[mixi] ヒラハイゴケ　Hypnum erectiusculum

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丹後の日記

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ヒラハイゴケ　Hypnum erectiusculum編集する: 2007年04月02日17:48; 3 view

(1) 扁平に付いて腹側へ曲がる葉，(2) 強い光沢，(3) 長い蒴柄，を見て大きめのカガミゴケ Brotherella henonii だと思いちょっとだけ採って帰った。

家では，ラッコゴケ属 Gollania の中を何時間もウロウロすることになった。「葉の形が背方・側方・腹方で異なるのは Gollania」という思い込みが強すぎたせいである。朔が未熟であったのも不運であった。

H. erectiusculum は，主茎が紐のように長く這って，そこから短い枝が不規則にまばらに少しだけ出る，という特別なイメージがあった。今までに見た（ 2回だけ）のがそうだったためであろう。今回の生え方は全く違っていて，ミヤマサナダゴケ Plagiothecium nemorale にも見えた。

既に知っている種を，何だろう？とまた調べたりした経験はコケ以外には記憶がない。負け惜しみのようだが，これで Gollania の知識も増えたし本種ともより親密になれた。茎の表皮細胞の変な形や Hypnum らしかぬ翼部の様子なども印象的だった。

それにしても，胞子体のついた Hypnum を採集すると嬉しいものだ。同定結果の安心感が全然違う。胞子体といえば，付いていた場所に翌年行くとまた付けている。場所なのか個体なのか。

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　初桜　蕾したがへ　楚々として　　　　　　　　佐藤ともえ
　人はみな　なにかにはげみ　初桜　　　　　　深見けん二
　さやうなら　桜ほころび　初めし町　　　　　　大隅優子