丹後の受信箱

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Hookeria!!

Re: Re: 無性芽について

日付
2010年05月08日 19時00分
差出人
Hookeria!!
お返事ありがとうございます。

> 地衣類の幼生，あるいは藻類ということはないのでしょうか？

という一行を見てギクッとしました。
標本の数個体を解剖してみましたが、無性芽は確認できず、
基物には藻類がびっしり生えており、藻類の芽生え(？)であったかもしれません。
ただ、独特の形状をしているparaphysisも確認できなくなっており、
無性芽が本当にあったとしても劣化して判別できなくなってしまったのかも知れません。
今となってはよく分らず、せめて写真を撮っていなかった事が悔やまれます。

G. minutissimumと紛らわしいような種は確かに無く、図鑑の記載と照合しても
際立って疑問に感じるような点もありませんが、
別のminutissimumの標本と比べて葉の質感が全く異なっていることが気になっています。
葉縁やラメラ状の膨らみの感じが凛としているというか、
文章では表現しづらいですが。
直接雨の当たらない岩隙の裏面に生育していたために保存状態が他よりも良かっただけかもしれません。
ただ、同一の種を検鏡したときに明らかに質感が違うと感じて納得し切れないものは
今のところこの標本だけです。

やけに自分がこの標本にこだわっているので、冷静に考え直すために
またしばらく忘れようと思います。

ありがとうございました。

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