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丹後の日記

アブラゴケ編集する
2006年08月10日17:57全体に公開
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Hookeria actifolia 大きな平べったい葉を重ねてつけ,枝がぺたんとした感じになる(この科特有)。白っぽい黄色味を帯び,油を連想させるにぶい光沢がある。

葉は柔らかく,細胞は巨大(最大?)。葉先に吹き出物状の無性芽を付ける傾向がある。分かり易くて,初心者にとってはありがたいコケである。

普通種とされているが,妙に出会わないのが不思議である。今回で 3度目で量も少ない。従って生態もよく分からないが,いずれもやや明るい渓流,すぐ水に濡れるような岩の上にあった。

同じ科で一番よく見るのは ツガゴケ である。稀なはずの イバラゴケ も 3ヶ所で見ている。アブラゴケ のあるような環境を,自分が歩いていないのだろうか。

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 炎天の 地上の花や 百日紅         高濱虚子
 灼(や)くるだけ 灼けし風立つ 百日紅   馬場移公子
 百日紅 乙女の一身 またゝく間に      中村草田男


コメント

  • Hookeria!!

    Hookeria!!2006年10月16日 19:43 削除
    > 同じ科で一番よく見るのは ツガゴケ である。稀なはずの イバラゴケ も 3ヶ所で見ている。
    というのは凄いですね。
    イバラゴケはまだそれと分かって見付けた事がありません。
    逆に私はコケを初めて日が浅いですが
    Hookeria actifoliaだけは何十箇所で見ています。(^_^)
    いずれもやや明るい場所で見つけられたようですが
    1日中陽の当たらないような暗い場所にも生えています。
    それから、茎が著しく伸びるのはふわふわの
    腐植土の上など長く生長しても葉があまり
    地面に接しない所のように思います。
  • 丹後

    丹後2006年10月17日 22:06 削除
    イバラゴケは,葉の先の方に鋸歯があってルーペで確実に分かります。というより,葉の“形”が全く違います。ただ,乾いた時の印象はアブラゴケに似ているので要注意です。小さな斑点状にポツンとあった場合と,広い範囲にわたる大群生とを見ました。ツガゴケも条件がよいと大きな純群落を作ります。

    「アブラゴケ何十ヶ所」,隠岐では想像もできません。この種について黄色っぽいという印象を持っていたのですが,日陰で水に濡れているのはきれいなエメラルドグリーンになりますね。
  • Hookeria!!

    Hookeria!!2006年10月18日 07:20 削除
    イバラゴケについてはひょっとしたら
    苔類と思って見過ごしているのでは?
    と思っています。
    葉の列を見れば全然違いますが(^^)

    > この種について黄色っぽいという印象を持っていたのですが

    黄濁した感じになるのは岩についているものに
    多い気がします。
    岩に付いたもの全てがそうではないので
    岩質によるのかな、と漠然と思っています。
    色んな姿を見せてくれるので不思議ですね。

    > 日陰で水に濡れているのはきれいなエメラルドグリーンになりますね。

    ほんにそう思います。(^o^)
    綺麗過ぎて胸がいっぱいになります。(^_^)

丹後

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