エゾスナゴケ Racomitrium japonicum が 『mixi』 に参加したお陰でついに分った。 1年以上かかったことになる。先生が側にいて聞けば一瞬で分るわけだが，それでは問題が解決した時の満足感はないだろう。
　分類が見直されたようで，今までスナゴケ R. canescens と言っていたものである。
　葉基部近くにも，太くて高いパピラが多いのが著しい特徴。透明尖の大小は変異が多い。今度このコケに逢ったら「苦労しましたよ」と言ってやろう。明るい岩場に群生することもあるので，そこで弁当を食べるのもいいだろう。
　唯一気になるのは，どの図鑑にも高さは 3cmまでと書いてあることだ。高さ 5cmになるのもあると思うのだが。