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丹後の日記

アオシッポゴケ Dicranum caesium編集する
2006年10月02日12:16全体に公開
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シッポゴケ属も,野外ではみんな同じように見えてしまうグループ。胞子体がなかったり,ちゃんと大きく成長してはいないものがあったり,困ったものである。「沢山種類があって面白い」と,いつか感じるようになるだろうか。

(1) 葉の翼部は4細胞層で暗く, (2) 葉には横皺がない。 (3) 中肋は太く下部で葉の幅の1/4くらい。 (4) 葉身上半の細胞の背面に刺状のパピラがある。

以上を確かめたので平凡社図鑑の検索表に従うと,アオシッポゴケということになる。

ただ,葉身上部のパピラは部分的な点在で,葉によっても多寡があるので,丹念に捜す必要がある。更によく見ると上部の葉縁が 2細胞層になっていて,歯も 2つずつ出ていることが分かる。しかし,これらの特徴はチャシッポゴケ D. fuscescens など他の種にもある。

あまり普通種ではないようなので続けて観察する必要がある。

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 晴天や コスモスの影 撒(ま)きちらし     鈴木花蓑
 水のごと 心澄む日よ 秋桜           原子 順
 秋ざくら ばかりの庭の 主婦若し        及川 貞


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