丹後の受信箱

チヂレゴケは何かの間違いではなさそうです

日付
2010年06月05日 23時27分
差出人
退会したユーザー
 チヂレゴケが樹幹着生種というのは・・・樋口先生自身は、どうやらかなり確信を持っていました。
 ところが木口先生はそうは思っていませんでしたし、平岡研の報告もチヂレゴケがコンクリート上にあると書いていました。校庭のコケを見る限り、古木先生もそうは思っていないフシがあります。
 というわけで、研究者の間で見解に相違がありそうな種類かもしれません。もしくは樋口先生が何か勘違いしているか・・・でも「間違っている」と面と向かって言うのは今回は避けておきました。

 どうも最近の生命科学の流れでは、科や属レベルの分類は評価されるが、科や属が明確に決定されているものに関する種レベルの分類は評価が低いようです。従って私がチヂレゴケ属の研究をやったとしても、これは属レベルでは明確に分かれる仲間なので、博士論文になる可能性は低いでしょう・・・これはタチゴケも同じ事だそうです。

 イワイトゴケの仲間は私も難しいと思っていませんが、どうしても気になるのがpseudo-tristeが見つからない事です。細胞の大きさで決めて行くと全部tristeになってしまいます。私のフィールドではどこで採集してもイワイトゴケですね・・・

 ケヘチマゴケの事は私も樋口先生も興味ありますが、先生は「テーマが他の人とバッティングしてはいけないのでコネを使ってテーマを決める必要がある」と仰っていました。それは院試を突破してからの話だろうと思っています。

 適性については私はまだ不足していますが、そういうものは後で作ればいいだろうし、何度も観察すれば出来ていくものだと思っています。まあ、こう呑気に言っていられるのは修士2年目までです。もし修士課程の時点で適性が十分身に付かなければ、教員になるまでです(笑)

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