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丹後の日記

ホソバミズゼニゴケ Pellia endivifolia編集する
2006年11月30日16:45全体に公開
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湿り気のある岩っぽい崖で,葉の先が細かく切れ込んでレース状になっていた。一目見ると忘れられないような独特の形だ。こんな風になるのものは他にはないようである。葉先の二叉に枝分かれした部分は無性芽で,触るとポロポロ落ちる。

ただ,生えている場所によって葉状体の・大きさ・厚さ・色などが大きく変化する種として有名なので,まだ分かったとは言えない。前に泉(湧水)の中に沈没して生えているのを見たことがあるが,固く長い紐が絡まったようになって(仮根無し)とても同じものには見えなかった。

明るく水の滴り落ちる崖などでは,厚ぼったくなって紫色を帯び随分感じが異なる。無性芽や胞子体の無いときが問題である。エゾミズゼニゴケ・ミズゼニゴケモドキ・マキノゴケなどよく似た種があるので注意しないと間違える。

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 木の葉散る われ生涯に 何為(な)せし    相馬遷子
 木の葉散り 高層ビルは 灯の柱        大島民郎
 木の葉ちる 明るさに 君あらはれよ      夏井いつき


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丹後

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