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丹後の日記

イセノテングゴケ Rhynchostegium ovalifolium編集する
2007年01月31日16:47全体に公開
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カヤゴケ R. inclinatum と コカヤゴケ R. pallidifolium との違いが分ったので安心していたら,今度はコカヤゴケとサイシュウテングゴケ R. contractum と本種,3者の違いが分らなくなってきた。

葉の形は明瞭な広卵形で,典型的なコカヤゴケとは印象がかなり異なる。より普通種と思われるサイシュウテングゴケにしたかったのだが,葉身細胞の長さが 100-120μmなので,本種と同定せざるを得なかった。

なお,カヤゴケにも変異があるし,図鑑では“卵状披針形”となっているコカヤゴケにも,“広卵形”の葉を持つものがあるように思う(根拠は葉身細胞が 120-150μm)。保育社の図鑑に,本属の分類は難しいと書いてあるが本当であった。まず,基準となるコカヤゴケを,きちんと把握することが必要だ。


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 ありしと思ふ ところにありし 冬菫        勝又一透
 海の日が 眠たさ誘ふ 冬すみれ        五所平之助
 跼(かが)むてふ やさしきしぐさ 冬すみれ   馬場公江

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