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丹後の日記

ホウライツノゴケ 2 Anthoceros angustus編集する
2008年06月14日23:32全体に公開
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「北限が伊豆諸島の御蔵島」となっていたことと,「立ちあがって団子状に固まった」異様な生え方から,前回はなかなか納得できなかった。もっとも,葉の縁に無数の無性芽をつけるものは他にはないので,理屈上は間違ってないわけだが。

今回,別の場所でものすごい集団に出会って信じざるを得なくなった。ツノゴケ類は案外簡単だ,などと思って始めたが段々そうも行かなくなってきた。全標本を再度同定( 7種)し直すことにしたい。しかし,本種ほど分かり易く確実なものはない。

(1) ロゼット状に広がらず,ぎっしり固まって立ちあがる(Aggregated)。
(2) 明るい黄緑色で,無数の無性芽に覆われる。とても「ツノゴケ」には見えない。
(3) 〔朔〕は非常に長く 5cm程度の高さになる。10cmになることもあるらしい。
(4) 胞子は墨のように真っ黒。
(5) 胞子表面の突起はゴツゴツした感じで,明らかに他種とは印象が異なる。・ややまばら,・直立する柱状で頭が切形。


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 かくれ咲く 命涼しき 鴨脚草(ゆきのした)    富安風生
 ゆきのした かろがろ咲いて はなやげる     渡辺水巴
 ゆれそめて 雨となりけり 鴨脚草         今井つる女

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