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丹後の日記

コマノキヌイトゴケ Anomodon thraustus編集する
2007年03月29日13:36全体に公開
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長く這う茎から短い枝を立てる。霧に濡れて葉が開いていて目視でミノゴケ属 Macromitrium に見えた。ルーペで覗いたら,激しく波打つ葉が無方向にぎっしりついていて驚いた。最初,病気による成長障害だろうと思った。

検鏡するために葉を外そうとしたら,非常にもろくてバラバラと壊れた。こんなにもろい葉は初めてのような気がする。このことと,大きさも方向も不揃いで捩れる葉(湿って巻縮!)が極めて印象的である。

検索表はすんなりとたどれるが,中肋の背面細胞に丸いパピラが 3,4個並んで出るのも面白い特徴である。

分布図で見ると少し高い場所,北の方に多いもののように思える。野口先生の "Illustrated Moss Flora of Japan" には,何故かこの種は載っていない。

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 菜の花に 夜明け眩しく なりしかな      小林康治
 菜の花の 野路軽やかに ふむペダル    水野 通
 両岸は 菜の花明り 家出せむ        小泉八重子


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丹後

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