丹後の受信箱

もと

隠岐島の方言の「よう」について教えていただいたものです

日付
2010年01月01日 05時08分
差出人
もと
今年もよろしくお願いします。

実は、「よう」《入用。必要。》の論文を年末から書いています。
そして、それがもうすぐしあがありそうなんですが、その中で隠岐の方言の「よう」に触れたい
と思っています。

ところが、隠岐の方言については「よう」について書かれた文献がどうもないみたいなのです。
そこで、実際の話者の方から聞いて、それを資料として引用したいと考えています。
僕の論文の中では隠岐はとても重要な位置を占めます。それがなぜかについて書きます。
諸方言を見ると、「よう」《入用。必要。》には大きく分けて二つの用法があります。
ひとつは、「肉がようだ」のように、「よう」が自立名詞として使われているもので、これを自立名詞用法と呼びました。
もうひとつは、「肉は買うようだ」のように、「よう」が動詞に接続して使われているもので、これを動詞接続用法と呼びました。
僕は、その二つの用法のうち、歴史的に古いのは自立名詞用法の方だと考えています。
根拠は二つです。
一つ目は、落窪物語(10世紀)・宇治拾遺物語(13世紀)に出てくる用例がいずれも自立名詞用法であること。
二つ目は、「よう」《入用。必要。》をもつ方言の分布を調べてみると、島根県隠岐が地続きの東北・関東から離れて孤立しており、そこに古い形が残っていると考えるのは方言周圏論的な考え方からしても妥当だと思われること。

そこで、隠岐の方言について、調査協力をお願いしたいのです。といっても、難しいことをお尋ねするわけではありません。mixi のトピックで教えていただいたようなことを、電話で教えていただければそれでいいのです。通信手段としてインターネットしか使っていないというのは、現在の方言学の認識では不十分な手を抜いた調査だということになります。やはり実際の発音や内省報告を聞く必要があると考えられています。

ぜひご協力をお願いします。お時間はそんなにいただきません。
下記の連絡先までお電話をいただければ、こちらから折り返しかけなおします。
急なお願いで申し訳ないのですが、よろしくお願いします。

673-0874 兵庫県明石市大蔵本町10番7号
野島本泰
電話:078-917-8280
携帯:080-5546-3695
http://mnojima.blog12.fc2.com/
nojima.motoyasu@gmail.com

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