に使われてた本田 路津子の「耳を すませて ごらん」
は主人公の等身大の応援歌だろし その前に使われてた「花の街」は実母の世代の
応援歌に為るのだろう。曲同士の制作年度の差は丁度25年で娘が母親に為る年数とも
符号する。映画自体は素人集団が立ち上げたにせよ シッカリ脇を玄人が固めてる感
有り有りで国際的な賞を獲ったんも頷けた。

只 物語として男の出番が少なく主人公の大分の実父なんかでも もっと増やしても・・。
と思ったし 主人公の妻の人生の伴侶は完全に娘 ないし息子に移ってた。
夫は完全に給料運搬人・マスヲさんで在り その事に付いて触れられて無かった点が
大いに不満に感じた。おそらく夫は不倫してるか・キャバクラの常連に為ってるか
どっちかだと思われたが。

「このままでいいんや、このまま幸せになるんや」は浄土真宗の法話の席で
よく布教使が使うフレーズ。なので主人公の女優が神々しく九条武子に見へた。

 

「ゴッホ・最後の手紙」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 3月 4日(日)21時45分5秒
  副題が「最後の手紙」だから弟に宛てた最後の書簡をモチーフにした
創作劇なんだろうが手法が斬新で魅せられた。正直 云って其の手法
見たさに来館したってな処。

ゴッホ その人に付いては昔から嫌いな画家だ。
目にケンが有るし 絵そのものもコテコテした感じで墨絵のやうな
水彩画のやうな絵を好む身として到底 好きには為れない。

本編はゴッホの謎の死をサスペンス物として仕上げて居たけど 映画人が
絵画的手法で作った云うより絵描きの集団が映画的手法を使って自分達の
「父」で有るゴッホの一面に切り込んで行った・・。そんな趣を感じた。
世界的に著名な画家 百人がゴッホの絵を動かす方法で作り上げたらしいけど
近代絵画の父と云われるゴッホと さぞかし一体感を覚えながらの作業だった
のだろうと推察する。昔 日本の有名な版画家の日常を描いたドキュメント映画
「わだはゴッホになる」ってな映画が有って 国際的な賞も受けた邦画なんだけど
その中でベートーベンの「合唱」を口づさみながら一心不乱にノミで版木を
掘ってた場面が有って 当時の西ドイツの映画祭で審査委員達から大拍手が
湧き上がった話を想い出した。「わだ」云うのは 其の版画家が生まれ育った
東北・青森では「私」と云う意味で彼も又 ゴッホと一体に為りたかったのだろう。
彼の名は棟方志功だったか。

本編の手法はホントに斬新で旧態依然とした手法しか知らぬで有ろう今の北朝鮮の
映画人達が若し観たら腰を抜かす程 驚愕して自らの無知を恥じるだろうと思った。

名子役でも有った映画女優 高峰秀子が書いた自叙伝「私の渡世日記」の
中に かう云う下りが有る。
時は昭和17年の事だったか 或る日 映画会社の御歴々に内々で数人が呼ばれ
会社の試写室で極秘でアメリカ映画の上映会が行われたらしい。
漏れ訊く処に依れば日本軍が或る街に攻め入った時 其処の映画館にフィルムが
残されて居り秘密裏に輸送されて東京の映画会社に運ばれたらしい。
そして当時の軍部の文化部が映画人達に観た感想を求めて来たのださうだ。
その当時の最新作「風とともに去りぬ」とかディズニーの「ファンタジア」とかで
深夜の上映会が終わって皆がビルを出たら外は明け方だったらしく
その中の一人が思わづ「あんな国と戦争したらマズイな・・」。と呟いたさうな。
その数人の中にデコちゃんも居た訳なんだけど 本編の斬新な場面を見てたら
その話を想起した。

映画は其の国の文化のバロメータだけど同時に国力の象徴でも有る。
本編のエンドクレジットの中に「NHK エンタープライズ」の名が見へ
日本人として誇らしく感じた。


 

「悪と仮面のルール」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 2月26日(月)23時10分36秒
  かなり重厚な映画だったが正直よく内容は飲み込め無かった。

まるで舞台劇のやうで しかも画調が昭和の40年代 外国映画で云うと
フイルム・ノワールのヒットマンのやうな趣を感じた。
主人公の役者の声質が鬼籍に入ってる細川俊之ソックリで驚いた。
若しかして わざと二枚目俳優だった細川サンに意識的に似せてるのかもと
思ったけど 実際 どうなんだろうか? 若いし・イケメンだし・オリエンタルな
雰囲気も充分 有るしで 早々にハリウッドに渡れば早川雪舟サン並みに
成功するかも知れぬと感じたけど。

自分的に感情移入が出来たんは主人公が雇った探偵の初老に近い男性。
年齢的に歳が近いってな理由も有るんだけど 子供の頃の主人公を実は知ってて
それを口に出さないってな処が大人としての思慮深い配慮のやうに感じられ
「自分でも ああするな」。と感じた。
二人の男女は共に児童虐待を受けてたので一種「戦友」に近い感情でお互いが
心的に結び付いてたのだろうと思うのだが もう一押しが足りづ友達夫婦には
成れなかったと思われた。残念だけど概して世の中そんなもんだな~~。と思ふ。
人生 涙の別れの方が数的に遥かに多いからね。泣いてる暇なんぞ此の世に
有りは・・しない。
 

> 上映作品のリクエスト

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2018年 2月25日(日)22時20分41秒
  『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
は上映決定しております。(4/14~5/4)
随時上映作品は更新いたしますので下記ページにてご確認ください。
http://fukuimetro.jp/blog-entry-205.html
ご来場お待ちしております!

http://fukuimetro.jp/blog-entry-205.html

 

上映作品のリクエスト

 投稿者: 映画中毒のニャース  投稿日:2018年 2月24日(土)11時14分11秒
  ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
の上映をお願い致します。

2017年の夏、アメリカでたった5スクリーンから始まった公開だったが、口コミが広がり2600スクリーンまで拡大し大ヒット。多数の賞も受賞。
パキスタン出身の男性コメディアンとアメリカ人女性のカップルが、結婚に向けて文化の違いによる数々の壁を乗り越えていくさまを、実話を元に描いたコメディドラマです。
日本では2018年2月23日公開です。

原題 The Big Sick
制作年 2017年
制作国 アメリカ
上映時間 120分



 

「ヒエロニムス・ボス」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 2月23日(金)04時51分50秒
  彼はダリの絡みで名前だけは知って居たが詳細は解らづ 本編を観て少しは解った
気に為った。それ程までに美術講義の番組として有意義で90分番組が3時間番組の
やうな濃度の濃さを感じ Eテレの「日曜美術館」の海外版のやうな趣が有った。

冒頭の三連の大仕掛けの絵には狩野派の屏風絵を思い出し・擬人化された手法には
「鳥獣戯画」を想起させ・幽玄や夢幻の世界観には白魔術のタロット(カード)の
絵柄と似た嗜好を感じた。祖父の代から三代 続く絵描きの家系らしいが
「あやかし」のやうなジプシーの血が入ってるやうな気がした。
漫画家・美術史家・画家・美術館の係員 等に混じって40前の女性シンガーが
絵を観た感想を話してたけど  彼女の感覚が自分に取って一番 近い感想・感性
だと思った。理論づけや・後づけぢゃ無くストレートに自分の毛穴感覚で感想を
述べてる点 好感を感じ身近に感じた。
自分もワンカラの個室に入れば長年ジャズだのシャンソンだの歌ってるので
彼女の自らの音楽との対比は興味深かった。

仕事の除雪と持病の神経痛でヨレヨレで館に来たが 来るだけの値打ちの有る
映画で エンド・クレジットの最後に「プラド美術館」の名が見へ懐かしかった。
之 スペイン語会話学習のテキストでは定番の場所だから。
 

「追想」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 2月18日(日)15時39分47秒
  題名の「追想」から連想されるのは二度目のオスカー主演を得たバーグーマンの映画で
本編も「さうだろ」。と思って銀幕の前に座ったら外れたので少し気落ちした。
此れは此れで「好品」では有ったんだけど。

映画は1975年の作だから一度は観た事が有る筈なんだが どうも初公開時の時が
思い出せない。概して欧州映画は地味だからなんだろうが帰宅して見たチラシの
ロベール・アンリコだのロミー・シュナイダーだのの名が懐かしく瞬間20代だった
自分に戻ってた。
冒頭の場面とエンド・クレジットの絵柄が同じで 後半もメリハリが利いた作りだった
ので観てても安心感が広がった。バックの音楽もフランシス・レイ タッチの心地よい
電子ピアノの静かな掛け合いだったのでまるで「ゆりかご」気分だった。
主演の男優は「地下鉄ジジ」にも出てたらしい・・。この映画は仏版「自転車泥棒」の
やうな映画でジジと云うルンペン少女と(歌って踊れる名優との)絡みが
面白くリバイバルで観た時には買った映画音楽全集のレコードの中に此の映画の
挿入歌「ジジ」が入ってたので よく聴いてたのを想起する。
出演してた名優は確か モーリス・シュバイエ?だったか。歌の「ジジ」は彼が
歌ってたのだけど。

本編の物語的には 主人公の医者(外科医)は1944年の仏と云う設定上
政治的に難しい立場だったと推察される。結局は愛する家族を惨殺され好戦的な
パルチザンに変身してしまうんだけど其の過程で盛んにフラッシュ・バックが
使われ主人公の気持ちの起伏が よく解った。
対する12人のドイツの将兵も人間的に描かれ好感を感じた。
思わづ米国テレビドラマの「コンバット!」に登場するドイツ軍の将兵を
思い出した。
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2018年 2月18日(日)13時27分1秒
  監督過去作はDVD化しておらず、こちらも今のところ限られた映画館でしか上映しないので「立ち去った女」を上映して頂けると本当に有難いです。必ず観に行きます。ご検討よろしくお願いいたします。  

リクエスト

 投稿者: marine  投稿日:2018年 2月16日(金)07時47分17秒
  想田和弘監督『港町』を上映してください。

http://minatomachi-film.com

 

リクエストのお願い

 投稿者: にこ  投稿日:2018年 2月13日(火)23時15分12秒
  「彼女が目覚めるその日まで」を上映していだだきたいです。よろしくお願いします  

「婚約者の友人」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 1月20日(土)08時53分55秒
  仕事アガリに観に来たが予想通りフランス映画らしいフランス映画。
上品で「たおやか」で詩情的でアンニュイで 貰った小さなチラシの裏面に
書かれて在った著名人の寄稿文を借りるなら「どの場面も なつかしい優雅さを
湛えてる」(女流作家)とか「生きる希望が湧く名作だった」(夏木マリ)。とかに
近い読後感に為るか。

のっけから まるでサイレント映画のフロント頁のやうな冒頭で以降もモノクロ画面が
続き 時代設定も1919年の欧州ドイツ語圏なので当時の社会風俗に引き込まれ
魅せられた。途中 思い出したやうにカラーの場面が三か所だったか現れ
アウシュビッツの今と過去をシットリ描いた仏映画の名作「夜と霧」の趣向を
想起した。 物語りの前半部までは仏から来た青年はフランツとは同性愛だと
推察してたのだけど 実際はアーティスト特有の繊細な神経ゆゑと解り
流石 名バイオリニストってのは さう云う行動も取るのかと無抵抗で得心
してしまった。

極めて大時代的な雰囲気を醸し出す映画で 画面だけ見てると何だか1940代の
メロドラマのやう。でも使ってる撮影機材は今時だから画質も音声もクリァーで
時代の違いが判ると云う趣向性を感じた。
二人の男は敵と味方に分かれ塹壕戦で撃ち合う形と為ったのだけど 第一次の
大戦の欧州の戦線は後半は膠着状態の塹壕戦で それを描いた レマルクの小説
「西部戦線 異常なし」を想起した。
当時の日本の皇太子・後の昭和天皇も お読みに為り映画化もされた作品で
確かドイツ将校役で当時 有名なドイツの役者も出てたと記憶して居る。

かうした登場人物の心象風景を描いたら右に出る者が居ないのがフランス映画で
邦画も かうした方向性で行って貰いたいと思う。
実相寺(監督)の「無常」のやうな映画が好きなんだけど 米映画の猿真似のやうな
映画が多過ぎると感じるのは私だけだろうか?
 

「ありがとう トニ・エルドマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2018年 1月 3日(水)20時33分3秒
  2時間40分の長尺物だったけど後半 物語の展開が早く為った感じで
終わって見れば2時間物と大差 無く「いい映画」の範疇に入るのだろうと
思った。観てる時間が短く感じられるんは「いい映画」の必須だから。

ストリィは 都会で肩パット入れた服装で颯爽と仕事しとる娘に会いに行く
父親と其の娘の掛け合いなんだけど 両人とも かなりの意地っ張りだから
あらゆる場所で衝突してしまう・・ってな展開。
さう云う中に在って印象に残ったシーンは或るホームパーティの場で
父親の伴奏で娘が歌を披露する場面。イケイケの仕事娘が少し厭世的な歌詞を
ホイットニー・ヒューストンのやうな歌唱で歌い挙げ部屋を出てゆく場面。
ナチュラルな娘の素顔を皆に披露する事が出来た父親の歓喜の顔が印象的。
部屋は東方教会・ギリシア正教会の復活祭の通俗的な集まりみたいだったけど
その中でゴスペルのやうな歌詞を上品に歌い挙げた彼女に万雷の拍手が
湧き上がったんが印象的だった。

一連の場面を観ながら川端康成の小説「山の音」を映画化した時の 父・山村 聰
義理の娘・原 節子のシーンを思い出してた。
昭和29年の成瀬(巳喜男)監督の作品なんだけど 会社重役の父の会社へ弁当か何か
長男の嫁の原 節子が持って行く場面が有ったかと記憶して居て
それで二人の相対場面が想い出されたのだけど その時の山村 聰の娘に対する目線と
本作の父親役の目線とが似通ってて驚いた。

その本作の父親には怪優のジャック・ニコルソンが演じてるらしかったが
体形が まるで晩年のチャールス・ロートンで若い頃の颯爽体形 知ってる身として
寂しさを感じたのだけど 戦前期のドイツ映画は確か怪奇映画の宝庫だったので
彼が おふざけで「ノートルダムの せむし男」に似せた変顔してたんも
黄金期のドイツ映画に対する玄人筋の郷愁ってな処で関係者から映画が高い評価を
受けた一助と為ったのかも知れぬと感じた。

本作はヒットした文芸小説の映像化ってな趣旨らしい。
でも娘の職場の人間関係が少し ややこしくて解り難い点が有った。
昔風に単純明快が良いと感じた。
エキゾチック美女・マール オベロン と 貴公子然のローレンス
オリビエが出演してた「嵐が丘」の逢瀬の場が懐かしく思い出された。



 

「ボブという名の猫」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年12月31日(日)15時44分21秒
  日本でも有名だった機知に富んだロンドン生まれのコメディアンのボブホープには
ボードビリアン的な要素が強かったけど 本作に登場する猫も相当ボードビリアン的な
芝居猫だった。おそらく王立演劇学校あたりに所属して居るホンマモンのアクター猫
だと感ずる程の演技力だった。

映画は 迷い猫を拾ったストリート・ミュージシャンの更生劇なんだけど
冒頭は英国人気質らしい言葉遊びのタイトル表示で「007」の導入部を想起させた。
彼に関わる女性は3人。一人目は麻薬の更生に携わる公的施設で働く理知的な女性。
二人目が職業不詳ながらNGOの「グリーンピース」のやうな思考を持ったナチュラルな人。
三人目が公的施設から落ちこぼれた中毒者を救う民間施設で働く褐色肌の女性。
この3人が「ジャンキー」と呼ばれるヘロイン中毒者の彼を救ってゆく介護者と為ってゆく。
3人は今の英国女性の三つのグループの夫々の代表者のやうな存在で在った。
主として生活経済面での色分けとして。

キャメラは時々猫の視点で回され・台所の下の壁の隙間から出入りする鼠なんかでも
鼠の目線で周囲が映し出されてて 思わづ1970年代の鼠と少年の交流を描いた
映画「ベン」のワンシーンを連想させた。

オンタイムで昔 観た自伝的映画「わが心のふるさと」は ボブ・デュランが憧れた
吟遊詩人 ウディ・ガスリーの物語だったけど 本作のミュージシャンは誰に憧れて
その道に入ったのだろうか・・?



 

「シンクロナイズド モンスター」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年12月31日(日)02時56分7秒
  主演の女優は今が旬らしい。
でも自分的には初めて見る顔で1970年代の日本男子の股間を熱くした
ポルノスター クリスティナ・リンドバーグと顔立ちが似てたので懐かしを覚へた。
と同時に舞台が田舎ってな事も有り出演者が時代的に古メの雰囲気で
映画全体に70年代~80年代のムードが漂ってた。

物語は何だかネットゲームから無理に引っ張って来たかのやうなストリィ。
観客に何を伝えたいのかがチンプンカンプンの呈で今風の若者でしか
付いてゆけない部分を多く感じてた。
のだけどラスト場面に為って やうやう物語の筋が読めて来た。
要するに 小学校の児童の同級生同士の他愛も無い喧嘩。
それが長じて大掛かりなファンタな喧嘩へと移行したモノ。
さう云う映画だった。

ファンタな喧嘩の代行場所が韓国のソウルだったり・主人公のが日常
使ってるパソの表の柄が有名な日本画で彩られてたりで かなりオリエンタル趣味を
感じたのだけど この製作者も兼ねてる云う主演女優は かなりナウイ・
今風に敏感な人なんだろと感じた。
日本の女子に・中年に入り掛けの女子に憧れを抱かせるタイプの人だと思う。
つぶらな瞳でスタイル良いし・ダメぶりも真面目ぶりも適当ってのが
受け入れられる要因なんだろうと思う。
実際 私なんぞも見てて恋人に欲しいと思う程・・だった。

この女優サンみたいに お顔が可愛い・可愛い人は存外 気性が男・男だったり
する場合が多いし 若くしてオスカー女優でプロデュースにも乗り出す人って
映画界にシンクロした怪物(モンスター)なのかも知れない。
タイトルのネーミングは映画の事ぢゃ無く 主演の人の素顔かも。

 

上映希望

 投稿者: ひろみ  投稿日:2017年12月30日(土)15時42分52秒
  シーモアさんと、大人のための人生入門

上映希望です

https://vimeo.com/ondemand/uplinkcloud057

 

リクエスト

 投稿者: 優佳  投稿日:2017年12月24日(日)08時58分35秒
  『花筐/HANAGATAMI』を上映して欲しいです。宜しくお願いします。  

「少女ファニーと運命の旅」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年12月21日(木)21時58分47秒
  1965年 公開の「サウンド オブ ミュージック」では オーストリアから
スイスへの逃避行だったけど 本作は それより4年程度後のフランスから
スイスへの年端も行かぬ子等のみの逃避行。時代的に云うても本作の子供等の
方が逃げ方が難しかったかと思う。

17歳の娘と眼鏡の少年の二人は如何にもユダヤ人的な顔立ちだったので
(この二人は捕まるな)。と思ってたら全員 国境を越えられたので快哉!を
心の内で最後に叫んで居た。

観ながら 満蒙開拓団に居てロシアの南下と同時に住んでた所を追われ
命からがら内地に帰って来た当時の少年少女達の大変さを想起したのだけど
1920年代だったかに活躍した伝説の歌姫 ファニー プライズに1960年代の
映画で扮したバーブラ・ストライサンドはブルックリン生まれの鷲鼻のユダヤ系だった。
「ファニー」と云う女性名は元々がユダヤ女性を指す名前かと思った。

どんな名優も子役には敵わない。と云う。
本作に出てた子役達が今後どんな映画に出て・どんな役柄を演じるのか?
シャーリー・テンプル並みの後世に名を残す名子役に成れるのか?
興味津々で席を立った。
 

「ハイドリヒを撃て!」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年12月10日(日)19時12分39秒
  連合国側 絶対善の映画には僻々してるので「見たくない映画」で有ったのだけど
時間が有ったので観に来てみた。案の定 ラスト30分間の激しい銃撃戦には僻々した。

実際に有った歴史的事実に基づく戦争映画ださうだが 同じ題材で「暁の7人」と
云う映画が1975年に作られてるらしい。当時は 私は一番よく洋画を観てた
時期なのでオンタイムで見てる筈だと思うんだが どうも記憶が無い。
米映画には あまり登場する機会が少ない東部戦線が舞台だから記憶には
残らなかったのかも知れない。

独逸軍の一中隊が登場する最後の場面を除けば 映画は全体として地味で密室劇に
近かった。それも其の筈で主人公の二人はゲリラの狙撃犯で決行までは屋根裏に
身を潜めて居ないと為らぬ身。まるで アンネ・フランクのやうな生活を強いられて
居た。軍事的に見れば敵の大将の首の一つや二つ挙げた処で戦況には何ら影響
しない処か 敵の激しい怒りを買い無辜の人民が殺戮されるだけの結果に終わるんは
素人でも想像が付くのだけど 事は軍事作戦ぢゃ無く・迷ってる同盟軍を戦争に
参加するやう促す政治的な意味合いなので ああした形に為ったんだと感じた。
俗に云う「損して元を取れ」云う奴で わざと日本軍に真珠湾を攻撃させて置いて
「真珠湾を忘れるな!!」のキャッチコピーの下 自国内を対日戦争で固めた
かっての米国の手法と同じだと思った。
ナチに翻弄されるチェコの人々ぢゃ無く・西側の政治力学に翻弄される現地の人々が
痛々しく思へた。

かなり重苦しい画調なんだが 当時の人々も少しは息抜きは してたらしく
蓄音機から流れる名盤「スターダスト」の歌声に合わせ男女が部屋で踊るシーンも
一瞬 有って それなりに生活を楽しんでたのも偲ばれた。
時代設定が1940年代の前半なので背景の街の様子なんぞ どうするのかと
思いきや どうも当時の街頭写真なんぞ引っ張り出し・それを機械的に動かし
動画として・其処に人物を嵌め込むやうな作り方を してたかと思う。
かなり大時代的な手法で驚いたのだけど 見てる側が何だか自分がタイムスリップ
してしまったかのやうな錯覚にも捉われ巧い使い方だと感心した。

主人公二人の内 一人はボヘミア系らしかったが イタリア移民の子として
米国の司法と闘った二人の男の事を思い出した。
サッコとヴァンゼッティ。1971年の映画「死刑台のメロディ」の主人公に
為った人物だ。差別に因る冤罪事件で1920年代に死刑に為った人達だけど
いつの時代でも国家と相対する男は気高く美しい・・。
 

「愛を綴る女」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年12月 2日(土)18時31分22秒
  家に帰ってグーグルで くぐったら 劇中 何度も背景音楽として
使われてた チャイコフスキーの「四季」は正確には「組曲・四季」で
使用されたんは その中の「6月・舟唄」って云う小品だった。
アップされてた動画の中には単に「舟唄・チャイコフスキー」と云う
タイトル画も有ったので ピアノの心得の有る人達の間では一種
定番曲の一つなのかも知れない。主人公の女の心情を的確に表した
上手いクラシックの使い方だと思った。第一「舟唄」ってのは俗謡的には
男女の愛憎劇みたいな意味合いも有るしで。

のっけから話は余談に為ってしまったけど 映画は仏映画らしい詩的な描写が
多く それで居て散文に過ぎづ・シッカリ韻も踏んで居て 良く出来た
欧州映画だと感じた。
夫と為るスペイン人の中年男はフランコ将軍の元から逃げて来た経緯も有り
愛人に為りかけの若い仏の大尉は仏領インドシナからの傷病兵 云うので
1950年代の早い時期の物語だと思った。

主人公の女は前々から心を病んだ状態。通常なら座敷牢に入れられて不思議でも
無い程なんだが 村では資産家の娘なもので さうは為らない。
母親は行く末 心配してスペイン人の雇われ農夫を婿に迎えるんだが
性根の腐った娘には親心も届く訳も無く・・ってな前半部のストリィ。
まぁ 仮に俺が夫なら戸板に打ち付け大川に流すんだけど 怪談「累が淵」の
やうな手荒な事は しない夫。何処まで行っても「忍」の一字の夫だ。
聖書。つまり福音書の「受胎告知」に登場する天使は確か名がガブリエル
だったかと思うのだけど 洋画に登場するガブリエルには悪女とか悪妻が多い。
西洋の白魔術・黒魔術との関係みたいな物で コインの裏と表との関係
なのかも知れぬ。

主役を張った女優は「オスカー女優」らしい。
少し注意深く顔立ち見れば目元など若かりし頃のC.C(クラウディア・カルディナーデ)
や岡田 茉莉子 に似て居て 映画界と云う男社会の中では男顔でないと
伍して征くのは難しい・・のかと思った。

ラスト。夫婦 二人 海辺を見ながら微笑み合う のだが 若し次の場面を
繋ぐのなら 隠し持った鈍器で夫は妻を殴り殺すと したい。
そのシーンから始まる「愛を綴る女・第二章」を期待しつつ客席を後にした。
 

「VVITCH」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月25日(土)19時56分36秒
  色々な意味で「意味深」な映画だった。
中世末のイングランドの話かと思ってたら実はニューイングランドの西部開拓時代の
設定で 完全な肩透かし。でも終わるまで一度もトイレに立つ事も無く引き込まれ
低予算で此処まで引っ張られれば「良い映画」だと感じた。

ダーク・エンジェルの冒険活劇に為るのかと観てても最後の最後までダークは
ダークでも単なるホラー・サスペンスで まるで「騙し絵」のやうな上手い
作りだった。監督が著名な映画のリメイクに抜擢されたと云うが「さも 有りなん」
の印象だった。主演の少女役の女優もデボラ・カーの少女時代のやうな感じで
可憐の中にも華と凛とした趣が有り 此方もメジャー作への抜擢が決まってる由
小品ながら将来 映画史的に語り継がれる作品と為る予感も する。

チラシにも書かれて有った通り「ホントは怖いグリム童話」のコンセプトと
同じ方向性で 30代の頃に観た「トワイライト ゾーン」を想起した。
日常の中に潜む怪奇性で云うなら 日本で云うと江戸時代の「百物語」の挿絵の
ろくろ首の世界に為るのだろうか。
ロウソクの灯りだけで夕の祈りを捧げる家族は まるで古代ローマのカタコンベ
に似た空間に居て 当時の開拓民の宗教観が偲ばれ興味深かった。

原罪だの祈りだの 旧約聖書の「ヨブ記」だの新約の「黙示録」だのが家族で
日常的に飛び交い バックボーンにカトリック信仰を持った経験が無いと
この映画の深さ・面白さが半分しか伝わらないだろな と思った。
「ローズマリーの赤ちゃん」でも「エクソシスト」でも根底 流れてるのは
神VS悪魔の構図。言い古された事だけど多神教の中に住む日本人には中々
一神教の世界は理解し難いのでは?と感じた。

映画は文化。洋画は異文化との出逢いの場。改めて さう思ふ。
 

「50年後のボクたちは」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月23日(木)02時08分24秒
  リチャード・クレーダーマンのデビュー曲「渚のアデリーヌ」が何度も
効果的に使われて居た。この曲はFBCラヂオの番組間の間奏曲として
長らく使われてて耳に馴染んでるので懐かしかった。
特に主人公の二人が4WDで農道の一本道を疾走する場面を鳥瞰図的に
俯瞰撮影してる時に多重音で使われ実に効果的で有った。

物語的には ジョージ・ロイ・ヒル監督の「サンダスとブッチ」の珍道中の
やうな感じで 途中 女が入るのも 又 抜けるのも同じ。
音楽も前者が大バッハのジャズ・バージョン化で 後者は復古調のクレーダーマン
だから趣向も よく似てる。チラシにも有る下が満面の水で岩山に主人公達が
は 前者の二人が断崖から飛び降りる場面の背景と よく似てる。
たまたま かも知れないけど 作者は映画「明日に向かって撃て!」を観て
誘発されたんぢゃ無いのかと想像してしまった。
若し マイクとチックって云う14歳の二人の少年が そのまま成長して
タイムマシンか何かで米国の開拓時代の中西部に転送されたら サンダス・ブッチに
為って列車強盗~ボリビアで軍隊にハチの巣の呈だろが 本編は高速の
クルマ事故程度で済み命には別条 何んとも無かった。
本の原作者も主人公達に優しいのだと思う。

映画自体 面白かった。
技巧に溺れ引きづられてしまいがちの中に在って上手く技巧を使いこなして居る。
チラシに有る通り監督は「名匠」なんだろうと思う。
所謂「職人芸」と云う奴で続けて老人の映画も難なく作れるだろなと感じた。
観ながらホント50年後のボク達を描いた作品も続編として世に出して
欲しいと思った。それも其れで面白い作品に仕上がると感じた。
 

「きっと、いい日が待っている」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月17日(金)19時09分26秒
  15分 遅れで入館したが未だ始まって無かった。
受付で「機械のトラブル」の説明を(二度も)受けたが 時間通り始まらないのは
かっての「福宝」系列の館で何度も経験済なんで何んとも思わなかった。
時間通り始まらないんも地方の映画館の良さと皮肉では無く思ってる。

さて 本編だけど。
1960年代のコペンハーゲンの児童施設での虐待の話。
相当 酷な場面の連続だけど淡々と進むので よりリアリティが増す。
主人公の幼い兄弟の弟だったかは宇宙飛行士に成るのが夢で 理解 有る女先生から
新作のLPレコードを部屋で聴かせて貰うのだが(それが予想通りの)「2001年
宇宙の旅」の冒頭の部分だった。確か作曲者はクラシックのシュトラウスだったか
交響詩なので迫力が有り 別の場面でも何度か効果的に使われてた。
施設の所長(校長)の叙勲の夜に事件は起きるんだけど宇宙服を着て鉄塔から
月に向かって飛び降りる少年の姿が当時の「月面着陸」の映像と重なり合って
上手い演出だった。

全体として泥臭く地味で 其処に好感を感じた。
日本だとスグ大粒の涙顔をクライマックスに持って来がちだけど 文化の違い
なんだろうか 泣かない・泣けない顔を持って来てた。
名作「禁じられた遊び」では幼女が施設に入る前に駅で人混みの雑踏に消える
のだけど 本作は 施設に入った後の話で 復 時代も10数年の差も有って
少し時代が落ち着き始めてる感は した。

「日本アカデミー賞」って出来て かなり経つと思う。
毎年 大々的にライブでテレビでも流してるやうだけど デンマーク・アカデミー賞
みたいに叙勲も受けた児童施設の校長の闇の世界を描いた作品に果たして6部門もの
賞を与えられるのだろうか・・?と見終えて思った。
評価の質の問題では無い。映画人としての矜持の問題として。

映画は素晴らしく日本でも教職員組合の推薦くらい有っても不思議ぢゃ無い出来。
荒む子供と女先生の心の交流を描いたシーンでは サリバン先生とヘレンとの
「奇跡の人」を想起させた。

 

リクエスト。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月16日(木)01時40分6秒
  久しぶりにリクエストして置きます。

「サムソンとデリラ」(1949年 米国)。
1990年代にもリメイクされてるやうですが 此方を所望。
私が小学・中学時代 毎年のやうにNHKのテレビで放映されてて
思い出が深い。旧約聖書に題材を取った史劇でスペクタル映画の
レジェンドの一つですが当時から男女の葛藤を描いた映画だと
思ってます。来年で良いから考えて置いて下さい。

http://www.youtyube/com/watch?v=IEPWu24Gilc

 

「PATERSON」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年11月12日(日)20時50分23秒
  普通の日常を普通に描いた偉大な映画。
(一言で言い現わすと さう為る)。

主役の男が何処にでも居るやうなノッペリとした顔立ちで職業が路線バスの運転手。
楽しみが詩作と場末の呑み屋でビールを一杯 引っ掛けるだけと云う面白みに欠ける
日常が延々続くだけで 米国映画お約束のド派手なシーンも無ければ急転直下の
プロットの展開も無く オー・ヘンリーの名作「賢者の贈り物」に登場する若夫婦
のやうな お互いが労わり合うだけの会話が1週間 続くだけの映画なのだ。

其れが目に優しく・耳に心地 良く 読後感スッキリの秀作に為ってる。

印象に残った断片的な場面を少し話すると。
公園のシーンで見知らぬ東南アジア系の背広男から声を掛けられるのだが
掛けて来た眼鏡の男は盛んに「恐縮ですが」のフレーズを使ってたので
直ぐ日本人だと判った。かう云う持って回った枕詞 入れないと何も話を
切り出され無いってのは日本人特有で 自分も同じ言い方しただろうと
面映ゆい思いが した。

「金津 創作の森」あたし行けば こんな夫婦も居るだろとは思ったが
実際 近所に こんな夫婦が居たら かなり薄気味悪く感じると思う。
夫は詩作の手帳を肌身 離さづ持ち歩き・妻は高価なギター片手に芸能界
デビューを夢 見てて 二人には将来の生活設計の「せ」の字も出て来ない。
別に悪いと云う訳でも無いけど 遅かれ早かれ破綻する夫婦のやうにも思える。
だから こそ
人に感動を与えるドラマにも為り得るのだと 見終えて感じたのだが。

最後に 劇中 二人が地元の映画館で白黒映画 観てる場面が有って 映画は伝説の
コメディアン コステロのフランケンのパロディ物だったんだけど
フランケンシュタイン博士が造り出した人造人間はキャラが立ち過ぎてるので
昔からパロディ化され易い。観ながら 40年前に為るか日本のコミック漫画
「怪物くん」に登場しててたフランケンを思い出して懐かしかった。
 

「ELLE エル」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月30日(月)21時01分37秒
  見終えて 女性映画を撮らせたら天下一品と云われた成瀬 巳喜男 監督の
「女が階段を上がる時」を思い出して居た。
(故)淀川長治サンが怖い女性の映画の素材としてラジオの映画番組で昔 紹介
されてた邦画なんだが 本編も相当に怖い女性が登場した。

映画は 中年女が自宅でレイプされる場面から始まるんだが 予告編で
そんな単純な お話で無いのは先刻承知の介だから一種 謎解きのやうな
面白さが有った。主人公の中年女はラス・メイヤーの「先天性 色情魔」の
やうな異常性を持つゲーム会社の社長なんだが 実父との葛藤で心に痛手を
負って居る。母親が死に・続いて収監されてた父も自死し 親からの呪縛が
解けた主人公は友人と仲良く画面の向こうに去って行く場面で FIN。
自分も親が死んだ時には寂しさより開放感が強かったので主人公の心情は
何んとなう解る。のだが 友達と笑いこける程には至らなかった。
よっぽど主人公は両親を恨んでたんだと推察ス。
まぁ あの両親なら子から恨まれて仕方も無いとは思ったが。

母親が急な脳梗塞で倒れ 担ぎ込まれた病室で意識不明の重体。
様子を見に来た主人公だが病室のテレビからはベートーベンの「田園」だったか
流れてた。その たおやかな旋律と画面が乱れ 母の様態も急変し・・死亡。
中々芸が細かいと感心した。

主人公は10歳の時 周囲から「灰かぶり少女」と からかわれてた らしい。
「灰かぶり・・」と云えば「シンデレラ」の別名。そんな名が付くのは
褒め殺し って奴なんだろうか? 主人公の「性」が屈折してしまった訳は
それだと感じた。
 

「ローサは密告された」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月25日(水)20時12分38秒
  かなり重い映画で在る。
のは解ってたが後半部で残った子達が健気に働くので その分 気持ちが救われる。

マニラの下層社会で生きる家族の物語なんだけど両親が麻薬の密売で捕まり
残った3人の子達が両親を放免 出来る銭を作ろうと働く。
印象に残ったんは未だ学生の娘。普段は綺麗な学生服 着て学友と御喋りに
夢中だけの生活が一変し 疎遠に為ってる叔母に銭を借りに行くシーン。
その顔には女学生のアドケナサは消へ すっかり大人びてる。
同世代で有ろう働いてる従兄弟から なけなしの蓄へ貰い お礼を云う場面
では 娘では無く家父長 代理みたいな風格さへ感じられた。
かって フイリッピーナに入れ揚げると女の大家族までタカリに来ると
聞いたものだが 娘が家族の為に労す ってのは彼の国では美徳で又 当然と
受け入れられる国民性なのかと思った。

でも 主役の母親役を やった女優がカンヌで最高賞ってのが意外だった。
確かに スーザン・ヘイワードの「私は死にたくない」と同レベルの白熱の
熱演だったんだけどカンヌの女優賞ってのが ねぇ。マーロン・ブラントが
主演の「サヨナラ」でオスカー助演を得たジャズ歌手のナンシー梅木さん
以上の意外性だった。
映画自体は素晴らしいモノだったのだけどカンヌのレッドカーペットに
載せられた ってのに何かキナ臭い政治性を感じた。
フィリッピンの麻薬撲滅運動の過激さにサオサスのが目的の賞でなければ・・。
と思うのだが。

 

「夜明けの祈り」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月14日(土)19時02分28秒
  親日国のポーランドだけど反面 歴史的に反ロシア感情が根強いので「そんな国の
新作物なんて楽しめ無いな・・」。と思いつつ銀幕の前に座った。

全編に渡る重苦しい感じは最後の場面を除き銀幕からは消えなかった。
それも その筈 カトリックの尼さんが修道院長 含めロシア兵にレイプされ
7人が妊娠~出産 云うのだから・・。そんな現状に乗り込んで行ったんが
フランス赤十字の女医とユダヤ人の男性医師。最後は孤児院まで併設しメデタシ&メデタシ
なんだが 其処に至る経緯で若い尼さんは狂い死にで飛び降り自死とか・院長は治療を
拒否して梅毒の合併症で死んでゆくとか悲惨な光景が登場して来る。
実際に有った話らしいが 日本でも満蒙開拓団の婦女子が侵攻して来たロシア兵に乱暴・
妊娠に至り帰りの船の船上から身を投げて死んだとか悲痛な話が残ってる。
映画の中で或る尼さんだったかも言ってたけど 戦争は終わっても戦禍は残るんだと思う。

女医が連れて来たユダヤ人を見て 尼さん達は拒絶反応を示した。のが興味深かった。
1960年代に入り公会議で「イエスが十字架に掛けられた事に関し 当時のユダヤ人が
皆が皆 悪い訳では無い」。と云う法王の声明が出たけど それまでは教会の公式立場は
「皆が皆 悪い」。だったから 当時の感覚では悪魔でも見るやうな目つき だったのかと
興味深かった。(話には聞いてたけど映像で見ると説得力が有る)。
かう云うシーンで思い出すんは シドニー・ポワチエ主演の名画「野のユリ」の
食卓の場面で 風来坊の黒人青年が布教に来てる尼さん達に「此処アメリカでは
食前の祈りでもアーメンとは言わづ エーメンと言うのさ」。と したり顔で
教え 厳粛なる祈りの時間がゴスペルに為ってゆくのだが 本編 観ながら
そのシーンと二重写しに為った。
つまり「野のユリ」の黒人青年が本編ではユダヤの男性・・。そんな作りかと。
本編でも最後の方で有名なマタイ伝の一節が読まれてたけど 映画「野のユリ」の
野のユリの意味も福音書の一節の意味だし 本編の「夜明けの祈り」の意味も
そんな処に有るのでは?と思いましたね。

背景の音楽は当時の尼さんの修道院らしく女声のグレゴリー聖歌ばかりなんだけど
最後に少しだけショパン・タッチのノクターンのやうなピアノ曲が流れ
生まれがポーランドで没したのがフランスだったショパンの曲を使ったのかな?
と一瞬 思いましたが 如何?

まぁ 21歳でプロテスタントで洗礼を受け・34歳でカトリックに改宗し・
生活費 稼ぐ為 母親の菩提寺で働いてる身に取って 本編の尼さん達の苦悩が
痛い程 伝わり 他人事の映画では無かったですねぇ~~。
宗教と現実の住み分け。永遠のテーマですね。
 

リクエスト

 投稿者: ぴーちゃん  投稿日:2017年10月13日(金)23時21分53秒
  『南瓜とマヨネーズ』
観たいです!是非お願いします!
 

「素敵な遺産相続」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月 9日(月)19時58分16秒
  1970年代後半 大猿と共演したジェシカ・ラングは下品な言葉を使うと
当時 一発屋かと思ってた。でも再見したら違ってた。その間 相当 精進・努力
したのかと感慨深いモノが有った。
シャーリーは10年程前に為るか 彼女が書いた霊的な本を買って読んだので
改めて彼女の飾り気の人柄・等身大の生き方を知って 極めて意味深な
ブッキングだと思いながら銀幕の前に座ったのだ。

5万ドルの筈が保険会社の手違いで5百万ドルに化けて大金を手にした二人。
何処へ行くかと思いきやスペイン人が好きなカナリア諸島へ。
ラジオ・スペイン語を学んで5年の私に取っても憧れの地で ホテルの受付嬢から
ボーイまで当然の如く流暢なスペイン語で羨ましく 且又 眩しかった。
ギャング団のボスが嫁ハンに頭が上がらぬ冴えない男で 詐欺師も含め
登場人物が皆 善人として描かれてて ボブ・ホープが「ルーシー ショウ」に
出演してるやうな感じで 今の米国大統領が目指す・好む社会文化性と相通じる
部分を感じて シャーリーがミュージカルの「メイム(おばさん)」を演じてる。
そんな気がして来た。
若し ルーシー(ルシル・ボール)が演じたら爆笑&爆笑だったろうけど
シャーリーが演じたから かなりシリアスと為ったんだろうと思った。
良くも悪くもアメリカ人好みの楽天的な肩の凝らない洒脱な映画。
 

「家族の肖像」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年10月 4日(水)20時16分21秒
  初公開当時 国内の映画評論家は全員 この映画を褒めて居た。

どんな名画でも一人や二人はサオサス人が出て来るもんなんだが 本作は皆が皆
だったんで「なら 今更 改めて観る必要も無い・・か」。と当時は観なかった。
今回 デジタル・マスターの修復版なので初公開当時より鮮明だろと思い
見る気に為った。お目当ては シルヴァとドミニクの二人の欧州女優。

結論から云うとラストの10分を除き退屈な映画だった。
離れた座席から観客のイビキも聞こえたが実際 私も半分 寝て居た。
帰ってからネットで調べて見たら「監督は当時 体調が悪く歩き回られる体力も
無かったんで室内劇と為った」。と書かれて在ったが まるで米国映画の
「12人の怒れる男達」のやうな閉塞感が有って 観て居て爽快な映画では
無かった。又 舞台劇を映像化して見せてる手法にも板張りの舞台を観る事の
無い身に取って しんどい ばかりで 玄人受けは しても私も含め
素人受けは しない映画だと感じた。
「なんでも有りが映画」って云う視点に立てば かう云う映画も在って 然るべき
とは思うのだが ベルイマン映画とは違った意味で相当に「難しい映画」だと気づいた。

1970年代の映画だけど感情促進音楽も随所に散りばめられ まるで1940年代
前半の映画みたいで 時間の流れも大時代的。私が好きなグリア・ガースン主演の
「心の旅路」の持つ時代性と雰囲気的に似てたので驚いた。
ドミニク・サンダ 演ずる老教授の おそらく若い頃と思われる母親のフラッシュ
バックの現れも在って 監督は耽美的 回帰主義 だと受け取ったのだが・・。
 

「ムーンライト」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月28日(木)22時18分30秒
  「♪秋の夜長の~・・」。最近 好きな大橋節夫の和製ハワイアンを心で口づさみつつ
夜さり来たけど やっぱ秋も深まり夜は寒いですね。

本編は オスカー・ゴールデン グローブ 両賞受賞の作品だけ有って
詰まらない映画では無かった。その点は評価したいんだけど「感動」だの
「愛」だのと為ると かなり疑問符。
一般の米国人が映画に於けるアートを どう捉えるか?って意味では
良い教材とは思うけど 私的には よく解らない映画だった。
映画劇として あまりメリハリが無く単に物語が流れてゆくだけ。
ってな印象だった。其処が此の映画のメッセージなんだろうけど正直
眠たく為りました。

冒頭のハンディ型と思われるキャメラを ぶんぶん振り回す撮り方は
ゴダールのやうで有り 海と夕日?との対比はルルーシュのやうでも有りで
スタッフは欧州人?と観ながら突っ込みを入れたく為った。
ゲイを扱ったシーンも有ったので「ベニスに死す」を思い出したのだけど
事は さう云う単純なモノで無く「自分 探し」の映画なんだろうと感じた。
オール黒人の かなり挑戦的な映画造りだけど 音楽はドビッシー・タッチの
クラシック有り・オールディーズ調 有りと豊富で映画に厚みが出来た感じ。
話の筋より制作スタッフの力量に魅せられた。

仏教には「輪廻」と云う言葉が有るが 主人公や母親 見てて さう思った。

 

「海辺のリア」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月25日(月)14時57分57秒
  仕事の中休みが長かったんで思い切って来てみた。
元来 現代日本映画は好きでは無いんだけど時間が空けば来るのがモットーで
あんまり映画の選り好みは しない方。

本編は 一口に云えば 仲代達也の生前葬。
実際 バックに葬送行進曲も重々しく掛かってたし ジェームス・スチュアートや
サー・ローレンス・オリビエにも成れ無かった男のローマ時代の野外劇。
そんな映画だった。認知症の問題にも触れては居るけど それは結果として
さう云う描き方に為っただけで主体は一役者の晩年をザックリ描いて魅せた。
そんな作品だった。

観ながら 昔 観た「午後の遺言状」の杉村春子・音羽信子の演技を
思い出してたのだが 本作は仲代の遺作に為るのか・・と云う思いがした。
でも かう云う大円団の遺作と云える映画に出れる事自体 最晩年まで主役を
張ってると云う証で 常に戦前から脇役だった飯田蝶子サンなどは死ぬまで
脇役だった訳で その点 恵まれた役者なんだなと感じた。

認知症の問題は・・。観てて周囲が認知症だと思った。
「認知症って あぁ云う病気なんだな」と周囲がシッカリ認知して居れば
激するトラブルだの怒りだの お互いが生じない筈。
生じるのは壊れてゆく当人を周囲が認知したく無いと云う一点が原因。
さう云う意に於いて認知症って大所高所の目線で云うと周囲が認知症で
その写し鏡が当人の認知症。文学的表現だけど そんな気がした。
 

「おとなの恋の測り方」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月23日(土)20時40分13秒
  前々から この映画は観たいと思ってた。
ラインアップも変わり本日が初日。世の中は秋の彼岸。
「だから絶対 観てやるぞ!」。そんな気持ちで前々から楽しみにしてた。

楽しみにしてた以上に中身は更に楽しいモノだった。
点数 付けると 130点は固い。百点満点で。
冒頭 ヒロインが長い外套 着て画面に現れるんだが その立ち姿が既に素敵だった。
髪はブロンドなので「シェルブールの雨傘」のヒロインを想起させた。
トレンチ・コートのやうな男女が着れるコートは やはり欧州女の専売特許で
米国女が仮にマンハッタンで着用しても似合わないと感じた。

映画の中程のダンス教室の短いシーンで「愛情物語」の有名なピアノ曲が流れ
キム・ノバックの ふくよかな横顔とヒロインの横顔が少し だぶって見えた。
他 流れるやうな甘い旋律の歌が全編に流れ まるでシネ・ミュージカル仕立て。
時間もユックリ・たおやかに流れゆき ケイタイが無かったら1940年代の
映画のやうだった。
「君の心に障害が有る」。さう云ったんはヒロインの確か父が自らの妻に対して
だったけど 本編の数少ない固いメッセージだった。

舞台は港町マルセイユ。さしづめ日本なら神戸・三ノ宮を歩いてる男女のカップル。
オシャレでオシャレでオシャレで素敵な映画だった。
 

「セールスマン」雑感。

 投稿者: みきお  投稿日:2017年 9月 9日(土)16時27分7秒
  仏との合作とは云へ舞台はイランだし・出演者もオール イラン人。
それで居て数々の賞を獲ってるんはアーサーミラーの著名な芝居を映画に上げた
のも一因なんだろう。最初から賞狙いの作品だと感じ取った。

主人公は高校の国文の教師らしく 別に素人芝居の役者でも有り 妻もヒロイン役だ。
その妻が或る日 何者かに依ってレイプされると云う設定で夫が犯人探しで躍起に
為るのだが・・。ってな物語。役者達が実生活で胸の前で十字 切ってたからキリスト教徒
なんだろうけど それが意外な気がした。

映画の中での芝居の舞台 見詰めながら色々と胸に去来した。
アーサーミラーの妻は短期間とは云へマリリンモンローだったがマリリンも小柄だが
演じてる妻も小柄で何か映画上の思惑を感じた。
映画の中に頻繁に劇団の裏側が見え隠れしてたけど 戦時中の移動劇団「櫻隊」の
舞台裏の逸話が思い出された。特に官憲に拠る芝居の台詞の削除命令の話など
国や時代が違っても舞台人が味わう悲哀は何処も同じかと思った。
 

「20センチュリー・ウーマン」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 9月 8日(金)21時23分4秒
  翌日は月一の連休。かう云う時は子供時分の大人達なら夕刻に映画館だったのを
思い出し珍しく夕方入館してみた。

映画はメリハリの少ないフラットな作品だった。
主人公は1924年 生まれで1999年に死んだと云うシングル・マザー。
その1979年の或る時期の物語。家族の群像劇で最後は21世紀に入って過去の日記を
めくり直すってなエンディングで 思わづ1970年代だったかの「想い出の夏」の
ラストの手法を想起した。

前半部の早い時期にビング・クロスビー バージョンと思われる映画「カサブランカ」の
挿入歌「As Time Goes By」が流れ 後半の最後部で主人公がボギー(ハンフリー・
ボガード)の名を息子相手に出してるのだが 本編のコンセプトは そのままズバリの
「時の過ぎるままに」と云う事なのだろ。
主人公は設定では全米で初めての女性・設計技師だと云うんだが葬式ではルイ(サッチモ)
の歌が流れたと云うし ボギーが好きなら映画のアイカタのイングリッド・バーグー
マンのやうな知的の中にも粗野の部分が有る女性を目指して来てたのかと思った。

カラオケのDAMでは重厚なフランク・シナトラの「As Time Goes By」しか無くて
ビングのやうな軽妙な歌唱ぢゃ無いんだけど 30年近くワンカラで歌ってる此の曲
久しぶりに復 歌いたく為りました。
 

上映希望

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 9月 3日(日)00時58分28秒
  トトとふたりの姉の上映を希望します。
北陸で全然やっていただけないようなので、是非、メトロさんで。
 

「メットガラ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月26日(土)20時39分16秒
  午前・点滴。午後は整形外科と医者の連荘の後に座席に座った。
絵に描いたやうな美形・美人ばかりで暫し至福の時に浸れた。

映画の後半は米国のファッション界が中国本土に殴り込み みたいな形で
中国側の其の筋の責任者と米国側の民間人の間の やり取りが熾烈で激しかったのが
印象に残ったが 途中で1941年の映画「上海特急」が西洋人が思う中国文化の
ステレオタイプの一つとして紹介されて居て上手い説明だなと感心させられた。
昔 映画評論家の(故)淀川長治サンだったか 或る映画雑誌で「この映画は
西洋人のオリエンタル趣味」みたいに書かれて在ったんで改めて見方に感心した。

宮殿のやうな展示会場は まさにオスカー授賞式の会場みたいで様々なタイプの売れっ子
モデルさんが集まって来てたが その中の褐色肌の子がインタビュ受けてた場面で
ナット・キング・コールの「スター ダスト」のヴァース(曲の導入部の語りの部分)が
映画の背景音として流れて来て臨在感が増した。
実を云えば この曲は私の40代の頃のカラオケのオハコで ワンカラで歌って最後は
この曲で帰ったので最初の2~3小節が流れた段階でナットの「スターダスト」だと
気が付いた。褐色のモデルに白人っぽい歌い方をした黒人歌手の名唱を被せてゆく手法に
唸ってしまった。モデルの子が彼の娘の歌手 ナタリー・コールに一瞬 見えましたね。

映画のナビ的な役割を受け持った「ヴォーグ(誌)」の女編集長もサングラスと肩パットで
颯爽と闊歩し恰好 良かった。若かりし頃は名うての売れっ子モデルだったろうと
偲ばれたが モデルもデザイナーも一様に好きな仕事で目がキラキラしてたのが記憶に
残った。ドキュメンタリだが下手なドラマよりドラマチックで見終えても暫く立てなかった。




 

Re:「この世界の片隅に」雑感。

 投稿者: とおる  投稿日:2017年 8月15日(火)16時23分54秒
  2つ下の「みきお。」さんへ

「この世界の片隅に」の片渕監督の時代考証は生半可なものではありませんよ。
本当に本当によく隅々まで調べていらっしゃります。

海軍病院のグレンミラーは「ムーンライト・セレナーデ」だったかどうかまでは分かりませんが、
きちんとそういう話を元にしてあのシーンは作られています。
下のアドレスの記事にそのインタビューが出てますので、ご一読を。

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1482909002
 

上映希望

 投稿者:  投稿日:2017年 8月14日(月)20時14分44秒
  ブレンダンとケルズの秘密 の上映を希望します。
どうにかお願いします。
 

「この世界の片隅に」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月12日(土)16時24分39秒
  キネ旬で高い評価を受け若い人が手弁当で応援してる映画らしぃ・・。
僕は昔から さう云う映画は何だか影の仕掛人 云うか 単に「売り」が上手いだけ
ってな思いから避けて来た経緯が有るのだけど 今回は素直に席に座ってみた。

冒頭「いわさき ちひろ」のやうな色調の画面にクリスマスに使われる讃美歌を被せ
リトルボーイに「神の御子は今宵しもベツレヘムに生まれたもう」の歌詞を
ぶっつける作者の意図が極めてブラック・ユーモアみたいに聞こえた。

映画は広島から呉に嫁入りした女の視点で順々と描かれてゆくのだけど
義父の病室でグレンミラーのレコードが掛かる場面には違和感を覚えた。
確かに医者がコッソリと その種のレコードを自分の部屋で聞いてた なんて
話は今も残ってるけど おおっぴら なんて聞いた事も無いし当時の状況からしても
考えられない。作者の意図する処は解るけど かう云う時代考証の間違いは
見た人に誤解を招くやうに感じた。他の考証が念入りだったので特に残念に
思った。
主人公の名が「北条すず」。僕は此れを首相の東条サンと童話作家の金子みすずサンから
取った名と思い「撃ちてし止まん」の世相に染まった金子みすずのキャラが主人公
だと解釈したのだけど。
10時50分からの上映なのに「ぴか!」の場面は12時40分で これだけでも
作者が描きたかったんは「ぴか」が有ろうが無かろうが順々と営まれる人間の
暮らし そのものだと思う。其処が上映館が増えてゆく・否 増やしてゆく要因
だと感じた。

世は去り 世は来たる。されど 天の下で行われる人の営みは永遠に変わらぬ。
それを いとおしい思いで見つめる映画。

 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 8月12日(土)14時35分49秒
  本年度(2017)の「戸田博監督作品上映会」の開催場所と期日が以下の通り決定しました。

SKELETON FILMS:http://www.skeletonfilms.com

*上映会のお問い合わせ:
090-6067-0172 【福井市上映実行委員会】
080-4493-3546【大阪市谷町劇場 及び 岡山県(倉敷市・矢掛町)上映実行委員会】

8月20日(日曜日)
*岡山県矢掛町:やかげ文化センター
「京都、夏 」 14:00~15:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「桜島早春 」 15:45~17:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
(モントリオール世界映画祭【カナダ】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:作曲賞・人間讃歌特別賞)


8月21日(月曜日)
*岡山県倉敷市:倉敷市芸文館 アイシアター
「京都、夏 」 14:00~15:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「桜島早春 」 15:45~17:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
(モントリオール世界映画祭【カナダ】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:作曲賞・人間讃歌特別賞)


9月2日~4日(土曜・日曜・月曜)
*福井県福井市:メトロ劇場
9月2日(土曜日)上映作品:
「春 雪」 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=yM3vsUwe-NM
(マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭【ドイツ】入選/リヨン映画祭【フランス】観客賞/パピエミュール国際映画祭【フランス】入選:グランプリ・他多数)

「夏の宴」 20:05~21:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E
(リヨン映画祭【フランス】観客賞/ツアー映画祭【ポーランド】入選:脚本賞/アリゾナ映画祭【USA】入選/トレント映画祭【イタリア】入選・他多数)

9月3日(日曜日)上映作品:
「夏の叫び」 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=rx_RjvpBz1M
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/デリー国際映画祭【インド】入選/ウルグアイ国際映画祭【ウルグアイ】入選)

「十二月の空」 20:05~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=ggWuAn05GBY
(リヨン映画祭【フランス】グランプリ/ニューヨーク国際インディペンデント【USA】映画祭:監督賞/カンボジア映画祭【カンボジア】:グランプリ/サンパウロ国際映画祭【ブラジル】入選・他多数)

9月4日(月曜日)上映作品:
「京都、夏」 18:30~20:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「七度猫」 20:10~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=axcmRgHJ0so
(ムンバイ国際映画祭【インド】入選/ケララ国際映画祭【インド】入選)



9月9日~10日(土曜・日曜)
*大阪府大阪市:谷町劇場(劇団大阪アトリエ)

9月9日(土曜日)上映作品:
「京都、夏 」11:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「七月の別れ」 13:25~15:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

「桜島早春 」15:20~17:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
(モントリオール世界映画祭【カナダ】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:作曲賞・人間讃歌特別賞)

「京都、早春」 17:15~18:55 http://www.youtube.com/watch?v=WObsC59NYVg
(ムンバイ国際映画祭【インド】入選/京都国際映画祭入選)

「薩摩に生きる」 19:10~21:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
(ブッダ国際映画祭入選【インド】:長編映画監督賞)

9月10日(日曜日)上映作品:
「京都、夏」 10:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭【ロシア】入選/モナコ国際映画祭【モナコ】入選:監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・インディペンデント=スピリット賞/ケララ映画祭【インド】入選:監督賞・ネットパック賞・他多数)

「七月の別れ」 12:25~14:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

「薩摩に生きる」 14:20~16:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
(ブッダ国際映画祭入選【インド】:長編映画監督賞)

「七月の別れ」 16:35~18:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 8月 8日(火)11時46分34秒
  海辺の生と死
観たいです。
宜しくお願いします
 

「パーソナル ショッパー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月 1日(火)20時29分19秒
  パーソナル ショッパー って私的な買物をする雇われ家政婦の事らしぃ。
初めて聞く職業だったけど。

映画は 実に不思議だった。
冒頭 30前の女が単身 夕暮れの山中の誰も居ない洋館へ入ってゆく。
本人は霊媒師で依頼されて屋敷にゴーストが居ないか確認してるのださうだ。
以降 映画は そのパーソナルショッパーなる仕事をして居る彼女の日常へと
戻るんだが スマホに見知らぬ人からのメールが入るやうに為って話は怖い展開へ。
端的に云って 映画の入りも途中も最後も米国のテレビ・シリーズ「Xファイル」の
やうな展開で 何やらシリーズ化されさうな終わり方だった。

この映画 フランス映画には為ってるけど登場人物は概ね英語で喋ってたし
英仏の合作と受け取ったんだがねぇ。吹き替え版の英語バージョンの作品だったみたぃ。
仏蘭西人は「英語 何するものぞ!」と自国語に矜持を持つ国民性と聞いてたんで
かうした英語バージョンの作りに映画以上の斬新さを覚へた。
仏蘭西映画界の対外戦略の一環なのかと思った。

横糸にファッション界の闇・縦糸に霊界通信の話と少し欲張り過ぎで消化不良の感あり。
見終えて ポリス・カーロフの怪奇映画を見たく為った。
 

リクエスト。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 8月 1日(火)07時40分17秒
  仏映画の名花 ジャンヌ・モローさんが89歳で亡く為りました。
作品的には「死刑台のエレベータ」が好きなんですが カンヌで女優賞を獲った
「雨のしのび逢い」(1960年)をリクエストして置きます。
どっか適当な処に差し込んで置いて下さい。(合掌)。
 

「未来よ こんにちわ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月27日(木)21時18分41秒
  映画も終わって饒舌に為ったら悪い映画。反対に沈黙の空気が流れたら良い映画。
これは拙い私の経験値なんだけど 今回も かなり長い沈黙が流れた。
やうやく沈黙が解けたんが帰ってパソコンの前に座った時で 今回も当たりの映画だった。

主人公は保守的な生活が好みと受け取ったんで流れて来る音楽は古いシャンソンかと
思いきや ウディ・ガスリーの古いウエスタンとかで上手くかわされた感じ。
でも 最後にクリスマス・ツリーの横のホームパーティで「アンティング・メロディ」が
讃美歌風に流れて来て玄妙なる思いがしたので欧州風なエンディングで良かった。

主人公は哲学の教師で見た感じ50代後半かな。
居候の実母は入院~施設~突然死。25年 連れ添った夫には女が出来て離婚。
娘は結婚し子が生まれ自分はオバアチャン。数年で暮らしは激変したけど粛々と
現実を受け入れ淡々と生きてゆく。その映画の中に流れてる空気は「東京物語」とか
「晩春」とか小津作品に流れてた空気と何処か似通ってる気がした。
原 節子の主人公も凛として前を見て居た。本編の主人公も さう。
凛として現実を素直に受け入れる。その気高さと聡明さに感心させられる。

主人公の女優の演技は渋く元々は舞台俳優のやうな気がした。
室内のシーンでもカット割り無しの目線だけで芝居する長めの場面が在って
舞台を見てる感じがした。
主人公の元モデルだったと云う役所の母親役の女優は老いたりとは云へ綺麗で
1970年代 モデルから女優に転身したミレーヌ・ダルクを思い出した。
髪も金髪。髪型も同じ。今 彼女 どうして居るのやら・・。
フランス映画社 気付で二度ファンレター 日本語で出したんだけど。
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2017年 7月25日(火)12時56分17秒
  『静かなる情熱』をお願いいたします。

http://dickinson-film.jp

 

「娘よ」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月24日(月)19時34分42秒
  題名からしても戦前の傾向映画のやうな政治的メッセージの強い作品かとウンザリ顔で
座席に座ったが 前半に一部 見受けられたにせよ 全体として詩情 豊かな映像と
音楽が流れ まるでパキスタン観光庁のPR映画のやうに気持ちが誘われた。
実際 作者は「母国と母に捧ぐ」と言ってるのだが その趣旨が ひしひしと伝わって
来る映画だった。

観ながらも 現れる景色の一つ一つに遠い過去に出会ったかのやうな郷愁を覚へた。
言葉も風景も文化も負ってる歴史も違うのに・・だ。
かなり前 NHKの番組で「日本の稲作の原点は何処か?」的な探究番組が在って
その結論として今のパキスタン付近が日本への稲作の伝播の始まり的な仮説が出てたけど
「それが理由か?」と妙に得心しながら映画を観てしまった。

映画初出演と云う娘役の子は向こうではパキスタンの「ご当地アイドル」なんだろ。
福岡時代の橋本 環奈のやうに可愛く芸が達者だった。
母親役の女優は母親役を やり始めたばかりの鰐淵晴子さんに見へた。

おそらく作者は英米あたり留学の経験が有るのだと思う。
視点が海外からのUターン組の視点に見へたから。
端的に言ってパキスタン航空に乗って彼の地を見て回った気分に為りました。

 

片渕須直監督 舞台挨拶付鑑賞券 発売中

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 7月24日(月)19時29分46秒
  ホームページでもお知らせしておりますが、7/22(土)よりメトロ劇場内にて「片渕須直監督 舞台挨拶付鑑賞券」の販売中です。


【開催概要】
 福井メトロ劇場では、毎年"終戦の日"前後、『平和と環境 for Peace』をテーマに作品をお送りしております。今回は昨年11月に公開され、日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞、内外の賞を多数獲得、国内観客数200 万人を突破し、なお現在も全国各地でロングラン上映が続いている『この世界の片隅に』を中心にお送りいたします。
 またこの機会に福井に来たことのない片渕監督を呼ぼうと、SNSなどで監督へのメッセージを募集したところ、福井・全国各地のファンの熱い想いが届き舞台挨拶が決定いたしました!皆様お誘い合わせの上、是非お越し下さい!

■日程:2017年8月16日(水)
■場所:福井メトロ劇場
■時間:
 ①13:20~14:53 『マイマイ新子と千年の魔法』
  15:00~15:20  第一回 片渕監督 舞台挨拶
 ②15:40~17:49 『この世界の片隅に』
  17:50~18:50  第二回 片渕監督 舞台挨拶&サイン会
■登壇者:片渕須直監督

【チケット販売】
■料金(税込):通常料金
■販売スケジュール
 [劇場窓口販売]:7/22(土) 劇場OPEN時~
 [メール予約] :7/22(土) 11:00~ ※「メール予約について」参照

【注意事項】
※特別興行につき、各種割引券・各種招待券などはご利用いただけません。
※お電話でのご予約は承っておりません。
※チケットご購入枚数は最大お一人さま4枚までとなります。
※転売・転用目的の購入は固くお断りいたします。
※全席自由席となります。
※各回上映の20分前より、窓口販売→メール予約の方の順にご入場いただきます。
※ご購入後の払い戻しは承っておりません。
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※場内での撮影(カメラ付携帯電話を含む)および録音は固くお断りしております。
※当日マスコミ取材が入る場合がございます。予めご了承ください。

【メール予約について】
下記メールをfukui-metro@live.jp宛にお送りください。

宛先:fukui-metro@live.jp
件名:片渕監督舞台挨拶予約
内容:
◆氏名
◆お住まい(都道府県・市町村まで)
◆電話番号
◆希望会
 ①13:20~『マイマイ新子と千年の魔法』 第一回 片渕監督 舞台挨拶
 ②15:40~『この世界の片隅に』 第二回 片渕監督 舞台挨拶&サイン会
◆備考

※先着順に25名様受け付けます。折り返しメール差し上げます。
※座席数に限りがありますので必ず来場される方のみ予約お願いいたします。
※メール予約内容を元に当日券をご購入いただきます。

http://fukuimetro.jp/

 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 7月17日(月)10時00分54秒
  世界は今日から君のもの
観たいです。
宜しくお願いします
 

私も

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 7月15日(土)17時47分0秒
  きらめく拍手の音、観たいです。
先日、ラジオ番組「タマフル」で手話の特集が放送されており、
その中でも、「聾者を知るために、今見てほしい映画」と紹介されておりました。
近年、障害を題材にしたドキュメンタリー映画を観るようにしているのですが、
質が高くて、面白いものが多い気がします。
本作もいい評判を耳にしますので、ぜひ鑑賞したいです。

8月のイベントは、私も楽しみにしております。
あと、ちょうど一カ月。待ち遠しい。ふふ。
 

きらめく拍手の音をリクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2017年 7月13日(木)08時20分33秒
  最近、劇場に足が運べていませんが、色々な企画に感心しております。
8月の平和の企画も楽しみです。
リクエストですが、「きらめく拍手の音」をご検討いただければありがたいです。
よろしくお願いします。

http://kirameku-hakusyu.com/
 

「午後8時の訪問者」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月 8日(土)22時32分32秒
  昔「雨の訪問者」って云うチャールズ・ブロンソンが出てたサスペンス物が在ったけど
それに匹敵する秀作だった。

冒頭 診療所で働く女医が若い見習い男の仕事ぶりを叱咤し居る。
「どSで いけすかない女だな~~」。なんて思ってたら話はアラヌ方向へ。
自らの出世にしか関心が無かった筈の女医に医者としてのサガが目覚め埠頭の変死事件に
首を突っ込んで行くので在る。
当初は名前すら判らなかったアフリカ系の変死女は実は街娼でバックに組織の暗躍が在り
その組織の手下に恫喝までされる女医では在ったが最後まで心が折れなかったんは
医者としての倫理観のやうで ラストは変死者の姉が唐突に現れて話は終わる。

その終わり方 否 終わらせ方が如何にも仏蘭西風って云うか尻切れトンボで
私も含め一般の日本人には付いてゆけないエンディングなのだけど さうした日常の中に
潜む非日常の一コマを持ってエンディングとするのは例へばフィルム・ノワールの
作品の中にも散見されて ジャン・ピエール・メルビルの「サムライ」のラストの
目撃者を口封じで殺しに来た筈の殺し屋(アラン・ドロン)が隠し持ってたデボルバーの
弾倉に玉が入って無かった・・終わり方にも共通する物を感じた。
古代ローマの「ガリア戦記」なんぞ読んでても戦争で土地が蹂躙されてた数多くの歴史を
持つ今の仏蘭西の住人の心象風景として「荒涼とした心の砂漠」が有るのでは?と
感じた。

何やら比較文化学のやうな小難しい話に為っちゃぃましたけど 米国のサスペンス物の
やうな ドンパチもカーチェスも大円団も無く でも一気呵成で読み終えた物語。
昼寝に来た私メを寝させ無かった程 秀作デシタ。
 

「ニュートン・ナイト」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 7月 7日(金)20時35分14秒
  仕事から ほぼ直行で座席に座った。ので いつもと少し感じ方が違った。
より見方が現実的 云うか・・。

昔 観た「ソルジャー・ブルー」と似た感じかと思ってたけど実際かなり違ってた。
前半部は第一次大戦の塹壕戦のやうな白兵戦が続き単なる戦争映画の呈だったけど
後半部は長じた孫の法廷場面がフラッシュ・バックのやうに挿入され 一寸した
時空間移動のSF映画のやうにも見へ新鮮な手法だった。

地方の話なのでK K K も現れ エンディングは古いブルースが流れたかと思うけど
途中 黒人の一群が勇躍 行進するシーンでは自らがリパブリック讃歌の替え歌で
自らを鼓舞してたのが印象として残る。なんだ・かんだ言っても盟主国の大英帝国への
憧れみたぃな帰依心は有るのだと感じた。
主人公は2度 墓地での司式も執り行い まるで大衆伝道家のやうな風情。
成り行きで黒人達を率いる事には為ったけど心底はチェ(ゲバラ)のやうな革命家
ぢゃ無く ビリー・グラハムのやうな大衆伝道者だと感じた。

かなり微妙で激しい題材を粛々・地味に描いて魅せたのが好感を感じた。
作品賞でオスカーにノミネートなら妥当な線だと思ふ。
 

「幸せなひとりぼっち」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月30日(金)15時33分33秒
  舞台はスエーデンのやうだが それを感じさせ無いリアリティが有った。
老いる事の残酷さ・それに贖う無力な人々。北欧だけぢゃ無い何処の国でも直面する問題だ。

主人公は頑固一徹の所謂「一言居士」。何か一言 云わないと気が済まぬ性分の持ち主。
未だ教師の妻が居る頃は良かったが 死なれてみてケァする者が近くに居なく為ると
段々と近所から孤立してゆく。そんな時 現れたんがペルシア語を話す中近東のミドル夫婦。
毛色が変わった夫婦だから自らの世間への色眼鏡も溶解してゆく・・ってなストリィ。

劇中 レストランでの会食中 掛かる曲がドビッシーの「月の光」。
ホームダンスのバック曲として流れるんがボサノバ調の「いそしぎ」のテーマ曲。
何処を切ってもドロドロの お話なんだが それゆゑ格調 高い作品に仕上がってる。
老いの問題に限らづ「現実」は いつも綺麗事では済まないドロドロ状態だけど
それを更なるドロドロにするか・泥の中に咲く蓮の花に するかは本人次第。
「(気持ちは解るけど) 前を見て」。と進言するペルシア女は主人公の一灯だった
のだろう。デケィンズだったか小説の「クリスマス キャロル」の主人公を思い出した。
 

「スモーク」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月22日(木)15時35分14秒
  初見だが満腹した。久しぶりに観た映画らしい映画。
そして懐かしかった。

冒頭 オープニング・クレジットで翻訳・戸田 奈津子の名が見へ 字幕の草分け的な
清水さんから戸田さんへ移行した当時の映画が思い出され 亦 最後のエンド・クレジット
では ドゥアップ・サウンドのプラターズの名曲「煙が目にしみる」がビーアップの
アレンジで流され「通」「粋」を感じた。

映画自体は白黒映画の「ブルックリン横丁」のモチーフだと思ったけど 主人公が新聞に
寄稿する作家ってな設定なんで O・ヘンリーの短編小説・日本なら山本周五郎の世界
と受け取った。
と同時に変に若者や時代に媚びて無い映画人としてのキップの良さに感激した。
映画はオムニバス。で 第三話だったかに登場したルビーって女が往年の悩殺女優
ジーン・ハーローに雰囲気が似てたんで驚いた。
全体として 映画の現場をヨク知った人達が練りに練って作り上げた大人の映画。
かう云う映画を増やして欲しい・・と思う。
 

「たかが世界の終わり」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月17日(土)19時19分51秒
  疲れる映画で他の観客からイビキも聞こえたやうな気もした。

冒頭「サンセット大通り」のG・スワンソンのやうな厚化粧の女が家族相手に一方的に
まくし立て(このままなら帰ろうか・・)。と思ったくらいだったが 劇の三分の一
くらいから画調が落ち着いて来て 何とのう最後まで観てしまったってのが実際。
物語は暫く出て居た次男が家に帰って来る。それで家族に波風が立つってなストリィで
仏映画らしくポエムを繋ぐやうに作られて居たのが印象的。
エンディング・クレジットにも出たが教会の衰退が家族の崩壊を招いてしまった
ってな意味合いの映画なんだろう。と すれば これも広い意味で宗教映画と
云えなくも無いと感じた。

かうしたゴダールの子が作ったかのやうな映画って還暦過ぎの身では疲れる。
観ながら ジョン・フォードのモーリン・オハラの艶姿が懐かしく慕われた。
 

リクエスト

 投稿者: やみーや  投稿日:2017年 6月15日(木)00時24分12秒
  「彼らが本気で編むときは、」
をぜひメトロさんで観れたら嬉しいです。

http://kareamu.com/

 

受賞の報告

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 6月14日(水)23時00分36秒
  作品「薩摩に生きる」がインドで開催された「ブッダ国際映画祭」に於いて「監督賞」を受賞しました。

ブッダ国際映画祭サイト:http://buddha.meditativeyoga.in/

「薩摩に生きる」:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html
 

「ターシャ・テューダー」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月 9日(金)17時20分25秒
  家に帰って気が付いた。
「若しかしてテューダーって あのテューダー?英国王朝の」。
改めてパソ開いて調べて見たら王朝の発生場所はウエールズと書かれて在り
彼女も自ら父祖の地はウエールズと言ってるから おそらく彼女は王家の血筋の娘
なんだろうと思う。で 全てが氷解した。集う子や孫のイデタチが実に(やんごと無き)
其の筋の人々のやうに感じたからだ。
オントシ91歳の彼女が呟く一言・々が現代版「箴言」のやうで此方の胸にもズッシリ
響いては来てたけど下々の我には所詮 高値の花のアダ花のやうに思へて来た。

只 映像としては素敵だった。
しょっぱな マザーグースの絵本のやうな挿絵に描かれる一匹のウサギが絵本を飛び出し
現実の野原に向かう。アニメから実写への移行がスムースで安心して彼女の世界に
入って行けた。
 

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2017年 6月 6日(火)01時42分6秒
  キム・ギドク監督の「STOP」の上映をお願いします。  

「はじまりへの旅」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月 3日(土)20時23分5秒
  疲れる映画だった。
何処を切っても狩猟民族の感性の匂いがプンプンで県立美術館の「岩永勝彦の世界」を
観ての帰りに寄った身として特にアッチの世界の人との指向性のギャップに困惑しつつ
見終えた。
日本人の感性なら例へばスペンサー・トレシーのやうな慈父の眼差しに ほだされ
改心した主人公が子を妻の実家に預け 自分は社会復帰に向かってメデタシ・
メデタシなんけど 流石に幌馬車 為らぬスクールバスに子を乗せ妻の実家にカチコミに
行くだけ有って不退転の怪気炎。さう云う処に快哉を叫ぶってのは やっぱ狩猟系だな
と思います。少なくとも岩永の精神世界とは かなり異質ですね。

最初 父親は中世の「カタリ派」の生活形態を手探りながら目指してるのか?
とも思ってたんですが コロラドの街に入ってスーパーで我が子 使って泥棒するし
よく解らない父親で日本なら直ぐ「措置入院」ですね。
父親が岸壁なんぞ登らせ子供達を鍛へてゆく場面では 昔 観た デューク(J・ウェイン)
の「12人のカーボーイ」の少年を鍛へるシーンを思い出し アチラの人の好みなのか
とも感じましたが。

映画の後半 コロラドの中天に夜 三日月の月が上がってました。
「コロラドの月」。有名なスタンダード曲ですが 去年ゾッコンでワンカラで時々歌ってました。
劇中のコロラドの月を見つめながら 復「コロラドの月」を歌いに行きたく為りましたね。


 

「ヨーヨー・マ と」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 6月 2日(金)20時46分51秒
  何も期待せづ行ったのがヨカッタ。
内容は昔の「イワナミ映画」のドキュメントのやうな感じで 女子十二房のやうな音楽性を
合わせ持つ民族楽器の奏者の面々の交流を描いてたが 初めバースタインだのジョン・
ウイリアムズだのと云った映画音楽界で著名な方が話を振って呉れてたんで映画に入り
易かった。個人的にスペイン語を学んでるのでスペインのバグパイプ奏者の故郷の聖母
マリアの路上の祭礼が興味深かった。彼女のパフォーマーも何やらフラメンコのやう
でした。夫々自分の生まれた国の政情を抱えて各地で演奏してる訳ですけど
世界を股に掛け好きな活動してるってのは やっぱ素敵ですね。
生き切ってる!って感じで自省しながら羨望の眼差し でした。

最後の方で幼女が弾いてたピアノ曲はショパンの「夜想曲」だと思いましたが
聞き慣れた曲にも関わらづ曲名が思い出せません。
知ってる人が居たなら教えて下さい。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 6月 2日(金)08時18分0秒
  作品「薩摩に生きる」が本年、インドの首都ニューデリーで開催される「ブッダ国際映画祭」に入選しました。



映画祭サイト:http://buddha.meditativeyoga.in/
 

上映作品の変更

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 5月27日(土)12時37分21秒
  *上映会のお問い合わせ:
080-4493-3546(鹿児島県・大阪市上映実行委員会)
090-6067-0172(福井市上映実行委員会)

スケルトン・フイルムズ ホームページ:http://www.skeletonfilms.com



6月26日(月曜日)鹿児島県南さつま市:ふれあい加世田いにしえホール
上映作品:
桜島早春 14:20~16:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww&t=3s
(モントリオール世界映画祭入選/モナコ国際映画祭/作曲賞・人間讃歌特別賞)

薩摩に生きる 16:20~18:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
(最新作)

七月の別れ 18:40~20:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)



9月2日~4日(土曜・日曜・月曜) 福井県福井市:メトロ劇場
9月2日(土曜日)上映作品:
春 雪 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=yM3vsUwe-NM
(マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭入選/リヨン映画祭観客賞/パピエミュール国際映画祭グランプリ・他多数)

夏の宴 20:05~21:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=EONLQSS3E0E
(リヨン映画祭観客賞/ツアー映画祭脚本賞/アリゾナ映画祭入選/トレント映画祭入選・他多数)

9月3日(日曜日)上映作品:
夏の叫び 18:30~19:50 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=rx_RjvpBz1M
(モスクワ国際映画祭入選/デリー国際映画祭入選/ウルグアイ国際映画祭入選)

十二月の空 20:05~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=ggWuAn05GBY
(リヨン映画祭グランプリ/ニューヨーク国際インディペンデント映画祭監督賞/カンボジア映画祭グランプリ/サンパウロ国際映画祭入選・他多数)

9月4日(月曜日)上映作品:
京都、夏 18:30~20:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc
(モスクワ国際映画祭入選/モナコ国際映画祭・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞/ケララ国際映画祭・監督賞・ネットパック賞・他多数)

七度猫 20:10~21:30 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=axcmRgHJ0so
(ムンバイ国際映画祭/ケララ国際映画祭)



9月9日~10日(土曜・日曜) 大阪府大阪市:谷町劇場(劇団大阪アトリエ)
9月9日(土曜日)上映作品:
京都、夏 11:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=3s
(モスクワ国際映画祭入選/モナコ国際映画祭・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞/ケララ映画祭・監督賞・ネットパック賞・他多数)

七月の別れ 13:25~15:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

桜島早春 15:20~17:00 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww&t=5s
(モントリオール世界映画祭入選/モナコ国際映画祭/作曲賞・人間讃歌特別賞)

京都、早春 17:15~18:55 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=WObsC59NYVg
(ムンバイ国際映画祭入選/京都国際映画祭入選)

薩摩に生きる 19:10~21:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=13s
(最新作)

9月10日(日曜日)上映作品:
京都、夏 10:30~13:10 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&t=3s
(モスクワ国際映画祭入選/モナコ国際映画祭・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞/ケララ映画祭・監督賞・ネットパック賞・他多数)

七月の別れ 12:25~14:05 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)

薩摩に生きる 14:20~16:20 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI&t=13s
(最新作)

七月の別れ 16:35~18:15 予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
(最新作)
 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 5月25日(木)19時03分6秒
  本年度の上映会のお知らせ
本年度(2017)の「戸田博監督作品上映会」の開催場所と期日が以下の通り決定しました。
*上映会のお問い合わせ:
080-4493-3546(鹿児島県・大阪市上映実行委員会)
090-6067-0172(福井市上映実行委員会)

6月26日(月曜日)鹿児島県南さつま市:ふれあい加世田いにしえホール
上映作品:
桜島早春   14:20~16:00
薩摩に生きる 16:20~18:20
七月の別れ  18:40~20:20

9月2日~4日(土曜・日曜・月曜) 福井県福井市:メトロ劇場
9月2日(土曜日)
上映作品:
夏の宴  18:30~19:45
七度猫  20:00~21:20

9月3日(日曜日)
上映作品:
夏の叫び  18:30~19:50
十二月の空 20:05~21:30

9月4日(月曜日)
上映作品:
京都、夏  18:30~20:00
七月の別れ 20:15~21:45


9月9日~10日(土曜・日曜) 大阪府大阪市:谷町劇場(劇団大阪アトリエ)
9月9日(土曜日)
上映作品:
京都、夏   11:30~13:10
七月の別れ  13:25~15:05
桜島早春   15:20~17:00
京都、早春  17:15~18:55
薩摩に生きる 19:10~21:10

9月10日(日曜日)
上映作品:
京都、夏   10:30~13:10
七月の別れ  12:25~14:05
薩摩に生きる 14:20~16:20
七月の別れ  16:35~18:15
 

「ラビング」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 5月20日(土)16時59分34秒
  夫婦役の二人が二人ともオスカーのノミネートだから面白く無い訳は無い。
夫はドイツ系・妻は北アフリカ系みたいだけど褐色の肌を除けばオリビア・デ・
ハビランド風の良き妻だから男が正式に婚姻届け出したく為るのも頷ける。
それを淡々と描いて魅せるのはスタッフも力が有る証拠。
後年 兄同様に暗殺される運命に有るケネディ司法長官の力添えに涙し
雪のバージニアの景色に見惚れた一篇だった。
 

ゆず

 投稿者: 堕ちる  投稿日:2017年 5月20日(土)13時31分11秒
  短編映画なのですが、
ゆうばり国際映画祭2017スペシャルメンション受賞作品の「堕ちる」が見たくてしょうがないです。
 

「あなたが選ぶ上映映画」Web投票始めました!

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 5月13日(土)19時37分51秒
  皆さま、ご意見・ご感想ありがとうございます。

場内でご投票いただいていた「あなたが選ぶ上映映画」をWebでも募集いたします。
皆さまの参加お待ちしております!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfSJvkOEvZ_r-sfQGSsGGzcE6w8Lvktc-M1XRiFJ279Z22vDg/viewform

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfSJvkOEvZ_r-sfQGSsGGzcE6w8Lvktc-M1XRiFJ279Z22vDg/viewform

 

「若者の すべて」雑感。

 投稿者: みきお。  投稿日:2017年 5月12日(金)16時18分31秒
  今朝 二番目の入場者と為ったやうで 自分的には一番だと思ってたんで意外でした。

さて 本編ですがDVDでは二度ばかし観た事は有り アランドロンの出世作と聞いてます。
劇中 ミラノの路上で若者達が じゃれ合う場面でミーナの「月影のナポリ」が流れてて
子供の頃 聞いた曲なので懐かしかった。
物語は伊映画 お決まりの北部の貧困層が工業都市の南部に移住して苦労するってな設定で
若者をテーマにした映画って云うより 家族の絆を主題にした映画と捉えましたね。
ロッコの兄は どうしやうも無い屑なんですが そんな屑を家族中で守ろうと云う動きが
伊の北部の気質みたぃで 日本の東北人の気質と似たとこを感じましたね。
久しぶりに観た白黒映画なんで画調は落ち着いてて その点は見易かったんですが流石に3時間の長尺は
齢64の身では正直 堪えました。拳闘場面では カーク・ダグラス主演の「チャンピオン」と対比しつつ
見てましたが。

「リクエストも どうぞ」。ってな事なんで いくつか載せて置きます。

○「舞踏会の手帳」(確か デビビエ監督の仏映画だったか)。
○「心の旅路」(グリア・ガースン出演のメロドラマ)。
○「裸足のイサドラ」(伝説の舞姫 イサドラ・ダンカンの半生記。バネッサ・レッドグレープが主演)。
● 昔 昔 やって居た お盆の「幽霊映画 特集」って 又 やって欲しい。
  実際 幽霊役を使って館内を走り回らせるってな熱気が今は欲しいですね。
  噺家サン呼んで落語の「へっつい幽霊」でも やらせてのコラボ企画も企画としては面白いのでは?

最後に 久しぶりの来館で不安も有ったんですが受付の女性が品が良く客を立てて下さってたんで「また来たい」。
と思いましたょ。一番の収穫 デシタ。
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 5月12日(金)10時34分40秒
  夜空はいつでも最高密度の青色だ
を見たいです。
宜しくお願い致します。
 

いつの間にか

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 5月 2日(火)00時51分37秒
  「マイマイ新子」と「アリーテ姫」の上映が決定している!
無理を前提でリクエストしましたが、すごい、夢みたい。
あとは、監督ご本人の舞台挨拶がれば、でしょうか。
本当に、すごいス。
メトロさん、一生ついていきます。
盛り上げに一役買えることがあったら、なんでもいたしますです。
まずは感謝。
 

(無題)

 投稿者: 087  投稿日:2017年 4月27日(木)18時44分10秒
  「スウィート17モンスター」希望します。  

(無題)

 投稿者: サクライ  投稿日:2017年 4月20日(木)11時43分24秒
  「天使にショパンの歌声を」の上映をお願いします。
tenshi-chopin.jp/
 

受賞おめでとうございます!

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 4月18日(火)13時06分2秒
  戸田監督、山田さん
「八月の記憶 / Memory of Augus」受賞おめでとうございます!
ホームページにも後程あげさせていただきます
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2017年 4月16日(日)17時15分39秒
  メトロ劇場で勤務されている山田昭二さん主演の「八月の記憶」が本年6月にアメリカのオハイオ州で開催される『国際ホラー・ホテル映画祭」で外国ホラー映画賞3位を受賞しました。
なお、サイト上ではまだアップされていません。

国際ホラー・ホテル映画祭サイト:http://www.horrorhotel.net/media.html

『八月の記憶』:http://www.skeletonfilms.com/works/2045.html
 

(無題)

 投稿者: カトゥー  投稿日:2017年 3月29日(水)17時06分6秒
  ドラゴン×マッハ!
やっていただけないでしょうか!
 

0円キッチン

 投稿者: もも  投稿日:2017年 3月22日(水)13時11分45秒
  「0円キッチン」を希望いたします  

人生フルーツ

 投稿者: くり  投稿日:2017年 3月22日(水)13時02分12秒
  ワタクシも「人生フルーツ」が観たいです!  

(無題)

 投稿者: しゃがーる  投稿日:2017年 3月21日(火)23時51分11秒
  わたくしも愚行録リクエストします。  

(無題)

 投稿者: ゆず  投稿日:2017年 3月21日(火)11時46分11秒
  哭声/コクソン

お願いします
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2017年 3月19日(日)23時10分59秒
  愚行録がみたいです。
よろしくお願いします。
 

人生フルーツ

 投稿者: フルーツ  投稿日:2017年 3月18日(土)13時37分29秒
  ぜひ福井で人生フルーツが観たいです!!  

(無題)

 投稿者: ササモト  投稿日:2017年 3月13日(月)03時16分44秒
  ザ・スライドショーがやってくる!

よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: ササモト  投稿日:2017年 3月13日(月)03時15分20秒
  映画 立川談志

よろしくお願いします。
 

ケン・ローチ新作

 投稿者: 若泉  投稿日:2017年 3月10日(金)23時20分4秒
  ケン・ローチ「私はダニエルブレイク」上映決定ありがとうございます。
「ニーゼと光のアトリエ」なども楽しみです。
 

(無題)

 投稿者: 73  投稿日:2017年 2月28日(火)02時13分4秒
  ブラッド・ピット主演最新作、全てが明かされた先にある、「涙」の物語。
『マリアンヌ』
メトロ劇場での上映を希望します。
 

リクエスト

 投稿者: やみーや  投稿日:2017年 2月21日(火)22時31分44秒
  先に書かれていた方もいらっしゃいますが、
私も「人生フルーツ」をぜひメトロさんで観たいです。
ご検討くださるようお願い致します。
 

先日メトロに行ったら

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 2月21日(火)22時29分18秒
  壁にあったリクエストの対象映画に、「この世界の片隅に」が。
何回も観ましたが、メトロさんでやっていただけるのでしたら、
もう一度観たい。
でも、わがままを言わせていただければ、「マイマイ新子」と「アリーテ姫」も
この際上映していただいて、片渕監督祭りをしていただきたい~。

あと、関係ないですけど、「エリザのために」もお願いします。
 

たかが世界の終わり

 投稿者: 73  投稿日:2017年 2月20日(月)14時20分27秒
  たかが世界の終わり
メトロ劇場での上映、よろしくお願いいたします。
 

smoke

 投稿者: katsu  投稿日:2017年 2月13日(月)11時07分56秒
  よろしくお願いします  

(無題)

 投稿者: 山田  投稿日:2017年 2月12日(日)00時42分42秒
  「幸せなひとりぼっち」アカデミー外国語映画賞にノミネートされましたね。
私も観たいです。
 

(無題)

 投稿者: あお  投稿日:2017年 2月10日(金)21時30分31秒
  幸せなひとりぼっちの上映を希望します。是非よろしくお願いします。  

こんにちは

 投稿者: マチ  投稿日:2017年 2月 1日(水)16時20分30秒
  リクエストさせていただきます。
ユーリー・ノルシュテイン監督の短編アニメ集を全国各地で上映しているので福井メトロさんでもやっていただけると嬉しいです。
 

この世界の片隅に

 投稿者: 蒼玉  投稿日:2017年 1月30日(月)18時35分45秒
  「この世界の片隅に」
是非とも福井メトロの劇場で観たい映画です。
検討よろしくお願いします

http://konosekai.jp

 

リクエスト

 投稿者: りん  投稿日:2017年 1月28日(土)17時36分0秒
  スェーデンの映画の 幸せなひとりぼっちの上映を希望します。よろしくお願いします。  

(再)上映時間訂正のお知らせ(2/4~2/10)

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 1月25日(水)16時26分50秒
  度々申し訳ありません。
下記が正となります。
よろしくお願いいたします。

訂正: ※1/25 17:00再訂正
2/4~2/10
11:00~ 92歳のパリジェンヌ(1h46)
13:00~ 弁護人(2h07)
15:20~ 92歳のパリジェンヌ(1h46)
17:30~ ティファニー(1h27)
19:20~ 弁護人(2h07)
 

上映時間訂正のお知らせ(2/4~2/10)

 投稿者: メトロ劇場  投稿日:2017年 1月25日(水)13時11分42秒
  お知らせしていた2/4~2/10の上映時間が誤っておりました。
皆様にはご迷惑お掛けし申し訳ありませんでした。

2/4~2/10
11:00~ 92歳のパリジェンヌ(1h46)
13:00~ 弁護人(2h07)
15:20~ ティファニー(1h27)
17:00~ 弁護人(2h07)
19:20~ 弁護人(2h07)
 

私も

 投稿者: きったん  投稿日:2017年 1月18日(水)00時52分14秒
  「わたしは、ダニエル・ブレイク」希望します。
 

「わたしは、ダニエル・ブレイク」

 投稿者: 若泉  投稿日:2017年 1月15日(日)20時34分29秒
  僕も上映希望します。
よろしくご検討ください。
 

リクエストお願いします

 投稿者: marine  投稿日:2017年 1月12日(木)08時50分21秒
  ケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』、メトロさんで観たいです!よろしくお願いします。

http://www.danielblake.jp

 

HPとか

 投稿者: さっちん  投稿日:2017年 1月 7日(土)00時58分35秒
  いつも、ありがとうございます。
HPの更新が止まっているようですが、私の接続に問題があるのかな。
ご存知でしたら、ぜひお教えください。
あと、「弁護人」の上映時間が1H32Sになってますが、間違いでは…。
余計なお世話ですが。
すみません。
 

リクエスト

 投稿者: にこ  投稿日:2016年12月31日(土)17時14分36秒
  リクエストで「君に読む物語」が観たいです  

リクエスト

 投稿者: sagoh  投稿日:2016年12月 4日(日)20時43分9秒
  スモーク、或る終焉、母の残像
テアトルで観たけど永い言い訳もメトロで演って欲しかったです。

あと、館主の訃報は最近知りました。そういえば最近見ないな、と思ってたのですが・・・。
 福井のような土地柄で私の好きな映画をたくさん観させたくれたこと、映画ファンとして感謝しきれません。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申しあげます。
 できれば、故人を偲ぶ上映会等のなんらかのイベントを行って頂けたらとも思っています。

 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2016年11月20日(日)22時17分26秒
  「6才のボクが――」のリチャード・リンクレーター監督の最新作
「エブリバディ・ウォンツ・サム」もお願いします。
直接は関係ないようですが、「6才のボクが――」の後日譚的な内容のようです。
観たい。
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2016年11月20日(日)01時06分58秒
  湯を沸かすほどの熱い熱
みたいです。宜しくお願いします。
 

11/22(火) 湾生回家 舞台挨拶

 投稿者: メトロ劇場です  投稿日:2016年11月15日(火)01時37分0秒
  皆さま、貴重なご意見・リクエストありがとうございます。
アンケート作品として検討させて頂きます。

さて、11月22日(火)からの湾生回家公開に伴いまして、
家倉多恵子さん(敦賀市在住の湾生)をお招きし、舞台挨拶を行います。
ご都合がよろしければぜひご参加くださいませ。

日時:11月22日(火)11:00~
 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2016年11月15日(火)01時25分58秒
  「PK」の上映を是非。
157分と長尺の作品ですが、一週間でもかけていただきたい!!
 

無理なお願い?

 投稿者: 名無しの権兵衛  投稿日:2016年11月14日(月)17時10分24秒
  「人生フルーツ」観たいです。  

(無題)

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年11月 7日(月)08時30分10秒
  ダメ元でリクエストです。
遠藤ミチロウ監督の「SHIDAMYOJIN」
よろしくお願いします。

https://youtu.be/cdLByKR5fbk

今年八月から全国公開しております。
 

リクエスト

 投稿者: mini  投稿日:2016年11月 6日(日)20時39分20秒
  湯を沸かすほどの熱い愛、上映希望します。  

ある戦争

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年11月 2日(水)23時57分46秒
  今こそ観たい
「ある戦争」の上映をぜひともご検討ください。

http://www.transformer.co.jp/m/arusensou/
 

リクエスト!

 投稿者: azz  投稿日:2016年10月28日(金)10時13分26秒
  “Drive”のニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作、“ネオン・デーモン”の上映希望します。  

(無題)

 投稿者: きったん  投稿日:2016年10月26日(水)00時18分35秒
  新しいHPシンプルでいいですね。
ちなみに、個人的な話で恐縮なのですが、新着の映画の情報や翌月の上映時間等、
毎月20日頃にUPしていただけますと、大変ありがたいです。
あと、公開決定の映画も、観たい映画が入っていて、とても嬉しいです。
いつも、ありがとうございます。
 

ホームページリニューアルについて

 投稿者: メトロ劇場です  投稿日:2016年10月22日(土)01時09分15秒
  現在、福井メトロ劇場ホームページのリニューアルを行っております。

一部情報ページにつきましては更新が遅くなり、
皆様にはご不便をおかけし誠に申し訳ございません。

上映スケジュール、最新映画情報につきましは
トップページにある「最新情報はこちら」のリンクよりご覧頂けます。
また、リニューアル内容等につきまして、ご意見・ご要望等ありましたら、
本BBS、またはメールにてご連絡頂ければ幸いです。

今後ともよろしくご愛顧のほどお願いいたします

http://www2.interbroad.or.jp/metro/

 

上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年10月14日(金)11時22分5秒
  2016 戸田 博 監督作品上映会のご案内

主催:戸田博監督作品上映会実行委員会
お問い合わせ:090-6067-0172

*上映作品は以下の3作品(以下の作品は順次、大阪・博多・鹿児島でも上映されます)
①七月の別れ(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
②薩摩に生きる(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
③桜島早春(2015年度作品 モントリオール世界映画祭公式上映・モナコ国際映画祭特別賞及びオリジナル音楽賞受賞)

11月19日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「七月の別れ」

11月20日(日)
18:20 #監督挨拶
18:30 『七月の別れ』
18:30 #監督挨拶
20:25 「桜島早春」

11月21日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「薩摩に生きる」

「七月の別れ」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/2025.html
上映時間:87分
出演:林 与一・山田 昭二・若原 瞳・長谷川 かずき(長谷川一夫の孫娘)・他多数

【ショート・シノプシス】
京都市内で中古車販売店の経営者をしている池田 勇(林 与一)は老境に入っても日々ギャンブルに明け暮れていた。
次第に闇金融からの借金も膨れ上がり、経営と生活は困窮し破綻寸前に追い込まれる。
そして、池田はかつての友人の田口 旭(山田 昭二)に救いを求めるべく郷里の鹿児島に向かう。
しかし、35年振りに郷里に戻る池田には新たな試練が待っていた。

「桜島早春」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
上映時間:88分
出演:林 与一・若原 瞳・西 健吉・西 克彦・他多数

【ショート・シノプシス】
有村隆は定年後は仕事先の京都から地元の鹿児島に戻り、日々鬱々とした生活を送っていた。
しかし、隆は妻の京子の励ましによって「絵画」に目覚め、老後の希望としてその目標を達成すべく絵筆を取る。


「薩摩に生きる」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html
上映時間:105分
出演:林 与一・若原 瞳・山田 昭二・他多数

【ショート・シノプシス】
自宅の小さな工房で錫器を作る夫婦の物語。
夫の次郎は父親の亡くなった年齢に近づき、自分の人生を振り返る苦悩が始まる。
妻の宣子はそんな夫を支えながら、改めて共に生きる決意をする。
そして、次郎は新たな人生の目標を目指してある行動に出る。


前売り券 1作品:1,000円
当日料金:メトロ劇場通常料金

SKELETON  FILMS:http://www.skeletonfilms.com
 

天国の映画館

 投稿者: 西野悦子  投稿日:2016年 9月30日(金)21時43分13秒
  転居したためご無沙汰しており、申し訳ございません。天国の映画館で、映画を沢山たくさん笑顔でご覧になりますように。  

(無題)

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 9月28日(水)09時29分37秒
  急な話で驚きました。
上映会などお世話になりました。
今はただご冥福を祈るのみです。
今後も福井の良識ある映画の砦を支援していきます。
ありがとうございました。
 

(無題)

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 9月25日(日)15時45分41秒
  根岸様には大変お世話になりました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

戸田 博
 

(無題)

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月25日(日)12時59分36秒
  ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。  

訃報

 投稿者: メトロ劇場です  投稿日:2016年 9月25日(日)12時32分31秒
  メトロ劇場をご愛顧頂いている皆様へ

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

残念なお知らせをしなくてはなりません。
メトロ劇場館主 根岸義明が9月24日急逝しました。

生前、映画を通し皆さまと語り合うことを
何よりの楽しみにしていました。
ありがとうございました。

下記にて式を執り行いますのでお別れをして頂ければ幸いです。


=== 記 ===

通夜 9月26日(月) 18:00~
葬儀 9月27日(火) 10:00~

於 さくらホール(福井市順化1-24-15)
喪主 根岸 輝尚
 

リクエスト

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月15日(木)12時13分25秒
  こちらからこのような形で リクエストするのは
無効であろうことは重々承知の上ですが、
映画興行のシステムがわからない素人ゆえご容赦ください。

遠藤ミチロウ監督の
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】
劇場公開は いまのところ近県では新潟だけです。
福井県での公開を期待しています。
パンクバンド【 ザ・スターリン】の根強いファンは福井県にもたくさんおられ
この作品の公開を心待ちにしております。
メトロ会館が子の作品にぴったりの劇場だと思っています?
是非 上映していただきたい。
よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月13日(火)09時05分17秒
  http://apia-net.com/michiro/

遠藤ミチロウ監督の
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】の予告編です。
ご覧になっていただけたら幸いです。
上映いただけますよう、よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月12日(月)20時07分33秒
  http://www.nihontogenpatsu.com/

このような作品も上映されたようですが
遠藤ミチロウ監督の
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】は
震災から五年後の福島県を舞台にした作品です。
何卒ご検討いただけますよう、よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: やぎみゆき  投稿日:2016年 9月12日(月)17時27分37秒
  上映作品をこちらからリクエストさせていただきます。

遠藤ミチロウ( ex.ザ・スターリン)監督作品
【お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました】
の上映をご検討ください。
よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: リクエスト  投稿日:2016年 9月 7日(水)22時29分39秒
  私も
・だれかの木琴
・永い言い訳
リクエストさせて頂きます。
宜しくお願い致します。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2016年 9月 4日(日)11時52分32秒
  【誰かの木琴】

【ある天文学者の恋文】

【お父さんと伊藤さん】

【永い言い訳】

【ダゲレオタイプの女】

 以上の作品の上映を希望しますので、
 宜しくご検討ください。
 

上映会のご案内

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 9月 2日(金)16時20分17秒
  2016 戸田 博 監督作品上映会のご案内(詳細)

主催:戸田博監督作品上映会実行委員会
お問い合わせ:090-6067-0172

上映作品は以下の3作品
①七月の別れ(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
②薩摩に生きる(2016年度作品 国際映画祭へサブミッション中)
③桜島早春(2015年度作品 モントリオール世界映画祭公式上映/モナコ国際映画祭特別
             賞及びオリジナル音楽賞受賞)

11月19日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「七月の別れ」

11月20日(日)
18:20 #監督挨拶
18:30 『七月の別れ』
18:30 #監督挨拶
20:25 「桜島早春」

11月21日(土)
18:20 #監督挨拶
18:30 「七月の別れ」
20:15 #監督挨拶
20:25 「薩摩に生きる」

「七月の別れ」予告編:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII
上映時間:87分
出演:林 与一・山田 昭二・若原 瞳・長谷川 かずき・他多数

【ショート・シノプシス】
京都市内で中古車販売店の経営者をしている池田 勇(林 与一)は老境に入っても日々ギャンブルに明け暮れていた。
次第に闇金融からの借金も膨れ上がり、経営と生活は困窮し破綻寸前に追い込まれる。
そして、池田はかつての友人の田口 旭(山田 昭二)に救いを求めるべく郷里の鹿児島に向かう。
しかし、35年振りに郷里に戻る池田には新たな試練が待っていた。

「桜島早春」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
上映時間:88分
出演:林 与一・若原 瞳・西 健吉・西 克彦・他多数

【ショート・シノプシス】
有村隆は定年後は仕事先の京都から地元の鹿児島に戻り、日々鬱々とした生活を送っていた。
しかし、隆は妻の京子の励ましによって「絵画」に目覚め、老後の希望としてその目標を達成すべく絵筆を取る。


「薩摩に生きる」作品詳細:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html
上映時間:105分
出演:林 与一・若原 瞳・山田 昭二・他多数

【ショート・シノプシス】
自宅の小さな工房で錫器を作る夫婦の物語。
夫の次郎は父親の亡くなった年齢に近づき、自分の人生を振り返る苦悩が始まる。
妻の宣子はそんな夫を支えながら、改めて共に生きる決意をする。
そして、次郎は新たな人生の目標を目指してある行動に出る。


前売り券 1作品:1,000円
当日料金:メトロ劇場通常料金

SKELETON  FILMS:http://www.skeletonfilms.com
 

リクエスト

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2016年 8月27日(土)17時27分40秒
  片渕須直監督作品「この世界の片隅に」をリクエストします。
素晴らしいアニメーションに違いありません。

http://www.konosekai.jp

 

サミュエル・フラー 連続上映

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 8月27日(土)12時41分42秒
  先日、PFFでもやったサミュエル・フラー監督の作品の特集上映ですが、

福井でも出来ないでしょうか。DVDも廃盤になっていますから、観る機会も限られています。

是非ご考慮ください。

http://www.fuller2016.com/
 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2016年 8月22日(月)01時33分38秒
  第88回アカデミー外国語映画賞ノミネート作品の、「THE WAVE」をよろしくお願いします。
10月にDVD出るんですけど、これは劇場で観たほうが絶対面白いはず。
 

(無題)

 投稿者: DEN  投稿日:2016年 8月20日(土)14時40分41秒
  「ライオット・クラブ」をリクエストさせていただきます。よろしくお願いいたします。

http://www.riot-club.net/
 

(無題)

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2016年 8月17日(水)20時20分23秒
  「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」
をリクエストします。よろしくお願いします。

http://thebeatles-eightdaysaweek.jp/sp/index.html

 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 8月12日(金)11時11分19秒
  2016 戸田 博 監督作品上映会のご案内   http://www.skeletonfilms.com

11月19日(土)20日(日)21日(月)

最新作の「七月の別れ」をはじめ「桜島早春』と「薩摩に生きる」の3作品の上映を行います。

上映会の詳細は後日、このページをお借りして発表します。

作品の予告編は以下の通り。

2016年度作品「七月の別れ」:http://www.youtube.com/watch?v=w0WGyPAAzII

2016年度作品「薩摩に生きる」:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI

2015年度作品「桜島早春」:http://www.youtube.com/watch?v=no8PISptHww
 

リクエスト

 投稿者: N  投稿日:2016年 8月 8日(月)13時38分13秒
  BTTF
検討よろしくお願いします
 

リクエスト

 投稿者: ただの  投稿日:2016年 8月 5日(金)21時21分22秒
  トム・ヒドルストン主演のハイライズ、お願いします  

リクエスト

 投稿者: izaka  投稿日:2016年 7月29日(金)16時31分56秒
  こんにちは^^
オーバー・フェンス
http://overfence-movie.jp/

お願いします。

http://www.janis-movie.com/

 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2016年 7月28日(木)23時06分38秒
  いつもお世話になっています。
『セトウツミ』リクエストさせていただきます。よろしくお願いします。
 

カルテル・ランド

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 7月25日(月)15時50分20秒
  以前上映された「ボーダーライン」とテーマが重なる。
これが現実なのだから、未来は暗い。
しかし、登場する人物が多面的に描かれていて、人生というものをも考えさせる。
必見だ!
 

(無題)

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 7月11日(月)23時55分4秒
  ジョン・ヒルコート監督「トリプル9:裏切りのコード」をお願いします。

http://999-movie.jp/
 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2016年 7月10日(日)15時35分37秒
  いつもお世話になってます。
『シング・ストリート 未来へのうた』リクエストさせていただきます。是非お願いします。
 

(無題)

 投稿者: かかお  投稿日:2016年 7月 9日(土)17時38分44秒
  森山中教習所見たいです。お願いします。  

ジャニス リトル・ガール・ブルー

 投稿者: izaka  投稿日:2016年 7月 7日(木)22時09分18秒
  はじめて投稿させていただきます。

『ジャニス リトル・ガール・ブルー』
リクエストさせていただきます。

http://www.janis-movie.com/

 

リクエスト

 投稿者: カトゥー  投稿日:2016年 7月 2日(土)14時09分9秒
  「葛城事件」私も劇場でみたいです。
よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: ちいこ  投稿日:2016年 6月22日(水)08時17分57秒
  「葛城事件」の上映、よろしくお願いします。  

リクエスト

 投稿者: gent  投稿日:2016年 6月20日(月)17時59分58秒
  「帰ってきたヒトラー」
リクエストさせていただきます

http://gaga.ne.jp/hitlerisback/

 

FAKE

 投稿者: 月刊DiO  投稿日:2016年 6月19日(日)19時06分39秒
  森達也監督の新作『FAKE』をお願いします。

http://www.fakemovie.jp

 

GOD HELP THE GIRL

 投稿者: りんご  投稿日:2016年 6月 9日(木)20時54分55秒
  GOD HELP THE GIRL
ミュージカル映画好きなので
お願いします。

http://godhelpthegirl.club/index.php

 

エイミー

 投稿者: marine  投稿日:2016年 6月 7日(火)20時18分23秒
  いつもありがとうございます。
『エイミー』リクエストします。

http://amy-movie.jp

 

リクエスト

 投稿者: 寒北京派  投稿日:2016年 6月 4日(土)23時28分53秒
  『裸足の季節』
これはシネコンには来ないでしょう
よろしくお願いします
 

ボーダーライン

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 5月30日(月)01時22分8秒
  面白かった。
映画の後の主人公の行く末が今につながる。
しかし、この映画に本当の「主人公」は出てきていないのではないか?
 

(無題)

 投稿者: ひかり  投稿日:2016年 5月22日(日)13時34分44秒
  ネバークライウルフをスクリーンで見たいです。お願いします。  

映画

 投稿者: ふくい  投稿日:2016年 5月21日(土)20時37分57秒
  ジェンダーマリアージュが見たいです!  

(無題)

 投稿者: げん  投稿日:2016年 5月13日(金)18時45分56秒
  「無伴奏」お願いします。  

(無題)

 投稿者: 沙耶  投稿日:2016年 5月 9日(月)21時56分22秒
  「マクベス」
是非とも上映していただきたく思います。
どうか、よろしくお願い致します!

http://macbeth-movie.jp/

 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 5月 3日(火)08時31分56秒
  「コップ・カー」をお願いします。

http://cop-car.com/

 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2016年 4月29日(金)14時12分6秒
  『太陽』

『ふきげんな過去』

 以上の作品の上映を希望します。
 ご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2016年 4月29日(金)10時32分47秒
  『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』リクエストします。よろしくお願いします。

http://www.uplink.co.jp/banksydoesny/

 

シアーシャローナン

 投稿者: ルナ  投稿日:2016年 4月16日(土)21時59分6秒
  ジョンクローリー監督の最新作、「ブルックリン」ぜひ観られたらと思います!ご検討よろしくお願い致します。  

リクエストお願いします

 投稿者: marine  投稿日:2016年 4月 5日(火)12時59分54秒
  『わたしの自由について  SEALDs2015~』の上映を希望いたします。よろしくお願いします!

http://www.about-my-liberty.com

 

ピロスマニ

 投稿者: 若泉  投稿日:2016年 4月 4日(月)11時43分8秒
  グルジアの画家、ピロスマニの映画は知ってはいたが、観たことがなかった。
画家本人のことも知らなかった。
ピロスマニの孤独も含め、映画は絵画のように美しかった。
上映に感謝する。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2016年 3月28日(月)20時14分35秒
  「星ガ丘ワンダーランド」

「ディストラクション・ベイビーズ」

「葛城事件」

 以上の作品の上映を希望しますので、ご検討ください。
 よろしくお願いいたします!
 

リクエスト

 投稿者: ワトニー・スコット  投稿日:2016年 3月27日(日)01時09分53秒
  『ディストラクション・ベイビーズ』
ご検討ください
 

ガルム・ウォーズ

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2016年 3月26日(土)12時27分24秒
  押井守監督最新作「ガルム・ウォーズ」を福井でみたいです。メトロ劇場さん、どうかよろしくお願いします。  

(無題)

 投稿者: 福井  投稿日:2016年 3月21日(月)20時15分41秒
  ジェンダーマリアージュの上映を希望します!  

リクエスト

 投稿者: どらねこ  投稿日:2016年 3月20日(日)09時50分50秒
  最高の人生のつくり方
愛しき人生のつくり方 http://itoshikijinsei.com/
 

リクエストします

 投稿者: こうめ  投稿日:2016年 3月19日(土)00時04分47秒
  ビューティー・インサイド
どうか御検討願います
 

リクエスト

 投稿者: もさこ  投稿日:2016年 3月13日(日)21時23分39秒
  岩井俊二監督作品『リップヴァンウィンクルの花嫁』ぜひメトロ劇場で観たいです( ´?` )  

上映希望

 投稿者: あたま  投稿日:2016年 2月21日(日)19時53分32秒
  木村文乃さんが出ている「十字架」を上映希望します。  

リクエストします。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2016年 2月21日(日)08時21分12秒
  メトロ劇場で以前公開された「ポチの告白」の高橋玄監督の新作「陽光桜」が福井ではまだ上映先も決まっていません。ここはメトロ劇場にやってほしいものです。

そして「96時間」の監督ピエール・モレルの新作「ザ・ガンマン」とアカデミー賞候補作品「キャロル」「ボーダーライン」、異色のホラー「イット・フォローズ」も。

「ボーダーライン」http://border-line.jp/

「陽光桜」http://www.movie-yoko.com/

「ザ・ガンマン」http://thegunman-movie.com/

「キャロル」http://carol-movie.com/

「イット・フォローズ」http://it-follows.jp/
 

リクエスト

 投稿者: ジョック・リヴェット  投稿日:2016年 2月 1日(月)13時18分45秒
  『ロブスター』
『ボーダーライン』
『イット・フォローズ』
『グッドナイト・マミー』
『アメリカン・バーガー』
『死の恋人ニーナ』
 

オリヴェイラ監督

 投稿者: marine  投稿日:2016年 1月24日(日)12時19分33秒
  「アブラハム渓谷」の上映もお願いいたします!  

最新作情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2016年 1月 6日(水)00時46分54秒
  昨年11月に鹿児島市内で撮影を開始した最新作「薩摩に生きる」(上映時間110分)が完成しました。
この作品の主演は林与一・若原瞳ですが、メトロ劇場に勤務している山田昭二さんも共演しています。
詳細は以下をご覧下さい。

2016年度作品「薩摩に生きる」:http://www.skeletonfilms.com/works/1938.html

主演:林 与一・若原 瞳 共演:山田 昭二・西 克彦・弓澤 公望

脚本・編集・監督:戸田 博  撮影:ギヨーム・トーブロン  音楽:戸田 美香  制作:花澤 理人・戸田 美香・クロード吉澤

カラー・HD(DCP)・16 : 9・ドルビーステレオ・110分・英語字幕付

~ショート・シノプシス~
自宅の小さな工房で錫器を作る夫婦の物語。
夫の次郎は父親の亡くなった年齢に近づき、自分の人生を振り返る苦悩が始まる。
妻の宣子はそんな夫を支えながら、改めて共に生きる決意をする。
そして、次郎は新たな人生の目標を目指してある行動に出る。

Title : "Live in SATSUMA"

Yoichi HAYASHI・Hitomi WAKAHARA・Shyoji YAMADA

Scenario・Editing・Director : Hiroshi TODA  Cinematography : Guillaume TAUVERON  Music : Mica TODA

Color・HD(DCP)・16 : 9・Dolby Stereo・110 min・English Subtitles

- Short Synopsis -
This is the story about an old couple, who make a living by making tin products at home.
The husband, Jiro, as he is getting close to the age of his father’s death, begins to worry about the meaning of life. The wife, Nobuko, staying close to Jiro, decides to spend the rest of her time with him.
And now Jiro takes certain action, hoping to realize his ultimate goal...
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2015年12月23日(水)13時06分2秒
  「モンスターズ 新種襲来」 http://monsters2-movie.com/

「陽光桜」 http://www.movie-yoko.com/

「殺されたミンジュ」http://www.u-picc.com/one-on-one/
 

リクエスト

 投稿者: にふか  投稿日:2015年12月13日(日)09時44分14秒
  私も「独裁者と小さな孫」上映希望します。  

最新作情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年12月10日(木)21時15分12秒
  最新作「薩摩に生きる」(主演:林与一・若原瞳 助演:山田昭二)の予告編をYouTubeにアップしました。

YouTube:http://www.youtube.com/watch?v=CnicCaMUWlI
 

映画祭アワード情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年12月10日(木)21時08分44秒
  2015年度作品「桜島早春」(主演:林与一・若原瞳)は今月上旬にモナコのモンテカルロで開催された第13回モナコ国際映画祭で最優秀音楽賞と特別賞を受賞しました。

モナコ国際映画祭:http://www.monacofilmfest.com/

桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

リクエスト

 投稿者: ヤイケ  投稿日:2015年12月 4日(金)22時54分53秒
  シルヴァン・ショメ監督「ぼくを探しに」を上映希望します!よろしくお願いします。  

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年11月22日(日)09時35分46秒
  『写真家ソール・ライター  急がない人生で見つけた13のこと』もお願いします。

http://saulleiter-movie.com

 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年11月22日(日)09時26分23秒
  『独裁者と小さな孫』をリクエストします。よろしくお願いします。

http://dokusaisha.jp

 

リクエスト

 投稿者: 夢見  投稿日:2015年11月21日(土)16時46分30秒
  「ロパートキナ 孤高の白鳥」
ロシアのバレエダンサー、ロパートキナさんのドキュメンタリー作品です。

http://lopatkina-movie.jp/

 

リクエスト

 投稿者: ポニー牧場の倅  投稿日:2015年11月 9日(月)21時45分1秒
  『サウルの息子』上映お願いします  

リクエスト

 投稿者: ウォーレン・オーッ  投稿日:2015年11月 1日(日)16時43分16秒
  『イット・フォローズ』の上映をお願いします  

(無題)

 投稿者: ななえ  投稿日:2015年11月 1日(日)10時31分32秒
  1996年 ヴェラ・ヒティロヴァ監督の
「ひなぎく」
を、是非上映していただきたいです。
 

リクエスト

 投稿者: サリー  投稿日:2015年10月25日(日)10時21分24秒
  『ハッピーアワー』の上映をお願いします  

モナコ国際映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年10月22日(木)00時56分2秒
  最新作の「桜島早春」は本年12月にモナコで開催される”第13回モナコ国際映画祭”にノミネートされました。
「桜島早春」は「京都、夏」に続いてモナコ国際映画祭2年連続のノミネートになります。
昨年度(2014)はこのモナコ国際映画祭において「京都、夏」は【最優秀監督賞:戸田 博】【最優秀脚本賞:戸田 博】【最優秀主演男優賞:林 与一】【最優秀助演女優賞:若原 瞳】【インディペンデント・スピリッツ賞:戸田 博】の5部門のアワードを受賞しています。

モナコ国際映画祭:http://www.angelfilmawards.com/

「桜島早春」:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年10月19日(月)12時35分42秒
  1)ヴィヴィアン・マイヤーを探して
http://vivianmaier-movie.com/

2)草原の実験
http://sogennojikken.com/

3)シーヴァス
http://sivas.jp/

1は観ましたが良かったです。
ご検討ください。
 

(無題)

 投稿者: にこ  投稿日:2015年10月17日(土)12時59分36秒
  アデライン、100年目の恋福井では上映されないと思っていたので地元で上映予定されて嬉しいです。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2015年10月12日(月)00時22分18秒
  『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』http://www.movie-yoko.com/

以前メトロ劇場で上映した「ポチの告白」の高橋玄監督の新作です。よろしくお願い申し上げます。
 

リクエストです

 投稿者: time  投稿日:2015年10月 8日(木)20時15分55秒
  ぜひぜひ「僕たちの家に帰ろう」をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: 若旦那  投稿日:2015年10月 5日(月)22時11分10秒
  『裁かれるは善人のみ』をお願いします  

リクエストお願いします!

 投稿者: さき  投稿日:2015年10月 1日(木)21時30分35秒
  god help the girl
がどうしても見たいです。
映画情報を確認したら、北陸では富山でしか上映されないと知り
落胆し、メトロでの上映を熱く希望したくリクエストしました!
是非お願いします!!!!!
 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2015年 9月23日(水)10時56分57秒
  シネマ歌舞伎の上映お願いします。  

リクエスト

 投稿者: 27番橘真一  投稿日:2015年 9月12日(土)09時05分24秒
  黒衣の刺客をお願いします  

リクエスト

 投稿者: さがわ  投稿日:2015年 9月11日(金)08時51分0秒
  ドリアン助川原作、河瀨直美監督『あん』
よろしくお願いします。
北陸では、なぜだか、まだ公開予定がありません。
 

リスボンに誘われて

 投稿者: 坂上泰臣  投稿日:2015年 9月 6日(日)09時26分37秒
  小説名
リスボンへの夜行列車
 

雪の轍

 投稿者: ミアキス  投稿日:2015年 8月29日(土)09時21分22秒
  上映決定ということでありがとうございます♪
10月を楽しみに待ちます!
 

ホドロホスキー

 投稿者: HIROMI  投稿日:2015年 8月23日(日)00時28分19秒
  ホドロホスキーの映画は福井ではなかなかお目にかかれないので、是非とも!

リアリティのダンス」が美し過ぎるのでイチオシ。
 

モントリオール世界映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 8月22日(土)11時18分48秒
  「桜島早春」モントリオール世界映画祭での上映期日が決定!

モントリオール世界映画祭:http://www.ffm-montreal.org/en/575-en_early-spring.html

桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

リクエスト

 投稿者: ブローカー  投稿日:2015年 8月14日(金)12時25分20秒
  『岸辺の旅』
まさかの北陸地方上映なし
もともとシネコンにかかるようなタイプではないので、ここは是非メトロさんお願いします
 

リクエストです

 投稿者: いちご  投稿日:2015年 7月11日(土)19時52分12秒
  「博士と彼女のセオリー」の上映を希望します。よろしくお願い致します!  

今さらながら

 投稿者: でかぽん  投稿日:2015年 7月 8日(水)01時15分25秒
  で恐縮なのですが、テリー・ギリアム監督の「ゼロの未来」を是非。
これは、とくに改めてリクエストしなくても、公開されるでしょ、と
構えていたので、ここへきて焦っています。
完全に出遅れたかもしれませんが、ここはメトロ様、なにとぞお願いいたします。
 

「パプーシャ 黒い瞳」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 7月 5日(日)01時02分0秒
  映画の中で時間が過去に繰り返し行き来するので、全体にぼんやりした印象が残る。
いくつか要点を自分なりに出して整理する。

・翻訳と流通(流通するには翻訳が必要?)
・翻訳することで外部の世界に接続するが、文字を持たないことは内部にとどまり続ける
・ジプシーは旅をする(定住しない)ことと彼らが文字を持たないことの関係
・歴史を持たないジプシーと旅の関係(定住することと歴史の発生)
・旅は現在性(常に今であること) など

劇中、ジプシーはインドがルーツと(外部の人によって)語られるが、移動せざるを得ない状況は現在も増え続ける難民も考えさせる。土佐弘之も書いているが国民国家の形成と民族浄化、ノン・ルフールマン原則(迫害の恐れのある地域に難民を追放、強制送還してはならないという原則)とイタリアの難民政策が飽和状態になっていることなど…。
しかし、ジプシーはそれらの網では掬えない存在として在り続けてきたのではないか。制度ではなくせない問題をはらんでいると思う。
 

眠り姫

 投稿者: 佐藤  投稿日:2015年 7月 3日(金)21時32分20秒
  「眠り姫」を上映してください。
2007年の公開の作品ですが、大都市ではここ数年の間でもアンコール上映が行われているようです。
公式ホームページの日記は今年も更新されています。
探す限りDVD化もされてないようですし、是非お願いします。

http://www.nemurihime.info/index2.html

 

COBAIN

 投稿者: 安野  投稿日:2015年 7月 2日(木)14時47分25秒
  カート・コバーンのドキュメンタリー映画「COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック」をぜひ上映してください!
明日まで金沢にて上映していますが、行けそうにありません。
よろしくお願い致します。
 

モントリオール世界映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 7月 1日(水)11時15分51秒
  本年3月に鹿児島県で撮影した「桜島早春」が今年8月下旬から9月上旬までカナダのケベックで開催される「モントリオール世界映画祭」の「フォーカス・オン・ワールドシネマ部門」において正式にセレクションされました。

モントリオール世界映画祭:http://www.ffm-montreal.org/
桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2015年 6月30日(火)20時38分35秒
   [きみはいい子] 呉 美保 監督

 [岸辺の旅] 黒沢 清 監督

 [Dear DEER /ディアーディアー] 菊地 健雄 監督

 [恋人たち] 橋口 亮輔 監督

 以上の映画の上映を希望します。
 ぜひご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします!
 

カンヌリクエスト

 投稿者: ミアキス  投稿日:2015年 6月28日(日)13時22分55秒
  昨年のパルム・ドール『雪の轍』の予定はないんでしょうか?
希望します~!!
 

訂正します

 投稿者: 門前の小僧  投稿日:2015年 6月18日(木)09時40分40秒
  作品名「ら」の監督は、水野ではなく水井です。訂正してお詫びします。  

リクエスト

 投稿者: 門前の小僧  投稿日:2015年 6月11日(木)23時46分21秒
  水野真希監督で、作品名「ら」
全国順次公開中とのことですが、現時点で上映は4館のみ。ぜひ、福井での上映をご検討ください。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2015年 6月11日(木)20時03分6秒
  [明烏] 福田雄一 監督

[ラブ&ピース] 園子温 監督

の上映を希望します。よろしくお願いいたします!
 

間違えました

 投稿者: リィー  投稿日:2015年 6月10日(水)15時34分40秒
  群青色の、通り道です。  

リクエスト

 投稿者: リィー  投稿日:2015年 6月10日(水)15時32分3秒
  桐山漣主演の「群青にの、通り道」をぜひ上映して下さい。  

リクエスト

 投稿者: サム  投稿日:2015年 6月 4日(木)15時03分45秒
  『イマジン』
『ナイトクローラー』
 

上映希望!

 投稿者: erineko  投稿日:2015年 6月 3日(水)08時27分45秒
  『国際市場で逢いましょう』の上映をお願いします??  

リクエストします

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2015年 5月31日(日)14時49分23秒
  「ブラックハット 」http://blackhat-movie.jp/

「誘拐の掟」http://yukai-movie.com/

「国際市場で会いましょう」 http://kokusaiichiba.jp/

 

リクエスト

 投稿者: オールドマンサックス  投稿日:2015年 5月30日(土)07時54分52秒
  『ピクニック』
『ローリング』
『オン・ザ・ハイウェイ』
『きみはいい子』
『フレンチアルプスで起きたこと』
是非ご検討ください
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年 5月26日(火)01時00分23秒
  ジャン・ユンカーマン監督の『沖縄  うりずんの雨』もお願いします。

http://okinawa-urizun.com/

 

リクエスト

 投稿者: 飛ママ  投稿日:2015年 5月22日(金)15時32分2秒
  「トラッシュ」
「ピラミッド5000年の嘘」
「アリスのままで」
「奇跡の人マリーとマルグレット」

是非上映してください。
メトロさんの上映予定を楽しみにしています。
 

映画祭情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 5月21日(木)00時38分20秒
  2013年度作品「京都、夏」は今年8月にフィリピンの首都マニラで開催される”フィリピン・インディペンデント映画祭”での上映が決定しました。

フィリピン・インディペンデント映画祭:http://www.cinemalaya.org/

京都、夏:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html
 

(無題)

 投稿者: marine  投稿日:2015年 5月14日(木)15時16分9秒
  三上智恵監督の「戦場ぬ止み」が観たいです。福井で上映してくれるとしたら、メトロさんしか考えられません。

http://ikusaba.com/trailer/

 

リクエストです

 投稿者: げんじ  投稿日:2015年 5月13日(水)14時51分16秒
  小さな世界はワンダーランド

公式サイトを見ると上映館が少ないです。福井はTOHOシネマズないし。。
ナレーションは斉藤工さんです。

 

リクエストです

 投稿者: ユニ  投稿日:2015年 5月10日(日)14時46分27秒
  ユン・ジェギュン監督の「国際市場で逢いましょう」が観たいです。
よろしくお願いします!
 

モントリオール世界映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 5月 7日(木)11時05分44秒
  本年3月に鹿児島県で撮影した「桜島早春」が今年8月下旬から9月上旬までカナダのケベックで開催される「モントリオール世界映画祭」の「ワールド・オン・シネマ」にセレクションされました。

桜島早春:http://www.skeletonfilms.com/works/1728.html

 

上映希望

 投稿者: でかぽん  投稿日:2015年 4月26日(日)23時39分39秒
  「皆殺しのバラッド」
「カフェ・ド・フロール」
「インヒアレント・ヴァイス」
「ギリシアに消えた嘘」

をリクエストします。
よろしくお願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: ロウイェ~  投稿日:2015年 4月26日(日)01時05分16秒
  『ブラック・ハット』
これは観たい、でも福井ではやらない、何故か
メトロさんに期待します
 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2015年 4月25日(土)22時54分21秒
  「アルプス 天空の交響曲」をお願いします。  

ジェームス・ワン特集

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2015年 4月22日(水)02時26分43秒
  「ワイルド・スピード SKY MISSION」が大ヒット中ですが、ぜひジェームス・ワン監督特集を

お願いしたいです。

福井では彼の映画はあまり上映されてないので、今こそ福井で未公開のワン監督の作品を。

「狼の処刑宣告」と「死霊館」の二本立てなんかどうでしょう。特に「狼の処刑宣告」はTUTAYA

にもおいていないでのいいのではないでしょうか。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 4月13日(月)09時42分53秒
  「ゆきゆきて神軍」も観たいです。  

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2015年 4月13日(月)00時52分10秒
  エドワード・ヤン監督の『恐怖分子』をお願いします。  

投票箱の上に

 投稿者: きったん  投稿日:2015年 4月12日(日)23時19分8秒
  メトロさんのリクエスト投票箱の上に、「やさしい女」のポスター(のコピー)が。
ぜひにリクエストをさせていただきます。
関係ないですけど、ギョーム・ブラック監督の「やさしい人」も、「やさしい」つながりで
ぜひぜひお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: アイヴァンブロック  投稿日:2015年 4月12日(日)10時42分23秒
  「ギリシャに消えた嘘」
上映希望です
おねがいします
 

博士と彼女のセオリー

 投稿者: あーちゃん  投稿日:2015年 4月11日(土)12時35分58秒
  とても感動する映画らしいので、福井で上映期待していましたが、・・・。
今のところないので、メトロさんに期待してます。
 

リクエスト

 投稿者: レンフィールド  投稿日:2015年 4月 3日(金)11時52分42秒
  「神々のたそがれ」
とてもすごい映画らしいので是非メトロ劇場さんで観たいです
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 4月 3日(金)08時00分46秒
  「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」ご検討ください。

戦後70年ということで、「鬼が来た!」はぜひ今年、観るべきと思います。こちらもご検討ください。

http://www.imageforum.co.jp/narco/

 

リクエスト

 投稿者: ジャージーデビル  投稿日:2015年 3月28日(土)12時35分25秒
  「ラブバトル」
「やさしい女」
「恐怖分子」
の上映をやってほしいです
とくに「恐怖分子」をおねがいします
 

映画 リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2015年 3月26日(木)20時59分47秒
  「フォックスキャッチャー」 http://www.foxcatcher-movie.jp/

「ガガーリン 世界を変えた108分」http://gagarin.jp/

「唐山大震災」http://tozan-movie.com/

「妻への旅路」http://cominghome.gaga.ne.jp/

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ  成人指定版」

「ドライヴ・ハード」http://www.drive-hard.net/contents.html#the

「ニンジャ・アベンジャーズ」http://redband.jp/ninjaavengers/
 

上映切望

 投稿者: ヨン様  投稿日:2015年 3月26日(木)15時41分55秒
  「妻への家路」が観たいです。福井県内では上映してません。映画館で観たいので、来年でも再来年でもかまいませんので是非上映して下さい。  

リクエスト

 投稿者: カレン  投稿日:2015年 3月20日(金)13時50分17秒
  石井岳龍監督の『ソレダケ / that’s it』が見たい。
映画館でブッチャーズの音を聴きたいです。
やってくれるのなら、何度でも行きます。
切実に、お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: マッサン  投稿日:2015年 3月11日(水)10時54分35秒
  君が生きた証
多分福井で上映ないので是非メトロさんで見たいです
 

(無題)

 投稿者: タク  投稿日:2015年 3月11日(水)09時14分6秒
  少し前の映画ですが、チョコレートドーナツが観たいです。映画館で観ることができなかったので映画館で観てみたい。  

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2015年 3月 6日(金)15時20分6秒
  [正しく生きる]

[白河夜船]

の上映を希望します。是非ご検討いただけますよう、よろしくお願い致します!
 

リクエスト

 投稿者: ちいこ  投稿日:2015年 3月 1日(日)17時10分13秒
  「サムライフ」、今のところ福井での上映予定がなくがっかりしています。ぜひ上映してください。よろしくお願いします!  

ジャージー・ボーイズぐらいやってよ

 投稿者: 左合 直  投稿日:2015年 2月22日(日)20時23分50秒
  賞やキネ旬が全てではないけど、アルゴやジャージーボーイズとかが観れない県庁所在地ってのは、やっぱり格差を感じてしまう。話題の映画は観てナンボです。新午前10時(以前は鯖江でやってくれた)もキネ旬特別上映も福井は対象外だし、特に最近ひどいのでは?。映画ファンのささやかな自衛策として、金沢(チャイナタウン)や名古屋(6才のボクが大人になるまで)にも遠征したりする都度、名画館を自称してるメトロなんだから1週間ぐらい何とかして欲しいナーって思います(感謝はしてますが)。

 

リクエスト

 投稿者: 佐藤  投稿日:2015年 2月18日(水)17時04分39秒
  上映希望作品です

「標的の村」

宜しくお願いします。
 

「ファーナス 訣別の朝」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 1月13日(火)00時34分46秒
  見ごたえのある映画だった。
アメリカのさびれた地方で生きる人たちの現在がスリリングなストーリーの上で切り取られていた。
地方、鉄鋼業、イラク戦争、麻薬、ギャンブル、銃器、暴力、金そして兄弟。これらがこの映画を構成しているが、主人公の弟はイラクに4回派遣され、首の切断された子どもや、脚だけの死体などを運んだりした。「俺は国に命を捧げたのに、国は何もしてくれなかった!」という思いが、定職にも突かせず食事の代わりに酒を飲むというような生活へと彼を引き込んでいく。主人公の弟は主人公を誘導するような非常に重要な役割をしている。
観ながら思い出したのは、同じく兄弟が主人公の「インディアン・ランナー」だ。こちらも弟はベトナム帰りで、どこか抑制の効かない振る舞いをしてしまうという点が似ている。舞台になっていたのもどこかの地方のそれほど大きくはない町だ。
そこで、兄弟と戦争がテーマであることと、地方都市が舞台であることを切り口にアメリカの映画を考えることが出来るのではないかと思った。そうすると、アメリカが抱える社会的な問題ではなく、アメリカ自体が抱えている「病理」のようなものが見えるのではないか。内田樹などもそのような分析をエイリアンなどでしたものを読んだが、この映画自体が「アメリカの内面の風景」と考えてみると、監督の意図とは別に何かがつかめるかも知れない。弟が悩み、兄がそれを受け止めて何らかのアクションを起こす。
僕がその「風景」の中で引っかかったのは、「山」に住み麻薬や金を仕切るデグロートだ。「山」はインディアン居留区のような名前で登場するが、警察も手が出せないエリアである。つまり実像もそこへのたどり着く経路も「想像されたもの」とも言える。そこでは、デグロートに従う取り巻きがおり、まさに「山賊」の首領がデグロートだ。これは2008年が背景の映画としてリアルなのか?
非情で金しか興味がないような男と主人公が重なりあう場面は、この映画が単なるヒーローものではないことを示している(ネタバレするのでこれ以上は書かない)。
僕がこの映画で考えたのは、アメリカは何が敵なのか分からないのではないかということだ。
色々と考えさせられる映画だ。
余談だが主人公が付き合っていた女性に別れを告げられる場面は泣けた。
 

アンケートの候補にありますか?

 投稿者: キキ  投稿日:2015年 1月12日(月)20時27分57秒
  「大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院」
みてみたいのですが、いかがでしょう?
 

『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』の上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2015年 1月12日(月)16時04分31秒
  サハラ砂漠の遊牧民、トゥアレグ族のバンド「トゥーマスト」。支配と反乱の歴史を塗り替えるために闘う彼らを追ったドキュメンタリー映画『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』
ウラン開発など日本も関係しているとのこと。ぜひご検討を

http://www.uplink.co.jp/toumast/

 

リクエスト

 投稿者: ほーみ  投稿日:2015年 1月 9日(金)18時53分58秒
  加瀬亮さん主演

「自由が丘で」が観たいです!
 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2015年 1月 6日(火)23時32分12秒
  「2015 戸田 博 監督作品上映会」を以下のように開催致します。


上映作品は「京都、早春」及びドキュメンタリー作品「共に生きる。」の二本立です。
詳細は以下の通り。

なお、2013年度作品「京都、夏」で受賞のモナコ国際映画祭(モナコ)とケーララ国際映画祭(インド)の記録映像も併せて上映します。

*作品「京都、早春」(上映時間90分)(パート・カラー)(16:9 )(ステレオ)
 2014 京都国際映画祭公式上映・2014 ムンバイ国際映画祭入選(インド)
 サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1450.html

ショート・シノプシス:
楠田健一は半年前に愛妻を亡くし、一人で喫茶店を営んでいたが、その妻の面影から離れられず、納骨も出来ずに日々を送っていた。
しかし、ある出来事をきっかけに健一は納骨する決意をし、生まれ故郷の墓に向かう。
そして健一は、その故郷の地で幼なじみの美しい女性と出会い人生は流転する。

出演:林 与一
   新井 晴み
   山田 昭二
   他多数

脚本・編集・監督:戸田 博
撮影:ギヨーム・トーブロン・戸田 博
音楽:戸田 美香
制作:花沢 理人・戸田 美香



*ドキュメンタリー作品『共に生きる。」(上映時間72分)(カラー)(16:9 )(ステレオ)
 2015 現在、山形国際ドキュメンタリー映画際ほかに出品中
 サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1504.html

ショート・シノプシス:
滋賀県豊郷町 社会福祉法人あすなろ福祉会理事長 浅居茂(78歳)。
50年前より自ら立ち上げた工場で障害?者(知的・精神)雇用に取り組み、彼らが安心して働ける場所を提供し続けている。
浅居は一般企業で得た豊富なアイデアで、障害者に対する日本の福祉制度?をも変えて行く姿勢を今も貫き通す。

出演:浅居 茂 ほか(社)あすなろ福祉会の皆さん

脚本・撮影・編集・監督:戸田 博
音楽:戸田 美香
制作:「共に生きる。」制作委員会

上映場所:メトロ劇場
上映期日:3月14日(土曜)15日(日曜)16日(火曜)
時間は各日共通
舞 台 挨 拶    :18:20
上映開始時間:18:30 「京都、早春」
      :20:15 「共に生きる。」
終 映   :21:30
入場料金  :前売り 1000円(前売り券はメトロ劇場ほか各プレイ・ガイド)  当日 1300円

お問い合わせ:090-6067-0172
 

上映決定!!

 投稿者: きったん  投稿日:2014年12月26日(金)22時43分3秒
  いつも、楽しい映画をありがとうございます。
「フランク」の上映決定したのですね。
半ば諦めていたので、よけいに嬉しいです。
楽しみに公開を待たせていただきます。
 

映画祭情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年12月24日(水)10時42分5秒
  作品「京都、夏」監督賞・ネットパック賞:Summer, Kyoto Best Director Award & NETPAC Award (New Asian Film)

第19回 ケーララ国際映画祭でのスクリーニングや受賞の模様などの動画をアップしました。

ケーララ国際映画祭YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=HCjAw4RRW7w
 

ケーララ国際映画祭でもW受賞

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年12月22日(月)18時37分38秒
  2つの映画祭の報告を以下に記します。(戸田 博)

モナコから日本、そしてインドと気温の変化(14度…モナコ ~ 日本…4度 ~ 32度…インド)に戸惑いながらも無事に映画祭への参加が果たせました。


モナコ国際映画祭では特にフランス人がフランス国内での上映拡大を考えて、既にトゥルーズ(フランス)での上映が決定しました。
来年の中旬にはローザンヌ(スイス)での上映もあります。

「ケーララ国際映画祭」はインドでも最大級の映画祭で、大変に大きな規模で参加者も10万人
を越えて、「京都、夏」は「監督賞」と「ネット・パック賞」のダブル受賞。

*林 与一さんや若原 瞳さんの演技にも審査員の注目が集まりました。

日本では「東京国際映画祭」やカンヌ、ベルリン、ベネチアなどの事を大きく取り上げていますが、この「ケーララ国際映画祭」はその規模においては全く同格の大きな映画祭です。
実際に審査員はカンヌ、ベルリン、ベネチア、ドバイ、ドーハ、ローマなどの各映画祭の審査員をそろえています。
さすがに世界映画大国ですね。

上映館は132本の世界の映画が上映され、10スクリーンの映画館を使用。

550人収容のホールで4回の上映でしたが、観客は全て満席で床に直接座り込んだり、立ち見も多数で、この作品の認知度が伺えました。

結果、「京都、夏」の観客総数は2700人で上映後はスタンディング・オベーション。こちらも感激しました。

「モナコ国際映画祭」: http://www.youtube.com/watch?v=PGwzIA0xpEo&feature=youtu.be
【受賞】:監督賞/脚本賞/インディペンデント・スピリット賞/主演男優賞/助演女優賞


「ケーララ国際映画祭」:http://www.iffk.in/
【受賞】:監督賞/ネットパック賞

映画祭からも記事と動画がアップされています。どうぞご覧下さい。

 *授賞式 https://www.youtube.com/watch?v=YJl5R1-lqow
 *写真  http://www.iffk.in/index.php?page=blog_14_3
      http://www.iffk.in/index.php?page=blog_14_4
 *受賞者 http://www.iffk.in/index.php?page=awards_2014

 *上映前挨拶        https://www.youtube.com/watch?v=8sGIi3cIWBY
 *メディアインタビュー https://www.youtube.com/watch?v=DlFjCYRkL58


以上、報告します。
 

映画祭アワード情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年12月 9日(火)23時00分35秒
  作品「京都、夏」は今月4日~7日にモナコ公国で開催された、モナコ国際映画祭において【最優秀主演男優賞:林 与一】【最優秀助演女優賞:若原 瞳】【最優秀監督賞:戸田 博】【最優秀脚本賞:戸田 博】【インディペンデント・スピリッツ賞:戸田 博】の5部門のアワードを受賞しました。



モナコ国際映画祭(受賞サイト):http://www.monacofilmfest.com/2014program/winners.php

「京都、夏」:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html
 

リクエスト

 投稿者: ユキ  投稿日:2014年11月16日(日)14時20分21秒
  上映希望作品です。

0.5ミリ
100円の恋
日々ロック

おねがいしまーす。
 

「泣く男」の上映お願いします。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年11月13日(木)07時53分50秒
  「泣く男」をぜひメトロで!

http://nakuotoko.jp/
 

「ザ・ゲスト」上映どうでしょう。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年11月11日(火)23時15分11秒
  「ザ・ゲスト」をお願いします。福井公開予定がないので、メトロ劇場さんでぜひ見たいです。

「サプライズ」の監督、脚本コンビ最新作、楽しみです。

http://the-guest.jp/
 

リクエスト

 投稿者: みーこ  投稿日:2014年11月 5日(水)20時27分33秒
  「嗤う分身」をリクエストします。
http://waraubunshin-espacesarou.com/

よろしくお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年11月 3日(月)07時49分29秒
  ぜひ「イコライザー」と「ジャージー・ボーイズ」をお願いします。
ワーナーが絡む後者は無理かもしれませんが、前者はソニー・ピクチャーズなのでいけるのではないでしょうか。
よろしくお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年11月 2日(日)09時33分10秒
  安藤サクラさん主演の

[0.5ミリ]

[百円の恋]

が観たいです。よろしくお願いいたします!
 

リクエスト

 投稿者: みかん  投稿日:2014年10月28日(火)00時56分58秒
  まだ公開は先ですが・・・
「はじまりのうた」をメトロさんで観られたらいいなあと思います。
よろしくお願いします。
http://hajimarinouta.com/
 

悪童日記

 投稿者: たらこ  投稿日:2014年10月20日(月)21時25分8秒
   悪童日記の公式HPに、メトロさんの名前が!
 近日公開とのことで調整中のようですが、半ばあきらめていたので
とてもうれしいです、さすがメトロ! 楽しみにしています。
 

映画祭情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年10月20日(月)20時09分15秒
  10月16日から開催された「京都国際映画祭」において、18日にイオン・シネマ桂川で「京都、早春」が上映されました。
映画祭は19日に終了し、クロージング・セレモニー」には役所広司・野口照代(黒澤明監督のスクリプター)・三船史郎(三船敏郎の長男)なども参加。
この「京都、早春」に出演し、メトロ劇場に勤務する「山田昭二さん」も舞台挨拶に立ちました。

京都国際映画祭レポート:http://kiff.kyoto.jp/news/detail?pk=72
 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2014年10月12日(日)21時06分46秒
  連投失礼します。
こちらも公開前ですがグザヴィエ・ドラン監督の『トム・アット・ザ・ファーム』お願いします。
以前メトロさんでマイ・マザーとわたしはロランスを観てドラン監督を知ったので、ぜひ今作もメトロさんで観られたらと思います^^

 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2014年10月12日(日)20時54分6秒
  クリント・イーストウッド監督の『ジャージーボーイズ』お願いします。
公開を楽しみにしていたのですが、今のところまさかの福井上映なしという・・・・

以前リクエストさせていただいた『カムバック!』も、まだ公開前ですが検討していただけると嬉しいです!
 

京都国際映画祭

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年10月11日(土)13時26分12秒
  京都国際映画祭のオープニングのレッドカーペットは10月16日京都祇園歌舞練場にて午後2時から開始されます。

レッドカーペットの参加者は津川雅彦/竹野内豊/松雪泰子/内田裕也/哀川翔/研ナオコ/板尾創路など多数に及び、福井県からも山田昭二はじめ2名の演者が加わります。

また「京都、早春」(主演:林与一 共演:新井晴み・山田昭二)は10月18日京都国際映画祭で以下の通り上映されます。

「京都、早春」:http://www.skeletonfilms.com/works/1450.html
上映場所:イオン・シネマ桂川 シネコン/スクリーン2にて午後3時50分から(上映後舞台挨拶あり)

京都国際映画祭:http://kiff.kyoto.jp/ticket/
 

イーストウッド監督の

 投稿者: ばぁびぃ  投稿日:2014年 9月26日(金)08時57分40秒
  イーストウッド監督の最新作「ジャージーボーイズ」の上映をお願いいたします。

(PS)インド映画のバルフィが上映されるとのことで、大変嬉しいです。
ありがとうございます。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 9月26日(金)00時15分36秒
  2013年度作品「京都、夏」が12月中旬にインドのケララ州で開催される”第19回ケララ国際映画祭”のコンペティション部門にセレクションされました。

ケララ国際映画祭:http://www.iffk.in/

「京都、夏」:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html
 

いつも、ありがとうございます

 投稿者: きったん  投稿日:2014年 9月25日(木)22時58分46秒
  いつの間にか日本での公開が決まっていた「NO」。
ぜひ、リクエストさせていただきます。
それと、名作との評価を耳にする「物語る私たち」、前出の方もされていましたが、
「フランク」もリクエストさせてください。
この3作品は、福井で見るならメトロがよいです。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 9月22日(月)19時02分4秒
  2013年度作品「京都、夏」が本年12月上旬にモナコで開催される「第12回モナコ国際映画祭」にセレクションされました。

モナコ国際映画祭:http://www.monacofilmfest.com/

「京都、夏」:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html
 

観たい!

 投稿者: 若泉  投稿日:2014年 9月17日(水)23時45分35秒
  王兵(ワン・ビン)監督「収容病棟」をぜひご検討ください!
上映される劇場が少ない。精神的な疾患の人は多いようです。
なにとぞ!

http://moviola.jp/shuuyou/

 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年 9月15日(月)09時48分1秒
  [記憶探偵と鍵のかかった少女]

が観たいです。

よろしくお願いいたします!
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年 9月13日(土)23時56分24秒
  「つぐない~新宿ゴールデン街の女」をお願いします。
これはメトロ劇場さんしか上映できないのではないでしょうか。
主演の伊藤猛さんの遺作でもありますから。
http://www.tsugunai.jp/
 

FORMA

 投稿者: サチ  投稿日:2014年 9月13日(土)14時38分42秒
  FORMAをリクエストします。
よろしくお願いします。
http://forma-movie.com/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 9月12日(金)11時17分17秒
  「京都、早春」Early Spring, Kyoto 2014作品  パート・カラー/16 : 9/90分 http://www.skeletonfilms.com/works/1450.html

主演:林 与一/新井 晴み/山田 昭二
脚本/監督:戸田 博
音楽:戸田 美香
撮影:ギヨーム・トーブロン


2014年度最新作「京都、早春」は本年10月16日~19日に京都で開催される、吉本興行主催による京都国際映画祭の特別上映(京の映画)部門に入選しました。

京都国際映画祭:http://kiff.kyoto.jp/film/special.php


更に「京都、早春」は本年10月14日~21日にインドで開催される最大の映画祭、ムンバイ国際映画祭のワールド・シネマカテゴリーに入選しました。

ムンバイ国際映画祭:http://www.mumbaifilmfest.org/index.php?page=home
 

リクエスト

 投稿者: 雨に唄えばがメトロ劇場で鑑賞した最初の映画だった  投稿日:2014年 9月 6日(土)22時27分19秒
  西久保瑞穂監督のアニメーション作品「ジョバンニの島」をお願いします。  

フランシス・ハ!

 投稿者: 華姫  投稿日:2014年 9月 1日(月)19時51分11秒
  9月13日公開のグレタ・ガ-ヴィング主演「フランシス・ハ」をぜひよろしくお願いします。  

リクエスト

 投稿者: げんじ  投稿日:2014年 8月27日(水)18時06分38秒
  福井に来るかどうかわからないので「フランク」。
あと、「ワールズエンド」「クロニクル」お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2014年 8月24日(日)01時27分47秒
  ニック・フロスト主演の『カムバック!』お願いします  

リクエスト

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2014年 8月17日(日)14時58分50秒
  「友よ、さらばと言おう」 http://www.tomoyo-saraba.com/

「牢獄処刑人」https://www.facebook.com/otj.ayapro

「めぐり逢わせのお弁当」http://lunchbox-movie.jp/

「ママはレスリング・クイーン」 http://wrestlingqueen.com/

「プリズナーズ」 http://prisoners.jp/

「プロミスト・ランド」http://www.promised-land.jp/

「複製された男」http://fukusei-movie.com/

「とらわれて夏」http://www.torawarete.jp/
 

リクエスト

 投稿者: だん。  投稿日:2014年 8月15日(金)08時05分5秒
  なまいきチョルベンと水夫さんをリクエストします。金沢での上映は決まっているようですが、是非福井でも…
よろしくお願いします。
http://www.suifusan.com/
 

リクエストです!

 投稿者: チャタ  投稿日:2014年 8月13日(水)13時33分3秒
  市川雷蔵特集、10年くらい前にメトロさんで上映されてますけど、今年が雷蔵デビュー60周年で東京、大阪、福岡で「雷蔵祭」が開催されてますが、メトロさんでもお願いできませんでしょうか?
特に、「眠狂四朗」シリーズや「大菩薩峠」、「炎上」、「ぼんち」等の代表作品ではなくあまり知られていない作品を望みます。
 

リクエストです!

 投稿者: みふぃー  投稿日:2014年 8月13日(水)10時08分11秒
  まず一つ目は、園子温監督「トウキョートライブ」お願いします。
「地獄でなぜ悪い」を上映していただいた時に観に行ったのですが、とても
面白かったので最新作もぜひ!
二本目はインド映画の「バルフィ!人生に唄えば」をお願いします。
 

テオ・アンゲロプロスの

 投稿者: ミアキス  投稿日:2014年 8月12日(火)07時03分52秒
  遺作である「エレニの帰郷」を上映してもらえれば・・・是非観にゆきます。

あと前述されている「複製された男」もリクエスト。
ヴィルヌーブ監督の前作「灼熱の魂」が非常によかったので。
 

ジゴロインニューヨーク

 投稿者: ななな  投稿日:2014年 8月10日(日)00時15分9秒
  是非見たいのでお願いします
金沢でもやってなくて、レンタルまで待てません
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年 8月 8日(金)07時15分38秒
  「メトロ42」もお願いします!

http://metro42.jp/
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年 8月 8日(金)07時13分24秒
  「牢獄処刑人」をお願いします!

https://www.facebook.com/otj.ayapro
 

ホドロフスキー

 投稿者: 若泉  投稿日:2014年 8月 8日(金)00時17分44秒
  上映するんですね!うれしい!
最近、観に行けていませんが、楽しみにしています。
 

複製された男

 投稿者: みーこ  投稿日:2014年 7月20日(日)02時33分41秒
  「複製された男」をリクエストします。よろしくお願いします。  

初★リクエスト

 投稿者: こたろう  投稿日:2014年 7月19日(土)21時44分24秒
  ジゴロ・イン・ニューヨーク
http://gigolo.gaga.ne.jp

予告を見て、ぜひ観たい!と思いました。
よろしくお願いします。


 

とらわれて夏

 投稿者: よう  投稿日:2014年 7月16日(水)11時57分14秒
  リクエストします!  

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト

 投稿者: 山口千陽  投稿日:2014年 7月 8日(火)17時30分52秒
  前代未聞の超絶技巧から“悪魔のヴァイオリニスト”と恐れられた天才音楽家ニコロ・パガニーニ。破滅型の異端児はいかにしてヨーロッパ随一のアーティストに上りつめたのか?そのカリスマ性に群がる女性たちと放蕩の限りを尽くしていた男が、なぜ一人の女性に魂を奪われたのか?今、パガニーニのドラマティックな生涯に秘められた真実が明かされる  

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年 7月 6日(日)12時43分29秒
  [リトル・フォレスト] の上映を希望します。

よろしくお願いいたします!
 

「青鬼」上映希望です

 投稿者: ちびぎゃん  投稿日:2014年 6月23日(月)18時45分52秒
  はじめて投稿させて頂きます。
福井県出身の脚本家・小鶴さんの映画「青鬼」が
7/2公開されます!
でも福井出身なのに、福井はもちろん日本海側でどこも上映されないんです!
時期は後になってもいいので、ぜひ観たいです!
ご検討いただければ幸いです。

映画は怖いのですが、
なんせこれはインターネットで「くだらないけど、怖くて面白い!」と
話題になったものがベースで、若者の間で話題の作品です。

http://aooni-movie.com/

 

リクエスト

 投稿者: 金八  投稿日:2014年 6月19日(木)20時35分40秒
  「女子ーズ」(配給:キングレコード) http://jyoshizu.com/

「ポリス・ストーリー/レジェンド」(配給:ブロードメディア・スタジオ)
http://www.policestory-legend.com/

福井県では、まだ未上映で他の劇場さんにもリクエスト出しておりますが、
どうにか福井でも見られるようお願いします!!
 

リクエスト

 投稿者: ナナエ  投稿日:2014年 6月18日(水)01時09分39秒
  「ひなぎく」の上映を
是非ともお願い致します。
 

リクエストです

 投稿者: マミ  投稿日:2014年 6月13日(金)19時36分49秒
  「私の男」をリクエストします。
観たいです。
 

ジャックタチ映画祭を!

 投稿者: eimi  投稿日:2014年 6月10日(火)12時07分56秒
  是非とも福井メトロ劇場でも
ジャックタチ映画祭を
お願いいたします。

http://www.jacquestati.net/

http://www.jacquestati.net/

 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年 6月 3日(火)09時45分14秒
  『2つ目の窓』の上映を希望します。


       よろしくお願いいたします!
 

チョコレートドーナツ

 投稿者: けい  投稿日:2014年 5月31日(土)05時36分14秒
  チョコレートドーナツをリクエストします。
よろしくお願いします。
 

her 世界でひとつの彼女

 投稿者: コール  投稿日:2014年 5月24日(土)15時36分40秒
  「her 世界でひとつの彼女」をリクエストします。
よろしくお願いします!
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 5月22日(木)19時26分53秒
  2013年度作品「京都、夏」は本年6月下旬にロシアで開催される「モスクワ国際映画祭」
にセレクションされましたのでお知らせ致します。

モスクワ国際映画祭/http://www.moscowfilmfestival.ru/miff35/eng

「京都、夏」/http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html

最新作の「京都、早春」は現在、世界各国の映画祭にサブミットしております。
新しいニュースが入りましたら改めてお知らせしたいと思います。
 

ぜひお願いします!

 投稿者: アンジェラ  投稿日:2014年 5月22日(木)11時42分28秒
  是非、ぜひ?の方もおっしゃっているように、「とらわれて夏」お願いします。
夏までに、無理なら、せめて残暑の頃までに、是非みたい。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年 5月19日(月)06時58分0秒
  「とらわれて夏」http://www.torawarete.jp/

「プリズナーズ」http://prisoners.jp/

「ゼウスの法廷」http://www.movie-zeus.com/

「リベンジ・マッチ」http://wwws.warnerbros.co.jp/grudgematch/

「ポリス・ストーリー /レジェンド」http://www.policestory-legend.com/

本当はジャッキーの「ポリスストーリー/レジェンド」なんかお願いすべきではなけれど、このままだと福井上映なしになりそうなのでお願いします。
 

そこのみにて光輝く

 投稿者: JJ  投稿日:2014年 5月17日(土)00時17分14秒
  そこのみにて光輝く 上映ありがとうございます。ぜひ午前の回での上映お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2014年 5月 8日(木)13時48分16秒
  ヒュー・ジャックマン主演の『プリズナーズ』是非お願いします  

リクエスト

 投稿者: みかん  投稿日:2014年 5月 4日(日)02時08分11秒
  「her 世界でひとつの彼女」を観たいです。
お願いします。
 

(無題)

 投稿者: ウー  投稿日:2014年 4月30日(水)19時25分31秒
  スイートプールサイドぜひお願いします  

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年 4月28日(月)15時56分25秒
  「サケ ボム」

が面白そうで気になりましたので、リクエストさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。




 

リクエスト

 投稿者: りり  投稿日:2014年 4月13日(日)13時38分41秒
  「ダーク・ブラッド」
「レイルウェイ 運命の旅路」

観たい映画のサイトで劇場を確認してみても、ほとんど福井では上映なし。
メトロ劇場さんだけが頼りです。よろしくお願いします。
 

「京都、早春」完成

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 4月12日(土)17時25分17秒
  最新作「京都、早春」が完成しました。

YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=WObsC59NYVg&feature=youtu.be

「京都、早春」 カラー/16 : 9/上映時間90分 監督:戸田 博 撮影:ギヨーム・トーブロン/戸田 博 音楽:戸田 美香

出演:林 与一/新井 晴み/山田 昭二/他

物  語
楠田健一は半年前に愛妻を亡くし、一人で喫茶店を営んでいたが、その妻の面影から離れ?られず、納骨も出来ずに日々を送っていた。
しかし、ある出来事をきっかけに健一は納骨する決意をし、生まれ故郷の墓に向かう。
そして健一は、その故郷の地で幼なじみの美しい女性と出逢い、彼の人生は流転する。
 

リクエスト

 投稿者: たら  投稿日:2014年 4月 9日(水)20時48分17秒
  ワールズエンド是非よろしくお願いします。  

映画祭情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 4月 8日(火)23時05分8秒
  3月下旬に開催された沖縄国際映画祭の報告です。

昨年12月にメトロ劇場で公開した「京都、夏」は沖縄国際映画祭の特別上映にセレクションされ、その上映では沢山の方々からありがたい感想を頂きました。
第6回沖縄国際映画祭は約6万人の観衆を集め、国内外より沢山のゲストが招待されました。

記事:http://www.ent-mabui.jp/news/4011

PS:3月からクランク・インした最新作の「京都。早春」は早くも完成を迎えました。
  その詳細は後日報告します。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年 4月 7日(月)14時14分19秒
  リヴァー・フェニックスの遺作

[ダーク・ブラッド]

の上映を希望します!

ご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: ただの  投稿日:2014年 4月 7日(月)10時54分58秒
  「ワールズエンド 酔っぱらいが世界を救う!」をお願いします

日本公開が決定してとても嬉しく思った作品です。是非福井でも見させてください!
 

愛の渦

 投稿者: かな  投稿日:2014年 4月 6日(日)17時20分19秒
  めっちゃ楽しみです。

かなり好評らしいので、昼の回夜の回、二週間程上映してほしいです。
石川から見にいきます!
 

リクエスト

 投稿者: さつき  投稿日:2014年 4月 3日(木)18時33分28秒
  グランド・ブダペスト・ホテル
http://www.foxmovies.jp/gbh/
をお願いします。
 

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

 投稿者: 若泉  投稿日:2014年 3月31日(月)01時25分15秒
  僕が子供だった40年くらい前は、地球の人口は40億人と学校で教わったが、今や地表に暮らす人の数は70億人で、それだけで空気が薄くなったような錯覚を覚え、その内眠れなくなりそうな気がして、不安で眠れなくなりそうな夜を過ごしている。
300年前は今よりも気楽に生きていたように勝手に思っているが、その頃はその頃で生きづらかった。人間は自分の人生を尺度にしか考えられないが、300年以上生きる人がいれば、また別の見方があるだろう(李青曇という人は、256歳または197歳まで生きたと言われているらしいが…)。
現在の世の中は、ドラキュラにとってどう見えるのか。量子のもつれのように、私たちの生きる時間にもつれる世界を想像したりして楽しかった。
 

リクエスト

 投稿者: 柏木  投稿日:2014年 3月28日(金)23時28分25秒
  「チョコレートドーナツ」http://bitters.co.jp/choco/
ぜひお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: サチ  投稿日:2014年 3月28日(金)01時18分36秒
  「オーバー・ザ・ブルースカイ」が観たいです。
お願いします!
 

リクエスト

 投稿者: あき  投稿日:2014年 3月23日(日)14時53分15秒
  「ワールズエンド 酔っぱらいが世界を救う!」をリクエストします。
お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: ゆうこ  投稿日:2014年 3月20日(木)23時29分53秒
  "アデル、ブルーは熱い色" をリクエストします。
よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: 柏木  投稿日:2014年 3月 7日(金)01時30分41秒
  「ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!」をお願いします
サイモンペッグ、ニックフロスト、エドガーライトのタッグ好きなので是非!
 

リクエスト

 投稿者: みかん  投稿日:2014年 3月 4日(火)09時56分1秒
  「アデル、ブルーは熱い色」http://adele-blue.com/
「レイルウェイ 運命の旅路」http://www.railway-tabi.jp/

を上映していただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2014年 2月28日(金)14時51分54秒
  いつも大変お世話になっております。

さっそくですが、

[台風一家]

[祖谷物語-おくのひと-]

をリクエストさせていただきますので、よろしくお願いいたします!
 

アクト・オブ・キリング

 投稿者: 若泉  投稿日:2014年 2月27日(木)10時06分8秒
  リクエストします。ご検討下さると幸いです。

本年度アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞最有力!
全世界の映画賞を総なめしている超話題作 http://www.aok-movie.com/
私たちが目にしている彼らの姿、これが悪の正体なのか―――-。

http://www.youtube.com/watch?v=3z8wPMdBQ9A

 

あなたを抱きしめる日まで

 投稿者: コール  投稿日:2014年 2月24日(月)15時42分18秒
  上映決定したんですね。(オフィシャルサイトで見ました)
嬉しいです。
名古屋まで観に行こうと思っていたのですが、5月を待つことにします。
「新しき世界」も評判が良いみたいなので、こちらも待ち遠しいです。
その他のラインナップの発表も楽しみにしています。
 

映画祭セレクション

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2014年 2月24日(月)15時20分52秒
  2013年度作品「京都、夏」は3月20日から沖縄で開催される第6回沖縄国際映画祭のパノラマスクリーニングにセレクションされました。

沖縄国際映画祭:http://oimf.jp/program/panorama.php
「京都、夏」サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html
 

エヴァの告白

 投稿者: サチ  投稿日:2014年 2月 3日(月)00時21分3秒
  エヴァの告白をリクエストします。よろしくお願いします。
http://ewa.gaga.ne.jp/
 

肉屋さんを見せて下さい

 投稿者: はこぶね  投稿日:2014年 2月 2日(日)15時16分23秒
  「ある精肉店のはなし」、リクエストします。よろしくお願いします。

http://www.youtube.com/watch?v=y7Rl-dyh_U0
 

ブリングリング

 投稿者: ベンジャミン  投稿日:2014年 1月30日(木)23時33分3秒
  ソフィアコッポラ監督の「ブリングリング」をリクエストします。
よろしくお願いします。

http://blingring.jp/

 

ネブラスカ

 投稿者: ようこ  投稿日:2014年 1月30日(木)23時23分28秒
  こちらが正しいです。失礼しました。
(下はhttp://が重複してしまいました)

http://nebraska-movie.jp/

 

ネブラスカ

 投稿者: ようこ  投稿日:2014年 1月30日(木)23時20分33秒
  アレクサンダーペイン監督の「ネブラスカ」をリクエストします。
メトロ劇場さんの雰囲気とぴったりだと思います!
どうぞよろしくお願いします。

追伸:トランスの上映楽しみです☆ 来週早速観に行きます!

http://http://nebraska-movie.jp/

 

リクエスト

 投稿者: コール  投稿日:2014年 1月29日(水)10時09分37秒
  他の方もリクエストされていますが、
「あなたを抱きしめる日まで」「ザ・イースト」「とらわれて夏」
の上映を希望します。
よろしくお願いします。
 

(無題)

 投稿者: 落武者  投稿日:2014年 1月29日(水)01時55分2秒
  ハンナアーレント、愛の渦、公開決定うれしいです!
ありがとうございます。
楽しみ。
 

ビフォア・ミッドナイト

 投稿者: みりん  投稿日:2014年 1月26日(日)09時55分26秒
  ビフォア・ミッドナイト公式サイトの上映館リストに
メトロ劇場さんの名前が!
ありがとうございます!楽しみです。
 

リクエストです

 投稿者: きったん  投稿日:2014年 1月25日(土)22時57分52秒
  いつも、お世話になっております。

「 ソウル・ガールズ 」
「 ザ・イースト 」
「 少女は自転車に乗って 」
「 あなたを抱きしめる日まで 」
「 物語る私たち 」

をリクエストいたします。

とくに「少女は自転車に乗って」は、シネコンなんかではなく、
メトロさんの雰囲気の中で鑑賞したいです。

ぜひぜひ、お願いいたします。
 

リクエストです

 投稿者: みりん  投稿日:2014年 1月20日(月)16時46分34秒
  ・MUD
・ダラス・バイヤーズ・クラブ
・とらわれて夏
・her 世界でひとつの彼女
を観たいです。よろしくお願いします。
 

またリクエスト です。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年 1月17日(金)20時28分36秒
  「ゼウスの法廷」 http://www.movie-zeus.com/

「ハル・ハートリー 4作品 ロードショー 」http://www.jvd.ne.jp/cine/halhartley/top.html

「鑑定士と顔のない鑑定人」 http://kanteishi.gaga.ne.jp/

「消えたシモン・ヴェルネール」http://www.kietasimon.com/

ザ・コール [緊急通報指令室] http://call911.jp/
 

リクエスト

 投稿者: みっち  投稿日:2014年 1月15日(水)13時08分45秒
  早熟のアイオワ
MUD-マッド-
フォンターナ広場 - イタリアの陰謀
お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2014年 1月14日(火)06時32分47秒
  「サプライズ」http://surprise.asmik-ace.co.jp/

「THE MUD マッド」http://mudmovie.net/

「スティーラーズ」http://www.u-picc.com/stealers/

「ハリケーン・アワー」http://hours-movie.jp/

「インシディアス 第二章」http://www.insidious2.jp/
 

リクエスト

 投稿者: ナナセ  投稿日:2014年 1月 5日(日)04時44分37秒
  9月に他の方もリクエストされていますが、私も昨年公開されたハーメルンの上映を希望します。
よろしくお願い致します。
 

リクエストです

 投稿者: マミ  投稿日:2013年12月31日(火)21時23分56秒
  「ゲノムハザードある天才科学者の5日間」をリクエストします。
映画館で観たいです。お願いします。
 

予告編

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年12月 3日(火)00時20分15秒
  12月14日(土曜)~15日(日曜)~16日(月曜) メトロ劇場での公開作品「京都、夏」

「京都、夏」の予告編:http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc

「京都、夏」のサイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1292.html


【 出演 】林 与一/若原 瞳/山田 昭二/吉村 美奈子/堀内 茂昭 /岡山 進一/山本 弥生/他多数

【 スタッフ】
 脚本/編集/監督: 戸田 博
 音楽 : 戸田 美香
 撮影 : ギヨーム・トーブロン/戸田 博
 キャスティング:徳留 千絵子
 制作  :  花沢 理人/戸田 美香

【協力】京都 錦天満宮/京都 御金神社/京都 寺内/京都 たん熊北店本店/京都 本家 重兵衛/京都 遊子庵/京都 町家保存会
    京都 石黒香舗/京都 大江能楽堂/京都市フイルム・オフィス/福井 パン工房 ポレポレ
 

訂正。

 投稿者: かく。  投稿日:2013年12月 2日(月)00時05分32秒
  TOP(from BIGBANG)の映画は「同窓生」でした。


http://dousousei.jp/
 

TOP

 投稿者: かく。  投稿日:2013年12月 1日(日)23時42分19秒
  TOP(from BIGBANG)の「同級生」をお願いします。
「戦火の中へ」もとてもよかったです。

昨年上映されましたが、コスの「高地戦」も必見です。
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年12月 1日(日)03時44分17秒
  ザ・コール [緊急通報指令室] をお願いします!

http://call911.jp/
 

リクエスト

 投稿者: みりん  投稿日:2013年11月27日(水)12時42分28秒
  ウォールフラワー
ブリングリング
鑑定士と顔のない依頼人
ビフォア・ミッドナイト

をリクエストします。どうぞよろしくお願いします。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年11月25日(月)14時38分28秒
  「京都、夏」特別上映のお知らせ

最新作「京都、夏」(90分)が完成しました。
この作品は2011年に制作され、モスクワ国際映画祭で公式上映され、また、アメリカのグリーン・ベイ映画祭で最優秀脚本賞を受賞した『魚たちの夜』(55分)のリメイク版です。
今回は更にスケールアップし、主演に「林 与一」並びに「若原 瞳」を迎え、「山田 昭二」をはじめ戸田監督作品ではおなじみの配役がこの二人に正面から演技を挑んでいます。
また、京都市内や福井市内の各企業・団体など沢山の方々のご協力を得て制作されました。

上映会初日は「林 与一」も舞台挨拶に立ちますので、この機会をお見逃しないよう、沢山のご来場をお待ちしています。


【上映作品】京都、夏(上映時間90分)
【  物 語 】
京都で「におい袋」の内職で生計を立てている中村重三と豊子。ある夜、重三は行き倒れになっていた老人を見過ごせず、家へ連れ帰る。回復した老人はそのお礼にと、夫婦の仕事の手伝いを申し出る。お人好しの重三は品物を納品する使いを頼むが、豊子が心配した通り、老人は戻ってこない。
そして遠く離れた海に、何故か老人の姿があった…

【 出演 】林 与一/若原 瞳/山田 昭二/吉村 美奈子/堀内 茂昭 /岡山 進一/山本 弥生/他多数

【 スタッフ】
 脚本/編集/監督: 戸田 博
 音楽 : 戸田 美香
 撮影 : ギヨーム・トーブロン/戸田 博
 キャスティング:徳留 千絵子
 制作  :  花沢 理人/戸田 美香

【協力】京都 錦天満宮/京都 御金神社/京都 寺内/京都 たん熊北店本店/京都 本家 重兵衛/京都 遊子庵/京都 町家保存会
    京都 石黒香舗/京都 大江能楽堂/京都市フイルム・オフィス/福井 パン工房 ポレポレ



2013年 12月14(土)~16日(月)
【上映会場】福井メトロ劇場
    18:00 開場
    18:20 舞台挨拶
    18:30 1回目上映(~20:00)
           【入れ替え】
    20:20 舞台挨拶
    20:30 2回目上映(~22:00)

【舞台挨拶】 林与一(初日のみ) / 戸田 博監督 / 山田昭二

【入場料】
当日  1,200円
前売り 1,000円

*≪12/14 限定前売りチケット≫ 1,000円 1回目、2回目 各100枚のみ *メトロ劇場でのみ販売。
 尚、当日券販売はありません。
 初日 (12/14) は,チケットをお持ちの方のみの入場となりますのでご了承下さい。

(前売り券は、メトロ劇場ほか、プレイガイドで発売中)
お問い合わせ【京都、夏 特別上映会事務局】090-6067-0172
 

HP

 投稿者: 福井  投稿日:2013年11月17日(日)22時05分44秒
  HP、前の方が見やすかったです。
なんだか見にくくなってるのは自分だけですかね。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年11月15日(金)16時43分41秒
  本年度6月に完成した作品「七度猫」は12月下旬にインドの首都ニューデリーで開催される”デリー国際映画祭にセレクションされました。
『七度猫』は何故かインドで開催の映画祭に数多くセレクションされています。

デリー国際映画祭: http://www.delhiinternationalfilmfestival.com/
 

ホーリー・モーターズ

 投稿者: あんどう  投稿日:2013年11月14日(木)08時51分37秒
  「ホーリー・モーターズ」カラックス監督
来年2月にDVD発売とのことですが
その頃でもいいので、メトロで上映していただけないですかね?
今年見逃した、残念ナンバー1です
ぜひとも スクリーンで観たいんです
 

リクエストします

 投稿者: yang  投稿日:2013年11月14日(木)08時11分53秒
  初めまして。
『東京へ来たばかり』
『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』
をリクエストします。
是非お願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: コマ  投稿日:2013年11月12日(火)22時54分29秒
  『フィルス』 www.uplink.co.jp/filth/sp/index.php

お願い致します。
 

リクエストします

 投稿者: ドングリ  投稿日:2013年11月 9日(土)11時18分30秒
  自分の事ばかりで情けなくなるよ
是非おねがいします!!!!!
福井で見れたらとてもうれしいです!

http://jibun-bakari.com/index.html

 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年11月 2日(土)18時55分58秒
  本年度6月に完成した作品「七度猫」は12月上旬にインドで開催される”第18回ケーララ国際映画祭にセレクションされました。



ケーララ国際映画祭: https://www.iffk.in/index.php?page=home

七度猫:http://www.skeletonfilms.com/works/1198.html
 

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2013年10月28日(月)14時54分26秒
  ブライアン・デ・パルマ監督「パッション」
フランソワ・オゾン監督「危険なプロット」の上映をお願いいたします。
 

受賞の報告

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年10月28日(月)00時59分23秒
  2007年度作品「十二月の空」が今月フランスのモンペリエで開催された”アシアナ映画祭”で
「作品賞」「撮影賞」及び「主演男優賞」(岡山進一)を受賞しました。

アシアナ映画祭:http://www.assiana.fr/evenements/festival-du-film/

「二月の空」:http://www.skeletonfilms.com/works/61.html
 

続・リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年10月24日(木)15時50分24秒
  「ランナウェイ 逃亡者」 http://www.runnaway.jp/

「ある愛へと続く旅」http://www.aru-ai.com/

「アフターショック」http://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/lineup.html
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年10月24日(木)15時20分43秒
  「ハンナ・アーレント」 http://www.cetera.co.jp/h_arendt/

「THE ICEMAN 氷の処刑人」http://iceman-movie.net/

「もう一人の息子」 http://www.moviola.jp/son/

「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」http://coldwar-movie.com/

「鑑定士と顔のない依頼人」http://kanteishi.gaga.ne.jp/
 

リクエストです

 投稿者: ためり  投稿日:2013年10月17日(木)23時53分41秒
  『クロニクル』をリクエストします。
当初、首都圏限定公開だったのが、好評に次ぐ好評で、全国に拡大しています。
是非、福井でみたいですし、福井でみるなら、やはりメトロさんで観たいです。
どうか、よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: りんご  投稿日:2013年10月13日(日)07時03分47秒
  ブリングリング

ソフィア・コッポラ監督

よろしくお願いします!

http://blingring.jp

 

リクエスト

 投稿者: さり  投稿日:2013年10月 4日(金)12時19分53秒
  大根仁監督の『恋の渦』の上映を希望します。
全国に上映が広まりつつあるのですが。。
福井で見たい!!よろしくお願いします。
 

「京都、夏」前売りチケットについてのお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年10月 2日(水)11時14分34秒
  *「京都、夏」の特別上映会初日については混雑が予想されるため、前売りチケットの販売などについては以下のように変更させて頂きます。

*≪12/14 限定前売りチケット≫ 1,000円 1回目、2回目 各100枚のみ *メトロ劇場でのみ販売。
 尚、当日券販売はありません。
 初日 (12/14) は,チケットをお持ちの方のみの入場となりますのでご了承下さい。

*前売りチケットについては10月10日より発売します。

2013年 12月14(土)~16日(月) 福井メトロ劇場
18:00 開場
18:20 舞台挨拶
18:30 1回目上映(~20:00)
【入れ替え】
20:20 舞台挨拶
20:30 2回目上映(~22:00)

【舞台挨拶】 林与一 (* 12/14 のみ ) 戸田 博監督 山田昭二


*≪12/15、16 入場チケット≫ 当日 1,200円 前売り 1,000円 (メトロ劇場、市内プレイガイドにて発売)
お問い合わせ : 特別上映会事務局 090-6067-0172
 

リクエストです

 投稿者: むーにー  投稿日:2013年 9月29日(日)20時38分3秒
  [ハーメルン]

[夢と狂気の王国]

[ジ、エクストリーム、スキヤキ]

[弥勒]

の上映を希望します。よろしくお願いいたしま~す!

 

映画祭セレクション

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 9月21日(土)13時39分24秒
  本年度作品「七度猫」はインドで最大級の映画祭 ”ムンバイ国際映画祭” にセレクションされました。
この映画祭は来月下旬からインドのムンバイで開催されます。

ムンバイ国際映画祭:http://www.mumbaifilmfest.org/
 

京都、夏(予告編)

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 9月20日(金)18時51分43秒
  最新作「京都、夏」(予告編)をYouTubeにアップしました。

京都、夏(予告編):http://www.youtube.com/watch?v=pWdgVcEPgRc&feature=youtu.be


【上映作品】京都、夏(上映時間90分)
【  物 語 】
京都で「におい袋」の内職で生計を立てている中村重三と豊子。ある夜、重三は行き倒れになっていた老人を見過ごせず、家へ連れ帰る。回復した老人はそのお礼にと、夫婦の仕事の手伝いを申し出る。お人好しの重三は品物を納品する使いを頼むが、豊子が心配した通り、老人は戻ってこない。
そして遠く離れた海に、何故か老人の姿があった…

【 出演 】林 与一/若原 瞳/山田 昭二/吉村 美奈子/堀内 茂昭 /岡山 進一/山本 弥生/他多数

【 スタッフ】
 脚本/編集/監督: 戸田 博
 音楽 : 戸田 美香
 撮影 : ギヨーム・トーブロン/戸田 博
 キャスティング:徳留 千絵子
 制作  :  花沢 理人/戸田 美香

【協力】京都 錦天満宮/京都 御金神社/京都 寺内/京都 たん熊北店本店/京都 本家 重兵衛/京都 遊子庵/京都 町家保存会
    京都 石黒香舗/京都 大江能楽堂/京都市フイルム・オフィス/福井 パン工房 ポレポレ
 

特別上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 9月19日(木)21時54分12秒
  「京都、夏」特別上映のお知らせ

最新作「京都、夏」(90分)が完成しました。
この作品は2011年に制作され、モスクワ国際映画祭で公式上映され、また、アメリカのグリーン・ベイ映画祭で最優秀脚本賞を受賞した『魚たちの夜』(55分)のリメイク版です。
今回は更にスケールアップし、主演に「林 与一」並びに「若林 瞳」を迎え、「山田 昭二」をはじめ戸田監督作品ではおなじみの配役がこの二人に正面から演技を挑んでいます。
また、京都市内や福井市内の各企業・団体など沢山の方々のご協力を得て制作されました。

上映会初日は「林 与一」も舞台挨拶に立ちますので、この機会をお見逃しないよう、沢山のご来場をお待ちしています。


【上映作品】京都、夏(上映時間90分)
【  物 語 】
京都で「におい袋」の内職で生計を立てている中村重三と豊子。ある夜、重三は行き倒れになっていた老人を見過ごせず、家へ連れ帰る。回復した老人はそのお礼にと、夫婦の仕事の手伝いを申し出る。お人好しの重三は品物を納品する使いを頼むが、豊子が心配した通り、老人は戻ってこない。
そして遠く離れた海に、何故か老人の姿があった…

【 出演 】林 与一/若原 瞳/山田 昭二/吉村 美奈子/堀内 茂昭 /岡山 進一/山本 弥生/他多数

【 スタッフ】
 脚本/編集/監督: 戸田 博
 音楽 : 戸田 美香
 撮影 : ギヨーム・トーブロン/戸田 博
 キャスティング:徳留 千絵子
 制作  :  花沢 理人/戸田 美香

【協力】京都 錦天満宮/京都 御金神社/京都 寺内/京都 たん熊北店本店/京都 本家 重兵衛/京都 遊子庵/京都 町家保存会
    京都 石黒香舗/京都 大江能楽堂/京都市フイルム・オフィス/福井 パン工房 ポレポレ



2013年 12月14(土)~16日(月)
【上映会場】福井メトロ劇場
    18:00 開場
    18:20 舞台挨拶
    18:30 1回目上映(~20:00)
           【入れ替え】
    20:20 舞台挨拶
    20:30 2回目上映(~22:00)

【舞台挨拶】 林与一(初日のみ) / 戸田 博監督 / 山田昭二

【入場料】
当日  1,200円
前売り 1,000円
(前売り券は、メトロ劇場ほか、プレイガイドで発売中)
お問い合わせ【京都、夏 特別上映会事務局】090-6067-0172
 

リクエストです

 投稿者: マミ  投稿日:2013年 9月14日(土)22時49分58秒
  「ある会社員」をリクエストします。
ソ・ジソブさんです。
映画館で観たいです。お願いします。
確か「映画は映画だ」もメトロで観たと。。。
 

リクエスト「Film No Damage」

 投稿者: さがわ  投稿日:2013年 9月 9日(月)20時54分14秒
  佐野元春「Film No Damage」
あの頃の熱気を、
ぜひ、ぜひ、福井でも上映して下さい。
若い人にも、見てもらいたい、
よろしくお願いします!!
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 9月 3日(火)21時32分34秒
  ロベール・ブレッソン「白夜」をリクエストします。
友人が絶賛していました。
他のブレッソン作品と一緒に上映というのもいかがなもんでしょうか。

http://www.byakuya2012.com/#id77

 

「天使の分け前」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 9月 3日(火)21時17分11秒
  金がない。金がないのは仕事がないからで、仕事がないのは無能なせいだと、社会は僕に言う。
「自己責任」という言葉は、儲けるやつがとことん儲けることができるための社会規範になり、金のないやつにとっては、そうなる理由があるのだと納得しろ、と垂訓する。金がなく、仕事がないやつの「無為の時間」も、儲けるやつの「寝る間もない忙しさ」も同じく、どこかで見たことのある類型へと整理されていく。
自分の無為の時間を、無為のままにしておきたい。「何もしない」ということまでも、「何かをしている」ことに従属させたくない。
誰にも回収されたくない、そういう自分の個別の、時間と経験は誰にも見せない、ということでしか担保できないのかも知れない。
「存在したけれど、今は存在しない」、というウィスキーは、そうしたもののメタファーであるように思った。天使が登場するのは、神秘性ではなく、とことん「人間的」であることを示唆しているのではないか。
 

上映リクエスト

 投稿者: けい  投稿日:2013年 8月25日(日)08時37分14秒
  ●ソン・ジュンギ主演「私のオオカミ少年」
●キム・ジェジュン主演「コードネーム・ジャッカル」
●イ・ホンギ主演「フェニックス~約束の歌~」

上映お願いいたします!
 

上映リクエスト

 投稿者: さと  投稿日:2013年 8月24日(土)23時22分26秒
  上映をお願いします。
韓国映画「私のオオカミ少年」「フェニックス~約束の歌~」「コードネーム・ジャッカル」
日本映画「ドコヘモイケナイ」「俺俺」
 

上映お願いします

 投稿者: ゆき  投稿日:2013年 8月24日(土)20時12分37秒
  ◆イホンギ主演    フェニックス~約束の歌~

◆ソンジュンギ主演     私のオオカミ少年


上映をお願いします!!
 

上映リクエスト

 投稿者: まな  投稿日:2013年 8月24日(土)20時09分1秒
  フェニックス イホンギ主演
私のオオカミ少年 ソンジュンギ主演
 

リクエストです

 投稿者: 上田次郎  投稿日:2013年 8月24日(土)14時30分23秒
  『その夜の侍』
『カミハテ商店』
『外事警察』

ぜひお願いします。
 

上映希望

 投稿者: ゆゆ  投稿日:2013年 8月24日(土)12時42分44秒
  韓国映画 ソンジュンギ主演の「私のオオカミ少年」の上映をお願いします。  

新作の撮影

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 8月23日(金)00時49分28秒
  *今月末より、最新作「2013京都、夏」の撮影を開始します。
 詳細は以下の通り。

新作の仮題「魚たちの饗宴」のタイトルは「2013 京都、夏」で正式に決定しました。

*撮影は主に京都市中京区を中心に実施されますが、9月中旬には福井でも撮影を敢行します。
*9月中旬の福井での撮影には、約100人のエキストラを募集しております。
 エキストラご希望の方は 090-6067-0172 までお知らせ下さい

作品名「2013 京都、夏」 English Title : 2013 Kyoto Summer

物  語
上映時間:90分/HD/カラー
京都で「におい袋」の内職で生計を立てている中村重三と豊子。ある夜、重三は行き倒れになっていた老人を見過ごせず、家へ連れ帰る。
回復した老人はそのお礼にと、夫婦の仕事の手伝いを申し出る。お人好しの重三は品物を納品する使いを頼むが、豊子が心配した通り、老人は戻ってこない。
そして遠く離れた海に、何故か老人の姿があった…。
出  演
中村重三(手内職で生計を立てている夫)… 林 与一
中村豊子(その妻)          … 若原 瞳
行き倒れの老人            … 山田昭二
道に迷った夫婦            … 岡山進一・山本弥生
におい袋屋 主人           … 堀内茂昭
料理屋の仲居             … 吉村 美奈子

協力
京都 錦天満宮
京都 御金神社
京都 寺内/宝飾店
京都 たん熊本店(本店)/料亭
京都 本家 重兵衛/寿司店
京都  遊子庵/京都町家
京都 石黒香舗/にほい袋店
京都 大江能楽堂
福井 パン工房 ポレポレ
東京 プロデユース・カンパニー
京都市フイルム・オフィス
 

上映希望です。

 投稿者:  投稿日:2013年 8月22日(木)02時23分16秒
  『ある海辺の詩人 -小さなベニスで-』、『ブルーノのしあわせガイド』、『17歳のエンディングノート』、『HOMESICK』 お願いします。  

リクエスト

 投稿者: わぎ  投稿日:2013年 8月21日(水)17時16分49秒
  『アンコール!!』
『マジック・マイク』
ぜひお願いします!
 

「私のオオカミ少年」

 投稿者: かく。  投稿日:2013年 8月21日(水)00時00分23秒
  ソンジュンギ主演の「私のオオカミ少年」の上映をお願いいたします。
心斎橋や名古屋には行くことができず、見逃してしましました。
 

リクエスト

 投稿者: もも吉  投稿日:2013年 8月 2日(金)15時29分21秒
  『その夜の侍』 が見たいです。

邦画、最近少ない気がするので、よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 8月 2日(金)01時09分42秒
  「31年目の夫婦げんか」http://31years.gaga.ne.jp/

「ベルリン・ファイル」http://berlinfile.jp/

「日本の悲劇」http://u-picc.com/nippon-no-higeki/
 

選挙の後でも立候補

 投稿者: はこぶね  投稿日:2013年 7月25日(木)00時56分23秒
  「選挙2」を観に行ったら、次は「立候補」も来るとやら。
いわゆる泡沫候補を追ったドキュメンタリー、是非とも観てみたいです。
リクエストします。
 

選挙の後でも選挙

 投稿者: はこぶね  投稿日:2013年 7月24日(水)22時41分24秒
  既にリクエストして下さった方がいますが、
選挙シリーズ、とりわけ「選挙2」の上映を希望します。
淡々と観察するだけで物足りなく思われていたのが、
それだけでは済まなくなってくるとき、
映像はおのずと強い意味を持ち始めます。
選挙が済み、なんちゃって民主主義がこれからも際限なく続く、
そんな国に住むやりきれなさを、まずは共有したいものです。
 

リクエスト

 投稿者: あきたん  投稿日:2013年 7月16日(火)16時53分1秒
  現在、東京で公開中/ハン・ソッキュ主演「ベルリンファイル」です。

「シュリ」や「カル」など、韓流シネマにいち早く注目してくれたメトロさん、
是非ともお願いします。観たい人もたくさんいらっしゃるはずです。
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 7月16日(火)12時51分22秒
  「イノセント・ガーデン」http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/

「キャビン」http://cabin-movie.jp/

「蒼白者」http://sohakusha.com/

「ペーパーボーイ」http://www.paperboy-movie.jp/

「偽りの人生」http://www.itsuwari-jinsei.com/

「囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件」http://captive.ayapro.ne.jp/

「共謀者」http://www.kyoubousya-movie.com/

「ギャングバスターズ」http://gangbusters.jp/

「ファインド・アウト」http://findout-movie.jp/
 

カミハテ商店

 投稿者: 落武者  投稿日:2013年 7月13日(土)13時32分37秒
  カミハテ商店をいまかいまかとお待ち申し上げております。
是非ともお願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: CJS  投稿日:2013年 7月10日(水)14時26分2秒
  相田和弘監督の「選挙」シリーズをリクエストします!  

リクエストです

 投稿者: マミ  投稿日:2013年 7月 8日(月)23時25分53秒
  「さよなら渓谷」をリクエストします。
映画館で観たいです。お願いします。
 

シリウス

 投稿者: 時は今  投稿日:2013年 7月 7日(日)00時58分3秒
  「シリウス」の上映をお願いします。  

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 6月18日(火)18時27分42秒
  2013 戸田 博 監督作品 上映会を以下のように開催します。

上映場所:福井市メトロ劇場

問い合わせ:090-6067-0172 戸田博監督上映会事務局

メトロ劇場:0774-22-1772    福井市順化1-2-14

上映期間:2013年8月3日(土曜)4日(日曜)5日(月曜)

上映次第:

各日共通
18:00  開場
18:30  舞台挨拶
18:45 「夏の叫び」上映開始 http://www.youtube.com/watch?v=rx_RjvpBz1M
20:00  休憩
20:05 「七度猫」上映開始 http://www.youtube.com/watch?v=axcmRgHJ0so
21:25  終映

入場料:前売り:1000円/当日:1200円(チケットは6月よりメトロ劇場ほかプレイガイドで発売予定)


上映作品

『夏の叫び』 Shout of Summer 2012年 上映時間75分 ハイビジョン(16:9)/カラー/英語字幕付

2012 デリー国際映画祭(インド)公式招待上映
2013 ウルグアイ国際映画祭(ウルグアイ)公式招待上映
2013 モスクワ国際映画祭(ロシア)公式招待上映:http://www.moscowfilmfestival.ru/miff35/eng/films/?id=35198

脚本/撮影/監督:戸田 博
音楽:柏木美保
出演:岡山進一/山本弥生/山田昭二/ほか

『夏の叫び』ショート・シノプシス
認知症の妻を介護しながら内職でつつましく生きてきた老人。しかし不景気で内職も失い、介護にも疲れが出てくる。この生活を終えようと二人は山奥に入って行くが、そこで一人の老人と出会う。現代社会が抱える重いテーマに迫った長編作品。



『七度猫』 Seventh Cat 2013 上映時間78分 ハイビジョン(16:9)/カラー/英語字幕付

*「七度猫』は、7月より世界各国の映画祭に出品予定です。

脚本/撮影/監督:戸田 博
音楽:長谷川 美喜子
出演:山田 昭二/岡山 進一/山本 弥生/小倉 芳栄/ほか多数

『七度猫』ショートシノプシス:

小さな映画館の映写技師のアキオ(70)は、客として来ていた同級生のススムと20年ぶりに偶然再会する。
旧交を温める為に二人は、ススムの馴染みだったスナックで歓談する。
そのスナックのママから、秘湯「若の湯」(若返りの湯)を薦められ、興味をそそられた二人は早速そこを訪れる事にする。
若返りを期待して出発する二人に待っているものとは…。

*この作品は、古典落語「七度狐」をベースに戸田博がオリジナルで脚本を書き上げた。
 

リクエスト

 投稿者:  投稿日:2013年 6月18日(火)12時42分34秒
  「シャニダールの花」ぜひお願い致します。  

(無題)

 投稿者: あんどう  投稿日:2013年 6月15日(土)09時23分41秒
  ホーリー・モーターズのご予定はありませんか
久しぶりのカラックス 是非ともお願いします
 

今さらですが……

 投稿者: ためり  投稿日:2013年 6月 6日(木)22時58分32秒
  「人生ブラボー」をリクエストします。
気が付いたら、他県の上映も続々と終わっている……。

あと、私も、mini さんの「天使の分け前」のリクエストに乗ります。
昔はメトロでいつもケン・ローチの作品が上映されており、よく見に行った記憶があります。
久々の新作をメトロで観たいです。是非。
 

「夏の叫び」予告編

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 6月 6日(木)21時47分46秒
  「夏の叫び」の予告編を You Tube にアップしました。

夏の叫び(予告編):http://www.youtube.com/watch?v=rx_RjvpBz1M&feature=player_detailpage
 

七度猫/予告編

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 6月 5日(水)21時36分50秒
  新作「七度猫」の予告編を You Tube にアップしました。

七度猫/予告編:http://www.youtube.com/watch?v=axcmRgHJ0so
 

新作「七度猫」

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 6月 4日(火)23時48分52秒
  8月公開の最新作「七度猫」をアップしました。

七度猫サイト http://www.skeletonfilms.com/works/1198.html
 

最新作のキャスティング決定

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 5月30日(木)16時48分27秒
  8月下旬から京都~福井で撮影が開始される最新作「魚たちの饗宴」のキャストが最終決定しました。

*詳細は以下の通りです。


魚たちの饗宴  (上映時間80分)
撮影期間  2013年8月28日(水)~9月5日(木)

物  語
京都でにおい袋の内職で生計を立てている中村重三と豊子。ある夜、重三は行き倒れになっていた川田を見過ごせず、家へ連れ帰る。
回復した川田はそのお礼にと、夫婦の仕事の手伝いを申し出る。お人好しの重三は品物を納品する使いを頼むが、豊子が心配した通り、川田は戻ってこない。
そして遠く離れた海に、何故か川田の姿があった…。

出  演
中村重三(手内職で生計を立てている夫)… 林 与一
中村豊子(その妻)          … 若原 瞳
行き倒れの老人            … 山田昭二
道に迷った夫婦            … 岡山進一・山本弥生
におい袋屋 主人           … 堀内茂昭

協力
京都 御金神社/みかね神社
京都 寺内/宝飾店
京都 たん熊本店(北店)/料亭
京都 本家 重兵衛/祇園寿司店
京都  遊子庵/京都町家保存会
京都 石黒香舗/にほい袋店

キャスティング:プロデユース・カンパニー

脚本/撮影/編集  戸田 博
音  楽        柏木 美保
制  作        花沢 理人/徳山 拓一
監  督           戸田 博
 

リクエスト

 投稿者: mini  投稿日:2013年 5月27日(月)01時16分47秒
  「天使の分け前」お願いします。  

上映会のお知らせ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 5月21日(火)19時24分57秒
  2013 戸田 博 監督作品 上映会を以下のように開催します。

サイト:http://www.skeletonfilms.com/

上映場所:福井市メトロ劇場

問い合わせ:090-6067-0172 戸田博監督上映会事務局

メトロ劇場:0774-22-1772    福井市順化1-2-14

上映期間:2013年8月3日(土曜)4日(日曜)5日(月曜)

上映次第:

各日共通
18:00  開場
18:30  舞台挨拶
18:45 「夏の宴」上映開始
20:00  休憩
20:05 「七度猫」上映開始
21:25  終映

入場料:前売り:1000円/当日:1200円(チケットは6月よりメトロ劇場ほかプレイガイドで発売予定)


上映作品

『夏の叫び』 Shout of Summer 2012年 上映時間75分 ハイビジョン(16:9)/カラー/英語字幕付

2012 デリー国際映画祭(インド)公式招待上映
2013 ウルグアイ国際映画祭(ウルグアイ)公式招待上映
2013 モスクワ国際映画祭(ロシア)公式招待上映

脚本/撮影/監督:戸田 博
音楽:柏木美保
出演:岡山進一/山本弥生/山田昭二/ほか

『夏の叫び』ショート・シノプシス
認知症の妻を介護しながら内職でつつましく生きてきた老人。しかし不景気で内職も失い、介護にも疲れが出てくる。この生活を終えようと二人は山奥に入って行くが、そこで一人の老人と出会う。現代社会が抱える重いテーマに迫った長編作品。



『七度猫』 Seventh Cat 2013 上映時間78分 ハイビジョン(16:9)/カラー/英語字幕付

*「七度猫』は、7月より世界各国の映画祭に出品予定です。

脚本/撮影/監督:戸田 博
音楽:長谷川 美喜子
出演:山田 昭二/岡山 進一/山本 弥生/小倉 芳栄/ほか多数

『七度猫』ショートシノプシス:

小さな映画館の映写技師のアキオ(70)は、客として来ていた同級生のススムと20年ぶりに偶然再会する。
旧交を温める為に二人は、ススムの馴染みだったスナックで歓談する。
そのスナックのママから、秘湯「若の湯」(若返りの湯)を薦められ、興味をそそられた二人は早速そこを訪れる事にする。
若返りを期待して出発する二人に待っているものとは…。

*この作品は、古典落語「七度狐」をベースに戸田博がオリジナルで脚本を書き上げた。
 

「世界が食べられなくなる日」

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 5月19日(日)10時41分19秒
  原発と遺伝子組み換え 命に関わるテクノロジーを追ったドキュメンタリーです。
上映ご検討くださると幸いです。

http://youtu.be/DZJFvR8zuqs
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 5月14日(火)02時57分19秒
  2012年度作品「夏の叫び」が本年6月にロシアのモスクワで開催される”モスクワ国際映画祭”にセレクションされました。

モスクワ国際映画祭: http://www.moscowfilmfestival.ru.

「夏の叫び」サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1107.html
 

新作「魚たちの饗宴」の制作決定

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 5月12日(日)12時05分25秒
  新作「魚たちの饗宴」の制作が決定しました。
この作品は「魚たちの夜」のリメイクとなりますが、ほぼ全編を夏の京都と福井で撮影となります。
今回の制作には東京プロデュース・カンパニーの協力を得て元歌舞伎俳優の林与一主演で全国公開の予定です。
なお、この作品には戸田作品でおなじみの山田昭二も共演します。
撮影は8月下旬より京都市から開始、詳細は以下の通り。

タイトル:魚たちの饗宴

出演:林 与一 山田 昭二 その他

監督:戸田 博
音楽:柏木 美保
キャスティング協力:徳留 千絵子
制作協力:プロデュース・カンパニー
制作:スケルトン・フイルムズ

ロケ地:
京都市/河原町/三条通り/祇園/福井市/越前海岸/他

ショート・シノプシス:
京都で「におい袋」の内職でほそぼそと生計を立てている中村重三と豊子。
ある夜、重三は行き倒れになっていた川田を見過ごせず、家へ連れ帰る。回復した川田はそのお礼にと、夫婦の仕事の手伝いを申し出る。お人好しの重三は品物を納品する使いを頼むが、豊子が心配した通り、川田は戻ってこない。
そして遠く離れた海に、何故か川田の姿があった…。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 5月11日(土)01時02分30秒
  「死刑弁護人」「約束 名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯」と上映されてきた、“メトロのちょっと待った!司法シリーズ”、大変おもしろかったです。
次は、福井県の古河力作も死刑に処せられた「大逆事件」を追ったこのドキュメントで一石を投じ、「国家と法」の議論を更に深めることを期待したいです。
自民党改憲草案の通り、天皇が元首になるかも知れません。「時代に合わない」から改憲と言いながら、戦前に逆行する「権力というもの」を考える作品でもあるのではないでしょうか。
ご検討くだされば幸甚です。
映画『100年の谺 大逆事件は生きている』
司法は、いつの時代も為政者の側にあるのか
http://www.labornetjp.org/news/2013/1367889725197staff01
 

若泉

 投稿者: 最初の人間  投稿日:2013年 5月 4日(土)14時06分56秒
  カミュは「異邦人」「シーシュポスの神話」くらいしか読んだことがないが、カミュを読んだ時の熱気と冷たさのようなものが、映画からも伝わるように感じた。
画面が美しかったし、俳優も良かったと思う。この独特な、空虚さと濃密さが同居している世界は、フランスの支配を受けるアルジェリアで育ったことが大きいのだろう。
母親がパリの息子のところで暮らそうとしない理由を、「フランスにはアラブ人がいない」と言ったのは、「アラブ人のいない(認めない)フランスはフランスではない」と言っているようにも思えた。強い日差しと色の数の少ないアルジェリアの風景の中に、見えない境界がいくつも走っているのではないかと思った。
 

あ~ショック!

 投稿者: yuni  投稿日:2013年 5月 3日(金)09時17分43秒
  こんにちは。
3月に転職し、映画のことを考える余裕も無く、気付いたら「しあわせのパン」の上映が終わっていましたTTTTTT
またの上映をお待ちしております・・・
 

リクエストです

 投稿者: らん  投稿日:2013年 4月27日(土)13時45分1秒
  「HK 変態仮面」をどうかどうかお願い致します!

http://hk-movie.jp/index.html

 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 4月22日(月)07時01分46秒
  「キャビン」http://cabin-movie.jp/

「偽りなき者」http://itsuwarinaki-movie.com/

「ザ・マスター」http://themastermovie.jp/

「暗闇から手をのばせ」http://kurayamikara.com/

「ヒッチコック」http://www.foxmovies.jp/hitchcock/

「君と歩く世界」http://www.kimito-aruku-sekai.com/sub.html

「ライジング ドラゴン」http://www.rd12.jp/pc/

「コスモポリス」http://cosmopolis.jp/
 

リクエストです

 投稿者: おやまだ  投稿日:2013年 4月21日(日)07時39分23秒
  フラッシュバックメモリーズの上映、お願いいたします。
2Dで構いません。

石川、富山と上映が決まっており(石川は上映済)福井でも観賞したいです。
上映されたら3回は観ます!
 

リクエスト

 投稿者: NUMA  投稿日:2013年 4月18日(木)23時24分49秒
  「コズモポリス」の上映をお願いいたします。  

塀の中のジュリアス・シーザー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 4月 3日(水)07時01分48秒
  本当にひさびさぶりのタヴィアーニ兄弟の新作。しかも期待を上回る素晴らしい出来だった。

イタリアの重犯罪者ばかり収容されている刑務所で、囚人に舞台をさせるという仕組みがあり、

タヴィアーニ兄弟が「ジュリアス・シーザー」を演目に提案して、この映画の撮影が始まったと

いうが、観ててなるほどと思った。古代ローマの権力者たちの権力抗争を描くのにこれほど適

材はないのだ。暗殺、謀略、殺人、暴力・・・政治の世界同様、またはそれ以上の闘争に明け暮

れてきた彼ら以上に修羅の世界の住人である囚人たちほど「ジュリアス・シーザー」を演じるの

に相応しい人材はおるまい。偉人と犯罪者という全く正反対の世界にいる人間が、時空を超えて

同じ軸にある事を示すことにもなり、今の基準でいえば当時の英雄とはとんでもない暴君でもあ

る事まで暴いてしまうのだから、タヴィアーニ兄弟も人が悪い(笑)。ネオリアリズモの伝統が

映画界に強く根差しているイタリア映画だからこその構想だが、こういう形で政治とは、権力と

は、人間とは・・・に言及するとは面白い考えである。


演じるという事に刑務所自体がのめりこんでゆくさまが素晴らしい。暴力と裏切りの世界に生き

てきた彼らは、このドラマに自分たちの人生を見出してゆき、さらに役を深く理解し、生活空

間の全てが古代ローマの世界に近づいてゆく。演出家が彼らに指導するが、その演出かも今回は

タヴィアーニ兄弟の演出のもとに演じる人間の一人になっているので、演じる世界と演じる人間

たちの世界があいまいになってくる面白い構造になっている。本来「虚」と「実」が分かれるも

のが、一体になって、安易なドキュメンタリー風というものを排したという点では、アンジェ

イ・ワイダ監督の「菖蒲」と凄く通じるものがある。かつてはドキュメンタリー風として斬新に

思えたものが、今では「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」のような低予算疑似ドキュメンタリ

ーで濫用されてきたために、よし、それならドラマ、演出という「虚構」にとことんこだわって

やろうではないか。そういう意気込みなのだろう。
 

デッド寿司

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 3月30日(土)14時35分20秒
  いや・・・これは・・・客が入らんだろうなと思った。福井の観客層になると、この手の映画は

「バカバカしい!」と避ける向きが多い事は容易に予測できる。何せ寿司が人を食うという、文

字通り人を食った話なので、寿司が人を食う事も、人を食った映画も嫌いな向きは、この映画

を見て、呆れ果てただろう。事実こちらも呆れた(笑)。

しかし、これは井口監督でないと出来ない映画だという事も事実で、バカバカしい世界の中にイ

ジメの問題や、自分の居場所を求めても見いだせない人間像を描くという、彼でなくては成立し

ない物語で、それをこうして形にできるというのは実はたいしたものだ。何せ「寿司が交尾を

する」なんて映画を撮った人など聞いたことがない。

俳優では亜紗美が大怪演。我らが県出身の津田寛治も凄いが、彼女の宿の女将ぶりも、惨劇が起

きてからのハチャメチャな演技も堂々たるもので、他の俳優陣も寿司に殺されたり、食われたり

寿司を跳ね返したりと「寿司が人を喰う」映画で、人を喰った凄い仕事をしている。
 

菖蒲

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 3月30日(土)14時18分16秒
  観て「ほう」と感心した。

撮影監督が映画製作途中に死亡し、その妻で映画の主演女優の方に、亡き夫の日々を語らせる部

分と、「菖蒲」の本編、そして、映画の製作のドキュメンタリー風の部分で成立する映画だが、

夫との実生活について語る女優が、彼女自身になることはなく、最後まで演じるという事を捨て

ないのに感心した。「菖蒲」のガンで余命いくばくもない女性として登場するときも、彼女自

身の人生を語る時も、彼女は「演じる」というスタイルで登場し、自分と言うものを見せない。

まるで、それが女優であり、彼女の人生そのものであるかのように。ドキュメンタリー風の場面

に登場するワイダ監督自身すらが、計算された映像の中に登場する。徹頭徹尾、物語として成立

させた映画なのだ。この徹底的な演出にこだわるワイダ監督の姿勢が素晴らしい。何せ何気ない

川の映像が、彼の手にかかると壮大な大自然の一部にみえてしまうのだから。

「カティンの森」で健在ぶりをアピールしたワイダ監督だが、この「菖蒲」では今でも映像作家

として攻めの姿勢を崩さず、永遠のチャレンジャー足らんとする意志をも見せてくれる。

この映画めったに見られないワイダ組が登場する点でも必見である。さすが巨匠の撮影隊で、い

かなることが起きても対応できるシステムになっている様をも見せてくれる。ポーランドも映画

大国として、今なお、健在なのである。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 3月20日(水)10時37分38秒
  上映希望です。ご検討くださると幸いです。

「シュガーマン 奇跡に愛された男」
※1970年代初頭にデビューするも上手くいかず、商業的に失敗しアメリカ音楽界から消え去った数年後の1970年代末、どういうわけか突如アメリカから遠く離れた南アフリカ共和国で反アパルトヘイト闘争のシンボルソングとして爆発的にヒットしたアメリカ合衆国の歌手「シュガーマン」ことロドリゲス(英語版)に迫るドキュメンタリー
http://www.sugarman.jp/


「故郷よ」
※チェルノブイリをドラマで描いた作品
http://www.kokyouyo.ayapro.ne.jp/
 

「黄金を抱いて翔べ」

 投稿者: OUGON  投稿日:2013年 3月14日(木)12時45分52秒
  もう一度スクリーンで見たいです。監督はフィルム上映にこだわりをもっておりました。

ぜひこちらの劇場でお願いしたい・・・です。

 

戸田博レトロスペクティブ

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 3月13日(水)23時25分28秒
  戸田博レトロスペクティブについて、アップリンクと明治座のホームページにアップされました。

アップリンク:http://www.uplink.co.jp/movie/2013/8546

明治座アートクリエート:http://artcreatemeijiza.blog110.fc2.com/
 

私の奴隷になりなさい

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 3月 5日(火)21時10分54秒
  見て、苦笑いした。TVのバラエティに出ている檀蜜とこの映画の檀蜜が相当ギャップがあり、

TVのノリを期待してみると相当痛い目に合う映画だ。エロさで売ってはいるが、映画に出てくる

檀蜜は石井隆の映画に出てくるファム・ファタールとかに近い。ついでに言えば映画も確かに裸

は出てくるが、男のファンタジーなんかではなく、男の女への甘えを、平手打ちみたいにぴしゃ

りとやるノリで、期待していた見に来ていた男たちは冷や水をかけられただろう。

映画のトーンはスリラーに近い。見ていて思い出したのは黒沢清監督の「CURE」だ。催眠術の研

究をしていた男が周囲の人間を術にかけ、人を殺させるという映画で、あの映画では荻原聖人が

悪魔的な催眠術師を演じていた。この映画でそれを演じるのが板尾氏で、ポスターから見ると予

想できない悪魔的な魅力を発している。この映画では殺すのではなく、変態性欲の世界に人を引

き摺り込んでしまう。板尾氏のような売れっ子がなんでこんな役をと思っていたら、どうしてど

うして、自分たちの性の世界こそ、素晴らしいなのだというくらい威風堂々の芝居で、ははあ、

こういう役だから引き受けたのだなと思わずうなづいてみていた。

亀井亨監督のシネマスコープを駆使した演出は大したもので、前に「心中エレジー」に出演した

中村優子女史が亀井さんの才能は素晴らしいと称賛していたが、檀蜜がオレンジの光につつまれ

ながら、雨の中に佇んでいる姿の撮り方を見るなり、これは凄い映画になるぞと思ったものだ。

空間を生かした素晴らしい場面が続出。以前評論家で「愚の映画」と愚かな男と愚かな女の物語

を撮る映画を読んでいた人がいたが、亀井亨監督はその意味でまさに最右翼だろう。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 3月 2日(土)08時32分33秒
  2012年度作品「夏の叫び」は3月23日から4月6日にかけて、南米はウルグアイの首都モンテビデオで開催される”ウルグアイ国際映画祭”にノミネートされました。

ウルグアイ国際映画祭:http://www.cinemateca.org.uy/festivales.html

夏の叫び:http://www.skeletonfilms.com/works/1107.html
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2013年 2月25日(月)17時13分29秒
  アカデミー賞作品賞・脚色賞、編集賞を受賞した『アルゴ』をお願いします  

(無題)

 投稿者: あっきぃ  投稿日:2013年 2月24日(日)07時29分28秒
  4月公開の変態仮面が観たいです!!  

リクエストです。

 投稿者: はみ  投稿日:2013年 2月22日(金)09時03分4秒
  明日から公開予定の『遺体』を是非観たいのですが、上映予定はないのでしょうか。。。  

アップリンクでの上映スケジュール

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 2月19日(火)10時25分7秒
  東京・渋谷アップリンクでの上映のスケジュールが決まりました。
詳細は以下の通り。

連日13:00から上映スタート(1日1回)2週間連続
入場料:一般¥1,500 学生¥1,300 シニア・UPLINK会員¥1,000
連日に渡り戸田監督のフイルム・トークあり
お問い合わせ:アップリンク 03-6825-5502 www.uplink.co.jp
プログラム:
4月 6日(土)「春雪」
4月 7日(日)「九月の記憶」
4月 8日(月)「魚たちの夜」
4月 9日(火)「夏の叫び」
4月10日(水)「春雪」
4月11日(木)「山の炎」
4月12日(金)「夏の叫び」
4月13日(土)「九月の記憶」
4月14日(日)「春雪」
4月15日(月)「夏の叫び」
4月16日(火)「山の炎」
4月17日(水)「魚たちの夜」
4月18日(木)「春雪」
4月19日(金)「九月の記憶」
 

リクエスト

 投稿者: 新参者  投稿日:2013年 2月13日(水)03時45分43秒
  「ザ・レイド」観たいです!

http://www.theraid.jp/index.html

 

ふがいない僕は空を見た

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 2月12日(火)06時13分29秒
  正直2時間22分と聞いて、長いなと思ったが、そんな心配は杞憂だった。

「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督のムラ社会への批判は鋭く、適格だ。彼女は「海外で

はこうだから」とか一度も言わない。あくまで自分の、しかも低い日常の視野から現代を撃

つ。彼女の標的は日本だけではない。「世界が一つの村だったら」という美名に隠された、

ムラの陰湿さや悪意が世界に拡大する悪夢をも含んでいる。そしてこういうのだ。世界を悪

くしているのはこの世界の住人であり、この世界の住人には世界をよくしてゆく義務がある

と。その世界とは我々の目の前のうんざりするような現状であると。

相手の不幸を願う事では自分は幸せになれない。その現実を飲み込むのに人間はどれだけの

時間と労力を費やしているのか。その幸せの意味すら、自己満足と混同されていることが多

い現実をタナダは執拗に、厳しく描く。自分たちの住む世界を少しでも良くしたいと願う人

間たちが実はこの世界を悪くしているさまを描く事で、病んだ現代を撃つ物語を映像化し

た。はっきり言って、嫌悪感を催す人もいるだろう。しかし良薬は常に苦いものだ。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 2月 8日(金)11時16分57秒
  アベノミクスが好評だそうですが。
長期的にみて、企業のあり方、企業と私たちとのかかわり方も見直すべき時が来ているのではないでしょうか。
「スペイン・モンドラゴンの奇跡」、ぜひ観たい!ご検討を。
※以下、東アジア市民共生映画祭のホームページより

2008年再びの金融危機を迎えた世界経済。多くの企業が一時解雇を敢行する中で、唯一一人の解雇も無く、安定的に成長している企業がある。

スペインのバスク地方の「モンドラゴン協同組合企業(Mondragon Corporation)」である。 モンドラゴンに属しているある協同組合は、スペインで9番目に大きい企業で、世界的な経済危機に倒産率が増加し、雇用率が20%も下落した2008年においても14,938 人の新規雇用を創出した。

世界を驚かせた企業、モンドラゴンの奇跡の秘密は一体何だろうか。モンドラゴンを学ぶために世界各地から、モンドラゴンを訪ねて来る人々。少数の大口株主が企業経営の全権を持つ株式会社とは異なり、同等の出資金と同等の経営権をもつ組合員達が一緒に企業を運営する協同組合企業。

http://film.witheastasia.org/dragon/

 

アップリンクでの上映

 投稿者: スケルトン・フイルムズ  投稿日:2013年 2月 7日(木)11時23分30秒
  4月6日(土曜)より19日(金曜)までの2週間に渡り、東京渋谷のアップリンクで『戸田レトロスペクティブ」として以下の5作品の上映が決定しました。

上映作品:
『夏の叫び』  監督:戸田 博/音楽:柏木 美保/制作:花沢 理人    出演:岡山 進一/山本 弥生/山田 昭二
『春雪』    監督:戸田 博/音楽:長谷川 美喜子/制作:戸田 博   出演:山田 昭二/山村 克博/小池 晃子
『魚たちの夜』 監督:戸田 博/音楽:柏木 美保/制作:花沢 理人    出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
『九月の記憶』 監督:戸田 博/音楽:長谷川 美喜子/制作:戸田 博   出演:近衛 はな(目黒 ゆかこ)/
                                      山田 昭二/山本 弥生
『山の炎』  監督:戸田 博/音楽:柏木 美保/制作:花沢 理人     出演:山田 昭二/山本 弥生/ほか

上映時間などの詳細が決定しましたら、再びこのページをお借りして報告させて頂きます。

スケルトン・フイルムズ:http://www.skeletonfilms.com
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2013年 2月 4日(月)08時38分15秒
  「悪人に平穏なし」http://www.akuninheion.jp/

「みなさん、さようなら」http://minasan-movie.com/

「王になった男」http://becameking.jp/

「パーカー/PARKER」http://parker-movie.net/

「世界にひとつのプレイバック」http://playbook.gaga.ne.jp/

「奪命金」http://datsumeikin.net/

「逃走車」http://tousousha.com/

「よりよき人生」http://yoriyoki.net/
 

リクエスト

 投稿者: むーにー  投稿日:2013年 2月 3日(日)18時50分22秒
  「その夜の侍」

「駆ける少年」

「メモリーズ・コーナー」

が観たいので、よろしくお願いいたします!

 

リクエスト

 投稿者: 福井っこ  投稿日:2013年 1月25日(金)22時31分18秒
  ・「EDEN」監督:武 正晴 出演:山本太郎

http://sumomo.co.jp/eden/

お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 匿名希望  投稿日:2013年 1月19日(土)23時19分8秒
  「みなさん、さようなら」をぜひぜひ上映してください!!  

一歩踏み出そう

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 1月 8日(火)20時34分53秒
  映画と違う告知で大変失礼します。

昨年7月から、福井県庁前で原発再稼働に反対する抗議行動をしています。
日本一の原発立地地域である福井県でも、3.11以後、原発に疑問を持つようになった人は多いと思います。
何かしたいと思っている方、一度見に来てください。どんな方でも参加できます。参加者は、僕のような中年、若者、年配の方、子連れなど様々です。決して怖い政治的な集会ではありません。マスコミがそのような印象を与えているのです。

「毎週金曜日・福井県庁前金曜アクション」
16:00~ 県庁前JA会館歩道にてマイクアピール(各自)
17:30~ 県庁周囲をデモ行進(※以上、反原発福井コラボレーション)
18:00~ 県庁前明治生命ビル前にて関西電力に抗議(※ミュージシャンなどが中心)

現在、デモ行進は24回、明治生命ビル前アクションは26回を数えています。

「真実は、私を作り、私を解体する。私を構成するとともに、私から個人という位格を剥奪する。私を大勢の者から遠ざけると同時に、真実を知る人びとと結びつける。真実にこだわって孤立する者は、自分に似た仲間と運命的な出会いを遂げる。」不可視委員会(フランス)

メール:waka3●rk9.so-net.ne.jp
※●は@にしてください
 

「ニッポンの嘘」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2013年 1月 4日(金)00時41分59秒
  福島菊次郎は一昨年9月、東京の明治公園で開かれた原発に反対する6万人集会(1000万人アクション)のステージ下で、複数の人に囲まれるようにして小柄な体でシャッターを切っている姿を見た。しかし、その時は名前も撮影した写真も知らなかった。
ありきたりだが、福島菊次郎の生き様に圧倒された。離婚し、写真家になることを決意し3人の子供を連れて山口県から上京したことや、家が放火されてなお写真を通じて告発を続けたことなど、写真が生きることと分かちがたく結びついているということをそうしたエピソードからも感じた。
写真家として生きるきっかけとなった広島の被爆者を撮影した「ピカドン ある原爆被災者の記録」が、被写体・中村杉松氏との共作だと福島は言っているが、撮影者と対象との熱を帯びた反応があのような凄まじい瞬間を焼付けさせることを福島は自覚的に撮影している。技術の修練に相当な時間をかけてきたのではないか(才能や感性より技術を重視するという意味)。
「中立性」「法律(=違法性)」などは、原発に反対する運動の中でも運動の方向性をめぐって意見を二分することのある問題のようだが、福島が行った仕事を思えば、広く「中立性」「違法性」についても議論しなければならないと思う。原田正純氏が亡くなる前にインタビューで答えた「歴史を動かすのは多数派じゃない。本当に志のある何人かですね」という言葉を文字通り体現しているのが福島菊次郎だと思った。昭和天皇が亡くなる前にと企画された「天皇の戦争責任展」などは、そうした“異議申し立て”があったということ自体が大きな意味を持つ。自身の胃がん手術後に昭和天皇の下血報道などに接して思い立ち、子供と一緒にパネル作りなど行って全国を巡回したようだ。
興味深かったのは、現在の広島は「嘘」だからもう撮ることはないだろうという発言。この指摘は、「唯一の被爆国・日本」ということで形成されている広島のイメージを覆す。そこで隠蔽されているものがあるというのは、戦後間もなくから広島を撮り続けてきたからこそ分かるのだろう。私たちは「見たいものだけを見る」ということか。
小柄だが眼の力が強く弱々しさがまったくない。その竹のような身軽さが、僕にはとても重いものに思えた。しっかりしなくてはいけない。
 

ムーンライズキングダム

 投稿者: たろお  投稿日:2012年12月31日(月)00時20分13秒
  ウェス・アンダーソン監督の『ムーンライズキングダム』見たいです。  

(無題)

 投稿者: あお  投稿日:2012年12月19日(水)21時11分16秒
  リクエストです
その夜の侍
ふがいない僕は空を見た
 

戸田作品上映会

 投稿者: 武田正夫  投稿日:2012年12月11日(火)00時07分51秒
  今月の初日に戸田監督作品上映会で新作の三本を拝見しました。
僕が戸田作品に接したのは初めてであり、大変に興味をもってメトロさんに「お出かけ」となりました。

結論を申しますと、僕はこの上映会に参加出来て大変満足で、自分自身が新しい作家を発見出来た喜びで一杯です。
僕はこの喜びの衝動をお伝えしたくて投稿させていただきます。

まず最初に上映された”京都三条ミステリー”ですが、25分の上映時間ではありましたが何と映像の素晴らしい事でしょうか。丁寧な一つ一つのカットの積み重ね、密度のある娯楽性の高い内容に驚きました。
次の”蜘蛛の階段”においてはSF的要素を取り入れながらも、人間の根源にまで迫る独特の展開で圧倒されました。ただし、僕としては不満が少し残りました。それは、この作品を短編ではなく長編で見たい。戸田監督には是非お願いしたい、と勝手に思っている次第です。生意気でスミマセン。

そして、”夏の叫び”・・・老夫婦の認知症の介護を背景に命の讃歌にまで至る画面展開には圧倒されました。地味に進行する画面の中から次第に山奥に入り込んで行く主人公の気持ちや、その間に写し出される自然界の動物たちに人間のスケールの小ささを教えられるような、理屈を越えた作品で素晴らしい!!!

三作品においては、音楽にも注目です。戸田作品を潤す流麗かつ十分に計算された音楽の配置。音楽の柏木さんにも拍手を送りたいです。素敵でした!!!
そして、作品のそれぞれにカタルシスが仕掛けられてあり、憎い演出でした。

数々の海外での映画祭へのセレクション・・・納得です。

戸田監督、そして皆さん、これからも僕たちを楽しまさせて下さい。
非力な僕ではありますが、応援しております。

もう一言。メトロさん、戸田作品の全てを見たいです。

以上。
 

ワン・デイ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年12月10日(月)02時00分57秒
  これはやられたなと思った。

映画のポスターを見て、甘いラブ・ストーリーを期待するととんでもない目にあう。この映

画は「恋人たちの予感」のような映画ではない。愛はいつかは終わるものであり、それがゆ

えに永遠のものでもあるという物語だ。

いくら愛する人と結ばれたとしても、離婚したり、死別したりと、何らかの形で愛は終わ

る。二人は結ばれてめでたしめでたしはおとぎ話の世界であり、人生は続いてゆくものだと

いう事の怖さはそこにはない。しかし現実には何らかの形で終わる愛と、その愛した人がい

たという記憶が残ってゆく以外にはないというきわめて厳しいものがある。この映画のテー

マは実はそこにある。信じた人に裏切られる事もある。よく「永遠の敵国も永遠の友邦国も

ない、ただ国益という概念があるだけだ」といわれるがそれと男女の仲も同様だ。

友情も愛もいつかは終わる。終わったあとに取り残された人間に残るものは、それまで愛し

た思いだけが残るのだと。人生は続いてゆくのだと。
 

「立候補」

 投稿者: 沼袋難民  投稿日:2012年12月 8日(土)14時36分24秒
  http://www.youtube.com/watch?v=u85B8gMad5s

なんとか「立候補」福井で観られないものでしょうか。
なにとぞ、、、
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年12月 6日(木)23時27分8秒
  最新作「夏の叫び」は今月末からインドの首都ニューデリーで開催される”デリー国際映画祭”のコンペティション部門にノミネートされました。

また、同じくインドのジャイプールで開催される”ジャイプール国際映画祭”にもセレクションされました。

”デリー国際映画祭”:http://www.delhiinternationalfilmfestival.com/

”ジャイプール国際映画祭”:http://www.jiffindia.org/

夏の叫び:http://www.skeletonfilms.com/works/1107.html
 

ありがとうございました。

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年12月 5日(水)18時40分3秒
  12月初日から3日間、「2012 戸田博監督作品上映会」を無事に終了することが出来ました。

この3日間におきましては、コンスタントに沢山のお客様にお越し頂きました。
お越し頂いた皆様からは貴重なご意見やご感想を賜りました。
戸田監督はもとより、スタッフ一同感謝致しております。

本当にありがとうございました。

戸田監督は早くも来年の初冬から新作の撮影に向けて準備を進めております。

なお、来年の春には東京渋谷の「アップリンク」でのロードショーを予定しております。
上映作品や日程などが整いましたら、この場をお借りしてお知らせいたします。

来年の上映会もよろしくお願い致します。

戸田監督作品上映会スタッフ一同
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年11月28日(水)07時22分40秒
  フランスのモンペリエで来月(12月)開催される日本映画専門の映画祭”EIGAKAN”で、2012年度作品「京都三条ミステリー」と2010年度作品「魚たちの夜」及び2007年度作品「十二月の空」がセレクションされました。

Film Festival EIGAKAN:http://www.assiana.fr/

京都三条ミステリー:http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
魚たちの夜:http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
十二月の空:http://www.skeletonfilms.com/works/61.html
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年11月20日(火)08時38分38秒
  2012年度短編作品「蜘蛛の階段」は来年1月下旬からインドで開催される”ジャイプル国際映画祭”にセレクションされました。

Jaipur International Film Festival:http://www.jiffindia.org/index.html

蜘蛛の階段:http://www.skeletonfilms.com/works/1088.html
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年11月14日(水)17時48分23秒
  スケルトン・フイルムズは2011年11月に京都市三条にオフィスを移転し、以後は精力的に作品を制作してまいりましたが、2012年には3作品を完成させ、本年12月1日(土曜)2日(日曜)3日(月曜)の三日間「2012年 戸田 博 監督作品 上映会」を福井メトロ劇場にて開催します。
詳細は以下の通り。
「2012年 戸田 博 監督作品 上映会」

*上映作品は短編2作品と長編1作品で何れも本年度制作の最新作で、現在世界各国の映画祭に提出中です。

上映作品の紹介

短編「京都三条ミステリー」2012年3月完成  上映時間25分/カラー/フルハイビジョン
サイト(トレーラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
*2012  FESTIVAL of NATIONS 公式招待上映(オーストリア/リンツ)
*2012  パトラス国際映画祭 公式招待上映(ギリシャ/パトラス)
*2012  京都国際インディーズ映画祭(日本/京都)京都賞受賞

短編「蜘蛛の階段」 2012年6月完成  上映時間30分/カラー/フルハイビジョン
サイト(トレーラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1088.html
*2012  ロングアイランド国際映画祭セレクション (アメリカ/ニューヨーク)

長編「夏の叫び」 2012年8月完成  上映時間75分/カラー/フルハイビジョン
サイト(トレーラー):http://www.skeletonfilms.com/works/1107.html
*現在世界各国の映画祭に提出中
*2012 リヨン・アジア映画祭セレクション(フランス)

上映期間:12月1日(土曜)2日(日曜)3日(月曜)
上映場所:福井メトロ劇場
入場券:1200円  当日券:1000円
お問い合わせ:「2012 戸田 博監督作品 上映ネットワーク  090-6067-0172

タイムスケジュール(三日間共通):

18:35 「京都三条ミステリー」上映開始
19:00  休憩
19:05 「蜘蛛の階段」上映開始
19:35  舞台挨拶
19:50 「夏の叫び」上映開始
21:05  終了
 

籠の中の乙女

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年11月13日(火)11時02分12秒
  いや、これは素晴らしい。美しい、汚れすらない世界。だからと言ってそれは人間の美しさ

を意味しない。残酷かつ醜悪な人間の現実がそこにある。

これは一つの家族の話になっているが、ファシズムそのものの物語でもある。

人間を従わせるために取られる手段は一にも二にも情報の遮断である。世界が自分たちの考

えに沿ってない事を隠すために、世界を限定してしまう。脅威を強調し、危険な状況があな

たを待っていると、あらゆる情報を遮断し、力のある者、リーダーのやり方に従わせる。

その次は嘘が使われる。むろん人間の大半はある程度嘘をつくものだが、問題は、嘘を守る

ために、新たな嘘を守るための嘘が必要になってくると言う事だ。それは選択の余地を狭め

てゆき、次第にその社会を、組織を蝕んでゆく。それに気がつかないまま事が進んでゆく事

が、さらに問題を深刻化し、もう引き返せないところまで来てしまう。そして悲劇的な事

態が起きるまで考え方を変えない。それまでやってきた事が無駄になる。今までの犠牲はな

んだったのだ。もはや引けない、撤退してはならないとして、大きな破局が迫る。

この映画の作り手は、家族の話として作ったが、この映画のテーマは一家族でおさまる事で

はない。
 

009 RE:CYBORG

 投稿者: ひらひら  投稿日:2012年11月 9日(金)23時39分45秒
  神山健治監督の「009 RE:CYBORG」をリクエストします。
メトロではアニメはあまりやっていないように思いますが、サイボーグ009の新作アニメです。
原作は古い作品ですが、今の時代にどう再生したのか見てみたいです。

http://009.ph9.jp

 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2012年11月 4日(日)18時23分46秒
  「天のしずく」の上映お願いします。  

リクエスト

 投稿者: まめこ  投稿日:2012年11月 4日(日)01時17分39秒
  「地雷を踏んだらサヨウナラ」

報道写真家一ノ瀬泰造が残した書簡などをまとめた書籍、およびそれを原作とした1999年の日本映画。

原作:一ノ瀬泰造
監督:五十嵐匠
脚本:丸内敏治、五十嵐匠
製作:奥山和由
出演者:浅野忠信ほか
音楽:安川午朗
配給:シネカノン
公開:1999年12月4日
上映時間:111分
製作国:日本

http://www.teamokuyama.com/taizo/jirai/

宜しくお願いします。
 

ありきたりかもしれませんが

 投稿者: ためり  投稿日:2012年10月31日(水)00時31分48秒
  「アルゴ」をリクエストいたします。
多方面で評判が良くて、今年のアカデミー賞にもノミネート確実といわれている
作品なのに、県下で公開の予定がないようです。
過去、「ハードロッカー」や「ゴーストライター」を公開してきたメトロ様、ここも是非
近くて遠い、かくれた名作として、いかがでしょうか(なんのこっちゃの文章で、すみません)。
 

かぞくのくに

 投稿者: あんどう  投稿日:2012年10月23日(火)20時09分31秒
  『かぞくのくに』は多分、いずれはやっていただけると信じているのですが。
是非とも、早めにやっていただきたいです。
期待しております
 

リクエスト

 投稿者: 浜梨  投稿日:2012年10月18日(木)14時43分12秒
  「マリー・アントワネットに別れをつげて」をリクエストします。  

「死刑弁護人」

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年10月12日(金)10時03分29秒
  これは必見。「死刑」を考える上でも重要な指摘がなされる。
「国家」とは、「検察」とはなど、報道されていない部分が明らかになり、私たちの社会的な事件の判断に、メディアがいかに大きな影響力を持つか改めて知らされる。
オウム事件の麻原が、仲間の反対尋問を契機に変わって行くところなどは、ドキュメントながらドラマのような急転回でひきつけられる。
ともかく、観て下さい。
 

ロジャー・コーマンの映画

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年10月11日(木)10時45分21秒
  またリクエストです。

今、アメリカの低予算映画の帝王、ロジャー・コーマン御大のドキュメンタリーと、

彼の制作した何本かの映画が公開されています。

この映画群の公開をメトロでやったら面白いのではと思いましたので、提案します。

http://corman-movie.com/

http://corman-movie.com/
 

リクエストです。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年10月10日(水)22時28分54秒
  ひさびさのリクエストになります。

東京は渋谷の名物映画館、シアターNが閉館となります。その閉館作品として

あの鬼才・ロバート・アルドリッチの作品の上映が11月から決まっています。

それを福井でもやれないものでしょうか。レンタルでもなかなかおいていないし、ビデオが

残っている店もごくわずかです。

「合衆国最後の日」http://www.gasshukoku-movie.com/theater.html

「カリフォルニア・ドールズ」http://www.californiadolls2012.com/

鯖江でも午前10時の映画祭と言う事で古典を上映していますが、

こういう問題作の上映は意外に少ないと思います。

是非メトロでの上映をお願いします。
 

UK×映画

 投稿者: k  投稿日:2012年10月 8日(月)21時09分49秒
  去年京都みなみ会館で
「UKロック×映画ナイト」という夜通しUKの映画を上映するというイベントがあり
とっても楽しかったです。
↓詳細

http://kyotominami.blog102.fc2.com/blog-entry-232.html

メトロでもこういうイベントやってほしいなあとおもって書き込みました。
福井の人もこういうの好きな人多いと思います。

「さらば青春の光」と「ルードボーイ」が見たいです^^
 

受賞の報告

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年10月 6日(土)22時48分7秒
  短編作品「京都三条ミステリー」は、本日(10月6日)京都市”大江能楽堂ホール”で開催された『京都国際インディーズ映画祭』で【京都賞】を受賞しました。

京都国際インディーズ映画祭:http://kyoto-media-arts-lab.jp/media/category/news/indies
大江能楽堂:http://www.asahi-net.or.jp/~tn4m-ooe/index.html

京都三条ミステリー:http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
 

戸田博監督作品上映会

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年10月 4日(木)00時49分48秒
  本年12月1日(土曜)2日(日曜)3日(月曜)の三日間「2012年 戸田 博 監督作品 上映会」を福井メトロ劇場にて開催します。詳細は以下の通り。

「2012年 戸田 博 監督作品 上映会」

*上映作品は短編2作品と長編1作品で何れも本年度制作の最新作で、現在世界各国の映画祭に提出中です。

上映作品の紹介

短編「京都三条ミステリー」 2012年3月完成  上映時間25分/カラー/フルハイビジョン
*2012  FESTIVAL of NATIONS 公式招待上映(オーストリア/リンツ)
*2012  パトラス国際映画祭 公式招待上映(ギリシャ/パトラス)
*2012 京都国際インディーズ映画祭 公式招待上映(日本/京都)
ショート・シノプシス:
フランス人の「ギヨーム(Guillaume)」はアンティーク蒐集家であるトダ(TODA)に古い絵画を売るために日本にやって来る。
トダの自宅は日本の古都である京都の三条に住まいを構えていて、世界各国のアンティークを蒐集していた。
その絵画はギヨームの予想を上回る大金でトダから取引される事になる。
しかし、同じくアンティークを愛するギヨームはトダの所持している「能面」に興味を引かれ、お金はいらないから、絵画と能面の交換をトダに提案する。
トダはギヨームの要求を断るが、ギヨームは諦め切れず、ある行動に出る…

出演:ギヨーム・トーブロン/戸田 博/山田 昭二
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花沢 理人/徳山 拓一


短編「蜘蛛の階段」 2012年6月完成  上映時間30分/カラー/フルハイビジョン
*2012  ロングアイランド国際映画祭 (アメリカ/ニューヨーク)
ショート・シノプシス :
ある夫婦宅に突然、得体の知れない老人が転がり込んで来る。
その老人は自らを「800年前に月からやって来た」と言う。
それ以後、夫婦は不思議な現象を体験する事になるが、やがて老人の「月に戻る」という日が近づいて…

出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花沢 理人/徳山拓一


長編「夏の叫び」 2012年8月完成  上映時間75分/カラー/フルハイビジョン
*現在世界各国の映画祭に提出中
ショート・シノプシス:
老境に入った西健太は認知症の妻の介護を熱心にしながら内職に励んでいた。
しかし、不景気で内職もなくなり、次第に介護の疲れが出て来る。
健吉はこんな二人にピリオドを打とうと車を駆って妻と共に山奥に入り込んで行く。
そして、その山奥で同じ境遇の老人と出会い西の心は揺れる…

出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花沢 理人/徳山拓一



上映期間:12月1日(土曜)2日(日曜)3日(月曜)
上映場所:福井メトロ劇場
入場券:1200円  当日券:1000円
お問い合わせ:「2012 戸田 博監督作品 上映ネットワーク  090-6067-0172

タイムスケジュール(三日間共通):

18:35 「京都三条ミステリー」上映開始
19:00  休憩
19:05 「蜘蛛の階段」上映開始
19:35  舞台挨拶
19:50 「夏の叫び」上映開始
21:05  終了
 

リクエスト:台北カフェ・ストーリー

 投稿者: サトヨシカ  投稿日:2012年10月 3日(水)12時59分5秒
  予告編を見ただけで「これは絶対に見たい!」と思った映画です。
キャストも透明感があって素敵。カフェの雰囲気も素敵。
ストーリーもものすごく興味がある。
カフェと物々交換にまつわるそれぞれの物語。
ふくいで上映してもらえるなら絶対にメトロ劇場で見たいです。

http://www.taipeicafe.net/

 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年10月 1日(月)09時28分40秒
  2012年度作品「夏の叫び」(長編75分)は来月フランスのリヨンで開催される”アジアン・コネクション映画祭”にセレクションされました。

アジアン・コネクション:http://www.asiexpo.com/festival/festival.html

夏の叫び:http://www.skeletonfilms.com/works/1107.html
 

リクエスト

 投稿者: ピースアクション・グリコ  投稿日:2012年 9月30日(日)23時00分21秒
  「希望の国」をリクエストします。福島原発事故後に初めて被災地で収録された商業映画です。福井では上映がないようですが、原発銀座の福井の人達に是非みてもらいたい映画です。  

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 9月24日(月)16時49分16秒
  本年度、戸田博監督作品「京都三条ミステリー」(短編25分)は来月6日に京都で開催される”京都国際インディーズ映画祭”にセレクションされました。

京都国際インディーズ映画祭:http://www.kyoto-media-arts-lab.jp/

京都三条ミステリー:http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
 

リクエストお願いします

 投稿者:  投稿日:2012年 9月23日(日)17時13分56秒
  みなさんも書かれていますが富田克也監督「サウダーヂ」を希望します。
富田監督の作品は映画館オンリーでDVD化の予定もないそうです。
http://www.saudade-movie.com/
 

リクエスト

 投稿者: トム  投稿日:2012年 9月20日(木)22時02分37秒
  フェデリコ・フェリーニ「フェリーニのアマルコルド」
ルキノ・ヴィスコンティ「山猫」
をリクエスト致します。
 

リクエスト

 投稿者: 落武者  投稿日:2012年 9月15日(土)01時23分50秒
  「バークアンドヘア」
「ロフト。」

ぜひともお願いします
 

リクエストです。

 投稿者: けねり  投稿日:2012年 9月14日(金)21時05分26秒
  私も、汚れた心をリクエストします。  

リクエストです。

 投稿者: 高橋  投稿日:2012年 9月12日(水)19時31分26秒
  汚れた心をお願いします。  

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 9月12日(水)09時13分45秒
  2012年短編作品「蜘蛛の階段」(上映時間30分)は今月下旬にアメリカのニューヨークで開催される”第29回ロング・アイランド国際映画祭”にセレクションされました。

Long Island Film Festival:http://www.longislandfilmfestival.org/

「蜘蛛の階段」サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/1088.html
 

リクエスト

 投稿者: くろ  投稿日:2012年 9月10日(月)20時58分34秒
  かぞくのくに おねがいします。  

パトラス国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 9月 6日(木)00時17分17秒
  今月末にギリシャのパトラス市で開催される”パトラス国際映画祭”のサイトに戸田博監督作品「京都三条ミステリー」がアップされました。

パトラス国際映画祭サイト:http://www.independent.gr/Monday-1/10

「京都三条ミステリー」:http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 9月 5日(水)08時23分15秒
  竹内ですさんもリクエストされていましたが、「最強のふたり」の上映、ご検討くださると幸いです。

http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
 

上映ありがとう

 投稿者: ミアキス  投稿日:2012年 8月31日(金)12時06分9秒
  先日テオ・アンゲロプロスの映画をリクエストさせていただきましたところ、「旅芸人の記録」が上映決定ということで。
ありがとうございます、楽しみに待っています♪
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 8月25日(土)23時25分39秒
  スケルトン・フイルムズは2011年11月に京都市三条にオフィスを移転し、以後は精力的に作品を制作してまいりましたが、2012年には3作品を完成させ今回の上映会に至りました。


本年12月1日(土曜)2日(日曜)3日(金曜)の三日間「2012年 戸田 博 監督作品 上映会」を福井メトロ劇場にて開催します。詳細は以下の通り。

「2012年 戸田 博 監督作品 上映会」

*上映作品は短編2作品と長編1作品で何れも本年度制作の最新作で、現在世界各国の映画祭に提出中です。

上映作品の紹介

短編「京都三条ミステリー」 2012年3月完成  上映時間25分/カラー/フルハイビジョン
*2012  FESTIVAL of NATIONS 公式招待上映(オーストリア/リンツ)
*2012  パトラス国際映画祭 公式招待上映(ギリシャ/パトラス)
ショート・シノプシス:
フランス人の「ギヨーム(Guillaume)」はアンティーク蒐集家であるトダ(TODA)に古い絵画を売るために日本にやって来る。
トダの自宅は日本の古都である京都の三条に住まいを構えていて、世界各国のアンティークを蒐集していた。
その絵画はギヨームの予想を上回る大金でトダから取引される事になる。
しかし、同じくアンティークを愛するギヨームはトダの所持している「能面」に興味を引かれ、お金はいらないから、絵画と能面の交換をトダに提案する。
トダはギヨームの要求を断るが、ギヨームは諦め切れず、ある行動に出る…

出演:ギヨーム・トーブロン/戸田 博/山田 昭二
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花沢 理人/徳山 拓一



短編「蜘蛛の階段」 2012年6月完成  上映時間30分/カラー/フルハイビジョン
*2012  ランドロック国際映画祭 (アメリカ/カリフォルニア)
ショート・シノプシス :
ある夫婦宅に突然、得体の知れない老人が転がり込んで来る。
その老人は自らを「800年前に月からやって来た」と言う。
それ以後、夫婦は不思議な現象を体験する事になるが、やがて老人の「月に戻る」という日が近づいて…

出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花沢 理人/徳山拓一


長編「夏の叫び」 2012年8月完成  上映時間75分/カラー/フルハイビジョン
*現在世界各国の映画祭に提出中
ショート・シノプシス:
老境に入った西健太は認知症の妻の介護を熱心にしながら内職に励んでいた。
しかし、不景気で内職もなくなり、次第に介護の疲れが出て来る。
健吉はこんな二人にピリオドを打とうと車を駆って妻と共に山奥に入り込んで行く。
そして、その山奥で同じ境遇の老人と出会い西の心は揺れる…

出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博  音楽:柏木 美保  制作:花沢 理人/徳山拓一



上映期間:12月1日(土曜)2日(日曜)3日(金曜)
上映場所:福井メトロ劇場
入場券:1200円  当日券:1000円
お問い合わせ:「2012 戸田 博監督作品 上映ネットワーク  090-6067-0172

タイムスケジュール(三日間共通):

18:35 「京都三条ミステリー」上映開始
19:00  休憩
19:05 「蜘蛛の階段」上映開始
19:35  舞台挨拶
19:50 「夏の叫び」上映開始
21:05  終了

 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 7月27日(金)14時19分56秒
  「汚れた心」http://www.kegaretakokoro.com/pc/

「トガニ 幼き瞳の告発」http://dogani.jp/

「アタック・ザ・ブロック」http://attacktheblock.jp/

「ティク・シェルター」http://www.take-shelter-movie.com/

「ヴァルハラ・ライジング」http://valhalla-rising.com/

「サニー 永遠の仲間たち」http://sunny-movie.com/index.html

「ギリギリの女たち」http://girigiri-women.com/

「こっぴどい猫」http://koppidoi-neko.com/

「ぼくたちのムッシュ・ラザール」http://www.lazhar-movie.com/

「さらば復讐の狼たちよ」http://saraba-ookami.jp/top.html

「最強のふたり」 http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
 

リクエスト

 投稿者: とくさん  投稿日:2012年 7月23日(月)20時32分25秒
  柴田剛監督作品
『おそいひと』
『堀川中立売』
の上映をお願いしたいです。
 

テイク・ディス・ワルツ

 投稿者: たろお  投稿日:2012年 7月18日(水)00時57分37秒
  サラ・ポリー監督のテイク・ディス・ワルツが見たいです。  

「ドライブ」

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 7月12日(木)15時55分18秒
  竹内ですさんも書いておられますが、良かった。シンプルでいい!
かつ、音楽がちょっと80年代のテクノのような感じが、これまた良かった。また観たい。
 

ドライブ

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2012年 7月 7日(土)23時16分12秒
  これは素晴らしい。まさに犯罪映画の傑作。「ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー」や「ストレート・タイム」を思わせる「あの世界の匂い」が立ち込めている。この種のドライバーものというと「殺しの一匹狼 ラスト・ラン」があるが、あれよりも本物の匂いの出し方が上手い。ライアン・ゴスリングがとにかくカッコイイ。

この監督さんの「プッシャ―」はビデオで観た。東京でマイナー公開したのみにとどまり、映画も匂いの強烈さは凄かったが、ハリウッド・ムービーに反発したかのようなアンハッピーな終わり方は大して面白くなかった。それが此処まで来たのは凄いことだと思う。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 7月 7日(土)08時32分48秒
  また原発のドキュメンタリーですが、「いのちのたべかた」の監督がチェルノブイリ事故で人が住めなくなった町を記録した作品です。よければご検討ください。

「プリピャチ」
http://www.uplink.co.jp/pripyat/
 

「KOTOKO」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 7月 6日(金)16時09分10秒
  手持ち撮影のブレと、ホラーのような出だしがいきなりで面食らう。
主人公(cocco)は生きていることを確かめるためリストカットする。結婚はしていないが子供がいて、子育てには不適格とされ隔離されてしまう。
冒頭で一人の人が別の人格のような二人に見える「世界はふたつある」ということが、鍵だと思う。
生活しているこの世界と遠くの紛争地、現在と過去、男と女など……。図式的な気もするが、そのふたつの世界は薄い境界で仕切られていて、それを切ることがリストカットと言う行為に重なる。
ふたつの世界に私たちは住みながら、住めない。
そして、歌。血を流しながら、切られながら歌う。
後半の冒頭とは打って変わったメルヘンのような場面で、ふたつの世界が昇華されたように感じた。
住めない世界に私たちは住まなければならない。歌いながら。歌うしかないから。

予断だが、予告編などで観客を逃がしているような気がする。もっと後半の部分も入れた方が良かったのではないか。
取り付きにくい作品になっているように思うが、よく考えないと分からないことも世の中には多いのだ。そういうことも教えられているように感じた。
 

リクエスト

 投稿者: きったん  投稿日:2012年 7月 2日(月)22時21分47秒
  はじめて投稿いたします。

「白磁の人」をリクエストさせてください。
越前焼の関連施設に勤務しているのですが、勤務先に「白磁の人」のチラシが置かれています。
しかし、チラシだけ置かれていて、映画が県内で公開されていない(予定もない)ため、
たまに映画に関する質問(上映館など)を受けても、答えることができずに困っております。

それとは別に私個人としても、今作品の題材やテーマは大変に興味深いです。
主人公である浅川巧は、日本の陶芸史において重要な役割をはたしたにもかかわらず、
その生き方ゆえに、語られる機会が少なかった人物です(理由は映画をご覧いただくと、お分かりになられるかと思います)。

私がいうのもおこがましいのですが、焼き物関係者として、多くの人に名前を知っていただけることを祈願してやみません。

と、いうことで、「白磁の人」をリクエストさせていただきます。
メトロさん、よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: マシュマロマン  投稿日:2012年 7月 2日(月)18時58分9秒
  はじめて投稿します
先日「鍵泥棒のメソッド」が上海国際映画祭で最優秀脚本賞されました
そこで内田監督の過去作品
「WEEKEND BLUES」
「運命じゃない人」
「アフタースクール」
の上映をお願いします
 

死刑台のエレベーター

 投稿者: しずく  投稿日:2012年 6月25日(月)08時19分14秒
  先日、そちらで映画を拝見したときに
「死刑台のエレベーター」(ジャンヌ・モロー主演)の
予告が流れていました。
この映画を上映する予定はありますか?
レンタルショップに行ってもDVDが置いていないので(涙)、
ぜひ上映していただきたいです!
 

リクエスト(ちょっと遅い追悼)

 投稿者: ミアキス  投稿日:2012年 6月21日(木)17時47分55秒
  こんにちは。
少し遅いですが、今年1月、新作の撮影中にバイク事故で亡くなった、ギリシャのテオ・アンゲロプロスについてのリクエストです。

レンタル店ではまず扱いがなく、図書館で『永遠と一日』のみAV蔵書があるのを発見した程度でなかなか観る機会がありません。「ギリシャの黒澤明」と言われるそうですが、あの独特の映像美は一度見たら忘れられません。

「旅芸人の記録」「霧の中の風景」「アレクサンダー大王」「こうのとり、たちすさんで」「ユリシーズの瞳」「シテール島への脱出」などぜひ観たいです。よろしくお願いします。

 

リクエスト

 投稿者: まど  投稿日:2012年 6月20日(水)23時27分14秒
  「ベルフラワー」が気になります。  

映画祭アワード情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 6月19日(火)08時52分1秒
  「山の炎」は今月、オーストリアのリンツで開催された” FESTIVAL of NATIONS” で Bronze Award を受賞しました。

FESTIVAL of NATIONS:http://www.oe5ydl.info/erich/fdn/deutsch/
 

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2012年 6月10日(日)13時54分10秒
  「シグナル 月曜日のルカ」
「少年は残酷な弓を射る」
の上映をお願いします。
 

新藤兼人追悼特集なら・・・

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 6月 5日(火)15時43分16秒
  先日、ついに巨匠新藤兼人がこの世を去りました。

もし追悼特集をするのであれば、「鬼婆」と脚本作の「黒蜥蜴」をお願いしたいです。

どちらかと言うとリベラルな向きからの視点が多い新藤監督ですが、そこに囚われない

人間の暗部を描く事も出来る人で、チャン・イーモウ監督が処女作「赤いコーリャン」

を撮るときに参考にし、今でも世界的に評価される「鬼婆」をお願いしたいです。

また、「黒蜥蜴」は監督は井上梅次ですが、新藤さんの素晴らしい脚色が光る作品で、

江戸川乱歩の原作の元ネタである谷崎潤一郎の「金色の死」まで調べて、一味もふた味も

違う作品に仕上げています。DVDもビデオも存在していませんが、東京の名画座では上映

しています。是非この貴重な作品を上映してください。

くれぐれも「一枚のハガキ」の再上映などしないように。それでは安直すぎます。

「公序良俗」や「ヒューマニズム」でくくられるだけの人でない、世界の映画人・新藤兼人

監督の凄味を知ってほしいと思うのです。「座頭市海を渡る」や「軍旗はためく下に」も素

晴らしいですが、脂ぎった人間のどす黒い欲望をも理解できる人だったことにもっと一般の

観客にショックを受けてほしいからです。
 

(無題)

 投稿者: 戸田映画ファン  投稿日:2012年 6月 4日(月)23時04分6秒
  久しぶりに戸田監督作品の映画祭情報を見ました。

世界各国の映画祭にセレクションされている戸田監督ですが、またもやモスクワ国際映画祭にセレクションなんて本当に素晴らしいと思います。
戸田監督作品は基本的にセリフが少なく、特に「山の炎」は殆どセリフがない…にも関わらず世界の映画祭でセレクションされるていますよね。今でこそ『アーティスト』がアカデミー賞でノミネートされ[セリフなし]で話題になりましたが、私は以前より戸田監督作品はセリフに依らない作品であると感じていました。
そして、何と短編作品においても同様に世界の映画祭にセレクションされていることも注目すべきではないでしょうか。

また、福井での上映会を楽しみにしております。

戸田監督、頑張って下さい!!!
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 5月29日(火)18時05分56秒
  2011年度作品「山の炎」と2012年度最新作「京都三条ミステリー」の二作品が来月オーストリアのリンツで開催される第40回フェスティバル・オブ・ネーションズ映画祭(40 th Festival of Nations)に同時セレクションされました。

40 th Festival of Nations:http://www.oe5ydl.info/erich/fdn/englisch/index.php?option=com_content&view=article&id=57&Itemid=63

山の炎:http://www.skeletonfilms.com/works/888.html
京都三条ミステリー:http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
 

上映希望

 投稿者: UYAUYA  投稿日:2012年 5月27日(日)13時33分37秒
  『裏切りのサーカス』 http://uragiri.gaga.ne.jp/
『孤島の王』 http://www.alcine-terran.com/kotou/
『隣る人』 http://www.tonaru-hito.com/
『サニー 永遠の仲間たち』 http://sunny-movie.com/index.html
『先生を流産させる会』 http://sensei-rsk.com/

よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: あらまき  投稿日:2012年 5月26日(土)22時43分29秒
  「ミッドナイト・イン・パリ」と「私が、生きる肌」の上映をお願いします。  

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 5月26日(土)12時41分1秒
  2012年度短編作品「京都三条ミステリー」(25分)は本年9月にギリシャのパトラス市で開催される”パトラス国際映画祭”にセレクションされました。

パトラス国際映画祭:http://www.independent.gr/

京都三条ミステリー:http://www.skeletonfilms.com/works/1043.html
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 5月22日(火)21時35分22秒
  大林宣彦「この空の花」、評判がよいようですが北陸での上映がないようです。
よければ上映のご検討を。

http://konosoranohana.jp/
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2012年 5月21日(月)16時35分33秒
  2011年度作品「山の炎」は来月21日からロシアのモスクワで開催される第34回モスクワ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門にセレクションされました。

モスクワ国際映画祭:http://www.moscowfilmfestival.ru/
山の炎:http://www.skeletonfilms.com/works/888.html
 

リクエスト

 投稿者: hana  投稿日:2012年 5月21日(月)08時45分35秒
  ワンデイ 23年のラブストーリーをリクエストします。
ご検討よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: なお  投稿日:2012年 5月20日(日)14時06分39秒
  『星の旅人たち』をリクエストします。  

リクエスト。

 投稿者: ぽわん  投稿日:2012年 5月19日(土)05時07分10秒
  デ・ニーロ、モニカ・ベルリッチの『昼下がり、ローマの恋』の上映をリクエストします。http://hirusagari-roma.com/  

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 5月18日(金)13時55分24秒
  「サウダーチ」をお願いします。

3時間弱の長編で、上映するとすればメトロさんしか考えられません。

http://www.saudade-movie.com/

地方の荒廃を描いたこの映画こそ、福井でも封切るべきではないでしょうか。

「テイク・シェルター」ともどもお願いします。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 5月10日(木)13時01分4秒
  若松監督作品、公開中止残念です。

代打で「ティク・シェルター」をお願いします。

http://www.take-shelter-movie.com/
 

「イエロー・ケーキ」

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 5月10日(木)02時15分54秒
  上映に感謝申し上げます。

所有すること、貯めこむことがどこか(次の世代も含め)から「奪い取る」ことを容認することにつながっていくと思った。
その文脈でいくと、再生可能エネルギーは「所有しない」生き方のヒントなのかも知れないと思う。
ウラン発掘する企業と闘うアボリジニは、原住民であり奪われた未来からの使者でもある。

これからも原発などの映画がラインナップされるようです。一人でも多くの人に観てもらえるよう宣伝に協力したいと思います。
ありがとうございました。
 

リクエスト

 投稿者: ふい  投稿日:2012年 5月 3日(木)23時42分2秒
  セデック・バレ2部作
東京に来たばかり
星空
ナシレマ2.0
2番目の女
さらば復習の狼たちよ

リクエストします。
 

『311』

 投稿者: さがわ  投稿日:2012年 4月26日(木)08時37分11秒
  『311』のホームページにて、
福井の貴館で『311』が上映される予定だと知りました。
とても、とても、ありがたいことです。
よろしくお願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: ふくいっこ  投稿日:2012年 4月21日(土)02時16分21秒
  『ゴジラ』1954年公開

*ゴジラシリーズ第一作目はビキニ島の核実験によって起きた第五福竜丸事件をきっかけに製作され たされました。ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、「核の落とし子」「人間が生 み出した恐怖の象徴」として描かれています。また人間の身勝手さも表現されています。

福井だからこそぜひ公開してほしいです。お願いします。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 4月16日(月)12時20分21秒
  「コーマン帝国」http://corman-movie.com/

「ドライブ」http://drive-movie.jp/

「マシンガン・プリーチャー」http://mgp-eiga.com/news/?page_id=11

特に「コーマン帝国」は一刻も早くわが県で公開してほしいと思います。
 

リクエスト

 投稿者: まど  投稿日:2012年 4月15日(日)22時59分15秒
  「ドライヴ」ぜひ見たいです!  

リクエスト

 投稿者: mi  投稿日:2012年 4月 9日(月)22時15分10秒
  ”渋谷”をリクエストします。  

リクエスト

 投稿者: K  投稿日:2012年 4月 9日(月)00時00分26秒
  「ポンヌフの恋人」
「インサイドジョブ」
岩井俊二監督の「ヴァンパイア」
をリクエストします。
 

(無題)

 投稿者: mizore  投稿日:2012年 3月30日(金)04時49分59秒
  今更だけど、最近知った映画「渋谷」←かなり今更かもしれない。
と「アトムの足音」リクエストです。
 

リクエスト

 投稿者: Dean  投稿日:2012年 3月28日(水)10時12分16秒
  『スーパーチューズデー ~正義を売った日』
『人生はビギナーズ』をリクエストします。
 

「第4の革命」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 3月27日(火)23時05分18秒
  上映に感謝します。

エネルギー問題は、アフリカなど電気のない生活をしている20億(だったと記憶)の人々の貧困の問題とも結びついているということ。化石燃料や原子力でなく、CO2の排出もない太陽光などの再生可能エネルギーに切り替えて生活の安定も図ろうというメッセージがある。
バングラデシュのマイクロクレジット(失業者や貧困状態にあり融資可能でない〔商業銀行からの融資を受けられない〕人々を対象とする非常に小額の融資)の創始者で、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌスさんの瞳の力が印象的だった。まっすぐな視線の跡に風が起きそうだと感じた。
エネルギー消費を大量にしてきた国々が環境維持に関心を寄せ、電気のない暮らしをしてきた人々が太陽光エネルギーを使い始めることは、後からの人にとっては権利の幅が狭められているとも思える(核開発問題も同じだと思う)。
でも、先に進んでいる国々と同じでなくても良いのだと、バングラデシュの例が教えている。
バラ色ではない未来は、自分たちの見方次第だという風に理解したい。考えることを促すいい映画だった。
 

(無題)

 投稿者: NUMA  投稿日:2012年 3月26日(月)12時30分26秒
  ダルデンヌ兄弟監督の「少年と自転車」をお願いします。  

運命の子

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 3月25日(日)20時49分7秒
  盟約と犠牲。それが陳凱歌監督が常に追求してきたものだ。

一つの約束があり、その約束を守り抜くために次々に人が犠牲になり、時には死んでゆく。

「黄色い大地」も「大閲兵」もそうだし、アメリカで撮影した「キリング・ミー・ソフトリー」でも

変わらない。彼の最高傑作「さらばわか愛 覇王別姫」では京劇という芸術を守るために人間が次々

に死んでゆく。「始皇帝暗殺」もそうだ。彼の映画を観ていると、山本周五郎の「樅の木は残った」

を思い出す。歴史上の悪役だった仙台藩家老・原田甲斐が実は仙台藩を守るために奮闘するが、周囲

の人々は無念の死を遂げ、最後は原田甲斐自身も死ぬ。

陳凱歌監督の本を読んだことがあるが、彼の原点は紅衛兵時代にあったようだ。文化大革命は中国の

旧習を廃止してゆくのには役にあったが、次第に運動は過激化し、行き過ぎた運動は多くの悲劇を生

みだした。時代の裏切り。それを彼は身を持って学んだ。何も信じなくても人間は生きて行けるほど

強くなく、間違いないほど信じるに値するものはない。盟約を掲げる人間の尊さと弱さ。彼は常にそ

こに目を向け、そこに帰着する。

「運命の子」もそういうドラマである。命を守るために命が犠牲になる。そうならないでほしいと言

っても、そういうわけにはいかない。次々に人が死んでゆく。まるで大輪の花を咲かせるためには犠

牲が必要なのは世の常だと言わんばかりに。この逆説にどう挑むと言わんばかりの挑戦的な姿勢が

凄く気に入った。俳優陣も素晴らしいが、演出も自分のやりたいストーリーに取り組める喜びに溢れ

ていたように思う。

この映画は完ぺきではない。ある重要な問題点がある。製作者があれは違うと言うべきところがあっ

たのも事実だ。しかし、それを含めても観る価値はある。正直128分を苦痛に感じなかった。 
 

リクエストです

 投稿者: neko  投稿日:2012年 3月11日(日)22時27分35秒
  pina お願いします。
ヴェンダースは全部見たい!できれば昔のも…
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 2月29日(水)10時05分44秒
  「預言者」(ジャック・オーディアール監督)http://www.sumomo.co.jp/

「J・エドガー」(クリント・イーストウッド監督)http://wwws.warnerbros.co.jp/hoover/index.html

「悲しき獣」(ナ・ホンジン監督)http://kanashiki-kemono.com/

「マシンガン・プリーチャー」(マーク・フォスター監督)http://mgp-eiga.com/


「ギリギリの女たち」(小林政広監督 配給 ブラウニー http://www.brownie-project.com/

「スクリーム4」(ウェス・クレイブン監督 配給アスミック・エース http://scream4.asmik-ace.co.jp/ )
 

恋の罪

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 2月22日(水)23時15分38秒
  18にふさわしい。しかも昼間やるにふさわしい映画である。

ある意味R18映画は一番映画らしい。まず、家で家族と鑑賞出来ない。一人で観ていても何でそんなもの観てい

るのと厳しい目で観られるか怒られる。そこでコヤでみる映画の役割となる。「買い物に出かける」とか「知り合

いのところに行ってくる」とかうまい言い訳が必要になる。間違っても事実を言ってはならない。どんな映画なの

と聞かれても答えて理解してくれる相手はそういない。世間は不寛容の代名詞である。

この映画に登場する女たちが性の倒錯した白昼夢に溺れ、その後に今までの事などなかったように日常に戻る様

と、家族に「ちょっと行ってくるよ」とふらりとコヤに入り、この映画を観て共感し、反発して、また日常に戻

り、父親や母親やおじいさんやおばあさんといった役割の人間になる様は驚くほど似ている。父や母やおじいさん

やおばあさんである以前に男であり、女である。しかし家庭と言う場では役割こそが大切だ。本音も建前がなくて

は成立しない。本音と建前は相反するものではない。映画ではその破たんが描かれるが、それとて表と裏の使い分

けをなくすものではない。人間は本音と建前の間をさまよい続けるものであろうと。

無論、観てて違うと思うところもある。神楽坂恵は山場まで、時間どおりに帰らないといけない。

途中、どう観ても津田寛治演じる亭主にばれて、問い詰められる時間帯になっているのはどうだろうか。

またエンドクレジットの「疾走」(まさに園監督らしい)で水野美紀は「ゴミありま~す!」と叫ぶ必要はあるは

ず。彼女はひたすら走るがあれはどんなものだろう。日常から飛び出そうとしても飛び出せない人間というものの

やっかいさを描きたがったのはわかるが、そこは車の走る音で水野の声が聞こえないとか一工夫した演出を加える

べきだったのでは。

あと小林竜樹が死ぬところはきっちり「殺される」ようにしておくべきだった。冨樫真ともども

先に進んでいるようで、実は後になっている思い上がり人間の最期に相応しい最期が必要だった。

そして神楽坂は日常に戻る結末にすべきだったのではないか。まあ本物の自分を求める事は幸福を意味しないと

いう辛辣な(というより「ファイト・クラブ」のエドワード・ノートンみたいなものか)視野も魅力的ではある。

この映画の魅力は女の顔の怖さにかかっている。神楽坂恵も水野美紀も富樫真も大方斐紗子も怖い。

ニコニコ笑って相手を刺す。そんな女の顔を撮れるのは園監督だけだろう。そういう意味では大したものである。
 

リクエスト!

 投稿者: 落武者  投稿日:2012年 2月18日(土)00時58分50秒
  「タッカーとデール 史上最悪にツイてないヤツら」を何が何でもお願いします!

それはそうと「恋の罪」が楽しみです。ありがとうございます!
 

ドライブ

 投稿者: たろう  投稿日:2012年 2月11日(土)21時26分31秒
  お願いします  

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2012年 2月11日(土)00時18分49秒
  ラースフォントリアー監督の「メランコリア」をお願いします  

ちなみに

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 2月10日(金)20時31分1秒
  ここから「一部」が見られます。

http://www.youtube.com/watch?v=EROUgNjwxVg&feature=youtube_gdata_player
 

ギリギリの女たち

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 2月10日(金)14時09分16秒
  リクエストします。

メトロで上映した「春との旅」の監督・小林政広監督の最新作

「ギリギリの女たち」(配給・宣伝 ブラウニー)

をお願いします。

3月11日に起きた東日本大震災の被災地となった気仙沼市唐桑町に居宅を持つ小林監督が、

被災地の復興を願い、2006年に書かれた脚本を再構成し、唐桑町を舞台に8月に製作開始。

バラバラになった三姉妹が、震災を機に再会を果たしたことから始まる愛憎劇で、様々な

事情を抱える三姉妹の“ギリギリの状態”が写し出される作品です。

わが福井県出身の中村優子さんも三姉妹の一人を演じていて、そういう意味でも福井での公開は

大切だと思います。

ブラウニーのサイト  http://www.brownie-project.com/





 

リクエスト

 投稿者: よし  投稿日:2012年 2月 9日(木)18時58分41秒
  台湾映画「セデック・バレ」2部作をリクエスト致します。  

リクエストです

 投稿者: まー  投稿日:2012年 2月 9日(木)18時22分44秒
  SRサイタマノラッパー
3作あります。シリーズ一挙上映or3週連続などの企画もんで演っていただけると嬉しいです。
 

GOMORRA

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 2月 2日(木)21時29分57秒
  待ちに待っていた一本を遂に観る。

上映期間は一週間、夕方と夜2回の枠。豪雪で映画の日でも客は5人。イタリア映画に県民はは厳しい。しかし映画は凄く面白かった。昔からイタリアのダミアーノ・ダミアーニのマフィア映画を観ている身には感無量だ。あの世界にカメラを持ち込んで撮影したかのような凄まじい臨場感。

スクリーン・サイズはシネマスコープだが、空間を利用して、人間の間の距離感を描いた「サンザシの樹の下で」とはまた違う。似てるとすればジョン・セイルズの「希望の街」のロバート・リチャードソンの撮影だ。あれも一つの街を舞台にしていた。この世界で起きている事を見逃すまいといった目いっぱいの映像と言う感じだ。

映画は初めから終わりまで階層を描く。自分の上にいる人間の顔も名前も知る事も出来ない最下層。そこから上がりをとって、上納金という形で搾取される中間層。そして、権力を握っているようで、実は資本主義のシステムの中の部品に過ぎない上層部。このスクラムに終始する。

強烈な烈な無常観。悪はマフィアにとどまらない。コスト削減を掲げる「新自由主義の聖戦貫徹」の果てがこの世界だ。観ていればわかるが、毒は世界に回っている。テレビの向こうのハリウッド女優も中国の労働者もその中にいるのだから。。

この映画の全てを総括しているのはト二・セルヴィッロ演じるフランコ(凄い貫録で映画全体を圧している)が部下と決別するシーンである。増村の「黒の試走車」を思い出した。部下はもうついていけないというが、フランコは説得するも叶わず罵声を浴びせる。お前が言うまでもなく、此処どころか世界がとっくに地獄なのだ。どこに行こうっていうんだ。


そういう図式は他にも登場する。

廃棄物が漏れ、車から運転手が逃げてしまうと、今度は奥の手で事を治めるところがリアルを通り越してシュールの域に達してしまうのが、また凄い。ここでも若い世代の反逆など権力者には利用されるものでしかない。反・権力は非・権力ではない事を権力者は一番よく知っている。分派して主流派に立ち向かうも、散々にやられ、復讐しようとするが、誰がリーダーかも知らない彼らは裏切り者として(そんなことすら頭に浮かばない)女を殺害する。むろん無意味な事だが、権力に逆らっているつもりで、実は権力の手先になってしまう。

搾取される側は「スカーフェイス」を見て「俺もあんなになってやる!」と叫び、銃をぶっ放すが、アル・パチーノ演じるトニー・モンタナががカッコよかった(事実だが)所だけに目が行ってしまい、荒っぽそうに見えて、実は細心の注意を払って権力者に近づき、相手に取って代わってゆくかまでを映画から学んでいない。「教訓を学ぶ」と言って、実は一方的な部分だけ学んでいる事がどれだけ多いことか。

対して老練な権力者は大した事が無いチンピラを殺す事にすら、周到に準備して、相手が逃れようのない状況に追い込んで息の根を止める。かたやチンピラは手下になりたくないと言いながら、大して変わらぬ状況に追い込まれ、名を売るどころか元も子もなくなってしまう。自分が何者か理解できない人間が、誰が敵かもわからない人間には「とってかわることすらできない」のだ。

ラストの不気味な音楽が実に効果的。エンニョ・モリコーネの「遊星からの物体X」を思わせる重く、単調なようで、鼓動のような響き。それ自体聞いても楽しくはないだろうが、この映画を締めくくるにはぴったりだ。2時間半弱、あっという間に過ぎ去る超重量級伊太利亜暗黒映画。
 

サンザシの樹の下で

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 1月30日(月)11時11分4秒
  今や「英雄」や「王妃の紋章」など国策映画の旗手として好評も不評もあるチャン・イーモウ監督だが、得意分野に戻って例の「ブラッド・シンプル」のリメイクの汚名返上といったところか。ただそれにとどまらない面白い映画である。ある意味では「初恋のきた道」より進んでいる。

シネマスコープの横長のサイズを利用して、ヒロインと恋人が距離を保ちながら愛を育むさまが実に上手く表現されてゆく。手を変え、品を変え、それで進んでゆくが、文革時代が故の世間の空気がそれを嘘くさく思わせない。実際はあんなに上手くはいかないだろうが、演出は好調だ。2人を囲む美しい自然は極めて魅惑的で、正直観ているあいだも観飽きない。

では、今回の映画は国策と無関係なのかというとさにあらず。なぜならこの映画の裏テーマは「放射能汚染」だからだ。ヒロインの恋人は白血病で死ぬが、その原因が遠回しにではあるが、彼がある「鉱石」の発掘に関わっていて、仲間も白血病になっている設定なのだ。ヒロインも恋人も文革で家族が投獄、犯罪者扱いされ、汚名返上の必要性が生じていた。そこで二人はお互いに共感と愛情を覚えるとともに、別々の立場で「どぶ掃除」をやらされていた。異常なまでの思いやりは、愛情からではなく、2人がいた立場ゆえのものだと分かってくる。彼の「どぶ掃除」の正体が物語が進むにつれ、状況から次第に明らかになってゆくさまはなかなかスリリングである。

何故サンザシなのかというと白い花が咲き、赤い実がなる。冒頭で「このサンザシの花は抗日戦士の血が故に赤い」と言われていたが、それはフィクションで、この映画のサンザシも花は白く、実は赤い。ゆえに赤い実=中国共産党を実らせるために白い花=人民であり、実がなるためには花の犠牲が必要になる事を意味する。ヒロインも主人公も「変革はある」というが、それは党への批判ではない。ヒロインが国策がゆえに「鉱石の汚染」(つまりイエローケーキによる被爆)によって恋人を失っても、国家への忠誠は揺るがない。恋人は「赤い布」と、サンザシの絵の入った洗面器を買うのはその意味だ。極めつけがヒロインが死にゆく主人公に「赤い布」を抱きながら永遠の愛を誓う。もっとずばり言うとこの彼氏には毛沢東その人が暗示されていると言っていい。悪いのは毛主席ではない。悪いのは4人組であり、多くの犠牲も哀しく残念なことだが、共産党は悪くないと。


あの村の顛末、ヒロインのその後がサンザシを背景に字幕で説明されるのは、駄目押しである。近代化によって多くの犠牲が払われれたが、それはやむおえない事だったのだと。ストイックなラブストーリーの形を借りて、作れられた見事なプロパガンダ映画なのだ。

だからいかんというのではない。こういう凄い国策映画が出来るというのは中国国民に映画が産業として認知されているからで、そういう体制が出来ている事に学ぶべきであり、民間の力が・・・と念仏のように唱えるだけの新自由主義者には出来ない現実を知るべきなのである。日本では映画は産業として国民の支持を得ているわけではない。韓国や中国が押してきているのも、国家を富ませるための戦略として映画が位置告げられ、そこに人材が投入されるようになっている事今、一番疎かになっているのは日本ではないだろうか。

イーモウ監督もあの時代の犠牲に放射能汚染があった事を映画にするのには相当勇気が必要だっただろう。しかも中国の国威を傷つけずにそれを成し遂げるにはどうすべきか?そこでこういう映画が出来たのだと思う。この戦略の巧みさには感心する。



 

「アンダー・コントロール」

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 1月29日(日)01時46分26秒
  淡々とシンメトリックな画面を多用し原発を描いたドキュメンタリー。
工場のいろんな部門を見せているという点では起伏がない、退屈な印象を持つ産業映画と言えるかも知れない。
この映画の価値は、「原発は終わらせられる」「原発の廃炉後はこのようになる」ということを見せていることだと思う。それは、とりわけ福井に住む僕たちにとっては空想の領域だ。
なので、ドキュメンタリーでありながら「夢も描いている」と言える。「その夢は悪夢だ」という人たちももちろんいる。

「イエロー・ケーキ」上映に感謝いたします。また宣伝に努めていきます。
僕の周りの人たちは、こうした上映を機にメトロを知り感謝していました。そのことをお礼の意味も込めてここに紹介しておきます。
 

リクエスト

 投稿者: なお  投稿日:2012年 1月21日(土)14時16分54秒
  いつもお世話になっております。

私からも永遠の僕たち、J エドガー をリクエストします。
 

リクエストです

 投稿者: NUMA  投稿日:2012年 1月20日(金)20時12分40秒
  「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 1月18日(水)20時23分51秒
  「マシンガン・プリーチャー」をお願いします。http://mgp-eiga.com/  

(無題)

 投稿者: あらいくん  投稿日:2012年 1月18日(水)19時27分18秒
  サウダ-ジとヒミズお願いします。。
 

リクエストします。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 1月16日(月)17時30分25秒
  「預言者」(ジャック・オーディアール監督)http://www.sumomo.co.jp/

「J・エドガー」(クリント・イーストウッド監督)http://wwws.warnerbros.co.jp/hoover/index.html

「善き人」(ヴィゼンデ・アモリン監督)http://yokihito-movie.com/

「悲しき獣」(ナ・ホンジン監督)http://kanashiki-kemono.com/

いずれも福井で公開予定のない映画です。
よろしくお願い申し上げます。
 

リクエスト

 投稿者: ぷー  投稿日:2012年 1月15日(日)03時38分54秒
  富田克也監督の「サウダーヂ」希望です。過去作品の「国道20号線」もあわせて上映していただけるとなおうれし。  

リクエストです

 投稿者: はな  投稿日:2012年 1月14日(土)09時45分36秒
  「永遠の僕たち」をよろしくお願い致します。  

「テザ」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2012年 1月13日(金)01時13分46秒
  エチオピア国内の政治状況については全く知らなかった。
軍による革命で共産主義体制となった70年代が舞台だが、世界中に起こった学生の政治運動がエチオピアにも波及したということをこの映画で知った。
アメリカが輸出するものに「民主主義」があるというのは、どこかで聞いたが、共産主義も貧しい国に輸出されているのだ。主人公たちと政治活動する仲間の女性の風体が革命にふさわしくないので、自己批判するべきだというシーンがあるが、いわずもがな連合赤軍にそっくりだ。
イデオロギーは輸出され輸入されるということを感じたのが一点。

エチオピアも部族的な共同体が田舎には多いようで、迷信などがそうした地域を支配している。「科学的な」イデオロギーがそうした土地に入って起こるさまざまな悲劇と、風習に疎外される男女の恋愛と、家父長制などが入り混じりながら彩り鮮やかな時間が流れていく。エチオピアとはそういう土地なのだろう。
監督は、そうした入り組んだエチオピアの物語は映画にとってこそ的確に捉えられると感じているように思えた。複雑なことは編集上もしていないけれど、こうしたら世界に伝えられるんじゃないかと、試行錯誤しながら作っているという息遣いが感じられた。
映画は武器であるというのが感じたもう一点。
 

あしたのパスタはアルデンテ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2012年 1月 6日(金)10時11分0秒
  マカロニ・ウェスタン、ホラー、社会派アクションなどイタリア映画はさまざまなジャンルの映画を作ってきたが、どんなジャンルの映画を作っても変わらない大きなテーマがある。

それは「勝利への執念」と言う事だ。

理想や夢というのは実現するには恐ろしく手間がかかるものであり、うんざりさせられるものだ。だからと言って諦めたり、止めたり、やけくそになったりしない。粘り強く、粘り強く戦って、最後は必ず理想を実現する。恐ろしく現実主義で、ただ今までの物をぶっ壊せば全てが解決するとか、伝統の否定もしない。伝統を壊したら、ただ壊れただけでなにも変わらない事もあるからだ。イタリア映画は全てそこに着地する。

昔「アルジェの戦い」でアルジェリアのレジスタンスの人間が言う。「全ては必然なのだ」と。ついでに言っておくと「アルジェの戦い」はイタリア映画でフランス映画ではない。帝国主義批判を自国ではなく、他国の批判でやる。恐ろしいほどイタリア人は現実主義なのである。ファシズムや帝国主義は批難してもそれを自国の批難にはしない。さすが「マキャべリズム」の国である。

変化というものは遅かれ早かれやってくる。しかしそれは決してイタリア人の誇りや名誉を傷つける事があってはならないと。この場合、「家族」が大きな意味をもってくる。権利の主張はあくまでその範囲で行われるべきで、闇雲にただ権利を主張するものではない。勝ち取ったところで、それが多くの人たちの賛意を得られなければ意味がないではないかと。人生は続いてゆく。一時の勝利の歓喜などではなく、人間の生き方そのものを変える事が大切だからだ。

主人公はゲイで兄もゲイ。で、家長はあくまでもゲイなどに稼業は継がせられないとヒステリックに騒ぎ立て、周囲の目におびえ、家族が困惑するほどの病的な行動をとる。この凄まじい同性愛恐怖症がこの映画の笑いの取りどころだが、同時に守るべきはゲイの権利だけではなく、自分の人生を生きられなかった人間すべての権利の拡大であり、彼らのおばあちゃんの人生の後悔と主人公のスタンスが限りなく接近する事にこの映画の面白さがあり、鋭さがある。

主人公が事態の解決を自分のカミングアウトでなく、あえて生き方の問題で示すのは、そこにある。

「民主主義や人権を守れ」というのは一見良い事のように聞こえるが、それがやがて、「奴等は人権も民主主義も否定する馬鹿ものだ。そんな奴等は力で抑えつけろ。従わない人間は邪悪な人間であり、でっちあげをやってでも叩きつぶせ」と。人権帝国主義ともいうべき思想になりかねない。シーシェパードなどの環境保護団体の異常な行動や、イラク戦争の問題にはこうした「聖戦貫徹」にも近い思想があるからで、そこに着地させてはならないという強い作り手の意思があるからだ。

いい映画である。新年を迎えるに当たって素晴らしい作品だった。


 

【リクエスト】

 投稿者: ちゅんてぃこ  投稿日:2012年 1月 5日(木)11時15分37秒
  プロサッカー選手 チョンテセさんのドキュメンタリー映画
どうかどうかどうかお願いします。

http://chongtese.net/
 

リクエストです

 投稿者: jay  投稿日:2011年12月26日(月)13時51分25秒
  『永遠の僕たち』をリクエストします。
http://www.eien-bokutachi.jp/

先月メトロで公開されていた『Palermo Shooting』に出演していたデニスホッパーの息子、ヘンリーホッパーの息子が主演です。
 

もうひとつリクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年12月25日(日)08時48分25秒
  「5デイズ」http://www.albatros-film.com/5days/

です。東京と大阪でしか封切っていませんが、ご検討ください。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年12月24日(土)12時39分34秒
  「ラブ・アゲイン」http://wwws.warnerbros.co.jp/crazystupidlove/index.html

「スクリーム4」http://scream4.asmik-ace.co.jp/

「フランス特殊部隊 GIGN エールフランス8969便ハイジャック事件」http://www.gign-movie.info/

「ウィンタ―ズ・ボーン」http://www.wintersbone.jp/

「ステイ・フレンズ」http://www.stay-friends.jp/

「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」http://uwl-kappa.com/

「アクシデント」http://www.accident-igai.net/

「サウダーヂ」http://www.saudade-movie.com/

「フェア・ゲーム」http://fairgame.jp/
 

「イエロー・ケーキ」

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年12月21日(水)23時13分38秒
  「アンダー・コントロール」、楽しみにしています。
同じくドイツ映画ですが「イエロー・ケーキ」というウランに関するドキュメント作品が、来年1月28日から東京・渋谷で封切られるということです。
よければ上映のご検討をお願いします。
http://pandorafilms.wordpress.com/roadshow/yellow/
 

ジョージハリスン

 投稿者: あんどう  投稿日:2011年12月17日(土)16時21分43秒
  ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド

もうDVDも出ちゃいますが、映画館で観たいなぁ
 

うれしいです

 投稿者: ふい  投稿日:2011年12月 8日(木)23時31分8秒
  「サンザシの樹の下で」「孔子の教え」の上映、とてもうれしいです!
これからも中国映画の上映を心待ちにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

リクエスト

 投稿者: まー  投稿日:2011年11月17日(木)12時19分9秒
  先月のLET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER、来月のGET LOUDと、なにげに音楽映画を上映いただいていて、日ごろより感謝しています。

もし可能であるなら、ジョージ・ハリスンの「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」をご検討下さい。宜しくお願いします。
 

チェルノブイリの被害について

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年11月16日(水)00時14分10秒
  参考までに。「チェルノブイリ~大惨事の環境と人々へのその後の影響」というリポートを基にした専門家へのインタビュー。ポイントは非英語の論文15万点以上を集約したリポートであること。英語の論文では被害者は4000人となっている。

チェルノブイリの被害者は100万人 1/2
http://youtu.be/FCQI_s5U6CE

チェルノブイリの被害者は100万人 2/2
http://youtu.be/r-wzEokCr3U
 

「チェルノブイリ・ハート」

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年11月14日(月)21時41分33秒
  まず上映に感謝。
一人でも多くの人に観てもらいたい。

これは1986年に起きたチェルノブイリ原発事故のドキュメンタリーで2003年の作品。1986年の事故から17年経っている。
生まれた子供は17歳になる。健康な子供が生まれる割合が15~20%というのは悪夢以外のなにものでもない。

放射線被害のガンなどの発生との因果関係の証明が困難(しかし放射線の影響に閾値(低ければよい)などはないと言われる)であることと、放射線自体が見えないことが多様な見解を生む原因になっている。
今から8年前のこの映画が日本の未来でないとは言えない。

原発はつまり、「金か命か」という選択になる。いつか来るその判断のための被害に遭った人びとからのメッセージを感じたい。
僕は地震の活動期に入った現在、全原発は即停止し廃炉するべきだと思っている。

掌編「ホワイト・ホース」も佳い作品だった。ロシア映画のようなざらついた印象がシュールなSFのようだった。現実の暗澹たる結末があるのだけれど。
 

フランスで戸田作品の配信決定

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年11月 6日(日)23時43分49秒
  この度、フランスのASIEXPO-TVから戸田監督作品の「夏の宴」と「魚たちの夜」の配信が決定しました。

「夏の宴」:http://tv.asiexpo.com/videos/summer-trip.html
「魚たちの夜」:http://tv.asiexpo.com/videos/night-of-fish.html
 

リクエストです。

 投稿者: st  投稿日:2011年11月 6日(日)22時29分59秒
  ラブ・アゲイン (原題 Crazy,Stupid,Love)が観たいです。  

リクエスト

 投稿者: mjd  投稿日:2011年10月31日(月)22時35分45秒
  金子ノブアキさん主演のシャッフルが見たいです。
予告を見ていただけるとお分かりになると思いますが、すごく面白そうです。
ご検討よろしくお願いいたします。
 

受賞の報告と上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年10月29日(土)19時18分15秒
  *今月下旬にフランスのリヨンで開催された”リヨン・アジアン・コネクション映画祭”に於いて『魚たちの夜』は観客賞2位を受賞しました。

また、同映画祭で『山の炎』が来年度のコンペティション部門にノミネートされました。



*2011 戸田 博 監督最新作上映会について   お問い合わせ:戸田博監督作品上映ネットワーク 090-6067-0172

入場券:当日1000円  前売1200円/メトロ劇場他各プレイガイドで発売中

2010年度、戸田博監督作品「魚たちの夜」は世界4大映画祭の一つである”モスクワ国際映画祭”にセレクションされ、他に5カ国10の映画祭において公式上映、そして2つの受賞を果たしました。
今回は戸田監督最新作「山の炎」の発表と「魚たちの夜」の凱旋上映会です。

詳細は以下の通り。

本年11月26日(土)27日(日)28(月)福井市メトロ劇場において最新作「山の炎」と「魚たちの夜」の上映会を行います。

『山の炎』  Flame of Mountain 上映時間62分/ハイビジョン/16:9/モノクロ/ステレオ http://www.skeletonfilms.com/works/888.html
*映画祭セレクション:2011 国際カルチャー映画祭(フランス)公式上映
           2012 リヨン・アジアン・コネクション(フランス)公式上映
スタッフ:
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
制作:花澤 理人/大迫 洋子
音楽:柏木 美保
キャスト:山田 昭二/山本 弥生/その他

「山の炎」ショート・シノプシス
人間社会の喧噪を逃れ、山奥で一人暮らす老人は粘土で作った土笛を作る。そして、時折、町に下りてその土笛を売って食料や生活物資を買って、再び山に籠る。老人はそんな生活を繰り返していた。
ある日、町に下りた老人は奇妙な老女と出会い、共に山で生活を始めることになるが…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『魚たちの夜』  Night of Fish   上映時間55分/DV/ 4:3/カラー /ステレオ
http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
*映画祭セレクション:
グリーン・ベイ映画祭(アメリカ)
リバーサイド国際映画祭(アメリカ)
アリゾナ国際映画祭(アメリカ)
モナコ・チャリティー映画祭(モナコ)
ジャパン・ハンブルグ映画祭(ドイツ)
モスクワ国際映画祭(ロシア)
Festival of Nations(オーストリア)
ロング・アイランド映画祭(アメリカ)
ランドロック映画祭(アメリカ)
アジアン・コネクション映画祭(フランス)

*映画祭受賞:最優秀脚本賞&主演男優賞(グリーン・ベイ映画祭)
       ブロンズ・アワード(Festival of Nations)
       観客賞2位(2011 リヨン・アジアン・コネクション)

スタッフ:
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
制作:花澤 理人/戸田 博
音楽:柏木 美保
キャスト:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生

「魚たちの夜」ショート・シノプシス
佐々木夫妻は革細工職人として革製品を作って細々と生計を立ててくらしている。
その夫は優しい人柄で、ある日、道端に倒れている老人を自宅に招き、面倒をみる事になる。老人は、お礼に彼らの手伝いをすることになるが不審な行動を始める。
夫婦は彼の行動に対して次第に不安を感じるようになるが…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上映会場:福井メトロ劇場
期  間:11月26日(土曜)27日(日曜)28日(月曜)
上映スケジュール(各日共通)
18:00 開場
18:30 舞台挨拶
18:45 映画祭報告
19:00 魚たちの夜 上映開始
20:00 休憩
20:10 山の炎       上映開始
21:15 終映
 

リクエスト

 投稿者: クロ  投稿日:2011年10月25日(火)13時45分36秒
  エンディングノートが見たいです。  

リクエストお願いします

 投稿者: n-yamaguchi  投稿日:2011年10月15日(土)12時10分22秒
  『タナトス』 http://www.thanatos-movie.com/

先日、名古屋に行く機会がありましたので、『タナトス』を観てきました。
原作漫画のファンで、8巻もの作品の実写版。
原作有りきの作品だと残念なものも少なくない中、これは主人公だけじゃなく他の登場人物の心の変化、ともすればアクション・ファイトシーンだけに注目されがちなボクシング界の見えない部分も丁寧に描かれてると思いました。
勿論、ファイトシーンは圧巻!今思い出しても鳥肌立ちます。
何回も何回も観たい!と思わせる作品でした。
全国順次公開とのことですが、是非、福井での上映をお願いしたいです!
 

追加リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年10月14日(金)01時10分34秒
  「サウダーヂ」(富田克也監督)http://www.saudade-movie.com/

「5デイズ」(レニー・ハーリン監督)http://www.albatros-film.com/5days/

「電人ザボーガ―」(井口 昇監督)http://www.zaborgar.com/
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年10月13日(木)23時22分33秒
  「UNDERWATER LOVE おんなの河童」 http://uwl-kappa.com/

これはいまやメトロでしか出来ないでしょう。「5デイズ」同様お願いします。
 

シリアスマン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年10月12日(水)09時46分20秒
  ようやく観た。知り合いが「難しい」とみな口々に言っていたので、覚悟してみた。なるほど、ユダヤ系の社会を中心にしているので、親しみが持てないと言う事なのだろう。でも同時に日本人が何故キリスト教やイスラム興を理解できないのかにも言及するのに格好の材料でもある。

感じたのは「神の沈黙」と言う事だ。ベルイマンの「沈黙」もここから来ているし、「殺しが静かにやってくる」の主人公の名前のサイレンス=沈黙もここから来ている。どんなに世界で悪人が思いのままにしていても彼らは罰を受けることなく、思いのままにしている。これは何故なのかと。

では神さまなんかインチキだと言って信仰を放棄できるのかというとそう甘い話ではない。人間が神を信じるか否かなど初めから問題ではないのだ。お前が信じようが信じまいが神は存在するし、単に自分の思い通りにならないから怒っているだけだとなるからだ。信じる信じないを論じること自体、人間の尺度で神を計ることであり、怖れ多い事だ、この不信心者め。神を信じる事ができただけ感謝しろと言う事でしかない。

東京でFENを聞いた時も牧師の番組で同じ事を言っていたので間違いではないと思う。日本人の信仰となると真っ向からこの考えとぶつかる。神さまに祈るのは子供が増え、収穫が増える「御利益」のためで、これは信仰でなく、取引になってしまう。昔日本にいた宣教師は苦労したというが、この概念をひとまず脇に置かないと向こうの人間の考えを理解出来ないだろう。

で、主人公は自分で人には「結果を受け入れろ」と正しい信仰の教えを言っているのに、自分では受け入れられないと言っている。ここがこの映画の面白いところだ。彼は生きることには真剣だが、信仰は真剣でないと言う事だろう。息子の態度もその反映といえばそう。

悪夢に襲われる主人公。今まではコーエン兄弟はこの悪夢から抜け出す話を作ってきたが、「ノーカントリー」辺りから、主人公は悪夢から飛び出しても違う悪夢が待っているという展開になってきた。この映画の結末もまさにそれで、それを考えないと「?」となってしまう。ここで重要なのは主人公は大学で研究につきながら、教授会に申請できる一冊の本も、出していないと言う事だ。これを聞いて昔FENで聞いた牧師の言葉を思い出した。悪をなしていないと言う事は善人を意味しない。積極的に善をなす人が善人で、悪人の反対は善人ではないと。

何事もなく生きていきたいという主人公に対し、運命は「そんな馬鹿な事あるわけなかろうが」というわけである。生きていれば何事かが起きるのであって、第一、人間は皆死ぬのだから、最後には何事が起きる。何事もなく生きて行く事で、何事かが起きてしまう事もある。

この映画の終わりがああいう終わりをする事はそういう意味で徹底しているのである。突然人生が終わる事もあると。禍を避けようとして禍を招く事がある。「俺は神を信じない」というのも「俺は神を信じる」というのも、実は同じ運命が待っていると。本当に人を食った結末である。
 

(無題)

 投稿者: クロ  投稿日:2011年10月10日(月)06時48分50秒
  軽蔑が見たいです。

お正月あたり上映だとうれしいけど無理なお願いですね。


昔行ってたので実家に帰ったらまた行きたい。
 

リクエスト

 投稿者: チェコアニメ好き  投稿日:2011年10月 9日(日)01時35分6秒
  チェコのシュヴァンクマイエル特集をやってもらえると嬉しいです。
現在久々の新作も公開されていますが、お隣石川県では上映予定なのに福井での上映は無し。
マニアックではありますが非常に好きな監督なので、過去の作品も含めて是非ともお願いします!
 

リクエストです。

 投稿者: MO  投稿日:2011年10月 3日(月)17時26分24秒
  監禁病棟
よろしくお願いします。
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 9月27日(火)23時27分20秒
  11月にメトロ劇場で上映される「魚たちの夜」が沢山の国際映画祭にセレクションされた事は既にお知らせしましたが、10月にフランスのリヨンで開催される”アジアン・コネクション映画祭”での記事がアップされました。

Asian Connection : http://www.asiexpo.com/festival/compet.html#fish
魚たちの夜:http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
 

ドリーム・ ホーム

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 9月27日(火)11時28分42秒
  「切株映画」という言葉がある。

「映画秘宝」筋の評論家が流行らせた言葉だが、いわゆるスプラッターで特殊メイクを駆使して、人体の切断を表現する場面のある映画の事で、この映画もその路線で売ろうと考えたようだ。実際劇中には凄まじい場面が登場し、それなりにエグイ映像ではある。

しかし、この映画の売りは、主人公が連続殺人まで犯して夢の家を手に入れようとする心の変遷史にある。政治色が強い映画だ。

時勢は反転する。香港が中国に戻り、それは植民地時代の終わりを意味するものと喜びの声があった。しかし夢は実現すると夢でなくなってしまうものであり、中国本土に飲み込まれ、決して同胞と呼びたくもない好まれざる人士(ヤクザ)が新しいビジネス・チャンスを得て、今までと違った方向でも力を伸ばし、香港がより豊かになったとは言えない部分もあった。本土との交流で利益を得る者が出てくる一方で、損をしたり、職を失うものも出てきた。ある種の希望とともに、失望も大きなものがあった事は否めない。その「失望」を映画にしたものだ。そして、失望から悪魔になった主人公は勝利したかに見えたが、最後にまた大きな失望を味わう事になる。そこが本来の議論の対象となるべきだ。

今の清潔志向の映画興行に反発を覚える気持ちはよくわかる。

ホラー映画、アクション映画、ヤクザ映画を愛する身にとって、今の映画興行の環境・観客の態度は「なっとらん」と思う。何かと言えば公序良俗を乱すとか人権蹂躙だとかコヤや配給会社に文句を言い、ちょっと血が出る映画だとびっくりしてしまう清潔志向は「現実の人間の暗部を無視するやり方で、いつか墓穴を掘る」と言わざるを得ない。人間が道徳的でない生き物である以上、道徳を超えたやり方でしか道徳は解けない部分はあるし、今のホラーなど70年代から80年代に過ごした身にはまだまだ生易しすぎると言わざるを得ない。

だが、だからその傾向があれば「切株」で映画を売るのはどうだろうか。映画に本来呼ぶべき客層に映画がアピールする機会を奪う事にならないか。清潔への単純な反発で売るにはこの映画はもったいない。劇中で一番考えさせられるのは主人公がまだ本土復帰以前に和やかな、それなりにおちついた暮らしをしている部分で、その描写がしっかりしている事が、それ以後の「転落」を際立たせているのであり、そこを強調しないで、「切株」だけに焦点を当てると観客をミスリードしてしまう事になりはしないか。そう思えてならない。

むろん、それ自体売る側の狙いであって、ホラー映画として軽い気持ちで観たら、社会派ドラマだったという「外し」の面白さもあるだろうが、客層を広げるより、狭めるやり方ではないかと思えてならない。この映画は「マニアック」や「13日の金曜日」ではないのだから、それ以外の客層に向けた宣伝が少しは合っていいのではないかと思うのだが。
 

リクエストします。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 9月24日(土)01時02分5秒
  今、福井での上映予定はないと言う事です。

「ビューティフル BIUTIFUL」(監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ)


  http://biutiful.jp/index.html
 

リクエスト

 投稿者: MO  投稿日:2011年 9月14日(水)14時36分37秒
  ピラニア3D
お願いします。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 9月10日(土)10時27分9秒
  リクエストします。

「5デイズ」 http://www.albatros-film.com/5days/

「この愛のために撃て」http://konoai-ute.com/

「ゴーストライター」http://ghost-writer.jp/
 

リクエストします

 投稿者: erin  投稿日:2011年 9月 9日(金)23時51分54秒
  「ドーバーばばぁ」http://www.dbb.fushigina.asia/index.html

今朝テレビで見てものすごく気になりました。
東京でしか上映ないみたいですが、ぜひお願いします!!!
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 9月 2日(金)16時00分58秒
  2011 戸田 博 監督最新作上映会   お問い合わせ:戸田博監督作品上映ネットワーク 090-6067-0172

2010年度、戸田博監督作品「魚たちの夜」は世界4大映画祭の一つである”モスクワ国際映画祭”にセレクションされ、他に5カ国10の映画祭において公式上映、そして2つの受賞を果たしました。
今回は戸田監督最新作「山の炎」の発表と「魚たちの夜」の凱旋上映会です。

詳細は以下の通り。

本年11月26日(土)27日(日)28(月)福井市メトロ劇場において最新作「山の炎」と「魚たちの夜」の上映会を行います。

『山の炎』  Flame of Mountain 上映時間62分/ハイビジョン/16:9/モノクロ/ステレオ
*映画祭セレクション:国際カルチャー映画祭(フランス)公式上映
スタッフ:
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
制作:花澤 理人/大迫 洋子
音楽:柏木 美保
キャスト:山田 昭二/山本 弥生/その他

「山の炎」ショート・シノプシス
社会の喧噪を逃れ、山奥で一人暮らす老人は粘土で作った土笛を作る。そして、時折、町に下りてその土笛を売って食料や生活物資を買って、再び山に籠る。老人はそんな生活を繰り返していた。
ある日、町に下りた老人は奇妙な老女と出会い、共に山で生活を始めることになるが…
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『魚たちの夜』  Night of Fish   上映時間55分/DV/ 4:3/カラー /ステレオ
*映画祭セレクション:
グリーン・ベイ映画祭(アメリカ)
リバーサイド国際映画祭(アメリカ)
アリゾナ国際映画祭(アメリカ)
モナコ・チャリティー映画祭(モナコ)
ジャパン・ハンブルグ映画祭(ドイツ)
モスクワ国際映画祭(ロシア)
Festival of Nations(オーストリア)
ロング・アイランド映画祭(アメリカ)
ランドロック映画祭(アメリカ)
アジアン・コネクション映画祭(フランス)
*映画祭受賞:最優秀脚本賞/主演男優賞(グリーン・ベイ映画祭)
       ブロンズ・アワード(Festival of Nations)
スタッフ:
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
制作:花澤 理人/戸田 博
音楽:柏木 美保
キャスト:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生

「魚たちの夜」ショート・シノプシス
佐々木夫妻は革細工職人として革製品を作って細々と生計を立ててくらしている。
その夫は優しい人柄で、ある日、道端に倒れている老人を自宅に招き、面倒をみる事になる。老人は、お礼に彼らの手伝いをすることになるが不審な行動を始める。
夫婦は彼の行動に対して次第に不安を感じるようになるが…
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上映会場:福井メトロ劇場
期  間:11月26日(土曜)27日(日曜)28日(月曜)
上映スケジュール(各日共通)
18:00 開場
18:30 舞台挨拶
18:45 映画祭報告
19:00 魚たちの夜 上映開始
20:00 休憩
20:10 山の炎       上映開始
21:15 終映
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 9月 2日(金)09時31分17秒
  最新作「山の炎」(上映時間62分)は南フランスのパディエスで開催される”国際カルチャー映画祭”にセレクションされました。
今月下旬から来月上旬にかけて上映されます。

Culture&Cultures Film Festival : http://cciiff.com/home/
 

127時間

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 8月29日(月)17時20分32秒
  「何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて 定められた時がある。
 生まれる時、死ぬ時、植える時、植えたものをぬく時」

映画を見ていて、思い出した。旧約聖書の「コヘレトの言葉」の一節である。

正直言ってキリスト教は好きではないが、この言葉は好きだ。以前「評決のとき」
という映画があったが、あの映画の原題「TIME TO KILL」もここからきている。

物事には時期がある。それは刻々と目前に迫ってきても、人は直視できない。
それほど勇気がある人は多くない。奇跡も夢も救いにならず、救いは自らの手で
勝ち取らなければならない事を悟る瞬間がある。この映画が描いたのはそれだ。

事件の前後の「世界」の描写が面白い。洪水のように動く人々、
まさにグローバルな世界、世界は一つ、テクノロジーが重要な役割を占め、
人間は多くの困難を克服してきた。選択肢は無限だと人間は錯覚する。
しかし、人生には選択肢が一つしかない瞬間もある。それが到底受け
入れられない事でも受け入れざるを得ない瞬間が。

ダニー・ボイルがこの題材に目を向けたのは当然だ。
彼はどんなに落ちてもくじけずに前に進んでゆく人間を描いてきた。
どん底に落ちても人間は歯をくいしばって立ち上がらなければならない。
それ以外に道などない。いかなる国の、いかなる人間でも
それは課せられた義務なのだというメッセージに彼の映画は貫かれている。

ラスト、あたかもクジラに呑まれたヨナが神の教えに目覚めたような主人公の様が面白かった。
ダニー・ボイルもやはり「神の国」の人間なのだろう。
 

「チェルノブイリハート」上映に感謝!

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年 8月28日(日)23時00分29秒
  ドキュメンタリー「チェルノブイリハート」の上映決定、ありがとうございます!
一人でも多くの人に観てもらえるよう告知に協力します。
これだから、メトロは止められん!

追伸:チラシなどまた置かせてくださいませ。若泉拝
 

ジュリエットからの手紙

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 8月22日(月)00時25分41秒
  もう遠い昔の話である。

東京ファンタスティック映画祭が華やかだったころ、当時華やかだった独立プロ、ニューワールドピクチャーズ特集のオールナイトが開催され、その一本に「カーフュー」と言う映画が掛けられた。「第二の『ハロウィン』だ!」という前触れだったが、コヤは居眠りしている人間でいっぱい。オールナイトと言う事でやむおえない面もあったが、監督は「みんな俺の映画を見て寝ている!!」と激怒していた。その名はゲイリー・ウイニック。実際映画は凡作だった。第一作で彼は失敗したのである。

その後、金沢でその撮影監督だった渡辺眞さんと遭遇する機会があり、「カーフュー」の話をした。彼はいや凄く昔の話ですねとにこにこしながら、ゲイリーはプロデューサ―として活躍しているよと言った。ああ、監督から転向したんだなと思った。皆で彼の処女作を酷評した事を思い出した。しかし、「シャーロットの贈り物」をみて、驚いた。あのゲイリーが監督に復帰していた事にも気がついたが、凄く上手くなっていた。

当時はホラーでデビューした若手監督が多かった。たぶんゲイリーもそこでおいらもとチャレンジしたのだろうが、この映画を見ても分かるが、彼にはホラーでスタートするのは難しかったのだろう。今では巨匠となった豪州出身のピーター・ウィアー監督も「キラーカーズ」というホラーでデビューしたが、これも失敗作だった。彼もこの系譜だったのだろう。

その彼も今年2月に脳腫瘍で亡くなった。これは彼の遺作だ。そう思うとあの時皆でつまらんなあと言いあっていたのが少しかわいそうになった。彼には東京での事は悪夢だったのだろう。反対に大歓迎されたトビ―・フーパー監督は処女作「悪魔のいけにえ」を超える作品は取れないでいる。華々しくデビューしても後が厳しい人もいる。映画人のつらいところである。

おとぎ話のような映画である。だが、実によく登場人物も描けていて、あの「カーフュ―」の監督と思えないくらい上手い。ロミオとジュリエットが英国人のシェイクスピアによって書かれているイタリアを舞台にした物語である事を上手く利用して作ってある。伏線の張り方も見事で、俳優陣の起用も豪華だ。ちょっと驚いたのが、ファビオ・テスティの数秒単位の出演。ヴァネッサ・レッドグレイブに白い花を渡す男の役だが、かつてはこの映画の準主役フランコ・ネロとイタリア映画界で人気を二分した人である。ネロが白馬に乗って表れる場面を見て、「おお、ジャンゴが復活した」とただ感涙にふけっていたが、そう、ファビオだってもっと熱い目が向けられてもいい人である。まあそれでも映画を愛するものとして起用してくれたこと自体感謝しなければならないのだろう。

ゲイリーはこれからの人だったと思う。

初めは躓いたが、大抵そこでダメになる人も多い中、めげずに頑張った結果、この映画を遺作として残す事が出来た。才能がなくても正しい方向で努力する事で、何かを達成できたらそれは天才よりも賞賛されるべきだろう。
 

「ブルーバレンタイン」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年 8月20日(土)00時01分40秒
  余韻のあるいい映画だった。
広い画角のカットが少なく、近くから撮った映像が多いのが印象的だった。
映画はストーリーより、感情だなという風に感じた。
ではあるが、監督のこの作品を練り上げていく上で込めた意図も感じられる。

過去の場面が、破綻しかかっている二人の現在に(デジャヴのように)重なることは、過去が未来への種子を宿していることの表れとも言えるし、冷たい家庭に育つことが同じような家族を生み続けることだという風にも思える。
夫が妻に「女々しい」と人前でののしられることは、屈辱的だが、夫という役割から解放しているという風にも考えられる。夫が、劇中に出てくる星条旗などアメリカというものを象徴すると仮定したらだが。

割と狭い画角の映像が、二人の男女の傷つけあう様を匂うように切り取って、生なましい。これを観てほっとした男も多いのではないだろうか。特にアメリカでは。
なんだか、日本の私小説を映画化したような気がしてくる終わり方だった。
アメリカも変わっているのだろうか。

個人的には、ラブホテルでダンスするシーンにジーンときた。
 

まぼろ駅前多田便利軒

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 8月16日(火)00時01分24秒
  観ていて昔見たテレビドラマを思い出していた。

「傷だらけの天使」。ショーケンと水谷豊が出くわした事件を解決してゆく、あのドラマである。子供時代に観た時は恐ろしく俗悪で、それでいて残酷なユーモアが満載な味が忘れられず、凄く気に入ったものだ。阪本順治監督が劇場版を撮り、ぞの続編「愚か者」まで出来たが、単なる一過性のドラマに終わっていた。

ショーケンの立場が瑛太で、水谷豊の立場が松田龍平。岸田森と岸田今日子の役はないが、そんな感じで物語は動き出す。

とどめは「なんじゃあこりゃあ」知っている人は知っているが、松田優作が「太陽にほえろ!」にジーパン刑事の役で殉職した回に吐いた有名なせりふである。もうそっくりだったからおかしくてたまらない。その息子(龍平)もいるのだから、マニアだねえと言いたくなる。今、どれだけ多くの人が知っているんだろうと。

むろん携帯も活躍する現代が舞台の映画化なのだが、いい意味で懐かしい味がある。
70年代から80年代にはやったテレビが好きな人は、凄くはまる映画だ
 

上映希望

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年 8月14日(日)16時37分53秒
  「チェルノブイリ・ハート」の上映を希望します。ご検討ください。
http://www.gocinema.jp/c-heart/

二重被爆もぜひ観たいです。
 

お願いします!

 投稿者: えぼし  投稿日:2011年 8月 6日(土)15時31分24秒
  「モンガに散る」
某〇TAYAに置いてなかったです・・・・・ケーブルでいい映画だなーと思いました。
ぜひ、お願いします。
 

この愛のために撃て

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 8月 6日(土)10時02分42秒
  観たいです。お願いします。

http://www.konoai-ute.com/index.html
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 8月 4日(木)08時00分20秒
  2010年度作品「街角のファントム」は本年9月中旬にオランダのブレダで開催されるBUT映画祭( B-movies, Underground Trash Film Festival )にセレクションされました。

BUT映画祭:http://www.butff.nl/blz/home.php?taal=1
街角のファントム:http://www.skeletonfilms.com/works/99.html
 

モンスターズ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 7月29日(金)23時16分39秒
  「モンスターズ」をお願いします。

低予算で94分という尺。世界で絶賛のこのSFホラー、見たいです。

http://www.monsters-movie.com/
 

リクエストです

 投稿者: mini  投稿日:2011年 7月29日(金)15時26分31秒
  「サラの鍵」・「黄色い星の子供たち」お願いします。

最近、「ヴェルディヴ事件」を知って「サラの鍵」の原作を読みました。
映像化されたものがぜひ観たいです。
 

ちなみに

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 7月25日(月)21時45分57秒
  http://www.youtube.com/watch?v=V9UeDHvxfkI

が「5デイズ」予告編です。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 7月24日(日)06時32分34秒
  「ラスト・ダーゲット」(監督アントン・コービン ジョージ・クルーニー新作)http://last-target.info/




「4デイズ」(「戦争のはじめかた」のグレゴリー・ジョーダン監督新作)配給:ソニー・ピクチャーズ   http://4days.jp/



「5デイズ」(「ダイ・ハード2」のレニー・ハーリン監督がグルジア紛争を描いた作品)
配給:アルバトロス・フイルム&インターフイルム共同配給 シネマスコープ作品故に福井で劇場で観たいです

http://www.theater-n.com/movie_5days.html
 

リクエストです

 投稿者: うめもと  投稿日:2011年 7月19日(火)20時40分26秒
  「upside down」UKのオアシスやプライマル・スクリームを輩出したクリエイションレコーズの物語です

http://www.barks.jp/news/?id=1000070284

http://www.udcrs.net/#

 

ウッドストックがやってきた!

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 7月18日(月)21時04分25秒
  アン・リー監督の凄さには舌を巻く。

「プッシング・ハンズ」や「ウエディング・バンケット」「恋人たちの食卓」のように中国を舞台にしたもののみならず、ジェーン・オースティンの「いつか晴れた日に」やアメコミの「ハルク」、西部を舞台にしたゲイの世界を描いた「ブロークバック・マウンテン」など幅の広さでは世界に及ぶものもそういまい。武侠編「グリーン・ディステニー」や男女の性愛と政治を絡めた「ラスト・コーション」も傑作だった。

さて、ではそんな彼が何で「ウッドストック」を題材に映画を?という時に思い出されてくるのが「楽園をください」。アメリカ南北戦争を舞台にしたドラマだ。あの時も何で中国人が南北戦争?となったが、台湾も内戦を経験した国で(「非情城市」でも出てきた)、その思いが映画にあるのは想像に難くない。そう考えるとこの映画も狙いは本国への思いを違った形で述べる事にあるのではないか。

そう「ウッドストック」を中国へ!ということだろう。
現在検閲や、政府の意図に反した映画人の追放などを行っている中国本土へのだ。その閉鎖性がアメリカのみならず、それを超えた地域にも存在するなか、「自由には混乱もあるだろうが、自分が自分である事を偽らず、正直に生きる事に何の問題があるのか」と主張する事で北京の指導者層へひねった形でボールを投げた。無論他にも理由はあるだろうが、それもこの映画を作る要因になった気がしてくる。

チャン・イーモウ監督のように「英雄」や「王妃の紋章」のように「国策映画」への道をまい進する映画人たちと、アン・リーやジャー・ジャンクーのようにそれに必ずしも賛同しない映画人たちの対立がこれから面白くなるだろう。中国の国力増加が今までのように西欧のリベラル派にあまり頼らなくても自国を守れるようになれば、政治問題でも、「仰せの通り」と行かなくなり、それが映画にも露骨に反映している。そういう意味でこの中国の流れ。日本人としても重大な関心をもって見守る必要があるだろう。
 

映画祭アワード情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 7月 7日(木)20時27分16秒
  2010年度作品「魚たちの夜」はオーストリアのリンツで開催された”Festival of Nations”においてブロンズ・アワードを受賞しました。

http://www.oe5ydl.info/erich/fdn/deutsch/index.php?option=com_content&view=article&id=67:list-of-results&catid=36:news
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 7月 6日(水)20時47分54秒
  2010年度短編作品「フランスから来た男」(30分)が今月末からインド南部の都市ケーララで開催される”ケーララ国際ドキュメンタリー&短編映画祭”にセレクションされました。

http://www.keralafilm.com/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 6月28日(火)09時07分6秒
  「魚たちの夜」は8月下旬にアメリカ/カリフォルニア州のアイオア・シティーで開催される”ランドロック映画祭”にセレクションされました。

”ランドロック映画祭”:http://www.llff.org/
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 6月23日(木)08時59分35秒
  モスクワ国際映画祭のサイトに「魚たちの夜」がアップされました。

モスクワ国際映画祭サイト:http://www.moscowfilmfestival.ru/miff33/eng/films/?id=33133
 

ビー・デビル

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 6月11日(土)22時10分54秒
  いや凄い。宣伝では残酷云々が喧伝されていたが、実際はルチオ・フルチの
「マッキラー」を思わせる重厚な異色サスペンス。伏線が巧みにはりめぐらされ、
周到な語り口に映画小国の住民はため息をつくしかない。

映画の冒頭のロング・ショットを観て、ただならぬ映画だなと思ったが、まさにそうだった。
初期の若松孝二を思わせる凄身に溢れている。この映画も「島」という密室の物語で、そこも
若松風と言えばそうだ。R18指定でレイトショー一日一回だけの上映と厳しい上映環境だが、
もったいない事だと思う。内容が内容だけに家で観るのにはふさわしくない(家族争議覚悟なら
別だが)。映画館でしか味わえないこの深さ、鋭さに圧倒されるのは悪くない。

「死ぬよりも犬の糞まみれになっても生きた方がましだ」
この言葉が恐ろしいくらいに凄みを持ってくる。それなりの理由もあって劇中思いっきり
卑怯な行動をとるソウルで生活していたヒロインと、だた島でぼーっとしている爺さんの
思わぬ共通点が出てくる所がそうだ。

生命を大切にする事が生命を大切にする事に必ずしも繋がらないと言う事だ。劇中さりげない
雑談のように語られる爺さんが生きてこれた理由というのが、ソウル帰りのヒロインの立場と
恐ろしく重なる。ここが上手いのだ。自分の命を大切にするその果てに他者の命をないがしろに
する思想に行き着く事もあり、それは特に異常な事ではない事を静かに、しかし明確に映画は
指摘する。

一番の悪役ぶりを発揮するのがこの島を取り仕切るばあさん。
15で嫁いできて、ムラの掟にどっぷりつかって来た彼女は、ムラという仕組みそのものに
自信を持っている。ソウルから来たヒロインがムラの思想から抜けていない事を理解していて、
批難にひるむことが無い。ラストでヒロインの姿に重なる「あるもの」はその事を暗示している。
「ムラの人間」が死んでも「ムラ」は生きているのだ

「地球ガ100人の村だったら」と言うと耳障りがいいが、世界にムラの掟のようなものが
広がる事はムラの残忍さ、非情さ、冷酷さが世界に拡大してゆく側面もある。しかも「収穫の確保」
などの共通の目的もなしにである。現に世界のあちこちでそうなってる。

酷い島の人間がバッサバッサとやられる様を観て、スカッとする時代劇的な要素もあるが、
その果てに禁断の愛の物語があり、ヒロインのソウルや島での行動の理由がそこにある事が
明らかになってゆく物語展開が見事。


見終わった後、確信した。チャン・チョルスの演出力はパク・チャヌク以上だと。
 

他に

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 6月10日(金)01時17分40秒
  「アンノウン」http://wwws.warnerbros.co.jp/unknown/news/theaters.html#cyubu

「引き裂かれた女」http://www.eiganokuni.com/hiki/

「127時間」http://127movie.gaga.ne.jp/
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 6月 8日(水)13時41分0秒
  「レッド・バロン」(配給ブロードメディア)http://www.redbaron.jp/

「レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー」http://www.uplink.co.jp/rwwm/

「愛の勝利を」http://www.ainoshouri.com/

「スリー★ポイント」http://www.three-points.com/

「わたしを離さないで」http://movies.foxjapan.com/watahana/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 6月 7日(火)21時22分57秒
  2010年度作品「魚たちの夜」は今月中旬からオーストリアで開催される”第39回Festival of Nations”にセレクションされました。
なお、昨年度はこの映画祭において2009年度作品「かえる」がシルバーアワードを受賞しています。

”第39回Festival of Nations”サイト:http://www.oe5ydl.info/erich/fdn/deutsch/index.php?option=com_content&view=article&id=62&Itemid=76
 

ソウル・キッチン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 6月 6日(月)00時50分24秒
  ファティ・アキン監督の映画の登場人物たちは、女でも男でもよく酒を飲み、食う。
そして激しく生きる事を何よりも優先する。人間などいつかは死んでしまう。
人生は一度きり。だからこそ、大切などは長く生きることより、どう生きるかではないか。
彼の映画を観るといつもその事が浮かんでくる。

さて、今回観ていると面白いのは「中国への思い」だ。
以前メトロでやったオリヴィエ・アサイヤスの「夏時間の庭」に通じるものがある。
ヨーロッパから産業を吸い上げる国であり、非・欧米圏で欧米人が向こうに行かなければ
ならないようは求心力を持つ国。だからアキンも決して否定的ではない。

しかし、ではこれからは中国だとは行かない。トルコ移民の血を引き、リベラルが上にも
リベラルな彼にとって、中国は繁栄の地ではあっても、自由の地ではない。スカイブが駆使され、
グローバリズムの世界であっても、グローバリズムが約束の地を必ずしも用意してくれるはずもない。

主人公が「ソウル・キッチン」を離れようとしないのはその暗喩である。
自分の場所を深く掘る事でのみ、自分の夢を追う事が出来るのではないかと。
主人公の恋人が中国に未来はあるとする設定や、主人公の店を奪い取ろうというかつての友人が
「感情」より「勘定」を大切にする設定などもそこに起因するものだ。

移民層出身のアキンがある意味、ナショナリスティックな側面を持つというのは面白いが、すでに「約束の地を探す」試みを経て、約束の地は自分で築くしかないという心境に達したからではないか。そんなふうに考えてしまう。
 

デザート・フラワー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 6月 1日(水)02時31分39秒
  先週公開終わったけど、なかなか素晴らしい映画だった。

この映画で一番大きなインパクトを残すのは何と言っても、主人公がかつて受けた「傷」を治療しようと病院に来ると、そこにいた同じ地域の出身の医師が、周囲にばれないように、彼女にしか通じない母国語で、「お前は伝統を捨てる気か」と批難する。あの男の事だ。

まず間違いなく大学もヨーロッパで、西欧社会でなくては生きてゆけない人間であろう。しかし、だからといって、西欧文明まで受け入れようとは考えていない。以前メトロで上映した「正義のゆくえ」でも描かれていたが、途上国の人たちが欧米に来たがると行っても、それは決して欧米社会の自由や民主主義にあこがれているわけではない。むしろ、欧米の文明は堕落している。自分たちこそ正しい文化を受け継いでいるのであり、欧米社会は利用すべきではあるが、同化すべきではないと。

ちょうどむかしの日本人にとっての「長崎の出島」のような感覚なのだろう。心の中に「出島」があると言うわけだ。大抵の国が開国するのは、日本の黒船来航の時のように、国が戦争に敗れ、「西欧の優れた文化を取り入れなければ、国はいつまでも弱いままだ」というステップを踏んでいる。つまり常に「攘夷」への思いがあり、極端になるとアルカイダに観られるような武力闘争の面にまで突き進む事もある。

日本でもアジア諸国でもこういう部分は色濃く残っている。日本でも韓流などが盛んだが、「トンマッコルへようこそ」や「ユリョン」でも分かるように戦前の日本を思わせるものがある事に気がつくだろう。徴兵制もある国で、開かれた面もある半面閉ざされた部分もある。「グローバリズム」で全てが解決するものではない。

そういう意味でもこの映画のてんまつは面白い。先祖からの伝統という彼らの「ムラ」での掟が世界が一つという「世界のムラの掟」に追い詰められてゆくというものだからだ。むろんこの世界というムラも決して健全なものでもない。これまた「民主主義を世界にもたらす」と軍事力に訴えてでもやってやるという危険な面も備えているからだ。村とムラ。この衝突はこれからも絶えることなく続いてゆくだろう。

あのソマリア移民の青年医師はそういう世界村の中で、仮面をかぶりながら生きてゆくのだろう。これからも。
 

リクエストです

 投稿者: mini  投稿日:2011年 5月27日(金)12時32分9秒
  「阪急電車」・「私を離さないで」お願いします。

この前見たデザートフラワー、とても良かったです。
 

海炭市叙景

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年 5月26日(木)23時24分15秒
  よかった。こんな映画が今あるということが驚きだった。
ウディ・アレン「人生万歳!」の口数の多さが僕にはダメだったが、「海炭市叙景」はセリフで滑ろうとしない意思を感じた。
これは観てよかった。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 5月19日(木)17時31分45秒
  2010年度作品「街角のファントム」と「魚たちの夜」の2本がドイツのハンブルグで今月から開催される”ジャパン・フイルムフェスト・ハンブルグ”にセレクションされました。

”ジャパン・フイルムフェスト・ハンブルグ”サイト:http://www.jffh.de/2011/night-of-fish/
                          http://www.jffh.de/2011/phantom-of-the-town/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 5月11日(水)08時55分34秒
  2010年度作品「魚たちの夜」は7月にアメリカのニューヨークで開催される”ロングアイランド映画祭”にセレクションされました。

ロングアイランド映画祭サイト:http://www.lifilm.org/
 

YOYOCHU SEXと代々木忠の世界

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 5月 9日(月)02時11分57秒
  この映画の監督の石岡さんの映画をみたのは「PAIN」と言う映画が最初だ。

東京の、今はなき中野武蔵野ホールで、ひっそりとやっていたが、
元々「スカウトマン」というタイトルが変更になり「PAIN」になった。

凄く驚いたのは「援助交際」をやっているコの「目」だった。邦画だといかにも
俳優が演じているような役者がやるが、この映画では恐ろしいほど本物に見えた。
話を聞くとそういう経験もある人と言う事で、その姿勢に驚くとともに、若者を
搾取する性風俗のシステムそのものを鋭く描いていた。物語は「洲崎パラダイス
赤信号」の現代版から始まったようだが、実際に完成した映画はそれを超えて
異様な迫力に満ちていた。

あれから長い年月の果てに「YOYOCHU」を観る事になった。

アダルトをここまでにした功績者として有名だが、第一作のピンク映画から本物の
スケ番を連れてきて製作したというから、初めからホンモノ思考が強かったのには
驚いた。

彼のヤクザ、侠客的な性格こそが彼をここまで駆り立てたと言う事が分かってくる。
彼の映画が検察庁に告発され、裁判になった時、信頼していた仲間が次々に彼を避けだし、
酷い場合になると検察側の証人になる人間まで出てくるありさまになった時、
「堅気さんはここまでか」と吐き捨てるように言い放つ代々木。

それが彼の闘争本能に火をつけ、次第にドキュメンタリー的な、人間の性を生々しく
描く路線に転向する原動力になったというわけだ。斬った張ったのごまかしのない世界。
本番への固執も、やるなら命がけで、堅気の衆のみなさんがたの偽善を引っぺがしてやる
という憎悪にも似た追及のなせる技というわけだ。

もう相当な年で、昔ほどではないにせよ、今でも月一で作品を作っている代々木。
石岡監督はまたも本物の「目」を今回も観続ける映画を作ったのだ。
 

人生万歳!!

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 5月 8日(日)20時58分56秒
  「ウディ・アレンのアメリカというかニューヨーク復帰作。

観ていて「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」を思い出す。「カフス!」とか今までもスクリーンから客席に語りかける映画はいっぱいあったけど、語り手が「映画の世界」にいる事を自覚している映画はそう多くない。「フォード・フェアレーンの冒険」でも「こtれは映画じゃないか」という部分があるが、客席への語りではなかった。

少し前に「噂のモーガン夫妻」という映画があった。アメリカの政治分裂をテーマにしたコメディで殺人を目撃した離婚寸前のモーガン夫妻が殺人を目撃して、証人保護プログラムで、アメリカの地方へ行くと、そこはもろ共和党支持、民主党・リベラリズム全否定の地(爆)。 ここで典型的な都会リベラル人の二人が悪戦苦闘しつつ、分裂を回避するというものだった。

で、これは反対に地方の人間が、しかも一家ごと民主党・リベラリズムに改宗させられてしまう話。こういうと語弊があるが、娘・母・父がそれぞれ考えの差はあるが、アメリカの地方のステレオタイプの例で、それぞれがまた違う風に変身してゆく。

何せ「オバマはけしからん」とひたすら唱え続けるティー・パーティ運動があり、日本でもそうだが、ひたすらリベラルの言う事は間違いだと反対する保守とひたすら保守は間違いだと主張するリベラルとの対立が凄まじい。映画の冒頭から宗教右派や資本主義原理主義を批判するアレンの決意。子の分裂を埋めるために再びアメリカでメガホンをとったということだろうか。

この映画を先週観ていたコが「人間って変わるてことよね。凄く共感する」と言っていたし、俺もその点凄く映画に共感したけど、この地方人像も象徴と言う意味では理解しているが、「噂のモーガン夫妻」同様ステレオタイプが売りだなと思わないでもない。

たとえばエド・べグリー・JRの役がそう。まあコメディなので(「オランダで結婚した」というのは大笑いしたが)、楽しめたのだが、全部が全部、ああはいかないだろう。ひたすら聖書の教えにゲイは反するとお題目のように唱える保守を揶揄したかった(実際にああいう変身もありうるが)のは分かるが、何か安直だなと思う。 何があろうと変わらない人もいるのだから。

むろん映画は十分に合格点で、以前の小難しいようで憎めないアレン・タッチも楽しめたが、この映画が彼が批判するアメリカの地方の保守に通じるかというと、疑問がある。むろんアレンも十分承知で、「効果が無くても世界に自分が変えられないために」やっているんだろうけど。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 5月 5日(木)08時44分36秒
  2010年度作品「フランスから来た男」は6月末から1週間に渡りアメリカのニュージャージー州で開催される”ホーボーケン国際映画祭”の短編映画カテゴリーにセレクションされました。

ホーボーケン国際映画祭サイト:http://www.hobokeninternationalfilmfestival.com/

「フランスから来た男」:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 5月 4日(水)18時22分41秒
  2010年度とだ ひろし監督作品「魚たちの夜」(Night of Fish)は6月下旬から7月上旬の10日間に渡り、ロシアの首都モスクワで開催される”モスクワ国際映画祭”の公式上映にセレクションされました!

モスクワ国際映画祭はカンヌ・ベネチア・ベルリンに次ぐ世界4大映画祭の一つです。

モスクワ国際映画祭サイト:http://www.moscowfilmfestival.ru/eng/
魚たちの夜:http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 4月25日(月)14時43分53秒
  2008年度作品「夏の宴」と2009年度作品「EAST PLANET」は来月中旬からスリランカの首都コロンボで開催される”国際仏教徒映画祭”にセレクションされました。

国際仏教徒映画祭:http://www.buddhistfilmfestival.com/

「夏の宴」 site:http://www.skeletonfilms.com/works/79.html

「EAST PLANET」 site:http://www.skeletonfilms.com/works/95.html
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 4月25日(月)09時43分24秒
  「生き残るための3つの取引」(監督:リュ・スンワン)http://www.3torihiki.com/

「ブルーバレンタイン」(監督:デレク・シアンフランス)http://www.b-valentine.com/

「哀しみのミルク」(監督:クラウディオ・リョサ)http://kanashimino-milk.jp/

「引き裂かれた女」(監督:クロード・シャブロル)http://www.eiganokuni.com/hiki/

「孫文の義士団」(監督:テディ・チャン)http://sonbun.gaga.ne.jp/

「アレクサンドリア」(監督:アレハンドロ・アルメナール)http://alexandria.gaga.ne.jp/

「わたしを離さないで」(監督:マーク・ロマネク)http://movies.foxjapan.com/watahana/
 

シチリア!シチリア!

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 4月24日(日)19時17分46秒
  劇中、こんな場面がある。

選挙である一家が共産党、キリスト教民主党などあちこちに頼まれて、
そのたびに「俺は約束を守る」というのでたまりかねた主人公が
「いったいどうするんだ」というと「俺のかあちゃんは社会党、
ばあちゃんは・・・」とそれぞれが投票するという。なるほど嘘はついてない。
主人公は苦笑いする。

まさしくこれこそイタリア映画の面白さだ。主義だの主張だのは何の意味も持たず、
政治哲学などましてや意味をなさない。人間が生きるために政治や哲学があるので、
政治や哲学の為に人間がいるのではない。全てが人間が生きてゆくための方便にすぎない。

共産党をおすのはカール・マルクスの思想に共鳴しているからでなく、マフィアと
対立関係にあるからで、それ以上でもそれ以下でもない。ムッソリーニが敗れると
あっさり役所を略奪し、金庫からカネを頂いて終わり。

この節操のなさ、生きる事が全てというなりふり構わぬ態度こそイタリアの映画の
特色である。この特色がこれほど出た映画も最近そうない。

トルナト‐レが何故イタリア映画界の10番打者か。彼がイタリアについていつも
率直に語るからだ。人生がすべてだと。
 

上映希望

 投稿者: ぱん  投稿日:2011年 4月22日(金)10時37分51秒
  私も「海洋天堂」、「イップマン」「イップマン序章」が見たいです。
「一代宗師」も希望です。

中国、香港、台湾の映画が大好きなのでぜひお願いいたします。
 

上映希望

 投稿者: 七海子  投稿日:2011年 4月18日(月)12時57分14秒
  私も「海洋天堂」が見たいので、お願いします。
http://www.youtube.com/watch?v=KvHtB6VeW84
 

上映希望

 投稿者: シェルドン  投稿日:2011年 4月17日(日)19時40分34秒
  「台北の朝、僕は恋をする」の上映をお願いします。  

「アンチクライスト」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年 4月15日(金)23時59分17秒
  う~ん。言葉が出ないというのが観終わっての印象。
観ながらこれは「言葉」についての映画ではなかいと思った。
言葉は、思っていることを表現するための手段という風に受け取られがちだが、思ってもいないことを表してしまうものでもあるのではないか。主人公二人の出口の見えない痛ましいやり取りを見ていると、言葉を発する自分とは何かということになるが、その問題ついて描いているように感じた。

しかし、タイトルが「アンチクライスト」であるから、これはもうすでに賛否が真っ二つに分かれることは監督は分かっていたし、意図していると思う。
「アンチ」といえば、僕には野球の「巨人」が真っ先に浮かぶが、『反対の』という意味があるので、キリストについての映画もしくは、キリストがもたらしたものについて、反対のことを描きだして問い直そうとした映画だろう。
セックスをしているときに子どもが死ぬなど、答えは初めから失われているというか、苦悩のルーツが断ち切れないという具合になっている。
「女性の中にあるのは女ではなく、女の本質だ」というようなセリフがあったが、人間は存在すること自体が、閉じ込められることだというように感じた。おそらくそうだろう。

映像は美しかった。
でも、痛い。
「マンダレイ」は良かったが、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は観ていて痛かった。僕には好きではないが、避けて通れないようなやっかいな監督のようだ。

 

上映希望

 投稿者: N.Y  投稿日:2011年 4月10日(日)06時12分46秒
  「100,000年後の安全」でしたっけ?
北欧に最終核廃棄物処理場をつくったが…という、
大変タイムリーな映画。
福井で見れたらいいな~♪
 

海洋天堂

 投稿者: タケシ  投稿日:2011年 4月 4日(月)12時41分16秒
  ジェット・リーの海洋天堂を福井で見たい。
オフィシャルサイト
http://kaiyoutendo.com/
 

上映希望です

 投稿者: mitsu  投稿日:2011年 4月 1日(金)19時29分46秒
  「その街のこども」の上映をお願いします。  

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月31日(木)08時34分2秒
  2010年とだ ひろし監督作品「フランスから来た男」は本年10月にギリシャのパトラス市で開催される”パトラス国際映画祭”にセレクションされました。

『パトラス国際映画祭』サイト:http://www.independent.gr/
『フランスから来た男』サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html
 

イップマン 葉問

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 3月28日(月)07時15分37秒
  ドニー・イエン主演の、香港詠春拳の一代大師 葉問 の
伝記的映画映画 「イップマン 葉問」「イップマン序章」を
2本立て公開というのでどうでしょうか。

http://www.ip-man-movie.com/

是非御考慮ください。
 

(無題)

 投稿者: 茶々  投稿日:2011年 3月21日(月)21時59分30秒
  イーサン・ホーク主演「デイブレイカー」をぜひお願いします。  

御礼

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月18日(金)20時12分8秒
  3日間の上映会では、大震災のニュースが各局でTV報道される中、沢山のご入場を頂きまして、誠にありがとうございました。このページをお借りして御礼申し上げます。

お陰さまで「フランスから来た男」は現在3つの映画祭にセレクションされ、「魚たちの夜」も現在5つの映画祭にセレクションされています。
現在、戸田監督作品の数々は21カ国83の映画祭にセレクションされ、14のタイトルを受賞しています。
これからも、各映画祭からセレクションのメールが到着するかと思いますが、逐一このページをお借りしてご報告させて頂きたいと思います。

戸田監督作品上映ネットワーク 一同
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月17日(木)13時57分0秒
  「魚たちの夜」は今年11月上旬にフランスで開催される”アジアン・コネクション映画祭”にセレクションされました。

アジアン・コネクション映画 : http://www.asiexpo.com/festival/
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月17日(木)08時49分7秒
  先日公開された『魚たちの夜』はモナコ公国で開催される”モナコ・チャリティー映画祭”にセレクションされました。

The Monaco Charity Film Festival:http://www.monacofilmfestival.org/
 

魚たちの夜

 投稿者: ゴン太  投稿日:2011年 3月16日(水)18時15分27秒
  戸田監督作品の「魚たちの夜」を拝見しました。
上映時間は約1時間で、ストーリーはサラサラと流れて、ラストのカタルシスへ持って行く技量はさすがだと感心しました。音楽も効果的に使われていて素晴らしい作品でした。

昨今においては、ダラダラと無理に時間を引き延ばしたような無駄なシーンやカットが多い作品に辟易させられていましたが、「魚たちの夜」は無駄のないカットの積み重ねと適度な長さで私は満足。
今回は特に映像が見事でしたね。

「フランスから来た男」も私は好きな作品です。
30分の短編ですが、色んなモノが凝縮されていて面白い。
また、この作品の音楽も隅々まで設計されていて作曲者の才能を感じました。
批評家気取りで勝手に述べさせて頂きましたが、今後とも戸田監督にはお元気で作品に取り組んで頂きたいと思っています。

さて、戸田監督には3時間の作品も撮って頂きたいと思うのは私一人ではない筈。
次回作にも期待しています。
 

リクエスト

 投稿者: そら  投稿日:2011年 3月11日(金)01時12分54秒
  ブルーバレンタインを見たいです。  

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月 8日(火)11時51分8秒
  「魚たちの夜」は来月(4月)中旬からアメリカのツーソン市で開催される”アリゾナ国際映画祭”にセレクションされました。
ツーソンは往年の映画ファンにはおなじみの「OK牧場の決闘」で有名な場所です。

アリゾナ国際映画祭:http://www.filmfestivalarizona.com/
 

悪魔を見た

 投稿者: 太郎こおろぎ  投稿日:2011年 3月 7日(月)01時11分21秒
  韓国映画「悪魔を見た」を是非よろしくです!  

リクエストです。

 投稿者: MO  投稿日:2011年 3月 4日(金)14時20分26秒
  ヘヴンズストーリー見たいです。
よろしくお願いします。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月 3日(木)15時52分44秒
  本年3月12日(土)13日(日)14(月)福井市メトロ劇場において最新作「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の上映会を行います。
なお、当日はフランスで開催された「2010/戸田レトロスペクティブ」の報告(映像23分)上映も行います。

*「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の2本は現在、ハンブルグ国際映画祭(ドイツ)と国際ネーションズ映画祭(オーストリア)に出品中。

『フランスから来た男』:
2010年11月アジアン・コネクション(フランス)公式上映
2011年 3月グリーン・ベイ映画祭(アメリカ)公式上映
2011年 3月フォート・マイヤーズ映画祭(アメリカ)公式上映

ショート・シノプシス:
フランス人のギヨームは、16ミリカメラでドキュメンタリー映画を撮影するため日本を旅する。移動の手段はヒッチハイクだが、ある日、ギヨームは不思議な老人が運転する車に乗せてもらう。
その老人はギヨームが持っている16ミリカメラに興味を示す。そして、二人は仲良く旅をすることになるのだが・・・。

出演:ギヨーム・トーブロン/山田 昭二/吉田 孝広
「フランスから来た男」:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html



『魚たちの夜』:
2011年 3月グリーン・ベイ映画祭(アメリカ)公式上映/最優秀脚本賞/主演男優賞
2011年 4月リバーサイド国際映画祭(アメリカ)公式上映
2011年11月アジアン・コネクション映画祭(フランス)公式上映


ショート・シノプシス:
佐々木夫妻は革細工職人として革製品を作って細々と生計を立ててくらしている。
その夫は優しい人柄で、ある日、道端に倒れている老人を自宅に招き、面倒をみる事になる。
その老人は、お礼に彼らの手伝いをすることになるが不審な行動を始める。
夫婦は彼の行動に対して次第に不安を感じるようになるが…

出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
「魚たちの夜』:               http://www.skeletonfilms.com/works/707.html


2011 とだ ひろし監督作品上映会   お問い合わせ:090-6067-0172
                    SKELETON  FILMS : http://www.skeletonfilms.com
場所:福井市メトロ劇場
入場料:当日1200円   前売1000円
前売券はメトロ劇場ほか各プレイガイドにて発売中

スケジュールは以下の通り/各日共通
開始時間
「舞台挨拶」                         18時30分
「戸田レトロスペクティブ」                  18時45分
「フランスから来た男」                    19時10分
休憩                             19時40分
「魚たちの夜」                        19時45分
終映                             20時40分
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月 2日(水)08時45分58秒
  「魚たちの夜」は来月(4月)にアメリカ/カリフォルニアのリバーサイド市で開催される”リバーサイド国際映画祭”にセレクションされました。

リバーサイド国際映画祭:http://riversidefilmfest.org/
 

おめでとうございます!

 投稿者: シネマン  投稿日:2011年 3月 1日(火)18時39分12秒
  戸田監督と山田昭二さんの受賞を心からお祝いしたいと思います。
「本当に、おめでとうございます!」

これで、上映会で拝見するのがますます楽しみになりました!!!
 

「魚たちの夜」受賞

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 3月 1日(火)10時15分25秒
  今月、メトロ劇場にて公開の「魚たちの夜』はアメリカ/ウイスコンシンのグリーン・ベイで開催された”グリーン・ベイ映画祭”において、最優秀脚本賞と主演男優賞(山田昭二)を受賞しました。

グリーン・ベイ映画祭:http://www.gbfilmfestival.org/
魚たちの夜:http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
 

上映会

 投稿者: シネマン  投稿日:2011年 3月 1日(火)08時37分34秒
  今回は短編の作品もありますね。
戸田監督の短編はみた事がありませんので、とても楽しみです。
戸田博監督の上映会を期待しています。
 

玄牝ーげんびんー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 2月27日(日)22時10分43秒
  以前「精神」という映画を見た事がある。見ていてあれを思い出した。

一般の病院の治療方針に納得できず、自らの経験から得た独自の視点で治療を行う医師たち。その流れの一人にこの「玄牝ーげんびんー」の吉村医師の存在もある。患者に日常の延長で子供を産む準備をさせ、不安を与えるのでなく、出産という喜びを与えるのだ。そういう吉村氏の哲学は多くの妊婦に足を運ばせる。

面白いのが彼が目指すのが「死」の医学という側面を持つこと。必ず安産と言うわけにもいかない。時には「死産」という結果もある。時には親子とも死ぬこともあるだろう。答えはあるのではないが、そこまで産む女性に考えさせる吉村医師の考えは、彼が批判する病院医療より考え方においてはより過激で、急進的なものですらある。にも関わらず、女性たちがその考えを受け入れている。

また映画ではほんの少ししか現れないが、吉村医師を「何故他人ばかりかまって自分は放置しておくのか」と批難する娘の存在。吉村医師の患者への献身の代償のような存在の彼女にあえて冷たい言葉を投げつけるその暗部を河瀬監督は見逃さない。人の幸せのために自分の幸せが失われてしまう厳しい側面があらゆる思想や哲学にあるように、吉村医師の思想も完全無欠ではないのだ。

自然描写から始まる河瀬監督の視点はいつもと同じように見えるが、この映画は映画祭で選ばれるマニュアルの公式に当てはめたようないつもの語りとは違う。吉村医師というユニークな存在が、この作品においては彼女の映画を変えた。そう思えてならない。

 

シングルマン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 2月27日(日)21時39分24秒
  大したものである。

映画の始まりの方からバーナード・ハーマン調の音楽がフル回転し、水の中で浮き沈むコリン・ファーズの姿。ただならぬ始まりに傑作の予感がする。そしてそれは適中した。駄目押しで「サイコ」のドでかいポスターが登場。背景にはキューバ危機がある。

そこで主人公みずから世界において「恐怖」が大きな意味合いをもつ事が語られる事で、この意表を突いた語り口の意味が分かってくる。主人公は同性愛者なのだが、恐怖の眼で見られ、それが利用されてゆく点で、同性愛者も「アメリカの敵」の存在も同じだと言う事、そして同性愛者にとって、戦時や警戒時のみならず、日常までもが同性愛者であることが明らかにできない、相手に注意しなければならないという緊張感に満ちたものなのだという論理が凄く面白い。

目や態度を見て同じ仲間だと思っても容易に気を許さない主人公の行動が映画全体にきびきびした感じを与え、映像設計をつかって主人公の心理描写まで行う演出が微に入り細にいり、映画全体のムードに気品と品格をもたらしている。ジュリアン・ムーアとの場面もじつに魅力的で、色彩設計やあの時代の空気が感じられる美術の数々に何度唸ったことか。

一人の人間が死ぬまで。その間の時間を見る者に伝える巧みな演出。ナレーションも実に効果的で、台詞も実に練られている。何とも豪勢で、人間の深淵に達する素晴らしい映画だ。
 

海洋天堂<原題>のリクエスト

 投稿者: ati  投稿日:2011年 2月26日(土)16時14分38秒
  ジェット・リーがお父さん役の海洋天堂<原題>が観たいです。

飛行機の中でこの映画を観た人達が
みんな泣いている良い映画だそうです。
 

リクエスト

 投稿者: moon  投稿日:2011年 2月25日(金)22時51分19秒
  「ハーモニー 心をつなぐ歌」ぜひ、お願いします。
観たという友人達が絶賛しています。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 2月21日(月)14時26分33秒
  2010年度とだ ひろし監督作品『フランスから来た男』は来月下旬にアメリカのフロリダ州フォートメイヤーズ市で開催される”フォートメイヤーズ映画祭”にセレクションされました。

フォートメイヤーズ映画祭:http://www.fortmyersfilmfestival.com/

「フランスから来た男」:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html
 

「闇の列車、光の旅」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2011年 2月17日(木)21時14分1秒
  観終わって、映画っていいなと改めて思った。
映画は、知らないところに連れて行ってくれたり、知らないことを教えてくれたり、知らない人に会わせてくれたりするのだが、それらを自分も知らない感情に乗せて「見せて」くれる。

主人公はメキシコ人のギャングの男の子とホンジュラスの移民の女の子だが、前者を軸とする暴力的な流れと、後者の移民ドキュメントのような流れが交差して、ロマンスのような新たな流れができていく。
人は昔から移動して国境を越えてきたし、日本においても獣を追って人々は道を作って行ったということだ。
つまり、「どこかへ行くには体を運んでいった」。「行かなければ見れなかった」。
それは今も当たり前のように思えるが、インターネットやその他情報化している日本の社会状況からすると、問題なのは「何がリアルか」ということが変わってきているということだろう。
肉体には肉体が、「組織」にはリンチがリアルだ。
そうした生々しい匂いと重さが全編通じて感じられるので、決して美しいとはいえないスラムの様子も、色が滴るようなみずみずしさを感じて、画がきれいだと感じ入ってしまう。
それが、自分も知らなかった自分の感情というもので、この映画に抱いた感情を大きく占めている。

舞台のホンジュラス、メキシコといった貧しい中米の国々は、無味乾燥でクリーン(という風に最後に出てくる)な目的地・アメリカの「周縁の国」であり、アメリカの周りに薄汚れて貧しいグラデーションを描いて存在している。アメリカが存在するために、中米のスラムやギャングといった階層や集団が作られていくという風な意図も、移動ということを横軸にしているこの映画から感じた(思いすごしかも知れないが)。なぜなら移動には目的地が必要だから。
また、一番年若いギャングのスマイリーが、同じ年の子どもたちに銃を見せて自慢するように、「組織を構成する者が、その下にまた別の組織を作る」ということも、何気なく描いている。

チュニジアやエジプトの市民革命の中にある人たちと、この映画のような「命がけの移民たち」の間で僕にとってのリアルとは何だろうかと考えてみたい。

ともかく色んな見方ができる映画だ。また観たい。
 

冷たい熱帯魚

 投稿者: のんべ  投稿日:2011年 2月17日(木)19時33分48秒
  先日、tokioに遊びに行った際、見てきました。うーむ、大傑作! 福井でまた見られるなんて! 待ち遠しいです。  

頑張って下さい

 投稿者: 戸田作品のファン  投稿日:2011年 2月15日(火)20時41分25秒
  わたしも戸田作品のファンとして一言述べたいと思い投稿させて頂きます。

わたしは大の映画ファンですが、最近よくテレビや映画で見かける、ありえない人物設定や起こりえないストーリーにに辟易しています。
何と言いましょうか、とにかく軽いんです。軽くて薄い。テキトーなくすぐりや笑いで誤魔化したり、それにダラダラとやたら長い。無理に2時間に引き延ばしたような作品ばかりが眼につきます。
そして、無意味な感情の動きやバイオレンス。観客を無理矢理泣かせようとしたり、笑わせようとしたり。お寒い作品が多すぎます。

もっと深く面白い作品が見たい。そんな時に戸田作品に触れたわたしですが、「十二月の空」でピンと来ました。
生意気ですが、この監督は「映画」を分かっている…と。
その後の戸田作品は全て一観客として拝見させて頂きました。
戸田作品の面白さの鍵はストーリーもさることながらカッティングの妙だと思っています。
心地よい映像を適度な長さでカッティングしていく才能は凄い、と思いました。また、フィックスにこだわった画角設定も見事だと思います。

わたしは戸田監督のホームページを時々チェックして、作品の動向を観察している者ですが海外でのセレクションの数々、ホントにすごいですね~。
ストーカーまがいに細かくチェックしてみたら、19カ国50の映画祭にセレクションされていますね。驚きです!
このように数々の映画祭でセレクションされている現実を改めて確認して、わたしは納得。

もっと沢山の福井の皆さんにも是非観て頂きたいですね。
私はそのように願っています。
 

楽しみです

 投稿者: 映画を愛する者  投稿日:2011年 2月15日(火)19時03分21秒
  待ってました「戸田監督作品上映会」!!!
私は戸田作品のファンの一人です。
戸田作品の上映会は毎年不定期で行われていますね。戸田作品の「映画作り」のエネルギーには感心しています。
しかも、その作品の内容は現今のプロたちのガキっぽいテレビドラマみたいな作品群とは一線を画して、大人に向けたメッセージが込められているように思います。
しかし、監督自身はそんな思いは観客が勝ってに判断するものだと言われているようで、とにかく味わい深い作品に私は満足しております。何よりも戸田作品は正に「映画」です。
海外での数々のセレクションも納得です。
これからも、どんどん作品を生み出して下さい。
私は一ファンとして応援しております。

上映会が楽しみです。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 2月14日(月)09時56分18秒
  本年3月12日(土)13日(日)14(月)福井市メトロ劇場において最新作「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の上映会を行います。
なお、当日はフランスで開催された「2010/戸田レトロスペクティブ」の報告も行います。

*「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の2本は現在、ハンブルグ国際映画祭(ドイツ)と国際ネーションズ映画祭(オーストリア)に出品中。

『フランスから来た男』:2010年11月アジアン・コネクション(フランス)公式上映
            2011年 3月グリーン・ベイ映画祭(アメリカ)公式上映

ショート・シノプシス:
フランス人のギヨームは、16ミリカメラでドキュメンタリー映画を撮影するため日本を旅する。移動の手段はヒッチハイクだが、ある日、ギヨームは不思議な老人が運転する車に乗せてもらう。
その老人はギヨームが持っている16ミリカメラに興味を示す。そして、二人は仲良く旅をすることになるのだが・・・。

出演:ギヨーム・トーブロン/山田 昭二/吉田 孝広
「フランスから来た男」:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html



『魚たちの夜』:2011年3月グリーン・ベイ映画祭(アメリカ)公式上映

ショート・シノプシス:
佐々木夫妻は革細工職人として革製品を作って細々と生計を立ててくらしている。
その夫は優しい人柄で、ある日、道端に倒れている老人を自宅に招き、面倒をみる事になる。
その老人は、お礼に彼らの手伝いをすることになるが不審な行動を始める。
夫婦は彼の行動に対して次第に不安を感じるようになるが…

出演:岡山 進一/山田 昭二/山本 弥生
「魚たちの夜』:               http://www.skeletonfilms.com/works/707.html


2011 とだ ひろし監督作品上映会   お問い合わせ:090-6067-0172
                    SKELETON  FILMS : http://www.skeletonfilms.com
場所:福井市メトロ劇場
入場料:当日1200円   前売1000円
前売券はメトロ劇場ほか各プレイガイドにて発売中

スケジュールは以下の通り/各日共通
開始時間
「舞台挨拶」                         18時30分
「戸田レトロスペクティブ」                  18時45分
「フランスから来た男」                    19時10分
休憩                             19時40分
「魚たちの夜」                        19時45分
終映                             20時40分
 

闇の列車 光の旅

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 2月13日(日)19時30分45秒
  ヤクザ映画というのは西部劇によく似ている。

大量に娯楽映画として作られたがゆえにパターンの同じものが相次ぎ、
すたれていった。しかし時々、予測しない形でふらっと傑作が登場する。

闇の列車 光の旅」はそんな映画だ。確か中南米の不法移民の物語ではあるが
映画自体は根本的に往年の東映やくざ映画を思わせるヤクザ映画である。

見るからにチンピラ風の彼らはアメリカの内陸部にまでしっかりと根を張り、
裏切りものは許さない。組織の為に人を殺さないと仲間にしてくれない。
その中の一人が、運命のいたずらから仲間を殺し、逃亡する羽目になる。
そして途中で出会った不法移民のお嬢と知り合い、彼女を助けることになる。

映画は驚くほどヤクザ映画の王道を行く。むろん過酷な中南米の現実を伝えようとする
使命感はあるが、まずは娯楽映画としてきちんと観客に向かい合う事を忘れてはいない。
日本なら舞台は終戦後で、主人公のチンピラは松方弘樹で、弟分で彼にけじめをつけなけ
ればならないガキの役は川地民夫のスタンスだろうか、連中のボスは名和宏はちょいと
年取りすぎだが、梅宮辰夫くらいだろう。

かつて深作欣二監督はコンビナート建設問題を採りあげ「血染の代紋」という映画を撮った
社会派映画としても娯楽映画としても優れた映画だったが、この映画のスタンスは限りなく
それに近い。良心だけの映画ではない、視野の広さと演出力にうなった。
 

ボローニャの夕暮れ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 2月 6日(日)21時24分35秒
  いや、これは驚いた。またしてもチラシと中身が違う。チラシを観てきた人たちはみな驚いていた。「え!こんな映画だったの?」。見終わって「違うわよね」とぼそぼそ呟く客の多かったこと。
映画は悪意たっぷりで、人情もののように始まりながら、いきなり学校の教師の娘が同級生を殺害する殺人ミステリーになってしまうのだ!これには驚いた。アヴァティはホラー映画の巨匠の面もあるので違和感はないが、他の人は驚いて目パチクリ。どんな映画になるんだろうと、興味津々でスクリーンに見入った。

分かってきたのは、これがまぎれもなく政治映画だと言う事だ。トルナト‐レの「マレーナ」のホラー映画版と言うと正確に理解できるだろう。ファシズムを選択したイタリアを一人の女の姿に託するというアイディアが同じだ。

教師の娘が他人が理解できない理由で殺人を犯すのと「マレーナ」で主人公の少年のあこがれの女が日本の戦争直後の「パンパン」みたいな生き方をするのは全く同じ事で、イタリアが正気を失った時代のメタファーである。そして両者とも悪魔などでない事が問題だというのも同じ。
アヴァティがこれを「イタリアの男が耐えて、耐えて耐え忍ぶ話」にしたのが興味深い。親子である以上、その責任からは逃れる事は出来ないと全てを捨てて娘と向かい合いながら生きる決意をする。

イタリア映画のヒーローは皆そうだ。決してマッチョじゃない。痩せていて、弱い立場にいる。凄まじいリンチを受けて、耐えて、耐えて、耐えて、その果てに勝利を掴む。それがイタリア映画の男の理想像だ。マカロニ・ウエスタンに限らない。「正義は勝つが、滅多に勝たない」 世界を正しく教えてくれるのがイタリアの映画だ。

そうなると娘が戦争中に狂気の世界に住み、「黒手袋」=ファシスト党の象徴を称賛するのもうなづける。家族の隣人の警察官がファシスト党に入り、世間から白い目で観られる家族を救うのは、イタリアの国民とムッソリーニとの蜜月時代を描いたものとみていい。

ファシズムの時代があって、過酷な時代ではあったが、その時代を選んでしまったのは他ならぬイタリア人だ。しかしイタリア人である以上、イタリア人の誇りを捨てる事は許されない。そこでこんなにまで捻った怪奇映画を思わせるホームドラマを作り上げたのだ。

あの時代は批判されるべき時代ではあるが、それはイタリアへの批判であってはならない。リベラルなようで、その実は凄まじいまでのナショナリズムが支える物語。それをこういう形で語れるところにアヴァティ、ひいてはイタリアの凄さを感じる。
 

リクエスト

 投稿者: mi  投稿日:2011年 2月 2日(水)17時27分49秒
  冷たい熱帯魚が観たいです。
よろしくお願いします。
 

パリ20区、僕たちのクラス

 投稿者: nnn  投稿日:2011年 1月29日(土)19時43分19秒
  今から約20年前、私が中学生のころ
学年全体での集会がありまして、6クラス、200人程度が集まりました。
先生たちも徐々に集まり始めていました。
集会が始まるまで、隣のクラスの女子達がけっこう大きな声でおしゃべりしてました。
うるせえなあ、、なんて思っていましたが、その子たちはいつもそんな感じなので
まあ気にもなりませんでした。
そしたら、いつでも誰でもブン殴りまくりの20代後半の男性体育教師が
「おい!ブタ!ブタ!ブタ!ブタ!!うるせえんじゃ!!!ブタ!!!!!!!」
とブチギレて叫びました。
一瞬にして体育館は「シ~~~~~ン・・・」
たしかに、あの女子は太っていてブヒブヒうるさく喋っていて
先生のいうとおりブタでした。
でも先生、それは言ったらあかんでしょ、、、って思いました。


で、「パリ20区、僕たちのクラス」という作品なんですが
このクラスの女子の一人、いちいち屁理屈ばっかり言ってて
くだらねえ事ばっかり言ってヘラヘラ笑ってクソ生意気なブス。
こいつが、まあ、腹立つ腹立つ。
(オフィシャルHPの写真:中央で両手で指を立てて、しましまのノースリブ着てるこいつ)
中学の時の「ブタ」発言した体育教師の気持ちが分かったよ。
うるせえブスほど腹立つもんはないなと思いました。

「先生だって人間だもの。」
  きっと「みつお」も言うはずです。



映画自体は10年以上も前に「金八先生」や「中学生日記」でとっくにやってるネタ。
あの時のカンヌの審査委員長ショーン・ペンが「金八先生」みたら
すげえTVドラマ!こんなの毎週やってたのかよって驚くはず。

http://class.eiga.com/

 

「イップマン  葉問」の リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 1月28日(金)06時09分22秒
  ドニー・イエン主演

「イップマン 葉問」をお願いします。

http://www.ip-man-movie.com/
 

レオニー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 1月25日(火)13時38分42秒
  これなかなか面白い。ポスターでのイメージと映画の中身に「ズレ」があるからだ。

「女性・母・進歩的」とまさに女性の鏡、女性であることを誇りにすべきだというイメージのポスターで、予告でもそういうイメージだが、本編に出てくるレオニー・ギルモアは女性の誇りとするべき人間でも、鏡でもない。あらゆることに猪突猛進する人であり、それゆえに他から見れば、同じ女性でも「そこまでやっていいのか」とまゆをひそめる様な事もやる部分もあった。だから一般的な「女性映画」であるところの「男社会けしからん、これを打破する事によって女性の地位が向上する」というフェミニズム・プロパガンダとは違う。

むしろ彼女の行動はそういう女性の「鏡」そのものを否定するものである。1度しかない人生、生きたいように生き、死にたいように死ぬ。女性たるものかくあるべしと模範になる気などまったくなく、私の人生から学びたかったら学べと突き放す面すらある。

だからレオニーが出会う日本人女性たちとの交流もアメリカで、女性の権利を主唱していた津田梅子とはかえって上手く行かず。日本から出なかったであろうラフガディオ・ハーンの妻(竹下景子が好演している)との方が上手くやっていると言う事に注目しておく必要がある。女性のあるべき姿を追及しているからといって、そのあるべき姿は多様なのであり、女達よ、団結せよで全てが上手くいうわけでもない。

たとえば軍人や政治家、官僚になる女性はそのほかの女性とは違う価値観をもち、必ずしも平和主義を唱えるものでもなく、弱者への態度もより厳しいものになるだろう。同じ女だから気持が分かるとか、生命を生み育てる女だがらというこだわりを持つことにもなるまい。

レオニー・ギルモアの人生は多くの人に戸惑いと疑問を引き起こすものだ。決して偉人でもなく、悲劇のヒロインでもない。ちょうどコロンブスが侵略者か開拓者かという議論と同じで作り手にも驚いてほしい、戸惑ってほしいという狙いがある。そこがこの映画を観る時の大切なことだろう。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 1月23日(日)17時58分26秒
  最新作「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の2作品は2月下旬にアメリカのウィスコンシン州のグリーン・ベイ市で開催される”グリーン・ベイ映画祭”に同時にセレクションされました。

Green Bay Film Festival : http://www.filmgreenbay.com/
「魚たちの夜』:               http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
「フランスから来た男」:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html
 

リクエスト

 投稿者: あさみ  投稿日:2011年 1月20日(木)02時08分58秒
  「デザート・フラワー」がみたいです。
よろしくおねがいします。
 

リクエストです。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2011年 1月19日(水)21時53分22秒
  今日お邪魔したとき、リクエストを書くの忘れてしまいました!
『洋菓子店コアンドル』
ぜひお願いします☆
 

リクエスト

 投稿者: Ki  投稿日:2011年 1月18日(火)21時29分34秒
  「デザートフラワー」と「ハーモニー 心をつなぐ歌」をぜひおねがいします。  

2011 とだ ひろし監督作品上映会

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 1月17日(月)21時39分23秒
  本年3月12日(土)13日(日)14(月)福井市メトロ劇場において最新作「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の上映会を行います。
なお、当日はフランスで開催された「2010/戸田レトロスペクティブ」の報告も行います。

*「フランスから来た男」と「魚たちの夜」の2本は現在、ハンブルグ国際映画祭(ドイツ)と国際ネーションズ映画祭(オーストリア)に出品中。

2011 とだ ひろし監督作品上映会   お問い合わせ:090-6067-0172
場所:福井市メトロ劇場
入場料:当日1200円   前売1000円
前売券はメトロ劇場ほか各プレイガイドにて発売中

スケジュールは以下の通り/各日共通
開始時間
「舞台挨拶」                         18時30分
「戸田レトロスペクティブ」                  18時45分
「フランスから来た男」                    19時10分
休憩                             19時40分
「魚たちの夜」                        19時45分
終映                             20時40分

SKELETON  FILMS :           http://www.skeletonfilms.com
「魚たちの夜』:               http://www.skeletonfilms.com/works/707.html
「フランスから来た男」:http://www.skeletonfilms.com/works/701.html
 

メッセージ、そして愛が残る

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 1月14日(金)14時15分15秒
  予告編見た時にどんな映画になるのかなと思った。

予知能力をもっていて、死が迫っている人間の周囲に「光るもの」が漂っている様をみつけ、その人間が死ぬまでに良い余生を送れる様にする使命をもっていると言う話だが、予言された人間が予言を否定しようと必死になるさまをえがいたサスペンスにするのかなとか、いろいろ観る前に考えた。どういう結末をつけるのか。興味深く観た。

映画全体はミステリーのスタイルを取っている。死を阻止しようとする事は不可能で、人間が永遠に生きられず、いつかは死ぬ存在である以上、時期の変更は出来ても、死そのものを避ける事は出来ない。主人公はジョン・マルコビッチ演じる預言者に逆らおうとして必死に予言された人間を助けようとするが失敗に終わる。

そういう意味では読みやすい映画あったが、最後のどんでん返しには「やられた」と思った。死を限りなく考える事が死を予言する力になるというオチは凡人には考えもつかなかった。死と聞いただけで震えが来る人間にとってはまあ夢のような話であり、拒否反応を示す人も正直多かろう。

この映画の映像設計は見事だ。透明感に溢れ、神秘的で、なおかつリアリズムを失わない。それでやられてしまい。飽きることなく観てしまった。ストーリーは読める部分もあるが、映像は観ておいて損はない。
 

(無題)

 投稿者: ゆうみ  投稿日:2011年 1月13日(木)18時05分25秒
  12月に初めて福井メトロに行きました。
『ミックマック』が上映されると知ってとても嬉しかったです。
映画も期待通り面白かったです!

また上映希望の映画なのですが、
12月でほとんど上映が終わってしまった『GAMER』を上映してほしいです。
主演のジェラルド・バトラーが大好きで、福井で上映されず見れませんでした。。
どうかお願いします。

 

スープ・オペラ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 1月10日(月)12時14分53秒
  入りも悪くなく、正直驚いた。様子からすると阿川佐和子の愛読者なのだろう。

以前、坂井真紀が「ノン子36歳 家事手伝い」という映画でやった役と凄く重なる役のように思えた。さまざまな人物が彼女の周囲に現れるが、最後まで彼女とともに人生を歩む人間は現れない。ひょっとすると全てが孤独な彼女の妄想ではなかったのかと思わせるような展開ですらある。

またこの騒がしい人間関係にも謎がある。ヒロインの父親と思しき藤竜也演じる男は本当の父親かは判然としない。唯一分かるのはヒロインが毛嫌いしていた平泉成演じる恋愛小説作家と、藤竜也が同じ女に人生を変えられて、その女性がヒロインのなき母親ではないかという謎である。

そして物語の発端となる加賀まり子演じるヒロインの同居していた叔母が結婚を理由に去っていったのは本当に彼女の恋愛がゆえなのか、実はヒロインを自立させようという遠慮深謀なのかも不明だ。どちらでもよい。全てが両方に解釈できる。

しかしどちらにしても、ヒロインは孤独なのだという現実は変わらない。いくら周囲に人がいても、人生を共にしているわけではないからだ。そして見れば観るほどこのヒロインが阿川佐和子当人に見えてしょうがないのだ。父親との関係を観てもである。

あのラストはヒロインが自分の母親と同じ人生を歩み始めたと言う事なのだろう。
人を幸せにする人間自身の人生は幸せになるのか。それは定かではない。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2011年 1月 7日(金)18時53分0秒
  2009年度作品『EAST PLANET』は本年3月にカンボジアの首都プノンペンで開催されるカンボジア国際映画祭(CAMBOFEST)にセレクションされました。



CAMBOFEST : http://www.cambofest.com/index.html
 

ゾンビランド

 投稿者: 竹内です  投稿日:2011年 1月 4日(火)00時26分43秒
  正月は、まずこれと公開決定時から思っていた。こういう「人を食った映画」ほど新年にふさわしい映画はない。私のようなホラー映画ファンにとっては干天の慈雨ならぬ冬空の灯である。「悪魔の墓場」、「ゾンビ」、「ビヨンド」「墓地裏の家」、そしてこの映画のもとになったと思しき「ナイトメア・シティ」(古いビデオ屋なんかにはある。機会があれば是非)・・・もうどれだけゾンビの映画を観てきただろうか。

ビデオ屋の棚を観てもこれまた山のようにゾンビものがある。人権問題がやかましいこのご時世、黒人やアジア人が悪役だと人種差別だとか、やたら自主規制が多い。そうなると娯楽映画の悪役を担わせるのには誰がふさわしいか。生きている人間では無理なので、死んでも動き回る人間、そうゾンビしかいないではないか。

特殊メイクを駆使して砕け散る肉体、撃ち抜かれる頭。切り裂かれる体が映像化され、多くのハリウッドの人々の生活の糧になってきた。爆弾や銃弾で吹っ飛ばされるゾンビを観て、痛快な日々の欲求不満解消にもつながり、他ならぬ自分も楽しんできた。嘆くべきというべきか笑うべしというべきか。

で、笑えばいいではないかというのがこの「ゾンビランド」である。昔からのホラー映画ファンなら、この主人公の青年が掲げるルールを観て涙しない人間はいない。昔からゾンビに襲われて血みどろになる人間をスクリーンで観ていて「何で頭を撃ったか確認しないんだよ」とか「ちゃんと車で逃げるときは後部座席くらいみろよ」とか突っ込みを入れてしまうが、そこに目を付けてそのこと自体を映画にしたのには感心した。

そして映画のテーマに「生きていた人間が死ぬ事で、死んでいた人間が生き返る」と言う事をしっかり位置づけた事が素晴らしい。引きこもりで女性との経験がない青年、低賃金の肉体労働を余儀なくされているホワイト・トラッシュの男(ウディ・ハレルソン先生、この道一直線ですなあ)、犯罪を繰り返しながら生きていた姉妹。社会からみれば役立たずとしていまわしく思われていた人間たちが、世界が死んだ事で生きる人間としての価値が出てきたのだ。

今まで見向きもされなかった若者は生き残った男として価値を得るし、乱暴な貧乏白人は勇猛果敢な人間社会の勇士として、犯罪王の姉妹はしたたかな知恵で世界を生き残るサバイバーとして、元気よく死んだ世界を活気づける。この価値の転倒がこそがこの映画の醍醐味である。

でも一番驚いたのはビル・マーレイ大先生が御自分を演じるところだ。ようまあこんな役をOKしたものだと思う。しかもハリウッドの内幕ものなら自分を演じる事もありうるだろうが、世界がゾンビに支配された世界でビル・マーレイがビル・マーレイを演じるとはこはいかにと思っていたら・・・・なるほど。これは考えたと感心した。

これを観るだけでもこの映画を劇場で観る価値はある。
 

ミックマック

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年12月15日(水)20時40分24秒
  まあ楽しい映画である。「アメリ」ほどメトロ劇場に富をもたらしそうにはないが、映画としてはジャン・ピエール・ジュネらしい「外れた者への愛」に溢れ、なおかつ兵器産業を徹底的におちょくる痛快なコメディにしている。しかも最大の武器としてYOU TUBEも飛び出すから、日本人としても楽しく(笑)見る事が出来るだろう。

先日今年の一年の字として「暑」が出てきたが、今年は「漏」がふさわしいのではないか。政治もえらく杜撰で、報道も杜撰、見ててあちらからこちらから、失敗や無策が丸見え、それに対抗する側もそそっかしい。もっとしっかりやってくれと思ってたら、アメリカからも機密が漏れたり、まあ漏れる事でこちらが得をするのはいいのだが、損をするうっかりや、漏れは困るというものだ。

廃品回収を生業とするヒーローたちが最後の最後まで廃品利用に徹して相手を叩くところが凄く面白く、クライマックスでは「ははあ、中東まで行くとは・・・・」と見せて、もうひとひねりあるというのがナイスだ。海を渡らずとも世界に声を届けることが出来るという終わりは、フランスのリベラリズムとナショナリズムの関係を考える上でも興味深いところで、未見の方はお勧めしたい。「ザ・ロード」と続けて見ると一層面白いと思う。
 

ザ・ロード

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年12月15日(水)19時57分9秒
  核戦争後の映画というとさまざまな映画が作られてきて、真面目な社会に核の恐怖を訴えるものから、放射能の影響で巨大怪獣やミュータントが大量発生してというものまで(怪獣映画ファンとしてはこちらも大いに気になる)、さまざまな物語が、作られてきた。

ではこの映画はどういう切り口で来るのかと思ったら、「無力感」で来た。そう原作者が「ノーカントリー」のコーマック・マッカーシーなのだ。あの物語では、ハビエル・バルデム演じる冷酷非情な殺し屋の暴力をトミー・リー・ジョーンズ演じる保安官が阻止できないと言う物語だった。いわゆる「神の沈黙」である。人間の世界に悪徳がさかえ、暴力が横行し、それに対して従来の人間観に縛られた善人はなすすべがない。沈黙する神に対し、人間はなせ悪の横行が許されるのかと言う怒りと、だからと言って神を信じる事を放棄できない迷いの前でうろたえる。

それは多様性・民族自決・マイノリティの保護を訴えてきたアメリカン・リベラリズムの限界を真正面から見据えたものだ。本当にそれぞれの国がそれぞれの生き方をするのなら、ありとあらゆる統治と言う物を否定し、己の権力を強化せんとどんな手にでもうってでるだろう。我々は虐げられた民族だ。だからやられる前に核兵器を持つ自由もあるとか、徹底的に敵となるものは抹殺して、平和を守る必要があるとか、平和を守るためには平和を乱すものは殺せとか。自主性が独り歩きして、大きな破局を迎えるかもしれない世界。それに対して警鐘をならす事。それがマッカーシーの狙いだろう。

この映画は核戦争後の世界が略奪か食人かに二分され、生産そのものが失われた世界になっている事から始まる。そう正義という観念はとうになくなり、人間はただ消費するだけ。食人を正しいとする側も、確かに力は持っているが、その限界を乗り切れない。

ロバート・デュバル演じる老人がいう「こんなことが起きる事はわかっていた。しかし何が出来たかね」と。人間が核と言う物を考えだした時点で、全てが後戻りできなくなっている現実を考えた上での冷酷なまでの現代への視点に唸らざるをえない。劇中で描かれるが、もはや昔に戻れなくなっているのは核以外の面も同じで、文明の崩壊が人類の崩壊に即つながってしまうのである。

多分特殊撮影も大量に駆使してあるのだろうが、核戦争後の世界の演出は大したもので、セットとVFXの区別もつかない見事さ。俳優の演技も実に説得力があり、食人鬼と化した人間と、囚われた人間とでは、ゾンビのようになっているのが後者になっているという演出も上出来で、予想以上に満足できた。
 

トイレット

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年11月29日(月)22時58分54秒
  ラストで灰が水に流されてしまうのはなあと思いましたけど(あの手前くらいでやめておくべきだった)、映画自体は荻上監督らしい良作だった。

「かもめ食堂」以来、荻上監督自身が作った「めがね」もふくめて亜流がわんさか出て、食傷気味。彼女としてはここで心機一転しつつ自分のテーマを守る戦略に出ると思っていたら、まさにドンピシャ。
今度はフィンランドからアメリカに転じて、いつもながらの「調和をめざしながら他者との違いを活かす」世界観を貫く。ウォシュレットを調和の集団に使ったのには感心した。インド人がアメリカ人に苦言を呈するところなんかもよく考えられているし、遺伝子検査をした次男が実は自分こそが血がつながっていない事が分かってしまうところや、もたいまさこが英語を話さないてんまつなど(海底2万マイルのネモ船長みたいなもんですな)も面白い。

論理よりも感性を信じる視点も健在で、次女がエアギターの大会に出場したい(本選がフィンランド!)と言うのをばーちゃんが応援するところとか、長男がスカートをはいてピアノ・コンテストに出るところがそうで、「恋は5・7・5!」でも使った手が今回も生きている。彼女のぶれなさには感心。

もう固定客も「かもめ食堂」以来ついたようだから、彼女の映画はこれからも上映しないといかんでしょうね。
 

「ポチの告白」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2010年11月25日(木)01時12分33秒
  検察の証拠ねつ造などもあって、もっとこの映画を観に来る人がいてもいいと思ったが、僕が観た時には年輩の方が多くお客も少なかった。
警察ものと言えば「太陽にほえろ!」「西部警察」などテレビヒーロー物か、最近は「踊る大捜査線」といったところがウケているのであって、取り調べして吐かせるのが警察であり、この映画のように「告白」するのは卑劣な悪代官といった時代劇しかピンと来ない。告白なら裁判などを設定とするとストーリーは作れるかも知れないし、その方が簡単だろう。
だから企画時点からハンディがある。予算も潤沢ではないだろう、逆に制約・横やりはいっぱい、でも映画は観ていて気合いが入っているなと感じた。
世の中は「娑婆」であり、「娑婆」は清濁合わせ飲んで、重き荷を負って行くようなものだから、誰だって罪は犯すことがあると判ってはいる。人を見て我が身を振り返ると、気になるのは程度の違いで、「このくらいは許せて、ここからは犯罪」と無やみに判定する風潮が最近強いと感じる(マスコミもね!)。
だから、この映画はそうした「ありそうか、ないか」という程度問題ではない「構造問題」を大声あげて教えてくれているから、どの程度の感覚で自分は生きているのかを知るためににも観ることをおすすめしたい。
この国に生きている一人一人が変えようという意識を持たないとダメだということは、昨今の政治的な迷走を見ていてもはっきりしている。
ポチは何なのか、きっと警察だけではないはずだ。
 

ポチの告白

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年11月23日(火)23時34分28秒
  観て意外な気がした。

確かに警察の数々の犯罪は描いているが、これを観て「警察けしからん!」とはならない。作り手は確かに権力の悪を鋭く描いているが、その悪を糾弾して溜飲を下げる映画にはしていない。ある意味徹底的に警察の悪を暴くがゆえに、そんな凄い事が出来るのなら、国民の為に国の安定に手を汚す、必要な存在だとも思えるくらいになってしまっている。これが面白いところである。

だからこの映画は権力=悪という公式にはなっていない。普通なら「マイノリティ」として出てくる韓国人や中国人も生きるために非道も犯す人間で、警察の不正の犠牲者であると同時に危害を加える側の人間でもある。私怨を晴らすために町の不良どもに、かつていじめを受けていたがゆえに脅迫を加える「六法」なる警察官のやっている事は悪事だが、見ていてざまあみろと快哉を叫びたくなる。不当逮捕される「市民」が、もし女からカネをむしり取ったり、ショバ代をむしり取る人間なら、拷問されようがどうなろうが知った事ではない。

そう、平和を守るためには平和を乱す人間を抹殺する必要がある。そのためには「殺し屋」が必要になる。しかし、禍のもとを排除した場合に、その禍を排除した人間が新たな禍のた種になる事は必至で、永遠に悩みは続く事になる。その「平和」が一般庶民の平和になるのならまだいい。ひょっとするとその「平和」は権力を握るもののだけの「平和」になるかもしれないのだ。

事件を暴くトップ屋がいう。「どこの国にでも不正はあります。日本の問題は特別です。それは不正に対して国民が行動しない事です」と。

だがこれとて国民の行動にも「自警団」的な要素があり、必ずしも正義につながらない事が世界規模で次第に明らかになってきつつある中、闇を照らす光とは成りえない。人間社会が平等では成立せず、権力を必要としている以上、この厄介な状況を打破する原動力を見つけるのに多くの悲劇と時間が必要だろう。

その余裕は確実にこの国から消え去りつつあるのだが。
 

アップしました

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年11月17日(水)21時14分59秒
  11月3~7日まで、フランスのリヨン市で開催された「TODAレトロスペクティブ」は盛況のうちに終了しました。
その映像記録をアップしましたのでご覧下さい。

なお、新作「魚たちの夜」と「フランスから来た男」の記事もアップしました。

「TODAレトロスペクティブ」その他:http://www.skeletonfilms.com/news
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年11月17日(水)20時56分25秒
  2008年度作品「夏の宴」はインドのバンガロールで開催される”ステッピング・ストーン映画祭”にセレクションされました。

The Stepping Stone Film Festival :http://wannabestudios.org/s2f2/archives/760

「夏の宴」サイト:http://www.skeletonfilms.com/works/79.html
 

リクエスト

 投稿者: pina  投稿日:2010年11月16日(火)15時42分45秒
  「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」
上映希望します
 

ちなみに

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年11月16日(火)11時04分22秒
  アントニア・フークアの「クロッシング」もプレシディオの配球ですから、二本まとめてもいいのではないでしょうか。

私も「マチューテ」に一票!
 

ラスト・ソルジャー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年11月16日(火)11時00分31秒
  ジャッキー・チェン最新作「ラスト・ソルジャー」をお願いします。
配給元のプレシディオに問い合わせをしたところ、福井公開は未定と言う事です。
「新宿インシデント」以後のジャッキーがどうなるか、凄く関心があります。
 

恐縮ですが…

 投稿者: シガスカオ  投稿日:2010年11月15日(月)15時25分27秒
  『マチェーテ』、観たいです。

メトロにはちょいと低俗すぎて恐縮ですが…
 

リクエスト

 投稿者: peko  投稿日:2010年11月15日(月)11時26分36秒
  100歳の少年と12通の手紙 上映お願いします。  

アメリカ映画2本はいかが

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年11月 7日(日)23時48分49秒
  英語圏の映画の上映も悪くはないと思います。

さしずめ、今「エクスペンダブルズ」で有名なミレニアム・フイルムズの映画はどうでしょう。

「ストーン」(監督 ジョン・カラン 主演エドワート・ノートン、ロバート・デニーロ、ミラ・ジョボビッチ 配給日活)http://www.stone-movie.com/

「クロッシング」(監督 アントニア・フークア 主演イーサン・ホーク リチャード・ギア ドン・チードル 配給プレシディオ)http://www.cross-ing.jp/
 

モリエール 恋こそ喜劇

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年11月 2日(火)07時17分4秒
  観た瞬間本気で作っているなと分かった。映画が始まるなり、泥やわらでいっぱいの道路が目に入ってくる。そう花のフランスを描こうと言う気などさらさらない。

そのかわりフランスの華、モリエールについてさらりと、しかも余裕たっぷりに描いている。モリエールについて知らなくても楽しめてしまう。芝居について、喜劇について、悲劇について。演技に開眼する事は人生に開眼する事なんだなと。なぜなら、いかなる劇も人間の人生の一部を切り取るもので、「虚」とは「実」の裏返し。それをどう裏返すかが物語にするという事で、「実」がしっかりしていないと「虚」がなりたたない。この「実」とは鋭く物事の本性を見分ける感性の有無の事で、道徳的か否かではない。そこが面白いところだ。
ロマン・デュリスの主演映画というのは何本も観てきたが、この映画は彼がカッコイイだけでなく、俳優として凄い奴だと言う事を思い知らせる。映画のなかで、欲ボケの貴族に「馬の芝居」をさせるところなんか素晴らしい。

「今のは馬になろうとしている人間だ!」と言い放ち、「馬と言ってもいろんな馬がある」と自ら例を示す場面が特にそうで、自分が演じるものをどれだけ理解しているかと言う事が問われ、その演じるものと演じる自分の間の差をどれだけ感じ取れるかが演技の基本だという、演技の真髄を面白おかしく見せてしまうところ。まさに演技を知るものの「余裕」だ。

この「余裕」の有無こそスターになれるか否かの境目だが、「モリエール 恋こそ喜劇」はまさにそのことを教えてくれる。
 

BENDA BILILI! ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡

 投稿者: アラキ  投稿日:2010年11月 2日(火)00時39分8秒
  BENDA BILILI! ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡(http://bendabilili.jp/movie/)
上映をお願いします!!

先日の来日ツアーで彼らの演奏の圧倒的パワーにシビレてしまいました。
北陸では上映予定の映画館が無いようなので、是非ともメトロ劇場での上映のほど検討お願いします。
 

韓国映画2本

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月27日(水)15時21分53秒
  韓国映画2本

「義兄弟」(「映画は映画だ」のチャン・フン監督最新作)http://www.gikyodai.com/

「TSUNAMI」(日本に数本しかないと聞いていますが、ハングル版でお願いします)http://www.mega-tsunami.jp/
 

ルニューアル

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年10月27日(水)15時20分38秒
  このたび、SKELETON FILMS のホームページをリニューアルしました。
ご覧いただければ幸いです。

SKELETON FILMS : http://www.skeletonfilms.com
 

ビューティフル・ボーイ

 投稿者:  投稿日:2010年10月26日(火)01時28分35秒
  今週から開催されている、「東京国際映画祭」のコンペ部門のリストにも入っていました。

予告を観ただけでも、涙が溢れてきます。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でのマリア・ベロの演技がとてもよかったので、(彼女は2005年度の助演女優賞を獲るべきだったと思う)ますます気になります。
ぜひ、上映をお願いします。
 

シスター・スマイル ドミニクの唄

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月25日(月)23時48分43秒
  「へええ」というのが率直な感想だった。
何せあの歌にこんなな壮絶なドラマがあったとはしらなかった。教会の唄だということすらもだ。あの歌が爆発的なヒットになり、それで唄を作った女性の人生までもが変わってしまったことすらだ。

ヒロインは一筋縄ではいかない性格だ。たしかに教会は彼女を利用したが、彼女も教会と言う場をフルに利用していた。進歩的ではあったし、時代の先駆者的な面もあったが、我儘で自分勝手な、周囲の人々に迷惑をかけても何とも思わない部分も多かった事がちゃんと描かれている。単なる不遇の才人の映画にも、教会のモラルと戦った女性にもしていない。ある意味自業自得な部分すらあるイヤな女として描いているところがいい。好感の持てない人間を主人公にして、しかも感情移入させるというのはなかなか難しい。
でもこの映画はそれをあっさりやってのける。演出の腕だろう。

一番観てて何かじんときたのは、修道院を出た後も、彼女の歌が、嫌っていたはずの教会抜きにしてはあり得ない歌ばかりだった事だ。人間を成功に導く力は失敗に導く力でもある事を考えさせる。
 

ローラーガールズ・ダイヤリー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月25日(月)16時27分23秒
   ドリュー・バリモアが監督すると聞いて、多分ビッチな女どもの話(彼女自身がそうだ)だろうと思ったら、大当たりで、刺青まみれの美しくもコワい姐さんたちが「ローラーボール」さながらの球技で凄みまくる痛快娯楽映画だ。しかしハリウッド俳優の名門生まれのドリューが、決して豊かと言えない白人女たちのドラマをつくるところが面白い。

映画はさながらロバート・アルドリッチ監督の「特攻大作戦」や「ロンゲスト・ヤード」を思わせる。決して日常の世界ではサエない人間たちが、居場所を与えられるや、それまで持て余していた情熱を叩きつける。

エレン・ペイジの成長ものがたりがメインになるが、彼女を囲む姐御たちが面白い。久々に見るジュリエット・ルイスはもう「女捨ててる」と言わんばかりにホワイト・トラッシュのネエちゃん一直線で、「デス・プルーフ in グラインドハウス」でスタントから参戦したゾーイ・ベルはいつの間にやら本格女優。罵詈雑言でアイラブユーを語る女たちの「殴って、ゲロして、恋をして」風の物語に圧倒される2時間弱。

客が少ないのが残念。これは見逃すと損だよ。マジでさ。
 

アイルトン・セナ~音速の彼方へ

 投稿者: 安野  投稿日:2010年10月21日(木)21時44分8秒
  ぜひぜひ上映をお願いいたします。

それと、竹内様、「クロッシング」の感想どうもありがとうございました。
DVD化が待たれますね。
 

戸田博監督作品上映会(TODA Retrospective)

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年10月20日(水)12時34分52秒
  11月3日より7日までリヨン映画祭で開催される" 戸田博監督作品上映会(TODA Retrospective) "がアップされました。

戸田博監督の20作品が5日間に渡り、フランスのリヨンで一挙に公開されます。



Asian Connection 2011 : http://www.asiexpo.com/festival/festival.html

SKELETON FILMS : http://www.skeletonfilms.com
 

ザ・ロード

 投稿者: m  投稿日:2010年10月20日(水)10時06分12秒
  福井でも上映されると知り、とても嬉しいです。ありがとうございます。12月が楽しみです。  

「息もできない」の原題が全て

 投稿者: nnn  投稿日:2010年10月20日(水)00時00分6秒
  「息もできない」というタイトルは
英題の「breathless」から、そうなったことは連想出来ます。

でも韓国での原題は「糞バエ」「ウンコバエ」とかそんな感じらしいです。
素晴らしい題名だと思います。このタイトルこそが映画の全てを伝えています。
韓国でも、「それ、ちょっとどうにかならんの?」とか
「ぜったい変えろ、糞バエなんて題名の映画、誰が見に来る?」なんて
言われたらしいですが、主演監督のイクチュンは頑として
「糞バエじゃないとダメ!!!」って言い張ったらしいですね。

また見にいきます。
 

クロッシング

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月17日(日)07時48分35秒
  いや、あれは凄い映画でしたよ。

まず北朝鮮の問題を告発した映画だとか言う以前に凄い演出力で、それだけでも圧倒されます。たとえば脱北者たちが中国でこっそり働いている時に中国の官憲が来て、いわゆる不法移民の取り締まりが行われるのですが、車が迫ってくるのをみて、「逃げろ」と皆が走り出し、パトカーが押し寄せてくる場面のロング・ショットからして見事。

告発力もまあ凄いです。脱北者をめぐる問題に、カネが絡んでいるさま。あの大使館に逃げ込む様にも実はカネが韓国側から飛んでいるさまはきれい事を廃した生々しい政治運動運動の現実を思い知らされます。正直他の国の映画でもここまで様々な運動の暗部を描くことはできないでしょう。「クロッシング」の作り手ならばこそ出来たのでしょうね。

そして主人公の息子が脱出するさまとその悲劇的な顛末を通じて、如何に過酷なものであるかを映像を通して伝えようとする演出の熱さに唸りました。極秘に撮影されたと言う事ですが、まあこんなすごい迫力の映画を極秘に撮影できる韓国映画の底力は凄いもので、世界のどこの国の映画とも勝負してゆける力を持っていますね。

正直、観終って絶句したので、感想をここには書いてませんでしたが、DVDでも観るべき映画でしょう。
 

リクエスト

 投稿者: 安野  投稿日:2010年10月16日(土)20時56分48秒
  「リミット」をぜひお願いします。

「クロッシング」、とても楽しみにしていたのに
観に行けずに残念です。
どなたか感想を聞かせていただけますか。
それと「霜花店」は、重要だと思われるシーンが
いくつもカットされていて本当にがっくりです・・・。
 

息もできなくしてやろうか

 投稿者: nnn  投稿日:2010年10月14日(木)03時14分12秒
  先週、土曜日に「息もできない」15:40からの回を見に行きました。
メトロって全員がそうでなくても
ほんとうの映画好きの方が多いと思うんですけど
あれは、そうじゃない人なんかなあ~?
僕の前に座っていたバカ野朗なんですけど
上映中に「メールが届いています。メールが届いています」
って鳴り出したんですよ。
で、そんな特徴的な着信音は、そのバカだけなはずなのに
そのバカは、しばらく消そうともせずに3、4回なってから
「あ、俺か」みたいな感じで、やっと音を消しましたよ。
それ以外にも、途中何度も携帯パカパカ開いて液晶画面の光がピカ~っと。
その光は、音と同じくらい迷惑なんですよ。

まあ、僕は常識人なので
その場で注意なんてすると他の人にも迷惑ですし
自分自身も話が分からなくなるので、その場では注意しませんでしたよ。
で、上映後注意してやろうと思ったけど、そいつはさっさと帰ってしまって
僕はエンドクレジットで余韻に浸っていたいし、、、
完全にヤリ逃げ。やったもん勝ち。泣き寝入り。

ほんとにもう「息もできない」のアイツみたいに
トンカチで思いっきり頭カチ割ってやりたいよ。
 

息もできない

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月11日(月)10時07分36秒
  でしたね。訂正します。  

息もつけない

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月11日(月)10時04分56秒
  増村保造と言う人が昔日本にいた。

「陸軍中野学校」や「華岡青洲の妻」「黒の試走車」「黒の超特急」「しびれくらげ」など数々の名作を残し、旋風を巻き起こした鬼才だ。彼の映画は常に激しい愛と憎しみが中心にある。男と女がいる。彼、そして彼女は現状に満足せず、今までにない世界を求めて、厳しく、激しく人生を歩みだす。突っ走って、突っ走って、突っ走って、2人は大きなものを失う。それが彼の作ってきたドラマだった。

この「息もつけない」もその流れをくむものだ。殺伐とした男女の出会い、そして罵り合いながら惹かれてゆく2人。そこには人間が生きると言うことそのものの難しさ、現状を変えようとしても変えられない人間の苦しみを見つめる作り手の視線がある。暴力の連鎖を止めることがいかに難しい事か。家族が平穏に生きてゆけることがこの世界で一つの奇跡であるという当然の真実を思い起こさせる。

「人を殴る人間は自分が殴られないと思っている」

そうつぶやく主人公はあたかも不信心な信者を罵ったキリストのように激しく激昂し、暴力をふるう。彼は「私はお前たちに平和を齎しに来たのではない、剣を投げ込みに来たのだ」と叫び、「右の方を差し出されたら左の頬を差し出せ」と言いながら、「お前はこの家を強盗の巣にしようとしている」と金貸しを鞭で打ったあの中東の男と同じ矛盾をしょっている。暴力をふるう彼は暴力の犠牲者なのであり、今世界に蔓延る不穏さをも貫いているものの一つだ。

ラストの「キリストがユダである」という映像はまさに現代の世界の混迷そのままだ。主人公がいう「俺を悪魔にするも天使にするもお前次第だ」と言うセリフが思い起こさせる。人間は天使になるより悪魔になる事を選ぶ愚か者だのだと。

まあ増村のような逸材が日本でなく、韓国で復活した事の方がこの映画の完成度よりもショックであると言えばそうなのだが。
 

オーケストラ!

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月 6日(水)09時16分22秒
   凄い映画だ。「約束の旅路」の監督さんの新作だけど、原題はは「コンサート」で、別にこのままタイトルでもいいんじゃないと思ったが、この映画の複雑さを描くうえでは最適なタイトルかもしれない。

この映画の中心になるのは、共産党の時代に迫害されたロシア系ユダヤ人の物語なのだが、それ以上に興味をひくのはロシア人たちの抜け目ない、個人主義的な態度の描写だ。国境を超えるや否や、彼らが熱心になるのは音楽より商売で、てんでにタクシーの運ちゃんしたり、時計売ったりしてしっかり金儲け。彼らに協力する共産党の元幹部にしても、フランスで共産党党大会へ出るという御自分の目的を叶えるためである。まあ観てて狂っているというか、あきれ果てるくらい滅茶苦茶な話だが、よくみてゆくと、その中からグローバリズムの流れに揺れながら乗って行こうとするロシアと言う国そのものが見えてくる。

何よりこの映画の俳優陣の起用がそれを物語っている。本来映画大国ゆえに俳優層も厚いにも拘らず、何か今一つ活用されていないロシアの俳優陣が、彼らにとっては外国映画でその層の厚さをたっぷり見せつける機会が与えられたのだ。主人公の指揮者を演じるアレクセイ・グシュコフと言う俳優さん、貫録と優雅さを兼ね備えた優れた俳優だ。他の俳優たちも大したもので、久々にロシア映画界の力を見せつけたと言っていいだろう。

マフィアやオルガリヒが大手をふって堅気の衆に面倒をかけるペレストロイカの副産物の馬鹿馬鹿しい描写も面白い。ユダヤ系の人たちが韓国製のケータイを売りさばくたくましさやも含めて、資本主義や社会主義の歴史的なステータスをめぐって揺れるロシアの政治情勢も垣間見れるところも楽しい。

ロシアとフランスの歴史をもまたいだスケールの大きな映画で、言葉も国際市場向けの英語ではなく、フランス語とロシア語。ただ撮影は大半がルーマニアで、カネを節約するために賃金の安い東欧で撮影する動きはユーロ圏内でも本格化しているようだ。ちなみに「のだめカンタービレ!」の映画版はチェコで多くを撮影していた。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2010年10月 5日(火)23時56分49秒
  「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」下高井戸シネマで観ました。メトロでも上映してくれることを希望!
検察や検察審査会で何だか訳の分からない日本にも参考になる!?
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年10月 5日(火)09時55分13秒
  2007年度作品「十二月の空」は今月下旬よりアメリカのバージニア州のアレキサンドリアで開催される”リール・インディペンデント映画祭”にセレクションされました。

リール・インディペンデント映画祭サイト:http://www.reelindependentfilm.com/

「十二月の空」サイト:http://www.skeletonfilms.com/sky_in_december.html
 

「リミット」

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年10月 2日(土)06時45分23秒
  リクエストです

「リミット」(配給 ギャガ)をお願いします  http://limit.gaga.ne.jp/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 9月29日(水)09時14分28秒
  2009年度作品「かえる」はオーストリアで開催された「第38回 FESTIVAL OF NATIONS」の長編映画部門で”シルバー・アワード”を受賞しました。

38th FESTIVAL OF NATIONS サイト:http://8ung.at/filmfestival

「かえる」サイト:http://www.skeletonfilms.com/frog.html
 

リクエスト

 投稿者: ビビ  投稿日:2010年 9月26日(日)13時46分55秒
  「おにいちゃんのハナビ」がどうしても見たいです!
上映よろしくお願い致します!!
 

リクエスト

 投稿者: Ki  投稿日:2010年 9月21日(火)21時57分52秒
  「川の底からこんにちは」をお願いします。観たい思っていましたが、満島ひかりの「悪人」での演技ぶりを見てますますその気持ちが高まっています。  

リクエスト

 投稿者: Ki  投稿日:2010年 9月21日(火)21時57分13秒
  「川の底からこんにちは」をお願いします。観たい思っていましたが、満島ひかりの「悪人」での演技ぶりを見てますますその気持ちが高まっています。  

ウディ・アレンの夢と犯罪

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 9月19日(日)20時39分16秒
  主人公の父親が言う。「人生で確かなのは死ぬことだけだ」

いいセリフだと思う。カッコつけじゃなくて、本当にそう思う。年も取ってくると、自分より会社とかで出世した人が、あっという間に亡くなって、地位も何も無意味な現実を思い知らされたり、親が重病で死にそうになったり、夫婦で長年結婚していた夫婦が突然離婚して、旦那が哀れをとどめたりと、何とまあ人生上手くいかんものだと痛感する。

だから人生確実にといきたいところだが、人生そのものが確実でない事を思い知り、愕然とする。有名になりたいとか、金持ちになりたいとか言う声を聞くと、「なんと浮ついたものの考え方だ」と説教したくなっても、よくよく考えてみれば、今や簡単に労働者の首も斬られるご時世で、堅い生き方も浮ついた生きかた同様、浮き沈みの中にあり、堅気というものが崩壊してしまっている現実に気がつく。どちらを行っても使い捨てである事に。

才人アレンはよくそこを理解してこの映画を作っているところがいい。ギャンブルがいかんとも言ってない。地道な仕事が素晴らしいともいってない。ただ物事には限度があるのだが、人はそれを大したことがないと破ってしまい、実は大ごとだった事に気がついて愕然とするものだと。

単純に良く出来た手堅いサスペンスだが、そう考えてしまう。そんな一本だった。
 

月に囚われた男

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 9月19日(日)20時18分25秒
  SF映画はいちばん映画の格差が出る分野だ。宇宙船も怪獣も現実には存在しないので、どれだけ手間とカネをかけて製作で来たかが何より大切だ。「2001年宇宙の旅」、「エイリアン」や「スター・ウォーズ」はそれが成功した好例だ。それまでのSF映画、ファンタジー映画のありかたを変えてしまった作品でもある。

その一方でビデオ屋の棚などにある一発当てこんだ「亜流もの」がある。志の低さは果てがなく、特殊撮影、建物は他の低予算映画の使いまわしで、トイレで力んでた時に思いついたアイディア、貧弱なシンセサイザー、安っぽいロックが絶えず流れ、まるでデフレ時代に対応したような(むろん実際はカネがなくて見切り発車しただけだが)観るも無残、語るも無残の駄作類。「エイリアン」や「ターミネーター」、「スターウォーズ」のバッタものを何度掴まされて「カネを返せ!」と思った事か。

この映画はその点、素晴らしい。低予算(出演者一人)だが、まったく美術もVFXも微塵の妥協していない。志は高いどころか見上げたもので、往年のSF映画へのオマージュ(みればわかる)に溢れながら、現代においてSFマインドとは何かと言う事を深く考えた上で作られている。またプロダクション・デザインがカッコイイのだ。宇宙船や、主人公のいる宇宙基地、さまざまな装置など、魅力的で洗練されている。

宇宙開発にネオコンが深くかかわっているさまを取り上げたのが「エイリアン」。あの映画では陰謀に日本企業「ウエイトランド湯谷」がかかわっていたが、今回は陰謀の背景にあるのが韓国企業で時代の変化(ナショナリストの俺には残念な事だが)に対応しているという視点も鋭い。

この監督のダンカン・ジョーンズはデビッド・ボウイの息子だが、散々親の七光政治家や芸能人が多いアジアのどこかの国と異なり(ますます無念)、才気爆発だ。将来が楽しみな才人監督の誕生である。
 

(無題)

 投稿者: ys  投稿日:2010年 9月18日(土)20時54分59秒
  アルバイトエントリーのメールを送りました。
受信メールの確認をぜひお願いします。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 9月16日(木)08時59分12秒
  2009年度作品「かえる」は本年11月5日からメキシコのオアハカで開催される”オアハカ国際インディペンデント映画祭”にセレクションされました。

オアハカ国際インディペンデント映画祭サイト:http://www.oaxacafilmfest.com/eng/index.htm

「かえる」サイト:http://www.skeletonfilms.com/frog.html
 

映画制作情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 9月13日(月)14時01分22秒
  #先月京都で撮影された、2010年度短編作品「フランスから来た男」は先週、完成しました。
#既に各国の世界映画祭に出品中です。

カラー/29分/No Dialog

出演:ギヨーム・トーブロン/山田 昭二/吉田 孝広/杉浦 智子/金谷 昌幸
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博
音楽:柏木 美保

ショートシノプシス:
フランス人のギヨームは、16ミリカメラでドキュメンタリー映画を撮影するため日本を旅する。移動の手段はヒッチハイクだが、ある日、ギヨームは不思議な老人の運転する車に乗せてもらう。
その老人はギヨームが持っている16ミリカメラに興味を示す。そして、二人は仲良く旅をすることになるのだが…。



#2010年度長編作品が今週末から福井で撮影開始になります。
出演:山田 昭二/岡山 進一/山本 弥生
脚本/撮影/編集/監督:戸田 博
音楽:長谷川 美喜子

ショート・シノプシス:
涼太と敬子は革細工で生計を立てて暮らしている夫婦であるが、ある日突然一人の老人が舞い込んで来る。
そして、夫婦はこの老人によって色んな事件に巻き込まれて行く。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 9月13日(月)13時43分45秒
  2009年度作品「かえる」は本年9月にオランダで開催される国際BUT映画祭にセレクションされました。

BUT映画祭:http://www.butff.nl/blz/home.php?taal=1
 

キャタピラー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 9月 9日(木)07時33分56秒
   物議を醸す内容のようで、実は良心作の範囲を超えるものではない。そこがこの映画の強みでもあり(保守層も含めてギリギリで受け入れられる範囲にしてある)、反戦映画としては未来へのまなざしが弱いという弱点でもある。

芋虫になってきた兵士が向こうで戦争犯罪を犯してきたという事で、化学兵器、細菌兵器の使用が描かれるのかと思っていたら、強姦で、戦争を矮小化したように思えてならない。若松監督は途上国の中に「強姦をさせてはならない」と戦場に赴く女性兵士がいる事をどうお考えになるのか。

あと天皇制批判に必死になるあまり、戦争が人間の文明そのものが生み出す宿唖だと言う事を忘れている。正直、映画祭で欧米人は安心しただろう。俺たちはジャップと違って民主主義で、クリーンな戦争しているからOKだよんと むろんクリーンな戦争など存在しないし、民主主義国家だから平和主義ではないのだが、大真面目に国際会議で「人道的な地雷」(大爆笑)なるものを真剣に議論する連中だから、人の間違いから学ぶ能力があると考えるべきではない。

大体犯罪云々するなら戦争自体犯罪だ。戦争犯罪というのは「良い戦争」と「悪い戦争」がある事で、悪い戦争をした人間を犯罪者にする事を裁きとする。その被告席に連合国の大統領、首相がたつ事はありえない。  せいぜいジョン・イングランド上等兵みたいな「いけにえ」が選ばれて、「裁き」なるものが行われる。だから連合国独裁はイカンのだよと言うほど単細胞ではない。正直その代わりに出てくる体制がよいという保証などないし、それで世界の秩序が保たれるのならば悪くはない。フセインを倒してイラクは良くなったか?

じゃあそれでいいじゃんとも行かない。連中を否定する事は出来ないにしても、多少の不安は常に与えておかないと、連中が暴君になるし、現になっている。だから戦争するとあんたもムショに行くか、絞首刑になるかもしれねえよと言っておいて、枕を高くして眠らせてはならない。 本当は国際映画祭でニコニコしていられる映画では困るのである。かつて監督の「壁の中の秘事」が日本の映画評論家から「国辱映画」とかつて難癖をつけられたように、ヨーロッパ諸国から、「俺たちのやってきた事が間違いだというのかと詰め寄られるレベルのものであって欲しかった

しかし映画は商売である。売れてくれてこそ、見られてこそ映画なのだから、若松監督のいろんな方面への「配慮」が見えても許されていいだろう。一本の映画としてはなかなかのもので、ヒットは喜ばしいと思う。戦争は怖いと言う事はきちんと伝わる映画だから。 そこがイルカを愛するあまりに墓穴を掘ったどこかの誰かさんと違う点である。 1時間半とコヤにもやさしい尺数も大いに評価されるべきだ。

次第に夫婦の過去が明かされてゆく構成の巧みさや、寺島しのぶの体全体を生かした見事な性描写に感心するばかりで職人監督、若松孝二健在なりを示す一本だが、絶賛はすでにいろんな人がしているので、あえてこう書いた。特別料金の学生さんが貴重な機会を生かしてくれたかが実はもっと気がかりなのだが。
 

霜花店 運命、その愛

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 9月 6日(月)22時30分9秒
  堂々たる歴史ラブロマンスで、ユ・ハ監督の演出力も絶好調、
飽きず楽しめるエンターティメントに仕上がっている。

しかし、「王の男」でもそうだが、韓国での王朝の位置というのは
微妙なものだなと思う。なぜなら、民族の誇りとして王朝文化を称揚しつつも
最終的には封建的なものであり、退けられるべきものとして描かれる事に
なっているからだ。長い軍事政権の果てに民主政治を作り上げた韓国は
あくまで政治のありうべき形とは民主主義以外にないという姿勢が
頑ななまでに貫かれている。そこが面白く、興味深いところである。

指摘されるべきは、この映画が決して「水戸黄門的なもの」に帰着しないところだ。
たしかに王は解明的に見え、同性愛者であり、モンゴル帝国の支配から逃れ、
朝鮮半島は自立すべしと暗殺をかいくぐって、モンゴル派の大臣たちを粛清してでも
それを成し遂げようとする。そういう面では民族の英雄のようにみえる。

しかし次第に王は暴君化する。解明的であるとは言え、王政は王政であり、
国民の為の政治ではなく、己の権力をより強化せんと邁進するために政治をする。
したがって最終的には打倒されるべき勢力なのだという政治哲学がこの映画の中心にある。

民族の誇りを保ちつつ、それでいて最終的にはそれらも
民主主義へのステップに過ぎないという哲学が映画全編を
支配しているさまを見て、ベクトルこそ違え、北朝鮮が、
安重根を英雄として評価しつつも、金日成主席が生まれてくる前に
早まって事を起こしたとして批判されるさまを思い出す。

イデオロギーが存在し、あくまでその上に民族の物語が成り立なければ
ならないというある種の頑なさ、この頑なさがどう将来の韓国を動かすのか。
そういう事を考えさせてくれると言う点でも必見の作品だろう。
 

蜘蛛女のキス

 投稿者: かなり観たい!  投稿日:2010年 8月31日(火)01時03分44秒
  「蜘蛛女のキス」が観たいです。

アカデミー賞に多数のノミネート(主演のウィリアム・ハートは主演男優賞を受賞)を受けたにもかかわらずDVDはおろか廃盤になるなんて・・・
最近DVDが再発売されたみたいですが、入手も難しいのでぜひメトロで上演して頂きたいです。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 8月 6日(金)08時57分28秒
  「街角のファントム」は本年11月にアメリカのフロリダで開催される”フロリダ・インディペンデント映画祭”にセレクションされました。

Independents' Film Festival :  http://www.independentsfilmfest.com/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 8月 3日(火)18時54分52秒
  「街角のファントム」は本年10月初旬にフランスの古城で開催される”国際カルチャー映画祭”にセレクションされました。

Intercultural International film festival : http://cciiff.com/
 

「春との旅」

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 7月24日(土)20時59分59秒
  ついに福井初日。私の見た回では、客は20人ほど、もう少し入ると思ったが、炎天下故、きつい事もあるのかもしれない。

小林監督には脚本時代から路線がある。一つは「エロスのしたたり」や「海賊版」のような映画への愛に溢れたもの。そして「迷い猫」や「バッシング」「愛の予感」のような「実録犯罪もの」、「したがる兄嫁」「歩く、人」みたいな兄弟ものに分けられるが、今回は「兄弟もの」の路線だ。

しかしどの路線も「生きる事への不安」が中心をなしている点では変わらない。登場人物は自分の居場所が如何に不安定かを知っていて、なんとかその場所を求めようともがく。時にはコミカルに、時にはサスペンスフルに、また時には暴力的に突っ走る。 だが、場所は見つからないか、見つかっても人生そのものが不安から逃れられないものだと悟るところが終着点となる。どのドラマでもそれは変わらない。そして「春との旅」もまた例外ではない。

徳永えりと言う女優さんは今回初めてみるんだけど、いやきつい目をした女優さんだ。小林監督の脚本自体からのヒロイン、長曾我部容子、葉月蛍、占部房子の系列に属する黒い炎を秘めた女を演じるにふさわしい。そして「したがる兄嫁」の兄弟のように時には残酷に、時にはコミカルに道中を繰り広げる彼女と仲代達矢とのコンビは、親しみやすそうでつっけんどん、つっけんどんなようで親しみやすい。

ラストも衝撃的と言えば衝撃的、エリック・ロメール風と言えばエリック・ロメール風、人間は生きる事の不安定さから逃れる事は出来ないのだという監督の人間観と言えば人間観。映画そのものも小津だよねと言えば小津だろう。

ただ確かなのは「春との旅」は終わり、「春の旅」が始まったと言う事だ。今度は終わりさえない、終わった時には人生が終わる旅がだ。その旅の果てにささやかな幸せがある事を願うのであれば、この映画を見た価値はある。観た人にそういう問いが投げかけられる一本だ。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 7月22日(木)08時56分8秒
  本年度作品「街角のファントム」は、アメリカのテネシー州アーウィン市で開催される南アパラチア国際映画祭のコンペティションにノミネートされました。

Southern Appalachian International Film Festival : http://www.soapiff.com/

「街角のファントム」サイト:http://www.skeletonfilms.com/phantom.html
 

リクエスト

 投稿者: ユカ  投稿日:2010年 7月20日(火)22時17分55秒
  「僕のエリ 200歳の少女」をリクエストします。  

わしからもリクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 7月16日(金)21時54分36秒
  ☆「しあわせの隠れ場所」

☆「ジョニー・マッド・ドッグ」

☆「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」

☆「ワカラナイ」

とくに「しあわせの隠れ場所」はアカデミー主演女優賞作品だからとっくに公開されてもいいと思うのだが、いまだにどこもなし。狂犬少年兵大暴れ戦争映画「ジョニー・マッド・ドッグ」は是非スクリーンで見たい。メトロでドルフ・ラングレンとヴァン・ダムのリマッチを見たいと言うのはぜいたくだろうか。「春との旅」の小林政広の前の作品はビデオ屋には出ていない。東映よりセルのみの発売だから上映してみていいんじゃないでしょうか。出来れば「ジョニー・マッド・ドッグ」と二本立てで。
よろしゅうお願いします。
 

鉄男 

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 7月16日(金)21時46分58秒
  実は「トイ・ストーリー3」(大傑作!!)と梯子したのだけど、アメリカ映画の「トイ・ストーリー3」は吹き替え版のみの上映ゆえに日本語で、「鉄男」最新版はアメリカとの合作ゆえに全編英語。政治もねじれだが、映画界もすさまじいねじれの嵐だ。主人公が人間でないという共通点もあるといえばある。たまたま時間が故のことだが・・・。

しかし「鉄男」は「トイ・ストーリー3」より短く、低予算だが、決して負けていない。互角に渡り合っている。思えば遥か昔、最初の「鉄男」を中野武蔵野ホールのレイトショウで見た時の驚きはただならぬものだった。ひたすら暴力と破戒、モノクロのコマどりに近いセンスの編集の見事なリズムにこんな破滅的な内容なのに乗せられるとはと感心した。主人公の女は巨大なドリルと化した鉄男に切り裂かれ、彼を駆り立てる「やつ」と合体して突撃してゆく。

だが今や破壊が権力や体制によってもおこなわれるなか、ただ破滅的な物語は説得力を持たなくなった。ゆえに「鉄男」最新作はオリジナル同様にすさまじい爆音の中で繰り広げられるが、結末は怒りをコントロールすることの大切さを打ち出して決着をつける。何せ塚本監督の迫力のみが倍増していて、俳優さんとしての単独作も凄い彼が、もう怪物など居なくてもこいつがいれば十分だというくらいの大熱演。今回でこのシリーズも終わりと聞くが、まあふさわしい仕事だったのではないか。

オリジナルで鉄男を演じた田口トモロヲ氏のさりげない出演も嬉しい。わが県出身の中村優子女史も重要な役で出演してるが、メトロで塚本監督ともども舞台挨拶でもしてくれなかったのかなと何か残念。塚本監督の父上も福井県人(三国の人)なのだから。

まあご両人とも忙しいだろうから無茶な話かもしれないが、この無茶な映画の宣伝にはふさわしいのではないか。
 

リクエスト

 投稿者: Ken  投稿日:2010年 7月15日(木)01時49分32秒
  最近、なかなか映画を見に行けていないので申し訳ないですが、リクエストを。
中国映画ですが
「狙った恋の落とし方」
監督 フォン・シャオガン(「女帝 エンペラー」 「戦場のレクイエム」)最新作です。
キャスト
グォ・ヨウ(「活きる」)スー・チー(「トランスポーター」)
ビビアン・スー

中国では「レッドクリフ」の記録を抜いたらしく、ロケ地が北海道だということで、空前の北海道ブームを起こしたそうです。

ぜひ、ご検討お願いします。

http://nerakoi.com/

 

こんばんは。

 投稿者: やーまん  投稿日:2010年 7月 9日(金)23時45分20秒
  「息もできない」上映決まったんですね!!!大変嬉しいです。
いつかこのBBSで「息もできない」をリクエストさせて頂きました。勿論、リクエストの多かった作品だと思いますが、自分の声も届いたものと受け取り、大変感激しています。
ありがとうございます。必ず劇場に足を運びます♫

さて、またリクエストで大変恐縮なのですが、「ソウルパワー」を是非メトロで見たいです!各地で上映始まっているのでどこかに行こうかとも思いますが、お願いします!
それでは失礼します。
 

フィリップ、きみを愛してる!

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 7月 5日(月)22時11分23秒
  凄く面白い。まさしくゲイ版「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」である。これがゲイの話でなかったら、ヨーロッパ・コープで製作される事もなかっただろうし、メトロで福井初公開とも成らなかっただろう。ジム・キャリーとイアン・マクレガーの共演作がこれというのもまた凄い。

語り口の巧みさや映像設計の見事さ。堂々たる娯楽映画であり、見ないと損するよと言わずにおれない。ゲイ以外の客層も視野に入れている姿勢は「買い」だ。よくゲイ映画を見ると生々しい性描写にちょっと・・・と言う事があるが、この映画にはそういう場面はゼロだ。批判する向きもあろう。しかし少しでも人を引き付ける努力を批判する事に賛同は出来ない。

どんな性であれ、アメリカン・ドリームというのは一つの形しかないのだ。マイノリティの側も夢の形がマジョリティというねじれ。ジム演じる主人公のねじれのものはそこにある。彼が何故自分の幸せを築くのにああも苦労するのか。それは人間があって夢があるのでなく、夢があって人間があるというアメリカの建国以来のかたちのカリカチュアを免れるものではないからだと言う事までちゃんと迫っているのに感心する。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 7月 3日(土)20時02分33秒
  2009年度作品「EAST PLANET」は来月(8月上旬)にタイの首都バンコクで開催される”バンコク・インデペンデント映画祭”にセレクションされました。

バンコク・インデペンデント映画祭:http://www.bangkokfest.com/index.html
 

女優特集

 投稿者: ランチ木沢儀  投稿日:2010年 6月30日(水)22時28分31秒
  原節子、高峰秀子とかバンバン特集してやってほしいですねえ
オールナイトとか
 

名画座

 投稿者: ランチ木沢儀  投稿日:2010年 6月30日(水)22時25分23秒
  高校生のときに(80年代ですが)
「24の瞳」と「ビルマの竪琴」の2本立て
「レットイットビー」と「ウッドストック」の2本立てを
観たのがいい思い出です。
また名画を伺って拝見したいです。
 

リクエストさせていただきます

 投稿者: かぐら  投稿日:2010年 6月24日(木)07時59分41秒
  『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』をリクエストします。
アニメかよ、と思う人もいるかもしれませんが、かつてこの映画に涙した人もいるはず。
あの迫力と感動を大画面でもう一度お願いします。
 

リクエスト!

 投稿者: nanako  投稿日:2010年 6月22日(火)02時02分29秒
  井筒和幸監督「ヒーローショー」を上映してください!
福井では上映がないようなので、、、
よろしくお願いします!!
 

時をかける少女

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 6月21日(月)23時12分14秒
  安田成美という女優さんは今一つ役に恵まれない。何しろ記憶にあるのは神山征二郎監督、新藤兼人脚本の大珍品、「大河の一滴」である。あれは強烈に覚えている。堂々たる人間ドラマを期待してたら、ロシアの若い衆にボケた世間知らずの女の話で「な、なんで、こうなるの?」と唖然とした事を今でも強烈に思い出す。

しかし、今度は大変よくできましたとハンコおしたくなるいい役である。映画は何と「時をかける少女」の娘が「時をかける」話で、このヒロインのファンでもない人間には、なんだあという気分に成りかけるが、タイムスリップした過去とのカルチャー・ショックがメインのこの映画が、あの当時を見事によみがえらせているのには感心した。こういう過去を描いた映画と言うと、邦画はお世辞にもうまいと言い難いが、この映画は場面を上手く設定することで、成功している。

よく考えると「?」と言うところもあるが、タイムトラベルものに理屈が合う事などないので、
そんなものどーでもよし。「時をかける少女」が「時をかけるおんな」になる映画と割り切れば十分楽しめる。まあ楽しい映画でした。
 

ありがとうございます!

 投稿者: M  投稿日:2010年 6月20日(日)21時43分58秒
  霜花店 うれしいです♪
絶対みにいきますね。
 

挑発だったのですか・・・・

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 6月17日(木)20時44分41秒
  >あなたは、やはり私の挑発に乗って来ましたね。
>この現象自体があなた自身の鬱積晴らしに他なりません

いや、あなたがおっしゃた事に反論しただけですが・・・・。
鬱積ばらしと言う事ならそれはあなたのほうでしょう。

>戸田監督に対して失礼でもあるので、このような歪んだ表現は止めて下さいね。

それはこちらからのお願いです。
「戸田監督の作品に俺は共鳴する」というのなら、何故かを平易に書けばよい。
今、あなたの文を読んで気がつきましたが、戸田監督への思いではなく
「挑発」の手段だったのですね。どおりでおかしいと思った。

>あなたがこの掲示板を使って投稿する意味は何ですか

これも私が逆にお伺いしたい。戸田映画について語る気もないのならなおさらです。

単に書きたい事を書いているだけですよ(笑)。気に入った映画があれば
それについて何かを書くのは、しかもメトロさんで上映した映画について
書くと何が問題があるのですか。

あなたもメトロで上映してほしい映画やメトロで観た映画について自分の思ったことや感じた事を書けばいいじゃありませんか。それとも「商業映画」は堕落しているから駄目だと言う事ですか。すべての映画は人に観られる事で完結しますから、全ての映画は商業映画なんですが。

ただひいきの監督だからイエスマンになる必要ないでしょう。戸田監督が「十二月の空」や「春の公園」のような素晴らしい作品を撮るときには私も評価しますが、「明日はGOKURAKU」や「花の影」までもろ手を挙げて賛成とは行きません。面白い映画は面白いし、つまらないものはつまらない。事は簡単ですよ。
 

(無題)

 投稿者: 戸田ファン  投稿日:2010年 6月17日(木)11時26分22秒
  あなたは、やはり私の挑発に乗って来ましたね。
この現象自体があなた自身の鬱積晴らしに他なりません。

あなたがこの掲示板を使って投稿する意味は何ですか?
「映画批評のようなもの」はキネ旬にでもどしどし投稿して下さい。
自分の知識を誇示したり、このような公開の場で自己主張をする意味が分かりません。

私は戸田作品の信者でもありません。一ファンです。

戸田監督に対して失礼でもあるので、このような歪んだ表現は止めて下さいね。

もう、馬鹿馬鹿しいのでこの辺で失礼します。
 

戸田「信者」のかたへ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 6月16日(水)22時19分35秒
  >商業映画とこのような作品を比較していることも問題ですが
>私はあなたに戸田作品を評価して貰いたくありません

なるほど、戸田映画のファンというのは「誰が評価するかしないかを決定できる」のですね。
そういうのは「ファン」とは言いません。「喜び組」とか「親衛隊」と言うしかないでしょう。「愛国心が国を滅ぼす」といいますが、あなたの文面を読んでるとファンについても同じ事は言えるなあと感じます。

戸田さんの映画は私も以前から見ていますし、「春雪」は素晴らしい作品だと思いますよ。しかしここの所戸田さんの作品には明らかに同意しがたい部分がある。えらくVシネマみたいな作品が増えてきた。福井で撮影しているからとて、それが福井の現実を描く事とは別だと言う事もだんだんわかってきた。見る側も作る側同様変化しますからね。

>本来、「批評」というものは作家を育てる姿勢と映画に対する愛が
>感じられなければなりません。今回の「批評のようなもの」はあなた自身の
>自己満足でしかなく、それこそ文章のゴミでしかありません。あなた自身の
>鬱積や自己主張をこのような形で投稿するのは作家に対して失礼だと思いませんか?

作家を育てると言う事はまさにそう言う「失礼な」事なんですよ。作家の喜び組などでなく、自分の考える事を書く。的外れのことなら無視するだろうし、なるほどと思うなら次から考えるでしょう。ただそれだけの事です。

>ジョン・ブアマンの大駄作「未来惑星ザルドス」を感じたのでしょうか

まさにこれこそ「上から目線」であり、「全く的外れ」でしょうね。まあ「ザルドス」をどう観るかは人それぞれですが、何の理由づけもなく駄作だと言い、また商業映画を愚弄するのはまったく同意できませんね。失礼ながら「商売」を念頭に置いて映画を撮ることを何か「悪」と思っている風がある。それならば全ての映画は悪と言う事になる。

また戸田監督にとっても失礼でしょう。戸田映画は無料で上映しているのではなく、立派な商業映画です。ならば他の映画と同一に置いて論じる事に何の不都合があるのでしょうか。

>ジャンルものとかハードボイルドとかの「記号」を使っていますが

まず、「ジャンル」や「ハードボイルド」は「記号」などではありません。言葉です。

戸田さんの映画が好きなのはわかります。

でもね、戸田の映画を嫌いな奴は許せんなというのはいかがなものでしょうか。

すくなくともあなたの下に書いた文を読んで戸田映画の素晴らしさが伝わってくるとはとても思えない。それは確かでしょう。

少なくとも戸田さんの映画の面白さを人に伝える言葉とは思えませんけどね。
 

竹内さんに反論

 投稿者: 戸田ファン  投稿日:2010年 6月16日(水)19時35分16秒
  私は戸田作品をずっと観て来ましたが、彼は「商売」を念頭に置いて傑作を作ることを考えているとは思えません。私は、彼は映画を作ることが本当に好きなんだ、と幸せな気持ちで作品を見て来たファンです。

あなたの投稿している「批評のようなもの」は全く的外れであると私は言いきります。そして、私は戸田作品のファンとして言わせて頂きます。

あなたはジャンルものとかハードボイルドとかの「記号」を使っていますが、彼の一連の作品をきちんと捉えていないからこのような「感想」しか出て来ないのだと思います。彼の一連の作品を通してみていれば、ジャンルやカテゴリーにこだわって作品を作っているとは思えません。彼の作品に一貫して感じられるものは人間の悲しさと希望です。

商業映画とこのような作品を比較していることも問題ですが、私はあなたに戸田作品を評価して貰いたくありません。

毎回のあなたの他の作品に対する「批評のようなもの」も、あなたの上から目線とあなた自身のしたり顔が伺えます。本来、「批評」というものは作家を育てる姿勢と映画に対する愛が感じられなければなりません。今回の「批評のようなもの」はあなた自身の自己満足でしかなく、それこそ文章のゴミでしかありません。あなた自身の鬱積や自己主張をこのような形で投稿するのは作家に対して失礼だと思いませんか?
「EAST PLANET」のあなたの感想は正にクズです。この作品のどこにジョン・ブアマンの大駄作「未来惑星ザルドス」を感じたのでしょうか?全くもって的外れです。
あなたは戸田監督作品の光と影を感じられないだけです。「街角のファントム」の「感想」に至っては笑うしかありません。「逆切れ」という表現も作品全体の流れをみれていないから、あなたはこんな捉え方しか出来ないのです。画面のもっと奥を観れないあなたが戸田作品に疑問をもたれるのはもっともですが、それはあなたの映画に対する愛や姿勢が歪んでいるからです。
 

EAST PLANET & 街角のファントム

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 6月15日(火)23時01分43秒
  戸田氏の上映会。

SF映画の「EAST PLANET」とホラー映画風の「街角のファントム」の二本立て、双方とも山田氏が出演している。

今回改めて今回思ったが、戸田監督の本領は日常をハードボイルド・タッチで描くもので、ジャンルものはうまくない。そしてそういう場合、怪作が誕生する。
「EAST PLANET」はまさに好例だ。時代劇、アクション、寺山修司、SF・・・さまざまなジャンルへのオマージュがドラマとして上手く融合せず、以上にアクションが盛り上がるまさに「怪作」だ。みていて、わかりやすい物語をわざと分かりにくくしただけで監督の意図が空転している。「未来惑星ザルドス」みたいなものを作ろうとしたのだろうが、それが画面に明確に出ているとは言い難い。

「街角のファントム」は山田氏の好演は光るものの、これもまた今一つだった。

山田氏演じるストリート・パフォーマーが町のダニと思われる人間をつぎつぎに殺害するという大枠はあるものの、このストリート・パフォーマーが殺す奴が大した奴でなく、逆ギレして人殺しをやるように見えてならない。ただ、これはパフォーマーと仲間たちの日常を捉えた場面が光っていて、[EAST PLANET」ほど悪くない。


正直今回は二つとも疑問符が出る作品だった。
 

私の優しくない先輩

 投稿者: 金八  投稿日:2010年 6月15日(火)18時53分20秒
  アレックスシネマから上映要望は出してますが、とにかく福井で公開してほしいです。
全国共通券を買ってますのでよろしくお願いします!!

http://www.senpai.info/

 

スイートリトルライズ

 投稿者: いくん  投稿日:2010年 6月 7日(月)12時03分6秒
  はじめまして。福井市在住いくんです。
中谷美紀さん主演の『スイートリトルライズ』という映画の上映の予定は、ありますか?
 

(500日)のサマー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 6月 6日(日)21時03分48秒
  むかし「きのうの夜は・・・」という映画があった。監督はエドワード・ズウィックで、原作はデビッド・マメットで、タイトルとは裏腹にシビアなドラマだった。束縛を否定する男女が生活を始める。初めは彼らの「理想」は上手く運んでいたが、生活が進むにつれ、彼ら、彼女たちが自分たちの否定していた夫婦観に近づいてゆくというものだった。

「(500日)のサマー」もそれに近いが、結末で男女の価値が逆転するのが凄く面白い。「必然」と「偶然」は別のように思えて、実は同じことなのだ。人生が一度しかない以上、偶然は限りなく、必然に近づく。もしもあの時、こうしていたらとか言う事は実は無意味ななのだ。もうなかった事には出来ないのが人生であり、サマーの次にオータムが来るというのは笑い話のように見えてそうではない。

水が流れると多方向に流れ、さまざまな道があるように見える。しかし高いところから低いところへ流れると言う事では、全ての水は同じ方向を向いている。偶然も必然になってしまうゆえんだ。ただ、この主人公の男、また失恋すると周囲にえらい迷惑をかけるのではと心配になる。今度の職場ではもっとうまく振られるようにしないと完全に失業するよと心配になった。
 

(500日)のサマー

 投稿者: 若泉  投稿日:2010年 6月 5日(土)23時16分32秒
  久々に自分の貧しい恋愛体験を思い出した。そんな感情があったことを忘れていた。
登場人物がどれも普通の人たちばかりで、そうしたことも影響していたのかも知れない。
良い映画でした。
 

リクエスト

 投稿者: yammieya  投稿日:2010年 6月 3日(木)23時39分17秒
  「パーマネント野ばら」をお願いします。
メトロでぜひ観たいです。

http://www.nobara.jp/

 

リクエスト

 投稿者: ki  投稿日:2010年 5月31日(月)20時54分43秒
  初めて投稿します。
このごろはよく映画観にお邪魔しています。
「息もできない」と「ニューシネマパラダイス」のノーカット版じゃないほう、つまりカット版が観たいです。
 

ハード・ロッカー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月30日(日)22時10分43秒
  この映画の中心にあるのは「戦場の日常化」と言う事だ。

よく、イラク人が不用意に声をかけたり、疑わしい動作をして、すわ自爆テロかとおびえる米兵。しかしイラン・イラク戦争以来戦争が日常化した世界に生きているイラク人がもう平時とか銃後という発想がなくなっている事は容易に予想できる。彼らにとって銃を持った人間がうろうろしている事は特別でもなく、戦闘中のアメリカ兵をカメラで撮影したり、銃をもって警戒している米兵に「よう、あんちゃん、どこから来たんだ」とおおっぴらに声をかけたり、タクシーを猛スピードで走らせて戦時も稼ぐなど、一見異常な行動が実は戦争の日常化の産物だと次第に見ているうちに明らかになってゆくさまが実にスリリングだ。

平時が存在しない国の日常を映像として見せる事にこの映画は大きな成功を治めている。本来「ニア・ダーク 月夜の出来事」以来応援してきたキャサリン・ビグロー監督その人についての話も面白いけれど、それで終わるには凄い映画だったからだ。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 5月25日(火)21時06分8秒
  2008年度戸田博監督作品「夏の宴」は本年6月にアメリカのノース・キャロライナで開催される第16回ツインリバーメディア映画祭にセレクションされ、長編映画部門で3位を受賞しました。

ツインリバー映画祭サイト:http://www.TwinRiversMediaFestival.com

「夏の宴」サイト:http://www.skeletonfilms.com/summer_trip.html
 

いつもありがとうございます。

 投稿者: あんどう  投稿日:2010年 5月24日(月)23時50分41秒
  クロッシング ありがとうございます。 ぜひ観にいきます。

リクエスト 2作
「息もできない」 「アヒルの子」 ですね。

ぜひご検討ください。
 

抱擁のかけら

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月23日(日)22時46分2秒
  まあ円熟の作と言ってよい。ペトロ・アルモドバルの映画をもうどれくらい見てきた事だろう。初めに観たのはスペイン映画祭の「欲望の法則」、大ヒットした「神経衰弱ぎりぎりの女たち」、洋ピンとして買われてきて、のちにユーロスペースで再公開された「マタドール 炎のレクイエム」、「バチ当たり修道院の最後」・・・・すべてが気に入っているわけではない。正直同性愛描写が多くて何の感情移入も出来なかった「バッド・エデュケーション」や「欲望の法則」もある。しばしば奇抜すぎて、それに現実性を持たせる物語が弱い時も多々あった。

しかしこの「抱擁のかけら」はそんな事微塵も感じさせない堂々たるラブロマンスである。そして彼の映画にしばしば登場するヒッチコックへのオマージュが物語の一つとして自然に映画に溶け込んでいる。「ボルベール 帰郷」よりもさらに深く、親しみやすい。時勢の変更を使って醸し出されるサスペンスフルな展開にあのバーナード・ハーマン風の音楽がなり響き、見事なまでに映画を盛り上げる。人間の善と悪の境はさらに低くなり、運命のままにおもうがままになかなか生きられない人間のこっけいさと悲しさが奏でられる音楽のように軽やかに、しかも鋭く見る者の胸に突き刺さる。

エンド・クレジットを観て撮影がロドリコ・プエルトである事に驚く。あの「アモーレス・ぺロス」の名手ではないか。見事にアルモドバル組の映像を表現している。いつもは例の荒んだ中にコントラストのある絵を見せてくれる彼だが、今回は100%アルモドバルの絵にしていた。凄い職人だ。
 

春との旅

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月16日(日)21時26分15秒
  まことにうれしい限りで、小林政広監督の「春との旅」がこのメトロで7月24日から公開が決定しました。

監督にツイッターで連絡したところ、非常に喜んでおられます。多分、この掲示板にも降臨なされるかもしれませんので、驚きませんよう(笑)。

監督も健康に問題を抱えながら、完成させ、各界からも高い評価を頂いてます。

考えてみれば、小林政広氏が監督として撮られた映画が福井に公開になるのは初めてではないかと思います。

みなさま、是非、メトロ劇場に足をお運びくださいますよう、お願い申しあげます。
 

パレード

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月16日(日)18時52分2秒
  「平和を守る」というと「いいじゃないか」と思う。「人を傷つけてはならない」、いい言葉じゃないかと感じないでもない。

しかしこの場合気をつけなければならないのは「誰のための平和か」と言う事だ。この映画の舞台になるアパートの住人にとって平和とは「自分たちの平和」であり、「社会の平和」ではない。しばしばテレビニュースの番組をリモコンできる場面が多いのはそういう事はなかった事にしたい彼らの意識が故である。

もし徹底的に平和を守ろうとすれば、平和を乱すものは叩き潰すという思想が必然的に出てくる。物語の背景として起きる連続暴力事件は、部屋の住人たちのイドの怪物的な側面(「禁断の惑星」をみよ)とも言えるものだ。自分たちの平和を大切にしようとすれば、それを阻害する要因は危険分子であり、これを監視し、何か事が起きれば断固たる処置をとる過激な思想になってゆく可能性は大いにある。

事実が明らかになっても部屋の若者たちが何もしないのは、それが「彼らの平和」を破壊する原因と考えているからだ。もし自分たちの平和が守られるのなら、それで他の人間が不安に苦しんでも何が悪いのかという思想が生まれてくるのは何も不思議ではない。穏健に見えた彼らこそが実はそれがゆえに過激な急進的な側面を持つというこの物語の視点は実に鋭いもので、ベルリンでの受賞も当然だろう。欧米のリベラル派も衝撃を受けた事は容易に想像出来る。

だからこそラストの演出には少々残念な気持ちがする。あそこは彼らが何事もなかったように最後の最後までふるまう必要がある。それこそが罰を受ける権利すら奪われた人間の悲哀を伝えるのに有効だと思うからだ。

http://www.myspace.com/1004717130

 

81/2

 投稿者: 若泉  投稿日:2010年 5月14日(金)22時14分59秒
  20数年振りに観た。
この映画は、どれが現実でどれが夢想かなどと分析するとつまらないと思う。
昔は気がつかなかったが、この映画は色んな顔、色んな体、色んな声、色んな身振りがずらりと登場するということ。
発射されざるロケットの発射台という「壮大な」舞台は、こうした登場人物たちを活かす上でよく練られた設定だと思う(イタロ・カルヴィーノの小説などを連想した)。ロケットは見えない、だから壮大だ!で、ロケットとはなんだろう…?

それと有名な「人生は祭りだ!」
これにつきる。でもこのセリフが底抜けの楽観でないことははっきりしている。

最後のマストロヤンニとアヌーク・エーメが手を取りあって人々に加わるシーンは、ぐっと来た。
良い映画だった。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 5月11日(火)21時08分32秒
  *本年6月12日~14日の三日間、以下のように上映会を開催します。
*今回上映の二つの作品は既に今年度の世界映画祭にセレクションされ「賞」も獲得しました。

「戸田 博 監督 二つのファンタジック最新作品上映会」

1.「EAST PLANET」
  上映時間65分/モノクロ/ステレオ/2009年11月完成

2009/12月アンカレッジ国際映画祭(公式上映)/アメリカ・アラスカ
2010/ 2月メコン映画祭(公式上映)/アメリカ・ジョージア(エキスペリメンタル優秀賞受賞)
2010/ 3月ウルグアイ国際映画祭(公式上映)/ウルグアイ・モンテビデオ
2010/ 4月アリゾナ国際映画祭(公式上映)/アメリカ・アリゾナ
2010/ 4月エジプト国際映画祭(公式上映)/エジプト/カイロ
2010/ 4月スカイフェスト映画祭(公式上映)アメリカ/ノースキャロライナ)(ホラー&SF部門2位)
2010/10月南アフリカ国際映画祭(公式上映)/南アフリカ/ダーバン)


キャスト
吉田 孝広/井口 昌子/田中 正夫/山田 昭二/山本 弥生/ギヨーム・トーブロン

スタッフ
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
音 楽:柏木 美保
美 術:山本 葉子
特殊効果:山本 千春/加藤 浩
制 作:花沢 理人/大迫 洋子/戸田 博

「EAST PLANET」ショート・シノプシス
地球からある惑星「EAST PLANET」に”クマ”は着陸する。
その惑星では独裁者が猛威を振るい、アパルトヘイトによって、網で仕切られたエリアに善人達は追いやられて日ごとに殺戮が繰り返されていた。
その惑星で”クマ”は、何かに導かれるように大きな森を目指す。
そして、クマはその森の中で、独裁者の手先から逃げ出した女を救う。
クマはその女と共に森を彷徨い、平和を願う集団と合流するが…。


2.「街角のファントム」
  上映時間70分/カラー/ステレオ/2010年4月完成

2010/4月アラバマ国際映画祭(公式上映)/アメリカ・アラバマ
2010/4月サンデイズ映画祭(公式上映)/アメリカ・マサチューセッツ
2010/9月アイルランド国際映画祭(公式上映)/アイルランド
  *現在、その他世界各国の映画祭に出品中

キャスト:山田 昭二/ギヨーム・トーブロン/堀内 茂昭/山本 弥生/倉持 賢治

スタッフ:
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
制作:花澤 理人/戸田 博
音楽:柏木 美保
美術:山本 葉子
制作助手:佐野 友香/宮武 寛知

『街角のファントム』ショート・シノプシス
平源平(たいら げんべい)は街の広場に佇み、彫像の形態をとるストリートパフォーマーの老人である。
彼の日々の稼ぎは僅かではあるが、弱者に対しては献身的に人助けをしている。
しかし、彼には奇妙な趣味があった。
その趣味とは自らが法曹となり街の「ゴミ」を片付けることである。
そして、彼は自分の定めた基準で今日も街の掃除をするのだが…。

上映場所:福井メトロ劇場

上映日時
6月12日(土)13日(日)14日(月)
18 : 00=開場
18 : 30=舞台挨拶
18 : 40=「EAST PLANET」上映開始
19 : 45=休憩
19 : 55=「街角のファントム」上映開始
21 : 05=終映

入場料:当日=1200円   前売=1000円

前売券はメトロ劇場をはじめ各プレイガイドで発売中!
お問い合わせ:戸田博監督作品上映ネットワーク=090-6067-0172
スケルトン・フイルムズSite : http://www.skeletonfilms.com
 

8 1/2

 投稿者: あんどう  投稿日:2010年 5月10日(月)22時08分25秒
  どうもありがとうございました。
スクリーンで観られる機会を与えていただきまして。
ビデオなどで過去2回観てるのですが、やはり手強い映画でした。
また、こういう機会をお願いします。

別件ですが バクダットカフェ の完全版の上映もお願いしたい。

また全然別件ですが、「NINE」と「プレシャス」は福井県内での上映予定が無いようです。
ぜひメトロでお願いしたい。
少々遅くなってもいいですから。
 

感想を書こう!

 投稿者: 若泉  投稿日:2010年 5月 9日(日)22時47分24秒
  キルケさん、お久しぶりです。
竹内ですさんが、いつも読み応えのある感想を書かれていて、じゃあ観ようとかの判断する上で参考にさせていただいていますが、自分は映画を観ても書くことから遠のいていました。
誰もが自由に感想を言える場というのは大切だと思う次第です。

「パリ・オペラ座のすべて」「戦場でワルツを」「キャピタリズム」観ました。
「アンナと過ごした4日間」は、感想を書こうと思いましたが書かずじまい。とても深い映画だと思いました。

8 1/2は楽しみです。20年以上前に観たきりです。
また感想を書きます。
 

メアド違い

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月 9日(日)18時28分7秒
  XXさんへ 下のメアドは間違いですんで(業務連絡に使ってスンません)

http://www.myspace.com/1004717130
 

8 1/2

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月 9日(日)16時00分13秒
  う~ん、よく名作と言われる映画でも好きになれない映画と言うのがあって、フェリーニの映画は割合ある。むろん「道」や「崖」そして「カビリアの夜」の魂の三部作は気に入っているが、「甘い生活」「8 1/2」の路線はどうしても好きになれない。「世にも怪奇な物語」のフェリーニのパートもまた乗れない。

ただ凄く気に入っているパートがある。それはフェリーニの「大女」の由来らしきものの映像化した後半に出てくる場面だ。神学校に行っていた子供が、通学途中で明らかに障害者と思しき大きな胸の太った女と出会い、それで学校から処分を受けるところだ。

映画で脚本家が言う「描かれるものは明快でなければならない」の主張のままの場面で実に素晴らしい。映画人の悩みなんか全く気にならない(というのもあの当時のイタリア映画というのはあんな甘いものではなく、監督が煮詰まったら脚本家にさっさと書かせてしまうか解任するかで、ひどい場合になると助監督が主だった場面を撮影し、監督は撮影終了後に編集だけをしていた事もザラだった事をしっているためだ。何せカネになるなら本来アメリカの歴史である西部劇もスペインのアルメニアでマカロニ・ウエスタンとして製作してしまう時代だったから)が、あそこには映画の真実がある。

俺にとっては巨匠フェリーニはジュリエッタ・マシーナを演出する人でしかないのである。

あ、実はもうひとつ強烈な一本がある「インテルビスタ」だ。フェリーニの「大女」を「甘い生活」では絶世の美女として登場したアニタ・エクバーグが演じる事が出来るようになった(まあ年取って太ったわけです)場面があるが故だ。映画そのものはテレビ批判のような甘い場面がラストにあり、巨匠も老いたりと思ったが、あの場面は凄かった。
 

こちらこそ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月 9日(日)09時33分33秒
  キルケさん、どうも。
「ソフィーの復讐」、ソ・ジソブもむろん北京語です。私も言葉はどうするのか気にかかってましたが、あっさり中国語オンリーで乗り切っていました。製作会社を観ると韓国一社と中国2社の共同制作なので、考慮と言う事でしょう。しかし彼は凄い俳優ですね。役によってキャラがちがい、同一人物に思えない。

韓国にしても中国にしてもスター・システムが機能している。映画が産業として成立している事の表れで、こういうところは日本が学ぶべきでしょう。チャン・ツイイーのライバル役のファン・ビンビンも素晴らしい。これはおすすめですよ。

「母なる証明」はずばり身障者の表現の凄さでしょう。日本だと差別だ云々が出てくるでしょうが、警察の捜査のずさんな現実の描写も含めて(「殺人の記憶」にも出てきた)、ああいう暗部に鋭く目を向ける視点は大したものだと思います。
 

もっと知りたくなる

 投稿者: キルケ  投稿日:2010年 5月 8日(土)22時56分32秒
  ここ数年、観た作品を忘れる。レンタルでは2度借りる。しかも観始めてからそのうち気付く・・・劇場で観た作品ですらレンタルショップで「どんなんだったか?」と確認する・・・これは老化??。決して片っ端から観ているのではなくそれなりに作品を選んでいるのに・・・悲しくなる。でも、ここを訪れて皆さんのコメントを読むとダダダ~~~と蘇るから不思議。なんだ私ちゃんと観てるじゃない!!と嬉しくなる。そして鋭く知的で感性豊かな内容にもっと追求したくなる。時には意義を申し立てたくなる。あ~~~一本の作品でこんなに語れるんだ。さて、「キャピタリズム」これは是非に観なくてはと思っている。思っているが未だ観ずにいる。マイケル・ムーアのドキュメンタリー。「シッコ」も「ボーリング・フォー・コロンバイン」も鋭く容赦なく切り込んでいく姿勢にどうも着いていけない。先日観た「パリオペラ座のすべて」350年もの歴史を持つ世界バレエの最高峰。ワイズマンはありのままを私達に伝える。決して出しゃばらない。どの位置にどうたたずむかは観客に委ねられる。観ていてとても気持ちが良い。「キャピタリズム」あと一週間。「母なる証明」滑り込み。若泉さん、本当に・・・・・もの凄い作品でしたね。途中にある「母はそれを反対側から押し返そうとしている」これもまたものすごい表現ですね。母性という事でしょうか。本能の中にある母性に知恵はあっても知性は無いですよね。この作品て「わが子を溺愛」どころの話じゃない。でも子どもを守ろうとしない親が珍しくない世の中ですからずっとマシかも。それにしても突然現れた「真犯人?」といい、普通に「大事なものを落としちゃだめだ」と針ケースを差し出す息子も、友達も警官もみんなそれぞれ作品の中で存在意義を重く持っている。実に計算し尽くされた絶品と、これはさすがに忘れる事は無いでしょう(笑)   竹内さん。お久しぶりです!!「ソフィーの復讐」予告でとっても気になっていたのです。楽しめたようですね。ソ・ジソブさんも中国語、北京語?を話してるんでしょうか?とてもお洒落ですし、ライバルの女優さんも美しいですし、ここのところ辛い作品ばかり観ていたので楽しみです。  

ソフィーの復讐

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月 8日(土)20時52分56秒
  韓国・中国の合作コメディ。

雰囲気で言うと「旧正月映画」みたいなものである。中国の映画は昔から旧正月映画と言うのが存在し、旧正月の時期になると肩のこらない、コテコテのコメディが上映される。昔東京にいたころ、香港映画祭等で、これよりも遥かに泥臭く、映画を芸術と考える御仁が見たら激昂するくらい安直なコメディ映画を山のようにみた。今では硬派な黒社会物を撮るジョニー・トゥ監督も昔はそういう映画が大半で、今の彼を観ていると感慨深いものがある。

ところがこれが日本ではいまひとつ人気がない。昔は「馬鹿馬鹿しい!」と怒ってコヤを出てしまう人も結構いた。旧正月映画も洗練されてきているので、昔みたいな途中退場が出る事は今はないようだが、日中友好とか言うのであれば、こういう映画をもっと上映出来るようにしないといかんのではと思うのだが・・・・。

エンド・クレジットを観るとまあ小口のカネを相当上手く集めたと感心する。早い話がロケ先を宣伝すると言う意味でカネを集めたのだろう。また韓国と中国の両方のスタッフが上手く混ざって配置されているのも素晴らしい。確実に結果は良い方向に出ている。演出も見事で、ハリウッドのスクリュー・ボール・コメディにも負けていない。

チャン・ツイイーの大ボケ演技も大したものだが、「映画は映画だ」のソ・ジソブがまあ可哀そうな男を演じていて、到底あのヤクザものと同じ人間に見えないくらいの大怪演を披露する。
 

オーシャン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 5月 7日(金)23時26分6秒
  ああ、やっぱりか。さびしい思いがした。

クレジットのラストに俺が現代の十字軍と考えるシーシェパードの名前が出てくる。ジャック・ぺランもヨーロッパのリベラル派に過ぎないのだ。

この映画は「自然の多様性を守る事の大切さ」を説いているが、映画が映し出すのは自然界は多様なように見えて実はそうではない事だ。それはどの生き物も弱いものを食べることで生きているものでしかない。自然界の多様性というものも、その弱肉強食を守るためのシステムでしかないという歴然たる事実が明らかにされている事だ。

人間の文化で言うと「文化の多様性はあっても文明の多様性は存在しない」と言う事だ。キリスト教で言うとカソリックやプロテスタントやバプティストの存在は問題はないが仏教やイスラム教や神道、ゾロアスター教、ヒンドゥ教は異教でしかなく迫害の対象でしかないと言うのと同じである。

そう考えると日本や途上国が言う「あくまで人間の生存があっての環境保護」の方が自然で、欧米諸国が唱えるイルカやクジラ、マグロの保護を威圧的な態度で押し付けるやり方の方が異常だ。第一、人間の数が増えている事自体、自然破壊なのであり、特定の種の保護を訴える事など現実逃避、アリバイ作り以外の何物でもない。

対イスラム、民主主義・人権帝国主義での激しい国内対立を抱え、国論の分裂を抑えるため自然保護、環境問題をぶち上げたがゆえに今の異常な自然保護ブームがある。英国の総選挙の結果、過半数を占めた政党がない事もこの事態に拍車をかけるだろう。環境を守らない国は先制攻撃しろ、核攻撃も辞するなという声が上がらないとどうして保証できるだろう。

彼らが確信犯的にそうすることも考えられる。地球の人口を減らせば環境保護につながると短絡的に考え、過激なテロや戦争で「聖戦」に打って出る事があり得ないとどうして言えるだろうか。映画を観ていてそういう恐ろしい、邪悪な思想に警戒しなければならないと考える事しきりだった。

環境保護を初めに訴えたのはアドルフ・ヒトラーだった事をどうしても思い出してしまう。

http://www.myspace.com/1004717130

 

「母なる証明」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2010年 5月 5日(水)23時58分39秒
  「すごい映画だな、これは」というのが、観終わった第一印象。
観ていない方のために詳しくは書けないが、この映画の終わった先に展開するであろう主人公である母の「行動」と、その息子の「突然の記憶の回復」を想像すると、何ともいやーな気持ちになる。このいやーな気持ちは、「母」に対する憎悪のせいではないかと思う。その「母」とは、この物語の舞台となっている「町」という意味も含んでいる。この町で主人公の母や息子は生まれて育った。

息子が記憶障害になった理由は母にあり、そうした状況に母を追い込んだのは社会的に追いつめられたからだ(経済的な面など)。
殺されてしまった女子高生は、町が展望できる場所にさらされる。それは町の人々が彼女の死を目撃しているということのイロニーだ。灰色の壁の家々の窓が、うつろに見つめている。殺された彼女も母であったかも知れない(妊娠したこともあっただろう)。
間違って逮捕された容疑者の、あのうつろな表情は、町の人々の表情の鏡像だ。

支離滅裂になってきたが、つまり、どうにもこうにも、今生きている場所(今の世界)は破綻しかかっているのだ、ということがいやーな気持ちの中で浮かんで来る言葉だ。この映画が、上手くこの世の中を映しているということは言えるだろう。
すべてを忘れてしまったら、自分が自分でなくなるという恐怖が、経済や政治などの世界を支えている。母というのはそれを反対側から押し返そうとしているようにも思えてくる。

韓国映画の地力を感じる。
とてもよくできた脚本だ。だが、展開が切れすぎているようにも思える。「殺人の追憶」に感動して以来、注目している。次回作がまた楽しみだ。


それにしてもイスラエルの「戦場でワルツを」も似ているな。記憶というのは、情報化した世の中をえぐる有効な切り口かも知れない。
 

初めまして。

 投稿者: やーまん  投稿日:2010年 5月 1日(土)13時02分43秒
  久々に福井にもどってきました。
数年前の僕では気付くことができなかった、メトロ劇場の良さに触れることができました。
映画はいいものです。人生を変える、という表現は嫌いですが人生を彩ってくれるものであると思います。
フェデリコフェリーニも是非足を運んで鑑賞したいと思っています。
さて、この度は新参者でたいへん恐縮ではありますが、リクエストがあります。

「息もできない」

を是非上映して欲しく投稿させていただきました。よろしくお願いします。
ではこれからも足繁く通いたいとおもいます。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 4月26日(月)08時57分35秒
  2009年度SF作品『EAST PLANET』は来月(5月)上旬にアメリカのノースキャロライナのアレキサンダー市で開催される”スカイフェスト映画祭”のSFホラー部門で2位を受賞しました。

スカイフェスト映画祭(SkyFest Film & Script Festival) : http://skyfest.net/index.php?id=76
 

キャピタリズム マネーは踊る

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 4月25日(日)00時49分48秒
   映画の初めからローマ帝国とアメリカの運命をオーバーラップさせるところからユーモアに溢れながらも洒落にならない現代アメリカへの批判が始まる。そう多人種・多文化は実は帝国主義の世界でも受け入れられて、平和主義や民主主義の体制に特有のものではない。戦前の日本でも「五族協和」は唱えられていたではないか。黒人が指導者になろうが、女性初の大統領が出ようが、それは旧来の政治の否定を意味しない。アメリカの覇権の上にアメリカの民主主義が成立している現実は、アメリカの変化を難しいものにしている。

ただ、この映画は厳しい現実の指摘に終わらない。今までネオコンの支持母体でもあったキリスト教団体が変質しつつあるからだ。資本主義の「聖戦貫徹」を叫ぶネオコン連中が結果的に貧富の差を拡大させ、支持母体が何よりも大切にする家族の価値や保守的な人生観を破壊することになり、彼らの反逆を招く事態が起きつつあるからだ。さらに貧困に追いやられた層からも牧師になる人たちが増え、攻撃は増す事は間違いなく、「ガタルガナル」や「ノモンハン」や「沖縄決戦」へとネオコンは進んでゆくのだろう。「長崎・広島」まで事が進まなければよいが。

さて問題は我が日本である。正直、もしこれからアメリカがグローバリズム、ネオコンから方向転換するとするならば、今まで「アメリカについてゆけばいい」とうわごとのように叫んでいた連中はどうするのだろうか。今度は日本は日本のやり方があると主張するのだろうが、そうはいかない。そうなった場合、今まで切り捨ててきた人たちは裏切られたことを忘れず、かつてのような忠誠心を発揮しなくなるだろう。「戦争は始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しい」と言ったのはマキャヴェリだが、その事を自覚できる財界人がどれだけいるのだろう。我が日本がローマ帝国のように分裂するような悲劇的な事態だけは避けてほしいのだが・・・・。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 4月21日(水)17時17分5秒
  最新作「街角のファントム」はアメリカのマサチューセッツで開催される”サンデイズ映画祭”にセレクションされました。

サンデイズ映画祭(SUNDEIS Film Festival)サイト:http://sundeis.org/nominations.php
 

クロッシング

 投稿者: harumi  投稿日:2010年 4月21日(水)09時46分22秒
  観たいです!

北朝鮮の現状を描いた『クロッシング』

ぜひ上映して下さいっっっ!!!!!!
 

上映会が楽しみです

 投稿者: 戸田監督ファン  投稿日:2010年 4月19日(月)20時18分42秒
  いよいよ"EAST PLANET"がメトロで公開されますね!
私は戸田監督作品の大ファンですが、昨年の上映会の予告で“EASTPLANET"に期待しました。失礼ながら、低予算ゆえのSF作品とは一体どのようなものかと、大変に興味を持ちました。既に海外の映画祭にもたくさん選ばれていますね。

しかも、アメリカや南アフリカや南米の映画祭でもスクリーニングされるなんて、期待は更に高まります。私はインディペンデント作品を鑑賞することも好きで東京のアート系の映画館にも時々足を運ぶのですが、その殆どが等身大と言いましょうか、こじんまりとしたテレビドラマにもならない作品が眼につきます。まあ、プロと言われる方々の最近ラインナップされている作品も似たり寄ったりですが…。

特に≪インディペンデント作品≫と自ら称してこじんまりと逃げているような作品にいつもガッカリさせられますが、戸田作品にはグローバルな視点で包み込むような空気感とでも申しましょうか、何とも例えようのない映像と音楽(音響)に引き込まれます。
とにかく、私のお気に入りの戸田作品が今年も拝見出来るのは本当に嬉しいです。しかも、福井出身で福井のみの公開。

もちろん、”街角のファントム”も期待してます。
さて、この”街角のファントム”についての情報をお持ちの方は教えて下さいね。

私は微力ながら戸田監督を応援しています。
 

サヨナライツカ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 4月18日(日)22時17分35秒
  うううう・・・これは困った。正直「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジュハン監督は適役と思えながら、実は適役ではないのだ。「私の頭の中の消しゴム」もラブ・ストーリーではあるが、清楚な、どちらかというと保守的な世界観(難病者だから当然か)が売りの映画で、官能的な要素が濃い映画では味が出ない。

その証拠にこの映画で一番光る場面は石田ゆり子演じる西島英俊の婚約者が中山美穂演じる女のところに乗り込んでくる場面である。石田が中山に別れろと迫る場面のなまなましさ。清楚な中にエネルギーが感じられるあの描写こそ全編に欲しかったのだが・・・。

また航空業界の話と言う事でどうしても「沈まぬ太陽」の事が浮かんでる。あれにしてもそれほど好きではないが、会社の最前線のパワーがまったく伝わってこない。第一、西島演じるエリートが全く憂愁に見えない。電話の受け答えが酷く(誰か現場で言わなかったのか)、他の仕事の態度を観ても会社の星のイメージもない。

また西島の息子との確執も一体いつの時代かと思わせるほど陳腐で、彼が会場で歌う場面を観ててもそんなんで成功するかあと不思議に思ってしまう。

もっと短くて鋭い映画になったのではと残念でならない。
 

戦場でワルツを

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 4月18日(日)20時41分45秒
  支配人の話によると、一人だけ「くだらん!」と途中退席した人がいたらしいが、他はスクリーンにくぎ付けになっていた。まあ凄い映画だ。ただ映画評論家の某氏のように「おくりびと」をけなしてこの映画を評価するなどというのは間違いだ。第一筋違いだ。

この映画は「いくさびと」の映画だ。ホロコーストの犠牲者であり、選ばれし民が戦争で虐殺もしなければならない現状への怒りだ。だからそういう現状を変えられない政治への怒りであって、反戦とは言えない。自国が戦場であるイスラエルに反戦の余地などない。撤退の余地がないからだ。

思い出すのは死刑執行の先頭に立つ刑務官からの死刑批判を訴える様である。いわゆる人権派とは違う、あくまで自分たちのスタンスからの発言だ。「戦場でワルツ」のスタンスもあくまで「いくさびと」の立場からのものだ。 軍人は人殺しだという声に対し違うだろ、お前たちが選挙で選んだ人間が命令しているし、政治というものが責任をもたんからだと。また紛争の全てが自分たちのせいではなく、中東自体にイスラエルという「殺し屋」を必要とするムラ社会的なシステムがある事も指摘する。

ここは「ハードロッカー」とまたちょっとスタンスが違う。所詮アメリカは最後に撤退という逃げ道があるが、イスラエルに撤退はない。「戦場にワルツを」の「過去」を語る人々が外国にまで散らばっている事は明らかにイスラエルが戦争をやめることが何を意味するかを示している。

そこがこの映画の魅力であるし、イスラエル国内でも受け入れられた理由だ。あくまで自分たちのスタンスから語るというやり方には偽善がない。いざとなれば逃げ出せる人間とは違う。彼らはこれからもここで生きてゆかなければならず、人権を振り回せばいいものではないからだ。

この映画ラストだけ実写というか実際の記録になる。相手を思いやるのはあくまで自分が生きる側に立った時だけだ。殺すのはいかんと言えるのは自分が殺されない側に立っている人間しか言えない。俺はそう解釈する。
 

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版

 投稿者: あんどう  投稿日:2010年 4月17日(土)19時01分53秒
  ぜひお願いします。  

しあわせの隠れ場所

 投稿者: 竹内です。  投稿日:2010年 4月13日(火)17時11分38秒
  いろいろ聞いていますが、福井公開の話がない映画があります。

「しあわせの隠れ場所」です。

サンドラ・ブロックがアカデミー主演女優賞受賞した映画ですが、一向に上映される圭杯がありません。

メトロ劇場では上映出来ないでしょうか。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 4月 6日(火)22時12分10秒
  最新作「街角のファントム」は本年9月にアイルランドで開催される”アイルランド国際映画祭”にセレクションされました。

アイルランド国際映画祭サイト:http://www.southtippfilm.com/indexiffi.html
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 4月 6日(火)08時52分12秒
  最新作「街角のファントム」は今月下旬からアメリカのアラバマ州のトロイ市で開催される”アラバマ国際映画祭”にセレクションされました。

アラバマ国際映画祭サイト:http://www.alafilm.org/
 

(無題)

 投稿者: あんどう  投稿日:2010年 4月 5日(月)12時59分17秒
  8 2/1 の上映ありがとうございます。

ぜひ行きます。
 

リクエスト

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2010年 4月 5日(月)03時49分26秒
  『ソラニン』観たいです。  

パリ・オペラ座のすべて

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 4月 4日(日)00時09分31秒
  フレデリック・ワイズマンという人は本当の意味での芸術家と言うべきだろう。

いわゆるアートなんかでは断じてない。2時間40分という長さにも関わらず、退屈に思える事がないのは、映画とは人生を切り取るものだという方針のもとに映画が撮影され、編集されているからだ。この映画だとまさにオペラ座の中にいるような気分にさせてくれる。

ドキュメンタリーと言うとプロパガンダと印象が強い。しかしワイズマンの場合、自分の映画を観て、まず感じてほしいという事に全てがある。作り手の意思をおしつけるという姿勢はまるでない。中立と言うのとはちがう。あくまで読み取る結論は観客が考えるものだという断固たる意思が映画の全編に行き渡っている。

彼にとってカメラとは画筆であり、スクリーンはキャンバスだ。そこの人生という絵の具で何かが描かれる。観る者はそれを観て考える。むろん結論は一つではない。人間はまず自分の観た事もないものから何事も見いだせない。そこでまずこういう世界があるとありのまま、かのように見せる事で考えさせるものを作ららければと思想は一見無茶のように見えて、驚くほどの常識を見せる

平凡さの中にこそ常識を超えるものがある。そういう信念こそがワイズマンを駆り立てるのだろう。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 3月31日(水)13時38分48秒
  *本年6月12日~14日の三日間、以下のように上映会を開催します。
*今回上映の二つの作品は既に今年度の世界映画祭にセレクションされています。

「戸田 博 監督 二つのファンタジック最新作品上映会」

1.「EAST PLANET」
  上映時間65分/モノクロ/ステレオ/2009年11月完成

  2009/12月アンカレッジ国際映画祭セレクション/アメリカ
  2010/ 2月メコン映画祭(エキスペリメンタル優秀賞受賞)/アメリカ
  2010/ 3月ウルグアイ国際映画祭セレクション/ウルグアイ
  2010/ 4月アリゾナ国際映画祭セレクション/アメリカ
  2010/10月南アフリカ国際映画祭セレクション/南アフリカ

キャスト
吉田 孝広/井口 昌子/田中 正夫/山田 昭二/山本 弥生/ギヨーム・トーブロン

スタッフ
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
音 楽:柏木 美保
美 術:山本 葉子
特殊効果:山本 千春/加藤 浩
制 作:花沢 理人/大迫 洋子/戸田 博

「EAST PLANET」ショート・シノプシス
地球からある惑星「EAST PLANET」に”クマ”は着陸する。
その惑星では独裁者が猛威を振るい、アパルトヘイトによって、網で仕切られたエリアに善人達は追いやられて日ごとに殺戮が繰り返されていた。
その惑星で”クマ”は、何かに導かれるように大きな森を目指す。
そして、クマはその森の中で、独裁者の手先から逃げ出した女を救う。
クマはその女と共に森を彷徨い、平和を願う集団と合流するが…。


2.「街角のファントム」
  上映時間70分/カラー/ステレオ/2010年4月完成

  2010/7月アイルランド国際映画祭セレクション/アイルランド
  *現在、その他世界各国の映画祭に出品中

キャスト:山田 昭二/ギヨーム・トーブロン/堀内 茂昭/山本 弥生/倉持 賢治

スタッフ:
脚本/撮影/編集/音響デザイン/監督:戸田 博
制作:花澤 理人/戸田 博
音楽:柏木 美保
美術:山本 葉子
制作助手:佐野 友香/宮武 寛知

『街角のファントム』ショート・シノプシス
平源平(たいら げんべい)は街の広場に佇み、彫像の形態をとるストリートパフォーマーの老人である。
彼の日々の稼ぎは僅かではあるが、弱者に対しては献身的に人助けをしている。
しかし、彼には奇妙な趣味があった。
その趣味とは自らが法曹となり街の「ゴミ」を片付けることである。
そして、彼は自分の定めた基準で今日も街の掃除をするのだが…。

上映場所:福井メトロ劇場

上映日時
6月12日(土)13日(日)14日(月)
18 : 00=開場
18 : 30=舞台挨拶
18 : 40=「EAST PLANET」上映開始
19 : 45=休憩
19 : 55=「街角のファントム」上映開始
21 : 05=終映

入場料:当日=1200円   前売=1000円

前売券はメトロ劇場をはじめ各プレイガイドで4月中旬より発売開始
お問い合わせ:戸田博監督作品上映ネットワーク=090-6067-0172
スケルトン・フイルムズSite : http://www.skeletonfilms.com
 

リクエスト

 投稿者: Ken  投稿日:2010年 3月30日(火)17時21分38秒
  予告編観たら、観たくなりました。
「春との旅」(小林政広監督、仲代達矢主演、アスミックエース配給)
確か、小林政広監督作品は福井未公開のはずなので、最新作となる本作の上映検討をお願いします。
 

カティンの森

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 3月27日(土)21時34分20秒
  正直、あまり乗り気ではなかった。というのもポーランドから見た事件の話で、また糾弾調の被害者感情に跨った映画だろうと思ったからだ。もちろん反ユダヤ主義など論外だが、だからと言ってイスラエルの行動が問題になる中で毎回ユダヤ人虐殺の話ばかり映画になるのは納得がゆかない。

そういう映画に欠けているのは自分が人を殺さないと生きてゆけなくなった時に、果たして良心を貫けるかと言う事だ。まずそんなことない。自分か人かの選択になった時、誰もが己の命を優先する。そこを直視しない「反戦派」が何とこの国にはおおい事か。

才人ワイダは被害者感情に逃げたりはしなかった。ソビエトの戦争犯罪をめぐって、ちゃんと体制と対決する人もいる半面、ナチス・ドイツ崩壊後は「新生ポーランド」の体制で生きてゆく道を選んだ人間も決して否定的に描かない。

また「戦争犯罪の追及」が国策の道具としても使われる事をしっかり指摘している点も重要だ。確かに歴史を直視する云々でそういう事が行われる一方で、敵を断罪し、糾弾する手段としてカティンの森の事件が利用されるさま、それらがフィルムでもねつ造されている様は今でもイラク戦争などでも使用され、敵は悪魔であり、抹殺すべしという戦争の口実になってゆく事にももっと注目が行ってよいだろう。

しかし何と行っても凄いのは自由ポーランドなどあり得ないという事件の犠牲者の声だろう。考えてみればこの映画が出来るムードになったのも、プーチン政権の時代になってからだ。プーチン氏は前から共産党時代の戦争犯罪では悪いのは「ロシア」ではなく、「共産党」だという事で、今では自分の政敵である共産党を糾弾する手段として使っているからだ。

だからこの映画の終わりも決して事件の真相が判明してめでたしとはならない。今でもポーランドは自由ではないという現実は何も変わっていないからだ。かつての「連合国」が次第に「枢軸国」になっている現実が見えてきた今、この映画は観られるべきなのだ。
 

コネクテッド

 投稿者: 52♂  投稿日:2010年 3月22日(月)19時31分17秒
  見たかったな-。あのセルラーよりこのリメークはもっと面白いらしい。そんなのDVDで観なくないなあ。  

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 3月21日(日)22時46分34秒
  「ジョニー・マッド・ドッグ」(http://www.interfilm.co.jp/johnnymaddog/index.html

「ワカラナイ」        (http://www.uplink.co.jp/wakaranai/top/

「すべては彼女のために」   (http://www.subete-kanojo.jp/

「隣の家の少女」  (http://www.kingrecords.co.jp/tonari/

「ポチの告白」(http://www.grandcafepictures.com/jpn/main.htm

正直言って全て問題作です。
しかし問題作だからこそ上映すべきだと思います。

P・S   私も「フローズン・リバー」はやってほしいです。
 

愚痴とリクエスト

 投稿者: 52♂  投稿日:2010年 3月21日(日)21時56分14秒
  1.メトロがやらなければ福井では絶対見れないような、そんな映画は優先して欲しい。「倫敦から来た男」投票したと記憶しているが、外れたのは残念。名古屋か金沢まで行って観ようかとも。オーシャンズとかDrパルナサスなんてメトロでなくても十分見れたのに・・・。ハートロッカーも、もう他所で見ましたよ。
2.フローズンリバー:投票(したけど)なんかしなくてもやって欲しい。せっかくシネマライズが買い付けてくれたんだから、こんなのやらへんかったら名画館を名乗る資格ないよ。メリッサ・レオ、ムチャええ。
3.新作だけでなく、一昔前とか古い映画も一定数はまとめてやって欲しいし、それ用の自由なリクエストも募って欲しい。もう一度見たい映画、見そびれたけど、DVDでなく映画館で観たいと思っている映画、いっぱいあり。名画なら初めて観る人、久しぶりに観る人、それぞれに応えてくれるはず。昨年はロレンスと羅生門堪能したけど、もっとお願い。
 例えば、12人の怒れる男、椿三十郎。リメークを機会にルメットや黒沢のオリジナルをちゃんと紹介するのもメトロの役目では?。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 3月19日(金)18時09分29秒
  2009年度SF作品「EAST PLANET」は来月(4月)15日から10日間にわたりアメリカ/アリゾナ州のツーソン市(映画/OK牧場の決闘の町)で開催される第19回アリゾナ国際映画祭にセレクションされました。

Arizona International Film Festival : http://www.filmfestivalarizona.com/

「EAST PLANET」サイト:http://www.skeletonfilms.com/east_planet.html
 

(無題)

 投稿者: ken  投稿日:2010年 3月10日(水)01時17分48秒
  僕もリクエストします。
「すべては彼女のために」(ブロードメディア配給)
お願いします。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 3月 8日(月)12時10分6秒
  予告編見たら見たくなりました。

「すべては彼女のために」http://www.subete-kanojo.jp/

をよろしくお願いします
 

クヒオ大佐

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 3月 6日(土)21時31分38秒
  まあ予想通り「日米関係の戯画」だった。
もう露骨なまでに(これでもおさえた方だろうが)吉田監督はクヒオ大佐=アメリカ、だまされる女たち=日本であり、またこの女たちに駄目男の相方を配置し、女たちがクヒオに騙されるのは、男たちの責任であるという構図を作り上げ、アメリカに夢や未来を求めるざるを得ない閉塞感に満ちた日本を遺憾なく見せつける。騙す側と騙される側の共犯関係を分かりやすく見せつける上手いやり方だ。またクヒオが能力不足で、カネがあまりない女しか騙せない様が、ますます「力のないが故にアメリカ追従をやめられない日本」のまんまに見えるところが面白い。

実を言うと意外に他の国でも見られる事だ。アジアやアフリカの国で本来なら昔、植民地主義で自分たちを苦しめたはずの宗主国へ移民する人は意外に多い。話を聞くと確かに植民地主義は酷いが、だからと言って自分たちの指導者が正しいというわけではない。以前にもまして残酷な独裁や指導者層の身内中心主義が幅を利かし、「これでは西欧諸国とのつながりを捨てるわけにはいかない」と今までと違う意味で旧宗主国とのつながりを復活させる人々が出てきているのだ。フランス映画祭の時に日仏会館でのパーティですさまじい数の中東やアフリカの人と話して驚いた事を今でも思い出す。

堺正人は大熱演で素晴らしいが、欲を言えば髪は実際の「クヒオ大佐」同様に金髪にした方が良かったのではないか。現物が凄い爺さんなのまではまねられないので(だいたい演じられる俳優がいない)そこまでまねろとは思わないが、鼻もあの形にしたのなら(実際のクヒオも整形していたらしい)、髪も出来かなったもんかなあと言いたくなる。

さて、クヒオ以上の傑物はざらにいる。英語に堪能なのをいい事にアメリカ人と称している外国人は多い。ナイジェリア人なのにアメリカ人と称している人間はテレビでもよく見かけるし、東欧やロシアにも実は相当英語が出来る人が多く、アメリカ人のふりをしている人はいるのだ。コンプレックスがゆえに付け込まれる要素は今でも日本人について回っている。
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2010年 3月 6日(土)14時22分6秒
  はじめまして。
ボーイズ・オン・ザ・ラン、わたしも上映してほしいです。
 

ロボゲイシャ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 3月 1日(月)11時16分43秒
  ついに井口昇監督作品、福井初上陸である。「片腕マシンガール」をスクリーンで見る事が出来なかったのは不幸だが、とにもかくにもめでたい。

井口監督の作品を観たのは東京ファンタだった。その時の作品というのがまたすさまじいもので、男女のカップルがお互いに病気をうつしあうというもので、そのねじれた関係が「いじめ」を思わせる部分があり、ははあ、これが彼の持ち味なんだなと思った事を記憶している。
「ロボゲイシャ」でも中心になるのは芸者の姉妹のねじれた関係だ。これもまた「いじめ」を思わせるものだ。人間は対等であっても平等ではないという現実と、人間は平等であるべきだという理想の祖語がいじめというやつの本質にあるが、井口監督はそこをドラマの中心に据え、そのうえに角野産業というネオコンを思わせる組織を置く事で、今の世界の悪にまで視野を広げる。

それまで不遇な人生を送ってきた人間の能力を引き出す事で彼や彼女に「生きる場」を与え、なおかつそれを戦力としても活用するネオコンの思想は、体制が少数民族やマイノリティをとりこむ手段として十二分に効力を発揮し、またそれは今まで差別に苦しんできた人たちにも大いなる利益ももたらした。映画の中では天狗の面をつけた女たちがそうだ。

しかし同時に戦力になった人間はそれ以外の方向に目を向ける事が許されない。たとえ生まれが差別される側でも権力を握れば立派なマジョリティであり、自分の立場を損なう人間には情け容赦ない攻撃を行い、今度は差別する側の人間として人生をエンジョイする。そういう現状をブラック・ユーモアを混ぜながら、ペシミズムに陥ることなく馬鹿馬鹿しくもスピード感あふれるアクションに仕上げたのが面白い。

正直、この映画をみて「けしからん!」とか「不道徳だ!」という向きもあるだろう。だが断じて「描写の不道徳さ」と「映画の道徳性」を混同すべきではない。道徳を説くために不道徳な手段に訴えなければならない事もある。また道徳は単純ではない。悪の存在こそが正義の重要性を意識させる事もあり、正義を守るために悪が生まれてくる事もある。

「ロボゲイシャ」は不道徳で道徳を説く、極めて道徳的な映画なのだ。
 

「EAST PLANET」受賞

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 2月23日(火)19時01分9秒
  2009年度SF作品「EAST PLANET」は今月上旬にアメリカ/ジョージアのメコン市で開催された”メコン映画祭”において、エキスペリメンタル・カテゴリーで優秀賞を受賞しました。

メコン映画祭サイト:http://www.maconfilmfestival.com/index
 

すべてが海になる

 投稿者: さと  投稿日:2010年 2月21日(日)11時15分18秒
  どうしても観たかった山田あかね監督の「すべてが海になる」上映が決まったのですね。アンケートにも何も参加せず、ただ成り行きを待っていただけなので申し訳なかったのです。メトロの上映システムが少しずつわかってきました。これから積極的に劇場に足を運びたいと思います。  

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 2月19日(金)20時47分12秒
  2009年度作品『かえる』と『EAST PLANET』の二つの作品が同時に、本年3月下旬から10日間にわたり南米ウルグアイの首都モンテビデオで開催される”ウルグアイ国際映画祭”にセレクションされました。

ウルグアイ国際映画祭サイト:http://www.cinemateca.org.uy/festivales.html

『かえる』サイト:http://www.skeletonfilms.com/frog_e.html
『EAST PLANET』サイト:http://www.skeletonfilms.com/east_planet_e.html
 

リクエストします。

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 2月19日(金)06時01分44秒
  以下、2本ですが、リクエストします。

「スナイパー」(http://www.interfilm.co.jp/sniper/index.html

「ジョニー・マッド・ドック」(http://www.interfilm.co.jp/johnnymaddog/index.html
 

孫文

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 2月16日(火)17時59分6秒
  デレク・チウ監督の映画は日本初公開はこれ以前「ぼくたちはここにいる!」があり、第二作がこの「孫文」になるが、実際は「三個受傷的警察」や「兄弟」など中華圏で何度も賞の候補になり興行的にも成功させてきている大変な手腕の持ち主だ。

よくアジア映画と言うと韓国が「韓流」で凄い勢いだが、実は香港を中心とした中華圏も凄いのである。中国にもアカデミー賞のようなものがあり、候補作の予告をネットで見てみると、まあ歴史問題が絡んで公開が難しいと思えるものもあるが、まず大丈夫なものもあり、また旧正月映画など肩の凝らない娯楽映画もあるが、どうしたわけか日本に来ない。公開されても大都市のみで、これは凄く残念な事だ。映画の中心は大衆娯楽であり、それなしには相互理解も何もあったものではない。ベニー・チャン監督の「コネクテッド」も残念ながら福井では見られなかった。まあ何はともあれ、デレクの福井初上陸は喜ばしい。

孫文の人生をどう映画化するかはさまざまだが、いつもヌーベルバーグ風のデレクがこの題材をどう映画にするかは凄く興味があった。教科書風と言えばそうだろうが、見知らぬ人間たちが次第につながってゆく独特のドラマ構成をもつデレクの作風は健在だ。孫文とその仲間とそれまでかかわりのなかった華僑の男女の物語が巧みに一本の流れになってゆく語り口の巧みさに改めて唸らされた。

凄く興味をひかれたのは「ねじれ」だ。孫文が華僑たちに革命達成のための援助を求めると、華僑たちは素直に賛成しない。これまで何回も失敗してきているので、信用がなくなった事も大きいが、富裕層である彼らと、中国そのものの復権を唱える孫文とは対立点も大きかったという事だ。港湾労働者のデモを孫文が助けて、まずは自分たちの生活や自由を守るために戦う事を教える様にそれがよくあらわれていて、そういう孫文の存在が脅威として映ったのもある意味当然なのである。

「植民地に生活するマイノりティー」の面と「カネを持っているマジョリティーの面」が一緒になっているこの厄介さは今でも世界のあちこちに見られるもので、それこそ、この映画が描こうとしたものだ。この困難を乗り越える孫文の努力と高貴な精神が観ているものに感動を与える。長時間を感じさせない見事な映画だ。
 

ジャック・メスリーヌ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 2月13日(土)21時48分3秒
  昔、フランス映画と言うと「おしゃれな映画」というイメージはなく、「暗黒映画」のイメージが強かったものだ。アラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモンドなどが銃を片手に大暴れ。それに我が愛するイタリア映画がジョン・サクソン、ヘンリー・シルバ、ベン・キャザラなどを使ってマフィア映画で荒稼ぎ。今では「ユーロクライム」というそうだが、ヨーロッパ製のギャング映画が旋風を巻き起こした時代がかつてあった。

そしてまた最近そのながれが戻りつつある。いまだ日本公開未定のイタリア・マフィア巨編「ゴモラ」やDVDスルーになった映画祭でのみ上映の「野良犬たちの掟」、アラン・コルノー監督の「マルセイユの決着」そしてこの「ジャック・メスリーヌ」だ。

ただそれらは昔の焼き直しなどでは断じてない。暴力組織が誕生した歴史的背景から始まる、昔よりも遥かに複雑な人間観が売りになっていて、「ジャック・メスリーヌ」もアルジェリア戦争から、ドゴール大統領の政策変更によるOASの壊滅、過激派組織の台頭など歴史的な側面からの描写も多く、長尺の超大作であるものが多いのが特徴だ。

見ててどうしても「ネオコン」という言葉が浮かんでくる。ジャックの行動というのは恐ろしく複雑である。悪党であるが故に信義を守るし、暴力的ではあるが出来るだけ殺さないようにするし、盗んだカネでブルジョワ的な生活を好む傍ら、反権力・反体制を唱える。犯罪を正当化しながら、犯罪者は成功者になれないと諦念の持ち主でもある。道徳と不道徳が矛盾することなく頭の中でうごめいている。それは彼の周囲の人間たちもそうで、法を守る人間でありながら、彼を助けようと銃を持ちこむ女弁護士やら、息子のせいでさぞかしえらい目にあっただろうに、病床の自分に会いに来た時にジャックを拒まない父親やら、彼がヤクザものだと知りつつ、彼に人生まで賭けてしまう女たちなど、ジャックが狂っているなら、彼の周囲もこれまた狂っているように思える。これが徹底しているところがこの映画の売りで、あたかも表現の自由、多民族主義や男女平等を唱えながら、戦争には肯定的な「ネオコン的なものの始まり」が垣間見えるような気がする。

かつてリベラリズムの旗印だったものが体制・権力に利用されはじめ、それがシーシェパードの暴力やイラク・アフガン戦争の始まりにつながる今の混迷はこのころからもうのろしをあげていたのかもしれない。昔からギャング映画には政治映画の側面があるが、この映画をそういう方向から見てみるのも面白いのではないだろうか。
 

はじめまして

 投稿者: ぽんこ  投稿日:2010年 2月13日(土)00時47分49秒
  ここ一ヶ月ほどはご無沙汰ですが、
何度もメトロ劇場利用してます。
この福井でメトロの存在は本当に貴重です!!

どうしても見たい映画があるので、リクエストさせてください。
『精神』
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

非常に貴重な映画だと思います。
ぜひご一考を。。。
 

クリーン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 2月12日(金)13時57分49秒
  一日に一回の上映しかない。厳しい上映条件だ。
そして映画も厳しい。ヤクに溺れたミュージシャンがオーバードーズでパートナーを失い。ムショに入る事になったため、子供とも会えない日々。しかしいったんヤクを体が覚えているので、なかなか中毒から抜けられない。

ハリウッド映画ならここで女は再生し、子供との家庭も再生してでめでたしめでたしとなるがそうは単純に行かない。だからといって悲観的な物語にはしない。単なる敗北主義は無意味であり、単にハリウッドの逆をしただけで、それこそ凡庸な物語でしなかい。そこで彼女は糸口は見つけるが、彼女の戦いは始まったばかりなのだというふうに持ってゆく。まるで親子ものみたいなチラシやポスターだが中身はそんなもんじゃないので、そういう向きを期待の客層はご用心。

香港映画でアジア映画を知った人にはマギー・チャンはコメディからアクション・お色気ものまでこなす器用な女優さんである事は分かり切っているから、彼女の演技力は観る前から保証付きだが、これほどまでに凄い仕事をするとは思いもよらなかった。

映像も魅力的で、アサイヤスの前の「夏時間の庭」の絵画的なものとは正反対で、荒々しい「動」の絵が多い。「フレンチ・コネクション」や「狼たちの午後」を思わせるリアルで、それでいてドキュメンタリー・タッチに逃げず、コントラストを失わない鋭いセンスが光る。この生々しくも美を失わない映像は楽しむというより経験するべきものだろう。

一か所、大笑いしたところがある。マギーが子供にDVDでもと進めると、子供が一本取り出してきて、「そんなもの見ちゃいけません」と取り上げるシーンがある。何と何と、かのウイリアム・ラスティグ監督、ジョー・スピネリ主演の「マニアック」だ。連続殺人鬼が人間の頭の皮を剥ぐすさまじいホラー映画で、トム・サヴィーニの特殊メイクの手腕の凄さに圧倒される一本。こういうのをだすところをみると、アサイヤスもタランティーノに近い部分もあるのかなと変な想像をしてしまう。
 

リクエスト

 投稿者: カメラ女子  投稿日:2010年 2月 8日(月)00時15分24秒
  初めて投稿します!

まだメトロ歴は浅いですが
ゆったり見れる雰囲気が大好きです!

リクエストなのですが
「(500)日のサマー」
http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/
ぜひ、上映して欲しいです★
よろしくお願いします!!!
 

ボーイズ・オン・ザ・ラン

 投稿者: りんご  投稿日:2010年 2月 7日(日)23時59分13秒
  ぜひ上映してほしいです☆
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
http://www.botr.jp/
 

エキストラ募集

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 2月 4日(木)15時38分4秒
  戸田博監督の最新作「街角のファントム」が2月11日より一週間に渡り福井市内を中心に撮影されます。
この作品には沢山のエキストラを募集します。

エキストラ希望の方は090-6067-0172までご連絡下さい。

スケルトン・フイルムズ最新作
「街角のファントム」( Title : Phantom of the Town )
上映時間:85分

スケルトン・フイルムズ/ホームページ:http://www.skeletonfilms.com
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 2月 3日(水)09時16分20秒
  2007年度作品「十二月の空」は本年3月上旬にアメリカ/ノースダコタ州のファーゴシティで開催される”ファーゴ映画祭”にオフィシャル・セレクションです。ファーゴシティはジョエル・コーエン監督作品「ファーゴ」の舞台になった場所です。

ファーゴ映画祭(Fargo Film Festival)サイト:http://www.fargofilmfestival.com/

十二月の空(Sky in December ) サイト:http://www.skeletonfilms.com/sky_in_december.html
 

今日から

 投稿者: martin  投稿日:2010年 1月30日(土)23時55分17秒
  今日から『ANVIL』が上映開始ですね。
福井では観れないだろうと思っていた矢先、メトロさんで上映されるのを知り
楽しみに待っていました。

上映を決めて下さりありがとうございました。
 

「ロフト・」

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 1月28日(木)08時41分18秒
  私も見たいです。「ワカラナイ」同様、お願いします。

あと先頃のベスト10で評判の「愛のむきだし」ですが、もう上映は無理でしょうか。
もうDVDは出ていますが、上下巻に分かれているうえに、題材が題材ですから映画館でみるしかない素材と言ってよいでしょう。

「ロフト・」「ワカラナイ」と並んでお願いします。
 

『ロフト.』

 投稿者: 落武者  投稿日:2010年 1月27日(水)00時33分33秒
  まずは『戦場でワルツを』の公開が決まってうれしい限りです。楽しみ。

是非『ロフト.』も劇場で見たいと思いますので、よろしくお願いします!
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 1月23日(土)07時02分14秒
  「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」(配給 ギャガ・コミュニケーションズ)

「ワカラナイ」(配給  ティ・ジョイ)

「インフォーマント!」(配給 ワーナー)

「ユキと二ナ」(配給 ビターズ・エンド)

「海角七号 君思う、国境の南」(配給 ザジ・フイルムズ)

「千年の祈り」(配給 東京テアトル)
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 1月18日(月)09時15分31秒
  2008年度作品「夏の宴」は本年2月にアメリカのフロリダ/セントルイスで開催される”トレジャーコースト国際映画祭” Treasure Coast International Film Festivalにセレクションされました。

トレジャーコースト国際映画祭サイト:http://www.tcifilmfest.com/
「夏の宴」サイト:http://www.skeletonfilms.com/summer_trip.html
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2010年 1月15日(金)20時24分3秒
  2009年度SF作品「EAST PLANET」は本年11月に南アフリカのダーバンで開催される”南アフリカ国際映画祭”にセレクションされました。

南アフリカ国際映画祭サイト:http://www.amritsa.com/eiff/2010/home.htm

EAST PLANET サイト:http://www.skeletonfilms.com/east_planet.html
 

ジェーン・オースティン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 1月 9日(土)21時39分8秒
  昔よく映画祭にでかけて驚いたのは、映画自体と作り手の落差が大きい人が大半だと言う事だ。ヤクザっぽい映画を撮る監督が、恐ろしいほど紳士的だったり、繊細なラブロマンスを撮っている人に実際あったら、まるでヒグマのような毛むくじゃらの大男だったりと、こちらの偏見もあるのだろうが、これは凄く面白いなと思ったものである。

話を聞いてみると「作品と自分の性格が同じならやって行けん。全てが仕事の延長戦になってしまうじゃないか」ということだった。よく日常からの逃避としての物語というのがあるが、読み手や観客ばかりか、作り手も同じなのかもと考えさせられたものである。

ジェーン・オースティンの小説は「エマ」しか読んでないし、その映画化の「エマ」とそれをさらに現代に置き換えた「クルーレス」(アリシア・シルバーストーンは今どうしているんだろう)くらいなので、到底論じる資格はないのかもしれない。しかしこの映画を見て、彼女の人生は「日常の危うさ」との戦いだったのだろうなと漠然と思え得てくる。冒険というのは別に遠い世界に行かずとも、全ての人間が結果的に不幸になるにせよ、幸福になるにせよ、ほんの少しの差で決まってしまうという生きる事それ自体が抱える危うさ。それは他ならぬ我々の目の前にある点では、オースティンの「虚」の世界も「実」の世界も同じなのだと。

さらによく見ると女性というのはロマンチストのようで大変なリアリストなのだという事も見えてくる。金持ちでもイヤというのは、そのカネの種類が自分で稼いだものなのではなく、今はカネがあっても当人に甲斐性がないのでは、将来は危ないという判断からで、株式で言うと高くても安定株じゃないからに他ならない。今は安くても(今はカネがなくても)、将来どえらい値が出そうなら、「奇貨おくべし」とパートナーも選びたいが、現実の株の世界でもそうだが、この類が一番見分けるのが難しい。下手をすると・・・なのは目に見えている。

結婚も投資もそうなので、野郎どもの道は険しい。ましてや結婚は「売り逃げ」が難しいので投資などより遥かに厳しい。男たちに出来るのは・・・と考えるとこれまた眠れないかも。まあ暴落する株にはならないようにはしないといかんのだが・・・・。
 

カムイ外伝

 投稿者: 竹内です  投稿日:2010年 1月 7日(木)08時45分57秒
  封切当時、そうとう興行成績が厳しいと聞いていた。ちょうどそのころは忙しくて足をはこべなかったのだが、今回レイト上映という事でその理由を確認しよう「副王家の一族」を観るついでにメトロへ。

そんな言われているほど悪いとは思わない。むしろ凄く気に入ったくらいだ。とくにカムイが島に渡り、漁民とともに生活してゆくあたりは凄く気に入っている。崔監督の「豚の報い」や「友よ静かに眠れ」を思い出させるのんびりしたようで緊迫感のある映像は実に魅力的だ。

正直VFXの使い方には大きな問題があると思う。とくにサメを退治する渡り衆のサメ狩りの場面だ。「釣りキチ三平」の時にもそうだが、魚をCGでやるのは無茶である。「ジョーズ」でも「リバー・ランズ・スルー・イット」でもメカニカルを多用していたし、たぶん予算の問題(メカニカルの方がカネがかかるのだろう)なのだろうが、航海の場面といい、ここまでVFXが丸見えなのはどうだろうか。またアクションでも人間がジャンプするところがあからさまに「釣り」やCGと見えてしまうのはアウトである。こういう場合、逆光とかでごまかしてもいいからリアルな感じを狙わないと駄目だ。何せこの分野ではアメリカや中国という大家がいて、観客の目もその水準を求めている。いやそれどころかカネを稼ぐのならそれ以上を狙わないといけない。

ただこの映画の本当の不評の原因は「カムイ伝」が抱える「海の民」や「山の民」といった時代劇では扱われないものを正面から扱った事だろう。時代劇ファンが好きな時代劇というのは「髷物」で、「誇らしい日本人」でないといけない。「丹下左膳」や「座頭市」がアウトローとしては限界で、それ以外の、実際には大半だったはずのみすぼらしく、生きるのに日々精一杯がこうも取り上げられると不愉快に思うだろう。マイノリティーや弱者というのは実は自分が強者になる物語を望んでいるのであり(実はこの倒錯した心理こそが大きな問題なのだが)、マイノリティーや弱者を擁護しているつもりが、そうはならないという部分は確実にあるのだ。

もしあくまで崔監督がやりたい事を貫こうというのなら、「ランボー 最後の戦場」に匹敵する過激な描写が必要だ。むろん60億円の製作費の「ランボー」と勝負するのは無茶なのだが、あのスピード感、虐殺に次ぐ虐殺、ブライアン・タイラーの見事な音楽、ミャンマーを舞台にしながら、実はアメリカの政治力学が抱える問題を非情なまでに描いたアート・モンテラステリの脚本に裏打ちされた壮絶な映像。有無を言わせず観客を打ちのめし、一撃を加えるパワーが必要だ。崔監督のテイストが凄く気に入ってはいるが、これでは数を取る映画にはならない。

カネのせいなのか、時代のせいなのか。この映画が受け入れられないのは当然と言えば当然、不幸と言えば不幸なのだ。邦画の問題点を一身に背負っているという点ではもっと注目されてもいい映画と思うのだが・・・。
 

南極料理人

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年12月28日(月)00時19分1秒
  南極を舞台にした映画と言うとあのジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」が凄く印象に残っている。カーペンターの作品でもベストの出来で、音楽、撮影の素晴らしさには舌を巻いたものだ。驚いたのはブリディッシュ・コロンビアでのセットでの撮影のほかに、多くが故・アルバート・ホイットロックによるマット・ペインティングに依るものだった事だ。現実の建物や景色のVFXは精巧に撮影しないとすぐわかってしまい、観客の興を殺いでしまうから、よけいに大変である。

網走で撮影した「南極料理人」の小田一生氏も負けていない。なかなかの手腕で、観ていて南極で撮影したようにしか見えなかった。どこからどこまでが合成なのか観て分からない。
製作陣の南極の演出ぶりは実に見事で、俳優陣も「冒険という日常を送る破目になった男たち」をよく演じていた。雪やけのメークも素晴らしく、細部の弱さが指摘される邦画だが、これは十分合格点だと思う。「イセエビのフライ」の場面が個人的に凄く気に入ったが、南極隊員たちが日本に帰ってきて、日常のありがたさを痛感する場面も味があっていい。

感心したのは、日本に帰るときに料理人がまな板は置いていくが包丁だけはちゃんと厳重にケースに入れて、持ち変えるところ。知り合いに弁当屋がいて、料理人がまるで武士の刀を持つように自分流の砥ぎ方をしていて、ほかのものは手伝いに触らせても包丁だけは断じて触らせない様を聞いていたので、ははあ、彼も包丁人なんだなあと改めて感じ入ってしまう。凄くよい演出だったのではないか。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年12月26日(土)19時57分45秒
  2009年度作品「かえる」(FROG)は2010年3月にアメリカ/カリフォルニアで開催される”ティブロン国際映画祭”(Tiburon International Film Festival)にセレクションされました。

Tiburon International Film Festival : http://www.TiburonFilmFestival.com
「かえる」(FROG)サイト:http://www.skeletonfilms.com/frog.html
 

ココ・シャネル

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年12月25日(金)20時11分18秒
  クリクスチャン・デュケイ。B級映画ファンの星である。彼の作品である「ライブ・ワイヤー」を映画祭で見て以来、B級の題材をプラスアルファにして見せる力量には感服してきた。「スキャナーズ2」「スキャナーズ3」「スクリーマーズ」「EX」「アート・オブ・ウォー」などなど。どう見ても負け戦になりそうな題材にチャレンジし、それをスピード感あふれる編集と独特の映像感覚でそこそこに持ってゆくこのカナダの鬼才がいつか「B級プラスアルファ」でなく堂々たる「A級」の映画を見せてくれる。

今度「ココ・シャネル」を手掛けると聞き、おお、新機軸挑戦かと喜んだが、実際に見て「う~ん、人間には越えられない一線があるのだな」と思ってしまった。以前に見た「ココ・アヴァン・シャネル」よりもより詳しく描かれていて、戦争をきっかけに男の居ない世界で女性が自分の好きなおしゃれができるようになった事からシャネルの成長が始まった点を指摘している点など優れた点もあるものの、全体的に盛り込みすぎになっていて、映像にも風格というものがない。

アンヌ・フォンテーヌ監督の「ココ・アヴァン・シャネル」は恐ろしくストイックで、何故シャネルが成功したかとかにも言及していないし、シャネルが服に携わる過程が短すぎるいう難点もあったが、彼女が決して交換の持てない人間であった事や、どこにも持って行き場のない闇を抱えた人間であった事など、鋭い人間考察が光っていた。まるでシャネルその人のような近寄りがたさに満ちていて、観る者を選ぶ半面、独特の魅力も兼ね備えていた。

一番差を感じたのはラストのファッションショーの場面で、アンヌ版があれほどの短い時間で描いているにも関わらず、服の美しさがデュケイ版には全くない。才能というやつを否定できないなあと痛烈に感じてしまう一瞬だ。

やはりデュケイはSFやホラーでしか自分を表現できないのだろうか。「スクリーマーズ」に感動した人間としては捲土重来を期したいところだが・・・・
 

秘密結社 鷹の爪

 投稿者: タカノツメ  投稿日:2009年12月24日(木)19時01分58秒
  来年公開の『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3』をリクエストします。
とにかく面白いので、福井での上映を待っています。
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年12月22日(火)21時19分33秒
  今月上旬にカンボジアのプノンペンで開催された”カンボジア国際映画祭”で2007年度作品「十二月の空」(Sky in December)は”最優秀長編映画賞を受賞しました。

カンボジア国際映画祭(カンボフェスト)サイト:http://www.cambofest.com/
「十二月の空」スケルトンフイルムズサイト:http://www.skeletonfilms.com/sky_in_december.html
 

(無題)

 投稿者: 猫好き  投稿日:2009年12月20日(日)00時23分35秒
  こんばんは。
いつも素敵な映画を上映してくださり、ありがとうございます。
さっそくですが、リクエストさせてください。
「私は猫ストーカー」が見たいので、よろしくお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2009年12月18日(金)12時48分27秒
  市川雷蔵没後40年映画祭が東京、大阪で開催されています。
メトロさんでも数年前に雷蔵さんの映画が上映されました。
ケーブルテレビなどでも上映されていますが、
ぜひ メトロさんで、あまり上映されてない作品を取り上げていただきたいと思います。
宜しくお願い致します。

http://www.raizo.jp/news/2009/news-7.htm
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年12月13日(日)11時07分12秒
  最新SF作品「EAST PLANET」は2010年2月にアメリカのジョージア州メコン市で開催される”メコン映画祭”にセレクションされました。

メコン映画祭サイト:http://www.maconfilmfestival.com/festival
 

楽しみ

 投稿者: eno  投稿日:2009年12月 6日(日)23時52分8秒
  アンヴィルやるんですね!
ものすごく楽しみです!!!
福井に暮らす身としてメトロ劇場だけが心の支えです。
 

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2009年12月 4日(金)23時36分36秒
  「マイマイ新子と千年の魔法」をお願いします。  

映画「ぼくはうみがみたくなりました」上映希望

 投稿者: ゆり  投稿日:2009年12月 2日(水)11時22分0秒
  はじめまして。上映希望の映画です。

自閉症の青年(伊藤祐貴)と看護学生(大塚ちひろ)のふれあいの旅を描いた映画「ぼくはうみがみたくなりました」の自主上映会が全国各地で多数行われ、多くの観客から「とても良かった」という感想が上がっています。

とても明るく爽やかで、あたたかい映画です。
いわゆる「お涙ちょうだい」映画ではありません。説教じみた堅苦しい映画でもありません。

この映画の詳しい情報は、
以下URLの映画「ぼくはうみがみたくなりました」製作実行委員会のホームページ(公式のサイト)をご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/bokuumi

また、この映画のことがよくわかる、日本映画専門サイト「Hoga Holic」の
伊藤祐貴(主演)と福田是久監督の連載対談(全5回)もぜひご覧ください。
http://www.holic-mag.com/HH.php?itemid=1585
 

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官 

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年11月27日(金)00時46分14秒
  正直見る前は気乗りしなかった。移民の国アメリカ、それに対し閉鎖的な国日本、自由と多様性って素晴らしいじゃない。そういうノー天気な思想には到底組みする気は微塵もない人間にとって、邦題は「ケッ」と言いたくなるようなものだ。

しかしあえてそれでも見ようと思ったのは監督のウエイン・クレイマーが前に撮った「ワイルド・バレット」がB級アクションの体裁をとりながら、「抜け出せない悪夢の世界に生きる人間」を描いた異色のドラマで、それに深い感銘を受けていたからだ。彼ならそんな安直な映画を撮らないだろうと。果たしてその通りで、今回も一見ハリソン・フォードが活躍するハリウッド娯楽映画のように見せていて、今までよりも遥かに深く人間の悪と善のあいまいな悪夢的世界観を描いてやまない。

この映画の大きなテーマは「ねじれ」だ。アメリカ人になりたいからと言ってアメリカの掲げる自由や民主主義に賛同しているからではないし、自由や民主主義に賛同しているからアメリカの体制に賛同する事にはならない。有色人種だからマイノリティの立場に賛同するわけでもない。アメリカ人になるのはアメリカ人になる方がより豊かに生活できるからで、その価値観はむしろ民主主義や自由に反対する部分から成立している事もあるし、アメリカという超大国の国民になればマイノリティもマジョリティなのであり、9・11のテロに少しでも理解を示せば「非国民!」と黒人が中東系の人々を差別する事もある。

文化の多様性は文明の多様性とは必ずしも合致しない。劇中韓国人の移民の若者が強盗を働くが、銃を振りかざし、強ければいいんだとわめくその姿こそアメリカ人以上にアメリカ的なのだ。アメリカの一員になる事はアメリカ文明の一員になる事で、そこには実は多様さなど微塵もない。「民族の文化」の多様性は許されても「文明の多様性」が許される事にはならない。
ハリソン・フォード=善玉、レイ・リオッタ=悪玉のように一見描かれているが、実は両方とも特定の人間に配慮して公平を欠いている面では同じで、むしろオーストラリアからの不法移民の女の肉体をもてあそぶリオッタの生き方の方がリベラリズムの限界を露悪的という形で見せつける点で正直なのだ。人権派弁護士の妻への復讐のように悪を重ねる彼は、国力の増強のためならどんな人間でも受け入れるアメリカのホンネの陰画であり、劇中一番印象に残るキャラクターである。そうなると「crossig over」という原題は実に当をえたものだという事がわかる。そうボーダレスの時代とは国や民族の間だけではない。人間の根本をなす良心や意識すらあやふやになる事であり、そういう変化の前に今までの「右」だの「左」だのが意味をなさなくなるという事だ。

だからこそ今見られるべき映画なのである。移民賛成派にも反対派にも実はこの映画、都合が悪い。両者に都合が悪いという事は国民の利益になるという事である。自国の事も考えられない人間に世界も何もないではないか。
 

上映希望!

 投稿者: じっちゃん  投稿日:2009年11月22日(日)05時05分37秒
  3年前、私はテレビで放映されたドキュメンタリーに感動し、ずっと心に残っていました。
それが、娘の夢のために一生懸命働く中国人の父親、そして妻子をおった、
「泣きながら生きて」です!!!
私も含め、家族も上映を希望しており、ぜひともお願いします!
 

リクエストします。

 投稿者: ken  投稿日:2009年11月16日(月)01時40分26秒
  「SOUL RED 松田優作」(監督 御法川修 配給 ファントム・フィルム)
「Rock E・YAZAWA」(監督 曽田久雄 配給 東映)
「Don't look back BOB DYLAN」 (配給 アダンソニア)
「ずっとあなたを愛してる」 (提供・配給 ロングライド)
「狼の死刑宣告」 (配給 ハピネット)
「カティンの森」 (アンジェイ・ワイダ監督 配給 アルバトロス・フィルム)
「誰がため」(配給・宣伝 アルシネテラン)
「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」(配給IMAGICA TV)
「フローズン・リバー」(提供シネマライズ 配給アステア)
「サイドウェイズ」(配給 20世紀フォックス映画)
もしくは、オリジナル版「サイドウェイ」の再上映をぜひ!!

多くなりましたが、ぜひご検討をお願いします。
 

3時10分、決断のとき

 投稿者: 若泉  投稿日:2009年11月11日(水)20時12分17秒
  良かった!いい映画だ!  

3時10分 決断のとき

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年11月10日(火)19時22分49秒
  向こうではアカデミー賞に二部門でノミネートされ、興行成績も上々、にも関わらず日本公開はたびたび延期されてきた。たぶん映画の物語が特殊な要因を含んでいるためだろうと予想していた。

実際見てみて予想通りだった。勧善懲悪のスカッとした西部劇などではない。西部劇に限らず、正義は滅多に勝たない事が明白になった現在、そこを踏まえつつ、面白いアクション映画を作るために世界中の映画人が四苦八苦のありさまである。

「君に逢いたくて」や「コップランド」の鬼才ジェームス・マンゴールドはスパイク・リー監督が「セントアンナの奇跡」でやったのと似た手を使った。それはモラルの揺れという事だ。ラッセル・クロウ演じる強盗犯を追及する鉄道の経営者は用地買収のためにクリスチャン・ベール演じる牧場主のような人たちを追い出すのに悪辣な手を使う悪党でもある。

それに対したびたび聖書の言葉を引くラッセルは悪の側にありながら、あたかもパリサイ人を批判するキリストのように偽善を憎み、批判する。クリスチャン・ベール演じる男は虐げられながらも正義を信じる男のように見える。しかし映画のクライマックスで彼の持つ暗黒が明らかになる。ラッセルのラストの思いがけぬ行動は自分の敵のように思えた男の方が実は一番自分に近い事を知ったが故のものであり、親に捨てられ、聖書しか読むものがなかったという彼の悪行は実は正義に絶望した故のもので、限りなく善と悪が近いという誰もが正視したがらない人間の真実に迫る物語の強靭さに、観る者は打ちのめされる事になる。

そしてマンゴールド監督のテーマ「Time of change」が起きるラストは大きな感動を呼ぶだろう。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年11月 9日(月)11時27分11秒
  2007年度作品「十二月の空」(Sky in December)は本年12月にネパールの首都カトマンズで開催される”カトマンズ国際映画祭”にセレクションされました。
これで「十二月の空」は8カ国12の映画祭にセレクション。

カトマンズ国際映画祭サイト:http://www.kimff.org/content/index.php
 

リクエスト希望

 投稿者: kkk  投稿日:2009年11月 3日(火)17時35分37秒
  コネクテッドを上映して下さい。どーしても見たい。  

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年10月26日(月)14時05分51秒
  2009年最新作「かえる」は本年11月にイタリアのジェノバで開催される”レバンテ国際映画祭”にセレクションされました。

Levante International Film Festival :http://www.levantefilmfest.com/

「かえる」(FROG):http://www.skeletonfilms.com/frog.html
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年10月26日(月)10時11分23秒
  「行旅死亡人」(監督井土紀州  http://www.kouryo.com/

「ワカラナイ 」(監督 小林政広 http://www.uplink.co.jp/wakaranai/top/

「戦場でワルツを」(http://www.waltz-wo.jp/

「ウエイヴ」(配給 アット・エンタティメント  http://www.the-wave.jp/

「サバイバル・フィールド」(http://www.survivalfield.com/

「ロフト」(配給 フリーマン・オフィス http://loft-m.jp/ )

「千年の祈り」(配給 東京テアトル http://sennen-inori.eiga.com/ )
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年10月24日(土)12時37分35秒
  2009年度SF短編作品「EAST PLANET」(39分)は本年11月にアルゼンチンで開催されるブエノスアイレス・ファンタジック映画祭にセレクションされました。

Buenos Aires Rojo Sangre Film Festival : http://www.festivalrojosangre.com.ar
 

幸せはシャンソニア劇場から

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年10月23日(金)21時11分9秒
  堂々たる気品に溢れた映画だ。「コーラス」よりもはるかに政治的に先鋭的で視野が広い。

映画の舞台は世界恐慌時から第二次大戦直後までフランスだが、この映画の持つ姿勢は今と重なる部分が多い。新自由主義的イデオロギーとそれに反対するイデオロギーの対立で停滞が著しい今と、人民戦線的な政治と最終的にはビジー政権にまで連なる国家社会主義的な政治の対立で政治が混乱していた当時が微妙に重なるからだ。

主人公のおじさんはただ息子と一緒に暮らすためには仕事が必要という事で、一度はつぶれた劇場の再建に乗り出す。政治などどうこうではない。だから右とみられる勢力とも左の勢力ともうまく協力してゆく。本来ならそれが政治というものだが、政治を追及している連中より、政治などどうでもよいと思う男のほうが一番政治的だというところが面白い。

エンド・クレジットにも出てくるがすでにクリストフ・バラディエ監督はこの世の人ではない。この遺作を見るとまことに残念。前作からの「進歩」を考えると彼はこれから凄い映画を撮ってゆく人だろうと思えてならないからだ。

それはそうとこの映画の「撮影トム・スターン AFC&ASC」には驚いた。不通アメリカ映画がヨーロッパのカメラマンを招く事はあったが、逆を見るのはこれが初めてである。あのクリント・イーストウッドの映画の名手として知られる彼だが、なんでフランス映画をやることになったのか。何故こうなったのか凄く興味がある。
 

色即ぜねれいしょん

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年10月23日(金)20時44分14秒
  見ててため息がでた。こんな青春時代が持てたらさぞかしいい大人になれるだろうなと。
主人公はブルース・リーのファンだが、私の時代はランボーだった。若いころのヒーローの差というのは大きい。というより時代を反映しているのだろう。

劇中一番心に染みたのは「悩める余裕さえない人間もいるんだ」というユースホステルのおじさんの話である。青春時代女の子にもてたいとか思っているなんてうらやましいもんである。自殺した同級生もいればやいじめも酷く、犯罪を犯した同級生もいた。女の子もやさしくなく、あんなマドンナみたいな子など見渡してもいなかった。平和に生きられたらなあと思っていた。むろんこの物語はみうらじゅん氏の自伝的物語ではあっても自伝ではないので、あくまで夢物語なのだが、見ていてため息をつくばかりだった。

いまでも「燃えよドラゴン」は面白い映画だが、見てて涙が出るのは「ランボー」だ(ただ最初のやつと最新作だけだが)。

文句がてらに言うとあんなリーのファンならブルースのでかいポスターがでんと貼ってあるはずだが、見落としたのか、それらしきものを確認できなかった。実のところどうなんだろう。
 

映画祭セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年10月23日(金)18時05分38秒
  2007年度作品「十二月の空」は本年12月にカンボジアの首都プノンペンで開催される”カンボジア国際映画祭”にセレクションされました。

カンボジア国際映画祭サイト:http://www.cambofest.com/

「十二月の空」サイト:http://www.skeletonfilms.com/sky_in_december.html
 

リクエストです!

 投稿者: もこ  投稿日:2009年10月23日(金)04時28分5秒
  『蘇りの血』
 よろしくお願いします!
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年10月21日(水)15時30分0秒
  2009年度最新SF作品「EAST PLANET」(64分)は本年12月にアラスカのアンカレッジで開催される”アンカレッジ国際映画祭”にセレクションされました。

なお、この作品は2010年にメトロ劇場でも公開予定です。

カレッジ国際映画祭サイト:http://www.anchoragefilmfestival.org
 

色即ぜねれいしょん

 投稿者: nnn  投稿日:2009年10月20日(火)01時54分55秒
  今から20年程前に北陸高校に通っていた文系特進科だった自分としては
童貞こじらせてる感じが、あのころの自分と同じでした。
毎日毎日好きだった中学時代の女の子を思いながら妄想妄想。
映画、オナニー、妄想、映画、オナニー、妄想の日々。
その頃からメトロに通っています。椅子が改装前でボロかったなあ。。。

そんな経験したこともないのに表面的なところでしか笑っていなかったあなた。
10月19日の15:30からの回で笑っていたあなたですよ。見てますか。
僕はあなたが笑っているシーンでは逆にウルっとなってました。
鬱陶しいったらなかったですよ。
 

リクエスト

 投稿者: 竹を割るような生活  投稿日:2009年10月19日(月)20時00分2秒
  ぜひ「クヒオ大佐」をメトロで見たいです!
http://www.kuhio-movie.com/
 

シリアの花嫁

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年10月11日(日)23時06分15秒
  いや、すごい脚本だ。
この映画を観る前に根岸監督の「ヴィヨンの妻」を見て感動したが、演出の見事さにもまして田中陽造の脚本の見事さに唸らされた。この「シリアの花嫁」も決して負けていない。

花嫁をめぐる人物像の書き込みの細かいこと細かいこと。それが巧みに伏線となり、サスペンスにも近い緊張感に満ちたドラマに仕上がっている。決して安直なドキュメント・タッチに逃げていない。ハリウッド映画やヨーロッパ映画にも引けを取らないち密さで、イスラエルに支配されるシリア領の人々の悲喜劇を盛り上げてゆく。映画の描く事態の深刻さにも驚かされるが(「無国籍」なる字が表示されたパスポートが登場するとは!)、それ以上に映画の完成度の高さに唸ってしまった。

映画を見ながら思い出したのはイタリア映画との共通性だ。イタリア映画同様、主人公たちはけっしてマッチョではない。やせっぽちで、恐ろしく不利な立場にいる。しかしあきらめて運命を甘んじて受けるのではなく、粘り強く、粘り強く戦って勝利をもぎ取る。

悲惨なユーモアにあふれているのも同じだ。あまりに無茶苦茶な事が起きるともう怒りを通り越して笑ってしまう。たぶんローマ帝国の末裔たるイタリアも戦争の果てに生き残ってきた国だから、今も戦火が絶えない中東と重なるところが多いのだろう。国家も法も当てにできない。だからといってそれらを無視することもできない。そんなジレンマがこんなユーモアを生み出すのだろうか。

ラストは希望と取るべきなのだろう。とにもかくにも「彼女たち」は「線」を越えたのだから。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年10月10日(土)18時07分19秒
  2008年度作品「夏の宴」はフランスで開催される第26回国際マウンテン映画祭にセレクションされました。

26 Festival International du Film de Montagne d'Autrans : http://www.festival-autrans.com/
 

サガン 悲しみよこんにちは

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年10月 7日(水)11時48分59秒
  新鮮味がないというきらいがないではない。いわゆる「極道作家」の人生のまんまなので、どうしても一つのパターンに入ってしまうのだ。

ただサガンを演じる俳優のそっくりさんぶりにはおどろかされる。よく伝記映画で有名人を今の俳優が演じるがそうとう厳しい。生前の記憶が消えている人物ならいいが、力道山とかディーン・マーチンとかになると、体型の問題もあり、似せること自体相当難しい。サガンを演じた俳優さんはそこをうまくクリアして堂々たる演技を見せつける。これをみるだけでも映画を見た価値は十分ある。

ラストがまた見事なのだ。見てのお楽しみだが、これ以上の結末はないというくらい見事な幕切れ。簡潔かつロマンにあふれるこのエンディングで、最近の映画では一番のお気に入りだ。
 

蟹工船

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年10月 6日(火)21時12分30秒
  正直どんな映画になるのだろうと思った。

小林多喜二の時代と異なり、もうロシア(考えてみるとあの頃はソビエト連邦じゃなかったたのだろうか)「プーチンの国」で社会主義でもない。劣悪な労働環境で酷使された人間が見て価値観が変わる国としては現実性にかける。また新自由主義が跋扈し、社会が不安定した現在、彼らの作り出したグローバリズム=新・八紘一宇のシステムに打ち勝つのには相当な知的武装が必要で、そんなこと今の邦画界にできるんかいなと。

実際に観るとその辺を配慮はしていた。ただ不十分であった事は否めない。ロシア船で蟹工船の脱走者を覚睡させる中国人は日本人が化けたレベルだし、故意か予算の制限か、海上での作業の場面がないのは極めて厳しい。時代設定は昔なのに、演じているのは現代のワカイモンだから、リアリティという点でもきわめて難しい。

だから今回SABU監督は平成日本のワカイモンへの抵抗の手ほどきという具合につくっている。ゆえに本来の「蟹工船」のファンはいやがるだろう。しかし何かのために立ち上がることを忘れてしまった日本のワカイモンには絵本版というべき「蟹工船」が必要だ。そう考えた末での事なのだろう。

たいていの国ではこの映画の終わりからすべてが始まるのだが、今の日本ではこういうかたちでしか成り立たないだろう。そんな思いで観ていた。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 9月23日(水)11時09分54秒
  本年度最新作のSF短編作品「EAST WORLD」(39分)は本年11月上旬にフランスのリヨンで開催される”リヨン・アジア映画祭”にセレクションされました。

リヨン・アジア映画祭サイト:http://www.asiexpo.com
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 9月22日(火)17時21分23秒
  本年度の戸田博監督SF最新作「EAST PLANET」(64分)は来年4月にエジプトのカイロで開催される”エジプト国際映画祭”にセレクションされました。
なお、この「EAST PLANET」は来年に公開を予定しています。

エジプト国際映画祭サイト:http://www.amritsa.com/e2.htm
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 9月15日(火)13時17分11秒
  2008年度 戸田 博 監督作品「夏の宴」は本年10月にアメリカのニューヨークで開催される" Chashama Film Festival " にセレクションされました。

The chashama Film Festival : http://www.chafilmfest.com.
 

希望

 投稿者: たくあん  投稿日:2009年 9月14日(月)18時44分32秒
  遅れてでもいいので、

Tales of Vesperia ~The First Strike~
劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~

を公開してください。  お願いします
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 9月14日(月)08時51分52秒
  2007年度 戸田 博 監督作品「十二月の空」は今月末にイタリアで開催される"A FILM FOR PEACE"映画祭にセレクションされました。

"A FILM FOR PEACE"映画祭サイト:http://www.unfilmperlapace.it/paceeng.html
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 9月14日(月)08時51分52秒
  2007年度 戸田 博 監督作品「十二月の空」は今月末にイタリアで開催される"A FILM FOR PEACE"映画祭にセレクションされました。

"A FILM FOR PEACE"映画祭サイト:http://www.unfilmperlapace.it/paceeng.html
 

リクエスト

 投稿者: あり  投稿日:2009年 9月 6日(日)21時38分13秒
  『ラッシュライフ』を是非メトロで上映していただきたいです!
よろしくお願いします!
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 9月 2日(水)20時59分4秒
  最新作「かえる」は、本年10月末よりインドのニューデリーで開催される”オシアンズ・アジア・アラブ映画祭”にセレクションされました。

オシアンズ・アジア・アラブ映画祭サイト:http://www.osians.com
 

映画は映画だ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 8月30日(日)13時35分58秒
  映画に関する映画というのはよく作られているが、映画ファンとして見ると一番閉ざされたものではないかという気がする。自分の知らない世界へ関心を向けさせる事や、あまり公の場ではタブーで語られない事を見せる場として機能すべきという思いが強いので、映画愛を利用したような企画はどうかなと見ながら疑問を感じてしまう。

だがこの映画はスター映画としてもうまく機能しているし、すごく悪意があるのが面白い。
冒頭から本物のやくざの暴力と、映画撮影されているやくざの立ち回りが出てくる。ただ人間の死があるにすぎない現実の暴力と、派手ではあるけれど活劇に過ぎない映画の暴力。この対比が映画のラストまで見事につづられる。どんなリアルに撮影しても作りものはやはり作りものだと。本物の暴力はその後ですべてが変わり、もとに戻らなくなる。実際の「死」がそこにあるからだ。そこを鋭く、容赦なくとらえた演出が素晴らしい。

キム・キドク監督が参加しているせいか、善と悪の区別が混とんとしているのも魅力だ。暴力的だから邪悪でもなく、人間的だから正しい結果が出るわけでもない。人間は変われるが、だから正しい方向へ行くとも限らず、堕落しているから悪人になるわけでもない。今回キム監督は演出はしていないが、彼のトレードマークはきちんとついているのはうれしい。

今まで実はこの主演の二人の俳優さんが大人気スターという事は知らなかったが、ものすごい身体能力の持ち主で、クライマックスの泥まみれの対決など圧巻である。見せ方もうまく、白と黒と鮮やかなコントラストの効いた服を着せたり、二人の人生が似ていないようで実はよく似ているさまを自然に見せてゆく手腕はなかなかのものだ。素晴らしい演技力だが、よく考えると彼らは韓国のたくさんいる俳優の二人に過ぎず、他の俳優さんの演技力も相当なレベルなのだがら、かの国の俳優層の厚さにはつくづく感心する。

ラストの表現は悪意だろう。しかしそれは裏を返せば現実を振り返る力なくして虚構の映像も成立しないという作り手の良心と取るべきだろう。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 8月25日(火)22時41分34秒
  戸田 博 監督作品 上映会 2009を以下のように開催します。

上映作品:2009年度最新作『かえる』(FROG)
     上映時間1時間26分/カラー/ステレオ/英語字幕付き
*「かえる」は2010年2月エジプト国際映画祭にセレクション!!!
エジプト国際映画祭:http://www.amritsa.com/e2.htm

ショート・シノプシス
自動車修理会社の工員「良」は寝坊と遅刻を繰り返し、会社をクビになる。良の父親「末男」は元ヤクザであるが今は屋台を引っ張って街角で「お好み焼き」売って生活をしている。会社をクビになった事を末男に叱咤される良であるが、父親の言葉は届かない。良はどうしても父親(末男)を好きになれず、いつも反発している。
しかし、ある日、夜の街で屋台を転がしていた末男は三人の暴漢に襲われる。その事件をきっかけに良の父親に対する意識が少しづつ変化し始める…。
#この作品は現在、世界各国の国際映画祭にエントリー中です。


上映作品:2008年度作品『夏の宴』(Summer Trip)
     上映時間1時間12分/カラー/ステレオ/英語字幕付き
ショート・シノプシス
平田と影山は古い幼馴染みである。老境に入り定年退職を迎えた二人は、不安や悩みをひとまず置いて心機一転、車の旅に出ることにした。
旅を始めた二人は日常を離れて寛ぎ、昔の思い出を語り、冗談を言い合った。しかし、問題がひとつだけあった。野宿ばかりで食事がひどかったのだ。そんな折、とある山中で一軒の蕎麦屋を見つけたことで、問題は一気に解決したかに見えた。そして、そこから奇妙な体験が始まることを、二人は知る由もなかった…。

#『夏の宴』はアメリカ・フランス・スペイン・イタリア・ウルグアイ・ポーランドなど世界6カ国8つの国際映画祭にノミネートされ3つのアワードを受賞
#『夏の宴』はヤング審査員賞/フランス/リヨン・アジア映画祭
#ベスト・シニアー賞/アメリカ/べアボーン国際映画祭
#最優秀脚本賞 /ポーランド/国際ツアー映画祭

日時:2009年9月26(土)・27(日)・28(月)

場所:福井市メトロ劇場

お問い合わせ
戸田 博 監督作品2009 上映会ネットワーク:090-6067-0172

[ タイム・スケジュール ]上映会全日
18:00 18:20     18:30    19:50 20:00 21:30
開場   舞台挨拶   夏の宴      休憩  かえる 終映

入場料(2作品通し):当日券1200円 / 前売り券1000円
前売り券発売開始は7月よりメトロ劇場ほか各プレイガイドにて
 

ミルク

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 8月25日(火)10時49分12秒
  昔、東京にいたとき、ゲイの友人に(怪獣映画ファン)すすめられて、「ゲイ&レズビアン映画祭」に行った時の事をよく覚えている。上映された奴は思いっきりハードなやつで、生々しい性描写が山のようにあり、正直げんなりした。上映後、友人は涙を流しながら「どうです、素晴らしいでしょう」と呼びかけて来た。「すまん、俺は君らの事はやはりわからん」と言うのが精いっぱいだった。他にも横浜フランス映画祭でデディ・ベア賞を受賞した「ワイルド・サイド」とかもみたが、映像は素晴らしかったが、これもストレートの身にはきつく、二度と見る気にはならなかった。だから「ミルク」も相当覚悟したのは事実だ。

実際見てみるとゲイの映画というより、政治映画の色彩が相当強い映画だった。
ミルクが政治家になってゆくなか、政治的な駆け引きや、取引なども堂々と行い、それを当然のように受け入れてゆく運動の参加者たちの態度。ああ、彼らもアメリカ人なのだなと痛感する。彼らは確かに理想主義者だが、理想を受け入れさせるためにはダーティな事に手を染める、恐ろしいまでの現実主義の側面も持ち合わせている。社会はゲイの問題ばかりを論じているのではないので、アメリカの市民としての貢献度がない限り、運動の前進もないのだ。そこを前提にすべてが進んでゆくところがアメリカという国の怖さであり、凄さである。ミルクもそういう「アメリカ帝国の一員」であり、単なるリベラリストなどではない(もともと彼は共和党員)のだというところがこの映画の売りで、ゲイ以外の人にも十分受け入れられるような作りになっている。

それはミルク自身の失敗に学んでいるからだろう。ミルクを暗殺したのはいわゆる同性愛を嫌悪するキリスト教原理主義者たちなどではなく、保守中道派の人間で、支持を集めるために政府の無駄をなくすと主張していたミルクが、公務員の賃上げを主張していた彼との取引を拒み、保守派を増やしてはならないと彼の再任を許すなと市長に圧力をかけていた事が原因だったからだ。それに対して「君は独裁者のようだな」と言い返す市長の発言が印象的で、正直ミルクがあれ以上長生きした場合、大きな問題になった可能性がある。

「溝を広げる事ではなく、狭める事にこそ運動の意義があったはず」

その教訓が単に自分のマルコムXとしてミルクを賞賛する映画を作る事でなく、問題点や課題をも描く映画にさせたのではないだろうか。ミルクの運動が商業主義と政治運動のミックスをやった事でネオコンの誕生につながった部分や、運動の盛り上がりがキリスト教原理主義派の増大を招いた事など禍根も残した部分もある。そこから目をそらさず、真摯に見つめる態度が素晴らしい。アメリカというやっかいな国を知る上でも大きな意味のある映画だ。
 

スラムドッグ$ミリオネア

 投稿者: 若泉  投稿日:2009年 8月23日(日)23時42分42秒
  主人公が「ミリオネア」で回答するというのは、パトリス・ルコントの『ぼくの大切なともだち』と同じだが、このクイズ番組自体は、確かイギリスがライセンスを持っていて、日本などもイギリスのガイドラインに沿って番組を作っていっている。言ってみれば、マクドナルドみたいな世界的に流通している商品と同じだ。

主人公はムンバイのスラムに育った男だが、インドのスラムというのはストーリー上の設定以上の意味はないと感じた。インドに旅行した人はたいてい、「あなたの職業は?」と質問された経験がある。実際僕も、インド旅行でそのように何度も質問された。それは、職業とカーストが結びついているインドで、カーストを尋ねることに他ならないということだった。警察で主人公が受けるあの横柄な取り調べも、カーストを思えば納得がいく。

ムンバイのスラム育ちの主人公がミリオネアになるこの物語は、僕には貧しい人間のラッキーなストーリーというより、“世界的に流通している商品が設定した貧しさとは”という風に思えた。つまり、インドでなくても成立すると思う(ブラジル、ロシア、中国/BRICsなど)。
テンポもあってよくできていたが、とても速くスラムを通り抜けた、という印象が残った。
 

リクエストです。

 投稿者: 柘榴  投稿日:2009年 8月23日(日)18時30分12秒
  ぜひ、「南極料理人」が見たいです!
宜しくお願いします!!
 

リクエスト。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2009年 8月17日(月)19時27分42秒
  『色即ぜねれいしょん』
『女の子ものがたり』
観たいです☆☆☆
 

アラビアのロレンス

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 8月 8日(土)23時41分20秒
  この映画を観たのは忘れもしない。いまはなき放送会館大ホールだった。

中学の時でデビッド・リーンがどんな人かもわからない時だった。映画というのはこういうものだと映像の凄さに感じ入ったり、一人の名もない男が時を得て名をあげるも、時代に敗れてゆく英雄の時代の終わりを描いた作品として感動させられた記憶がある。

むろん、今回もその大きな感想は変わらない。しかし年をとってこの映画を改めて観るとズルイと思ってばかりのファイサル国王や英国の軍上層部にも大いに理があることを痛感させられる。民族の団結などというものは所詮「敵」があってのもので、それがなくては烏合の衆でしかなく、そんなアラブの特性を知りぬいた国王がこのままでは全面対決となりうる相手の英・仏と手打ちしてしまうのは当然と言えば当然なのである。しかも「水の権利は握る」としっかり宣言してしまうしたたかさ。

英雄ロレンスと言えば「砂漠は清潔だ」というナイーヴさ。大胆な行動力と大きな夢を持った英雄ではあってもそれまでであり、それを長期にわたって定着させてゆくすべをもたない男である事がよりリアルに感じられた。突破する力は持っていても占有力を持てない思想の人間であることが映画の冒頭のバイクによる事故死から明らかなのだ。

さらに見てゆくと少数精鋭の部隊で敵をたたくいわゆる「軍事革命」のやりかたに近い事をロレンスがやっていた事に気が付く。神出鬼没の部隊は相手をたたきつぶすには有効でも、統治してゆく力に欠けている。言うまでもなく、それは今アメリカのイラク攻撃でも繰り返されている失敗でもある。歴史は繰り返すというが学び方が悪いと人間は間違いを繰り返してしまうということだろうか。

英雄の時代の終わり。それと「アラビアのロレンス」のような映画が撮られなくなった事は決して、無縁ではあるまい。効率と機能重視の時代はロレンスのような「成り上がり」や無茶な事をしてでも凄い映画を作ろうというマエストロの存在が否定されてゆく。

そしてそういう進歩は映画自体の進歩と相反するものである事は言うまでもない。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 8月 7日(金)19時17分57秒
  2009年度作品「かえる」
2010年2月にエジプトのカイロで開催される『エジプト国際映画祭』にセレクションされました。

エジプト国際映画祭サイト:http://www.amritsa.com/e2.htm


2006年度作品「九月の記憶」/2007年度作品「十二月の空」/2008年度作品「夏の宴」
以上の3本が本年10月にスペインのマドリードで開催される『マーベッラ国際映画祭』一挙にセレクションされ『戸田博特集』で上映され戸田監督も招待されます。

マーベッラ国際映画祭サイト:http://www.marbellafilmfestival.com/


2008年度作品「張り子の虎」
世界のB級映画を集めて、本年9月にオランダのアムステルダムで開催される『国際BUT映画祭』にセレクションされました。BUT映画祭正式名称は『International B-movie, underground & trash film festival』。

国際BUT映画祭サイト:http://www.butff.nl/blz/home.php?taal=1
 

新・リクエスト(笑)

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 7月27日(月)11時23分23秒
  リクエストです。機会があればよろしく。


「孫文 100年先を見た男」(監督 デレク・チウ 配給 角川映画)

「コネクテッド」(監督ベニー・チャン 配給ブロードメディア)

「セブンデイズ」(配給 エスピーオー)

「湖のほとりで」(配給アルシネテラン)

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」(配給 アルバトロス)

「ブラック・ウォーター」(配給 プレシディオ)

「ドゥームズディ」(配給 プレシディオ)

「南極料理人」(配給 東京テアトル)

「クリーン」(オリヴィエ・アサイヤス監督 配給 トランスフォーマー)

「エル・カンダンテ」(レオン・イチャソ監督 配給 アートポート)

「バーダー・マインホフ 理性の果てに」(配給 ムービー・アイ)

「ちゃんと伝える」(監督 園子温 配給ギャガ・コミュニケーション)

「3時10分 決断のとき」(監督 ジェームス・マンゴールド  配給シナジー)

「私は猫ストーカー」 (配給 スローラーナー)

「幸せはシャンソニア劇場から」(配給 日活)

「ゴー・ファースト」(配給 アスミック・エース)
 

リクエスト

 投稿者: かな  投稿日:2009年 7月23日(木)17時27分15秒
  『蟹工船』が観たいです。
ぜひメトロで上映して下さい。
お願いします!
 

リクエスト

 投稿者: ゆみ  投稿日:2009年 7月19日(日)14時33分51秒
  『地雷を踏んだらサヨウナラ』

製作年度: 1999年
製作国・地域: 日本   上映時間: 111分

監督 五十嵐匠
原作 一ノ瀬泰造
音楽 安川午朗  脚本 丸内敏治 、五十嵐匠
出演:浅野忠信

http://www.teamokuyama.com/taizo/jirai/

よろしくお願いします。
 

チェイサー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 7月15日(水)21時35分27秒
  まさに暗黒。壮絶という言葉がぴったり来る映画だ。
まったく良心のない敵との対決。殺人鬼を演じる俳優の凄いこと凄いこと。この存在感は生半可なものではない。ニコニコしながら弁護もすることなく、凶行を語るさまの怖さと来たら、言葉に言い尽くせないものがある。

これをアメリカでリメイクすると言うがどうやったらうつしかえられるのだろう。普通なら刑事と犯罪者との対決とするだろうが、この映画では元警察官ではあるものの、今は「街の女」のポン引きをやる男で、善人とはとても言い難い。暴力的で、実に横柄なあまりいけ好かない男だ。それが本当の意味での邪悪な男と対決する羽目になる事から、とっくに死んでいたと思っていた男の良心が復活するというところに面白さがある。これをアメリカでやるとするとデビット・マメットぐらいに脚本を作ってもらわないと無理だろうけど、韓国映画界がこの閉塞感をエンターティメントにした凄さにはホント、唸った。

映画を見ていて気になったのが映画の冒頭でも半ばでも出てくるが、びしっと殴られると切り返しで相手の顔が映るさま。むかしサミュエル・フラーが「裸のキッス」でも使っているやり方で、売春婦が大きな役割を持つという点でも「裸のキッス」と同じだ。この映画実話に基づいてはいるが、そういうさりげない「勉強の後」も光る逸品だ。
 

リクエスト

 投稿者: chayaneko  投稿日:2009年 7月14日(火)13時03分56秒
  シャンシャイン・クリーニングhttp://www.sunshine-cleaning.jp/index.htmlをお願いします。
エイミー・アダムズが「魔法にかけられて」や「ダウト」とはまた違ったキャラクターを演じているのが興味深いです。
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 7月 9日(木)17時40分37秒
  2009年度SF短編作品「EAST WORLD」は今月(7月)末よりアメリカ/カリフォルニアのオークランドで開催される”Brainwash Movie Festival”にセレクションされました。

Brainwash Movie Festival :http://www.brainwashm.com
 

いけちゃんとぼく

 投稿者: いけちゃん  投稿日:2009年 7月 3日(金)21時26分26秒
  リクエストです。
現在、他県等では上映中なのですが「いけちゃんとぼく」を上映して下さい。
とても観たいのですが・・・。よろしくお願いします!
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 6月12日(金)11時05分31秒
  本年度(2009年) 戸田 博 監督 初のSF作品(短編)『EAST WORLD』は、本年8月にアメリカ/カリフォルニアで開催される”2009インディ・フェスタUSA” (2009 INDIE FESTA USA)にセレクションされディズニー・リゾート大ホールで上映されます。

2009インディ・フェスタUSA:http://www.indiefestusa.com/film_festival.html
 

自主制作映画団体JESUS FILM 上映会「世界同時不況和音」

 投稿者: 中島裕作  投稿日:2009年 6月11日(木)20時33分37秒
  突然の書き込み失礼します。
大阪にて、シュール&バイオレンスの作風で映画を制作している自主制作映画団体、JESUS FILM 代表の中島と申します。
不適切な場合はお手数ですが、削除の方をお願い致します。
この度上映会を開催することになりましたので、告知させて頂きたく思います。

JESUS FILM 上映会#2
世界同時不況和音

観るな、近づくな!
衝撃のシュール短編からバイオレンス大作まで、あまり誰も望んでいないかもしれないジャンルの作品を幅広く公開!

場所:クレオ大阪セミナーホール
   (最寄りは四天王寺前夕陽ヶ丘駅)

日時:7月19日(日)14時~ / 18時~
        20日(月祝)14時~ / 18時~
料金
前売り 1,500円
当日  1,800円

詳しくはHPをご覧下さい。
JESUS FILM HP
http://jesusenter.xxxxxxxx.jp/JESUSFILM.html

それでは宜しくお願い致します

http://jesusenter.xxxxxxxx.jp/JESUSFILM.html

 

リクエスト

 投稿者: コマ  投稿日:2009年 6月11日(木)02時09分15秒
  「精神」お願い致します。

http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

 

リクエストです。

 投稿者: あん  投稿日:2009年 6月10日(水)21時05分45秒
  「おと な り」「インスタント沼」をお願いします!!  

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 6月10日(水)15時40分20秒
  2007年度 戸田 博 監督作品『十二月の空』(Sky in December)は、本年8月にアメリカ/カリフォルニアで開催される”2009インディ・フェスタUSA” (INDIE FESTA USA)にセレクションされました。

2009インディ・フェスタUSA:http://www.indiefestusa.com/film_festival.html
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 6月 9日(火)16時30分8秒
  戸田 博 監督作品 上映会 2009を以下のように開催します。

上映作品:2009年度最新作『かえる』(FROG)
     上映時間1時間26分/カラー/ステレオ/英語字幕付き
ショート・シノプシス
自動車修理会社の工員「良」は寝坊と遅刻を繰り返し、会社をクビになる。良の父親「末男」は元ヤクザであるが今は屋台を引っ張って街角で「お好み焼き」売って生活をしている。会社をクビになった事を末男に叱咤される良であるが、父親の言葉は届かない。良はどうしても父親(末男)を好きになれず、いつも反発している。
しかし、ある日、夜の街で屋台を転がしていた末男は三人の暴漢に襲われる。その事件をきっかけに良の父親に対する意識が少しづつ変化し始める…。
#この作品は現在、世界各国の国際映画祭にエントリー中です。

上映作品:2008年度作品『夏の宴』(Summer Trip)
     上映時間1時間12分/カラー/ステレオ/英語字幕付き
ショート・シノプシス
平田と影山は古い幼馴染みである。老境に入り定年退職を迎えた二人は、不安や悩みをひとまず置いて心機一転、車の旅に出ることにした。
旅を始めた二人は日常を離れて寛ぎ、昔の思い出を語り、冗談を言い合った。しかし、問題がひとつだけあった。野宿ばかりで食事がひどかったのだ。そんな折、とある山中で一軒の蕎麦屋を見つけたことで、問題は一気に解決したかに見えた。そして、そこから奇妙な体験が始まることを、二人は知る由もなかった…。
#『夏の宴』は世界5カ国7つの国際映画祭にノミネートされ3つのアワードを受賞
#『夏の宴』はヤング審査員賞/ベスト・シニアー賞/最優秀脚本賞 を受賞

日時:2009年9月26(土)・27(日)・28(月)

場所:福井市メトロ劇場

お問い合わせ
戸田 博 監督作品2009 上映会ネットワーク:090-6067-0172

[ タイム・スケジュール ]上映会全日
18:00 18:20     18:30    19:50 20:00 21:30
開場   舞台挨拶   夏の宴      休憩  かえる 終映

入場料(2作品通し):当日券1200円 / 前売り券1000円
前売り券発売開始は7月よりメトロ劇場ほか各プレイガイドにて
 

永遠のこどもたち

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 6月 7日(日)23時56分34秒
  むかし「バニーレイクは行方不明」という映画があった。
オットー・プレミンシャー監督の映画で、幼稚園にあずけに行っていた娘のバニー・レイクがいなくなり、母親が必死になって探すが、なかなか見つからず、思わぬ結末を迎えるというもの。いわゆる失踪者を探すタイプの映画の代表作で、最近では「フライトプラン」がこのネタを使用していた。ただ、あれは恐ろしく杜撰なトリックがあり、とても面白いと素直に言える作品ではなかった。もうひとつこの映画には魅力があり、映画のオープニング・クレジットの表記が独特のものだからだ。

そして「永遠のこどもたち」はそれを大胆にパクッて、ホラーというジャンルに転生させた。行方不明の子供を捜すという点はおなじだが、事態はより複雑に、衝撃的な結末を迎える。物語の中心になるのはいわゆるハードボイルド探偵ものの流れを引くものだ。事件がおき、探偵はなぞを捜し求める。なぞが判明したときに苦く、厳しい結末が主人公を待っている。なぜなら犯人の足跡は探偵のそれだった・・・みたいな。

ジェラルディン・チャップリン演じる霊媒師の発言がこの映画の重要な鍵になる。「どこまで進むかはあなた次第だ」と。あの結末を見る限り、霊媒師は事実をあの時点で掴んでいたはずだ。しかしだから「やめろ」とは言わない。主人公の運命も見抜いていたに違いない。ただもうそれを止めることはできないだろうと考えたからだ。主人公もまた孤児だったのだから。彼女はみなのいる場所に帰ったに過ぎないと。

ラストの「風」に「目に見えないものの存在を悟る」までを託した演出は見事。観て凄く感動させられる名場面だろう。
 

リクエスト

 投稿者: ぽっこ  投稿日:2009年 6月 6日(土)20時32分0秒
  「人生に乾杯」を上映していただきたいです。
とても素敵なお話のようなのでよろしくお願いします。
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 6月 1日(月)08時46分26秒
  2008年度作品「張り子の虎」は本年8月にアメリカのウエスト・ハリウッドで開催される、“ウエスト・ハリウッド国際映画祭にセレクションされました。

ウエスト・ハリウッド国際映画祭サイト:http://www.whiff2008.com/
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 5月31日(日)13時28分11秒
  2007年度作品「十二月の空」は来月(6月)アメリカで開催されるフィラデルフィア・インデペンデント映画祭にセレクションされました。
これで、「十二月の空」は世界5カ国11の映画祭にセレクションされ、5つのアワードを獲得しています。

フィラデルフィア・インデペンデント映画祭サイト:http://www.piff2009.com
 

リクエスト。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2009年 5月23日(土)19時30分25秒
  『おと な り』
『インスタント沼』をお願いします!
全く違うタイプのヒロインを演じる麻生久美子さんを観てみたいです♪
 

投名状

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 5月21日(木)08時52分6秒
  「ウォーロード/男たちの誓い」(監督ピーター・チャン)をお願いします。
ジェット・リーを初めとする大スター出演作ですが、公式ホームページを観ると福井はまだどこも上映予定がないようです。「レッドクリフ」のヒットに便乗して是非公開をお願いしたい。

http://www.warlords.jp/

 

羅生門

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 5月18日(月)00時52分54秒
  昔、池袋の文芸座で見た時はプリントの状況が悪く、映画は素晴らしかったものの、まあこれが古い映画なんだろうなと思いながら観たものだった。

しかし、今度の修復したプリントは息を飲むくらい素晴らしい修正で、映画が封切られたとき、こんな風にスクリーンに映っていたのかと改めて感動した。映画の初めに登場する羅生門の暗い部分も見事に光と影で描かれていて、こら凄いなと感心するまもなく、三船敏郎演じる盗賊が、京マチ子演じるヒロインに襲いかかる部分の光と闇の凶暴なまでのコントラストの素晴らしさ。木洩れ日の美しさまで描ききっていた。

音の進歩も素晴らしい。森のシーンではそれまでカナカナなどの声も聞きやすく入っていたが、今回はそのほかの蝉の鳴き声も聞きやすくて、静かにまるで音楽のようにかかる様が凄い。映像同様にサウンドも修復したのだろう。もしこういう修復がもっと多くの古い映画になされれば、今の若者層にもアピールできるかもしれない。


駄目な映画を作るくらいなら、埋もれた古典でも探し出してこのように「再生」すればそんな悪くない数字が挙げられるのではと思すがいかかであろうか。
 

映画祭アワード情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 5月15日(金)18時16分9秒
  2008年度作品「夏の宴」は本年4月にアメリカ/オクラホマで開催されたべアボーン国際映画祭において、ベスト・シニアー賞を受賞しました。
10th Annual Bare Bones International Film Festival : http://www.barebonesfilmfestivals.org/

また、「夏の宴」は今月(5月)ポーランドのポロックで開催されるトゥアー国際映画祭にセレクションされ、最優秀脚本賞を受賞しました。
International Tourfilm Festival : http://www.tourfilmfestival.pl
 

ありがとうございました

 投稿者: chayaneko  投稿日:2009年 5月14日(木)13時24分28秒
  竹内さん、早速のご回答とお勧め、ありがとうございました。
相変わらず深いですねぇ。個人の孤独な決断のくだり、まったく同感です。たしかにこれが実話だということを念頭において観ると、いろいろ考えさせられますね。
新宿インシデントのような重苦しい犯罪映画は苦手なのですが、見に行こうかな。
 

FIFF2009作品募集開始!2009/7/31迄!

 投稿者: ふかや映画祭パートナーズ  投稿日:2009年 5月12日(火)14時23分21秒
  突然の書き込み失礼致します。

今年で6年目を迎える『花の街ふかや映画祭』。同時開催される『ふかや・インディーズ・フィルム・フェスティバル2009』コンペティション作品を募集します(2009/7/31締切)。

初代FIFFグランプリは、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008オフシアター部門にてグランプリに輝いた『SR サイタマノラッパー』が話題の入江悠監督!

グランプリには賞金と当日映画祭会場にてプレミア上映されます。

詳しくはふかや映画祭オフィシャルサイトをご覧ください。http://fukaya-eigasai.com/

http://fukaya-eigasai.com

 

新宿インシデント

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 5月 9日(土)08時38分35秒
  そんな私がchayanekoさんにお勧めするとすれば「新宿インシデント」ですね。
メトロで上映している映画ではないのであまりここに書くべきではないでしょうけど、「グラン・トリノ」と同じくらい私は気に入ってます。両者はまったく正反対の位置にあるように思えますが、これまた「人間の真実」に触れようとしている点では同じです。お時間があれば是非。

http://fukuieisa.mitelog.jp/

 

善と悪のボーダレス

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 5月 9日(土)00時16分21秒
  chayanekoさん、初めまして。竹内です。

まず、私は犯罪映画、クライム・ストーリーには点が甘いというのがあります。人間と人間が命を賭けて、人が殺されるまでまで戦う物語は、誇張があるにせよ、生きてゆくためには戦争という事にまで到達する現実の我々の縮図であり、もっとも人間とは何かが問われる物語と考えるからです。

「バンク・ジョブ」では真実を追究するのは善人ではありません。ケチな悪党です。少なくとも正義の実現など掲げてなどいない。しかし彼らの行動こそが国家の嘘や社会の偽善を暴いてゆく。志のある市民や真実を追究するジャーナリストが何年、何十年かけて出来なかった事をあっさりと成し遂げ、さまざまな権力者を震え上がらせるさまは痛快です。

「よく地獄への道は善意で築かれる」といいます。始まりが正しい志で始まったからと言って結末は悲惨な事になった事など数知れない。今の世界の混乱もそうでしょう。平和を守るというと聞こえはいい。しかしその考えを延長してゆくと平和を守るためには平和を乱すものは抹殺せよという考え方になり、平和を守るために戦争が起きる事になる。民主主義を実現するというと聞こえは良いですが、古代ローマの奴隷制も民主主義なら、ナチのヒトラーも民主集中制であれも民主主義だがら、民主主義=国民の幸せとは必ずしもゆかない。善と悪は意外に近いのです。世界がひとつの村になるとは聞こえがよいですが、「村八分」の残酷さや非情さも世界に広がる事でもありますから、究極のボーダレスです。

そういう中において大切なのは実は個人の孤独な決断です。決断に追いやられる事ではなく自ら決断する事です。善と悪の境がない世界で正しい判断とは何か。いや、そもそも正しい決断などないのかもしれない。しかし人間は決断でしか前に進めない。あいまいだからこそ自分が決め、その結果の厳しさも受け止めなければならない。「バンク・ジョブ」の主人公のクライマックスの行動はまさにそれです。

そして映画がさらに暴くのは民主主義の「嘘」です。この映画ではMI6が登場しますが、民主主義や人権にやかましいはずの西側諸国が一枚向けば実は独裁国家同様の統制機構を持っている事です。もうしあげておきますが、私はそれに反対しているのではありません。外国と争う中ではそういう非情な面もなくては、どの国も生きてゆけません。ただ事実として国家はそういう面も持っているのだという事は頭に叩き込んでおかなければならない。国民が国家に足をすくわれないためにもです。

そういう「人間の真実」を描いている事に感銘を受けたからこそ「バンク・ジョブ」を支持したのです。それが映画の使命でなくて何でしょう。
 

バンク・ジョブ

 投稿者: chayaneko  投稿日:2009年 5月 8日(金)20時19分3秒
  「竹内です」さんの書き込みにそそられて、バンク・ジョブを見てきました。
確かにおもしろかったけど、ため息が出るほどすばらしいとまでは思えません。
竹内さん、どのあたりがそんなにすごいんでしょう。冒涜だなどをおっしゃらず、聞かせてください。いつもはあなたの論評にかなり納得しているので、余計にこの映画の評価基準が知りたいです。
 

英国王給仕人に乾杯!

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 4月26日(日)22時07分32秒
  ユーロが進んでから第二次大戦のドイツの描写が変わりだした。狂人の集団のような描写から、ファシズムはどこの国にでも起きる事だという評価に変化してきた。同じ経済圏になるとプロパガンダで悪人風に仕上げることに意味がなくなるのでこうなったのだろう。

イジー・メンツェル監督の映画を観るのは「スイート・スイート・ビレッジ」や「つながれたヒバリ」に次いで三本目だが、ドラマ作りでは凄腕の手腕の持ち主だ。社会主義の崩壊から資本主義の行き過ぎでの混乱とチェコも波乱の波を避けることは出来なかった。主人公のチェコ人の給仕人の人生の浮き沈みはそういう部分も大いに影響していると観ていい。

年老いた主人公の「目」が素晴らしい。カネが全てと考え、夢を抱き、懸命に働いてきたものの、それらが実はもろいもので、人生の勝利など一瞬の事でしかないさまを経験した結果、そういう目で人生を見るようになったというさまがイジー・メンツェル自身と重なってくる。自国チェコを占領したナチス・ドイツの馬鹿馬鹿しいほどの「ゲルマン優越主義」信仰を辛らつに批判しつつ、それまで自国で少数派だったドイツ人への迫害がナチスの支配の大きな力になった事も隠さない。優位に立つものがある事から転落してしまうさまが生々しく描かれ、その失敗を若い世代に伝えたいという志が伝わってくる。

実はこれを見る前「グラン・トリノ」(大傑作!)を観てきたが、古い世代が安直でない人生観を伝えるという点では恐ろしいほど似ている。未来への不安が国が変わるとどういう形で出るのかを見る上でも凄く興味深い作品だ。
 

リクエスト

 投稿者: Ken  投稿日:2009年 4月22日(水)01時06分10秒
  クリント・イーストウッド監督最新作「グラン・トリノ」ぜひ、ご検討願います。  

バンク・ジョブ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 4月19日(日)11時06分44秒
  これは素晴らしい。息つく間もないスリルとサスペンス、映画の醍醐味が満載の大傑作だ。

ロジャー・ドナルドソン監督ほど今の映画界で「職人監督」というにふさわしい人はいないだろう。「カクテル」、「追いつめられて」、「スピーシーズ」とまあ恐ろしいほど多岐なジャンルの仕事をこなして来た。どれもが大傑作というわけではないが、面白い映画を作る事に全ての神経を費やしてきた人だ。「ゲッダウエイ」のリメイクも悪くはなかった。

「世界最速のインディアン」を観たとき、ああ、これは新しい道を走り出したのだなという気分になった。ジャンル物ではないが、今までにないユーモアにあふれ、ちょうどシドニー・ルメット監督の「その土曜日、7時58分」どうようにチャレンジ精神があふれ出ていた。どこへでも行こう、何でもやってやる。面白い映画なら何をしてもいいじゃないか。これまた第二の処女作と呼んでよい作品だった。

そしてこの「バンク・ジョブ」だ。もうため息が出るほど素晴らしい。とやかく論評すること自体この映画への冒涜だと思えてしまうほどである。

観るべし!

ただその一言のみ。
 

この自由な世界で

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 4月18日(土)12時31分23秒
  「It is a Free World・・・・」という原題はこの映画の本質を鋭く示している。むろんこの後に続くのは「For~」、「つまり~のための」という言葉がつづくはず。「自由」という言葉は「誰のための自由か」という事が明らかにされなければ意味がないという事だ。「自由」という言葉は聞こえが良い。民族自決とは寛容に聞こえるし、人種の平等というと美しい響きの言葉だ。

しかし「美しい言葉に騙されるな」という事もまた忘れるべきではないだろう。

黒人でも韓国人でも日本人でも独裁者になれるという「平等」も存在するし、ミサイルを「衛星」と称して発射する「自由」も存在する。民族浄化も「民族固有の権利」として正当化される。今までリベラルな思想として作動してきたものが、反対側の勢力の手段としても立派に作動する事が明らかになって来た今、ケン・ローチも「何とかしなければ」という気持ちに駆られているのは確かだろう。

だから終わりの方で、ヒロインに「今までの未払い分のカネをよこせ」と彼女が雇った移民労働者と思しき男たちがマフィア風の脅しをかける場面が登場する。彼らは決して「弱者」などではない。彼らの母国ではむしろ軍人だった経験をも持つ「強者」の側面も持っているのであり、今までのリベラル派の「かわいそうだから」などという考えが通用しなくなったという事だ。それはその後のヒロインの行動にも表されている事で、あえて彼女の行動を批判せず、この世界をどうするかという問いにつなげている。誰が悪いとは論じる段階を世界は過ぎている。そういうことなのだろう。
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 4月14日(火)10時06分42秒
  2009年度最新の戸田博監督のSF短編作品「EAST WORLD」は本年9月にアイルランドで開催される”アイルランド国際映画祭”にセレクションされました。

アイルランド国際映画祭(International Film Festival Ireland):http://www.amritsa.com/eire/index.htm
 

この自由な世界で

 投稿者: 若泉  投稿日:2009年 4月14日(火)00時03分18秒
  今日本でも関心を集めている「労働者派遣」の抱える問題を、斡旋する主人公を軸に描いている。
「欲望」と「自由」がお互いに補強し合うように大きく膨らんで行く。でも、それだけで本当にいいのか…。

ケン・ローチの映画はいつも観て良かったと思う。観た後に、自分で考えるように自然に誘導して行ってくれるから。
 

エレジー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 4月 7日(火)21時28分58秒
  堂々たる人間ドラマだ。「白いカラス」につづくフイリップ・ロスの小説の映画化だが、今回は監督が女性であるがゆえに、一味違った映画化作品に仕上がっている。芸術品と所有者の関係を男と女の関係にたとえて、男は女を所有したように錯覚しているが、所有者がいなくなっても芸術品は残ってゆくと考えれば、事実は逆だという視点が強く出ている。

いちばん面白かったのはベネロベ・クルス演じるヒロインが両親にベン・キングスレー演じる主人公を紹介したいというところだ。老いに入っている彼が若者どころか子供じみた行動を取ってゆくあたりの演出の上手いこと。こういうのは男を辛らつに見る事が仕事のようになっている女性ならではだろう。むろん若々しくヒロインを演じるベネロベの芝居も素晴らしいが、下手をすれば鼻持ちならない人間を「それもまた人間だ」と思わせる演出が出来るというのは才能である。ラストの堂々たる映像をみてもこの監督さんが巨匠になりつつあるのは間違いない。

それにしてもガンジーを演じた男と「イージー・ライダー」の主人公がアメリカのインテリの役で共演する日がやってこようなどと誰が予想しただろうか。妖艶な美女を演じてきたデボラ・ハリーがあんなおばちゃん(これがフイリップ・ロスと結婚していたクレア・ブルームに恐ろしいほど似ている。明らかにそれなりの悪意)になったのも、パトリシア・クラークソンのベネロベ・クルスに負けず劣らずの大胆演技にも驚かされたが、「そして人生はつづく」のだなあとつくづく考えさせられる。
 

その土曜日、7時58分

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 4月 3日(金)12時23分21秒
  巨匠シドニー・ルメットが帰ってきた。
映画が「R18」なのには「!」と見る前は思っていたが、冒頭からすさまじい性描写が爆発でははあ、これがひっかかったんだなと納得。しかもシドニー・ルメットほどこういう描写と離れた人はいなかったはずで、84歳にして初チャレンジというわけだ。ひさびさの新作でこういう事を冒頭から過激にかますのだから相当な決意でこの映画に望んだのは間違いない。そう思っていたらこれがドンピシャ。

果たして映画はぐいぐい見る側をひきつける。タランティーノがよくやる時勢の反転をも取り入れ、犯罪の失敗、それが暴きだす人間の愚かさを情け容赦なく描き出す。ダレる場面など一分もなく、「狼たちの午後」や「ネットワーク」以上に凄い映画なんだなと見ながら実感する。

一番感心したのはアルバート・フィニー演じる一家の父親の意外な真実が暴かれるところで、この事件の本当の原因をつくったのが彼であり、この映画の中心が彼が自分の人生に罰せられる物語だと言う事が明らかになる結末である。明らかにアメリカの覇権主義の行く末を暗示したものであり、社会派ルメットが帰ってきたことを知らしめる。

本当に観て感動した。これぞ傑作だ。
 

マルタのやさしい刺繍

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 4月 3日(金)12時04分20秒
  凄く面白い。政治的にも時勢を良く捕らえた作品だ。

ボーダレスという時代の変化にどう対応するかという視野の広さが興味深い。この場合のボーダレスというのは単に国際化だの国境を越えるだのではない。性、年齢、身分といったある意味社会の規範になっていた部分の「境」までもがあいまいになり、そこが新しいチャンスを生み出し、同時に大きな不安を引き起こすものでもあるという事がミソだ。

それが冒頭から突きつけられる。若いから進歩的とか年を取っているから保守的とかいう概念が崩れている事だ。ランジェリー・ショップの開設に「風紀を乱す」から反対というのは中高年層で、自分のやりたいことをしたいというのは高齢者だ。これはアメリカ映画の「リトル・チルドレン」などにも出てきた構図だが、「ボーダレス」の中で今まで伝統を墨守してきたと思われた高齢者が「このままでは生きてゆけない、何とかしなければ」とパソコンや運転免許取得に乗り出し、彼らより若い中高年世代が全てが変わってゆくことへの不安から「伝統」を叫び、自由を否定し、キリスト教的な価値観を振り乱す。日本でもアメリカでも見られる傾向が、ここスイスでも歴然と現れている。

そしてそれらに対しどう戦ってゆくかとなると「自由は自らの力で守れ」と今まで主人公マルタを応援していたアメリカかぶれの女性が亡くなるという部分で示される。今までではアメリカではこうしているからだと言う事が説得力を持っていたが9.11後、アメリカの地位が低迷し、その影響力は弱まる一方。もはや自らの手で自由を勝ち取ることの大切さを訴え、自分たちのものをまもるのは自分たちだということを主人公は認識し、見事勝利する。

たしかにアメリカを初めとする大国の横暴ははなはだしいものがあるけれど、だからその反対でしかない他の国々のナショナリズムが正しいのかと言うと、単にアメリカの反対を叫んで、閉鎖的なだけで未来の展望を開くものではない。新しい展望を開くのは自分に立ち返り、自分はどうしたいのかという原点に返る事ではないかと。

グローバリズム、新しい八紘一宇の思想に対抗軸になるものは何かを鋭く見つめた傑作だ。
 

ガイアシンフォニー

 投稿者: メトロ大好き  投稿日:2009年 4月 2日(木)20時37分39秒
  ガイアシンフォニーの情報を福井近辺では聞いたことがありません。
第3番是非見たいです。
できれば、1~3まで上映して欲しいです。
 

映画祭情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 4月 1日(水)12時21分39秒
  今月(4月)に南米ウルグアイの首都モンテビデオで開催される、第27回ウルグアイ国際映画祭に2008年度作品「張り子の虎」と「夏の宴」の二本がセレクションされました。

第27回ウルグアイ国際映画祭サイト:http://www.cinemateca.org.uy/
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2009年 3月29日(日)18時22分29秒
  「ポチの告白」が観たいです。
ご検討ください。
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 3月21日(土)00時42分34秒
  以下の作品、よろしくお願いします。

「ザ・クリーナー 消された殺人」(監督 レニー・ハーリン)

「ダイアナの選択」(監督 ヴァディム・パールマン)

「PVC-1 余命85分」

「映画は映画だ」

「SR サイタマノラッパー」

「サーチャーズ 2・0」(監督 アレックス・コックス)

「戦場のレクイエム」(監督 フォン・シャウガン)

「愛のむきだし」(監督 園子温)

「キャラメル」

「シャッフル」(メナン・ヤボ監督)

「ホルデンさんのはじめての冒険」(監督 ベント・ハーメル)

「ポチの告白」(監督 高橋玄)

「新宿区歌舞伎町保育園」(監督 城定秀夫)

「へぼの」 (監督 木村文洋)

「ディファイアンス」(監督エドワード・ズウィック)
 

リクエストです

 投稿者: もこ  投稿日:2009年 3月20日(金)23時39分19秒
  『愛のむきだし』
『エト-eto-』http://www.liverp.co.jp/eto/index.html
『ヘブンズ・ドア』
『クローンは故郷をめざす』
『蘇りの血』

よろしくお願いします!
 

リクエスト

 投稿者: NAO  投稿日:2009年 3月20日(金)19時37分55秒
  「愛のむきだし」をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 3月19日(木)00時45分30秒
  「PVC-1 余命85分」(配給 トランスフォーマー &トルネード・フィルム )
という映画、是非公開予定作品としてお考えください。

http://www.cinemacafe.net/official/pvc1/

 

ラスベガス国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 3月13日(金)17時51分42秒
  2008年度作品「張り子の虎」は今月アメリカのラスベガスで開催の”ラスベガス国際映画祭”でシルバー・エース・アワードを受賞しました。

ラスベガス国際映画祭サイト:www.lvfest.com/
 

映画祭セレクション情報

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 3月12日(木)09時07分58秒
  2008年度作品「張り子の虎」と「夏の宴」は4月にアメリカのアリゾナで開催されるアリゾナ国際映画祭にセレクションされました。
アリゾナ国際映画祭サイト:www.filmfestivalarizona.com/

また、「夏の宴」は4月にイタリアのトレントで開催されるトレント映画祭にセレクションされました。
トレント映画祭サイト:www.trentofestival.it/en/index.htm
 

リクエスト

 投稿者: chayaneko  投稿日:2009年 3月10日(火)12時54分33秒
  「マルセイユの決着」、「シリアの花嫁」、「ザ・クリーナー 消された殺人」に一票。

ディファイアンス http://www.defiance-movie.jp/
ホルテンさんのはじめての冒険 http://www.horten-san.jp/
いのちの戦場 アルジェリア1959 http://www.1959.jp/
もぜひお願いします。
 

秋深き

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 3月 6日(金)22時16分27秒
  いや騙された。むろんいい意味でだ。

ポスターとか見て、何か古風な、なごやかな映画だと思ってみるとびっくりさせられる。池田敏晴監督が「天使のはらわた 赤い淫画」の監督である事を思い出させる事になろうとは。サトエリと八嶋智人が「奈美と村木」になってしまうとは、これで佐藤浩市演じるヤクザが出てくるのだから、往年のフアンとしては呆れるやら嬉しいやら。

池田監督年とって枯れた味でも出すのかなと思ってたら、そんな予兆まったくなしで、残念ながら「夫婦生活」の描写は無いけれど(そうなったらロマンポルノのまんまになるから)、落ちてゆく女とそれを救うために自らも転落して行く男の魅力がメインである事は同じで、池田敏晴健在なりを示す傑作に仕上がっている。西岡琢也の脚本も素晴らしく、笑いをベースにしながら、わが道を進む王道ぶりに改めて感動が湧き上がってくる。

「日本の私刑」や「襲られた女」などピンク映画で名を成した高橋伴明監督の「禅」もなんだまじめくさった映画になるのかなと思ったらちゃんと「でっかいことやらかしてやろうとしながら、何も出来ずに終わってしまう駄目男」の映画になっていたし、竹中ナオト(今は竹中直人として知られている)主演の「痴漢電車 下着検札」や「真昼の切り裂き魔」など日常を生きる人間のおかしさを描く事を得意とした滝田洋二郎監督の「おくりびと」も変わらぬ味で勝負、見事米アカデミーまで仕留めた。若いときに「成人映画」の世界で名を成した人たちが今こうして大きな仕事をしている。そういう意味では邦画は政治の世界より先に「政権交代」を成し遂げているのかもしれない。

残念ながら「秋深き」は入りが厳しかったようだが、観ていない人は何かの機会に是非確かめて欲しい。安直でない感動を味わえる映画だから。
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 3月 1日(日)07時38分14秒
  以下の作品リクエストします。

「ザ・クリーナー 消された殺人」(配給 リベロ)

「シリアの花嫁」(配給 ビターズ・エンド)

「パッセンジャーズ」(配給 ショウゲート)

「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」(配給 プレディシオ)

「映画は映画だ」(配給 ブロードバンド・メディアスタジオ)

「罪とか罰とか」(配給 東京テアトル
 

(無題)

 投稿者: 許される者  投稿日:2009年 2月27日(金)18時58分1秒
  おくりびと。アカデミー受賞凄いですね。
また、タイムリーにメトロさんで上映になって
良かったです。

たくさん、お客さん入るといいですね。
都合つけて寄らせていただきます。
 

べアボーン国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 2月24日(火)09時17分26秒
  2008年度作品「夏の宴」は本年4月にアメリカのオクラホマで開催される”べアボーン国際映画祭”にセレクションされました。

べアボーン国際映画祭サイト:http://www.barebonesfilmfestivals.org
 

リクエスト

 投稿者: ビリー  投稿日:2009年 2月22日(日)14時57分27秒
  「ロルナの祈り」をリクエストします。  

リクエストです

 投稿者: ぬま  投稿日:2009年 2月19日(木)08時57分30秒
  「ザ・ムーン」をリクエストします。
大画面で、地球や月、宇宙空間の迫力ある映像を見たいです。

もう1つ、一条ゆかりさん原作コミックの映画化、「プライド」もお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: 千夜人  投稿日:2009年 2月15日(日)15時30分12秒
  福井では「ザ・ムーン」やらないのでしょうか。
(福井というか北陸3県)
今年は「国際天文年」だし「月着陸40周年」だし、トカラ列島では「皆既日食」もあるし、関心あると思うんだけどなぁ・・・。
ぜひお願いします。
 

12人の怒れる男

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 2月13日(金)23時59分32秒
  アメリカ映画は世界に大きな影響を及ぼしたが、「12人の怒れる男」は確実にその一本だろう。裁判をめぐる各種の映画は確実にこの映画に影響されているし、日本でも中原俊監督の「12人の優しい日本人」がある。「ランボー」や「エイリアン」も凄まじい亜流があるが、「12人の怒れる男」はそれほどではないにせよ、やはり亜流と観られるものは多い。

さて、二キータ・ミハルコフ監督はどう挑んだのかと言うと、もうロシアという国の複雑さそのものを裁判の形で表すという荒業にうって出た。だから初めから裁判映画にするつもりは無い。またロシアにも民主主義が根付いたのだという自慢話にもしない。法というものを作動させる事自体だどれだけ困難かを登場人物の言葉を通じて表してゆく。そして観る側はそれは多かれ少なかれ、どの国でも起きている事で、事態の困難さをより深く理解してゆく。
極め付けが最後に皆をまとめていたリーダーが放つ言葉だ。初めから被告が無罪である事を知りながら、あえて有罪を叫ぶ理由がこれまた凄まじい。ラストで浮かぶ言葉も決して人間の英知を物語るものではない。「法の限界を超えた手段」の必要性を裏付けるものでしかなく、人間が英知や理性を発揮するための条件がそろわなければそれらが無意味になってしまうという事だ。
多民族に寛容だから平和主義とも限らない。文化や民族の多様性という事はそれをまとめるために強力な指導力を必要とするのであり、それが良い方向に転がるかどうかはまったくわからない。そうなるとやはりプーチン大統領に落ち着かざるをえないという事になるのだが・・・。
 

十二人の怒れる男

 投稿者: Ken  投稿日:2009年 2月 9日(月)23時40分13秒
  上映時間160分という超大作は、予想どうりの大傑作。シドニー・ルメット監督のオリジナル版に十分な敬意を払い、堂々とした裁判劇を作り上げた。これから始まる裁判員制度を前に一度は見ておきたい。
オリジナルの構造はそのままに、ロシアが抱える人種差別問題や不安定な経済状態を浮き彫りにし、さらに徐々にヒートアップしていく審理論戦、最後まで分からない男たちの結論など、時間を忘れ、手に汗握り、スクリーンに見入ってしまう。
そして、衝撃の真実に拍手。本年度のオスカーにもノミネートも納得。

ロシア映画にまた1本、繰り返し見たい映画ができた。貫禄ある傑作。少なくとも、僕はそう呼びたい映画である。
(月並みの感想ですみません。)
 

続・リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 2月 3日(火)20時31分52秒
  「GOTH」(高橋玄監督 http://www.goth-movie.jp

「ザ・クリーナー消された殺人」(レニー・ハーリン http://thecleaner.heteml.jp

「マルセイユの決着」(監督 アラン・コルノー http://m-otoshimae.com


よろしくお願いします!
 

リクエストです

 投稿者: もこ  投稿日:2009年 1月31日(土)21時41分10秒
  『ヘブンズ・ドア』
『クローンは故郷をめざす』

よろしくお願いします!
 

GOTH

 投稿者: maki  投稿日:2009年 1月26日(月)20時15分50秒
  リクエストします
乙一さんのミステリ大賞受賞作の小説「GOTH」が映画化されているのですが、福井や近隣の県ではやっていないので 出来れば上映してもらいたいです

乙一さんの作品のファンで 出ているキャストさんも大好きな方なので、宜しくお願いします。
 

シネマ歌舞伎

 投稿者: あんどう  投稿日:2009年 1月25日(日)22時16分2秒
  リクエストです。
松竹のシネマ歌舞伎の上映などは難しいのでしょうか?福井では観られないのですかね。

また、フェリーニの82/1のニュープリントの上映が都市部ではあったようですが、これも難しいですかね。
 

宮廷画家ゴヤは見た

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 1月24日(土)10時59分18秒
  見る前は小品だと思っていたら、さすがミロシュ・フォアマンの新作だけあって大作かつ秀作に仕上がっていた。しかも作品としても「アマデウス」に匹敵するくらい重要な映画ではないかと思うくらい高度なものだ。

まあマスコミがあまりこの映画について喧伝しないのはわかる。何せこの映画に出てくるキリスト教の異端審問の様とか、ナポレオンが民主主義と自由を広げると称し侵略をしたことなど、今の某国と変わらないので、遠慮があるのだろう。無論嘗てはナチス、その後は共産主義、そしてネオコンと時代を生き抜いてきたミロシュ・フォアマンは遠慮も容赦もなく書き立てる。しかも自分すら弁護しない。

普通は反骨の芸術家VS権力という構図を採るが、この映画ではゴヤは反骨もへったくれもなく、カネになるなら権力者へのおべっかも迎合も辞さない、その裏では版画という形で権力批判もしているが、それも売れるが故というおそろしいほどの実用主義者として描かれていて、凄く新鮮だ。ハリウッド映画人としての金儲けも拒まないミロシュそのものであろう。

そして時の流れに迎合し、時代を操っていると錯覚して実は時代のあやつり人形でしかない権力者たちのザマは悲劇と喜劇の間をうろちょろし、爆笑の域にまで達している。ある時は糾弾する側に、ある時は糾弾される側に回るが、糾弾そのものをやめようという考えには至らない。何せそうしないと求心力がなくなってしまうので、やめるに辞められない。

また戦争に対する見方も相当辛らつだ。大義名分はさまざまだが、いかなる戦争も虐殺・略奪でしかなく、単に頭が変わるだけと指摘している反面、ナポレオンの戦争がなければ異端審問も無くならなかった事も描いていて、単純な反戦とも一線を画する面白いスタンスだ。「アマデウス」でも悲劇の天才アマデウス・モーツアルトより、サリエリに共感する視点が鋭かったが、今回もそれは不変、どころかより鋭さを増している。

堂々たる映画、そう呼びたい傑作だ。
 

リクエスト

 投稿者: papiko  投稿日:2009年 1月19日(月)23時25分57秒
  瀬尾まいこ原作の「天国はまだ遠く」を上映してください。
よろしくお願いします!!
 

張り子の虎

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 1月12日(月)13時14分21秒
  2008年度作品『張り子の虎』は本年度ハワイで開催のホノルル国際映画祭でAloha Accolade Awardを受賞しました。

ホノルル国際映画祭サイト : http://www.honolulufilmfestival.com
 

アキレスと亀

 投稿者: 竹内です  投稿日:2009年 1月 9日(金)23時01分48秒
  北野武監督ほどあれこれ言われる人も日本におるまい。国際映画祭では世界のキタノと呼ばれながら、日本では興行成績は振るわない。多くの人は難しいといい、津川雅彦などから「武の映画は客を向いてない」とののしられた。むろん彼の映画の全てがよかったわけではない。だが今でも新作が出来たらすぐに見たいと思わせる人であることは確かだ。

彼の映画は人間の生きる事の危うさを執拗に追求する。力やカネがあるからと言って安心できるわけではなく、才気があるからといって豊かになれるわけではない。平凡であるから不幸というわけでもなく、秀でているからといって幸せという事でもない。他人の不幸を己の幸福と錯覚したり、自分の周囲の支えを自分の力と錯覚する。

彼はごまかしを引っぺがしてしまう。いかなる人間も死からは免れず、死とは生きる事の延長線であり、よく死ぬ事はよく生きることだと。それ以外のものは名声も悪名も名誉も汚名もすべてまやかしでしかない。そんな彼の鋭い刃は見る側に優しくなく、ストレートだ。それがゆえに人は彼を嫌い。それがゆえに彼を愛する。

アキレスと亀が競争する事などない。アキレスが亀を競争相手として意識する事もなければ亀がアキレスを競争する相手と考えることは無い。しかし両者には接点がひとつある。それはいつかは死ぬという事だ。ゴールは一つしかない。アキレスも亀のゴールが同じである以上追い抜かれる事も追い抜く事も始めからない。となれば大切なのはどれだけ他者と差がつくかではなく、何のために走るのかという事ではないか。

恐ろしくストレートな映画だ。わけがわからん映画を作ってると揶揄された北野武監督が、こんなオーソドックスな映画を作り、マキノを名乗って津川雅彦が撮った「次郎長三国志」がわけのわからん映画になっている事に世の流れを感じる。
 

カナダ国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 1月 9日(金)08時55分50秒
  2007年度 戸田博監督作品「十二月の空」が本年2月にカナダ/バンクーバーで開催されるカナダ国際映画祭にセレクションされました。

カナダ国際映画祭サイト:www.canadafilmfestival.com
 

(無題)

 投稿者: ふい  投稿日:2009年 1月 7日(水)10時15分59秒
  映画「古井戸」の上映を知り、とてもうれしいです。
ぜひとも見に行きたいと思っています。

中国映画には名作がたくさんあるので、またこれからも上映をお願いいたします。
 

ティブロン国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 1月 1日(木)15時58分9秒
  またまた元旦から映画祭セレクションのニュースです。
今年3月にアメリカ/カリフォルニアで開催される『ティブロン国際映画祭』に「夏の宴」がセレクションされました。

ティブロン国際映画祭サイト:www.TiburonFilmFestival.com
 

ホノルル国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2009年 1月 1日(木)12時30分17秒
  新年から嬉しいニュースが入りました。
本年、3月にハワイで開催されるホノルル国際映画祭に「夏の宴」が " Silver Lei Award "を受賞します、との連絡が入りました。

ホノルル国際映画祭サイト:www.honolulufilmfestival.com
 

リクエスト

 投稿者: カナ  投稿日:2008年12月28日(日)21時36分47秒
  http://www.40sai-problem.com/
「40歳問題」お願いします
音楽ドキュメンタリーらしいです
 

ありがとうございます

 投稿者: chayaneko  投稿日:2008年12月25日(木)12時22分39秒
  「マルタのやさしい刺繍」上映決定、ありがとうございます。楽しみです。
ついでといっては何ですが、「かけひきは、恋のはじまり」もぜひ!
 

トウキョウソナタ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年12月24日(水)23時14分43秒
  以前、黒沢清監督は「ニンゲン合格」でホームドラマにチャレンジ、見事失敗しているので見る前には不安があった。しかし空っぽになった家の中をめぐるキャメラを見て「こらいけるかもしれん」と予感、それが嬉しい適中。黒沢監督の空っぽの人間、空洞の世界にこだわりつつ、現代日本の問題を鋭く描く人間ドラマに仕上がっていた。「復讐 運命の訪問者」以来のフアンとしては歓喜に耐えない。

いつも彼の映画にあるのが人間が「空っぽの人間」と出会う事で運命が変わってしまうという構造だ。「復讐」シリーズでは哀川翔演じる復讐者がそうであり、その姉妹編とも言うべき「修羅の極道 蛇の道」や「修羅の狼 蜘蛛の瞳」でもそうだ。空洞という物は自然には存在せず、それはかける部分を補うため、周囲を巻き込む力を持っている。それにひきつけられた人間はかつての彼や彼女でなくなり、まったく別の人間になる。

この新作も人間と人間同士が出会う事で永遠にその人生は変わる。ただ出会う人間どうしは今回必ずしも空っぽではない。今回の空っぽの殺人鬼はグローバリズムの中で中が空洞化した日本の国の仕組みそのものだ。産業の移転にも若者の意欲喪失にも手が打てず、自分の居場所を見つけられない失業者に死を選択するものも出るありさま。その中で主人公たちはいかに自分たちが何も持っていないか、自分の運命を人に預ける事で自分から逃げてきたかを思い知らされる。そしてめいめいの出会いの後、彼らの運命は変わり、元に戻る事が出来なくなる。
バラバラになった家族は最終的にまた集まってゆくが、単なる家族の再生でなく、転生・復活に近いものになるのが面白い。家族はなくならないが家族を支えているものは変わるという事なのだろうか。
 

夏の宴

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年12月21日(日)11時23分47秒
  これは撮るのが大変だったろうなと観た瞬間思える作品だった。
物語は全て森の中で始まり終わる。どう観てもトイレも近くに無いような山奥での場面が延々と続き、補給とかも相当難しい所での撮影で、夜の部分もある。ストーリの面白さ云々と言う以前にそちらに目が行ってしまう。日常をハードボイルドに撮る手腕で見せる戸田氏の映画だが、今度は非日常を描く路線で、幻想談をロードムービーと絡める興味深い展開ではあるが、「12月の空」などで見せたぴりぴり来る感覚はあまりない。手堅く撮ったなという印象を受ける。

今回は観ていて他の映画の事が浮かぶ事が多かった。キノコのことではあの「マタンゴ」の事が思い出されたし、ラストの川での場面は「椿三十郎」を思い出しながら観た。そういえば物語なんぞ「雨月物語」みたい。

上映終了後、戸田氏からお話を聞くと壊れた家の場面やら、虫のショットなど、撮影中に、またロケハンで偶然見つかったものがいかに多かったかを聞いて驚かされた。都市で撮影する映画というのはコントロールが効くが、そうでない映画は運に左右されるという事だ。

ラストの処理はなかなか興味深い。主人公二人は死んでいるのか生きているのかあいまいな結末で、たんなる夢オチにはしていない。ただ、のんびり始まった映画が悲劇的になるのはどうかなと思わないではないのだ。ここはストレートに楽観的な結末でよかったのではなかろうか。
 

リクエスト

 投稿者: やんに  投稿日:2008年12月14日(日)01時36分26秒
  『ヤング@ハート』お願いします。観た友人がすごくおもしろいって言ってたので!  

リクエストします

 投稿者: ろい  投稿日:2008年12月11日(木)16時16分41秒
  「ブロークン・イングリッシュ」
http://broken-english.jp/index.html

よろしくお願いします。
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年12月10日(水)15時54分36秒
  リクエストです。

かつて「嵐の季節」「心臓抜き」で名を馳せ、最近では「CHARON」などを監督した

鬼才・高橋玄監督の新作が控えています。

「GOTH」(乙一原作 配給ジョリー・ロジャー http://www.goth-movie.jp

「ポチの告白」(配給 アルゴ・ピクチャーズ  http://www.pochi-movie.com

以上、ご検討お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: chayneko  投稿日:2008年12月 8日(月)11時56分51秒
  「マルタのやさしい刺繍」をお願いします。

スイスの小さな村に住む80歳のマルタは、最愛の夫に先立たれ生きる気力をなくしていたが、ある日「自分でデザインして刺繍をした、ランジェリー・ショップを開く」という若かりし頃の夢を実現させることを決意する。保守的な村人から冷笑されても夢に向かって頑張るマルタと彼女を支える仲間たちの夢と希望の輪。マルタの刺繍が、人々の心をやさしくあたたかく紡いでゆく―。
2006年にスイスで公開されると観客動員数第1位となったそうです。
カレンダー・ガールに似た雰囲気の作品かな?

http://www.alcine-terran.com/maruta/2.html
 

リクエストです

 投稿者: ビリー  投稿日:2008年12月 5日(金)03時59分1秒
  「フツーの仕事がしたい」
あと、もう一度ですが「この自由な世界で」

近日公開で
「ロルナの祈り」

お願いします。
 

HOT FUZZ

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年12月 4日(木)23時55分36秒
  最高に面白かった!
脚本が素晴らしいと思う。
 

熱烈リクエスト!!

 投稿者: zaizaisuki  投稿日:2008年12月 2日(火)02時26分40秒
  【闘茶】【僕は君のために蝶になる】

何が何でも見たいです!!

上映して頂けるなら、友達と一緒に
複数回でも見に行きたい位!!

【闘茶】は日台合作の映画で、
今売れっ子の、戸田恵梨香が出ていたり
香川照之、細田よしひこも出ているし…
初の来日コンサートで8万人を動員した台湾のF4メンバー
Vicが主演していたりと
かなり話題になりそうな映画なのに
単館上映で北陸は金沢にしか来ません
それもかなり厳しい日程(T_T)
行きたくても行けそうにない(T_T)
泣く泣く DVD化を待つしかないかも…(>_<)

【僕は~】に至っては、北陸では上映がありません(T_T)(ToT)

なんとか上記の2本を上映して頂けませんでしょうか!!
お願い致します

<(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)>
 

リクエスト

 投稿者: やんに  投稿日:2008年12月 2日(火)01時41分15秒
  私も『僕らのミライへ逆回転』が観てみたいでーーす!!お願いします  

HOT FUZZ 俺たちスーパーポリスメン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年12月 1日(月)00時32分47秒
  「ホテル・ルワンダ」の公開を実現させた面々が再びお勧め映画を・・・と取り上げたのが
この「ホット・ファズ」だ。毎年海外で大ヒットしたり、批評家に評価されながら一般公開は出来ない映画は毎年あるのだが、理由はさまざまで一概には言えない。ただこの映画がアウトになった理由はなんとなく分かりそうな気がする。

それはこの映画が保守的な地方の問題に、大げさな形ではあるものの、意外に鋭く踏み込んでいる事からだ。モンティ・パイソン風の残酷な笑いも今の日本の客が避けたがるものだが、全てがなあなあでなくては進まない地方の現実は英国でも日本でも同じなんだなあと思う反面、そこへの批判には心理的に受け付けない(無論日本でも大抵は地方だから)事は容易に予想できるからだ。
エドカー・ライト監督は相当な映画マニアとみえて、クライマックスの銃撃戦のワンショットにジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」のワンシーンが引用されていたり、キャサリン・ビグロー監督の「ハートブルー」への確信犯的なオマージュがあったりとテイストとしてはオタク臭が強い分目立たないが、監視カメラが多すぎる事で有名な(日本でもそうなって来ているから笑えない)英国の現実や警察を巡る問題などは意外にシリアスかつ辛らつに描かれていて、ドタバタコメディに見えて、実は相当社会派なのだ。主人公の敵になるものが一種の自警団的なものだったりするところなど、「官から民へ」の抱えるどえらい問題にも気づかされるし、「平和な、犯罪の無い街」が実は計り知れない悪から生まれているというくだりなど、「平和とは誰にとってのものかという事を考慮に入れないのであれば意味が無い」という普段は忘れがちな事にも踏み込んでいる。

まあ個人的には元007ことティモシー・ダルトン(実は「フラッシュ・ゴードン」以来のファンだ)の大快演かつ大怪演にもうならされたのだが、なかなか侮れない骨のある娯楽映画でもある事に驚かされ、かつ感心させられた。
 

リクエスト

 投稿者: chayaneko  投稿日:2008年11月18日(火)16時34分2秒
  「かけひきは、恋のはじまり」と「ヤング@ハート」をお願いします。  

ぼくの大切なともだち

 投稿者: chayaneko  投稿日:2008年11月18日(火)16時29分38秒
  きのう「ぼくの大切なともだち」を観てきました。観客は私を含めて、たった二人。いい映画なのに、もったいない。「ぼくの~」に限らず、最近は1回あたりの観客数が少ないのが寂しいです。レンタルビデオも手軽でいいけど、映画はやっぱり映画館で観るのが一番だと思うんですけどねぇ。
映画はいきなり主人公が共同経営者の女性から「あなたには友達がいない」と非難される。日本人の感覚からすると、よほど親しいか(親しかったら立派な「友達」だが)よほど腹に据えかねるかでなければ、面と向かってはこんなことは言わないと思うが、そのあと主人公が訪ね歩く友人候補者もそろって彼を罵倒するのにも驚く。しかし、彼の身勝手さを省みれば当然のことか。このあたりはちょっと誇張が強すぎるような気がするが、だからこそ終盤の展開に厚みが増すのか。
気になるといえば、主人公が付き合っている女性。彼が浮気していると誤解するような場面でも「会いたくなったら連絡して」と、あくまでも彼に寄り添おうとするのに、その後の展開がないのが???
ネタバレになるので詳しくは書けないが、ラストの展開は意外だった。これまでのルコント作品とはちょっと違う、おとぎばなしのような作品で、エンディングクレジットの背景に写るパリのどんよりとした空がこの映画の味わいによく似合っていると思う。
それにしても、「君は僕のたった1人の人 僕は君のたった1匹のキツネ」の言葉にはいつもぐっと来てしまいます。私にとってのたった1人の人、たった1匹のキツネは誰なんだろう。
 

リクエスト

 投稿者: murakami  投稿日:2008年11月17日(月)17時45分2秒
  「boy A」
を,どうしても見たいです。
よろしくお願いします。
 

2008リヨン・アジア映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年11月13日(木)21時54分24秒
  今月9日(日曜日)にフランスのリヨンにおいて上映された「夏の宴」は満杯の観客で、ヤング観客賞(PRIX DU JEUNE PUBLIC)を受賞しました。

受賞結果:http://www.asiexpo.com/festival/Festival/Palmares&lang=fr
 

初めまして

 投稿者: miee  投稿日:2008年11月13日(木)16時53分12秒
  「マルタのやさしい刺繍」がみたいです。  

リクエストでーす。

 投稿者: 越前がに  投稿日:2008年11月12日(水)02時01分34秒
  「Queen Rock Montreal cine sound Ver.」
映画館の大画面でQUEENの演奏が観れたら幸せ♪なのでよろしくお願いしますm(__)m
 

リクエストです

 投稿者: playa  投稿日:2008年11月10日(月)23時06分26秒
  僕らのミライへ逆回転(http://www.gyakukaiten.jp/
福井で観れたらいいな。
 

リクエストです

 投稿者:  投稿日:2008年11月 7日(金)01時37分36秒
  ・ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日 http://www.g-nikki.jp/
・バンク・ジョブ http://www.bankjob.jp/
・ヤング@ハート http://youngatheart.jp/index.html
・ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動 http://www.wardance-movie.com/
・俺たちに明日はないッス  http://oreasu.com/
・小森生活向上クラブ  http://www.komoriclub.com/index.html
・ブリュレ http://www.brulee-movie.com/
・未来を写した子どもたち http://www.kodomo-mirai.net/
欲張りですみません。。。でも見られたら、嬉しいです!
 

リクエスト

 投稿者: OT  投稿日:2008年11月 2日(日)13時19分34秒
  ヨットの映画「Morning Light」が見たいです。  

百万円と苦虫女

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年11月 2日(日)00時57分41秒
  気軽なコメディかと思って見たらどうしてどうして、小さな小さな映画ではあるが鋭く、確実に日本のみならず世界に広がる村社会を撃つ野心作だ。

蒼井優演じるヒロインはささいな事から前科者になった事で家にいられなくなり、それまで行った事がない地域を渡り歩いて生活の場を求める。彼女が条件として百万円儲けたらというのはその地域から離れる口実に過ぎない。しだいに彼女は自分の、そしていじめに苦しむ弟の敵の正体が自分の郷里どころか日本中、いや世界中に広がる「ムラ」の思想であり、異端者を排除したり、軽蔑したりすることで、己の不幸を紛わせ、幸福を錯覚する事で日々を送る「ムラの住人」である事に気付いてゆく。タナダユキさんの映画を見るのはこれが初めてだが、よく来たねと歓迎した後で、思いどおりにならないと知るやよそ者、邪魔者として追い出してゆくムラの野蛮さや陰湿さを鋭く描き出す。むろん彼らの中には善意の人たちもいるが、彼女に生きる勇気を与えるのはあくまでも彼女自身であるというのがいい。

ヒロインの生き方を見て思い出したのが「ランボー 最後の戦場」だった。ランボーがアメリカを追われて戦う原因を作ったものアメリカの「村の衆」だ。自分の故郷を愛していると錯覚してその実は活力と未来を破壊する連中であり、行き場を求めて戦場を渡り歩くことに
なるランボーの怒りや悲しみが「百万円と苦虫女」のヒロインのそれと重なってしょうがない。「ランボー 最後の戦場」の結末は戦うことから逃れられない事を悟ったランボーの姿で終わるが、この映画もしかり、彼女が弟の住む郷里に帰るか、今度こそ新天地につくかはわからないがランボー同様彼女も戦い続ける運命を悟る結末と見る。

敵はムラ社会そのもの。それと戦い続ける事こそが自分の宿命。彼女はそれを受け入れたのだ。
 

リクエスト

 投稿者: ジェイ  投稿日:2008年10月26日(日)00時25分44秒
  「その日のまえに」
「しあわせのかおり」
「ノン子36歳(家事手伝い)」
が観たいです。よろしくお願いします。
 

リクエストします

 投稿者: ネコ3匹  投稿日:2008年10月23日(木)14時25分0秒
  『ネコナデ』を上映して欲しいです。  

世界でいちばん美しい夜

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年10月21日(火)00時26分45秒
  映画はどでかい嘘をつくことだ。それは酒のように一晩で冷めてしまうものだろう。

祭りは楽しいが、祭りが終われば朝が来て、昨晩飲み、食い散らした後のゴミの始末や、テントの片付けなどでおおわらわ。昨日の言動を振り返れば滝汗という事もあろう。
しかしまた次もそういう日が来ないか楽しみにしながら、悲しい事も辛い事もある日々が続く。観ながらそういう事が頭に浮かんでは消えていた。

映画の中で「ラブ&ピース」なんて古いんだよとつっこみを言われながら、人間がセックスにのめり込む事で「一晩でいい、平和な時を作りたい」と縄文パワーの研究に邁進する石橋凌演じる男と天願監督が重なる。父・今村昌平監督には及ばないが、人間の愚かさや悲しさ、馬鹿馬鹿しさをえぐる重喜劇を再び蘇らせた事が天願監督なりの「テロ」なのだろう。ゆえに裸の描写にも容赦が無い。普通ベッドシーンなどは「脱ぐ専門の俳優」をキャスティングしたりするが、この映画は必要な場面ならどんな俳優もカラミもヌードも演じる。アニメを大胆に取り入れ、予算削減のみならず、漫画のように生きる人間の滑稽さを観客に感じさせる事にまで成功させている演出ぶりには感嘆した。縄文という過去を採りあげながら、保守性にも囚われる事はない。古事記や日本書紀にある猥雑かつパワフルな日本を取り上げる事で伝統を見直すという事はそう簡単に利用できるものじゃないんだよという視点には思わず膝をうった。

ただ、小屋を出ると酔いがさめたようにさまざまな事が頭にまた浮かぶ。セックスして子供が増える事で、途上国などでは戦争の火種になっているし、そもそも産めよ増やせよなんてそれこそ戦前の日本でも言ってたことじゃないのか。楽しく乱交していた男女も一晩明ければ、暴行だの、出来た子供の認知だのとやかましい事になるだけで平和とは程遠いものじゃないのかとか。

この映画にも「ボーダレス」の側面はある。人間が蛇になったり、普通の女がセックスを封印する事でエスパー(?)になったり、狂人と天才の差がないとなっていたり。ただそれは「盆栽の美しさ」と同じで自体は素晴らしくとも「世界」というものからは孤立している美ではないかと。

とにかく只者ではない、すごいものを見てしまったという事では賞賛できるのだが・・・。
 

アンカレッジ国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年10月20日(月)14時09分39秒
  本年12月5日から10日間に渡りアラスカで開催されるアンカレッジ国際映画祭に「十二月の空」がセレクションされました。
これで2007年度作品「十二月の空」は5カ国8つの映画祭に公式上映と受賞を果たしました。

アンカレッジ国際映画祭サイト:http://www.anchoragefilmfestival.org/news/
 

イースタン・プロミス

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年10月18日(土)22時18分50秒
  期待にたがわぬ傑作だった。
「デッド・ゾーン」を観た時、えらくクリストファー・ウォーケンが高倉健ぽく見えたので、ホラーの巨匠にもそういう引き出しがあるのかなあとその時は漠然と考えていたが、「戦慄の絆」の後の行き詰まりを本格ヤクザ映画進出で打開するとは考えてもいなかった。
まえの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」が降旗康夫風なら、今度は山下耕作監督の「関の弥太っぺ」みたいなものである。主人公が死地に向かってゆくところなどそっくりである。
ただ「関の弥太っぺ」との大きな違いは、物語が今のボーダレスの世界を反映していて、「ヤクザ」と「堅気」の垣根が恐ろしく低いものになっている事だ。そしてこれはロシア移民の世界でしかなりたたない話だろう。ヒロインの父親はヤクザを唾棄すべきものとするが、彼も元KGBであり、取り締まる側と取り締まられる側も闇の世界の人間である。そういう流れの果てにプーチン氏という存在があるのだなと思わずにいられない。

やっかいなのは本来国内で終わる犯罪組織と権力の抗争がボーダレスがゆえに場外乱闘の連続になり、内政不干渉だの寛容だのといったものが吹っ飛んでしまい、なまなましい人間の愚かさが多くの人の目にさらされる破目になったことだ。人間の平等というそれ自体は美しい言葉ではあるものが、洪水の氾濫のようの止め処も無く災いが拡大してゆく契機にもなるという重い問いかけ。さりとてこの流れを変える方策も見当たらない。この映画のラストが何かぷつんと糸が切れたように終わってしまうのはその象徴と採ってよいのかもしれない。
 

「ファザー、サン」

 投稿者: ビリー  投稿日:2008年10月11日(土)06時48分42秒
  ちょっと前になりますが「ファザー、サン」には魅せられました。
圧倒的な映像美に酔いしれました。
ストーリー的にはどこまで本質を捉えきれたか自分自身疑問ですがとにかく素晴らしい映画でした。2日間限定の上映だったのが残念です。
メトロさんにはこれからも「ファザー、サン」のような本格派の映画を古くても新しくてもよいので上映して欲しいです。
 

「戸田博作品上映会」のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年10月 6日(月)14時18分58秒
  本年12月20(土)21(日)22(月)の3日間にわたり「戸田 博 監督最新作 上映会」を開催します。
#上映される作品は最新作「夏の宴」と2007年度作品「十二月の空」の二本立てです。
上映スケジュールは以下の通りです。

2008年12月20・21・22日共通
18:30 /舞台挨拶と映画祭報告
18:50 /2007年度作品「十二月の空」
20:10 /休憩
20:15 /2008年度最新作「夏の宴」
21:40 /終映

お問い合わせ:戸田 博 監督作品上映ネットワーク : 090-6067-0172
[入場券]  当日券1,200円 前売券1,000円 メトロ劇場ほか各プレイガイドで発売中


#最新作「夏の宴」は既に本年度11月にフランスで開催されるリヨン映画祭でコンペ部門にノミネートされ、その他各国の映画祭にも出品されている作品です。
#「十二月の空」は昨年から今年までの期間にアメリカ・フランス・ブラジル・ウルグアイ・インドなど7つの国際映画祭で公式上映と受賞を果たした作品です。
 

歩いても 歩いても

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 9月24日(水)22時36分35秒
  「ディスタンス」の時もそうだったけど、是枝監督と言う人はまるでドキュメンタリーのクルーがある一つの世界に入って撮影しているかのような映画を作る。

無論出演しているのは俳優で、創作の物語なのだが、人間の複雑さが生々しく描かれている。彼はいわゆる進歩派なのだが、単純に進歩的なものも保守的なものも賞賛しない。

なるほど、男たちが力強く女性をひっぱってゆくという古典的な物語にもしないが、強い女性によって社会が切り開かれると安直に結論付ける事も無い。
年をとっているから経験深いというものではないし、若いから考え方が新しいともしない。
平和を愛するがゆえに、平和を乱すものへの激しい憎悪が産まれることもあり、愛情のなかには打算があるもの当然で、計算高いからという批判もしない。

安直な視点を廃し、人間というものの優しさとその裏表の関係にある残酷さ。一見相反するものが同じ人間というものから出ている事の不思議に魅せられて映画を撮っているようにしか観えない。それが好悪を分かつところとは言え、是枝監督の才気には感心する。
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 9月24日(水)08時31分45秒
  作品選考の際に是非お願いします

「接吻」(http://www.seppun-movie.com

「片腕マシンガール」(http://www.spopro.net/machinegirl/

「ボーダータウン  逮捕されない殺人者」(http://www.bordertown.jp/

「ハロウィン」(http://hallo-ween.jp/

「帰らない日々」(配給 ブロードメディアスタジオ http://www.kaeranaihibi.jp/

「幸福 SHIAWASE」(配給 SPO  http://www.shiawase-movie.jp/

「画家と庭師とカンパーニュ」(http://www.wisepolicy.com/dialogue_avec_mon_jardinier/)

「LOOK」(配給トルネード・フィルム http://www.cinemacafe.net/official/look/

「フロンティア」(http://www.cinemacafe.net/official/frontiers/)

「その土曜日、7時58分」(http://www.doyoubi758.jp/

「ワイルド・バレット」(http://www.wild-bullet.jp/

「マルタのやさしい刺繍」(http://www.alcine-terran.com/maruta/)

「ゾンビ・ストリッパーズ」(http://www.zombiestrippers.jp/)
 

リクエスト

 投稿者: tomo  投稿日:2008年 9月23日(火)09時11分26秒
  台湾映画の『言えない秘密』が観たいです。
上映予定はありませんか?
 

リヨン映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 9月19日(金)18時23分7秒
  最新作の「夏の宴(Summer Trip)」が本年11月上旬にフランスで開催されるリヨン映画祭にコンペティション部門でセレクションされました。

なお、最新作「夏の宴」は本年12月下旬にメトロ劇場で公開予定です。

リヨン映画祭サイト:http://www.asiexpo.com
 

落語娘

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 9月18日(木)00時50分42秒
  いい映画だ。落語を扱った映画というと平山秀幸監督の「しゃべれども しゃべれども」が素晴らしかったが、中原俊監督のこの新作も充実した作品だ。男性優位の落語界で、あえて落語の道を歩むミムラ演じるヒロインの気風のよさが凄く魅力的でそれだけでも観ていられる映画だが、中原俊独特の「友人以上、恋人未満」「師弟以上、親子未満」「同志以上、男女未満」「同志以上 仇敵未満」といった人間関係が織り成すドラマも面白い。

ただとっつきにくい点もある。それはこの場合中心になるのが「怪談ばなし」で、笑えるほうの話ではないからだ。落語というと一般人はどうしても笑いであり、怖がらせるものは敬遠されがちだ。また津川雅彦演じる(好演である)ヒロインの師匠が山場を作るというのはいかがであろうか。ここはヒロインが「仇討ち」(観てのお楽しみ)をする展開に持って行き、「禁断の物語」を自分が女性である事を利用して、自分の得意技にしてしまうくらいの大胆なオチがあったほうがよかったんじゃないかと。むろんそれだけやる器量がミムラにあるかはわからないけれど、ヒロインであるからにはクライマックスは彼女がメインとなるべきではなかったか。
 

(無題)

 投稿者: 花子  投稿日:2008年 9月15日(月)11時40分13秒
  「落下の王国」見たいです。世界遺産で撮影された映像、スクリーンでぜひ見たいです。  

リクエスト。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2008年 9月12日(金)04時17分46秒
  「東南角部屋2階の女」が観たいです。
「TOKYO!」上映決定ありがとうございます☆
 

リクエスト

 投稿者:  投稿日:2008年 9月 9日(火)20時22分55秒
  どうしても「片腕マシンガール」が見たい!

よろしくお願いします。
 

サンフェルナンドバレー国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 9月 8日(月)09時21分40秒
  今年十月下旬にアメリカのノースハリウッドで開催される「サンフェルナンドバレー国際映画祭」に2007年度、戸田博監督作品『十二月の空』と『九月の記憶』がセレクションされました。

サンフェルナンドバレー国際映画祭サイト:www.viffi.org
 

「靖国 YASUKUNI」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 9月 5日(金)22時26分5秒
  いろいろと騒がれたのが5ヶ月ほど前だったと思うが、もうそれほど上映に関してのニュースは聞かないようだ。
会場は年配の60才以上の人が目立ったが、若い女性もいた。
どうしてこれほどの騒ぎになったのか分からない。これくらい普通に観られるようになってもいいんじゃないの?
これに比べたら、マイケル・ムーアの「華氏911」の方がスキャンダラスだと思う。他国のそうした映画は面白がるのに、自国のことは少し踏み込むと騒ぎ立てる。

「大和魂が今の若者にはない。遊就館で勉強しろ」と老人が言っていたが、平和な時代に生まれて育った僕は、軟弱でも今の方がいい。
押し付けられるような「魂」なんて要らん。
 

ぐるりのこと

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 8月31日(日)08時51分55秒
  観終わってややがっかりした。「ハッシュ!」の橋口監督がひさびさに発表した新作だが、正直世評ほど面白くなかったと言うのが正直な感想だ。

たしかに「法廷画家」というあまり取り上げられない仕事をまな板の上に載せたのは大きな功績だと思うし、彼らがどう仕事をしているかが観られる映画はめったに無い。そういう意味では必見の作品だ。しかし取り上げられる事件はいくら実際の事件を基にしているからといって新聞報道の枠を超える描写がされているわけではない。俳優の演技がただ現実のなぞりに過ぎないとしか見えないのだ。それならもっと似た人間に演じさせるべきではなかったのか。

唯一例外は片岡礼子演じる被告で、むろん事件に基づいてはいるが、それ以上の何かを見せ付けてくれる。そして原告側の我が子を殺された女性が足にしっかりアクセサリーをつけたりしているところなんぞはまさに報道されない何かを見せてくれる。

また物語が「智恵子抄」みたいな展開になってゆくものどうだろうか。むろんセックスをやる日を決めるような女性が、その実恐ろしく保守的なものをもっていると言う展開は買えないわけではないが、おかしくなった妻とそれを支える夫という定石になったしまうともっと他に手があるだろうと。木村多江の演技が素晴らしいだけに凄く惜しいといわざるを得ない。
 

アフタースクール

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 8月31日(日)08時25分21秒
  この映画は二度観るとなおさら面白い。

映画の冒頭に4人の男と1人の妊娠中の女がうつる。観ている側はそれを主人公と友人、そして友人の妻と舅、近所のおじさんと解釈してしまう。別に彼らがそうだと認めているわけではないのにだ。驚天動地のクライマックスにさしかかって、ようやく始めから引っ掛けられていた事に観客は気が付くが、その時はすでに遅しで、「やられた!」とどんでん返しの快感に浸りながらエンディングを迎えることになる。

確かに誤解も解釈の一部ゆえ避けられぬ事ではないだろうが、しばしば人間は「誤解」を「理解」と混同してしまう。一部の行動を見てあいつは善人だとか悪人かとか判断したつもりになり、いざという時になって、それが自分の誤解に過ぎなかったと愕然となる事がないだろうか。酷い場合になると「裏切られた!」などと怒り狂う御仁もいるが、約束も宣誓もしてもいないのに裏切りだの、人間不信だのと考える事自体、自分の世界観で他人を判断する傲慢さに気が付かない。かといってそれが改められるほど人間という生き物は賢くは無いので「どんでん返し」というものが成立するのだが。

ただまぎれも無い事実をこの映画は教えてくれる。
それは「運命じゃない人」の内田けんじ監督は紛れもなく大器だという事だ。
 

チャタさん。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2008年 8月26日(火)23時53分19秒
  『闇の子供たち』は11月8日からメトロ劇場さんで上映されますよ。  

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2008年 8月26日(火)16時13分17秒
  「闇の中のこどもたち」は 福井で放映されるのでしょうか。。?
ぜひ メトロさん お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: ACKY  投稿日:2008年 8月19日(火)12時44分44秒
  「南京の真実」第一部「七人の『死刑囚』」をリクエストします。
サイト見てたら、観たくなりました。
ぜひ検討おねがいします!

http://www.nankinnoshinjitsu.com/kaisetsu.html

 

リクエスト

 投稿者: かな  投稿日:2008年 8月18日(月)22時13分51秒
  『TOKYO!』ぜひ上映して下さい。
観たいです。
 

「タクシデルミア」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 8月17日(日)00時12分14秒
  観ている間、奇妙なストーリーだなあと思いながらも凝った映像とセクシュアルな描写の流れに、どこに向かっているのか分からないまま川下りさせられているような感じだった。
とても切れのいい映像と編集に監督の才能を感じた。

人間の表と裏とか、表面と内側とかいうことを露悪的に(監督の趣向なのか?)描こうとしているのかとも思ったが、最後に登場する「剥製にする機械」が僕には突飛に感じられて一体何を言いたいのだろうと考え込むことになった。
何かを完結させるという時に機械が登場するというのは、どうなんだろう。

最後の剥製はミロのビーナスの隠喩かなと思ったけれど、そうすると機械の登場というのは、同じような剥製を量産することも可能だということを暗示すると考えてしまう。そうしたら意外に古典的な文明論に帰着する。

しかし、大食いの父は完全な形で残って、息子の方が上記のようになるというのは、上手く言えないが閉じようとしていた環をねじってメビウスの輪のようにすることに近いのではないだろうか。源流に近いところ(時間的には現在から遠く離れている)が明瞭な形なのに、時間的にはより現在に近い息子の方が、明瞭さを欠いている、というか欠落したままで完結している(変な言い方だが)から、父から息子へと時間は流れないのではないか…。

どうしてそんなことをする必要があるのかと思うが、それは息子が「復讐」を果たしたかったからではないかと思う。注釈の次元をあらかじめ別のところへ持って行ってしまって、参照することが叶わないようにしたという風に。
どうして復讐したかったのかは、じっくり考えてみる必要があると思う。
 

リクエスト。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2008年 8月16日(土)20時42分54秒
  『TOKYO!』が観てみたいです。  

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 8月14日(木)15時53分49秒
  観たい映画でまだ福井で公開が未定とおぼしき作品があります。

「接吻」http://seppun-movie.com/

「片腕マシンガール」http://spopro.net/machinegirl/

「おそいひと」http://osoihito.jp/

以上3本、是非見てみたいのでよろしゅうお願いします
 

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 8月 7日(木)23時56分31秒
  いやメトロも久方振りだ。でいきなり長時間映画でしんどいなあと思いつつ・・・。

よく識者が「ノー・カントリー」を体力に余裕がある時に観るべきというけれど、私にはこのポール・トーマス・アンダーソンの新作のほうが遥かにヘビーだ。アメリカの歴史を多少なりとも知っていれば、石油に関する物語が楽しい映画なんぞになるはずが無い事は用意に予想できる事で、果たして凄まじい映画に仕上がっていた。

映画の段取りそのものはいつものポール・トーマス・アンダーソン節で、市民社会で生きられない人間たちがあるきっかけで集まり、成功にこぎつけるものの、永遠に成功は続くものでなく、人間が生から死へと進んでゆくが如く、すべては夢の如く消え去ってゆくという物語に今回も変化は無い。

問題はあまりにも今のネタとしてシャレにならない事が多すぎる事。キリスト教過激派と石油産業はなぜ接点が出来たのかとか、実はその接点が出来た後も両者は対立点を残しているサマが露骨に描かれるとか。今の資源獲得競争と同じドタバタが起きてゆく。それが正攻法で描かれていて、これが結構厳しい。

映画の根本にあるのが「カインとアベル」の物語という事にはもっと注目しておくべきだろう。人間は「自分が選ばれし者」であると証明したいがゆえに、「兄弟」を裏切り、神は自分しか選ばせないようにする。しかし神はそんなことを見破っていて、人間は罰から免れない。同じ血が流れている事があだになる事もある。

人間という奴の業の深さにただうならさせる一本だ。
 

リクエスト

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 7月26日(土)21時06分30秒
  ケン・ローチ「この自由な世界で」、僕も観たいので一票。  

リクエストです

 投稿者: チャタ  投稿日:2008年 7月26日(土)12時08分53秒
  「きみの友だち」をお願いします。  

(無題)

 投稿者: 花子  投稿日:2008年 7月24日(木)23時33分48秒
  「天安門、恋人たち」「雲南の花嫁」見たいです。  

リクエストです。

 投稿者: ビリー  投稿日:2008年 7月23日(水)16時06分15秒
  「この自由な世界で」をお願いします。ケン・ローチ作品は絶対観たいです。  

すいません

 投稿者: やんに  投稿日:2008年 7月19日(土)01時57分34秒
  なんだか空気を読まないようなリクエストで申し訳ないのですが
前々から一度、クレージーキャッツの映画をスクリーンでドーンと見てみたいなあと思っているのです。
いやあ、あれ観るとすごい陽気になっていいと思うし、もっと言うと、持たざる者の生き方や考え方みたいのを教えてくれるような気がしないでもないんですよ(笑)こんな時代やさかい…
 

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 7月16日(水)22時28分54秒
  観る前から判っていたことではあったけれど、重苦しい気持ちを抱かせられた。
監督は日本赤軍と関係があり、仲間の記録を「史実(権力を象徴している?)」としてではなく、フィクションを交えて描くことで、「革命を目指した若者たち」を、どのように位置づけるのかと私たちに問うている。
*****
何々のためにという言葉のもつ統率する力と排他性。「革命のために」「共産主義のために」「日本のために」「自然のために」…、どれも同じだ。連合赤軍事件を持ち出さなくとも、誰にだってよくわかることだろう。
山荘に立てこもる若者たちの説得に母親が呼びかけるが、投降を目的として呼びかけても母親と息子は「何々のために」という目的とは違う血縁でつながっているから、あれほど強い動揺を引き起こすのだということが観ていて分かった。
だからこの映画は言葉についての映画でもある。

冒頭、60年安保の学生運動から労働者と学生との「革命運動」への変遷がざっと年表的に概観されるが、運動の流れは分かったがどうして運動がそうした動きや広がりを持つようになったのかということに対しては、素通りされたように思う。その部分は監督にとっては自明なのかもしれないが、掘り下げて欲しかった。そうでないと、最後のクライマックスで高校生の少年がろう城している仲間に叫ぶ重要な一言が(森恒夫の遺書?の文言と重なる)、単に強力な規律で組織内を規制し合うグループの狂信性だけを浮き彫りにすることにしかならないと思うから。
その辺りは、監督の思い入れの強さが裏目に出たのかという気もするがどうだろう。
 

ハーフェズ ペルシャの詩

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 7月 3日(木)00時03分31秒
  決して楽しい映画ではない。
イスラムと言う物をかくも強引に押し付ける聖職者やイラン人たちの態度は正直「だからブッシュに付け狙われるんだよ」と憎まれ口の一つも叩きたくなるし、「詩」が代表する「ペルシャ」と聖職者たちが中心になった「イラン」とがこれほどまでに対立するものなのかという事の複雑さに驚いてしまい、ヒロインへの主人公の思いだの、ドラマの面白さだので楽しむどころではなくなってしまうからだ。

ただ時間が進むにつれ、主人公が「処女に鏡を拭いてもらう旅」になってくると俄然凄く映画が力を持ち出す。聖職者はパリサイ人であり、追放された主人公こそ神の道を歩むものである事実があぶりだされてゆくからだ。弱いものに施しを与え、彼ら・彼女たちの苦しみを救い、時には信念がゆえに罰を受けるものが「追放された人間」で、自らの信心にあぐらをかき、自分と考えの異なるものを迫害し、己が力を誇る者が聖職者である世界において「信仰」とは何か。そういう問いが遥か昔のことではなく、人が飛行機で移動し、バイクや車を使う現代でも変わらないという現実を観るものにつきつける。

神の道を行くことが神の道に外れる事があり、神の道から外れる事が神の道を歩む事があるとすれば、神の道を行く事とは何か。

安易な道を行くことを拒み、あえて厳しい道を歩む人間を描いてきたジャリリならではの問題作である。
 

リクエスト

 投稿者: ちゃやねこ  投稿日:2008年 7月 2日(水)14時58分44秒
  「ぼくの大切なともだち」
古い映画ですが、「変面-この櫂に手をそえて」と「幸せの絆」(どちらも中国映画です)
ぜひお願いします。
 

リクエストって

 投稿者: ナツエ  投稿日:2008年 6月28日(土)21時39分14秒
  なんでも、リクエストできるのでしょうか?

見逃してしまったモノでも?
「ノーカントリー」が見たいのですが。
 

リクエストです。

 投稿者: チャタ  投稿日:2008年 6月26日(木)21時33分43秒
  「こほろぎ嬢」と
「ネコナデ」
を お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: なっちゃん  投稿日:2008年 6月23日(月)22時17分22秒
  「さよなら いつかわかること」と「つぐない」をお願いします。
他県で予告編を見てずっと気になっています。
 

リクエストします!

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2008年 6月18日(水)00時25分33秒
  『CONTROL』を観たら、もっとジョイ・ディヴィジョンのこと知りたくなりました。
なので『JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョン』をお願いします!!
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 6月17日(火)09時10分10秒
  「REC/レック」(ブロードメディア スタジオ配給)

「ぼくの大切なともだち」(ワイズポリシー配給)

「イースタン プロミス」(日活配給)

「屋敷女」(トルネード・フイルム配給)
 

リクエスト

 投稿者: 花子  投稿日:2008年 6月 9日(月)23時39分14秒
  「アクロス・ザ・ユニバース」「アウェイフロムハー」気になります。  

リクエストです。

 投稿者: チャタ  投稿日:2008年 6月 9日(月)22時03分6秒
  「西の魔女が死んだ」をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: スメルジャコフ  投稿日:2008年 6月 7日(土)00時05分16秒
  「つぐない」
「イースタン・プロミス」
をリクエストします。
御一考お願いします。
 

リクエストします

 投稿者: 麻衣  投稿日:2008年 6月 4日(水)15時16分18秒
  『さよなら。いつかわかること』をお願いします。  

リクエストです

 投稿者: もこ  投稿日:2008年 6月 2日(月)02時16分33秒
  『パラノイドパーク』
『アフタースクール』
『ジャーマン+雨』

よろしくお願いします!
 

オシアンズ・アジア・アラブ映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 5月28日(水)09時14分36秒
  2007年度作品、戸田博監督作品『十二月の空』が2008年7月にインドのニューデリーで開催される”オシアンズ・アジア・アラブ映画祭”にセレクションされました。

オシアンズ・アジア・アラブ映画祭サイト:http://www.osians.com/
 

リクエストです

 投稿者: Tami  投稿日:2008年 5月24日(土)21時21分2秒
  『黒部の太陽』をリクエストします
20年前、学生時代に『黒部の太陽』を観る機会に恵まれ、日本でこんなにスケールの大きな映画が製作されていた事に驚き感動いたしました、DVD化も映画館での再上映も望みが薄そうですが、どーも福井には関連深い作品のようです、なんとかもう一度映画館で観たいと願っております、是非是非上映をお願いします
 

リクエスト

 投稿者: オレンジ  投稿日:2008年 5月20日(火)18時34分32秒
  是枝監督の「歩いても 歩いても]リクエストします。絶対みたい!
メトロで上映してくださると信じています。
ぐるりのこと。上映決定!!嬉しい~友達みんなに薦めます
絶対いい映画ですよ!
 

リクエスト

 投稿者: ディラン  投稿日:2008年 5月19日(月)20時08分59秒
  「おそいひと」と「イースタン・プロミス」の上映予定はありますか?特に「おそいひと」は今、関西で話題になっている作品で、危険な匂いが漂う映画らしいです。その真意を確かめたいので、ぜひご検討お願いします。  

リクエスト

 投稿者: あんどう  投稿日:2008年 5月17日(土)08時18分18秒
  『パレスチナ1948 NAKBA(ナクバ)』

福井での上映 ぜひ検討してください。
 

リクエストです

 投稿者: フム  投稿日:2008年 5月17日(土)07時59分40秒
  ペドロ コスタ「コロッサル・ユース」お願いします。  

リクエスト

 投稿者: いくり  投稿日:2008年 5月15日(木)15時15分28秒
  ・チンギス・ハーン
(1992年、モンゴル 監督:ベグズィン・バルジンジャム、主演:アグワンツェレーギン・エンフタイワン)
 確か、以前メトロさんで上映したことがあると記憶しています。モンゴル人俳優さんが主演でとても迫力がありました。
 また見たいんですが、DVDが出てないんです。大画面であの迫力をもう一度!

・クンドゥン
 (1997年、アメリカ 監督:マーティン・スコセッシ
 言わずと知れた、あのダライラマ14世の半生を描いた映画。
 上映された覚えがないのですが、私は見逃してしまいましたか・・?
 これもDVDが廃盤で見られないようですね・・・。
 WOWOWでは放映されるそうですが、やはり大画面で見たい映画です。
 

リクエストしますぜえ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 5月12日(月)01時59分17秒
  「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(配給ギャガ・コミュニケーションズ)

「Mr.ブルックス 完璧なる殺人者」(配給 プレデシィオ)

「パリ・恋人たちの2日間」(配給 アルバトロス)

「シューテム・アップ」(配給 ムービー・アイ)

「ブレス」(配給 エスピーオー)

「丘を越えて(セリアス)

以上です。よろしくい願い申し上げます
 

リクエストします。

 投稿者: つくし  投稿日:2008年 5月 3日(土)21時14分19秒
  是枝監督の「歩いても 歩いても」お願いします。  

俺たちフィギュアスケーター

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 5月 2日(金)09時35分54秒
  凄く嬉しい事が2つあった。

一つは激しい二人(笑)のコーチ役で来ているグレイグ・T・ネルソンの好演だ。「ポルターガイスト」で家族を守るために大奮闘するパパの役以来、あまり良い仕事が無く、マイケル・マンが制作したTVスペシャル「DEA ドラッグ・ウォーズ」が印象に残る役立ったのみだ。しかしこの映画ではコーチとして大活躍、悪役が多い彼がスケートに賭ける好人物を演じ、その意味でも新鮮だ。

もう一つはクライマックスにかかる音楽が「フラッシュ・ゴードン」の音楽だった事。英国の鬼才・マイク・ホツジスが手がけたアメコミの映画化だが、「スパイダーマン」が出るまでは一番マンガの映画化では気に入っていた映画だ。もうあの映画のことなど覚えている人間などいないだろうと思っていたので、あの音楽を聴いたときには「おお!」と感動することしきり。そのあとのSF的な映像に単にクィーンが好きだからではないと分かり、ますます気に入った。

何故か表彰台の韓国人が闘牛士のかっこうをしていたり、有名なプロ・スケーターが凄まじい間抜けな役で登場したり、マスコットが物語の展開を決定したり(これが最高に笑えた)と次から次へとアイディアが繰りだされるのも凄い魅力だ。無論日本の隣国のあの方の出演も衝撃的(いや笑撃的かな)だが、深読みするとアメリカから見たアジア諸国への目配せも読みとれるので、単なるおばか映画ではない。「こういう映画はアメリカしか作れない」といわざるを得ない深みがある一本だ。
 

メトラー

 投稿者: OJ3  投稿日:2008年 5月 2日(金)00時39分14秒
  高校・大学時代とメトロ劇場にはお世話になっていました。
今は大阪で働いているのですが、連休で帰省中です。

今日は5年振りくらいにメトロにお邪魔しました。
ほんと何も変わってないのが、ビックリしました。
ロビーに怪しげなおばさんや、若者なのかおっさんなのか分からん人や、
ほんといろんな意味でコアやなあって、思いました。

今日は千円の日だったので、
それはあんまり関係ないのですが、暇やったので2本立て続けに観ました。
内容的な部分もありますが、さすがに2本連続は疲れた~。
でも、有意義な時間を過ごせて良かったです。

ほんと学生の頃は、メトロでやる映画なんてまわりはみんな知らなくて、
そういう映画を観ていることで、自分は俗な人間とは違うんだって、
勘違いも甚だしいんですが、そんな思いも持ちつつ、
メトロでどっぷり映画漬けになっていました。

また福井に帰るたびに通うようにしたいなって思いました。
実家帰るたび、メトロのハガキが来ていたのですが行けていなくて、
これまでの分も取り戻すくらい通いたいと思います。
この連休もあと2本観るつもりです。

何はともあれ、これからも福井の熱いスポットであり続けてください。
いつまでも僕はメトロファン。メトラーでい続けます。
 

ボストン国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 4月27日(日)12時51分5秒
  2008年度作品「張り子の虎」はアメリカのマサチューセッツで開催される”ボストン国際映画祭”にセレクションされました!!!
”ボストン国際映画祭”ホームページアドレス:http://www.bifilmfestival.com/biffhome.html
 

靖国YASUKUNI

 投稿者: バスチアン  投稿日:2008年 4月24日(木)14時30分53秒
  を上映されるみたいですね。
自分の地元では上映されないから羨ましい。。。
 

お願いします

 投稿者: あんどう  投稿日:2008年 4月23日(水)23時22分17秒
  パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)  これもぜひ観たいです  

靖国

 投稿者: あんどう  投稿日:2008年 4月23日(水)22時55分19秒
  靖国上映決定とのことで、楽しみにしております。さすがメトロさん。メトロのおかげで福井県は映画先進県であると思います。  

観に行きますよ

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 4月22日(火)17時09分42秒
  公式サイトに載ってますね。
ぜひ観に行きます。
 

ニュースを見ました

 投稿者: しみず  投稿日:2008年 4月22日(火)02時12分1秒
  よくぞ決められました。
映画館の意地を見せて頂けて本当に嬉しいです。
福井で上映する事に意味があるのです。
発端をなした人物を世に出してしまったのが私たちなのですから。
 

「張り子の虎」

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 4月14日(月)19時51分45秒
  本年2月にメトロ劇場で公開しました「張り子の虎」がまたまたアメリカの”コネチカット映画祭”にセレクションされました。
なお、「張り子の虎」は4月20日に”リバーサイド国際映画祭(カリフォルニア・リバーサイド市)”で、5月下旬に”コネチカット映画祭(コネチカット・ハートフォード市)”で夫々コンペティション上映されます。

#リバーサイド国際映画祭:http://www.riversidefilmfest.org/
#コネチカット映画祭:http://www.ctfilmfest.com/
 

私も観たい「靖国」

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 4月 4日(金)01時22分17秒
  下のリクエストでも「ノーカントリー」や「デッド・サイレンス」と同じようにお願いしたけど、ここでも改めてリクエストしても良いんじゃないかと思う。

正直、稲田氏も「バトル・ロワイアル」の教訓に学んでいないのじゃないかと言わざるを得ない。正直あの映画は当たらないだろうなと言われていたのに、これまた確か議員や政治家が「けしからん!」と大騒ぎして、おかげで映画は大ヒットとなった。あの時テレビやらで文句を言っていた石井なる議員さんは、ネットでは「東映宣伝員・石井」と揶揄され、当人もその後、刺殺事件で一命を落す事になった。深作欣二の名前は世界に響き渡り、「SAW」シリーズの監督さんも「バトル・ロワイアル」には衝撃を受けた事を映画祭で告白していた。
正直「問題がある映画」ならもっと大規模に公開するべきだ。もし「反日」で「偏った」内容の映画なら、かえって「右」の諸氏は喜ばなければならない。そういう映画を観ればナショナリズムに油をそそぐ事になり、彼らの目的は達成される近道となるはずだ。韓国などでも反日映画は多い。嫌韓流などとしょうもない事を言わず、そういう映画をどんどん配給し、公開するように呼びかけるべきだろう。韓国語や中国語、英語をしっかり学んで「相手をどうしたらギャフンと言わせられるか」を真剣に考えるべきだろう。もし彼らが本当に憂国の志を抱いているのならだ。

それが「検閲」など情けないではないか。そんなに怯えてどうするのか。観て批判するのは大いに結構だ。カネを払って観た人間にはその権利は十分にある。しかし観る権利も機会も奪っておいて批判はないだろう。正直政府がカネを出す程度の映画など権力側には脅威でも何でもない。日本の役人がそんな甘ちゃんであるはずもない。

大阪の劇場一館が「断固公開する」と言っている。正直大変な利益になるだろう。東京で上映なしという事で全国から観に来るだろうから、公開を取りやめたコヤは「大魚を逃した」も同然。我が県もそれを利用してメトロもしっかりカネもうけ・・・というのは決して悪くない。そんなわけで機会があれば、是非。
 

「靖国」を見たい!

 投稿者: 虚空蔵  投稿日:2008年 4月 3日(木)12時15分41秒
  政府出資法人が助成金を出したことから、国会議員向け試写会を開いたそうです。その中で、稲田朋美先生が「偏ったメッセージがある」とコメントしたそうです。非常に興味があります。  

NAKBA

 投稿者: ロイヒ  投稿日:2008年 4月 2日(水)09時58分34秒
  パレスチナ1948  NAKBA
上映お願いします。
 

「靖国 YAUKUNI」

 投稿者: フム  投稿日:2008年 4月 1日(火)22時45分9秒
  この映画「お蔵入り」?福井選出の代議士さんが絡んでるとか聞いたのですが?何で?  

セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 3月31日(月)11時42分41秒
  来月(4月)11日から20日アメリカのカリフォルニアで開催される”リバーサイド国際映画祭”に「張り子の虎」がオフィシャル・セレクションされました。
従って、来月は「十二月の空」が”アリゾナ国際映画祭”そして「張り子の虎」が”リバーサイド国際映画祭”でそれぞれ上映されます。
リバーサイド国際映画祭 http://www.riversidefilmfest.org/
アリゾナ国際映画祭 http://www.filmfestivalarizona.com/
 

これ見たいんですが。

 投稿者: カミカゼ  投稿日:2008年 3月31日(月)10時46分56秒
  最近、映画見たいのがあっても地方では上映されてなかったりで。残念です、
福井は割と映画好きな人多いと思うんですが。
「ノーカントリー」
「人のセックスを笑うな」
この2本、今アタシの中で絶対みたい映画です。
「人のセックスを笑うな」については、東京でも1館?ぐらいしかやってなかったみたいで。
永作さんの愛らしさをスクリーンで、ぜひ!!
 

リクエストです

 投稿者: 安野  投稿日:2008年 3月29日(土)11時51分42秒
  「マリア・カラス 最後の恋」「ヒトラーの贋札」の上映決定どうもありがとうございます。
「王妃の紋章」をぜひご検討ください。
よろしくお願いします。
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 3月29日(土)10時59分29秒
  またリクエストします。

「ノーカントリー」(配給 ショウゲート)

「デッド・サイレンス」(配給 東宝東和)

「THE FEAST ザ・フィースト」(配給 アートポート)

「蛇男」(配給 ファインフイルムズ)

「黒い家」(配給 角川映画)

「REC レック」(配給 ブロードメディア・スタジオ)

「靖国 YASUKUNI」(配給 ナイン・エンタティメント アルゴ・ピクチャーズ)

「ファースト・フード・ネイション」(配給 トランスフォーマー)

「88ミニッツ」(配給 日活)

「アメリカを売った男」(配給 プレディシオ)

「スルース」(配給 ハピネット)

「団塊ボーイス」(配給 ウオルト・ディズニー)

「裏切りの間で眠れ」(配給 ムビィオラ)

「プライスレス」(配給 シネカノン)
 

いやあ・・・

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 3月27日(木)10時28分25秒
  >きのっぴさん
飾りたいのはやまやまなんですが、部屋が狭く、仕事の予定表とか他に貼るものでいっぱいいっぱい。正直パンフですら、溜まるのであまり買えません。子供のころは「東宝チャンピオンまつり」のゴジラとか貼りましたけど。

お店とかではそういうのファッションとして貼ってある店ありますね。
お隣の金沢とかにはそういう店ありますし、東京なんかだとポスターどころか、レプリカがおいてあるところがあります。「ビデオ・マーケット」というホラー映画マニアもいく輸入DVDの店なんざ、「エイリアン」のギーガーズ・エイリアンの実物大のレプリカがあり、エレベーターの前で「お出迎え」してくれます。店においてある分にはいいのですが、これが自宅にあると毎朝こいつと向き合う事になるわけで、それはちょっとなあ・・・と考えたりします。

まあスペースが無いと大変じゃないかと思います。天井にはるのもいいかもしれませんが、そうなると寝覚めによいデザインでないといかんです。「サスペリア」とか「アリゲーター」とか昔の東宝東和とかのデザインは好きですが、あれで寝覚めというのはキツイですね。
 

初めて投稿します

 投稿者: きのっぴ  投稿日:2008年 3月25日(火)07時40分30秒
  「北辰斜めにさすところ」を見ました。とても面白い作品で、パンフレットを部屋に飾ってしまいました。皆さんは、部屋に映画のポスターとかをかざってますか?  

コンクリート

 投稿者: ぽん。  投稿日:2008年 3月22日(土)16時46分23秒
  4年くらい前の「コンクリート」っていう映画がすっごい有名なのにDVDどこ行ってもありません・・・宮崎あおいの旦那さんが主演で、福井テレビに出てる小鶴さんも出演してるらしいです。よかったら上映お願いします。それか、見れる方法知ってる人いたら教えてください。  

ベティ・ペイジ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 3月16日(日)08時24分37秒
  実はメアリー・ハロン監督の作品には思い入れがある。というのは私が最初に映画雑誌に投稿して、ドカンと一ページに乗ったのが彼女の処女作「I SHOT ANDY WARHOL」で、今はもうなくなったが、「サンダンス・フイルムズ・イン・TOKYO」という映画祭で観た。時代の文化を反映させ、その時代を駆け抜ける人間を描かせたら右に出るものはいない。アメリカという国を分かりたいと思うなら、彼女の映画を理解することからだというのが私の持論だ。

その彼女の最新作「ベティ・ペイジ」の大きなテーマは「宗教」である。観ていて興味深かったのは、当時なら今のアダルト・ビデオ並みに衝撃的だった写真類に彼女が快く出演し、政治的な問題にまで発展するくらいのものにまでなったのは、彼女が狂信的なキリスト教徒であり、その思想の中からあの大胆さが出てきたという事だ。本来過激宗教はモラルに厳しいものなのだが、「過激」の方向性によっては「良識をも超える」事になる。暴力的な形になるとビルを爆破したり、「聖戦」を唱えたりするが、ベティの場合「性戦」になったという事だ。「アダムとイヴも裸だった」と主張し、大胆な肢体をさらけ出す事も教会で神の恩寵を涙ながらに乞うことも彼女の中ではまったく矛盾しない。「罪びとになることで神の家に帰る」彼女の思想が揺らぐ事は一度もない。ただ他の過激派同様、世間の目を一切気にしなかった事が彼女の人生を困難にしただけだ。しかし「神の家」を故郷にしている彼女にとってはそんな事恐れる必要もない。

今では彼女の後継者と言うとマドンナだろう。彼女のあの過激な言動もすべてが彼女が不道徳な人間だからではなく、過激なカソリック信者であるが故の行動だという事に気が付いている人は意外に少ないのではないか。彼女のポーズを真似ただけの露悪的なスタイルの芸能人が増えても、彼女の信念を受け継いでいる人間は皆無だ。

芸術や文化と道徳の問題はそうとう厄介なものがある。裸や暴力があるから不道徳かというと映画自体が道徳的なテーマに帰着する場合はどうなのか。裸や暴力がなくても映画が不道徳な主張をしている場合はそうなるのか。「描写」が道徳的である事は、作品の道徳性と必ずしも合致しないし、道徳的な人間だから、行動も道徳的とはならない。道徳を守らないから相手に害を加えた場合、道徳を守るという意思はなるほど道徳的であろうが、人に危害を加えるのは不道徳でしかない。

「べティ・ペイジ」は軽いように見えて、実は人間の重さについて考えさせる、なかなかエグイ一本である。
 

2008 アリゾナ国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 3月12日(水)09時23分40秒
  戸田博監督作品「十二月の空」が”アリゾナ国際映画祭”にセレクションされました。
この映画祭は4月18日より10日間に渡り、西部劇でお馴染みの町”トゥーソン”で開催されます。
 

2008 アリゾナ国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 3月12日(水)09時22分8秒
  戸田博監督作品「十二月の空」が”アリゾナ国際映画祭”にセレクションされました。
この映画祭は4月18日より10日間に渡り、西部劇でお馴染みの町”トゥーソン”で開催される開催されます。
 

ウルグアイ国際映画祭

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2008年 3月 5日(水)18時59分57秒
  今月(3月)15日から30日まで首都モンテビデオで開催される「ウルグアイ国際映画祭」に戸田博監督作品「春の公園」「九月の記憶」「十二月の空」の3本がセレクションされました。
サイト:http://www.cinemateca.org.uy/festivales.html
 

(無題)

 投稿者: やんに  投稿日:2008年 3月 2日(日)22時25分26秒
  「団塊ボーイス」観てみたいです  

「ミリキタニの猫」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 2月27日(水)23時10分48秒
  ニューヨークの路上で絵を描き、それを売って路上で眠る日系アメリカ人のドキュメント。ミリキタニは80才。

*******

アメリカに怒りを抱きながら、高齢であるにも関わらず路上での生活をするミリキタニに、今時こんな硬骨の日本人がいるのかと思った。

ミリキタニの絵は色使いが美しく、モチーフは適度に崩してあるがリズミカルだ。
ミリキタニの描く猫は愛らしく、素朴だ。

アメリカでの収容所に送られた日系人たちのことはほとんど何も知らなかった。これはやはり恥ずかしいことではないか。

監督のリンダの家に転がり込んだ辺りから、ミリキタニが進んでアメリカの社会保障を拒否している事実と(日本で教育を受けた後、アメリカに日本のすばらしい芸術を伝えたいと生まれたアメリカに再び渡った経緯がある)、理想化された日本への思いとで容易にはうかがえない複雑なミリキタニが抱えているものを、監督がリサーチして見出す事実が少しずつほどいてく。
これに9.11の後のアメリカを描くことだという視点も絡んでくる。
ミリキタニがリンダと心を通わせるようになるという素朴な事実が、この映画を作らせたことは忘れることができない。

60年ぶりにツールレイクを他の日系人たちと訪ねるツアーに参加して、「もう怒りはない。思い出を通り過ぎるだけだ」と語った。
僕が思うに、ミリキタニが描く猫は収容所で死んだ彼を慕っていた男の子なのではないだろうか。ミリキタニは一度も涙を見せない。
個人的には、ツアーで「全て話した」と語ったミリキタニ自身が語ったその様子を少しでも観たかった。

これは観た方がいいと思う作品だ。
日本人である僕はミリキタニのようではなく、理想化された日本の日本人でもない。観ている間感じるのは居心地の悪さだ。僕たちはどこにいるんだろうか。
ミリキタニというどこか納まりが悪く感じられる日本語の語感と皮肉にも似ている。
 

リクエストします

 投稿者: かな  投稿日:2008年 2月23日(土)13時20分1秒
  「NAKBA」
よろしくお願いします。
 

追加

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 2月22日(金)01時04分31秒
  「ヒルズ・ハヴ・アイズ」(配給 プレデシィオ)

「ヒルズ・ハヴ・アイズ2」(配給 プレデシィオ)

「ロンリー・ハート」(配給 ソニー・ピクチャーズ)

「スリザー」(配給 東宝東和)
 

リクエストします

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 2月22日(金)01時01分10秒
  「ファースト・フード・ネイション」(配給 トランスフォーマー)

「88ミニッツ」(配給 日活)

「アメリカを売った男」(配給 プレディシオ)

「スルース」(配給 ハピネット)

「団塊ボーイス」(配給 ウオルト・ディズニー)

「裏切りの間で眠れ」(配給 ムビィオラ)

「プライスレス」(配給 シネカノン)

「べネロビ」(配給 東京テアトルデスペラード&)
 

「いのちの食べ方」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2008年 2月19日(火)23時26分59秒
  シンメトリーの映像が宗教的な印象。
BREADには聖書に関係した意味もあるのだろうか。

観ていて、イルカ(歌手)の「(子供に)魚はあなたに食べられるために生まれて来たというようなことは絶対に言いたくない」という歌と、ピンクフロイドのウォールが頭の中でごちゃごちゃになった。

大体、血が苦手だ。
でも、肉は食べるだろうな。

映し出される「製造工程」は機械的で、その流れは我々人間にたどり着くけれども、血肉としたわれわれは「機械的」でないと言えるかという隠喩になっている。
倫理とかはよく分からないが、牛の首辺りから血が大雨の時に雨樋からあふ出す雨水のように「ジャー」と流れ出るのは、「やっぱりおかしい」。
子供の頃見たテレビの「すばらしい世界旅行」か何かでアフリカの部族が牛を捧げるのに弓矢で首を突いたら血が細く「ピュー」と出た方が「自然だ」。
屠(ほふ)られる前の牛のバタバタする姿が、映画の中で唯一と言っていい自然に感じられた箇所だった。

そんなことを言っても後戻りは出来ない。
ひとつ気になるのは、これはアフリカやアジアの比較的貧しい国の人々が見たらどう思うのだろうかということで、きっと苦笑いするんじゃないかと思う。
そう考えるととても複雑な映画だ。
 

上映希望

 投稿者: しょうたろう  投稿日:2008年 2月17日(日)16時43分8秒
  子猫の涙上映してください  

リクエスト

 投稿者: あなご  投稿日:2008年 2月16日(土)16時38分28秒
  「NAKBA(ナクバ)」

リクエストです。宜しくお願いします!
 

張り子の虎

 投稿者: ひよっこ  投稿日:2008年 2月13日(水)17時34分39秒
  拝見しました「張り子の虎」!
昨年メトロ劇場で公開された「十二月の空」は庶民の生活を切り取って描いた傑作でしたが、グランプリ受賞は当然ですね。巷に溢れるインディーズ系の作品とは一線を画して戸田作品たる「異彩」を放っていました。
一地方都市で撮影された作品がアメリカやブラジルそしてフランスで上映されるだけでも「スゴイ」の一言ですが、これからの活躍に期待をかけずにいられません。
さて、その最新作「張り子の虎」は前作とは全く異なる展開に驚きましたが、きっと戸田監督が「撮りたくて撮った」作品なのでしょう。この「戸田ワールド」満載の「張り子の虎」もまた世界を駆け巡る予感をたたえています。

そして私は一連の戸田作品に登場する小道具(カット)に興味を覚えました。「現金」「飲み食い」「男と女」…人間として持ち合わせている基本的な欲望がキーワードなのですね。勿論、他の監督作品に於いてもこれらは「登場」する訳ですが戸田作品に於いては何か違う…うまく表現出来ないのですが「深さ」とでも言いましょうか、とにかく絶妙なバランスで提示している。見終わった後の「心地よい疲れ」がまだ余韻として残っています。
次回作も大変楽しみです。
 

「犯人に告ぐ」

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 2月12日(火)00時17分10秒
  映画をハシゴしてみると時々奇妙な偶然に出くわす。同じ日に観た作品が一見別でも実は大きな部分で通じるという事だ。

今回はメトロの近所の福井シネマで「L change the world」を観てから「犯人に告ぐ」を次に観たのだが、二つとも「9・11」以後の社会の変化が根底にあるという事だ。「悪を滅ぼす」という思想が行き着く先には「悪は人間の一部であり、悪を滅ぼすためには人間を殺すしかない」という過激な思想が生まれてくるという事が白日のもとにさらけだされ、こういう「善に限りなく近い邪悪」と主人公が戦うドラマをどう作るかで、映画人は苦闘している。そんななかで「犯人に告ぐ」は生み出された傑作の一本だ。

感心させられたのは石橋凌のキャスティングだ。主人公を利用する警察上層部の人間の役だが、通俗的な悪人面の俳優ではなく、毅然とした男の役が多い彼だからこそ、悪は表面だけでは見つけられない事や、さらに主人公を窮地に追いやる人間たちもその流れでキャスティングされていて、人間は正しい事をやろうとしながら悪に染まってしまうものであり、その人間ではなく、その人間が有する力こそが悪の根源である事まで考えさせる凄い荒業だ。

観てて頭に浮かんできたのが「生命への責任」という事だ。今の世界に生きる人間には後世へこの世界を引き継ぐ責任がある。過去は変える事は出来なくても未来は変えられる。世界に変えられるのではなく、世界を変える事で自分の人生を取り返す。その意思こそが主人公を困難な闘いへと身を投じさせるのだ。

ラストで主人公がカッと目を向ける先は犯人だけではない。内なる敵への目線なのである。
 

(無題)

 投稿者: ふい  投稿日:2008年 2月 2日(土)23時34分33秒
  「ラスト、コーション」上映決定を知りとても喜んでいます。
ありがとうございました。


リクエストですが
チャン・イーモウ監督の「王妃の紋章」是非、上映お願い致します。
 

リクエストです

 投稿者: 安野  投稿日:2008年 1月31日(木)18時33分40秒
  「レンブラントの夜警」「ラスト、コーション」
とっても楽しみにしています。
「キャンディ」「マリア・カラス最後の恋」「チャプター27」をぜひ
お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: コマ  投稿日:2008年 1月31日(木)14時19分10秒
  「ファーストフード・ネイション」お願い致します。

http://www.fastfoodnation.net/index.shtml
 

ヘアスプレー

 投稿者: 竹内です  投稿日:2008年 1月 7日(月)01時00分35秒
  もう昔の事になるが、オリジナルの「ヘアスプレー」を観た時の驚きは今でも忘れない。

インディペンデント映画と言うと暗くて暴力的な映画が大半だった時、ジョナサン・デミの「サムシング・ワイルド」とジョン・ウォルターズの「ヘアスプレー」は大きな驚きだった。両者ともクセがありながら娯楽映画であり、プログラム・ピクチャーの醍醐味にあふれていた。「ヘアスプレー♪~ヘアスプレー♪」という歌声にのって展開される「ヘアスプレー」は郊外文化に飽き飽きした若者たちのエネルギーの爆発を生き生きと描き、時間は90分弱。驚くほど簡潔で、低予算(200万ドル)にも関らず、絵も凝っていてアメリカの映像文化の深さに圧倒された事は今でも忘れられない。

それがミュージカルになり、さらに映画化というややこしい形でのリメイクになるとは思ってもいなかった。しかも予算が7500万ドルくらいの超大作である。かつてのファンとしては嬉しい反面、冗漫な映画になってないだろうかと心配だった。

実際見てみるとたしかに少し長いとは思うが前作以上に人種問題にも踏み込み、さらにトラボルタ演じるヒロインの母を通じて肥満への差別にも踏み込むくらい政治性は以前より強くなっているのは評価してもいいのではないだろうか。それはオリジナルでもそうだったが、いかんせん簡潔を重んじるばかりにそれほど大きく扱われる事はなかった。そういう点では今の長さは必要なのかなと感じるが、オリジナルの簡潔さも捨てがたいけれど。

トラボルタの役はかのディバインが嘗て演じたものだが、大変なVFXメイクではあるけれど、より上手く表現できていた。かつてディバインは敵対する警察の所長という役もやりながらこの役をこなしたのだが、今回はそういうのは無い。
 

「長江哀歌」

 投稿者: よし  投稿日:2007年12月27日(木)22時08分50秒
  「長江哀歌」観ました。突然、建物が空へ飛んで行ったり、UFOが現れたりとなんだこれは?
と思いましたが、パンフレットを読んで監督の意図しているところがわかりました。ダムで沈む街並みとそこに生きる人達が、すごく印象に残りました。

「鳳凰 わが愛」「中国の植物学者の娘たち」楽しみにしています。
「ラスト・コーション 色・戒」をリクエストさせていただきます。
 

題名のない子守唄

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年12月25日(火)00時53分42秒
  イタリア映画のヒーロー像が好きだ。
彼らはマッチョでもスーパーマンでもない。やせこけていて、ようこんなで敵と戦うなあと思うようなキャラばかり。しかし恐ろしく粘り強く、なりふりかまわない。恐ろしく見苦しく、時には卑怯ですらある。しかし必ず最後には目的を達成する。これはマカロニ・ウエスタンからドラマにまで色濃く出ている。イタリア映画ではなかったが、監督がイタリア人だった「幸せのちから」もサクセス・ストーリーなどではなく、如何にウィル・スミス演じる主人公が生き残る事が出来たかという話だった。

さて、ジュセッペ・トルナトーレのこの新作のヒロインもその流れのキャラクターだ。よくマカロニ・ウエスタンにもリンチがあるが、このヒロインもすさまじい暴力と恐怖を経験している。正直お尋ね者ですらあり、目的を達成するためなら犯罪もいとわない。しかし生涯に二度とめぐり合うこともないであろう愛する男が殺され、その男の血を引く子を探す旅であるがゆえにその愚行が多くの悲劇と、最後にささやかな幸福をもたらす。

どんなにぶちのめされても、残酷な悲劇に遭遇しても、立ち上がり突き進んでゆくヒロインの顔にジュニアーノ・ジェンマやクリント・イーストウッド(そう「夕陽のガンマン」はイタリア映画である)の顔が重なる。いや、「山猫」(実はトルナトーレの生涯ベスト1)のバート・ランガスターもそうだ。「勝利への執念」というのが感動的なまでに一徹なのだ。

戦争中でも「バンザイ突撃」などしてしまうわが国の人間など、こういうイタリア映画を観て猛反省すべきだろう。どんなに見苦しくとも、けしからんと罵られても必ず生きて、目的を達成する。それこそが本当の「勇気」であり、「戦いの本質」に他ならないからだ。
 

リクエストです

 投稿者: もこ  投稿日:2007年12月23日(日)03時56分55秒
  『カフカ 田舎医者』
『ピューと吹く! ジャガー THE MOVIE』
『山のあなた~徳市の恋』
『人のセックスを笑うな』

よろしくお願いします!
 

初めてリクエストさせていただきます。

 投稿者: ふい  投稿日:2007年12月21日(金)10時53分54秒
  「ラスト、コーション(色・戒)」をリクエストさせていただきます。

ヴェネチア映画祭でグランプリを取った作品のようですが福井での上映はないようです。
よろしくお願い致します。
 

 投稿者: water  投稿日:2007年12月15日(土)00時00分9秒
  こんにちは。
リクエストですが、「ROBO☆ROCK」という映画が観てみたいです。
あと、荒川良々さん主演の「全然大丈夫」もあらすじがとっても面白そうで観てみたいです。
「ジャーマン+雨」は、県外に遊びに行ったときインパクトのある題名にひかれ、チラシを手にとって推薦文を読んでいたら、とても気になってしまい、観たくなってしまいました。
機会があれば、上映についてご一考お願いします。
県外では「ぼくのピアノコンツェルト」を観たのですが、とても面白かったので福井で見れたらいいなと思いました。最近ピアノ映画が多いですが、なかなか爽快な映画だったな~と思いました。
 

またまたリクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年12月10日(月)09時27分38秒
  またリクエストです。

「ある愛の風景」(シネカノン配給)

「ディセンバー・ボーイズ」(ワーナーブラザーズ配給)

「中国の植物学者の娘たち」(アスミック・エース配給)

「線路と娼婦とサッカーボール」(アニー・プラネット配給)

「迷子の警察音楽隊」(日活配給)

「はじらい」(アートポート配給)

「北辰斜にさすところ」(東京テアトル配給)
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年12月 8日(土)10時30分36秒
  「ヒルズ・ハヴ・アイズ/ヒルズ・ハブ・アイズ2」(プレディシオ配給)

「ここに幸あり」

「ユゴ 大統領有故」(エスピーオー配給)

「おそいひと」

「スリザー」(東宝東和配給)

「地球外生命体捕獲」(アミューズ・ソフト配給)

「やわらかい手」(クレスト・インターナショナル配給)
 

上映おねがいします。

 投稿者: たか  投稿日:2007年12月 8日(土)02時18分55秒
   はじめまして。韓国の鬼才 キム・ギドクの初期作品 『鰐』 『ワイルド・アニマル』の2作品が東京では上映されてるみたいです。もちろん、DVD化もされてない作品です。ぜひ、メトロ劇場での上映を考えていただけませんか?
 この福井で、キム・ギドク作品を上映できるのは、メトロ劇場しかない(悲しい事に、、)と思い投稿させていただきました。
 

上映会のお知らせ

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2007年12月 5日(水)22時01分28秒
  2008年度 戸田博 監督作品の上映会を実施します。詳細は以下の通りです。
 上映作品
その1.「十二月の空」
#2007年度サンパウロ国際映画祭正式招待作品(ブラジル)
#2007年度ニューヨーク国際インディペンデント・フイルム&ビデオ映画祭ー監督賞受賞(アメリカ)
#2007年度リヨン・アジア映画祭グランプリ&ニュー・アジアン・シネマ1位ダブル受賞(フランス)

その2.最新作「張り子の虎」 #現在、世界各国の映画祭に出品中です。

場所:福井市メトロ劇場

上映日時 2008年2月9(土)/10(日)/11(月)の三日間
     18:20~舞台挨拶
     18:30~「十二月の空」上映開始
     20:00~「張り子の虎」上映開始
     21:30       終  映

入場料:前売り/1,000円   当日/1,200円 2008年1月より発売開始

なお、ヨーロッパにおいて2003年度戸田博監督作品「春雪」DVDリリースされました。当日は「春雪」ヨーロッパバージョンの発売も実施します。

http;//www.skeletonfilms.com
 

ロックムービー

 投稿者: やんに  投稿日:2007年12月 1日(土)13時16分23秒
  「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」「LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」が観たいです!!!  

ショートバス

 投稿者: ミツコ  投稿日:2007年11月29日(木)21時54分57秒
  はじめまして。
ショートバス拝見しました。
とってもすばらしかった。
内容が内容なのですが、ハートウォーミングな映画でした。
寂しいなーと思っている方に、観ていただきたいです。
寂しいのは、あなただけじゃないですよ。
みーんな寂しいんです。
もちろん私も、寂しい一人です。
 

そうですね

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年11月21日(水)06時44分33秒
  若泉さま、レスありがとう。
そうか、「ターミネーター」第一作、公開されたときそんな有名じゃなかったですよね。観てないのが普通だったかもしれない。「ボーン・アイデンティティ」も今は三作目だけど、第一作、第二作を観てないとどうなんだろう。

まあ世間にはDVD直行の奴で続編でもないのにジャンルが同じというだけで「続」にしてしまうものが多いし、B級ホラーやアクションなんぞもうウジャウジャあるから(こう考えるだけでも怖くなるくらい)、いきなり観ても大丈夫な作品が多いのに慣れてしまうんでしょうね。
 

なるほど

 投稿者: 若泉  投稿日:2007年11月20日(火)23時12分35秒
  竹内ですさんの解説でよく分かりました。
ターミネータを観ずに、ターミネータ-2を観た時に話が飲み込めるまで時間がかかったんですが、それと似ているということですね。
それでも、中国人の少年とか、登場人物全般が生きているようには感じられませんでした。
最後に石田えりが浅野に話をしますが、それもまた「?」でした。それは超越者の視点ですよね。それは、ちょっと待ってくれと言いたくなりました。

「殯の森」は、「フランドル」も連想しましたが、森の捉え方が日本と西洋ではちがう部分があるのだろうと思いました。西洋的な森の捉え方を日本の森に当てはめたようにも思えますね。僕はあまり感想がまとまりませんでした。
 

続編

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年11月19日(月)10時38分23秒
  ただ、一つ困るのは「サッド・ヴァケイション」は「Helpless」と「ユリイカ」の続編で、私は両方とも観ているからわかるけど、全二作を観ていないとわからない事は多いと思う。
宮部みゆきさんがよくやるのだが、自分の以前書いた小説の主人公を新作では脇で登場させるという手で、宮部氏の小説も昔はそうでもなかったが、だんだん「分からない人はわからなくてもよい」というファンむけのものになって来ている。

個人的にはこういう続編はありだと思うが、続編なら続編という事は映画会社も宣伝で強調して置かないといかんと思う。まあ青山監督の映画は青山監督のファンが観るからそんでもいいやというのは宣伝としてどんなものだろうか。しかも登場人物の主要なキャラが引き続き登場しているから何故ああいう結末なのか困惑する人も多いはずだ。
 

サッド・ヴァケイション

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年11月19日(月)00時50分7秒
  かつてロバート・アルドリッチという監督がいた。
「キッスで殺せ」や「特攻大作戦」、「ロンゲスト・ヤード」、「北国の帝王」、「ハッスル」などなど、人間と人間の「闘争」をテーマに映画を作り続けてきた人だ。ただ一般に彼の映画と言うと男のドラマが取り上げられる事が多いが、実は女性の闘争を描くという点でも有名で、「ふるえて眠れ」や「何がジェーンに起こったか?」や「甘い抱擁」などはその流れだ。
しかし男の戦いの物語も女の戦いのドラマもその果ての「精神的な和解」というところに着地する。激しく対立していた両者は実は精神的には同じ場所に立っていて、むなしい戦いを続けていたに過ぎなかったと。観客の胸には人間という奴の愚かさとその愚かさがゆえに人間は人間なのだという重いものが残る。

青山監督のアルドリッチ・ファンぶりは「WILD LIFE」の時に分かったが、「ユリイカ」のバスジャックの場面でも「合衆国最後の日」の引用(バスから犯人とぐるぐる回りながら出るとこ)が飛び出すなどまあファンからするとまだ飽きずにやるわいと考えずにおれない。そして今度はなんだろうと見ていると段々「アパッチ」だというのが見えてきた。

あの映画ではバート・ランガスター演じるインディオと白人の対決が赤ん坊の声でやむが、今回はシャボン玉が決め手である。「妊娠」が物語で大きな意味を持っているのも同じで、青山監督またもアルドリッチですかとにんまりする。

ただアルドリッチの豪快さは青山監督にはない。代わりに鬱々とした日常を懸命に生きる事でしか、日常を越える事は出来ないという恐ろしく伝統的なものである。そこが好悪を分かつところだろう。個人的には素晴らしいと言いたい所だが「地味だ」という人もいるかもしれない。
 

インランド・エンパイア

 投稿者: アンドウ  投稿日:2007年11月18日(日)22時55分22秒
  福井での上映ありがとうございました。
今回は上映は無理ではないかと思っていました。
福井県でのリンチファンがどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、18日日曜日の夜でしたが、10数人のお客さんがいたので、ちょっとうれしかったです。
内容は難解でしたが、リンチワールドを堪能しました。但し、ハイビジョンを使用したとのことで、画像がやっぱり今ひとつ。フィルムに戻ってほしいです。
 

殯の森 Mogari No Mori

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年11月17日(土)08時22分38秒
  観てて涙が出てきた。
映画に感動したからではない。怒ったからだ。
見ている最中、いろんな言葉があたまに浮かんできた。自然、女性、老人、多様性・・・。
映画祭などで審査員に受けそうな思想がちりばめられ、傾向と対策が練られていて、賞がある。名誉は得られよう。しかしそれは「良識」の範疇内に映画を縛り付けるものでしかない。作り手のどろどろした物は封じられ、あくまで映画祭のレッド・カーペットを踏むためのものでしかない。

正直ご都合主義の炸裂である。レディズ・コミックスをもっと高尚に見せてあるだけで、人間を描くために山場があるのでなく、山場を作り上げるために人間が行動する。観ていて「何故そうなってしまうのか」という疑問が次から次へと起きてくる。映画は観客でなく審査員を向いていて、審査員の都合のよい「アジアへの施し」として賞が与えられる。

ヒロインと老人が抱き合うところで極限の愛欲の物語にでもなるのかと期待したが、そうも行かず、またまた良識の「ジャパン」の枠に収まってしまう。もし同じ物語を韓国の至宝、キム・キドク先生が演出されたらどんな映画になっただろうと考えると残念でならない。

P・S「絶対の愛」をメトロのスクリーンで観てみたいけどどうだろう。
 

(無題)

 投稿者: ムー  投稿日:2007年11月17日(土)02時16分2秒
  「鉄コン筋クリート」、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」をよろしく!  

「街のあかり」「サッド・ヴァケイション」

 投稿者: 若泉  投稿日:2007年11月10日(土)22時09分5秒
  続けて2作品観たのですが、台詞や映像など対照的でした。
「街のあかり」の方が好きです。青山真治は不勉強で初めて観たのですが、始まりから終わりまで疑問でした。他の作品もこういった感じなのかな。
 

プロヴァンスの贈り物

 投稿者: なっち  投稿日:2007年11月 7日(水)20時50分57秒
  素敵な映画でした。美しい風景や、可愛い雑貨etc.がいっぱいで絵もとてもキレイです。
子供時代の主人公が叔父さんにテニスで負けて悔しがっているところで、叔父さんがかける言葉に感動!(子供って、何かに負けると怒るもんね)まさに人生の叡智ですね…。私もこんな年の重ね方をしたい。

今年ももうすぐボジョレー・ヌーヴォー解禁の季節ですね。この映画もワインが色鮮やかに撮られていましたが、他にもワイナリーものでは「雲の上で散歩」「サイドウェイ」も大好きです。
 

リクエスト

 投稿者: かな  投稿日:2007年11月 6日(火)11時26分18秒
  「ミリキタニの猫」ぜひ上映して下さい。お願いします。  

「転々」

 投稿者: yammieya  投稿日:2007年11月 5日(月)16時53分34秒
  藤田宣永さん原作。オタギリジョーさんや、三浦友和さん、小泉今日子さんが出演。
ぜひ、メトロさんで観たいのでリクエスト致します。よろしくお願いします。
 

こういう話もある

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年11月 5日(月)09時40分36秒
  ちょいとメトロのコヤとは関係ないけれど、古くからの知り合いの高橋玄監督が困った事態に巻き込まれている。
正直「こらどうかな」というところもあるが(映画界などダーティじゃからのう)、こういう部分も邦画にはあり、今の邦画の躍進はアメリカ映画がアメコミやリメイクなどで無駄な力を使っているゆえで、邦画自体の興隆ではない事も頭の隅には入れておいて欲しい。

http://www.grandcafepictures.com/yamada/

 

プロヴァンスの贈り物

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年11月 5日(月)01時23分0秒
  「癒し系」だろうなと思っていた。
もともとリドリー・スコットと言うと「対決」する人間を描いてきた人だ。処女作の「デュエリスト」しかり、「エイリアン」しかり、「誰かに見られている」しかり・・・。二つの異なる文化が存在する。一つは生きるために戦う事を主張し、もう一つは戦うために生きる事を主張する。二つは対決し、そしてまったく新しい概念が誕生する。それこそがリドリーの「詩」だ。
プロヴァンスを舞台にした物語を撮るとなるとどんな映画になるのかなと想像し、ひょっとすると、新機軸を目指して無残に失敗した「マッチスティック・マン」みたいな凡作になるかもしれないといやな予感がした。大体ブドウ畑やワインの世界でどんな対決を描くというのか。あまり期待はしないでおこうと思ったほどだ。

しかし、映画が始まって見事なカメラワークが決まったところで「これはいけるぞ」と感じた。何と舞台は急にロンドンの血で血を洗う株取引の世界に急展開し、見事リドリー印の対決の映画が始まった。ここで主人公がマネーゲームの世界の人間である事が重要な意味を成してくる。たしかにマネーゲームの世界は得るものも大きいが失うものも多い。カネが集まってくる世界ではあるが、生み出す世界ではない。勝負し続ける以外に利益をあげる事は出来ない。しかし勝負し続ければいつかは敗北の時が来る。勝負しなければ勝負しない事で敗北する事もあり、避ければよいというものではない。いつかは戦いをやめなければ本当の勝利は来ない。そこで主人公の手元に「プロヴァンス」という選択肢が転がり込んでくるというわけだ。「癒し」なぞ微塵もない。人生そのものが「戦い」であり、そのなかで「戦いから引く」道をどう探るか。

「勝負」とは何か。「勝利」とは何か。「敗北」とは何か。

それが極めてストレートに問われ、見るものに大きな知的興奮さえ与える一大娯楽巨編。この映画はまさにそうだ。
 

リクエストします

 投稿者: みんた  投稿日:2007年10月25日(木)12時10分6秒
  「ONCE ダブリンの街角で」をお願いします。
近県で金沢ですが、福井でもお願いします。
http://oncethemovie.jp/
 

厨房で会いましょう

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年10月23日(火)09時38分18秒
  どういう物語になるか凄く興味があった。
過去にも料理人が出る映画というのがあって、「バペットの晩餐会」や「シェフとギャルソン リストランデの夜」、「パリのレストラン」「赤い薔薇ソースの伝説」「ディナーラッシュ」などなど・・・ただどういう「劇のスタイル」で行くかというのはもう無数にある。「ディナーラッシュ」のようにヤクザ映画で行くものもあれば、「パリのレストラン」みたいに人情物もある。「視シェフ殿、ご用心」のようなサスペンス・コメディもあり。

数年前にみた「マーサの幸せレシビ」はドイツ映画で、イタリアとドイツの料理人のカルチャー・ギャップがウリの異色作だった。そのドイツからまた料理人の物語が来るというのは俄然興味が沸く。というわけで早速劇場へ。

でドラマはコメディのように見せておきながら、何と「失楽園」の世界になってゆく超変化球で、「ウム、おぬしやるな」と思わず感嘆。映画のヒロインの名前が「エデン」でこれがご丁寧にも原題だ。この場合神がアダムとイブに食べてはならないというリンゴが「料理」で、蛇とアダムが一つになっていて、それに当人が気がつかないというのが面白い。余計な知恵をつけた人間に神は怒ってエデンの園を二人は追放され、それまで人間は働かなくては良かったものが「労働」をしなくてはならなくなったが、それこそまさにこの我々の「人間世界」が始まったという哀しむべきであり喜ぶべき感情をああいう形で映像化したということに大変な才能を感じる。

この映画の監督は相当な力量ありと見る。挿入される包丁で素材をスパリと切る場面や料理の見せ方など細かいシーンの演出が見事。こういうシーンが上手い人は必ず大成するもので、まだこれが3作目というが将来が楽しみな人である。穏やかそうで実は大胆な演出が部分部分あり(しかしああ言う形で「女体盛り」にお目にかかれるとは思ってもいなかった)、結末を見ても相当な「骨」のある人とお見受けした。「マーサの幸せレシビ」のリメイク版なんぞより(スコット・ヒックスもこういう仕事受けちゃいかん)こちらが断然「買い」である。
 

リクエスト

 投稿者: コマ  投稿日:2007年10月17日(水)04時56分11秒
  『実録・連合赤軍』をお願いします。
http://www.wakamatsukoji.org/top.html
 

消えた天使

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年10月17日(水)00時55分50秒
  正直予告観た時はいわゆる「刑事もの」だと思ってた。

しかし実際見てみるとこれがえらい違いで、主人公のリチャード・ギアの職業は刑事ではない。だが刑事以上にすさまじい暴力を性犯罪の前科者に振るう。明らかに人権侵害であり、映画を観た感想をネットなどで見ると「何故あんなにリチャード・ギアはキれるのかわからん。こら珍品だ」という感想が意外に多かった。

しかしそれは映画の冒頭に出てくる「1人で1000人の元性犯罪者を監視する」という文言を無視したものだ。つまり事実上監視は困難で、その中で秩序を保とうとすれば暴力で無理やりに押さえつける必要性が出てくる。恐怖で脅しをかけ、萎縮させるというわけだ。ちょうどイラクで駐留する兵士の暴力がすさまじいのとよく状況が似ている。戦場は海の向こうだけではない。こちら側でも派手でないというだけで戦場が存在し、そこにはゲリラ攻撃にも等しい神出鬼没の犯罪者がいて、そとから見分けがつかないがゆえに「力」が必要になってくる。最終的に事件は解決するものの、困難な状況は変わるものではない。一人が1000人を監視する状況が変わらなければ同じような「強硬手段」が必要になり、それが良い結果をもたらす保障などどこにもない。

観てて思い出したのはアンドリュー・ラウ監督自身の前作、「インタナル・アフェアⅡ」だ。あの映画でもマフィアのボスが倒されても、新しい人間がボスになり、犯罪との戦いの不毛が描かれていた。あの映画のタイトルは「無間道」。果てのない戦い。そんなものに人間は耐えられるのか。しかし耐えなければならない。そうやってこの世は成り立っている。
ギアの後継者になるクレア・ディンズの表情が「覚悟」の顔であるという事は彼女がそのことを理解したという事に他ならない。

不毛の戦い。現実の「戦い」とはそういう事なのだという苦い味わいが伝わる一本である。
 

ぜひ!

 投稿者: ゆきぶ  投稿日:2007年10月11日(木)21時24分48秒
  『人のセックスを笑うな』をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: ゆか  投稿日:2007年10月 8日(月)00時02分17秒
  「地雷を踏んだらサヨウナラ」 ※戦場カメラマンの話です。

よろしくお願いします!
 

リクエスト

 投稿者: ぽー  投稿日:2007年10月 4日(木)20時07分14秒
  「サルバドールの朝」
ぜひぜひ上映してください!
よろしくお願いします!
 

リクエストです。

 投稿者: オガタ  投稿日:2007年10月 2日(火)00時22分55秒
  「4分間のピアニスト」
お願いします。
 

リクエストです。

 投稿者: つくし  投稿日:2007年10月 1日(月)21時07分20秒
  「アフターウエディング」お願いします。  

リクエストです

 投稿者:  投稿日:2007年 9月30日(日)13時40分48秒
  「サクゴエ」
 お願いします。
 

ボルベール

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 9月27日(木)09時58分16秒
  ポスターとか見て「あ、これまた『オール・アバウト・マイ・マザー』みたいな女性映画だろうな」と思ってたら、見てびっくり。バーナード・ハーマン・タッチの音楽が鳴り響き、明らかにソウル・バスを思わせるクレジット。前作の「バッド・エデュケーション」から顕著だったヒッチコック・タッチが大爆発。

人が殺される部分では「フレンジー」を思わせる場面が登場し、死体の処理は「サイコ」に通じるものがある。人物のつなぎ合わせなんか「ファミリー・プロット」からの影響が感じられ、女性群像劇はアルモドバル監督のお得意とするものだけどここまでヒッチコック・タッチが露骨なものを作るとは思いもよらなかった。

殺人というと以前「マタドール」が強烈に印象に残っているが、あれはイタリアのジャーロ(ダリオ・アルジェントやマリオ・ヴァーバのやってるあれね)への強烈なオマージュだった。ゲイと女性への強烈な偏愛がトレードマークのアルモドバル映画だが、今回はヒチコックへの偏愛までもさらけ出す異色のドラマを作り出した。

同じヒッチコック好きというと先日公開された「ブラックブック」のポール・ヴァーボーベン監督もそうでこちらは「北北西に進路をとれ」と「めまい」がよく引用される。昔の映画へのオマージュというと何か現状後退のように思えないことも無いが、アルモドバルやヴァーホーベン監督の作品にはそういう回顧主義などまったくない。むしろ新しい切り口を見せられた気分になるのが両者の凄さであろうか。
 

リクエストです

 投稿者: もこ  投稿日:2007年 9月25日(火)01時52分45秒
  「めがね」
「クワイエットルームにようこそ」
「天然コケッコー」
「紀子の食卓」
「明日、君がいない」
「赤い文化住宅の初子」
「ブリッジ」
「転々」
「いのちの食べかた」
「鉄コン筋クリート」←以前メトロさんで上映されていた「青い春」の続編にもなってるので、ぜひ上映してほしいです。

よろしくお願いします!
 

パラダイス・ナウ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 9月23日(日)09時39分56秒
  多分イラン映画みたいなドキュメンタリー・タッチのものを期待していたら、堂々たる劇映画。まるで工藤栄一や深作欣二を思わせるスリルとサスペンス満載のドラマがシネマスコープのスクリーンに展開する。攻撃計画が破綻し、生き別れになるテロリストたちが「裏切りか?」と疑心暗鬼になり、お互いを追跡するさまは手に汗握る緊迫の連続で、一分たりとも安心させない。

まさに「戦地の映画」だなと痛感させられるのが主人公の二人の若者が特段憂国の士でも無く、ただ日常にうんざりした若者で、熱心な回教徒でもないにも関らす、イスラエルへの報復に「行けるか?」といわれて、「はい」と即応で自爆テロの戦士として行動する瞬間である。準備したあと、もうテロリストの目になってしまう俳優の演技力にもたいしたもんだと唸らされるが、戦争が日常になっている社会だからこそ生じるのであって、かつての日本の万歳突撃や自決などもそういう状況で起きてきたのだと改めて考えさせられる。

始まってから終わりまで驚愕の連続だが、一番驚いたのは自爆テロの戦士や密告者の処刑のビデオが「セル&レンタル」で商売にされてしまっている場面である。しかも人気があるのが「聖戦士」のものより密告者の処刑を撮ったものというあたりに人間という奴の業を感じさせずにはおられない。
 

リクエスト

 投稿者: こっこ  投稿日:2007年 9月17日(月)21時45分56秒
  ジョニー・デップ主演の初期作品を上映してもらいたいのですが・・・
よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 初日美津帆  投稿日:2007年 9月13日(木)06時21分1秒
  アニメーションばかりですが
鉄コン筋クリート(2006/アスミック・エース)監督:マイケル・アリアス 原作:松本大洋
秒速5センチメートル(2007/コミックス・ウェーブ・フィルム)原作・監督・脚本:新海誠

未だに福井には来ていないようですので。
 

リクエスト

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2007年 9月13日(木)01時00分21秒
  「クワイエットルームにようこそ」
「バウムクーヘン」
「サウスバウンド」
「人のセックスを笑うな」
まだまだ公開が先のものもありますが、ぜひお願いします!!
 

リクエスト

 投稿者: ロゾ  投稿日:2007年 9月 7日(金)09時27分8秒
  「ブリッジ」上映希望します。よろしくお願いします。  

ちなみに

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 9月 6日(木)12時10分55秒
  「ヒルズ・ハヴ・アイズ」の件で見つけたのが「プレディシオ」だが
 http://www.presidio.co.jp/#
ここ「大統領暗殺」とか「フライボーイズ」とか面白そうな映画も配給している。ワイズポリシー(旧シネマ・パリジャン)なんか最近頑張っていると思ってたらこういうところも頑張っているのか。

あ、忘れてはならない。

「題名の無い子守唄」(監督 ジュゼッペ・トルナト-レ 配給ハピネット)

も検討お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 9月 6日(木)11時48分57秒
  正直メトロ劇場は昔は「グラインドハウス」的な映画で有名だった。
今でも鮮烈に覚えているのが「悪魔の植物人間」とか「恐怖!吸血こうもり!」。そして洋ピンをかけていた時期とか。ウチの家族もメトロというといかがわしい映画をかけていたと印象があり、今のミニシアター系とは違う種類の映画が多かった。

先日某所でタランティーノ&ロドリゲスの「デス・プルーフ イン グラインドハウス」を観た。後日公開される「プラネット・テラー」とカップになっているのだが、昔の独立系の映画を二本立てでかけていた場末の映画館の空気をもう一度再現したいという映画マニアならではの試み。雰囲気作りは上手く行っていた。昔のAIPのロゴをまねた風に作ったディメンション・フイルムのロゴとかフイルムが飛んでたりとか、人が殺される前になるとやたら激しい雨がふるとか。気持ち悪いアップがあるとか。すさまじい残酷血まみれの場面がでてくるとか。意味の無い裸がやたらでてくるとか。

ただ、長い。大抵のB・C級映画は90分にも満たない短さで、二本立て上映。それが今やっているような各二時間でしかも一本ずつ公開ではグラインドハウスの効果は無い。

そこでやはりここは本家の決起しかないのじゃなかろうか。

そこで提案したい。

「ホステル」と「ホステル2」の二本立て公開(これは二本立てでないと駄目。というのは第一作は福井では劇場公開なしだから)

そして何と難産の末に日本公開が決定した「サランドラ」のリメイクで「ハイテンション」の監督アレクサンドル・アジャ監督最新作、「ヒルズ・ハヴ アイズ」とその続編(最初の奴が公開していなかった間に続編が出来てしもうた)「ヒルズ・ハヴ・アイズ2」の二本立て。(因みに配給会社は「プレディシオ」というところで今までメトロで上映された話題作も配給している)

もちろん今「グラインドハウス」シリーズの六本木上映システム。90分に再編集して間に偽の予告編入れた二本立て上映の再現と言う手もあるだろうけれど単にオマージュではさびしいので是非是非ご検討を。
 

リクエストします!

 投稿者: しむ  投稿日:2007年 9月 3日(月)15時05分37秒
  天然コケッコーお願いします。  

「フランドル」を観て

 投稿者: 若泉  投稿日:2007年 9月 1日(土)00時47分58秒
  現在でも、イラクやアフガニスタンで戦闘が行われ、報じられてはいないがどこかの土地では銃弾が跳び交っている。そこでは、誰かと誰かが殺し合いをしている。もちろんそれだけではなくて、殺し合いをしている者にも家族や恋人がいるし、戦闘の場所をめぐって、他の国と国が協力しあったり、牽制しあったり、あまり関係ないやと傍観していたりする国がある。
物騒な殺人事件のニュースには、「むちゃくちゃやな」と言いながらお茶をすすっていたりするが、国際的な情勢の中では、僕らは日本という国の来し方行く末を外れて超え出ることはできない(移住したりすれば別だが)。手の届く範囲にある生活の中の自分と、国の一員としての自分とがあって、後者が前者に介入してくる形のひとつとして戦争があるのだと思う。
この映画を観ていて、そのような監督の考えの道筋が見えるように思った。

先日、カミュの「異邦人」読み返したこともあるのだろうが、映画自体はオーソドックスというより、古典的な感じがした。読んでいないから間違っているだろうが、ダンテの「神曲/地獄篇」とはこんな風なんじゃないかと思った。
それを特に意識したのは、ヘリコプターによってだ。部隊長が無惨に殺された後、どこからともなく降りてくるヘリコプター。その後、捕虜になった主人公たち二人を助けるために現れるヘリコプターの、超越的なイメージ。部隊長の死体を回収したのは、実験結果を見に現れたとでもいうようだし、ゲリラから解放したのは、もう一度地獄をさまよえと命令するかのようだ。

戦地と故郷フランドルが砂漠と森というように対照的な設定になっていたが、その森に住む女性主人公は両者をつなぐ(超える)「感応」の世界に生きている。
ラストは、観る人がいろいろ考えるようにというメッセージだろう。それは手触りがあるけど不確で、言葉で言い表わし難い。

余談だが、この映画のチラシは、映画の内容とまったく違うと思った。
 

フランドル

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 8月28日(火)23時53分27秒
  静かな、淡々とした映画である。

しかしそれは観るものへの衝撃を最大のものにするための監督の技に他ならない。戦場に赴く兵士たちが兵士になるまでの日常を丹念に描く事で、これから暴力と陵辱と殺戮の世界の住人になる人間たちは私やあなたのような普通の人間なのだという事を浸透させた上で戦場の場面へと転換してゆく。これがすさまじい効果をあげていて、観客は逃れられない気持ちになる。

戦場に舞台が展開し始めても、この淡々とした味は変わらない。人間を殺す事が正常である世界では如何なる惨たらしい行為も日常の一こまに過ぎない。狂気が支配する世界では狂気こそが正常なのだ。

そして作り手たちは戦場に赴かない人間たちにも牙を向ける。銃弾一つ飛び交わない日常の中にも戦場同様の狂気があり、閉塞感という点では戦地も平和な日常の世界も実はまったく変わらないのだという指摘が鋭い。人間が自らの愚かさに向かい合う事の難しさそのものを映像化したと言って良いだろう。
 

カナザワ映画祭2007 青いオトコまつり

 投稿者: マウマウ  投稿日:2007年 8月27日(月)19時11分19秒
  「カナザワ映画祭2007 青いオトコまつり」
日時:9月14日(金)~21日(金)
会場:金沢21世紀美術館、駅前シネマ、シネモンド、金沢城公園
いもり堀園地

「鈴木則文特集/則文祭り」
ゲスト:鈴木則文(映画監督)、柳下毅一郎(映画評
論家、翻訳家)
則文監督幻のデビュー作『大阪ど根性物語 どえらい奴』をニュープリ
ントで!
『トラック野郎 望郷一番星』を野外上映してデコトラ一番星号を展示!
『堕靡泥の星 美少女狩り』がニュープリントで復活!などなど


「内田裕也特集/YUYA ROCKS CINEMA!」
ゲスト:内田裕也(ロックンローラー)、モブ・ノリオ
(作家)
『餌食』『コミック雑誌なんかいらない!』など全7作品上映!


「石井聰亙特集/やってやろーじゃねぇよ!」
ゲスト:石井聰亙(映画監督)、山田辰夫(俳優)
『爆裂都市 Burst City』をニュープリントで!
『狂い咲きサンダーロード』を含む初期作品を中心に上映!


「復活!!駅前シネマ・オールナイト」
会場:金沢駅前シネマ 時間:22:30~翌朝
上映作品:『嗚呼! おんなたち猥歌』、『女番長ブルース 牝蜂の挑
戦』、
『徳川セックス禁止令 色情大名』、『狂い咲きサンダーロード』、
『覆面上映』、
『水のないプール』


「こども映画館 “カツベン”がやってくる!」
ゲスト:佐々木亜希子(活弁士)
上映作品:『チビッコギャング ドッグデイズ』、『荒武者キートン』

タイムテーブル、料金体系など詳しくは

http://www.eiganokai.com/

 

リクエスト

 投稿者: パープリン  投稿日:2007年 8月26日(日)12時18分3秒
  「大日本人」をリクエストします。
 よろしくお願いします。
 

デビットリンチ

 投稿者: あんどう  投稿日:2007年 8月15日(水)09時32分15秒
  インランドエンパイアの予定は無いでしょうか? 遠くまで観に行こうか迷っています。  

リクエスト

 投稿者: でぶごん  投稿日:2007年 8月14日(火)14時44分49秒
  「リトルチルドレン」「ショートバス」観たいです  

リクエスト

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2007年 8月11日(土)23時01分47秒
  『恋するマドリ』が観たいです。  

リクエストお願いします。

 投稿者: チャタ  投稿日:2007年 8月11日(土)21時01分33秒
  くらもちふさこさん原作「天然コケッコー」です。
只今公開中のようですが
福井ではどこの劇場でも上映してないようです。
ぜひとも見たいのです。メトロさん お願いします。
 

リクエストです!

 投稿者: もこ  投稿日:2007年 8月 9日(木)23時11分40秒
  「めがね」
「ファウンテン」
「ブリッジ」
「クワイエットルームにようこそ」
「天然コケッコー」
「紀子の食卓」
「明日、君がいない」
「赤い文化住宅の初子」
「ジーニアス・パーティー」

よろしくお願いします!
 

ロックフェス

 投稿者: やんに  投稿日:2007年 8月 8日(水)00時38分30秒
  『グラストンベリー』という映画が観たいです  

ブリッジ

 投稿者: なっちゃん  投稿日:2007年 8月 3日(金)22時14分48秒
  「ブリッジ」の上映を希望します。お願いします。
「ボルベール」やるんですね。鯖江まで見に行ったけど、また観ようかな。ペネロペがキレイで強くて、とても素敵です。おすすめです。
 

リクエスト追加

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 7月26日(木)00時09分46秒
  「厨房で逢いましょう」(配給ビターズ・エンド)

「幸せの絆」(フリーマン・オフィス配給)

「街のあかり」(ユーロスペース配給)

「絶対の愛」(ご存知キム・キドク監督)

「ジェイムス 聖地へ行く」(ラウンドテーブル&アップリンク配給)

「フリージア」(シネカノン配給)
 

リクエストです

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 7月26日(木)00時03分41秒
  「イタリア式恋愛マニュアル」(配給 ハピネット)

「ラザロ」(ラザロ上映委員会 監督 井土紀州)

「陸に上がった軍艦」(配給 パンドラ)

「リトル・チルドレン」(配給ムービーアイ トッド・フィールド監督)

「オフサイド・ガールズ」

「夕凪の街 桜の国」(佐々部清監督  配給 アートポート)

「長江哀歌」(配給 ビターズエンド)

「イラク 狼の谷」(配給 アットエンターティメント)

「石の微笑」(配給 キネティック クロード・シャブロル監督)

「ドック・バイト・ドック」(監督 ソイ・チエン 配給アートポート)

「魔笛」(監督 ケネス・ブラナー 配給ショウゲート)
 

リクエスト

 投稿者: かぐら  投稿日:2007年 7月22日(日)22時36分21秒
  「キサラギ」リクエストします。よろしくお願いします。  

あるいは裏切りという名の犬

 投稿者: 若泉  投稿日:2007年 7月18日(水)23時53分9秒
  竹内ですさんが、罪だと書いてらっしゃるので、もうこれ以上は罪を犯したくないので観に行きました。
面白かった。
でも、この邦題はわけが分からん。「あるいは」は、ない方がいいと思うな。
 

あるいは裏切りという名の犬

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 7月16日(月)07時00分54秒
  もうこたえられない。
最近「映画」というものに失望している人がいるとしたら、この映画は映画への信頼を取り戻させるもの以外の何ものでもないと申し上げておこう。安直な悪役は存在しない。人間そのものが悪を生み出し、それは止めることが出来ないのだという無常観さえ感じさせる。悪を滅ぼすという事が、より深刻な悪を生み出すという現実によく観られる矛盾。それを赤裸々に語る事の迫力。これこそまさに「ドラマ」というべきだ。

海外では「蛇の道は蛇」というか、「その筋の人」が脚本に参加している事が多い。香港映画でリンゴ・ラム監督とともに数々の優れた映画の脚本を手がけた南燕(ナム・イン)はリンゴ・ラム監督の実兄だが、モノホンの「黒社会」のボスだったで、彼の実体験や仲間の物語が「監獄風雲」シリーズを始めとする「風雲」シリーズや犯罪映画の脚本に生かされている。
他にも名前は忘れたが、もう他界した人で、カーク・ウォン監督の「野獣特捜隊」を始めとした数々の犯罪ドラマを書いた人は実は香港警察の刑事部長で、なんと映画会社にFAXで脚本の直しが来るときに香港政庁の印が入った紙ががんがん入ってきて「これはいかん」とクレームが入ったいう逸話がある。彼の関った映画は残念ながら未公開作が多かったが、数多くの映画祭で賞を受賞している

フランス映画も中国に負けず劣らず、元レジスタンスの闘士のジャン・ピエール・メルビルや暗黒街あがりのジョセ・ジョバンニがいる。この「あるいは裏切りという名の犬」も監督のオリビエ氏も元警察で、実際の事件の当事者が脚本に参加しているから(そうこれ実話が元!!)、リアリズムは生半可ではない。裏社会の人間も、警察も闇の世界の人間であり、命がかかっている世界での「裏切り」には最終的には「死」が待ち構えているという結論に唸らされる。それは単純にじゃあ悪事に手を出すなという事で解決できるものではなく、法の外の人間を取り締まるためには、法の外に出る以外に手は無く、法を守るものは法を破らざるを得ないという現実を前にしての事だから唸らされるのだ。避けられない悲劇。この映画の魅力はまさにそれだ。

重厚な音楽も魅力的。この映画を見逃す事は一つの罪だ。
 

アキ・カウリスマキ

 投稿者: やんに  投稿日:2007年 7月15日(日)13時04分8秒
  『街のあかり』がおもしろそうなので観てみたいです  

明日、君がいない

 投稿者: マリコ  投稿日:2007年 7月15日(日)11時49分23秒
  がとっても気になっています。
http://www.kimigainai.com/
実際に見た人が「これはすごい映画」って言ってたので。

あと天然コケッコーも原作がすばらしいので
映画観てみたいですねー。
 

吉祥天女

 投稿者: みるみる  投稿日:2007年 7月11日(水)12時06分30秒
  津田寛治さんがでているから是非みたいです 原作もおもしろいですよ  

ママの遺したラブソング

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 7月 8日(日)07時27分5秒
  以前、フランス映画で「愛してる、愛してない」という映画があって、主演が「アメリ」のオドレイ・トトゥである事をよい事に「またまた素敵な恋をした!」と宣伝してた。ところが実際はホラー映画で配給会社のホームページに苦情が殺到してたのを見て大笑いした事があった。映画そのものは傑作だったが、観ると聞くでは大違いは客には背信と捉えられるのだろう。

この映画もポスターはトラボルタ出演作「フェノミナン」を思わせるファンタジーみたいに宣伝されてるが、これまた観てびっくりでチャールズ・ブコウスキーを思わせる猥雑なようで清純な男たちの思いの物語。あの台風でぶっ飛ばされる前のニューオリンズを舞台に繰り広けられる、もはや若くなく、人生の過酷さに負けてホワイト・トラッシュな日々を送るおじさま二人とスカーレット・ヨハンセン演じる死んだ母の遺言で同じ家に住むことになった女の子との悲喜劇だ。

このおじさま二人から飛び出す英米文学の名台詞が素晴らしいの何の、まさに文学の深さがはらわたに滲みる見事さである。最近評判の悪いアメリカだが、この映画に登場するのはまさに多様性を認め、人間という生き物はその不完全さがゆえに人間なのだという事を自覚した、まさにアメリカの良識である。

先日「ダイ・ハード4・0」を観たが、ジョン・マクレーンはもうあの軽口を叩いて家族のために戦うアメリカのおやじさんでは無くなっていた。家族は崩壊し、テロリストを倒す「戦士」になっていて、求道者のようにテロリストを殺してゆくマクレーンの姿はアメリカが戦うに何を失ったかを明確に伝えていた。

「ママの遺したラブソング」にはまさにそれがある。そしてそれは日本でも失われるかも知れないものなのだ。
 

「コマンダンテ」

 投稿者: 若泉  投稿日:2007年 7月 3日(火)20時11分25秒
  が、観られるといいなあ。
http://www.alcine-terran.com/comandante/
 

日本一の名にかけて!

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2007年 7月 2日(月)22時44分8秒
  生産量日本一の福井ですから、やっぱり『めがね』はぜひ上映してほしいです☆

あと『天然コケッコー』もリクエストします。
『リアリズムの宿』以来の山下敦弘監督×くるりのコンビです!
ぜひお願いします☆
 

 投稿者: water  投稿日:2007年 7月 2日(月)00時26分38秒
  私が見たい映画は、キムギドク監督の「絶対の愛」
と、アキカウリスマキ監督の「街のあかり」です。
よろしければお願いします。
 

うれし!

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2007年 7月 1日(日)21時48分25秒
  『アヒルと鴨のコインロッカー』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の上映決定
うれしいです☆だからメトロさん大好きです!!
青山真治監督の最新作『サッドヴァケイション』リクエストします。
浅野忠信さん出演作はほとんど上映してくださっているので、こちらも期待してます!
 

リスト希望

 投稿者: あいん  投稿日:2007年 6月30日(土)12時47分1秒
  ロビーに掲示されている投票リストをこちらのサイトで確認できると投票しやすいです。  

わたしも

 投稿者: あき  投稿日:2007年 6月28日(木)16時25分17秒
  「めがね」http://www.megane-movie.com/をリクエストします。
お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: たぁ  投稿日:2007年 6月27日(水)22時20分48秒
  私も「キサラギ」が見たいです!!是非、メトロ劇場さんで上映してください。  

(無題)

 投稿者: はな  投稿日:2007年 6月24日(日)11時13分33秒
  「キサラギ」・「あるスキャンダルの覚え書き」を
お願いします。
 

リクエスト

 投稿者: かぐら  投稿日:2007年 6月18日(月)20時20分17秒
  「キサラギ」お願いします。  

さすがメトロさん

 投稿者: つくし  投稿日:2007年 6月17日(日)07時31分45秒
  「それでも生きる子供たちへ」上映決定、うれしいです。
今から、ものすごく楽しみにしてます。
 

松ヶ根乱射事件

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 6月12日(火)22時00分10秒
  「バカのハコ舟」につげワールドを理解する監督の登場に唸り、「リアリズムの宿」にはまあ悪くないかと思い、「リンダ、リンダ、リンダ」には批評家の絶賛とは裏腹に「単にヒヒョーカの歓心を買う人になったんだなあ」と失望し、「ユメ十夜」も「???」で、この人の映画はもう避けようかと思っていた矢先に「松ヶ根乱射事件」。

ポスターやスチルを観て思ったのはコーエン兄弟の快作「ファーゴ」だった。地方が舞台の壮絶なフイルムノワール。それをあの「バカのハコ舟」風に焼直せばいけるかも知れない。そう考えながらコヤに足を向けた。

観て予想通りだったというのが正直な感想だった。「バカのハコ舟」には及ばないが、停滞した世界に生きるフツーの人たちの馬鹿馬鹿しくも残酷な悲喜劇というテイストは健在だ。やはり山下監督なりの「ファーゴ」なのだろう。一見素朴そうで、実はそれがゆえに現状から抜け出せない人間のどす黒いとまでは行かないけれど、どろどろした、よどんだ空気を映像化する事には見事に成功している。金塊を持っていてもどうする事も出来ないという悪党夫婦のエピソードが個人的には一番痛烈だった。

ただ少々荒いなあと思うところがあちこちあったのも事実だ。
悪党が心臓を刺されるところなど、あそこで刺さったアイスピックを「抜くな!」と静止するのは正しいが、その後どう処置したかについては何も触れなれないのはいかんだろう。主人公の警官が交番のねずみが気になり、毒をまけばよいと結論付けてある行動にでるがあの後どうしたのかもはっきりしない。確かに「ツボをはずす効果」はラストに出ているといえば出ているが、それがどうしたという感想も拭いきれない。

山下監督の「帰還」に感動する一方で、「でも映画ってこれから始まるものだろう」という感想も頭をもたげたのは事実だ。停滞のあとに訪れる嵐。本来面白い映画とは嵐の激しさを強調するために停滞を求めるもので、停滞だけで映画を成立させる事は不可能ではないが、それだけではさびしい。「ファーゴ」や「シンプル・プラン」のように両方が入っている映画もあるのだから。そういう事も考えて物語を練られなかったものかなあと少しの寂しさが頭をよぎるのもまた事実だ。

この映画が山下監督の作品をまた観ようという気にさせた点では合格だろう。
しかし山下監督に望まれるのはそれ以上なのだ。
 

リクエスト

 投稿者: いしやん  投稿日:2007年 6月 6日(水)16時36分32秒
  半年前に名古屋では上映されていましたが、「エクステ」というタイトル
のプチ・ホラー?映画が観たいです。出演は栗山千明さん、大杉連さんです。
この作品の大杉連さんの演技がかなり話題になっていたのと、そろそろ夏
なので涼しくなるような映画もたまにはいいかと(笑)・・・
 

12月の空

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 6月 6日(水)00時56分7秒
  日曜日、昼は金沢でトビー・フーパー監督の特集上映が済んでから、福井に飛んで返って戸田監督の新作を観にメトロへ。

「春雪」以来、こうして新作が出来るたびに観ているが、今回の新作が一番よかったと思う。戸田氏は独特のハードボイルド・タッチの感覚が売りである。華麗な移動とかズームの使用はほとんど無い。だから時々試みるファンタスティックな路線には合わない。正直観ていて失敗しているなとしか言いようの無い事もあった。しかし日常の流れを物語として切り取るとき、彼の世界は魅惑的なものになる。今回の上映作は二本ともまさにそれであり、十二分に戸田監督のいいところが出た作品に仕上がっていた。

「12月の空」を観てまず感心したのが占い師の小道具のリアリティだ。ああいうものは流派とかもあり、でっち上げるとうそ臭くなるし、あれこれ集めるとおかしく見えるのでよく調べて作り上げなければならない。後で監督自身から話を聞くと3ヶ月かけて調査し、つくりあげた。美術部が頑張ってくれたとの事。その努力は十分に報いられていて、画面にリアリティを与える見事な仕上がりだった。

あと闇金融を営むヤクザの描写もすばしかった。俳優さんも好演していたが、優しい一面冷酷な部分もある「その筋の世界」の感覚がよく出ていた。劇中道路標識などに携帯の番号を書いたテープを貼り付けて行くのだが、まっすぐに貼ると風景に溶け込んでしまうから、斜めに貼り付けるというところまで再現している。こういうさりげない部分の処理も映画に現実性をもたらす重要なものである。

占い師を中心に回転してゆく物語の流れの編集も無駄が無く、ぐいぐいひきつけてゆく上手さが今回は凄く目立った。編集は大変だったようだが、その価値は十二分にあった。ファンタスティックな展開も一部にはあるが、それはあくまで物語の流れを妨げない工夫がなされており、戸田監督の一つの成熟の一本に仕上がっていると観てよいだろう。
 

上映会

 投稿者: ひよっこ  投稿日:2007年 6月 5日(火)00時37分43秒
  戸田博監督作品上映会、初めて拝見させていただきました。
独特の素晴らしいカメラワークの2つの作品に酔いしれましたよ!「春の公園」も「十二月の空」も精神性の高い作品で近年に見られない、映画を感じました。
戸田監督にはますます期待がかかります。
うまく言えませんが、日本の精神を感じると共に人間として何らかの希望を持たせてくれる作品でした。これからも頑張って下さい。微力ながら応援しています。
 

リクエスト

 投稿者: 安野  投稿日:2007年 6月 3日(日)13時17分1秒
  「イノセント・ワールド」をお願いします。  

リクエスト

 投稿者: オレンジ  投稿日:2007年 6月 2日(土)09時15分4秒
  「めがね」お願いします!!メトロで見たい
去年の「かもめ食堂」も盛り上がりましたね。
友人達ももどんどん詰めかける事間違いなし
 

リクエスト。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2007年 6月 2日(土)01時35分34秒
  『アヒルと鴨のコインロッカー』
ぜひぜひお願いします!!
 

アップデート

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2007年 5月28日(月)20時04分17秒
  来月、メトロ劇場で公開を控えた『春の公園』と『十二月の空』ですが、ニューヨーク国際インディペンデント映画祭のサイトにアップデートされました。

http://www.nyfilmvideo.com/2007/ny-july/movieads.htm
 

めがね。

 投稿者: ピヨコ。  投稿日:2007年 5月28日(月)17時20分21秒
  荻上直子監督の『めがね』、リクエストします!!
バーバー吉野も、かもめ食堂も上映してくれたメトロ劇場さんなので、
きっと観られるんじゃないかな、と期待しています☆
 

「アメリカの闇」

 投稿者: 再馬場  投稿日:2007年 5月27日(日)10時02分28秒
  石川県からの告知ですが失礼致します!

来たる6月3日(日)、金沢21世紀美術館にてトビー・フーパー監督の傑作『悪魔のいけにえ』、『悪魔の沼』、そして『悪魔のいけにえ』のドキュメンタリー『ショッキング・トゥルース』の3本を上映します。

トークゲストは平山夢明氏と中原昌也氏にお越しいただきます。


なお、当日の会場ではTシャツの販売や先着100名にでファンジンン配布等も行われます!

詳しくは
http://d.hatena.ne.jp/c0ck-fighter/


『悪魔のいけにえ』10:00~
『悪魔の沼』   12:30~
『悪魔のいけにえ』14:15~
「平山夢明×中原昌也トークショウ」16:00~
『ショッキング・トゥルース』17:20~

【前売り券】
1回券       1000円
トーク券付き1回券 1500円
トーク券付き3回券 2500円

【当日券】
1回券       1000円
トーク付き1回券  1500円

※チケット取り扱い:金沢21世紀美術館ミュージアムショップ、香林坊109シネモンド
または、eiganokai@hotmail.co.jp までお名前とチケットの種類枚数を明記のうえ、メールください。当日引き換えでお取り置きしておきます。


【悪魔のいけにえ】
『マスターフィルムがその芸術的な描写ゆえにニューヨーク近代美術館に永久保存されている程である(国家で認められた公式な場所に展示されている殺人を描写した映像作品はジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と、この映画のみである)。』

http://d.hatena.ne.jp/c0ck-fighter/

 

「善き人のためのソナタ」

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 5月26日(土)09時27分47秒
  思い出したのは聖書の「よきサマリア人のたとえ」だ。

神の名を唱えても、それを行動で実践できない人間と、神の道とは縁が遠いように見えても、その行動が神の教えに沿っている人間とどちらが正しいのかと言う問いである。無論イエスは後者を賞賛し、「あなたもいって同じ事をしなさい」と告げるあの一節である。
観ていて分かるのは主人公が体制を裏切ったのは、彼が転向したからで無く、あくまで忠実な社会主義者たろうとしたからである。彼はまさに社会主義の敵を倒すべく、秘密警察の手先としてありとあらゆる非人道的な作戦を実行する。ナチス・ドイツを倒したはすの社会主義圏は、「独裁者を倒したものが独裁者になる」という歴史の教訓に忠実にファシスト化したわけである。
党のために行動すれば社会主義は実現すると考えていたそんな主人公を変えたのは、社会主義を唱えながら、実際は己の欲望のために権力を乱用する指導者層のさまざまな悪行だった。そして厳しい取り締まりこそが、それまであくまで国に忠実たらんとしたものたちまで反逆者にしてしまう現実をまのあたりにしたとき、主人公の行動が変わる。国家の利益を真に考えていたのは「反逆者」と呼ばれている人間たちであり、「人民のための政治」を掲げる権力者のがわこそ「パリサイ人」であり「偽預言者たち」に他ならない。

だからこそ、主人公は東西統一後も資本主義の波に乗ることなどしない。「金持ちが天国に行くのはラクダが針の穴を通るのと同じくらい難しい」という事を知っている彼は、あくまで社会主義者として生きる道を実践するのである。救われた劇作家があえて彼の姿を見ながら声をかけず、ああいう行動で感謝を示したのか。それは彼の生き方と自分の生き方の違いを尊重したがゆえだという事だ。そして資本主義も社会主義も「神の子」であり、もともとは神の教えを実現するためにいかに行動すべきかで論争していた時代に戻る事である。

そしてボールはこちら側に投げ返される。
キリストの輩からみれば「異邦人」である日本人は世界の変化の中悪戦苦闘が続いている。社会主義を妥当した資本主義はこれまた歴史の教訓どおりに確実にファシスト化し、「グローバリズム」はまさに「八紘一宇」以外の何物でもない事が次第に明らかになってきた。日本人は生き残るための正しい行動が取れるだろうか。小国であるがゆえに正義を唱える事は許されないにせよ、荒波だけは潜り抜けて欲しいところである。

ちなみに先日テレビを見ていたらサマリア人が出ていた。ひっそりと中東のある丘のうえで生活しているとの事。同じ神の教えを唱えながら差別されてきた彼ら。彼らも現代に生きるものであるがゆえにインターネットもテレビを使ってはいるが、安息日は全てを遮断し、神に感謝する日々らしい。
 

「善き人のためのソナタ」

 投稿者: 若泉  投稿日:2007年 5月25日(金)20時03分12秒
  いい映画でした。
国家とは何だろうということも思いました。
 

お頼み申し上げます

 投稿者: よん太  投稿日:2007年 5月25日(金)12時55分23秒
  是非是非!「傷だらけの男たち」を上映して欲しいです!!
ずっと日本公開を楽しみにしていたのですが、
福井でやらないとは、、、、。
韓流に負けるな!!香港がんばれ!
 

セレクション

 投稿者: SKELETON FILMS  投稿日:2007年 5月22日(火)14時08分35秒
  昨年5月に制作され10月にメトロ劇場で初公開されました、戸田博&ギヨーム・トブロン共同監督作品『桜の影』が、カナダのモントリオールで開催される”ファンタジア国際映画祭”にセレクションされました。
この映画祭は毎年75,000人の観客を集める北米では最大のファンタ映画祭です。
『桜の影』は本年7月に招待されます。
なお、既に福井県内での報道の通り、来月公開の『春の公園』と『十二月の空』も7月にニューヨークでの公開を控えております。

『桜の影』SELECTION…ファンタジア国際映画祭サイト
http://www.fantasiafestival.com/

『十二月の空』&『春の公園』SELECTION…ニューヨーク国際インディペンデント映画祭サイト
http://www.nyfilmvideo.com
 

リクエストです

 投稿者: もこ  投稿日:2007年 5月14日(月)00時44分44秒
  「BABEL/バベル」
「ブリッジ」
「夕凪の街 桜の国」
「クワイエットルームにようこそ」
「天然コケッコー」
「紀子の食卓」
「明日、君がいない」
「赤い文化住宅の初子」

よろしくお願いします!
 

『歌謡曲だよ、人生は』

 投稿者: JJ  投稿日:2007年 5月12日(土)14時01分35秒
  『歌謡曲だよ、人生は』をリクエストします。
かなりおもしろそうです。
昭和のポップソング選りすぐりの12曲をモチーフに、個性豊かな監督たちが大胆に発想し自由な感性で作り上げた映画です。

http://www.kayomusic.jp/movie/index.html

 

『歌謡曲だよ、人生は』

 投稿者: JJ  投稿日:2007年 5月12日(土)14時00分26秒
  『歌謡曲だよ、人生は』をリクエストします。
かなりおもしろそうです。
昭和のポップソング選りすぐりの12局をモチーフに、個性豊かな監督たちが大胆に発想し自由な感性で作り上げた映画です。

http://www.kayomusic.jp/movie/index.html

 

戸田監督作品上映会

 投稿者: NAKAYX  投稿日:2007年 5月 7日(月)10時13分26秒
  先日テレビで[戸田博監督作品上映会]が来月メトロ劇場で開催されるとお聞きしましたが、是非私も見てみたいと思います。戸田監督作品はその殆どが海外での公開で、国内ではメトロ劇場以外では上映されない事を知りました。
こんな面白い企画もメトロ劇場ならではですね。楽しみにしています。
 

ごめんなさい。訂正

 投稿者: なっちゃん  投稿日:2007年 5月 7日(月)01時40分46秒
  先ほどの投稿ですが、調べてみたら「ボンボン」は白い犬でした。しかもアルゼンチン映画だそうです。(スペイン語講座の雑誌か何かで紹介されていたので、私がスペイン映画と思いこんでたのかも)
かなりいいかげんなイメージで物事をとらえてる自分に気づいた今日この頃です(笑)。
でも上映お願いします。
 

ボンボン♪お願いします

 投稿者: なっちゃん  投稿日:2007年 5月 7日(月)01時32分48秒
  たしかスペイン映画だと思うのですが、白黒の犬が出演(?)する「ボンボン」の上映をリクエストします。
今年のGWは洋画三昧でした。(メトロさんも行ったし、TVでもいろいろ放映してたので)充実してたのですが、画面のロンドンやニューヨーク、パリの町並みを見て、無性に海外に行きたくなりました。
 

メトロさんのカラーでは・・・

 投稿者: yossy  投稿日:2007年 5月 6日(日)14時31分8秒
  ないきもしますが、かちこみ!ドラゴンタイガーゲート上映してほしいです。先日テレビで特集していたからてっきりどっかでやると思ってたらどこでもやらないみたいで。。。(泣)  

(無題)

 投稿者:  投稿日:2007年 5月 2日(水)10時31分31秒
  「明日のわたしの作り方」がみたいです。
璃子ちゃんがでている。福井では上映されてないようで・・
 

上海の伯爵夫人

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 5月 1日(火)21時55分23秒
  何の予備知識もなしに観た。ジェイムス・アイボリーはあまり好きではない。「眺めのいい部屋」も「熱砂の日」も映像は美しいが、別の世界の話に思えたし、「モーリス」にもそれほど感動しなかった。この人英国映画の印象が強いが、実はアメリカ人で、何かええかっこししているイヤな人にしか思っていなかった。

しかしこの新作は・・・凄い。上海租界をそのまま映像化するという極めて無茶な事をなしてげてしまったからだ。当然租界など今は無いので全てセットであり、スクリーンに登場する人間はすべて俳優である。だが映画を観ていてそんな事を考える瞬間など一つも無い。まるであの時代にタイムスリップして、カメラを持ち込んで撮影したかのような迫力である。

ロシア亡命貴族、白系ロシア人が主人公というのが凄い。先日見た傑作「ブラッド・ダイヤモンド」の「ローデシア人の傭兵」に匹敵するくらい描かれる機会が少ないからだ。ロシアの貴族とフランスとの関係、ベルサイユ条約後の世界の変化、アメリカと同盟国という事から始まった日本の大陸侵略、おそらく名前を見るにドイツ系であろう上海でも差別されるユダヤ人露天商などがからみ、壮大な人間ドラマが展開する。多分小品だと思ったらどうしてどうして、堂々たる超大作だ。

正直言ってすさまじい量の情報が満載だ。何せ名作家にして今作の脚本担当のカズオ・イシグロ氏の親が実際に租界で仕事をしていたらしく、教科書でも字でしか知らない事が映像として次々に描かれるから、それを観ているだけで二時間以上があっという間に過ぎてしまう。語り口も少しずづ主人公たちを囲む状況を明らかにしてゆく、謎解きみたいな形式になっているのも大きな魅力だ。

個人的に一番ポイントが高かったのはユダヤ人露天商をめぐるところだ。
いつもその日ぐらしのように見える彼が、戦争が始まるや否や、「マカオに逃げましょう!」とヒロインを助ける。世界で迫害されてきただけあって、ちゃんとまさかのときの事を考え、逃げる先も中立国を選ぶなど準備しているというのが凄い。そういう「まさか」のときに備えておくという姿勢に深く感銘をうけた。
 

上映希望

 投稿者: machi  投稿日:2007年 4月28日(土)21時53分9秒
  モーツァルトとくじらという映画の上映、できませんか?レインマンをつくった監督の作品だそうです。上映されたら、周りの人を誘っていきますけど。  

リクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月28日(土)00時11分26秒
  「イノセントワールド 天下無賊」(キネティック+アルゴ・ピクチャーズ配給)

「フランドル」(アルバトロス配給)

「明日、君がいない」(シネカノン配給)

「13 ザベッティ」(エイベックス・エンタティメント+ロングライド配給)

以上お願いします
 

リクエスト!!!

 投稿者: Ken  投稿日:2007年 4月27日(金)19時24分54秒
  「映画史上最大のタブー作」と大評判のドキュメント映画「ブリッジ」(トルネードフィルム配給)をお願いします!!  

デスノートをもう一度!

 投稿者: 毬藻藻  投稿日:2007年 4月27日(金)16時45分55秒
  「デスノート」です。
私の中では一番心にのこった作品です。
できれば東京であったように前・後編共に上映とかあったらいいです!^^
 

待ってました、戸田監督

 投稿者: SADAO  投稿日:2007年 4月20日(金)20時55分3秒
  新聞でも拝見しましたが、今年のニューヨーク・インターナショナル・インディペンデント映画祭で戸田作品が2本もコンペティションにノミネートされたらしいですね。スゴイです。
これまで、フランスとドイツで公式上映されただけでも自分の事のようにワクワクしていましたが、遂にアメリカですね!
福井弁と福井の町並みがニューヨークのスクリーンに流れるなんて想像しただけでも嬉しくなります。ちょっとミーハーな気分です。しかし、戸田監督はもっと広い視野に立って映画を制作されている…作品そのものに深さを感じました。
私は昨年の上映会で戸田作品の一部しか見る事が出来なかったのですが、今回の上映会は本当に楽しみで3日間ともお邪魔しようかなんて思ったりしています。
 

上映館さがしています

 投稿者: machi  投稿日:2007年 4月20日(金)08時08分31秒
  「モーツァルトとくじら」という映画の上映のよていはありませんか?  

戸田作品が楽しみです

 投稿者: にゃん太郎  投稿日:2007年 4月16日(月)13時42分56秒
  昨年に戸田監督作品の上映会でファンになりました。
うまく言えませんが、まさに「映画」を感じさせる戸田作品に魅了されました。特に「春の公園」は秀逸で福井弁の使い方も自然で押し付けがましくなく、小さな公園で繰り広げられる大きな世界観には感心しました。
海外での評価が高いのも頷ける感じで、この「春の公園」もきっと評判を呼ぶのでは…と思っていましたがアメリカの映画祭での公式上映とはオドロキです。
また、最新作の「十二月の空」も同時に公式上映が決定しているとは…。戸田監督作品は益々磨きがかかって来ましたね!今回の上映会も是非是非拝見!!!
 

リクエスト

 投稿者: kuri  投稿日:2007年 4月14日(土)09時23分49秒
  「あなたになら言える秘密のこと」  お願いします。  

リクエストします

 投稿者: 初日美津帆  投稿日:2007年 4月14日(土)05時49分10秒
  新海誠監督作品を大画面で見てみたい!
最新作「秒速5センチメートル」を始め、「空の向こう約束の場所」を。
アマチュア時代の「ほしのこえ」も見れると良いですね。

既に確立した映像表現法を持つ彼の光の表現には、心踊る美しさを感じます。
DVDでは何度も見ているのですが、是非大スクリーンで!
 

マリー・アントワネット

 投稿者: 安野  投稿日:2007年 4月13日(金)13時34分48秒
  はじめまして。
マリー・アントワネットはなかなかよかったです。色づかい、背景、ファッション、音楽など、センスの良さが際立っていました。時代もの、歴史ものという観念とは無縁で、中だるみもないことはないものの、小気味よいテンポで楽しい時間をすごせました。あとには何も
残らないところもいいですね。「世界最速のインディアン」も見るのが楽しみです。
 

リクエスト

 投稿者: グリコ。  投稿日:2007年 4月11日(水)22時22分58秒
  『アルゼンチンババア』が観たいです。  

世界最速のインディアン

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月 7日(土)20時50分57秒
  いや、感心した。こんなフットワークの軽いじいさんに自分はなれるだろうか。
「軽くした方がスピードが出る」と世界最速を競う愛車を細工する主人公はニュージーランドからはるばる海を越えて、レースの目的地までも相当行き当たりばったりで進む。

普通ならそんな事していたら犯罪者の餌食だろうが、このじいさんは誰でも彼でも差別も偏見もなく「お世話になります」とばかりコーヒーを一緒に飲み、死ねば全てが終わりだと嘯く。心臓にも問題があり、そんなら安静になどという事は頭にも浮かばない。ゲイの若者、貧困白人、ネイティブ・アメリカンとアメリカの階層では低く見られている人間にも「こんにちわ」と話しかけ、友達にしてしまう。向こうからしてみればいつも自分たちを差別する層の人間がこんなにも気さくに話しかけてくれるのに感動してしまう。

それをさらに際立たせるのがダイナーでの「ニュージーランドから来た」と言う主人公への周囲の冷笑ぎみの視点である。なるほどアメリカのど真ん中に生きている人間からすればニュージランドくんだりからどうしてという気なのだろう。しかし主人公にしてみればアメリカも大いなる田舎なのであり、アメリカの社会階層など彼には何の意味も無い。そんなものアメリカでしか通用しない「村の掟」の範囲を出るものではない。

ただ世界最速の人間になるためにまっすぐ歩む事。それ以外は全てまやかしだ。

そんなストイックで、それでいてユーモアを失わない彼という男の、年を取る美学が強烈。
まるで彼が自分のバイクに対してとる姿勢と同じ。早くなるためには軽さが必要。
これはバイクだけのことではない。人生の真実の一つだ。
 

間違い

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月 6日(金)10時04分55秒
  http://www.shindo-movie.jp/  

神童

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月 6日(金)10時02分47秒
  あと「神童」はどうでしょう。
劇場案内を観てると福井県では公開劇場決定していないみたいですので。

http://www.shido-movie.jp/
 

追加&訂正

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月 4日(水)07時01分12秒
  「情痴 アバンチュール」(配給 東芝エンタテイメント)
「輝ける女たち」(配給 ムービー・アイ)

あともうしわけない「あかね雲」→「あかね空」でした。
 

私もリクエスト

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月 3日(火)23時33分13秒
  「パラダイス・ナウ」(配給 アップリンク)

「ブリック BRICK」(配給 ワイズポリシー)

「こわれゆく世界の中で」(配給 ブエナビスタ)

「あかね雲」(配給 角川映画)
 

リクエストです。

 投稿者: もこ  投稿日:2007年 4月 3日(火)19時46分29秒
  「紀子の食卓」
「ウール100%」
「鉄コン筋クリート」
「二重被爆」
「エクステ」
「LOVE MY LIFE」
「空を飛んだオッチ」
「BABEL/バベル」
「ブリッジ」
「夕凪の街 桜の国」
「クワイエットルームにようこそ」
「天然コケッコー」

よろしくお願いします!
 

武士の一分

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 4月 2日(月)22時24分12秒
  キムタクは予想以上に頑張っていた。

相手方の役者の芝居も素晴らしかったが、この小物の役はなかなか彼に合っていた。テレビではスターでかっこいいが、いわゆる美男子ではない。以前バラエティ番組でノーメークで出ていたとき、その肌が恐ろしく荒れていたのに驚いた事がある。どちらかといえば「曲者」型で、そこの点を山田監督はよく心得ていた。前の二作ほどヘビーな役でもないので適役という事なのだろう。壇れいさんという人は今回が初めて見たがさすが宝塚、たいしたものである。この凛とした美しさを持つ俳優は最近とみに少ないだけに実に嬉しい。

ただ盲目の剣士が相手を斬るという演出はどうするのかと思ってたが、やはりそこには少しながら問題があったと思う。緒形拳と試合をする時に、「太刀筋は生きている」と言われ腕は人一倍である事は分かるものの、練習では負けてしまい。その後、それなりの秘策で主人公が挑むか、偶然に近い事が起きてきわどいところで勝つという演出でゆくかどうするかを考えながら観ていた。それが意外にヒーローのキムタクなら負けないだろうという俳優の魅力に頼った演出だったのは少し残念だ。

カツシンの「座頭市」は居合い、つまり相手を迫らせて払うようにして斬るという殺陣にしていた。それは相手からいじめられ、払いのけなければ生きてゆけない「あんま」の身から出た事だと映画の中で市が語る場面があったのを記憶している。「武士の一分」の場合、確かに河原で勝負を賭け、石にけづまついた音で相手の場所を探るという工夫はしていたが、相手の乗っかった屋根の音が主人公の耳には鋭く到達したくらい音にこだわった演出をしてもよかったのではないか。

ハードボイルド・タッチの編集のおかげで歯切れのよい一本になってはいるが、もう一つ殺陣にはこだわって欲しかった。
 

リクエスト

 投稿者: あいん  投稿日:2007年 3月31日(土)12時37分49秒
  「黄色い涙」
「眉山」
犬童一心、よろしくお願い致します。
 

リクエストします。

 投稿者: つくし  投稿日:2007年 3月29日(木)22時56分6秒
  「ヘレンケラーを知っていますか」
よろしくお願いします。
 

リクエスト

 投稿者: ran  投稿日:2007年 3月27日(火)19時16分7秒
  「孔雀-我が家の風景」をお願いいたします。  

パプリカ

 投稿者: 竹内です  投稿日:2007年 3月25日(日)00時27分7秒
  見る前は「夢の物語」と聞いて、いやな気がした。どんな事でも「夢オチ」でカタをつけられてしまい、明確な物語を組まずに行くたぐいのものが多かったからだ。

しかし、映画が始まるとともにそんな不安は吹き飛んだ。
夢の中に入る事で、その人間の精神的なトラウマを取りのぞく「パプリカ」という女。実は彼女は科学者で、夢に入る装置の研究グループの一員の女性の夢の世界での姿。性的にも思想的にも奔放なパプリカと保守的で合理主義の彼女の間にあるものが映画が進むにつれ、大きな意味を持ち出す。

パプリカが向き合うのは大なり小なり、男性のゆがんだ自意識過剰な面で、酷い場合になるとそれがファシズムにまで向かう、ヤロウの妄想のグロテスクなビジョンだ。

面白いのはオタク的な男たちの妄想と、社会的な地位もある高齢者の妄想が重なる部分が多いと言う視点で、映画のクライマックスが「男と女の対決」になるのは、男という「馬鹿」の目を覚まさせるのは、一人の女と迎えあう力があるか否かという「現実」の重みであるという強烈なメッセージが託されているからに他ならない。

しかしもう一方でこの映画はフェミニズム的な強引さへも鋭い批判を投げつける。自分の化身であるパプリカを嫌うヒロインに対し、自分の正義を絶対視する思想は、あんたが嫌うジ自意識過剰な男たちに通じるものがあると厳しく批判するパプリカ。「こうあるべし」という思想を押し付けるのであれば「おんなたちの思想」も「男たちの思想」同様全体主義への道を走るだけである。それを越えるのは「女の理想」でなく、性的にも堕落したというくらいの奔放さに他ならないという視点は実に鋭く的を得ている。

実はこの作品を見る前にテアトルでトニー・スコット監督の「デジャヴ」を見た。同じように夢を現実が越えるというダイナミックな荒業に感心しながら、衛星やカメラで監視するシステムを賞賛するかのような視点に何かイヤなものを感じた。凄く面白いのだが、それでいやよかったですねと諸手をあげて賛成だというわけにはいかない。

「パプリカ」の方がより全体主義の悪を鋭く描き、それがいかに我々に身近なものかを伝える事に成功している。
 

ありがとうございます。

 投稿者: つくし  投稿日:2007年 3月24日(土)20時55分49秒
  「ルワンダの涙」、メトロさんで見れるんですね!
今から、心待ちにしています。
 

リクエスト

 投稿者: クロ  投稿日:2007年 3月19日(月)05時08分55秒
  *星影のワルツ
*NARA:奈良美智との旅の記録
*世界はときどき美しい
が見たいです。
 

 投稿者: WATER  投稿日:2007年 3月17日(土)21時22分27秒
  先日NHKのラストメッセージという特集番組をみて、
木下恵介監督の映画に興味を持ちました。
「二十四の瞳」デジタルリマスター版など上映して
頂けたられたら嬉しいです。
 

リクエスト

 投稿者: グリコ。  投稿日:2007年 3月12日(月)23時07分7秒
  『NARA:奈良美智との旅の記録』がぜひ観たいです。  

リクエスト

 投稿者: ウエポン  投稿日:2007年 3月12日(月)11時20分44秒
  私も、秒速5センチメートルを観たいです。  

(無題)

 投稿者: アル  投稿日:2007年 3月 9日(金)02時59分7秒
  秒速5センチメートル
をお願いしたいです
 

リクエスト

 投稿者: るい  投稿日:2007年 3月 4日(日)23時09分58秒
  「エンマ」の上映をお願いします。  

アヒルと鴨のコインロッカー

 投稿者:  投稿日:2007年 3月 4日(日)21時46分0秒
  『アヒルと鴨のコインロッカー』(http://www.ahiru-kamo.jp/)の上映を是非お願いします。
あまり派手でない雰囲気と、ボブ・ディランの声がメトロさんに合いそうです。
 

リクエストをコメント付きで

 投稿者:ふう  投稿日:2007年 3月 4日(日)15時48分59秒
  あんまりマニアック過ぎず、かつメトロさんらしい映画をリクエストしたいです。

メトロさんは以前からよくワイズポリシー配給作を上映して下っているので、まず以下のワイズ・ポリシー配給作品を。

■ウディ・アレン監督作「Scoop(原題)」
ウディ好きにはもちろん、主演がスカーレット・ヨハンソンとヒュー・ジャックマンなので、このふたりを見たい、好きだという方は多いのではないでしょうか?

■ガス・ヴァン・サント監督作「Mala Noche(原題)」
「メトロさんへ行けばヴァン・サント監督作が観れる」というイメージが昔からあります。今回の「Mala Noche」は、昨年カンヌの「監督週間」部門で特別上映されたものです(85年製作で、彼の長編初監督作。日本では未公開)。個人的なことを書くと、私はリヴァー・フェニックス世代で、ヴァン・サントの「ドラッグストア・カウボーイ」や「マイ・プライベート・アイダホ」を観て育ち、この映画は、いま現在ではなく、その時代のヴァン・サント映画に近いものがあるんじゃないかと感じまして…ぜひ観たいと思っております。

以下、他の配給会社です。

■ギレルモ・デル・トロ監督作「パンズ・ラビリンス」
(日本公式サイト)http://www.panslabyrinth.jp/
キュービカル・エンタテインメント配給。話題作ですし、私以外にも観たいと思われる方は多いのではないでしょうか?

■ミシェル・ゴンドリー監督作「恋愛睡眠のすすめ」
(日本公式サイト)http://renaisuimin.com/
アスミック・エース配給。「エターナル・サンシャイン」に次ぐ、ゴンドリーの恋愛映画。ガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブール主演で、舞台がフランスのパリ。でも監督はゴンドリーなので、きっとすっぱくてホロ苦の恋愛映画のような気がします。


以上です。


追伸:以前リクエストしました「イカとクジラ」の上映、ありがとうございました。観に行きましたよー!
 

リクエストします

 投稿者:竹内です  投稿日:2007年 3月 4日(日)03時13分44秒
  「パラダイス・ナウ」(アップリンク配給)
「相棒 シティ・オブ・バイオレンス」(リュ・スンワン監督 SPO配給)
「絶対の愛」(キム・キドク監督 ハピネット・ピクチャーズ配給)
「サン・ジャックへの道」(クレスト・インターナショナル配給)
「約束の大地」(カフェグルーヴ ムヴィオラ配給)
「エレクション」(ジョニー・トウ監督)

是非是非ご検討ください
 

リクエスト「ボンボン」

 投稿者:yammieya  投稿日:2007年 3月 3日(土)19時08分42秒
  アルゼンチン映画なんですが、犬とさえないオジサンのわらしべ長者ストーリー、「ボンボン」(http://www.bombon-movie.com/)をぜひメトロで観たいです。お願いします。  

リクエスト

 投稿者:通りすがり・・・  投稿日:2007年 3月 2日(金)23時15分5秒
  「神童」を是非見たいです。  

映画をリクエストします

 投稿者:2ka  投稿日:2007年 3月 1日(木)17時11分6秒
  映画をリクエストします
新海誠監督の「秒速5センチメートル」(http://5cm.yahoo.co.jp/)です。
すごく素敵な作品なのでぜひ見てみたいです。
上映お願いします!
 

リクエスト

 投稿者:かぐら  投稿日:2007年 2月26日(月)23時45分59秒
  これから公開の「神童」リクエストします。
映画として新しいクラッシック音楽を是非見せていただきたいと思います。
よろしく御検討くださいませ。
 

悪夢探偵

 投稿者:若泉  投稿日:2007年 2月25日(日)20時43分6秒
  ヴィタールは今ひとつだったが、これはすごかった。
人間の孤独さを浮き彫りにするいうか、とことんまで引き離すというか、観ていて「俺も戻れないんじゃないか…」というような、危ない感覚がする魔的な才能を感じた。
でも、自主映画的なにおいもあって、そこがまた「たまらん」かも知れない。役者もしていたのは気がつかなかった。
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2007年 2月25日(日)13時42分21秒
  善き人のためのソナタの上映を是非お願いします。  

悪夢探偵

 投稿者:竹内です  投稿日:2007年 2月25日(日)10時23分30秒
  ビルとコンクリートの都市の中に封じ込められた人間の狂気を描く事をライフワークにして来た塚本晋也監督が何でまたヒーローものをと思いながら見たらなるほどと感心。

「悪夢探偵」は他人の悪夢に入る能力を持ってはいるが、他人の悪夢を解決するたびに自分も悪夢を観る破目になるので、自分はこれで生活しているのではないと吐き捨てるように言い、不幸な生い立ちもあって、人生に絶望しているという設定だ。だから事件をバンバン解決してゆく痛快さでなく、そういう能力を持っている自分がいかに生きてゆくかで苦悩するというところがヤマになっていて、「対決劇」というより「葛藤劇」になっているところがミソである。
「夢魔」的な設定というと「エルム街の悪夢」が有名だが、塚本晋也監督自身が演じる敵役の設定にもひねりがあり(ラストで分かるがこれは感心した)、悪VS善の戦いにはしていない。むしろ両者の間はあいまいで、どちらも「今の世界への憎悪にも似た不満」があるにも関らず、「その今の世界以外に行き場所が無い」苦悩という点で同じ土台の上に生きている。コンクリートで固められた都市の中で狂気のマグマをたぎらせた人間の爆発を描く塚本監督にふさわしい設定だ。今回も都市の中で人間が叫び、わめき、狂気が爆発する。

悪夢探偵とヒロインの間柄も共闘ではなく、男と女がお互いへの恐怖心を克服する葛藤の物語になっているというのがまた面白い。相手の夢に入るという事が、お互いを相手にさらけ出す事であり、そこにセックスをなぞらえるという大胆な荒業に出ている。なんだ筆おろしの話かと言えばそれまでだが、こういう御時勢だけに、この結末に共感してしまうのは時代だなと思う。

是非これからどうなるかは観てみたい。hitomiはまた出演するかどうかわからないし、またもスカッとしない葛藤劇になるのは予想がつくけど。
 

リクエスト

 投稿者:まぁま  投稿日:2007年 2月23日(金)23時35分3秒
  鉄コン筋クリートをメトロ劇場で見たいです!!
あのメトロの空間だからこそあの世界が面白く見えそう。
是非ともご検討の方、よろしくお願いします!!!
 

リクエストです!

 投稿者:もこ  投稿日:2007年 2月18日(日)05時34分32秒
  「紀子の食卓」
「ウール100%」
「薬指の標本」
「いちばんきれいな水」
「Noisy Night Holy Night」
「銀河鉄道の夜 I carry a ticket of eternity」(2006)
「鉄コン筋クリート」
「二重被爆」
「甲野善紀身体操作術」
「エクステ」
「Tokyo Loop」
「LOVE MY LIFE」
「空を飛んだオッチ」
「バベル」
「アルゼンチンババア」

よろしくお願いします!
 

美術の映画

 投稿者:那波  投稿日:2007年 2月12日(月)13時41分38秒
  仲間さん、私とて新たな発見でした。楽日はそういう映画としての見方もありますよね。

美術展の映画。どのくらいでしょうか。40くらいのシーンかと思いますが、まさに40枚の絵画を見ながら90分くらい美術館を巡るような気がいたします。

こういう体験は他にないが故に反論してしまう方もいるでしょうが、美術館という新しい見方をもつと、この映画の再確認すると思うんですが、終わってしまったんですよね・・・。

いやいや、先週はよい体験をさせていただきました。
またこのような、世界でも稀な映画を発見してきていただきたいと願います。

西瓜は明日にでも行こうかと思っております。
 

(無題)

 投稿者:仲間  投稿日:2007年 2月12日(月)01時37分50秒
  西瓜面白いですね。でも衝撃は楽日です。

あんな美術館の絵をみるような映画は初めてだったからです。長いシーンはそういうことなんですよね。
とても綺麗な絵でした。
西瓜は派手だあ。あんな派手な映画は見たことない

どちらが好きか?

うーん。楽日ですね