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丹後の日記

ノミハニワゴケ編集する
2006年02月08日16:45全体に公開
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 朝日新聞の日曜版『自然の不思議 コケ』,今週はノミハニワゴケ Haplocladium angustifolium だった。余りにありふれているので,つまらない奴と差別されているような気がする。この度は,一世一代の晴舞台であろう。さすが伊沢正名氏というべきか。
 どこにでも沢山あるということは,それだけ繁殖力が強く適応性にも富んでいて,種として優秀ということになるのだが。

 それにしてもこの種,コメバキヌゴケ H. microphyllum との区別が難しい。顕微鏡で見れば明らかだが,野外(目視)で見分けるにはどうするんだろう。生えている環境が多少違うような気もするがはっきりしない。せめてルーペで,確実に区別できるようになりたい。
 
 和名は「蚤葉 庭苔」(小さい葉)か?

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 暮れてゆく 雪の疎林の 奥知らず      石川星水女
 樅(もみ)の木に 樅のしづけさ 雪降れり   渡辺千枝子
 頬白の かすかな足蹴(あしげ) 枝の雪   中村草田男

コメント

  • プロジェクトK

    プロジェクトK2006年02月10日 12:51 削除
    この2種、生育環境もよく似ているし(と思っている)、でもよく調べたらおもしろい違いがないかなぁと思っています。
  • 丹後

    丹後2006年02月10日 13:34 削除
     一体この2種を区別する必要があるのか,というコケ学者の意見を読んだことがあります。どちらなのか判断できない中間形でもあるんでしょうか。
     それはそれとして,形が違うのですから何かその理由はあるはずで,形態以外の生態的な違いが見いだせるのではないかと思っています。

丹後

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