検索フォーム

丹後の日記

ハイヒバゴケ編集する
2006年04月25日21:19全体に公開
3 view
 Hypnum cupressiforme 確信があるわけではない。他のものではありそうにないという消去法。第一感ハイゴケ属と思ったが自信が持てなかった。
 枝の様子はアオギヌゴケ属を思わせ,葉の質感はカガミゴケ,翼部はキヌタゴケ属にちょっと似ている。
 小さいこと(茎は葉を含めて径1.5mm),葉に光沢があり葉先が一方向にゆるくカーブすることが印象的である。中肋は全くない。

 翼部の細胞が方形で,暗く明瞭な区画を作り,ハイゴケ属としてはかなり異質であろう。
 ミズナラ帯の陽当たりの良い岩上に着生していたが,葉が紫褐色に染まることや,光沢がかなり強いことの記載が図鑑類になく,気付くのに時間がかかった。「白っぽい緑・青白い」と言われると,初めての場合“違う!”と思い込んでしまう。本種のような変異が大きい種の場合,解説は変異の幅にも触れて欲しい。

---------------------------------
 満ち足らふ ことは美し 八重桜     富安風生
 八重桜 日輪すこし あつきかな     山口誓子
 八重桜 ぽってり午後の メランコリー  白根順子

コメント

丹後

close
  • 絵文字

利用規約および個人情報保護ページに同意のうえ投稿してください。

日記を書く

友人の最新日記

<2006年04月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

日記の使用状況

0.8MB/2000.0MB