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丹後の日記

ヒメツボミゴケ Jungermannia japonica編集する
2007年11月07日17:16全体に公開
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今年は後半になって妙に珍しいコケに出会っているような気がする。しかも,初めてではなく何度か行ったことのある場所で。少しは目が見えるようになったんだろうか。

本種も少なそうなもので,タイプは宮崎県清水岳,他には大雪山・早池峰山・大台ヶ原・山口・広島・滋賀・京都・埼玉の記録が見付かった。平凡社の図鑑の写真の「蔵王山」というのは奥羽山脈であろうか。本日届いた「屋久島の蘚苔類目録」には出てこない。

葉の先が凹頭(浅く 2裂し裂片円頭)という著しい特徴があって検索は容易であるが,鞭枝状の枝をやたらに出すなど記載と食い違う点が多かった。不安なので山田耕作先生に見ていただいたら,「仰るとおりです。間違いありません。」ということであった。

原論文の「記載と異なる場合もある」ということを知ったわけだが,稀産種で参照標本が少ない場合はそういうこともあるかも知れない(本種は日本固有)。その後の最新の情報まで知っていないと同定できないということか。


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 紅葉の 色きはまりて 風を絶つ          中川宋淵
 中学生 二里の家路の 山紅葉          相馬遷子
 燃え紅葉 溺れきれぬも 性(さが)なりし     塩田恭子

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