丹後の受信箱

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あひる

と・く・べ・つ

日付
2007年08月25日 20時07分
差出人
あひる
1ヶ月１２０句ぐらいを作って
結果的に３０句ぐらいにして東句会という場所にもっていって
結果を参考に6句を投句しています。

たとえばまだ結果がわからない8月20日〆の分をおみせしましょう。
毎月こういう感じで投句して結果だけを２５日ごろに本がきたら
ミクシィにアップしています。

投句したもの

鶏頭に鶏頭脅えいたりけり
汚れても鶏頭ならば仕方なし
夫といて秋茄子駄目にしてしまう
夫と同じくらい幸せ鳳仙花
真っ先にコスモス暮れてしまいけり
砂場からひとりずつ欠け晩夏光

点数はいった候補句

細き目の人相書や晩夏光
さらさらと恋の台詞や夜の秋
コンタクトレンズはずせり夜の秋
二百十日畳に人の座りけり
鰯雲田麩のようで愛のようで
海鳴に月光に樹の応えなし
世の中の男に飽きて十三夜
横顔の長持ちしそう夜の秋
満月の浮足だっていたりけり
食券を買ってぶらつく秋うらら
返事して来るかもしれぬ夕立かな

点数はいらなかった没の没

蛇穴に入る羊羹の昏き照
赤い羽根つけて地球儀回しけり
対策を立てて耳掻夜の秋
地球儀を回し台風圏に入る
待ち人へあの手この手の案山子かな
湯玉より湯玉の生れし台風裡
思い切って声出してみる野分かな
寝室に変わる和室や夕化粧
消音のテレビの灯り秋遍路
未来には未来の顔や芒原
二百十日男の都合つくかぎり
おおかたは和食を食いて秋となる

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