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丹後の日記

オオケビラゴケ Radula perrottetii編集する
2007年02月22日19:33全体に公開
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過去にシゲリケビラゴケ R. javanica と同定していたものである。「シゲリケビラゴケの北限地は三重県伊勢市」ということを知って,慌てて調べてみたらオオケビラゴケであった。

今となっては何故間違えたのか理由が分らない。「葉が裂けて落ちやすい」という性質に目が眩んだのかも知れない。ケビラゴケ属は他の種も大なり小なり葉がもろいようなので,「落ちやすい」には要注意である。

何よりも,腹片の形が丸味のある三角形(長めのおにぎり)という独特なもので,しかも茎を完全に覆い隠して反対側へ張り出す。シゲリケビラゴケとは全然違う。ただし,この属の種は同一個体でも部分によって微妙に形態が変化するので,太い茎の大きい葉の部分で慎重に判断しないといけない。

なお,本種は「トリゴンが大きい」ことになっているが,これも変化があって明瞭ではない個所もあった。ただ何故か,腹片については例外なくトリゴンが巨大であった。


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 春めける 三味線草の 垣根かな     永田青嵐
 春めきて ものの果てなる 空の色     飯田蛇笏
 春めくや 前に出たがる 膝小僧      島崎ユウ子


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