胞子体のない標本で，センボンゴケ科に向かうのは無謀かも知れないが，たまたま幸運に恵まれた。属の検索表が機械的に適用できてこの属にたどり着いた。茎に“明瞭な中心束がある”のではない点が決定的である。

葉が弱く（しかし明瞭に）波打つのはよい特徴ではないかと思う。

乾くと葉が管状（筒状）に丸まるが，Illustrated Moss Flora of Japan (A.Noguchi) の図はそのようには見えない。これが唯一の気がかり。

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　山里の　朝のかがやき　花南瓜（かぼちゃ）　　　　村田脩
　道にまで　溢れ南瓜の　花の昼　　　　　　　　　藤田久子
　花南瓜　素顔にあれば　なつかしき　　　　　　小山遥