第3刷の刊行を決定しました!
2015,05,11
第2刷がわずか2週間ほどで完売してしまったことを受け、当サイト上で第3刷の発注の判断をするべくアンケートを行ってまいりましたが、おかげさまで70名近い方々から再販のご希望を頂戴いたしました。ご要望を頂きました皆様、ありがとうございます。初めての同人誌作成ということもあり、まさかこれほどまで多くのご要望を頂くとは想定しておらず、入手ご希望の皆様を長らくお待たせしてしまい大変申し訳なく思っております。
本日第3刷について印刷会社様へ発注を致しました。速やかな販売再開のため、今回は筆者の自宅を経由せず印刷会社様から書店様へ直接納品となるため、到着次第の販売再開となります。早ければ今週末にも販売再開となりますので、しばらくお待ちください。
今回の経験を踏まえ、下巻につきましては初期段階からの大量印刷、複数書店様での委託販売等万全の準備の上臨む所存でございます。引き続きご期待ください。
第3刷に向けてアンケートを実施中です。
2015,04,29
COMIC ZIN様での上巻の販売ですが、大好評につき追加納品分も早々に完売となってしまいました。ご購入いただいた皆様、誠にありがとうございます。また、お店に足をお運びいただいたにもかかわらず完売によりお求めいただけなかった皆様、大変申し訳ございません。
予想外の好評を受けまして、第3刷について現在発注を検討しております。発注数を見極めるため、これからご購入を希望される皆様を対象に購入希望数に関するアンケートを実施しておりますので、ご協力をお願いいたします。(アンケートは1項目のみの簡単なものですのですぐに終わります。個人情報の入力等は不要です。)なお、可及的速やかに発注数を確定させたいため、できるだけ早くご回答いただきますようお願いいたします。
初回委託50部完売御礼!
2015,04,23
先週末から始まったCOMIC ZIN様での上巻の販売ですが、おかげさまで大好評となり、秋葉原のパソコン・ゲーム・アニメ・同人誌など新商品情報の老舗サイト「アキバBlog」においても紹介を頂きました。(当該記事)ご購入頂いた皆様には深く御礼申し上げます。
これら大好評を受けまして、初回委託分の50部が通信販売では早々に完売、実店舗についても2〜3日で完売してしまいました。昨日正式に書店担当者様より追加納品のご依頼を頂戴いたしましたので、本日中に自宅に残る50部について追加で納品を行います。お求めの皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、販売再開までしばらくお待ちください。
なお、このペースでまいりますと追加納品分の50部につきましても早々に完売してしまう可能性があります。販売状況によっては第3刷を検討いたしますが、予算の都合上印刷発注が5月中旬まで遅れる見通しです。お求めの皆様は、どうぞお早めにご購入・ご注文頂くようお勧めいたします。
また、以前アンケートで大変多くのご希望を頂戴していた電子書籍での配信につきましても本格的に準備を進めてまいります。電子書籍では印刷費がかからないことから、大幅に低価格化できる見込みです。準備ができましたら改めてご案内いたします。
書店委託販売が開始されました!
2015,04,18
大変長らくお待たせいたしました。
本日よりコミケットスペシャル6でリリースいたしました「総武・東京トンネル(上)」の書店委託販売が開始されました。委託先は東京の新宿と秋葉原の2箇所に店舗を持つ「COMIC ZIN」様です。実店舗の他に同社の通信販売サイトでもお求めいただけます。詳しくは「出展予定」のページに記載しておりますのでご覧下さい。1日でも早く皆様のお手元に当作品が届きますよう願っております。

同人誌の書店委託販売では、価格に応じて委託料(通常は店頭販売価格の3割)がかかることから、委託時はその料金を上乗せした価格とするのが一般的です。このため、本誌につきましてもコミケットスペシャル6での販売時の価格より値上げさせていただくことになりました。ただし、コミケットスペシャル6で予想外の好評だったため、第2刷については既報の通り初版を上回る100部を発注することにより量産効果が得られ、値上げ幅を300円(さらに消費税がかかります)に抑えることができました。今回は初めての同人誌の制作ということもあり、売上動向を見つつ少しずつ増刷を繰り返さざるを得ないため、これ以上の低価格化は現時点では困難となっております。ご迷惑をおかけいたしますが、趣旨をご理解の上ご購入頂きますようお願いいたします。
下巻につきましては、今回の経験により十分に「需要」がある確証が得られたため、1回あたりの発注数、印刷方法を変更し、大幅なコストダウンができる可能性が出てまいりました。また、印刷費が圧縮された余裕分をページ数増加などコンテンツ充実に回すことも可能になると考えられます。このあたりの事情については追々ご説明したいと思います。
第2刷の印刷を発注しました
2015,04,13
書店委託ですが、無事申請が通りました。委託先はCOMIC ZIN様(実店舗は秋葉原・新宿の2店舗)になります。昨日増刷版となる第2刷を発注いたしました。今度は簡単には在庫が枯渇しないよう、初版を上回る100部を発注しています。また、一部の箇所に発生していた画像の変色や誤字脱字についても修正を行っています。問題が無ければ今週半ばには受け取ることができると思われますので、早ければ来週中には委託販売がスタートする見込みです。購入可能になりましたら改めてご案内いたします。
今後ですが、上巻の方はひとまず制作を一区切りとし、下巻の制作に本格的に着手する予定です。上巻については書店での販売動向次第で変更になる可能性はありますが、予算の都合もありますので増刷は当面の間行わない予定です。今年末に予定している下巻リリースのイベント時に併せてある程度の数再販することを考えています。
米沢嘉博記念図書館にて見本誌が閲覧できます
2015,04,08
書店での委託販売並びに通信販売ご希望の皆様、お待たせして申し訳ございません。 本日、委託検討中の書店に見本誌を送付いたしました。今後審査が通りますと、印刷が完了次第販売が開始されますので、購入可能になりましたら、「出展予定」のページにてご案内いたします。今しばらくご辛抱をお願いいたします。

話は変わりまして、明治大学の付属施設である 米沢嘉博記念図書館(東京都千代田区)において、6月15日までの間、弊サークルを含むコミケットスペシャル6・くろケットにて頒布された同人誌(見本誌)をご覧になれます。閲覧資格は満18歳以上で、有料の会員登録が必要です。(1カ月会員2000円、一般(1年)会員6000円。明治大学学生・教職員は無料。)当日スケジュールが合わずお越しになれなかった方はどうぞご利用ください。なお、ご利用の際は事前に図書館Web上で閲覧請求をしておくと、現地での待ち時間が短縮できます。より詳しいことは米沢嘉博記念図書館の公式サイトをご覧ください。

米沢嘉博記念図書館
開館時間:月・金14:00〜20:00、土・日・祝日12:00〜18:00
住所:東京都千代田区猿楽町1-7-1(地図

なお、弊サークルの刊行物については関連法規に則り、近日中に国立国会図書館への納本も行う予定です。閲覧可能になりましたら、改めてご案内いたします。
正誤表を公開します
2015,04,04
コミケットスペシャル6から早くも1週間が経ちました。現在第2刷の発注に向けて委託先書店の選定や、 初版で発見された不具合箇所の洗い出しを行っています。初版で見つかった不具合のうち、特に重大なものについて正誤表にまとめましたので公開いたします。この度の不備につきまして、ご購入いただいた皆様に深くお詫び申し上げます。

総武・東京トンネル(上)正誤表(PDF/461KB)

なお、これ以外にも不具合がある可能性がありますので、発見次第随時更新いたします。また、読者の皆様におかれましても、不具合を発見された場合は本ページ右側のメールアドレスやTwitter等でご一報ください。ご協力をお願いいたします。
当日レポート
2015,03,29

昨日は待ちに待ったコミケットスペシャル6 OTAKU SUMMIT 2015でした。弊サークルにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。また、予想外の売れ行きにより早期に完売してしまい、遠方から足を運んでいただいたにもかかわらずお求めいただけなかった皆様、本当に申し訳ございません。(完売を巡る顛末に関しましてはこの後じっくりと書かせていただきます。)

主催者(コミックマーケット準備会)からの公式発表によると、来場者数は28日・29日合わせて5万人とのことです。(参考までに有明で開催される本家コミックマーケットの来場者数は3日間開催で50〜60万人程度となっており、1日当たりで比較するとおよそ8分の1程度に過ぎません。)今回、私がこのイベントをサークル初出展に選択した大きな理由は「地元千葉市(しかも自転車で移動できる圏内)で開催される」という点でした。これは勝手のわかっている地元であれば、初参加ゆえの不測の事態(不足資材の追加調達など)にも対処しやすいと考えたためです。これは既に書いた前日搬入に加え、当日にも大きな効力を発揮することになりました。(後述)
当日は色々と準備があり、家を出たのはサークル入場(出展サークルは準備等のため開会より2時間早く入場できる)が開始された後になってしまいましたが、交通機関の乗り継ぎが比較的スムーズにできたことから、10時前には幕張メッセに到着しました。前日Twitterにて最後の出展告知を投稿したところ、予想外のリツイート数(他人のツイートを自分の投稿に付け加えることができる機能)を頂いたことから、急遽もう10部在庫を持ち込むことにしたため、結構な大荷物となりました。到着後は近隣のサークルの方や午後にお手伝いいただく方へのご挨拶、前日搬入した荷物の展開、準備会への見本誌の提出、参加登録等の作業を同時並行で進めます。でき上がったディスプレイは下の写真の通りです。3年間本家コミケに通い詰めながら色々な方のディスプレイを研究してこのデザインになりましたが、いかがでしょうか?


当日弊サークルにお越しになった方はお分かりと思いますが、この後は30分かけてコスプレ衣装に着替える作業です。同人誌即売会で10年くらいの間にすっかり定着したコスプレですが、そういったものとはほとんど無縁である鉄道ジャンルでも、どういうわけか無関係なアニメキャラクターのコスプレをしている人がここ数年増えており(?)、せっかくの初出展ということで目立つことも兼ねて、2年前に衝動買いしてしまった「ゆるゆり」の七森中制服を引っ張り出して着た次第です(つまり女装コスプレと言うことです。メイクの練習大変だったんだぞ!)なお、写真のアップはご勘弁願います…(筆者のゆるゆり好きに関してはブログ本体の北陸旅行レポートとともに書こうと思っています。)
そして、11時丁度に予定通り開会です。大手サークル目当ての参加者がスタッフの「走らないでください!!」の絶叫をよそに猛ダッシュで雪崩れ込んでくる傍ら、自スペースにてお客様をお待ちします。開会から5分ほどで最初のお客様が現れました。初参加と言うこともあり、当初の予想ではこの後もせいぜい10分に1人くらいのペースでポツリポツリと売れていけばいいかなと呑気なことを考えていました。しかし、どういうことか3〜4人程度のお客様が数分おきにまとまって現れてはそのほぼ全員が1冊ずつ上巻をお買い上げになって行くではありませんか。このペースは開会から1時間ずっと続き、ついに12時15分、用意した60部全てが完売してしまいました。テーブルの上に置くPOPは上巻のタイトルと価格が書かれた紙の裏に、半分遊びの気持ちで「完売御礼」という文字を印刷してあったのですが、まさか本当にそれを使うことになるとは思わず、裏返す時に手が震えてプレートを落としてしまいました。1週間前の自分のツイートにも、全くこのような事態は予想していなかったことが記されています。


この日は偶然にも父親が在宅だったため、直ちに電話で家に残っている在庫20部全てを幕張メッセまで追加搬入してもらえるよう手配しました。短時間で再度着替えて普段着になって在庫を受け取るという巧妙なことはできないため、この時点で家族に秘密にしていたコスプレがバレてしまう事が決定してしまいましたが、背に腹は代えられません。
1時間後に無事追加在庫は到着し、追加分をテーブルの上に一気に並べます。ここで事前にお約束していたお手伝いさんもスペースにお越しになったため、その後の売り子はその方にお任せし、大急ぎで筆者は昼食を食べに会場端の企業ブースまで行きました。昼食は30〜40分ほどで済ませたのですが、その間にも多くのお客様においでいただいたようで、14時過ぎには追加分の在庫も払底してしまいました。
早期に完売してしまった代わりに、その後お手伝いさんやお立ち寄りいただいた方とはじっくりとお話をすることができ、皆様の弊サイトへの注目度や、新たなコンテンツのご要望等、貴重な生の声を大変多く頂戴することができました。これは普段インターネット上だけでコンテンツを展開している状況ではなかなかできないことです。貴重なご意見ありがとうございました。今後のサイト運営、新たな本の制作等に反映してまいります。
こうして、後半2時間は手持無沙汰になってしまった状態で16時前には普段着へ着替えるため更衣室へ向かい、着替えている最中に閉会を迎えました。当初はこの時余った在庫を宅配便で家に送ることを考えていたのですが、完売してしまったためトートバッグ2個で荷物の収納は完結しました。梱包していた段ボール類も会場で廃棄してきたため、帰りの荷物は実に軽かったです。
筆者はこの後隣の展示場1ホールで開催される「中夜祭」(アニメ声優・アーティストのライブ)に参加しましたが、80部分の売上金十数万円を持ったまま行くわけにはいかないため、事前に調査しておいた幕張テクノガーデンのATMに入金をしてきました。
中夜祭では、昨年夏のコミックマーケットに参加したことで話題となった演歌歌手小林幸子さんが恒例の豪華衣装を披露するなど、なかなかの盛り上がりを見せました。久しぶりにペンライトを激しく振ったため、腕が筋肉痛になっています。中夜祭でも何名かの地元の仲間とお会いし、挨拶をすることができました。そして、本がたくさん売れたことをいいことに、海浜幕張駅の駅ビルでこれまで1人では決して行くことが無かった寿司屋へ行き夕食を食べ、22時過ぎに帰宅しました。



今後ですが、事前に通販分として多めに印刷していた分も全て払底してしまったため、増刷を行います。増刷にあたっては初版で見つかっていた画像の不具合や誤字脱字を修正する必要があります。また通信販売については委託する書店の選定、委託販売の可否の判断を頂くため、開始まで少々お時間を頂きます。ご案内までしばらくお待ちください。
前日搬入をしました
2015,03,27
いよいよコミケットスペシャル6の前日となりました。
明日幕張メッセにお越しの皆様、カタログはもう購入されましたか?サークルチェックはもう完了されたでしょうか?注意事項をよくご確認の上で、いつものコミケとはちょっと違う祭典を存分に楽しみましょう。


さて筆者はというと本日は夕方に幕張メッセに出向き、本が入った段ボール箱と必要な資材一式を搬入してまいりました。恥ずかしながら大型展示場のイベントの搬入作業は初めての経験でして、人がほとんどいないホールの広さに圧倒されました。明日はここが人で埋め尽くされるのかと思うと半分楽しみ半分怖い(?)という感じであります。普段のコミケとは違う会場と言うことで、スタッフの方もわからない点が多くあるようで、搬入口が分からず他の前日搬入の方々と彷徨ってしまう場面もありました。
今回搬入したのは合計50冊ほどで重量にすると10kg近くあります。あまりの重さに見かねて途中ご一緒した方に台車に段ボール箱を便乗させていただいてしまいました。ご配慮を頂いた皆様ありがとうございます。これを教訓に次回は台車を用意して臨みたいと思います。
上巻が到着しました!
2015,03,24

本日ついに「総武・東京トンネル(上)」の作品が印刷所から到着しました。
今回発注した印刷所は、冊子印刷の納期が標準で4営業日(平日のみ)とホームページに記載がありました。 そのため、配送日数を考慮すると平日のみで計算して最短でも1週間は必要と見て、28日(土)のイベントに間に合わせるべくその前週の金曜日未明に入稿を(半ば強引に)完了させた格好となっています。その標準の納期を大幅に短縮する形で月曜日の夕方に発送通知のメールが来たのには驚きました。
気になる仕上がりですが、予想をはるかに上回るハイクオリティで二度目のビックリといった感じです。家のパソコンでは、CMYKカラーに変換した際かなりくすんだ色合いで表示されていたため、特に暗い写真は潰れて見えないのではないかと危惧していましたが、実際の印刷物ではそこまでくすんだ色合いにはなっていませんでした。今のパソコンもかれこれ6年使用しているため、ディスプレイ表面の樹脂が黄変しているようですので、カラーバランスの調整が必要かもしれません。(もっと欲を言えば「一層のこと買い替えたい」…)
3月20日の日記の通り、初版は事後通販分を含め80部を印刷しました。28日のイベントではこのうちの50〜60部程度を持ち込む予定です。(購入希望アンケートでは25部程度のご依頼がありましたので、予備としてその2倍程度を用意すれば十分だろうという考え方です。)同人誌の売上動向に関しては諸説ありますが、場合によっては「10部売れれば上等」と言われる世界で、初参加からこの搬入数で本当に捌けるのか半信半疑のところもあるのですが、余るのか足りなくなるのかは当日の閉会までお楽しみということにしておきます。

コミケットスペシャル6まで残り4日。28日は幕張メッセで皆様とお会いできるのを楽しみにお待ちしております。
ディスプレイ道具の調達
2015,03,22

いよいよコミケットスペシャル6まで残り1週間となりました。
なんとか入稿が完了しましたので、その後は3月28日当日に向けて必要な資材の調達や、陳列のデザインの検討を進めています。実は筆者は、2012年から毎年夏と冬に開催されるコミックマーケットで一般参加者として欠かすことなく参加していたのですが、これは将来のサークル参加に向けた事前調査(ディスプレイ方法、搬入数の動向等)も兼ねていました。(というビジネスライクな謳い文句を書いたものの、参加理由の9割は自分が欲しいアニメグッズ・同人誌の購入のためです(笑))
今回のコミケットスペシャル6では、準備会(主催団体)から有料でフロアスタンド(大型のポスターを掲出するための床置き形のスタンド)のレンタルがあるのですが、本家コミックマーケットとは違い、会場が東京都心から離れており、規模も幾分小さいため、来場者も本家コミケ程の数は無いと予想していますので、それについては使わず机の上のみでディスプレイは完結させる方向で考えています。正直なところ「見てわかればよい」のですが、今後の可能性も考えリユース可能で使い勝手やデザイン性も兼ね備えていることを考慮しつつ道具を揃えることにしました。当日は写真の卓上POPスタンド(いずれもダイソーのクリアケースとミニイーゼル)に加え、テーブルクロスを用意する予定です。テーブルクロスは参加要項で「できる限り難燃性のものを」という指定がありますので、恐らくビニールクロスになるでしょう。この他には金銭を扱うため、紙幣・硬貨を分けて保管する箱なども同時に購入しています。

フロアスタンドが無いと遠くから見た時目立たないかもしれませんので、「もしかすると」そこに立っているサークル主が目立つよう何か細工をするかもしれません。(詳しくは当日のお楽しみということで…)
入稿作業で予想外の苦戦!
2015,03,20
3月上旬には9割方完成していた原稿ですが、その後入稿作業に予想外に手間取り、入稿完了が本日未明までずれ込んでしまいました。印刷所からは即日OKのメールを頂きましたので、28日までには確実に間に合います。

入稿作業に手間取ったのは、元データであるMicrosoft Wordのdocx形式ファイルから、印刷所が対応するPDF形式に変換する部分です。家庭のインクジェットプリンタはC(シアン:青)M(マゼンタ:ピンク)Y(イエロー:黄)K(キー:黒)の4色インクが一般的ですが、印刷所もこれはほとんど同じです。そのため、入稿の際はパソコンで扱っているRGB(赤緑青の三原色)からCMYKにカラー形式を変換する必要があります。
また、今回の作品ではページ数をできる限り削減する観点から紙の縁目一杯まで画像を配置しているページが多数ありますが、縁に白い余白を作らずに印刷する場合原稿のデータは完成品のA4サイズ(210mm×297mm)の四辺に3mmずつ切り捨てる余白を作っておく(つまりデータ上は216mm×303mmにする)必要がありました。これを「塗り足し」といいます。
12月の日記でも触れた通り、今回はひとまず現状の作成環境を最大限活用する方針から、WordからPDFへの変換はフリーソフトを使用してきました。しかし、フリーソフトというからには機能が貧弱なものが多く、CMYKカラーへの変換に対応しているものは無く、余白のについても意図した通り反映されない場面が多々あるなど、このままでは正常に変換ができない事態となりました。そこで、やむを得ずAdobe Acrobat Proの30日限定無料体験版をインストールし、解決することとなりました。これにより、一部満足できない点はあるものの、「見るに堪えない」というクオリティになってしまう事態は回避できました。

皆様にアンケートをとった結果、予想外に多くのご購入希望の声を頂いたため、上巻は初版を80部印刷することになりました。これにより「需要」は十分あることを確信いたしましたので、下巻については制作環境をもう少し向上して臨みたいと思います。

ちなみに、誤字・脱字・画像の不具合等については全ページ紙に出力して確認しましたが、一部解決できなかった不具合があるほか、入稿後にも新たに不備があるのを発見してしまいました。当日は正誤表を作成して配布する予定です…(小声)

当日の流れ等について検討を進めています
2015,03,07

原稿の方は9割方完成を迎えており、完成した部分から紙に出力してレイアウトの確認・校閲を進めています。また、印刷業者の選定を行い、サンプルも取り寄せて紙質の検討も進めています。A4・少部数(最小ロット100部以下)・フルカラー印刷可能という条件で発注できる印刷業者は意外と少ないようで、選択肢は限られましたが、いずれも個人でも十分負担可能なほどオンライン印刷は価格破壊が進んでいることに驚きと若干の心配を感じました。
並行してコミケットスペシャル6当日の流れ等についても検討を進めており、今回購入希望のアンケート・当日のお手伝い(売り子)さんの募集を開始しました。ご興味のある方は当該ページをご覧いただき、ご協力をお願いいたします。
成功祈願を行いました
2015,2,22

昨日2月21日は、総武トンネルに関して調査漏れがあった箇所の再取材のついでに、 東京都千代田区の神田明神にてコミケットスペシャル6並びに今後の下巻制作等に関する 安全・成功祈願をしてまいりました。(実は正月に初詣に行く機会を逸したため、今回が2015年最初の神社仏閣への参拝となったのです…)
神田明神は秋葉原に近いことから、IT(情報技術)の神様としても知られており、筆者もブログの繁栄を祈願するため(?)2012年以降は毎年神田明神を参拝し、勝守(かちまもり)を購入するのが恒例となっていります。この効果なのかは不明ですが、同年以降はコンサートのチケットの抽選で当選する確率が大幅に上がった、あるいはステージに近い良い席が割り振られるようになったように感じられました。
神田明神と言えば、TVアニメ「ラブライブ!」の舞台にもなっています。コミケットスペシャルで遠方から関東にお越しの際は「聖地巡礼」を兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?
コミケットスペシャル6への出展が正式決定しました!
2015,02,16
かねてから参加を申請していた3月28日(土)コミケットスペシャル6 OTAKU SUMMIT 2015ですが、 本日参加に必要な書類が到着し、正式に出展できることが決定いたしました。スペース番号は1日目(3月28日)の「Jブロック34a」です。出展の正式決定に伴い本サイトの「出展予定」のページも公開いたしました。3月28日は幕張メッセで皆様のお越しをお待ちしております。
上下巻分割を検討中です
2015,2,7

導入の解説部分から総武トンネル(総武線)区間のページ割り付けが概ね完了しましたが、あまりにも気合いを入れ過ぎて作ってしまった結果、東京駅までで50ページを超える状態になってしまいました。東京トンネル(横須賀線)は、写真や図の枚数がかさむ駅が新橋のみであるため、これよりも減るとは思いますが、1冊に全てまとめようとした場合80〜90ページになることが予想されます。これを印刷業者に注文した場合、 1冊あたりの価格が2000円を超えてしまい、予算の都合で一度に発注できる量が非常に少なくるばかりでなく、購入をご希望の皆様にも大きな負担となってしまいます。また、一時的とはいえそのような分量の紙の塊をどう保管や運搬するのかという物理的な問題も出てきます。
そこで、やむを得ず今回は東京駅を境に上下巻に分割することも考えることといたしました。上下巻に分割した場合に予定しているコンテンツの構成は以下の通りです。

<上巻>
読むにあたって知っておく必要がある歴史など
総武線区間(両国駅〜馬喰町駅〜新日本橋駅〜東京駅手前)の構造物
東京地下駅について(検討された位置・ホーム数など)
地下鉄建設の方法に関する基礎知識(巻末)

<下巻>
実際の東京地下駅の様子に関する解説
横須賀線区間(東京駅〜新橋駅〜品川駅)の構造物について
車両について
地下水対策
換気設備
東京地下駅リニューアル計画

東京駅については、コンテンツの量が非常に多くなると予想されることから、 スケジュールに十分余裕を持たせる観点からもできるだけ下巻に先送りすることを 考えています。下巻の発表時期につきましては2015年内(冬のコミック マーケットも考慮)を目標としています。
なにぶん全てが初めての経験故に手探り状態ですが、引き続き制作作業を進めてまいります。
3DCGの制作にチャレンジ
2015,1,31

試し読みデータをご覧いただいた方はご存知かと思いますが、今回の本では各駅の構造を体系的に理解できるよう、3DCGによる立体図を掲載することを試行しています。3DCGは点と線、そして線同士の間を埋める面の組み合わせで表現されます。曲線を表現したい場合は線や点を非常に細かく区切ることにより滑らかな曲線ができあがります。
完成済みの新日本橋駅と現在製作中の馬喰町駅は駅構内がほぼ直線であるため、曲線を描く必要はありませんでした。問題は東京駅と新橋駅でして、いずれも駅構内がS字にカーブしており、東京駅に至ってはポイントも多数配置されている非常に複雑な構造になっています。この2駅については3DCGで立体図を描くことが可能かどうかも含め、今後設計を進めてまいります。

余談ですが、連日の徹夜作業で酷使したためか、部屋の蛍光灯が故障してしまいました。今から購入しに行ってきます…
試し読みデータを公開しました
2015,01,28
現地調査も順調に進んでいることから、並行して原稿の制作も本格化させています。
今回、皆様にこの本がどのような内容になるのかを知っていただくため、一部のページを試し読み用に先に完成させましたので公開いたします。試し読み用として選んだのは新日本橋駅のページです。駅部分についてはブログ記事にあるような写真に加え、新たに描き起こした図やCGを多用し、より体系的に分かりやすい内容を目指しました。改善点等がございましたら是非ご意見をお寄せ下さい。
プロジェクトスペシャルサイトオープン
2015,01,17
本日より「総武・東京トンネル書籍化プロジェクト」について、ブログとは独立したスペシャルサイトをオープンいたしました。本の制作状況やおこぼれ話、読者の皆様への重要なお知らせ等を随時掲載しております。特に、「協力求む!」のページは読者の皆さまから本に掲載する写真等を募集するページとなっておりますので、必ずご確認をお願いいたします。また、今後は一部のページを試し読み用として公開する予定です。是非定期的にチェックしてください。
現地の再調査を進めていますA
2014,12,30

2012年10月、東京駅赤レンガ駅舎が創建当時の姿に復原されました。復原により赤レンガ駅舎が多くの人々の注目を浴びるようになった結果、駅前広場内に2本立っている円筒形の換気塔が皇居側からの眺望を大きく遮ることが問題視されるようになりました。そこで、JR東日本は急遽換気塔の上部を切り取って眺望を確保する工事を行いました。
東京駅では今後暫定整備だった丸の内駅前広場を、歩行者の回遊性を重視した配置に大幅に作り替えることが決まっています。これに連動して、広場地下の横須賀線・総武線コンコースについても新たなトンネルの掘削による拡張や、施設の大規模な再配置、さらに老朽化した空調システムの全面更新などが予定されています。今年秋からその工事は始まっており、12月には丸の内地下北口前にあった蒸気機関車の動輪のオブジェが南口前に移設されています。
東京地下駅の改良工事は来年3月までには完成しないため、全てを本に盛り込むことはできませんが、可能な限りその動向をお伝えできればと考えています。
貧弱な制作環境…
2014,12,21
パソコンで書籍やチラシなどを制作する場合、オブジェクトの配置などがしやすいAdobe社のInDesignやIllustratorなどのDTP(Desktop Publishing)用ソフトがよく使用されます。印刷業者でも多くの場合このソフト独自のファイル形式で直接入稿可能となっています。このソフトは1ヶ月数千円程度でライセンスが購入できますが、筆者の場合使用しているパソコンが5年も前の古いマシンであるため、スペック不足となり使用できないことが予想されました。試しにAdobe社の写真加工用ソフトであるPhotoshopを導入したところ、グラフィックボードが一部の機能に非対応となっており、無効化されるという現象が発生しました。
このような現状であるため、やむを得ず今回の書籍化プロジェクトはパソコンにプリインストールされているMicrosoft WordとPDF変換ソフトを主に使用して臨むこととなってしまいました。Wordも近年は大幅に機能が向上していますが、元々簡単な文章の作成しか想定しておらず、画像や図形が意図とは異なる場所に配置されるといった現象がしばしば発生します。レイアウトが崩れていないか、保存の度に慎重にチェックしながらの作業となります。
将来もし第二弾の書籍化プロジェクトが実現した暁には、よりハイクオリティを目指すため、DTP用ソフトの導入を目指します。(パソコンの買い替えが必須であるため確約はできませんが…)
現地の再調査を進めています@
2014,11,28

文献調査に加えて、11月中旬より現地の再調査も順次行っています。
総武・東京トンネルいずれも開業から約40年が経過していることから、各所で老朽化などに対する改修工事が行われています。一例として、新橋駅のホーム東京寄りのシールドトンネル部分は2013年末から今年春にかけて既存の天井の化粧板が撤去され、漏水防止対策・再塗装が実施されました。新橋駅ではこの他にもバリアフリー化のためのエレベータ設置工事なども進行しており、それに伴い構内の設備のレイアウトが変化しています。制作中の本ではこれらの変化についても盛り込む予定です。
文献の再調査を開始しました
2014,11,10
「総武・東京トンネル」の書籍化プロジェクト実行決定に先立ち、(見切り発車ながら)10月下旬より手始めとして工事誌をはじめとする文献類の再調査に着手しています。
2008年の調査時は、東京の国立国会図書館で全ての文献の調査を実施していました。国会図書館は法律により日本国内で発行された書籍は必ず納入することが定められており、「ここへ行けば全ての資料が揃う」と言っても過言ではありません。しかし、実際の執筆過程で調査不足が見つかるたびに東京まで足を運ぶのは、隣県に住んでいるとは言え時間・コスト面で負担が大きく、結果的にその後の連載作品と比べクオリティを大きく落とす原因となっていました。
その翌年に連載した「京葉線新東京トンネル」の調査の過程で、筆者が居住している千葉市内にある千葉県立中央図書館に「総武線線増工事誌」が所蔵されていることを新たに確認しました。そこで、今回の文献再調査では総武線区間の工事誌については千葉県立図書館で閲覧をすることとしました。これにより、国会図書館へ行くまでの時間・コスト等負担が減り、その余力を本のクオリティアップに向けることが可能となります。
横須賀線区間の工事誌や専門誌の記事は引き続き国会図書館へ足を運んで閲覧する必要があるため、今後も計画的に調査を進めてまいります。
アンケートへのご協力ありがとうございました
2014,11,01
10月18日から30日までの間、ブログ「未来へのレポート」の書籍(同人誌)化プロジェクトに関するアンケートを実施し、200件以上のご回答を頂きました。アンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました。
アンケートの結果ですが、予想以上に多くの方々から書籍化に関して賛同する意見を賜り、筆者としては身の引き締まる思いであります。書籍化の対象とするテーマですが、元来予定していた「総武・東京トンネル」について一番多くのご要望を頂きましたので、そちらを第一弾として着手することといたします。また、自由記述欄において電子書籍化に対するご要望を大変多く頂戴いたしました。こちらについては、自主製作の宿命として常につきまとう在庫リスクの低減、ならびに遠方にお住まいの方の入手の容易さ等メリットが多数あります。できる限り早い時期での配信を目標に検討を進めてまいります。
アンケートの結果を受け、最初の出展予定イベントである「コミケットスペシャル6 OTAKU SUMMIT 2015」について、1次締切である10月31日までに参加申し込みをいたしました。コミケットスペシャル6の募集団体数は各日2000となっており、応募団体数が多数の場合は抽選になります。ここでもし当選した場合、来年3月28日(土)もしくは29日(日)に千葉県の幕張メッセで皆様とお会いできる見込みです。どうぞご期待ください。
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…皆様へのお知らせ
…制作進捗状況
…おこぼれ話
本企画に関するお問い合わせ先
mirai_report-information
@yahoo.co.jp
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