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丹後の日記

ナガヒツジゴケ Brachythecium buchananii編集する
2007年02月06日17:19全体に公開
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ありふれた種のようだが,胞子体をあまり付けないのだろうか,ほとんど採集していなかった。葉が枝に接して付いて丸い棒のように見えるのが特徴である。乾いても変化しない。

ヒモヒツジゴケ B. helmithocladum との区別ができなかったが,以下はとりあえずの結論である。葉身細胞の大きさについては,計る度に違う結果が出るような気がして留保した。

(1) 皺  Buc: 深くて明瞭。  Hel: 弱い,不明瞭。
(2) 形  Buc: 卵形で先は漸尖。  Hel: 楕円形でやや急に細くなる。
(3) 中肋 Buc: 長くて 3/4 を越える。  Hel: 急に弱くなり 1/2 程度。
(4) 翼部 Buc: 分化する。  Hel: 葉基部全体で一様,目立たない。

身近にある普通種の名前が曖昧というのは,気分のよくないものである。入門書にもよく出て来るが,あの程度の短い説明ではとても分らない。

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 我庵(いお)の 貧乏梅の 咲にけり       一茶
 生きるとは 漂ふことよ 梅ほつほつ      久保千鶴子
 天涯へ 梅の蕊張る 気息かな         攝津よしこ


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