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丹後の日記

ナガスジハリゴケ編集する
2006年03月08日17:13全体に公開
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ナガスジハリゴケは今回初めて知った種。この属では他にハリゴケを1度だけ採集したことがある。

目で見るとこの2つははっきり異なり混同するようなものではないが,いざその違いを伝えようとすると難しい。葉先の細くなり方,葉縁細胞の分化や鋸歯の程度,パピラの形等は微妙な差であって,比較すれば分るが単独ではどちらとも言えない。

最も確実なのは,ナガスジハリゴケは茎葉の長さ 0.8mm以上とはっきり大きく,葉身中部の細胞が形(4-6角形)も大きさも不定で,ハリゴケのように縦長で揃った感じにはならないことである。

以下は検討課題...
(1) ナガスジハリゴケは枝が立ち上がって叢生するように見える。一方ハリゴケの方は薄くぺたっと基物に貼り付いた感じ。
(2) ハリゴケは葉身基部ではパピラが急に少なくなり全くなくなることもあるが,ナガスジハリゴケの方はほとんど変化がない。
(3) ナガスジハリゴケは葉の一部(特に基部)が反曲することがある。

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