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丹後の日記

多形なヤノネゴケ編集する
2006年02月02日12:00全体に公開
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 ヤノネゴケ Bryhnia navae-angliae は多形で困る。もう覚えたと思っていたが,1年経った今でも同じものをまた採集して帰って来る。昔は10種近くに分けてあったくらいなので無理もないか。

 しばらく野外では,以下のように考えてみることにする(自家用)。
(1) 茎葉と枝葉の形・大きさがはっきり異なる。枝先の葉は細くなることが多く,とげとげしい感じ。
(2) 茎葉(太い枝)は,幅広の大きい三角形。
(3) 枝葉(細い枝)は,細い葉が広く開出し,乾くと微妙によれる。

 しかし,これでは同属の近似種を見逃しかねない。困ったものだ。

 時に,タニゴケ Brachythecium rivulare とそっくりな型も出現する。しかし,細胞の大きさがまるで異なる。

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 枯れ伏せる もののひかりの 二月かな   遠藤悠紀
 枯藪(やぶ)を うつせる水も 二月かな   久保田万太郎
 二月の雨 梅の雫(しずく)と なりゐたり   細見綾子

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丹後

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