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丹後の日記

キリシマゴケ Herbertus aduncus編集する
2006年10月03日21:56全体に公開
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葉を外してその形を見るまで,蘚だと思い込んでいた(例えばシモフリゴケ属)。大きく二股に切れ込んだ葉にしばらく唖然。急いで油体を確認してみた。

葉の基部から裂片にかけて中央に,細長い細胞からなるビッタが発達する。しばしば長い枝(鞭枝)を出すのも面白い。

未知の苔類は,保育社の図鑑の原色プレートで「絵合わせ」をすることにしているが,本種は見逃してしまった。ちょっと色が赤過ぎる。この図鑑の原色図は素晴しいのだが,自己の採集品とはイメージがずれることもあるので要注意。

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 紫をん咲き 静かなる日の 過ぎやすし   水原秋櫻子
 秋天に 届かで高き 紫苑かな        松根東洋城
 紫苑といふ 花の古風を 愛すかな      富安風生


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丹後

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